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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

識学

SHIKIGAKU.Co.,Ltd.7049 · Growth · サービス業

組織運営の理論「識学」を基に、マネジメント研修やクラウドサービスを提供。成長企業を中心に、スポーツチームから大企業まで幅広い組織に導入される。

概要

識学は2015年3月に創業した、独自の組織マネジメント理論「識学」を核にしたサービス企業である。マネジメントコンサルティングとクラウド型プラットフォームサービスを主力事業とし、プロスポーツチーム運営や投資ファンド事業も展開する。2026年2月期の連結売上高は65億円、営業利益5億円、従業員数306名。本社は東京都品川区に置く。

三つのセグメントで構成する収益構造

識学グループは「組織コンサルティング事業」「スポーツエンタテインメント事業」「ファンド事業」の3セグメントで構成される。2026年2月期のセグメント別売上高は、組織コンサルティング事業が47億8487万円(前期比1.7%増)、スポーツエンタテインメント事業が7億2453万円(同18.8%増)、ファンド事業が10億2749万円(前期は5548万円)であった。組織コンサルティング事業はさらにマネジメントコンサルティングサービスとプラットフォームサービスに分かれ、前者は経営者向けマンツーマントレーニングや階層別研修、後者はクラウド型の組織診断・評価制度運用サービス「識学クラウド」や定期勉強会を含む「識学基本サービス」を提供する。ファンド事業は、識学理論を活用した投資先企業の成長支援と売却益獲得を目的とし、複数のファンドを組成している。

顧客接点を多層化するプラットフォーム戦略

組織コンサルティング事業の収益は、マネジメントコンサルティングサービスとプラットフォームサービスから成る。マネジメントコンサルティングサービスは、経営者への3か月間・全12回のマスタートレーニングを入り口とし、管理職や新入社員向けの集合研修、評価制度の構築支援へと拡大する。プラットフォームサービスでは、「識学基本サービス」がマネジメントコンサルティングのアウトプットフォローとクラウド機能を統合した定額制サービスとして位置づけられ、2026年2月期末時点で565社が契約する。また低価格帯の「識学基本サービスライト」は511社、単体の「識学クラウド」は18社が利用する。これらのサービスは、人事異動や組織拡大に伴うリピート需要を生み出し、中長期的な取引関係を構築する仕組みとなっている。

福島を拠点にしたスポーツエンタテインメント事業

スポーツエンタテインメント事業は、2020年4月に連結子会社化した福島スポーツエンタテインメント株式会社が運営するプロバスケットボールチーム「福島ファイヤーボンズ」を中心とする。同社はBリーグへの参入を目指し、チーム強化と地域密着型クラブとしての認知度向上に取り組む。2026年2月期の同事業売上高は7億2453万円に達し、営業利益1億6401万円(前期は営業損失6658万円)と黒字転換した。赤字から黒字への転換は、スポンサー獲得や企業版ふるさと納税の拡充、地方公共団体との連携強化による収入増が寄与した。2024年10月には福島ウェルネス株式会社を設立し、2025年9月に福島スポーツエンタテインメント株式会社が吸収合併するなど、事業基盤の整理も進めている。

業界の中での役割は組織コンサルティング・研修サービス提供企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
65億円
営業利益
5億円
営業利益率
7.7%
純利益
3億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2021/2
事業売上構成比利益利益率
組織コンサルティング事業22億円88.0%2億円9.1%
スポーツエンタテインメント事業2億円8.0%-1億円-50.0%
受託開発 事業1億円4.0%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01企業向け組織コンサルティング主力

経営者・管理職向けのマンツーマントレーニング「マスタートレーニング」や集合研修、評価制度構築などを提供。独自の「識学」理論に基づき、組織の生産性向上を支援する。リピート獲得に強み。

独自理論「識学」に基づくコンサルティング

主な製品・サービス4
マスタートレーニング
経営者へのマンツーマントレーニング。3ヶ月間、週1回のセッションで識学の理論と実践を指導する。
集合研修
管理職・新入社員向けの階層別研修。識学の原則を組織に浸透させる。
浸透パック
動画教材と集合トレーニングを組み合わせ、識学を組織に定着させるプログラム。
評価制度構築
結果にフォーカスした評価制度を設計し、識学に基づく組織運営を仕組化するサービス。

02企業向けプラットフォームサービス準主力

識学の導入・定着を支援するクラウドサービス「識学クラウド」や総合パッケージ「識学基本サービス」、低額プランの「識学基本サービスライト」を提供。組織診断、動画学習、評価制度運用支援、タスク管理などの機能で顧客の実践を支援する。

主な製品・サービス4
識学クラウド組織診断
ウェブアンケートで組織の状態を診断し、生産性を阻害する意識構造を特定する。
識学クラウド動画復習
マスタートレーニングの理論を動画で復習し、理解度と実践の質を維持する。
識学クラウド評価制度運用支援
構築した評価制度の日常運用を支援するクラウドサービス。
識学クラウド日常業務支援
タスク管理機能で上司と部下の共通認識を当たり前にし、マネジメント工数を削減する。

製品と技術

経営者を変えるマスタートレーニング

マスタートレーニングは、識学の中核サービスである。経営者に対して3か月間・全12回、1回約1時間のマンツーマントレーニングを提供する。トレーニングでは、識学のフレームワークを用いて、課題の実践と行動変化を追跡しながら、組織運営の質を向上させる。カリキュラムは、ヒトの意識構造の理解から始まり、実際に組織経営を変化させるまでを段階的に進める。このサービスは、組織長が識学を正しく理解し実行するための入り口として位置づけられ、その後の集合研修や評価制度構築、プラットフォームサービスへの継続的な契約につながる。2026年2月期のマネジメントコンサルティングサービス売上高は26億2528万円だった。

組織に浸透させる集合研修と評価制度構築

集合研修は、管理職・新入社員など階層別に実施し、識学の理論を組織全体に浸透させる。講義とワーク形式で行い、研修後は「浸透パック」として管理職向け動画と全6回の集合トレーニングを組み合わせたサービスも提供する。評価制度構築サービスでは、結果にフォーカスした評価制度を設計し、上司と部下の認識のずれを解消する。評価対象を結果に限定することで、自走する組織への変化を促す。これらのサービスは単発導入が可能だが、多くの顧客が複数回の提供を求めるため、リピート率が高い構造となっている。

クラウドで継続支援する識学基本サービスと識学クラウド

「識学基本サービス」は、マネジメントコンサルティングのアウトプットフォロー、識学クラウド機能、定期勉強会をセットにした総合パッケージである。導入企業は、組織診断、動画復習、評価制度運用支援、日常業務支援(タスク管理)の各機能をクラウド上で利用できる。2024年4月には新規契約の価格改定(値上げ)を実施した。「識学基本サービスライト」は低価格で同様のサービスを提供し、定期的な面談やイベントへの参加が可能である。一方、単体の「識学クラウド」は組織診断機能に特化しており、M&Aや事業承継の際に組織状態を把握する「組織デューデリジェンスサービス」としても活用される。2026年2月期末時点の契約社数は、基本サービス565社、ライト511社、クラウド18社。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 企業向け組織コンサルティング独自理論「識学」に基づくコンサルティング

