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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

エスユーエス

SUS Co.,Ltd.6554 · Growth · サービス業

エンジニア派遣と業務受託を手掛ける人材サービス会社。京都発で、IT・機械・電気電子・化学バイオの4分野に特化し、技術者を正社員として雇用し派遣する独自のモデルを持つ。

概要

エスユーエスは、京都市下京区に本社を置くITアウトソーシング・人材サービス企業である。システム開発やインフラ運用、コールセンターに加え、AR/VRやAI開発などの最先端分野も手掛ける。2025年9月期の連結売上高は150億円、営業利益12億円、営業利益率8.1%。従業員2,409名を擁し、国内7拠点で事業を展開する。主要顧客は大手メーカーやシステムインテグレーターである。

ソリューション事業が連結売上の91%を占める収益構造

当社グループの中核はソリューション事業であり、2025年9月期の売上高は13,652百万円(連結売上15,015百万円の91%)を占める。同事業はエンジニア派遣と請負契約で構成され、IT分野(アプリ開発、ネットワーク設計、AI関連など)、機械分野(機械設計、制御設計)、電気・電子分野(回路設計、LSI設計)、化学・バイオ分野(材料開発、燃料電池素材開発)の4分野でサービスを提供する。在籍エンジニア数は2,155人に達し、派遣単価は前年比3.8%上昇、稼働率は94.2%に改善した。請負業務ではIT請負が10億円を突破し、プロジェクト単位やチームでの受注体制が奏功した。採用広告費や人件費増加を売上伸長で吸収し、セグメント利益は1,070百万円(前年比55.1%増)となった。

派遣契約を基盤とし単価上昇と稼働率向上に依存する収益モデル

当社の主力契約形態は派遣契約であり、エンジニアを正社員として雇用し、派遣先企業の指揮命令下で業務に従事させる。請負契約では当社が業務遂行の責任を負い、成果物を納品する。収益向上の鍵は、継続的な教育投資によるエンジニアの高付加価値化と、それに伴う派遣単価の上昇、および在籍エンジニアの稼働率向上である。2025年9月期は新卒281名を採用し経験者採用も強化した結果、在籍エンジニア数が前年比188人増加し、稼働人数も増加した。稼働率は93.3%から94.2%へ0.9ポイント改善した。販管費の増加を吸収し、ソリューション事業の営業利益率は7.8%に向上した。

国内7拠点と5社の連結子会社が支えるグループ体制

当社グループは、京都本社及び東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、岡山の7拠点で事業を展開する。連結子会社は5社で構成される。株式会社イーアセスメントはアセスメントツールの研究開発・カスタマイズを担う。株式会社クロスリアリティはAR/VR教育事業(VRIA京都)を運営する。株式会社ストーンフリーは特例子会社として障がい者就労支援サービス(スキルアップスマイル)を提供する。プライムロード株式会社は再生医療導入支援事業を行い、細胞培養加工施設の開設を計画する。株式会社AMP.KYOTOは京都観光向けメタバースプラットフォームを企画運営する。このグループ体制により、ソリューション事業への依存を低減し、コンサルティング事業、AR/VR事業、その他の新規収益源を育成している。

業界の中での役割は国内外の大手メーカーやシステムインテグレーターに対して技術者を供給する人材サプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
150億円
営業利益
12億円
営業利益率
8.0%
純利益
9億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01製造業(機械・電気電子・化学バイオ)主力

大手メーカーを中心に、機械設計、回路設計、材料開発などの専門技術者を派遣・業務受託の形で提供。開発プロセスにおける技術者の不足を補い、製品開発を支援する。

主な製品・サービス1
エンジニア派遣サービス
機械、電気電子、化学バイオ分野の技術者を正社員として雇用し、顧客企業の開発現場に派遣する。設計・解析・試作などの業務を支援。

02情報通信(IT)主力

システムインテグレーターやIT企業向けに、アプリケーション開発、システム開発、IoT・AIなどのITエンジニアを派遣。基幹系からWeb系まで幅広い開発領域をカバーする。

主な製品・サービス1
ITエンジニア派遣
アプリケーション開発(汎用、組み込み、制御)、Webシステム開発、ネットワーク設計・構築、AI・AR/VR関連開発などの技術者を提供。

03コンサルティング準主力

ITコンサルティングでは、ERP導入支援を中心に、コンサルティングから開発・保守までを提供。HRコンサルティングでは、タレントマネジメントシステムやアセスメントツールを販売し、人材育成を支援。

主な製品・サービス2
ERP導入支援サービス
ERPパッケージを活用したコンサルティング、導入支援、運用保守、カスタマイズ開発を提供。企業の経営資源の統合管理を支援する。
タレントマネジメントシステム「SUZAKU」
従業員の能力・スキルを一元管理し、人材配置や育成に活用するシステム。HR領域のコンサルティングと合わせて提供。

04AR/VR・メタバース副次

企業や教育機関向けに、AR/VRコンテンツ・プラットフォームの販売・受託開発を行う。また、子会社でAR/VRエンジニアの育成スクールを運営し、人材育成にも注力。

主な製品・サービス1
AR/VRコンテンツ・プラットフォーム
企業や教育機関向けに、AR/VRコンテンツやプラットフォームの企画・開発・販売を行う。AI関連サービスの開発・販売も手がける。

05その他(福祉・医療・観光)その他

障がい者就労移行支援、再生医療導入支援、観光向けメタバースプラットフォーム運営など、多様な社会貢献型事業を展開。各子会社が専門性を活かしてサービスを提供する。

製品と技術

エンジニア育成を支える二つのアセスメントシステム「SUS」と「HQ Profile」

「SUS(Skill Up System)」は2001年に開発されたWebベースのスキル管理システムで、テクニカルスキル(技術能力)の評価・育成を目的とする。エンジニアの習得状況を可視化し、キャリアパス設計に活用される。一方、「HQ Profile」は2003年に独自開発されたヒューマンスキル(対人能力、問題解決力、リーダーシップなど)を可視化・体系化するツールである。両システムは子会社イーアセスメントで研究開発・カスタマイズが行われ、社内教育だけでなく外部企業向けアセスメント・サーベイとして販売されている。「HQ Profile」はコンサルティング事業のHRコンサルティングサービスの中核製品であり、教育研修や人材育成プログラムと組み合わせて提供される。

