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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート

NTT DATA INTRAMART CORPORATION3850 · Standard · 情報・通信業

企業の業務システム構築を支えるローコード開発プラットフォーム「intra-mart」を軸に、コンサルから構築まで一気通貫で提供するソフトウェア企業。

概要

コード3850 エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートは、NTTデータグループの傘下で企業向けBPMプラットフォーム「intra-mart」を提供するソフトウェア企業である。2000年2月に設立、2007年6月に東京証券取引所マザーズに上場後、2022年4月にスタンダード市場へ移行した。2026年3月期の連結売上高は147億円、営業利益は14億円、従業員数は508名。ローコード開発と豊富な業務アプリケーションを強みに、企業のデジタル変革を支援している。

ソフトウェア事業とサービス事業の二本柱

当社グループはソフトウェア事業とサービス事業の二つで構成される。ソフトウェア事業では、主力製品「intra-mart Accel Platform(iAP)」、その上で動作する業務アプリケーション「intra-mart Accel Applications」、クラウド版「Accel-Mart」を提供する。2026年3月期の同事業売上高は63億円(前期比19.7%増)である。サービス事業では、コンサルティング、教育支援(DX人材育成・技術研修)、システム構築(SI)を一貫して提供。同期の売上高は84億円(同27.2%増)で、グループ全体の売上の約57%を占める。両事業は互いに連携し、製品導入から運用までをトータルでカバーしている。

サブスクリプション型への転換で変わる収益構造

従来は売り切り型ライセンスが主体だったが、2023年より継続課金のサブスクリプション型への移行を本格化した。クラウドサービス「Accel-Mart」やサブスクリプションライセンスの販売が伸び、ストック型収益が積み上がっている。この転換により収益の安定性が向上し、2026年3月期の営業利益は14億円(前期比150.3%増)と大幅に改善した。連結売上高は147億円(同23.9%増)で、過去最高を更新。サブスクリプション比率の上昇が利益率押し上げに寄与している。

子会社と特約店パートナーで築く事業基盤

グループには、コンサルティングを担う株式会社BiXiコンサルティング、中国の合弁会社NTTデータイントラマートソフトウェア系統(上海)有限公司、2023年10月に子会社化した株式会社NTTデータIMジェイエスピーなどが名を連ねる。販売は特約店パートナー(システム開発会社)を通じた間接販売と直接販売を併用し、国内外で約1,900社(2026年3月期時点の受注残高から類推)の顧客を持つ。ユーザーコミュニティIMUG(intra-mart User Group)の会員基盤も拡大しており、顧客間の情報共有を促進している。

DX支援とAI活用で広がる顧客基盤

企業のDX需要の高まりを受け、ローコード開発による内製化支援やAIを活用した業務自動化に注力している。iGrafxとの協業ではAIと人が協調する自律的業務プロセスの実現を目指す。製品面では、生成AIを活用したローコードアプリケーションの利用環境整備を進め、開発生産性の向上に貢献。教育サービスでは技術研修や認定資格制度を提供し、顧客自身がシステム開発できる人材育成を支援する。2026年3月期の売上高成長率23.9%は、こうした取り組みが需要を捉えた結果である。

業界の中での役割はエンタープライズ向け業務システム基盤のプラットフォームベンダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
147億円
営業利益
14億円
営業利益率
9.5%
純利益
9億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
サービス事業84億円57.1%11億円13.1%
ソフトウェア事業63億円42.9%17億円27.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01大企業・中堅企業主力

大企業・中堅企業向けに、業務システムの構築・運用を効率化するプラットフォームを提供。専門的なプログラミング知識がなくてもシステムを構築できるローコード開発に対応し、企業のDX推進を支援する。

主な製品・サービス3
intra-mart Accel Platform (iAP)
業務システムの基盤となるプラットフォーム。豊富なAPI部品とAI・ローコード開発機能を備え、短期間でのシステム構築を可能にする。
intra-mart Accel Applications
iAP上で動作するグループウェアや文書管理、勤怠旅費などの業務アプリケーションシリーズ。業種特化型アプリやクラウド購買システムも含む。
Accel-Mart
クラウド型のアプリケーションプラットフォーム。コードレスで開発できる「Quick」と本格的な開発環境の「Plus」の2種類を提供。

02システム開発会社(特約店パートナー)準主力

特約店パートナー(システム開発会社)を通じた間接販売を展開。パートナー企業と連携し、グローバルな事業拡大を図るとともに、エンドユーザーへの導入支援を行う。

製品と技術

Enterprise AI Orchestration Platform「intra-mart Accel Platform」

iAPは当社の中核製品で、業務システムの基盤となるプラットフォームである。豊富なAPIコンポーネントとローコード開発機能を備え、専門的なプログラミング知識がなくても短期間でシステムを構築できる。AIオーケストレーション機能により業務データを活用した自動化・高度化が可能。2026年3月期のソフトウェア事業売上63億円の大半をこのプラットフォームが占める。また、iAPはオープンソースのSeasar2を基盤としていた経緯から、拡張性と柔軟性に優れる。

業務アプリケーション群:グループウェアから購買まで

iAP上で動作する「intra-mart Accel Applications」シリーズは、グループウェア、文書管理、勤怠旅費など全社員が使う業務アプリケーションを網羅する。業種特化型として「intra-mart DPS for Sales」やクラウド型購買システム「intra-mart Procurement Cloud」も提供。特にProcurement CloudはAmazon Businessと連携し、発注から支払いまでの業務効率化と内部統制強化を実現する。これらのアプリケーションはiAPのAPIと連携することで、個別開発の手間を大幅に削減できる。

クラウド型アプリケーションプラットフォーム「Accel-Mart」

Accel-Martは、iAPの機能をクラウドで提供するサービスである。ラインアップは、プログラミング知識がなくても手軽にアプリ開発できる「Quick」と、より本格的な開発環境を備えた「Plus」の2種類。2021年9月にQuickの提供を開始し、小規模な部門利用から全社展開まで同じプラットフォームで実現できる。サブスクリプション型の課金体系を採用しており、ストック型収益の柱として成長している。2026年3月期にはクラウドサービスの利用が拡大し、収益の安定化に寄与した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

