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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

ティア

TEAR Corporation2485 · Standard · サービス業

葬儀会館運営とフランチャイズ展開で葬祭業界に特化。不動産・リユースも手掛ける。

概要

ティアは、1997年に名古屋で創業した葬儀事業を主力とする企業である。全国展開する葬儀式場「ティア」ブランドを直営およびフランチャイズで運営し、2025年9月期の売上高は216億円、連結従業員971人、グループ会館数は219店舗に達する。低価格帯の家族葬や一般葬を中心に、明瞭な価格体系と会員制度「ティアの会」で差別化を図り、少子高齢化による安定需要を取り込む。近年はM&Aによる規模拡大を積極化し、事業承継や周辺サービスへの多角化を進めている。

葬祭事業が売上の9割を占める収益構造

ティアグループの連結売上高215億63百万円(2025年9月期)のうち、葬祭事業が198億65百万円と92%を占める。葬儀件数はグループ全体で19,773件(直営15,889件、八光殿2,285件、東海典礼1,599件)に達し、葬儀単価は前期比0.6%増加した。売上原価率の上昇や販管費の増加により葬祭事業の営業利益は32億91百万円と前期比横ばいだが、依然として利益の大部分を担う。フランチャイズ事業は売上高5億60百万円、営業利益94百万円と小規模ながら、ロイヤリティ収入が安定的に寄与する。その他事業(不動産・リユース)は売上高11億36百万円、営業利益1億28百万円で、成長途上にある。

ドミナント出店とM&Aによる全国219店舗の展開

ティアは創業地である中部地区を基盤に、ドミナント出店戦略を採用してきた。直営96店舗に加え、フランチャイズ74店舗、2023年に子会社化した八光殿(大阪府)21店舗、東海典礼(静岡県)25店舗、2025年にグループ化したティア北海道3店舗を合わせ、全国219店舗を展開する。名古屋市内に1号店「ティア中川」を開設後、関西(2006年門真)、関東(2012年越谷)へ進出。フランチャイズ事業は2004年に開始し、異業種企業へのノウハウ提供により店舗網を拡大してきた。2025年9月末時点のグループ会員数は58万人、年間葬儀施行件数は26,000件を超える。

フランチャイズ事業で異業種の葬儀参入を支援

ティアは2004年10月に葬祭フランチャイズ事業を開始した。加盟社に対して物件開発、開業・運営支援、スーパーバイザーによる指導、葬儀付帯品の販売などを提供する。フランチャイズ会館は2025年9月末時点で74店舗に達し、富山県や神奈川県など全国に広がる。ロイヤリティ収入と物品販売が主な収益源で、売上高は前期並みの5億60百万円だが、営業利益は94百万円と前期比19.3%増加した。異業種からの参入障壁を下げることで、ティアブランドの認知度向上と出店スピードの加速に寄与している。

不動産・リユース事業でトータル・ライフ・デザインを目指す

ティアは2024年2月に宅地建物取引業の認可を取得し、不動産事業を開始した。葬儀を通じて遺族から相続や売却の相談を受ける機会が多く、そのニーズに応える形で不動産の買取・販売を行う。また、リユース事業として中古品(宝石・貴金属、時計、バッグ等)の買取販売店「リサイクルマートアリオ八尾店」「リサイクルマート松原店」「かんてい局 じゃんぼスクエア香芝店」を運営する。2025年9月期のその他事業売上高は11億36百万円、営業利益1億28百万円とまだ小規模だが、「トータル・ライフ・デザイン領域」として葬儀周辺サービスの拡大を推進している。

業界の中での役割は葬儀サービスの提供者および葬儀会館フランチャイザーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
216億円
営業利益
16億円
営業利益率
7.4%
純利益
9億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2023/9
事業売上構成比利益利益率
葬祭事業136億円96.5%23億円16.9%
フランチャイズ事業5億円3.5%1億円20.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01葬祭(個人顧客)主力

葬儀会館、自宅、寺院等での葬儀施行、葬儀付帯業務、葬儀後のアフターフォローや忌明け法要等を請け負う。会員制度や業務提携により顧客を囲い込む。

主な製品・サービス2
葬儀施行サービス
通夜・告別式の運営、祭壇設営、火葬手配など、葬儀全般のサービスを提供。
葬儀会館「ティア」
葬儀を執り行うための会館施設。

02異業種事業会社(フランチャイズ)準主力

「葬儀会館ティア」の全国展開を目的に、異業種の事業会社へフランチャイズ契約を締結。参入ノウハウの提供、物件開発、スーパーバイザーによる開業・営業・運営支援、葬儀付帯品の販売等を行う。

主な製品・サービス1
フランチャイズ支援サービス
葬儀業への参入ノウハウ、物件開発、運営支援、付帯品販売等のサービス。

03不動産・リユース副次

不動産の買取・販売、中古の宝石・貴金属・時計・バッグ等の買取・販売を行う。葬儀を通じた顧客ニーズに応える周辺サービスとしての位置付け。

主な製品・サービス2
不動産買取・販売
相続・売却相談に対応し、不動産の買取・販売を行う。
リユース品買取・販売
中古の宝石・貴金属・時計・バッグ等の買取・販売。

製品と技術

会員制度「ティアの会」と明瞭な価格体系

ティアは創業以来、葬儀価格の透明性を重視し、独自の会員制度「ティアの会」を運営している。会員になると、葬儀基本料金の割引や各種特典(供花・返礼品の優待、アフターフォローなど)を受けることができる。2025年9月末時点の会員数は58万人を超える。また、団体・企業との業務提携により、会員と同等のサービスを提供する体制も整えている。明瞭な価格体系は、価格が不透明とされがちな葬儀業界において差別化要因となり、低価格帯の家族葬プランと合わせて顧客の支持を獲得している。

家族葬専用ホールと樹木葬「樹木想」

2018年9月、ティアは初の家族葬専用ホール「ティア千代田橋」を開設した。少人数で執り行う家族葬の需要増加に対応し、プライバシーを重視した設計と落ち着いた空間を提供する。また、2023年2月には樹木葬「樹木想 中川空雲寺」をオープン。墓石の代わりに樹木をシンボルとする自然葬の選択肢を加え、エンディングプランの多様化を図っている。これらの施設は、葬儀の小規模化・個別化という社会変化に合わせて開発されたもので、直営店舗での導入を皮切りに、フランチャイズ含めた展開が進められている。

人材育成施設「ティアアカデミー」と教育体制

ティアは2019年4月に人財育成専用施設「ティア・ヒューマン・リソース・センター」を開設し、その後「ティアアカデミー」として教育機能を強化している。同施設では、葬儀に関する知識・技術に加え、ビジネスマナーや徳育面を含む総合的な人材教育を実施。現場で働くスタッフのサービス品質向上を目的とし、PDCAサイクルに基づく教育プログラムを提供する。2023年8月には本社隣接地に「ティア・デザイン・ラボ」を開設し、サービス開発や研修の拠点としても活用している。これらの取り組みは、経営方針の柱の一つ「徹底した人財教育によるサービスの向上」を具現化するものである。

