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日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.8-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

サイバーセキュリティクラウド

Cyber Security Cloud , Inc.4493 · Growth · 情報・通信業

クラウド型WAF「攻撃遮断くん」を軸に、Webセキュリティに特化したサービスを展開する日本発のセキュリティメーカー。

概要

サイバーセキュリティクラウドは、クラウド型のWebセキュリティサービスを主力とする企業である。2010年に東京都渋谷区で設立され、2020年に東京証券取引所マザーズ(現グロース)に上場した。2025年12月期の売上高は51億円、営業利益11億円、純利益8億円で、従業員は164名。WAF(Webアプリケーションファイアウォール)を中核に、CDN、DDoS対策、脆弱性管理、プライバシー保護など、Webサイトのセキュリティとパフォーマンスを統合的に提供する。

クラウド型WAFを軸とした4つの主力サービス

当社グループは単一セグメントでサイバーセキュリティ事業を展開し、主に4つのサービスを提供する。クラウド型WAF「攻撃遮断くん」は、Webアプリケーションへのサイバー攻撃を検知・遮断・可視化するサブスクリプション型サービスで、2025年12月期の販売実績は16.8億円(前年比104.9%)である。パブリッククラウドWAF自動運用ツール「WafCharm」は、AWS・Azure・Google CloudのWAFルールをAIとビッグデータで自動運用し、同16.6億円(同136.4%)を計上した。また、フルマネージドセキュリティサービス「CloudFastener」や、個人情報同意管理ツール「webtru」などを含むその他サービスが17.4億円(同168.2%)と急成長している。すべてのサービスは月額または従量課金のサブスクリプションモデルを採用し、解約率の低さが特徴である。

米国・シンガポール・国内子会社によるグループ体制

当社グループは、日本発のセキュリティメーカーとして、海外展開とM&Aを通じて事業領域を拡大している。米国には2018年設立の連結子会社Cyber Security Cloud Inc.、シンガポールには2024年設立の同Pte. Ltd.を置き、AWS MarketplaceでのManaged Rules提供や現地顧客開拓を進める。国内では、2020年に株式会社ソフテックを買収(2022年に吸収合併)、2024年に株式会社ジェネレーティブテクノロジーを設立、2025年2月に株式会社DataSignの株式を100%取得し連結子会社化した。これにより、受託開発・脆弱性診断・プライバシー保護サービスなどのラインアップを補完し、グループ全体で一貫したセキュリティソリューションを提供する体制を整えている。

売上高51億円、営業利益率21.7%の高成長

当社グループの財務数値は急拡大を続けている。2016年12月期の売上高は1億円だったが、2018年12月期に5億円、2020年12月期12億円、2022年12月期23億円、2024年12月期39億円、2025年12月期には51億円に達した。営業利益も同期間で8億円から11億円へ増加し、営業利益率は21.7%と高水準を維持する。純資産は44.2億円、自己資本比率は75.6%と財務体質は強固である。成長の原動力は、ARR(年間経常収益)の拡大であり、2025年12月期末のARRは49.9億円(前年同期比22.0%増)に達している。なお、生成AI普及に伴うサイバー攻撃の複雑化が追い風となり、需要は引き続き拡大基調にある。

業界の中での役割はセキュリティベンダー。Webアプリケーションの脆弱性対策に特化し、クラウド型WAFやマネージドルールなどでグローバルに展開。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
51億円
営業利益
11億円
営業利益率
21.6%
純利益
8億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01Webアプリケーションセキュリティ主力

WebサイトやWebアプリケーションへのサイバー攻撃を検知・遮断・可視化するクラウド型WAF「攻撃遮断くん」を提供。AIを活用したシグネチャ自動生成により、日々発見される新たな脆弱性に対応し、サブスクリプション型で継続的なサービスを提供。

2019年2月時点で世界で7社目のAWS WAFマネージドルールセラー

主な製品・サービス3
攻撃遮断くん
クラウド型WAF。Webアプリケーションへの攻撃を検知・遮断・可視化し、セキュリティパッチ適用や脆弱性診断が難しい環境でも手軽にセキュリティを確保。AIでシグネチャ精度を向上。
WafCharm
AWS・Azure・Google Cloud上のWAFをAIとビッグデータで自動運用するサービス。ルール初期設定から運用まで自動化し、セキュリティ担当の負担を軽減。
AWS WAF Managed Rules
AWS WAF用のマネージドルールセット。WafCharmで培ったルール運用ノウハウをパッケージ化し、AWS Marketplaceで提供。

02脆弱性管理準主力

20年以上の歴史を持つ脆弱性情報提供サービス「SIDfm」を提供。専門アナリストが脆弱性情報を調査・配信し、企業の脆弱性管理基盤を支援。脆弱性診断サービスも提供し、Webアプリケーション診断ツールを自社開発。

主な製品・サービス2
SIDfm
脆弱性情報を配信するサービス。20年以上の実績を持ち、専門アナリストが調査した脆弱性コンテンツを提供。
脆弱性診断サービス
Webアプリケーション脆弱性診断、プラットフォーム診断、サーバー構成診断を提供。自社開発ツールと手動診断を組み合わせたハイブリッド診断。

03クラウドセキュリティ準主力

AWS、Azure、Google Cloud向けにフルマネージドセキュリティサービス「CloudFastener」を提供。脅威検知、脆弱性管理、データ保護、コンプライアンス対応などを一元的に支援。

主な製品・サービス1
CloudFastener
クラウド環境向けフルマネージドセキュリティサービス。リソース管理・アラート監視・セキュリティ専門家による支援を提供。

04Webプライバシー保護副次

Webサイトのクッキーや外部送信を自動検知し、プライバシー規制対応を支援する「webtru」を提供。改正個人情報保護法やGDPRに対応し、同意管理バナーやプライバシーポリシー自動生成機能を持つ。

主な製品・サービス1
webtru
Webサイトの外部送信ツールを自動検知し、プライバシー規制への対応を支援するサービス。同意管理バナー設置やプライバシーポリシー自動生成機能を提供。

製品と技術

攻撃遮断くん:AIとビッグデータで進化するクラウド型WAF

「攻撃遮断くん」は、当社の旗艦サービスであるクラウド型WAFである。WebサーバのDNS設定を変更するだけで導入でき、従来のアプライアンス型と異なりネットワーク構成の変更や運用の手間が不要である。サービスの中核は、日々収集される膨大なサイバー攻撃データをAI(ニューラルネットワーク)に学習させ、シグネチャ精度を自動向上させる点にある。これにより、未知の攻撃や誤検知の低減を実現している。また、管理画面で攻撃元IPや攻撃種別をリアルタイム可視化し、セキュリティ状況の把握を容易にする。2025年12月期の販売実績は16.8億円で、引き続きグループ収益の柱である。

WafCharm:パブリッククラウドWAFをAIで自動運用

「WafCharm」は、AWS WAF・Azure WAF・Google Cloud Armorのルール設定と運用を自動化するサービスである。多くの企業にとって、自社サイトに最適なWAFルールを設定するには高度な知識と時間が必要だが、WafCharmはAIとビッグデータ分析により、初期セットアップからルールの継続的なチューニングまでを自動で実行する。新たな脆弱性が公開されると、自動でルールが更新されるため、ユーザーはセキュリティ運用の手間から解放される。2022年11月からはAWS Marketplaceで「WafCharm for AWS Marketplace」の提供を開始し、全世界のAWSユーザーがワンクリックで利用できる環境を整えた。2025年12月期の売上は16.6億円と、攻撃遮断くんに迫る規模に成長している。

