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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

セラク

SERAKU.,Co.Ltd.6199 · Standard · 情報・通信業

IT未経験者を自社教育でエンジニアに育成し、大手SIerや企業のIT現場に供給する人材創出型のITサービス企業。

概要

セラクは1987年設立のITサービス企業である。自社で未経験者を採用・教育しITエンジニアとして輩出する「教育型人材創出モデル」を核とし、デジタルインテグレーション(システムインテグレーション・DX支援)、みどりクラウド(農業IoT)、機械設計エンジニアリングの3事業を展開する。2025年8月期の連結売上高は248億円、従業員数は3,276名。東京証券取引所プライム市場に上場している。

教育型人材創出を中核としたビジネスモデル

セラクの最大の特徴は、IT業界未経験者を積極採用し、独自の研修プログラムで短期間でエンジニアに育成する点にある。入社後1~2か月の研修を経て現場に投入し、スキルに応じて案件をアサインする。この仕組みにより、大手SIerが外部調達するエントリーレベルの業務に対応しつつ、経験を積んだエンジニアは上流工程や新規事業を担当する。採用・教育・営業の三位一体モデルで、従業員数は3,276名(連結)に達する。2025年8月期の売上高は248億円で、うちデジタルインテグレーション事業が96%を占める。

デジタルインテグレーション事業が売上の大半を占める

同事業はSI領域とDX領域で構成される。SI領域ではネットワーク設計構築、サーバ仮想化、ITインフラ機器のリプレースなどを手掛ける。DX領域ではクラウド基盤への移行支援、24時間365日体制のIoTクラウドサポートセンターによる運用、Salesforceや統合人事システム「COMPANY」の定着化支援、法人向けChatGPT活用支援サービス「NewtonX」を提供する。2025年8月期のセグメント売上高は238.8億円、セグメント利益は26.1億円で、前年比それぞれ11.9%増、12.6%増と堅調に推移した。

みどりクラウド事業は農業・畜産のDXを推進

みどりクラウド事業は、施設園芸農家向けIoTサービス「みどりクラウド」を中核とする。センサー端末「みどりボックス」で温度・湿度などを計測し、クラウド上で可視化・分析する。畜産業向けには「ファームクラウド」、青果流通向けには「みどりクラウドらくらく出荷」を提供する。2025年8月期の売上高は2.3億円とまだ小規模だが、農林水産省のプロジェクト採択やJA向け拡販に注力している。セグメント損失は1.1億円で先行投資が続く。

機械設計エンジニアリング事業が収益に貢献

連結子会社のセラクビジネスソリューションズが中心となり、3DCAD設計、品質管理、通信建設・情報通信分野の技術者派遣を行う。2025年8月期の売上高は7.8億円(前年比5.5%増)だが、セグメント利益は0.37億円と減少した。研修環境の拡充とエンジニア育成に注力しており、今後は地理的展開も視野に入れる。

業界の中での役割はIT業界における人材供給とソリューション提供の両輪を持つサービスプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
248億円
営業利益
26億円
営業利益率
10.5%
純利益
17億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/8
事業売上構成比利益利益率
デジタルインテグレーション239億円96.4%26億円10.9%
機械設計 エンジニア リング7億円2.8%0億円0.0%
みどりクラウド2億円0.8%-1億円-50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ITインフラ主力

企業の情報システム部門やSIer向けに、ネットワーク・サーバの設計構築から運用保守、クラウド化支援までを提供。オンサイトサービスによるエンジニア常駐が主力で、24時間365日の運用監視体制を強みとする。

主な製品・サービス2
ITインフラ構築・運用サービス
ネットワーク・サーバ等の設計構築、運用保守、リプレースを提供。サーバ仮想化やセキュリティ対策も得意とする。
クラウド&ソリューション
企業のIT環境のクラウド化を支援し、IoTクラウドサポートセンターによる遠隔監視・運用を行う。

02ソフトウェア開発準主力

業務システムやWEBシステムの設計・開発、検証サービスを提供。オンサイトサービスでは、クライアント先にエンジニアを常駐させ、大規模開発や検証業務を支援する。

主な製品・サービス2
スマートソリューション
業務システムやWEBシステムの設計・開発、検証サービス。Javaを用いたシステム開発などに対応。
RPA
企業内の定型業務の自動化を支援。課題抽出から導入、運用監視までワンストップで提供。

03農業・畜産・水産業準主力

一次産業のDX化を支援するIoTサービス「みどりクラウド」「ファームクラウド」、青果流通効率化サービスを展開。センサーやクラウド技術で生産性向上に貢献する。

主な製品・サービス3
みどりクラウド
施設園芸農家向けの農業IoTサービス。設置端末「みどりボックス」とデータ蓄積・分析・アラート機能を提供し、農作業のIT化と生産性向上を支援。
ファームクラウド
畜産業向けIoTサービス。畜舎環境の遠隔モニタリングを可能にし、温度・湿度・二酸化炭素濃度を可視化、異常時にはスマホ通知。
みどりクラウド らくらく出荷
青果流通の出荷作業を省力化するサービス。バーコードやクラウド、スマホアプリを活用して計数・伝票発行を効率化。

04ウェブマーケティング副次

ウェブサイト制作、運用、マーケティング支援を提供。広告代理店やSIer、メーカー向けにオンサイトサービスも展開する。

主な製品・サービス2
ウェブサイト制作・運用
コーポレートサイト、ECサイトの企画・デザイン制作から、更新・運用、アクセス解析までを提供。
ウェブマーケティング
インターネット広告やプロモーションの企画・運営を通じて、商品やサービスの認知拡大を支援。

05サイバーセキュリティ副次

企業向けセキュリティサービスの提供と、24時間365日体制の監視・運用サービスを実施。診断からコンサルティング、対策導入、社員教育までを支援する。

主な製品・サービス1
サイバーセキュリティサービス
ネットワーク診断、セキュリティ対策の立案・導入、運用監視、社員教育を一貫提供。

06クラウドCRM・人事システム副次

Salesforce.comや統合人事システム「COMPANY」など、クラウドシステムの導入支援から定着化・運用支援までを提供。データ活用やマーケティング強化も支援する。

主な製品・サービス1
カスタマーサクセスソリューション
クラウド型CRMや人事システムの構築、移行、運用支援。導入後の定着化や効果的な活用を支援。

07AI活用支援副次

法人向けChatGPT導入・活用支援サービス「NewtonX」を提供。企業のAI活用による業務変革を支援する。

主な製品・サービス1
NewtonX
安心安全にChatGPTを利用するための法人向け導入・活用支援サービス。

08製造・建築等副次

農林水産業で培ったIoT技術を他産業へ展開し、センサー選定からクラウド構築までワンストップで提供。データ分析・コンサルティングも行う。

主な製品・サービス2
IoTソリューション
センサー選定、組み込み、クラウドによるデータ蓄積・可視化までを一貫提供し、さまざまな産業のIoT化を支援。
AI/データサイエンス
統計モデルや機械学習を駆使してデータ分析を行い、課題解決のための知見を抽出・提案。

製品と技術

ITインフラからクラウド運用までをカバーするデジタルインテグレーション

デジタルインテグレーション事業は、ネットワーク設計構築、サーバ設計構築・運用、ITインフラ機器のリプレースを中核とする。特にサーバ仮想化を得意とし、積極的に資格取得を推進する。クラウド領域では、24時間365日対応のIoTクラウドサポートセンターを運営し、クライアントのクラウド環境を遠隔監視・運用する。また、SalesforceやCOMPANYなどのクラウドシステムの導入・定着化支援、法人向けChatGPTサービス「NewtonX」も提供する。2025年8月期の同事業売上高は238.8億円で全体の96%を占める。