AI搭載タレントマネジメントシステム「SUZAKU」

2018年にリリースされた「SUZAKU」は、AI(人工知能)を搭載した採用マッチングソリューション(タレントマネジメントシステム)である。応募者のスキル・適性と企業の求人要件をAIが分析し、最適なマッチングを実現する。「HQ Profile」のアセスメントデータと連携することで、採用から育成・配置まで一貫した人材管理が可能となる。コンサルティング事業内のHRコンサルティングサービスにおいて販売・開発が行われ、同社のITコンサルティングサービスと並ぶ収益源である。2025年9月期のコンサルティング事業売上は856百万円であり、「SUZAKU」の販売拡大が同事業の収益性向上に貢献している。

AR/VRとAIの最先端技術への取り組み「HAIQプロジェクト」と「VRIA京都」

2016年から開始した「HAIQプロジェクト」は、AIを活用した新規事業開発プロジェクトである。AR/VR事業では、産業向けAR/VRシミュレーター、メタバース、AI業務効率化システムの開発・受託を手掛ける。子会社クロスリアリティが運営する「VRIA京都(VRイノベーションアカデミー京都)」は、AR/VRエンジニアの育成機関として機能し、社内外のリスキリング支援を提供する。2025年9月期のAR/VR事業売上は408百万円と規模は小さいが、AI領域の受注は堅調に推移した。最先端技術への取り組みは、採用ブランディングや他セグメントへの人員供給、新規受注機会の創出に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材派遣で国内中位、内需依存度が高い

同社は人材派遣・業務請負を主力とするサービス企業。売上高は直近で150億円と、同業のジンジブやイシンなどと比較して中規模ながら、安定成長を続けている。業界内では、特定セグメントに強みを持つ企業が台頭する中、同社は幅広い業種への派遣で存在感を示す。ただし、国内市場に特化しており、景気変動の影響を受けやすい。収益性は改善傾向にあり、営業利益率は8%まで上昇したが、他社との競争激化や人件費上昇が課題となる。

強み

  • 製造・物流・事務など多様な分野で人材サービスを提供し、需要変動に強い体制を構築。
  • 売上高は3期連続で増加し、2025年9月期には150億円に到達。堅調な受注を示す。
  • 営業利益率は6%から8%へ上昇。業務効率化や単価適正化が進展している。
  • 長年の実績により、顧客企業のニーズに即した人材紹介が可能で、定着率も高い。

課題

  • 国内景気の変動が業績に直結し、海外展開が未着手で、成長の多様性に欠ける。
  • 同業他社の台頭により、価格競争が激化し、利益率の維持が困難になる可能性。
  • 労働力不足が深刻化し、優秀な人材の確保や育成にコストがかかる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がエスユーエス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
17374コンフィデンス・インターワークス104億円12.0倍
26094フリークアウト・ホールディングス103億円6.8倍
32163アルトナー102億円16.2倍
46554エスユーエス101億円9.9倍
52485ティア101億円25.8倍
67371Zenken101億円19.3倍
79679ホウライ100億円16.5倍
86047Gunosy98億円
97089フォースタートアップス98億円11.9倍
107084Smile Holdings97億円43.3倍
116568神戸天然物化学96億円12.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

資本金300万円の有限会社から株式会社へ改組(1999年)

1999年、京都市下京区東塩小路町に労働者派遣を目的として有限会社ジャパンスタッフリーシング(現エスユーエス)が資本金300万円で設立された。同年12月には資本金1,000万円に増資し、株式会社ジェイ・エス・エルに改組及び商号変更した。その後、本社は2000年に中京区へ、同年10月に下京区水銀屋町へ、2003年に同区大坂町へ、2005年に同区長刀鉾町に移転し、現在の所在地に定着した。設立当初から派遣業に特化し、2002年には一般労働者派遣事業の許認可を取得(派26-020056)。

独自のスキル管理システム「SUS」と「HQ Profile」の開発(2001~2005年)

2001年、テクニカルスキル育成とマネジメントを目的に、Webベースの独自システム「SUS(Skill Up System)」の開発・運用を開始した。2003年にはヒューマンスキルを可視化・体系化する「HQ Profile」を独自開発。これらはエンジニア教育の中核ツールとなる。2005年、アセスメントツールの研究開発を強化するため株式会社イーアセスメントを設立。2006年には同社が株式会社アソウ・アカウンティングサービスからの出資を受け入れ、共同研究体制を構築した。これらの取り組みは、単なる人材派遣ではなく、人材育成に経営資源を集中する方針を具体化するものであった。

M&Aと子会社設立で事業多角化を推進(2007~2012年)

2007年に事業モデル「社会人学校」を制定し、エンジニア育成の方向性を固めた。2010年、Web制作・システム受託事業強化のため株式会社Qriptの株式を取得し子会社化。2011年、ソーシャルメディアを活用したマーケティング事業化のため株式会社タイムラインマーケティングを設立。2012年、ソーシャルゲーム・アプリ開発事業参入のため株式会社ファンクリックを子会社化した(2016年9月に清算)。2014年にはタイムラインマーケティングをQriptに吸収合併し、2016年にQriptを非子会社化。この間、M&Aによる事業拡大と同時に、不採算事業の整理も進めた。

東証マザーズ上場と「社会人学校」商標登録(2013~2018年)

2013年10月、商号を株式会社エスユーエスに変更した。2014年には障がい者雇用支援の特例子会社株式会社ストーンフリーを設立。2017年、東京証券取引所マザーズ市場に上場した。同年、一般財団法人日本情報経済社会推進協会より「2016年度プライバシーマーク制度貢献事業者表彰」を受賞。2018年には厚生労働省「優良派遣事業者認定制度」の優良派遣事業者に認定され、AI搭載採用マッチングソリューション「SUZAKU」をリリースした。同年、2007年に制定した事業モデル「社会人学校」を商標登録し、ビジネスモデルを法的に保護した。

AI・AR/VRへの投資と連結業績の拡大(2016年以降)

2016年、AIを活用した新規事業開発として「HAIQプロジェクト」を開始。2018年には「SUZAKU」をリリースし、HRテック分野に進出した。AR/VR事業では、子会社クロスリアリティがVRIA京都を運営し、社内外のAR/VRエンジニア育成を担う。連結業績は2013年3月期の売上高25億円から2025年9月期予想150億円へと6倍に拡大した。在籍エンジニア数も2,155人に増加。ソリューション事業の堅調な成長に加え、コンサルティング事業とAR/VR事業の収益化が進み、営業利益率は8.1%に改善した。

