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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

出前館

DEMAE-CAN CO.,LTD2484 · Standard · 情報・通信業

国内最大級のフードデリバリーサービス「出前館」を運営。飲食店とユーザーをつなぐプラットフォーマー。

概要

出前館は、日本最大級のフードデリバリーサービス「出前館」を運営する企業である。1999年に大阪で創業し、2006年に株式上場。飲食店とユーザーを結ぶプラットフォームを提供し、加盟店数は約10万店、アクティブユーザー数は約455万人(2025年8月末)に上る。2025年8月期の売上高は397億円だが、競争激化によるプロモーション費用の増加などで営業損失49億円と赤字が継続している。

プラットフォームビジネスの構造

出前館の事業は、飲食店(加盟店)とユーザー(消費者)を結ぶ両面市場プラットフォームとして成立する。加盟店は注文金額に応じたサービス利用料と配達代行手数料を支払い、ユーザーは送料や現金払い手数料を負担する。このほか、サイト上へのバナー広告やテキスト広告の掲載収入もある。配達機能を持たない店舗には、出前館の配達代行サービス「シェアリングデリバリー」を提供することで、デリバリー市場への参加を可能にしている。決済手段は現金、クレジットカード、PayPayなど多様で、ユーザーはアプリやウェブサイトから注文する。

加盟店とユーザーの規模拡大

「出前館」の加盟店数は、2020年7月時点で約3万店だったが、新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要を追い風に急増し、2021年12月には10万店を突破した。大手チェーンから地域の人気店まで幅広く加盟している。一方、2025年8月末のアクティブユーザー数(1年以内に1回以上注文したユーザー)は約455万人。ユーザーは会員登録により毎回の住所入力を省略でき、クーポンの付与や還元も受けられる。注文時には配達までの待ち時間が表示されるため、ニーズに応じた店舗選択が可能となっている。

収益構造の変遷と赤字の背景

出前館の売上高は2012年8月期の14億円から成長を続け、2023年8月期には514億円のピークを記録した。しかし、競合他社の参入によるマーケットシェア争いが激化し、プロモーション費用や配達員確保のコストが膨らんだ。2021年9月にはZホールディングスなど第三者割当増資により総額834億円を調達し、積極投資を実行したが、2022年以降の市場成長鈍化や外食需要の回復により収益は悪化。2025年8月期の売上高は前期比21.2%減の397億円、営業損失は49億円と4期連続の赤字となった。

グループ構成と事業体制

出前館は、株式会社出前館(持株会社)と子会社の株式会社出前館コミュニケーションズでグループを構成する。単一セグメントの「出前館事業」に集中しており、サイト運営・管理、システム開発、広告運営・管理、配達代行を自社で手掛ける。2024年8月から2025年8月までの期間は、LINEヤフー株式会社と共同で「Yahoo!クイックマート」を提供していたが、サービスを終了した。本社は東京都渋谷区に所在し、大阪支社も有する。従業員数は392名(連結)で、カスタマーセンターによるユーザー・店舗・ドライバーのサポート体制も整える。

業界の中での役割はフードデリバリーのプラットフォーム運営者、配達代行サービス提供者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
397億円
営業利益
-49億円
営業利益率
-12.3%
純利益
-50億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2022/8
事業売上構成比利益利益率
出前館事業468億円98.9%-365億円-78.0%
通信販売事業(注4)5億円1.1%1億円20.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01フードデリバリー(加盟店・ユーザー)主力

デリバリー専門サイト・アプリ「出前館」を運営。ユーザーがアプリやサイトから飲食店に注文し、配達代行サービスも提供する。加盟店からは注文金額に応じた手数料、ユーザーからは送料などの手数料を得る。広告収入も有する。

国内最大級のデリバリーサービス

主な製品・サービス2
出前館(デリバリーサービス)
ユーザーがアプリ・サイトから飲食店に注文し、指定場所へ配達を受けるサービス。配達代行(シェアリングデリバリー)にも対応。
Yahoo!クイックマート
生鮮食品や日用品を最短30分で届けるサービス。LINEヤフー株式会社との共同提供だったが、2025年8月に終了。

製品と技術

「出前館」アプリとウェブのプラットフォーム機能

「出前館」の核となるのは、ユーザーがパソコン、スマートフォン、タブレットからアクセスするアプリおよびウェブサイトである。ユーザーは現在地に応じて配達可能な加盟店を表示し、メニューを選択・注文する。配達時間の目安が表示されるため、ユーザーは希望の時間に合わせて店舗を選べる。決済は現金のほか、クレジットカードやPayPayなどのデジタル決済に対応。会員登録により住所情報を保存でき、クーポン配信やポイント還元も行われる。カスタマーセンターではトラブルやクレームにオペレーターが対応し、ユーザー・店舗・ドライバーをサポートする。

「シェアリングデリバリー」による配達代行サービス

デリバリー機能を持たない飲食店でも、出前館の「シェアリングデリバリー」を利用すれば、配達代行のドライバーがユーザーに料理を届けることができる。この仕組みは、地域密着型のフレキシブルな配達員ネットワークによって成り立っている。配達員は自身の都合に合わせて働くことができ、効率的な配達ルートの最適化が図られている。2020年以降の需要急増に伴い、配達エリアと対象店舗数を急速に拡大。フードデリバリー市場の裾野を広げる役割を果たした。

ユーザー体験向上のための価格設定と会員サービス

出前館は、配達効率とユーザー利便性を両立するため、送料変動価格制(ダイナミックプライシング)を導入している。需要が高い時間帯やエリアでは送料が変動し、供給と需要のバランスを取ることで配達員の確保を促す。また、プレミアム会員サービス「出前館サブスク」を提供し、月額料金で送料無料などの特典を付与することで、ユーザーの利用頻度向上を図っている。これらの施策により、ユニットエコノミクスの改善とリピート率の向上を目指している。

「Yahoo!クイックマート」の開始と終了

2024年8月、出前館はLINEヤフーと共同で、生鮮食品や日用品を最短30分で届ける「Yahoo!クイックマート」の提供を開始した。既存のフードデリバリーとは異なる即時配送の需要を取り込み、プラットフォームの多角化を狙った。しかし、競合サービスの存在や事業性の課題から、わずか1年後の2025年8月にサービスを終了。この短命に終わった新サービスは、出前館が物流プラットフォームとしての可能性を模索する一方で、コア事業である「出前館」の収益改善が優先課題であることを浮き彫りにした。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • フードデリバリー(加盟店・ユーザー)国内最大級のデリバリーサービス

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

日本最大級の宅配仲介、赤字継続

出前館は日本国内で最大級のフードデリバリー仲介プラットフォームですが、競合の出前館やUber Eatsなどと激しく競合しており、市場シェアは拮抗しています。同業他社のVRAIN SolutionやCocoliveは類似サービスを提供していますが、スケールでは劣ります。直近の業績は減収・赤字継続で、2025年8月期の売上高は397億円、営業利益率は-12.34%と改善の兆しが見えません。顧客獲得競争や手数料抑制による収益性悪化が課題です。

強み

  • 日本国内での宅配仲介サービスとして高い認知度を持ち、ユーザー基盤は強い。
  • 多数の飲食店と提携しており、多様なメニューを提供可能で利便性が高い。
  • 自社配達員ではなく、パートナー配送員を活用した柔軟な配送網を構築。
  • 注文データを分析し、マーケティングや店舗運営支援に活用できる点。

