概要
ホテルニューグランドを運営する老舗ホテル企業。1927年に横浜・山下町で創業し、宿泊・料飲・宴会事業を中核に、不動産賃貸も手掛ける。2025年11月期の売上高は65億円、営業利益3億円、従業員232名。関東大震災後の復興期に開業した歴史を持ち、地域密着型の経営を続けている。
宿泊・料飲・宴会の三部門が収益の柱
ホテル事業が売上高の99%以上を占め、宿泊部門、レストラン部門、宴会部門の三部門で構成される。2025年11月期の部門別売上高は宿泊が20.6億円、レストランが14.6億円、宴会が23.1億円。宴会部門が最大の収益源であり、婚礼や企業宴会の需要を取り込んでいる。レストランはホテル内のほか、髙島屋横浜店とそごう横浜店にも出店している。
不動産賃貸事業で安定収入を確保
不動産賃貸事業はオフィスビル等の賃貸管理業務を営む。売上高は年間約4800万円と小規模だが、営業利益率は約76%と高く、補完的な収益源となっている。同事業はホテル本体と同一の企業内で運営され、セグメント区分も同一である。
単一企業でグループを構成せず独立経営
当社は子会社や関連会社を持たず、ホテル事業と不動産賃貸事業のすべてを単一の企業体で行っている。事業系統図も単純で、経営資源を集中できる一方、リスク分散の面では脆弱な構造を持つ。グループ全体の従業員数232名は全員が当社の直接雇用である。
収益は観光需要に連動し回復基調
売上高は2012年11月期の53億円から2025年11月期の65億円へと増加傾向にあるが、2020年11月期には31億円に落ち込むなど観光需要の変動に敏感。営業利益は近年3億円前後で安定し、2025年11月期は3億円を計上。純利益は2017年に41億円の大幅損失を計上した後、改善している。
業界の中での役割は横浜を代表するシティホテル運営会社。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01宿泊・料飲主力
ホテルニューグランド内で宿泊・料飲(婚礼・宴会含む)を運営。髙島屋横浜店やそごう横浜店にもレストランを出店し、横浜エリアでの集客と地域貢献を図る。
- ホテル宿泊施設
- 横浜・元町に立地する老舗ホテル。クラシカルな客室と現代的な設備を備え、観光・ビジネス需要に対応。
- 料飲・婚礼・宴会施設
- ホテル内のレストラン、バー、婚礼・宴会場。格式高いサービスで記念日や法人需要を取り込む。
02不動産賃貸準主力
オフィスビル等の賃貸管理業務を展開。ホテル事業で培った物件運営ノウハウを活かし、安定的な収益源とする。
製品と技術
宿泊施設:本館客室の改修とクラシックホテルの価値
ホテルニューグランドの客室は開業以来の伝統的な意匠を残す一方、経年劣化が進んだ本館客室の改修工事が予定されている。客室からの眺望や内装のクラシック感が競争優位性の一つであり、ラグジュアリーホテルとの差別化を図っている。
料飲サービス:発祥メニューの冷凍化とコラボ企画
レストランでは「シーフードドリア」などホテル発祥のメニューを提供。2024年にはこれを冷凍食品として外販し、新たな収益源としている。また、オランダのキャラクター「ミッフィー」とのコラボ宿泊プランを展開し、SNSでの話題性を活用した顧客獲得を進めている。
宴会・婚礼:最大の売上部門としての機能
宴会部門は売上高で宿泊部門を上回る23億円(2025年11月期)を計上し、ホテル事業の最大部門である。婚礼や企業の宴会・会議需要に対応し、地域の社交場としての役割を担う。大規模外壁工事後の中庭は新たな夜景スポットとして宴会需要の拡大に寄与している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
老舗ホテルで国内基盤、収益性は中位で改善余地
サービス業界、特に宿泊業において、老舗ホテルとして高級感と伝統を強みに、法人・観光需要に応えている。同業他社であるジンジブやイシンなどと比較し、売上高は中規模で、2024年11月期に54億円から2025年11月期には59億円、2026年11月期には65億円と堅調に増加している。営業利益率は5%前後と業界平均並みだが、安定した収益基盤を持つ。一方、インバウンド需要の変動や人件費上昇が収益を圧迫する可能性があり、付加価値の高いサービスの提供やコスト管理が課題となる。
強み
- 歴史と伝統あるホテルとして、高級顧客層からの信頼を獲得している。
- 売上高が3期連続で増加し、堅調な業績を維持している。
- 法人向け宿泊や宴会、観光需要など、多様な顧客ニーズに応えている。
- 都市部に位置し、アクセスの良さが集客力向上に寄与している。
課題
- 営業利益率が5%前後と低く、売上増加に対し利益率の向上が課題である。
- サービス業界全体で人件費が上昇しており、コスト削減が難しい状況にある。
- 観光需要や景気変動の影響を受けやすく、安定した稼働率の確保が重要である。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がホテル、ニューグランド
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6059ウチヤマホールディングス | 78億円 | 23.7倍 |
| 2 | 2391プラネット | 78億円 | 18.3倍 |
| 3 | 7096ステムセル研究所 | 78億円 | 49.0倍 |
| 4 | 9723京都ホテル | 77億円 | 8.8倍 |
| 5 | 9720ホテル、ニューグランド | 76億円 | 20.9倍 |
| 6 | 7367セルム | 76億円 | 12.4倍 |
| 7 | 7065ユーピーアール | 76億円 | 10.7倍 |
| 8 | 9340アソインターナショナル | 75億円 | 14.7倍 |
| 9 | 2483翻訳センター | 75億円 | 16.2倍 |
| 10 | 6031ZETA | 75億円 | 36.9倍 |
| 11 | 6093ミトラグループ | 74億円 | 37.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
1927年の創業と横浜の復興ホテル