CloudFastenerとwebtru:運用支援とプライバシー保護

「CloudFastener」は、AWS・Azure・Google Cloudに対応したフルマネージドセキュリティサービスである。クラウド環境のリソースやアラートを包括的に管理し、セキュリティ専門家が顧客ごとに最適化された支援を提供する。脅威検知、脆弱性管理、データ保護、証跡監査、コンプライアンス対応をワンストップで行い、セキュリティチームを持たない企業でも高度な対策を実現する。一方、2025年に連結子会社化したDataSignが提供する「webtru」は、Webサイト上の外部送信ツールを自動検知し、同意管理バナー(CMP)の設置やプライバシーポリシーの自動生成を行う。両サービスは、当社のプロダクトラインを「守る」から「運用・コンプライアンス」へと拡張する重要な位置づけにある。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • Webアプリケーションセキュリティ2019年2月時点で世界で7社目のAWS WAFマネージドルールセラー

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

サイバーセキュリティで急成長、高収益

同社は情報・通信業に属し、クラウド型のサイバーセキュリティサービスを提供している。売上高は2023年12月期の31億円から2025年12月期には51億円へと急拡大しており、営業利益率も20%超と高い水準を維持している。同業のVRAIN Solutionやソラコムなどと比較すると、売上高規模ではまだ小さいが、成長率と収益性では優位に立つ。市場の需要拡大を背景に、クラウドセキュリティ分野で存在感を高めており、今後の成長が期待される。ただし、競争が激化する環境下で、差別化戦略が持続的な成長の鍵となる。

強み

  • 売上高が2年間で約1.6倍に成長し、市場の拡大を取り込んでいる。
  • 営業利益率が20%超と非常に高く、収益性に優れている。
  • クラウド型セキュリティに特化し、柔軟なサービス提供が可能である。
  • サイバーセキュリティ需要が高まる中、業界成長の恩恵を受けている。

課題

  • 売上高が50億円規模で、同業大手と比べ市場シェアが小さい。
  • 新規参入が相次ぎ、価格競争や技術競争が激しくなっている。
  • 特定のセグメントに偏る可能性があり、市場変化への耐性に懸念がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がサイバーセキュリティクラウド

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13678メディアドゥ193億円10.6倍
24434サーバーワークス193億円
33992ニーズウェル192億円22.2倍
43850エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート189億円20.3倍
54709IDホールディングス185億円12.5倍
64493サイバーセキュリティクラウド183億円18.8倍
73648AGS183億円9.2倍
83662エイチームホールディングス182億円30.0倍
96199セラク181億円11.8倍
109691両毛システムズ181億円8.4倍
113665エニグモ181億円51.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 21件

2010年設立からセキュリティ事業への転換

2010年8月、東京都渋谷区に株式会社アミティエとして設立される。当初は他の事業を営んでいたが、2013年1月にサイバーセキュリティ事業を開始し、同年12月にはクラウド型WAF「攻撃遮断くん」の提供を開始した。このサービスは、WebサーバのDNS設定を変更するだけで導入できる手軽さと、月額課金のコスト効率の良さを特長とし、中小企業から大企業まで幅広い顧客を獲得していく。2014年10月には商号を現在の「株式会社サイバーセキュリティクラウド」に変更し、セキュリティ専門企業としてのアイデンティティを明確にした。

サービスライン拡充と特許取得

2016年3月、Web改ざん検知サービス「Web改ざん発見くん」を追加。さらに2017年12月には、パブリッククラウドのWAFルールを自動運用する「WafCharm」の提供を開始した。WafCharmは、AWS、Azure、Google Cloudの3大クラウドに対応し、AIとビッグデータでシグネチャを自動調整する点が画期的だった。2018年7月には、防御ルールに関連する特許「ファイアウォール装置」(特許第6375047号)を取得し、技術力を証明した。同年9月には米国法人Cyber Security Cloud Inc.を設立し、海外市場への足掛かりを築く。

AWS WAF Managed Rules参入と上場

2019年2月、当社は世界で7社目となるAWS WAF Managed Rulesセラーとして認定され、AWS Marketplaceでルールセットの提供を開始した。これは「攻撃遮断くん」と「WafCharm」で培ったルール設定ノウハウをパッケージ化したもので、AWSユーザーに直接販売できるチャネルを獲得したことを意味する。2020年3月には東京証券取引所マザーズに株式を上場し、資金調達力と認知度を高めた。この間、2018年12月には情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27001」認証を取得し、品質管理体制も整備している。

M&Aによる事業拡大とグロース市場移行

2020年12月、株式会社ソフテックの株式を100%取得し連結子会社化。ソフテックは脆弱性情報管理ツール「SIDfm」を20年以上提供してきた企業であり、これにより当社は脆弱性診断・管理の領域を獲得した。2022年4月にはソフテックを吸収合併し、グループ一体運営を開始。同時に、東京証券取引所の市場区分見直しによりマザーズからグロース市場に移行した。また同年5月には、事業拡大に伴い本店を東京都品川区に移転している。

フルマネージドサービスとアジア展開

2023年10月、AWS、Azure、Google Cloudに対応したフルマネージドセキュリティサービス「CloudFastener」を提供開始。これは、クラウド環境の脅威検知、脆弱性管理、データ保護、コンプライアンス対応をワンストップで行う高付加価値サービスである。2024年5月にはシンガポールにCyber Security Cloud Pte. Ltd.を設立し、東南アジア市場への販売拠点を確保した。同年10月には、生成AI関連の受託開発を行う株式会社ジェネレーティブテクノロジーを設立し、AIセキュリティ分野への投資を加速させている。

2025年、DataSign買収でプライバシー保護領域に進出

2025年2月、株式会社DataSignの株式を100%取得し連結子会社化した。DataSignは、Webサイト上の外部送信ツールを自動検知し、個人情報保護法やGDPRなどのプライバシー規制への対応を支援するサービス「webtru」を提供する。これにより、当社グループは従来のアプリケーションセキュリティに加え、プライバシーガバナンスの領域に事業を拡大。webtruは月額固定のサブスクリプションモデルであり、クロスセルによる顧客単価向上が見込まれている。

年表21件を開く

2010年代

  • 2010年8月創業東京都渋谷区に「株式会社アミティエ」を設立
  • 2013年1月サイバーセキュリティ事業開始
  • 2013年12月クラウド型WAF「攻撃遮断くん」提供開始
  • 2014年10月商号変更商号を「株式会社サイバーセキュリティクラウド」に変更
  • 2016年3月Web改ざん検知サービス「Web改ざん発見くん」提供開始
  • 2016年10月サイバー保険の自動付帯を開始
  • 2017年12月パブリッククラウドの提供するWAFのルール自動運用サービス「WafCharm」提供開始
  • 2018年7月クラウド型WAFにおける外部からの攻撃に対する防御ルールに関連する特許「ファイアウォール装置」を取得(特許第6375047号)
  • 2018年9月Cyber Security Cloud Inc.(米国法人)設立(現・連結子会社)
  • 2018年12月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格である「ISO/IEC 27001」の認証を取得
  • 2019年2月Webアプリケーションを保護するルールセットのAWS WAF Managed RulesをAWS Marketplaceにて提供開始