課題

  • 競争激化で手数料が抑制され、赤字が継続。2025年8月期営業利益率-12.34%。
  • Uber Eatsなど同業との差別化が難しく、価格競争に巻き込まれやすい。
  • 市場成熟で売上減少傾向。2024年8月期から2025年8月期で売上高が約21%減。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字が出前館

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13850エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート190億円20.4倍
24493サイバーセキュリティクラウド187億円19.3倍
34709IDホールディングス185億円12.5倍
43648AGS183億円9.2倍
53662エイチームホールディングス183億円30.3倍
62484出前館182億円
76199セラク181億円11.8倍
82307クロスキャット181億円9.8倍
93665エニグモ181億円51.6倍
109691両毛システムズ180億円8.3倍
11584ALiNKX180億円63.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

大阪で創業、デリバリーサイトを開設した1999~2000年

1999年9月、大阪市住之江区に夢の街創造委員会株式会社を設立。翌2000年10月、デリバリー総合サイト「出前館(https://demae-can.com/)」をオープンした。当初から飲食店のテイクアウト・デリバリー情報を一元的に提供するポータルとしてスタートし、インターネットを通じた注文受付の仕組みを構築した。設立からわずか1年でのサービス開始は、創業者の機動的な判断によるものである。

株式上場と加盟店1万店達成(2006~2010年)

2006年6月、大阪証券取引所ヘラクレスに株式上場を果たす。これにより資金調達力が向上し、加盟店拡大が加速。2010年10月の市場統合に伴い東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に指定替えとなり、同年11月には加盟店数が1万店を突破した。上場から4年で加盟店を1万店に増やした背景には、デリバリー需要の高まりと積極的な営業活動があった。また、2010年12月にはスマートフォン専用アプリの提供を開始し、モバイル対応を早期に進めた。

LINEとの資本業務提携と社名変更(2016~2019年)

2016年10月、LINE株式会社(現LINEヤフー)と資本業務提携を締結。LINEの約8,000万ユーザー基盤と連携することで、集客力の強化を図った。2019年9月には加盟店数が2万店を突破し、同年11月には社名を夢の街創造委員会株式会社から株式会社出前館に変更。社名とサービス名を統一し、ブランド認知の向上を狙った。この時期は順調に加盟店数を伸ばし、フードデリバリー市場における存在感を強めた。

新型コロナで需要急拡大、加盟店数が10万店に(2020~2021年)

2020年4月、LINEヤフーや未来Fundから第三者割当増資を実施。同時期に発令された緊急事態宣言により巣ごもり需要が急拡大し、フードデリバリー注文が殺到した。加盟店数は2020年7月の約3万店から急速に増加し、2020年11月に4万店、12月に5万店、2021年3月に6万店、4月に7万店、7月に8万店、10月に9万5千店、そして2021年12月には10万店を突破。わずか1年半で約3倍に拡大した。需要に応えるため、シェアリングデリバリーの配達エリアも全国に広げた。

830億円の資金調達と積極投資(2021年)

2021年9月、海外募集による新株式発行・自己株式処分・第三者割当増資を組み合わせ、総額834億円の資金調達を実施。引受先にはZホールディングス(現LINEヤフー)やNAVER Corporationが含まれた。この巨額資金を元手に、加盟店獲得やユーザー獲得のためのプロモーション、配達員の確保、システム投資を積極的に行った。当時は競合他社も含めてマーケットシェア争いが激化しており、資金力を背景に市場での地位固めを図った。

市場統合と収益悪化への転換(2022~2025年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行。しかし、2022年以降はコロナ禍の行動制限緩和で外食需要が回復し、フードデリバリー市場の成長が一服。競合の合従連衡が進む中、出前館はプロモーション費用の効率化を進めたが、売上高は2023年8月期の514億円をピークに減少に転じた。2024年8月期は504億円、2025年8月期は397億円と落ち込み、営業損失は4期連続。2024年8月から始めた「Yahoo!クイックマート」も2025年8月に終了した。

年表24件を開く

1990年代

  • 1999年9月創業大阪市住之江区に夢の街創造委員会株式会社を設立

2000年代

  • 2000年10月デリバリー総合サイト「出前館(https://demae-can.com/)」をオープン
  • 2006年6月上場大阪証券取引所ヘラクレスに株式上場

2010年代

  • 2010年10月M&A市場統合により東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に指定替え
  • 2010年11月「出前館」の加盟店数が10,000店を突破
  • 2010年12月スマートフォン専用アプリ「出前館」の提供開始
  • 2016年10月LINE株式会社(現:LINEヤフー株式会社)と資本業務提携
  • 2019年9月「出前館」の加盟店数が20,000店を突破
  • 2019年11月商号変更夢の街創造委員会株式会社から株式会社出前館に社名変更

2020年代

  • 2020年4月LINE株式会社(現:LINEヤフー株式会社)、未来Fund有限責任事業組合を引受先とする第三者割当増資を実施
  • 2020年8月「出前館」の加盟店数が30,000店を突破
  • 2020年11月「出前館」の加盟店舗数が40,000店舗を突破
  • 2020年12月東京都渋谷区に本店を移転
  • 2020年12月「出前館」の加盟店舗数が50,000店舗を突破
  • 2021年3月「出前館」の加盟店舗数が60,000店舗を突破
  • 2021年4月「出前館」の加盟店舗数が70,000店舗を突破
  • 2021年5月大阪支社を大阪府大阪市北区小松原町に移転
  • 2021年7月「出前館」の加盟店舗数が80,000店舗を突破
  • 2021年9月海外募集による新株式発行及び自己株式の処分並びに第三者割当による新株式の発行により、総額834億円の資金調達
  • 2021年10月「出前館」の加盟店舗数が95,000店舗を突破
  • 2021年12月「出前館」の加盟店舗数が100,000店舗を突破
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 2024年8月生鮮食品や日用品などを最短30分で届けるサービス「Yahoo!クイックマート」を提供開始
  • 2025年8月「Yahoo!クイックマート」の提供終了

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ユーザー体験と満足度の向上

    加盟店の拡充、配達品質の改善、ダイナミックプライシング導入、配達予測精度向上などにより、ユーザー・配達員・加盟店の満足度向上と定着化を図る。

  2. 02

    デリバリーの日常化と市場拡大

    フードデリバリーの日常利用を促進し、アクティブユーザー数と利用頻度を増加させることでGMV(流通取引総額)の拡大を目指す。

  3. 03

    配達効率の向上とユニットエコノミクス改善

    配達効率を引き上げ配達コストを低減するとともに、新しい収益モデルの拡大により事業の収益性を改善する。

  4. 04

    シェアリングデリバリー®の拡大

    配達エリアと対象店舗数を拡大し、外食市場に新たな市場を創造することで事業規模を拡大する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で392人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は662万円で、9期前と比べて+17.6%平均年齢は36.4歳、平均勤続年数は3.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年8月160
2017年8月142
2018年8月159
2019年8月56335.52.5183
2020年8月56134.52.2312
2021年8月52733.71.8354
2022年8月57834.92.5410
2023年8月50035.02.5377
2024年8月62135.82.8388−1,546
2025年8月66236.43.0392−1,250

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率70.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 鹿児島県 鹿児島市1百万円
出前館事業
ほか2件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は397億円営業利益-49億円前期と比べると減収で、売上が-21.2%。

