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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

大同信号

Daido Signal Co.,Ltd.6743 · Standard · 電気機器

鉄道信号保安装置の老舗メーカー。国鉄・JR系に加え、海外にも展開。産業用機器も手掛ける。

概要

大同信号は1929年に創業した鉄道信号機器メーカーである。鉄道信号保安装置、踏切保安装置、運行管理システムの製造・販売を中核とし、2026年3月期の連結売上高は256億95百万円、従業員数は917人。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、鉄道の安全・安定輸送を支える社会インフラ企業である。

鉄道信号事業が売上の9割超を占める

大同信号グループの連結売上高256億95百万円(2026年3月期)のうち、鉄道信号関連事業が239億58百万円と93.2%を占める。同事業では、鉄道信号保安装置や踏切保安装置、運行管理システムの製造販売に加え、設置工事も手がける。セグメント利益は37億35百万円で、営業利益率は15.6%。子会社の㈱三工社と大同電興㈱も販売・工事を担当し、大同信号電器㈱に部品製造を委託するなど、グループ内で分業体制を構築している。

産業用機器と不動産が事業を補完する

鉄道以外の分野では、産業用機器関連事業が売上高13億30百万円(前年比14.0%増)を計上する。交通信号機器、空港関連機器、ガス検知器、可塑成形製品などを扱い、セグメント利益は500万円とわずかながら黒字転換した。不動産関連事業は売上高4億6百万円、セグメント利益1億61百万円で安定した収益源である。両セグメントを合わせても連結売上高の6.8%に過ぎず、鉄道事業への依存度が高い。

全国に広がる拠点と5社の連結子会社

本社は東京都港区に置かれ、大阪支店や九州支社など全国に支店・営業所・支所を配置する。連結子会社は大同電興㈱、大同信号電器㈱、大同信号化工㈱、大同テクノサービス㈱、㈱三工社の5社。大同信号電器は部品製造、大同信号化工は可塑成形・表面処理、大同テクノサービスは業務受託、三工社は販売・工事と金属表面処理を担当し、グループ全体で一貫したサプライチェーンを形成している。

業界の中での役割は鉄道信号システムのスペシャリストにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
257億円
営業利益
22億円
営業利益率
8.6%
純利益
18億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
鉄道信号 関連事業240億円93.4%37億円15.4%
産業用機器 関連事業13億円5.1%0億円0.0%
不動産 関連事業4億円1.6%2億円50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01鉄道信号関連主力

鉄道の安全運行に欠かせない信号保安装置(連動装置、ATS、ATCなど)の製造・販売・設置工事を手掛ける。国内の鉄道事業者向けが中心。

主要顧客JR各社、私鉄各社

主な製品・サービス1
鉄道信号保安装置
信号機、連動装置、ATS・ATCなど、列車の安全運行を支えるシステム。

02産業用機器関連準主力

情報通信機器、交通信号機器、鉄道車両用品、ガス検知器、プラスチック成形品、金属表面処理など、鉄道以外の分野に展開。

主な製品・サービス2
交通信号機器
道路の信号機や制御装置。
ガス検知器
ガス漏れを検知する安全装置。工場やビルなどで使用。

03不動産関連その他

当社および子会社が保有する不動産の賃貸事業。

製品と技術

踏切しゃ断機と継電連動装置が主力

大同信号の鉄道信号製品で長年にわたり売上を支えるのが、踏切保安装置の踏切しゃ断機、継電連動装置、電子連動装置、自動進路制御装置(PRC)である。これらの製品は鉄道の安全運行に不可欠で、安定した更新需要がある。近年は、仮想化PRC装置やパッケージ継電連動装置など、仕様の標準化による工期短縮とコストダウンを実現する新製品も投入している。

無線式列車制御と高精度検知技術

地方圏線区向けに開発中の無線式列車制御システムは、現地設備の削減を目的とし、2026年6月からフィールド試験を開始予定である。また、列車検知装置(アクスルカウンタ)や小型版デジタル時素リレーも新たにリリース。電子連動装置では国際規格IEC62279のSIL4認証を取得し、海外市場への販売拡大の下地を整えている。これらの技術は、鉄道事業者の省人化・効率化ニーズに応える。

空港・特殊車両向け産業機器の展開

産業用機器関連事業では、空港関連機器や特殊自動車関連機器の受注に明るい兆しが見えている。日本空港ビルデングの取り組み「terminal.0 HANEDA」に参画し、実証実験を試作段階まで進めた。また、交通信号機器やガス検知器、可塑成形製品、金属表面処理など多岐にわたる製品を手がけ、新規分野の製品開発も2026年度リリースに向けて進行中である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

鉄道信号システムで国内シェア高

大同信号は鉄道向け信号保安装置を主力とする電気機器メーカー。国内鉄道信号市場では日清紡ホールディングスも同分野を持つが、大同信号は専業に近い立場で高いシェアを有する。2025年3月期売上高219億円、営業利益率5.48%と堅調。2026年3月期は売上高257億円、営業利益率8.56%と成長が見込まれる。鉄道設備投資やメンテナンス需要の恩恵を受けるが、公共事業依存で予算変動のリスクがある。

強み

  • 国内鉄道信号システムで高い市場シェア、参入障壁が高い。
  • 長年の実績と高度な安全技術、鉄道会社からの信頼厚い。
  • 鉄道会社との長期契約、メンテナンス需要で安定収入。
  • 2026年3月期売上高257億円、営業利益率8.56%と増収増益。