2020年代

  • 2020年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2020年12月M&A株式会社ソフテックの株式を100%取得し連結子会社化
  • 2021年11月「WafCharm AWS版」を米国にて提供開始
  • 2022年4月M&A株式会社ソフテックを吸収合併
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2022年5月東京都品川区に本店を移転
  • 2023年10月AWS環境フルマネージドセキュリティサービス「CloudFastener」提供開始
  • 2024年5月創業Cyber Security Cloud Pte. Ltd.(星国法人)設立
  • 2024年10月株式会社ジェネレーティブテクノロジー設立(現・連結子会社)
  • 2025年2月M&A株式会社DataSignの株式を100%取得し連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2030年度まで200億円
  • 営業利益2030年度まで40億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    プロダクトラインの拡充

    WAFを起点にアプリケーション領域内で事業ドメインを拡張し、バリューチェーン全域へ提供価値を広げ、顧客ニーズに一気通貫で応える体制を構築する。

  2. 02

    プロダクト×運用による提供価値の深化

    「CloudFastener」を中心とした運用サービスを統合した高付加価値モデルを確立し、顧客単価向上とLTV最大化を同時に推進する。

  3. 03

    AIセキュリティへの集中投資

    「AIの安全を守る」および「新たな脅威をAIで守る」次世代防衛市場に集中投資し、AIエージェント挙動監視やプロンプトインジェクション防御などのプロダクト開発で先行者優位を目指す。

  4. 04

    M&Aによる全体成長の加速

    売上高200億円早期達成に向け、戦略的適合性と財務規律を両立させたM&Aで顧客基盤獲得や専門性強化を図り、事業成長モデルとのシナジーを創出する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で164人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は813万円で、5期前と比べて+23.8%平均年齢は37.6歳、平均勤続年数は2.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年12月65634.01.859
2021年12月72535.82.078
2022年12月74037.32.085
2023年12月75637.52.4112
2024年12月79636.72.4136588
2025年12月81337.62.5164671

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率16.7%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都品川区217百万円
本社 — 米国12百万円
主な関係会社
  • 海外
    Cyber Security Cloud Inc.
    米国 カリフォルニア州
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    ガバメントクラウドのセキュリティシステム開発業務2クラウドアラート監視、定量的計測、インシデント対応の自動化等(令和5年度)
    デジタル庁 · 2023-09-28
    7,260万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は51億円営業利益11億円前期と比べると増収増益で、売上が+30.8%、利益が+37.5%。

売上高
+30.8%
51億円
営業利益
+37.5%
11億円
純利益
+33.3%
8億円
営業利益率
21.6%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高60億円51億円
営業利益12億円11億円
純利益9億円8億円
1株あたり配当¥6¥6

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は28億円、営業利益は6億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+16.7%、営業利益は+20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q7228.61
2023年2Q8112.51
2023年3Q7228.61
2023年4Q91
2024年1Q10330.02
2024年2Q8225.02
2024年4Q21314.32
2025年2Q24520.83
2025年4Q27622.25
2026年2Q28621.44

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2016年6月期からの11期で、売上は1億円から51億円へ51.0倍に増えた。直近期の営業利益率は21.6%。売上は9期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年6月1−1−1
2016年12月100
2017年12月20−1
Cyber Security Cloud Inc.(米国法人)設立(現・連結子会社)
2018年12月500
2019年12月812
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2020年12月1221
2021年12月1832
株式会社ソフテックを吸収合併
2022年12月2343
2023年12月3164
Cyber Security Cloud Pte. Ltd.(星国法人)設立
2024年12月398820.56
株式会社DataSignの株式を100%取得し連結子会社化
2025年12月51111121.68

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高51億円のうち、営業利益として残るのは11億円21.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の15.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金35.3%18億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金43.1%22億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益21.6%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
64.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+13.2pt
21.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+9.0pt
15.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+14.0pt
27.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
13.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
42.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2025年12月期は営業CFが10億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は40億円で、売上の9.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年12月00101
2018年12月00102
2019年12月204
2020年12月1−27−19
2021年12月4−1−2311
2022年12月4−10313
2023年12月6−1−1518
2024年12月6−2−6417
2025年12月10−417640

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年12月期の総資産は58億円。このうち返さなくてよい自己資本が44億円で、自己資本比率は75.6%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年6月101
2016年12月0−11
2017年12月21152.1
2018年12月31219.5
2019年12月52342.1
2020年12月157844.3
2021年12月179855.2
2022年12月2213960.1
2023年12月28181064.6
2024年12月30171355.3
2025年12月58441475.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
40億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
23億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
14億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中70位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中586位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
27.1%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
21.6%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
30.8%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.3%/中央値 2.6%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥1,760で、1年前と比べて+1.2%過去52週の値幅のなかでは45%の位置にある。

¥1,760-2.2%1ヶ月-8.4%1年+1.2%時価総額183億円
過去52週の値幅
安値¥1,448高値¥2,143

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.8倍
PER (会社予想)20.9倍
PBR3.90倍
配当利回り0.34%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月末に1,661円から上昇し、7月6日には1,960円まで急伸。その後、1,800円前後で揉み合い、8月5日に1,922円まで上昇。1カ月で1.39%下落、1年では12.12%上昇。25日移動平均線(1,840.92円)を約4.4%上回り、RSIは50.71。52週高値(2,143円)からは約10%下。出来高は7月6日に411,100株と急増し、その後は落ち着いた。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 58/100)

PERは23.48倍と業界平均30.11倍を下回り割安感がある一方、PBRは4.24倍と平均3.51倍を上回る。ROEは27.05%と高い収益性を示し、これがPBRの高さを正当化。配当利回りは0.26%と平均3.42%を大きく下回り、株主還元は低い水準。売上高は増加傾向で営業利益率も20%超と堅調。成長性と収益率は良好だが、配当の低さが評価を抑制。総合的に見て株価は成長を織り込む一方で割高とは言えず、ほぼ妥当な水準。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.8倍47.6倍
PER (予想)20.9倍
PBR3.90倍2.98倍
ROE27.1%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

サイバー攻撃の増加を背景に、セキュリティ需要が急拡大している。強気派は、売上高の急成長と高い利益率を評価し、市場の成長に乗ると見る。一方弱気派は、競争の激化や技術の陳腐化リスクを指摘し、成長の持続性に疑問を呈する。

プラスに働く材料7
  • 需要急拡大

    サイバー攻撃の増加でセキュリティ投資が拡大し、市場が成長している

  • 高収益性

    営業利益率は20%超と高く、効率的なビジネスモデルを持つ

  • 専門性

    WAF技術に特化し、高い技術力で差別化している

  • 2025年12月期売上高51億円と前期比30.8%増通年影響

    売上高39億円→51億円、成長率30.8%と高い伸びが継続

  • 営業利益率21.57%、高収益構造が定着通年影響

    営業利益11億円、売上高51億円に対する利益率は21.57%と高い

  • ROE27.05%と高い資本効率継続影響

    自己資本利益率27.05%は投資効率の良さを示す

  • 株価が1年間で12.12%上昇、上昇トレンド継続影響

    1年間の株価上昇率は12.12%と堅調、需給も改善

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    セキュリティ市場は大手や新興が参入し、競争が激しい

  • 依存度

    特定のサービスや顧客に依存するリスクがある

  • 技術変化

    攻撃手法の変化に追随できなければ陳腐化する恐れがある

  • 時価総額200億円と小型株、流動性リスク継続影響

    時価総額200億円と小型であり、まとまった売買で株価が変動しやすい

  • PER23.48倍、成長鈍化で割高感決算発表後影響

    PER23.48倍、成長率が鈍ればバリュエーションが重荷となる

  • 配当利回り0.26%、株主還元は限定的継続影響

    配当利回り0.26%と低く、インカム目的の投資家には魅力が薄い

  • 外国人保有比率13.84%と海外需要が低い継続影響

    外国人保有比率13.84%と低く、海外資金の流入が期待しにくい

次の決算で確かめる点
継続顧客数
サブスク型の収益基盤の安定性と拡大を示す
解約率
顧客満足度とサービスへの依存度を測る指標
新規顧客獲得数
市場開拓の勢いを判断する重要な指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり6で、前期から+66.7%いまの株価に対する利回りは0.34%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥6
1株あたり
配当利回り
0.34%
いまの株価に対して
配当性向
6.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年12月35.0
2025年12月566.76.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥6