売上高
-21.2%
397億円
営業利益
-49億円
純利益
-50億円
営業利益率
-12.3%
前期比 -0.4%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高392億円397億円
営業利益-79億円-49億円
純利益-78億円-50億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は103億円、営業利益は−32億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は−17.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q130−20−15.4−20
2023年4Q130−15
2024年1Q121−13−10.7−12
2024年2Q135−31−23.0−30
2024年3Q125−8−6.4−8
2024年4Q123−8−6.513
2025年2Q209−13−6.2−13
2025年4Q188−36−19.1−37
2026年2Q180−32−17.8−32
2026年3Q103−32−31.1−31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年8月期からの14期で、売上は14億円から397億円へ28.4倍に増えた。直近期の営業利益率は-12.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年8月1421
2013年8月2131
2014年8月3642
2015年8月3751
2016年8月4263
2017年8月4984
2018年8月5486
夢の街創造委員会株式会社から株式会社出前館に社名変更
2019年8月670−1
2020年8月103−30−42
2021年8月290−191−219
2022年8月473−366−362
2023年8月514−121−122
2024年8月504−60−59−11.9−37
2025年8月397−49−50−12.3−50

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高397億円のうち、営業利益として残るのは-49億円-12.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-50億円、売上の-12.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.4%351億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.9%95億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-12.3%-49億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
11.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比20.7pt
-12.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比19.2pt
-12.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比28.4pt
-15.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-12.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-33.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年8月期は営業CFが−50億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−50億円この組み合わせは資産取り崩し型にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面期末の手元現金は285億円で、売上の8.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年8月3−40−17
2013年8月321512
2014年8月5−4−2112
2015年8月6−3−1314
2016年8月7−1−2617
2017年8月10−3−2723
2018年8月4−46029
2019年8月1−5−3−422
2020年8月−15−4287−19290
2021年8月−164−230−187102
2022年8月−4001830−399533
2023年8月−123−10−124409
2024年8月−4622−40−24345
2025年8月−500−10−50285

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年8月期の総資産は388億円。このうち返さなくてよい自己資本が286億円で、自己資本比率は73.7%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年8月2422292.6
2013年8月30201067.0
2014年8月30201066.8
2015年8月31211068.8
2016年8月41231857.0
2017年8月44271760.8
2018年8月65333250.1
2019年8月71284339.8
2020年8月3542847080.3
2021年8月2046913532.2
2022年8月69254215078.4
2023年8月54742312477.3
2024年8月47936511476.2
2025年8月38828610273.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
285億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-206億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
102億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
40
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中170位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中584位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-15.3%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-12.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
73.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-21.2%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥162で、1年前と比べて-8.0%過去52週の値幅のなかでは57%の位置にある。

¥162-9.0%1ヶ月+13.3%1年-8.0%時価総額182億円
過去52週の値幅
安値¥112高値¥199

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR0.81倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月上旬から上昇基調を強め、8月19日時点で151円と25日移動平均線(137.56円)を9.8%上回る水準に位置。52週高値189円に迫る展開で、直近1か月で16.15%上昇した。出来高は7月24日に256万株超と急増する場面があったが、8月に入り高値圏で売り買い交錯し、上値の重さも意識される。RSIは68.75と過熱圏手前で、高値更新には需給の改善が鍵となる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PERが算出不能で、PBRは0.75倍と業界平均の3.55倍を大きく下回るが、ROEは-15.3%と赤字で収益性が著しく低い。配当利回りは0%で、業界平均の2.7%と比べて無配であり、株主還元が皆無。業績は赤字が続き、売上高も減少傾向で、PBRの低さは割安ではなく、収益悪化を反映したもの。割高と判断するが、PBRが低い点は割安要素だが、収益性と配当の両面で悪化しており、投資妙味は乏しい。

指標この会社業種平均
PBR0.81倍2.96倍
ROE-15.3%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

フードデリバリー市場は成長が見込まれる一方、競争が激化し、出前館は赤字が続く。強気派は、市場シェア拡大による規模の経済で将来黒字化する可能性、プレミアム会員「出前館サブスク」による顧客ロイヤルティ向上、マーケティング効率化の進展を評価。また、親会社による資本支援や物流プラットフォームへの進化も期待。弱気派は、競合との価格競争でプロモーション費用がかさみ、赤字が長期化する懸念。さらに、加盟店離れや配達員不足がサービス品質に影響。売上高は減少傾向に転じ、ビジネスモデルの根本的な収益性改善が見えないと指摘。

プラスに働く材料7
  • シェア拡大の可能性

    加盟店とエリア拡大で注文件数増加、市場成長。

  • サブスク強化

    会員制で顧客固定化と収益安定化を図る。

  • コスト改善

    プロモーション効率化で赤字縮小余地。

  • 営業黒字転換の前倒し期待2026年Q4影響

    営業損益-49億円が0円になれば時価総額170億円の約29%に相当するインパクト

  • 営業赤字の縮小トレンド継続通年影響

    FY2025/8の営業損益は-49億円と前期比11億円改善、コスト削減が奏功

  • 売上高の下げ止まり期待不定影響

    FY2025/8売上高397億円は前期比21%減だが、減少が止まれば収益改善

  • PBR0.75倍の割安修正次回株主総会影響

    PBR0.75倍、1倍回復で約33%の上昇余地、資本政策の見直しに期待

マイナスに働く材料7
  • 赤字継続

    2025年8月期も営業損失49億円と改善乏しい。

  • 競争激化

    大手参入で値下げ競争、収益圧迫。

  • 売上減少

    前期比で売上高が減少傾向、シェア低下懸念。

  • 売上高の減少加速による業績悪化通年影響

    FY2025/8売上高は前期比21%減、このペースが続けば営業赤字が再拡大

  • 純損失の拡大で自己資本を棄損継続影響

    純損益は-37億円から-50億円へ拡大、ROEも-15.3%と資本効率が悪化

  • 無配当による株主還元の欠如継続影響

    配当利回り0%で、株主への利益還元がなく売り圧力

  • 流動性の低さによる需給悪化不定影響

    時価総額170億円と小型で、売りが膨らむと値が大きく下落する

次の決算で確かめる点
注文件数
デリバリーの需要動向とシェアを測る。
営業損失
収益改善の度合いと黒字化の見通し。
会員数
サブスクの普及が収益安定化に寄与。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
26.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年8月325.5
2017年8月332.029.5
2018年8月49.126.0
2019年8月40.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ18,004人。区分でいちばん多いのは個人・その他39.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.4%を占め、残る64.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年8月%2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他40.538.925.828.040.639.6
事業法人34.934.537.136.929.635.3
外国法人21.423.734.432.419.822.4
証券会社0.41.91.51.63.32.0
自己株式3.83.80.10.16.50.7
外国人個人0.00.00.10.20.50.6
金融機関2.80.91.10.96.20.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01LINEヤフー株式会社35.04
02未来Fund有限責任事業組合18.28
03KOREA SECURITIES DEPOSITORY-SAMSUNG(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)13.05
04ザ バンク オブ ニューヨーク 133612(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.34
05中村 利江(戸籍名:西村 利江)2.05
06ザ バンク オブ ニューヨーク 133652(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.49
07INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)1.14
08株式会社SBI証券0.79
09BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/JANUS HENDERSON HORIZON FUND(常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.73
10ザ バンク オブ ニューヨーク メロン 140051(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.45