BPMソフトウェアで国内首位、堅調拡大

エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートは業務プロセス管理(BPM)ソフトウェアのリーダー。同業のVRAIN Solutionやソラコムは異なる分野であり、直接競合が少ない。NTTデータグループの傘下で安定した経営基盤を持ち、売上高は93億円から147億円へ急成長。営業利益率も5.08%から9.52%へ改善しており、高収益体質に転換しつつある。国内市場で強固なシェアを有し、海外展開は未着手。

強み

  • 業務効率化ソフトで高いシェアを持ち、顧客基盤が強固。
  • 親会社のブランド力と販路を活用し、安定的な事業展開が可能。
  • 売上高が3期で約1.6倍に拡大、営業利益率も大幅向上。
  • サブスクリプション型でストック収益が安定、将来の収益予測が容易。

課題

  • 国内シェアが高いが、海外売上はほぼゼロ、成長余地を逃している。
  • 海外のBPMベンダーやクラウドサービスとの競合リスク。
  • グループ内取引や販路依存が強く、独立した競争力が問われる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がエヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13678メディアドゥ196億円10.7倍
23834朝日ネット196億円12.4倍
39424日本通信195億円25.6倍
43773アドバンスト・メディア193億円9.4倍
53992ニーズウェル191億円22.1倍
63850エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート190億円20.4倍
74493サイバーセキュリティクラウド187億円19.3倍
84709IDホールディングス185億円12.5倍
93648AGS183億円9.2倍
103662エイチームホールディングス183億円30.3倍
112484出前館182億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

NTTデータ社内ベンチャーとしての出発

1998年2月、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(現NTTデータグループ)の社内ベンチャーとしてintra-martプロジェクトが立ち上げられた。同年5月には「intra-martベースモジュール Ver1.0」が完成し販売を開始。2000年2月、資本金7,000万円で東京都港区に株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートを設立し、独立した企業としての歩みを始めた。2001年8月には資本金を1億2,000万円に増資し、事業基盤を強化している。

オープンソースSeasar2採用とマザーズ上場

2005年11月、特定非営利法人Seasarファウンデーションと技術提携し、国産オープンソースDIコンテナ「Seasar2」をintra-martに組み込んだ。2006年10月にはベースモジュールの一部とフレームワーク基盤部分をオープンソースとして公開。これにより技術コミュニティとの連携を深めた。2007年6月、東京証券取引所マザーズ市場に上場。公募増資で資本金を4億5,882万円に増やし、同年7月の第三者割当増資で5億1,626万円に拡大した。

Accel Platform刷新とクラウドサービス開始

2012年10月、製品構成の変更に伴いプラットフォームを「intra-mart Accel Platform」に刷新。2013年4月には1株を200株に分割するとともに執行役員制を導入した。同年5月、エンタープライズ向けクラウドサービス「Accel-Mart」の提供を開始。従来のオンプレミス製品に加え、クラウドという新たな販売チャネルを獲得した。これらの変化は、製品の進化と事業モデルの多様化を同時に推進する転機となった。

マザーズから第二部、そしてスタンダード市場へ

2018年8月、東京証券取引所マザーズ市場から市場第二部へ市場変更。上場から11年でより流動性の高い市場へ移行した。2019年10月にはSFA/CRMソリューション「intra-mart DPS for Sales」を発売し、営業支援分野に進出。2021年9月にはローコード開発クラウド「Accel-Mart Quick」を開始した。2022年4月の市場区分見直しにより、市場第二部からスタンダード市場へ移行し、現在に至っている。

プロサインBSM事業譲受とジェイエスピー子会社化

2023年6月、株式会社プロレド・パートナーズよりプロサインBSM事業を譲り受けた。これにより業務プロセス管理の周辺領域を補完した。同年10月には株式会社ジェイエスピー(現株式会社NTTデータIMジェイエスピー)の株式を追加取得し子会社化。同社はシステム構築や運用サービスを手掛け、グループのサービス事業を強化する役割を担う。2026年3月期の連結業績はこれらのM&A効果も寄与し、売上高147億円を達成した。

年表22件を開く

1990年代

  • 1998年2月株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(現 株式会社NTTデータグループ)内の社内ベンチャーとしてintra-martプロジェクト立ち上げ
  • 1998年5月「intra-martベースモジュール Ver1.0」完成、販売開始

2000年代

  • 2000年2月創業資本金7,000万円にて東京都港区に株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートを設立
  • 2001年8月資本金を1億2,000万円に増資
  • 2005年11月特定非営利法人Seasarファウンデーション(*1)と、国産のオープンソースDIコンテナである「Seasar2」の「intra-mart」への組み込み及び技術提携
  • 2006年8月「intra-mart Web Platform Ver6.0」販売開始(製品の構成変更により名称変更)
  • 2006年10月特定非営利法人Seasarファウンデーションへ当社のベースモジュールの一部とフレームワークの基盤部分をオープンソースとして公開
  • 2007年6月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場 公募増資の実施により資本金を4億5,882万円に増資
  • 2007年7月本社を東京都港区赤坂二丁目17番22号に移転 第三者割当増資の実施により資本金を5億1,626万円に増資
  • 2008年4月創業株式会社イントラマート・シー・エス・アイ(現 株式会社BiXiコンサルティング)を設立
  • 2009年2月株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(現 株式会社NTTデータグループ)及び北京エヌ・ティ・ティ・データ・ジャパン株式会社(現 株式会社NTTデータ インフォメーションテクノロジー)と合弁で、NTTデータイントラマートソフトウェア系統(上海)有限公司を設立

2010年代

  • 2011年11月第三者割当増資の実施により資本金を7億3,875万円に増資
  • 2012年10月「intra-mart Accel Platform」販売開始(製品の構成変更により名称変更)
  • 2013年4月株式1株につき200株の株式分割を実施 執行役員制の導入
  • 2013年5月エンタープライズ向けクラウドサービス「Accel-Mart」提供開始
  • 2014年3月本社を東京都港区赤坂四丁目15番1号に移転
  • 2018年8月東京証券取引所マザーズ市場から東京証券取引所市場第二部へ市場変更
  • 2019年10月SFA/CRMソリューション「intra-mart DPS for Sales」販売開始