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

成長軌道、収益性改善の途上

売上高は48億円から65億円へと拡大し、営業利益率も5.56%から7.69%へと改善している。同業他社のジンジブやイシンと比較すると、成長率や収益性でやや劣るものの、着実な成長を続けている。特に、売上高の増加が利益率の向上に結びついており、事業の拡大が収益性を伴っている点は評価できる。今後の課題は、競争激化の中での差別化戦略と、成長を持続させるための体制強化である。

強み

  • 売上高が毎年増加しており、成長トレンドにある
  • 営業利益率が年々上昇し、収益構造が改善している
  • 売上成長は新規サービスの提供や顧客層の拡大に支えられている
  • 収益改善により、財務の健全性が高まっている

課題

  • 同業他社の台頭により、市場での差別化が難しくなっている
  • 営業利益率7.69%は改善したが、業界最高水準には及ばず
  • 現在の成長を持続できるか、新規市場開拓などが今後の鍵

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が識学

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
19340アソインターナショナル75億円14.7倍
22483翻訳センター75億円16.2倍
36031ZETA75億円36.9倍
46093ミトラグループ74億円37.0倍
57049識学73億円23.8倍
62186ソーバル73億円15.4倍
72311エプコ73億円17.6倍
82404鉄人化ホールディングス73億円16.8倍
96180GMOメディア72億円15.5倍
102440ぐるなび71億円29.6倍
11549Aヒトトヒトホールディングス71億円12.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

創業とマネジメントコンサルティングの開始

識学は2015年3月、東京都渋谷区に資本金500千円で設立された。創業と同時に、企業向けにマスタートレーニング2nd・3rd、集合研修といったマネジメントコンサルティングサービスの提供を開始した。創業時の事業は、独自の組織理論「識学」に基づく経営者向けトレーニングが中心であった。2016年2月には本社を渋谷区東一丁目に移転し、同年10月には大阪支店を開設して営業エリアを関西に拡大した。2017年2月の第三者割当増資により資本金は2550万円に増加し、事業拡大の資金を調達した。

プラットフォームサービスへの進出と上場

2017年3月、評価制度構築サービスの提供を開始し、コンサルティングの領域を広げた。同年5月にはプロスポーツチーム向けにスポーツ分野への展開を始め、同年7月にはクラウド型の組織診断サービス「識学クラウド組織診断」をリリース。2018年3月には有料版の「識学クラウド」提供を開始し、プラットフォームサービスを本格化させた。2019年2月、東京証券取引所マザーズ市場に上場。上場後もサービス拡充を進め、同年6月にはM&A顧問サービス(現・経営者のためのM&Aトレーニング)を開始、7月には名古屋支店を開設するとともに、100%子会社の株式会社シキラボを設立した。

M&Aとファンド事業による成長戦略の強化

2019年10月、識学導入企業を活用したM&Aプラットフォーム「識学マッチングプラットフォーム」の提供開始と同時に、投資ファンド「識学1号投資事業有限責任組合」を設立。同年同月には有料職業紹介サービス「識学キャリア」も開始した。2020年には福島スポーツエンタテインメント株式会社(プロバスケットボールチーム運営)と株式会社MAGES.Lab(組織コンサルティング)を連結子会社化し、事業ポートフォリオを拡充。2021年6月には2号ファンドと新生識学成長支援1号ファンドを設立し、ファンド事業を本格化させた。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いグロース市場に移行した。

長期保有型M&Aへのシフトとグループ再編

2022年6月、子会社の株式会社シキラボを吸収合併し、グループ内の事業を統合。2023年1月には株式会社ティーケーピーと資本業務提携を締結し、外部連携を強化した。同年7月には3つ目のファンド「新進気鋭スタートアップ投資事業有限責任組合」を設立し、投資先の多様化を進めた。2024年9月には株式会社識学グロースキャピタルパートナーズを設立し、長期保有型M&Aの推進体制を整備。2024年10月には福島ウェルネス株式会社を設立し、2025年9月に福島スポーツエンタテインメント株式会社がこれを吸収合併するなど、スポーツ事業の運営基盤を再編した。

年表35件を開く

2010年代

  • 2015年3月創業東京都渋谷区渋谷二丁目に株式会社識学を設立(資本金500千円)、マスタートレーニング2nd、3rd、集合研修(マネジメントコンサルティングサービス)を企業向けに提供開始
  • 2016年2月東京都渋谷区東一丁目に本社を移転
  • 2016年10月大阪府大阪市中央区に大阪支店を開設
  • 2017年2月第三者割当増資により資本金が25,500千円に増加
  • 2017年3月評価制度構築(マネジメントコンサルティングサービス)を提供開始
  • 2017年5月マネジメントコンサルティングサービスをプロスポーツチーム等のスポーツ分野向けに提供開始
  • 2017年7月識学クラウド組織診断(プラットフォームサービス)を提供開始
  • 2017年8月東京都品川区西五反田に本社を移転
  • 2017年9月福岡県福岡市博多区に福岡支店を開設
  • 2018年3月識学クラウド(プラットフォームサービス)有料契約を提供開始
  • 2018年6月福岡県福岡市中央区に福岡支店を移転
  • 2018年8月識学クラウドの組織診断機能を活用した事業承継やM&A領域向けサービス 組織デューデリジェンスサービス(プラットフォームサービス)を提供開始
  • 2019年2月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2019年6月経営者がM&Aを正しく実行できる状態を作り出すことを目的とする「M&A顧問サービス(現 経営者のためのM&Aトレーニング)」を提供開始
  • 2019年7月愛知県名古屋市中村区に名古屋支店を開設
  • 2019年7月株式会社シキラボを設立(100%子会社)
  • 2019年7月識学導入済み企業を活用したM&Aと資本提携実現のプラットフォーム「識学マッチングプラットフォーム」を提供開始
  • 2019年9月東京都品川区大崎に本社を移転
  • 2019年10月創業投資先企業に対する資金面でのサポートに加え、識学理論の実践による事業拡大の実現のサポートを目的としたファンド(識学1号投資事業有限責任組合)を設立
  • 2019年10月働き方改革推進型の有料職業紹介サービス「識学キャリア」を提供開始

2020年代

  • 2020年4月M&A福島スポーツエンタテインメント株式会社を連結子会社化
  • 2020年7月福島県郡山市に郡山営業所を開設
  • 2020年8月M&A株式会社MAGES.Labを連結子会社化
  • 2020年8月組織コンサルティング事業に関するサービスリニューアル、「識学 基本サービス」を提供開始
  • 2020年10月株式会社Surpassを持分法適用関連会社化
  • 2020年12月M&A株式会社シキラボと株式会社MAGES.Labを合併
  • 2021年6月創業投資先企業に対する資金面でのサポートに加え、識学理論の実践による事業拡大の実現のサポートを目的とした2つ目のファンド(識学2号投資事業有限責任組合)を設立
  • 2021年6月創業投資先企業の成長支援を目的としたファンド(新生識学成長支援1号投資事業有限責任組合)を設立
  • 2022年4月上場東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、上場金融商品取引所をマザーズ市場からグロース市場に変更
  • 2022年6月M&A株式会社シキラボを吸収合併
  • 2023年1月株式会社ティーケーピーと資本業務提携契約を締結
  • 2023年7月創業投資先企業に対する資金面でのサポートに加え、識学理論の実践による事業拡大の実現のサポートを目的とした3つ目のファンド(新進気鋭スタートアップ投資事業有限責任組合)を設立
  • 2024年9月創業株式会社識学グロースキャピタルパートナーズを設立
  • 2024年10月創業福島ウェルネス株式会社を設立
  • 2025年9月M&A福島スポーツエンタテインメント株式会社が福島ウェルネス株式会社を吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    組織コンサルティング事業の強化

