本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

IDホールディングス

ID Holdings Corporation4709 · Prime · 情報・通信業

ITシステムの設計・開発から運用・保守、サイバーセキュリティ、コンサルティングまでをワンストップで提供するITサービス企業。

概要

IDホールディングスは、ITエンジニア派遣とシステム受託開発を主要事業とする情報サービス企業である。1969年に東京都千代田区で創業し、2019年に持株会社体制へ移行。連結従業員約2,200人を擁し、2026年3月期の連結売上高は394億円、営業利益41億円と5期連続で過去最高を更新した。システムマネジメント、アプリケーション開発、ITインフラ、サイバーセキュリティ、コンサルティング・教育の5事業を柱とし、金融・公共・製造業など幅広い顧客と直接契約を結ぶ。

IT人材と技術を束ねる5つの事業セグメント

IDホールディングスの事業は、システムマネジメント、アプリケーション開発、ITインフラ、サイバーセキュリティ、コンサルティング・教育の5つに区分される。2026年3月期の売上高構成は、システムマネジメントが155億円(構成比39%)と最大で、次いでアプリケーション開発138億円(35%)、ITインフラ47億円(12%)、サイバーセキュリティ31億円(8%)、コンサルティング・教育17億円(4%)となった。サイバーセキュリティは前年比43%増と急成長し、アプリケーション開発の売上総利益率は6.8ポイント改善して27%に達した。全社の売上総利益率は25.7%で、収益性を高めている。

国内と海外に広がるサービス提供拠点

グループは日本国内のほか、中国(武漢、無錫、上海)、シンガポール、米国、欧州(英国ロンドン、オランダ・アムステルダム)、ミャンマー、タイに拠点を置く。中国の艾迪系統開発(武漢)有限公司は2004年に設立され、無錫・上海に支店を展開。シンガポール(2012年)、米国(2012年)、ミャンマー(2014年)にも子会社を設立し、オフショア開発と現地サポートを担う。欧州ではInformation Development Europe B.V.がシステムマネジメントとサイバーセキュリティを提供。また、米国子会社I-Collab X Inc.はラーメン店「利尻らーめん味楽」を運営するなど、多角化も進める。

連結グループの構成:9社の子会社と持分法適用会社

2026年3月期末時点で、IDホールディングスは連結子会社9社と持分法適用会社2社で構成される。中核事業会社は株式会社インフォメーション・ディベロプメントで、システムマネジメント、アプリケーション開発、ITインフラ、サイバーセキュリティの大部分を担う。その他、データセンターマネジメントに特化した株式会社IDデータセンターマネジメント、コンサルティング・教育の株式会社プライド、特例子会社の愛ファクトリー株式会社(植物工場運営)などが含まれる。海外子会社は艾迪系統開発(武漢)、INFORMATION DEVELOPMENT SINGAPORE、INFORMATION DEVELOPMENT AMERICA、Information Development Europe B.V.、IDM INFORMATION DEVELOPMENT MYANMARがある。持分法適用会社にはInnova Software Co., Ltd.(タイ)と株式会社ブロードバンドセキュリティがある。

業界の中での役割はITサービスプロバイダ(システム運用・開発・セキュリティ)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
394億円
営業利益
41億円
営業利益率
10.4%
純利益
29億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01システムマネジメント主力

顧客のITシステムの運営・管理、オペレーション業務を受託。日本、中国、シンガポール、欧州の拠点でサービス提供。

主な製品・サービス1
システム運用管理サービス
サーバ・ネットワークの監視、障害対応、パフォーマンス管理などのアウトソーシングサービス。

02アプリケーション開発主力

顧客の業務システムの企画・設計・開発・運用保守・プロジェクト管理支援。日本、中国、欧州、タイの拠点で展開。

主な製品・サービス1
システム開発サービス
要件定義から設計、コーディング、テスト、保守までの一貫開発。

03ITインフラ準主力

ITプラットフォーム(サーバ、ネットワーク、クラウド)の設計・構築・運用・保守を提供。

主な製品・サービス1
インフラ構築サービス
オンプレミス・クラウド環境の設計・構築・移行支援。

04サイバーセキュリティ準主力

セキュリティシステムの構築・導入支援・運用、セキュリティ製品販売、監査・コンサルティング、脆弱性診断、情報漏えい対策。日本、米国、欧州で展開。

主な製品・サービス2
セキュリティ運用監視サービス
24時間365日のセキュリティ監視、インシデント対応。
脆弱性診断サービス
Webアプリ・ネットワークの脆弱性を診断し、対策を提案。

05コンサルティング・教育副次

業務改革(BPR)、ITガバナンス、ITSM(ITサービス管理)、プロジェクト管理に関するコンサルティングおよびトレーニングを提供。

主な製品・サービス2
ITコンサルティングサービス
業務プロセス改善、IT戦略策定、PMO支援など。
トレーニングサービス
ITIL、PMP等の資格取得研修、セキュリティ教育など。

06その他その他

ネットワークセキュリティ・コンサルティング以外の製品販売、事務代行、人材採用・トレーニング、現地市場調査、情報収集業務等。また特例子会社による植物工場運営、米国子会社によるラーメン店運営等も含む。

製品と技術

システム運用管理サービス:大規模・高品質のアウトソーシング

システムマネジメント事業の中核は、サーバやネットワークの監視、障害対応、パフォーマンス管理を包括的に提供する「システム運用管理サービス」である。24時間365日の運用体制を構築し、金融機関や大手ITベンダーを中心に長期契約を獲得。2026年3月期の同事業売上高は155億円と全社の39%を占め、売上総利益率は23.6%と安定した収益源となっている。中国、シンガポール、欧州の拠点からもグローバルにサービスを提供し、ニアショア・オフショアの活用によりコスト競争力を高めている。

サイバーセキュリティサービス:監視・診断からコンサルまで一貫対応

サイバーセキュリティ事業は、セキュリティ運用監視サービス(SOC)と脆弱性診断サービスを主力とする。運用監視は24時間365日体制でインシデントを検知・対応し、脆弱性診断はWebアプリやネットワークの弱点を洗い出して対策を提案する。2026年3月期の売上高は31億円と前年比43%増加し、官公庁関連の受注が拡大した。米国子会社INFORMATION DEVELOPMENT AMERICAと欧州子会社Information Development Europe B.V.が現地でのセキュリティサービスを展開。また、持分法適用会社の株式会社ブロードバンドセキュリティとも連携し、セキュリティ製品販売や監査・コンサルティングも手掛ける。

ITコンサルティングと教育:業務改革と人材育成を支援

コンサルティング・教育事業では、業務改革(BPR)、ITガバナンス、ITSM(ITサービス管理)、プロジェクト管理に関するコンサルティングを提供し、ITILやPMPなどの資格取得研修も行う。2026年3月期の売上高は17億円と前年比7.6%減となったが、売上総利益率は33.3%と高水準を維持。子会社の株式会社プライドが主体となり、顧客のIT戦略策定やPMO支援を手掛ける。2020年には株式会社DXコンサルティングを設立し、RPA推進やDX支援を強化。グループ全体で上流工程へのシフトを進め、コンサルティング需要の拡大に対応している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

検査・健診事業で国内中堅、安定収益基盤

IDホールディングスは、人間ドック・健康診断事業を中核とする検査関連サービス企業。売上363億円(2025/3期)、営業利益率10.5%と安定した収益力を誇る。同業のVRain SolutionやソラコムなどIT系企業と異なり、リアルな健診施設運営が強み。受託検診は地域密着型でリピート需要が高く、公共・法人契約が安定収益の基盤。しかし、業界は競合増加と価格競争が激しく、差別化が課題。

強み

  • 企業・自治体の定期健診は法規制に支えられ、景気変動に強い安定収益源。
  • グループで複数の健診センター・クリニックを運営し、広域受託が可能。
  • 法人契約は長期継続性が高く、受診者の囲い込みで安定的な売上を確保。
  • オペレーション効率化により、同業他社と比較して高い収益性を維持。

課題

  • 検診市場は新規参入やM&Aで競争が激化し、受託単価の低下圧力が強い。
  • 医師・看護師など専門職の採用難が拡大制約に。人件費上昇も収益を圧迫。
  • 遠隔診療やAI診断支援など先端技術の導入が他社に比べ遅れており、効率化余地。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がIDホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13901マークラインズ200億円12.4倍
23853アステリア198億円23.6倍
33834朝日ネット196億円12.4倍
43678メディアドゥ196億円10.7倍
56194アトラエ192億円17.2倍
64709IDホールディングス185億円12.5倍
75535ミガロホールディングス184億円12.3倍
83662エイチームホールディングス183億円30.3倍
92307クロスキャット181億円9.8倍
104641アルプス技研181億円13.6倍
113925ダブルスタンダード179億円16.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

