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日経平均64,167.87-158NYダウ53,061.95+295ドル円158.81+0NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

昭和システムエンジニアリング

SHOWA SYSTEM ENGINEERING CORPORATION4752 · Standard · 情報・通信業

ソフトウェア開発とBPOの2軸で企業の業務システムと運用支援を手掛ける独立系IT企業。

概要

昭和システムエンジニアリングは1966年に株式会社昭和計算センターとして創業した情報サービス企業である。ソフトウエア開発事業とBPO事業の2セグメントを持ち、売上高の99%以上をソフトウエア開発が占める。2026年3月期の売上高は87億円、従業員489名。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、本社を東京都中央区に置く。

ソフトウエア開発事業が売上の99%を占める

ソフトウエア開発事業は、企業向けシステムインテグレーション、コンサルティング、設計・開発・保守を手掛ける。2026年3月期の売上高は86億5100万円で、全社売上の99.1%を占める。売上総利益は15億7600万円(前期比7.6%増)と堅調に推移している。同事業は基幹システムの刷新やDX投資の拡大を追い風に受注を伸ばしており、受注高は89億円超、受注残高は22億円に達する。

BPO事業は小規模だが安定的な収益源

BPO事業は金融機関向け事務代行、健康診断予約代行、スキャニングサービスなどを提供する。2026年3月期の売上高は7900万円(前期比5.9%増)と増収だが、売上総利益は1100万円(同8.7%減)と減益。同事業は全社売上の1%未満と小規模だが、案件獲得が増加しており、受注高は8300万円、受注残高は2200万円と前期を上回る。

日興システムソリューションズとBIPROGYが大口顧客

2026年3月期の販売実績において、日興システムソリューションズ(2026年4月に株式会社日本総合研究所に合併)が21.4%を占め、BIPROGY株式会社が11.2%を占める。この2社で売上の約3分の1を構成しており、特定顧客への依存度が高い。ただし、他の顧客にも多岐にわたる業種へ提案活動を行い、受注拡大を図っている。

人材確保とAI活用を経営の柱に据える

2025年4月から3カ年の中期経営計画「+transform into Values」を推進し、戦略的人材確保、既存ビジネスの拡大、DXビジネスの拡大、社内デジタル基盤の高度化を4本柱とする。特に人材不足に対応するため、新卒採用を大幅に増やし、全社員を対象としたAIリテラシー基礎研修やAI駆動開発実践研修を導入している。

業界の中での役割は企業向けITサービスおよび業務プロセスアウトソーシングのプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
87億円
営業利益
10億円
営業利益率
11.5%
純利益
8億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2021/3
事業売上構成比利益利益率
ソフトウエア開発事業59億円98.3%10億円16.9%
BPO事業1億円1.7%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01企業向けソフトウェア開発主力

企業のコンピュータシステム構築に際し、コンサルティングから設計・開発・保守までを一貫して提供。基盤領域を含む全領域に対応する総合的なSIサービスを展開。

主な製品・サービス3
システムインテグレーションサービス
要件定義から開発、運用まで一貫して行うシステム構築サービス。
ソフトウェア設計・開発
企業向けの基幹系・情報系システムのソフトウェアを設計・開発。
保守・運用サービス
開発したシステムの保守・運用をサポート。

02金融機関・医療機関等(BPO)準主力

金融機関向け事務代行、健康診断予約代行、スキャニングサービスなど、業種を問わず業務プロセスを請け負う。

主な製品・サービス3
金融機関事務代行
金融機関のバックオフィス業務を代行するサービス。
健康診断予約代行
健康診断の予約受付を代行するサービス。
スキャニングサービス
紙文書を電子化するスキャニング業務。

製品と技術

システムインテグレーションとコンサルティング

ソフトウエア開発事業の中核は、企業のコンピュータシステムに関するシステムインテグレーションとコンサルティングである。要件定義から設計、開発、保守まで一貫して対応。金融、製造、サービスなど多業種の顧客を持ち、特に日興システムソリューションズやBIPROGY向けの案件が売上の大きな部分を占める。基幹システムの刷新やDX推進プロジェクトを積極的に受注している。

BPOサービス:金融事務代行から健康診断予約まで

BPO事業では、金融機関向けの事務代行、健康診断予約代行、スキャニングサービスなどを提供。人手による業務支援が中心だが、デジタル技術を組み合わせた効率化も進めている。同事業の売上は全社の1%未満と小規模ながら、案件獲得は増加傾向にあり、受注高は8300万円に達した。