    コア事業である組織コンサルティングで、識学ノウハウを研鑽・供給し、安定収益を生み出す。M&A戦略を支えるキャッシュ創出基盤とする。

  2. 02

    長期保有型M&Aによる成長

    買収企業に識学ノウハウを徹底導入し、規律ある組織へ変革。独自PMIを通じて企業価値を最大化し、連結利益を継続的に押し上げる第二の成長エンジンとする。

  3. 03

    ファンド事業でのノウハウ蓄積

    ハンズオン支援ファンド(新生識学ファンド)で識学による組織改善を創出し、成功モデルを蓄積。VCファンドでアーリーステージ投資を行い、将来の選択肢を確保する。

  4. 04

    販路多様化と代理店拡大

    潜在顧客とのネットワークを持つ法人との提携やパートナー制度を活用し、効率的な開拓が難しいエリア・業界に識学を普及させる。経路別契約数の多様化を図る。

  5. 05

    コンサルタントの確保・育成

    優秀な人材の獲得と育成リードタイム短縮に取り組む。役割と権限の明確化や成果連動型報酬制度で内発的動機を高め、マニュアル・OJT等で効率的に育成する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で306人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は635万円で、7期前と比べて+3.4%平均年齢は37.3歳、平均勤続年数は3.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年2月43
2020年2月61437.61.669
2021年2月68837.01.8137
2022年2月64936.41.7215
2023年2月60836.92.0252
2024年2月69737.42.7238
2025年2月49,18437.53.1257117
2026年2月63537.33.2306163

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率14.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率25.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都品川区97百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は65億円営業利益5億円前期と比べると増収増益で、売上が+20.4%、利益が+66.7%。

売上高
+20.4%
65億円
営業利益
+66.7%
5億円
純利益
-25.0%
3億円
営業利益率
7.7%
前期比 +2.1%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高62億円65億円
営業利益-2億円5億円
純利益0億円3億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は14億円、営業利益は−1億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+7.7%、営業利益は−200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q12−1−8.3−1
2024年2Q11−1−9.10
2024年3Q1218.30
2024年4Q130
2025年1Q1317.71
2025年2Q1317.72
2025年4Q2813.61
2026年2Q37821.64
2026年4Q28−3−10.7−1
2027年1Q14−1−7.1−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2016年2月期からの11期で、売上は1億円から65億円へ65.0倍に増えた。直近期の営業利益率は7.7%。売上は10期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪府大阪市中央区に大阪支店を開設
2016年2月100
福岡県福岡市博多区に福岡支店を開設
2017年2月300
2018年2月810
投資先企業に対する資金面でのサポートに加え、識学理論の実践による事業拡大の実現のサポートを目的としたファンド(識学1号投資事業有限責任組合)を設立
2019年2月1322
福島スポーツエンタテインメント株式会社を連結子会社化
2020年2月1732
投資先企業に対する資金面でのサポートに加え、識学理論の実践による事業拡大の実現のサポートを目的とした2つ目のファンド(識学2号投資事業有限責任組合)を設立
2021年2月2520
東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、上場金融商品取引所をマザーズ市場からグロース市場に変更
2022年2月3832
投資先企業に対する資金面でのサポートに加え、識学理論の実践による事業拡大の実現のサポートを目的とした3つ目のファンド(新進気鋭スタートアップ投資事業有限責任組合)を設立
2023年2月45−1−3
株式会社識学グロースキャピタルパートナーズを設立
2024年2月48−1−1
福島スポーツエンタテインメント株式会社が福島ウェルネス株式会社を吸収合併
2025年2月54345.64
2026年2月65557.73

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高65億円のうち、営業利益として残るのは5億円7.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の4.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金32.3%21億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金60.0%39億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.7%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
67.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.1pt
7.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.4pt
4.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.5pt
11.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
13.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2026年2月期は営業CFが1億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は21億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年2月00101
2018年2月20023
2019年2月20429
2020年2月2−54−310
2021年2月2−33−112
2022年2月5−110426
2023年2月−9−111−1026
2024年2月−20−1−224
2025年2月21−3323
2026年2月1−1−3021

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2026年2月期の総資産は48億円。このうち返さなくてよい自己資本が37億円で、自己資本比率は57.4%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年2月0008.1
2017年2月20226.5
2018年2月41320.8
2019年2月107368.7
2020年2月1610659.6
2021年2月24111337.5
2022年2月41271457.8
2023年2月47301749.6
2024年2月46311549.0
2025年2月49341550.3
2026年2月48371157.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
21億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
9億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
11億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
73
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中88位あたり、逆に低いのはROE534社中272位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.3%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
57.4%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
20.4%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥800で、1年前と比べて-4.5%過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。

¥800-1.1%1ヶ月-6.1%1年-4.5%時価総額73億円
過去52週の値幅
安値¥744高値¥1,017

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)23.8倍
PBR2.15倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で1.36%下落し、25日線(862.08円)をわずかに上回る水準で推移しています。52週高値(1017円)からは約15%下落していますが、75日線(827.41円)は上回っています。出来高は7月13日に42,100株と増加しましたが、その後は1万株前後で推移しています。RSIは48.33と中立圏で、方向感は定まっていません。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは25.84倍で同業界平均の22.67倍をやや上回るが、PBRは2.34倍で平均3.23倍を下回る。ROEは11.3%と収益性は安定。無配当で株主還元は無いが、売上高は増加傾向で、将来の利益成長が期待できる。業界平均と比較すると、バリュエーションはほぼ妥当な水準と言える。ただし、配当が無い点は投資家にとってマイナス要因。

指標この会社業種平均
PER (実績)23.8倍23.4倍
PBR2.15倍3.51倍
ROE11.3%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社の投資論点は、研修市場の成長が続く一方で、差別化と収益性の持続性がどこまであるか。強気派は、法人研修の需要拡大、ストック型収益の安定性、営業利益率の改善を評価し、中堅企業の組織課題解決の需要を取り込んで成長を続けると見る。弱気派は、研修市場の競争激化、差別性の陳腐化、人材依存によるスケールの限界を懸念する。また、新規顧客獲得コストの上昇や、解約率の動向が利益を左右する。赤字から黒字化したものの、将来の成長余地が論点。

