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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

要興業

KANAME KOGYO CO.,LTD.6566 · Standard · サービス業

東京23区を中心に、事業系廃棄物の収集運搬から中間処理・リサイクルまで一貫して手がける総合廃棄物処理会社。

概要

要興業は、1973年に東京都豊島区で創業された総合廃棄物処理企業である。東京23区を中心に、産業廃棄物と一般廃棄物の収集運搬・処分、リサイクル、行政受託の3事業を展開する。2026年3月期の売上高は約149億円、従業員467名。東京証券取引所スタンダード市場に上場(2017年12月)し、連結子会社に株式会社ヨドセイを持つ。

三つの事業で構成される収益の柱

要興業グループは、収集運搬・処分事業、リサイクル事業、行政受託事業の三つを収益源とする。2026年3月期の売上高構成比は、収集運搬・処分事業が約68%(10,227百万円)、リサイクル事業が約9%(1,339百万円)、行政受託事業が約23%(3,381百万円)である。収集運搬・処分事業が最大の柱であり、東京23区内の事業所から排出されるほぼ全ての廃棄物品目を扱う。行政受託事業は各区からの委託で家庭系廃棄物を処理し、安定的な収益基盤となっている。

東京23区に張り巡らせた収集運搬網

要興業は東京23区内に8か所のリサイクルセンターを有し、自社グループで477台の車両と約420名のドライバー(うち334名が正社員)を擁する。8,200か所以上の排出現場と定期的な回収契約を結び、自社開発の配車ソフトで収集ルートを最適化している。全車両にGセンサ付きデジタルタコグラフやGPSを搭載し、安全運行とリアルタイム指示を徹底。これにより、短い距離で多くの廃棄物を運搬し、効率的な収集体制を実現している。

法令遵守を核とした競争優位性

要興業は、廃棄物処理法の厳格な遵守を経営の根幹に据える。自社で電子マニフェスト登録サポートシステム(EDIシステム)を開発し、顧客企業の法令上の事務処理を簡略化。また、自社社員による廃棄物セミナーを顧客先で開催し、遵法意識を浸透させる。これにより、コンプライアンス重視の排出事業者との強固な取引関係を構築し、適正な価格での契約維持につなげている。2002年にISO14001、2007年にISO27001を取得し、環境と情報セキュリティの両面で信頼を獲得している。

グループ構成と資本関係の変化

要興業グループは、株式会社要興業と連結子会社の株式会社ヨドセイ(2015年3月株式取得)で構成される。ヨドセイは家庭系一般廃棄物の運搬(雇上契約)を担当し、グループの行政受託事業を補完する。2025年10月、The SFP Value Realization Master Fund Ltd.による大栄環境株式会社への株式譲渡等を経て、大栄環境が筆頭株主となった。なお、2016年には株式会社アルフォ・イーへの出資、2017年に株式会社アルフォの株式取得を通じて食品廃棄物リサイクル事業への関与も行っている。

堅調に拡大する売上高と収益性

要興業の連結売上高は、2014年3月期の78億円から2026年3月期の149億円へと約1.9倍に成長した。同期間の当期純利益は8億円から16億円へ着実に増加。2026年3月期の営業利益は21億円、営業利益率は約14%である。経営指標として売上高の増収を最重視し、併せて営業利益率、人件費率、純資産比率などを注視する。設備投資にはデッド・キャパシティ・レシオ(D.C.R)とEBITDA比率を用いて健全性を評価している。

業界の中での役割は廃棄物処理サービスを提供する総合廃棄物処理会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
149億円
営業利益
21億円
営業利益率
14.1%
純利益
16億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
収集運搬・処分事業102億円68.5%
行政受託事業34億円22.8%
リサイクル事業13億円8.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01事業系廃棄物(産業廃棄物・事業系一般廃棄物)主力

東京23区内の事業所から排出される産業廃棄物(ビン、缶、ペットボトル、粗大ごみ等)と事業系一般廃棄物(可燃ごみ、段ボール、古紙等)の収集運搬・処分を行う。自社開発の配車ソフトによる効率的な回収と、広範な許可と自社処理施設を活かした一貫した処理体制で、コンプライアンス重視の排出事業者から選ばれている。

主な製品・サービス1
収集運搬・処分サービス
事業所から排出される廃棄物を定期回収し、自社リサイクルセンターや行政の清掃工場へ運搬・処分するサービス。

02リサイクル(資源物の売却)準主力

収集した廃棄物をリサイクルセンターで選別・破砕・圧縮・梱包し、再資源化品や有価物として売却する。資源物を質・量ともに安定的に取り扱うことで、売却先に対する価格交渉力を確保している。

主な製品・サービス1
再資源化品・有価物
古紙、ビン、缶、ペットボトル、粗大ごみなどを処理して得られる再生資源物。

03行政(東京23区)準主力

東京23区からの委託で、家庭系不燃ごみ、容器包装ごみ、金属系粗大ごみ等の資源化処理や、家庭系一般廃棄物の運搬を行う。不燃ごみは足立区、板橋区、中野区、荒川区、豊島区、台東区から委託され、実績を活かして他自治体への拡大も見込まれる。

主な製品・サービス1
行政受託サービス
自治体から委託された家庭系廃棄物の収集運搬・中間処理・資源化を行うサービス。

製品と技術

収集運搬・処分の総合サービス

要興業の収集運搬・処分事業は、東京23区内の事業所から排出される産業廃棄物と事業系一般廃棄物を対象とする。可燃ごみ、段ボール、古紙、ビン、缶、ペットボトル、粗大ごみなど、ほぼ全ての品目について収集運搬許可を保有。自社開発の配車ソフトにより8,200か所以上の排出現場と477台の車両を効率的に結び付け、最短距離で運搬する。排出事業者は要興業との一社契約で処理を完結でき、マニフェスト管理の負担が軽減される。

リサイクルセンターにおける多品種処理技術

要興業は東京23区内に8つのリサイクルセンターを運営し、古紙、ビン、缶、ペットボトル、粗大ごみなどの選別・破砕・圧縮・梱包を実施。発泡スチロール溶融再生プラントや廃プラスチック破砕プラントなど、品目別に専門設備を備える。資源物を質・量ともに安定的に取り扱うことで、売却先に対して価格交渉力を確保。段ボールや機密書類は専用車両で回収し、古紙業者や製紙工場に直接納入するルートも持つ。

行政受託事業における不燃ごみ選別資源化

要興業の行政受託事業では、東京23区から委託された不燃ごみや容器包装ごみをリサイクルセンターで資源化処理する。不燃ごみについては独自の選別資源化方法を確立し、足立区、板橋区、中野区、荒川区、豊島区、台東区の6区で実績を持つ。家庭系プラスチックごみは足立区、板橋区、中央区など、粗大ごみも各区から受託する。自治体のニーズに応じた処理能力の拡張が可能で、新たな区への受注拡大も見込む。

自社開発の電子マニフェストシステム

要興業は、排出事業者の法令遵守を支援するため、自社で電子マニフェスト登録サポートシステム(EDIシステム)を開発した。このシステムは、排出事業者、要興業、情報処理センターの三者間で電子化されたマニフェスト情報を効率的に授受する。これにより、排出事業者はマニフェストの交付・保存業務を大幅に簡略化できる。また、廃棄物処理法の遵法を促す廃棄物セミナーを顧客先で定期的に開催し、ソフト面からもコンプライアンス体制を支えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が要興業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16037楽待217億円15.1倍
26050イー・ガーディアン216億円29.6倍
32497ユナイテッド216億円
4372Aレント215億円7.3倍
54668明光ネットワークジャパン212億円11.5倍
66566要興業207億円13.1倍
79163ナレルグループ205億円10.7倍
82180サニーサイドアップグループ199億円
92498オリエンタルコンサルタンツホールディングス197億円8.7倍
109765オオバ195億円13.4倍
119686東洋テック194億円9.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

藤居商店として創業した1972年

1972年6月、東京都豊島区要町において藤居商店を創業し、製紙原料の売買を開始した。翌1973年4月、藤居商店を組織変更し、資本金1,000千円で株式会社要興業を設立。創業当初から資源循環を視野に入れた事業を手掛けており、後のリサイクル事業の礎を築いた。1977年には足立区鹿浜へ業務部を移転し、事業基盤を拡大した。

リサイクルセンター開設と処理能力の拡充(1990年代)

1992年11月、千住事業所(千住リサイクルセンター)を開設。同年12月には廃棄物再生事業者登録で東京都第1号を取得した。1997年には入谷リサイクルセンター、大森リサイクルセンターを開設し、処理拠点を増やした。同年、本社を池袋エヌエスビルに移転し、現在の本社所在地となる。1998年には足立支社を移転し、収集運搬体制を強化した。