生成AIとクラウドへの技術シフト

2025年度の経営方針では、全社的な生成AIスキルの習得を重点テーマに掲げる。従来の選抜型「クラウドエンジニア育成」プログラムに加え、全社員向け「AIリテラシー基礎研修」と実践的な「AI駆動開発実践研修」を新設。これにより生産性向上と高付加価値サービスの提供を目指す。社内業務でも生成AIツールの活用を推進し、ペーパーレス化や業務効率化を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字が昭和システムエンジニアリング

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13652ディジタルメディアプロフェッショナル78億円
24440ヴィッツ77億円16.3倍
33981ビーグリー77億円10.4倍
49446サカイホールディングス76億円6.4倍
54012アクシス76億円10.2倍
64752昭和システムエンジニアリング75億円8.7倍
73750ADRバイオメディカルホールディングス75億円
84054日本情報クリエイト75億円12.6倍
94263サスメド74億円
103851日本一ソフトウェア74億円
114450パワーソリューションズ74億円26.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

1966年:データ入力・計算受託で創業

1966年4月、コンピュータの入力データ作成業務と計算業務の受託を目的として、株式会社昭和計算センターを東京都中央区日本橋茅場町に設立。当時はまだコンピュータが企業に普及し始めた時代であり、受託計算業務が主軸だった。設立後まもなく業容が拡大し、1968年には本社を千代田区岩本町へ移転した。

1970年代:汎用コンピュータ導入で計算センターとして成長

1969年に汎用コンピュータ「OUK 1040」を導入し本格的な計算センター業務に参入。その後、受託計算業務の増大とソフトウエア開発への進出に伴い、1973年に「OUK 1040」を増設、1976年には中型機「OUK 9400」を導入。1979年には2号機を増設し、同機種に業務を移行した。1980年には新世代機「UNIVAC 1100/60」を導入し、オンライン化にも対応した。

1986年:商号変更とソフトウエア開発への本格シフト

1986年4月、本格的な総合情報サービス企業を目指し、商号を株式会社昭和システムエンジニアリングに変更。1982年には日本ユニバック(現BIPROGY)と共同出資で昭和ソフトウエアエンジニアリング株式会社を設立し、ソフトウエア開発を拡大。1991年4月には同子会社を吸収合併し、開発力を一層強化した。同年8月には業容拡大に伴い本社を現在の中央区日本橋小伝馬町に移転。

1995年:システムインテグレータとして認定

1995年3月、通産省(現経済産業省)の「システムインテグレータ」登録企業となり、翌2001年には認定企業に昇格。これにより、大規模システムの一括受注が可能になった。1997年には一般労働者派遣事業の許可を取得し、人材派遣サービスにも進出。2002年にはISO9001認証を取得し、品質管理体制を整備した。

2000年〜2010年:株式市場への上場と市場区分の変遷

2000年4月に日本証券業協会に株式を店頭登録。2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場し、店頭登録を取消。2010年4月に大阪証券取引所JASDAQ市場に一本化され、同年10月の市場統合で同取引所JASDAQ(スタンダード)に。2013年7月の東京証券取引所への統合を経て、2022年4月の市場再編により東証スタンダード市場に上場している。

2016年以降:50周年を機に本社移転とDX推進

2016年7月、創立50周年を機に本社を同地区内で移転。以降、DX関連の需要拡大に対応するため、クラウドエンジニア育成や生成AI活用を推進。2025年からは中期経営計画「+transform into Values」を策定し、AIリテラシー研修の全社展開や採用ブランディング強化など、人材とデジタル技術の両面で変革を進めている。

年表28件を開く

1960年代

  • 1966年4月創業コンピュータの入力データ作成業務及びコンピュータによる計算業務の受託を目的として、株式会社昭和計算センターを東京都中央区日本橋茅場町に設立。
  • 1968年7月業容の拡大に伴い、本社を東京都千代田区岩本町に移転。
  • 1969年8月本格的な計算センター業務への参入のため、汎用コンピュータ「OUK 1040」を導入。

1970年代

  • 1973年9月受託計算業務の増大及びソフトウエア開発業務への参入のため、汎用コンピュータ「OUK1040」を増設。
  • 1976年11月受託計算業務の増大に伴い汎用中型コンピュータ「OUK 9400」1号機を設置。
  • 1979年4月汎用中型コンピュータ「OUK 9400」2号機を増設、受託計算業務及びソフトウエア開発業務の主力を「OUK 9400」に移行。