課題

  • 鉄道事業者の設備投資予算に業績が左右される。
  • 海外展開や他分野への拡大が限定的。
  • 日清紡HDなど大手も信号事業を持ち、シェア競争が続く。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字が大同信号

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16629テクノホライゾン206億円5.3倍
26989北陸電気工業204億円9.5倍
36853共和電業199億円19.8倍
46928エノモト198億円15.1倍
56998日本タングステン183億円63.5倍
66743大同信号182億円9.0倍
76678テクノメディカ177億円13.0倍
86848東亜ディーケーケー173億円18.1倍
96882三社電機製作所167億円39.0倍
106797名古屋電機工業155億円9.4倍
116597HPCシステムズ148億円28.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

出張所開設から上場まで全国展開の基盤

創業は1929年だが、沿革上で最初の拠点拡大は1954年に記録される。同年4月に大阪出張所、11月に名古屋出張所を開設。1956年12月には東京都大田区に東京工場を設置し、製造拠点を固めた。1959年12月には最初の子会社となる大同電器株式会社(現・大同信号電器)を設立。1962年9月、東京証券取引所市場第二部に上場を果たす。この間、本社は東京都中央区に置かれていた。

本社移転と出張所網の全国拡大

上場翌年の1963年6月、本社を中央区から大田区に移転し、同時に東京事務所を中央区に開設。1964年4月に門司出張所(北九州市)、1966年4月に東北出張所(仙台市)、1972年7月に高松出張所、1973年2月に広島出張所、同年4月に札幌出張所を開設し、主要都市をカバーする販売網を構築した。また1968年6月には子会社大同化工(現・大同信号化工)を設立し、グループの事業領域を広げた。

産業機器システム事業部の新設

1984年4月、産業機器システム事業部を新設し、鉄道以外の分野に正式に進出した。1987年3月には金沢営業所、1996年4月に高崎営業所を開設。1992年10月には大同テクノサービスを設立し、保守・サービス業務を強化した。この時期、鉄道信号事業の安定収益を背景に、産業用機器分野での成長の芽を育てる方針が明確になった。

営業所の増設とシステム子会社の再編

1998年4月に水戸営業所、1999年7月に子会社大同システムズを設立。2002年10月には九州支社を北九州市から福岡市へ移転。2003年4月秋田営業所、2004年4月千葉営業所、同年10月盛岡営業所、2005年5月長野営業所を開設し、東日本エリアのカバレッジを拡大した。2010年4月には大同テクノサービスが大同システムズを吸収合併し、グループ内のシステム関連機能を統合した。

本社移転と工場移転による経営効率化

2006年8月に東京事務所を本社所在地に移転。2012年3月、本社を大田区から港区の現在地に移転。2016年5月には東京工場を山梨県中央市に移転し、産業機器製造部に改称した。これらの移転は、拠点の集約と業務効率化を目的としたもので、特に工場移転は生産体制の再編につながった。

M&Aと市場区分変更によるグループ強化

2011年7月、株式取得により株式会社三工社を連結子会社化。三工社は交通信号機器やガス検知器などを手がけ、産業用機器事業の拡充に寄与した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第二部からスタンダード市場へ移行。これにより、資本市場における位置付けが明確になった。

最近の拠点整理と新たな中期計画

2025年3月、金沢営業所を大阪支店に併合し閉鎖。一方、2013年4月に甲府支所、2018年4月に盛岡支所を開設するなど、拠点の見直しを継続している。中期経営計画「PLAN2026」では、2026年度に連結売上高230億円、営業利益15億円を目標に掲げ、DX推進や海外市場開拓に取り組んでいる。

年表34件を開く

1950年代

  • 1954年4月大阪市福島区に大阪出張所(現 大阪支店)を開設。
  • 1954年11月名古屋市に名古屋出張所を開設。
  • 1956年12月東京都大田区に東京工場を開設。
  • 1959年12月子会社大同電器株式会社(現 大同信号電器株式会社 連結子会社)を設立。

1960年代

  • 1962年9月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1963年6月本社所在地を東京都中央区より大田区に移転、なお同日中央区に東京事務所を開設。
  • 1964年4月北九州市に門司出張所を開設。
  • 1966年4月仙台市に東北出張所を開設。
  • 1968年6月子会社大同化工株式会社(現 大同信号化工株式会社 連結子会社)を設立。

1970年代

  • 1972年7月高松市に高松出張所を開設。
  • 1973年2月広島市に広島出張所を開設。
  • 1973年4月札幌市に札幌出張所を開設。
  • 1976年5月子会社大同電興株式会社(現 連結子会社)を設立。
  • 1979年7月新潟市に新潟出張所を開設。

1980年代

  • 1984年4月産業機器システム事業部を新設。
  • 1987年3月金沢市に金沢営業所を開設。

1990年代

  • 1992年10月子会社大同テクノサービス株式会社(現 連結子会社)を設立。
  • 1996年4月高崎市に高崎営業所を開設。
  • 1998年4月水戸市に水戸営業所を開設。
  • 1999年7月子会社株式会社大同システムズを設立。

2000年代

  • 2002年10月九州支社を北九州市から福岡市へ移転。
  • 2003年4月秋田市に秋田営業所を開設。
  • 2004年4月千葉市に千葉営業所を開設。
  • 2004年10月盛岡市に盛岡営業所を開設。
  • 2005年5月長野市に長野営業所を開設。
  • 2006年8月東京事務所を本社所在地に移転。