多様なリサイクルプラントを整備した2000年代

2000年4月、発泡スチロール溶融・再生ブロック化プラントとビン選別プラントを新設。同年10月には古紙選別・圧縮・梱包プラント、機密書類断裁プラントを導入した。2001年4月、家電リサイクル法に基づく東京都指定中間集積所に指定。2002年6月にISO14001認証を取得し、環境マネジメントを体系化。2003年には食品廃棄物リサイクルプラント、2004年に廃プラスチック類破砕プラントと、順次処理品目を拡大した。

情報セキュリティ認証と優良認定の取得(2007~2011年)

2007年11月、情報セキュリティマネジメントの国際規格ISO27001を取得。顧客の機密情報を扱う事業特性に対応した。2008年4月、新鹿浜事業所(新鹿浜リサイクルセンター)を開設し、処理能力を増強。2010年2月には東京都の優良評価制度「産廃エキスパート認定」を取得。2011年8月には優良産廃処理業者認定(収集運搬業・処分業・特別管理産業廃棄物収集運搬業)を取得し、信頼性を高めた。

子会社化と東京証券取引所への上場(2015~2018年)

2015年3月、株式会社ヨドセイの株式を取得し連結子会社化。家庭系一般廃棄物の運搬事業をグループに取り込んだ。2017年9月、板橋リサイクルセンターを開設。同年12月、東京証券取引所市場第二部に上場。上場に伴い2018年1月に第三者割当増資を実施し、資本金を827,736千円に増資。2018年2月には一般社団法人日本経済団体連合会に入会し、社会的地位を向上させた。

鹿浜リサイクルセンター拡張と市場区分変更(2019~2022年)

2019年7月、鹿浜リサイクルセンターを拡張し、粗大ごみ選別プラントを新設。2022年2月にはさらなる拡張工事が竣工し、大型ごみの処理能力を向上させた。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第二部からスタンダード市場へ移行。上場後も着実に設備投資を続け、事業基盤を強化した。

京浜島車輌センター開設と筆頭株主の異動(2025年)

2025年6月、大田区に京浜島車輌センターを開設し、車両管理拠点を新たに設けた。同年10月、The SFP Value Realization Master Fund Ltd.による大栄環境株式会社への株式譲渡等により、大栄環境が当社の筆頭株主となった。これにより資本関係が変化し、今後の事業展開に影響を与える可能性があるが、経営方針は従来の路線を維持する方針である。

年表39件を開く

1970年代

  • 1972年6月創業東京都豊島区要町において藤居商店を創業 製紙原料の売買を開始
  • 1973年4月創業藤居商店を組織変更し、資本金1,000千円で株式会社要興業を設立
  • 1977年12月東京都足立区鹿浜へ当社業務部を移転

1990年代

  • 1991年2月東京都豊島区池袋へ本社移転
  • 1992年11月千住事業所/千住リサイクルセンターを開設
  • 1992年12月廃棄物再生事業者登録東京都第1号
  • 1997年4月入谷事業所/入谷リサイクルセンターを開設
  • 1997年6月東京都豊島区池袋エヌエスビルへ本社移転
  • 1997年9月大森事業所/大森リサイクルセンター開設
  • 1998年4月足立区内で足立支社移転

2000年代

  • 2000年4月発泡スチロール溶融・再生ブロック化プラント、ビン選別プラント新設
  • 2000年9月鹿浜事業所/鹿浜リサイクルセンター開設
  • 2000年10月古紙選別・圧縮・梱包、機密書類断裁・圧縮梱包プラント新設
  • 2001年4月家電リサイクル法東京都指定中間集積所に指定
  • 2002年6月ISO14001認証取得
  • 2003年7月食品廃棄物リサイクルプラント新設
  • 2003年11月ペットボトル圧縮・梱包プラント新設
  • 2004年3月廃プラスチック類破砕プラント新設
  • 2005年12月機密廃プラスチック類破砕プラント新設
  • 2007年11月ISO27001認証取得
  • 2008年4月新鹿浜事業所/新鹿浜リサイクルセンター開設
  • 2008年6月廃プラスチック類破砕プラント新設

2010年代

  • 2010年2月東京都の優良評価制度「産廃エキスパート認定」取得
  • 2010年4月城南島事業所/城南島リサイクルセンター開設
  • 2011年8月優良産廃処理業者認定取得(東京都産業廃棄物収集運搬業/処分業/特別管理産業廃棄物収集運搬業)
  • 2015年3月M&A株式会社ヨドセイの株式を取得し、子会社化(現・連結子会社)
  • 2016年2月創業株式会社アルフォ・イー設立に伴い、協業化を目的として出資
  • 2017年3月株式会社アルフォ・イーの事業主体の変更に伴う組織再編のため株式を売却
  • 2017年6月株式会社アルフォの株式を取得(株式会社アルフォ・イーの事業の協業化の継続)(注)
  • 2017年9月板橋事業所/板橋リサイクルセンター開設
  • 2017年12月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2018年1月第三者割当増資を行い、資本金827,736千円に増資
  • 2018年2月一般社団法人日本経済団体連合会に入会
  • 2019年7月鹿浜リサイクルセンター拡張、粗大ごみ選別プラント新設

2020年代

  • 2022年2月鹿浜リサイクルセンター拡張工事竣工
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行
  • 2025年6月大田区に京浜島車輌センターを開設
  • 2025年10月The SFP Value Realization Master Fund Ltd.による大栄環境株式会社に対する当社株式の譲渡等により大栄環境株式会社が当社の筆頭株主となる
  • (注)協業化の内容は、食品廃棄物をリサイクルするための処理施設を運営することです。バイオエナジー株式会社は、大田区城南島で、メタン発酵システム(食品廃棄物を発酵させてメタンガスを発生させるシステム)による発電事業及びガス供給事業を営んでおります。株式会社アルフォは、大田区城南島で、食品廃棄物を飼料化する事業並びにメタン発酵システムによる発電事業を営んでおります。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    収集運搬・処分事業の拡大

    東京23区内の拠点を活用し、事業系一般廃棄物や産業廃棄物の取扱量を増加させる。法令遵守による安心提供で顧客数を着実に増やし、近県市へのエリア拡充も視野に入れる。

  2. 02

    リサイクル事業の高度化

    リサイクルセンターの改廃・拡張、分別徹底による品質向上、新たな資源化ルート開拓でリサイクル率向上と再資源化を推進。行政受託事業との連携も図る。

  3. 03

    行政受託事業の受注拡大

    専任営業担当の設置やリサイクルセンター新設・拡張により、自治体からの不燃ごみ・プラスチックごみ処理の受注を増加させる。独自の選別資源化方法を提案し、新規区への展開を進める。

  4. 04

    設備投資と情報化推進

    老朽化したリサイクルセンター設備の自動化・更新、車両基地増設、脱炭素車両導入を進める。全社情報システムの高速化・次期基幹システムへの移行で業務効率化を図る。

  5. 05

    コンプライアンスとBCPの強化

    廃棄物処理法遵守の徹底、安全運転・労務管理のKPI設定、防災対策(BCP)の強化、サイバーセキュリティ対策を継続し、社会的信頼と事業継続性を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で467人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は655万円で、8期前と比べて+14.1%平均年齢は47.4歳、平均勤続年数は12.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年3月441
2019年3月57443.39.5446
2020年3月58244.39.8445
2021年3月55944.810.4449
2022年3月57545.311.0458
2023年3月59345.911.4468
2024年3月60446.711.9462
2025年3月65047.212.1454463
2026年3月65547.412.1467450

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率66.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都豊島区2,985百万円
鹿浜リサイクルセンター — 東京都足立区2,458百万円
足立支社 — 東京都足立区2,076百万円
城南島リサイクルセンター — 東京都大田区1,518百万円
千住リサイクルセンター — 東京都足立区1,513百万円
板橋リサイクルセンター — 東京都板橋区1,289百万円
大森リサイクルセンター — 東京都大田区726百万円
新鹿浜リサイクルセンター — 東京都足立区631百万円
入谷リサイクルセンター — 東京都足立区100百万円
和光事務所 — 埼玉県和光市80百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ヨドセイ(注)2
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    庁舎廃棄物収集運搬及び処分役務(廃蛍光灯類)(単価契約)
    防衛省 · 2024-02-26
    185万円
  • 調達
    庁舎廃棄物収集運搬及び処分役務(廃蛍光灯類)(単価契約)
    防衛省 · 2021-04-01
    88万円
  • 調達
    庁舎廃棄物収集運搬及び処分役務(廃蛍光灯類)(単価契約)
    防衛省 · 2019-02-26
    80万円
  • 調達
    庁舎廃棄物収集運搬及び処分役務(廃蛍光灯類)(単価契約)
    防衛省 · 2018-03-09
    74万円
  • 調達
    庁舎廃棄物収集運搬及び処分役務(廃蛍光灯類)(単価契約)
    防衛省 · 2023-02-13
    73万円
  • 調達
    庁舎廃棄物収集運搬及び処分役務(廃蛍光灯)(単価契約)
    防衛省 · 2017-03-17
    73万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は149億円営業利益21億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.8%、利益が+0.0%。