1980年代

  • 1980年4月受託計算業務のオンライン化及びソフトウエア開発業務拡大に伴い、新世代汎用コンピュータ「UNIVAC 1100/60」を導入。
  • 1982年9月創業日本ユニバック株式会社(現BIPROGY株式会社)向けの各種ソフトウエア開発を目的として、同社と共同出資により昭和ソフトウエアエンジニアリング株式会社を設立。
  • 1983年10月受託計算業務の高度化、多様化に伴い、漢字プリンター「TOREY 8500」を導入。
  • 1985年4月大阪支社を大阪市東区(現北区)に開設。
  • 1986年4月商号変更本格的な総合情報サービス企業を目指し、商号を株式会社昭和システムエンジニアリングに変更。
  • 1987年12月ソフトウエア開発業務の一層の拡大に伴い、汎用コンピュータ「HITAC-M240D」を導入。

1990年代

  • 1991年4月M&A昭和ソフトウエアエンジニアリング株式会社を合併。
  • 1991年8月業容の拡大に伴い、本社を東京都中央区日本橋小伝馬町に移転。
  • 1993年5月受託計算業務の拡大に伴い、汎用コンピュータ「UNISYS-2200/120」を導入、その他受託計算業務用設備を更新。
  • 1995年3月通産省(現経済産業省)「システムインテグレータ」登録企業となる。
  • 1997年10月労働省(現厚生労働省)「一般労働者派遣事業」の事業許可を受ける。

2000年代

  • 2000年4月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 2001年3月通産省(現経済産業省)「システムインテグレータ」認定企業となる。
  • 2002年9月「ISO9001認証」を取得。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年7月財団法人日本情報処理開発協会「プライバシーマーク」付与認定事業者となる。
  • 2006年10月ITスキルスタンダード(ITSS)を全社的に導入。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。
  • 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2013年7月上場東京証券取引所への現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2016年7月創業業容の拡大に伴い、創立50周年を機に、本社を同「東京都中央区日本橋小伝馬町」に移転。

2020年代

  • 2022年4月上場東京証券取引所の市場区分再編に伴い、東京証券取引所(スタンダード市場)に株式を上場。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    戦略的人材確保

    優秀なIT人材の獲得競争激化に対応し、採用ブランディング強化(採用サイトリニューアル、オンライン・オフラインイベント)を通じて、将来を担う人材を積極的に獲得する。

  2. 02

    既存ビジネス領域の維持・拡大

    長年のナレッジ・技術力・顧客基盤を活用し、生成AI等の先端技術を取り入れ質の高いサービスを提供。パートナー強化室が主導する戦略的連携でエコシステムを拡充し事業規模拡大を図る。

  3. 03

    DXビジネス領域の維持・拡大

    全社的な生成AIスキル習得を重点テーマに、全社員向けAIリテラシー基礎研修と選抜型AI駆動開発実践研修を新設。組織全体のAI活用能力を底上げし高付加価値サービスを提供する。

  4. 04

    社内業務基盤におけるデジタル技術の拡大

    生成AIツールのさらなる活用・定着、社内外業務のペーパーレス化、導入ツールの評価・見直しを継続し、迅速な意思決定と生産性向上を支える社内基盤を高度化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で489人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は602万円で、9期前と比べて+11.3%平均年齢は38.5歳、平均勤続年数は15.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月427
2018年3月427
2019年3月54137.414.5431
2020年3月54737.914.9431
2021年3月55138.215.1435
2022年3月56138.215.2451
2023年3月55837.214.3450
2024年3月57938.215.4455
2025年3月60038.715.5474190
2026年3月60238.515.4489204

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
社宅用地 — 東京都目黒区336百万円
経営管理本部
社宅 — 東京都目黒区113百万円
経営管理本部
本社 — 東京都中央区28百万円
経営管理本部 ソフトウエア開発事業 BPO事業
大阪支社 — 大阪市北区2百万円
ソフトウエア開発事業

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は87億円営業利益10億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.8%、利益が+11.1%。

売上高
+4.8%
87億円
営業利益
+11.1%
10億円
純利益
+14.3%
8億円
営業利益率
11.5%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高90億円87億円
営業利益11億円10億円
純利益7億円8億円
1株あたり配当¥61¥61

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は23億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+21.1%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q191
2024年1Q19315.82
2024年2Q21314.32
2024年3Q20210.01
2024年4Q202
2025年2Q40512.54
2025年4Q4349.33
2026年2Q42614.34
2026年4Q4548.94
2027年1Q23313.02