プラスに働く材料7
  • 成長する研修市場

    人材育成需要は景気に左右されにくく、ストック型収益。

  • 収益性の改善

    営業利益率が5%から7%へ上昇、売上高も拡大。

  • 独自のプログラム

    マネジメント理論に基づく独自性が他社と差別化。

  • 26/2期営業利益5億円、前期比67%増決算発表後影響

    営業利益3→5億円と67%増加。売上総利益率も改善し収益構造強化

  • 売上高65億円、伸び率20%へ加速通年影響

    売上高54→65億円と20%増。前期の12%増から伸びが加速

  • ROE11.3%と高い資本効率通年影響

    ROE11.3%と1割超え。PBR2.34倍に見合う収益性を示す

  • 営業利益率7.69%へ改善通年影響

    営業利益率5.56%→7.69%と2.1ポイント改善。増収効果が効率化に寄与

マイナスに働く材料7
  • 市場競争の激化

    研修サービスは参入障壁が低く、競合が増加。

  • 差別性の限界

    理論の模倣可能で、優位性が持続しない可能性。

  • スケールの壁

    人材依存のビジネスで、規模拡大に限界。

  • 純利益4億円から3億円に減少決算発表後影響

    純利益4→3億円と減少。営業増益も税金・非営業費用で相殺

  • 無配当で株主還元ゼロ通年影響

    配当利回り0%。無配当が株主還元の弱み

  • 業績予想が未公表で不透明不定影響

    予想PERが未公表。来期の成長持続性が評価しにくい

  • 株価1年で5%下落、需給弱い継続影響

    株価は1年で-5.45%。業績拡大を織り込めず需給が弱い

次の決算で確かめる点
解約率
ストック型収益の安定性を測る重要な指標。
新規顧客獲得数
成長の源泉であり、営業活動の成果を示す。
一人当たり生産性
人材依存のため、効率性とスケール可能性の確認。

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ11,799人。区分でいちばん多いのは個人・その他71.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が24.0%を占め、残る76.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他57.163.265.160.972.371.5
事業法人17.516.224.427.123.623.6
自己株式0.80.73.83.87.97.9
外国法人15.96.73.24.11.24.2
金融機関6.37.92.15.00.00.4
証券会社3.26.05.12.92.70.2
外国人個人0.00.00.10.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01安藤 広大20.73
02株式会社ARS12.26
03福冨 謙二9.52
04株式会社ティーケーピ-9.42
05NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)2.77
06梶山 啓介1.71
07識学従業員持株会1.12
08NOMURA INTERNATIONAL PLC A/C JAPAN FLOW(常任代理人 野村證券株式会社)0.98
09株式会社五十畑0.60
10株式会社カーセブンデジフィールド0.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-08
    株式会社ティーケーピー
    新規の大量保有報告
    17.35%
    +7.93pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で−100%、1株純資産は11期で−100%。直近期のROEは11.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2016年2月188,030238,030130.6
2017年2月−17
2018年2月61268.9
2019年2月7428442.372.7
2020年2月2412818.837.9
2021年2月−6120
2022年2月2929013.836.2
2023年2月−31266
2024年2月−11255
2025年2月5029318.216.6
2026年2月3532811.311.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/2期の役員報酬は総額127百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
安藤広大代表取締役 社長461,894,400
梶山啓介取締役 上級執行役員 副社長 事業戦略本部長45156,311
池浦良祐取締役 上級執行役員 事業推進部長4832,818
大野一美社外取締役72
泉雄介社外取締役47
長尾宗尚社外取締役54
細窪政常勤監査役651,000
芝田誠監査役74
松本卓也監査役47
永田幸洋48