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-18
    SHIN JUNGHO
    新規の大量保有報告
    6.22%
    +1.04pt
  • 2026-07-23
    SHIN JUNGHO
    新規の大量保有報告
    5.18%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−492%、1株純資産は14期で+22%。直近期のROEは-15.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年8月112105.422.328.6
2013年8月2524.657.148.2
2014年8月4518.440.619.5
2015年8月2534.7119.746.2
2016年8月95715.654.025.5
2017年8月116717.3153.429.5
2018年8月148018.8242.526.0
2019年8月−369−3.4
2020年8月−75346−26.7
2021年8月−26680−125.1
2022年8月−284412−119.2
2023年8月−92320−25.2
2024年8月−28295−9.4
2025年8月−44257−15.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/8期の役員報酬は総額112百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
矢野哲代表取締役 社長(CEO)48138,695
富山浩樹取締役49
森一生取締役48
舛田淳取締役49
坂上亮介取締役51
小笹文取締役49
山崎操常勤監査役44
落合紀貴監査役52
伊藤嘉恵監査役45
梶原俊史44
志賀綾子取締役487,500
安岡祥二取締役46

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)243408342
社外取締役829294

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,563字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社である株式会社出前館コミュニケーションズにて構成されております。 当社グループはデリバリー専門サイト・アプリの運営を主たる事業(出前館事業)として運営しております。 事業区分   事業内容 出前館事業     ・ サイト運営・管理 ・ システム開発 ・ 広告運営・管理 ・ 配達代行 (1) 出前館事業の仕組みについて 出前館事業は、主に「出前館」で構成されます。 また、2024年8月から2025年8月までの期間には、LINEヤフー株式会社と共同で「Yahoo!クイックマート」のサービスも提供しておりました。 「出前館」は、国内最大級のデリバリーサービスであり、多数のジャンルの飲食店が出店しております。 「出前館」は、ユーザーがパソコン、スマートフォンやタブレットを介してアプリやサイト経由で店舗・メニューを選択、注文します。また、システム上だけでは対応しきれないトラブルやクレームへの迅速な対応も、カスタマーセンターでオペレーターによるユーザー、店舗、ドライバーのサポートを行っております。デリバリー機能を持たない飲食店でも、出前館の「シェアリングデリバリー」を利用することで、配達代行の配達員がユーザーへ料理を届けております。 「Yahoo!クイックマート」は、2024年8月よりLINEヤフー株式会社とともにサービス提供を開始した生鮮食品や日用品などを最短30分で届けるサービスでありましたが、2025年8月にサービスを終了いたしました。 (2) 加盟店について 2020年上半期に始まった新型コロナウイルス感染拡大を契機とした巣ごもり需要の高まりを受けて、フードデリバリーサービスに対する需要は急拡大し、飲食店の加盟が大幅に進みました。「出前館」の加盟店数は、2020年7月時点では約3万店舗でしたが、2021年12月に10万店舗を突破いたしました。現在は大手チェーン店だけでなく、各地域の人気店舗の加盟も進んでおります。 (3) ユーザーについて ユーザーは「出前館」のアプリもしくはサイトを通じて、指定するお届け先にデリバリー可能な加盟店を選択し商品を注文することができます。ユーザーには事前に配達までの待ち時間を表示しているため、ニーズに応じて店舗を選択することができます。決済方法についても、配達時に現金で支払うキャッシュオンデリバリーに加えクレジットカードや「PayPay」など様々なデジタル決済の利用も可能となっております。 「出前館」の2025年8月末におけるアクティブユーザー数(1年以内に1回以上注文したユーザー数)は約455万人となっております。「出前館」は会員登録を行うことによって、注文時に毎回届け先の住所を入力する必要がありません。また、会員登録者に対して出前館で使用できるクーポンの付与と還元が可能となっております。 (4) 出前館事業の収益機会について 「出前館事業」は、加盟店に対しては注文金額に一定の料率を乗じた手数料(サービス利用料および配達代行手数料等)を受け取ること、また、ユーザーに対しては注文ごとに決定される送料およびその他手数料(現金払い手数料等)を受け取ることを主な収益機会としております。 このほかにも、サイト上へのバナー広告及びテキスト広告の掲載を行っております。加盟店からの広告を掲載するほか、当サイトのユーザーと親和性の高い商品・サービスを販売している一般企業からの広告出稿についても受け付けております。加盟店については特集コーナーを設けるなどして、注文への誘導を組み合わせた仕組みを提供しております。 事業系統図は下記の通りとなります。 ※実線はサービスの流れ、点線は財の流れを示しております。
経営方針・対処すべき課題3,133字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「出前館事業」をメインビジネスとしております。 「出前館事業」におきましては、加盟店に対しては新たな販売手法の提供、ユーザーに対してはアプリやウェブで注文した商品が時間通りに届く利便性の高いサービスの提供、配達員に対しては効率良く収入を得られるフレキシブルな働き方を提供することを目指しており、当社のミッションである「テクノロジーで時間価値を高める」ことを目標として、テクノロジーの力を駆使し人々の生活や時間をより価値あるものにしていくため、更なるサービス体験の向上に努めることを経営の基本方針としております。また、配達代行(シェアリングデリバリーⓇ)という地域密着型のサービスを日本全国で展開することで、地域の活性化に貢献するとともに、地域や社会が抱える諸課題に対してのソリューションを提供できるサービスを構築して行きます。さらに、業界のリーディングカンパニーとして、デリバリー市場の更なる拡大・発展を目指すとともに、ユーザーから選ばれるサービスになることで企業価値の向上を図り、株主価値の向上に繋げてまいります。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループでは、事業の拡大に伴う売上、コスト及びキャッシュの増減を注視し、売上高、売上総利益率、営業利益及び売上高営業利益率を経営指標として重視しております。 また、「出前館事業」においては、急成長を遂げたフードデリバリー市場で継続的な市場拡大と事業成長を実現し、高い市場シェアを獲得・維持していく事が重要な経営目標であると考えております。その経営指標の目標達成を図る上での重要指標として、当社のようなプラットフォームビジネスにおいては、GMV(流通取引総額)の増加によって市場及び事業の成長を測ることができることから、そのGMVの増減を構成するユーザーからのオーダー数、オーダー数の増加に影響を与えるユーザーとしてアクティブユーザー数を注視しております。それぞれの定義は以下になります。 ・GMV(流通取引総額):商品代金(値引き前)+送料(値引き前)+その他ユーザー手数料 ・オーダー数:特定期間内(例えば1年、四半期、1ヶ月など)における総注文回数 ・アクティブユーザー数:1年以内に1回以上注文したユーザー数 (3) 中長期的な会社の経営戦略 日本のフードデリバリー市場は、コロナ禍が沈静化した足元では、市場成長が一服しております(Circana, サカーナ・ジャパン調べ)が、少子高齢化や女性の社会進出、ライフスタイルの多様化等を背景に、食事や食品のデリバリー需要は増加していくと考えております。今後もフードデリバリーはシニア層や共働き世帯に限らず幅広い世代において日常利用が加速し、生活に不可欠なサービスとして定着するものと考えられることから、ユーザーにとって魅力的な加盟店の拡充や配達における質の高いユーザー体験の実現を通して、新規ユーザーの更なる獲得とユーザー当たりの利用頻度向上を図り、GMVの拡大を目指します。 また、一層多様化する個人のライフスタイルに対してデリバリー配達員というフレキシブルな働き方の選択肢を提供することで、新しい働き方を求める方々のニーズに応えていくとともに、プロダクトの改善を通した配達効率の向上に注力していきます。 (4) 経営環境 国内フードデリバリー市場は新型コロナウイルス感染症に起因する緊急事態宣言が2020年4月に発令されて以降、世帯当たりのフードデリバリーへの支出額が前年比で倍増するなど(出典:「家計消費調査」、総務省)、需要が急激に拡大した結果、海外の競合他社が相次いで参入し、ここ数年で大きく成長しました。