年表25件を開く

1990年代

  • 1999年創業京都市下京区東塩小路町に労働者派遣を目的として、資本金300万円で有限会社ジャパンスタッフリーシング(現当社)を設立。
  • 1999年12月商号変更資本金1,000万円に増資し、株式会社ジェイ・エス・エルに改組及び商号変更。

2000年代

  • 2000年本社を京都市中京区に移転。
  • 2000年10月本社を京都市下京区水銀屋町に移転。
  • 2001年テクニカルスキル育成とマネジメントを行うため、WEBを用いた独自システム「SUS(Skill Up System)」の開発、運用を開始。
  • 2002年一般労働者派遣事業の許認可を取得(派26-020056)。
  • 2003年本社を京都市下京区大坂町に移転。
  • 2003年ヒューマンスキルを可視化・体系化し育成を行うためのツールとして、「HQ Profile(※1)」を独自開発。
  • 2005年本社を京都市下京区長刀鉾町に移転。
  • 2005年創業HQ Profile等のアセスメントツールの研究開発を目的として、株式会社イーアセスメントを設立。
  • 2006年株式会社イーアセスメントにおいて、HQ Profile等のアセスメントツールの共同研究を目的として、株式会社アソウ・アカウンティングサービスからの出資を受け入れる。
  • 2007年事業モデル「社会人学校(※2)」を制定。

2010年代

  • 2010年M&AWeb制作・システム関連の受託事業強化を目的として、株式会社Qriptの株式を取得し子会社化。
  • 2011年創業ソーシャルメディアを活用した新規ビジネスモデル、WEBマーケティングの事業化を目的として、株式会社タイムラインマーケティングを設立。
  • 2012年M&Aソーシャルゲーム・アプリ開発関連の事業参入を目的として、株式会社ファンクリックの株式を取得し子会社化(2016年9月に清算)。
  • 2013年10月商号変更株式会社エスユーエスに商号変更。
  • 2014年障がい者雇用支援を目的として、株式会社ストーンフリー(特例子会社(※4))を設立。
  • 2014年10月M&A経営合理化に伴う事業統合のため、株式会社タイムラインマーケティングを株式会社Qriptに吸収合併。
  • 2016年AIを活用した新規事業開発のため、「HAIQプロジェクト(※5)」を開始。
  • 2016年M&AWeb制作・システム関連の受託開発ノウハウの継承のもと、経営合理化を目的として、株式譲渡により株式会社Qriptを非子会社化。
  • 2017年一般財団法人日本情報経済社会推進協会より「2016年度プライバシーマーク制度貢献事業者表彰」を受賞。
  • 2017年上場東京証券取引所マザーズ市場に上場。
  • 2018年厚生労働省「優良派遣事業者認定制度」の優良派遣事業者に認定。
  • 2018年AI(人工知能)搭載採用マッチングソリューション(タレントマネジメントシステム)「SUZAKU」リリース。
  • 2018年事業モデル「社会人学校」を商標登録。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ソリューション事業の積極的拡大

    継続的なエンジニア教育による高付加価値化と派遣単価上昇を図る。プロジェクト請負・チーム化でOJT環境を整備し収益力向上。新卒・経験者採用のバランス追求、福岡拠点開設、生成AI投資、ビジネスパートナー活用で事業成長を目指す。

  2. 02

    コンサルティング事業の組織強化

    DX需要対応のためプロフェッショナル人材の確保・育成体制を強化。自社コンサルタント育成、若手OJT整備、パートナー連携強化によりチーム体制での課題解決力向上と育成環境整備を推進。

  3. 03

    AR/VR事業成長と新規事業創出

    SUSLabの知見を活用しAR/VR・AI人材確保。プランナー体制構築で提案力強化、産業ユースケース特化の展示会戦略で持続的成長。再生医療導入支援事業の細胞培養加工受託への参入準備、新規事業立ち上げ・M&A等で第二の柱を育成。

  4. 04

    経営システムの継続的構築

    成長を支える組織構築と働きやすい職場作りに向け、組織改編、処遇改善、生成AI活用を含むITインフラ整備を実施。経営管理システムと意思決定メカニズムを構築し、透明性・健全性確保、組織力・経営力・効率性向上、労働環境改善を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で2,409人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は437万円で、8期前と比べて+10.2%平均年齢は31.0歳、平均勤続年数は4.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年9月1,251
2018年9月1,404
2019年9月39729.53.51,567
2020年9月41029.63.71,742
2021年9月39330.14.51,696
2022年9月42330.84.81,774
2023年9月42430.94.81,945
2024年9月43330.74.82,20936
2025年9月43731.04.92,40950

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
男性育休取得率56.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)84.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
東京オフィス — 東京都港区195百万円
ソリューション事業 コンサルティング事業 AR/VR事業
その他 — プライムロード株式会社(東京都江東区)123百万円
本社 — 京都市下京区67百万円
ソリューション事業 AR/VR事業 その他
大阪オフィス — 大阪市北区34百万円
ソリューション事業 コンサルティング事業 AR/VR事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱クロスリアリティ(注)3
    京都市下京区 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    ㈱ストーンフリー(注)3
    京都市下京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    プライムロード ㈱(注)3、4、5
    京都市下京区 · 連結子会社
    議決権30.9%
  • 国内
    ㈱イーアセスメント
    名古屋市中村区 · 連結子会社
    議決権53.5%
  • 国内
    ㈱AMP.KYOTO
    京都市下京区 · 連結子会社
    議決権80.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は150億円営業利益12億円前期と比べると増収増益で、売上が+13.6%、利益が+50.0%。

売上高
+13.6%
150億円
営業利益
+50.0%
12億円
純利益
+50.0%
9億円
営業利益率
8.0%
前期比 +1.9%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高169億円150億円
営業利益14億円12億円
純利益10億円9億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は41億円、営業利益は3億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+41.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q28310.71
2023年3Q2900.00
2023年4Q302
2024年1Q3126.52
2024年2Q3139.72
2024年4Q7034.32
2025年2Q75810.76
2025年4Q7545.33
2026年2Q80911.37
2026年3Q4137.32