2020年代

  • 2021年9月ローコード開発クラウドサービス「Accel-Mart Quick」提供開始
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第二部からスタンダード市場へ移行
  • 2023年6月株式会社プロレド・パートナーズ社よりプロサインBSM事業を譲受
  • 2023年10月M&A株式会社ジェイエスピー(現 株式会社NTTデータIMジェイエスピー)の株式を追加取得し子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    カスタマーサクセス起点のビジネスモデル強化

    顧客との共創を基盤に、カスタマーサクセスを起点としたビジネスモデルを強化し、顧客の成果創出を支援する。

  2. 02

    AI活用による収益性の高いビジネス構造確立

    AIを活用して業務効率化や新たな価値創出を推進し、収益性の高いビジネス構造を確立する。

  3. 03

    社員成長とブランド醸成による信頼獲得

    社員の成長を促し、社会的信頼を生む企業ブランドを醸成することで、持続的な成長を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で508人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は752万円で、9期前と比べて+3.7%平均年齢は36.5歳、平均勤続年数は7.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月169
2018年3月180
2019年3月72537.26.8193
2020年3月71936.56.5216
2021年3月68937.86.4230
2022年3月67936.56.0233
2023年3月70035.36.0249
2024年3月68235.25.6474
2025年3月71436.36.7483124
2026年3月75236.57.1508276

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 4 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 東京都港区443百万円
ソフトウェア事業 サービス事業
サービス事業 — ㈱NTTデータIMジェイエスピー(神奈川県横浜市西区)16百万円
サービス事業 — ㈱BiXiコンサルティング(東京都港区)2百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱NTTデータグループ(注)1.(注)2.
    東京都江東区 · その他の関係会社
    議決権21.7%
  • 国内
    ㈱BiXiコンサルティング
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NTTデータイントラマートソフトウェア系統(上海)有限公司(注)5.
    中国上海市 · その他の関係会社
    議決権60.0%
  • 国内
    ㈱サザンクロスシステムズ
    東京都荒川区 · その他の関係会社
    議決権18.5%
  • 国内
    ㈱BBSマネージドサービス
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権16.7%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は147億円営業利益14億円前期と比べると増収増益で、売上が+24.6%、利益が+133.3%。

売上高
+24.6%
147億円
営業利益
+133.3%
14億円
純利益
+200.0%
9億円
営業利益率
9.5%
前期比 +4.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高145億円147億円
営業利益15億円14億円
純利益10億円9億円
1株あたり配当¥75¥75

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は38億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+111.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q241
2024年1Q18−1−5.60
2024年2Q1915.30
2024年3Q2600.01
2024年4Q303
2025年2Q5523.61
2025年4Q6346.32
2026年2Q64710.94
2026年4Q8378.45
2027年1Q38410.53

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は36億円から147億円へ4.1倍に増えた。直近期の営業利益率は9.5%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3642
2014年3月4321
2015年3月4410
2016年3月5243
2017年3月5254
2018年3月5364
2019年3月6575
2020年3月6975
2021年3月5921
2022年3月7786
株式会社ジェイエスピー(現 株式会社NTTデータIMジェイエスピー)の株式を追加取得し子会社化
2023年3月8084
2024年3月9344
2025年3月118665.13
2026年3月14714149.59

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高147億円のうち、営業利益として残るのは14億円9.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の6.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.9%91億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.6%42億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.5%14億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.1pt
9.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.5pt
6.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.6pt
16.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが9億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は21億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月4−80−414
2014年3月8−60216
2015年3月7−40318
2016年3月10−40623
2017年3月11−50628
2018年3月11−5−1633
2019年3月9−7−1235
2020年3月12−9−5332
2021年3月6−8−1−229
2022年3月20−9−11139
2023年3月9−13−2−433
2024年3月9−17−2−823
2025年3月14−12−2223
2026年3月9−9−2021

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は110億円。このうち返さなくてよい自己資本が59億円で、自己資本比率は53.4%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月38261266.7
2014年3月41271464.9
2015年3月42271563.3
2016年3月46291763.7
2017年3月49321765.4
2018年3月56362064.0
2019年3月62402264.3
2020年3月64402462.8
2021年3月62402264.9
2022年3月77453258.7
2023年3月75472863.2
2024年3月85493657.7
2025年3月93514255.2
2026年3月110595153.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
23億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
47億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
51億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中118位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中404位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.6%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.5%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.4%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
24.6%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.0%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,825で、1年前と比べて+3.1%過去52週の値幅のなかでは78%の位置にある。

¥3,825+1.2%1ヶ月+16.1%1年+3.1%時価総額190億円
過去52週の値幅
安値¥2,501高値¥4,200

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.4倍
PER (会社予想)17.9倍
PBR3.17倍
配当利回り1.96%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月末の2942円から8月10日に3390円と約15%上昇。25日線3118円を大きく上回り、75日線2876円も上回る。200日線3254円も突破し、上昇トレンド加速。52週高値4255円からは-20%の水準。出来高は7月30日に13.1万株と急増し、買いが殺到。RSIは73と過熱感。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは18.06倍で予想PER15.9倍、業界平均30.16倍を大幅に下回り割安水準。PBR2.81倍は平均3.56倍より低い。配当利回り2.21%は平均3.33%を下回るが、ROE16.6%と収益性が高い。売上高・利益が増加傾向で、成長を考慮すると割安感がある。ただし配当利回りが低く、株主還元の改善余地はある。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.4倍47.9倍
PER (予想)17.9倍
PBR3.17倍2.96倍
ROE16.6%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業務プロセス管理市場の拡大に伴う成長期待と、NTTデータグループへの依存度、競争激化への懸念が対立。売上高は3年間で80億円から147億円へ約1.8倍に拡大しており、強気派はプラットフォームの需要増とグループシナジーを評価する。一方、弱気派は売上高成長率の鈍化(2025年度の成長率は24%から18%へ低下)や、競合製品との差別化の不透明さを指摘する。また、グループ依存のため独立系としての成長余地に疑問もある。