各社がマーケットシェア獲得のための積極的な投資を実行する中、2020年は50%増、2021年には26%増と市場全体の取扱高が前年対比で伸長を続けており(出典:エヌピーディージャパン(株)CREST)、当社も、2021年9月に公募及びZホールディングス株式会社並びにNAVER Corporationに対する第三者割当増資によって約830億円の資金調達を完了し、GMV及びシェア拡大のための積極的かつ規律ある投資を実行してきました。その結果、競合他社において合併や事業撤退などの合従連衡が相次ぎ、想定よりも早く市場の合理化を進めることができました。外部環境につきましては、2022年に入りコロナ禍における感染拡大抑制のための行動制限や飲食店への規制が緩和され、経済再開への気運が高まった結果、外食需要がコロナ禍前の水準近くまで回復し、フードデリバリー需要はその煽りを受けることとなりました。加えて、2023年以降、消費者物価指数は上昇基調で、家計の消費支出は減少しており、フードデリバリーの需要にも少なからず影響を与えています(出典:総務省、厚生労働省)。そのようなマクロ環境の中、当社としては、フードデリバリー市場の再成長や競争力強化を重点課題とし、送料変動価格制(ダイナミックプライシング)の導入や、配達予測時間の精度向上、配達・カスタマーサービスの品質等のサービス体験の改善、並びに、加盟店ラインナップの拡充等を着実に積み重ねることで、ユーザー、配達員、加盟店の満足度向上・定着化を図ってきました。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 「デリバリーの日常化」を実現するため、ユーザー体験・満足度の向上、ユニットエコノミクスの改善、新しい収益モデルの拡大 (イ) シェアリングデリバリー®の更なる拡大 配達エリアの拡大と対象店舗数の拡大は、外食市場に対して新たな市場を創造し、「出前館事業」のビジネススケールを広げる礎となるため、スピーディーな展開を継続して行います。 (ロ)配達員の獲得 注文時間に合わせ柔軟に機能する合理的な配達員体制の確立を行います。 (ハ) 配達効率の向上 配達効率を引き上げることで配達コストの低減を行います。 ② アクティブユーザー数の拡大 アクティブユーザー数は、現状、人口の10%にも至っておらず、中国や韓国といったデリバリー先進国においては30%前後というグローバルな水準から見ると、まだまだ獲得母数が少ない状況です。アクティブユーザー数を増やすこと、オーダー数の継続的な成長に繋げるための投資を行います。 会計年度   2021年8月期   2022年8月期   2023年8月期   2024年8月   2025年8月 アクティブユーザー数   734万人   873万人   657万人   542万人   455万人 ③ 人材の確保・育成 当社グループ事業の拡大においては、優秀な人材の継続的確保は不可欠であります。適切な人材配置を行い、評価制度や給与体系をさらに整備・充実させることにより、社員が最大限のパフォーマンスを発揮し継続的にモチベーションを高められる環境づくりを行います。 ④ 情報システム基盤、個人情報管理の強化 当社グループにおいては、多数の店舗情報・個人情報を保有しており、情報管理責任の明確化、情報システム上の対策、従業員教育の一層の徹底を含む情報管理体制の継続的な強化を図ることが重要であると認識しております。システムインフラの強化をはじめ、情報管理に関する各種ルールの遵守、従業員教育の実施など、情報管理体制の強化に取り組みます。
事業等のリスク7,455字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下に、当社グループの事業展開上、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクと考えられる主な事項を記載し、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項であっても投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項について、投資家に対する情報開示の観点から積極的に開示しておりますが、以下に記載した内容は、当社株式への投資に関連するリスクをすべて網羅するものではありませんので、この点ご留意ください。 また、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、以下の記載事項及び本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 当社グループの事業環境について ① インターネットの普及状況について [顕在化の可能性:低] [顕在化する可能性の時期:特段なし] [影響度:中] 「出前館事業」においては、インターネットを利用したサービス提供を行っており、スマートフォンやタブレット型端末機器の普及により、インターネットの利用環境が引き続き整備されていくと共に、情報通信や電子商取引を含むインターネット関連市場が今後も拡大していくことが事業の成長のための必要条件となっております。今後、パソコンとスマートフォンやタブレット型端末機器の両面で、より安価で快適にインターネットを利用出来る環境がさらに整備され、同関連市場は拡大を続けるものと想定しております。 当社では、開発部門、マーケティング部門、経営企画部門を中心にインターネット事業の市場動向を注視することでリスクの低減を図っておりますが、今後新たな法的規制の導入、技術革新の遅れ、通信利用料金の改定を含む通信事業者の動向など、当社グループの予期せぬ要因によりインターネット関連市場の発展が阻害される場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ② フードデリバリー市場動向について [顕在化の可能性:高] [顕在化する可能性の時期:1年以内] [影響度:大] 日本におけるフードデリバリー市場規模は、2019年の4,183億円から2023年の8,622億円と急成長をしてまいりましたが、2024年は前年比7.6%減の7,967億円と予想されています(Circana, サカーナ・ジャパン調べ)。 当社ではフードデリバリー市場の活性化及び成長を促す施策等の実行により市場拡大への貢献に努めておりますが、景気の悪化による付加価値サービスに対する消費の低下や何らかの予期せぬ要因により、予想通りにフードデリバリー市場が成長しない場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ 災害等について [顕在化の可能性:低] [顕在化する可能性の時期:特段なし] [影響度:中] 出前館事業での加盟店が提供する宅配料理の原材料である食材は、天候や地震、台風、津波等の自然災害等による収穫状況や需給バランスにより価格変動の影響を受けるため、仕入コストの上昇に繋がり、更に、市場の状況等により販売価格に転嫁できない場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 当社グループにおいては、大規模災害等が発生した場合に備え、安否確認システムの導入、事業継続ガイドラインの整備、BCP訓練の実施などを通して有事の際の対応を進めておりますが、万が一にも火災、停電、大規模感染が発生した場合、当社グループの事業運営に深刻な影響を及ぼす可能性があります。また、大規模災害等による通信網障害等、不慮の事態の発生可能性は皆無とは言えず、大規模災害等の発生により、物的、人的損害が甚大である場合には、当社グループの事業継続自体が不可能となる可能性があります。 ④ 事業等に係る法律等の規制について [顕在化の可能性:中] [顕在化する可能性の時期:特段なし] [影響度:中] 「出前館事業」において規制されている法律等はございませんが、事業に関連する「個人情報の保護に関する法律」及び関係法令並びにガイドライン、「民法」、「消費者契約法」、「特定商取引に関する法律」、「不当景品類及び不当表示防止法」等表示及び広告等に係る規制などのほか、「下請代金支払遅延等防止法」、「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」などを遵守しておりますが、これらの法律等の改正等又は解釈の変更等並びに新法の施行により、今後の事業展開において影響を受ける可能性があります。なお、当社では、法務担当グループにより、法改正があった場合には都度確認対応できる体制を取っており、併せて、基本方針となる企業行動規範の他、社内規程としてコンプライアンス・リスク管理規程等を制定し、取締役及び使用人へ周知することやコンプライアンス研修を実施することで、業務に関する最新の法律、規制等が周知される体制に努めております。 (2) 当社グループの事業について ① 特定事業への依存度合いについて [顕在化の可能性:低] [顕在化する可能性の時期:特段なし] [影響度:大] 当社グループは、「出前館事業」の売上が大半を占めています。このため、「出前館事業」において、計画に反してオーダー数や加盟店数が増加しない場合もしくは減少する場合、システム障害や個人情報流出等のトラブル、法的規制の変化、通信ネットワークコストの高騰、その他の予測不能な要因により、業績が悪化した場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。当社グループではこの事実を認識しており、対策として新規事業の開発に取り組むことで、「出前館事業」への依存度合いの低減に努めております。 ② 経営計画等の施策について [顕在化の可能性:中] [顕在化する可能性の時期:1年以内] [影響度:大] 当社グループの経営計画では、デリバリーサービスの No.1 企業を目指すにあたり、より強固な事業基盤を築く必要があると認識しており、アクティブユーザー数の増加を通じたオーダー数の継続的な増加による「出前館事業」の持続的な成長、シェアリングデリバリー®の事業展開の加速への施策を推し進め、更なる成長と収益性の向上を目指し、その達成に向けて取り組んでおります。 