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は44億円から87億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は11.5%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所への現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
2013年3月4421
2014年3月5232
2015年3月5842
業容の拡大に伴い、創立50周年を機に、本社を同「東京都中央区日本橋小伝馬町」に移転。
2016年3月6742
2017年3月6143
2018年3月6153
2019年3月6253
2020年3月6253
2021年3月6053
東京証券取引所の市場区分再編に伴い、東京証券取引所(スタンダード市場)に株式を上場。
2022年3月6564
2023年3月7185
2024年3月8097
2025年3月8391010.87
2026年3月87101011.58

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高87億円のうち、営業利益として残るのは10億円11.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の9.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.6%71億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.9%6億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.5%10億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
18.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.1pt
11.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.6pt
9.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.6pt
13.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
23.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが8億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は45億円で、売上の6.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月100114
2014年3月3−1−1216
2015年3月50−1520
2016年3月3−4−1−118
2017年3月40−1421
2018年3月40−2423
2019年3月40−1426
2020年3月40−1429
2021年3月30−1330
2022年3月60−2634
2023年3月5−1−1437
2024年3月80−2842
2025年3月6−3−3342
2026年3月8−3−2545

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は94億円。このうち返さなくてよい自己資本が59億円で、自己資本比率は63.0%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月43232052.1
2014年3月46232350.0
2015年3月51252648.9
2016年3月53262749.3
2017年3月56292750.6
2018年3月58302851.4
2019年3月61322952.3
2020年3月65343153.0
2021年3月68373154.9
2022年3月72403255.6
2023年3月77443357.5
2024年3月83493459.5
2025年3月87533361.6
2026年3月94593563.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
64億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
50億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
35億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
93
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率23 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中106位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中407位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.7%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.5%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.0%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.8%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,566で、1年前と比べて+3.6%過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。

¥1,566-0.6%1ヶ月+3.6%1年+3.6%時価総額75億円
過去52週の値幅
安値¥1,455高値¥1,868

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.7倍
PER (会社予想)9.3倍
PBR1.14倍
配当利回り3.90%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価1518円。前日比-2.6%と急落。1ヶ月では+1.5%の上昇も、25日線(1520円)をわずかに下回る。52週高値1868円からは-19%の水準。出来高は7/2に6400株と急増後、低水準。週足では上値の重い展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 8.45倍は業界平均29.65倍を大きく下回り、PBR 1.10倍も平均3.44倍を下回る。ROE 13.7%と収益性は高いが、配当利回り0%と無配であり配当期待は低い。割安だが増収増益基調で業績改善が進む。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.7倍47.9倍
PER (予想)9.3倍
PBR1.14倍2.96倍
ROE13.7%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

収益性が高く成長も続く中小システム会社。強気派は安定した受注と利益率の高さを評価。弱気派は規模が小さく大型案件への依存リスクや競争激化による収益悪化を懸念。

プラスに働く材料3
  • 高収益体質

    営業利益率10%超を維持し、ROE13.7%と効率的。

  • 堅調な成長

    売上高が毎期増加し、26/3期も増収予想。

  • 財務健全性

    自己資本比率が高く、負債も少ない。

マイナスに働く材料3
  • 小規模ゆえのリスク

    売上80億円程度で、大口案件の失注が業績に響く。

  • 競争激化

    システム開発市場は競争が激しく、価格競争に巻き込まれる可能性。

  • 成長鈍化の兆し

    過去の成長率が鈍化傾向にあり、26/3期の増収率は約5%。

次の決算で確かめる点
受注高
将来の収益の先行指標となる。
営業利益率
高収益体制が維持できているか確認。
従業員数
人的リソースの増減が成長力に直結。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり61で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは3.90%。増配か配当維持が6年続いている。

年間配当
¥61
1株あたり
配当利回り
3.90%
いまの株価に対して
配当性向
36.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
6年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1524.4
2018年3月2460.033.1
2019年3月240.032.8
2020年3月240.030.9
2021年3月2920.837.1
2022年3月3210.333.7
2023年3月4025.033.2
2024年3月5025.033.1
2025年3月5510.033.3
2026年3月6620.036.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥61

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,973人。区分でいちばん多いのは個人・その他77.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が19.8%を占め、残る80.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他76.478.376.976.579.477.0
事業法人13.613.914.912.712.715.5
自己株式8.09.09.09.911.011.0
金融機関5.44.24.24.24.24.2
外国法人2.61.71.73.52.62.2
証券会社1.91.92.23.11.11.0
外国人個人0.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01尾崎 裕一21.20
02有限会社オーエム商事7.69
03古殿 恭子6.32
04株式会社愛媛銀行3.74
05昭和システムエンジニアリング 従業員持株会3.47
06BIPROGY株式会社3.12
07山口 勝彦2.60
08光通信KK投資事業有限責任組合2.24
09戸堀 淳子2.08
10山口 岳彦2.00