農業IoTプラットフォーム「みどりクラウド」

「みどりクラウド」は施設園芸農家向けのIoTサービスである。圃場に設置した「みどりボックス」で温湿度・日射量などを計測し、クラウド上でデータを蓄積・分析する。異常値発生時にはアラートを送信し、遠隔での環境管理を可能にする。2018年3月には日本GAP協会の「推奨農場管理システム」認定を取得。農作業記録管理サービス「みどりノート」も提供し、GAP認証取得を支援する。畜産向けの「ファームクラウド」も展開しており、動物舎の環境モニタリングと異常通知機能を備える。

青果流通の効率化を目指す「みどりクラウドらくらく出荷」

2023年3月にリリースされた「みどりクラウドらくらく出荷」は、手書き伝票が主流の青果流通現場をデジタル化するサービスである。バーコードとクラウドシステム、スマートフォンアプリを組み合わせ、集荷・出荷時の計数と伝票発行を省力化する。農林水産省の「革新的営農支援モデル開発」事業にも採択されており、全国のJAへの拡販を計画する。農業者や出荷団体の負担軽減と流通の効率化に貢献する。

機械設計エンジニアリングと3DCAD技術

機械設計エンジニアリング事業は、連結子会社セラクビジネスソリューションズが主体となる。3DCADを用いた機械・金型の設計、実験・性能検査などの品質管理、通信建設・情報通信分野の技術者派遣を提供する。IT分野以外のエンジニアリング需要に対応し、研修環境を拡充してエンジニアの育成に力を入れている。2025年8月期の売上高は7.8億円と堅調だが、利益率はやや低下している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

IoTソリューション専業、成長軌道

当社はIoTプラットフォームを軸にしたソリューション提供企業で、売上高は約220億円(2024年8月期)。同業のソラコムは同様にIoTプラットフォームを提供し、売上高は非開示ながら成長企業として知られる。またVRain Solutionも産業用IoTソリューションを手掛けるが規模は小さい。業界内では、専業プレイヤーとして差別化されたポジションにあり、クラウドやAIとの連携で需要を取り込んでいる。営業利益率10%超と収益性も高く、2025年8月期も10.48%と健全。

強み

  • 営業利益率10%超を維持し、収益性が同業他社に比べて良好。
  • 自社開発のIoTプラットフォームにより、顧客のデジタル化を支援。
  • IoT市場は拡大中で、中堅企業として柔軟な対応が強み。
  • 売上高が209億円→222億円→248億円と着実に増加している。

課題

  • ソラコムなど同業のIoTプラットフォーム企業との競争激化。
  • 大口顧客への依存度が高い場合、失注リスクがある。
  • IT人材不足の中、エンジニアの採用・定着が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がセラク

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14493サイバーセキュリティクラウド187億円19.3倍
24709IDホールディングス185億円12.5倍
33648AGS183億円9.2倍
43662エイチームホールディングス183億円30.3倍
52484出前館182億円
66199セラク181億円11.8倍
72307クロスキャット181億円9.8倍
83665エニグモ181億円51.6倍
99691両毛システムズ180億円8.3倍
10584ALiNKX180億円63.4倍
11436Aサイバーソリューションズ179億円16.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 48件

テレマーケティング代行からスタートした1987年創業

1987年12月、東京都豊島区にセラクを設立。当初はテレマーケティング代行サービスを手がけた。1991年1月に同事業を本格化し、1994年11月には埼玉県大宮市にパソコンネットワーク「サンネット」を開設。インターネット普及前夜の情報通信インフラにいち早く着目した。

インターネット事業とシステム開発への参入(1995-2001)

1995年10月、インターネット事業部(現SI本部)を開設し、コンテンツ制作を開始。1997年4月にはシステム開発業務へ本格参入。2001年7月に業務拡張で本社を新宿区へ移転。2002年9月にはネットワークソリューション事業部を開設し、ITインフラ構築を強化した。この時期にITサービス企業としての基盤を固めた。

全国展開と情報セキュリティ認証の取得(2004-2008)

2004年11月に札幌支社、2006年1月に大阪支社、同年5月に福岡支社を開設し、三大都市圏をカバー。2007年11月には本社でISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)を取得。2008年9月にシステムソリューション事業部を開設し、システム開発を強化。同年11月には東新宿オフィスを増床し、人員拡大に対応した。

スマートデバイスと農業IoTへの進出(2010-2014)

2010年10月、How to動画専門C to Cサイト「comoco.tv」を公開。2011年7月にはAndroid組み込みの鏡型情報端末「スマート洗面台」を発表、同年9月には中国瀋陽に海外子会社を設立。2012年8月には中小企業向けIT支援「IT侍」をリリース。2013年5月、Android搭載の「スマート野菜工場」を発表し、農業IoT分野に参入。2014年10月には低価格モニタリングシステム「みどりクラウド」を発表し、現在の主力サービスの礎を築いた。

株式上場とM&Aによる事業拡大(2016-2020)

2016年7月、東京証券取引所マザーズ市場に上場。2017年11月には市場第一部へ変更。2018年4月、ピーズエンジニアリング(現セラクビジネスソリューションズ)を子会社化し、機械設計エンジニアリング事業を取得。同年9月にはセラクECA(現セラクCCC)を設立。2020年2月にIoT/クラウドサポートセンターを開設。2020年4月には畜産IoT「ファームクラウド」を全国展開開始し、一次産業分野を拡大した。

DX支援とAI活用へのシフト(2021-現在)

2021年3月、NTTデータと協業しSalesforce定着化支援を開始。同年5月にはTableau Softwareとパートナー契約。2021年8月には社員健康管理クラウド「バイタルプログラム」ベータ版をリリース。2024年3月には法人向けChatGPT導入支援サービス「NewtonX」を提供開始。2025年8月期の売上高は248億円、営業利益26億円に成長。引き続きDX・AI領域の強化を進めている。

年表48件を開く

1980年代

  • 1987年12月創業東京都豊島区に当社設立

1990年代

  • 1991年1月テレマーケティング代行サービス業務を開始
  • 1994年11月パソコンネットワーク「サンネット」を埼玉県大宮市(現・さいたま市)に開設
  • 1995年10月インターネット事業部(現・SI本部)を開設し、コンテンツ制作業務を開始
  • 1997年4月インターネット事業部にてシステム開発業務へ本格参入

2000年代

  • 2001年7月業務拡張のため、本社を東京都新宿区に移転
  • 2002年9月ネットワークソリューション事業部(現・SI本部)を開設
  • 2004年11月札幌支社を開設
  • 2006年1月大阪支社を開設
  • 2006年5月福岡支社を開設
  • 2007年11月本社においてISO27001(ISMS:情報セキュリティマネジメントシステム)取得
  • 2008年9月システムソリューション事業部(現・SI本部)を開設
  • 2008年11月業務拡大により東京本社・別館(東新宿オフィス)を開設
  • 2009年5月AndroidやiPhone向けアプリの各種リリースを開始

