概要
昭和システムエンジニアリングは1966年に株式会社昭和計算センターとして創業した情報サービス企業である。ソフトウエア開発事業とBPO事業の2セグメントを持ち、売上高の99%以上をソフトウエア開発が占める。2026年3月期の売上高は87億円、従業員489名。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、本社を東京都中央区に置く。
ソフトウエア開発事業が売上の99%を占める
ソフトウエア開発事業は、企業向けシステムインテグレーション、コンサルティング、設計・開発・保守を手掛ける。2026年3月期の売上高は86億5100万円で、全社売上の99.1%を占める。売上総利益は15億7600万円(前期比7.6%増)と堅調に推移している。同事業は基幹システムの刷新やDX投資の拡大を追い風に受注を伸ばしており、受注高は89億円超、受注残高は22億円に達する。
BPO事業は小規模だが安定的な収益源
BPO事業は金融機関向け事務代行、健康診断予約代行、スキャニングサービスなどを提供する。2026年3月期の売上高は7900万円(前期比5.9%増)と増収だが、売上総利益は1100万円(同8.7%減)と減益。同事業は全社売上の1%未満と小規模だが、案件獲得が増加しており、受注高は8300万円、受注残高は2200万円と前期を上回る。
日興システムソリューションズとBIPROGYが大口顧客
2026年3月期の販売実績において、日興システムソリューションズ(2026年4月に株式会社日本総合研究所に合併)が21.4%を占め、BIPROGY株式会社が11.2%を占める。この2社で売上の約3分の1を構成しており、特定顧客への依存度が高い。ただし、他の顧客にも多岐にわたる業種へ提案活動を行い、受注拡大を図っている。
人材確保とAI活用を経営の柱に据える
2025年4月から3カ年の中期経営計画「+transform into Values」を推進し、戦略的人材確保、既存ビジネスの拡大、DXビジネスの拡大、社内デジタル基盤の高度化を4本柱とする。特に人材不足に対応するため、新卒採用を大幅に増やし、全社員を対象としたAIリテラシー基礎研修やAI駆動開発実践研修を導入している。
業界の中での役割は企業向けITサービスおよび業務プロセスアウトソーシングのプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2021/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ソフトウエア開発事業 | 59億円 | 98.3% | 10億円 | 16.9% |
| BPO事業 | 1億円 | 1.7% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01企業向けソフトウェア開発主力
企業のコンピュータシステム構築に際し、コンサルティングから設計・開発・保守までを一貫して提供。基盤領域を含む全領域に対応する総合的なSIサービスを展開。
- システムインテグレーションサービス
- 要件定義から開発、運用まで一貫して行うシステム構築サービス。
- ソフトウェア設計・開発
- 企業向けの基幹系・情報系システムのソフトウェアを設計・開発。
- 保守・運用サービス
- 開発したシステムの保守・運用をサポート。
02金融機関・医療機関等(BPO)準主力
金融機関向け事務代行、健康診断予約代行、スキャニングサービスなど、業種を問わず業務プロセスを請け負う。
- 金融機関事務代行
- 金融機関のバックオフィス業務を代行するサービス。
- 健康診断予約代行
- 健康診断の予約受付を代行するサービス。
- スキャニングサービス
- 紙文書を電子化するスキャニング業務。
製品と技術
システムインテグレーションとコンサルティング
ソフトウエア開発事業の中核は、企業のコンピュータシステムに関するシステムインテグレーションとコンサルティングである。要件定義から設計、開発、保守まで一貫して対応。金融、製造、サービスなど多業種の顧客を持ち、特に日興システムソリューションズやBIPROGY向けの案件が売上の大きな部分を占める。基幹システムの刷新やDX推進プロジェクトを積極的に受注している。
BPOサービス:金融事務代行から健康診断予約まで
BPO事業では、金融機関向けの事務代行、健康診断予約代行、スキャニングサービスなどを提供。人手による業務支援が中心だが、デジタル技術を組み合わせた効率化も進めている。同事業の売上は全社の1%未満と小規模ながら、案件獲得は増加傾向にあり、受注高は8300万円に達した。
生成AIとクラウドへの技術シフト
2025年度の経営方針では、全社的な生成AIスキルの習得を重点テーマに掲げる。従来の選抜型「クラウドエンジニア育成」プログラムに加え、全社員向け「AIリテラシー基礎研修」と実践的な「AI駆動開発実践研修」を新設。これにより生産性向上と高付加価値サービスの提供を目指す。社内業務でも生成AIツールの活用を推進し、ペーパーレス化や業務効率化を図っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字が昭和システムエンジニアリング
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3652ディジタルメディアプロフェッショナル | 78億円 | — |
| 2 | 4440ヴィッツ | 77億円 | 16.3倍 |
| 3 | 3981ビーグリー | 77億円 | 10.4倍 |
| 4 | 9446サカイホールディングス | 76億円 | 6.4倍 |