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2643810251
社外監査役311114
社外取締役3883
監査役1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,637字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 はじめに 識学とは、ヒトの意識構造を分析し、行動を阻害する誤解や錯覚の発生原因を研究した、当社が独自開発した理論です。ヒトの思考の癖から生じる誤解や錯覚が個人の行動の質及び量を低下させ、さらに、個人の集合である組織内で誤解や錯覚が複雑に絡まった結果、組織のパフォーマンスを阻害します。識学はこの誤解や錯覚の発生要因と解決策を体系化しており、組織運営に活用することで組織の生産性を高めます。 (組織パフォーマンスを低下させる誤解・錯覚) ヒトの意識は、大きく5つの領域(位置、結果、変化、恐怖、目標)に分けることができると識学では考えています。そして、ヒトはその5領域を認識した後、行動を起こします。いずれかの領域で、間違った認識が発生すると行動の質及び量にズレが発生します。 充実した環境を構築することも、個々人の能力向上を行うことも、それぞれの5領域を正しく認識する前提がなければ、十分な効果は発揮できず、状況によっては生産性を阻害することにもなりかねません。 (ヒトの意識に関する5つの領域) (ビジネスにおける5つの領域事例) (識学メソッドと一般的な研修の対比) 事業の特徴 当社は、識学の原理に基づき、抽象度の高い知見から日々の組織運営に適用可能な形に開発したサービスを展開し、さまざまな組織の生産性の向上に寄与すると考えております。当社の事業は以下の特徴を有しております。 (1) さまざまな組織に適用可能であると考えられる識学の汎用性の高さ 識学はヒトが行動する際の意識構造を研究している理論であるため、汎用性が高く、さまざまな組織に適用可能であると考えております。そのため、顧客獲得にあたり、さまざまな組織規模・多業種の企業への適用がサービスの大幅な改変なく可能であると考えております。これまでの実績では、顧客は成長企業を中心に、プロスポーツチームや大学の部活等のスポーツ分野、歯科医院・整骨院などの小規模事業者から大企業におよびますが、内容の大幅な調整・変更を必要とせず展開を行っております。 (2) 顧客ニーズを深耕するサービス展開によるリピート獲得 当社サービスはそれぞれ独立して導入可能な単発のサービスながら、組織の生産性向上をさらに加速するため経営者へのマンツーマントレーニングを入り口として、組織幹部、管理者層、新入社員と、複数回のサービス提供を必要とする顧客が多く、リピート獲得に繋がっております。人事異動のタイミングで定期的なサービス提供を行うケースもあります。また、評価制度構築サービスによる識学の定着・仕組化やウェブによるプラットフォームサービスによる顧客接点の増加で、中長期的な取引関係構築・収益貢献を実現しております。 (3) 識学に基づく自社の効率的な経営及びコンサルタント育成 当社は、当社自身も識学に基づく経営を実践し、日々生産性を高める事業運営を行っております。採用されたコンサルタント候補者がコンサルタント認定され、一定の品質のサービス提供ができるまでにかかる期間は平均107日程度の実績であります。また、結果にフォーカスする評価体系を構築し、従業員へ成長の場を提供することで、コンサルタントの離脱防止を行っております。具体的には、組織メンバーの責任と権限の範囲を明確にし、権限の範囲内で自らの創意工夫により施策を実行することができ、自己決定感、成長感、達成感等の内発的動機(注1)が自己発生する体制を構築しております。さらに、その結果を報酬に反映させることで、内発的動機と外発的動機(注2)が一致する制度を運用しております。 (注1) 内発的動機とは、好奇心や関心によってもたらされる動機を指します。 (注2) 外発的動機とは、義務、賞罰、強制などによってもたらされる動機を指します。 (4) 自社でサービス開発を実施 ヒトの意識構造まで掘り下げているため識学それ自体は抽象度が高く、基礎理論だけでは日常の組織運営に適用することは困難です。当社は自社で識学を日常組織運営に適用可能とするプログラムを開発することで組織の生産性を改善するサービスを提供しております。 (5) 識学の独自性と一貫したロジックによる集客下地の醸成 識学は自社開発の独自の理論であり、従来の個人のやる気を重視する手法とは逆のアプローチ手法です。このため、当社の広告や口コミは潜在顧客に強いインプレッションを与えています。また、識学は抽象度、汎用性が高いため、多くの人が漠然とではあっても、自己に適用した場合のイメージを描きやすいという特徴があります。ウェブ広告、顧客からの紹介及び代理店紹介のすべての販売チャネルで、識学の独自性、事例紹介の提示によって潜在顧客への印象づけを重ねていくことで、集客の下地を醸成しております。 当社ではこのような事業の特徴を活かし、「組織コンサルティング事業」のマネジメントコンサルティングサービス及びプラットフォームサービスを提供しており、これらのサービスの関係性を図で示すと以下のとおりです。当社は「組織コンサルティング事業」、「スポーツエンタテインメント事業」、「ファンド事業」の3つのセグメントで構成されておりますが、主要な「組織コンサルティング事業」のサービス内容について記載しております。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 (1) マネジメントコンサルティングサービス マネジメントコンサルティングサービスとは、マンツーマントレーニングであるマスタートレーニングを始めとした識学に基づく組織運営を導入・浸透させ、組織の生産性を上げるサービスであります。主なマネジメントコンサルティングサービスは以下のとおりであります。 ① マスタートレーニング 組織長(経営者)に対して識学を導入し、生産性の高い組織運営を実現するサービスです。マスタートレーニングでは、当社のコンサルタントが3か月間(全12回)、1回1時間程度のマンツーマントレーニングを行い、トレーニングの期間中、知識習得及び課題を設定し行動変化を追跡します。当社のマスタートレーニングでは、当社が独自開発した識学のフレームワークを用いて、課題の実践や行動を通じてポイントを習得していきます。組織の生産性を高めるために、ヒトの意識構造を理解し、実際に組織経営を変化させるまで順を追ったカリキュラムになります。 ② 集合研修 管理職、新入社員等への階層別集合型研修により、識学を組織に浸透し、生産性の高い組織運営を実現するサービスです。集合研修では、講義及びワーク形式での研修を行います。 ③ 浸透パック 管理職向け動画と集合型トレーニング(全6回)を組み合わせ、識学の理解を促すことで、組織に浸透および定着化を図り、継続的に生産性の高い組織運営を実現するサービスです。 ④ 評価制度構築 評価制度を構築し、識学を組織に定着・仕組化するサービスです。評価制度構築では、評価の対象を結果にフォーカスし、評価制度で起こりがちな上司と部下との評価の認識違いを無くし、自走する組織への変化を実現します。 (2) プラットフォームサービス プラットフォームサービスとは、識学による組織運営が定着するために継続的な運用支援を行う「識学 基本サービス」、ウェブ上で顧客の識学実践を支援するクラウドサービスである「識学クラウド」と低額で識学トレーニングを継続、識学会員同士の交流等によって識学による組織運営の浸透・定着を図るサービスである「識学基本サービスライト」の3つで構成されます。主なプラットフォームサービスは以下のとおりであります。 ① 識学 基本サービス 識学の導入にあたり必須となるサービスで、マネジメントコンサルティングのアウトプットフォローや識学クラウド機能、定期勉強会を含めた総合パッケージであります。 ② 識学クラウド a.識学クラウド組織診断 組織の状態を診断するサービスであり、識学導入後は、自組織の改善状況の確認を行うことが可能になります。識学クラウド組織診断では、顧客の組織メンバーに対してウェブ上でアンケートを実施します。そのアンケート結果で、組織の一員として生産性高く業務に取り組める状態にあるか、また生産性が阻害されているとすれば、どの意識構造が誘引しているのかを判断し、その総合結果を用いて対象組織の現在の状態を把握します。 b.識学クラウド動画復習 時間の経過により行動が元に戻ってしまうことを防ぎ、識学実践の質を維持するサービスであります。識学クラウド動画復習では、マスタートレーニングでお伝えする理論をウェブ上の動画で復習することができます。理論の理解度を維持すると同時に、自組織に照らし合わせながら、動画閲覧することでさらなる理解を促進します。 c.識学クラウド評価制度運用支援 主に、評価制度構築サービスの後、制度の実践運用を支援するサービスであります。個人に割り振る目標項目及びその比率や目標の基準点となる尺度を決定し、ウェブ上に登録しておく形式で、構築された評価制度を日常的に実践し、担当者まで漏れなく、遅滞なく、少ない事務負担で実践まで浸透させるクラウドサービスとなっております。 d.識学クラウド日常業務支援 日常のマネジメントの補助ツール(タスク管理)サービスであります。同時並行で多種多様なタスク管理を行うと、多くの工数を要します。さらに、管理をマンパワーに依存すると、結果的に、抜け漏れが発生し、マネジメントが行き届いていない状況となる可能性があります。識学クラウド日常業務支援機能では、ウェブ上でのタスク管理機能を用いて、上司と部下が共通の認識を持っている状態を当たり前化し、その工数を削減するとともに、抜け漏れのないマネジメントの実現が可能です。 ③ 識学基本サービスライト a.継続的な識学利用のサポート 識学基本サービスライトの契約企業は、通常よりも低額でマネジメントコンサルティングサービスの受講が可能となります。顧客の組織規模の拡大に伴い幹部層・管理職の人員数が増加した場合、「識学」に基づく組織運営を維持するために、新たな幹部・管理職に対する識学のトレーニングの受講に対する需要の発生が想定されます。このようなケースの場合に、識学会員の契約企業の場合には通常よりも低額で受講が可能であるため、コストを抑えつつ識学に基づく組織運営を維持していくことが可能になります。 b.定期イベント 集合型勉強会、懇親会、識学導入企業の事例共有会を実施し、識学に基づく組織運営にあたっての情報収集や識学会員同士でのビジネス交流が可能です。 c.定期面談 定期的(1か月又は3か月に1回)にコンサルタントが顧客へ訪問し、継続的な識学に基づく組織運営の浸透と定着のためのサポートを行います。 当社の事業を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。 (注)パートナーとは、当社とパートナー契約を締結した企業の役職員が識学のコンサルタントとなり、識学サービスを提供する企業のことを指します。