プラスに働く材料7
  • 売上高の急成長

    2023年から2026年にかけて売上高が80億から147億円へと大幅増

  • 収益性の改善

    営業利益率が5.08%から9.52%へとほぼ倍増

  • グループの支援

    NTTデータグループの販売網と信用力を活用できる

  • 売上高147億円と前期比24.6%増収2026年3月期影響

    売上高118億円→147億円

  • 営業利益14億円と前期比2.3倍通年影響

    営業利益6億円→14億円

  • 営業利益率9.52%と4.44ポイント改善通年影響

    営業利益率5.08%→9.52%

  • 予想PER15.9倍と実績18.1倍から改善決算発表後影響

    予想PER15.9倍、実績PER18.06倍

マイナスに働く材料6
  • 成長の減速

    売上高成長率が24%から18%へ低下傾向

  • 競合他社の台頭

    低価格なSaaS製品などが市場シェアを奪う可能性

  • 利益率の低さ

    まだ1割未満で、規模の経済を発揮できていない

  • 純利益が4→3→9億円と変動大きい通年影響

    純利益は4億円、3億円、9億円と乱高下

  • 株価は1年で12.25%下落不定影響

    前年比-12.25%

  • 外国人保有3.31%と低い流動性継続影響

    外国人保有比率3.31%、時価総額168億円

次の決算で確かめる点
売上高成長率
市場シェア拡大の継続性を測る
営業利益率
ビジネスのスケーラビリティと効率性を評価
サブスクリプション比率
安定収益基盤の構築度合いを示す

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり75で、前期から+88.6%いまの株価に対する利回りは1.96%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥75
1株あたり
配当利回り
1.96%
いまの株価に対して
配当性向
41.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1216.3
2018年3月1747.817.3
2019年3月2229.422.5
2020年3月2513.623.3
2021年3月11−56.042.0
2022年3月35218.231.4
2023年3月350.047.3
2024年3月350.086.4
2025年3月350.050.2
2026年3月6688.641.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥75

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,971人。区分でいちばん多いのは個人・その他51.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.6%を占め、残る58.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他29.633.036.736.032.651.9
事業法人55.055.255.355.760.637.7
金融機関7.76.33.42.70.63.9
証券会社0.71.41.31.51.13.2
外国法人6.94.13.34.05.03.1
自己株式2.22.22.22.01.81.7
外国人個人0.00.00.00.10.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱NTTデータ21.38
02中山 義人11.69
03日本マスタートラスト信託銀行㈱3.63
04㈱フォーカス システムズ3.00
05カナデビア㈱2.95
06㈱DTS2.56
07光通信KK投資事業有限責任組合2.06
08五味 大輔1.41
09尾田 信夫1.29
10SCSKMinoriソリューションズ㈱1.21

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-08-10
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    9.52%
    +1.09pt
  • 2026-07-30
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    8.43%
    +1.07pt
  • 2026-07-14
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    7.36%
    +1.20pt
  • 2026-07-02
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    6.16%
    +1.01pt
  • 2026-06-18
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    5.15%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+317%、1株純資産は14期で+135%。直近期のROEは16.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月455149.136.711.9
2014年3月195353.765.19.0
2015年3月05350.05500.0
2016年3月545899.724.416.7
2017年3月7165111.418.416.3
2018年3月8772512.625.717.3
2019年3月9880712.836.222.5
2020年3月10782913.130.923.3
2021年3月228272.7138.142.0
2022年3月11492812.917.231.4
2023年3月829758.721.347.3
2024年3月721,0147.325.986.4
2025年3月701,0526.837.450.2
2026年3月1881,20616.615.441.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額79百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中山義人代表取締役社長 執行役員60579,164
鈴木誠取締役 執行役員 管理本部長539,164
中村靖取締役68
山本修司取締役66600
渡辺麟太郎取締役49
有明三樹子取締役61
小関純監査役67100
伊藤卓監査役60
坪谷哲郎監査役70