| 5 | 4012アクシス | 76億円 | 10.2倍 |
| 6 | 4752昭和システムエンジニアリング | 75億円 | 8.7倍 |
| 7 | 3750ADRバイオメディカルホールディングス | 75億円 | — |
| 8 | 4054日本情報クリエイト | 75億円 | 12.6倍 |
| 9 | 4263サスメド | 74億円 | — |
| 10 | 3851日本一ソフトウェア | 74億円 | — |
| 11 | 4450パワーソリューションズ | 74億円 | 26.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 28件
1966年:データ入力・計算受託で創業
1966年4月、コンピュータの入力データ作成業務と計算業務の受託を目的として、株式会社昭和計算センターを東京都中央区日本橋茅場町に設立。当時はまだコンピュータが企業に普及し始めた時代であり、受託計算業務が主軸だった。設立後まもなく業容が拡大し、1968年には本社を千代田区岩本町へ移転した。
1970年代:汎用コンピュータ導入で計算センターとして成長
1969年に汎用コンピュータ「OUK 1040」を導入し本格的な計算センター業務に参入。その後、受託計算業務の増大とソフトウエア開発への進出に伴い、1973年に「OUK 1040」を増設、1976年には中型機「OUK 9400」を導入。1979年には2号機を増設し、同機種に業務を移行した。1980年には新世代機「UNIVAC 1100/60」を導入し、オンライン化にも対応した。
1986年:商号変更とソフトウエア開発への本格シフト
1986年4月、本格的な総合情報サービス企業を目指し、商号を株式会社昭和システムエンジニアリングに変更。1982年には日本ユニバック(現BIPROGY)と共同出資で昭和ソフトウエアエンジニアリング株式会社を設立し、ソフトウエア開発を拡大。1991年4月には同子会社を吸収合併し、開発力を一層強化した。同年8月には業容拡大に伴い本社を現在の中央区日本橋小伝馬町に移転。
1995年:システムインテグレータとして認定
1995年3月、通産省(現経済産業省)の「システムインテグレータ」登録企業となり、翌2001年には認定企業に昇格。これにより、大規模システムの一括受注が可能になった。1997年には一般労働者派遣事業の許可を取得し、人材派遣サービスにも進出。2002年にはISO9001認証を取得し、品質管理体制を整備した。
2000年〜2010年:株式市場への上場と市場区分の変遷
2000年4月に日本証券業協会に株式を店頭登録。2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場し、店頭登録を取消。2010年4月に大阪証券取引所JASDAQ市場に一本化され、同年10月の市場統合で同取引所JASDAQ(スタンダード)に。2013年7月の東京証券取引所への統合を経て、2022年4月の市場再編により東証スタンダード市場に上場している。
2016年以降:50周年を機に本社移転とDX推進
2016年7月、創立50周年を機に本社を同地区内で移転。以降、DX関連の需要拡大に対応するため、クラウドエンジニア育成や生成AI活用を推進。2025年からは中期経営計画「+transform into Values」を策定し、AIリテラシー研修の全社展開や採用ブランディング強化など、人材とデジタル技術の両面で変革を進めている。
年表28件を開く
1960年代
- 1966年4月創業コンピュータの入力データ作成業務及びコンピュータによる計算業務の受託を目的として、株式会社昭和計算センターを東京都中央区日本橋茅場町に設立。
- 1968年7月業容の拡大に伴い、本社を東京都千代田区岩本町に移転。
- 1969年8月本格的な計算センター業務への参入のため、汎用コンピュータ「OUK 1040」を導入。
1970年代
- 1973年9月受託計算業務の増大及びソフトウエア開発業務への参入のため、汎用コンピュータ「OUK1040」を増設。
- 1976年11月受託計算業務の増大に伴い汎用中型コンピュータ「OUK 9400」1号機を設置。
- 1979年4月汎用中型コンピュータ「OUK 9400」2号機を増設、受託計算業務及びソフトウエア開発業務の主力を「OUK 9400」に移行。
1980年代
- 1980年4月受託計算業務のオンライン化及びソフトウエア開発業務拡大に伴い、新世代汎用コンピュータ「UNIVAC 1100/60」を導入。
- 1982年9月創業日本ユニバック株式会社(現BIPROGY株式会社)向けの各種ソフトウエア開発を目的として、同社と共同出資により昭和ソフトウエアエンジニアリング株式会社を設立。
- 1983年10月受託計算業務の高度化、多様化に伴い、漢字プリンター「TOREY 8500」を導入。
- 1985年4月大阪支社を大阪市東区(現北区)に開設。
- 1986年4月商号変更本格的な総合情報サービス企業を目指し、商号を株式会社昭和システムエンジニアリングに変更。
- 1987年12月ソフトウエア開発業務の一層の拡大に伴い、汎用コンピュータ「HITAC-M240D」を導入。
1990年代
- 1991年4月M&A昭和ソフトウエアエンジニアリング株式会社を合併。
- 1991年8月業容の拡大に伴い、本社を東京都中央区日本橋小伝馬町に移転。
- 1993年5月受託計算業務の拡大に伴い、汎用コンピュータ「UNISYS-2200/120」を導入、その他受託計算業務用設備を更新。
- 1995年3月通産省(現経済産業省)「システムインテグレータ」登録企業となる。