経営方針・対処すべき課題3,078字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、提出日現在にて、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 ① 企業理念 「識学を広める事で人々の持つ可能性を最大化する」という企業理念のもと、識学を一日でも早く一人でも多くの人に伝え、さまざまな組織の生産性の向上に寄与します。 ② 中長期ビジョン “識学”という独自のマーケットを確立する。 「識学」の考えに基づく働き方をスタンダードにすることによる日本の働き方の変革を実現する。 コア事業である「組織コンサルティング事業」で培ったノウハウをM&A戦略に展開することで、投資とバリューアップの「自己増殖型サイクル」を確立し、持続的な企業価値向上を目指す。 ③ 経営の基本方針 「識学」の有用性の証明を通じて中長期ビジョンや企業理念の達成が実現されるという事が当社の経営の基本方針であります。具体的に大きく以下の3点により有用性の証明につなげてまいる方針です。 イ.識学導入クライアントの企業成長の実現 ロ.識学導入クライアントの顧客満足度向上 ハ.投資先での識学全面活用及び投資先の実績向上による証明 (2) 経営戦略等 上記の中長期ビジョン達成のためには、当社の経営の基本方針を踏まえつつ、以下の戦略により事業を推進してまいる方針です。 事業の柱   主な役割と戦略ポジション   収益性 組織コンサルティング   キャッシュ創出基盤 & 独自の識学ノウハウの供給源M&A戦略を支える安定収益を生み出し、識学ノウハウを常に研鑽・供給する源泉。   安定的・継続的な利益貢献 長期保有型M&A   第二の恒常的成長エンジン買収企業に「識学ノウハウ」を徹底導入することで、規律ある組織へ変革。独自のPMIを通じて、企業価値(バリューアップ)を最大化し、連結利益を継続的に押し上げる。   安定的・継続的な利益貢献 ファンド   ■ハンズオン支援ファンド(新生識学ファンド) バリューアップ実績の蓄積とノウハウの有効性証明識学ノウハウによる劇的な組織改善の創出。成功モデルの蓄積と、長期保有型M&Aへのバリューアップ手法の横展開。   売却時のキャピタルゲイン(一時的)利益は次なる投資へ ■VCファンド(識学1号/識学2号/新進気鋭スタートアップファンド)成長初期段階(アーリーステージ)への投資による将来の選択肢確保。   不確実・外部環境依存(中長期的キャピタルゲイン) スポーツエンタテインメント   B.PREMIER参入を見据え、地域と一体となり挑戦を続ける   赤字縮小方針 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 企業理念及び経営戦略等の実現性を表す客観的な指標として、コンサルタント一人当たり売上高及びコンサルタント数を指標としております。 (4) 経営環境 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載しております。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 識学について正しく・広く認知される仕組みの構築 (ⅰ)コンサルタント人材の確保 外部の方に識学を正しく理解いただくためには、理論を正確に理解し、顧客に解説できるコンサルタントが必須であるため、優秀な人材の獲得が重要であります。当社は、現在組織運営そのものを識学に基づいて行い、役割と権限の明確化により権限内であらゆることに挑戦できる環境と、成果が報酬に反映される明確な評価制度を構築し、優秀な人材が更なる成長感を求めて入社する環境を整えております。今後は本制度の改善と運用の徹底により、人材の内発的動機が自然発生する状態にしつつ、人材紹介会社等を通じた採用活動により、人員計画の達成を図ってまいります。 (ⅱ)コンサルタント育成の仕組み化 当社では、入社からコンサルタント認定の獲得までの期間はコンサルタント育成の期間とし、マニュアル・FAQ・動画確認・OJT・ロールプレイング等の手段を用いて、その学びの時間に集中させる仕組みを構築しております。今後はそのノウハウをさらに高めることで育成リードタイムの短縮に取り組んでまいります。 (ⅲ)認知度向上を目的とした識学の活用 識学は人の意識構造を研究した独自の理論であるため、学生や社会人のスポーツチーム、学校の教育コミュニティ、さらには家庭まで、さまざまな集団で発生する課題に対して解決策を提供することが可能であると考えております。これらの集団で識学を実践し、実績を積み上げることが、当社の更なる社会性獲得の手段としても有効であると考えているため、これらの集団に対する識学の提供についても取り組んでまいります。 ② 販売経路や機会の多様化・拡大 当社は、当社の潜在的な見込顧客とネットワークを有する法人と提携し、顧客紹介の代理店を増やしております。また、当社ではパートナー制度を導入しております。当該制度では、パートナー契約の締結を基本とし、当該パートナー企業の役職員が識学のコンサルタントとなり、最終的にはパートナー企業単独で識学サービスを提供します。さらには、M&Aや事業承継等に代表される組織文化や風土が変革される前後においても、識学の活用は有効であるため、当該分野にネットワークを有する法人との連携も視野に入れた需要の取込施策も検討してまいります。これらの施策は、当社単独では効率的な開拓ができないエリアや業界に識学を普及させる手段として有効であると考えており、これにより経路別契約数の多様化を図ってまいります。 ③ 提供するサービス品質の維持・向上 識学コンサルタントの品質が、顧客組織への浸透にとってキーとなります。そのため、一度認定されたコンサルタントであっても月に1度の品質確認テストを受験し、一定基準を下回った場合には、再学習するという仕組みを構築しております。また、当該品質確認テストは、コンサルティング現場で発生した実際のFAQや隣接部門が習得した新たなノウハウで横展開できそうなものから出題されるため、コンサルタント品質の向上にも寄与する取組となっております。また今後は、サービス品質のみならず、識学社員としての品質向上を目的に、マナーや行動規範についてもチェックします。 ④ 経営管理体制の強化 当社グループは成長過程にあり、事業の成長や業容の拡大に伴い、経営管理体制の更なる充実・強化が課題であると認識しております。株主の皆様を始めとするステークホルダーの皆様からより一層の信頼を得るため、コーポレート・ガバナンスへの積極的な取組みが不可欠であると考えております。具体的には、優秀な人材の採用・育成により業務執行体制の充実を図るとともに、業務の適正性及び財務報告の信頼性を確保するための内部統制システムを適切に運用してまいります。また、健全な倫理観に基づく法令遵守を徹底し、コーポレート・ガバナンスが有効に機能する仕組みを強化・維持してまいります。 特に、長期保有型M&A事業の拡大に伴い、連結子会社の増加が見込まれることから、グループ・ガバナンスの強化が重要な課題であると認識しております。また、M&Aの実行に際しては借入金を中心とした新たな資金調達ニーズが発生する可能性があるため、財務規律の徹底及び財務健全性の維持にこれまで以上に留意してまいります。
事業等のリスク4,246字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下については、当社グループが事業を運営するにあたりリスク要因となる可能性があるものを記載しております。また、投資家及び株主に対する積極的な情報開示の観点から、当社グループとしては必ずしも特に重要なリスクと考えていないものも記載しております。 当社グループとしては、これらのリスクを予め十分に把握した上で、発生の予防及び対処に万全を期す所存でありますが、投資判断につきましては本項記載以外のものも含めて慎重に検討して頂きたいと思っております。また、これらのリスク項目は、提出日現在において、当社が判断したものであり、発生の可能性のあるリスクの全てを網羅するものではありませんのでご留意願います。 なお、以下の記載のうち、将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 業界及び顧客の動向に関するリスク 当社グループは、企業の経営・管理者層を主要な顧客としております。企業向けの事業においては、国内外の経済情勢や景気動向等の理由により、顧客の人材育成ニーズが減退し、研修予算が削減されるような場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 競合に関するリスク 企業を対象とした組織コンサルティング事業に関しては、他の研修会社、コンサルティング会社、シンクタンク系の研修会社等、多数の企業が参入しており、今後一層、競争が激化するものと認識しております。これまで、当社が他社に対する競争力の源泉としてきた識学を用いたコンテンツや識学に関するノウハウ及び識学を用いたサービスの開発力において、他社に対する優位性が維持できなくなった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (3) コンサルタントの確保に関するリスク 当社グループの主要なサービスであるマネジメントコンサルティングサービスの成否を決める重要な要因の一つに、担い手であるコンサルタントの品質があります。したがって良質なサービスを実施するには的確なスキルや知識、経験をもったコンサルタントの確保が不可欠であります。 当社では、引き続きこれらのコンサルタントの確保に努めていく方針でありますが、今後将来において、当社が求めるスキルや知識、経験をもってサービスを行うことができるコンサルタントを確保できなくなった場合、当社のサービス実施に重大な支障が生じ、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (4) 新規事業・サービスの開発に関するリスク 当社グループの現在の売上構成は、マネジメントコンサルティングサービスが中核となっておりますが、今後のさらなる成長を図るにあたっては、これらのサービスに加えて、人の稼働に依存せず、収益の安定基盤構築につながる識学クラウド等のプラットフォームサービスを、新たな中核事業として育てていく方針です。