2010年代

  • 2010年4月M&A子会社大同テクノサービス株式会社は子会社株式会社大同システムズを吸収合併。
  • 2011年7月M&A株式取得により株式会社三工社を連結子会社化。
  • 2012年3月本社所在地を東京都大田区より港区に移転。
  • 2013年4月山梨県中央市に甲府支所を開設。
  • 2016年5月東京工場を山梨県中央市に移転し、産業機器製造部に改称。
  • 2018年4月盛岡市に盛岡支所を開設。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。
  • 2025年3月金沢営業所を大阪支店に併合し閉鎖。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027年3月期まで230億円
  • 連結営業利益2027年3月期まで15億円
  • 連結営業利益率2027年3月期まで6.5%
  • ROE2027年3月期まで5.5%
  • 連結投資有価証券残高の連結純資産対比2027年3月期まで20%未満

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    DX推進と既存製品のコストダウン

    設計・製造現場におけるデジタル変革(DX)を推進するとともに、踏切しゃ断機等の既存製品のコスト削減に取り組む。

  2. 02

    新製品開発と新市場開拓

    地方圏線区向け無線式列車制御装置の開発、列車検知装置(アクスルカウンタ)や小型版デジタル時素リレーの製品化、海外市場への販売拡大に向けた基盤づくりを進める。

  3. 03

    政策保有株式の縮減と資産効率化

    政策保有株式を2026年度末までに連結純資産対比20%未満に縮減し、資産縮減で得た資金を将来への投資や株主還元に活用する。

  4. 04

    組織基盤強化と人材戦略

    職務権限の見直し、戦略的投資検討特別委員会の新設、人事・評価制度の改善を進め、全社的な経営資源の有効活用と中長期的な収益力向上を図る。

  5. 05

    サステナビリティ推進

    安全・品質の確保とコンプライアンス徹底を基盤に、ESGの観点を取り入れた経営を推進し、社会課題の解決と信頼される企業グループを目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で917人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は683万円で、9期前と比べて+21.2%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は18.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月878
2018年3月851
2019年3月56442.317.7873
2020年3月68242.517.5888
2021年3月62642.517.6926
2022年3月63142.517.5913
2023年3月62443.218.2911
2024年3月61643.518.6904
2025年3月65944.118.9907132
2026年3月68344.018.9917240

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率88.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
不動産関連事業 — 東京都 千代田区1,986百万円
不動産 関連事業
浅川事業所 — 福島県浅川町1,663百万円
鉄道信号 関連事業
本社 — 東京都 渋谷区1,434百万円
鉄道信号 産業用機器 不動産
工場 — 山梨県 甲府市827百万円
鉄道信号 産業用機器
テクノ センター — 山梨県 中央市182百万円
鉄道信号 産業用機器
本社 — 福島県 浅川町119百万円
鉄道信号 関連事業
本社 — 東京都港区51百万円
鉄道信号 全社
浅川事業所 甲府支所 — 山梨県中央市12百万円
鉄道信号 産業用機器
主な関係会社
  • 国内
    大同電興株式会社
    東京都 江戸川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大同信号電器株式会社
    福島県 石川郡 浅川町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大同信号化工株式会社
    福島県 石川郡 浅川町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大同テクノサービス 株式会社
    東京都 大田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社三工社(注)3,4
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権54.4%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    産業サイバーセキュリティ中核人材育成の演習用模擬システム(防御技術・ペネトレーション手法)構築業務(鉄道運行管理システム)
    情報処理推進機構 · 2017-09-12
    6,804万円
  • 調達
    【関東地方整備局、本局】R3クライアントPC用補助モニター購入
    国土交通省 · 2022-01-25
    4,500万円
  • 調達
    RAG空港用ITV装置構成機器の購入
    国土交通省 · 2021-06-18
    4,000万円
  • 調達
    デジタル録音機の購入
    最高裁判所 · 2019-07-30
    3,245万円
  • 調達
    産業サイバーセキュリティ中核人材育成の演習用模擬システム(防御技術・ペネトレーション手法)の改修(鉄道運行管理システム)
    情報処理推進機構 · 2018-09-11
    1,237万円
  • 調達
    パーソナルコンピュータ購入
    国土交通省 · 2020-08-07
    330万円
  • 調達
    令和4年度関東経済産業局ディスプレイ等の調達
    経済産業省 · 2023-02-08
    282万円
  • 調達
    パーソナルコンピューター21台ほか1点買入
    海上保安庁 · 2019-01-18
    277万円
  • 調達
    電化製品の購入
    内閣府 · 2023-02-01
    244万円
  • 調達
    令和4年度岐阜刑務所被収容者用テレビ購入契約
    法務省 · 2023-03-08
    203万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は257億円営業利益22億円前期と比べると増収増益で、売上が+17.4%、利益が+83.3%。

売上高
+17.4%
257億円
営業利益
+83.3%
22億円
純利益
+20.0%
18億円
営業利益率
8.6%
前期比 +3.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高257億円257億円
営業利益18億円22億円
純利益19億円18億円
1株あたり配当¥36¥36

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は57億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+58.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q591
2024年1Q36−2−5.6−1
2024年2Q4512.2−3
2024年3Q5658.91
2024年4Q719
2025年2Q9644.28
2025年4Q12386.57
2026年2Q11398.07
2026年4Q144139.011
2027年1Q5758.84