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は25億円から150億円へ6.0倍に増えた。直近期の営業利益率は8.0%。売上は12期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社エスユーエスに商号変更。
2013年3月2510
2013年9月140−1
経営合理化に伴う事業統合のため、株式会社タイムラインマーケティングを株式会社Qriptに吸収合併。
2014年9月3421
2015年9月4510
Web制作・システム関連の受託開発ノウハウの継承のもと、経営合理化を目的として、株式譲渡により株式会社Qriptを非子会社化。
2016年9月5543
東京証券取引所マザーズ市場に上場。
2017年9月6043
2018年9月7164
2019年9月8153
2020年9月9043
2021年9月9464
2022年9月10583
2023年9月11565
2024年9月132896.16
2025年9月15012138.09

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高150億円のうち、営業利益として残るのは12億円8.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の6.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.0%111億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.0%27億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.0%12億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.5pt
8.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.0pt
6.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+11.7pt
23.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
13.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
25.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2025年9月期は営業CFが11億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは8億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は34億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年9月1−1006
2016年9月4−1039
2017年9月3−67−313
2018年9月46−11022
2019年9月1−1−2020
2020年9月3−3−3018
2021年9月51−1623
2022年9月6−1−1527
2023年9月4−3−2126
2024年9月7−2−3528
2025年9月11−3−2834

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は67億円。このうち返さなくてよい自己資本が43億円で、自己資本比率は62.9%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月112919.2
2013年9月1311211.1
2014年9月1421214.6
2015年9月1521310.8
2016年9月1941521.8
2017年9月30151549.6
2018年9月35191653.2
2019年9月36221460.4
2020年9月40251560.1
2021年9月42281465.6
2022年9月47311665.0
2023年9月50331765.6
2024年9月57362163.1
2025年9月67432462.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
34億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
34億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
24億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
86
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中93位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中250位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
23.5%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
13.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.5%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,115で、1年前と比べて-3.8%過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。

¥1,115-1.2%1ヶ月+7.4%1年-3.8%時価総額101億円
過去52週の値幅
安値¥946高値¥1,298

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.9倍
PER (会社予想)10.0倍
PBR2.22倍
配当利回り4.48%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で5.9%上昇。25日線(1043.96)を上回り、75日線(1014.65)も上放れ、200日線(1075.2)を僅かに下回る。52週高値1298円からは約16%下、安値946円からは約15%上で、レンジの上限に近い。出来高は8月13日以降増加し、8月14日には4.4万株と活発化。RSIは71.6と買われすぎ圏だが、上昇モメンタムが続いている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PERが9.67倍と業界平均の23.03倍を大きく下回り、予想PERも9.8倍と低水準。配当利回りは4.58%と業界平均2.31%の約2倍で、株主還元も厚い。ROEは23.5%と高収益性を示し、PBR2.17倍も業界平均3.31倍より低い。売上高・利益とも増加傾向で、業績好調ながら株価は割安に放置されている印象。ただし配当性向は43.62%と中程度で、成長投資とのバランスを考慮する必要がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.9倍23.4倍
PER (予想)10.0倍
PBR2.22倍3.51倍
ROE23.5%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

IT人材不足を背景に市場は成長しており、強気派は、DX需要の拡大による受注増加と、高いROEや株主還元を評価する。弱気派は、競合の多い人材ビジネスで差別化が難しく、人件費上昇が利益を圧迫する可能性を指摘。また、エンジニアの確保・育成が成長の鍵だが、その実効性が課題。

プラスに働く材料7
  • IT人材不足の追い風

    DX需要でIT人材が不足し、アウトソーシング需要が拡大

  • 高い収益性とROE

    2025年9月期の営業利益率8%予想、ROE23.5%と高水準

  • 株主還元

    配当利回り4.58%と高く、株主への還元を強化

  • ROE23.5%と資本効率の高さ継続影響

    ROE23.5%は高く、PBR2.17倍を納得させる水準

  • 配当利回り4.58%の魅力継続影響

    配当利回り4.58%は相対的に高く、株主還元姿勢が投資家を引き付ける

  • 増収基調:売上高150億円通年影響

    売上高は132→150億円、増収率13.6%と成長を継続

  • PER9.7倍と低水準継続影響

    PER9.7倍は成長企業としては割安、ROE23.5%と合わせ上昇余地

マイナスに働く材料7
  • 業界の競争激化

    多数のIT人材会社が参入し、価格競争や人材獲得競争が激しい

  • 人件費上昇のリスク

    エンジニアの給与が上昇し、収益性が悪化する可能性

  • 成長の持続性

    収益が人材に依存しており、確保できない場合は成長が鈍化

  • 予想PER9.8倍は減益示唆決算発表後影響

    実績PER9.67倍→予想9.8倍はEPSの減少を暗示

  • 時価総額99億円で流動性薄い継続影響

    時価総額99億円と小型、売買代金が少なく機関投資家が参入しにくい

  • 外国人保有比率2.5%と低い継続影響

    外国人持ち分2.5%は低く、海外資金流入が限定的

  • 増収率が13.6%へ鈍化通年影響

    売上高成長率は前期14.8%から13.6%へ1.2pt低下、ピークアウト懸念

次の決算で確かめる点
エンジニア数
人的リソースが売上に直結するため、採用と定着を確認
月次単価
価格の動向が売上と利益率を左右するため
稼働率
エンジニアの稼働状況が収益性に影響するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+50.0%いまの株価に対する利回りは4.48%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
4.48%
いまの株価に対して
配当性向
43.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年9月719.9
2021年9月70.012.0
2022年9月15114.365.3
2023年9月2566.747.8
2024年9月3020.045.7
2025年9月4550.043.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ3,460人。区分でいちばん多いのは個人・その他86.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が7.9%を占め、残る92.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他86.186.188.387.688.386.4
事業法人7.27.67.36.58.47.8
証券会社2.43.51.63.52.83.2
外国法人1.30.52.52.10.32.5
自己株式0.00.00.01.12.41.3
金融機関3.02.30.20.20.20.1
外国人個人0.00.00.10.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01齋藤 公男50.13
02セファテクノロジー株式会社4.87
03奥 直彦1.24
04加賀 章弘1.21
05大槻 哲也1.19
06小林 孝史1.08
07株式会社SBI証券1.07
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.98
09中島 彰彦0.93
10株式会社インテリジェンスオフィス0.89