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ13,295人。区分でいちばん多いのは個人・その他61.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が19.0%を占め、残る81.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他49.455.058.146.356.961.7
外国法人22.527.124.429.922.913.1
事業法人18.513.96.04.25.210.4
金融機関2.50.56.811.310.98.6
証券会社6.83.34.58.13.85.5
自己株式2.71.4
外国人個人0.30.20.20.20.30.8

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01JICVGIオポチュニティファンド1号 投資事業有限責任組合9.05
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.61
03GMOインターネットグループ株式会社4.78
04GMCM VENTURE CAPITAL PARTNERS I INC (常任代理人 濱崎 一真)3.09
05セントラル短資株式会社2.39
06CACEIS BANK/QUINTET LUXEMBOURG SUB AC / UCITS CUSTOMERS ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行)2.14
07日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)2.02
08THE BANK OF NEW YORK 133595 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.52
09野村證券株式会社1.48
10小池 敏弘1.47

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-04-22
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    3.50%
    -1.38pt
  • 2026-04-07
    シルバーケイプ・インベストメンツ・リミテッド(SilverCape Investments Limited)
    新規の大量保有報告
    9.50%
    +1.50pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+100%、1株純資産は9期で+4471%。直近期のROEは27.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年6月−45,385
2016年12月−19,342
2017年12月−69
2018年12月−36
2019年12月1724115.4
2020年12月157120.2233.6
2021年12月1810121.193.8
2022年12月3313827.552.5
2023年12月4519023.848.3
2024年12月6218134.531.45.0
2025年12月8243027.121.96.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額191百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
小池敏弘代表取締役 社長兼CEO43152,721
渡辺洋司代表取締役 CTO5118,111
倉田雅史取締役 CFO3512,812
桐山隼人取締役 CSO兼CISO47
伊倉吉宣取締役47
栗原博取締役72
関大地常勤監査役56
村田育生監査役68
泉健太監査役47

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4957316842
社外監査役313134
社外取締役210105

