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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ミトラグループ

MITRA Group, Inc.6093 · Standard · サービス業

金融・不動産・建築・士業の各領域に、取引の手続きや決済を一貫サポートするワンパッケージサービスを提供するソリューション企業。

概要

ミトラグループは、2007年に設立された取引支援サービス企業である。金融機関、不動産事業者、建築事業者、士業専門家を対象に、クラウドシステムや信託機能を活用した決済・手続きの代行・効率化サービスを提供する。2026年2月期の連結売上高は51億円、従業員は314名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

4事業セグメントで構成される収益構造

ミトラグループは、金融ソリューション、不動産ソリューション、建築ソリューション、士業ソリューションの4セグメントで事業を展開する。2026年2月期のセグメント売上高は、金融ソリューションが19億4653万円(構成比約38%)、建築ソリューションが12億8168万円(約25%)、士業ソリューションが10億1971万円(約20%)、不動産ソリューションが8億2278万円(約16%)である。建築ソリューションは前年比35%増と最も成長した一方、不動産ソリューションは7.3%減と低迷した。グループ全体の営業利益は3億円で、前期比33%減となった。

非対面決済と信託を核とする不動産取引支援

連結子会社の株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン信託が管理型信託業を営み、不動産売買の決済資金を保全する。非対面決済サービス「H'OURS(アワーズ)」は、売主・買主・金融機関・司法書士が非対面で決済を完結できるパッケージであり、信託口座で資金を管理し、司法書士の確認後に送金する。また、同信託会社は不動産オークションの場も提供し、透明性の高い価格形成を実現する。不動産ソリューション事業の売上は8億2278万円で、前期比減少した。

建築・士業向けクラウドサービスで事業拡大

建築ソリューション事業では、連結子会社の株式会社中央グループが住宅建築支援ツール「ARCHITECT RAIL(アーキテクト・レール)」を提供する。建築申請から図面作成、検査、アフターフォローまでワンストップで支援し、敷地調査業務や設計サポートサービスが好調である。士業ソリューション事業では、連結子会社の株式会社サムポローニアが登記申請クラウド「サムポローニアシリーズ」と、マイナンバーカードを利用した電子署名「サムポロトラスト」を展開する。両事業の売上は前期比で増加した。

グループ構造とM&Aによる成長戦略

グループは連結子会社6社(エスクロー・エージェント・ジャパン信託、中央グループ、サムポローニア、New Deal、ベトナム現地法人PRECISION ADVANCE DRAFTERS COMPANY LIMITEDなど)で構成される。2017年に中央グループ、2018年にネグプランを子会社化し、建築・不動産領域を拡大した。2022年にはサムポローニアを設立し、士業向け事業に進出。2025年にはNew Dealを設立するなど、M&Aと新設により事業ポートフォリオを拡充している。

業界の中での役割は取引支援ソリューション提供会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
51億円
営業利益
3億円
営業利益率
5.9%
純利益
2億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
金融ソリューション19億円38.0%8億円42.1%
建築ソリューション13億円26.0%1億円7.7%
士業ソリューション10億円20.0%1億円10.0%
不動産ソリューション8億円16.0%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01金融機関主力

金融機関向けに住宅ローン事務や相続手続きの効率化を、クラウドシステムや業務受託で支援。

主な製品・サービス4
EPS(EAJ Platform System)
不動産取引に係る受発注管理、進捗管理、品質管理を支援するクラウドシステム。
住宅ローン業務受託
住宅ローン融資に係る業務を受託し、オペレーションセンターの共同利用で効率化を支援。
エスクロー口座サービス
管理型信託機能を活用し、不動産取引の資金決済の安全性を担保するサービス。
相続・終活手続き代行
金融機関を通じて、相続や終活の手続きを代行するサービス。

02不動産事業者主力

不動産事業者向けに、非対面決済サービス「H'OURS」や不動産オークションを提供。取引の安全性と効率化を支援。

主な製品・サービス2
H'OURS
不動産取引の非対面決済を実現するパッケージサービス。信託口座で資金を保全し、司法書士の判断で送金。
不動産オークション
安全性の高い不動産取引の場を提供。入札方式で透明性のある価格形成を実現。

03建築事業者準主力

建築事業者向けに、住宅建築支援ツールや測量・設計などの専門サービスを提供。

主な製品・サービス1
ARCHITECT RAIL
建築申請から検査、アフターフォローまでワンストップで支援する住宅建築支援ツール。

04士業専門家準主力

不動産取引に関わる士業向けに、登記申請や情報管理のクラウドサービスを提供。

主な製品・サービス3
サムポローニアシリーズ
登記申請に特化したクラウドサービス。オンライン申請や情報管理機能を提供。
サムポロトラスト
マイナンバーカードを利用した本人確認・電子署名サービス。
登記情報取得ファイリングシステム
登記情報を一括取得するシステム。

製品と技術

EPS:金融機関向けクラウドプラットフォーム

「EPS(EAJ Platform System)」は、不動産取引に係る受発注管理、進捗管理、品質管理をクラウド上で実現するシステムである。金融機関の住宅ローン事務や相続手続きの効率化を支援する。金融ソリューション事業の基盤サービスであり、2026年2月期の同事業売上高は19億4653万円に上る。取引関係者のDX推進支援も含み、内部管理体制の高度化に貢献している。

H'OURS:不動産非対面決済のパッケージ

「H'OURS(アワーズ)」は、不動産売買における売買契約時の手付金や決済資金を信託口座で保全・管理し、司法書士の決済可能判断に基づいて送金する非対面決済サービスである。売主・買主・金融機関・司法書士が一堂に会さずに取引を完結できる。さらに、不動産取引保証®サービスを付帯し、司法書士や売主起因の事故による買主の損害を一時的に保証する。

ARCHITECT RAIL:住宅建築をワンストップで支援

連結子会社の中央グループが提供する「ARCHITECT RAIL(アーキテクト・レール)」は、建築事業者向けの住宅建築支援ツールである。建築申請から各種申請用図面の作成、現場検査、アフターフォローまでをワンストップでトータルサポートする。測量や建築設計の専門サービスも併せて提供する。建築ソリューション事業の売上高は12億8168万円で、前期比35%増と大きく伸びた。