売上高
+2.8%
149億円
営業利益
+0.0%
21億円
純利益
+6.7%
16億円
営業利益率
14.1%
前期比 -0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高156億円149億円
営業利益22億円21億円
純利益15億円16億円
1株あたり配当¥29

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は39億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+18.2%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q324
2024年1Q33412.13
2024年2Q34514.73
2024年3Q34411.83
2024年4Q344
2025年2Q731115.17
2025年4Q721013.98
2026年2Q751013.38
2026年4Q741114.98
2027年1Q39615.44

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2014年3月期からの13期で、売上は78億円から149億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は14.1%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2014年3月78138
株式会社ヨドセイの株式を取得し、子会社化(現・連結子会社)
2015年3月76117
株式会社アルフォ・イー設立に伴い、協業化を目的として出資
2016年3月98118
東京証券取引所市場第二部に上場
2017年3月100117
2018年3月108117
2019年3月113117
2020年3月11586
2021年3月11096
2022年3月119139
2023年3月1301813
2024年3月1351913
大田区に京浜島車輌センターを開設
2025年3月145212214.515
2026年3月149212314.116

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高149億円のうち、営業利益として残るのは21億円14.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は16億円、売上の10.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.5%114億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.7%13億円
  • その他の費用持分法損益などの調整0.7%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.1%21億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.5pt
14.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.7pt
10.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.0pt
7.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2026年3月期は営業CFが21億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは15億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は58億円で、売上の4.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年3月5−15−3−1028
2017年3月13−13−1028
2018年3月17−2714−1031
2019年3月133−91639
2020年3月9−7−7234
2021年3月15−5−91035
2022年3月14−7−5738
2023年3月19−5−81445
2024年3月18−6−81248
2025年3月21−12−11947
2026年3月21−6−31558

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2026年3月期の総資産は257億円。このうち返さなくてよい自己資本が208億円で、自己資本比率は80.9%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年3月125982778.2
2015年3月1481054371.2
2016年3月1651125367.8
2017年3月1751195667.9
2018年3月2051456070.8
2019年3月2061505672.4
2020年3月2051535274.6
2021年3月2081585075.7
2022年3月2151645176.6
2023年3月2241745077.7
2024年3月2361855178.3
2025年3月2411964681.1
2026年3月2572084980.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
68億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
182億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
49億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
98
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率28 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中44位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中377位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.8%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
14.1%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
80.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.8%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月1日の終値

直近の終値は¥1,305で、1年前と比べて+15.9%過去52週の値幅のなかでは39%の位置にある。

¥1,305+0.0%1ヶ月-1.7%1年+15.9%時価総額207億円
過去52週の値幅
安値¥1,085高値¥1,646

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.1倍
PER (会社予想)13.5倍
PBR1.00倍
配当利回り2.22%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+7.2%上昇し1280円。52週安値1085円からは+18.0%の水準。25日線1253.3円を+2.1%上回るが、75日線1312.1円には届かず。RSI60.2と中立。出来高は極めて低く、流動性リスクに注意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 12.9倍は業界平均22.2倍を大きく下回り割安。PBR0.97倍も平均2.35倍を下回る。配当利回り2.27%は平均1.66%を上回り、配当性向30.6%と健全。ROE7.82%は平均並みだが、安定した利益成長が続く。割安だが、収益成長率が緩やかで、ROEが特に高いわけではない点には留意。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.1倍23.4倍
PER (予想)13.5倍
PBR1.00倍3.51倍
ROE7.8%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり29で、前期から+3.6%いまの株価に対する利回りは2.22%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥29
1株あたり
配当利回り
2.22%
いまの株価に対して
配当性向
30.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2019年3月1330.8
2020年3月11−15.432.4
2021年3月110.031.9
2022年3月1754.532.5
2023年3月2335.330.7
2024年3月244.331.7
2025年3月2816.730.7
2026年3月293.630.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥29

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,801人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.0%を占め、残る52.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他54.752.953.151.849.648.9
事業法人12.712.012.212.111.739.4
金融機関10.810.79.910.39.38.6
外国法人20.923.624.025.028.82.6
証券会社0.90.80.80.80.70.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01大栄環境株式会社27.81
02藤居秀三15.75
03日本生命保険相互会社5.36
04大星ビル管理株式会社4.73
05大星ビルメンテナンス株式会社4.73
06要興業社員持株会4.49
07藤居幸弥2.21
08株式会社三菱UFJ銀行1.89
09坂原謙二1.83
10GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)1.41

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で−98%、1株純資産は13期で−98%。直近期のROEは7.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2014年3月6,11374,2118.64.9
2015年3月5,20779,6336.85.8
2016年3月598497.35.3
2017年3月569026.45.4
2018年3月539145.617.427.4
2019年3月439424.616.530.8
2020年3月369623.820.132.4
2021年3月399944.023.831.9
2022年3月551,0365.416.232.5
2023年3月791,0987.49.930.7
2024年3月811,1637.211.231.7
2025年3月951,2338.011.430.7
2026年3月1001,3137.814.830.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額178百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藤居秀三代表取締役会長812,500,000
木納孝代表取締役社長6650,000
松浦義忠常務取締役71150,000
岡田卓也常務取締役61
村木宣彦常務取締役 総務部長6450,000
安藤雅弘取締役 システム管理部長67100,000
木下哲司取締役 行政管理部長5972,000
藤居邦彦取締役 経営企画室長55150,000
椿洋一郎取締役69
熊木浩取締役63
黒崎誠常勤監査役65
村谷晃司監査役52
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
今井正美監査役66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)91451416018
社外取締役5171184