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,298字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、「世界中の人々が安心安全に使えるサイバー空間を創造する」という経営理念を掲げ、世界有数のサイバー脅威インテリジェンスを駆使したWebアプリケーションのセキュリティサービスを軸に、脆弱性情報収集・管理ツールやクラウド環境のフルマネージドセキュリティサービスを提供している日本発のセキュリティメーカーです。当社グループはサイバーセキュリティにおけるグローバルカンパニーの1つとして、サイバーセキュリティに関する社会課題を解決し、社会への付加価値提供に貢献するべく各プロダクトを提供しております。 当社グループが提供している主なサービスの内容については以下のとおりです。なお、当社グループはサイバーセキュリティ事業の単一セグメントであるため、サービス別に記載しております。 (1)攻撃遮断くん クラウド型WAF(※)「攻撃遮断くん」は、Webアプリケーション(※)に対するサイバー攻撃を検知・遮断・可視化する、クラウド型のセキュリティサービスです。製品の開発・運用・販売・サポートまで、当社が一貫して提供しています。Webサイトへの多種、大量のサイバー攻撃のデータと運用ノウハウを活用しながら、日々発見される新たなWebアプリケーションの脆弱性に対するセキュリティパッチ(※)をすぐに適用できない状況や、定期的に脆弱性診断が出来ない状況でも、「攻撃遮断くん」によってサイバー攻撃を遮断し、簡単にWebサイトをセキュアな環境に保つことが可能となります。 また「攻撃遮断くん」は、リアルタイムでサイバー攻撃を可視化し、攻撃元IP(※)や攻撃種別などを管理画面で把握することができます。目には見えないサイバー攻撃をヴィジュアル化することで、より適切な状況把握と情報共有が可能になります。 「攻撃遮断くん」では、AI(※)を活用することで、従来のシグネチャ(※)では発見することができなかった攻撃や、顧客のサービスに影響がある誤検知を発見しております。当社では、一般的な攻撃情報だけでなく、ユーザーの正規のアクセス、攻撃として検知されたアクセスをニューラルネットワーク(※)に学習させることで、日々のアクセスデータや検知データを AI で評価することにより、シグネチャ精度向上に取り組んでおります。 「攻撃遮断くん」は、顧客に対し提供するサービスの対価を、使用した期間に応じて受領するサブスクリプション(月額課金)型モデルとなっており、継続したサービス提供を前提としております。エンジニアとサポートが一丸となって、Webアプリケーションの脆弱性の情報収集及び迅速な脆弱性への対応、シグネチャの設定、カスタマイズ等、顧客価値向上を実現することで、解約率を低水準に維持しております。 (2) WafCharm 「WafCharm」は、クラウドサービス市場において大きなシェアを有するAmazon Web Services(AWS)(※)、Microsoft Azure(※)、Google Cloud(※)の3つのクラウドプラットフォームにてサービスを提供しており、 WAFを“AI”と“ビッグデータ”によって自動運用することが可能なサービスとなっております。 パブリッククラウド(※)の提供するWAFを導入することによって、Webアプリケーションのセキュリティを高めることができますが、お客様自身でWebサイトに合わせた最適なルールを設定する敷居は高く、多くの知識と時間が必要となります。そこで、「WafCharm」を利用することにより、WAFのルール初期セットアップからルール運用までを「WafCharm」で自動化することができます。新たな脆弱性への対応も自動でアップデートされるため、セキュアな状態でWebサイトの運用が可能となります。Webセキュリティ対策にかける時間と人的リソースを最小化でき、お客様は本業にリソースを集中させ、ビジネスの成長に専念して頂けるようになります。 また、2022年11月より、AWS Marketplace(※)内で「WafCharm for AWS Marketplace」を提供開始し、世界中のAWSユーザーに向けた販売を開始しております。 「WafCharm」は、顧客に対し提供するサービスの対価を、使用した期間に応じて受領するサブスクリプション(月額課金)型モデルに加え、従量課金型モデルが組み合わさった料金形態となっており、継続したサービス提供を前提としております。 (3) AWS WAF Managed Rules AWS WAF(※) Managed Rules(※)とは、セキュリティ専門のベンダーが独自に作成する、厳選されたAWS WAFのセキュリティルールセットです。 2019年2月末時点で世界で7社目(注)となるAWS WAFマネージドルールセラーに認定された当社の米国子会社を通じ、AWS MarketplaceでのAWS WAF Managed Rulesの提供が開始されました。当社が「攻撃遮断くん」及び「WafCharm」で培ったAWS WAFにおけるルール設定ノウハウをもとにルールをパッケージ化することで、AWS WAFを利用するお客様は、AWS Marketplaceから簡単にManaged Rulesを利用することができます。 (注)AWS MarketplaceでManaged Rulesを販売している会社数から算定。 (4) SIDfm 「SIDfm」は、サービスを開始して以来、20年以上に渡り数多くのお客様の脆弱性管理基盤の情報ベースとして活用されており、脆弱性専門アナリストが、日々現れる脆弱性の内容を調査しコンテンツを作成し、様々な手段を用いてお客様に情報を送り届けております。また、お客様が判断に悩む脆弱性の影響調査においても、「SIDfm」 コンテンツを見ることにより、的確な判断を行うことができるだけでなく、脆弱性情報は個々の IT 資産の脆弱性の状態を管理するためのマッチングにも利用されています。このように、脆弱性に係るコンテンツの作成から脆弱性の管理ツールの提供までの、包括的なソリューションを提供しています。 (5) 脆弱性診断サービス 脆弱性診断サービスとして、Webアプリケーション脆弱性診断、プラットフォーム診断、サーバー構成診断を提供しております。「SIDfm」提供の基礎となる脆弱性の研究を行い、脆弱性に精通した知見と技術を生かした、セッション管理脆弱性専用診断ツール「WebProbe」や、Webアプリケーション診断エンジン「WAVI」等の診断ツールの開発を行ってきました。これらのツールを活用した広範囲な診断と長年の診断経験をもつシニアセキュリティエンジニアによる深く高度な手動診断を組み合わせたハイブリッド診断を提供しています。 (6) CloudFastener AWS、Azure、Google Cloudに対応したフルマネージドセキュリティサービス「CloudFastener」は、クラウドネイティブのセキュリティサービスを活用し、お客様のクラウド環境のリソースやアラートの包括的な管理と、セキュリティ専門家によるお客様に最適化された支援を提供しています。「CloudFastener」は脅威検知、脆弱性管理、データ保護、証跡監査、コンプライアンス対応等の支援を、お客様の環境構成、組織体制等に合わせた形で柔軟に提供し、ガバナンス・ポリシーの策定から復旧・修正対応にいたるまで、クラウドセキュリティの運用全体をワンストップで包括的に対応しています。 また、「CloudFastener」は高度な専門的知識と経験を持つチームがお客様をインソース型で支援するモデルを採用しています。そのため、専任のセキュリティチームが不在の企業や組織でも、クラウド環境のセキュリティ対策を迅速かつ効果的に進めることが可能となります。 (7) webtru webtruは、Webサイトにおける外部送信ツール(クッキー(Cookie)(※)やタグ)を自動で検知し、改正個人情報保護法や電気通信事業法、さらにはGDPR(欧州一般データ保護規則)などの国内外のプライバシー規制への対応を支援する、Webプライバシー保護自動化サービスです。 現代のWebサイトでは、広告、アクセス解析、SNS連携などのために数多くの外部サービスが利用されていますが、それらが「いつ、どこに、どのような情報を送信しているか」を把握することは非常に困難です。「webtru」は、独自の高精度スキャニング技術により、Webサイト内で動作している外部タグを自動で抽出・可視化します。これにより、専門的な知識がなくても、自社サイトのデータ送信状況を正確に把握することが可能になります。 また、ユーザーに対してクッキー利用の同意を求める「同意管理バナー(CMP)」の設置や、外部送信先を一覧化した「公表事項(プライバシーポリシー等)」の自動生成・更新機能を備えています。法規制のアップデートに合わせてシステム側で対応を行うため、企業の法務・マーケティング担当者は、膨大な工数をかけることなくコンプライアンスを維持し、ユーザーからの信頼性を高めることができます。 「webtru」は、月額固定のサブスクリプションモデルで提供されており、企業のプライバシーガバナンスを継続的に支えるインフラとして、小規模サイトから大規模エンタープライズまで幅広く活用されています。 ※用語集 (五十音順に記載) 用語   用語の定義 クラウド型WAF   サーバ購入などインフラの調達や整備は不要で、月額・年額のサービス利用料を支払うことでWAFを利用することが可能。WebサーバのDNS(※)設定を変更するだけで導入ができる。ベンダーが提供するWAF専用サーバをWebサーバの直前に設置、または企業が購入したハードウェアへWAFをインストールすることで導入可能なアプライアンス型に比べて、ネットワークの構成の変更や運用の手間が不要。 シグネチャ   マルウェアや不正アクセスといった攻撃の「特徴的なパターン」を意味する。またこのパターンを集約したファイルを「シグネチャ ファイル」、シグネチャを利用して攻撃を検知、防御する機能を「シグネチャ機能」と呼ぶ。 セキュリティパッチ   プログラムに脆弱性やセキュリティホールなどが発見された際に、それらの問題を修正するためのプログラム。 ニューラルネットワーク   生物の神経ネットワークの構造と機能を模倣することで、脳機能に見られる特性を計算機上のシミュレーションによって表現することができる数学モデル。 パブリッククラウド   企業や個人などの不特定多数のユーザに対し、サーバやストレージ、データベース、ソフトウエアなどのクラウドコンピューティング環境をインターネット経由で提供するサービスのこと。 利用ユーザーは、従来のようにサーバーや通信回線などを調達・所有する必要がなくなり、必要なときに必要な量のクラウド環境を、素早く利用することが可能となる。 マルウェア   コンピューター・ウイルス、スパイウェアなど、悪意のある目的を持ったソフトウエアやプログラム。 AI   Artificial intelligenceの略語。日本では「人工知能」として知られている。従来から概念として広く知られた言葉だが、ロボティクス同様、膨大なデータの分析・解析・学習処理をクラウドベースで実現することにより現実味を帯び始めている。 AWS(Amazon Web Services)   Amazon Web Services, Inc.が提供する、Webサービスを通じてアクセスできるよう整備されたクラウドコンピューティングサービス群の総称。 