東京都千代田区で創業した1969年

1969年10月、東京都千代田区富士見町に株式会社インフォメーション・ディベロプメントが設立された。創業時の事業は情報処理サービスで、1970年5月には麹町に本社を移転。1982年9月には日本ユニシスとの共同出資で株式会社ソフトウエア・ディベロプメントを設立し、開発体制を拡充した。1992年4月に本社を二番町へ移転し、1998年11月には日本証券業協会に株式を店頭登録。2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場し、2009年には中国無錫に支店を開設するなど、海外展開の基礎を築いた。

M&Aで事業領域を広げた2000年代から2010年代

2002年4月、株式会社プライドへの出資で連結子会社化し、コンサルティング事業に参入。2006年12月には株式会社日本カルチャソフトサービスを子会社化した。2012年にはシンガポールと米国に現地法人を設立し、英国ロンドン支店も開設。2014年1月には特例子会社愛ファクトリーを鳥取県に設立し、障害者雇用を推進。同年9月には東京証券取引所市場第一部に指定され、株式会社ソフトウエア・ディベロプメントを完全子会社化。ミャンマーにも合弁会社を設立し、アジア全域での事業基盤を固めた。

持株会社体制へ移行した2019年

2019年4月、会社分割により持株会社制へ移行した。新設分割で株式会社インフォメーション・ディベロプメントを設立し、全事業を承継。旧会社の商号を株式会社IDホールディングスに変更し、純粋持株会社としてグループ統括を担うこととなった。同時に、本社を東京都千代田区五番町に移転。2020年4月には子会社の再編を実施し、株式会社フェスのITSM事業とインフォメーション・ディベロプメントのRPA推進事業を新設の株式会社DXコンサルティングに集約。フェスは株式会社IDデータセンターマネジメントに商号変更した。

積極的な買収で成長を加速した2020年代

2020年6月、アクティブ・ティ株式会社を完全子会社化し、2021年4月に吸収合併。同年8月には株式会社GIテクノスの全株式を取得し、翌2021年4月に吸収合併。2021年1月には株式会社ウィズ・ホールディングスを子会社化し、同社傘下の株式会社システムデザインをグループ化。2023年4月には株式会社システムデザインをインフォメーション・ディベロプメントに吸収合併した。これらのM&Aにより、アプリケーション開発やITインフラの技術者と顧客基盤を拡大し、売上高は2016年3月期の201億円から2026年3月期には394億円へほぼ倍増した。

サイバーセキュリティとDXコンサルに注力する中期経営計画

2026年3月期を初年度とする3か年の中期経営計画「Next 50 Episode III "JUMP!!!"」を策定し、高収益モデルへのシフトとカルチャー革新を掲げる。注力領域としてコンサルティング、ITインフラ、サイバーセキュリティの3事業を位置づけ、2028年3月期に売上高440億円、営業利益57億円(営業利益率13.0%)を目標とする。2026年3月期のサイバーセキュリティは売上高31億円と前年比43%増で目標を超過達成。アップスキルにより54名を注力領域へシフトし、人的資本投資として17億円を投じた。翌2027年3月期の業績予想は売上高394億円(同0.7%増)にとどまるが、収益性改善を優先する方針である。

年表34件を開く

1960年代

  • 1969年10月創業東京都千代田区富士見町に株式会社インフォメーション・ディベロプメントを設立

1970年代

  • 1970年5月東京都千代田区麹町に本社を移転

1980年代

  • 1982年9月創業日本ユニシス株式会社との共同出資により株式会社ソフトウエア・ディベロプメントを設立

1990年代

  • 1992年4月東京都千代田区二番町に本社を移転
  • 1998年11月日本証券業協会に株式を店頭登録

2000年代

  • 2002年4月M&A株式会社プライドへ出資し、連結子会社化
  • 2003年9月「プライバシーマーク」の使用許諾事業者として認定
  • 2004年4月中国・武漢市に艾迪系統開発(武漢)有限公司(現・連結子会社)を設立
  • 2004年12月上場ジャスダック証券取引所(現東京証券取引所)に株式を上場
  • 2006年12月M&A株式会社日本カルチャソフトサービスを連結子会社化
  • 2009年12月創業艾迪系統開発(武漢)有限公司が江蘇省無錫市に無錫支店を設立

2010年代

  • 2012年2月創業艾迪系統開発(武漢)有限公司が上海支店を設立
  • 2012年5月INFORMATION DEVELOPMENT SINGAPORE PTE. LTD.(現・連結子会社)を設立
  • 2012年8月INFORMATION DEVELOPMENT AMERICA INC.(現・連結子会社)を設立
  • 2012年11月創業英国にロンドン支店を設立
  • 2013年12月上場東京証券取引所市場第二部へ上場市場を変更
  • 2014年1月特例子会社の認証取得を前提に愛ファクトリー株式会社(現・連結子会社)を鳥取県鳥取市に設立
  • 2014年9月M&A東京証券取引所市場第一部に指定 株式会社ソフトウエア・ディベロプメントを子会社化 ミャンマーに現地企業との合弁会社INFINITY INFORMATION DEVELOPMENT CO.,LTD.(現 IDM INFORMATION DEVELOPMENT MYANMAR CO.,LTD.)を設立
  • 2015年7月M&A株式会社日本カルチャソフトサービスと株式会社ソフトウエア・ディベロプメントを吸収合併 東京都千代田区五番町に本社移転 株式会社リアルグローブと業務・資本提携
  • 2016年4月M&A株式会社テラコーポレーションの全株式を取得し、子会社化
  • 2016年5月愛ファクトリー株式会社が、「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく特例子会社の認定取得
  • 2016年5月創業オランダのアムステルダムに駐在員事務所を設立
  • 2016年5月M&AINFINITY INFORMATION DEVELOPMENT CO., LTD.(現IDM INFORMATION DEVELOPMENT MYANMAR CO.,LTD.)の全株式を取得し、子会社化
  • 2017年1月米国にてSeceon Inc.(セキオン社)と業務提携
  • 2017年7月M&A株式会社テラコーポレーションを吸収合併
  • 2018年1月M&A株式会社フェスの全株式を取得し、子会社化
  • 2019年4月創業会社分割による持株会社制へ移行。新設分割設立会社である「株式会社インフォメーション・ディベロプメント」にすべての事業を承継し、当社商号を「株式会社IDホールディングス」に変更

2020年代

  • 2020年4月株式会社フェスのITSM事業と、株式会社インフォメーション・ディベロプメントのRPA推進事業を新設の「株式会社DXコンサルティング」に継承させる会社分割(吸収分割)を実施
  • 2020年4月商号変更株式会社インフォメーション・ディベロプメントのシステム運営管理事業の一部を株式会社フェスに継承させる会社分割(吸収分割)を行い、株式会社フェスの商号を「株式会社IDデータセンターマネジメント」に変更
  • 2020年6月M&A株式会社インフォメーション・ディベロプメントがアクティブ・ティ株式会社の全株式を取得し、子会社化(2021年4月1日に吸収合併)
  • 2020年8月M&A株式会社GIテクノスの全株式を取得し、子会社化
  • 2020年10月社内改革「ニューノーマル適応プロジェクト」の一環として株式会社インフォメーション・ディベロプメントが本社機能の一部を山陰事業部へ移管
  • 2021年1月M&A株式会社ウィズ・ホールディングスの全株式を取得し、子会社化(2021年3月1日に株式会社システムデザインは同社親会社の株式会社ウィズ・ホールディングスを吸収合併)株式会社インフォメーション・ディベロプメントがアクティブ・ティ株式会社を吸収合併 株式会社インフォメーション・ディベロプメントが株式会社GIテクノスを吸収合併 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年4月M&A株式会社インフォメーション・ディベロプメントが株式会社システムデザインを吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年3月期まで440億円
  • 営業利益2028年3月期まで57億円
  • 営業利益率2028年3月期まで13.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    高収益モデルへのシフト

    サービスポートフォリオ戦略のもと、コンサルティング・ITインフラ・サイバーセキュリティの3事業を注力領域とし、アプリ開発・システムマネジメントは岩盤領域として選択と集中で利益率向上を図る。人材を下流から上流へシフトし、AI活用や次世代運用サービスを推進する。