サムポローニアシリーズ:登記申請のデジタル化

連結子会社のサムポローニアが展開する「サムポローニアシリーズ」は、登記申請に関連する分野向けのクラウドサービスである。オンライン申請機能や情報管理機能を備え、士業専門家の業務効率化に貢献する。また、「サムポロトラスト」はマイナンバーカードを利用した本人確認および電子署名を可能とするサービスである。登記情報取得ファイリングシステムも提供し、士業ソリューション事業の売上高は10億1971万円に達した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材サービスで中位、収益改善が課題

同社は人材サービス事業を提供し、売上高は2024/2期の41億円から2026/2期には51億円へ拡大しているが、営業利益率は10.64%から5.88%へ大幅に低下した。これは採用コストや人件費の増加が原因と考えられ、収益性の改善が急務である。同業他社のジンジブやイシンは同様に人材関連サービスを展開しており、競争が激化している。同社は規模が小さく、差別化要因が明確でないため、価格競争に巻き込まれるリスクがある。一方で、売上成長は継続しており、需要自体は堅調である。今後の課題は、収益構造の見直しと高付加価値サービスの開発である。

強み

  • 3期連続で売上高が増加しており、需要の取り込みが続いている。
  • 人材サービスの専門性を持ち、顧客の採用ニーズに対応可能。
  • 人材業界は成長基調にあり、今後の需要拡大が見込める。

課題

  • 営業利益率が半減し、コスト増加への対応が急務となっている。
  • 同業他社との競争が激しく、価格競争に陥るリスクがある。
  • サービスの独自性が弱く、顧客への訴求点が明確でない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がミトラグループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19720ホテル、ニューグランド76億円20.9倍
27065ユーピーアール76億円10.7倍
39340アソインターナショナル75億円14.7倍
42483翻訳センター75億円16.2倍
56031ZETA75億円36.9倍
66093ミトラグループ74億円37.0倍
72186ソーバル73億円15.4倍
87049識学73億円23.8倍
92311エプコ73億円17.6倍
102404鉄人化ホールディングス73億円16.8倍
116180GMOメディア72億円15.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 18件

エスクロー専門会社として創業し合併で基盤を固めた2007-2008年

2007年4月、東京都中央区日本橋において株式会社エスクロー・エージェント・ジャパンとして設立された。エスクロー(第三者預託)の仕組みを日本で展開する事業を目的とした。2008年1月には、同業の株式会社マザーズエスクローを吸収合併し、経営基盤を強化した。この合併により、エスクロー業務のノウハウと顧客基盤が統合され、後の成長の土台となった。

JASDAQ上場と信託事業への進出で2014年

2014年3月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場を果たした。同年5月、連結子会社として株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン・トラスト(現 株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン信託)を設立し、管理型信託業に参入した。8月から信託サービスおよび事務代行業を開始し、不動産取引における資金決済の安全性を高めるサービスを提供し始めた。これにより、金融機関向けのサービスの幅が拡大した。

東証一部指定と本社移転で成長加速した2016年

2016年2月、東京証券取引所本則市場第二部へ市場変更し、同年6月には東証第一部に指定された。上場からわずか2年で東証一部銘柄となり、企業の信用力が向上した。同時期に本社を東京都千代田区大手町に移転し、事業拡大に伴う執務環境を整備した。この年、売上高は27億円(前期比58.8%増)と急成長した。

M&Aで建築ソリューションを強化した2017-2019年

2017年9月、株式会社中央グループを株式取得により子会社化した。中央グループは建築確認申請や測量・設計サービスを手掛け、新たな事業領域を獲得した。2018年4月には株式会社ネグプランを子会社化し、2019年2月に中央グループに吸収合併させた。これにより建築ソリューション事業が強化され、グループの収益源が多様化した。2019年2月期の連結売上高は31億円に達した。

プライム市場移行と士業ソリューション開拓の2022年

2022年4月、東京証券取引所プライム市場に移行した。同年6月、連結子会社として株式会社サムポローニアを設立し、10月に登記情報サービス事業等を譲り受け事業を開始した。サムポローニアは士業向けクラウドサービス「サムポローニアシリーズ」を展開し、士業ソリューション事業の柱となった。この年、グループの売上高は36億円に拡大した。

スタンダード市場移行と海外進出の2023年

2023年10月、プライム市場から東京証券取引所スタンダード市場へ移行した。同時期、連結子会社の中央グループがベトナムに現地法人PRECISION ADVANCE DRAFTERS COMPANY LIMITEDを設立し、海外での事業基盤を構築した。ベトナム法人は建築関連の図面作成等を担うとみられる。国内市場に加え、海外展開への第一歩を踏み出した。

New Deal設立で事業拡大を図る2025年

2025年3月、東京都千代田区に連結子会社株式会社New Dealを設立した。New Dealの具体的な事業内容は開示されていないが、グループの事業ポートフォリオを拡充する目的とされる。2026年2月期の連結売上高は51億円に達し、過去最高を更新した。ただし、貸倒引当金繰入額1億円を計上した影響で営業利益は前期比33%減の3億円となった。

年表18件を開く

2000年代

  • 2007年4月創業東京都中央区日本橋において株式会社エスクロー・エージェント・ジャパンを設立
  • 2008年1月M&A株式会社マザーズエスクローを吸収合併

2010年代

  • 2010年7月東京都中央区八重洲に本社を移転
  • 2014年3月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2014年5月東京都中央区に連結子会社株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン・トラスト(現 株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン信託)を設立
  • 2014年8月株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン信託が管理型信託業及び事務代行業を開始
  • 2016年2月東京証券取引所本則市場第二部へ市場変更
  • 2016年6月東京証券取引所本則市場第一部に指定
  • 2016年6月東京都千代田区大手町に本社を移転
  • 2017年9月M&A株式会社中央グループを株式取得により子会社化
  • 2018年4月M&A株式会社ネグプランを株式交換により子会社化
  • 2019年2月M&A株式会社中央グループが株式会社ネグプランを吸収合併

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場に移行
  • 2022年6月東京都千代田区に連結子会社株式会社サムポローニアを設立
  • 2022年10月株式会社サムポローニアが登記情報サービス事業等を譲り受け事業開始
  • 2023年10月東京証券取引所スタンダード市場へ移行
  • 2023年10月株式会社中央グループがベトナムに現地法人の連結子会社PRECISION ADVANCE DRAFTERS COMPANY LIMITED を設立
  • 2025年3月東京都千代田区に連結子会社株式会社New Dealを設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    サービスの専門性深化