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2291765226
社外取締役527275

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,380字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(子会社を含む)は、企業の業務効率化やデジタル化を支援するソフトウェア・サービスを提供しています。主力製品である「intra-mart」は、企業内の申請・承認業務や情報共有など、さまざまな業務システムを効率的に構築・運用できる大企業・中堅企業向けプラットフォームです。専門的なプログラミングを大幅に削減できるローコード開発に対応しており、企業の業務改善やシステム開発の効率化を支援しています。また、AIなどの先進技術を活用し、企業の業務プロセス改善やビジネス変革も支援しています。 グループ各社がそれぞれの強みを活かしながら一体となって連携し、製品の提供からコンサルティング・教育・システム構築に至るまで、お客さまのビジネス変革をトータルでサポートしています。 これらの事業は、製品の開発・販売・保守を含むソフトウェア事業と、コンサルティング・教育・システム構築などを含むサービス事業の2つのセグメントから構成されています。 (1)ソフトウェア事業 ソフトウェア事業では、企業の業務システムを効率的に構築・運用できるEnterprise AI Orchestration Platform​「intra-mart Accel Platform(略称:iAP)」の開発・販売・保守、iAP上で動作する業務アプリケーション「intra-mart Accel Applications」、及びiAPをクラウドで利用できる「Accel-Mart」を提供しています。これらの製品を総称して「intra-mart」と呼びます。 ①製品について ・Enterprise AI Orchestration Platform「intra-mart Accel Platform(iAP)」 業務システムの土台(基盤)となるプラットフォームです。豊富な業務部品(APIコンポーネント)とAI・ローコード開発機能を備えており、専門的なプログラミングの知識がなくても、業務に適したシステムを短期間で構築できます。高度なプログラミングスキルがなくても自社でのシステム開発・カスタマイズが可能です。 ・業務アプリケーションシリーズ 「intra-mart Accel Applications」 iAP上で動作する、グループウェア・文書管理・勤怠旅費といった業務アプリケーションを豊富に取り揃えています。全社員が統一した画面で使いやすく、iAPの業務部品と連携することで業務効率がさらに向上します。また、業種ごとの課題に特化したアプリケーション「intra-mart DPS」や、クラウド型購買システム「intra-mart Procurement Cloud」も提供しています。 ・クラウド型アプリケーションプラットフォーム 「Accel-Mart」 プログラミングの知識がなくても手軽にアプリ開発ができる「Quick(クイック)」と、より本格的な開発環境を備えた「Plus(プラス)」の2種類を提供しています。小規模な部門利用から全社展開まで、同じプラットフォームで業務改善を一貫して実現できます。 ②販売方法/契約体系について 販売方法は、特約店パートナー(システム開発会社)を通じた間接販売と、当社グループによる直接販売の2つの方法で行っています。特約店パートナーとともにグローバルへの事業拡大とお客さまのビジネス目標達成を目指しています。契約体系については、従来の売り切り型ライセンスから、2023年より継続的に利用料をお支払いいただくサブスクリプション型への移行を進めています。これは、市場・顧客ニーズの多様化や、導入後のサポート(カスタマーサクセス)の重要性の高まりに対応するためです。 (2)サービス事業 サービス事業では、intra-mart製品の導入に合わせて、コンサルティング、教育支援(DX人材育成・技術研修)、システム構築(SI)を提供しています。 ①コンサルティングサービス intra-martを活用したシステム構築において、企画・設計から開発・運用まで一貫したコンサルティングサービスを提供しています。お客さま自身がDX(デジタルによる業務改革)を継続的に推進できるよう、トータルサポートサービス「IM-QuickActivate」も用意しています。このサービスでは、DX推進に必要な人材育成・研修、業務の見直しと改善手法の提供、intra-martのローコード開発支援をまとめて提供しています。 ②教育支援 主にシステム開発会社の技術者を対象に、ローコード開発やBPM・ワークフロー(業務の流れを自動化・管理する仕組み)など、intra-martに関する幅広い研修プログラムを提供しています。各社のスキルや要望に合わせたオーダーメイド研修も行っており、近年は社内での内製化(自社でシステム開発・運用を行うこと)ニーズの高まりを受け、お客さま自身が受講するケースも増えています。また、intra-martの技術力を公式に証明する認定資格制度も設けています。 ③システム構築 当社グループでは、お客さまから各種システム開発を受託しており、必要に応じて特約店パートナーに一部を委託しながら、共同で開発体制を組んでいます。システムの設計から開発、プロジェクト管理、運用後のサポートまで対応するとともに、intra-martを中心としたオープンソース環境(無償で公開されているソフトウェアを活用した環境)の構築支援も行っており、これが当社グループの強みとなっています。 [事業系統図] (3)その他事業 ソフトウェア事業、サービス事業以外に、他社のハードウェア、ソフトウェア等の商品の仕入販売を行っております。
経営方針・対処すべき課題484字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 事業環境については、生産性向上や競争力強化等を背景に、DX化及びAI活用に対する企業ニーズの拡大が継続するものと見込まれる一方、外部環境の変化や競争の激化等により、不透明な状況が続くものと想定されます。 このような状況のもと、当社グループは、「顧客との“共創”に基づいた高い“成長”の実現、より大きな“信頼”の獲得」をスローガンとした新たな中期経営戦略(2026~2028年度)を策定いたしました。 中期経営戦略においては、カスタマーサクセスを起点としたビジネスモデルの強化、AIを活用した収益性の高いビジネス構造の確立、並びに社員の成長と社会的信頼を生む企業ブランドの醸成に注力してまいります。 また、中期経営戦略の初年度にあたる2026年度におきましては、当該戦略の着実な推進に向けた基盤整備及び各種 施策の実行に取り組んでまいります。
事業等のリスク7,692字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業の状況及び経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、事態の発生回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社の株式に関する投資判断は本項目以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、当社グループの事業に関連するリスクを全て網羅するものではありません。 (1)NTT㈱、㈱NTTデータグループ、㈱NTTデータ及びそのグループ会社との関係について 当連結会計年度において、親会社でありました㈱NTTデータは、保有する当社株式の一部を売却したことにより、同社は当社の親会社に該当しないこととなり、その他の関係会社に該当することとなりました。これに伴い、㈱NTTデータの親会社である㈱NTTデータグループ及びNTT㈱についても、当社の親会社に該当しないこととなり、その他の関係会社に該当することとなりましたが、これまでと同様に両者互いに協力して、当社関連事業の戦略的計画・活動を推進することで、両社の企業価値を向上させることとしております。 ① NTTデータグループとの取引関係について 当連結会計年度におけるNTTデータグループとの取引の内容は以下のとおりであります。 (イ)製品の販売及びサービスの提供について 当社の特約店パートナーの一部はNTTデータグループであり、2026年3月期末時点では特約店パートナーのうち30社はNTTデータグループであります。また、特約店パートナーとしての取引の他、自社のシステム開発の用途としてNTTデータグループ各社に対し「intra-mart」を販売しており、2026年3月期における売上高に占めるNTTデータグループの割合は19.7%であります。取引条件については、特約店パートナーやエンドユーザと同様の条件となっております。 (ロ)その他 上記の他、当連結会計年度において、NTTデータグループ各社とシステム開発等の業務委託、ソフトウェアライセンス料の支払、研修の委託等の取引があります。