- 1997年10月労働省(現厚生労働省)「一般労働者派遣事業」の事業許可を受ける。
2000年代
- 2000年4月日本証券業協会に株式を店頭登録。
- 2001年3月通産省(現経済産業省)「システムインテグレータ」認定企業となる。
- 2002年9月「ISO9001認証」を取得。
- 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
- 2005年7月財団法人日本情報処理開発協会「プライバシーマーク」付与認定事業者となる。
- 2006年10月ITスキルスタンダード(ITSS)を全社的に導入。
2010年代
- 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。
- 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
- 2013年7月上場東京証券取引所への現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
- 2016年7月創業業容の拡大に伴い、創立50周年を機に、本社を同「東京都中央区日本橋小伝馬町」に移転。
2020年代
- 2022年4月上場東京証券取引所の市場区分再編に伴い、東京証券取引所(スタンダード市場)に株式を上場。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
戦略的人材確保
優秀なIT人材の獲得競争激化に対応し、採用ブランディング強化(採用サイトリニューアル、オンライン・オフラインイベント)を通じて、将来を担う人材を積極的に獲得する。
- 02
既存ビジネス領域の維持・拡大
長年のナレッジ・技術力・顧客基盤を活用し、生成AI等の先端技術を取り入れ質の高いサービスを提供。パートナー強化室が主導する戦略的連携でエコシステムを拡充し事業規模拡大を図る。
- 03
DXビジネス領域の維持・拡大
全社的な生成AIスキル習得を重点テーマに、全社員向けAIリテラシー基礎研修と選抜型AI駆動開発実践研修を新設。組織全体のAI活用能力を底上げし高付加価値サービスを提供する。
- 04
社内業務基盤におけるデジタル技術の拡大
生成AIツールのさらなる活用・定着、社内外業務のペーパーレス化、導入ツールの評価・見直しを継続し、迅速な意思決定と生産性向上を支える社内基盤を高度化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で489人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は602万円で、9期前と比べて+11.3%。平均年齢は38.5歳、平均勤続年数は15.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 427 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 427 | — |
| 2019年3月 | 541 | 37.4 | 14.5 | 431 | — |
| 2020年3月 | 547 | 37.9 | 14.9 | 431 | — |
| 2021年3月 | 551 | 38.2 | 15.1 | 435 | — |
| 2022年3月 | 561 | 38.2 | 15.2 | 451 | — |
| 2023年3月 | 558 | 37.2 | 14.3 | 450 | — |
| 2024年3月 | 579 | 38.2 | 15.4 | 455 | — |
| 2025年3月 | 600 | 38.7 | 15.5 | 474 | 190 |
| 2026年3月 | 602 | 38.5 | 15.4 | 489 | 204 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は87億円、営業利益は10億円。前期と比べると増収増益で、売上が+4.8%、利益が+11.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 90億円 | 87億円 |
| 営業利益 | 11億円 | 10億円 |
| 純利益 | 7億円 | 8億円 |
| 1株あたり配当 | ¥61 | ¥61 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は23億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+21.1%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 19 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 19 | 3 | 15.8 | 2 |
| 2024年2Q | 21 | 3 | 14.3 | 2 |
| 2024年3Q | 20 | 2 | 10.0 | 1 |
| 2024年4Q | 20 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 40 | 5 | 12.5 | 4 |
| 2025年4Q | 43 | 4 | 9.3 | 3 |
| 2026年2Q | 42 | 6 | 14.3 | 4 |
| 2026年4Q | 45 | 4 | 8.9 | 4 |