葬儀付帯業務の内製化とグループ間連携

ティアは子会社である株式会社ティアサービスを中心に、葬儀付帯業務の内製化を推進している。具体的には、供花・返礼品の手配、葬儀後のアフターフォロー、忌明け法要の請負など、葬儀本体以外のサービスをグループ内で完結させる体制を構築。2023年にグループ化した八光殿・東海典礼とも連携し、関西地区では物流体制の新設、東海地区では「ティア・ロジスティック・センター」の機能拡大を進めている。これにより、外注コストの削減とサービス品質の統一を図り、収益性の向上につなげている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

葬儀サービスで成長継続、利益率7%を維持

サービス業に属し、葬儀関連サービスを展開する。直近3期の売上高は141億円→188億円→216億円と年率20%超で拡大し、営業利益率は7.45%から7.41%と高い水準を維持している。同業のジンジブやイシンと比較すると、売上規模は中位だが成長率が突出している。葬儀市場は需要が安定しているが、競争激化と価格競争が課題。ライバルのJSHやダイブグループと差別化するため、サービス品質や地域深耕を強みとしている。収益性は良好で、今後の拡大余地が注目される。

強み

  • 営業利益率7%超を維持。収益力は同業他社と比べ優位。
  • 売上高が3期で約1.5倍に増加。事業拡大が継続中。
  • 葬儀サービスは人口動態に左右されず、景気変動の影響を受けにくい。
  • 地域に根ざした営業網で顧客との信頼関係を構築。

課題

  • 葬儀業界は参入障壁が低く、価格競争が収益を圧迫するリスク。
  • 成長に伴い、専門スタッフの採用と育成が必要。人手不足の課題。
  • 低価格葬儀の増加で単価下落の恐れがあり、付加価値向上が必須。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がティア

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14642オリジナル設計105億円14.0倍
29556INTLOOP105億円38.9倍
37374コンフィデンス・インターワークス104億円12.0倍
46094フリークアウト・ホールディングス103億円6.8倍
52163アルトナー102億円16.2倍
62485ティア101億円25.8倍
77371Zenken101億円19.3倍
86554エスユーエス101億円9.9倍
99679ホウライ100億円16.5倍
106047Gunosy98億円
117089フォースタートアップス98億円11.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

1997年創業から1号店オープン、名古屋で基盤構築

1997年7月、株式会社ティアが名古屋市北区黒川本通に設立された。1998年1月には第1号店「ティア中川」をオープンし、葬儀事業を開始。創業時より「哀悼と感動のセレモニー」を経営理念に掲げ、明瞭な価格体系と家族葬など多様なニーズに対応するサービスを打ち出した。中部地区を中心にドミナント出店を進め、地域密着型の店舗網を構築。2004年10月には葬祭フランチャイズ事業を開始し、事業モデルの多角化を図った。この時期に培った運営ノウハウが、その後の全国展開の基盤となった。

上場と全国展開:2006年から2014年

2006年6月に名古屋証券取引所セントレックスに上場。同年3月には関西第1号店「ティア門真」を開設し、中部以外への進出を開始した。2008年9月に名証市場第2部へ市場変更、2012年9月には関東第1号店「ティア越谷」を開設。2013年6月に東京証券取引所市場第2部に上場し、2014年6月には東証・名証それぞれ市場第1部に指定された。上場による資金調達で出店ペースを加速し、直営・フランチャイズ合わせて全国的な店舗網を形成。この間、葬儀単価の低下傾向に対応するため、低価格帯の家族葬プランを強化した。

売上高100億円突破と連結経営への移行

2015年9月期に年間売上高100億円を達成。2017年5月には有限会社愛共(後の株式会社ティアサービス)の全株式を取得し子会社化、連結決算に移行した。これにより葬儀付帯業務の内製化を推進。2018年9月には初の家族葬専用ホール「ティア千代田橋」を開設し、ニーズの多様化に対応した。2019年4月には人財育成専用施設「ティア・ヒューマン・リソース・センター」を開設し、サービス品質の維持・向上に努めた。2020年9月期には新型コロナ禍の影響で売上高が119億円に減少したが、その後回復基調にある。

M&Aによるグループ拡大:八光殿・東海典礼の子会社化

2023年11月、ティアは株式会社八光殿および株式会社東海典礼とその関係会社をグループ化した。八光殿は大阪府を中心に21店舗、東海典礼は静岡県で25店舗を運営し、両社の通年寄与により2024年9月期の売上高は188億円と前期比33%増加した。この買収により、関西・東海エリアでのドミナント戦略が強化され、またリユース事業や葬儀付帯サービスの拡充にもつながった。2023年8月には本社隣接地に「ティア・デザイン・ラボ」を開設し、サービス開発や教育の拠点とした。

北海道進出と不動産事業開始:2025年の新展開

2025年7月、ティアは北海道札幌市で3店舗を運営する株式会社メモリアジャパン(同年10月に株式会社ティア北海道に商号変更)及び関係会社をグループ化した。これにより北海道エリアへの本格進出を果たし、グループ会館数は219店舗に拡大。また2024年2月には宅地建物取引業の認可を受け不動産事業を開始し、葬儀需要に関連する相続・空き家問題などに対応する新たな収益源を模索している。2025年9月期の連結売上高は215億63百万円、営業利益16億43百万円と過去最高となった。

年表20件を開く

1990年代

  • 1997年7月創業株式会社ティア設立
  • 1998年1月第1号店 ティア中川オープン

2000年代

  • 2004年10月葬祭フランチャイズ事業開始
  • 2006年3月関西第1号店 ティア門真オープン
  • 2006年6月上場名古屋証券取引所セントレックス上場
  • 2008年9月上場名古屋証券取引所市場第2部へ上場市場を変更

2010年代

  • 2012年9月関東第1号店 ティア越谷オープン
  • 2013年6月上場東京証券取引所市場第2部上場
  • 2014年6月東京証券取引所・名古屋証券取引所市場第1部指定
  • 2015年9月年間売上高100億円達成
  • 2017年5月M&A有限会社愛共(現:株式会社ティアサービス)の全株式を取得し、子会社化し連結決算に移行
  • 2018年9月ティア初出店となる家族葬専用ホール ティア千代田橋オープン
  • 2019年4月人財育成専用施設『ティア・ヒューマンリソース・センター』開設

2020年代

  • 2022年4月上場上場市場再編に伴い、東証スタンダード市場、名証プレミア市場に上場
  • 2023年2月ティアの樹木葬「樹木想 中川空雲寺」オープン
  • 2023年8月本社に隣接する新施設『ティア・デザイン・ラボ』開設
  • 2023年9月『ベンリーティアサービス黒川店』オープン
  • 2023年11月株式会社八光殿、株式会社東海典礼及び関係会社のグループ化
  • 2024年2月宅地建物取引業の事業認可を受け不動産事業を開始
  • 2025年7月株式会社メモリアジャパン(現:株式会社ティア北海道)及び関係会社のグループ化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ドミナント出店とエリア営業の拡充