    競争力のある領域に経営資源を集中し、専門性を高めることで変化する顧客ニーズに応える。

  2. 02

    業務プロセスの最適化

    顧客ごとに異なる業務プロセスを自社の知見で標準化し、顧客の生産性向上に貢献する。

  3. 03

    M&Aと提携による事業拡大

    競争力のある領域はM&Aで強化し、それ以外は外部企業との提携によりカバー範囲を拡張し、企業価値向上を目指す。

  4. 04

    エンゲージメント向上

    人事制度刷新、コミュニケーション強化、成長機会提供、働きやすい環境整備により、従業員の成長意欲向上と離職防止を図る。

  5. 05

    業務改革の推進

    業務プロセスを細分化・標準化し自動化、人的作業は機能別センターに集約して効率化と体制強化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で314人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は492万円で、9期前と比べて+8.7%平均年齢は41.4歳、平均勤続年数は5.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月133
2018年2月167
2019年2月198
2020年2月45241.94.8194
2021年2月44641.24.7184
2022年2月45941.04.6186
2023年2月48641.64.7220
2024年2月48342.24.7227
2025年2月49841.24.8268187
2026年2月49241.45.431496

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率44.1%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)65.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 4 / 海外 1、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社 — 東京都千代田区191百万円
全社(共通)
オペレーションセンター — 大阪府大阪市北区36百万円
不動産ソリューション
オペレーションセンター — 神奈川県横浜市西区16百万円
金融ソリューション
オペレーションセンター — 埼玉県さいたま市浦和区11百万円
金融ソリューション
主な関係会社
  • 国内
    株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン信託(注)2
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社中央グループ(注)5
    新潟県新潟市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社サムポローニア(注)6
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社New Deal (注)2,7
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PRECISION ADVANCE DRAFTERS COMPANY LIMITED (注)4
    ベトナム · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は51億円営業利益3億円前期と比べると増収減益で、売上が+8.5%、利益が-40.0%。

売上高
+8.5%
51億円
営業利益
-40.0%
3億円
純利益
-33.3%
2億円
営業利益率
5.9%
前期比 -4.8%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高62億円51億円
営業利益6億円3億円
純利益4億円2億円
1株あたり配当¥6¥6

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は12億円、営業利益は1億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q10110.01
2024年2Q10110.00
2024年3Q10110.01
2024年4Q111
2025年1Q12216.71
2025年2Q1218.31
2025年4Q2328.71
2026年2Q2428.31
2026年4Q2713.71
2027年1Q1218.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は12億円から51億円へ4.3倍に増えた。直近期の営業利益率は5.9%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月1232
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2014年2月1332
2015年2月1221
2016年2月1742
株式会社中央グループを株式取得により子会社化
2017年2月2775
株式会社ネグプランを株式交換により子会社化
2018年2月3075
株式会社中央グループが株式会社ネグプランを吸収合併
2019年2月3143
2020年2月3243
2021年2月3154
東京都千代田区に連結子会社株式会社サムポローニアを設立
2022年2月3664
株式会社中央グループがベトナムに現地法人の連結子会社PRECISION ADVANCE DRAFTERS COMPANY LIMITED を設立
2023年2月3731
2024年2月4153
東京都千代田区に連結子会社株式会社New Dealを設立
2025年2月475510.63
2026年2月51335.92

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高51億円のうち、営業利益として残るのは3億円5.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の3.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金58.8%30億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金35.3%18億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.9%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
41.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.7pt
5.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.1pt
3.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.4pt
5.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが4億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は23億円で、売上の5.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月3−1026
2014年2月202210
2015年2月1−12011
2016年2月4−10314
2017年2月50−1518
2018年2月4−1−1320
2019年2月4−1−2321
2020年2月40−5420
2021年2月411526
2022年2月4−2−2227
2023年2月3−3−2025
2024年2月5−1−2427
2025年2月7−3−3428
2026年2月4−6−3−223

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は47億円。このうち返さなくてよい自己資本が35億円で、自己資本比率は73.4%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月108272.7
2014年2月1412284.9
2015年2月1715288.2
2016年2月2118383.3
2017年2月2822679.0
2018年2月3126584.7
2019年2月3428684.2
2020年2月3327680.2
2021年2月3832682.6
2022年2月4134782.5
2023年2月4233978.7
2024年2月4435977.9
2025年2月48361274.7
2026年2月47351273.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
26億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
26億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
12億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中104位あたり、逆に低いのはROE534社中423位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.4%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.9%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
73.4%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.5%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥160で、1年前と比べて+24.9%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥160-2.4%1ヶ月+3.1%1年+24.9%時価総額74億円
過去52週の値幅
安値¥129高値¥204

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)37.0倍
PER (会社予想)16.4倍
PBR2.11倍
配当利回り3.75%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で-1.84%と小幅下落。8月10日に160円で、25日線160.6円をほぼ横ばい(-0.4%)。52週高値204円には-21.6%の水準。出来高は直近10日平均約4.5万株と、7月7日の48万株から大幅に減少。RSIは50と中立。200日線164.8円を-2.9%下回り、週足では75日線160.9円と拮抗。1年で+28.4%と大きく上昇したが、現在は調整局面で、方向感の乏しい展開が続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 42/100)

PERが37.04倍と高く、PBRは2.11倍、配当利回りは3.75%である。業界平均のPER22.67倍を上回り、割高水準にある。ROEは5.4%と低く、収益効率が悪い。配当性向は191.5%と超え、無理な配当が懸念される。予想PER16.4倍に改善が見込まれるが、現状の利益水準では株価は割高。割高だが配当利回りは平均を上回っている。

指標この会社業種平均
PER (実績)37.0倍23.4倍
PER (予想)16.4倍
PBR2.11倍3.51倍
ROE5.4%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、人手不足を背景に市場が成長する一方、競争激化で利益率が低下している中で、どう収益性を改善するか。強気派は、売上高の増加傾向や業界の人手不足による需要の高まりを挙げ、業績拡大の余地があるとみる。弱気派は、営業利益率が2025年2月期の10.64%から2026年2月期の5.88%へ悪化しており、単価競争による採算悪化が続くと懸念する。配当利回り3.75%は魅力的だが、利益の不安定さが課題。

