概要
フォースタートアップスは、スタートアップ・成長企業に特化した人材紹介を中核事業とする企業である。2016年に株式会社ネットジンザイバンクとして創業し、2018年に現商号に変更。2020年に東証マザーズに上場し、2022年にはグロース市場へ移行した。2026年3月期の売上高は53億円、営業利益11億円、従業員数252名。本社は東京都港区。
人材支援を中心とした三つの事業セグメント
当社は、スタートアップ企業等への人材紹介・コンサルティングを行う「ヒューマンキャピタル事業」、スタートアップデータベース「STARTUP DB」の運営や産官学連携のアクセラレーション、カンファレンス「GRIC」を手掛ける「オープンイノベーション事業」、投資事業を行う「ベンチャーキャピタル事業」の3セグメントで構成される。2026年3月期より報告セグメントを従来のタレントエージェンシー&オープンイノベーション事業から分割し、現在の区分とした。
ヒューマンキャピタル事業が売上の85%を占める
2026年3月期の連結売上高52.7億円のうち、ヒューマンキャピタル事業が44.8億円(構成比85%)、オープンイノベーション事業が7.9億円(同15%)を占める。同事業はスタートアップ企業向けにハンティング型の人材紹介を主力とし、採用決定者の理論年収に手数料率を乗じた成功報酬を得る。2026年3月期の人材紹介取引数は989人、平均単価は416.9万円で、前期比で成約件数・単価とも上昇した。
スタートアップ・エコシステム全体を支援するプラットフォーム構想
当社は「成長産業支援プラットフォーム」の構築を掲げ、人材紹介だけでなく、データベース「STARTUP DB」の公開・法人向け提供、官公庁とのスタートアップ育成事業の受託、スタートアップM&A仲介、投資事業など、スタートアップのライフサイクル全体をカバーするサービスを展開する。2025年7月にはAI領域特化の子会社アリカタ、2025年9月にはGOジョブ株式会社を持分法適用関連会社化するなど、事業領域を拡大している。
業界の中での役割はスタートアップエコシステムに対して人材・情報・資金・出口を提供するプラットフォーマー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ヒューマン キャピタル | 45億円 | 84.9% | 20億円 | 44.4% |
| オープンイノベーション | 8億円 | 15.1% | 2億円 | 25.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01スタートアップ・成長企業主力
スタートアップ・成長企業に対して、ハンティング型の人材紹介を中心に、採用コンサルティング、起業家創出プログラムを提供。経営幹部クラスの採用支援に強み。
スタートアップ向け人材紹介で国内最大級の実績
- 人材紹介
- 主に経営幹部(CEO、CFO、事業責任者など)のポジションを対象に、登録型ではなくハンティング型で候補者を紹介するサービス。成功報酬として紹介手数料を得る。
- コンサルティング
- 採用ニーズの高い求人企業の採用課題を解決するサービス。月額固定報酬で提供。
02大手企業・官公庁・自治体準主力
スタートアップ企業との連携を促進するオープンイノベーション支援。STARTUP DBの法人向け提供、アクセラレーションプログラムの受託、カンファレンス開催などを行う。
- STARTUP DB
- スタートアップ企業のデータベース。法人向けにデータ提供・定額利用、データ販売、調査委託などを行う。
- アクセラレーション
- 中央官庁や地方公共団体のスタートアップ育成事業等を競争入札で受託。
- カンファレンス(GRIC)
- 成長産業に特化した国内最大規模のカンファレンスを開催し、協賛金を得る。
03スタートアップ(投資先)副次
スタートアップ企業への投資を行い、イグジット時に収益を得る。投資先は人材紹介の注力先と重なる。
04スタートアップ(M&A仲介)副次
スタートアップ企業のM&A(イグジット支援)仲介サービス。2025年3月期より開始。
製品と技術
スタートアップ特化型人材紹介「ハンティング型」サービス
ヒューマンキャピタル事業の中核は、ハンティング型の人材紹介である。登録型ではなく、外部人材データベース(株式会社ビズリーチ等)を活用して求人に合致する人材に直接接触する方式を採用。スタートアップ企業の経営幹部クラス(CEO、CFO、事業責任者など)の採用難易度が高いポジションに強みを持つ。2026年3月期には989件の成約を記録し、平均単価は416.9万円に上昇した。また、ベンチャーキャピタルや研究機関と連携した起業家創出プログラムも提供している。
スタートアップデータベース「STARTUP DB」
2018年にリリースした「STARTUP DB」は、スタートアップ企業の事業内容、役員情報、資金調達情報、登記簿情報から算出した評価額などを掲載する統合データベース。2025年時点で掲載企業数は26,000社を超え、一部を無料公開している。法人向けにはデータ提供や有料会員サービスを展開し、アクセラレーション(旧Public Affairs)では官公庁・自治体のスタートアップ育成事業を受託。また、同DBのデータを活用したスタートアップM&A仲介サービスも開始している。
カンファレンス「GRIC」とコミュニティ形成
オープンイノベーション事業の一環として、成長産業特化の国内最大規模カンファレンス「GRIC(GROWTH INDUSTRY CONFERENCE)」を主催。テーマは「日本のスタートアップエコシステムをグローバルへ」で、国内外のエコシステムビルダーが発信する場として機能。協賛企業からの協賛金を収入源とする。当社はこのカンファレンスを通じて、スタートアップと大手企業、投資家、政府関係者とのネットワーク構築を支援している。