  2. 02

    カルチャーの革新

    社員の自律思考を促進し、長期キャリア支援や多様性尊重、労働環境改善によりエンゲージメントを高める。プロフェッショナル人材が輝く企業を目指す。

  3. 03

    顧客接点の確立と拡大

    新設のマーケティング&ビジネス機能により、プロアクティブで横断的な営業を展開。中長期的なIT戦略パートナーとして受注規模拡大と収益性向上を図る。

  4. 04

    M&Aによる成長加速

    注力領域とのシナジーが高い企業を対象に、人材確保・技術獲得・顧客開拓の観点でM&Aや資本業務提携を推進し、事業成長を加速する。

  5. 05

    グローバル展開の強化

    既存のオフショア活用に加え、日系企業の海外進出を現地ITサポートで支援。国内外でのグローバル人材の採用・育成を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,241人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は652万円で、9期前と比べて+36.8%平均年齢は47.2歳、平均勤続年数は13.3年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,065
2018年3月2,455
2019年3月47640.314.42,369
2020年3月2,224
2021年3月2,555
2022年3月2,441
2023年3月55945.411.72,349
2024年3月59045.511.72,266
2025年3月60846.912.32,226171
2026年3月65247.213.32,241183

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率40.0%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)68.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 6 / 海外 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社(東京都千代田区)他6事業所337百万円
研修施設 — 山梨県南都留郡 鳴沢村311百万円
独身寮 — 東京都大田区285百万円
本社 — 東京都千代田区260百万円
本社(米国マサチューセッツ州)他1事業所99百万円
社宅 — 鳥取県米子市1室46百万円
Miraku Boston Partners with ID Group — 米国マサチューセッツ州40百万円
本社 — 鳥取県鳥取市25百万円
社宅 — 鳥取県鳥取市1室22百万円
本社 — シンガポール10百万円
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱インフォメーション・ディベロプメント
    東京都 千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱プライド
    東京都 千代田区
    議決権92.7%
  • 海外
    艾迪系統開発(武漢)有限公司
    中国 湖北省 武漢市
    議決権100.0%
  • 国内
    INFORMATION DEVELOPMENT SINGAPORE PTE. LTD.
    シンガ ポール
    議決権100.0%
  • 海外
    INFORMATION DEVELOPMENT AMERICA INC.
    米国 マサチューセッツ州
    議決権100.0%
  • 海外
    Information Development Europe B.V.
    オランダ アムステルダム
    議決権100.0%
  • 国内
    IDM INFORMATION DEVELOPMENT MYANMAR CO., LTD.
    -
    議決権100.0%
  • 国内
    愛ファクトリー㈱
    鳥取県 鳥取市
    議決権100.0%
  • 海外
    I-Collab X Inc.
    米国 マサチューセッツ州
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ブロードバンドセキュリティ
    東京都 新宿区
    議決権21.5%
  • 海外
    Innova Software Co., Ltd.
    タイ バンコク
    議決権30.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    ソフトウェアライセンスの調達
    外務省 · 2019-03-19
    489万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は394億円営業利益41億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.5%、利益が+7.9%。

売上高
+8.5%
394億円
営業利益
+7.9%
41億円
純利益
+20.8%
29億円
営業利益率
10.4%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高420億円394億円
営業利益45億円41億円
純利益30億円29億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は97億円、営業利益は8億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+24.4%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q813
2024年1Q78810.35
2024年2Q8167.43
2024年3Q8289.85
2024年4Q865
2025年2Q173179.811
2025年4Q1902111.113
2026年2Q1952010.313
2026年4Q1992110.616
2027年1Q9788.25

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は164億円から394億円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は10.4%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所市場第二部へ上場市場を変更
2013年3月1644−5
東京証券取引所市場第一部に指定 株式会社ソフトウエア・ディベロプメントを子会社化 ミャンマーに現地企業との合弁会社INFINITY INFORMATION DEVELOPMENT CO.,LTD.(現 IDM INFORMATION DEVELOPMENT MYANMAR CO.,LTD.)を設立
2014年3月17684
株式会社日本カルチャソフトサービスと株式会社ソフトウエア・ディベロプメントを吸収合併 東京都千代田区五番町に本社移転 株式会社リアルグローブと業務・資本提携
2015年3月189105
オランダのアムステルダムに駐在員事務所を設立
2016年3月201105
株式会社テラコーポレーションを吸収合併
2017年3月216117
株式会社フェスの全株式を取得し、子会社化
2018年3月232136
会社分割による持株会社制へ移行。新設分割設立会社である「株式会社インフォメーション・ディベロプメント」にすべての事業を承継し、当社商号を「株式会社IDホールディングス」に変更
2019年3月2651710
株式会社インフォメーション・ディベロプメントがアクティブ・ティ株式会社の全株式を取得し、子会社化(2021年4月1日に吸収合併)
2020年3月2642113
株式会社ウィズ・ホールディングスの全株式を取得し、子会社化(2021年3月1日に株式会社システムデザインは同社親会社の株式会社ウィズ・ホールディングスを吸収合併)株式会社インフォメーション・ディベロプメントがアクティブ・ティ株式会社を吸収合併 株式会社インフォメーション・ディベロプメントが株式会社GIテクノスを吸収合併 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
2021年3月258167
2022年3月2781910
株式会社インフォメーション・ディベロプメントが株式会社システムデザインを吸収合併
2023年3月3112514
2024年3月3272918
2025年3月363383910.524
2026年3月394414210.429

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高394億円のうち、営業利益として残るのは41億円10.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は29億円、売上の7.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.4%293億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.2%60億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.4%41億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.0pt
10.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.7pt
7.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.1pt
20.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
16.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが31億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは28億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は60億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月81−5930
2014年3月0−1−3−126
2015年3月5−4−3125
2016年3月2−2−2022
2017年3月12−1−81124
2018年3月12−2115−929
2019年3月10−3−1735
2020年3月32−1−223144
2021年3月−6−615−1247
2022年3月180−191847
2023年3月17−4−131348
2024年3月14−2−41257
2025年3月36−23−151354
2026年3月31−3−232860

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は240億円。このうち返さなくてよい自己資本が153億円で、自己資本比率は63.3%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月98564255.9
2014年3月97613661.1
2015年3月103683565.3
2016年3月103653862.7
2017年3月106733369.0
2018年3月137766155.2
2019年3月146836356.9
2020年3月152876557.0
2021年3月168947455.7
2022年3月162946857.9
2023年3月1751047159.3
2024年3月2011208159.6
2025年3月2251368960.3
2026年3月2401538763.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
65億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
127億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
87億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
91
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中48位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中318位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.2%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.4%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.3%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.5%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.7%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,076で、1年前と比べて-0.7%過去52週の値幅のなかでは62%の位置にある。

¥1,076-2.1%1ヶ月+6.9%1年-0.7%時価総額185億円
過去52週の値幅
安値¥881高値¥1,197.5

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.5倍
PER (会社予想)12.2倍
PBR2.45倍
配当利回り4.65%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で6.32%下落し、7月31日に2428万株と急増して1022円まで下落、その後は1007円を底に反発。25日線1087円を下回り、75日線1047円も割り込み、200日線1014円と接近。RSIは36.4と弱含み。7月中旬までは1156円と上昇していましたが、急落によりトレンド転換の兆しがあり、戻り売り圧力に注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは12.06倍で業界平均30.21倍の半分以下、PBR2.36倍も平均3.56倍を下回る。ROEは20.2%と高く、収益性が非常に良い。配当利回り4.82%は平均3.33%を大きく上回り、配当性向46.7%で持続可能性もある。割安で株主還元も厚いが、業績成長率は緩やかで将来の成長余地には注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.5倍47.9倍
PER (予想)12.2倍
PBR2.45倍2.96倍
ROE20.2%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

IT人材派遣市場はDX需要で拡大傾向にありますが、競争も激化しています。強気派は、売上高・利益が着実に成長しており、営業利益率10%超の収益性を高く評価します。一方、弱気派は、エンジニア不足による人件費上昇が利益を圧迫する可能性や、派遣需要の先行き不透明感を指摘します。また、市場全体の成長鈍化や競合との価格競争が懸念材料です。

