概要
インターメスティックは、東京都港区北青山に本社を置くメガネ小売企業である。主力ブランドは、SPA(製造小売)方式で低価格・高品質を実現する「Zoff」と、ナショナルブランド品を中心に丁寧な接客を強みとする「メガネスーパー」の2つを持つ。2024年10月に東京証券取引所プライム市場に上場し、2025年12月期の連結売上高は502億円、営業利益60億円、従業員数は3,347人である。
Zoff事業とメガネスーパー事業の2軸
国内事業は、大きくZoff事業とメガネスーパー事業に分かれる。Zoff事業は、連結子会社の株式会社ゾフが運営し、商品の企画から製造、販売までを一貫して行うSPA方式を日本で初めてメガネ業界に導入した。中間マージンを省くことで低価格を実現しつつ、顧客情報を迅速に企画に反映できる強みを持つ。一方、メガネスーパー事業は、Horus HD株式会社、株式会社メガネスーパーなどで構成され、ナショナルブランド(NB)商品を主に取り扱い、丁寧な接客と高付加価値アイウェア、コンタクトレンズ販売に強みがある。2025年10月にはビジョナリーホールディングスグループを子会社化し、事業規模を拡大した。
国内332店舗と海外20店舗の展開
2025年12月期における店舗数は、国内332店舗(すべて株式会社ゾフが運営)、海外20店舗(すべてフランチャイズ加盟店)である。国内では、Zoffブランドを中心に年間28店舗を出店、3店舗を退店し、積極的な拡大を進めた。海外では香港に17店舗、シンガポールに3店舗を展開するが、2024年1月にはシンガポール事業をフランチャイズ(FC)方式に転換し、リスク軽減を図っている。マレーシアにも子会社ZOFF MALAYSIA SDN. BHD.を設立したが、現在は非連結子会社であり、今後の展開が注目される。
海外事業はFC方式でリスク軽減
海外事業は、当社がフランチャイズ本部となり、オリジナルブランドメガネの企画販売を行い、各海外子会社が加盟店として小売を担う構造である。香港では2009年に現地法人を設立、2017年に初出店し、現在17店舗を運営。シンガポールでは2016年に子会社を設立し2017年に出店したが、2024年にFC化した。2025年12月期の海外セグメント売上高は8.98億円(前年比3.4%増)、営業利益は0.52億円(前年は0.22億円の損失)と改善傾向にある。ただし海外売上高は連結全体の約1.8%に過ぎず、主力は依然として国内事業である。
業界の中での役割はメガネ・コンタクトレンズ小売業者(SPA方式・NB商品併用)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2025/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 国内事業 | 493億円 | 98.2% | 59億円 | 12.0% |
| 海外事業 | 9億円 | 1.8% | 1億円 | 11.1% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01国内メガネ小売(Zoff事業)主力
「Zoff」屋号で、SPA方式によりメガネ及びメガネ小物を企画・製造・販売。卸売業者を挟まず、顧客情報を迅速に企画に反映し、低価格・高品質な商品を提供する。
日本で初めてメガネ事業にSPA方式を導入
- メガネ(フレーム・レンズ)
- 自社企画・製造のオリジナルブランドメガネ。低価格で多様なデザインを展開。
- メガネ小物
- ケース、クロス、アクセサリー等のメガネ関連用品。
02国内メガネ・コンタクト小売(メガネスーパー事業)準主力
「メガネスーパー」屋号で、NB商品(メーカー企画商品)を中心にメガネ・コンタクトレンズを販売。丁寧な接客と高付加価値アイウェア、コンタクトレンズ販売に強み。
- NBメガネ(ナショナルブランドメガネ)
- メーカー企画・製造のブランドメガネフレーム・レンズ。
- コンタクトレンズ
- 各種コンタクトレンズ(2week、1day等)とケア用品。
03海外メガネ小売副次
香港・マレーシア・シンガポール等において、当社がフランチャイズ本部となり、オリジナルブランドメガネの企画販売を行う。各海外子会社が加盟店として小売を展開。
- オリジナルブランドメガネ
- 自社企画のメガネフレーム・レンズを海外向けに供給。
製品と技術
SPA方式で生み出すZoffのオリジナルメガネ
Zoff事業では、全パーツをラバーで成型した「Galileo(ガリレオ)」、チタン素材フレーム「intelligence metal TITAN」、UVカット率100%の「SUNCUTGlasses」シリーズなど、自社企画のオリジナルブランドメガネを展開している。2025年には人気セレクトショップ「UNITED ARROWS」とのコラボレーションや、化粧品ブランド「MAQuillAGE(マキアージュ)」と共同企画した「Zoff SMART with MAQuillAGE」も発売。SPA方式により、企画から製造、販売までのリードタイムが短く、トレンドや顧客ニーズを素早く製品に反映できる点が強みである。また、レンズ交換やアフターサービスも自社で一貫して行っている。
メガネスーパー事業のNB商品とコンタクトレンズ