2010年代

  • 2010年10月How to動画専門C to Cマーケットサイトcomoco.tvサイトを公開
  • 2011年7月業務拡大により東京本社・別館(東新宿オフィス)を西新宿本社9階へ増床・移転
  • 2011年7月Androidを組込んだ鏡型情報端末「スマート洗面台」を発表
  • 2011年9月中国遼寧省瀋陽市に海外子会社「世科信息技術(瀋陽)有限公司」を設立
  • 2012年4月創業札幌ウェブオペレーションセンターを設立
  • 2012年8月中小企業のIT活用を総合的に支援する「IT侍」をリリース
  • 2013年1月iPhone向けゲームアプリ「元祖天ぷら侍」をリリース
  • 2013年5月Androidを使った近未来型家庭菜園「スマート野菜工場」を発表
  • 2013年9月移動通信インフラサービス部(現・SI本部)を開設
  • 2014年5月名古屋支社を開設
  • 2014年7月横浜支社を開設
  • 2014年9月刈谷支店を開設
  • 2014年10月低価格施設園芸向けモニタリングシステム「みどりクラウド」を発表
  • 2015年7月ITインフラ事業部がISO9001(QMS:品質マネジメントシステム)取得
  • 2016年7月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2017年6月南島原農業IT研究所を開設
  • 2017年7月奥出雲農業IT研究所を開設
  • 2017年11月上場東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更
  • 2018年3月「みどりクラウド」が日本GAP協会の「推奨農場管理システム」認定を取得
  • 2018年4月M&A株式会社ピーズエンジニアリング(現:株式会社セラクビジネスソリューションズ)の全株式を取得し子会社化(現連結子会社)
  • 2018年9月株式会社セラクECA(現:株式会社セラクCCC)を設立(現連結子会社)
  • 2019年9月東京大学と「人材のパフォーマンス予測・最大化」に関する共同研究を開始
  • 2019年9月女性向け動画メディアを運営する「C Channel」に出資

2020年代

  • 2020年2月24時間365日体制で運用を行うIoT/クラウドサポートセンターを東京都内に開設
  • 2020年4月畜産業向けIoTサービス「ファームクラウド」を全国展開開始
  • 2020年5月リモートワークに対応したDX技術支援サービスを開始
  • 2020年5月国内第2位の青果卸R&Cホールディングスと青果流通におけるスマート農業の活用に関する業務提携
  • 2020年9月日本マイクロソフト株式会社と協力し年間200名以上のMicrosoft Azure技術者を育成
  • 2021年3月株式会社NTTデータと協業しSalesforce定着化支援を起点としたビジネス変革支援サービスを開始
  • 2021年4月従業員の健康増進、メンタルヘルスケアと生産性改善を目的とする、クラウド型デジタルヘルスケアサービスの提供開始
  • 2021年4月農林水産省「革新的営農支援モデル開発」事業にてみどりクラウドとAIを活用した青果流通支援プロジェクトが採択
  • 2021年5月Tableau Softwareとのパートナー契約締結
  • 2021年7月ネットイヤーグループ株式会社と協業し、Pardotの定着化支援事業を強化
  • 2021年8月社員の健康を守るクラウドサービス「バイタルプログラム」のベータ版をリリース

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    優秀な人材の確保・育成

    採用活動と研修制度を強化し、素養の高い人材を採用するとともに、高難度のIT技術研修を実施して質の高いサービスを提供する。

  2. 02

    PM育成による大規模プロジェクト対応

    プロジェクトマネジャー(PM)育成研修を整備し、高付加価値の大規模プロジェクトを受注・遂行できる体制を構築する。

  3. 03

    営業力の強化

    営業個人の提案力・営業力向上のための研修制度や多様な営業手法を導入し、営業体制拡大と技術部門との連携を強化する。

  4. 04

    新規事業の開発・拡大

    農業IoT「みどりクラウド」、AI「NewtonX」の拡大とともに、新規事業の研究開発を継続し、長期成長を実現する。

  5. 05

    企業の社会的責任への取り組み

    コーポレート・ガバナンス、コンプライアンス、リスク管理体制を整備し、ISO27001に基づく情報管理と従業員教育を徹底する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,276人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は410万円で、9期前と比べて+15.7%平均年齢は31.8歳、平均勤続年数は5.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年8月1,242
2017年8月1,583
2018年8月1,879
2019年8月35530.03.02,219
2020年8月36529.93.12,606
2021年8月38030.63.72,656
2022年8月38230.33.53,373
2023年8月38730.63.93,480
2024年8月39931.34.53,38768
2025年8月41031.85.03,27679

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)85.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
バイタルビレッジ — 神奈川県中郡二宮町661百万円
全事業
本社 — 東京都新宿区160百万円
全事業、全社
大阪支社 — 大阪府大阪市 西区24百万円
全事業
横浜支社 — 神奈川県横浜市 神奈川区11百万円
全事業
名古屋支社 — 愛知県名古屋市 中村区10百万円
全事業
福岡支社 — 福岡県福岡市 博多区8百万円
全事業
南島原農業IT研究所 — 長崎県南島原市1百万円
全事業
札幌支社 — 北海道札幌市 中央区0百万円
全事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社セラクビジネスソリューションズ(注)1,2
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社セラクCCC(注)1,2,3
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    AND Think株式会社(注)1
    愛知県名古屋市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は248億円営業利益26億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.7%、利益が+13.0%。

売上高
+11.7%
248億円
営業利益
+13.0%
26億円
純利益
+6.3%
17億円
営業利益率
10.5%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高274億円248億円
営業利益29億円26億円
純利益19億円17億円
1株あたり配当¥17.4¥17.4

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は64億円、営業利益は8億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+12.3%、営業利益は+14.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q5359.43
2023年4Q543
2024年1Q5459.33
2024年2Q54611.15
2024年3Q57712.34
2024年4Q5758.84
2025年2Q1231411.49
2025年4Q125129.68
2026年2Q125129.67
2026年3Q64812.55

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年8月期からの14期で、売上は21億円から248億円へ11.8倍に増えた。直近期の営業利益率は10.5%。売上は13期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
札幌ウェブオペレーションセンターを設立
2012年8月2111
移動通信インフラサービス部(現・SI本部)を開設
2013年8月3011
名古屋支社を開設
2014年8月3931
2015年8月5332
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2016年8月6353
東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更
2017年8月7554
株式会社ピーズエンジニアリング(現:株式会社セラクビジネスソリューションズ)の全株式を取得し子会社化(現連結子会社)
2018年8月9053
2019年8月11474
24時間365日体制で運用を行うIoT/クラウドサポートセンターを東京都内に開設
2020年8月138127
2021年8月1531812
2022年8月1791410
2023年8月2092215
2024年8月222232310.416
2025年8月248262610.517

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高248億円のうち、営業利益として残るのは26億円10.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は17億円、売上の6.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.8%183億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.7%39億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.5%26億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.1pt
10.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.2pt
6.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.6pt
20.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
33.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2025年8月期は営業CFが21億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは14億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は76億円で、売上の3.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年8月2−1−114
2015年8月20127
2016年8月506518
2017年8月2−20018
2018年8月6−21423
2019年8月7−31427
2020年8月10−27843
2021年8月15−2−21354
2022年8月7−2−3556
2023年8月20−2−61868
2024年8月14−4−91068
2025年8月21−7−61476

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年8月期の総資産は133億円。このうち返さなくてよい自己資本が89億円で、自己資本比率は66.6%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年8月84449.0
2013年8月125738.9
2014年8月145939.7
2015年8月1981140.4
2016年8月31181357.7
2017年8月34211362.4
2018年8月42241857.4
2019年8月54282652.3
2020年8月73343946.7
2021年8月87464152.8
2022年8月96554157.3
2023年8月113694461.0
2024年8月121784364.2
2025年8月133894466.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
78億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
89億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
44億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
91
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中141位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中484位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.6%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.5%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
11.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.3%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,321で、1年前と比べて-18.2%過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。

¥1,321-5.2%1ヶ月+2.4%1年-18.2%時価総額181億円
過去52週の値幅
安値¥1,091高値¥1,779

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.8倍
PER (会社予想)9.4倍
PBR1.77倍
配当利回り1.32%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1236円、前日比+0.5%。直近1ヶ月で+8.5%上昇し、週足は25日線(1199.72円)を上抜けて推移。52週高値1779円からは-31%と戻り余地があるが、52週安値1091円からは+13%の水準。RSIは60と中立~やや強気。出来高は直近19,600株と平均的で、買いが続いている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 11.0倍(フォワード8.8倍)は業界平均29.7倍を大きく下回り割安。PBR 1.66倍も業界平均3.44倍より低い。ROE 20.6%と高収益だが無配、配当性向12.6%と低め。成長性はあるが配当がない点が割安感をやや減殺。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.8倍47.9倍
PER (予想)9.4倍
PBR1.77倍2.96倍
ROE20.6%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