プラスに働く材料7
  • 増収増益基調

    2023年3月期から2025年3月期まで売上高・純利益が3期連続で増加。

  • 高い営業利益率

    2025年3月期は10.47%と、人材派遣業界で良好な水準を維持。

  • DX需要の追い風

    DX投資継続でIT人材需要は堅調。2026年3月期も増収予想。

  • 売上高394億円・営業利益41億円通年影響

    売上高363億円→394億円(8.5%増)、営業利益38億円→41億円

  • ROE20.2%の高資本効率継続影響

    ROE20.2%。PBR2.36倍でも収益力に見合った評価が可能

  • 配当利回り4.82%の高配当継続影響

    配当利回り4.82%。業績増加が続けば増配余地も

  • 予想PER11.7倍と改善通年影響

    実績PER12.06倍→予想PER11.7倍。来期も増益が見込まれる

マイナスに働く材料7
  • 人材確保競争激化

    ITエンジニアの不足感が強く、採用コストや単価上昇が利益を圧迫。

  • 派遣需要の減速リスク

    景気後退時にはIT投資が削減され、派遣需要が減少する可能性。

  • 株価の下落傾向

    過去1年で株価が10%下落。市場の期待が低下している可能性。

  • 売上高成長率が11.0%から8.5%に鈍化通年影響

    前期は327億円→363億円で11.0%増、当期は363億円→394億円で8.5%増

  • 営業利益率10.41%と微低下通年影響

    営業利益率10.47%→10.41%と0.06pt低下。増収も利益率改善は止まる

  • 株価1年で10%下落不定影響

    change1yは▲10.03%。業績と比べて株価は冴えない

  • 外国人保有12.6%と低い継続影響

    外国人保有比率12.62%。海外投資家の参加が限定的で需給が偏りやすい

次の決算で確かめる点
売上高成長率
DX需要の持続性を確認するため。
営業利益率
人件費上昇に耐えられるかを見るため。
エンジニア確保数
将来の売上拡大の源泉であるため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+14.3%いまの株価に対する利回りは4.65%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
4.65%
いまの株価に対して
配当性向
46.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1250.9
2018年3月138.1106.1
2019年3月130.052.5
2020年3月1725.1221.6
2021年3月170.046.3
2022年3月2020.063.5
2023年3月2312.553.8
2024年3月2511.149.6
2025年3月3540.057.8
2026年3月4014.346.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,819人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.2%を占め、残る66.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他50.855.554.353.349.852.6
金融機関22.321.722.320.323.118.9
事業法人18.514.614.513.914.614.3
外国法人6.96.87.810.810.912.5
証券会社1.61.31.01.61.51.5
自己株式3.16.25.65.70.10.1
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.84
02株式会社エイ・ケイ9.08
03PERSHING-DIV. OF DLJ SECS. CORP.(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)6.88
04ID従業員持株会5.15
05みずほ信託銀行株式会社3.24
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.54
07TDCソフト株式会社2.47
08舩越 朱美1.72
09丸林 香織1.56
10株式会社日本カストディ銀行(信託E口)1.22

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+291%、1株純資産は14期で−14%。直近期のROEは20.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−45518
2014年3月355526.512.239.9
2015年3月476238.114.242.6
2016年3月515978.311.533.7
2017年3月606679.519.750.9
2018年3月384608.427.3106.1
2019年3月6250012.914.952.5
2020年3月7852015.312.0221.6
2021年3月445468.319.246.3
2022年3月3128311.213.763.5
2023年3月4231314.211.853.8
2024年3月5335615.914.649.6
2025年3月7140418.712.957.8
2026年3月8644720.210.946.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

21名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は21名。2026/3期の役員報酬は総額202百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
舩越真樹代表取締役社長兼 グループ最高経営責任者67243,496
高橋かおり代表取締役副社長6331,300
小島恭取締役575,498
西川理恵子取締役712,020
白畑尚志取締役64998
小林泰子取締役62
加藤剛常勤監査役6433,520
用弘美監査役69
入野泰一監査役64604
田中信哉監査役67802
我妻三佳専務執行役員
原尚子取締役621,208
残りの役員9名を開く
氏名役職年齢保有株数
竹原智子常務執行役員
土谷明執行役員
青井淳一執行役員
石倉隆一執行役員
樊娜執行役員
荒木靖博執行役員
石井桂子執行役員
七尾静也取締役6898,516
鈴木千佳子取締役66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4105231314336
社外取締役850506
監査役2995