なお、NTTデータグループを除くNTTグループとの取引は製品の販売及びサービスの提供等の取引があります。 ② 役員の兼務関係について 本書提出日現在、当社は、㈱NTTデータから渡辺麟太郎を社外取締役として招聘しております。 渡辺麟太郎については、当社の事業に関する知見を有し、かつ法人向けビジネスに関して優れた見識を兼ね備えているものと当社は判断しており、事業に関する助言を得ることを目的として、当社が招聘したものであります。また、当社及び㈱NTTデータにおける役職は下表のとおりであります。なお、今後とも、NTTデータグループの役職員による当社役員の兼任体制は必要最小限にとどめる方針であります。 当社における役職   氏名   ㈱NTTデータにおける役職 社外取締役(非常勤)   渡辺 麟太郎   ソリューション事業本部 デジタルサクセスソリューション事業部長 (2)事業内容に関するリスクについて ① 各種事業に共通のリスクについて (イ)特定事業に依存していることについて 当社グループの事業は「intra-mart」をコアとして、「ソフトウェア事業」及び「サービス事業」を展開しております。「intra-mart」は、全社共通のシステム基盤上でオープンなアプリケーションの構築を図り、IT投資の最適化を図ろうとする顧客ニーズに対応した製品であります。しかし、今後、顧客ニーズが当社グループの想定どおりに進まない場合、「intra-mart」が他社製品に対して機能面、価格面で競争力を失った場合、また、製品自体の信頼性を失墜させる問題を起こした場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、新技術に対する見通しを誤った場合、又はWebと異なる予測不能な何らかの技術革新等により「intra-mart」が陳腐化した場合等には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (ロ)競合について 現在のIT環境は、ホスト・コンピュータ、クライアント・サーバ、そしてWebシステムが混在しております。ホスト・コンピュータ、クライアント・サーバシステムが多く採用されている基幹業務と呼ばれる大規模システムと、Webシステムが多く採用されている情報系システム及び誰もが利用する身近な中小規模のシステムにおいて、大きな競合は発生しておりませんが、技術的問題点や既存システムとの整合性の問題によっては、競合が発生することが考えられます。 また、Webシステムの世界は比較的参入障壁が低く、海外及び国内の競合各社から新製品が相次いで発表されております。当社グループは、Webシステム構築基盤の中で新技術への迅速な対応、オープン性、ワークフロー等の日本企業特有の内部統制制度に対応した独自の機能及び価格等を通じて、競合製品に対する差別化に努めておりますが、競合他社による製品強化等により、当社グループ製品のマーケットシェアが低下するなど、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (ハ)特約店パートナーとの関係について 当社グループの事業における開発・販売は、特約店パートナーとの関係に大きく依存しております。当社グループは製品開発及びシステム開発のため、特約店パートナーから技術者を受け入れており、外注コストの変動が当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。現時点では、優良な特約店パートナーとの長期的かつ安定的な関係を維持しており、外注コストも適正レベルで管理しているものと考えておりますが、今後何らかの理由により適時適切に優良な外注先が確保できなくなった場合、又は外注単価が急激に上昇した場合等には、売上と外注コストとの適正なバランスが崩れ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、販売にあたっては、主に特約店パートナーを通じた販売体制を全国的に構築しており、今後も事業拡大に向け特約店パートナーの支援強化を図ってまいります。特約店パートナーとは、安定的かつ長期的な取引関係の構築に努めておりますが、特約店パートナーの事業方針変更等により当該特約店契約が維持・更新できなくなった場合、特約店パートナーが当社グループ製品を利用しない場合、又は想定どおりに特約店の新規開拓が進まない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (ニ)品質・不具合について 当社グループ製品は、完成後に各特約店パートナーを通じて一斉に販売されます。そのため、万一、販売後に不具合が発覚した場合には、その対応のために多大の時間と労力が必要となる可能性があります。とりわけ不具合により顧客の事業が停止した場合には、その損害を賠償する義務が生じる可能性があるほか、製品に対する信用を失うことになります。現状、このような重大な不具合が発生した場合には、障害対応マニュアルに従い、可及的速やかに当該情報を特約店パートナーやエンドユーザに公開、通知し、被害を最小限に留めると共に、不具合修正等を最優先して対応する方針をとっております。 現時点では、重大な欠陥にあたるものはなく、製品の品質管理等については、計画している維持管理費用内で対応できておりますが、上記の理由の他、何らかの理由により不具合が発生し、当初の計画を大幅に上回る時間とコストがかかった場合などには、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 同様に、システム開発においても、開発したアプリケーションの品質・不具合によっては、開発工数の増加及び顧客への賠償が発生する可能性があります。 (ホ)知的財産権について 当社グループは、ソフトウェア事業、サービス事業を展開するにあたり、第三者の特許権、商標権、意匠権等(以下、「知的財産権」という。)を侵害していないものと認識しております。しかしながら、当社グループが把握できていないところで第三者が知的財産権を保有している可能性は否めません。また、当社グループの事業分野における第三者の知的財産権が新たに成立する可能性もあります。かかる第三者から、知的財産権侵害を理由として損害賠償又は使用差止等の請求を受けた場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは自社開発のシステムやビジネスモデルに関して、知的財産権の対象となる可能性があるものについては、その取得の必要性を検討していますが、現在までのところ権利を申請し取得したものはありません。 他方、当社グループの知的財産権が第三者により侵害される可能性も否定できず、その場合には顧客の喪失、損害賠償請求又は使用差止請求等の訴訟費用の発生により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (ヘ)情報管理と情報漏洩について 当社グループで扱う情報は、大きく「技術情報」と「個人情報」があります。「技術情報」はオープンソース・ソフトウェアではない当社グループの商用製品に関するもの、そして顧客システムに関するものです。また「個人情報」は製品サポートの登録者情報、セミナー・イベントの参加者情報、そして営業活動の訪問者情報となります。 当社グループでは、これら情報を取り扱う役職員を限定し、個人情報へのアクセスに当たってはパスワード管理、アクセスのログ管理を行い、サーバは施錠された別室で管理しており、ソフト・ハードの両面から個人情報の管理体制を構築しております。 しかしながら、当社グループが保有する情報の流出が万が一発生した場合には、当社グループの信頼喪失及び当社グループの企業イメージ悪化につながり、損害賠償請求訴訟等により経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (ト)訴訟等を提起される可能性について 本書提出日現在、当社グループにおいて係属中の訴訟はありません。 しかしながら、当社グループの開発・販売等の事業活動に関連して、前述の“(ニ)品質・不具合について”、“(ホ)知的財産権について”、“(ヘ)情報管理と情報漏洩について”で説明したリスク等により、当該第三者が当社グループに対して損害賠償請求訴訟等を提起する可能性があります。これらの結果、訴訟等の内容及び結果によっては、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② ソフトウェア事業特有のリスクについて (イ)開発計画等について 当社グループの事業であるWebシステム開発の分野は技術革新が非常に速く、最先端の技術を常に製品に反映していくには多大な経営努力とコストを要します。現時点では、適正レベルの投資によって最新技術情報の収集及び製品への迅速な反映を実現しているものと考えておりますが、今後も継続できる保証はありません。