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は223億円から257億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は8.6%。売上は3期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
山梨県中央市に甲府支所を開設。
2013年3月2231712
2014年3月2171612
2015年3月2191612
2016年3月2292115
2017年3月2161511
盛岡市に盛岡支所を開設。
2018年3月21316−7
2019年3月2482618
2020年3月2492416
2021年3月2291911
2022年3月222157
2023年3月195106
2024年3月208146
2025年3月21912135.515
2026年3月25722238.618

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高257億円のうち、営業利益として残るのは22億円8.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は18億円、売上の7.0%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.2%183億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.2%52億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.6%22億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
28.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.7pt
8.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.1pt
7.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.1pt
6.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが9億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは10億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は38億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月17−108733
2014年3月18−6−51240
2015年3月70−9738
2016年3月4−6−2−234
2017年3月20−8−51241
2018年3月9−5−5439
2019年3月19−8−51146
2020年3月−2−311−551
2021年3月14−5−3957
2022年3月16−3−41366
2023年3月−26−45−3042
2024年3月17−7−141037
2025年3月−5−46−935
2026年3月91−71038

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は510億円。このうち返さなくてよい自己資本が330億円で、自己資本比率は54.6%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月36116519636.1
2014年3月36517818739.0
2015年3月37520217343.9
2016年3月39221817445.9
2017年3月39423016448.5
2018年3月40322517846.0
2019年3月43624619046.9
2020年3月44325618748.2
2021年3月44626917750.2
2022年3月42427015453.2
2023年3月43327316052.9
2024年3月44728716054.3
2025年3月45428916553.5
2026年3月51033018054.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
40億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
218億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
35億円
在庫として抱えている分
負債合計
180億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
73
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率224社中21位あたり、逆に低いのは自己資本比率224社中151位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.9%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.6%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.6%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
17.4%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,012で、1年前と比べて+93.0%過去52週の値幅のなかでは80%の位置にある。

¥1,012-3.3%1ヶ月+9.4%1年+93.0%時価総額182億円
過去52週の値幅
安値¥542高値¥1,126

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.0倍
PER (会社予想)8.5倍
PBR0.59倍
配当利回り3.56%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月10日に前日比+16.32%の急伸で1069円となり、52週高値を更新した。25日線875円を約22%上回り、25日・75日・200日線の上位に位置。7月17日から上昇トレンドが強まり、8月に入ってからは8連騰で約15%上昇した。RSIは88.67と極めて過熱しており、短期的な調整リスクが高い。出来高も4.7万株と増加しているが、流動性は低い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 90/100)

PERが実績8.1倍、予想7.7倍と業界平均29.1倍を大幅に下回る。PBR0.52倍に対し業界平均2.1倍と極端な割安であり、ROE6.9%ながら株価純資産倍率が低い。配当利回り3.9%は業界平均2.3%を上回り、株主還元も良好。営業利益率も上昇トレンドにあり、収益改善が続けばバリュエーション修正が期待される。ただしROEはやや低く、資本効率の改善が課題。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.0倍30.8倍
PER (予想)8.5倍
PBR0.59倍2.58倍
ROE6.9%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、鉄道会社の更新投資サイクルや、新技術(無線式列車制御など)への対応力。強気派は、老朽化した信号設備の更新需要が堅調で、売上高・利益とも拡大を継続できるとみる。弱気派は、鉄道会社の投資抑制や、競合の新興メーカー参入によるシェア低下、技術転換への対応遅れを懸念。

プラスに働く材料7
  • 更新需要旺盛

    鉄道設備の老朽化で大規模更新が続く。売上高が3期連続増加。

  • 収益改善

    営業利益率が2025年3月期5.48%から2026年3月期8.56%へ大幅改善。

  • 低PBR

    PBR0.52倍と資産価値に対し割安。株主還元も3.92%と高い。

  • 売上高208億→257億円、3期連続増収通年影響

    売上高はFY24 208億円からFY26 257億円へ23.6%増加

  • 営業利益12億→22億円と約8割増益通年影響

    営業利益率5.48%→8.56%と大幅改善、増益率83%

  • 純利益6億→18億円と3倍に増加通年影響

    純利益は6億、15億、18億円と拡大し、利益成長が鮮明

  • 予想PER7.7倍とPBR0.52倍の割安決算発表後影響

    予想PER7.7倍は実績8.14倍を下回り、PBR0.52倍と低い評価

マイナスに働く材料7
  • 鉄道投資依存

    鉄道会社の設備投資が景気や人口減で抑制されるリスク。

  • 技術革新の遅れ

    無線式制御など新技術への対応が遅れれば競争力低下。

  • 受注変動

    大型案件の受注時期により業績が乱高下しやすい。

  • 株価1年で+83%、高値警戒感継続影響

    1年間で+83.3%上昇しており、高値警戒感から調整リスク

  • 純利益の増益率が150%から20%へ鈍化通年影響

    純利益は6→15→18億円と増加するが、増益率は150%→20%に減速

  • 売上高257億円、営業利益22億円と小規模で受注変動に弱い継続影響

    売上高257億円の営業利益率8.56%は良好だが、絶対額22億円は大口失注で大きく減益

  • 外国人持株比率4.82%と低く、需給細り継続影響

    外国人持株比率は4.82%にとどまり、新規資金の流入が限定的

次の決算で確かめる点
受注高
今後の売上高の先行指標。鉄道各社の計画変化を反映。
鉄道向け売上構成比
特定顧客・セグメントへの依存度を監視。集中度が高いとリスクも大きい。
営業利益率
値上げやコスト管理の効果を確認。改善が持続するか注目。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり36で、前期から+133.3%いまの株価に対する利回りは3.56%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥36
1株あたり
配当利回り
3.56%
いまの株価に対して
配当性向
39.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1024.0
2018年3月100.0
2019年3月100.013.6
2020年3月100.016.8
2021年3月100.020.9
2022年3月100.028.0
2023年3月100.034.6
2024年3月100.035.8
2025年3月1550.018.5
2026年3月35133.339.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥36

