概要
ユナイテッドは、スマートフォン向けアプリやゲームの開発・運営、オンライン広告事業を手掛けるインターネットサービス企業である。2006年に東証マザーズに上場し、本社を東京都渋谷区に置く。従業員456名。2026年3月期の売上高は89億円、営業損失12億円と業績が悪化した。グループは投資事業、教育事業、人材マッチング事業、アドテク・コンテンツ事業の4セグメントで構成される。
4つの報告セグメントで構成されるグループ
当社グループは2026年3月31日時点で、当社及び11社の連結子会社で構成される。報告セグメントは「投資事業」「教育事業」「人材マッチング事業」「アドテク・コンテンツ事業」の4区分である。投資事業はシード/アーリーステージのスタートアップへの投資を行う。教育事業は個別指導学習塾「ベストコ」とオンライン教育・アプリ開発の「ブリューアス」からなる。人材マッチング事業はRPO・人材紹介の「ユナイテッド・リクルートメント」とデザイナー特化型マッチングの「リベイス」が担う。アドテク・コンテンツ事業は広告プロダクト開発の「ユナイテッドマーケティングテクノロジーズ」、オンラインくじの「フォッグ」、スポーツマーケティングの「インターナショナルスポーツマーケティング」で構成される。
教育事業が連結業績を牽引する局面
2026年3月期、教育事業の売上高は36億8951万円と前期比107.2%増加した。これは前第3四半期に「ベストコ」を連結子会社化したことによる。同社は個別指導学習塾を直営で展開しており、地方のホワイトスペースを狙う。一方、オンライン教育事業を運営する「ブリューアス」は2025年12月に事業譲渡が決定し、事業整理損を計上した。教育事業全体ではセグメント損失1億6465万円と赤字であるが、前年の4億3858万円から縮小している。グループは2027年3月期以降、教育事業を中核事業の一つと位置付け、教室数拡大と生徒数増加による黒字化を計画する。
投資事業の収益変動がグループ業績を左右
投資事業はスタートアップへの投資と投資先株式の売却を主な収益源とする。2026年3月期は投資先株式の売却量が前期比で減少し、売上高は3億9950万円と前期の49億円超から92.0%減、セグメント損失1億8612万円(前期は39億743万円の利益)に転落した。これがグループ全体の営業損失12億円の主因である。グループは保有有価証券の売却益創出と新たなAI銘柄投資、社会課題解決型の「善進投資」に注力することで、投資事業の黒字転換を目指すとしている。
アドテク・コンテンツ事業の広告技術と課題
アドテク・コンテンツ事業は、ウェブ広告のDSP/SSPプラットフォーム、スマートフォン向けアプリ、オンラインくじなどを手掛ける。中核のユナイテッドマーケティングテクノロジーズは自社開発の広告プロダクトを強みとし、運用型広告市場の拡大を追い風に安定的な利益創出を目指す。しかし、フォッグのオンラインくじでは大型案件の失注が響き、同事業の売上高は減少した。2026年3月期のセグメント利益は1億3254万円と前期比59.1%減。グループは新たな広告媒体の獲得とAI活用による生産性向上を課題としている。
人材マッチング事業の成長と今後の位置づけ
人材マッチング事業は、RPO(採用代行)・人材紹介のユナイテッド・リクルートメントと、デザイナー特化型マッチングのリベイスで構成される。2026年3月期の売上高は7億9654万円と前期比20.3%増加し、人材紹介とデザイナーマッチングが拡大した。セグメント損失は3933万円と前期の1億5582万円から縮小した。グループは2027年3月期以降、この事業を「育成中事業」と位置付け、各社個別の戦略で成長を目指すとしている。
業界の中での役割は教育・人材サービス事業者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2017/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 広告事業 | 81億円 | 55.9% | 11億円 | 13.6% |
| コンテンツ 事業 | 55億円 | 37.9% | 5億円 | 9.1% |
| インベスト メント事業 | 9億円 | 6.2% | 4億円 | 44.4% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01教育主力
当社グループは、教育事業を中核とし、個別指導塾やオンライン教育等を通じて、学習支援サービスを提供しています。
- 個別指導塾
- 生徒一人ひとりに合わせた学習指導を提供する個別指導サービス。
02人材マッチング準主力
求人企業と求職者をマッチングするサービスを展開しており、特定業界に特化した人材紹介等を行っています。
- 人材紹介サービス
- 求人企業と求職者のマッチングを支援する人材紹介サービス。
03アドテク・コンテンツ副次
広告配信の最適化技術を活用したアドテクノロジー事業や、デジタルコンテンツの企画・制作・配信を行う事業です。
- アドテクノロジーサービス
- 広告配信の効果を最大化するための技術を提供するサービスの総称。
04投資その他
グループ戦略に基づき、成長が見込まれる企業や事業への投資を行い、グループ全体の価値向上を目指しています。
製品と技術
個別指導学習塾「ベストコ」の直営モデル
教育事業の中核である株式会社ベストコは、個別指導学習塾を直営で全国展開している。同社はフランチャイズではなく全教室を直営とすることで、指導品質の均一化と低価格を実現している。2026年3月期の売上高は36億8951万円とグループ内で最大のセグメントとなった。出店戦略は地方のホワイトスペースを狙い、大都市圏以外に教室を集中させている。2027年3月期は新規出店と1教室当たりの生徒数拡大により黒字転換を計画する。学習塾市場は約4000億円とされ、競合の多い都市部を避ける独自路線を採る。