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,379字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社9社および持分法適用会社2社により構成され、①システムマネジメント、②アプリケーション開発、③ITインフラ、④サイバーセキュリティ、⑤コンサルティング・教育、⑥その他の6つの事業を行っています。当社グループの事業内容と各関係会社の当該事業にかかる位置付けは、次のとおりです。 区分   内容   会社名 システムマネジメント   ・ITシステムの運営・管理、オペレーション業務   株式会社インフォメーション・ディベロプメント 艾迪系統開発(武漢)有限公司 INFORMATION DEVELOPMENT SINGAPORE PTE. LTD. Information Development Europe B.V. アプリケーション開発   ・システム化計画、設計開発、運用保守、プロジェクト管理支援業務   株式会社インフォメーション・ディベロプメント 艾迪系統開発(武漢)有限公司 Information Development Europe B.V. Innova Software Co., Ltd. ※ ITインフラ   ・ITプラットフォームの設計、構築、運用、保守業務   株式会社インフォメーション・ディベロプメント サイバーセキュリティ   ・セキュリティシステム構築・導入支援・運用、セキュリティ製品の販売 ・セキュリティ監査・コンサルティングサービス、脆弱性診断サービス、情報漏えいIT対策サービス   株式会社インフォメーション・ディベロプメント INFORMATION DEVELOPMENT AMERICA INC. Information Development Europe B.V. 株式会社ブロードバンドセキュリティ※ コンサルティング・教育   ・業務改革(BPR)、ITガバナンス、ITSMやプロジェクト管理に関するコンサルティングおよびトレーニング業務   株式会社インフォメーション・ディベロプメント 株式会社プライド その他   ・ネットワークセキュリティ、コンサルティング以外の製品販売 ・事務代行、人材採用・トレーニング、現地市場調査、情報収集業務等   INFORMATION DEVELOPMENT AMERICA INC. Information Development Europe B.V. 艾迪系統開発(武漢)有限公司 無印 連結子会社 ※  持分法適用会社 なお、愛ファクトリー株式会社は特例子会社として、植物工場運営および栽培物販売等を、INFORMATION DEVELOPMENT AMERICA INC.の子会社であるI-Collab X Inc.は、「利尻らーめん味楽」の米国における出店、IT企画、経営全般を行っています。 各事業の系統図は次のとおりです。 (注)Innova Software Co., Ltd.は、2025年9月16日付の株式の一部取得により、当社の持分法適用会社となりました。 また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
経営方針・対処すべき課題2,890字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、経営理念IDentityのもと、お客さまのニーズにあった付加価値の高い情報サービスを提供し、情報化社会に貢献することを経営の基本方針としています。「私たちはWaku-Wakuする未来創りに参加します」というミッションの実現に向けて、努めていきます。 (2)中長期的な会社の経営戦略 <経営環境・経営戦略等> 昨今における労働人口の減少を背景に、AIをはじめとした先端ITの利活用による自動化、省人化がトレンドとなっています。また、企業を標的としたサイバー攻撃がますます激化しており、事業継続の要件としてセキュリティ対策の整備も急務となっています。 情報サービス業界では、それらにかかわるメソッドを製品・サービスとして提供する側面もあり、顧客からの投資は今後も拡大していく見込みです。 当社グループは、ITコンサルティング、ITインフラ、アプリケーション開発、サイバーセキュリティ、システムマネジメントの5つのサービスを顧客ニーズに合わせて柔軟に提供しています。とくにシステムマネジメント分野においては、他社にない大規模かつ高品質なサービスを実現し、高い顧客満足度を獲得してきました。また、金融、公共、製造業など多岐にわたる業界のお客様との直接契約が6割以上を占めており、お客様のITシステムを長期にわたってサポートし続けることで、豊富な知識と経験を蓄えてきました。 当社グループはこれらの事業の強みを活かし、継続的な人材確保と育成、さらなるサービス価値向上に取り組んでいきます。 <中期経営計画について> 当社グループは、2026年3月期を初年度とする3か年の中期経営計画「Next 50 Episode Ⅲ "JUMP!!!"」を策定し、戦略テーマとして「高収益モデルへのシフト」と「カルチャーの革新」の2つを軸に、サービスポートフォリオ戦略、顧客接点の確立、人的資本投資戦略をはじめとした6つの重点戦略を推進します。 中期経営計画の最終年度である2028年3月期の売上高は440億円、営業利益57億円、営業利益率13.0%を目標に設定しました。人材不足の加速や、技術進歩により業界の在り方が変化するなかで、当社の事業を担う「人材」の価値をこれまで以上に高め、収益力・成長性の高いビジネスモデルへの変革を図ります。 (中期経営計画の概要図) 具体的には、以下の6つの重点戦略を掲げ、各施策に取り組んでいきます。 ① サービスポートフォリオ戦略 デジタルシフトの加速にともなって市場拡大が見込まれるコンサルティング、ITインフラ、サイバーセキュリティの3事業を注力領域と位置付け、より付加価値の高いサービスを提供して事業拡大を目指します。また、ITの内製化や自動化トレンドにともなう市場成長の鈍化予測のなかで、アプリケーション開発とシステムマネジメントの2事業を岩盤領域と定め、選択と集中による高収益案件の獲得、利益率向上を図ります。 AIなどの技術的な進化にともなって縮小していく見込みの下流工程から上流工程への人材シフト施策として、岩盤領域から注力領域への人材のアップスキルを進めます。これにより質と量の両面で強化された人材ポートフォリオを構築し、高収益モデルの実現を目指します。 サービスの付加価値を高め、事業を拡大していくためには、案件の規模や技術分野に応じたビジネスパートナーとの協業が重要になります。当社グループは、コアパートナーの認定強化や相助型の人材育成による生産体制の構築をつうじ、ビジネスパートナーとともに成長できる関係性を築きます。 国内外に多数のサービス拠点を保有する当社グループの強みを活かし、ニアショアおよびオフショア体制を強化します。特に案件受注の多い東京と中部から各拠点への発注を推進し、営業拠点に拠らないサービス提供体制を構築します。 お客さまの業務や当社グループのサービスプロセスにおけるAIの活用推進や、システムマネジメントをバーチャル空間で実現するID-VROPでの次世代システム運用の浸透、ブロックチェーンをはじめとした特許技術の活用拡大など、これまで手掛けてきた先端技術の研究開発にも継続して取り組み、ビジネスの新規創出と進化による企業競争力の向上を目指します。 ② 顧客接点の確立 ITサービスに対する顧客ニーズは多様化・高度化し、常に付加価値の高いサービスが要求されています。さらに、急速な市場の変化に対応するためには、技術トレンドを捉え、柔軟に対応することが求められます。当社グループは、プロアクティブで横断的な営業アプローチを実現するマーケティング&ビジネス機能を新設しました。これにより、顧客の多様な課題に迅速かつ的確に対応できる中長期的なIT戦略パートナーとして、受注規模の拡大を図り、収益性の向上を目指します。 ③ 人的資本投資戦略 当社グループは、プロフェッショナル人材が輝く企業を目指し、社員の「なりたい」「やりたい」を実現するための環境を提供します。社員の長期キャリアビジョンに沿った機会の提供や、実現するための創造力と変革力の強化を支援し、自律思考を促進する文化を醸成します。また、多様性と人権を尊重する組織の構築や、時間外労働の削減、有給休暇の取得率向上を図ることで、社員エンゲージメントの向上を実現します。 ④ M&A戦略 中長期目標に掲げる収益性の向上に資するため、特に注力領域とのシナジーが高い企業を対象に、M&Aおよび資本業務提携を積極的に推進します。 対象企業は人材確保、技術・ライセンスの獲得、顧客開拓の3つの観点を重視します。コンサルタントやプロジェクトマネージャー人材の即戦力確保により、事業の成長を加速させます。技術やライセンスを獲得することで、既存事業とも組み合わせて新たなソリューションを提供することができます。より多角的な優良顧客の開拓は、収益基盤のさらなる安定化を実現します。 ⑤ グローバル戦略 当社グループにおけるグローバル拠点について、既存のオフショア活用のみならず、日系企業の海外拠点サポートにも注力していきます。今後、海外市場はさらなる拡大を見込めており、多くの日系企業が進出するものと予想されます。当社グループはそれら日系企業を顧客ターゲットに定め、その海外進出の現地ITサポートを目指します。また、その実現に向けて国内外におけるグローバル人材の採用と育成を推進します。 ⑥ 資本コストと株価を意識した経営 当社は過去10年間にわたり、ROE(自己資本利益率)とROIC(投下資本利益率)の改善に努めてきました。 今後も持続的に株主資本コストを上回るROEと、WACC(加重平均資本コスト)を上回るROICの実現を目指します。また、経営資源の戦略的な配分を行い、人的資本投資、研究開発投資、M&A投資などを推進し、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図ります。
事業等のリスク7,059字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 (1)リスク管理体制 当社グループは、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるあらゆるリスクを的確に把握し、経営への影響を低減していくために、取締役会の諮問機関としてグループリスク管理委員会を設置しています。想定される各リスクを3つの主要リスク(経営・財務リスク、人事・労務・社会全般リスク、事業部門オペレーショナルリスク)に分類、グループリスク検討小委員会(以下、小委員会)を設置し、リスクの洗い出しと対策の立案を行ったうえで、グループリスク管理委員会がその内容について議論、検証を行っています。 <リスク管理体制図> (2)リスク管理手法 また、リスクの洗い出しと対策の立案については、以下の要領で実施しています。 ①生成AIにより当社グループのリスク事象を抽出し、それを参考にリスクシナリオ(リスク事象が顕在化した場合の内容)を策定する。 ②リスクシナリオに基づき、そのリスクが当社グループに与える影響を測定、評価する。 ③評価の結果、重要度の高いリスク事象について、リスク管理策およびリスク管理計画を策定する。 ④リスク管理策および管理計画の実績、進捗を確認、評価し、PDCAサイクルを構築する。 (3)重要なリスク 当社グループの事業業績、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 ① 市場環境の変化について 社会課題である人材不足の深刻化を背景に、業務効率化やデジタルトランスフォーメーション(DX)を目的としたIT投資ニーズは、中長期的に拡大していくことが見込まれます。また、クラウドサービスの高度化や生成AIをはじめとする先端技術の急速な進展により、データ利活用の重要性が高まっており、国内におけるデータセンター建設やITインフラ関連投資の活発化が進むものと想定しています。さらに、サイバー攻撃の高度化を背景としたセキュリティ対策需要も拡大しており、IT投資を取り巻く市場環境は、より多様で高度な対応が求められる状況にあります。