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+843%、1株純資産は14期で+194%。直近期のROEは13.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月194694.115.952.5
2014年3月374987.622.332.4
2015年3月395377.514.930.8
2016年3月425667.610.740.6
2017年3月6161310.49.524.4
2018年3月7267711.010.833.1
2019年3月7372710.49.732.8
2020年3月7877810.37.930.9
2021年3月788399.79.937.1
2022年3月9591810.97.733.7
2023年3月1201,00912.57.933.2
2024年3月1511,13814.19.133.1
2025年3月1651,24813.98.333.3
2026年3月1801,37913.79.036.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額141百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
尾崎裕一代表取締役社長6710,199
有坂洋文代表取締役副社長 証券ビジネス管掌63
関口雅博専務取締役 ソリューションサービス事業本部長64515
宮本智之常務取締役 経営管理本部長6797
川合雅浩取締役 ソリューションサービス事業本部証券ビジネス担当64204
小口修一郎取締役 ソリューションサービス事業本部ビジネスイノベーション室長兼大阪支社長兼第一統括部管掌65133
高橋修取締役 経営管理本部戦略推進室長6251
山田竜郎取締役 ソリューションサービス事業本部第二統括部長62
榮哲男取締役76
今村哲也取締役63
立花昌幸常勤監査役69620
西牧良悦監査役80
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
野口英明監査役71
清水亮一74

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)8922511715
監査役213137
社外取締役411113