成長は続いているが、競争激化と人手不足が課題。強気派は企業のDX需要追い風に、堅調な増収と利益成長を評価。弱気派は人材確保難やプロジェクト単価競争で利益率低下リスクを懸念。PER11倍とグロース株として割安感もある。

プラスに働く材料7
  • 堅調な増収基調

    売上高は179→222億円と3年で25%増加。

  • 高い収益性

    営業利益率10%超、ROE20%と効率良い経営。

  • DX需要の追い風

    企業のIT投資拡大で需要増加が続く。

  • 2025/8期の増収増益計画2025年Q4決算影響

    売上248億円、営業利益26億円、前期比11.7%増

  • 無配から配当開始の可能性次回株主総会影響

    ROE20.6%と高く、株主還元余力あり

  • クラウド事業の拡大継続影響

    情報通信業界の成長分野に軸足

  • 高いROEによる資本効率通年影響

    ROE20.6%は業界平均を上回る

マイナスに働く材料7
  • 人材確保競争

    ITエンジニア不足で採用費増、離職リスク。

  • 競合激化

    価格競争や案件獲得競争で利益率低下。

  • 成長鈍化懸念

    営業利益率が横ばいで、成長の勢い減速。

  • 業績成長鈍化リスク2026年上期影響

    2025/8期以降の成長率減速懸念

  • 競争激化で利益率低下継続影響

    営業利益率10.5%維持が課題

  • 無配政策の継続通年影響

    配当利回り0%、株主還元不足

  • IT投資サイクルの変動不定影響

    景気後退でIT投資抑制リスク

次の決算で確かめる点
営業利益率
競争環境下での収益力維持を確認。
従業員数・離職率
人材確保の状況を示す。
受注残高
将来の売上高の先行指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり17.4で、前期から+1.5%いまの株価に対する利回りは1.32%。増配か配当維持が8年続いている。

年間配当
¥17.4
1株あたり
配当利回り
1.32%
いまの株価に対して
配当性向
12.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
8年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年8月39.4
2018年8月38.011.4
2019年8月318.58.7
2020年8月543.79.0
2021年8月621.76.8
2022年8月953.612.4
2023年8月1020.911.6
2024年8月1325.013.5
2025年8月131.512.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥17.4

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ3,671人。区分でいちばん多いのは個人・その他60.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が26.5%を占め、残る73.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年8月%2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他72.077.275.074.671.460.8
事業法人7.37.17.97.27.913.4
金融機関11.19.012.010.511.513.0
外国法人5.84.32.84.26.810.2
証券会社3.82.52.33.52.42.6
自己株式0.02.32.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01宮崎 龍己34.90
02宮崎 浩美8.11
03株式会社宮崎6.96
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.62
05株式会社ミヤザキ5.22
06特定有価証券信託受託者 株式会社SMBC信託銀行4.21
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.47
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505044(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.46
09セラク従業員持株会1.37
10CACEIS BK ES IICS CLIENTS (常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.24

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-06-23
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.18%
    +0.62pt
  • 2026-06-23
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.59%
    +1.46pt
  • 2026-06-09
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    1.56%
  • 2026-06-09
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.13%
  • 2026-05-22
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    新規の大量保有報告
    6.59%
    +1.46pt
  • 2026-04-07
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    新規の大量保有報告
    5.13%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−100%、1株純資産は14期で−100%。直近期のROEは20.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年8月39,652292,73614.410.6
2013年8月60,576349,11218.910.6
2014年8月155829.211.6
2015年8月226832.37.8
2016年8月2713324.623.48.6
2017年8月2615518.430.99.4
2018年8月2317513.729.911.4
2019年8月3220416.921.48.7
2020年8月4824921.032.59.0
2021年8月9033230.923.96.8
2022年8月6939519.115.812.4
2023年8月10549123.812.411.6
2024年8月11457221.612.413.5
2025年8月12766920.613.012.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/8期の役員報酬は総額105百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
宮崎龍己代表取締役694,774,900
宮崎浩美専務取締役 上席執行役員(注)1641,109,400
小関智春常務取締役 上席執行役員5152,400
西村光治取締役(注)260
山崎直昭取締役(注)278
吉本寿樹監査役(常勤)5210,000
芹沢俊太郎監査役(注)350
勝呂和之監査役(注)366
三浦太取締役(注)265

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3818127
監査役1999
社外取締役2884
社外監査役2774