AWS Marketplace   AWS上で実行されるソフトウエアやサービスを見つけて購入し、すぐに使用を開始することができるオンラインソフトウエアストア。 AWS WAF   Amazon Web Services Web Application Firewallの略語。 AWS上で、お客様のWebアプリケーションを、アプリケーションの可用性、セキュリティの侵害、リソースの過剰な消費などに影響を与えかねない一般的なWebの弱点から保護するWebアプリケーションファイアウォール。AWS WAFを使用すると、カスタマイズ可能なWebセキュリティルールを指定することによって、どのトラフィックをWebアプリケーションに許可またはブロックするかを制御できる。 DNS   Domain Name Systemの略語。インターネット上におけるホスト名(FQDN)やドメイン名に対応するIPアドレス情報を管理・運用するシステム。 Google Cloud   Google Cloud ユーザ向けに提供されているクラウドサービスのこと。 IP   パケット交換の仕組みを用いてコンピューターやネットワークを相互接続する通信プロトコルのこと。なお、プロトコルとは、複数の主体が滞りなく信号やデータ、情報を相互に伝送できるよう、あらかじめ決められた約束事や手順の集合のことを意味する。 Managed Rules   AWS Marketplaceセラーが作成して管理している厳選されたルールセットで、AWS Application Load BalancerやAmazon CloudFrontで実行しているWebアプリケーションの前面に簡単にデプロイ可能。これらのManaged Rulesを使用すると、WebアプリケーションやAPIの保護を迅速に開始できる。 Microsoft Azure   Microsoftが提供するパブリッククラウドプラットフォーム。コンピューティングからデータ保存、アプリケーションなどのリソースを、必要な時に必要な量だけ従量課金で利用することが可能。 WAF(Web Application Firewall)   ファイアウォールの一種で、Webアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃から、WebサーバやWebサイトを保護するセキュリティ対策。エンドユーザーとWebサーバ間の通信を監視し、シグネチャ(不正な値・通信パターンを定義するルール)に一致した通信を攻撃と判断しブロックする。インフラ及びネットワークを保護するFirewallとは異なり、WAFはWebアプリケーション及びソフトウエアやOSを保護する。 Webアプリケーション   ブラウザから利用可能なアプリケーション・サービスのことを指す。 クライアント側のブラウザとサーバ側のアプリケーションサーバなどのプログラムが、互いに通信をおこなうことでサービスを実現する。 クッキー(Cookie)   ウェブサイトを訪問したユーザーのブラウザに一時的に保存される小さなデータファイルのこと。サイトの利便性向上や広告配信などに利用されるが、個人を識別する情報と紐付く場合があるため、近年の法規制では適切な管理とユーザーへの通知・同意取得が求められている。 [事業系統図] 当社グループにおける事業の系統図は、以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,763字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「世界中の人々が安心安全に使えるサイバー空間を創造する」という経営理念のもと、前中期経営計画で掲げた目標(売上高50億円・営業利益10億円)を達成し、現在は次の成長フェーズに移行しております。AI時代の到来をかつてない追い風と捉え、アプリケーションセキュリティ領域における圧倒的なNo.1ポジションの確立を目指します。 (2)経営環境及び中長期的な経営戦略 サイバーセキュリティ業界は、AIの社会実装に伴い劇的な構造変化の渦中にあります。AIエージェントによる業務遂行の普及により通信量が急拡大し、人間のみでは対応不可能な複雑なサイバー空間へと変容しています。このような環境下、当社グループは2030年度を最終年度とする新中期経営計画において、以下の4つの戦略を推進してまいります。 ①プロダクトラインの拡充 従来の主戦場であったWAF(Web Application Firewall)を起点に、アプリケーション領域内での事業ドメインを拡張します。コア領域からバリューチェーン全域へ提供価値を広げ、顧客の多様なニーズに一気通貫で応える体制を構築します。 ②プロダクト×運用による提供価値の深化 プロダクト単体の提供に留まらず、「CloudFastener」を中心とした運用サービスを統合した高付加価値モデルを確立します。これにより、顧客単価の向上とLTV(顧客生涯価値)の最大化を同時に推進します。 ③AIセキュリティへの集中投資 「AIの安全を守る」および「新たな脅威をAIで守る」という次世代の防衛市場において、AIセキュリティへの集中的な投資を行います。AIエージェントの挙動監視やプロンプトインジェクション防御など、AI特有のリスクに対応するプロダクト開発により、先行者優位の実現を目指します。 ④M&Aによる全体成長の加速 売上高200億円の早期達成に向け、M&Aを重要な成長レバーと位置づけています。戦略的適合性と財務規律を両立させながら、顧客基盤の獲得や専門性の強化を図り、当社グループの事業成長モデルとのシナジーを創出します。 (3)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な経営指標 当社グループは、高い成長性と収益性の両立を重視しており、2030年度に向けた財務目標として売上高200億円、営業利益40億円を掲げております。その達成に向け、「LTV(顧客生涯価値)の最大化」を成長モデルの軸に据え、コア事業における導入企業数の拡大とクロスセルによる単価の向上を重視してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 (研究開発) サイバー攻撃の手法が年々高度化していることから、サイバー攻撃を防御する側でも新たな技術の活用が求められております。当社グループでは、攻撃者の動機・目的・手口・行動などの分析を行う脅威インテリジェンスの活用や、当社グループが保有する膨大なデータをAIに学習させることで、様々なアクセスの中から未知のサイバー攻撃の可能性が高いアクセスを発見・検知することなど、最新のセキュリティ対策のための研究開発に取り組んでまいります。 (サービス開発への積極的な投資) 今日のサイバー攻撃は多種多様化し、新たな脅威に対する対策が求められております。当社グループ事業の根幹となるサービス開発に対する投資は、より強固なサイバーセキュリティを実現し、結果として安心安全に使える信頼性のあるサービス開発へつながるのみならず、サービスの高付加価値化から更なる当社グループ業域の拡大を目指すものであります。 (人材の確保と育成) 当社グループが中長期にわたって成長するにあたり、技術者を中心とした優秀な人材確保と育成が重要となっております。 成長性のあるセキュリティ市場の中でも、導入実績国内No.1のWebセキュリティメーカーとしての優位性があるため、現時点では優秀な人材が集まる環境が実現できておりますが、引き続き従業員が能力を最大限発揮できる体制を構築し、優秀な人材の採用と併せて育成を進めてまいります。 (サービスの認知度向上、新規ユーザーの獲得) 当社グループが今後も高い成長率を持続していくためには、当社グループサービスの認知度を向上させ、新規ユーザーを獲得することが必要不可欠であると考えております。従来、積極的な広報活動に加え、インターネットを活用したマーケティング、大手企業との提携等により認知度向上に向けた取り組みを行ってまいりましたが、今後、これらの活動をより一層強化・推進してまいります。 (セキュリティ対策の認知向上) 多くの企業では、Webセキュリティ対策としての「WAF」が未だ導入されておりません。当社グループの経営理念である「世界中の人々が安心安全に使えるサイバー空間を創造する」を実現するためには、Webアプリケーションを取り巻く脅威の内容及びそれに対する対策の必要性を正しく理解していただくことが重要であると考えております。そのため当社グループは、通常の営業活動に加え、Webセキュリティに関するセミナーをはじめとしたWebセキュリティ対策に関する啓発活動、当社グループが所持するデータに基づく統計情報などの発信により、正しいWebセキュリティ対策の認知向上と適切な対策を促す活動に取り組んでおります。 (海外展開) 海外のサイバーセキュリティ市場規模は日本と比べても非常に大きい一方で、市場全体における日本発の製品シェアは少なく、海外製品が多くを占めております。当社グループの経営理念実現に向けた中長期的な成長を見据え、日本国内だけでなくグローバルをターゲットとしながら、営業活動の推進及び開発体制強化により事業拡大を図ってまいります。また、世界各国の金融政策の動向や地政学的リスクの高まりにより、為替相場が急激に変動する可能性があります。為替予約の検討等により、適正な利益の確保に努めてまいります。 (内部管理体制の強化) 当社グループは成長段階にあり、業務運営の効率化やリスク管理のための内部管理体制の強化が重要な課題であると考えております。当社グループは監査役会の設置、社外取締役の選任、内部監査の強化などを通じて、コンプライアンス強化に努めております。内部統制の実効性を高め、当社グループのコーポレート・ガバナンス体制をより一層整備してまいります。