ホテルニューグランドは1927年、関東大震災からの復興事業として横浜市中区山下町に開業した。当時は外国人客船の寄港地として発展する横浜を象徴するクラシックホテルとして誕生。創業以来、地域のランドマークとしての地位を築き、2027年には開業100周年を迎える。
2010年代半ばの赤字転落と財務改善
2012年から2015年までおおむね黒字を維持していたが、2016年11月期に9億円の当期純損失、続く2017年11月期には41億円の巨額損失を計上。この時期に設備投資や減損損失が発生したと推測される。2018年以降は小幅黒字に回復し、財務体質の改善が進んだ。
2020年のパンデミックによる売上急減
2020年11月期、新型コロナウイルス感染症の拡大で観光需要が蒸発し、売上高は前期比39%減の31億円に落ち込んだ。営業損失は公表されていないが、当期純損失11億円を計上。ホテル業界全体と同様に厳しい経営環境を強いられた。
外販事業「エスワイル」の立ち上げと100周年への準備
2023年から外販ブランド「エスワイル」を展開。2024年12月には横浜髙島屋に直営店をオープンし、冷凍シーフードドリアなどホテル発祥メニューの販売を開始。2025年2月にはイートインスペースを増設。同時期に本館客室の改修や中庭の照明演出「アクアブルーム」を導入し、100周年に向けた投資を加速している。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/11期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
人事戦略:人材確保とエンゲージメント向上
賃上げや人事制度改善により魅力ある職場環境を整備し、高度なスキルを持つ人材を公正に評価・処遇する体系を構築。女性活躍推進や育児支援強化、業務のデジタル化による効率化も進める。
- 02
ブランド戦略:差別化によるブランド価値向上
地域密着とクラシックホテルとしての伝統・歴史を活かし、競合との差別化を図る。付加価値の高い商品・サービスを提供することでブランド確立と顧客拡大を目指す。
- 03
成長戦略:競争力強化と集客向上
本館客室の改修工事を計画し、外販事業「エスワイル」への投資拡大を進める。2027年の開業100周年を見据えた足場固めの取り組みを着実に実施する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で232人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は419万円で、9期前と比べて+14.4%。平均年齢は34.2歳、平均勤続年数は11.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年11月 | — | — | — | 249 | — |
| 2017年11月 | — | — | — | 253 | — |
| 2018年11月 | — | — | — | 240 | — |
| 2019年11月 | 366 | 36.1 | 13.9 | 226 | — |
| 2020年11月 | 347 | 36.1 | 14.1 | 225 | — |
| 2021年11月 | 348 | 36.2 | 14.1 | 216 | — |
| 2022年11月 | 411 | 36.7 | 14.1 | 201 | — |
| 2023年11月 | 428 | 36.1 | 13.5 | 208 | — |
| 2024年11月 | 431 | 35.3 | 12.9 | 214 | 140 |
| 2025年11月 | 419 | 34.2 | 11.8 | 232 | 129 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年11月期の売上高は65億円、営業利益は3億円。前期と比べると増収増益で、売上が+10.2%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2026年11月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 68億円 | 65億円 |
| 営業利益 | 3億円 | 3億円 |
| 純利益 | 3億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥25 | ¥25 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は36億円、営業利益は4億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+9.1%、営業利益は+33.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 12 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年2Q | 14 | 1 | 7.1 | 1 |
| 2023年3Q | 12 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年4Q | 16 | — | — | 3 |
| 2024年1Q | 14 | 1 | 7.1 | 1 |
| 2024年2Q | 15 | 1 | 6.7 | 3 |
| 2024年4Q | 30 | 1 | 3.3 | −1 |
| 2025年2Q | 33 | 3 | 9.1 | 4 |
| 2025年4Q | 32 | 0 | 0.0 | −2 |
| 2026年2Q | 36 | 4 | 11.1 | 5 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年11月期からの14期で、売上は53億円から65億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は4.6%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年11月 | 53 | — | 2 | — | 1 |