ベンチャーキャピタル事業による投資
子会社フォースタートアップスキャピタル合同会社が運営する1号投資事業有限責任組合を通じて、ヒューマンキャピタル事業の注力支援先に投資を行う。2026年3月期の投資先はフェズ、ユアマイスター、READYFOR、ポケトーク、カケハシ、ナレッジワーク、アークエッジ・スペース、ミツモア、将来宇宙輸送システム、岩谷技研の10社。投資先のイグジット時に収益を計上するスキームであり、スタートアップの成長を資金面でも支える。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- スタートアップ・成長企業スタートアップ向け人材紹介で国内最大級の実績
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
スタートアップ支援で急成長、利益率高い
サービス業に属し、スタートアップ向けの人材紹介・支援サービスを提供しています。同業にはジンジブやイシンがありますが、当社はスタートアップ特化型で、急成長市場に位置します。売上高は2026年3月期に53億円と前期比43%増と急拡大し、営業利益率も20.75%と高い水準です。高い成長性と収益性を両立していますが、市場の競争が激化しており、持続的な成長が課題です。
強み
- 売上高が前期比40%超増加。スタートアップ市場の拡大が追い風。
- 営業利益率は20%超と非常に高い。効率的なビジネスモデル。
- スタートアップ特化で差別化。専門性の高い人材紹介を提供。
- 成長産業に特化し、将来の需要を取り込んでいる。
課題
- 同業他社の参入が増加。差別化戦略が必須。
- スタートアップ市場の動向に業績が左右される。多角化の余地。
- 急成長に伴い、優秀な人材の確保が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がフォースタートアップス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2485ティア | 101億円 | 25.8倍 |
| 2 | 7371Zenken | 101億円 | 19.3倍 |
| 3 | 6554エスユーエス | 101億円 | 9.9倍 |
| 4 | 9679ホウライ | 100億円 | 16.5倍 |
| 5 | 7089フォースタートアップス | 98億円 | 11.9倍 |
| 6 | 6047Gunosy | 98億円 | — |
| 7 | 7084Smile Holdings | 97億円 | 43.3倍 |
| 8 | 6568神戸天然物化学 | 96億円 | 12.4倍 |
| 9 | 6189グローバルキッズCOMPANY | 96億円 | 27.5倍 |
| 10 | 9791ビケンテクノ | 93億円 | 6.4倍 |
| 11 | 7087ウイルテック | 92億円 | 10.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 18件
ウィルグループから分割独立した2016年
2016年9月、株式会社セントメディア(現ウィルオブ・ワーク)のネットジンザイバンク事業部を会社分割し、株式会社ネットジンザイバンク(現フォースタートアップス)を東京都中野区に新設した。創業時の目的はスタートアップ企業への人材支援サービスであり、その後成長産業領域に特化した事業展開を進めていくことになる。
商号変更と事業基盤の確立(2018年)
2018年3月、フォースタートアップス株式会社に商号変更。同時に本社を東京都港区六本木一丁目に移転し、業務拡張の基盤を整えた。同年5月には成長産業領域に特化した統一データベース「STARTUP DB」をリリース。これにより、スタートアップ企業の客観的情報を収集・公開する仕組みを構築し、以降の人材紹介事業とのシナジーを生み出す土台となった。
上場と事業多角化の進展(2020年~2022年)
2020年3月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。2021年5月には投資事業子会社フォースタートアップスキャピタル合同会社を設立し、同年8月には1号ファンドを組成した。2021年7月には法人向けサービス「STARTUP DB ENTERPRISE」を開始し、オープンイノベーション事業を拡大。2022年4月の市場区分再編に伴いグロース市場へ移行、同時に本社を六本木一丁目の同一ビル内の新区画に移転した。
ガバナンス強化と資本関係の解消(2023年~2024年)
2023年6月、監査等委員会設置会社へ移行し、コーポレートガバナンスを強化。2023年7月にはスタートアップのエグゼクティブ領域に特化した人材支援子会社シングレス株式会社を設立。2024年3月、親会社であった株式会社ウィルグループとの資本関係を解消し、完全に独立した経営体制となった。同年11月には本社を東京都港区麻布台に移転した。
AI・M&A領域への進出と関連会社化(2025年~2026年)
2025年7月、成長産業のAI領域に特化したヘッドハンティング型人材支援子会社アリカタ株式会社を設立。同年9月、GO株式会社から新設分割されたGOジョブ株式会社の第三者割当増資を引き受け、同社を持分法適用関連会社化。2026年3月には任意の指名報酬委員会を設置し、経営の透明性を高めた。2026年3月期の売上高は前期比42.6%増の52.7億円、営業利益は同147.3%増の11.2億円と大幅増収増益を達成した。
年表18件を開く
2010年代
- 2016年9月スタートアップ企業に対する人材支援サービスの提供を目的として株式会社セントメディア(現 株式会社ウィルオブ・ワーク)のネットジンザイバンク事業部を会社分割し、分割会社を株式会社ネットジンザイバンク(現 当社)(東京都中野区本町)として新設