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+988%、1株純資産は14期で+289%。直近期のROEは23.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月101228.131.6
2013年9月−3881
2014年9月82831.213.3
2015年9月1222.3
2016年9月355887.6
2017年9月3817228.524.4
2018年9月4121121.326.3
2019年9月3924916.815.818.2
2020年9月3127211.815.319.9
2021年9月5131517.38.312.0
2022年9月3634310.922.065.3
2023年9月5236814.616.747.8
2024年9月6840417.610.745.7
2025年9月10347423.511.443.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2025/9期の役員報酬は総額164百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢
齋藤公男代表取締役 社長57
吉川友貞取締役副社長59
大槻哲也取締役 執行役員 エンジニアリング ソリューション事業 及び AI/AR/VR事業管掌 ソリューション事業本部長52
小林孝史取締役 執行役員 コンサルティング事業管掌56
浅田剛史取締役 執行役員 最高財務責任者 管理部門管掌 情報システム部、経営企画部、人事部、総務部、経理部担当52
中島彰彦社外取締役73
西嶋俊成社外取締役48
立石知雄社外取締役57
関根幸平社外取締役60
髙島賢二社外監査役(常勤)69
佐々木真一郎社外監査役55
北野敬一社外監査役63
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
濵岡覚57
小西玲仁社外取締役55