| 2027年1Q | 23 | 3 | 13.0 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は44億円から87億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は11.5%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京証券取引所への現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。 | |||||
| 2013年3月 | 44 | — | 2 | — | 1 |
| 2014年3月 | 52 | — | 3 | — | 2 |
| 2015年3月 | 58 | — | 4 | — | 2 |
| 業容の拡大に伴い、創立50周年を機に、本社を同「東京都中央区日本橋小伝馬町」に移転。 | |||||
| 2016年3月 | 67 | — | 4 | — | 2 |
| 2017年3月 | 61 | — | 4 | — | 3 |
| 2018年3月 | 61 | — | 5 | — | 3 |
| 2019年3月 | 62 | — | 5 | — | 3 |
| 2020年3月 | 62 | — | 5 | — | 3 |
| 2021年3月 | 60 | — | 5 | — | 3 |
| 東京証券取引所の市場区分再編に伴い、東京証券取引所(スタンダード市場)に株式を上場。 | |||||
| 2022年3月 | 65 | — | 6 | — | 4 |
| 2023年3月 | 71 | — | 8 | — | 5 |
| 2024年3月 | 80 | — | 9 | — | 7 |
| 2025年3月 | 83 | 9 | 10 | 10.8 | 7 |
| 2026年3月 | 87 | 10 | 10 | 11.5 | 8 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高87億円のうち、営業利益として残るのは10億円で11.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の9.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.6%71億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.9%6億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.5%10億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが8億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは5億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は45億円で、売上の6.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 14 |
| 2014年3月 | 3 | −1 | −1 | 2 | 16 |
| 2015年3月 | 5 | 0 | −1 | 5 | 20 |
| 2016年3月 | 3 | −4 | −1 | −1 | 18 |
| 2017年3月 | 4 | 0 | −1 | 4 | 21 |
| 2018年3月 | 4 | 0 | −2 | 4 | 23 |
| 2019年3月 | 4 | 0 | −1 | 4 | 26 |
| 2020年3月 | 4 | 0 | −1 | 4 | 29 |
| 2021年3月 | 3 | 0 | −1 | 3 | 30 |
| 2022年3月 | 6 | 0 | −2 | 6 | 34 |
| 2023年3月 | 5 | −1 | −1 | 4 | 37 |
| 2024年3月 | 8 | 0 | −2 | 8 | 42 |
| 2025年3月 | 6 | −3 | −3 | 3 | 42 |
| 2026年3月 | 8 | −3 | −2 | 5 | 45 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は94億円。このうち返さなくてよい自己資本が59億円で、自己資本比率は63.0%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 43 | 23 | 20 | 52.1 |
| 2014年3月 | 46 | 23 | 23 | 50.0 |
| 2015年3月 | 51 | 25 | 26 | 48.9 |
| 2016年3月 | 53 | 26 | 27 | 49.3 |
| 2017年3月 | 56 | 29 | 27 | 50.6 |
| 2018年3月 | 58 | 30 | 28 | 51.4 |
| 2019年3月 | 61 | 32 | 29 | 52.3 |
| 2020年3月 | 65 | 34 | 31 | 53.0 |
| 2021年3月 | 68 | 37 | 31 | 54.9 |
| 2022年3月 | 72 | 40 | 32 | 55.6 |
| 2023年3月 | 77 | 44 | 33 | 57.5 |
| 2024年3月 | 83 | 49 | 34 | 59.5 |
| 2025年3月 | 87 | 53 | 33 | 61.6 |
| 2026年3月 | 94 | 59 | 35 | 63.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで605社中106位あたり、逆に低いのは売上成長率で605社中407位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,566で、1年前と比べて+3.6%。過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.7倍 |