- 2018年3月商号変更フォースタートアップス株式会社に商号変更
- 2018年3月業務拡張のため、本社を東京都港区六本木一丁目に移転
- 2018年5月成長産業領域に特化した統一データベース「STARTUP DB」をリリース
- 2019年4月オープンイノベーションサービスを開始
2020年代
- 2020年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2021年5月投資事業を行う子会社フォースタートアップスキャピタル合同会社を設立
- 2021年7月事業会社によるスタートアップ企業との取り組み加速を目的としたSTARTUP DB ENTERPRISEサービスを開始
- 2021年8月フォースタートアップスキャピタル合同会社がフォースタートアップス1号投資事業有限責任組合を組成
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分再編に伴い、マザーズからグロース市場へ移行
- 2022年4月業務拡張のため、本社を東京都港区六本木一丁目に移転(同ビル同フロア新区画)
- 2023年6月監査等委員会設置会社へ移行
- 2023年7月スタートアップ企業等へのエグゼクティブ領域特化型人材支援サービスを展開する子会社シングレス株式会社を設立
- 2024年3月親会社であった株式会社ウィルグループとの資本関係を解消
- 2024年11月業務拡張のため、本社を東京都港区麻布台に移転
- 2025年7月成長産業におけるAI領域に注力したヘッドハンティング型人材支援サービスを展開する子会社アリカタ株式会社を設立
- 2025年9月GO株式会社から新設分割されたGOジョブ株式会社の第三者割当増資を引き受け、同社を持分法適用関連会社化
- 2026年3月任意の指名報酬委員会を設置
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高成長率2028年3月期まで20%
- 営業利益率2028年3月期まで20%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
スタートアップHR No.1の確立
スタートアップ企業に特化した人材支援で業界随一の実績と規模を確立する。経営陣やCxOクラスからメンバークラスまで包括的に支援。生成AI活用による生産性向上とマーケティング強化も推進する。
- 02
スタートアップ支援メニューの拡大
蓄積したスタートップ企業の定量情報やエコシステムネットワークを活かし、M&A仲介サービスなどを通じて支援メニューを拡充。クロスセルによるシナジー創出を図る。
- 03
M&Aなどによる事業規模の拡大
M&Aや戦略的パートナーとの提携、新規事業ドメインへの参入により事業の多角化と成長加速を進める。国内外スタートアップとの共創も通じ、エコシステム全体に貢献する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 7期分
グループ全体で252人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は688万円で、6期前と比べて+7.2%。平均年齢は30.6歳、平均勤続年数は2.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 642 | 31.1 | 1.7 | 67 | — |
| 2021年3月 | 617 | 30.8 | 1.7 | 87 | — |
| 2022年3月 | 639 | 30.6 | 1.8 | 115 | — |
| 2023年3月 | 655 | 30.0 | 1.9 | 166 | — |
| 2024年3月 | 629 | 29.8 | 2.1 | 194 | — |
| 2025年3月 | 611 | 30.4 | 2.4 | 230 | 217 |
| 2026年3月 | 688 | 30.6 | 2.6 | 252 | 437 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社5社(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。
- 国内シングレス株式会社東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内アリカタ株式会社東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内フォースタートアップス キャピタル合同会社東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内フォースタートアップス 1号投資事業有限責任組合(注)2、3、4東京都港区 · 連結子会社議決権19.0%
- 国内GOジョブ株式会社東京都港区 · 持分法適用会社議決権34.5%
- 調達1,938万円研究開発型スタートアップ支援事業/スタートアップ向け経営人材支援事業の取り組み状況に関する調査事業/国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-10-20
- 調達1,214万円令和2年度スタートアップ・エコシステム海外発信調査内閣府 · 2021-01-20
- 調達1,130万円【中国局】令和5年度中国地域ものづくり中小企業事業化支援事業(オープンイノベーション・エコシステム構築事業)経済産業省 · 2023-06-21
- 調達1,045万円【中国局】令和4年度中国地域ものづくり中小企業事業化支援事業(オープンイノベーション・エコシステム構築事業)経済産業省 · 2022-07-27