プラスに働く材料7
  • 需要の高まり

    人手不足で製造業・物流業からの派遣需要は堅調

  • 増収基調

    売上高は2023年2月期の37億円から2026年2月期51億円へ増加

  • 株主還元

    配当利回り3.75%と高利回りを維持

  • 売上高が3期連続で増加、成長軌道2027年Q1影響

    売上高は41→47→51億円と増加。2026/2期は+8.5%増

  • フォワードPER16.4倍、増益期待で割安決算発表後影響

    予想PER16.4倍は実績37倍の半分以下。来期の増益を見込む

  • ROE5.4%と改善、資本効率が良い継続影響

    ROE5.4%、PBR2.11倍。収益性を背景に市場評価が高い

  • 配当利回り3.75%で株主還元継続影響

    配当利回り3.75%。継続配当で下値を支える

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下

    営業利益率は2025年2月期の10.64%から2026年2月期5.88%へ悪化

  • 競争の激化

    人材派遣業界は参入障壁が低く、価格競争が激化

  • 人件費の高騰

    派遣社員の賃金上昇が利益を圧迫する要因

  • 営業利益が5→3億円と4割減益決算発表後影響

    営業利益は5億→3億円と▲40%。営業利益率も10.64%→5.88%へ

  • 純利益が3→2億円と2年連続減益2026年Q4影響

    純利益は3億→2億円と▲33%。増収なのに増益できない構造

  • 実績PER37倍と割高、業績未達なら調整決算発表後影響

    実績PER37.04倍。予想PER16.4倍の達成が前提

  • 時価総額74億円と小型、流動性が低い継続影響

    時価総額74億円。売買高が少なく価格変動リスク

次の決算で確かめる点
営業利益率
競争激化の中での収益性の推移を監視するため
稼働率
派遣社員の稼働状況が収益に直結するため
新規契約件数
需要の強さと将来の売上高を把握するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり6で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.75%。

年間配当
¥6
1株あたり
配当利回り
3.75%
いまの株価に対して
配当性向
191.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月323.8
2018年2月416.743.2
2019年2月40.0105.2
2020年2月40.091.3
2021年2月414.361.8
2022年2月40.094.8
2023年2月40.0
2024年2月650.0138.2
2025年2月60.0158.1
2026年2月60.0191.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥6

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ10,635人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.0%を占め、残る52.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他37.639.943.947.749.749.6
事業法人43.143.243.643.443.147.8
自己株式5.05.05.05.05.05.2
外国法人2.62.72.21.72.71.3
証券会社2.52.61.51.92.81.0
金融機関14.111.58.85.31.50.3
外国人個人0.10.00.10.10.20.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社中央グループホールディングス40.48
02本間 英明6.79
03千代田プロパティホールディングス株式会社5.98
04喜夛 利之0.91
05成宮 正一郎0.91
06後藤 武史0.81
07BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)0.71
08浅野 益男0.65
09野口 信雄0.58
10千原 一成0.58

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−91%、1株純資産は14期で−60%。直近期のROEは5.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月4720226.3
2014年2月103620.114.9
2015年2月3387.845.526.1
2016年2月64315.019.832.2
2017年2月115323.029.623.8
2018年2月116319.940.643.2
2019年2月76710.736.7105.2
2020年2月76410.524.991.3
2021年2月97312.535.961.8
2022年2月97812.418.494.8
2023年2月2762.772.0
2024年2月7798.820.2138.2
2025年2月8829.918.3158.1
2026年2月4805.440.9191.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/2期の役員報酬は総額90百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
本間英明代表取締役 会長683,121,869
成宮正一郎代表取締役社長49415,962
太田昌景取締役5121,937
山本隆取締役(監査等委員)76
丸尾浩一取締役(監査等委員)66
園田博之取締役(監査等委員)63
喜沢弘幸7125,691

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7717110
社外取締役312124
その他役員3331
社外監査役2221
取締役(社内)2