広告プラットフォーム「ユナイテッドマーケティングテクノロジーズ」
アドテク・コンテンツ事業のユナイテッドマーケティングテクノロジーズは、DSP(需要側プラットフォーム)とSSP(供給側プラットフォーム)を自社開発・運営する。長年の運用で培った技術力により、広告主向けのROI最適化とメディア向けの収益最大化を両立する。2026年3月期のセグメント利益は1億3254万円と前期比で減少したが、連結業績の安定化に寄与している。同社はAI活用による生産性向上と新たな広告媒体の獲得を課題とし、運用型広告市場の成長を取り込む方針である。
オンラインくじ「フォッグ」とスマホゲーム「放置少女」
フォッグ株式会社は、オンラインくじ事業を主力とし、スマートフォン向けアプリやウェブサービスを提供する。2026年3月期は一部大型案件の失注により売上高が減少し、グループ全体の減収要因の一つとなった。一方、当社グループのスマートフォン向けゲーム事業の代表格が「放置少女」である。同ゲームは放置プレイ型のRPGで、国内・海外で一定のユーザー基盤を持つ。しかし、有価証券報告書のセグメント詳細にはゲーム事業の個別業績は開示されておらず、同事業の収益貢献度は明らかではない。
人材マッチングサービス「リベイス」と「ユナイテッド・リクルートメント」
人材マッチング事業は2社で構成される。ユナイテッド・リクルートメントはRPO(採用代行)・人材紹介サービスを提供し、企業の採用課題を支援する。株式会社リベイスはデザイナー特化型のマッチングプラットフォームを運営し、クリエイティブ人材の需要を取り込む。2026年3月期は両社とも増収を達成し、人材紹介とデザイナーマッチングが拡大した。グループはこれらの事業を「育成中事業」と位置付け、将来の中核事業への成長を目指す。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がユナイテッド
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2378ルネサンス | 224億円 | — |
| 2 | 2471エスプール | 221億円 | 16.6倍 |
| 3 | 6086シンメンテホールディングス | 221億円 | 15.6倍 |
| 4 | 6037楽待 | 217億円 | 15.1倍 |
| 5 | 2497ユナイテッド | 216億円 | — |
| 6 | 6050イー・ガーディアン | 216億円 | 29.6倍 |
| 7 | 372Aレント | 215億円 | 7.3倍 |
| 8 | 4668明光ネットワークジャパン | 212億円 | 11.5倍 |
| 9 | 6566要興業 | 207億円 | 13.1倍 |
| 10 | 9163ナレルグループ | 205億円 | 10.7倍 |
| 11 | 2180サニーサイドアップグループ | 199億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 5件
本店所在地を2度変更した2000年代前半
当社は2000年5月、東京都渋谷区神泉町に本店を移転した。それから約2年後の2002年2月には、同じ渋谷区内の円山町に再び移転している。この時期、インターネット関連事業を展開していた同社は、事業拡大に伴いオフィスを変更したと考えられる。ただし、創業時期やそれ以前の所在地は沿革に記載がなく、詳細は不明である。2004年3月には大規模な事業再編が行われ、純粋持株会社へ移行すると同時に商号を「株式会社ネットエイジグループ」に変更している。
2004年の持株会社移行と子会社再編
2004年3月、当社は事業再編を実行した。純粋持株会社へ移行し、インターネット関連事業部門を新設分割で株式会社ネットエイジに、投資部門を吸収分割でナレッジキャピタル・パートナーズ株式会社に承継させた。さらに、ナレッジキャピタル・パートナーズを株式交換で完全子会社化し、社名をネットエイジキャピタルパートナーズに変更した。この再編により、当社は投資会社と事業会社を分離するグループ体制を確立した。商号も株式会社ネットエイジグループとなり、持株会社としての機能に特化することとなる。
2006年の東証マザーズ上場
2006年8月、当社は東京証券取引所マザーズ市場(現・グロース市場)に株式を上場した。上場当時の商号は株式会社ネットエイジグループであった。この上場により、資金調達の手段を拡大し、投資事業や新規事業への資金供給が可能となった。上場後、同社はスマートフォン向けアプリやゲーム事業などへ領域を広げ、現在の事業ポートフォリオの基礎を築いた。2007年1月には本店を東京都目黒区上目黒に移転し、現在の渋谷区渋谷に至るまでの一拠点とした。
2007年の本店移転とその後の展開
上場から約5か月後の2007年1月、当社は本店を東京都目黒区上目黒に移転した。この移転は、上場後の事業拡大や人員増加に対応するためのものと推察される。沿革には2007年以降の本店移転や商号変更の記録はないが、現在の本社は東京都渋谷区渋谷一丁目に所在する。また、商号は「ユナイテッド」に変更されている。グループはその後、教育事業や人材マッチング事業への進出を経て、2026年3月期には11社の連結子会社を擁する体制となった。
年表5件を開く
2000年代
- 2000年5月東京都渋谷区神泉町に本店移転
- 2002年2月東京都渋谷区円山町に本店移転
- 2004年3月M&A事業再編を行い純粋持株会社へ移行し、㈱ネットエイジグループに商号変更 ㈱ネットエイジの投資部門を吸収分割方式でナレッジキャピタル・パートナーズ㈱に会社分割 インターネット関連事業部門を新設分割方式で㈱ネットエイジに会社分割 ナレッジキャピタル・パートナーズ㈱を株式交換方式により100%子会社化(社名をネットエイジキャピタルパートナーズ㈱に変更)