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,870字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社要興業)及び連結子会社1社(株式会社ヨドセイ)により構成されており、東京23区を中心にして、産業廃棄物に分類されるビン、缶、ペットボトル、粗大ごみ等や、一般廃棄物に分類される可燃ごみ等の収集運搬・処分、リサイクル(資源物の売却)を中核とした事業を行っております。 創業以来、「環境保全と循環型社会に貢献する企業であること」を企業理念として掲げ、快適な都市生活と資源の 循環を推進するための適正な廃棄物処理と資源リサイクルを業として、お客様から信頼される質の高いサービスを提供し、関係する行政、企業、地域との共生を図り、永続発展を目指して株主と社員を大切にすることを経営方針としております。 当社グループは総合廃棄物処理事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しておりますが、当社グループの主なサービスは収集運搬・処分事業、リサイクル事業、行政受託事業の3つに区分されます。 (1) 収集運搬・処分事業 当事業では、当社及び株式会社ヨドセイにおいて、主に東京23区内の事業所における事業活動に伴い発生する産業廃棄物と事業系一般廃棄物の収集運搬・処分を行っております。可燃ごみ、段ボール、古紙等の一般廃棄物、及びビン、缶、ペットボトル、粗大ごみ等の産業廃棄物等、事業所から日常排出される廃棄物のほぼ全ての品目について収集運搬の許可を有しており、それらの廃棄物を、477台を数える当社グループ保有車両で、約420名のドライバー(うち、334名が正社員)により運搬しております(2026年3月31日現在)。 当社は、東京23区内において、各排出事業者と8,200か所以上の排出現場を定期的に回収する契約を結んでいます。集められた廃棄物は、東京23区内に8つある自社リサイクルセンターを始め、行政の営む清掃工場等に運ばれ処理されております。その際、自社開発の配車ソフトの活用により、多数の現場・車両・積み下ろし先をいわば「路線化」し、有機的に結びつけることができるため、より短い距離でより多くの廃棄物を運搬することができているものと考えております。 なお、収集運搬にあたっては、全車両に特殊Gセンサ付きデジタルタコグラフ(注)1.ドライブレコーダー等の各種機器及びGPS装置を搭載した無線を導入し、安全運転に努めるとともに、現場状況に即応したリアルタイムの指示を行う体制となっております。 当社グループでは、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下「廃棄物処理法」という。)」の遵守の徹底が、事業の安定的継続の大きな要素であると認識しております。このため、毎月のドライバーミーティング、毎朝の点呼等の機会を利用しての教育訓練により、許可を持たない廃棄物の運搬はしないことや、産業廃棄物管理票(以下「マニフェスト」という。)(注)2.の授受を徹底させる等々の法令遵守を徹底させております。 排出事業者は、産業廃棄物の処理を委託する際、その種類毎に、当該の許可を持つ収集運搬業者と処分業者の両方の会社と直接契約を結ぶこと、及び引き渡しの際のマニフェストの交付と保存が義務化されています。したがって、内容によっては、事務手続が非常に煩雑となりますが、この点、当社は事業活動に伴い発生する殆どの廃棄物の収集運搬許可を有し、かつ処分先として19か所の行政の清掃工場のみならず、8つの中間処理施設(リサイクルセンター)を有していることから、当社のみで一貫した取扱いが可能となります。これにより、当社と契約を結んでいる排出事業者の法令で定められた事務処理は大幅に簡略化されております。 当社は排出事業者がより容易に遵法できるよう、自社で電子マニフェスト登録サポートシステム(EDIシステム)(注)3.を開発し、多くの顧客企業に利用していただいております。また廃棄物処理法の遵法を促すべく、自社社員により廃棄物セミナーを自社、及び顧客企業先で継続的に開催しております。 上述の遵法精神に基づく取組により、廃棄物の処理先をコスト重視ではなくコンプライアンス重視で選択する排出事業者との結びつきを強め、適正な価格での廃棄物処理委託契約を維持でき、収益の安定化及び業容の拡大に結びついているものと考えております。 (注) 1.特殊Gセンサ付きデジタルタコグラフとは、デジタルタコグラフ(デジタル式運行記録計)に加速度センサを装備し、車両に実際に加わる前後・左右の衝撃を検知し、同時に速度やエンジン回転数等を計測することによって、音声で運転手に危険運転を注意することができるシステムです。 2.産業廃棄物管理票(マニフェスト)とは、排出事業者が収集運搬業者及び処分業者に委託した産業廃棄物の処理の流れを自ら把握することによって、不法投棄の防止等産業廃棄物の適正な処理を確保することを目的としたマニフェスト制度で用いられる伝票です。排出事業者は、委託した産業廃棄物が最終処分まで適正に処理されたことを確認する義務があります。 3.電子マニフェストとは、マニフェストに記載すべき情報を電子化し、排出事業者、収集運搬業者、処分業者の3者が廃棄物処理法で定められた情報処理センターを介したネットワークで授受する仕組みです。電子マニフェスト登録サポートシステムとは、当社にて開発した排出事業者と当社と情報処理センターの3者間で電子化されたマニフェストに記載すべき情報の授受を効率的に行うシステムの名称です。 また、廃棄物の体系図を示すと下記のとおりとなります。 (注)廃棄物は、廃棄物処理法より産業廃棄物以外を指す「一般廃棄物」と同法より20種類に指定される「産業廃棄物」の二つに区分されます。さらに一般廃棄物については家庭廃棄物及び事業系一般廃棄物へ、産業廃棄物はあらゆる事業活動に伴い排出される12種類、特定の事業活動に伴い排出される8種類にそれぞれ区分されます。 上記、収集運搬・処分事業では、このうち事業系一般廃棄物及びあらゆる事業活動に伴い排出される12種類の産業廃棄物を取り扱い、後述する行政受託事業では家庭廃棄物を取り扱っております。 (2) リサイクル事業 当事業では、当社において、リサイクルセンターに運び込まれた廃棄物である古紙、ビン、缶、ペットボトル、粗大ごみ等の選別、破砕、圧縮、梱包等の処理を行い資源化し、再資源化品や有価物等を業者に売却しております。また、段ボールや一部の機密書類については、専用車両で回収し、古紙業者に売却もしくは製紙工場に直納しております。 当社グループでは、資源物を質・量ともに安定的に取扱っていることにより、当事業において、売却先に対する一定の価格交渉力を確保することができているものと考えております。このため、一時的に排出される資源物を取扱う他社と比較して、高値で資源物を売却することが可能となっております。 (3) 行政受託事業 当事業では、当社において、東京23区の依頼により、当該区から発生する不燃ごみや容器包装ごみ(ビン、缶、ペットボトル、プラスチック容器ごみ)、金属系粗大ごみをリサイクルセンターで資源化処理しております。また、株式会社ヨドセイにおいて、家庭から排出される一般廃棄物を東京23区との雇上契約(注)により、行政の処理施設及び処分場に運搬しております。 廃棄物の終着点である最終処分場の残余地は年々減少しており、地球資源の枯渇も深刻であります。このため、廃棄物の減量及びリサイクルをより一層推進する必要があります。各自治体より排出される廃棄物を当社グループのリサイクルセンターにて中間処理することにより、資源の再利用と最終処分場に持ち込む廃棄物の減容が可能となります。特に、不燃ごみについては、足立区、板橋区、中野区、荒川区、豊島区及び台東区の依頼により、リサイクルセンターで選別資源化しておりますが、そのニーズは年々高まっており、他自治体への発展拡大も見込まれております。このように行政との取引実績を積み上げていることから、行政より仕事を受注しやすい体制となっております。また、家庭系プラスチックごみについては、足立区、板橋区、中央区他、家庭系粗大ごみについても東京23区内の各区での実績があります。 (注)東京23区の家庭系一般廃棄物の運搬を請負う業者を「雇上(ようじょう)業者」と呼び、その契約を「雇上契約」といいます。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注)収集運搬・処分事業では、顧客となる事業者に対して廃棄物の収集運搬・処分のサービスを提供し、その対価として処理代金を受け取っております。また、処分する際に発生した廃棄物については、外部処理業者に処理を委託しており、その際に処理費を支払っております。 リサイクル事業では、収集運搬・処分事業及び行政受託事業により発生した再資源化品や有価物等を、顧客となる資源物買取業者等に売却することにより、その代金を受け取っております。 行政受託事業では、顧客となる行政機関から委託を受けて当該行政区で発生する可燃・不燃ごみ、容器包装ごみを収集運搬、処分し、その対価として処理代金を受け取っております。また、それらを処分する際に発生した廃棄物については、外部処理業者に処理を委託しており、その際に処理費を支払っております。
経営方針・対処すべき課題6,121字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「環境保全と循環型社会に貢献する企業であること」を企業理念として掲げ、快適な都市生活と資源の循環を推進するための適正な廃棄物処理と資源リサイクルを業として、お客様から信頼される質の高いサービスを提供し、関係する行政、企業、地域との共生を図り、永続発展を目指して株主と社員を大切にすることを経営方針としております。 (2) 経営戦略等 創業以来企業理念としている「環境保全と循環型社会に貢献する企業であること」を事業活動の中心に据え、循環型社会の構築・環境保全を追求するとともに、遵法精神を常にもって業に臨むことにより、着実な成長を目指してまいります。個々の事業の成長戦略は下記のとおりであります。 ① 収集運搬・処分事業 廃棄物に関する高い知識を備えた営業担当者により、徹底した法令遵守による安心を提供し、循環型社会の構築・環境保全への貢献とともに適切な廃棄物処理を提案し、着実な顧客数の増加を図ります。 東京23区では、日々活発な都市活動、事業活動が展開されており、今後も発展が見込まれております。当社は東京23区全ての区において事業系一般廃棄物の収集運搬業の許可を有しておりますが、当社の事業系一般廃棄物の年間取扱量は85,694トン(2024年度)、2024年度の東京23区における持込ごみ量に占める当社比は約10.2%となっております。また、産業廃棄物については首都圏各都県市の許可を有し、売上も順調に伸長しております。今後とも、足立区及び大田区の南北2か所の拠点を中心に東京23区内を活動拠点とし、同時に近県市への拡充も視野に事業展開してまいります。 ② リサイクル事業 リサイクルセンターの改廃・拡張、分別の徹底による品質向上、新たな資源化ルート開拓等により、リサイクル率向上とさらなる再資源化を推し進めるとともに、法令に則った安全な収集運搬・処分事業及び行政受託事業との連携を図ります。 当社グループは、東京23区に8か所のリサイクルセンターを有する体制で、行政受託事業におけるニーズに対応し、一層の再資源化に努めてまいります。また、従来、廃棄物として処理せざるを得なかった品目についても、分別を徹底して品質を高めるとともに、新たな資源化ルートの開拓を進めることにより、さらなる再資源化に努めてまいります。 ③ 行政受託事業 専任の営業担当の設置、リサイクルセンターの新設・拡張を行うとともに、当社独自の不燃ごみ事業における選別資源化方法を中心に提案し、新たな受注を増加させ成長を図ります。 不燃ごみについては、当社独自の選別資源化方法を模索し、足立区、板橋区、中野区、荒川区、豊島区及び台東区(2026年3月現在)での実績があり、新たな区への新規受注に向けて土地の取得と建物、設備の準備を進め、事業拡大を図っております。また、家庭系プラスチックごみについては、足立区、板橋区、中央区他、家庭系粗大ごみについても東京23区内の各区での実績があります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、より高い成長性を確保する観点から「売上高」の増収を最重視しております。また、収益性向上のため「営業利益率」、生産性向上のため「人件費率」、安全性向上のため「純資産比率」及び「負債比率」を重要な指標として位置づけ、バランスの取れた企業価値の継続的拡大を目指しております。なお、設備投資につきましては、「D.C.R」(注)1.及び「EBITDA比率」(注)2.を合わせて検討しております。 (注)1.デッド・キャパシティ・レシオ   (算定式)(有利子負債/金融資産+有形固定資産)×100 2.(算定式) 有利子負債/EBITDA(営業利益+受取利息・配当金+減価償却実施額) (4) 経営環境 当社グループを取り巻く環境として、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行されるなど、近年、環境法令の規制強化が進み、廃棄物リサイクル分野についても、より高度な廃棄物処理と再資源化の推進が求められております。当社はこれまで、収集運搬から処分・リサイクルまでの一貫した処理サービスを安定的に提供する一方で、ノウハウを蓄積し、前述のようなソフト、ハード両面の事業改善に取組んだ結果、現在は、堅実かつ先進的な事業運営が可能となっております。 しかしながら、今後は、より十分な資金力を確保し、大規模な設備投資を積極的に行うことにより、事業の一層の効率化が図られ、上述のより高度な廃棄物処理と再資源化の推進、すなわち、現下の社会的要請である循環型社会の形成に寄与できるものと考えております。 廃棄物処理法は、排出者責任の適用範囲の拡張やマニフェスト制度の強化・義務化等、近年、規制強化の一途を辿っているものと認識しております。係る環境下、当社グループは前述のとおり収集運搬における効率性の追求のみならず、並行して法令遵守の徹底を旨とし、安全性を追求してまいりました。 今後は、「官から民へ」の機運が高まる中で、自治体から廃棄物処理業者へ委託される廃棄物の量は今後も増加し、一方では更なる規制強化が想定されます。当社グループはこのような経営環境の中、これまで培ってきた効率的な事業運営体制、コンプライアンス体制の更なる充実及び経営資源を基に、業容拡大に努めてまいります。なお、事業区分別毎の経営環境としては、以下のとおり認識しております。 ① 収集運搬・処分事業 産業廃棄物については、環境省の調査(注)1.によれば、2023年度に処理された廃棄物の量は全国で367,250千トン、前年比98.2%となっております。また、産業廃棄物全体の量は、過去20年間の推移をみると、概ね横ばいに推移しております。 一般廃棄物については、東京二十三区清掃一部事務組合の調査(注)2.によれば、2024年度における東京23区のごみ量は、2,453千トン(前年度は2,486千トン)であり、前年度と比較してやや減少となっております。また、廃棄物処理業者が東京二十三区清掃一部事務組合に持ち込んだ廃棄物の量は841千トン(前年度は837千トン)、前年比100.5%(当社の前年比は102.9%)となっております。自治体によって方針は異なりますが、「官から民へ」の動きにより、自治体から廃棄物処理業者へ委託される廃棄物の量は増加傾向にあると分析しております。 (注)1.環境省「産業廃棄物の排出及び処理状況等(2023年度実績)について」 2.東京二十三区清掃一部事務組合「2024年度ごみ量の確定値について」 ② リサイクル事業 当事業における売上高の大部分は古紙の売却が占めるため、以下古紙について記載いたします。 公益財団法人古紙再生促進センターの調査(注)によれば、2025年における古紙全体の消費量は14,309千トン、前年比で97.5%となっております。古紙全体の消費量は、過去5年間をみると、減少傾向となっております。 一方、2025年における古紙回収率(古紙国内回収量/紙・板紙国内消費量)は66.7%であり、前年と比較して、0.1%増加しております。また、同年における古紙利用率(古紙・古紙パルプ消費量/国内生産の製紙用繊維原料消費量)は81.3%であり、前年より0.4%下降しております。古紙回収率、古紙利用率ともに過去10年間をみるとほぼ上昇傾向ではありますが、同事業においては徐々に縮小傾向にあると分析しております。 (注)公益財団法人古紙再生促進センター「2025年古紙需給統計」 ③ 行政受託事業 環境省の調査(注)によれば、2023年度におけるごみ処理の委託件数は15,178件(前年比101.7%)、許可件数は42,841件(前年比100.6%)となっております。ごみ処理の委託件数及び許可件数は、過去10年間をみると増加傾向にあり、「官から民へ」の動きの中で今後も増加傾向にあると分析しております。 (注)環境省「日本の廃棄物処理」 (5) 事業上及び財務上の対処すべき課題 ① BCP(事業継続計画) 国内において、「防災・危機管理」の概念での体制整備や計画策定等に取組んでいる背景を鑑み、当社グループ内で、災害時等にもサービスの安定供給を維持できるようBCP(事業継続計画)に基づき、設備面における取組の強化及び代替要員の確保の再徹底を図ってまいります。首都圏直下地震や荒川洪水を想定した対策を講じており、人命最優先を掲げ、反復の避難訓練や防災グッズの拡充等に取り組むとともに、RTO(目標復旧時間)を定めております。 また、パンデミックに対するBCPとして自主的な感染防止対策を継続し、徹底した健康管理・検温・消毒の実施や会議のWeb化を始めとした各種感染症の感染極小化に努めております。コロナ禍の経験を踏まえて、様々な状況を想定したオペレーション体制を整え、発生する事態に躊躇せず柔軟な対応を実施することで、感染拡大防止はもとより、業績への影響も極小化させてまいります。 ② コンプライアンス体制の充実 総合廃棄物処理事業を営む当社グループは、廃棄物処理法を始めとした環境関連法規制に関するコンプライアンス体制が確立していることを競争力の源泉としておりますが、それをさらに充実、向上させることを最重要課題と位置付け、法令遵守に対する一層の社内意識の向上と体制強化を図るため、継続的な施策を採り、社会的な信頼を得る努力を行ってまいります。また、「安全運転日本一」を達成するための道路交通法を遵守すること、労働基準法や労働安全衛生法等の労働関連法を遵守することも当社グループの使命であると認識しており、毎月開催しているコンプライアンス委員会や事故防止委員会活動を中心に全社一丸となって引き続き取組んでまいります。なお、ドライバーの法定時間外労働時間他の基準について、当社独自のKPIを設定し、高い次元での労務管理に取り組んでおります。 ③ リサイクル技術の向上 当社グループの廃棄物中間処理の基本はリサイクルでありますが、当社のサステナビリティに関する取組の中核をなすものです。リサイクル処理による環境負荷の低減が社会貢献につながり、また当社グループの処理コストの低減にも役立っております。昨今の廃棄物処理は、中国などの輸入規制や海洋プラスチック問題で環境問題としても社会的関心が高まっている廃プラスチックのように、その処理にあたっては、国内のみならず、よりグローバルな視点が不可欠となっているとともに、大きなビジネスチャンスとなっております。2019年7月に拡張した鹿浜リサイクルセンターにおいて、民間事業者としては首都圏最大級の粗大ごみ選別プラントを稼動させました。当社グループは、積極的な設備投資によりリサイクル技術を向上させ、社会貢献と収益確保の両立を図ってまいります。さらには、事業分野の拡大や高い技術力を誇るステークホルダーとの協業化等についても進めてまいります。 ④ 資源の市場環境への対応 リサイクル事業における売上高の大部分を占める古紙を始めとした資源の売却価格がここ数年不安定に推移しており、同事業の売上も不安定に増減しております。売上量の拡大を図ること、一層のコスト削減に努めることで、今後の市場環境に柔軟に対応してまいります。 ⑤ 設備投資 当社グループが保有するリサイクルセンターの設備には老朽化が進んだものも含まれており、順次、自動化等を進めつつリサイクル技術の向上に資する更新を行っていく必要性を認識しています。また、業容拡大に合わせて増加する運搬車両を管理する車両基地の増設を進めております。 さらには、脱炭素社会実現に寄与できる車両を始めとした設備投資も、今後の課題と認識しております。 ⑥ 情報化投資 当社グループは、業容拡大に伴い、正確かつ迅速な情報把握により的確な経営の意思決定の迅速化を促進するため、また的確な情報開示体制の確立のため、全社レベルでの情報システムの高速化に取組んでおります。これに加え、業務改革も併せて実行することにより、企業運営上のコストの削減にも取組んでまいります。すでに営業用の携帯端末を導入し効率的な営業活動を、ドライバー用の携帯端末の導入により効率的な収集業務及び集計業務を実現しました。インボイス制度への対応や電子請求に関するシステム開発及び電子契約に関するシステム対応を完了し、業務に使用しております。また、昨今のサイバー攻撃等の増加に対する対応として、情報セキュリティの一層の強化にも取り組んでおります。 なお、当社独自で開発し使用中である、基幹システム(通称「第2要くん」)に関して、社内システムの共通化・お取引先様へのデータ提供の拡充を狙いとして、外部ベンダのシステムを導入した次期システムに移行するための開発プロジェクトを、当該外部ベンダとともに進めております。 ⑦ 経営基盤の拡充 当社グループは、さらなる企業価値の最大化を目指すためにも、以下のとおり経営基盤の拡充を図る必要があります。 イ 経営資源の重要な要素である人材については、社員教育や研修制度の拡充、コミュニケーションの活性化、適材適所での潜在能力の発揮等を推進し、一人当たりの生産性向上を図ります。また、労働集約型のビジネスモデルを営む当社にとって、国内とりわけドライバーの人手不足の厳しい環境に直面しております。地元高校の新卒採用の継続、幅広いチャネルを駆使した積極的な採用活動の強化、大型中型自動車免許取得を始め各種重機等の資格取得支援制度の積極活用、社宅制度の運用強化、能力スキルに対応した柔軟な労働条件の設定等により、万全な労働力確保を継続しております。 ロ 既存の事業基盤については、各リサイクルセンター及び収集運搬のための車両・配車システムの品質管理及び安全管理を徹底の上、原価率低減に向けた創意工夫を推進してまいります。 ハ 当社グループの事業の柱を為すのは廃棄物の収集運搬であります。安全運転を遂行することは、すなわち事業を安定させることにつながり、それを継続させることが顧客満足の向上につながります。車両に搭載させる機器等のハード面、ドライバーへの徹底的な教育等のソフト面をともに充実させ、安全運転の徹底を図ってまいります。 ニ 事業継続にかかわる観点から、情報流出・サイバーセキュリティリスクへの対応は必須となっております。当社は、全従業員に対する研修の実施により、情報に対するリテラシーを高めるとともに、リスク管理体制の確認を行い、リスクの把握と対応計画を作成し、保護対策の実施、緊急対応・復旧対応の整備をおこなってまいります。