- 補助金1,150万円令和4年度中国地域ものづくり中小企業事業化支援事業(オープンイノベーション・エコシステム構築事業)経済産業省 · 2022-08-05
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は53億円、営業利益は11億円。前期と比べると増収増益で、売上が+43.2%、利益が+120.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 64億円 | 53億円 |
| 営業利益 | 14億円 | 11億円 |
| 純利益 | 9億円 | 8億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は15億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+114.3%、営業利益は+300.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 8 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 7 | 1 | 14.3 | 1 |
| 2024年2Q | 9 | 2 | 22.2 | 1 |
| 2024年3Q | 8 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 10 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 17 | 2 | 11.8 | 1 |
| 2025年4Q | 20 | 3 | 15.0 | 3 |
| 2026年2Q | 23 | 3 | 13.0 | 3 |
| 2026年4Q | 30 | 8 | 26.7 | 5 |
| 2027年1Q | 15 | 4 | 26.7 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2017年3月期からの10期で、売上は2億円から53億円へ26.5倍に増えた。直近期の営業利益率は20.8%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 2 | — | 0 | — | 0 |
| フォースタートアップス株式会社に商号変更 | |||||
| 2018年3月 | 7 | — | 2 | — | 1 |
| 2019年3月 | 10 | — | 2 | — | 2 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2020年3月 | 13 | — | 2 | — | 2 |
| 投資事業を行う子会社フォースタートアップスキャピタル合同会社を設立 | |||||
| 2021年3月 | 13 | — | 1 | — | 0 |
| 2022年3月 | 23 | — | 5 | — | 4 |
| スタートアップ企業等へのエグゼクティブ領域特化型人材支援サービスを展開する子会社シングレス株式会社を設立 | |||||
| 2023年3月 | 30 | — | 6 | — | 4 |
| 2024年3月 | 34 | — | 4 | — | 4 |
| 成長産業におけるAI領域に注力したヘッドハンティング型人材支援サービスを展開する子会社アリカタ株式会社を設立 | |||||
| 2025年3月 | 37 | 5 | 4 | 13.5 | 4 |
| 2026年3月 | 53 | 11 | 11 | 20.8 | 8 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高53億円のうち、営業利益として残るのは11億円で20.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の15.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金20.8%11億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金58.5%31億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益20.8%11億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 9期分
2026年3月期は営業CFが10億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは4億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は22億円で、売上の5.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 1 | −1 | 0 | 0 | 1 |
| 2019年3月 | 3 | 0 | 0 | 3 | 3 |
| 2020年3月 | 2 | 0 | 3 | 2 | 8 |
| 2021年3月 | 0 | 0 | 2 | 0 | 10 |
| 2022年3月 | 6 | −2 | 2 | 4 | 17 |
| 2023年3月 | 0 | −1 | 2 | −1 | 17 |
| 2024年3月 | 2 | −3 | 0 | −1 | 17 |
| 2025年3月 | 4 | −3 | 1 | 1 | 19 |
| 2026年3月 | 10 | −6 | −2 | 4 | 22 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2026年3月期の総資産は50億円。このうち返さなくてよい自己資本が32億円で、自己資本比率は55.5%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 1 | 0 | 1 | 22.8 |