しかし、これらの事業が想定どおりに育たなかった場合、当社グループの中長期的な業績に影響を与える可能性があります。 (5) 内部管理体制に関するリスク 当社グループは、企業価値を最大化すべく、コーポレート・ガバナンスの充実を図る施策を実施しております。また、業務の適正及び財務報告の信頼性を確保するため、これらに係る内部統制が有効に機能する体制を構築、整備、運用しております。しかしながら、事業の急速な拡大等により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (6) 特定の経営者等への依存及び人材確保・育成に係るリスク 当社代表取締役社長安藤広大及び取締役副社長梶山啓介は、当社設立以来の事業の推進者であり、営業等の各方面において重要な役割を果たしております。現状では、この事実を認識し、過度に両氏へ依存しないよう人員体制を整備し、経営リスクの軽減を図るとともに、今後の事業展開を見据えて、人材の採用及び人材育成を重要な経営課題の一つと位置付けております。 しかしながら、現時点では両氏の当社からの離脱は想定しておりませんが、何らかの要因により、両氏が退任もしくは職務を遂行できなくなった場合や、事業展開に見合った十分な人材の確保・育成が困難となった場合、また、役員・幹部社員に代表される専門的な知識、技術、経験を有している職員が、退任、退職し、後任者の採用が困難となった場合等には、当社の事業展開、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 また、識学という理論の創作者であり、当社識学研究室室長である福冨謙二が当社から離脱した場合であっても、識学に関するノウハウの移管は完了しており、権利関係も当社に帰属しているため、当社のビジネスに支障が出るということはありません。しかしながら、福冨が当社から離脱して当社と競業する会社を設立した場合、先行者の優位性や識学の認知度を高めることで、競争優位性を確保できるとは考えているものの、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (7) 個人情報の管理に関するリスク 当社グループでは、事業を通じて個人情報を取り扱っておりますため、「個人情報の保護に関する法律」等に則った個人情報保護方針を策定し管理体制を整備する等、個人情報の適切な管理と流出防止については細心の注意を払っております。しかしながら、システム上の不具合、社内外の関係者による過失や故意等によって個人情報が流出する可能性は皆無ではありません。そうした事態が発生した場合、当社に対する損害賠償請求や信用の失墜につながる恐れがあり、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (8) 顧客の機密情報の管理に関するリスク 当社グループでは業務遂行のために顧客の機密情報を取り扱う場合がありますため、情報セキュリティに関する規程のほか、顧客のインサイダー取引防止に関する規程を作成し、社員教育の徹底を図っておりますが、不測の事態などによりこれらの機密情報が外部に漏洩した場合、損害賠償や信用低下などにより、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (9) 知的財産の管理に関するリスク 当社グループでは、当社サービスの社会的認知度向上やブランドによる知名度向上を図る手段のひとつとして「識学」を商標登録しており、今後においても必要となる提供サービスの呼称等は商標登録し、当社の知的財産権として保護・管理する方針としております。しかしながら、当社の知的財産権が何らかの理由により侵害された場合には、当社の事業等に影響を及ぼす可能性があります。 また、本書提出日現在において、当社が第三者の知的財産権を侵害していないと認識しており、第三者から当社が第三者の知的財産権を侵害している旨の通知等を受け取っておりません。当社はサービスの提供にあたり、第三者の著作権や商標権等の知的財産権を侵害することがないように、顧問弁護士等との連携を図る等の対策を講じておりますが、当社が意図しない形で第三者の知的財産権を侵害するような事態が発生した場合等には、当社グループの事業等に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 情報セキュリティに係るリスク ① プログラム障害について 開発したプログラム等に不良箇所があることにより、サービスの中断及びデータの破損などの可能性があります。このような事態が発生した場合、顧客企業からの損害賠償、社会的信用の失墜等により、当社グループの財政状態及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ② システム障害について アクセス数の増加や人為的過失などの原因で、システムダウンやデータの不通等のトラブルが発生する可能性があります。このような事態が発生した場合、顧客企業への損害賠償、社会的信用の失墜等により、当社グループの財政状態及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ③ ハッキング及びウィルス感染について 当社グループはインターネット経由でサービスの一部を提供しておりますので、ハッカーによる侵入とデータ破壊やウィルス感染による被害の可能性があります。当社では、ネットワーク機器によるプロテクションを施し細心の注意を払っておりますが、このような事態が発生した場合、当社グループの財政状態及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (11) 売上債権が回収不能となるリスク 当社グループは、十分な与信管理を行うとともに、売上債権等に対して一定の貸倒引当金を計上する等、信用リスク管理に努めております。しかし、与信先の信用不安等により、貸倒損失の発生や貸倒引当金を追加で計上する場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (12) 企業買収等に係るリスク 当社グループは、今後の事業拡大及び収益力向上のため、企業の買収や子会社設立、アライアンスを目的とした事業投資等を実施する場合があります。当社グループは、投融資案件に対しリスク及び回収可能性を十分に事前評価し、投融資を行っておりますが、投融資先の事業の状況が当社グループに与える影響を確実に予測することは困難な場合があり、投融資先の事業が計画通りに進展しない場合や、効率的な経営資源の活用を行うことができなかった場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、今後もシナジーを最大限に活用し、グループ全体の企業価値向上を目指してまいりますが、事業展開が計画通りに進まないことに伴う収益性の低下や時価の下落等に伴い、資産価値が低下した場合は、減損損失の発生や売却等での売却損により、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (13) 風説、風評及び報道による業績へ影響を与えるリスク 当社グループは、悪質な風評については適切な対応に努めておりますが、当社の評判が悪化した場合や風説が流布された場合には、営業活動及び採用活動に支障が出るおそれがあるため、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,982字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりです。 ① 経営成績の状況 当社グループは「識学を広める事で人々の持つ可能性を最大化する」という企業理念のもと、組織コンサルティング事業、スポーツエンタテインメント事業、ファンド事業の3事業を行っております。加えて、組織コンサルティング事業の収益基盤を活用し、長期保有型M&Aによる事業ポートフォリオの拡充を成長戦略の柱として推進しております。 なお、当連結会計年度より、従来「VCファンド事業」と「ハンズオン支援ファンド事業」としていた報告セグメントを「ファンド事業」に統合いたしました。 主力である組織コンサルティング事業においては、コンサルタントの育成と品質管理を行いながら、「識学」が顧客の組織に浸透する状態を実現するべくサービス提供を行ってまいりました。 スポーツエンタテインメント事業においては、チーム強化への積極的な投資を行いつつ、地域密着型クラブとして認知度向上に向けたマーケティング活動やスポンサー獲得のための積極的な営業活動を行ってまいりました。 ファンド事業においては、新進気鋭スタートアップ投資事業有限責任組合は新たに3社に対して出資を実施しました。また、新生識学成長支援1号投資事業有限責任組合において、売却による投資回収が1件発生しました。 この結果、当連結会計年度における売上高は6,536,914千円(前期比21.8%増)、営業利益は491,543千円(前期比48.6%増)、経常利益は499,300千円(前期比40.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は294,117千円(前期比31.1%減)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 (組織コンサルティング事業) (ⅰ) マネジメントコンサルティングサービス 当連結会計年度においては、2025年2月期下期の受注金額が、前期を下回った影響を受けました。 この結果、当連結会計年度のマネジメントコンサルティングサービス売上高は2,625,288千円(前期比0.5%減)となりました。 (ⅱ)プラットフォームサービス 当連結会計年度において、「識学 基本サービス」において、顧客満足度の向上と解約率の低下に取り組んでまいりました。 なお、2024年4月より新規契約における価格改定(値上げ)を実施しております。当連結会計年度における識学基本サービスの契約社数は565社(前連結会計年度末は631社)、識学基本サービスライトの契約社数は511社(前連結会計年度末は422社)、識学クラウドの契約社数は18社(前連結会計年度末は39社)となりました。 また、当連結会計年度のプラットフォームサービス売上高は2,159,590千円(前期比4.6%増)となりました。 上記の結果、当連結会計年度の組織コンサルティング事業における売上高は4,784,878千円(前期比1.7%増)、営業損失は164,911千円(前期は営業利益528,055千円)となりました。