事業等のリスク5,109字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1)事業環境に関するリスク (事業環境の変化について) 当社グループが属するサイバーセキュリティの市場は、日々発生する新たな脅威や技術革新等による環境変化に伴い、ニーズが変化しやすい特徴があります。サイバーセキュリティに対する脅威の複雑化・多様化を背景に市場は今後拡大していくものと見込んでおりますが、市場の黎明期であるため不確定要素も多く、市場の成長スピードが当社グループの想定と異なる可能性があります。 このような中、当社グループは研究開発担当者による新技術の開発や、各種メディアへの情報発信などの取り組みにより、当社グループ製品及びサービスの競争力の維持向上に努めております。しかし、新たなサイバーセキュリティに関する技術や、サイバー攻撃の脅威に対する当社グループ製品及びサービスの開発が追い付かなかった場合を含め、当社グループを取り巻く事業環境の変化に有効な対抗策を講じる事ができなかった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (競争について) 当社グループが属するサイバーセキュリティの市場は、成長市場として注目され、市場が拡大傾向にあります。当社グループでは、これまで培ってきたサイバーセキュリティに関するノウハウと当社グループの保有するデータや技術を活かし、引き続き顧客のニーズを汲んだサービスの提供をできるよう進めていく方針であります。しかし、競合企業の新規参入や、競合企業が優れたサイバーセキュリティ機能を無償または安価でサービス提供した場合、当社グループの競争力が低下する可能性があります。また、このような競合企業の同機能が当社グループの各サービスの機能より劣っていたとしていても、ユーザーはより低い価格を求めて当該競合企業の製品を選択する可能性があり、そのような場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (海外展開について) 当社グループは、2018年9月に米国子会社、2024年5月に星国子会社(シンガポール)を設立し、海外展開を進めておりますが、海外展開に際しては現地の法令・規制の変更、社会情勢、為替相場の変動、当社グループのサービスが市場に受け入れられない可能性等の様々な潜在的リスクが存在しております。それらのリスクに対処できなかった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業内容及び当社グループのサービスに関するリスク (セキュリティサービスの提供について) 当社グループのサービスは、サイバーセキュリティというサービスの性質上、サイバー攻撃の技術向上その他の原因により、第三者からのあらゆる不正なアクセスを当社グループのサービスにより遮断できるものではなく、当該サイバーセキュリティの目的が100%実現することを保証するものではありません。当社グループのサービスの利用約款や契約には免責事項及び当社グループの責任の及ぶ範囲についての条項を明記しておりますが、顧客の情報資産に対するサイバー攻撃や情報資産漏洩等のセキュリティインシデントが生じた場合、当社グループの責に帰すべき事由の有無に関わらず、当社グループのサービスに対する信頼性の喪失や、何らかの事情による損害賠償責任の追及を受ける可能性を否定できず、この場合には当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループのサービスの一部には、当社グループ以外の第三者がその著作権等を有する複数のオープンソースソフトウェア(以下「OSS」という。)を組み込んでおります。当社グループでは、サービスにOSSを組み込む場合、各OSSライセンスに則って組み込むほか、開発元によるアップデート情報の収集、代替となるソフトウエアの利用や自社開発の検討等の対応を行っております。しかし、各OSSライセンスの内容が大幅に変更されたり、利用するOSSが第三者の権利を侵害するものであることが発見された場合、プログラムの瑕疵(バグ)があった場合には、当該プログラムの修正や、かかる第三者への対応による費用負担の発生、当社グループサービスの提供が困難となることにより、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (当社グループが提供するサービスの瑕疵について) サービスを提供する際には、開発過程におけるプログラムのバグや欠陥の有無の検査、ユーザーの使用環境を想定した動作確認などの品質チェックを行い、サービス提供におけるトラブルを未然に防ぐ体制をとっております。しかしながら、サービスの特性上、これらを完全に保証することは難しいものとなっております。 万が一、プログラムにバグや欠陥が発見された場合の対策として、当社グループではプログラムの修正対応や、サービスの利用約款への免責条項の設定などにより損失を限定する体制をとっておりますが、これらの対策はリスクを完全に回避するものではなく、バグや欠陥の種類、発生の状況によっては補償費用が膨らみ、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (システム障害について) 当社グループの事業はインターネット通信網に依存しており、ホスティングサービス業者のサーバを利用しております。当社グループでは、システム障害の発生防止のために、システムの冗長化、脆弱性検査、不正アクセス防御等の対策を講じておりますが、これらの対策を講じているにも関わらず、ホスティングサービス業者に障害が生じ、代替手段の調達ができずにサービスが長時間にわたり中断する等の事象が発生した場合や、自然災害、事故、不正アクセス等によって通信ネットワークの切断、サーバ等ネットワーク機器に作動不能等の障害が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (サイバーセキュリティ事業に特化していることによる影響について) 当社グループは、サイバーセキュリティ事業に特化したサービス提供をしております。今後、経済環境の悪化その他の要因により、サイバーセキュリティ事業の需要が低迷した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (解約について) 当社グループのサービスを継続利用することで生じる月額課金額につきましては、顧客満足度を高めることで解約率を低く維持するための施策を行っておりますが、顧客企業の利用状況や経営環境の変化などの理由により、毎年一定の解約が発生しております。当社グループの予算及び経営計画には、実績を基に一定の解約を見込んでおりますが、競合他社に対する競争力の低下や、トラブル等の何らかの要因により当社グループの想定を超える解約が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (研究開発について) 当社グループでは、最新のサイバー攻撃の脅威に対応するべく、システム開発におけるセキュリティのニーズやシーズ把握のための基礎研究を進めております。しかしながら、研究開発には多くの不確実性が伴い、当初想定した研究開発による成果が得られない場合、又は成果が十分に収益に繋がらない場合も想定されます。当社グループでは研究開発の成果とのバランスを鑑みながら、費用が大きく増加するリスクを低減しておりますが、研究開発が計画どおりに推移しない場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)組織体制に関するリスク (情報管理体制について) 当社は、情報セキュリティマネジメントの国際規格である「ISO/IEC 27001」の認証を取得しており、顧客、役員及び従業員の個人情報をも含めた社内の情報管理には十分な注意を払っております。また、セキュリティ管理策の実施と従業員のモラル教育の徹底、セキュリティシステムの導入、ネットワークやデータベースへのアクセス制御やログ管理、サイバー攻撃や当社グループ従業員による情報漏洩等の情報セキュリティインシデントの未然防止などの管理策を実施しております。 このような対策にも関わらず当社グループにおいて、サイバー攻撃による被害発生、情報漏洩への関与または当社グループ技術の犯罪行為等への悪用等が行われた場合、漏洩した機密情報を使用されることによる損害や、適切な対応を行うための相当なコストの負担、当社グループの信用が失墜するなどにより、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (小規模組織であることについて) 当社グループは小規模な組織であり、現在の人員構成において最適と考えられる内部管理体制や業務執行体制を構築しております。当社グループは、今後の業容拡大及び業務内容の多様化に対応するため、人員の増強、内部管理体制及び業務執行体制の一層の充実を図っていく方針でありますが、これらの施策が適時適切に進行しなかった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (人材の確保について) 当社グループが開発するサービスは、従業員(エンジニア)の技術力に拠るところが大きく、優秀なエンジニアを安定的に確保することが重要と認識しております。当社グループは継続的に従業員の採用及び教育を行っておりますが、従業員の採用及び教育が計画通りに進まないような場合や人材流出が進むような場合には、サービスの円滑な提供及び積極的な受注活動が阻害され、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)法的規制及び知的財産等に関するリスクについて (法的規制について) 当社グループは企業活動に関わる各種法令の規制を受けておりますが、当社グループの事業継続に著しく重要な影響を及ぼす特有の法的規制は、本書提出日時点において存在しないと考えております。しかしながら、今後、既存法令等の改正や新たに当社グループ事業を規制する法的規制が適用されることになり、当社グループの事業展開が制約を受けたり、対応措置をとる必要が生じたりする場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (知的財産権について) 当社グループによる第三者の知的財産権侵害の可能性につきましては、専門家と連携しながら調査可能な範囲で対応を行っておりますが、当社グループの事業領域に関する第三者の知的財産権の完全な把握は困難であり、当社グループが認識せずに第三者の知的財産権を侵害してしまう可能性があります。この場合、使用料の請求や損害賠償請求等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループに対する知的財産権の使用料の請求や損害賠償請求等が発生することや、当社グループが保有している知的財産権が第三者により侵害された場合には、法的措置を含めた対応を要するなど、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)その他のリスク (配当政策について) 当社は、株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題として認識しております。従来は成長過程にあることから、将来の事業展開に向けた内部留保の充実を優先してまいりましたが、強固な経営基盤が構築されたと判断し、2024年12月期より利益還元を開始し、2025年12月期においても1株当たり5.00円の配当を予定しております。 今後の配当政策につきましては、2030年度の財務目標(売上高200億円、営業利益40億円)達成に向けた成長投資やM&Aのための内部留保を確保しつつ、安定した剰余金の配当を継続して実施していくことを基本方針としております。 しかしながら、当社は依然として成長投資による企業価値向上を重視するフェーズにあり、急激な事業環境の変化や予期せぬ投資機会の発生、あるいは業績の変動等により、配当方針に基づいた安定的な配当の実施が困難となる、もしくは配当金額が減少する可能性があります 。