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,227人。区分でいちばん多いのは個人・その他46.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.2%を占め、残る51.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他32.432.032.735.845.546.1
事業法人32.032.232.332.531.529.7
金融機関27.127.127.127.118.318.0
自己株式1.31.31.31.311.011.0
外国法人7.98.17.03.43.64.8
証券会社0.20.10.50.80.70.9
政府・自治体0.40.50.40.40.40.5
外国人個人0.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本電設工業株式会社13.29
02大同信号取引先持株会4.93
03朝日生命保険相互会社3.97
04株式会社みずほ銀行3.79
05日本リーテック株式会社3.64
06有限会社光パワー3.32
07大同信号従業員持株会3.30
08株式会社三井住友銀行3.26
09重田 康光2.95
10大同信号共済会2.79

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-21
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    2.63%
    -2.71pt
  • 2026-08-14
    日本電設工業株式会社
    新規の大量保有報告
    10.52%
    -2.77pt
  • 2026-08-14
    日本電設工業株式会社
    変更報告
    13.29%
    +1.66pt
  • 2026-04-24
    有限会社光パワー
    新規の大量保有報告
    3.32%
    +0.81pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+72%、1株純資産は14期で+139%。直近期のROEは6.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月667329.64.715.2
2014年3月658018.54.715.0
2015年3月669257.65.216.6
2016年3月841,0088.73.916.8
2017年3月631,0726.17.524.0
2018年3月−371,040−3.5
2019年3月1001,1489.25.113.6
2020年3月881,2007.55.016.8
2021年3月611,2595.09.920.9
2022年3月401,2703.214.828.0
2023年3月331,2872.613.134.6
2024年3月321,3632.414.135.8
2025年3月961,5356.45.318.5
2026年3月1131,7526.96.639.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額131百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
浦壁俊光代表取締役社長 経営統括部担当6318,000
宇佐美芳夫専務取締役 品質管理部・産業機器システム部・産業機器製造部担当6419,000
西牧英雄常務取締役 上席執行役員 技術本部長、技術管理部・第二技術部・第三技術部・海外システム技術部担当6214,000
佐藤盛三取締役相談役6840,000
二村浩一取締役63
越前和久取締役63
松田邦夫取締役68
千田哲也常勤監査役655,000
水上渉監査役66
鈴木盛文監査役61
岩﨑俊隆689,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)468171710226
社外取締役515153
監査役1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容605字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社(大同電興㈱、大同信号電器㈱、大同信号化工㈱、大同テクノサービス㈱、㈱三工社)の計6社で構成されており、事業は、鉄道信号保安装置、産業用機器の製造販売を主にこれらに付帯する保守修繕等を行っているほか、鉄道信号保安装置の設置工事、金属表面処理及び金型の製造販売、不動産賃貸を行っております。 当社グループの事業における当社及び関係会社の位置づけ及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 鉄道信号関連事業:   当社が鉄道信号保安装置の製造販売並びに設置工事をするほか、子会社㈱三工社及び子会社大同電興㈱においても販売並びに設置工事を行っております。鉄道信号保安装置部品の一部について子会社大同信号電器㈱に製造を委託しております。子会社大同テクノサービス㈱は、鉄道信号保安装置等の製造販売に対する業務受託業を行っております。 産業用機器関連事業:    当社が情報通信機器の製造販売をするほか、子会社㈱三工社は交通信号機器、鉄道車両用品及びガス検知器等の製造販売を、子会社大同信号化工㈱は可塑成形製品、金属表面処理及び金型の製造販売を行っております。 不動産関連事業:   当社及び子会社㈱三工社並びに子会社大同信号電器㈱が不動産の賃貸を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,925字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針・経営戦略等 当社グループは、鉄道信号メーカーとして1929年に創業し、鉄道信号保安装置、踏切保安装置、運行管理システム等の製造・販売を中心に事業を展開しております。以下の企業理念のもと、鉄道をとりまく環境や関連技術が大きく変化する中、今後も高信頼・高品質な製品の提供と鉄道事業者のニーズに沿った製品開発を行い、鉄道の安全・安定輸送に貢献してまいります。 ・安全で信頼性の高い製品と質の高いサービスを提供し、より快適な社会の実現に寄与する。 ・新技術に挑戦するとともに、会社の発展と社員の幸福を追求する。 ・健全な企業活動を通じて、社会に貢献し環境との調和を図る。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、営業利益率及びROEを重要な経営指標に掲げ、2024年度から2026年度までの中期経営計画「PLAN2026」の最終年度において、連結売上高230億円、連結営業利益15億円、連結営業利益率6.5%、ROE5.5%を目標としております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略と会社の対処すべき課題 当社グループを取り巻く環境としては、米国の通商政策動向及び中東情勢の緊迫化など地政学リスクが高止まりしていることから、原材料や部材の供給面や価格面で変動リスクがあり、材料調達面で先行き不透明な状況が続く見通しです。 