| 2018年3月 | 3 | 2 | 1 | 48.1 |
| 2019年3月 | 6 | 3 | 3 | 55.9 |
| 2020年3月 | 11 | 8 | 3 | 71.2 |
| 2021年3月 | 15 | 9 | 6 | 62.3 |
| 2022年3月 | 26 | 15 | 11 | 51.3 |
| 2023年3月 | 30 | 22 | 8 | 59.5 |
| 2024年3月 | 32 | 25 | 7 | 67.1 |
| 2025年3月 | 37 | 25 | 12 | 59.0 |
| 2026年3月 | 50 | 32 | 18 | 55.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で534社中22位あたり、逆に低いのは自己資本比率で534社中254位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,480で、1年前と比べて+49.0%。過去52週の値幅のなかでは70%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.9倍 |
| PER (会社予想) | 10.2倍 |
| PBR | 3.15倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で約6.7%下落し、8月21日には前日比7.21%安の1506円まで売られた。25日移動平均線(1612.8円)を約6.6%下回り、75日線(1557.99円)も割り込んだ。ただし52週高値1752円からは約14%下に位置し、200日線(1266.7円)は上回っている。8月7日に194,000株の大量出来高を伴って1572円まで急落した後も、戻りは鈍く、全体的に調整局面と言える。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERは12.84倍で業界平均22.67倍を約43%下回り、予想PERは10.9倍と更に低い。PBRは3.73倍と平均3.23倍を上回るが、ROEは33.2%と極めて高く、成長性を考慮すると妥当。無配当だが、売上・利益は急増しており、今後の配当開始が期待される。総合的に見て、PERは割安でROEも高く、成長局面にあるため割安と判断するが、配当がない点は投資家によっては評価が分かれる。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.9倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 10.2倍 | — |
| PBR | 3.15倍 | 3.51倍 |
| ROE | 33.2% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
同社の投資論点は、スタートアップ市場の成長が続く中で、人材紹介の需要がどの程度持続するか。強気派は、スタートアップ企業の増加、専門特化による高付加価値、急成長する売上高と利益率を評価し、市場拡大の恩恵を受けると見る。弱気派は、人材紹介市場の競争激化、スタートアップの資金調達環境の悪化、特定セグメントへの依存を懸念する。また、規模が小さく、業績が市場環境に左右されやすい点がリスク。将来の成長持続性が論点。
- 急成長市場
スタートアップ企業が増加し、採用需要が拡大。
- 専門特化の強み
業界特化のネットワークで高単価の案件を獲得。
- 収益性のランアップ
営業利益率が13%から20%へ大幅改善。
- 26/3期営業利益11億円と前期比2倍超決算発表後影響強
営業利益5→11億円と2倍超、営業利益率20.75%。高成長が続く
- 売上高53億円と前期比43%増通年影響中
売上高37→53億円と43%増。ストック型収益の拡大がけん引
- 予想PER10.9倍と実績12.84倍から低下通年影響弱
予想PER10.9倍は実績12.84倍から低下。来期の増益を織り込む
- ROE33.2%と非常に高い資本効率通年影響中
ROE33.2%はPBR3.73倍を正当化。資本効率の高さは魅力
- 市場循環のリスク
スタートアップの資金調達が停滞すると採用需要が縮小。
- 競争の激化
人材業界大手や新興企業との競争で価格競争が生じる。
- 依存リスク
特定の業種・企業への依存で、需要変動の影響を受けやすい。
- PBR3.73倍と成長期待を先取り通年影響中
PBR3.73倍と高水準。成長鈍化時にバリュエーション調整の恐れ
- 株価1年で57%上昇、目先は利食い継続影響弱
株価1年で57%上昇。好材料の出尽くしで利益確定売り
- 無配当で株主還元ゼロ通年影響弱
配当利回り0%で株主還元なし。再投資優先の経営方針
- 外国人保有比率5.54%と低い継続影響弱
外国人保有比率5.54%と低く、需給が狭い
- 成約件数
- 売上高の直接的なドライバーであり、需要動向を示す。
- 平均単価
- 高付加価値の維持と利益率に影響する。
- スタートアップ資金調達額
- 外部環境の先行指標として採用需要を予測する。
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,322人。区分でいちばん多いのは個人・その他で57.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.5%を占め、残る70.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 24.9 | 25.9 | 31.9 | 64.5 | 64.0 | 57.2 |