    東海・関西・関東・北海道での直営及びフランチャイズによる計画的な出店を推進する。既存会館の改修や安置施設の拡張、FC本部体制の強化により、新規会館の早期収益化と既存会館の持続的成長を目指す。

  2. 02

    トータル・ライフ・デザイン領域の拡大とグループ連携

    葬儀周辺サービスをトータル・ライフ・デザイン領域と位置づけ、事業化を推進。グループ各社の強みを活かした商品開発やユーザビリティ向上、物流体制の構築、葬儀付帯業務の内製化拡充により、顧客生涯価値を追求する。

  3. 03

    計画的な人材確保・育成とエンゲージメント向上

    多様化する採用環境に対応した施策を推進し、人材教育機関「ティアアカデミー」による教育をグループ全体に展開。人事制度のモニタリングや勤務体系見直しプロジェクトチームを設置し、働く環境の充実を図る。

  4. 04

    上場企業としてのガバナンス体制構築とM&A推進

    グループ各社に統一したKPIを設定し、効率的な営業施策を推進。IR・PR活動の強化や新たなコミュニケーションプラットフォーム構築により資本市場での評価向上を図る。業界再編を見据え、理念に共感する企業とのM&Aを積極的に推進。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で971人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は575万円で、9期前と比べて+8.4%平均年齢は39.9歳、平均勤続年数は7.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月361
2017年9月414
2018年9月475
2019年9月53037.36.0528
2020年9月52338.06.0565
2021年9月52638.57.0575
2022年9月57139.27.7604
2023年9月56238.97.5646
2024年9月54339.77.3899156
2025年9月57539.97.5971165

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)54.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
中部地区 79店舗(注)36,965百万円
葬祭事業
本社 葬祭ホール — 大阪府 八尾市他1,773百万円
全社共通 葬祭事業 その他
本社 ティア・デザイン・ラボ ティア・ヒューマンリソース・センター ティア黒川 — 名古屋市北区1,249百万円
全社共通 葬祭事業 フランチャイズ事業 その他
本社 葬祭ホール — 愛知県 豊川市他1,062百万円
葬祭事業
関東地区 11店舗588百万円
葬祭事業
関西地区 5店舗583百万円
葬祭事業
本社 事務所 作業所 — 名古屋市 中村区他268百万円
全社共通 葬祭事業 その他
主な関係会社
  • 国内
    株式会社八光殿(注)5
    大阪府八尾市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 セレモニーホール八尾(注)4
    大阪府八尾市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社東海典礼
    愛知県豊川市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 メモリアジャパン(注)2、3
    札幌市厚別区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社メモリアホール 西野山の手(注)2、3
    札幌市西区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は216億円営業利益16億円前期と比べると増収増益で、売上が+14.9%、利益が+14.3%。

売上高
+14.9%
216億円
営業利益
+14.3%
16億円
純利益
+12.5%
9億円
営業利益率
7.4%
前期比 -0.0%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高220億円216億円
営業利益11億円16億円
純利益5億円9億円
1株あたり配当¥23¥23

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は50億円、営業利益は−1億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+47.1%、営業利益は−133.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q37410.82
2023年3Q3438.82
2023年4Q341
2024年1Q3837.91
2024年2Q53713.24
2024年4Q9744.13
2025年2Q1161613.810
2025年4Q10000.0−1
2026年2Q114108.85
2026年3Q50−1−2.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は84億円から216億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は7.4%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月8484
東京証券取引所市場第2部上場
2013年9月8985
2014年9月9595
2015年9月102107
2016年9月106117
有限会社愛共(現:株式会社ティアサービス)の全株式を取得し、子会社化し連結決算に移行
2017年9月114128
2018年9月123139
人財育成専用施設『ティア・ヒューマンリソース・センター』開設
2019年9月128128
2020年9月11963
2021年9月12295
上場市場再編に伴い、東証スタンダード市場、名証プレミア市場に上場
2022年9月133106
本社に隣接する新施設『ティア・デザイン・ラボ』開設
2023年9月141118
2024年9月18814127.48
2025年9月21616167.49

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高216億円のうち、営業利益として残るのは16億円7.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金62.0%134億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金30.1%65億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.4%16億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.1pt
7.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.9pt
4.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.2pt
10.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが24億円、投資CFが−18億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は45億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月9−91011
2013年9月8−7−319
2014年9月12−5−4711
2015年9月12−94318
2016年9月12−8−7414
2017年9月14−10−1418
2018年9月16−6−71021
2019年9月12−107230
2020年9月10−7−1331
2021年9月14−7−9729
2022年9月14−9−2531
2023年9月13−140−129
2024年9月20−9488−7443
2025年9月24−18−4645

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は279億円。このうち返さなくてよい自己資本が86億円で、自己資本比率は30.9%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月81245730.1
2013年9月85295633.8
2014年9月89335636.8
2015年9月101505149.0
2016年9月101564555.2
2017年9月110624856.6
2018年9月120705058.4
2019年9月133894467.2
2020年9月135894666.3
2021年9月135904566.6
2022年9月142756752.9
2023年9月154797551.2
2024年9月2738219130.0
2025年9月2798619330.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
45億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
52億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
193億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中97位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中457位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.6%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.4%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
30.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
14.9%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.1%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥450で、1年前と比べて-12.9%過去52週の値幅のなかでは10%の位置にある。

¥450+0.2%1ヶ月-4.1%1年-12.9%時価総額101億円
過去52週の値幅
安値¥438高値¥558

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)25.8倍
PER (会社予想)20.3倍
PBR1.16倍
配当利回り5.11%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月14日に301,100株の大量売りで454円へ急落し、その後446〜447円で推移。25日線466円を下回り、52週安値438円に接近している。RSIは21.6と売られすぎ圏だが、1ヶ月で6.3%下落と弱含み。出来高は8月中旬に増加しており、下値模索の展開が続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは25.62倍で業界平均23.01倍をやや上回り、予想PER20.1倍を考慮すると割高感は限定的。PBR1.15倍は業界平均3.35倍を大きく下回り、ROE10.6%に対して割安。配当利回り5.16%は平均2.29%を大幅に上回る魅力的な水準。ただし、直近の売上高は増加傾向にあるが純利益は横ばいで、成長性にはやや疑問が残る。総合的に見て、PBRの低さと高配当が下支えし、ほぼ妥当な水準と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)25.8倍23.4倍
PER (予想)20.3倍
PBR1.16倍3.51倍
ROE10.6%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は拡大基調にあり、堅調な需要に支えられています。強気派は、人口動態から葬儀需要の底堅さを挙げ、生前契約による先行受注の積み上がりや、出店効果による成長持続を評価します。また、高い配当利回りも個人投資家の支持を集めます。一方、弱気派は、競争激化による単価下落や、人件費・原材料費の上昇が利益率を圧迫する点を懸念します。さらに、M&Aなどで事業規模を拡大した場合の統合リスクや、地域ごとの需要格差が成長の不確実性を生むと指摘します。今期の増収は見込まれるものの、利益率が横ばいで、コスト管理の巧拙が焦点です。