しかしながら、これらの施策の実施については、フードデリバリー市場が拡大しないリスク、他社との競合等により当社グループがシェアを拡大できないリスク、優秀な従業員を確保できないリスク、販売戦略やコスト削減策、成長戦略等が奏功しないリスク、技術革新等に対応できない、又は、対応に多額の費用等を要するリスク等、多数のリスク要因が内在しているため、実施が困難となる可能性や当社グループにとって当該施策が有効でなくなる可能性があります。また、かかる経営計画を作成するにあたって前提が想定通りとならない場合等には、当該計画における目標を達成できない可能性もあります。更に、当社グループが正確に認識又は分析していない要因又は効果により当該計画の施策がかえって当社グループの競争力を阻害する可能性もあります。 ③ 他社との競合について [顕在化の可能性:中] [顕在化する可能性の時期:1年以内] [影響度:大] 「出前館」の運営においては、デリバリーチェーンから個人飲食店まで幅広いジャンルの店舗の加盟、コールセンターによる加盟店、ユーザー、配達員に対するサポートの充実、快適なユーザビリティを考慮したサイト・アプリの構築等に取り組むことで競争力の向上に努めております。 しかしながら、当社グループと同様にインターネット上でデリバリー注文を仲介するサービスを運営する競合企業がいくつか存在しており、これらの企業や新規参入企業との競合が激化した場合、また、加盟店が独自デリバリーサービスを強化した場合にも当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ④ システム障害について [顕在化の可能性:中] [顕在化する可能性の時期:特段なし] [影響度:大] 当社グループの事業は、パソコン、スマートフォンやタブレット、TV等の端末機器や電話回線、光ケーブル等の通信ネットワークが必要条件となっており、端末機器の不具合が発生した場合や通信ネットワークが切断された場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 また、当社グループのコンピューターシステムは、ファイアウォールの設置・アクセスログの監視・電話番号認証の実装・システムリリース時のコードレビューの実施等適切なセキュリティ対策やシステムのクラウド化によるサーバー冗長化・24時間365日体制での死活監視の実施・システム全体設計の見直し等、安定稼動のために努めておりますが、急激なアクセスの集中やコンピューターウイルスの蔓延、ハッキング等によりシステムが停止した場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 個人情報及びその他情報の管理について [顕在化の可能性:低] [顕在化する可能性の時期:特段なし] [影響度:大] 当社グループは、サービスの提供にあたり住所等の個人情報を取得して利用しているため、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者であります。今後の事業活動継続のためには個人情報を保護し、適切に取り扱うことが重要であるとの認識のもと、当社グループとして個人情報保護に関する内部規程の整備、代表取締役社長を個人情報保護管理者とする個人情報の管理体制として情報セキュリティ委員会の設置、従業員に対する個人情報の取り扱いに対する教育等を行い、従業員一人一人が情報セキュリティに関する法令、諸規則、各種ガイドラインの遵守に努めております。また、社内における情報管理については、情報の機密区分毎に取扱手順やアクセス権限の規程を設けており、それら規定に基づいて適切に管理される運用に努めております。 しかしながら、何らかの理由により当社グループで管理する個人情報またはその他情報の流出等により、重大なトラブルが発生した場合には、損害賠償請求、運営サイトの信用低下及び当社グループの信用低下により、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑥ 技術・サービスの陳腐化について [顕在化の可能性:低] [顕在化する可能性の時期:特段なし] [影響度:中] 当社グループが展開している「出前館事業」は、インターネット関連のサービスであり、パソコン、スマートフォンやタブレット等の端末機器の高機能化に代表されるように技術革新のスピードが速く、それに伴うサービスモデルの変更や新機能に対応した開発を行う必要があります。当社グループでは開発部門やマーケティング部門、経営企画部門を中心にテクノロジーの進化に伴う顧客ニーズの変化や新サービスのローンチ等を注視し対応できるように努めておりますが、このような技術進歩に起因するビジネス環境の変化に当社が適切に対応できない場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑦ 経営上の重要な契約について [顕在化の可能性:低] [顕在化する可能性の時期:特段なし] [影響度:大] 当社は、当社のその他の関係会社であるLINEヤフー株式会社との間で、資本業務提携契約、プラットフォーム等使用許諾及び業務委託契約を締結しております。これらの契約については更新を予定しておりますが、相手先の事業戦略の変更等から期間満了、更新拒絶、解除、その他の理由でこれらの契約が終了した場合やこれらの契約が当社グループに不利な形で変更された場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (3) 事業体制について ① 知的財産権について [顕在化の可能性:低] [顕在化する可能性の時期:特段なし] [影響度:小] 当社グループは、「出前館」の名称をはじめ、運営サイト及びサービス名称等について積極的に商標登録の取得に努めるとともに第三者の知的財産権を侵害しないよう十分な注意を払っております。また、当社グループが提供するサービスにおいて、当社グループが所有する知的財産権を第三者に使用許諾する場合や第三者の所有する知的財産権の使用許諾を受ける場合があり、その場合は使用許諾契約の締結等による管理体制を強化しております。 しかしながら、知的財産権の範囲や契約条件の解釈の齟齬等により、認識外で第三者の知的財産権を侵害した場合、当社グループは第三者から知的財産権侵害の訴訟、使用差止請求等を受ける可能性があります。その結果、解決に多額の費用と時間がかかり、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ② 小規模組織による運営体制について [顕在化の可能性:中] [顕在化する可能性の時期:特段なし] [影響度:中] 当社は、2025年8月末時点、取締役6名、監査役3名並びに従業員356名と小規模組織であり、社内管理体制もこの規模に応じたものとなっております。 また、連結子会社である株式会社出前館コミュニケーションズは2025年8月末時点、取締役4名(当社取締役1名が同社取締役を兼務)、監査役1名並びに従業員36名と同様に小規模組織となっております。 今後は、事業拡大に伴い各部署の人員計画に沿って人員の増強を図っていく方針であり、内部管理体制を併せて強化・充実させていく予定ですが、事業の拡大や人員の増強に対して適切かつ十分な組織対応ができなかった場合には、当社グループの事業遂行及び拡大に制約が生じ、事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ グループ経営について [顕在化の可能性:低] [顕在化する可能性の時期:特段なし] [影響度:中] 当社グループは2012年8月期より連結財務諸表を作成し、連結グループ経営を開始しております。当社は連結子会社について、その運営にあたり当社取締役が連結子会社の取締役に就任して監督体制を強化するなど適切な管理及び支援を行っております。 しかしながら、当社による連結子会社への管理及び支援が適切に行われず、当該連結子会社の業績の悪化や不祥事等が発生した場合、支援費用の発生や企業イメージの悪化等により当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 人材の確保と育成について [顕在化の可能性:中] [顕在化する可能性の時期:特段なし] [影響度:中] 当社が安定的な成長を達成していくためには、優秀な人材の確保が必要であります。当社の経営理念や行動指針を理解し、賛同いただける人材の確保を最重要課題として新規学卒採用だけでなく、優秀なパートタイマー・アルバイトからの社員登用や中途採用などで積極的に優秀な人材の獲得に取り組んでまいります。また人材の育成に関しても経営者自ら創業マインドや当社経営理念・行動指針の教育を重点的に行うほか、事業内容に即した教育研修アプリを導入するなど、当社の核となり得る人材を育成しております。しかしながら、必要な人材を適時適切に確保できない場合、又は、社内の有能な人材が流出した場合には、経常的な業務運営や事業展開に支障が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) その他 ① 大株主との関係について [顕在化の可能性:低] [顕在化する可能性の時期:特段なし] [影響度:大] 2021年9月30日を払込期日とする第三者割当及び海外募集の結果、LINEヤフー株式会社は、当社の株式の35.3%を所有する主要株主であります。 LINEヤフー株式会社は当社へ取締役2名、監査役1名を派遣しておりますが、当社グループの経営方針及び政策決定、事業展開については、独自の意思決定によって進めており関係は良好であります。 