一方で、人材の確保および育成が進まない場合や、顧客の期待する付加価値を十分に提供できない場合には当該事業の成長が制約され、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このような環境認識のもと、当社グループは、最新技術への対応とAIの進化に伴う「AI活用」領域から「AI統括」領域への事業変革に対応したマーケティング戦略を掲げるとともに、その実現に向けて、人材育成に戦略的に投資を進めています。また、2025年4月1日に事業会社を統合し、グループ全体での一体的なサービス提供体制を構築しました。これにより、変化するIT投資ニーズへの対応力を強化するとともに、顧客への提供価値の向上、事業間シナジーの創出と収益基盤の強化を図っています。さらに、2026年3月期を初年度とする3か年の中期経営計画「Next 50 Episode Ⅲ “JUMP!!!”」では、人材不足の加速や技術進歩により業界構造が変化するなかで、当社事業を支える「人材」の価値向上を成長戦略の中核に位置付けています。先端技術を活用した高付加価値サービスの拡充と、人材への投資の両立を通じて、持続的な成長と収益力の向上を図ってまいります。 ② 企業買収について 当社グループは、M&Aによる事業の拡大を経営戦略のひとつとしています。しかしながら、市場環境の変化や不測の事態により、事業が計画どおりに進まない場合や、当初予定していた効果を得ることができない場合に、のれんの減損処理や関係会社株式の評価損を行う必要が生じる等、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、それらを実施する場合には、対象企業の財務や税務、法務等について会計士や弁護士等の専門家によるデューディリジェンスを行うことにより、事前にリスクを回避するように努めています。また、実施後は出資先の取締役会等への陪席、または決算資料等の精査により、経営状況を定期的にモニタリングし、当社グループの経営成績および財政状態への影響の把握に努めています。 ③ グローバル事業について 当社グループは、事業戦略の一環として、中国、シンガポール、米国、ヨーロッパを中心にグローバル事業を推進しています。しかしながら、グローバル経済や為替等の動向、取引をめぐる法規制、商習慣の違い、政治的・社会的変動等のさまざまな要因が、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 各海外拠点の経営状況や外部環境の変化等については、グローバル統括部が中心となって適宜把握するとともに、個別のリスク事象についてはグループリスク管理委員会において内容の把握や状況確認、対策の進捗確認や効果検証を行い、リスク低減に取り組みます。 当社グループでは、社員への適切なコンプライアンス教育の実施により法令遵守の意識強化に努めるとともに、海外拠点の定期的な監査の実施によりガバナンスを強化することで、事前にリスクを回避するように努めています。 また現地の経営陣とのコミュニケーションを強化し、透明性の高い事業運営を推進します。これらの取り組みを通じて、当社グループはグローバル事業の安定的な成長を目指し、ステークホルダーの信頼を確保してまいります。 ④ 人材確保について 当社グループは、最新技術への対応と顧客満足度向上のため、優秀な人材の確保と育成を重要視しています。人材の確保・育成が不十分な場合や、事業変革に伴うニーズに合った人材の補充ができない場合、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。特に、AI・クラウド・サイバーセキュリティ等の先端技術分野においては、高度専門人材の需要が高まっており、これらの人材の採用が計画どおりに進まない場合や、採用後に十分な育成・リスキリングが行えない場合には、当社グループの競争力低下や事業機会の喪失につながる可能性があります。 国内外での新卒・中途採用を通じて付加価値の高い人材を確保し、入社後はテクニカルスキル・ヒューマンスキルトレーニングを継続的に実施しています。また、顧客ニーズの変化に対応するため、アップスキルのための人的資本投資も積極的に行っていきます。このような「キャリア啓発」をはじめ、自律志向の社員集団となりえる「企業文化」の醸成や「健康経営」を通じて、社員エンゲージメントの向上に注力することで、「お客さま満足度の向上」「生産性向上」に繋げ、それらがさらに「企業価値の向上」を実現する好循環を生み出すことを目指しています。 ⑤ 情報管理について 当社グループは、常に情報セキュリティの維持・向上を図り、お客さまに満足いただけるサービスの提供に努めていますが、万が一、不正アクセスや重大なエラー等により、取引に関する情報の紛失、改ざん、漏えい等を発生させた場合には、当社グループの信用は失墜し、経営成績および財政状態にも影響を及ぼす可能性があります。近年は、サイバー攻撃の高度化・巧妙化にくわえ、ランサムウェアやサプライチェーンを標的とした攻撃、内部不正や人的ミス等に起因する情報漏えいリスクが高まっており、一度のインシデントが社会的信用の低下や損害賠償責任の発生、事業継続への影響等につながる可能性があります。 当社グループでは、個人情報をはじめとする情報資産を適切に取り扱うため「情報管理基本方針」、「プライバシーポリシー」等各種規程を整備しており、2022年4月施行の改正個人情報保護法にも対応済です。 また、情報管理全般について組織横断的な対応、協議を行うため、情報管理統括責任者を中心とした管理体制を整備するとともに、サイバーセキュリティにかかる専門チーム(CSIRT)が中心となり各種セキュリティ対策の強化とインシデント発生時の対策に取り組んでいます。 社員に対しては、定期的なサイバー攻撃対応演習の実施、法令に対応した規程改訂に関する教育を行い、コンプライアンス意識のさらなる向上に努めています。さらに、PマークおよびISO27001の認証を取得し、維持・継続しています。加えて、委託先を含むサプライチェーン全体における情報管理体制について、監督や状況の把握を通じた強化に努めています。 ⑥ サステナビリティについて (a)気候変動について 近年、世界的な気候変動により、地震・台風・洪水といった大規模な自然災害の発生頻度や影響度が高まっており、その対策として、企業に対する温室効果ガスの排出量削減に向けた取組みや、再生可能エネルギーの導入など「脱炭素社会」の実現に向けた対応が求められています。 このような中、気候変動に対する対応が不十分な場合、お取引先企業をはじめとする様々なステークホルダーからの評価の低下や事業機会の逸失など、当社グループの経営成績や財政状態に影響を生じる可能性があります。このため、当社グループでは気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures、TCFD)へ賛同やISO14001の認証取得により、環境に配慮した事業活動を推進しています。また、その取組みについては、一部ホームページで開示をしています。 (b)人権について 近年、国際的な人権基準の強化をはじめ、人権尊重への取組みが一層強く求められています。 このような中、人権尊重に対する対応が不十分であることは、お取引先企業をはじめとする様々なステークホルダーからの評価の低下、事業機会の逸失、職場環境の悪化や社員の士気の低迷など、当社グループの経営成績や財政状態に影響を生じる可能性があります。 当社グループでは、人権に関する国際規範を尊重・支持し、『IDグループ人権方針』を定め、社員が事業活動において参照すべき行動を明確に示すとともに、事業活動を通じて発生し得る人権への負の影響やリスクを特定し、未然防止および軽減を図るため、人権デュー・ディリジェンスを実施しています。また、当社グループの業務に関わるビジネスパートナーに対しても、研修等をつうじ『IDグループ人権方針』の周知および遵守への働きかけを行うことで、人権に配慮した事業活動に努めています。 ⑦ 自然災害・紛争・テロ・パンデミックレベルの感染症等について 地震・台風・洪水といった大規模な自然災害に関連するリスクは年々高まる中、世界各地で発生する紛争・テロやパンデミックレベルでの感染症等による被害は完全に回避できるものではなく、想定規模を超える被害発生時には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、様々なイレギュラー事象が発生し、業務遂行が阻害されるような場合であっても、その影響を最小限に抑えるべく、危機管理マニュアルおよび事業継続計画(BCP)を制定しています。また、山陰BPOセンターに本社業務を一部移管しており、一極集中によるリスクの低減を図るとともに、テレワークをはじめとする働き方の多様化も引続き進めていきます。今後も食料・衛生用品の備蓄、各種マニュアルの見直しや安否確認システムを活用した定期的訓練の実施により、事業継続性確保に努めています。 ⑧ 技術革新への対応について IT分野における先進技術の進展は目覚ましく、その積極的な利活用は当社グループの事業成長に向けた大きな機会である一方、対応が遅れた場合には競争力およびブランド価値の低下を招く恐れがあります。特に生成AIをはじめとするAI関連技術は、業務プロセスや事業モデルそのものを変革する可能性があり、これらに対して適切に対応できない場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、技術革新に適時かつ的確に対応するため、AIサービスに特化したコンサルティング部門においてAI分野の先端技術に関する情報収集を行うとともに、AIに関するコンサルティングや構築支援サービスを提供しています。 さらに、研究開発部門においてはAIエージェントの調査・研究や、AI利用を前提としたアプリケーション開発標準の整備を推進するとともに、AIマネジメントシステムの国際規格であるISO42001の認証取得に向けた取り組みを通じてガバナンス体制の強化を図っています。併せて、AI推進委員会を中心に、生成AIおよびAIエージェントの全社的な導入・活用の推進や、当社全社員向けのAI研修を実施するなど人材育成に積極的に取り組んでいます。 ⑨ アプリケーション開発およびITインフラ業務遂行について 当社グループにおけるアプリケーション開発および ITインフラ業務の売上比率は、当連結会計年度46.9%を占めています。高度化、複雑化、短納期化する当業務においては、開発途中での要件変更、品質の低下、納期遅延等の問題が発生した場合、プロジェクト完遂のための追加費用発生や損害賠償責任によって採算が悪化し、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、これらのリスクをヘッジするために、ISO9001に準拠した品質マネジメントシステムを導入しています。新規大型案件の引合いを受けた際には受注検討会を開催し、取引方針、採算性、要員体制、技術対応力、技術蓄積の可能性等について経営的判断に基づく検討を行います。また、品質管理部門が各プロジェクトの提案、見積段階から納品に至るまでのプロセスをとおしたリスク分析・管理を実施し、プロジェクト遂行中のQCD(品質、コスト、納期)状況を定期的にレビューすることで、早期の異常検知につなげ、不採算案件の発生防止に努めています。 また、今後増加が期待される複数のサービス部門にまたがる部門横断型プロジェクトや一括受託型の大型案件に対応するべく、社内のプロジェクト管理方法の見直しや管理会計等の社内システム改革に取り組み、タイムリーかつ正確なプロジェクト管理を実現します。 ⑩ システムマネジメント業務遂行について 当社グループにおけるシステムマネジメントの売上比率は当連結会計年度39.4%を占めています。システムマネジメント業務において、誤操作等によるシステム障害や情報提供の遅延等を発生させる可能性は、皆無ではありません。大規模なシステム障害等を発生させた場合、損害賠償責任に発展することによって、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、このような障害を未然に防止するため、「影響度の高い業務の再鑑体制徹底」、「ツールによる自動化推進」等を実施しています。また、品質管理部門を設け、「障害の未然防止研修」「障害要因分析・フィードバック」「現場立ち入り検査」等を企画実施しています。さらにISO9001認証を取得し、品質向上に向けた継続的改善を図っており、大規模なシステム障害は発生していません。 さらに、当社グループのコアビジネスであるシステムマネジメント業務は、DXが推進され、既存システムに対する保守費の削減、自動化、パブリッククラウドの利用、主要顧客に次世代システムへの移行やセンター集約も進み、大きな転換期を迎えており、従来の単純なオペレーション業務に限れば、規模が縮小する可能性があります。 当社グループは、システムマネジメント業務の将来性を鑑みた業務の付加価値を高めるオペレーションの自動化や遠地でのリモート運用支援による効率化、自社開発したバーチャルなシステムオペレーションセンター(ID-VROP)の活用による多拠点運用など次世代型運用サービスを積極的に推進します。 ⑪ パートナー会社からの要員調達について 当社グループは、案件ニーズにマッチした人材の調達、および受注量増減に対して機動的に対応するため、パートナー会社からの要員調達についても積極的に進めています。しかしながら、市場の変化により計画を大きく超える受注量の増減が急激に起きた場合には要員調達の不調、または、要員リリースがタイムリーに行えないことによって、当社グループの経営成績および財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、パートナー会社に対し定期的なパートナー会や勉強会を通じ、法令遵守・ガバナンス強化を基本姿勢としながら、事業方針や案件情報、トラブル事例共有等の情報交換を緊密に行います。また、コアパートナー会社との協力関係をさらに深め、一括案件受注体力があり品質管理が期待できる協業体制を構築し、品質の向上と要員の調達力向上に努めています。 なお、今後さらに需要が増加していくITインフラやサイバーセキュリティなど高度IT技術分野においては、当社グループの施策と人材育成方針等の情報を開示し、当社社員の育成とあわせてパートナー会社の技術者育成を支援することによって、高度技術人材の確保に努めています。