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,702字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、金融、不動産、建築、士業専門家の領域に対して、取引の手続きや決済分野における取引支援の知見を活かし、取引関係者の業務を一貫してサポートするワンパッケージサービスを提供しております。 当社グループのサービスは、「金融ソリューション事業」、「不動産ソリューション事業」、「建築ソリューション事業」、「士業ソリューション事業」の4つにセグメント区分されており、金融機関、不動産事業者、建築事業者及び士業専門家に対して事務の合理化や安全性を向上させるためにこれらのサービスを提供しております。 (1) 金融ソリューション事業 主に金融機関に対し、住宅ローンに係る事務及び相続手続きの利便性・安全性及び業務の効率化に寄与する各種サービスを、クラウドシステムを通じて提供しております。また、連結子会社の株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン信託における信託サービス、相続・終活手続き代行サービスでは決済の安全性確保、財産保全等のニーズに対応しております。 金融ソリューション事業における各業務内容は以下のとおりです。 ① 各種システム支援サービス等の提供 専門サービスの利便性・安全性を向上し、業務を効率化するための各種システム支援サービス等を提供しております。当サービスは、取引関係者の内部管理体制を一層高度化するためのDX推進支援を含みます。また、当サービスは取引関係者に対し不動産取引に係る受発注管理、進捗管理及び品質管理等に資するクラウドシステム「EPS(EAJ Platform System)」を通じて提供しております。 ② 業務受託サービス 住宅ローン融資に係る業務の受託を行っております。また、オペレーションセンターの共同利用による業務効率化やノウハウの活用により、ローコストオペレーションの実現をサポートしております。 ③ エスクロー口座サービス 連結子会社の株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン信託では、管理型信託機能を活用した各種サービスや不動産取引における売買代金、融資金、仲介手数料等の資金決済に関する安全性を担保する商品を展開しております。 ④ 相続・終活手続き代行サービス 金融機関を通じて依頼のあった申込者に対して、相続や終活に関する様々な手続きを代行するサービスを提供しております。 (2) 不動産ソリューション事業 主に不動産事業者に対し、不動産取引の非対面決済サービス「H'OURS」を提供する等、取引の利便性・安全性及び業務の効率化のための各種サービスを提供しております。また、連結子会社の株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン信託では、主に税理士等の士業からの相談に応じ、不動産の調査から取引決済まで安全性の高い不動産オークション取引の機会の場を提供しております。 不動産ソリューション事業における具体的な業務内容は以下のとおりです。 ① 業務受託サービス 住宅ローン融資及び不動産売買に係る業務の受託を行っております。住宅ローン審査時及び定期的な担保評価替えにおいて必要となる担保物件の物件調査や不動産売買に係る重要事項説明書作成、不動産調査、測量、図面作成等に関連する業務を受託しております。 ② 非対面決済サービス「H'OURS(アワーズ)」 取引関係者が非対面にて不動産取引決済を完結できるパッケージサービス「H'OURS」を提供しております。 「H'OURS」は不動産売買を希望される売主・買主に対して、売買契約時の手付金や、決済当日に金融機関から受け取る融資金、買主の自己資金を信託口座で保全・管理し、司法書士による決済可能な判断(本人確認や必要書類の確認)をもって信託口座より関係各所への送金を行い、不動産売買における所有権移転を確実に実施するサービスです。 また、「H'OURS」を利用した取引を対象として、司法書士及び売主に起因する事故が発生した際、損害回避のための事態収拾を行った上で、その結果発生した買主の実損額を一時的に保証する不動産取引保証®サービスを提供しております。 ③ 不動産オークション 連結子会社の株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン信託にて、主に税理士等の士業専門家からの相談に応じ、不動産の調査から取引決済まで安全性の高い不動産取引の機会の場を提供しております。これにより売買後のトラブルや紛争を未然に回避することができるほか、取引価格については入札方式を採用することによって透明性の高い価格形成が可能となり、不動産取引の利便性、安全性の向上に寄与しております。 (3) 建築ソリューション事業 主に建築事業者に対し、現場管理及び建築確認・申請業務等の利便性・安全性及び業務の効率化に寄与する各種サービスを提供しております。 建築ソリューション事業における具体的な業務内容は以下のとおりです。 ① 住宅建築支援ツール「ARCHITECT RAIL(アーキテクト・レール)」 連結子会社の株式会社中央グループでは、建築事業者に対し建築の申請から各種申請用図面の作成、検査、アフターフォローまでワンストップでトータルサポートを行う住宅建築支援ツール「ARCHITECT RAIL(アーキテクト・レール)」の提供を行うとともに、測量、建築設計等の専門サービスを提供しております。 ② 業務受託サービス 連結子会社の株式会社中央グループでは、建築・開発設計サービス、建築事業者向け各種コンサルティングサービス、士業専門家への業務支援サービスを提供しております。 (4) 士業ソリューション事業 主に不動産取引に関わる士業に対し、業務の利便性・安全性及び業務の効率化のための各種サービスを、クラウドシステムを通じて提供しております。 士業ソリューション事業における具体的な業務内容は以下のとおりです。 ① サムポローニアシリーズ 連結子会社の株式会社サムポローニアでは、主に登記申請に関連する分野において、クラウド環境下におけるオンライン申請機能や情報管理機能など多様な機能を有する「サムポローニアシリーズ」を通じて、士業専門家へサービスを提供しております。また、マイナンバーカードを利用した本人確認及び電子署名を可能とする「サムポロトラスト」を提供しております。 ② 登記情報取得ファイリングシステム 連結子会社の株式会社サムポローニアでは、登記情報を一括取得するシステムを提供しております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,148字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「共に育つ」の経営理念のもと、基本的な経営方針として以下の3点を定め、事業活動を行っております。 ① 堅実な経営 取引の安心と安全を支えるエスクローの基盤を構築し、合理的な利便性のある専門サービスの創出を目指す。 ② 健全な経営 自己資本向上を経営指標として健全な経営体質を目指す。 ③ 革新な経営 時流を的確に捉え、変化に対応できる革新的な経営と挑戦的な事業展開を目指す。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、設立時より経営の基本方針として自己資本の向上に注力してまいりました。今後も事業拡大を視野にいれた上で十分な自己資本を維持しつつ、売上高営業利益率やROE(自己資本利益率)等を主要な経営指標として位置づけ、事業生産性並びに収益性の向上による企業価値の最大化を追求します。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、金融、不動産、建築、士業専門家の領域に対して、住宅建築から不動産売買、住宅ローン等の取引の手続き・決済分野における取引支援の知見を活かした専門業務の横断的対応により、取引関係者の業務を一貫してサポート可能なワンパッケージサービスを提供しております。 昨今、様々な分野の取引でデジタル化やキャッシュレス化が進んでおり、金融、不動産、建築、登記分野でも関連する法規制の改正を伴いつつ同様のひろがりがみられます。また、従来よりも早く、簡易なサービスへ変化を遂げている一方、その手続き・決済分野においては、不動産取引プロセスの変化等に伴う新たなリスクの発生により一層の堅確さが求められております。さらに、日本政府が2050年までに掲げるカーボンニュートラル戦略を合言葉に、あらゆる分野でデジタルトランスフォーメーションが進み、非対面化・デジタル化・自動化が前提となる社会が今後は一層進展していくものとみられます。 当社グループは、確かな知識と経験、リスク管理能力を活かした業務の仕組み化・分業化を進め、専門的な業務を簡単・確実・安全に行える環境を整えることで「専門性×革新的サービス」で未来を支える社会インフラ企業となることを長期ビジョンとしております。持続的な価値を提供する企業グループとして変革を続けていくために、2025年2月に「中期経営計画2027」を策定致しました。