| 2013年11月 | 55 | — | 2 | — | 1 |
| 2014年11月 | 49 | — | −3 | — | −3 |
| 2015年11月 | 55 | — | 0 | — | 1 |
| 2016年11月 | 45 | — | −6 | — | −9 |
| 2017年11月 | 50 | — | −4 | — | −41 |
| 2018年11月 | 51 | — | 0 | — | 0 |
| 2019年11月 | 51 | — | 0 | — | 0 |
| 2020年11月 | 31 | — | −8 | — | −11 |
| 2021年11月 | 32 | — | −5 | — | 13 |
| 2022年11月 | 43 | — | −3 | — | −3 |
| 2023年11月 | 54 | — | 3 | — | 4 |
| 2024年11月 | 59 | 3 | 2 | 5.1 | 3 |
| 2025年11月 | 65 | 3 | 3 | 4.6 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年11月期
売上高65億円のうち、営業利益として残るのは3億円で4.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の3.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金24.6%16億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金70.8%46億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.6%3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年11月期は営業CFが7億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは2億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は23億円で、売上の4.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年11月 | 7 | −1 | −4 | 6 | 12 |
| 2013年11月 | 4 | −1 | 0 | 3 | 14 |
| 2014年11月 | −1 | −11 | 15 | −12 | 17 |
| 2015年11月 | 8 | 2 | −3 | 10 | 23 |
| 2016年11月 | −8 | −22 | 13 | −30 | 6 |
| 2017年11月 | 5 | −1 | −4 | 4 | 6 |
| 2018年11月 | −3 | −8 | 9 | −11 | 4 |
| 2019年11月 | 5 | −2 | −4 | 3 | 4 |
| 2020年11月 | −8 | −1 | 10 | −9 | 5 |
| 2021年11月 | 0 | 30 | −8 | 30 | 27 |
| 2022年11月 | 0 | −3 | −2 | −3 | 22 |
| 2023年11月 | 6 | −1 | −2 | 5 | 24 |
| 2024年11月 | 4 | −7 | 3 | −3 | 25 |
| 2025年11月 | 7 | −5 | −3 | 2 | 23 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年11月期の総資産は89億円。このうち返さなくてよい自己資本が37億円で、自己資本比率は42.0%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年11月 | 110 | 81 | 29 | 73.7 |
| 2013年11月 | 111 | 82 | 29 | 74.1 |
| 2014年11月 | 124 | 79 | 45 | 64.2 |
| 2015年11月 | 123 | 80 | 43 | 65.3 |
| 2016年11月 | 125 | 70 | 55 | 56.4 |
| 2017年11月 | 81 | 28 | 53 | 35.0 |
| 2018年11月 | 84 | 30 | 54 | 35.4 |
| 2019年11月 | 83 | 29 | 54 | 35.4 |
| 2020年11月 | 79 | 19 | 60 | 23.7 |
| 2021年11月 | 81 | 32 | 49 | 39.6 |
| 2022年11月 | 77 | 29 | 48 | 36.9 |
| 2023年11月 | 80 | 33 | 47 | 40.9 |
| 2024年11月 | 85 | 35 | 49 | 41.7 |
| 2025年11月 | 89 | 37 | 51 | 42.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で534社中209位あたり、逆に低いのは配当利回りで534社中526位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥6,450で、1年前と比べて-9.6%。過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 20.9倍 |
| PER (会社予想) | 22.9倍 |
| PBR | 1.79倍 |
| 配当利回り | 0.39% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月後半から8月にかけて上昇基調を強め、直近では6390円まで回復。25日移動平均線(6181円)を約3.4%上回り、75日線(5745円)に対しても約11%の上方乖離にある。52週高値7550円からは約15%下の水準で、年初来安値5150円からは上昇率が大きい。出来高は薄商いが続き、8月に入り300〜500株の取引が散見されるが、全体として低調。上値は52週高値が意識されやすく、まずは6600円台を目指す展開か。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 38/100)。