| PER (会社予想) | 9.3倍 |
| PBR | 1.14倍 |
| 配当利回り | 3.90% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価1518円。前日比-2.6%と急落。1ヶ月では+1.5%の上昇も、25日線(1520円)をわずかに下回る。52週高値1868円からは-19%の水準。出来高は7/2に6400株と急増後、低水準。週足では上値の重い展開。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PER 8.45倍は業界平均29.65倍を大きく下回り、PBR 1.10倍も平均3.44倍を下回る。ROE 13.7%と収益性は高いが、配当利回り0%と無配であり配当期待は低い。割安だが増収増益基調で業績改善が進む。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.7倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 9.3倍 | — |
| PBR | 1.14倍 | 2.96倍 |
| ROE | 13.7% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
収益性が高く成長も続く中小システム会社。強気派は安定した受注と利益率の高さを評価。弱気派は規模が小さく大型案件への依存リスクや競争激化による収益悪化を懸念。
- 高収益体質
営業利益率10%超を維持し、ROE13.7%と効率的。
- 堅調な成長
売上高が毎期増加し、26/3期も増収予想。
- 財務健全性
自己資本比率が高く、負債も少ない。
- 小規模ゆえのリスク
売上80億円程度で、大口案件の失注が業績に響く。
- 競争激化
システム開発市場は競争が激しく、価格競争に巻き込まれる可能性。
- 成長鈍化の兆し
過去の成長率が鈍化傾向にあり、26/3期の増収率は約5%。
- 受注高
- 将来の収益の先行指標となる。
- 営業利益率
- 高収益体制が維持できているか確認。
- 従業員数
- 人的リソースの増減が成長力に直結。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり61円で、前期から+20.0%。いまの株価に対する利回りは3.90%。増配か配当維持が6年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 15 | — | 24.4 |
| 2018年3月 | 24 | 60.0 | 33.1 |
| 2019年3月 | 24 | 0.0 | 32.8 |
| 2020年3月 | 24 | 0.0 | 30.9 |
| 2021年3月 | 29 | 20.8 | 37.1 |
| 2022年3月 | 32 | 10.3 | 33.7 |
| 2023年3月 | 40 | 25.0 | 33.2 |
| 2024年3月 | 50 | 25.0 | 33.1 |
| 2025年3月 | 55 | 10.0 | 33.3 |
| 2026年3月 | 66 | 20.0 | 36.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥61
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,973人。区分でいちばん多いのは個人・その他で77.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が19.8%を占め、残る80.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 76.4 | 78.3 | 76.9 | 76.5 | 79.4 | 77.0 |
| 事業法人 | 13.6 | 13.9 | 14.9 | 12.7 | 12.7 | 15.5 |
| 自己株式 | 8.0 | 9.0 | 9.0 | 9.9 | 11.0 | 11.0 |
| 金融機関 | 5.4 | 4.2 | 4.2 | 4.2 | 4.2 | 4.2 |
| 外国法人 | 2.6 | 1.7 | 1.7 | 3.5 | 2.6 | 2.2 |
| 証券会社 | 1.9 | 1.9 | 2.2 | 3.1 | 1.1 | 1.0 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 尾崎 裕一 | 21.20 |
| 02 | 有限会社オーエム商事 | 7.69 |
| 03 | 古殿 恭子 | 6.32 |
| 04 | 株式会社愛媛銀行 | 3.74 |
| 05 | 昭和システムエンジニアリング 従業員持株会 | 3.47 |
| 06 | BIPROGY株式会社 | 3.12 |
| 07 | 山口 勝彦 | 2.60 |
| 08 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 2.24 |
| 09 | 戸堀 淳子 | 2.08 |