| 事業法人 | 61.9 | 54.7 | 54.6 | 22.2 | 22.0 | 27.6 |
| 証券会社 | 1.0 | 3.2 | 6.8 | 5.0 | 4.7 | 7.8 |
| 外国法人 | 2.4 | 12.1 | 3.3 | 4.5 | 4.4 | 5.5 |
| 自己株式 | — | — | 0.0 | 0.0 | 8.9 | 2.4 |
| 金融機関 | 9.9 | 4.0 | 3.3 | 3.6 | 4.8 | 1.9 |
| 外国人個人 | — | 0.0 | 0.1 | 0.3 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 志水 雄一郎 | 9.60 |
| 02 | 日本交通株式会社 | 7.56 |
| 03 | ベル投資事業有限責任組合1 | 5.32 |
| 04 | 吉川 徹 | 4.93 |
| 05 | スパークス・グループ株式会社 | 2.99 |
| 06 | 上田八木短資株式会社 | 2.40 |
| 07 | 福岡地所株式会社 | 2.27 |
| 08 | エムスリー株式会社 | 2.21 |
| 09 | 株式会社SBI証券 | 2.15 |
| 10 | 松井証券株式会社 | 2.00 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-21楽天証券株式会社新規の大量保有報告1.79%-4.53pt
- 2026-08-12志水 雄一郎新規の大量保有報告9.74%+1.01pt
- 2026-04-22楽天証券株式会社新規の大量保有報告6.32%
- 2026-04-07楽天証券株式会社新規の大量保有報告1.92%-4.41pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で−98%、1株純資産は10期で−99%。直近期のROEは33.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 5,737 | 55,737 | 10.9 | — |
| 2018年3月 | 43 | 55 | 131.0 | — |
| 2019年3月 | 60 | 110 | 74.3 | — |
| 2020年3月 | 53 | 257 | 27.6 | 28.5 |
| 2021年3月 | 12 | 266 | 4.5 | 123.8 |
| 2022年3月 | 111 | 373 | 34.4 | 23.9 |
| 2023年3月 | 125 | 498 | 28.7 | 15.0 |
| 2024年3月 | 108 | 596 | 19.6 | 11.6 |
| 2025年3月 | 50 | 326 | 16.3 | 11.0 |
| 2026年3月 | 124 | 426 | 33.2 | 9.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額110百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 志水雄一郎 | 代表取締役 CEO | 54 | 634,600 |
| 恒田有希子 | 代表取締役 COO | 41 | 108,000 |
| 清水和彦 | 取締役 | 44 | 75,600 |
| 齋藤太郎 | 取締役 | 53 | 10,000 |
| 梅澤高明 | 取締役 | 64 | 40,000 |
| 田久保善彦 | 取締役 | 56 | 5,000 |
| 小久保愛子 | 取締役(監査等委員) | 43 | — |
| 堀内雅生 | 取締役(監査等委員) | 56 | 1,600 |
| 秋元芳央 | 取締役(監査等委員) | 53 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 79 | 79 | 26 |
| 社外取締役 | 7 | 31 | 31 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,999字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,061字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,935字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,644字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第10期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-06
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第9期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-24
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-06
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-07
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-04
- 有価証券報告書有価証券報告書-第7期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-19
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-04
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