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容224字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は次の2つのセグメントを主たる事業としております。 (1) ソフトウエア開発事業 企業のコンピュータシステムに係るシステムインテグレーション、コンサルティング、ソフトウエアの設計・開発・保守など、基盤領域を含むソフトウエア開発の全領域に対応した総合的なサービスを行っております。 (2) BPO事業 金融機関向け事務代行、健康診断予約代行、スキャニングサービスなど、業種を問わず様々な業務支援を行っております。 事業系統図
経営方針・対処すべき課題2,053字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は「顧客満足度向上の追究」、「魅力ある人間の育成」、「社会への貢献」を経営理念として掲げ事業を展開してまいりました。 今後もこの経営理念を踏まえ、長年にわたって培ってきたナレッジを基に、最適かつ高度なITソリューションを提供するKnowledge Integratorとして、ITを通じて顧客と社会のインフラを支えていくことを経営の基本方針としていく所存でございます。 不断の努力を積み重ね、次世代を見据えた高度なIT人材を育成し拡大することを経営の柱とし、企業の存在価値を高めていくことが、社会に対する使命を果たすことにつながると考えております。 (2) 経営環境及び経営戦略 次期のわが国経済は、実質賃金の向上を背景に個人消費の持ち直しや企業の設備投資が景気を主導し緩やかな回復が続くことが期待されます。しかしながら一方で、米国の通商政策の動向や円安の物価への影響、日中関係や中東情勢などの外的リスクが景気を下押しする懸念もあり先行きは不透明な状況です。 当社が属する情報サービス産業は、AIの社会実装の本格化も踏まえたDXの進展と基幹システムの刷新が加速し、活発な投資環境による堅調な市場拡大が続くことが見込まれます。 一方でこれを支える高度IT人材の不足が引き続き大きな課題となっており、人材の育成と確保が幅広く求められています。 このような環境下、当社は2025年4月からの3か年を対象とした新たな中期経営計画「+transform into Values」を推進しており、2年目にあたる次期も①戦略的人材確保、②既存ビジネス領域の維持・拡大、③DXビジネス領域の維持・拡大、④社内業務基盤におけるデジタル技術の拡大の4つの基本方針に基づき、企業価値の更なる向上に努めてまいります。特に重要な経営資源である人材の強化に向けては積極的な投資を継続し、新卒採用の拡大維持とDX対応強化を目指した高度人材育成の取り組みを進めます。併せてビジネスパートナーとの連携も拡充し、ビジネスの既存領域とDX領域で顧客への最適な提案を行うことで事業の拡大を図ってまいります。 (3) 対処すべき課題 当社は、2025年に中期経営計画「+ transform into Values」を策定いたしました。2019年策定の中期経営計画「+ transform」から積み上げてきた成果を持続的な価値や意味あるものに変革し、バイモーダルなDXカンパニーの実現を目指すべく、次の4つの課題に重点的に取り組んでまいります。 ① 戦略的人材確保 少子高齢化の進行と産業界全体におけるIT人材の獲得競争激化を背景に、優秀な人材の確保は業界全体の喫緊の課題です。当社においては、持続的なビジネス成長を支える人材の確保を最重要課題として位置付け、採用ブランディングの強化を目的とした採用サイトのリニューアルに加え、オンライン・オフライン双方を活用したイベント等を開催し、積極的な採用活動を展開しております。今後も当社の技術力や社風・成長機会を積極的に発信し、将来を担う優秀な人材の獲得に努めてまいります。 ② 既存ビジネス領域の維持・拡大 「バイモーダルなDXカンパニー」の実現においては、既存ビジネス領域の維持・拡大が不可欠です。当社がこれまで長年にわたり培ってきたナレッジ・技術力・顧客基盤を最大限に活用しながら、生成AIをはじめとする先端技術を積極的に取り入れることで、質の高いサービスの提供と顧客の課題解決への貢献を推進してまいります。 あわせて、パートナー強化室が主導するビジネスパートナー各社との戦略的連携を深化させ、エコシステムの拡充による事業規模の拡大を図ってまいります。 ③ DXビジネス領域の維持・拡大 DXビジネスの持続的な拡大に向けては、従来より推進してまいりましたDX人材育成施策を一層強化してまいります。当期においては「全社的な生成AIスキルの習得」を重点テーマとして掲げ、従来からの選抜型「クラウドエンジニア育成」プログラムに加え、全社員を対象とした「AIリテラシー基礎研修」と、実務即応力の獲得を目的とした選抜型「AI駆動開発実践研修」に新たに取組みます。組織全体のAI活用能力を底上げすることで、生産性および品質の高い開発体制を確立するとともに、高付加価値なサービスの提供を進めてまいります。 ④ 社内業務基盤におけるデジタル技術の拡大 変化の激しい事業環境において、迅速な意思決定と生産性向上を支える社内基盤の高度化は不可欠です。すでに社内管理業務において成果を上げている生成AIツールのさらなる活用・定着に向けた施策を展開するとともに、社内業務および対外業務のペーパーレス化や導入ツールの評価・見直しを継続してまいります。
事業等のリスク1,398字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、これら文中に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 事業環境の変化 顧客企業のIT投資動向が大きく変化した場合や、同業者間の価格競争が当社予想を大幅に超える水準で推移した場合には、当社業績に影響する可能性があります。 当リスクに対しては、顧客動向をいち早くキャッチし速やかに対策するために、顧客の経営層をはじめとするキーパーソンとの情報共有をさらに推し進めてまいります。 また業界動向および同業他社の動向に注視しつつ、当社が持つナレッジに磨きをかけて顧客のさらなる期待に応えてまいります。 (2) 主要顧客のM&A等による経営体制、方針の変更 主要顧客のIT投資はその経営方針等に直結しており、M&A等による経営方針等の変化によっては、投資優先度や発注先選定基準等が激変し、当社業績に影響する可能性があります。 当リスクに対しては、主要顧客との情報共有に努めるとともに、取引先が過度に集中することなくバランスを意識した事業展開を進めてまいります。 (3) 請負開発における契約不適合責任 納品した成果物において、当社責に帰する不具合が発見され1年以内に通知を受けた場合、その追完請求、損害賠償請求、代金減額請求、契約解除を受けることにより、当社業績に影響する可能性があります。 