経営成績の分析 (MD&A)5,212字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお、当社グループはサイバーセキュリティ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ①財政状態の状況 (資産) 連結会計年度末における流動資産は4,680,965千円となり、前連結会計年度末に比べ2,468,718千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が2,316,235千円、売掛金が125,098千円増加したことによるものであります。固定資産は1,152,171千円となり、前連結会計年度末に比べ347,970千円増加いたしました。これは主に無形固定資産が310,819千円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は、5,833,137千円となり、前連結会計年度末に比べ2,816,689千円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は1,212,720千円となり,前連結会計年度末に比べ192,716千円増加いたしました。これは主に未払金が48,006千円、未払法人税等が47,957千円増加したことによるものであります。固定負債は198,910千円となり、前連結会計年度末に比べ91,162千円減少いたしました。これは主に長期借入金が98,556千円減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は1,411,630千円となり、前連結会計年度末に比べ101,553千円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は4,421,506千円となり、前連結会計年度末に比べ2,715,135千円増加いたしました。これは主に資本金が923,080千円増加、資本剰余金が732,499千円増加、利益剰余金が794,307千円増加、自己株式が288,700千円減少したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は75.6%(前連結会計年度末は55.3%)となりました。 ②経営成績の状況 当社グループが属するサイバーセキュリティ業界を取り巻く環境は、生成AIの普及によりサイバー攻撃が増加し複雑化しております。依然として、システムの脆弱性を突いたサイバー攻撃は後を絶たず、不正アクセスによる個人情報の漏えいや、業務停止など企業活動に多大な影響を与えています。このような状況の中、当社グループは「世界中の人々が安心安全に使えるサイバー空間を創造する」という経営理念を掲げ、サイバーセキュリティに関する社会課題を解決し、社会への付加価値提供に注力しております。 当連結会計年度においては、パブリッククラウドWAF自動運用ツール「WafCharm」およびフルマネージドセキュリティサービス「CloudFastener」の受注、2024年10月に連結子会社化した株式会社ジェネレーティブテクノロジーにおける受託案件が堅調に推移いたしました。さらに、2025年2月に連結子会社化した株式会社DataSignの個人情報同意管理ツール「webtru」等が業績に寄与いたしました。 加えて、国内外のAWS主催カンファレンスへの出展を強化し、特にAWSが主催する「AWS re:Invent」には3年連続で出展いたしました。世界中のユーザーに対して積極的なプロモーションを行った結果、新規ユーザーの獲得や販売代理店との提携など、一定の成果を上げることができました。 この結果、各プロダクトの新規受注が堅調に推移し、当社グループのARR(注1)は4,997,633千円(前年同期比22.0%増)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の当社グループの経営成績は、売上高5,084,678千円(前期比31.8%増)、営業利益1,102,708千円(前期比42.5%増)、経常利益1,092,120千円(前期比31.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益821,903千円(前期比42.9%増)となりました。 なお、当社グループはサイバーセキュリティ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略して おります。 (注)1.Annual Recurring Revenueの略称。各期末月のMRR(注2)(Monthly Recurring Revenue)を12倍して 算出 2.Monthly Recurring Revenueの略称。対象月の月末時点における継続課金ユーザー企業に係る月額 料金の合計額(一時収益は含まない) ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ2,316,235千円増加し、3,983,645千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によって得られた資金は1,004,149千円(前連結会計年度は633,515千円)となりました。その主な内訳は、税金等調整前当期純利益1,131,285千円の計上、株式報酬費用84,727千円の計上、売上債権の増加額81,619千円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は426,423千円(前連結会計年度は175,923千円)となりました。その主な内訳は、 無形固定資産の取得による支出72,355千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出334,468千円、長期貸付けによる支出19,600千円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は1,707,810千円(前連結会計年度は595,267千円の支出)となりました。その主な 内訳は、新株の発行による収入1,846,160千円、長期借入金の返済による支出133,515千円であります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループが提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をサービス別に示すと次のとおりであります。 サービスの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 販売高   前年同期比(%) 攻撃遮断くん(千円)   1,683,449   104.88 WafCharm(千円)   1,663,073   136.39 その他(千円)   1,738,154   168.21 合計(千円)   5,084,678   131.80 (注)1.当社グループはサイバーセキュリティ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。上記ではサービス別の販売実績を記載しております。 2.最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、その割合が100分の10以上に該当する相手先がないため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績や状況に応じて合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性が存在するため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 4 会計方針に関する事項」に記載しております。 ②経営成績の分析 a.売上高 当連結会計年度の売上高は、5,084,678千円となり、前連結会計年度に比べ1,226,949千円増加いたしました。これは主に、重点施策を遂行し、マーケティング活動による当社サービスの認知度向上や、新規顧客開拓に努めた結果、各プロダクトの受注が好調に推移したためであります。 b.売上原価、売上総利益 当連結会計年度における売上原価は、1,751,070千円となり、前連結会計年度に比べ413,913千円増加いたしました。この結果、売上総利益は3,333,608千円となり、前連結会計年度に比べ813,035千円増加いたしました。 c.販売費及び一般管理費、営業利益 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、組織拡大のため、中途採用を積極的に行ったことによる採用費、人件費の増加及び積極的な広告宣伝活動による広告宣伝費の増加などにより、2,230,900千円となり、前連結会計年度に比べ483,929千円増加いたしました。 この結果、営業利益は1,102,708千円となり、前連結会計年度に比べ329,105千円増加いたしました。 d.営業外損益、経常利益 当連結会計年度における営業外収益は、受取利息やキャッシュバック収入などにより、6,470千円となりました。 当連結会計年度における営業外費用は、株式交付費などの計上により、17,058千円となりました。 この結果、営業外損益は10,587千円の損失となり、経常利益は1,092,120千円となりました。 e.特別損益、当期純利益 当連結会計年度における特別利益は、39,164千円となりました。 この結果、税金等調整前当期純利益は1,131,285千円となりました。また、法人税、住民税及び事業税348,577千円、法人税等調整額を△39,196千円計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は821,903千円となりました。 ③財政状態の分析 財政状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況」をご参照下さい。 ④キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因の詳細につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照下さい。 ⑥資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、通信費、人件費、広告宣伝費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、既存プロダクト運用や機能拡張の開発支出等によるものであります。 当社グループは、事業活動に必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、運転資金及び投資資金は、自己資金及び金融機関からの借入により調達しております。また、財務状況を勘案しながら、当社が保有する自己株式の処分、第三者割当増資、新株予約権の行使等の手段により必要な資金調達を行っていく予定です。 なお、当連結会計年度末における借入金残高は276,494千円となっております。また、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は3,983,645千円であり、流動性を確保しております。 ⑦経営者の問題意識と今後の方針について 当社グループの経営者は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社グループが今後さらなる成長を遂げるためには、様々な課題に対処する事が必要であると認識しております。 それらの課題に対応するために、経営者は常に事業環境の変化に関する情報の入手及び分析を行い、現在及び将来における事業環境を確認し、その間の課題を認識すると同時に最適な解決策を実施しさらなる事業拡大を図ってまいります。

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開示資料

出典

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