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,704字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、『IT技術教育(人材育成)によりビジネスを創造し、社会の発展に貢献する』との経営方針のもとに、SIからDXまでの事業を融合したデジタルインテグレーション(DI)、みどりクラウド、機械設計エンジニアリングの事業セグメントにて、3,000名を超える自社エンジニアと1,000社以上のビジネスパートナーが幅広いITサービスを提供しております。当社独自の採用、教育体系によりその時代のニーズに合わせたIT人材を創出し、営業活動により各人材の技術レベルにあった業務を獲得することによって、事業規模を拡大させてまいりました。 当社グループが提供するサービスは主に、企業が抱える問題に対してITを用いた解決策の提案及びその実現を行う「ソリューションサービス(*1)」と、直接クライアント先で技術提供を行う「オンサイトサービス(*2)」の2つの形態があります。 ネットワークやサーバー等のインフラ基盤構築をはじめとしたSI領域、各クラウドサービスの構築から社内の運用定着支援まで上流から下流工程をソリューション提供するDX領域、一次産業分野のDX化を推進するみどりクラウド事業、ハードウェア領域の技術力を強みとした機械設計エンジニアリング事業においては、そのノウハウや技術を深化させ付加価値を向上することで社会課題の解決に取り組んでまいりました。特に、昨今は潮流であるAIを取り込んだ事業モデルの構築を現在全社的に取り組んでおります。 当社は、就業意欲が高いIT業界未経験者を中心に採用を行うことで安定的に人員を確保し、当社独自の教育プログラムにより未経験であっても入社から1ヶ月~2ヶ月でITエンジニアとしての就業を可能としております。また、各部門の事業活動及び新商品開発から得られた技術やノウハウを蓄積した教育プログラムを「セラク情熱大学」として提供することで、永続的な技術力向上を図っております。一方で、当社の人材育成力を強みとした営業活動を積極的に展開することにより多様な案件を獲得しており、対応可能な事業領域を拡大しております。このような採用、教育、営業の三位一体のビジネスモデルを採用することにより、就業時から段階的にその時のスキルに合った業務内容で従事できる体制を整備しております。 <当社の教育型人材創出モデルのイメージ> この教育型人材創出モデルの特徴は次のとおりです。 a.IT業界未経験者を短期間で教育し早期就業を可能にしています。 b.大手SIer(*3)が請け負う大型案件や大手企業におけるIT運用案件ではエントリーレベルの業務が一定量発生しますが、大手SIerにとっては自社の人員はコストが合わないことや、IT運用案件においては一定技術を持った人員が長期的に必要となるため、人員を外部調達することが一般的です。当社は経験の浅いエンジニアを運用担当人員として供給しています。 c.一定程度のスキルを身に付けたエンジニアは、エンドクライアント向けのソリューション案件やチーム型案件のリーダーや人材育成担当、あるいは、当社における新規ITビジネスの創出を担当することができます。 また、下記の事業拠点をベースに日本全国で事業活動、採用活動を展開しております。 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社と子会社3社で構成されています。当社グループの事業内容及び当社と関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (1)デジタルインテグレーション事業(当社、子会社 株式会社セラクビジネスソリューションズ、株式会社セラクCCC、AND Think株式会社) ITインフラソリューションとしてITシステムの構築・運用・保守を手掛けるほか、IoTクラウドサポートセンターでは24時間365日体制でクラウドインフラやIoTサービスの運用を提供し、企業のICT環境のクラウド化を幅広く支援しております。また、DX領域として、様々なクラウドシステムの運用・定着化支援を軸としたカスタマーサクセスソリューションサービスを提供しております。 ① ITインフラ分野におけるサービス コンピュータ及びネットワークシステム、サーバ等のITインフラにおける設計・構築・運用・保守までITシステムのライフサイクルのどのフェーズでもクライアントのニーズに合ったサービスを提供します。 a.ネットワーク設計構築・運用 中小・中堅企業から、数万人規模の大企業のネットワーク設計構築・障害対応、設定変更などの運用を行っています。 また、コンピュータウィルス対策やネットワークへの不正侵入・盗聴による情報漏えいなどを防ぐための高度なセキュリティ対策なども提供しています。 b.サーバ設計構築・運用 企業内及び顧客へのサービス提供のために利用される各種サーバシステムの設計構築及び運用を行います。また、コスト削減・省電力化を実現するとして注目されるサーバの仮想化(*4)は当社の得意分野であり、積極的なエンジニアの資格取得を進めております。 c.ITインフラ機器のリプレース パソコンやサーバ、ネットワーク機器などのITインフラに関する機器にはメーカー保証が定められていることや、ユーザー数の最も多いOSのWindowsが数年間隔で新しいバージョンをリリースし、旧バージョンのサポートが終了することから、ITインフラ機器の入れ替えは企業にとって必須となります。当社では数台の小規模なリプレース作業から数千台規模の大規模な機器のリプレース作業まで、また、パソコンだけでなく、サーバやネットワーク機器などあらゆるITインフラ機器のリプレース対応が可能です。 ② ITインフラ事業におけるオンサイトサービス 主に企業の情報システム部門や、SIerにエンジニアが常駐し、クライアント社内や商用ネットワーク及びサーバの設計構築、運用保守業務を行います。 ITインフラの分野においては、24時間365日安定稼動させることが求められるため、運用保守業務では特に、高度な専門知識までは求められないまでも、技術マニュアルを読みこなした上での障害対応や設定変更などの運用技術力のあるエンジニアが必要となります。 当該サービスは、業務の性質上多人数のチーム体制によってサービスを提供する割合が高いこと、また先行して事業拡大に着手したことから、当社において最も社員数の多い主力サービスとなっています。 ③ クラウド&ソリューション 企業のIT環境をクラウド化するための設計構築、クラウド環境の運用・監視サービスを提供しています。24時間365日稼働のIoTクラウドサポートセンターにおいては遠隔で企業システムの管理・運用を行っています。 ④ スマートソリューション事業におけるソリューションサービス 業務システムやWEBシステムの設計・開発を行っています。また、ソフトウェアやハードウェアの検証(*5)専門の部門を有しており、より質の高いシステムを提供しています。 ⑤ スマートソリューション事業におけるオンサイトサービス システム開発は大規模になればなるほど開発に関わるエンジニアが多数必要となり、自社の社員だけでなく協力会社のエンジニアと共に開発する必要が生じます。未経験者を中心に採用も積極的に行い、クライアントの要望にあったスキルのエンジニアをクライアント先に常駐させるサービスを行っています。 業務内容としては、比較的大規模な、WEBシステムやスマートフォン用アプリ、Java(*6)を用いた業務系システムや検証業務などを行っています。また、オンサイトサービスで習得したノウハウを自社サービスの品質向上及びサービス拡大にも繋げています。 ⑥ RPA 企業内における反復・定型的作業について、システムの自動化支援を行います。それぞれのビジネスにおける課題の洗い出しから実証実験、本番導入、24時間365日の稼働監視などの運用フェーズ、さらにはデータを活用したAI構築のサポートまでワンストップで提供し、ビジネスの課題解決や新たな価値創造を行います。 ⑦ ウェブマーケティングコミュニケーション事業におけるサービス クライアントから直接依頼があった以下のような案件を社内で制作しています。 a.ウェブサイト制作及びディレクション(*7) コーポレートサイト、ECサイト、各種WEBサイトのコンテンツ企画及びデザイン制作、ディレクション b.ウェブサイト運用 WEBサイトやメールマガジンなどの定期的、定型的なコンテンツ制作、更新、ECサイトや付随する顧客データベース(*8)の構築・管理、メール配信、アクセス解析(*9)などを行うためのウェブシステムの運用 c.ウェブマーケティング インターネット上での商品や自社サービスの認知拡大や販売促進、インターネット広告(*10)などオンラインプロモーションの企画、運営 ⑧ ウェブマーケティングコミュニケーション事業におけるオンサイトサービス 主に広告代理店やSIer、メーカーなど直接クライアント先に常駐し上記⑦a.~c.の業務を行います。企業にとって消費者との最大の接点であるウェブサイトやソーシャルメディア、また、それらの媒体への誘導を行うネット広告やプロモーション企画の運営はニーズが堅調に拡大しています。 ⑨ サイバーセキュリティ 企業向けセキュリティサービスの提供と24時間365日稼働のIoTクラウドサポートセンターによる管理・運用サービスを行っています。 複雑化する企業ネットワークはさまざまなリスクに晒されており、安全なデータ運用を実現するには、セキュリティ対策の強化が必須となっています。 サイバーセキュリティに関するスキルと知識、ノウハウを備えたエンジニアがサービスを提供し、スペシャリストによる各種環境の診断からコンサルティング、対策の立案、導入支援、社員教育まで万全なセキュリティ体制の構築を支援します。 ⑩ カスタマーサクセスソリューション 営業支援ツールであるクラウド型CRM「Salesforce.com」、大手向け統合人事システム「COMPANY」等を中心としたクラウドシステムの定着化・運用支援サービスを提供しています。 導入時の構築から既存環境への移行、運用マニュアルの作成、導入後のユーザー管理、カスタマイズといった旧来からのシステム活用支援だけでなく、データ活用やマーケティングの強化など、より効率的かつ効果的な利用ができるよう定着化や運用の支援を行っております。 ⑪ 法人向けChatGPT導入・活用支援サービス 企業におけるAI活用による業務変革に貢献する、安心安全にChatGPTを利用するための法人向けサービス「NewtonX」の導入・活用支援サービスを行っております。 (2)みどりクラウド事業(当社) ITを用いて農業・畜産・水産のDX化を支援する「みどりクラウド」「ファームクラウド」などのプラットフォームサービス、青果流通を効率化する「みどりクラウド らくらく出荷」サービス、一次産業をはじめとした各産業分野の個別課題を解決するソリューションサービスを展開しております。 ① みどりクラウド 施設園芸農家向けに農業IoT(*11)サービス「みどりクラウド」のサービス提供を行っています。 設置端末である「みどりボックス」の販売と取得したデータの蓄積・分析・アラートなどを提供するクラウドサービス「みどりクラウド」、GAP(農業生産工程管理)認証取得に対応した農作業記録・管理サービス「みどりノート」などの販売・サービス提供を通じて、農作業のIT化と生産性向上を支援しています。 ② ファームクラウド 畜産業向けに開発されたIoTサービスであり、畜舎環境の遠隔モニタリングを可能にします。温度・湿度・二酸化炭素濃度といった一般的な環境指標を可視化するだけでなく、アラート機能を標準装備しており、異常発生時にはスマートフォンでのプッシュ通知やメールにて、そのアラート連絡を受け取ることができ、飼育や経営に役立てることで収益性を高めます。 ③ みどりクラウド らくらく出荷 これまで手書き伝票が基本であった青果流通の現場に、バーコードやクラウドシステム、スマートフォンアプリなどを組み合わせたデジタル技術を導入し、農業者や出荷団体にとって負担となっていた集荷・出荷における計数・伝票発行作業を大幅に省力化するサービスを提供しています。 ④ IoTソリューション/AI/データサイエンス a.IoTソリューション センサー選定、組み込み、クラウドによるデータ蓄積・可視化までをワンストップでプロデュースし、様々な産業におけるIoT化をクラウドサービス×ソリューションで実現します。「みどりクラウド」で培った技術を活用し、畜産業等の一次産業分野をはじめ、製造、建築などの分野へIoTサービスを展開しており、さまざまな課題の解決、業務改善、新しいビジネス価値の創造などに繋げています。 b.AI/データサイエンス 高い専門性を備えたデータ・サイエンティストが、統計モデルや機械学習、データ分析等の手法を駆使して、ビッグデータを整理・活用し、共通点を探りながら、有益な知見を抽出します。データ分析からコンサルティングまでワンストップでサポートし、企業が直面する課題を解決します。 (3)機械設計エンジニアリング事業(当社、子会社 株式会社セラクビジネスソリューションズ) 3DCAD分野の技術提供、機械・金型などの受託設計サービス、通信建設・情報通信分野への技術提供を行っています。 [事業系統図] 当社グループの事業の系統図は、次のとおりであります。 <用語解説> 番号   用語   意味・内容 *1   ソリューションサービス   主に請負契約において、成果物の納品によって技術提供を行うサービスのこと。 *2   オンサイトサービス   主に派遣契約及びチーム体制における客先での作業を前提とした請負契約において、技術者の時間稼働もしくは成果物の納品によって技術提供を行うサービスのこと。 *3   SIer   情報システムの開発において、コンサルティングから設計、開発、運用までを一括で請負う企業のこと。 *4   サーバの仮想化   1台のサーバ(物理サーバ)を複数台の仮想的なサーバ(仮想サーバ)に分割して利用する仕組みのこと。それぞれの仮想サーバではOSやアプリケーションを実行させることができ、あたかも独立したコンピュータのように使用することができます。 *5   検証   構築したシステムやアプリが設計した通りに動作するか、想定外の操作を行った時に正しくエラー処理を行うか等の動作チェックを網羅的に行うこと。 *6   Java   業務システム開発において使用されることが多いプログラミング言語。Android上でのアプリケーション開発でも使用される。 *7   ディレクション   ウェブサイトの構築や運用において、コンテンツ内容の企画や設計などの専門的業務やスケジュール管理、各関係者との連絡・調整業務などの進行管理業務のこと。 *8   顧客データベース   主にECサイトなどで使われる、顧客の名前、住所、電話番号などの基本情報や、購入履歴、対応履歴などの拡張情報を格納するデータベースのこと。 *9   アクセス解析   ウェブサイトのユーザーがどのページをどのくらいの時間閲覧したか、どのページにどのくらいの閲覧数があったか等のアクセス状況を数値化・可視化してウェブサイトの問題点や改善点を抽出する分析手法のこと。 *10   インターネット広告   バナー掲載や検索ワードに連動して広告を表示させる検索連動型広告など、企業が自社のウェブサイト以外で自社ブランドや商品・サービスをプロモーションするための広告のこと。 *11   IoT   Internet of Thingsの略。全てのモノがインターネットに繋がる、という概念を示しており、様々な機器がインターネットを通じてデータを送受信することにより、様々なモノの制御や監視に役立つと考えられている。
経営方針・対処すべき課題1,932字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「IT技術教育(人材育成)によりビジネスを創造し、社会の発展に貢献する」ことを経営方針として掲げております。具体的には、当社グループの強みである採用力とIT技術教育によりIT人材を創出し、顧客のITプロジェクトを支援することに加え、当社のIT技術教育ノウハウを広く社会に還元することでITエンジニアのスキルアップや付加価値創出を行う企業として社会の発展に努めてまいります。また、「みどりクラウド」をはじめとしたIT技術力を生かした独自商品サービスや新商品を開発・展開し、デジタルトランスフォーメーション領域において社会課題を解決するITビジネスを展開することで、企業価値の向上を目指してまいります。 (2)経営環境及び対処すべき課題等 現在のわが国経済は、欧米における高い金利水準の継続や、中東地域をめぐる情勢、中国経済の先行き懸念など、海外の影響により先行き不透明な状況ではあるものの、雇用・所得環境の改善が進むなど、各種政策の効果もあって景気は緩やかな回復基調にあります。そのような中、当社グループの将来の業績は、技術力の高いエンジニアの確保とその稼働率の多寡にかかっております。これを実現するために、優秀な人材の採用及び育成、営業の強化、新規事業の開発と拡大、企業の社会的責任への取り組みへの対応について、バランスを取りながら永続して強化を図ることが最大の課題であると認識しております。 そこで、当社グループは、以下のような点に留意し経営活動に取り組んでまいります。 ① 優秀な人材の確保、育成 当社グループは、顧客にIT技術を提供できる人材を自社で採用し、入社後の技術研修をはじめとした社内教育を行うことでIT技術とビジネススキルを備えた人材を顧客に提供できることを強みとしております。 そのため当社グループでは、現在の採用活動及び研修制度をさらに発展させ、素養の高い人材の採用強化を図るとともに、高難度のIT技術研修を実施することで、質の高いサービス提供の実現に取り組んでまいります。 ② 大規模プロジェクトを取りまとめるプロジェクトマネジャー(PM)の育成 高付加価値の大規模プロジェクトをより多く受注し、また受注したプロジェクトを円滑に進行するためには多数のプロジェクトマネジャーの確保が必要不可欠となります。 そのため当社グループでは、プロジェクトマネジャーを育成するための研修制度を整備し、高付加価値の大規模プロジェクトをより多く受注できる体制構築に取り組んでまいります。 ③ 営業の強化 エンジニアのキャリアアップを実現するためには大規模プロジェクトを受注するための営業力や、みどりクラウドやSalesforceをはじめとする先端DXソリューションを顧客に提案する営業力などが必要不可欠となります。 そのため当社グループでは、営業個人の提案力、営業力の強化を図るための研修制度の整備や多様な営業手法の導入を行ってまいります。また、営業体制を拡大することや顧客満足の向上を図るため営業部門と技術部門の連携強化についても取り組んでまいります。 ④ 新規事業の開発と拡大 長期にわたる企業成長を実現するためには、次なる成長のための新規事業の開発と拡大が重要と考えております。 農業IoT分野の「みどりクラウド」、AI分野の「NewtonX」をさらに拡大させるとともに、引き続き新規事業の研究開発にも取り組んでまいります。 ⑤ 企業の社会的責任への取り組み 当社は、経営理念の1つである「世の為人の為に、貢献する」を実践するため、CSR(企業の社会的責任)活動に積極的に取り組んでおり、次の二点につきましても徹底した取り組みを図ってまいります。 (a)企業統治に係る責任の自覚 当社グループは、監査役監査及び内部監査の充実並びに管理部門をはじめとした内部管理体制の充実により、コーポレート・ガバナンス、コンプライアンス、リスク管理体制の整備と実効的な運用を図ってまいります。 (b)企業モラルの堅持 当社グループは、顧客企業の機密厳守をはじめとする厳格な情報管理が事業活動継続の生命線と考えており、ISO27001(ISMS)を取得しております。引き続き、このような意識を経営幹部以下全ての従業員に自覚させるために、入社時及び随時に研修を行い、教育・啓蒙を行ってまいります。