当社では有識者による専任グループをもってプロジェクトを支援し、かねてより、有識者で構成する専任グループによるプロジェクトレビューを、請負開発全プロジェクトを対象に、品質、財務を含め総合的な支援と評価を実施しており、当リスクへの対策としております。 このプロジェクトレビューにて、各プロジェクトの課題や問題点を早期に発見し、改善を指示することにより、当該事象の発生を未然に防止しております。 今後もこの取り組みを推し進め、品質の高いシステムの提供に努めてまいります。 (4) 個人情報の漏洩事故 当社自らは個人情報の収集はしてはおりませんが、顧客から委託された個人情報等の漏洩、毀損事故が発生すれば、当社業績に影響する可能性があります。 当社は2005年のプライバシーマーク取得をはじめとし、継続して個人情報保護に取り組んでおります。 最新の法令・事例に基づいた社員教育と理解度を測る確認テストを定期的に行うことで、社員一人ひとりが個人情報保護の重要性を十分に理解し、適切に取り扱えるよう、この取り組みを推し進めてまいります。 (5) 災害発生等による損失 地震、火災、水害、テロ、コンピュータウィルス感染等による災害が発生した場合、当社は被害を最小限に抑えるための対策は講じておりますが、そのレベルによっては業務の全部または一部が停止し、当社業績に影響する可能性があります。 当社は東京本社および大阪支社、また複数のサテライトオフィスのいずれも、セキュリティや耐震性に優れたオフィスビルに入居しておりますが、万が一、一つの拠点での業務遂行ができなくなった場合、他の拠点で業務を継続できるようなBCP対策を策定しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,277字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、賃上げと企業収益の改善を背景に内需主導の緩やかな回復基調を維持しました。しかしながら、米国の通商政策の影響や物価高、地政学的なリスクや金融資本市場の動向など、先行きは不透明な状況で推移いたしました。 当社が属する情報サービス産業においては、生成AIやクラウドなどDX分野を中心に新たな投資が拡大するとともに多くの企業が基幹システムの刷新を進め、IT需要は堅調に推移してきました。その一方でシステムエンジニアの不足が常態化しており、IT人材の育成が急務となっております。 このような環境下、当社は2025年4月から新たな中期経営計画「+transform into Values」をスタートし、①戦略的人材確保、②既存ビジネス領域の維持・拡大、③DXビジネス領域の維持・拡大、④社内業務基盤におけるデジタル技術の拡大の4つの基本方針に基づき、更なる企業価値の向上に努めてまいりました。 ・戦略的人材確保においては、従業員エンゲージメント強化に向けて待遇面の向上を図るとともに積極的な採用活動を幅広く展開し、新卒採用者の人数を大幅に増やしました。 ・既存ビジネス領域の維持・拡大については、主要顧客の重点投資領域に沿って積極的な提案活動を行い、多岐にわたる業種で受注拡大を図りました。 ・DXビジネス領域の維持・拡大については、AIやデータサイエンス、クラウドなどの分野で人材育成の強化を進め、DX関連のプロジェクトの受注増加に繋げました。 ・社内業務基盤におけるデジタル技術の拡大については、AIなどの新しい技術で積極的な社内活用トライアルを行い、業務の効率化と生産性の向上を進めました。 この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a. 財政状態 当事業年度末の資産合計は、前事業年度に比べ695百万円増加し、9,372百万円となりました。 当事業年度末の負債合計は、前事業年度に比べ133百万円増加し、3,467百万円となりました。 当事業年度末の純資産合計は、前事業年度に比べ562百万円増加し、5,904百万円となりました。 b. 経営成績 当事業年度の経営成績は、売上高8,730百万円(前期比5.0%増)、営業利益1,024百万円(前期比8.0%増)、経常利益1,048百万円(前期比8.9%増)、当期純利益768百万円(前期比7.7%増)となりました。 なお当事業年度におけるセグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (a) ソフトウエア開発事業 ソフトウエア開発事業は、市場および顧客の動向を睨んだ提案活動を実施し、人材の育成・確保および生産性の向上に努めた結果、売上高8,651百万円(前期比5.0%増)、売上総利益1,576百万円(前期比7.6%増)となりました。 (b) BPO事業 BPO事業は、案件獲得が増加したことにより売上は増加しましたが、利益面は前期を下回った結果、売上高79百万円(前期比5.9%増)、売上総利益11百万円(前期比8.7%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ298百万円増加し、当事業年度末には4,478百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は797百万円(前年同期は624百万円の獲得)となりました。 収入の主な要因は税引前当期純利益1,078百万円、仕入債務の増加61百万円、賞与引当金の増加32百万円であり、支出の主な要因は売上債権の増加79百万円、法人税等の支払268百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は263百万円(前年同期は340百万円の使用)となりました。 収入の主な要因は定期預金の払戻による収入1,600百万円、投資有価証券の売却による収入38百万円であり、支出の主な要因は定期預金の預入による支出1,900百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は235百万円(前年同期は288百万円の使用)となりました。 支出の主な要因は配当金の支払235百万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当事業年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) ソフトウエア開発事業   8,651,300   105.0% BPO事業   79,559   105.9% 合計   8,730,859   105.0% (注)金額は販売価格で表示しております。 b. 