プラスに働く材料7
  • 需要の安定性

    高齢化で葬儀件数は安定的に推移し、景気に左右されにくい

  • 事前契約の強み

    生前契約が将来の売上を確定させ、業績の予見性を高める

  • 株主還元の手厚さ

    配当利回り5%超で、インカムゲインを期待できる

  • 高齢化で葬儀需要が拡大し3期連続増収継続影響

    売上高は141億→188億→216億円と過去最高を更新、直近期は前期比15%増

  • 予想PER20倍と今期増益で割安感通年影響

    実績PER25.6倍に対し予想PER20.1倍、EPSは約27%の増益が期待される

  • 配当利回り5.16%の高水準が株価を下支え継続影響

    配当利回り5.16%と高く、内需型で業績が安定していれば投資妙味は大きい

  • 営業黒字維持で財務基盤は安定継続影響

    売上高216億円で営業利益16億円、減益リスクが低く財務は安定

マイナスに働く材料7
  • 競争の激化

    参入企業増で価格競争が起こり、単価が下落する恐れ

  • コスト上昇

    人件費や燃料費の高騰が利益率を圧迫する可能性

  • M&A統合のリスク

    買収した事業の統合が難航し、のれん減損が発生する場合がある

  • 葬儀単価競争が激化し利益率低下継続影響

    営業利益率は前期比0.04ポイント低下の7.41%、1ポイント低下で約2.2億円減益

  • 燃料費・人件費上昇が収益を圧迫継続影響

    売上高は216億円に伸びたが営業利益は16億円、コスト増で利益が圧縮されやすい

  • 純利益9億円と低調、増益率は限定的決算発表後影響

    純利益は9億円と前期の8億円から1億円増に留まり、増益率が低い

  • 小型株で需給が細く乱高下の恐れ継続影響

    時価総額100億円、外国人保有6.49%と低く売買代金が薄い

次の決算で確かめる点
葬儀単価
価格競争の影響を測る指標で、収益性に直結する
生前契約件数
将来の売上の先行指標となる
ホール数
出店ペースが成長の原動力であるため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり23で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは5.11%。

年間配当
¥23
1株あたり
配当利回り
5.11%
いまの株価に対して
配当性向
51.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月617.0
2017年9月833.320.3
2018年9月1025.022.8
2019年9月1110.031.6
2020年9月2081.8141.0
2021年9月200.087.5
2022年9月200.083.9
2023年9月200.057.9
2024年9月200.054.5
2025年9月200.051.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥23

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ18,168人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.7%を占め、残る61.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他35.837.741.545.650.552.1
事業法人44.444.242.238.638.338.5
外国法人3.31.71.31.71.46.4
証券会社1.21.20.81.80.92.7
金融機関15.315.214.212.38.90.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.1
自己株式0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社夢現34.62
02冨安 徳久4.52
03ティア社員持株会2.13
04深谷 志郎1.17
05UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ 東京支店)1.08
06株式会社SBI証券0.97
07BNP PARIBAS NEW YORK BRANCH - PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.86
08小川 宗則0.84
09花重美装株式会社0.81
10BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.64

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+72%、1株純資産は14期で+186%。直近期のROEは10.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月2313418.510.619.0
2013年9月2815819.523.517.6
2014年9月3018017.825.020.0
2015年9月3324615.822.218.2
2016年9月3527613.517.517.0
2017年9月4030912.921.620.3
2018年9月4434613.620.322.8
2019年9月363999.917.031.6
2020年9月153993.928.3141.0
2021年9月244036.020.687.5
2022年9月253356.916.683.9
2023年9月3535010.313.057.9
2024年9月333649.413.654.5
2025年9月4038210.612.751.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/9期の役員報酬は総額284百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
冨安徳久代表取締役 社長66
岡留昌吉取締役 副社長 葬祭事業本部長 兼未来開発事業本部管掌65
辻耕平専務取締役 経営企画本部長 兼管理本部管掌54
眞邉健吾専務取締役 関東葬祭事業本部長 兼人財開発本部長 兼フランチャイズ事業本部管掌52
山本克己常務取締役 財務本部長62
藤井智規取締役 マーチャンダイジング 推進本部長49
小木曽正人取締役51
稲生浩子取締役64
後藤光雄常勤監査役77
佐藤邦夫監査役71
矢野直監査役50
深澤廣8724,000

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)62454424942
社外取締役53300347
監査役110011