PER20.7倍は業界平均22.99倍を下回るが、予想PER22.7倍と割高感。PBR1.78倍は平均3.34倍を下回るものの、ROE5.5%の低収益性を考慮すると割高。配当利回り0.39%は平均2.29%を大きく下回り、株主還元が薄い。売上高は増加傾向だが営業利益率は5%前後と低く、収益力向上が見込めない現状ではやや割高と評価。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 20.9倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 22.9倍 | — |
| PBR | 1.79倍 | 3.51倍 |
| ROE | 5.5% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
インバウンド需要の回復と婚礼需要の動向が主な論点。強気派は、観光需要の拡大で売上高が増加傾向にあり、歴史的価値が持続的な集客力をもたらすとみる。一方、弱気派は、競争激化や人件費・修繕費の増加で収益率が低下することを懸念する。2025年11月期の増収予想と営業利益率の低下がその表れで、客単価の維持とコスト管理が焦点。
- インバウンド需要
訪日客の増加で宿泊需要が堅調に推移する見込み
- ブランド力
1927年開業の歴史的ホテルとして独自の地位を確立
- 増収トレンド
売上高が43億円から65億円へと順調に増加
- 売上高65億円と2期連続増収2026年11月期影響中
売上高は54億円→59億円→65億円と増加。増収が続けば利益押し上げ
- 営業利益3億円を維持通年影響中
2025年11月期の営業利益3億円、営業利益率4.62%。売上高増で維持できれば
- 株価下落による割安感不定影響弱
過去1年で株価は5.53%下落。落ち着けば戻り期待
- 時価総額75億円の小型株不定影響弱
時価総額75億円。小型のため業績改善で大きく反応
- 収益率の低下
営業利益率が5.08%から4.62%へ低下する見込み
- コスト増加
老朽化対策や人件費の増加で費用が膨らむ可能性
- 競争の激化
横浜エリアの宿泊施設増加で価格競争が深刻化
- 予想PER22.7倍と減益予想決算発表後影響強
実績PER20.7倍に対し予想PER22.7倍。来期も減益の公算
- 純利益の2期連続減通年影響中
純利益は4億円→3億円→2億円と減少。減益トレンド
- 営業利益率の低下通年影響中
営業利益率は5.08%から4.62%へ低下。コスト増が続く
- 配当利回り0.39%の低さ継続影響弱
配当利回り0.39%と低く、利回り妙味は乏しい
- 客室稼働率
- 宿泊需要の強さを直接反映するため
- 客単価
- 価格設定の維持・向上が収益性に影響するため
- 婚礼件数
- 高単価な婚礼事業の動向が収益に大きく寄与するため
- インバウンド比率
- 外国人宿泊者の割合が増収の鍵となるため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり25円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは0.39%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年11月 | 50 | — | 7.5 |
| 2024年11月 | 25 | −50.0 | 9.7 |
| 2025年11月 | 25 | 0.0 | 14.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥25
株主
有価証券報告書より
2025年11月期末の株主数は延べ1,064人。区分でいちばん多いのは事業法人で60.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が68.9%を占め、残る31.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年11月% | 2021年11月% | 2022年11月% | 2023年11月% | 2024年11月% | 2025年11月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 59.4 | 59.7 | 59.7 | 60.5 | 60.6 | 60.6 |
| 個人・その他 | 31.3 | 31.3 | 31.0 | 30.9 | 30.9 | 30.9 |
| 金融機関 | 9.1 | 9.0 | 9.0 | 8.3 | 8.3 | 8.3 |
| 外国法人 | 0.2 | 0.0 | 0.1 | 0.2 | 0.1 | 0.1 |
| 証券会社 | 0.1 | 0.0 | 0.2 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 原地所株式会社 | 16.22 |
| 02 | 穐田誉輝 | 4.88 |
| 03 | 株式会社横浜銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 4.67 |
| 04 | 清水建設株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 3.98 |
| 05 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 3.71 |
| 06 | 株式会社そごう・西武 | 3.22 |
| 07 | 原信造 | 3.14 |
| 08 | 上野グループホールディングス株式会社 | 2.88 |
| 09 | 麒麟麦酒株式会社 | 2.79 |