- 2006年8月上場東京証券取引所マザーズ(現東証グロース市場)に株式を上場
- 2007年1月東京都目黒区上目黒に本店移転
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
中核事業の成長と黒字化
投資事業、㈱ベストコ、ユナイテッドマーケティングテクノロジーズ㈱を中核事業と位置付け、各事業の戦略で成長を目指すとともに、連結全体の黒字化を目指す。投資事業は有価証券売却益とAI銘柄投資・善進投資に注力、ベストコは生徒数拡大と新規出店、マーケティング事業は新規媒体獲得とAI活用で生産性向上を図る。
- 02
新規事業の成長と投資の加速
市場変化を捉え、新サービスへの事業投資やスタートアップへの投資機会をタイムリーに獲得する。既存事業の成長に加え、新規事業の育成と事業ポートフォリオの最適化を進める。
- 03
人材育成と組織体制の強化
社員のチャレンジ意欲を引き出す人事制度や権限委譲を推進し、AI活用やリスキリング、業務プロセス見直しによる生産性向上に取り組む。持続的成長のための人材基盤を強化する。
- 04
グループ経営の効率化
11社の連結子会社に対し、成長性・収益性・市場環境を踏まえた経営資源配分の最適化を行い、グループ全体の事業成長を最大化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で456人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は708万円で、9期前と比べて+34.8%。平均年齢は37.8歳、平均勤続年数は9.9年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 239 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 293 | — |
| 2019年3月 | 525 | 31.2 | 4.1 | 481 | — |
| 2020年3月 | 538 | 30.9 | 4.3 | 315 | — |
| 2021年3月 | 597 | 32.0 | 5.3 | 274 | — |
| 2022年3月 | 659 | 32.9 | 5.8 | 261 | — |
| 2023年3月 | 652 | 33.3 | 6.1 | 266 | — |
| 2024年3月 | 684 | 32.9 | 5.9 | 280 | — |
| 2025年3月 | 693 | 35.8 | 7.6 | 471 | 552 |
| 2026年3月 | 708 | 37.8 | 9.9 | 456 | −263 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社6社(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。
- 国内㈱ベストコ(注)5東京都渋谷区 · 連結子会社議決権51.0%
- 国内㈱ブリューアス(注)6、7東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ユナイテッドマーケティング テクノロジーズ㈱(注)8東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内フォッグ㈱(注)9、10東京都渋谷区 · 連結子会社議決権50.7%
- 国内㈱Hakuhodo DY ONE (注)11、12東京都港区 · その他の関係会社
- 国内㈱博報堂DYホールディングス(注)12、13東京都港区 · その他の関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は89億円、営業利益は-12億円。前期と比べると減収減益で、売上が-25.8%、利益が-146.2%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 80億円 | 89億円 |
| 営業利益 | 1億円 | -12億円 |
| 純利益 | 0億円 | -16億円 |
| 1株あたり配当 | ¥22 | ¥22 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は20億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−72.2%、営業利益は−98.1%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 29 | — | — | 5 |
| 2024年1Q | 72 | 54 | 75.0 | 37 |
| 2024年2Q | 20 | 0 | 0.0 | −6 |
| 2024年3Q | 16 | −4 | −25.0 | −4 |
| 2024年4Q | 18 | — | — | −3 |
| 2025年2Q | 63 | 26 | 41.3 | 16 |
| 2025年4Q | 57 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2026年2Q | 43 | −7 | −16.3 | −6 |
| 2026年4Q | 46 | −5 | −10.9 | −10 |
| 2027年1Q | 20 | 1 | 5.0 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は46億円から89億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は-13.5%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 46 | — | 0 | — | −2 |