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会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。以下の事業等のリスクは、全ての事業活動上又は投資判断上のリスクを網羅しているものではありませんのでご留意ください。 (1) 法的規制リスク ① 許可の新規取得と更新について 廃棄物処理法とは、廃棄物の排出を抑制し、及び廃棄物の適正な分別、保管、収集、運搬、再生、処分等の処理をし、並びに生活環境を清潔にすることにより、生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ることを目的とする法律であり、他社の廃棄物の処理を業として行う者は、都道府県等による許可の取得が必須事項であります。当社グループの主要業務である産業廃棄物収集運搬業・処分業の許可は、有効期限が5年間(優良産業廃棄物処理業者認定制度による優良認定を受けた場合は7年間)、一般廃棄物収集運搬業・処分業許可の有効期間は2年間であり、事業継続には許可の更新が必要となります。新規取得及び更新時において、産業廃棄物収集運搬業・処分業においては廃棄物処理法第14条第5項及び第10項、一般廃棄物収集運搬業・処分業においては廃棄物処理法第7条第5項及び第10項に記載されている基準に当社が適合していると認められない場合、許可の新規取得の申請が却下されたり、更新がされない可能性があります。 現在、当社グループは当該基準に適合しておりますので、産業廃棄物収集運搬業・処分業、一般廃棄物収集運搬業・処分業の更新許可を取得しており、許可の新規取得の申請が却下されたり、更新がされない事由はありません。万一、当該基準に当社グループが適合しなくなった場合は許可の新規取得の申請が却下されたり、更新がされないため、当社グループの事業活動は事実上停止状態となり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 また、事業範囲の変更及び他地域での事業開始並びに処理施設の新設・増設に関しても、許可の変更申請、施設の設置許可の取得等が必要となります。この場合において、申請したにも関わらず許可基準に適合していると認められないときは、事業が開始できない可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ② 当社グループの事業活動の停止及び取消し要件について 廃棄物処理法には収集運搬業・処分業許可についての停止要件並びに取消し要件が定められております。不法投棄、マニフェスト虚偽記載等の違反行為、処理施設基準の違反、申請者の欠格要件等に関しては事業の停止命令あるいは許可の取消しという行政処分が下される可能性があります。これらの要件に当社グループが該当する可能性がある場合、当社グループに対し、指導、改善命令、措置命令、事業停止等の行政処分がなされることになり、改善が認められない場合等、許可の取消し処分が下される可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また当社グループが今後、リサイクル事業を拡大する際にも廃棄物処理法における許認可の取得が前提となり、当社グループが廃棄物処理業許可の停止並びに取消し要件に該当した場合、新規の許可取得は不可能となります。このような事態が発生した場合、リサイクル事業からの撤退を含めた経営判断を迫られ、当社グループの事業展開は大きく影響を受けることになり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 現在、当社グループは当該基準に抵触して許可の停止及び取り消し要件に該当する事由はございません。万一、当該基準に当社グループが該当した場合は許可の停止及び取り消し処分となり、当社グループの事業活動は事実上停止状態となり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (当社) 許認可等の名称   所管官庁等   許認可等の内容   許可番号   有効期限 一般廃棄物収集運搬業許可   東京23区 各区   収集運搬・処分事業   77号   2026年9月30日 一般廃棄物処分業許可   足立区   収集運搬・処分事業   第1358号   2027年6月30日 産業廃棄物収集運搬業許可   東京都   収集運搬・処分事業   第13-10-002721号   2032年8月22日 産業廃棄物収集運搬業許可   神奈川県   収集運搬・処分事業   第01402002721号   2029年10月29日 産業廃棄物収集運搬業許可   埼玉県   収集運搬・処分事業   第01101002721号   2026年6月28日 産業廃棄物収集運搬業許可   千葉県   収集運搬・処分事業   第01200002721号   2027年6月30日 産業廃棄物収集運搬業許可   茨城県   収集運搬・処分事業   第00801002721号   2029年4月5日 産業廃棄物収集運搬業許可   栃木県   収集運搬・処分事業   第00900002721号   2029年3月30日 産業廃棄物収集運搬業許可   群馬県   収集運搬・処分事業   第01000002721号   2029年4月20日 産業廃棄物収集運搬業許可   山梨県   収集運搬・処分事業   第01900002721号   2029年8月3日 産業廃棄物処分業許可   東京都   収集運搬・処分事業   第13-20-002721号   2029年12月23日 特別管理産業廃棄物収集運搬業許可   東京都   収集運搬・処分事業   第13-50-002721号   2031年7月4日 特別管理産業廃棄物収集運搬業許可   埼玉県   収集運搬・処分事業   第01151002721号   2030年7月3日 特別管理産業廃棄物収集運搬業許可   神奈川県   収集運搬・処分事業   第01450002721号   2029年11月20日 特別管理産業廃棄物収集運搬業許可   千葉県   収集運搬・処分事業   第01250002721号   2027年1月30日 特別管理産業廃棄物収集運搬業許可   茨城県   収集運搬・処分事業   第00851002721号   2029年5月29日 特別管理産業廃棄物収集運搬業許可   群馬県   収集運搬・処分事業   第01050002721号   2029年6月13日 特別管理産業廃棄物収集運搬業許可   栃木県   収集運搬・処分事業   第00950002721号   2029年5月22日 特別管理産業廃棄物収集運搬業許可   山梨県   収集運搬・処分事業   第01950002721号   2029年7月24日 廃棄物再生事業者登録(千住リサイクルセンター)   東京都   リサイクル事業   第1号   ― 廃棄物再生事業者登録(鹿浜リサイクルセンター)   東京都   リサイクル事業   第204号   ― 廃棄物再生事業者登録(入谷リサイクルセンター)   東京都   リサイクル事業   第205号   ― 古物商許可   東京都公安委員会   リサイクル事業   第306682006472号   ― 一般貨物自動車運送事業   国土交通省   収集運搬・処分事業   関自振第1741号   ― (株式会社ヨドセイ) 許認可等の名称   所管官庁等   許認可等の内容   許可番号   有効期限 一般廃棄物収集運搬業許可   東京23区 各区   収集運搬・処分事業   第203号   2027年3月31日 産業廃棄物収集運搬業許可   東京都   収集運搬・処分事業   第13-10-018096号   2028年10月31日 産業廃棄物収集運搬業許可   埼玉県   収集運搬・処分事業   第01101018096号   2026年7月7日 一般貨物自動車運送事業   国土交通省   収集運搬・処分事業   72東陸自2貨2第1907の49号   ― ③ その他配慮すべき法令について その他、当社グループが事業を行う上で配慮すべき主要な法的規制は、次に記載のとおりであります。当社グループがこれらの規制に抵触することになった場合には、事業の停止命令や許可の取消し等の行政処分を受ける可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 規制法   目的及び内容   監督官庁 フロン類の使用の合理化及び管理の 適正化に関する法律(フロン排出抑制法)   オゾン層の保護及び地球温暖化の防止を目的として、フロン類の大気中への排出を抑制するため、フロン類の使用の合理化及び、特定製品に使用されるフロン類の管理の適正化に関する指針、フロン類及びフロン類使用製品の製造業者等、特定製品の管理者の責務等を定めるとともに、フロン類の使用の合理化及び特定製品に使用されるフロン類の管理の適正化のための措置等を講じ、もって国民の健康を確保することを目的としています。   環境省 消防法   火災を予防し、警戒し及び鎮圧し、生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、火災又は地震等の災害による被害を軽減するほか、災害等による傷病者の搬送を適切に行うことを目的としております。   総務省 都民の健康と安全を確保する環境に 関する条例(東京都環境確保条例)   環境への負荷を低減するための措置を定めるとともに、公害の発生源について必要な規制及び緊急時の措置を定めること等により、都民が健康で安全かつ快適な生活を営む上で必要な環境を確保することを目的としております。   東京都環境局 道路運送法   道路運送事業の運営を適正かつ合理的なものとし、道路運送の分野における利用者の需要の多様化及び高度化に的確に対応したサービスの円滑かつ確実な提供を促進することにより、輸送の安全を確保し、道路運送の利用者の利益の保護及びその利便の増進を図るとともに、道路運送の総合的な発達を図り、もって公共の福祉を増進することを目的としております。   国土交通省 貨物自動車運送事業法   貨物自動車運送事業の運営を適正かつ合理的なものとするとともに、貨物自動車運送に関するこの法律及びこの法律に基づく措置の遵守等を図るための民間団体等による自主的な活動を促進することにより、輸送の安全を確保するとともに、貨物自動車運送事業の健全な発達を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的としております。   国土交通省 大気汚染防止法   人の健康を保護し生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準として、「環境基準」が環境基本法において設定されており、この環境基準を達成することを目標に、大気汚染防止法に基づいて規制を実施しています。固定発生源(工場や事業場)から排出又は飛散する大気汚染物質について、物質の種類ごと、施設の種類・規模ごとに排出基準等が定められており、大気汚染物質の排出者等はこの基準を守らなければなりません。   環境省 悪臭防止法   規制地域内の工場・事業場の事業活動に伴って発生する悪臭について必要な規制を行うこと等により生活環境を保全し、国民の健康の保護に資することを目的としています。   環境省 騒音規制法   工場及び事業場における事業活動並びに建設工事に伴って発生する相当範囲にわたる騒音について必要な規制を行うとともに、自動車騒音に係る許容限度を定めること等により、生活環境を保全し、国民の健康の保護に資することを目的としています。   