| 10 | セコム株式会社 | 2.71 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+70%、1株純資産は14期で−55%。直近期のROEは5.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年11月 | 101 | 7,004 | 1.5 | 18.6 | 37.3 |
| 2013年11月 | 90 | 7,067 | 1.3 | 33.0 | 27.7 |
| 2014年11月 | −218 | 6,832 | −3.1 | — | — |
| 2015年11月 | 64 | 6,903 | 0.9 | 53.2 | 39.1 |
| 2016年11月 | −810 | 6,072 | −12.5 | — | — |
| 2017年11月 | −3,685 | 2,548 | −82.8 | — | — |
| 2018年11月 | −31 | 2,532 | −1.2 | — | — |
| 2019年11月 | −38 | 2,487 | −1.5 | — | — |
| 2020年11月 | −930 | 1,587 | −45.7 | — | — |
| 2021年11月 | 1,118 | 2,706 | 52.1 | 3.4 | — |
| 2022年11月 | −296 | 2,415 | −11.5 | — | — |
| 2023年11月 | 333 | 2,755 | 12.9 | 14.1 | 7.5 |
| 2024年11月 | 257 | 2,994 | 8.9 | 22.9 | 9.7 |
| 2025年11月 | 171 | 3,152 | 5.5 | 38.1 | 14.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/11期の役員報酬は総額82百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 原信造 | 代表取締役 会長兼社長(取締役会議長) | 68 | 371 |
| 岸晴記 | 常務取締役 財務兼管理本部長 | 72 | 22 |
| 上野孝 | 取締役 | 81 | — |
| 岡崎真雄 | 取締役 | 90 | — |
| 川本守彦 | 取締役 | 70 | — |
| 勝治雄 | 取締役 | 69 | — |
| 関口真司 | 取締役 総料理長 | 61 | — |
| 山﨑明 | 取締役 | 66 | — |
| 木曽博文 | 取締役 営業本部長総支配人 | 56 | — |
| 奥津勉 | 取締役(監査等委員長) | 78 | — |
| 佐々木寛志 | 取締役(監査等委員) | 79 | — |
| 川村健一 | 取締役(監査等委員) | 67 | — |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 矢野精一 | 取締役(監査等委員) | 57 |
役員報酬の内訳2025/11期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 70 | 70 | 14 |
| 社外取締役 | 10 | 11 | 11 | 1 |
| 取締役(社内) | 1 | 1 | 1 | 1 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/11期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容250字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,374字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク583字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,796字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第149期(2025/12/01-2026/05/31)2026-07-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第148期(2024/12/01-2025/11/30)2026-02-25
- 半期報告書半期報告書-第148期(2024/12/01-2025/05/31)2025-07-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第147期(2023/12/01-2024/11/30)2025-02-27
- 四半期報告書四半期報告書-第147期第2四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 四半期報告書四半期報告書-第147期第1四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第146期(2022/12/01-2023/11/30)2024-02-22
- 四半期報告書四半期報告書-第146期第3四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-12
- 四半期報告書四半期報告書-第146期第2四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-13
- 四半期報告書四半期報告書-第146期第1四半期(2022/12/01-2023/02/28)2023-04-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第145期(2021/12/01-2022/11/30)2023-02-22
- 四半期報告書四半期報告書-第145期第3四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)2022-10-13
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