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5953513026
社外取締役734345

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,085字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社5社より構成されており、エンジニア派遣及び業務受託を行うソリューション事業を主たる事業としております。当社グループのセグメントは「ソリューション事業」、「コンサルティング事業」、「AR/VR事業」、「その他」で構成されております。「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであります。 (1) ソリューション事業 ① 事業の概要 当社は、主としてエンジニアに特化した人材派遣を、国内7拠点(京都、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、岡山)にて展開しております。 大手メーカーやシステムインテグレーター(注)等を顧客として、以下の4分野において個々またはチームで派遣、業務受託等にてサービスを提供しております。また、当社はエンジニアを正社員として雇用し、専門性を追求するキャリアパスを示すとともに、テクニカルスキルだけではなくヒューマンスキルの育成が重要との認識のもと、人材育成を行っています。なお、制度開始初期よりプライバシーマークを取得し、個人情報保護、機密情報保持に関する研修や指導を行っています。 a. IT分野 アプリケーション開発(汎用機系・組み込み系・制御系)、システム開発、Webシステム開発、ネットワーク設計・構築、IoT・AI・AR/VR関連プログラム開発、ソーシャルゲーム・アプリ開発等 b. 機械分野 機械設計、機構設計、制御設計、金型設計、筐体設計、解析等 c. 電気・電子分野 回路設計、LSI設計、制御設計、ファームウェア設計、プロセス制御、解析等 d. 化学・バイオ分野 金属材料開発、電子材料開発、燃料電池素材開発、リサイクル素材開発、要素技術開発等 (注)システムインテグレーターはシステムインテグレーションを行う事業者であり、情報システムの企画、設計、開発、構築、導入、保守、運用などを請け負う企業のことです。 ② 顧客企業との契約形態 当社が行う事業の契約形態には、派遣契約、請負契約等があります。当社は、主として派遣契約を顧客企業と締結することで事業を展開しておりますが、一部の顧客企業に対しては請負契約等を締結しております。 a. 派遣契約 派遣契約の特徴は、派遣労働者の雇用者(当社)と使用者(派遣先企業)とが分離しており、派遣労働者は使用者(派遣先企業)の指揮命令を受け、労働に従事いたします。 b. 請負契約 請負契約は、当社が顧客企業から業務を受託し、その業務遂行の指示やエンジニアの労務管理等について、一切の責任を当社が負い、仕事を完成させ成果物を納品するものであります。 (2) コンサルティング事業 コンサルティング事業では、主にITコンサルティングサービスとHRコンサルティングサービスを行っております。 ITコンサルティングサービスにおいては、特にERP(注)分野においてERPソフトウエアパッケージを用いたコンサルティング、導入支援、運用・保守、及びカスタマイズ・開発を行っています。 HRコンサルティングサービスにおいては、タレントマネジメントシステム 「SUZAKU」及びアセスメント・サーベイ 「HQ Profile」の販売・開発及びアセスメントに基づいた教育研修・人材育成を行っています。株式会社イーアセスメントにおいては、「HQ Profile」等のアセスメントツールの開発・カスタマイズを行っております。 (注)Enterprise Resource Planning。企業の持つ様々な資源(人材、資金、設備、資材、情報など)を統合的に管理・配分し、業務の効率化や経営の全体最適を目指す手法、またそのために導入・利用される統合型業務ソフトウエアパッケージのこと。 (3) AR/VR事業 AR/VR事業は、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、MR(複合現実)、AI(人工知能)、メタバースと言われる第4次産業革命に対応する取組みとして、企業や教育機関が求めるAR/VRコンテンツ・プラットフォーム・自社商品の販売及び受託開発、AI関連の自社商品・技術・サービスの販売及び受託開発等を目的に事業を行っております。また、株式会社クロスリアリティ(連結子会社)において、AR/VRエンジニアの育成を行うVRIA京都(VRイノベーションアカデミー京都)を運営し、社内外のAR/VRエンジニアの教育を行っております。 (4) その他 株式会社ストーンフリーにおいては、障がいのある方の一般企業等への就労をサポートする「障害者総合支援法」に基づく就労支援サービスである就労移行支援事業(事業所名:スキルアップスマイル)等を行っております。 プライムロード株式会社においては、再生医療の導入を希望する医療機関に対してワンストップで支援を行う再生医療導入支援事業を行っております。 株式会社AMP.KYOTOにおいては、京都の観光向けのメタバースプラットフォームの企画及び運営を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,047字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「人と企業の笑顔が見たい」という経営理念のもと、当社事業モデル「社会人学校」を通じて、エンジニアと企業様に最大の貢献とサービスとお役立ちを提供することを使命とし、ステークホルダーの皆様に信頼され、より一層のサービス拡充、企業価値の向上、永続的発展、及び社会に貢献できる企業となるように努めてまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、成長性と収益性を評価する指標として、売上高成長率、売上高営業利益率、自己資本利益率(ROE)、当社の中核事業であるソリューション事業の成長性を評価する指標として、派遣単価増加率、在籍エンジニア数の増減を重視しております。 (3) 市場環境 当社グループの中核事業であるソリューション事業において、国内市場は、DX推進の動きが継続し、引き続き拡大傾向にあると予想されます。主要取引先であるIT関連企業及び国内製造業においては、デジタル化による業務自動化が進む中、最先端IT技術に精通した専門人材の需要はさらに高まっていくと考えております。 (4) 会社の経営戦略 上記のような環境の中で、当社グループのソリューション事業におきましては、中長期における安定成長基盤を確立するため、及び需要増加が見込まれる最先端技術分野での成長を図るためにも、エンジニア採用数の維持・拡大、処遇改善や健康経営施策の推進など働きやすい環境の整備を通じて退職防止に取り組み、人材確保に努めます。 AR/VR及びAI開発、M&A、戦略的業務提携、新規事業展開などを成長ドライバーとして、競争力のある利益水準を目指してまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① ソリューション事業の積極的拡大 ソリューション事業におきましては、引き続き、継続的なエンジニア教育による高付加価値化を推進し、派遣単価の上昇を図ります。また、プロジェクト請負、チーム化を活用することで、OJT環境の整備によるエンジニア育成と収益力の向上を目指します。人材戦略としては、引き続き新卒採用を重視しつつ、リーダー人材育成と経験者採用による即戦力人材のバランスを追求いたします。さらに、当社の事業成長と従業員の多様な働き方を両立させる福岡拠点開設や、業務効率化を推進する生成AIへの投資拡大、上流案件に携わるビジネスパートナーの活用を通じた、当社エンジニアのスキルアップにより、事業の成長を目指してまいります。 ② コンサルティング事業の組織強化 コンサルティング事業におきましては、顧客企業のDX需要に対応した持続的成長のため、プロフェッショナル人材の確保・育成体制を強化いたします。自社コンサルタントの育成、若手社員のOJT環境の整備に加え、相互発展をより意識したパートナー企業との連携強化を図り、チーム体制での課題解決力強化と育成環境の整備を推進いたします。 ③ AR/VR事業の持続的な成長、新規事業創出への積極的取り組み ソリューション事業に大きく依存する現状において、経営の拡大及び安定化のために、第二第三の柱となる新たな収益基盤の確保が必要であるとも考えており、成長戦略として積極的に事業創出にも取り組んでまいります。 AR/VR事業におきましては、引き続き、最先端AI技術を研究するSUSLabの知見を活用し、今後のニーズ顕在化を見据えたAR/VR、AI領域の実働人材の確保に注力いたします。また、顧客の課題を具体的なソリューションに落とし込むプランナー体制の構築を進め、営業担当の企画提案力を強化するとともに、産業ユースケースに特化した展示会戦略への転換により、持続的な事業成長を目指してまいります。株式会社クロスリアリティが提供する教育事業においては、最先端技術を取り込んだカリキュラムの更新を進めるとともに、利便性向上を意図したeラーニング化を、順次進めてまいります。 また、再生医療導入支援事業を行うプライムロード株式会社が細胞培養加工施設の開設を計画しており、細胞培養加工受託事業への参入に向けた準備を進めております。 新規事業の立ち上げや資本・業務提携などを積極的に推進して当社グループの企業価値向上を図る他、当社社員のキャリアパスの場としても活用してまいります。 ④ 経営システムの継続的構築 さらなる成長を支える盤石な組織の構築と働きやすい職場作りに向けて、引き続き組織改編、処遇改善等の諸制度の導入、生成AIの活用を含めたITインフラの整備等を行ってまいります。これらにより、洗練された経営管理システムと意思決定メカニズムを構築し、経営の透明性と健全性を確保するとともに、組織力及び経営力、効率性の向上、労働環境及び処遇の改善に努めてまいります。