環境省 振動規制法   工場及び事業場における事業活動並びに建設工事に伴って発生する相当範囲にわたる振動について必要な規制を行うとともに、道路交通振動に係る要請限度を定めること等により、生活環境を保全し、国民の健康の保護に資することを目的としています。   環境省 食品循環資源の再生利用等の促進に 関する法律(食品リサイクル法)   食品の売れ残りや食べ残しにより、又は食品の製造過程において大量に発生している食品廃棄物について、発生抑制と減量化により最終的に処分される量を減少させるとともに、飼料や肥料等の原材料として再生利用するため、食品関連事業者(製造、流通、外食等)による食品循環資源の再生利用等を促進することを目的とします。   環境省農林水産省 (2) 当社グループの事業所用地について 当社グループは東京都豊島区に当社本社、東京都足立区に当社足立支社及び当社入谷リサイクルセンター並びに埼玉県和光市に株式会社ヨドセイの和光事務所を有しておりますが、用地の一部を賃借しております。現時点において、用地の貸主と当社グループの関係は良好で、賃貸条件の変更や更新拒絶がなされる可能性は低いものと考えておりますが、貸主の事情により、当該用地が第三者に売却された場合等においては、賃借料の値上げ等の条件変更がなされるケース、期間満了後に契約更新されないケースが発生する可能性は否定できません。契約の更新がなされない場合、解除その他の理由により当社グループの処理施設の事業所用地に関する賃貸借契約が終了した場合には、代替の事業所用地を確保することは困難を伴うことが予想され、当社グループの事業継続が困難となり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、新しい事業所用地の確保には各種許可や自治体との事前協議等が必要であり、万一移転等の必要性が発生した場合、移転先での操業開始には長期の手続期間が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。今後、長期間の賃借契約の締結等、安定的な事業基盤の形成に努める方針でありますが、現時点ではかかる安定的な事業所用地の確保が保証されるものではありません。 (3) 市場動向と競合について 当社グループの主力事業分野には大きな市場占有率を持つ全国的な企業が存在せず、地域別に中小・中堅企業が多数存在し競合しております。当社グループは主に首都圏を基盤として総合廃棄物処理業を営んでおりますが、同業者はそれぞれの得意分野・地域を持ち、価格、サービスを競っております。 今後は、法的規制を背景にした環境対応や廃棄物リサイクルへのニーズの高まりにより、より高度な廃棄物処理と再資源化が求められていることから、大規模な設備投資が出来る資金力、ノウハウ、あるいは廃棄物の排出者からリサイクル品の利用先まで含めた総合的な廃棄物の循環処理サービスの体制を構築することが重要になってくるものと予測しております。当社グループはこの社会的ニーズを取り込んだ事業展開を目指しておりますが、他産業からの新規参入や業界再編成といった事業環境の変化が、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (4) 資源の市場環境について 当社グループは、リサイクル事業において鉄、非鉄金属、プラスチック樹脂、紙資源等を販売しております。これらの資源の価格は、国内及び世界的な需給の状況や投機等の動向に影響を受けることから、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (5) 入札について 当社グループでは、行政受託事業において、行政各区が定期的に行う入札案件を継続的に落札している案件もあります。しかしながら、競合他社との競争により大型の入札案件を落札できなかった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (6) 処理業者と処理費用について 当社グループでは、各事業において処分する際に発生した廃棄物の処理を委託できる外部処理業者に限りがあります。これらの業者の経営状態が不安定となったり、処理費用が高騰した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (7) 人材の確保育成について 当社グループにおいては、有能な人材の確保・育成が不可欠となりますが、優秀な人材の確保・育成ができない場合又は優秀な人材が社外に流出した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (8) 子会社の労働組合について 連結子会社である株式会社ヨドセイにおいて組織されている労働組合との労使関係が不安定化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (9) 配当について 当社は利益配分について、将来の事業展開と経営体質の強化の為に必要な内部留保を確保しつつ、株主に対し安定的な配当を行うことを基本方針としております。しかしながら、業績の低迷等により安定的な配当が維持できなくなる可能性があります。 (10) 自然災害・感染症・火災・事故等への対応について 当社グループは、主要な営業基盤及び中間処理リサイクルセンターが東京23区に集中しており、大規模な台風、地震等の自然災害や感染症の流行に見舞われて被害を受けた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、重大な労働災害、設備事故等が発生した場合には、操業に支障が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 なお、新型コロナウイルスの感染症は「5類感染症」へと引き下げられましたが、引き続き当社グループは感染拡大を防止するため、衛生管理を継続しております。しかしながら、再び感染が拡大した場合、従業員の感染によるリサイクルセンターの操業停止等の業務への悪影響を始めとして、当社グループの事業運営、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 情報管理について 当社グループは、事業者より収集運搬されてきた機密情報を含むカード、メディア(機密媒体)及び機密書類をリサイクルできるように選別し、専用のシュレッダーで処理し、資源物として出荷しております。機密媒体や機密書類は当社入谷リサイクルセンターの機密情報処理室において一括して処理が行われており、機密情報処理室においては入室を制限したり監視カメラを設置するなど、厳しい情報管理体制をとっております。また、機密情報管理規程の運用や従業員への定期的な研修活動などを通じて、適切な情報管理体制の構築に努めております。しかしながら、係る情報管理体制が当社の想定どおりに運用されず、機密媒体や機密書類に係る機密情報が漏洩した場合には、当社グループへ損害賠償責任が生じることにより当社の信用力が毀損し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (12)投資有価証券について 当社グループは、営業上の取引関係維持等のため各事業年度の資金計画に基づき余剰資金の一部を投資有価証券により運用しております。投資有価証券への投資に際しては、定期的に時価や発行体の財務状況等を把握するなど、その安全性にも十分留意しております。しかしながら、株式市場における大幅な株価下落、金利や為替レートの変動により投資価値が大幅に減少した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (13)固定資産の減損について 当社グループは、「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しております。当社グループが有する固定資産について、今後収益性が悪化した場合や市場価格等が著しく低下した場合は、減損損失を認識すべき資産について減損処理をすることがあり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業の収益と設備投資が堅調に推移し、内需を中心に景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方、米国通商政策のほか、ウクライナ及び中東等の世界情勢による影響の懸念から、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社を取り巻く廃棄物処理業界においては、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現に向けた資源の有効利用化促進と、環境規制の強化に則した事業活動に対する社会的要求の高まりにより、環境配慮型経営への変革と実践が求められております。 このような環境の下、当社グループは「環境保全と循環型社会に貢献する企業であること」を経営理念に掲げ、社会と顧客のニーズに合致する営業活動と、法令遵守への厳格な取り組を進め、業容拡大に取り組んでまいりました。売上面では、収集運搬・処分事業は、収集量の増加等により増収となりましたが、リサイクル事業は、資源価格が前年同期に比べ下落したため減収となりました。行政受託事業は、大田区から家庭系プラスチックごみを新規受託したこと等により増収となりました。利益面では、燃料費の高騰や賃金のベースアップによる人件費の増加がありましたが、徹底した原価低減を継続して進めたこと等により、前年同期に比べ増収増益となりました。 その結果、当連結会計年度の売上高は14,949,076千円(前年同期比3.0%増)となりました。営業利益は2,113,538千円(前年同期比0.2%増)、経常利益は2,264,359千円(前年同期比4.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,579,645千円(前年同期比4.3%増)となりました。 当社グループは単一セグメントでありますが、事業区分別の売上高では、収集運搬・処分事業10,227,431千円(前年同期比3.6%増)、リサイクル事業1,339,850千円(前年同期比4.2%減)、行政受託事業3,381,795千円(前年同期比4.7%増)となりました。 当連結会計年度の財政状態は、流動資産が8,599,246千円(前連結会計年度末比1,270,854千円増)、固定資産17,147,544千円(前連結会計年度末比349,420千円増)、流動負債2,208,310千円(前連結会計年度末比15,903千円増)、固定負債2,701,063千円(前連結会計年度末比341,843千円増)、純資産20,837,417千円(前連結会計年度末比1,262,527千円増)となりました。 ②  キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、前連結会計年度の期末残高に比べ、1,152,585千円増加し、5,825,713千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動により増加した資金は2,050,721千円(前連結会計年度は2,133,567千円の収入)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益2,301,439千円、減価償却費704,716千円の計上があった一方で、法人税等の支払額688,012千円があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動により減少した資金は572,141千円(前連結会計年度は1,189,257千円の支出)となりました。