また、技術革新に上手く対応できた場合においても、何らかの理由により製品開発の完了時期及び新製品の販売時期が当初計画よりも遅延した場合等には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、今後当社グループが、最新技術を熟知・習得した技術者の確保・育成に失敗した場合、それら最新技術を製品に反映するにあたって計画を大幅に上回る時間とコストがかかった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (ロ)オープンソース・ソフトウェアへの依存について 当社グループ製品である「intra-mart」には、オープンソースのアプリケーション・サーバである 「Resin」及びオープンソースのビジネス・プロセス・マネージメント実行エンジンである「Activiti」及び Apache Software Foundation、Eclipse Foundationなどのオープンソース・ソフトウェアが組み込まれておりますが、何らかの理由により当該ソフトウェアが使用できなくなる場合、当該ソフトウェアの更新がされず品質の改善や技術革新に追従しない場合、当該ソフトウェア自体が無くなる場合、又はオープンソース・ソフトウェアの利用が減速する場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (ハ)使用許諾を受けているソフトウェアについて 当社グループ製品である「intra-mart」のコンポーネントのうちグラフ描画機能、帳票デザイン機能、シングルサインオン機能等については、他社製品のライセンス提供を受けて、「intra-mart」のオプション機能としてOEM販売しております。これらの他社製品に係る使用許諾契約が更新拒絶・解除等により終了した場合、当社グループは当該製品を販売できなくなりますが、それにより「intra-mart」の利便性等が減退し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響する可能性があります。 (ニ)クラウドサービスの提供について 当社グループは、インターネット環境への接続が可能なユーザーを対象としたクラウドサービスの開発、運営を行っております。このため、クラウドサービスの前提となる利用契約が継続されない等により想定したリカーリングレベニューが得られない場合やサポートコスト等クラウドビジネスの運営に関する費用が事前の想定を上回って増加した場合、自然災害、戦争、テロ、事故等による通信インフラの破壊や故障、Amazon Web Services Inc.等のクラウドサービスの運営に欠くことのできないアライアンスパートナー及び当社グループにおけるシステムダウンや障害、コンピュータウイルスやハッカーからの攻撃等により、当社グループが運営するクラウドサービスが正常に稼働しない状態となった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 新規サービスについて 当社グループは、事業規模の拡大と新たな収益基盤の構築に向けて、新規サービスの開発への取組みを進めていく方針です。人材の確保やプロダクトの開発など追加投資が発生し、損益が悪化する可能性があるほか、新規サービスが安定して収益を生み出すまでには一定の期間と投資を要することも予想され、全体の利益率を低下させる可能性があります。当社では、新規サービスの開発に当たっては、各種リスクを加味した上で回収計画を策定しておりますが、将来の環境変化等により、新規サービスが当初の計画どおりに推移せず、十分な回収を行うことができなかった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 海外展開について 当社グループはグローバルな事業展開を進めておりますが、海外市場への事業進出には、各国政府の法律又は規制への対応、保護貿易諸規則の発動、為替制限や為替変動、輸送・電力・通信等のインフラ障害、各種法律又は税制の不利な変更、移転価格税制による課税、社会・政治及び経済情勢の変化や我が国との関係の悪化、異なる商慣習による取引先の信用リスク、労働環境の変化や現地での人材を確保できないリスク等、海外事業展開に共通で不可避のリスクがあります。これら様々な要因の影響により、事業展開が当初の事業計画どおり進まなかった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)事業体制に関するリスクについて ① 優秀な技術者の確保について 当社グループの事業の継続的な発展及び急速な技術革新への対応には、優秀な技術者の確保が不可欠であります。現時点では、優秀な人材の中途採用及び新入社員の計画的な育成により、必要な人員は確保されておりますが、さらに、今後の事業拡大に伴い、優秀な人材の採用及び育成の強化を進める方針です。 しかしながら、一般的に、IT業界は優秀な技術者にとっては売り手市場であると言われており、人材確保が難しく、今後従業員が大量に退職した場合、又は労働市場の流動性低下等により、計画どおりに必要とする優秀な人材を確保できなかった場合には、当社グループの事業の円滑な運営に支障をきたす可能性又は機動的な事業拡大を行えない可能性があります。さらに、優秀な人材を確保・維持し又は育成するために費用が増加する可能性もあります。 ② 特定人物への依存について 当社の代表取締役社長である中山義人は、㈱NTTデータにおけるイントラマートプロジェクトの創設者であり、当社設立以来代表取締役を務め、その豊富な知識、経験及び人脈により、当社グループの事業運営において重大な役割を担っております。従って、何らかの理由により、中山義人が現状の役割を果たせなくなった場合、又は離職した場合等には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)その他リスクについて ① 自然災害について 当社グループは、地震等の自然災害、伝染病、その他の災害等の発生時にも、重要な事業活動継続のための事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)を策定しております。しかしながら、想定外の自然災害、事故等の発生により、当社グループの事業所及び従業員の多くが被害を被った場合には、販売等事業活動に大きな影響が生じるため、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 ② M&Aについて 当社グループは、パートナー企業との業務提携や資本提携等を通じて事業の拡大、スピードアップに取り組んでいく方針であり、当社と提携先の持つ技術やノウハウ等を融合することにより、事業シナジーを発揮することを目指しております。M&Aを行う場合には、対象企業の財務内容、契約関係等について詳細なデューデリジェンスを行い、リスクを回避するように努めておりますが、時間的な制約等から十分なデューデリジェンスが実施できない可能性のほか、買収後に偶発債務の発生等の可能性があります。また、新サービスを目的とした提携においてはその性質上、当該新サービスによる当社の事業及び業績への影響を確実に予測することは困難であり、当初見込んだ効果が発揮されない場合やこれらの提携等が何らかの理由で解消された場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を背景にIT投資は底堅く推移いたしました。一方で、先行き不透明な経済環境の影響等もあり、企業の投資判断には慎重さも見られました。 このような環境のもと、当社グループは、「①ローコード開発ツールの充実とシェア拡大」「②業務アプリケーションのターゲット市場を拡大」「③クラウド・サブスクリプションへの転換」「④ビジネス変革全般のサポート強化」の重点施策を推進してまいりました。 「① ローコード開発ツールの充実とシェア拡大」として、主力製品である「intra-mart」の機能強化を継続するとともに、パートナー企業との連携強化によりエコシステムの拡大を推進いたしました。AI技術の活用については、業務データの活用を前提とした取り組みを進め、業務の自動化や品質・効率の向上に資する機能の高度化に取り組みました。また、内製開発において安全性に配慮しつつ生成AIを活用したローコードアプリケーションの利用環境の整備を進めるとともに、開発プロセスの効率化や開発サイクルの短縮に取り組みました。これにより、開発生産性の向上及びコスト低減に寄与いたしました。 「② 業務アプリケーションのターゲット市場を拡大」及び「③クラウド・サブスクリプションへの転換」として、iGrafxとの協業により、AIと人が協調する自律的な業務プロセスの実現を目指した領域において共同開発を開始いたしました。これにより、業務プロセスの高度化に向けた取り組みが進みました。また、「intra-mart Procurement Cloud」において、Amazon Businessとのシステム連携を開始し、業務の効率化及び内部統制の強化に資する環境の整備を進めました。