事業等のリスク3,250字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業展開においてリスク要因となる可能性があり、経営成績、財政状態及び投資家の判断に影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。 当社グループは、下記リスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努めておりますが、当社株式に関する投資判断は、本項目及び本項目以外の記載内容も併せて慎重に検討した上で行われる必要性があります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、発生可能性については不確実性が伴います。なお、以下の記載は事業活動上、または投資判断上の全てのリスク要因を網羅したものではありませんので、この点にご留意下さい。 (1) 人材の確保について 当社グループの事業は、意欲と技術的専門性を有したエンジニアにより支えられており、優秀な人材の確保と育成、また定着率が最も重要な命題となります。当社グループでは、企業ブランディング施策の強化及び採用チャネルを多様化かつ最適化することで、採用経費の効率化と人材の質の向上等を目指しながら、即戦力となるエンジニアの確保に努めております。しかしながら、人材の確保については、少子高齢化による労働人口の減少、理系離れ等による専門教育を受けた新卒者の減少などにより人材獲得競争が激化する場合においては、その進捗に影響を及ぼす懸念があります。採用において計画どおり必要とする人材を確保できない場合や離職によりエンジニアが大幅に減少した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) エンジニア派遣業界を取り巻く環境について 当社グループの属するエンジニア派遣業界は、派遣先となるIT関連企業や大手製造業の業績動向に大きく影響を受けます。当社グループでは、エンジニアに対して、顧客企業のニーズに適応するため及び付加価値向上のための教育研修を実施し、それに加えて新たな顧客企業の開拓等を通じて、常に就業先が確保できるよう努めております。しかしながら、長期にわたる景気低迷や経済環境の変化等により、取引先企業業績の悪化に伴う設備投資の抑制や研究開発の削減が長期に続いた場合、大規模な自然災害や事故等で事業活動の停止もしくは事業継続に支障をきたす事態が発生した場合、また取引先企業の開発拠点につき海外移転等が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 同業他社との競合について 当社グループの属するエンジニア派遣業界は、市場に多数の事業者が存在しますが、将来、社会情勢の変化などにより労働者派遣法及び関係諸法令の変化に伴って業界再編が予測されます。当社グループでは、市場における競争力及び専門性を高めるため、エンジニアの付加価値向上を目指して教育研修に努めております。しかしながら、このような環境下において、景気後退、同業他社間における価格競争の結果として取引単価が低迷した場合、また多くのエンジニアの待機状況が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 法的規制について 当社グループの主要事業であるエンジニア派遣は、労働者派遣法に基づいて事業を営んでおり、労働者派遣法及び関係諸法令による法的規制を受けております。当社グループでは、コンプライアンスを徹底し、リスクマネジメント委員会、内部監査室により関係諸法令の遵守状況の把握・監視等に努め、必要に応じて対策指示を関係部門に実施しております。しかしながら、労働者派遣法に定める派遣事業主としての欠格事由に該当した場合や、法令に違反する事由が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、将来これらの法令ならびに関連諸法令が社会情勢の変化などに伴って、改正や解釈の変更等があり、それらが当社グループの事業運営に不利な影響を及ぼすものであった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 会社名   許認可の名称   監督官庁   許可番号   取得年月日   有効期限 株式会社エスユーエス   労働者派遣事業   厚生労働省   派26-020056   2002年3月1日   2030年2月28日 有料職業紹介事業   厚生労働省   26-ユ-020044   2002年3月1日   2030年2月28日 なお、上記の許可について、事業停止、許可取り消しとなる事由は労働者派遣法第14条及び職業安定法第32条の9に定められております。当連結会計年度末現在において、当社グループにはこれら事業停止、許可取り消しの事由に該当する事実はありませんが、該当した場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 労務管理について 当社グループの主要事業であるエンジニア派遣は、労務管理が最も重要な命題となります。そのため当社グループはコンプライアンス遵守に基づき、衛生委員会及びリスクマネジメント委員会による労働状況のモニタリングを行い、必要に応じて対策指示を関係部門に実施しております。また、社内規程・マニュアル等の整備・運用及び管理の徹底を図っております。しかしながら、これらの管理不備による法令違反、従業員の不祥事等による損害賠償請求、従業員との紛争、信用の失墜、不正や違反等による行政処分等が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 情報管理について 当社グループの事業、特にソリューション事業においては、顧客企業の製品開発やシステム開発業務に従事しており、多くの個人情報・機密情報を扱っております。当社はプライバシーマークの取得により、個人情報保護マネジメントシステムの構築を行っております。併せて、規程の整備と共に全従業員に対して入社時及び定期的に個人情報・機密情報の取扱いに関する啓発・教育研修・周知徹底を行い、また内部監査を実施することにより情報管理の強化を行っております。しかしながら、取引先内(顧客企業内)にて勤務するエンジニアが知り得た顧客情報や個人情報が故意又は過失により外部へ流出し、当社グループの管理責任問題、法律的リスク(訴訟等)、風評被害等が生じた場合、当社グループの社会的信用等の失墜や多額の賠償金支払い等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 新規事業立ち上げや資本・業務提携について 当社グループは、主力事業であるソリューション事業、コンサルティング事業に加え、新たな収益基盤の確保のため、またエンジニアのキャリアパスの場として、今後も新規事業の立ち上げや資本・業務提携を計画しております。当社グループでは、設備投資や出資等の資金が伴う案件の場合、投資判断基準に沿って会議体での十分な審議、決議という手続きを経て実行可否判断を行い、加えて事業計画に対しての予実管理、定期報告などを行っております。しかしながら、計画どおりに進捗せず、当初期待した収益が得られない場合や事業採算性等を勘案し、当該新規事業や提携からの撤退、あるいは規模縮小等の経営判断をする場合があります。このような場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 技術革新について 当社グループが強みを有するIT分野は、昨今、技術革新や顧客ニーズの変化が速い技術領域となっております。このような環境に対応するため、当社グループでは、常にAIを含む最新の技術動向や市場動向を分析し、継続的にキャッチアップを行い事業に活用することで、これらの変化に柔軟に対応できるよう努めております。しかしながら、当社グループが予期しない技術革新や顧客ニーズの急激な変化に対応できない場合、競争力が著しく低下し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,961字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善により個人消費に持ち直しの傾向が見られることや、堅調な企業収益等を背景に設備投資が持ち直していることにより、緩やかに回復しています。しかし、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクや、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響、金融資本市場の変動等、先行き不透明な状況が続いております。 このような状況の中、当社グループは全てのセグメントで黒字を確保いたしました。ソリューション事業においては、エンジニア派遣、製造請負、IT請負その他を含めて、全ての業務で受注が増加し、増収増益となりました。コンサルティング事業においては、収益基盤の再構築による利益率の改善に向けた取り組みにより減収増益となりました。一方で、AR/VR事業においては、AI領域では受注が堅調に推移したものの、AR/VR領域では案件単価が低い実現性検証フェーズの案件が中心となった影響等により、減収減益となりました。販売費及び一般管理費においては、エンジニアの採用関連費用や、人件費等が増加いたしましたが、ソリューション事業及びコンサルティング事業で売上総利益率が改善したことにより、グループ全体の営業利益は大きく増加いたしました。 これらの結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高15,015百万円(対前年同期比13.6%増)、営業利益1,212百万円(対前年同期比46.3%増)、経常利益1,258百万円(対前年同期比46.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益915百万円(対前年同期比52.0%増)となりました。 当社グループが成長性と収益性の評価として重視している経営指標は、売上高成長率は13.6%の増加、売上高営業利益率は8.1%、自己資本利益率(ROE)は23.5%となりました。当社の中核事業であるソリューション事業の成長性の評価として重視している経営指標は、派遣単価増加率は3.8%、在籍エンジニア数は2025年9月末時点で2,155人となり、前連結会計年度末に比べ188人増加いたしました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (ソリューション事業) 派遣業務は、主要取引先であるIT関連企業及び国内製造業におきまして、慢性的なエンジニア不足の状況は変わらず、エンジニア需要が堅調に推移いたしました。このような状況の中、継続的にエンジニア教育等による高付加価値化に取り組みました。