主な要因は、保険積立金の払戻による収入523,740千円及び、連結子会社である株式会社ヨドセイの本社ビル建設等による有形固定資産の取得による支出903,243千円、保険積立金の積立による支出119,661千円があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動により減少した資金は325,994千円(前連結会計年度は1,093,542千円の支出)となりました。主な要因は、長期借入れによる収入500,000千円及び、配当金の支払による支出444,287千円、ファイナンス・リース債務の返済による支出262,581千円、長期借入金の返済による支出125,634千円によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b. 受注実績 当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。なお、当社グループは総合廃棄物処理事業の単一セグメントであるため、事業区分別に記載しております。 区分    前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比 (%) 収集運搬・処分事業(千円)   9,876,779   10,227,431   3.6 リサイクル事業(千円)   1,398,558   1,339,850   △4.2 行政受託事業(千円)   3,231,394   3,381,795   4.7 合計(千円)   14,506,733   14,949,076   3.0 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、次のとおりです。 (売上高) 当社グループのメイン事業である収集運搬・処分事業の売上高は、収集量の増加等により、前期に比べ3.6%増の10,227,431千円となりました。リサイクル事業は、資源価格が前年同期に比べ下落したため、前期に比べ4.2%減の1,339,850千円となりました。行政受託事業は、大田区で家庭系のプラスチックごみの受託事業を新規受託したこと等により、前期に比べ4.7%増の3,381,795千円となりました。 当社グループは、「売上高」を経営上の目標の達成状況を判断するための最重視する指標としておりますが、当連結会計年度の売上高は、計画値15,021,453千円をわずかに達成することができませんでした。(計画比0.5%減) (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度に比べ363,740千円増加し、11,497,791千円(前年同期比3.3%増)となりました。主な要因は、ごみ処理量が増加したこと等に伴い、処理費・仕入費が60,531千円、定期昇給及びベア等の上昇により人件費が194,202千円、物価高騰等によりその他経費が109,006千円増加したことであります。 以上の結果、売上総利益は前連結会計年度に比べ78,602千円増加し、3,451,285千円(前年同期比2.3%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ73,767千円増加し、1,337,746千円(前年同期比5.8%増)となりました。主な要因は、人件費の増加19,152千円及び消耗品費等のその他経費の増加54,614千円であります。 以上の結果、営業利益は前連結会計年度に比べ4,835千円増加し、2,113,538千円(前年同期比0.2%増)となりました。 収益性向上の指標としている営業利益率は、14.1%(前年同期比0.4%減)と高い水準を維持いたしました。また、生産性向上の指標としている人件費率は、41.5%と想定の範囲内となりました。 (営業外損益、経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は、前連結会計年度に比べ92,886千円増加し、159,771千円(前年同期比138.9%増)となりました。主な要因は、保険解約等により保険解約返戻金が72,399千円増加したことであります。また、営業外費用は前連結会計年度に比べ1,243千円増加し、8,951千円(前年同期比16.1%増)となりました。 以上の結果、経常利益は前連結会計年度に比べ96,478千円増加し、2,264,359千円(前年同期比4.5%増)となりました。 (特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の特別利益は、前連結会計年度に比べ219,681千円増加し、236,657千円(前年同期比1294.1%増)となりました。主な要因は、鹿浜リサイクルセンターで発生した火災事故による保険収入を受取保険金として225,751千円計上したことであります。また、特別損失は前連結会計年度に比べ193,048千円増加し、199,577千円(前年同期比2956.6%増)となりました。主な要因は、鹿浜リサイクルセンターで発生した火災事故に関する修理費等を災害による損失として196,240千円計上したことであります。 以上の結果、税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度に比べ123,112千円増加し、2,301,439千円(前年同期比5.7%増)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ65,672千円増加し、1,579,645千円(前年同期比4.3%増)となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載の各種リスクを適切に管理していくことが大切であると考えております。第一義的に、当社グループを取り巻く各種法的規制の遵守を徹底していくことが、顧客の維持及び開拓の為にも重要であると認識しております。 当社グループの当連結会計年度の財政状態は、次のとおりです。 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産は、8,599,246千円となり、前連結会計年度末に比べ1,270,854千円増加いたしました。主な要因は、現金及び預金が1,152,681千円、売掛金が63,674千円、その他流動資産が29,758千円増加したことであります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産は、17,147,544千円となり、前連結会計年度末に比べ349,420千円増加いたしました。主な要因は、連結子会社である株式会社ヨドセイの本社ビル建設等に伴う建物及び構築物が747,046千円、投資有価証券が188,330千円増加し、建設仮勘定が250,589千円、保険積立金が299,183千円減少したことであります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は2,208,310千円となり、前連結会計年度末に比べ15,903千円増加いたしました。主な要因は、未払法人税等が64,699千円、リース負債が16,429千円増加し、未払消費税等の減少により流動負債その他が70,573千円減少したことであります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は2,701,063千円となり、前連結会計年度末に比べ341,843千円増加いたしました。主な要因は、長期借入金が375,601千円増加し、リース債務が60,170千円減少したことであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は20,837,417千円となり、前連結会計年度末に比べ1,262,527千円増加いたしました。主な要因は、配当金の支払による444,396千円の減少と親会社株主に帰属する当期純利益による1,579,645千円の増加により利益剰余金が1,135,248千円、その他有価証券評価差額金が127,279千円増加したことであります。 安全性向上のための指標としている「純資産比率」及び「負債比率」は、それぞれ80.9%、23.6%と良好な水準となっております。また、設備投資の際に合わせて検討する指標としている「D.C.R」及び「EBITDA比率」は、それぞれ4.2%、34.3%となり、十分な設備投資余力はあると判断しております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、次のとおりです。 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、前連結会計年度の期末残高に比べ、1,152,585千円増加し、5,825,713千円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益2,301,439千円、減価償却費704,716千円の計上があった一方で、法人税等の支払額688,012千円があったこと等により、2,050,721千円の収入となりました(前連結会計年度は2,133,567千円の収入)。 投資活動によるキャッシュ・フローは、保険積立金の払戻による収入523,740千円及び、連結子会社である株式会社ヨドセイの本社ビル建設等による有形固定資産の取得による支出903,243千円、保険積立金の積立による支出119,661千円があったこと等により、572,141千円の支出となりました(前連結会計年度は1,189,257千円の支出)。 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入500,000千円及び、配当金の支払による支出444,287千円、ファイナンス・リース債務の返済による支出262,581千円、長期借入金の返済による支出125,634千円等により、325,994千円の支出となりました(前連結会計年度は1,093,542千円の支出)。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、当連結会計年度において、ヨドセイ本社建築工事739,927千円、新規収集車両の購入及びリース契約254,286千円、鹿浜リサイクルセンター隣接土地・建物79,154千円、京浜島車両センター施設工事74,997千円等総額1,179,545千円の設備投資を実施しましたが、営業活動による資金収入2,050,721千円及び投資活動による資金支出572,141千円、財務活動による資金支出325,994千円等により、現金及び現金同等物が前連結会計年度末に比べ1,152,585千円増加し、5,825,713千円となりました。次期(2027年3月期)以降も経済合理性を踏まえて必要な設備投資を実施してまいりますが、その財源としての現金及び預金残高は当面の設備投資を十分に賄える水準であり、資金の流動性についても問題のないものと認識しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りのうち、重要な会計方針及び見積りの詳細につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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