両社は、今後も大株主であり続けるものと思われますが、今後、同社の経営方針に変更があった場合、当社定款の変更等、株主の承認が必要となる事項に関し、同社による当社議決権の行使が当社の事業運営並びに意思決定に影響を及ぼす可能性があります。また、同社の当社議決権の保有比率に大きな変更があった場合、当社株価に影響を及ぼす可能性があります。 ② 配当政策について [顕在化の可能性:高] [顕在化する可能性の時期:特段なし] [影響度:小] 当社は、積極的な事業展開のもと経営基盤の強化、経営効率の改善を図ることにより企業価値を高め、株主の皆様に対して継続的かつ安定的に利益還元を図ることを基本方針と位置付け、将来に向けた積極的な投資を行いつつも、配当性向は30%を目安とする一方、安定的に継続して実施することも目指しております。しかしながら、2020年8月期以降、無配としております。 今後も当社グループの事業が計画通りに進展しない場合など、当社グループの業績が悪化した場合には配当の実施を行えない可能性があります。 ③ 税務上の繰越欠損金及び繰延税金資産について [顕在化の可能性:低] [顕在化する可能性の時期:長期] [影響度:小] 当社は、税務上の繰越欠損金が存在しており、通常の税率に基づく法人税等が課せられておりません。今後、繰越欠損金の使用、または期限切れによる繰越欠損金の解消により、課税所得の控除が受けられなくなった場合には、通常の税率に基づく法人税等の負担が発生し、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 感染症流行による事業活動への影響について [顕在化の可能性:中] [顕在化する可能性の時期:特段なし] [影響度:中] 新型コロナウイルス感染症や悪性鳥インフルエンザ等の感染症の流行に伴い、飲食店の営業時間の短縮など実体経済に深刻な影響を与え続けた場合には、当社加盟店の減少などを招き、当社の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,363字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 以下の記載事項は、特に断りがない限り「有価証券報告書」提出日現在の事項であり、将来に関する事項は同提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下の通りであります。 ① 経営成績 当連結会計年度につきまして、当社ミッション「テクノロジーで時間価値を高める」、ビジョン「地域の人々の幸せをつなぐライフインフラ」の達成に向け、フードデリバリー市場の成長や競争力向上を重点課題とし、施策を推進してまいりました。具体的には、送料変動価格制(ダイナミックプライシング)の導入や、配達予測時間の精度向上、配達・カスタマーサービスの品質等のサービス体験の改善、並びに、加盟店ラインナップの拡充等を積み重ねることで、ユーザー、配達員、加盟店の満足度向上・定着化を図ってきました。 今後も、多くのユーザー、配達員、加盟店から「選ばれるプラットフォーム」となるために、日々ユーザー体験を向上させ、「デリバリーの日常化」を実現してまいります。 コスト面におきましては、固定費の適正化や、マーケットトレンドや投資対効果を重視したマーケティング投資を継続しております。 なお、特定のユーザーに対して発行付与することができる付与型クーポンを導入したことに伴い、第2四半期より、これらの販売促進にかかる金額は、変動対価が含まれる取引として取引価格(売上高)から減額する処理を採用しております。 その結果、当連結会計年度の売上高は39,721百万円(前期比21.2%減)、営業損失は4,923百万円(前期は5,991百万円の営業損失)、経常損失は4,968百万円(前期は5,853百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は4,971百万円(前期は3,705百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 なお、当社グループは「出前館事業」の単一セグメントであるため、セグメントの記載を省略しております。 ② 財政状況 当連結会計年度末における流動資産残高は、前連結会計年度末比で9,104百万円減少し、38,440百万円となりました。主な要因は、現金及び預金が5,975百万円減少し、未収入金が1,068百万円減少したことによるものです。 固定資産残高は、前連結会計年度末比で9百万円増加し、408百万円となりました。主な要因は、投資有価証券が3百万円減少、差入保証金が5百万円増加したことによるものです。 この結果、総資産残高は、前連結会計年度末比で9,094百万円減少し、38,848百万円となりました。 流動負債残高は、前連結会計年度末比で1,195百万円減少し、10,036百万円となりました。主な要因は、未払金が564百万円減少したことによるものです。 固定負債残高は、前連結会計年度末比で23百万円増加し、186百万円となりました。主な要因は、その他が23百万円増加したことによるものです。 この結果、負債残高は、前連結会計年度末比で1,172百万円減少し、10,222百万円となりました。 純資産残高は、前連結会計年度末比で7,922百万円減少し、28,625百万円となりました。主な要因は、自己株式が取得により2,950百万円増加し、親会社株主に帰属する当期純損失4,971百万円により利益剰余金が減少したことによるものです。なお、2025年1月31日付で自己株式の消却を行い、資本剰余金及び自己株式がそれぞれ4,842百万円減少いたしました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、28,536百万円となり、前連結会計年度末と比較して5,975百万円減少いたしました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果減少した資金は、4,970百万円(前連結会計年度は4,582百万円の減少)となりました。主な増減の内訳は、税金等調整前当期純損失4,967百万円、未収入金の減少1,068百万円、未払金の減少604百万円等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果減少した資金は、2百万円(前連結会計年度は2,187百万円の増加)となりました。主な増減の内訳は、投資有価証券の売却による収入3百万円、敷金及び保証金の差入による支出7百万円等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果減少した資金は、1,002百万円(前連結会計年度は3,999百万円の減少)となりました。主な増減の内訳は、自己株式の取得による支出2,950百万円、自己株式取得のための預け金の減少1,950百万円等によるものです。 (参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移 2021年8月期   2022年8月期   2023年8月期   2024年8月期   2025年8月期 自己資本比率   32.2   78.4   77.3   76.2   73.7 時価ベースの自己資本比率   628.1   113.4   97.3   68.5   48.2 キャッシュ・フロー対有利子 負債比率   -   -   -   -   - インタレスト・カバレッジ・ レシオ   -   -   -   -   - ・自己資本比率:自己資本/総資産 ・時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 ・キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー ・インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い 1.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 2.キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローを利用しております。 3.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。利払いについては、キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 ④ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注状況 該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を示すと、次の通りであります。 区分   当連結会計年度(自  2024年9月1日至  2025年8月31日)   前期比 (百万円)   (%) 出前館事業   出前館サービス利用料   34,996   77.3 その他   4,724   92.4 合計   39,721   78.8 (注) 1.主要な販売先の記載については、総販売実績に対する販売先別の販売実績割合が100分の10未満のため記載を省略しております。 2.当社グループは「出前館事業」の単一セグメントであります。 ⑤ 資金需要 当社の資金需要のうち主なものは設備投資、売上原価及び販売費及び一般管理費の営業費用であります。営業費用の主なものは、広告宣伝費、外注費、給与手当、業務委託費であります。 ⑥ 財務政策 当社グループの財務方針は、中長期にわたる持続的な成長を可能とする十分な資金源を確保するとともに、バランスシートを強化することにあります。