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容701字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社6社で構成され、葬儀請負を中心とした葬祭事業、当社グループのこれまでのノウハウを生かした葬儀会館運営のフランチャイズ事業と、不動産事業及びリユース事業等で構成されたその他事業を行っております。 なお、次の3事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)葬祭事業 当社グループは、葬儀会館のみならず、ご自宅、寺院等での葬儀施行及び葬儀付帯業務の提供に加え、葬儀後のアフターフォローや忌明け法要等を請負っております。 また、葬儀に関する様々な特典が受けられる会員制度を設けており、さらに会員と同等のサービスが受けられる、団体・企業との業務提携も行っております。 (2)フランチャイズ事業 当社は、「葬儀会館ティア」を全国に展開すべく、異業種の事業会社を対象にフランチャイズ契約を締結し、葬儀業界への参入ノウハウの提供と物件開発、スーパーバイザーによる開業・営業・運営支援、葬儀付帯品の販売等を行っております。 (3)その他事業 当社グループは、不動産事業は、お客様から不動産の相続、売却等の相談を受けて、ニーズに対応するため、不動産の買取、販売を行っております。また、リユース事業は、中古品の宝石・貴金属、時計、バック等の買取・仕入・販売を行っております。 [事業系統図] (注)株式会社メモリアジャパンは2025年10月1日付で株式会社ティア北海道へ社名変更しております。また、株式会社ティア北海道を存続会社として株式会社メモリアホール西野山の手を吸収合併しております。
経営方針・対処すべき課題3,270字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営方針 当社グループは「哀悼と感動のセレモニー」を経営理念とし、物売りでもなく、押し売りでもなく「儀式を尊厳する形と洗練された心の追求」を忘れない姿勢で取り組む事とデスケアを通じて社会貢献する事を事業の基本理念とし、「日本で一番『ありがとう』と言われる葬儀社」を目指し、1997年に創業いたしました。 (2)経営環境及び経営戦略 当社グループを取り巻く事業環境につきましては、葬儀に関する潜在的需要は人口動態を背景に年々増加するものと推計されておりますが、葬儀単価におきましては、核家族化や葬祭規模の縮小等により減少傾向が続いております。また、葬儀業界の新たな潮流としましては、「高齢化や核家族化による葬祭規模の縮小と葬儀単価の低下」「大手葬儀社の営業エリア拡大と異業種からの業界参入による競争激化」「高齢世帯の更なる高齢化と高齢者独居率の上昇等、社会インフラとしての葬儀社の役割」といった課題が顕在化しております。 当社グループは、「明瞭な価格体系による葬儀費用の明確化」「徹底した人財教育によるサービスの向上」「ドミナント出店による利便性の向上」を戦略の基本方針とし、直営・フランチャイズ出店による徹底した差別化戦略を展開しております。「ドミナント出店による利便性の向上」では名古屋市内に1号店となる「ティア中川」を開設し、その後も中部地区で積極的なドミナント出店を行うと共に、関東地区・関西地区への進出やフランチャイズによる多店舗化を推進しております。また、2023年11月に株式会社八光殿及び株式会社東海典礼、2025年7月に北海道札幌市で葬儀会館を運営する株式会社メモリアジャパン及び関係会社(現在は、2社を合併し株式会社ティア北海道に社名変更)をそれぞれグループ化し、これにより2025年9月末現在、フランチャイズを含めた会館数は合計で219店舗を展開しております。 「明瞭な価格体系による葬儀費用の明確化」では創業当時より一貫して葬儀価格の透明性に努めており、当社独自の会員制度「ティアの会」を中心に、明瞭な価格体系による葬儀を提供しております。また、「徹底した人財教育によるサービスの向上」では葬儀に関する知識や技術的な教育のみならず、ビジネスマナーや徳育的な観点による人材教育を積極的に手掛け、サービス業としての質的向上にも努めてまいりました。 さらに、戦略の基本方針に加え、当社のグループ会社である株式会社ティアサービスが中心となり、葬儀付帯業務の内製化を推進しております。 これらの取り組みにより、ご利用されるお客様の支持を獲得し、2025年9月末現在、グループ会員数は58万人を超え、年間の葬儀施行件数は26,000件(当社グループ、フランチャイズ合計)を超えるまでに業容は拡大しております。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは直営・フランチャイズ・M&A・企業グループで全国展開を目指すべく、これまでの重点施策及びティアグループによる中長期の出店方針に加え、「外部環境・内部体制における課題認識と対応した施策」「計画的な人材確保と教育体制の充実により、強い組織集団の実現」「トータル・ライフ・デザイン事業の創出」「倫理コンプライアンス体制を高める施策」を推進していかなければなりません。さらに、企業価値を高め、株主共同の利益を確保・向上させる取り組みも必要であると判断しております。 そこで、当社グループといたしましては、「新生ティアグループ」のスローガンのもと、中期経営計画を策定し以下の4項目のテーマに取り組んでまいります。 ① ティアグループによる計画的な出店と既存エリアにおける営業促進の拡充 東海地区におきましては、直営及び東海典礼による積極的な出店を推進すると共に、既存会館の改修及び安置施設の拡張を推進してまいります。関西地区につきましては、八光殿による出店継続と北河内エリアでのドミナント戦略を再構築し、強固な基盤を築いてまいります。また、関東地区では、出店継続と経営資源の最適化を図り、北海道地区では、新規出店を推進する体制を整備すると共に、札幌市内での認知度の向上に努めてまいります。 フランチャイズにおきましては、様々な出店ニーズに対応し、新規・既存加盟社の計画的な出店を推進してまいります。また、FC会館の展開エリアも広範囲となることから、機動的な業務支援体制等、FC本部体制を強化し新規会館の早期収益化及び既存会館の持続的な成長を推進してまいります。 ② トータル・ライフ・デザイン領域の拡大及びグループ間連携の強化 葬儀と親和性の高い周辺サービスをトータル・ライフ・デザイン領域と位置づけ、未来開発事業本部による事業化を推進し、「ティアの会」会員及び提携団体の顧客生涯価値を追求してまいります。また、八光殿ではリユース事業における葬祭事業と親和性の拡張、東海典礼では葬儀付帯サービスの拡大等を推進してまいります。 総合的なマーチャンダイジングにおきましては、多様化する葬儀ニーズに対応した商品開発及びサービス利用時のユーザビリティ向上などを推進してまいります。また、葬儀付帯業務の内製化を拡充させると共に、ティアサービス、八光殿及び東海典礼の強みを活かしたグループ間での連携を強化してまいります。さらに、東海地区では当社の物流を担うティア・ロジスティック・センターの機能拡大、関西地区ではティアグループとして物流体制を構築してまいります。 ③ 計画に則した人材確保・育成とエンゲージメントの向上 事業戦略を推進するうえで、人材の確保と育成、働く環境の整備を重点項目と位置づけております。人材の確保につきましては、多様化する採用環境に対応した施策を積極的に推進し、人材育成では人材教育機関「ティアアカデミー」が、PDCAサイクルに則った教育を手掛けてまいります。また、当社の教育カリキュラムを八光殿・東海典礼、ティア北海道に展開することで、ティアグループとして営業力の底上げを図ってまいります。 さらに、人事制度のモニタリング、業務オペレーションや勤務体系の見直し等を検討するプロジェクトチームを設置し、働く環境の更なる充実に努めてまいります。 ④ 上場会社グループとしての体制構築と潜在的なM&Aニーズの掘り起こし 八光殿及び東海典礼、ティア北海道に対し、上場会社グループとしてのガバナンス体制を整備すると共に、全社で統一したKPIを設定し、効率的かつ効果的な営業施策を推進してまいります。また、ティアグループとして資本市場から適正に評価されるべく積極的なPR・IR活動を継続するのに加え、当社のことをより深く理解してもらえる新しいコミュニケーション・プラットフォームを構築してまいります。 さらに、基幹システムのリプレースにより、業務効率化・データ連携の強化を図ると共に、ティアグループとしてシステム統合に向けた体制を整備してまいります。ICTにおける脅威への対応では、セキュリティに対する従業員の意識の向上を図ってまいります。 M&Aにつきましては、業界環境が変化するなか事業の統廃合が活発化しております。当社グループとしましても業界再編に乗り遅れることなく能動的な情報収集に努め、適正な判断のもとM&Aの実行を目指してまいります。また、当社の理念に共感する企業との関係性構築にも積極的に取り組み、広義のティアグループとして葬儀業界への影響力を拡大させてまいります。 (4)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは次期事業年度の業績予想及び中期経営計画の三カ年利益計画を公表しており、次期事業年度の業績予想の達成状況ならびに三カ年利益計画の進捗状況を経営指標としております。