| 2014年3月 | 62 | — | 2 | — | 1 |
| 2015年3月 | 83 | — | 6 | — | 6 |
| 2016年3月 | 111 | — | 17 | — | 16 |
| 2017年3月 | 146 | — | 14 | — | 9 |
| 2018年3月 | 144 | — | 16 | — | 8 |
| 2019年3月 | 276 | — | 111 | — | 70 |
| 2020年3月 | 209 | — | 51 | — | 14 |
| 2021年3月 | 163 | — | 56 | — | 37 |
| 2022年3月 | 127 | — | 58 | — | 38 |
| 2023年3月 | 131 | — | 59 | — | 41 |
| 2024年3月 | 126 | — | 48 | — | 24 |
| 2025年3月 | 120 | 26 | 26 | 21.7 | 15 |
| 2026年3月 | 89 | −12 | −13 | −13.5 | −16 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高89億円のうち、営業利益として残るのは-12億円で-13.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-16億円、売上の-18.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.3%59億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金47.2%42億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-13.5%-12億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−40億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−41億円。この組み合わせは「消耗型」にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線。期末の手元現金は60億円で、売上の8.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1 | −13 | −5 | −12 | 17 |
| 2014年3月 | −2 | −10 | 22 | −12 | 25 |
| 2015年3月 | 5 | −9 | 4 | −4 | 25 |
| 2016年3月 | 8 | 4 | −15 | 12 | 22 |
| 2017年3月 | 11 | 18 | −1 | 29 | 50 |
| 2018年3月 | 15 | −6 | −3 | 9 | 56 |
| 2019年3月 | 91 | −49 | −9 | 42 | 88 |
| 2020年3月 | 20 | −4 | −21 | 16 | 84 |
| 2021年3月 | 70 | −2 | −14 | 68 | 138 |
| 2022年3月 | 27 | −5 | −38 | 22 | 122 |
| 2023年3月 | 39 | −8 | −19 | 31 | 134 |
| 2024年3月 | 21 | −11 | −13 | 10 | 130 |
| 2025年3月 | 14 | −2 | −15 | 12 | 126 |
| 2026年3月 | −40 | −1 | −26 | −41 | 60 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は200億円。このうち返さなくてよい自己資本が178億円で、自己資本比率は85.5%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 68 | 54 | 14 | 76.3 |
| 2014年3月 | 82 | 72 | 10 | 87.0 |
| 2015年3月 | 98 | 82 | 16 | 83.2 |
| 2016年3月 | 116 | 90 | 26 | 77.3 |
| 2017年3月 | 120 | 96 | 24 | 79.5 |
| 2018年3月 | 126 | 103 | 23 | 79.2 |
| 2019年3月 | 572 | 401 | 171 | 69.7 |
| 2020年3月 | 336 | 265 | 71 | 78.3 |
| 2021年3月 | 474 | 360 | 114 | 75.6 |
| 2022年3月 | 387 | 303 | 84 | 77.7 |
| 2023年3月 | 323 | 266 | 57 | 81.7 |
| 2024年3月 | 267 | 235 | 32 | 87.2 |
| 2025年3月 | 248 | 218 | 31 | 84.7 |
| 2026年3月 | 200 | 178 | 23 | 85.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で534社中23位あたり、逆に低いのは売上成長率で534社中527位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥535で、1年前と比べて-14.5%。過去52週の値幅のなかでは35%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 823.1倍 |
| PBR | 1.21倍 |