また、前年に迫る281名の新卒エンジニアを迎え入れ、経験者採用を強化したこと等により在籍エンジニア数が増加し、さらに稼働の早期化による稼働人数の増加によって、当連結会計年度の稼働率も前年同期比で0.9ポイント向上いたしました。これらの取り組みにより、売上高が増加いたしました。 請負業務では、IT請負が大きく売上高を伸ばし、10億円を突破いたしました。リーダー人材の育成に注力し、プロジェクト単位及びチームでの受注体制を強化したこと等が奏功いたしました。製造請負においては、顧客需要が回復基調にあること等を追い風に堅調に推移いたしました。 エンジニアの積極採用による採用広告費や人件費等の増加により、販売費及び一般管理費は増加いたしましたが、売上高の伸長により吸収し、セグメント利益は増加いたしました。 これらの結果、ソリューション事業の売上高は13,652百万円(対前年同期比16.7%増)、セグメント利益は1,070百万円(対前年同期比55.1%増)となり、当連結会計年度の稼働率は94.2%となりました。 (コンサルティング事業) ITコンサルティングサービス市場は、SAPをはじめとした既存の大規模基幹システムにおいてIT基盤の統合・再構築に関連する需要が高まっております。SAPの導入においては、業務手順をシステム標準機能に合わせる Fit To Standard の思想が取り入れられる案件が増えており、求められるサービスの形が変化し、そこに新しい商機が生まれております。 このような状況の中、市場ニーズの変化への対応、また収益基盤の再構築による利益率の改善に向けた取り組みとして、自社ITコンサルタントの採用、育成環境の整備を推進したことにより、前年同期比では減収となった一方、利益率の上昇により増益となりました。 これらの結果、コンサルティング事業の売上高は856百万円(対前年同期比15.2%減)、セグメント利益は121百万円(対前年同期比17.4%増)となりました。 (AR/VR事業) AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、MR(複合現実)、AI(人工知能)、メタバースといった最先端IT領域において、人手不足を背景としたDX推進が需要喚起を後押しいたしました。このような状況の中、当社は引き続き産業向けのAR/VRシミュレーターやメタバース、AIを活用した業務効率化システムの開発等を受注いたしました。大手メーカーをはじめとする既存の派遣先からは、大型案件を継続的に獲得しております。さらに、複数の顧客から類似したニーズを得ることが増えており、今後は既存顧客からの継続的な受注に加え、これらの共通課題を解決するサービスやパッケージの開発も検討してまいります。 当社のAR/VR事業は、最先端技術分野における当社グループのブランディングを担う重要な役割を果たしております。この最先端分野への取り組み姿勢は、エンジニアの採用に好影響を与えており、他セグメントへの人員供給を支えております。さらに、最先端技術分野での実績は、他セグメントの営業活動にも良い影響を与えており、新たな受注機会の創出に貢献しております。この他にも、子会社である株式会社クロスリアリティを通じたリスキリング支援や、新卒エンジニア向けの生成AI研修などを積極的に展開し、最先端技術分野でのキャリア形成支援を推進しております。 当連結会計年度は、AR/VR領域では本格導入を見据えた実現性検証フェーズの案件が中心となった結果、一時的に案件単価が低下し、減収となりました。実現性検証フェーズの案件は、高単価な継続案件へ、将来的に発展させることを見込んでおります。一方、AI領域は堅調に推移し、増収となりました。AI技術が市場に浸透し始めたことにより、経営戦略や企業ミッションとの連動を重視する企業や、現場より抽出された具体的課題の解決を志向する企業が増加しており、顧客動向に明確な変化が見られました。当社はこの変化を的確に捉え、顧客との継続的な取引を通じて培ってきた信頼関係により案件を獲得し、量と質が整った当社のエンジニア体制によって課題を解決できる流れを整えつつあります。 これらの結果、AR/VR事業の売上高は408百万円(対前年同期比5.6%減)、セグメント利益は13百万円(対前年同期比75.3%減)となりました。セグメント全体では減収減益となりましたが、2期連続の黒字を確保いたしました。 (その他) 障害者の雇用の促進等に関する法律に基づく特例子会社である株式会社ストーンフリーの売上高は、就労移行支援事業及び就労定着支援事業の利用者の増加により、前年同期比で増加いたしました。また、再生医療導入支援事業を行うプライムロード株式会社は、再生医療コンサルティングサービスの受注が堅調に推移いたしました。 これらの結果、売上高は97百万円(対前年同期比30.1%増)、セグメント利益は8百万円(前年同期は18百万円の損失)となりました。 なお、経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、当社は常に市場動向に留意し、市場のニーズにあったサービス展開を行い、さらなる成長を支える盤石な組織の構築と働きやすい職場作りに向けて、経営システムの継続的構築に努めることにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。 生産、受注及び販売の実績は次のとおりであります。 ① 生産実績 該当事項はありません。 ② 受注実績 当社グループは、提供するサービスの大部分がエンジニア派遣であるため、受注実績については記載を省略しております。 ③ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) ソリューション事業   13,652   +16.7 コンサルティング事業   856   △15.2 AR/VR事業   408   △5.6 その他   97   +30.1 合計   15,015   +13.6 (注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.前連結会計年度及び当連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の販売先がないため、省略しております。 (2)財政状態 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は6,715百万円となり、前連結会計年度末より1,064百万円の増加となりました。流動資産合計は5,570百万円となり、前連結会計年度末より789百万円の増加となりました。これは主に現金及び預金が595百万円、売掛金が182百万円増加したことによるものであります。固定資産合計は1,145百万円となり、前連結会計年度末より275百万円の増加となりました。これは子会社であるプライムロード株式会社の細胞培養加工施設開設に伴う建設仮勘定や、資本業務提携による投資有価証券の計上等により、有形固定資産が96百万円、投資その他の資産が184百万円、それぞれ増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は2,397百万円となり、前連結会計年度末より333百万円の増加となりました。流動負債合計は2,321百万円となり、前連結会計年度末より286百万円の増加となりました。これは主に賞与引当金が107百万円、未払法人税等が61百万円、未払消費税等が37百万円増加したことによるものであります。固定負債合計は76百万円となり、前連結会計年度末より46百万円の増加となりました。これは子会社であるプライムロード株式会社の細胞培養加工施設開設に伴う資産除去債務が37百万円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は4,317百万円となり、前連結会計年度末より731百万円の増加となりました。これは主に剰余金の配当により264百万円減少した一方、親会社株主に帰属する当期純利益915百万円を計上したことによるものであります。 (3)キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ595百万円増加し、3,407百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、1,062百万円の増加(前連結会計年度は745百万円の増加)となりました。資金の増加の主な要因は、税金等調整前当期純利益1,258百万円の計上によるものであります。資金の減少の主な要因は、法人税等の支払額317百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、293百万円の減少(前連結会計年度は224百万円の減少)となりました。資金の減少の主な要因は、有形固定資産の取得による支出130百万円、保険積立金の積立による支出100百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、173百万円の減少(前連結会計年度は323百万円の減少)となりました。資金の減少の主な要因は、配当金の支払額264百万円によるものであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、運転資金需要のうち主なものは、派遣エンジニアに対する人件費のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要の主なものは、IT基盤整備や事業創出への取り組みに伴う設備投資、資本業務提携に伴う株式投資等であります。 運転資金及び投資資金においては、主に自己資金により賄っておりますが、状況に応じて、金融機関からの借入により資金調達することとしております。 当連結会計年度末における有利子負債の残高は10百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は3,407百万円となっております。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた重要な会計方針等は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表  注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。また、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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