受注実績 当事業年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) ソフトウエア開発事業   8,907,033   107.4%   2,294,098   112.5% BPO事業   83,407   113.1%   22,561   120.6% 合計   8,990,440   107.5%   2,316,660   112.6% (注)金額は販売価格で表示しております。 c. 販売実績 当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) ソフトウエア開発事業   8,651,300   105.0% BPO事業   79,559   105.9% 合計   8,730,859   105.0% (注)最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度   当事業年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 日興システムソリューションズ株式会社   1,999,992   24.0   1,868,192   21.4 BIPROGY株式会社   961,859   11.6   979,309   11.2 (注)1.総販売実績に対する割合が10%以上のものについて記載しております。 2.グループ内再編に伴い日興システムソリューションズ株式会社は、2026年4月1日付で株式会社日本総合研究所を存続会社とする合併を行っております。なお、当該売上高は合併前の内容を記載しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を合理的な基準に基づいて実施しておりますが、前提条件やその後の環境等に変化がある場合には、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 a. 繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産の回収可能性の評価については、「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針(企業会計基準適用指針第26号)」に従い、将来における一時差異の解消見込みが明確でないと判断された将来減算一時差異に係る繰延税金資産については、回収可能性がないと判断し、評価性引当額を設定しております。 当該見積りについて、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌事業年度以降の財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。 b. 退職給付債務及び退職給付費用 退職給付債務及び退職給付費用は、主に数理計算で設定される退職給付債務の割引率に基づいて計算しております。割引率は、従業員の退職給付の金額で加重した平均期間に対応する期間の安全性の高い長期債利回りを参考に決定しております。割引率の変動は、将来の退職給付費用に影響を与える可能性があります。 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 財政状態の分析 (流動資産) 当事業年度末の流動資産の残高は7,444百万円(前事業年度末比682百万円増加)となりました。主な要因は現金及び預金が598百万円、売掛金が79百万円増加したことによるものであります。 (固定資産) 当事業年度末の固定資産の残高は1,927百万円(同13百万円増加)となりました。主な要因はソフトウエアが11百万円、建物が4百万円、投資その他の資産に含めた保険積立金が6百万円減少したものの、投資有価証券の期末評価額が33百万円増加したことによるものであります。 その結果、当事業年度末の資産合計は9,372百万円(同695百万円増加)となりました。 (流動負債) 当事業年度末の流動負債の残高は1,423百万円(同157百万円増加)となりました。主な要因は買掛金が61百万円、未払法人税等が56百万円、賞与引当金が32百万円増加したことによるものであります。 (固定負債) 当事業年度末の固定負債の残高は2,043百万円(同24百万円減少)となりました。主な要因は退職給付引当金が22百万円減少したことによるものであります。 その結果、当事業年度末の負債合計は3,467百万円(同133百万円増加)となりました。 (純資産) 当事業年度末の純資産合計は5,904百万円(同562百万円増加)となりました。主な要因は配当金の支払235百万円による繰越利益剰余金の減少があったものの、当期純利益768百万円の計上による繰越利益剰余金の増加及びその他有価証券評価差額金29百万円の増加によるものであります。 b. 経営成績の分析 (売上高・売上総利益) 当事業年度は、中期経営計画「+transform into Values」で掲げた重点施策を着実に実施した結果、売上高は前期比5.0%増の8,730百万円、売上総利益は前期比7.4%増の1,588百万円となりました。 (販売費及び一般管理費・営業利益) 当事業年度における販売費及び一般管理費は563百万円の費消となり、前事業年度に比べ33百万円の増加となりました。 この結果、営業利益は前事業年度に比べ76百万円増加(8.0%増)の1,024百万円となりました。 (営業外損益と経常利益) 当事業年度における営業外損益は純額23百万円の利益となり、前事業年度に比べ9百万円の増加となりました。 この結果、経常利益は前事業年度に比べ85百万円増加(8.9%増)の1,048百万円となりました。 (特別損益と税引前当期純利益) 当事業年度の特別損益は、前事業年度に比べ30百万円の増加となりました。これは当事業年度において投資有価証券の売却益30百万円があったことによります。 この結果、税引前当期純利益は前事業年度に比べ115百万円増加(12.0%増)の1,078百万円となりました。 (税金費用と当期純利益) 当事業年度の法人税等調整額を含めた税金費用は309百万円となりました。 この結果、当期純利益は前事業年度に比べ54百万円増加(7.7%増)の768百万円となりました。 c. キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 d. 資本の財源及び資金の流動性 当社の営業活動に伴う費用及び一般管理費等の運転資金及び設備資金などの当社の会社経営上必要な資金につきましては、企業活動によって獲得した資金または借入による資金調達によって賄っております。 なお、当事業年度末における現金及び預金残高は前事業年度末比598百万円増の6,378百万円となりました。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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