| 配当利回り | 4.11% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で+5.2%上昇し、25日移動平均線(506.92円)を+3.6%上回る。52週高値(761円)から31%下落した位置だが、52週安値(471円)は+11.5%上回る。週足で上昇トレンドが継続し、出来高は7月17日に26,300株と増加傾向にある。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERが計算不能(直近赤字)で評価困難だが、PBR1.14倍は業界平均2.35倍を下回る。ROE6.7%は低く、配当利回り4.35%は高いものの配当性向127.8%で持続性に懸念。業績は減収赤字転落が予想され、将来の価値毀損リスクが大きく割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 823.1倍 | — |
| PBR | 1.21倍 | 3.51倍 |
| ROE | 6.7% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
同社はかつてヒットゲーム「放置少女」で急成長したが、現在はその反動減と新たなヒット欠如で業績が急悪化。強気派は、新タイトルの投入や広告事業の成長、コスト削減によるV字回復の可能性を期待。弱気派は、ゲーム事業の減収が止まらず、広告事業も競争激化で収益化が難しいと見る。PERは算出不能(赤字)、PBRは1.14倍とやや割高感。配当利回りは4.3%と高いが、減配リスクが懸念される。
- 新ゲーム投入期待
新タイトルがヒットすれば業績は急回復する可能性
- 広告事業の伸び
オンライン広告市場は成長しており、収益源として期待
- 株主還元
現在の配当利回り4.3%は高水準で、株主還元に積極的
- コスト削減プログラムの早期効果2027年Q1影響強
固定費20%削減で営業損失12億円が解消、営業利益率10%なら約9億円の利益。
- 不採算事業の売却による財務改善2026年下期影響中
売却益10億円で自己資本増加、PBR1倍割れからの回復期待。
- M&Aによる収益源の多様化2027年〜2028年影響中
成長企業の買収で売上50億円追加、営業利益5億円の貢献。
- 配当維持方針の再表明次回株主総会影響弱
配当性向100%超でも自社保有株取り崩しで現金配当継続、買い支え効果。
- 主力ゲームの減収
「放置少女」の売上減少が止まらず、業績悪化の主要因
- 赤字転落
2026年3月期は営業損失12億円と大幅赤字見通し
- キャッシュフロー悪化
赤字継続で資金繰りが悪化、減配や増資リスク
- 主力事業の赤字拡大2026年Q2影響強
営業損失が12億円から20億円に拡大すれば自己資本比率が低下、財務リスク顕在化。
- 配当減額・無配転換次回株主総会影響中
2026年3月期は営業損失で配当原資不足、減配率50%以上で株価下落。
- 有利子負債の増加と金利上昇金融政策次第影響中
借入金100億円で金利1%上昇で営業利益1億円減少、赤字幅拡大。
- 株式需給悪化による値下がり継続影響弱
業績悪化で信用評価損発生、個人投資家の投げ売りで株価PBR0.8倍割れ。
- ゲームセグメント売上高
- 主力ゲームの減収トレンドが続くか確認
- 営業損益
- 黒字転換が可能かどうかの最重要指標
- 新タイトル数
- 将来の成長を左右するパイプラインの充実度
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり22円で、前期から−52.1%。いまの株価に対する利回りは4.11%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 4 | — | 16.7 |
| 2018年3月 | 4 | −12.5 | 22.9 |
| 2019年3月 | 31 | 771.4 | 17.6 |
| 2020年3月 | 7 | −78.7 | 151.0 |
| 2021年3月 | 17 | 161.5 | 25.4 |
| 2022年3月 | 19 | 8.8 | 22.0 |
| 2023年3月 | 22 | 16.2 | 22.8 |
| 2024年3月 | 48 | 123.3 | 89.9 |
| 2025年3月 | 48 | 0.0 | 127.8 |
| 2026年3月 | 23 | −52.1 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥22
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ15,907人。区分でいちばん多いのは個人・その他で50.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.3%を占め、残る52.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 42.7 | 33.6 | 30.7 | 36.9 | 43.0 | 50.9 |
| 事業法人 | 44.3 | 51.5 | 53.0 | 53.3 | 52.3 | 47.3 |
| 自己株式 | 7.7 | 2.8 | 3.3 | 3.0 | 2.8 | 7.3 |
| 外国法人 | 10.4 | 13.2 | 9.5 | 8.3 | 4.2 | 1.5 |
| 証券会社 | 2.0 | 1.3 | 3.3 | 1.4 | 0.3 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 金融機関 | 0.6 | 0.3 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | ㈱Hakuhodo DY ONE | 45.79 |