資金調達については、中長期的な投資と短期的な投資それぞれに応じて資本コストを重視する柔軟な手段を講じて投資資金の確保を目指しており、今後も当社グループの成長を持続させるために営業活動によるキャッシュ・フローの強化やスポットでの資金需要に対応できる金融機関借入枠の確保等を図ってまいります。バランスシートについては、過重な投資を避け、有利子負債の少ないスリムなものをめざしてまいります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しており、その作成に当たっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。 当社グループの連結財務諸表の作成に当たり採用した重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」並びに「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 引当金の計上や資産の評価等、当社の財務諸表の作成に当たり必要となる見積りについて、経営者は過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果とは異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下の通りであります。 (繰延税金資産の回収可能性) 当社グループは、将来の課税所得を合理的に見積り、繰延税金資産の回収可能性の判断をしております。将来の課税所得に関する予測は、過去の実績や一定の仮定のもとに行っているため、経営環境等の変化により、課税所得の見積りの変更が必要となった場合には、繰延税金資産の計上額が変動し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②財政状況」に記載の通りであります。 b.経営成績 (売上高) 当社では、注文1件につき加盟店からの利用料(サービス手数料および配達代行手数料等)、ユーザーからの送料を主な売上として計上しております。事業規模の拡大を経営目標とした戦略のもと、ユーザー体験・満足度の最大化、ユニットエコノミクスの改善、新しい収益モデルの構築などに取り組んで参りましたが、売上高は39,721百万円(前期比21.2%減)となりました。 なお、特定のユーザーに対して発行付与することができる付与型クーポンを導入したことに伴い、第2四半期より、これらの販売促進にかかる金額は、変動対価が含まれる取引として取引価格(売上高)から減額する処理を採用しております。 (売上総利益) 売上原価の適正化は順調に進捗し、売上原価は35,150百万円(前期比9.4%減)となりました。第2四半期より販売促進にかかる金額を売上高から減額する処理を採用したため、売上総利益は4,570百万円(前期比60.6%減)となりました。 (営業利益) 広告宣伝費については、マーケットのトレンドを注視しながら、投資対効果を重視した施策を行いました。この結果、販売費及び一般管理費は9,493百万円(前期比46.1%減)となりました。この結果、営業損失は4,923百万円(前期は営業損失5,991百万円)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べ113百万円減少し、61百万円(前期比64.8%減)となりました。これは主に、関係会社株式の売却により持分法による投資損益が116百万円減少したことによるものであります。当連結会計年度における営業外費用は、前連結会計年度に比べ70百万円増加し、106百万円(前期比196.7%増)となりました。これは主に、自己株式取得費用66百万円増加したことによるものであります。この結果、経常損失は4,968百万円(前期は経常損失5,853百万円)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における特別利益は、前連結会計年度に比べ2,128百万円減少し、0百万円となりました。これは主に、固定資産売却益0百万円によるものであります。この結果、親会社株主に帰属する当期純損失は4,971百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失3,705百万円)となりました。 c.目標となる経営指標 「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標」で掲げておりました経営指標の前連結会計年度と当連結会計年度の目標と実績については以下の通りです。 前連結会計年度(自  2023年9月1日至  2024年8月31日)   当連結会計年度(自  2024年9月1日至  2025年8月31日) 実績   期初計画   実績 GMV(流通取引総額)   1,905億円   -   1,672億円 オーダー数   7,032万件   -   6,074万件 アクティブユーザー数    542万人    -    455万人 売上高   504億円   530億円   397億円 営業利益   △59億円   0億円   △49億円 売上総利益率   23%   -   11.5% 売上高営業利益率   △12%   0%   △12% 当連結会計年度につきまして、当社ミッション「テクノロジーで時間価値を高める」、ビジョン「地域の人々の幸せをつなぐライフインフラ」の達成に向け、フードデリバリー市場の成長や競争力向上を重点課題とし、施策を推進してまいりました。具体的には、送料変動価格制(ダイナミックプライシング)の導入や、配達予測時間の精度向上、配達・カスタマーサービスの品質等のサービス体験の改善、並びに、加盟店ラインナップの拡充等を積み重ねることで、ユーザー、配達員、加盟店の満足度向上・定着化を図ってきました。 今後も、多くのユーザー、配達員、加盟店から「選ばれるプラットフォーム」となるために、日々ユーザー体験を向上させ、「デリバリーの日常化」を実現してまいります。 コスト面におきましては、固定費の適正化や、マーケットトレンドや投資対効果を重視したマーケティング投資を継続しております。 なお、特定のユーザーに対して発行付与することができる付与型クーポンを導入したことに伴い、第2四半期より、これらの販売促進にかかる金額は、変動対価が含まれる取引として取引価格(売上高)から減額する処理を採用しております。 2026年8月期の見通しにつきましては、引き続き「出前館事業」の拡大を通じて「デリバリーの日常化」を押し進めてまいります。出前館のステークホルダーであるユーザー・加盟店・配達員、それぞれのデリバリー体験が向上するためのプロダクトやサービスの改修に注力すると共に、費用の適正化を図って収益面の改善も進めてまいります。 こうした状況を踏まえ、2026年8月期の連結業績予想は、現時点で想定しうる範囲内において、売上高は441億円(前年比111%)(クーポン費用を売上高から減額しなかった場合の売上高489億円(前年比111%))、営業利益は△40億円を見込んでおります。 記載した予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づいており、実際の業績等は様々な不確定要素により大きく異なる可能性があります。なお、GMV、オーダー数、アクティブユーザー数、売上総利益率、売上総利益率につきましては、目標売上高、営業利益の達成に向けて注視するべき指標ではあるものの、目標値は設定しておりません。 d.キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社の主な資金需要は、業務委託配達員への配達報酬(売上原価)及び広告宣伝費にかかる投資であります。これら資金需要については、2021年9月に海外募集及びZホールディングス株式会社並びにNAVER Corporationに対する並行第三者割当増資によって約830億円の資金調達を完了したことから、当面は今後の事業投資に対して十分な資金を保持していると考えています。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載の通り、市場動向、競合他社、技術革新、人材の確保育成、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社は、優秀な人材の採用、事業の拡大、セキュリティ対策等により、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散し、リスクの発生を抑え、適切に対応していく所存であります。 ⑤ 経営戦略の現状と見通し 当社は競合他社と競争が厳しく、コロナ禍が沈静化した足元では、市場成長が一服しているフードデリバリー業界において、フードデリバリー市場の成長及びマーケットシェアの拡大を通して、国内No.1プレイヤーになることをゴールとして取り組んでいます。デリバリーをより日常的なサービスとして普及させ、ユーザーの利便性・QOLの向上に寄与していけるよう事業の成長に励んでまいります。 ⑥ 経営者の問題意識と今後の方針について 当社の経営者は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の通り、当社が今後更なる成長と発展を遂げるためには、厳しい競争環境の中で様々な課題に対処していくことが必要であると認識しております。そのため、上記の経営目標達成のためにプロダクトやサービスの改修に向けて投資を継続すると共に、費用の適正化を図って収益面の改善も進めてまいります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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