| 10 | 山口 岳彦 | 2.00 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+843%、1株純資産は14期で+194%。直近期のROEは13.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 19 | 469 | 4.1 | 15.9 | 52.5 |
| 2014年3月 | 37 | 498 | 7.6 | 22.3 | 32.4 |
| 2015年3月 | 39 | 537 | 7.5 | 14.9 | 30.8 |
| 2016年3月 | 42 | 566 | 7.6 | 10.7 | 40.6 |
| 2017年3月 | 61 | 613 | 10.4 | 9.5 | 24.4 |
| 2018年3月 | 72 | 677 | 11.0 | 10.8 | 33.1 |
| 2019年3月 | 73 | 727 | 10.4 | 9.7 | 32.8 |
| 2020年3月 | 78 | 778 | 10.3 | 7.9 | 30.9 |
| 2021年3月 | 78 | 839 | 9.7 | 9.9 | 37.1 |
| 2022年3月 | 95 | 918 | 10.9 | 7.7 | 33.7 |
| 2023年3月 | 120 | 1,009 | 12.5 | 7.9 | 33.2 |
| 2024年3月 | 151 | 1,138 | 14.1 | 9.1 | 33.1 |
| 2025年3月 | 165 | 1,248 | 13.9 | 8.3 | 33.3 |
| 2026年3月 | 180 | 1,379 | 13.7 | 9.0 | 36.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額141百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 尾崎裕一 | 代表取締役社長 | 67 | 10,199 |
| 有坂洋文 | 代表取締役副社長 証券ビジネス管掌 | 63 | — |
| 関口雅博 | 専務取締役 ソリューションサービス事業本部長 | 64 | 515 |
| 宮本智之 | 常務取締役 経営管理本部長 | 67 | 97 |
| 川合雅浩 | 取締役 ソリューションサービス事業本部証券ビジネス担当 | 64 | 204 |
| 小口修一郎 | 取締役 ソリューションサービス事業本部ビジネスイノベーション室長兼大阪支社長兼第一統括部管掌 | 65 | 133 |
| 高橋修 | 取締役 経営管理本部戦略推進室長 | 62 | 51 |
| 山田竜郎 | 取締役 ソリューションサービス事業本部第二統括部長 | 62 | — |
| 榮哲男 | 取締役 | 76 | — |
| 今村哲也 | 取締役 | 63 | — |
| 立花昌幸 | 常勤監査役 | 69 | 620 |
| 西牧良悦 | 監査役 | 80 | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 野口英明 | 監査役 | 71 |
| 清水亮一 | — | 74 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 8 | 92 | 25 | 117 | 15 |
| 監査役 | 2 | 13 | — | 13 | 7 |
| 社外取締役 | 4 | 11 | — | 11 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容224字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,053字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,398字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,277字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第60期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-22
- 半期報告書半期報告書-第60期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第59期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第59期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第58期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-24
- 四半期報告書四半期報告書-第58期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第58期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第58期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第57期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第57期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第57期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第57期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業