当社グループの主要なお客様である鉄道業界に関しては、インバウンド需要の定着や都市部を中心とした人流の回復を背景に、旅客輸送需要は引き続き堅調に推移し、老朽化設備の更新や安定輸送を前提とした設備投資・修繕投資についても一定の水準を維持しております。また、労働力不足への対応や生産性向上の観点から、信号・保安設備を含む鉄道施設のデジタル化や効率化・省人化に向けた投資ニーズが高まっており、鉄道の安全・安定輸送を支える製品への需要は、今後しばらくは継続すると見込まれます。 このような中、「成長戦略」、「戦略基盤」、「戦略推進力」を軸とした中期経営計画「PLAN2026」の最終年となる2026年度は、『将来への投資と「PLAN2026」数値目標達成の両立』を重点目標に、次期中期経営計画「PLAN2029」に向け、“稼ぐ力”をさらに強化するための基盤固めに注力いたします。引き続き、資本コストや株価を意識した経営の実現のため、業務効率化や原価低減、新製品開発や新市場開拓等の推進により営業キャッシュ・フローの安定的な創出を図りつつ、保有資産の継続的な見直し・縮減を実施することで、資本効率向上によるROEの改善及び株主価値の向上に努めてまいります。 まず、「成長戦略」において、設計・製造現場におけるDX推進、踏切しゃ断機等既存製品のコストダウン、地方圏線区向け無線式列車制御装置等の開発推進、列車検知装置(アクスルカウンタ)及び小型版デジタル時素リレー等のリリース、海外市場への販売拡大に向けた下地づくり等に取り組んでまいります。 次に、「戦略基盤」において、現行の仕組みの見直し・改善による棚卸資産の適正化、「2026年度末までに連結投資有価証券残高を連結純資産対比20%未満に縮減」の達成に向けた政策保有株式の縮減、及び株価動向を含む環境変化を踏まえたさらなる縮減の検討、資産縮減で獲得した資金による、将来への投資の強化及び株主還元への活用の検討等、資本コストや株価を意識した基盤強化に継続して取り組んでまいります。なお、将来への投資を推進するにあたっては、社内に戦略的投資検討特別委員会を新設することで、経営資源を部門最適や短期視点で消費することなく全社的経営戦略に基づき有効活用し、中長期的な収益力向上を図ります。 また、「戦略推進力」において、職務権限の見直し、人材戦略推進体制の整備、人事制度・評価制度の改善に向けた検討深度化等に取り組んでまいります。 このほか、サステナビリティ推進に関しては、安全・品質の確保、コンプライアンスの徹底を企業活動の基盤に据え、ESGの観点を踏まえた経営推進により社会課題の解決に貢献するとともに、ステークホルダーから信頼される企業グループを目指してまいります。 今後も当社グループは、企業理念に掲げる安全で信頼性の高い製品と質の高いサービスを提供することで、社会インフラを支える企業としての責任を果たしつつ、「PLAN2026」の着実な実行とその先にある成長に向けた基盤づくりを進め、企業価値の持続的な向上に努めてまいります。
事業等のリスク1,467字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 (1) 製品に関するリスク 経営の最重要課題として製品の品質管理の徹底・品質の向上に取り組んでおります。当社グループの鉄道信号関連事業は、鉄道交通の安全・安心に係る事業であり、列車運行の安全を支える製品(ATC(自動列車制御装置)・運行管理システム等のシステム製品及びATS(自動列車停止装置)・集中監視装置・電子踏切装置・軌道回路・リレー等のフィールド製品)をお客様に提供するために、品質のさらなる向上と過去発生した不具合発生事象の再発防止を徹底しています。しかしながら、製品に重大な品質不良又は契約不適合が生じた場合には、補修費用や損害賠償責任の発生、顧客からの信用低下等により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼすリスクが考えられます。 (2) 鉄道業界を取り巻く環境リスク 鉄道業界においては、堅調な個人消費やレジャー需要、及びインバウド需要等により鉄道旅客需要は堅調に推移しており、当社グループに関連する設備投資や維持更新についても安定的な受注の継続が期待されますが、長期的には、鉄道事業者各社の効率化・省人化による構造改革への取り組みが進み、設備や業務のスリム化が進められることも予想されます。今後とも、鉄道事業者の設備投資計画如何によっては、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼすリスクが考えられます。 (3) 事業環境変化のリスク 鉄道信号コア技術の堅持と新技術への挑戦に努めていますが、当社グループを取り巻く事業環境は、少量多品種の製品が求められ、製造に要する期間が長くなる製品も少なくないことから、製造期間が長い製品の受注が集中した場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼすリスクがあります。当社グループとしては、永年培ってきたユーザーとの信頼関係をベースに、お客様満足度の向上に注力するとともにきめ細かい営業活動の展開により適正な受注の確保を図ってまいります。 また、当社製品の部材の多くは海外製品に依存しており、地政学リスク及び為替変動の影響を、調達先を通じたコスト増の形で受けることがあります。特に、原材料費上昇や半導体を中心とする部品・素材調達の不安定な状況が長期的に継続する懸念等、取り巻く環境の厳しさが増すことも想定され、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼすリスクが考えられますが、これまで以上に、生産体制の効率化等に取り組んでまいります。 (4) 自然災害、感染症等による事業継続リスク 製造リスクの分散の観点から、当社グループの製造拠点等は、東京・福島・山梨・盛岡に分散しています。しかしながら、地震や洪水、台風、火山噴火等の大規模自然災害やテロ又は大規模な感染症の流行等が発生した際は、生産能力の低下等が懸念され当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼすリスクが考えられます。 また、当社の海外事業に関しては、海外輸出先における政治的及び社会的要因、経済の動向等様々な要因により、事業開発に悪影響を受ける可能性があります。 加えて、グループ会社における火災被害の経験を踏まえ、再発防止の実施を進めるとともに、万一火災が発生した場合も被害の最小化に努めてまいりますが、被害規模によっては、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼすリスクが考えられます。 (5) 将来に関する事項について 以上に記載している将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月23日)現在において当社グループが判断したものであります。