事業等のリスク2,852字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業展開その他に関してリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしも、そのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資家の判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1)事業環境の変化に伴う当社の優位性低下 当社グループは、IT技術を中核とし、他領域へ事業を水平展開することでドメインの拡大を図り、各事業領域では、オンサイト型、ソリューション型の技術支援に加え独自の新商品サービスを展開し技術の高度化を図ってまいりました。しかしながら、事業環境の変化に十分な対応ができなかった場合、若しくは、顧客のニーズを的確に捉えたサービスを提供できなくなった場合やそれ以外の何らかの要因により当社の競争力が低下した場合には、当社の事業戦略、財政状態及び経営成績に大きな影響を与える可能性があります。 (2)景気動向及び業界動向の変動による影響 当社グループが提供するサービスは、企業を取り巻く環境や企業経営の効率化などの動きにより、顧客のITに対する投資抑制策等の影響を受けることから、経済情勢の変化に伴い事業環境が悪化するなどした場合、当社の経営成績に影響を与える可能性があります。 (3)人材の確保及び育成 当社グループが成長に向けて更なる企業基盤を拡充するためには、関連する技術ノウハウを有する優秀な人材の確保・育成が不可欠であります。IT業界における慢性的な人材不足のなか、当社グループでは優秀な人材の確保・育成のために教育制度の充実等、継続した人的資本投資を行っておりますが、今後退職者の増加や採用の不振等により必要な人材を確保することができない場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (4)個人情報を含めた情報管理体制 当社グループはシステム開発や運用、又はサービス提供の遂行過程において、顧客の機密情報やユーザーの個人情報を取り扱う可能性があります。また、社内日常業務を遂行する過程においても、役員及び従業員、取引先企業の役職員に関する個人情報に接する機会があります。 当社では、システム上のセキュリティ対策に加え、様々な情報を取り扱うシステム開発・運用サービス業者としての信頼性を高めるため、情報セキュリティマネジメントシステム「ISO/IEC27001(JISQ27001)」を取得しております。また、当該公的認証に準拠した「情報セキュリティマニュアル」を整備し、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の運営、維持、改善に努めております。しかしながら、こうした取り組みにより将来にわたり情報漏洩を完全に防止できる保証はなく、仮に個人情報その他の機密情報が外部流出するような事態が生じた場合には、当社グループの社会的信用に与える影響は大きく、その代償として当社グループの経営成績にも多大な悪影響が及ぶ可能性があります。 (5)法的規制 当社グループが提供するサービスのうち、人材派遣サービスは、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律」(労働者派遣法)に基づいた労働者派遣事業として厚生労働大臣の許可を受けて行っております。労働者派遣法では、労働者派遣事業の適正な運営を確保するために、当社が労働者派遣事業主としての欠格事由(労働者派遣法第6条)、及び、当該事業許可の取消事由(同法第14条)に該当した場合には、厚生労働大臣が事業許可の取消、業務の停止を命じることができる旨を定めております。現時点において認識している限りでは、当社グループにおいてはこれらの法令に定める欠格事由及び取消事由に該当する事実はありません。しかしながら将来、何らかの理由により許可の取消等が発生した場合には、当社グループの事業運営に大きな支障をきたすとともに、業績及び財務状況に大きな影響を与える可能性があります。 また、これまでに施行された労働者派遣法改正法が当社グループ業績に与える影響は限定的でありましたが、今後の動向によっては、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループは前述の労働者派遣法の他、職業安定法、労働基準法等の労働関連法令等により、規制を受けております。法令の変更、新法令の制定、又は解釈の変更等が生じた場合、当社グループの事業が制約され、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (許認可等の状況) 許認可等の名称   有効期限   許認可等の番号   規制法令   所轄官庁等   取消事由等 労働者派遣事業許可   2021年4月1日~ 2026年3月31日   派13-080517   労働者派遣法   厚生労働省   労働者派遣法第6条に定められている条項に抵触した場合 (6)派遣・請負エンジニアおよびスタッフに関する業務上トラブルの発生 スタッフによる業務遂行に際して、スタッフの過誤による事故やスタッフの不法行為により訴訟の提起又はその他の請求を受ける可能性があります。当社グループは、スタッフの作業にあたり、事故を未然に防ぐために管理体制を整えておりますが、上記トラブルによる訴訟内容及び請求金額によっては、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (7)経営者への依存に関するリスク 当社において、創業者である代表取締役宮崎龍己は、当社の経営方針及び事業戦略を決定するとともに、ビジネスモデルの構築から事業化に至るまで重要な役割を果たしております。また、今後も当社の業務全般においては、同氏の経営手腕に依存する部分が大きいと考えられます。 当社では、取締役会及び事業部会等における役員及び幹部社員の情報共有を行っております。また、経営組織の強化など権限委譲を図り、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めておりますが、何らかの理由により同氏が業務執行を継続することが困難になった場合には、今後の当社グループの事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)自然災害や事故 地震等の自然災害や予期せぬ事故等により、当社グループあるいは取引先企業の重要な設備が損壊する等の被害が発生した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,513字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、欧米における高い金利水準の継続や、中東地域をめぐる情勢、中国経済の先行き懸念など、海外の影響により先行き不透明な状況ではあるものの、雇用・所得環境の改善が進むなど、各種政策の効果もあって景気は緩やかな回復基調にあります。 当社グループが主にサービスを提供する情報産業分野においては、デジタル技術の進展・普及に伴い、あらゆる産業で企業の生産性向上や競争力強化を目的としたIT・DX関連のニーズは高まっており、クラウドを活用したシステムインテグレーションやシステム運用・保守等へのIT投資需要は堅調に推移いたしました。最適なITインフラが企業の経営戦略を支える重要な役割を担うなど、ITサービス・IT人材への需要は拡大している一方、国内のIT人材不足やITスキル向上には大きな課題を有しております。当社グループでは、質の高いITエンジニアの採用・育成に取り組むほか、ビジネスパートナーを積極的に活用して、様々なITサービスの提供を行っております。 このような環境の下、当連結会計年度においては、良質なエンジニアの育成や社内エンジニアのDXシフト等によるサービスの価値向上に取り組むほか、ビジネスパートナーリソースの活用も含め、IT・DX領域の社会実装と運用を担う「デジタルインテグレーター」としての事業基盤の整備を行いました。 (a)財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末と比べ1,272,215千円増加し13,324,336千円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ132,055千円増加し4,421,562千円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,140,159千円増加し8,902,774千円となりました。 (b)経営成績 当連結会計年度の業績について、当社グループの売上高は24,776,494千円(前連結会計年度比11.5%増)、営業利益は2,550,693千円(前連結会計年度比12.2%増)、経常利益は2,599,037千円(前連結会計年度比12.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,709,688千円(前連結会計年度比8.5%増)となりました。 事業分野別のセグメント概況は、次のとおりであります。 (デジタルインテグレーション事業) デジタルインテグレーション事業において、SI(システムインテグレーション)領域ではITインフラソリューションとしてITシステムの構築・運用・保守を手掛けております。また、DX(デジタルトランスフォーメーション)領域ではIoTクラウドサポートセンターにおける24時間365日体制でのクラウドインフラやIoTサービスの運用の提供、顧客管理・営業管理システム「Salesforce」や統合人事システム「COMPANY」を中心とするクラウドシステムの導入・運用・定着化支援を手掛けるほか、法人向けChatGPT導入・活用支援サービス「NewtonX」を取り扱っております。 当連結会計年度においては、ITシステムの構築運用、クラウド基盤への移行や24時間365日対応のマネージドサービスを中心とした底堅いIT投資需要のもと、更なる取引拡大に取り組みました。また、データ分析やデジタルマーケティングに対応できるエンジニアを育成し、サービスの拡充と付加価値向上に努めました。 これらの結果、当セグメントの売上高は23,881,016千円(前連結会計年度比11.9%増)、セグメント利益は2,611,933千円(前連結会計年度比12.6%増)となりました。 (みどりクラウド事業) みどりクラウド事業では、ITを用いて農業・畜産・水産のDX化を支援する「みどりクラウド」「ファームクラウド」などのプラットフォームサービス、一次産業をはじめとした各産業分野の個別課題を解決するソリューションサービスを展開しております。 当連結会計年度においては、引き続きソリューションサービスの受注拡大に注力いたしました。また、2023年3月にリリースした青果流通の現場にバーコードやクラウドシステムなどを用いたデジタル技術を導入する「みどりクラウドらくらく出荷」の拡販等、将来の事業拡大に向けた先行投資を行っております。農産物の集出荷業務に関しては、多くの農業者や出荷団体で同じ課題を抱えており、今後は全国のJAに向けた拡販を行ってまいります。 これらの結果、当セグメントの売上高は235,062千円(前連結会計年度比1.3%減)、セグメント損失は118,810千円(前連結会計年度はセグメント損失109,172千円)となりました。 (機械設計エンジニアリング事業) 機械設計エンジニアリング事業においては、連結子会社である株式会社セラクビジネスソリューションズでの3DCAD分野の技術、実験や性能検査などの品質管理に関わる技術、通信建設及び情報通信に関する技術を提供しております。 当連結会計年度においては、研修環境を拡充し、エンジニアの採用・育成に注力いたしました。安定した稼働率や新しい技術領域での案件獲得が図られたことにより、堅調に推移いたしました。引き続き各領域での案件獲得が期待され、教育によるエンジニアの付加価値向上や地理的展開を図りつつ、企業規模を拡大させてまいります。 これらの結果、当セグメントの売上高は786,190千円(前連結会計年度比5.5%増)、セグメント利益は37,018千円(前連結会計年度比17.5%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、資金という)の残高は、7,612,132千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、2,053,446千円(前連結会計年度は1,357,112千円の収入)となりました。 主な要因は、法人税等の支払額793,427千円、未払消費税等の増減額864千円の資金の減少要因があったものの、税金等調整前当期純利益2,601,084千円、棚卸資産の増減額170,497千円、仕入債務の増減額70,267千円を計上したこと等の資金の増加要因が生じたことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、650,754千円(前連結会計年度は404,100千円の使用)となりました。 主な要因は、有形固定資産の取得による支出551,831千円、定期預金の預入による支出4,011千円等の資金の減少要因が生じたことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、634,647千円(前連結会計年度は923,341千円の使用)となりました。 主な要因は、自己株式の取得による支出401,493千円、長期借入金の返済による支出57,104千円等の資金の減少要因が生じたことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 (a)生産実績 当社グループは受注生産を一部行っておりますが、事業内容が多岐にわたっており、受注生産の重要性が乏しいことから、記載を省略しております。 (b)受注実績 当社グループは受注開発を一部行っておりますが、事業内容が多岐にわたっており、受注開発の重要性が乏しいことから、記載を省略しております。 (c)販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)   前連結会計年度比(%) デジタルインテグレーション事業(千円)   23,881,016   11.9 みどりクラウド事業(千円)   235,062   △1.3 機械設計エンジニアリング事業(千円)   786,190   5.5 調整額(千円)   △125,774   - 合計   24,776,494   11.5 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、その割合が100分の10以上に該当する相手先がないため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり必要となる見積りに関しては、過去の実績等を勘案し合理的と判断される基準に基づいて行っております。なお、連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況、1連結財務諸表等、(1) 連結財務諸表、注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 財政状態の分析 (a)資産 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末と比べ1,272,215千円増加し13,324,336千円となりました。これは主に、仕掛品が181,071千円、有形固定資産(その他)が131,621千円減少したものの、現金及び預金が869,255千円、土地が613,061千円増加したことなどによるものであります。 (b)負債 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ132,055千円増加し4,421,562千円となりました。これは主に、賞与引当金が57,313千円、長期借入金が45,698千円減少したものの、未払法人税等が101,958千円、買掛金が70,267千円、株式給付引当金が55,525千円増加したことなどによるものであります。 (c)純資産 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,140,159千円増加し8,902,774千円となりました。これは主に、利益剰余金が1,429,402千円増加したものの、自己株式が208,160千円増加、資本剰余金が85,252千円減少したことなどによるものであります。 ③ 経営成績の分析 (a)売上高 売上高については24,776,494千円(前連結会計年度比11.5%増)となりました。これは主に、引き続き堅調な市況感での技術者並びに受注案件の増加によるものであります。 (b)売上原価 売上原価については18,320,293千円(前連結会計年度比10.9%増)となりました。これは主に、売上高の増加によるものであります。 この結果、売上総利益は6,456,200千円(前連結会計年度比13.3%増)となりました。 (c)販売費及び一般管理費 販売費及び一般管理費については3,905,507千円(前連結会計年度比14.0%増)となりました。これは主に、販売費や人件費の増加によるものであります。 この結果、販売費及び一般管理費は増加した一方、採用効率化などが一定の成果を上げたため、営業利益は2,550,693千円(前連結会計年度比12.2%増)となりました。 (d)営業外損益 営業外損益については、営業外収益が51,134千円(前連結会計年度比11.8%増)、営業外費用が2,791千円(前連結会計年度比46.2%増)となりました。 この結果、経常利益は2,599,037千円(前連結会計年度比12.1%増)となりました。 (e)特別損益 特別損益については、特別利益が2,262千円、特別損失が215千円となりました。 この結果、税金等調整前当期純利益は2,601,084千円(前連結会計年度比12.2%増)となりました。 (f)親会社株主に帰属する当期純利益 法人税等合計は、法人税、住民税及び事業税を895,789千円、法人税等調整額を△4,394千円計上し891,395千円となりました。 この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は1,709,688千円(前連結会計年度比8.5%増)となりました。 ④ キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、資金という)の残高は、7,612,132千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、2,053,446千円(前連結会計年度は1,357,112千円の収入)となりました。 主な要因は、法人税等の支払額793,427千円、未払消費税等の増減額864千円の資金の減少要因があったものの、税金等調整前当期純利益2,601,084千円、棚卸資産の増減額170,497千円、仕入債務の増減額70,267千円を計上したこと等の資金の増加要因が生じたことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、650,754千円(前連結会計年度は404,100千円の使用)となりました。 主な要因は、有形固定資産の取得による支出551,831千円、定期預金の預入による支出4,011千円等の資金の減少要因が生じたことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、634,647千円(前連結会計年度は923,341千円の使用)となりました。 主な要因は、自己株式の取得による支出401,493千円、長期借入金の返済による支出57,104千円等の資金の減少要因が生じたことによるものであります。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、今後も更なる収益基盤の安定化及び持続的な成長を図るためには、収益源の多様化を実現する必要があると考えており、自社による新規事業の創出及び拡大のみならず、業務提携、M&A等の新たな事業・サービスへの提携・投資を積極的に取り組んでいく方針であります。当社グループの運転資金需要のうち主なものは、当社グループのサービスを効果的に拡大していくための採用費、開発に係る人件費及び研究開発費であります。投資を目的とした資金需要は、主にM&A及び設備投資等によるものであります。これらの資金需要は自己資金により充当することを基本的な方針としておりますが、多額なM&A等の戦略的投資については、必要に応じて金融機関からの借入を実施いたします。 ⑥ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループが参入している業界において、技術革新のスピードが速く、常に最先端に向けた研究開発や成長のための投資を積極的かつ継続的に行う必要があるため、事業の収益力を示す売上高経常利益率を中長期的な経営指標として重視しております。 ⑦ 経営者の問題認識と今後の方針 経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第2事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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出典

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