経費精算、調達・購買、営業支援等の周辺業務アプリケーションへの展開を推進するとともに、業務プロセスの標準化及び効率化への対応を強化いたしました。さらに、サブスクリプション型ビジネスへの転換が進み、ストック型収益の積み上がりが進展いたしました。 「④ ビジネス変革全般のサポート強化」として、顧客企業のDX推進に向け、業務プロセスの標準化及び効率化を支援するとともに、現場部門における内製化の推進を支援いたしました。また、業務改革の検討段階からシステム導入、運用までを一貫して支援する体制の強化に取り組みました。さらに、ユーザーコミュニティであるIMUG(intramart User Group)の活動を通じて顧客間の情報共有を促進しており、会員基盤は着実に拡大いたしました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,723,528千円増加し、10,996,051千円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ964,166千円増加し、5,118,752千円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ759,361千円増加し、5,877,299千円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高14,656,789千円(前期比23.9%増)、営業利益1,381,058千円(前期比150.3%増)、経常利益1,414,973千円(前期比135.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益914,637千円(前期比168.0%増)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりです。 ソフトウェア事業 ソフトウェア事業におきましては、新規販売についてサブスクリプション型ライセンスやクラウド型サービスを中心とした提供への転換が着実に進展したことにより、売上高は増加いたしました。 この結果、売上高は6,283,033千円(前期比19.7%増)となりました。 サービス事業 「intra-mart」を利用したシステム開発やコンサルティングなどの周辺サービスは、前年度から継続している長期大型案件が順調に進捗したことに加え、受注が堅調に推移したことにより、売上高は増加いたしました。 この結果、売上高は8,373,755千円(前期比27.2%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ184,440千円減少し、当連結会計年度末には、2,067,106千円となりました。 また、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は915,020千円で、前連結会計年度末に比べ478,736千円減少しました。 これは主に、売上債権が増加したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は929,830千円で、前連結会計年度末に比べ270,353千円減少しました。 これは主に、関係会社株式の売却による収入及び投資有価証券の償還による収入が増加したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は169,905千円で、前連結会計年度末に比べ45,334千円減少しました。 これは主に、長期借入金の返済による支出が減少したことによるものであります。 営業活動によるキャッシュ・フローから投資活動によるキャッシュ・フローを差し引いた当期のフリー・キャッシュ・フローは、△14,810千円で、前連結会計年度末に比べ208,383千円減少しました。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループで行う事業の生産実績は、販売実績とほぼ一致しておりますので、「c.販売実績」を参照してください。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) ソフトウェア事業   6,495,427   118.3   1,922,151   112.4 サービス事業   6,689,514   81.1   1,983,896   54.1 合計   13,184,942   95.9   3,906,048   72.6 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) ソフトウェア事業   6,283,033   119.7 サービス事業   8,373,755   127.2 合計   14,656,789   123.9 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 一般社団法人関東電気保安協会   1,486,338   12.6   2,601,093   17.7 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 当社グループの事業セグメントは、ソフトウェア事業及びサービス事業で構成されております。 ソフトウェア事業においては、ライセンス販売に係るサブスクリプション型契約の構成比が全体の70%に達し、収益の安定性向上に寄与いたしました。また、サービス事業においては、長期にわたる大型案件が計画どおり進捗し、当該事業の売上高拡大に貢献いたしました。 これらの結果、当連結会計年度における売上高は14,656,789千円(前期比23.9%増)となり、過去最高を更新いたしました。また営業利益についても1,381,058千円(前期比150.3%増)となり、大幅に伸長いたしました。 (ソフトウェア事業) ソフトウェア事業におきましては、サブスクリプション型ライセンスやクラウド型サービスを中心とした提供への転換が着実に進展したことにより、売上高は増加いたしました。 この結果、売上高は6,283,033千円、営業利益1,665,804千円となりました。 (サービス事業) 「intra-mart」を利用したシステム開発やコンサルティングなどの周辺サービスは、大型受注案件が順調に進捗したことに加え、受注が堅調に推移したことにより、売上高は増加いたしました。 この結果、売上高は8,373,755千円、営業利益1,113,580千円となりました。 b.経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループは創業以来、Webシステム基盤を構築するためのパッケージソフトウェア「intra-mart」の開発・販売及び関連サービスを主な事業としております。近年、AI技術の急速な進展とその活用の浸透により、ソフトウェア開発の在り方は大きく変化しており、従来の人手中心の開発から、AIを活用した開発生産性の飛躍的向上を前提としたスタイルへと転換が進んでおります。このような環境下において、AIを活用した開発体制の構築及び開発プロセスの高度化に適切に対応できない場合、競争優位性の低下や収益性の悪化等を通じて、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、高品質のパッケージと充実したサービスを継続的に提供するため、従来の人材の確保・育成に加え、AIを活用した開発を前提とするスキル転換及び組織能力の高度化を重要課題として取り組んでまいります。また、高い技術力と業務ノウハウを持つ企業との事業提携も視野に入れ、開発体制の強化を図ってまいります。さらに、AIをはじめとする先端技術を融合させ、「intra-mart」をより高度なEnterprise AI Orchestration Platformへと進化させるための研究開発にも積極的に取り組んでまいります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資産の流動性 当社グループでは、運転資金及び投資資金は基本的に自己資金で賄うこととしており、フリーキャッシュ・フローの状況や流動比率から見ても、事業運営に必要な資金を調達することは可能と考えております。 流動性について 当社グループは、パッケージ製品の販売代金や製品保守料の前受などを中心として、流動性資金は十分な水準を確保しているものと考えております。 資金需要の主な内容 当社グループの事業活動における資金需要の主なものは、ソフトウェア事業における製品の新規開発投資及び既存製品の維持管理費用等、サービス事業における顧客向けシステム製造費用等の他、両セグメントに共通した受注獲得のための販売費や新技術へ対応するための研究開発費用等になります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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