経営成績の分析 (MD&A)6,219字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、経営成績等という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業の業績が堅調に推移し、雇用と所得環境の改善及びインバウンド需要の増加を背景に緩やかな回復基調を維持しました。しかしながら、米国の通商政策動向や中東情勢の緊迫化等に伴う原材料価格・エネルギー価格の変動リスクが顕在化するなど、先行きは依然として不透明な状況となっております。 当社グループの主要なお客様である鉄道事業者においては、堅調な個人消費やレジャー需要、及びインバウド需要等により鉄道旅客需要は堅調に推移しており、当社グループに関連する設備投資や維持更新費についても安定的な受注につながっているものと考えられます。 このような状況のもと、当社グループは、中期経営計画「PLAN2026」の2年目にあたり、重点施策である「鉄道事業者のニーズに合わせた製品開発」に引き続き注力いたしました。主な内容としては、現地設備削減を実現する地方圏線区向けの無線式列車制御システムの開発(2026年6月よりフィールド試験開始)、AI技術を利活用した軌道リレー電圧異常予兆検知機能の開発・特許出願、列車検知装置(アクスルカウンタ)のフィールド試験等に取り組みました。 海外市場への販売拡大に向けては、電子連動装置に関して当社初の国際規格IEC62279(ソフトウェア)のSIL4認証を取得いたしました。 鉄道信号関連事業においては、その他にも、鉄道事業者との共同開発または委託開発案件の成果として、設備のスリム化と長期的なコスト抑制に貢献する仮想化PRC(自動進路制御)装置の使用開始に向けた最終動作検証、全球測位衛星システム(GNSS)を使用する無線式踏切制御装置の開発完了、仕様の標準化により大幅な工期短縮と原価低減を実現するパッケージ継電連動装置の初契約等を行っております。 産業機器関連事業においては、空港関連機器および特殊自動車関連機器の受注環境に明るい兆しが見えたほか、新規分野における製品開発が2026年度リリース開始の段階まで進捗いたしました。また、現在参画している日本空港ビルデング株式会社の新たな取り組み「terminal.0 HANEDA」(ターミナル・ゼロ・ハネダ)において、実証実験を行った案件が、計画通り試作段階まで進んでおります。 また、これらを支える財務基盤強化の一環として、「2026年度末までに連結投資有価証券残高を連結純資産対比20%未満に縮減」を目標に掲げて政策保有株式の売却を実施するとともに、配当水準を見直し配当性向の向上を図りました。 加えて、環境問題や格差拡大等深刻化する社会問題への対応と社会全体の持続性への配慮を「サステナビリティ」という形で当社グループのすべての活動の基盤とするべく、社長をトップしたサステナビリティ推進委員会を新設し、E(環境)・S(社会)・G(ガバナンス)それぞれの項目で取り組みを推進いたしました。 この結果、当連結会計年度の経営成績は売上高256億95百万円と前年同期比37億81百万円(17.3%)の増収となりました。 営業利益は21億87百万円と前年同期比10億35百万円(89.8%)の増益、経常利益は23億47百万円と前年同期比10億85百万円(86.0%)の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は17億91百万円と前年同期比2億48百万円(16.1%)の増益となりました。 セグメント別の経営成績を示すと、次のとおりであります。 (鉄道信号関連事業) 鉄道信号関連事業につきましては、売上高は239億58百万円と前年同期比36億15百万円(17.8%)の増収、セグメント利益は37億35百万円と前年同期比11億61百万円(45.1%)の増益となりました。 (産業用機器関連事業) 産業用機器関連事業につきましては、売上高は13億30百万円と前年同期比1億63百万円(14.0%)の増収、セグメント利益は5百万円(前年同期はセグメント損失6百万円)となりました。 (不動産関連事業) 不動産関連事業につきましては、売上高は4億6百万円と前年同期比1百万円(0.5%)の増収、セグメント利益は1億61百万円と前年同期比3百万円(2.0%)の増益となりました。 ② 財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて55億93百万円増加し、509億94百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて15億31百万円増加し、180億16百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて40億61百万円増加し、329億77百万円となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、38億17百万円と前連結会計年度末と比べ3億21百万円の増加となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、増加した資金は9億18百万円(前連結会計年度は5億円の減少)となりました。これは、売上債権の増加により28億61百万円、法人税等の支払いにより7億1百万円それぞれ資金が減少しましたが、税金等調整前当期純利益が27億22百万円、棚卸資産の減少により5億23百万円、及び未払消費税等の増加により5億78百万円それぞれ資金が増加したこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、増加した資金は1億23百万円(前連結会計年度は3億67百万円の減少)となりました。これは、有形及び無形固定資産の取得により4億93百万円資金が減少しましたが、投資有価証券の売却により6億18百万円資金が増加したこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、減少した資金は7億20百万円(前連結会計年度は6億18百万円の増加)となりました。これは、短期借入金の返済により2億70百万円、長期借入金の返済により2億55百万円、及び配当金の支払いにより2億40百万円それぞれ資金が減少したこと等によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 鉄道信号関連事業   24,119,995   26.3 産業用機器関連事業   863,875   15.3 合計   24,983,870   25.9 (注) 1  金額は販売価格によっております。 2  不動産関連事業は、生産形態をとらない事業活動のため記載しておりません。