事業等のリスク5,429字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 また、当社グループは、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題として、これまでの重点施策及びティアグループによる中長期の出店方針に加え、「外部環境・内部体制における課題認識と対応した施策」「計画的な人材確保と教育体制の充実により、強い組織集団の実現」「トータル・ライフ・デザイン事業の創出」「倫理コンプライアンス体制を高める施策」の推進が必要であると考えております。この課題に内包されるリスクを「特に重要性が高い事業等のリスク」と認識し、取締役会において、その影響度と発生可能性及び、当該リスクへの対応策を協議しております。 なお、文中における将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)特に重要性が高い事業等のリスク ① 葬儀需要の変動について 葬儀需要の変動につきましては、以下のような事項が想定され、これにより当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループとしましては、葬儀請負件数の増加を図るべく、「ティアの会」会員数の拡大や提携団体・企業向けの営業等を積極的に取り組んでおります。また、葬儀単価におきましても、定期的に新商品及び新たな祭壇セットプランを導入する等の対策を講じております。 ⅰ.葬儀件数 葬儀に関する需要は、人口動態を背景に増加傾向で推移するとみられており、約20年後には現在の約1.1倍の水準にまで拡大すると予想されております(国立社会保障・人口問題研究所:日本の将来推計人口)。しかしながら実際の葬儀需要は、様々な要因により同推計値を下回る可能性があります。 ⅱ.葬儀単価の変動 少子化による親族の減少、死亡年齢の高齢化等を背景に、儀式の簡素化と葬儀の小規模化が進行し、葬儀業界全体における葬儀単価は低下傾向で推移しております。当社グループにおきましても、葬儀単価が継続して低下する可能性があります。 ⅲ.季節による変動 葬儀需要は月間の平均件数に対し冬場が多く、夏場が少なくなる傾向があります。従って、当社グループの業績におきましても季節変動が現れることがあります。 ② 競争環境について 葬儀業界への異業種からの参入や、葬儀を紹介・斡旋するポータルサイトの台頭等が活発化し、同業他社におきましても積極的に会館を出店していることから、当社グループが会館を展開する商圏内でも競争環境は厳しさを増しております。今後も競合環境が更に厳しさを増す可能性もあり、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループとしましては、テレビコマーシャルや折り込み広告等を活用した営業促進や、「ティアの会」入会キャンペーン等を定期的に実施しております。 ③ 個人情報について 当社グループは「ティアの会」会員情報、葬儀及び法要の請負に係るご遺族の個人情報等を取り扱っております。書類の盗難及びネットワークへの不正侵入等による個人情報漏洩の可能性は否定できず、万が一このような事態が発生した場合には、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループとしましては、個人情報の管理を徹底すべく従業員教育及びコンピュータシステムの情報漏洩防止策を行っております。また、「プライバシーマーク」の取得等、個人情報の取り扱いが適切に行われていることに対する外部機関の認定も受けております。 ④ 減損会計について 当社グループが保有する固定資産に対し、会館の収益状況及び将来見通しにより、固定資産の回収が困難と判断される場合には、当該会館に係る固定資産を減損損失として認識する場合があります。また、土地等の時価が著しく下落した場合におきましても、当該固定資産の回収可能性を判断した上で、減損損失を認識する可能性があり、この場合、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループとしましては、四半期に一度、当該会館を管轄する事業部長と経営企画室担当役員が定期ミーティングを設け、会館の収益状況・市場環境の変化・当該固定資産の回収可能性について意見交換し、その内容を取締役会へ報告しております。 ⑤ 人材の採用及び教育について 当社グループは、中長期ビジョンの実現を目指し今後も事業展開を積極的に行う方針であり、人材の多様性の確保を含む人材の採用及び育成について、これまで以上に取り組む必要があると判断しております。一方、人材の採用及び育成が、当社グループの計画通りに進まない場合、当社グループの事業展開が制約され、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループとしましては、人員計画に基づいた採用活動を行うと共に、人材教育機関「ティアアカデミー」による社員のスキル向上を図っております。 ⑥ 感染症の発生・感染拡大等の影響について 感染症の発生及び感染拡大等により、葬祭規模の縮小や法要料理の販売減等により、葬儀単価が低下し、当社グループの収益確保及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループとしましては、感染症の発生及び感染拡大下においても当社の会館を安心して利用していただけるように、公衆衛生上の必要な措置を講じると共に、葬儀に従事するエッセンシャルワーカーとしての社会的役割を果たすべく、感染症で亡くなった方への対応を専門に行う「感染症対策チーム」も組織しております。 ⑦ M&Aに伴うのれん・顧客関連資産について 葬儀業界におきまして今後、事業の統廃合が活発化しつつあると予想されることから、M&Aは重要な成長戦略と位置付けております。また、M&A実行に際しては必要に応じて、のれん及び顧客関連資産を計上いたします。しかしながら、M&A実行後、事業環境の変化等により、計画通りに事業を展開することができず、のれん及び顧客関連資産の減損損失の計上等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 これに対し、当社グループとしましては、対象会社に対し情報収集・事業内容・財務状況等の分析を慎重に行った上でM&Aの判断を行い、実行後も対象会社の成長はもとより、ティアグループとして、出店・商品・人材・ITにおけるシナジー効果を生み出してまいります。 ⑧ 借入金と金利変動及び財務制限条項について 当社グループは、会館の建設資金及び差入保証金、M&Aにかかる資金等は、金融機関からの借入れにより調達しているため今後、金融機関の融資姿勢や市場金利の上昇により調達金利が変動した場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、一部の借入金につきまして財務制限条項が付されており、これに抵触した場合におきましても、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループとしましては、金利動向を踏まえた最適な調達を行うと共に、当社グループの業績及び財政状態が、財務制限条項に抵触することのないようにモニタリングを定期的に実施しております。さらに、内部留保の充実による企業体質の更なる強化を図っております。 (2)重要な事業等のリスク ① フランチャイズ契約について フランチャイズ事業は、加盟者との間で加盟店契約を締結し、「葬儀会館ティア」という会館名でチェーン展開を行っております。加盟者及び当社グループのいずれかがその役割を果たせないことにより、加盟者との間で契約が維持できなくなった場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループとしましては、加盟者と対等なパートナーシップと信頼関係に基づき、それぞれの役割を担っております。 ② 葬儀会館の賃借について 当社グループは、葬儀会館の出店に関しまして、基本的に土地建物を賃借しております。葬儀会館の賃借については以下のような事項が想定され、これにより当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループとしましては、中長期の出店方針に基づく計画策定及び契約更新に係るマネジメント体制の構築に努めております。 ⅰ.保証金等 賃借条件により、建設協力金又は保証金を差入れている物件もあり、差入先の破綻等により保証金の返還がなされない場合、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⅱ.定期借地権 当社グループは、20年間から38年間の定期借地を行っておりますが、賃借期間終了後に当該会館の継続賃借ができない場合、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⅲ.関連当事者との取引について 当社グループは、葬儀会館の賃借に関して、主要株主㈱夢現及び横山博一氏及び㈱PineBeeと次のような取引があります。 当連結会計年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) 種類   会社等の名称又は氏名   所在地   資本金又は出資金 (百万円)   事業の内容又は職業   議決権等の所有(被所有)割合 (%)   関連当事者 との関係   取引の内容   取引金額 (百万円)   科目   期末残高 (百万円) 主要株主(個人)及びその近親者   ㈱夢現 (注)1   名古屋市中区   30   財産保全 会社   (被所有) 直接34.6   主要株主 債務被保証   地代家賃支払に対する債務被保証 (注)2   60   ─   - 横山 博一 (注)1   名古屋市千種区   -   会社役員   ─   債務被保証   地代家賃支払に対する債務被保証 (注)2   60   ─   - 役員に準ずる者が議決権の過半数を所有している会社   ㈱PineBee (注)3   大阪府 八尾市   3   コンサルティング業   -   不動産の賃借   賃借料の支払 (注)4   15   前払費用   1 (注)1.