急速に変化する社会において、各事業者の消費者へ向けた課題に共に向き合い、社会やすべてのステークホルダーに必要とされるソリューション企業グループとして、戦略的かつ重点的に投資を拡大することで住宅ローン、不動産売買、住宅建築及び相続等の様々なカテゴリーにおいて非対面化・デジタル化・自動化を推進し、利便性が高く安全な環境を提供し、顧客の期待に応えてまいります。 具体的には、重要施策として以下の5つの施策に取り組んでまいります。 ① サービスの専門性を深める 当社グループのサービス領域を競争力のある領域にリソース・投資を含めて集中し、専門性を深め、変化する顧客ニーズに応えてまいります。 ② 最適化された業務プロセスの提供 顧客毎に異なる業務プロセスに対して、当社グループの知見を活かし、そのプロセスを標準化することで、従来以上に顧客の生産性向上に貢献してまいります。 ③ 取引プロセスを網羅的にカバー 競争力のある領域の強化はM&Aを推進し、それ以外は外部企業との提携等により対応可能な業務範囲を深掘り・拡張し、顧客ニーズに応えるとともにさらなる企業価値の向上を目指します。 ④ エンゲージメントの向上 当社グループの事業の成長には「人財」こそが根幹であると位置づけて、人事制度の刷新、コミュニケーションの強化、成長機会の提供、働きやすい環境づくりの実現により、成長意欲の向上と離職防止を図ります。また、組織や社会において多様性を尊重し、公平性を確保し、包摂的な職場環境を目指します。 ⑤ 業務改革の推進 業務プロセスを整理・細分化し、共通項目毎に標準化した上で自動化を行います。残った人的作業は、機能別にセンターへ集約することで、効率化向上及び体制強化を図ります。 (4) 会社の対処すべき課題 当社グループは、金融、不動産、建築、士業専門家の領域に対して、確かな知識と経験、リスク管理能力を活かした業務の仕組み化・分業化を進め、専門的な業務を簡単・確実・安全に行える環境を整えることで「専門性×革新的サービス」で未来を支える社会インフラ企業となることを長期ビジョンとしております。 急速に変化する社会において、各事業者の消費者へ向けた課題に共に向き合い、社会やすべてのステークホルダーに必要とされるソリューション企業グループとしてサービスを提供してまいります。 具体的には以下を対処すべき課題として、各施策を実行してまいります。 ① 事業規模の拡大 「未来を支える社会インフラ企業」となることを実現するためには、当社グループのサービス実績を着実に積み上げ、知名度を向上させ、更なる信用・信頼を獲得する必要があります。そのために、取引に関連する契約の非対面化や手続きに関する書類のデジタル化、不動産登記の完全オンライン申請の支援、AIを活用した建築業務のデジタル化等の支援のための投資を継続し、サービスの利用件数増加に取り組んでまいります。 ② 生産性の向上 顧客ごとの業務プロセスや帳票の多様化及び分散した従来の労働集約型のビジネスモデルでは、人財の採用、育成に一定の時間を要し、迅速な事業規模の拡大に対応できない可能性があります。事業規模の拡大により発生する大量業務に対応し、ローコストオペレーションにより競争力を一層強化するためには、大量業務を集約し、業務プロセスの標準化・自動化を実現する必要があります。そのために、複数の顧客業務が利用可能なオペレーションセンターの増設や、金融機関向けサービスにとどまらず不動産事業者、建築事業者及び士業専門家等複数の業務に対応できるオペレーションセンターの構築(マルチユース化)に取り組むとともに、顧客に対しても当社グループの知見を活かしたプロセスの標準化提案(「正解のプロセス」の提案)を推進してまいります。 ③ 不動産取引に関するリスクへの対応 取引関係者の高齢化やデジタルシフトによる不動産取引プロセスの変化等から発生する新たなリスクに対し、従来以上に適切なリスクコントロールが必要となります。その実現に向け、不動産取引に関するリスクの分析と事務過誤の原因となる業務を自動化することにより、確実に手続きと決済を行う業務プロセスを構築し、当社グループが提供する不動産取引保証®の標準化を推進します。具体的には、事業会社の業務系システムとの連携による業務の自動化を進めること等により事務過誤の原因となる手作業による業務を削減し、重要書類のデジタルストレージ化により、紛失・漏洩リスクを排除いたします。また、不動産登記情報の解析により潜在リスクが判定できるよう取り組んでまいります。 ④ 人財採用・育成及び従業員の意欲・能力・満足度の向上 当社グループの持続的な成長のためには人財の採用・育成は重要課題のひとつであります。重要施策を推進するためには、業務に関する十分な知見を有することはもとより、国籍や性別等に関係なく多様な人財を採用し、その人財が活躍できる機会・環境を提供していく必要があります。当社グループでは、「人事基本方針」を定め、従業員にとって一層働きがいのある会社であり続けるよう積極的に取り組んでまいります。
事業等のリスク3,223字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクを記載しております。ただし、現時点では予見できない又は重要な影響とみなされていない等、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は、別段の記載のない限り、本書提出日現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性がある全てのリスクを網羅するものではありません。なお、当社はこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載内容も合わせて慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 (1) オペレーショナルリスク 当社グループにとってのオペレーショナルリスクは、内部プロセス、人員体制、システム等が不適切もしくは機能しないことにより業務に支障が発生し、結果、経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性を想定しています。具体的には①事務リスク、②システム・情報セキュリティリスク、③人的リスク、④法務リスクを掲げています。 ① 事務リスク 当社の業務は、DX化を進めているものの労働集約型の業務に依存する面も多く、その従事する従業員が正確な事務を怠り、あるいは事故、不正等を起こしてしまった場合、履行補償等の責を負い、結果、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。よって、当該リスク管理については、業務プロセス・マニュアル等の改善による単純化、システム化への移行による標準化に努めており、また、万が一、リスクが発生した場合の受入れ体制として事務過誤報告態勢のアクションプランを構築しております。さらに、事務事故が起きてしまった場合、事故の発生状況の原因を詳細に把握し、事務リスクの所在及び原因・性質を総合的に分析することにより、再発防止並びに軽減策に活かしております。 ② システム・情報セキュリティリスク 当社グループの事業は、事務の合理化を図るため、多岐に渡るクラウドシステムを利用してサービス提供を行っています。そのため、そのクラウドシステムをはじめ社内業務における業務システム等のシステム障害、誤作動や不正使用等を起こしてしまった場合、賠償責任等の責を負い、結果、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。よって、当該リスク管理については、情報セキュリティ基本方針に基づく情報セキュリティ管理規程等を整備し、常に法改正等のメンテナンスを怠らず、適正な運営管理を行っております。 ③ 人的リスク 当社グループにとって、人財は極めて重要な経営資源であり、今後の事業発展を支える人財の安定的な確保は経営存続に不可欠な課題の一つです。当社が求める人財を十分に確保、育成できない場合、または多数の従業員が一時に流出した場合、業務処理に支障をきたし、結果、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。よって、当該リスク管理については、人事基本方針に基づき、人事評価制度に基づく適正な評価を実施するとともに、優秀な人財を確保するために働きがいのある環境整備、従業員のモチベーション向上及び福利厚生の拡充等により、長期的な勤続を促す施策を実施しております。 ④ 法務リスク 当社グループの各法人、役員及び従業員の故意又は過失による法令違反やそれらに起因する監督当局からの業務停止等の行政措置並びに当社グループに対する訴訟の提起等により、顧客に対して当社グループのサービスが提供できなくなった場合、業務処理に支障をきたし、結果、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 よって、当該リスク管理については、事業遂行にあたり関係法令及び免許・許認可要件等を遵守すべく、教育研修による役員及び従業員に対する法令等遵守の徹底やコンプライアンス規程及びリスク管理規程等の社内規程の整備等を行うとともにコンプライアンス・リスク管理委員会を定期的に開催し、全社的なコンプライアンス意識の向上と管理体制の強化に努めております。