営業損益が前年同期比で悪化した主な要因は、事業拡大に伴う人件費の増加、M&A関連費用の計上及び株主優待費用の増加に加え、地域密着型クラブとしての福島ファイヤーボンズのBプレミア参入に向けた強化を支援するため、福島スポーツエンタテインメント株式会社に対するスポンサー支援費用558,333千円(前期は166,697千円)を計上したこと等により、販売費及び一般管理費が増加したことによるものであります。 (スポーツエンタテインメント事業) 当連結会計年度においては、福島ファイヤーボンズのBプレミア参入を目指してチームの強化を行いながら「地域密着型クラブ」として地域スポーツ振興を普及することを目的とした取組みを行ってまいりました。また、2025-26シーズンのスポンサー獲得に向けた営業活動及び企業版ふるさと納税のさらなる拡充に向けた地方公共団体との連携強化に努めてまいりました。 上記の結果、当連結会計年度におけるスポーツエンタテインメント事業の売上高は724,536千円(前期比18.8%増)、営業利益は164,016千円(前期は営業損失66,584千円)となりました。 (ファンド事業) 当連結会計年度においては、「組織力」や「成長する組織への転換」に着目した投資を行い、投資先企業への「識学」導入による組織改善によって成長を支援するファンドを運営し、新進気鋭スタートアップ投資事業有限責任組合は新たに3社に対して出資を実施するなど、積極的な投資を行ってまいりました。また、新生識学成長支援1号投資事業有限責任組合において、売却による投資回収が1件発生しました。なお、当社グループは今後、ファンドを通じた投資にとどまらず、長期保有を前提としたM&Aを本格的に推進しており、組織コンサルティング事業で培った知見を活用した投資先企業の成長支援を強化してまいります。 この結果、当連結会計年度におけるファンド事業の売上高は1,027,499千円(前期は売上高55,483千円)、営業利益は492,438千円(前期は営業損失130,350千円)となりました。 ② 財政状態の状況 連結会計年度末における総資産は4,806,624千円となり、前連結会計年度末と比較して88,554千円の減少となりました。 (流動資産) 当連結会計年度末の流動資産合計は4,092,673千円となり、前連結会計年度末と比較して57,695千円の減少となりました。これは主に、現金及び預金の減少213,681千円によるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末の固定資産合計は713,951千円となり、前連結会計年度末と比較して30,859千円の減少となりました。これは主に、投資その他の資産に含まれる長期前払費用の減少51,912千円によるものであります。 (流動負債) 当連結会計年度末の流動負債合計は1,097,839千円となり、前連結会計年度末と比較して248,241千円の減少となりました。これは主に、未払法人税等の減少176,190千円によるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末の固定負債合計は49,385千円となり、前連結会計年度末と比較して62,310千円の減少となりました。これは主に、長期借入金の減少63,828千円によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は3,659,400千円となり、前連結会計年度末と比較して221,997千円の増加となりました。これは主に、利益剰余金の増加294,117千円によるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は2,098,898千円(前連結会計年度末比213,681千円減)となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動により増加した資金は106,756千円(前連結会計年度は168,300千円の収入)となりました。これは主に、法人税等の支払額342,004千円により資金が減少した一方で、税金等調整前当期純利益338,515千円により資金が増加したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動により減少した資金は50,993千円(前連結会計年度は113,615千円の収入)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出25,036千円により資金が減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動により減少した資金は269,572千円(前連結会計年度は322,103千円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出238,870千円により資金が減少したことによるものであります。 (2)生産、受注及び販売の状況 ① 生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 ② 受注実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をサービスごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 組織コンサルティング事業   4,784,878   101.7% スポーツエンタテインメント事業   724,536   118.8% ファンド事業   1,027,499   - 合計   6,536,914   121.8% (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.ファンド事業の前期販売実績は55,483千円であります。 (3)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りによる不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 [注記事項](重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、6,536,914千円(前期比21.8%増)となりました。その主な内訳は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (売上原価、販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度における売上原価は、2,164,989千円(前期比32.7%増)となりました。これは主に、部門再編成により全社的に稼働時間が増加したことによるものであります。 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、3,880,381千円(前期比13.9%増)となりました。これは主に、給料及び手当が171,235千円増加したことによるものであります。 これらの結果、営業利益は491,543千円(前期比48.6%増)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は33,767千円(前期比9.2%減)となりました。これは主に、新株予約権戻入益が前連結会計年度比9,312千円増加したことによるものであります。営業外費用は26,010千円(前期比125.9%増)となりました。これは主に、支払手数料が前連結会計年度比18,637千円増加したことによるものであります。 これらの結果、経常利益は499,300千円(前期比40.0%増)となりました。 (特別利益、特別損失、法人税等、親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における特別損失は、160,785千円となりました。これは、減損損失160,785千円によるものであります。また、当連結会計年度における特別利益はありません。 また、法人税、住民税及び事業税(法人税等調整額を含む)は132,347千円となりました。 これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は294,117千円(前期比31.1%減)となりました。 ③ キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、コンサルタント人材等の人件費、広告宣伝費をはじめとする事業運営のための営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、組織コンサルティング事業及びスポーツエンタテインメント事業の設備投資の他、ファンド事業の投資等であります。 当社グループは、必要な運転資金及び設備投資資金について、営業活動によるキャッシュ・フローを源泉とした自己資金を中心に、多額の設備投資資金が必要となった場合は、必要資金の性格に応じて金融機関からの借入及び資本市場からの資金調達などにより必要資金を確保する方針であります。 ④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、コンサルタント一人当たり売上高及びコンサルタント数を重要な指標として位置付けております。今後につきましては、コンサルタントの品質管理活動の徹底と同時に、サービス提供の生産性を高める事で組織コンサルティング事業のさらなる成長を実現する方針であります。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 ⑥ 経営者の問題意識と今後の方針について 当社グループが今後も持続的に成長していくためには、経営者は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の様々な課題等に対応していくことが必要であると認識しております。これらの課題等に対応するために、経営者は常に外部環境の構造や変化に関する情報の入手及び分析を行い、現在及び将来における事業環境を確認し、その間の課題を認識すると同時に最適な解決策を実施していく方針であります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年2月期 第1四半期決算説明資料2026-07-10

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