横山博一氏は主要株主には該当しませんが、㈱夢現は横山博一氏及びその近親者の財産保全会社であることから、主要株主(個人)として各々記載しております。 2.当社グループは会館の賃借料に対して、主要株主㈱夢現及び横山博一氏の債務保証を受けております。なお、保証料の支払いは行っておりません。 3.当社の連結子会社である㈱八光殿の創業者であり顧問である松村康隆氏が議決権の81%を直接保有する会社であります。 4.賃借料の支払については、近隣の取引実勢に基づいて決定しております。 当社グループは、関連当事者取引自体の合理性、必然性及び当該取引条件の妥当性等を検証した上で、可能な限り関連当事者取引の解消、縮小に努めてまいりました。 今後も取引の必然性、取引条件を勘案し、可能な限り解消を進めていく予定であります。 ⅳ.出店・改修計画 出店計画に沿って、土地情報の収集や賃借交渉を行っておりますが、当社が希望する地域に該当する土地がない場合及び条件に折り合いが付かない場合については、出店計画に遅れが生じ、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、既存会館の改修について、改修が集中する場合及び改修計画に変更が生じた場合については、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 災害等について 当社グループは、東海地区、関東地区、関西地区、北海道地区に葬儀会館を展開しており、地震、台風、洪水、津波等の自然災害により、事業活動の停止や施設の改修に係る多額の費用が発生し、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。特に、当社グループの会館が集中しております東海地区において大きな災害等が発生した場合には、その影響も大きくなることが予想されます。 これに対し当社グループとしましては、BCP計画の策定と運用確認等の対策を講じております。 ④ 法的規制について ⅰ.霊柩運送 当社グループの葬祭事業における霊柩運送については、「一般貨物自動車運送事業(霊柩)」として、貨物自動車運送事業法の規制を受けております。当該法規制が改正・強化され、その対応のために新たな費用負担が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループとしましては、運行管理者及び整備管理者を選任し、安全運行の確保及び事故防止にかかる体制を整備しております。 ⅱ.食品衛生法 当社グループの葬祭事業においては食品の提供を行っていることから、食品衛生法の規制を受けております。万一、食中毒を起こした場合には、食品等の廃棄処分、営業許可の取り消し、営業の禁止、一定期間の営業停止等を命じられ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループとしましては、都道府県知事が定める基準により食品衛生責任者を置くなど適切な衛生管理を行っております。
経営成績の分析 (MD&A)6,446字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」)という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、高水準の企業収益による設備投資の増加や、雇用・所得環境の改善を背景に底堅く推移する個人消費等により、緩やかに回復しております。また、先行きに対しましては、米国の関税政策に起因した、世界経済の減速懸念や国際金融市場の動向、企業の賃金・価格設定行動等、不確実性が高い状況が続くものと予想されております。 葬儀業界におきましては、葬儀に関する潜在的需要は人口動態を背景に年々増加するものと推計されておりますが、核家族化や葬祭規模の縮小等により、葬儀単価の減少傾向が続いております。また、直近の葬儀業界といたしましては、前年同期と比較して葬儀件数、売上高共に増加しております。 かかる環境下、当社グループは顧客満足度の向上を図るべく「明瞭な価格体系による葬儀費用の明確化」「徹底した人財教育によるサービスの向上」「ドミナント出店による利便性の向上」を戦略の基本方針とし、直営・フランチャイズ出店による徹底した差別化戦略を展開しております。また、M&Aによるグループ化を重要な戦略と位置づけており、2023年11月20日付で葬儀会館を運営する「株式会社八光殿」「株式会社東海典礼」、2025年7月1日付で北海道札幌市を中心に葬儀会館を3店舗運営する「株式会社メモリアジャパン」及び関係会社(現在、2社を合併し株式会社ティア北海道に社名変更)をそれぞれ子会社化いたしました。 当連結会計年度におきましては、「新生ティアグループ」のスローガンのもと、中期経営計画を策定し4項目のテーマを設け8つの戦略を推進しております。新規出店の状況につきましては、直営は愛知県下に4店舗、埼玉県下に1店舗を開設し、八光殿が大阪府下に3店舗、東海典礼が静岡県下に2店舗を開設いたしました。フランチャイズでは、富山県下・神奈川県下にそれぞれ3店舗、愛知県下に1店舗を開設する一方、「葬儀相談サロン堺東」「ティア一宮東」「ティア土浦北」を閉鎖いたしました。これにより当社グループによる会館数は合計219店舗(直営96店舗、フランチャイズ74店舗、八光殿21店舗、東海典礼25店舗、ティア北海道3店舗)となりました。 売上高におきましては、八光殿及び東海典礼の通年寄与による増収効果に加え、新たに開設した会館の稼働により葬儀売上高は増収となりました。さらに不動産関連・アフターサポート・霊園事業等のサービスを担うトータル・ライフ・デザイン領域も順調に拡大いたしました。 売上原価におきましては、商品原価率・労務費率・固定費率がそれぞれ上昇し、経費面では、前期に計上したM&Aにかかる一時的な費用等が減額となったものの、営業促進実施に伴う広告宣伝費、のれん償却費の通年計上、八光殿及び東海典礼の通年寄与に伴う経費等が増加いたしました。 この結果、当連結会計年度における売上高は215億63百万円(前期比14.5%増)となり、売上原価率は前期と比べ1.7ポイント上昇し、販売費及び一般管理費は前期比8.5%増となりました。これにより、営業利益は16億43百万円(同14.3%増)、経常利益は15億76百万円(同26.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、減損損失1億79百万円を計上したこともあり8億91百万円(同18.5%増)となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。 (a)葬祭事業 当連結会計年度におきましては、直営では「ティアの会」会員数の拡大を図るべく、各種会館イベントや提携団体・企業向けの営業等に取り組んでまいりました。直営の葬儀件数におきましては、既存店は前期実績と同水準となったものの、新たに開設した会館の稼働により、前期比3.0%増の15,889件となりました。葬儀単価におきましては、祭壇売上の単価は低下したものの、葬儀付帯品・供花売上の単価がそれぞれ上昇し、前期比0.6%増となりました。また、八光殿及び関連ブランドの葬儀件数は2,285件となり、東海典礼及び関連ブランドの葬儀件数は1,599件となりました。 この結果、葬祭事業の葬儀件数は前期比8.0%増の19,773件、葬儀単価は3.3%増となり、売上高は198億65百万円(同12.0%増)、営業利益は売上高の増収効果はあったものの売上原価率が上昇し、32億91百万円(同0.1%減)となりました。 (b)フランチャイズ事業 当連結会計年度におきましては、FC会館が前期と比べ4店舗増加したことによりロイヤリティ売上等が増加したものの、前期に開設したFC会館への物品販売の反動減により、売上高は前期並みの5億60百万円、営業利益は商品原価率の負担割合が低下し、94百万円(同19.3%増)となりました。 (c)その他事業 その他事業は、不動産事業、リユース事業等で構成されております。不動産事業につきましては、葬儀社として事業活動をしていくなか、ご遺族から不動産の相続、売却等の相談を多数受けてまいりました。このようなニーズに対応するため、不動産の買取、販売を行っております。 リユース事業におきましては、中古品の宝石・貴金属、時計、バック等の買取・仕入・販売を手掛ける「リサイクルマートアリオ八尾店」「リサイクルマート松原店」「かんてい局 じゃんぼスクエア香芝店」を運営しております。 この結果、その他事業の売上高は11億36百万円、営業利益は1億28百万円となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は60億47百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億6百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が2億47百万円増加したことによるものであります。固定資産は218億21百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億35百万円増加いたしました。これは主に、有形固定資産が5億70百万円増加したものの、無形固定資産が3億54百万円減少したことによるものであります。 