| 02 | 早川 与規 | 2.91 |
| 03 | 竹内 壮司 | 1.93 |
| 04 | ㈱コーズベンチャーズ | 0.99 |
| 05 | 藤澤 陽三 | 0.54 |
| 06 | MLI FOR CLIENT GENERAL NON TREATY-PB(常任代理人 BOFA証券㈱) | 0.38 |
| 07 | 佐々木 浩 | 0.37 |
| 08 | 伊東 みち子 | 0.36 |
| 09 | 川上 浩 | 0.26 |
| 10 | 荒川 淳一 | 0.25 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−171%、1株純資産は14期で+96%。直近期のROEは6.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −15 | 234 | — | — | — |
| 2014年3月 | 4 | 306 | 1.6 | 343.7 | 26.1 |
| 2015年3月 | 23 | 345 | 7.2 | 68.3 | 19.3 |
| 2016年3月 | 68 | 391 | 18.4 | 24.4 | 27.3 |
| 2017年3月 | 40 | 413 | 10.0 | 54.5 | 16.7 |
| 2018年3月 | 37 | 435 | 8.7 | 116.5 | 22.9 |
| 2019年3月 | 152 | 865 | 28.1 | 5.0 | 17.6 |
| 2020年3月 | 31 | 589 | 4.2 | 12.9 | 151.0 |
| 2021年3月 | 84 | 819 | 12.0 | 8.3 | 25.4 |
| 2022年3月 | 91 | 745 | 11.6 | 10.3 | 22.0 |
| 2023年3月 | 105 | 676 | 14.7 | 6.1 | 22.8 |
| 2024年3月 | 60 | 595 | 9.5 | 14.8 | 89.9 |
| 2025年3月 | 38 | 536 | 6.7 | 19.5 | 127.8 |
| 2026年3月 | −41 | 458 | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額182百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 早川与規 | 代表取締役社長 | 57 |
| 金子陽三 | 代表取締役 | 50 |
| 山下優司 | 取締役 | 46 |
| 樋口隆広 | 取締役 | 36 |
| 田中雄三 | 取締役 | 52 |
| 上原直人 | 取締役 | 55 |
| 石本忠次 | 取締役 | 52 |
| 山﨑滋 | 常勤監査役 | 64 |
| 大村健 | 監査役 | 52 |
| 小駒望 | 監査役 | 46 |
| 春山修平 | — | 43 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 127 | 28 | 155 | 39 |
| 社外取締役 | 3 | 14 | — | 14 | 5 |
| 監査役 | 1 | 13 | — | 13 | 13 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容153字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,412字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,859字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,317字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第29期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-17
- 半期報告書半期報告書-第29期(2025/04/01-2025/09/30)2025-11-06
- 有価証券報告書有価証券報告書-第28期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-18
- 半期報告書半期報告書-第28期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第27期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-20
- 四半期報告書四半期報告書-第27期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-08
- 四半期報告書四半期報告書-第27期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第27期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第26期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-19
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-08
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-04
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年3月期第1四半期決算説明資料2026-08-03
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