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 鉄道信号関連事業   24,337,776   9.9   13,594,118   2.9 産業用機器関連事業   1,383,484   20.8   400,002   15.2 合計   25,721,260   10.4   13,994,121   3.2 (注) 不動産関連事業は、受注形態をとらない事業活動のため記載しておりません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 鉄道信号関連事業   23,958,098   17.8 産業用機器関連事業   1,330,753   14.0 不動産関連事業   406,796   0.5 合計   25,695,648   17.3 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2  主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 東日本旅客鉄道株式会社   7,714,179   35.2   8,511,226   33.1 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績及び現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性を伴うため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は次のとおりであります。 連結子会社の株式会社三工社とともに当社グループをあげて品質管理の徹底、生産性の向上、経費の削減に努めるとともに、受注の獲得と拡大に取り組んでまいりました。この結果、当連結会計年度の経営成績は売上高256億95百万円と、前年同期比37億81百万円(17.3%)の増収となりました。 利益につきましては、きめ細かい生産体制の見直しを行うとともに営業活動の効率化等に努めた結果、営業利益は21億87百万円と前年同期比10億35百万円(89.8%)の増益、経常利益は23億47百万円と前年同期比10億85百万円(86.0%)の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券の売却等により17億91百万円と前年同期比2億48百万円(16.1%)の増益となりました。 受注高につきましては、257億21百万円と前年同期比24億28百万円(10.4%)の増加となりました。 ROEにつきましては、6.9%(前年同期は6.4%)となりました。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・内容検討は、次のとおりであります。 (鉄道信号関連事業) 鉄道信号関連事業につきましては、ATC(自動列車制御装置)・電子連動装置等のシステム製品や、ATS(自動列車停止装置)等のフィールド製品が増加し、売上高は239億58百万円と前年同期比36億15百万円(17.8%)の増収、セグメント利益は37億35百万円と前年同期比11億61百万円(45.1%)の増益となりました。 受注面では、システム製品は減少しましたが、軌道回路等のフィールド製品が前年を上回り、受注高は243億37百万円と前年同期比21億90百万円(9.9%)の増加となりました。 (産業用機器関連事業) 産業用機器関連事業につきましては、空港関連設備は減少しましたが、公共施設向け設備・鉄道車両用自動すきま調整器や特殊自動車向け装置等が増加し、売上高は13億30百万円と前年同期比1億63百万円(14.0%)の増収、セグメント利益は5百万円(前年同期はセグメント損失6百万円)となりました。 受注面では、鉄道車両用自動すきま調整器等が増加し、受注高は13億83百万円と前年同期比2億37百万円(20.8%)の増加となりました。 (不動産関連事業) 不動産関連事業につきましては、入居率の向上等により、売上高は4億6百万円と前年同期比1百万円(0.5%)の増収、セグメント利益は1億61百万円と前年同期比3百万円(2.0%)の増益となりました。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。 (資産の部) 流動資産は、前連結会計年度末に比べて24億22百万円増加し、298億61百万円となりました。これは、棚卸資産が5億23百万円減少しましたが、売掛金が20億23百万円,契約資産が10億66百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて31億70百万円増加し、211億32百万円となりました。これは、建物及び構築物が1億62百万円減少しましたが、投資有価証券が30億95百万円、退職給付に係る資産が1億47百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 (負債の部) 流動負債は、前連結会計年度末に比べて6億94百万円増加し、123億71百万円となりました。これは、短期借入金が2億70百万円減少しましたが、未払消費税等が5億78百万円、未払法人税等が2億38百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて8億36百万円増加し、56億44百万円となりました。これは、長期借入金が2億55百万円減少しましたが、繰延税金負債が10億円、社債が50百万円それぞれ増加したこと等によるものです。 (純資産の部) 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて40億61百万円増加し、329億77百万円となりました。これは、その他有価証券評価差額金が18億58百万円、利益剰余金が15億50百万円増加したこと等によるものです。 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて55億93百万円増加し、509億94百万円となりました。 キャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループは、事業活動にかかわる資金については、現在及び将来にわたって必要な営業活動及び債務の返済などに備えるために、自己資金のほか金融機関からの借入により資金調達を図っております。当社グループは長期・短期のバランスを考慮して安定的に資金調達を図っております。 (単位:千円) 営業活動による キャッシュ・フロー   投資活動による キャッシュ・フロー   財務活動による キャッシュ・フロー 2025年3月期   △500,103   △367,051   618,691 2026年3月期   918,208   123,572   △720,317

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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