この結果、総資産は、278億68百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億42百万円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は61億6百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億26百万円増加いたしました。これは主に短期借入金が1億52百万円増加したことによるものであります。固定負債は131億58百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億1百万円減少いたしました。これは主に社債が1億29百万円増加したものの、長期借入金が2億61百万円減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は、192億65百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億25百万円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は86億3百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億17百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益が8億91百万円及び剰余金の配当4億50百万円によるものであります。 この結果、自己資本比率は30.9%(前連結会計年度末は30.0%)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、45億2百万円(前期比5.0%増)となりました。 なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は23億77百万円(同18.6%増)となりました。これは主に、法人税等の支払額7億48百万円がありましたが、税金等調整前当期純利益が13億99百万円、減価償却費が10億89百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は17億81百万円(同81.1%減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出12億88百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出3億80百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は3億83百万円(前期は87億57百万円の獲得)となりました。これは主に、短期借入れによる収入17億73百万円、長期借入れによる収入8億48百万円がありましたが、短期借入金の返済による支出16億20百万円、長期借入金の返済による支出10億37百万円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注実績 該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績を事業のセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)   前期比(%) 金額(百万円) 葬祭事業   19,865   12.0 フランチャイズ事業   560   0.0 その他   1,136   113.1 合計   21,563   14.5 (注) 金額は販売価格によっております。 d.葬儀請負の実績 最近2連結会計年度の地域別葬儀請負施行件数の実績は、次のとおりであります。 地域   前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日)   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) 店舗数   施行件数(件)   店舗数   施行件数(件) 名古屋市内   38   8,048   41   8,402 愛知県内(名古屋市内を含まず)   53   6,007   54   6,418 愛知県外   48   4,259   47   4,953 合計   139   18,314   142   19,773 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析は、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、期末日における資産・負債の報告金額及び偶発債務の開示、並びに報告期間における収益・費用の報告金額に影響を与えるような見積り・予測を必要としておりますが、結果として、このような見積りと実績が異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の売上高・営業利益・経常利益につきましては、前期比で5期連続の増収増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は2期ぶりの増益となっております。 (売上高) 売上高における増減要因分析といたしましては、葬祭事業では直営の増収効果とグループ会社の通年寄与により前期比12.0%増収の198億65百万円となりました。フランチャイズ事業ではロイヤリティ売上が増加したものの、FC会館向け物品販売の反動減により前期並みの5億60百万円となり、その他の事業は11億36百万円となりました。 これにより、売上高は前期比14.5%増収の215億63百万円となりました。 (売上原価) 売上原価率におきましては、商品原価率・労務費率・固定費率がそれぞれ上昇し、前期と比べ1.7ポイント増加の62.2%となりました。 (販売費及び一般管理費) 販売費及び一般管理費におきましては、前期に計上したM&Aにかかる一時的な費用等が減額となったものの、営業促進実施に伴う広告宣伝費、のれん償却費の通年計上、グループ会社の通年寄与に伴う経費等が増加し、前期比8.5%増の65億11百万円となりました。 (営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益) 経費は増加したものの売上高の増収により、営業利益は前期比14.3%増益の16億43百万円、経常利益では前期比26.8%増益の15億76百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、減損損失1億79百万円を計上したこともあり前期比18.5%増益の8億91百万円となりました。 (経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等) 2025年11月7日付で「業績予想修正に関するお知らせ」を公表し、通期連結業績予想を修正いたしましたが以下、業績予想比較分析につきましては、2025年5月9日に公表しました連結業績予想と比較分析を行っております。 通期連結業績予想の売上高につきましては、2024年11月14日に公表しました業績予想(以下 期初予想)に上半期の増収分を見込む一方、下半期に既存会館2店舗の改修工事を予定し、220億円(前期比16.8%増)を予想しておりました。利益におきましては、期初予想に上半期の増益分を見込む一方、下半期に補正予算対応(営業促進の追加施策、人員計画の見直し、既存会館の修繕等)に伴う経費の増加を見込み、営業利益は17億70百万円(同23.1%増)、経常利益では17億20百万円(同38.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は10億80百万円(同43.5%増)を予想しておりました。 これに対し、下半期の葬儀件数が想定を下回り(業績予想比8.0%減)、通期連結業績予想に対し売上高で4億36百万円の減収、営業利益で1億26百万円、経常利益では1億43百万円のそれぞれ減益となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益では既存会館のリロケーション等により減損損失1億79百万円を計上したことにより、1億88百万円の減益となっております。 ③ 財政状態の分析 当社グループの当連結会計年度の財政状態は、「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ④ キャッシュ・フローの状況分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 資本の財源及び資金の流動性につきましては、事業の運営上、必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、売上原価の主な構成要素であります葬儀施行に伴う外注費、労務費、経費のほか販売費及び一般管理費、有利子負債の返済及び利息の支払等があります。投資を目的とした資金需要は葬儀会館の建設等の設備投資によるものであります。また今後、当社グループの企業価値向上への寄与が見込まれる場合には、M&A等を含めた投資の検討を行ってまいります。 運転資金は原則として営業活動によるキャッシュ・フローによって賄われておりますが、状況に応じて銀行借入を利用していく方針であります。 当社グループは健全な財務体質、継続的な営業活動によるキャッシュ・フローの創出により、今後も事業成長を確保する目的で手元流動性を高める資金調達は可能であると考えております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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