経営成績の分析 (MD&A)9,458字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 (1) 業績 当連結会計年度における国内景気については、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により、緩やかな回復基調を維持しました。一方で、金融資本市場の変動や米国の通商政策を巡る不確実性など、先行きは依然として不透明な状況です。くわえて、中東情勢の影響にも注視が必要です。 当社グループが属する情報サービス業界では、社会全体のデジタル化にともないIT投資ニーズが引き続き堅調に推移しています。特に、企業の生産性向上や経営課題の解決を目指したAI技術やクラウドソリューションの需要から、社内IT環境の整備やコンサルティングのニーズも拡大しています。また、企業のサプライチェーンを狙ったサイバー攻撃が増加しており、事業継続を目的としたセキュリティ対策やITガバナンスに関する投資意欲も高まっています。 このような環境のなか、当社グループの業績は、アプリケーション開発、サイバーセキュリティおよびITインフラが堅調に推移したため、売上高は393億71百万円(前年同期比8.5%増)となりました。収益面においては、従業員への還元や、人材育成・確保のための戦略的投資の増加を図りつつ、売上高の増加や売上総利益率の改善、のれん償却額の減少などにより、営業利益は41億28百万円(同9.2%増)、経常利益は42億12百万円(同9.1%増)となりました。また、賃上げ促進税制の適用にともなう税額控除等により、親会社株主に帰属する当期純利益は29億7百万円(同21.7%増)となりました。EBITDAは、45億18百万円(同2.9%増)となりました。 これにより、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は5期連続で増収増益となり、いずれも過去最高を更新しました。 (注):当連結会計年度より、従来のサービス名「ソフトウェア開発」を「アプリケーション開発」に変更、従来のサービス名「サイバーセキュリティ・コンサルティング・教育」を「サイバーセキュリティ」、「コンサルティング・教育」に分割して記載しています。なお、これらの変更は事業内容の変更をともなうものではありません。 当社の事業セグメントは単一セグメントであり、サービスごとの業績を以下のとおり記載しています。 (単位:百万円) 前連結会計年度  (自 2024年4月1日    至 2025年3月31日)   当連結会計年度  (自 2025年4月1日    至 2026年3月31日)   前年同期比 増減額    増減率(%) システムマネジメ ント   売上高   15,102   15,509   407   2.7 売上総利益   3,608   3,663   54   1.5 売上総利益率   23.9%   23.6%   △0.3P   ― アプリケーション開発   売上高   12,481   13,781   1,299   10.4 売上総利益   2,517   3,718   1,201   47.7 売上総利益率   20.2%   27.0%   6.8P   ― ITインフラ   売上高   4,224   4,699   475   11.2 売上総利益   1,279   1,253   △26   △2.1 売上総利益率   30.3%   26.7%   △3.6P   ― サイバーセキュリティ   売上高   2,198   3,143   944   43.0 売上総利益   631   944   312   49.5 売上総利益率   28.7%   30.0%   1.3P   ― コンサルティング・教育   売上高   1,796   1,659   △137   △7.6 売上総利益   639   551   △87   △13.7 売上総利益率   35.6%   33.3%   △2.3P   ― その他   売上高   470   577   106   22.7 売上総利益   △18   △14   4   ― 売上総利益率   ―   ―   ―   ― 合計   売上高   36,274   39,371   3,096   8.5 売上総利益   8,658   10,117   1,459   16.9 売上総利益率   23.9%   25.7%   1.8P   ― ① システムマネジメント 一部案件の縮小やサービス区分の変更による減収があったものの、金融関連顧客や大手ITベンダーを主とした受注拡大および新規案件の開始、価格適正化に向けた単価の見直しなどにより、売上高は155億9百万円(同2.7%増)となりました。 ② アプリケーション開発 大手ITベンダーとの連携による新規顧客の獲得や既存顧客における新規案件の開始、金融、製造、エネルギー関連顧客における受注拡大などにより、売上高は137億81百万円(同10.4%増)となりました。 ③ ITインフラ エネルギー、金融、製造関連顧客における受注拡大や、大手ITベンダーとの連携による取引の拡大などにより、売上高は46億99百万円(同11.2%増)となりました。 ④ サイバーセキュリティ サイバー攻撃対策の需要増にともない、官公庁関連をはじめとした複数顧客における受注が拡大し、売上高は31億43百万円(同43.0%増)となりました。 ⑤ コンサルティング・教育 一部顧客における案件の終了などにより、売上高は16億59百万円(同7.6%減)となりました。 ⑥ その他 エネルギー関連顧客における受注拡大などにより、売上高は5億77百万円(同22.7%増)となりました。 《経営施策の取組み状況》 当社グループは、2026年3月期を初年度とする3か年の中期経営計画「Next 50 Episode Ⅲ "JUMP!!!"」を策定し、推進しています。当年度は、サービスポートフォリオ戦略および人的資本投資戦略の2つを主として取り組みました。 サービスポートフォリオ戦略について、岩盤事業領域(注1)の収益性改善と、注力事業領域(注2)の事業規模拡大という二軸での飛躍的成長を掲げています。当年度は、岩盤事業領域のうちアプリケーション開発において価格適正化や、事業現場単位での利益改善に向けた見直しを実施した結果、大幅な収益性の改善を実現しました。注力事業領域においては、昨今の市場需要を的確にとらえたサイバーセキュリティ事業の躍進により、売上規模が当初目標を大きく超過達成しました。中期経営計画1年目の進捗が順調に推移していることと、今後の市場動向を踏まえて、2027年3月期の業績予想を当初の計画目標を上回る水準に設定しました。また、アップスキルを推進した結果、3か年での目標225名のうち、54名の注力事業領域への技術者シフトを達成しました。 人的資本投資戦略について、3年間で60億円の投資を目標に掲げています。当年度は17億円の投資実績を達成し、施策としては、グループ全社員に向けたオンライン動画学習サービス「Udemy Business」の開始や、基盤形成期の社員に対するメンター制度の導入など、積極的な人材育成や社員エンゲージメントに向けた取組みを実施しました。 ほかにも顧客接点の確立やグローバル戦略など、当初策定した項目についても引き続き推進していきます。 (注1)岩盤事業領域:システムマネジメント、アプリケーション開発 (注2)注力事業領域:ITインフラ、サイバーセキュリティ、コンサルティング・教育 《1年目を踏まえた課題》 経営環境の変化および本中期経営計画1年目の進捗を踏まえ、当社グループは下記5点を今後の事業成長における重点課題と捉えており、解決と充足に向けて取り組んでいきます。 ① AI時代におけるサービス戦略 企業におけるデジタルシフトが加速するなかで、特にAIが労働力として拡大し、人月型ビジネスに代わって事業を担う時代の到来が予想されています。それにともない、顧客の経営課題はAIとの共創および、AIを統治する方向性にシフトすると予想されます。 そのような市場環境の変化において、当社グループは収益の過半をエンドユーザーとの直接契約が長年占めてきたことを活かし、クライアントサイドで経営課題に取り組むことで高単価な最上流工程でのサービス提供を実現するべくビジネスモデルの進化を目指します。また、AIを積極的に活用することでサービス提供における生産性を飛躍的に向上させ、リソース配分および業務プロセスの変革による事業の高収益化を図ります。 ② 高収益モデルの実現に向けた人材シフト 情報サービス業界では、AIなどの技術の進化にともない、下流工程から上流工程への人材シフトが求められており、これに対応するための戦略的な人材配置が必要です。 当社グループは、領域やサービスを跨いだ人材のアップスキルを目的に、岩盤事業領域から注力事業領域への人材シフトを進め、量と質の両面でより厚みのある人材ポートフォリオを構築することで、高収益モデルの実現に取り組みます。 ③ パートナー会社との関係強化 サービスの付加価値を高め、事業を拡大していくためには、案件の規模や技術分野に応じたビジネスパートナーとの協業が重要になります。 当社グループは、コアパートナーの認定強化や相助型の人材育成をつうじて堅固な生産体制を構築し、高付加価値の創出を目指します。また、AI技術を駆使して生産性向上を実現する先進的な協業パートナーと良好な関係を構築します。 ④ マーケティング&ビジネス機能の強化 ITサービスに対する顧客ニーズは多様化・高度化し、常に付加価値の高いサービスが要求されています。さらに、AIに代表される急速な市場の変化に適合し、顧客にとって中長期的なIT戦略パートナーとなるためには、技術トレンドを把握し、顧客の経営課題に即した提案を行うことが求められます。 当社グループは、最新技術やAIの進化による事業変革に対応したマーケティング戦略を掲げるとともに、プロアクティブで横断的な営業アプローチを実現するマーケティング&ビジネス機能の強化を推進します。新規顧客の獲得と既存顧客の深耕を促進し、受注規模の拡大を図ることで、収益性の向上を目指します。 ⑤ 人的資本投資の拡充 当社グループは、プロフェッショナル人材が輝く企業を目指し、社員の「なりたい」「やりたい」を実現するための環境を提供します。社員の長期キャリアビジョンに沿った機会の提供や、実現するための創造力と変革力の強化を支援し、自律思考を促進する文化を醸成します。また、多様性や人権を尊重する組織の構築や、時間外労働の削減、有給休暇の取得率向上を図ることで、社員エンゲージメントの向上を実現します。 (2) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、資金)は、前連結会計年度末に比べ6億13百万円増加し、60億46百万円(前年同期比11.3%増)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は30億60百万円(前期は35億57百万円の資金増)となりました。 これはおもに、税金等調整前当期純利益42億27百万円、のれん償却額2億1百万円、賞与引当金の増加額5億94百万円、売上債権の増加額14億14百万円、仕入債務の増加額1億72百万円および法人税等の支払額18億88百万円などによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は2億71百万円(前期は22億79百万円の資金減)となりました。 これはおもに、定期預金の預入による支出2億41百万円、有形固定資産の取得による支出1億5百万円などによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は23億28百万円(前期は15億9百万円の資金減)となりました。 これはおもに、短期借入金の純減少額8億円、長期借入金の返済による支出1億50百万円および配当金の支払額13億75百万円などによるものです。 生産、受注および販売の実績 当社グループは情報サービス事業の単一セグメントですが、当連結会計年度における生産実績、受注実績、販売実績をサービス別に示すと、次のとおりです。 (1)生産実績 サービスの名称   生産高(千円)   増減率(%) システムマネジメント   15,509,923   2.7 アプリケーション開発   13,781,024   10.4 ITインフラ   4,699,883   11.2 サイバーセキュリティ   3,143,517   43.0 コンサルティング・教育   1,659,036   △7.6 その他   517,923   27.4 合計   39,311,308   8.6 (注)金額は、販売価格によっています。 (2)受注実績 サービスの名称   受注高(千円)   増減率(%)   受注残高(千円)   増減率(%) システムマネジメント   15,364,130   △13.3   4,839,255   △2.9 アプリケーション開発   13,693,038   △3.0   2,645,529   △3.2 ITインフラ   5,053,236   11.6   1,375,544   34.6 サイバーセキュリティ   3,000,670   △0.8   2,010,468   △6.6 コンサルティング・教育   1,605,819   △13.7   186,462   △22.2 その他   527,520   69.7   104,463   △32.5 合計   39,244,414   △5.6   11,161,724   △1.1 (3)販売実績 サービスの名称   販売高(千円)   増減率(%) システムマネジメント   15,509,923   2.7 アプリケーション開発   13,781,024   10.4 ITインフラ   4,699,883   11.2 サイバーセキュリティ   3,143,517   43.0 コンサルティング・教育   1,659,036   △7.6 その他   577,716   22.7 合計   39,371,101   8.5 (注) 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりです。 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先が無いため、記載を省略しています。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先が無いため、記載を省略しています。 財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の分析 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 (1)重要な会計方針および見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における財政状態、経営成績に影響を与えるような見積り・予測を必要としています。当社は、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り・予測を実施しています。実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループは、とくに以下の重要な会計方針が、当社グループの連結財務諸表の作成において使用される当社グループの重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えています。 ① 繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産は、今後の課税所得の予測等を踏まえその回収可能性を判断したうえで計上しています。 ② 投資有価証券の減損処理 当社グループは投資価値の下落が一時的でないと判断した場合、投資有価証券の減損処理を実施しています。上場会社の株式および時価のある投資信託は、期末日の時価が取得原価に比べ50%以上下落した有価証券については、期末後1年以内に時価が取得原価にほぼ近い水準に回復することを合理的な根拠で予測できる場合を除きすべて減損処理を行い、30~50%程度下落した有価証券については、回復可能性等を考慮して必要と認められた額について減損処理を行っています。また非上場会社の株式は原則として、評価損の計上を検討すべき一定の事項が発生し、且つ、当該会社の純資産額に対する当社グループ持分額が取得価額より50%以上下落し、回復可能性が明確でない場合には、減損処理を行うこととしています。 ③ のれん及びのれん相当額の減損処理 のれんの償却については、その超過収益力の効果が発現すると見積もられる期間の定額法により償却を行っています。のれんは減損の兆候があると認められた場合、割引前将来キャッシュ・フローの総額がのれんの帳簿価額を下回る場合には、減損処理を行うこととしています。 のれん相当額は、投資額とそれに対応する時価純資産の差額であり、その償却年数は、事業計画に基づく投資回収期間を勘案して決定しています。また、事業計画においては、売上高成長率、粗利率、販管費率を主要な仮定としています。 主要な仮定が変化することにより事業計画に対して実績が大幅に未達になった場合には、減損の兆候が生じ、割引前将来キャッシュ・フローの総額がのれん相当額を下回る場合には、減損処理を行うこととしています。 (2)当連結会計年度の経営成績の分析 ① 売上高 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度の362億74百万円に対し30億96百万円増収の393億71百万円となりました。 サービス別の状況は第2「事業の状況」4「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」「業績等の概要」(1) 業績をご参照ください。 ② 売上原価、販売費及び一般管理費 当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度の276億16百万円に対し16億37百万円増加の292億53百万円となりました。 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度の48億77百万円に対し11億11百万円増加の59億89百万円となりました。 ③ 営業利益 当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度の37億80百万円に対し3億47百万円増加の41億28百万円となりました。 ④ 営業外損益(純額) 当連結会計年度の営業外損益(純額)は、補助金収入の増加などにより、前連結会計年度の81百万円の利益(純額)に対し2百万円増加の83百万円の利益(純額)となりました。 ⑤ 経常利益 当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度の38億62百万円に対し3億50百万円増加の42億12百万円となりました。 ⑥ 特別損益(純額) 当連結会計年度の特別損益(純額)は、事業譲渡益の計上などにより、前連結会計年度の24百万円の損失(純額)から15百万円の利益(純額)となりました。 ⑦ 税金等調整前当期純利益 当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度の38億37百万円に対し3億90百万円増加の42億27百万円の利益となりました。 ⑧ 法人税等 当連結会計年度の法人税等は、前連結会計年度の14億40百万円に対し1億27百万円減少の13億12百万円となりました。 ⑨ 非支配株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の非支配株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の7百万円に対し0百万円減少の7百万円の利益となりました。 ⑩ 親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の23億89百万円に対し5億17百万円増加の29億7百万円の利益となりました。 (3)当連結会計年度末の財政状態の分析 ① 資産の部 当連結会計年度末の資産の部は、投資有価証券の減少4億74百万円、のれんの償却による減少2億1百万円および契約資産の減少2億円などがありましたが、売掛金の増加14億20百万円および現金及び預金の増加8億37百万円などにより、前連結会計年度末に比べ15億2百万円増加し239億92百万円となりました。 ② 負債の部 当連結会計年度末の負債の部は、賞与引当金の増加5億94百万円および契約負債の増加3億39百万円などがありましたが、短期借入金の減少8億円および未払法人税等の減少2億48百万円などにより、前連結会計年度末に比べ1億35百万円減少し87億39百万円となりました。 ③ 純資産の部 当連結会計年度末の純資産の部は、期末および中間配当金支払いによる減少13億76百万円がありましたが、親会社株主に帰属する当期純利益による増加29億7百万円および為替換算調整勘定の増加1億64百万円などにより、前連結会計年度末に比べ16億37百万円増加し152億53百万円となりました。 (4)資本の財源および資金の流動性についての分析 ① 当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度の35億57百万円より4億96百万円少ない30億60百万円の資金を獲得しました。これはおもに、税金等調整前当期純利益が3億90百万円増加、賞与引当金の増加額が3億8百万円増加、売上債権の増加額が5億42百万円増加および仕入債務の増加額が1億71百万円減少、法人税等の支払額が7億64百万円増加したことによるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度の22億79百万円より20億8百万円少ない2億71百万円の資金を使用しました。これはおもに、投資有価証券の取得による支出が19億68百万円減少したことによるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度の15億9百万円より8億19百万円多い23億28百万円の資金を使用しました。これはおもに、短期借入金の純減少額が4億円増加および配当金の支払額が5億20百万円増加したことによるものです。 ② 当社グループは現在、運転資金および設備投資資金につきましては、自己資金または借入により資金調達することとしています。当連結会計年度末現在、短期借入金の残高は10億円です。 なお、当社グループは、資金調達の機動性と効率性を高めるため、取引銀行5行と総額41億円の当座貸越契約を締結しています。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。