なお、個人情報の取扱いについては、「プライバシーマーク」認証の取得、「個人情報の保護に関する法律」等関連法規の遵守を図るとともに社内規程の整備を行い、適切な運営を実施しております。 (2) 災害等リスク 当社グループの事業は、金融機関、不動産事業者、建築事業者、士業専門家に対し、各種サービスの提供を行っていることから、大規模地震、台風、暴風雨等の自然災害、または戦争、テロ、火災等の人災、大規模な疫病(新型コロナウイルスを含む)の蔓延等が発生した場合、正常な営業活動を行うことができなくなり、結果、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。よって、当該リスク管理については、当社グループの事業用サーバーシステム等を耐障害性のある施設への設置及び分散配置等を実施し、災害発生時には障害の発生を最小限に抑えるための方策等を講じております。 (3) 住宅ローン市況、不動産市況等のリスク 当社グループの事業には、住宅ローン市場や不動産流通等国内不動産市況の動向に大きな影響を受ける事業部門があります。このため、これらの市場が急速に悪化した場合に取扱件数が大幅に減少することが想定され、結果、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。よって、当該リスク管理については、常に市況の悪化が想定される市場動向を顧客との対話を含めて見定め、且つ、これからの時代において市場が長期的に拡大する事業分野(例:相続市場等)へのシフトを基本に新しいサービスの開拓に注力いたします。 (4) 貸倒れに関するリスク 当社グループは、債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、貸倒引当金を計上しております。しかしながら、景気の動向等によっては、取引先の信用不安の発生により予期せぬ貸倒れリスクが顕在化し、貸倒損失の発生や追加的な貸倒引当金の積み増しを要する事態が生じ、結果、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 よって、当該リスク管理については、当社グループでは与信管理規程に則った取引先別の与信限度額を設定し、信用状態の継続的な把握、必要に応じた債権保全措置を行うことにより不良債権の発生防止に努めているほか、契約履行の過程で常に細心の注意を払い取引を行っております。 (5) 特定取引先への依存度について 当社グループの当連結会計年度末における売上高総額に対する司法書士法人燈への売上高実績の割合は12.7%となっております。同法人とは良好な関係を継続しておりますが、同法人の経営方針や事業戦略の変更等何らかの理由により、取引条件が大きく悪化した場合または取引が大幅に縮小した場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。よって、当該リスク管理については、新規取引先の開拓並びに既存取引先との深耕等により特定の取引先に依存しない営業基盤の拡大に注力いたします。 (6) レピュテーショナルリスク マスコミ報道、インターネット掲示板等での評判・風評・風説等により取引先との取引の縮小、停止がきっかけとなり当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼすリスクがあります。よって、当該リスク管理については、適時適切な情報発信、レピュテーショナル事案発生時には早期に対処を行う体制整備等を行っております。
経営成績の分析 (MD&A)6,203字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年3月1日~2026年2月28日)におけるわが国経済は、景気は緩やかに回復しているものの、今後の物価動向や米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクには留意が必要であります。また、金融資本市場の変動等の影響に引き続き注意する必要があります。不動産市場については、地価の高止まりに加え、建設コストの値上がりが続いております。また、住宅ローン金利上昇による住宅取得費用の値上がりも懸念されることから、予断を許さない状況が続いております。 このような事業環境の中、当連結会計年度においては、金融機関における住宅ローン取り扱い件数が低調であったことから金融ソリューション事業の各種サービス利用件数が前年を下回りました。一方で、建築ソリューション事業における建築事業者からの敷地調査業務の受託件数、及び設計サポートサービスが好調に推移いたしました。 以上の結果、当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高は5,078,141千円(前連結会計年度比7.1%増)、営業利益は323,403千円(前連結会計年度比33.0%減)、経常利益は316,843千円(前連結会計年度比34.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は189,442千円(前連結会計年度比45.7%減)となりました。一部の取引先に対する債権について、相手先の経営状況及び財務状況を踏まえて回収可能性を慎重に検討した結果、100,123千円を貸倒引当金繰入額として販売費及び一般管理費に計上したため、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は大きく減少いたしました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (金融ソリューション事業) 金融ソリューション事業においては、主に金融機関に対し、住宅ローンに係る事務及び相続手続きの利便性、安全性及び業務の効率化に寄与する各種サービスを提供しております。取引関係者に対し不動産取引に係る受発注管理、進捗管理及び品質管理等に資するクラウドシステム「EPS(EAJ Platform System)」を通じてサービスを提供しております。また、連結子会社の株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン信託における信託サービス、相続手続き代行サービスでは決済の安全性確保、財産保全等のニーズに対応しております。 当連結会計年度においては、主に金融機関の住宅ローン取扱い件数が低調であったことに伴う各種サービス利用件数が減少いたしました。また、上述のとおり一部の取引先に対する債権について、相手先の経営状況及び財務状況を踏まえて回収可能性を慎重に検討した結果、100,123千円を貸倒引当金繰入額として販売費及び一般管理費に計上したことにより、セグメント利益は前年同期比で減少しております。 以上の結果、セグメント売上高は1,946,534千円(前連結会計年度比0.5%増)、セグメント利益は793,195千円(前連結会計年度比1.1%減)となりました。 (不動産ソリューション事業) 不動産ソリューション事業においては、主に不動産事業者に対し、不動産取引の非対面決済サービス「H'OURS」を提供する等取引の利便性、安全性及び業務の効率化のための各種サービスを提供しております。また、連結子会社の株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン信託では、主に税理士等の士業からの相談に応じ、不動産の調査から取引決済まで安全性の高い不動産オークション取引の機会の場を提供しております。 当連結会計年度においては、不動産市況高騰の影響等により不動産オークション取引の成約及び決済時期に遅れが見られ、また、「H'OURS(アワーズ)」の利用件数についても前年を下回りました。 以上の結果、セグメント売上高は822,789千円(前連結会計年度比7.3%減)、セグメント損失は42,181千円(前連結会計年度は4,373千円のセグメント利益)となりました。 (建築ソリューション事業) 建築ソリューション事業においては、主に建築事業者に対し、現場管理及び建築確認・申請業務等の利便性、安全性及び業務の効率化に寄与する各種サービスを提供しております。連結子会社の株式会社中央グループでは、建築事業者に対し建築の申請から各種申請用図面の作成、検査・アフターフォローまでワンストップでトータルサポートを行う住宅建築支援ツール「ARCHITECT RAIL(アーキテクト・レール)」の提供を行うとともに、測量、建築設計等の専門サービスを提供しております。 当連結会計年度においては、建築事業者からの敷地調査業務の受託件数、及び設計サポートサービスが好調に推移いたしました。 以上の結果、セグメント売上高は1,281,689千円(前連結会計年度比35.0%増)、セグメント利益は117,586千円(前連結会計年度比は0.0%増)となりました。 (士業ソリューション事業) 士業ソリューション事業においては、主に不動産取引に関わる士業に対し、業務の利便性、安全性及び業務の効率化のための各種サービスを提供しております。連結子会社の株式会社サムポローニアでは、主に登記申請に関連する分野において、オンライン申請機能や情報管理機能など多様な機能を有する「サムポローニアシリーズ」を通じて、士業へサービスを提供しております。また、マイナンバーカードを利用した本人確認及び電子署名を可能とする「サムポロトラスト」を提供しております。 当連結会計年度においては、主力商品であるサムポローニアシリーズ関連の売上が堅調に推移いたしました。 以上の結果、セグメント売上高は1,019,714千円(前連結会計年度比6.2%増)、セグメント利益は91,085千円(前連結会計年度比44.8%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は2,292,156千円となり、前連結会計年度末と比較して501,712千円の減少となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローの収入は384,213千円(前連結会計年度は690,272千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が316,822千円となったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローの支出は579,628千円(前連結会計年度は307,869千円の支出)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出350,000千円があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローの支出は305,515千円(前連結会計年度は298,510千円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払額261,996千円があったことによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社の業務は、システム提供・業務受託・人材派遣等であり、生産活動を行っていないため、生産実績については記載しておりません。 b.受注実績 当社の業務は、システム提供・業務受託・人材派遣等であり、受注生産を行っていないため、受注実績については記載しておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 金融ソリューション   1,946,534   0.5 不動産ソリューション   822,789   △7.3 建築ソリューション   1,281,689   35.0 士業ソリューション   1,019,714   6.2 調整額   7,412   △3.9 合計   5,078,141   7.1 (注) 1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年3月1日至 2025年2月28日)   当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 司法書士法人エスクロー・エージェント・ジャパン   680,916   14.4   -   - 住信SBIネット銀行株式会社   593,242   12.5   -   - 司法書士法人燈   -   -   646,988   12.7 2.当連結会計年度の司法書士法人エスクロー・エージェント・ジャパン及び住信SBIネット銀行株式会社に対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は3,410,463千円となり、前連結会計年度末と比較して198,565千円の減少となりました。これは主に、現金及び預金が351,712千円減少した一方で売掛金が76,535千円増加したことによるものであります。固定資産は1,331,127千円となり、前連結会計年度末と比較して178,852千円の増加となりました。これは主に、投資有価証券が111,464千円増加したことによるものであります。 以上の結果、総資産は4,741,590千円となり、前連結会計年度末と比較して19,712千円の減少となりました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は1,067,166千円となり、前連結会計年度末と比較して43,746千円の増加となりました。これは主に、買掛金が10,559千円減少したことによるものであります。固定負債は176,392千円となり、前連結会計年度末と比較して5,273千円の減少となりました。 以上の結果、負債合計は1,243,559千円となり、前連結会計年度末と比較して38,472千円の増加となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は3,498,031千円となり、前連結会計年度末と比較して58,185千円の減少となりました。これは主に、利益剰余金が72,345千円減少したこと等によるものであります。 以上の結果、自己資本比率は73.4%(前連結会計年度末は74.7%)となりました。 b.経営成績等の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は5,078,141千円となり、前連結会計年度と比較して336,778千円の増加(前年同期比7.1%増)となりました。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は2,146,282千円となり、前連結会計年度と比較して67,909千円の増加(前年同期比3.3%増)となりました。これは主に、売上高の増加に伴うものです。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は1,822,879千円となり、前連結会計年度と比較して226,911千円の増加(前年同期比14.2%増)となりました。これは主に、貸倒引当金繰入額が増加したことによるものであります。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は323,403千円となり、前連結会計年度と比較して159,002千円の減少(前年同期比33.0%減)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における経常利益は316,843千円となり、前連結会計年度と比較して170,110千円の減少(前年同期比34.9%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は189,442千円となり、前連結会計年度と比較して159,670千円の減少(前年同期比45.7%減)となりました。 c.セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 事業セグメントごとの経営成績の状況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 d.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要のうち主なものは、事業の維持・拡大のための人財、システム及び設備投資等であります。なお、その資金については自己資金により賄うことを基本とし、金融機関からの借入は行わない方針でおります。 e.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等を「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 目標とする経営指標」に記載のとおりとしています。 当連結会計年度におきましては、自己資本比率は73.4%、ROEは5.4%、売上高営業利益率は6.4%、連結配当性向は138.0%となりました。中長期的な企業価値向上のため、引き続き収益力の向上と強固な資本構成の維持に注力し、目標とした経営施策の実施に取り組んでまいります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ③ 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、当社グループが採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者が過去の実績や取引状況を勘案し、会計基準の範囲内かつ合理的と考えられる見積り及び判断を行っている部分があり、この結果は資産・負債、収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、一部過去の実績に基づく概算数値を用いるために、不確実性が伴っており実際の結果と異なる場合があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年2月期第1四半期 決算説明資料2026-07-06

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。