メガネスーパー事業は、メーカーが企画・製造するナショナルブランド(NB)商品を中心に取り扱う。1973年の創業以来、丁寧な接客と高付加価値アイウェアの提案に強みを持ち、特にデザイナーフレームや高機能レンズなどのラインアップが充実している。また、コンタクトレンズ販売も事業の柱であり、2weekや1dayタイプを中心に各種ブランドを取り揃え、ケア用品も併せて提供する。Zoff事業と異なり、NB商品の品揃えと専門的なカウンセリングにより、単価の高い商品を顧客に提案することが可能である。2025年のグループ化により、Zoffとメガネスーパーで異なる客層をカバーする体制が整った。
サングラス市場開拓と機能性レンズへの注力
同社は、国内で普及が進んでいないサングラス市場の拡大を戦略の一つに掲げる。2025年にはグローバルブランドアンバサダーに目黒蓮を起用し、TVCMで「SUNCUTGlasses」を全国放映。UVカット率100%の機能性を訴求し、ファッションアイテムとしてのサングラス需要を喚起した。また、「調光レンズ」も好調で、屋内と屋外での色調変化が可能なレンズを提供。これらの機能性商品は、Zoff事業の高い利益率に貢献している。同社はメガネを視力矯正具から生活を豊かにするツールへと再定義し、新たな市場を創出しようとしている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 国内メガネ小売(Zoff事業)日本で初めてメガネ事業にSPA方式を導入
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
アパレルリユース急成長、収益性も良好
インターメスティックは、古着などを扱うアパレルリユース専門の小売企業。業界内では、まんだらけ(マンガ)やトライアルHD(総合小売)、イオン九州(総合スーパー)とはカテゴリーが異なり、独自のポジションを築く。売上高は448億円(2024年12月期)と規模は大きめで、営業利益率11.16%と高い収益性を誇る。2025年12月期も売上高502億円、同11.95%と好調を持続見込み。アパレルリユース市場の拡大と、店舗・EC両面での販売力が強み。同業のINGSも古着販売だが、同社は規模や収益率で優位。業界内で最も安定した成長を示す企業の一つ。
強み
- 古着やブランド衣料品の専門販売で、マーケット内での知名度と顧客基盤が強固。
- 営業利益率11%超と業界トップクラス。効率的な仕入れと価格設定で高収益。
- 売上高は年率10%超で拡大。2025年12月期も500億円超え見込み。成長力が高い。
- 実店舗とECの両方を展開し、幅広い顧客層にリーチ。在庫回転率も良好。
課題
- アパレルリユース市場の成長が鈍化した場合、同社の成長も減速する可能性。
- 高い収益性を背景に、同業他社(INGSなど)の追随が進み競争が激化。
- 特定ブランドの人気変動が販売に影響する。トレンド変化への対応が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売・消費の時価総額近傍。太字がインターメスティック
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8005スクロール | 600億円 | 21.5倍 |
| 2 | 3612ワールド | 590億円 | 9.3倍 |
| 3 | 7990グローブライド | 556億円 | 10.2倍 |
| 4 | 8281ゼビオホールディングス | 546億円 | — |
| 5 | 9416ビジョン | 534億円 | 20.0倍 |
| 6 | 262Aインターメスティック | 529億円 | 12.1倍 |
| 7 | 8008ヨンドシーホールディングス | 518億円 | 25.5倍 |
| 8 | 9946ミニストップ | 513億円 | — |
| 9 | 3660アイスタイル | 479億円 | 17.3倍 |
| 10 | 212Aフィットイージー | 470億円 | 25.0倍 |
| 11 | 6630ヤーマン | 464億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。
会社の歴史
沿革 19件
衣料品商標管理会社からメガネ事業へ転換した創業期
1993年5月、東京都港区南麻布に衣料品関連の商標権管理及び販売を目的とした株式会社インターメスティックが設立された。同年3月には、メガネの製造・卸・販売を目的とする株式会社ガリレオクラブ(現・株式会社ゾフ)が設立されており、これが後のZoff事業の母体となる。2001年2月、Zoff1号店を下北沢に出店。2002年10月には「Zoff」ブランドの眼鏡卸売事業を株式会社ミローズから譲り受け、2003年1月には「Zoff」商標権を株式会社ルイ・ボストンから取得し、メガネ事業の機能をグループ内に集約した。この一連の動きにより、インターメスティックはSPA方式によるメガネ小売への本格参入を果たした。
SPA方式の確立と国内・オンライン展開の拡大
2002年5月に本社を渋谷区神宮前に移転し、事業拡大の基盤を整えた。2005年以降、Zoff事業はSPA方式の強みを活かし、低価格帯のメガネ市場で急成長。2011年1月にはゾフ・オンラインストアを開設し、ECチャネルを強化した。2013年6月、本社を現在の港区表参道に移転。この間、Zoffはファッション性と機能性を兼ね備えた商品開発を進め、国内店舗数を着実に増やした。また、女性向けアイウェアに特化した株式会社オンザヒルを2017年6月に設立し、新たなセグメントへの展開も図っている。
中国・東南アジアへ進出した国際化の試み
2009年11月、中華人民共和国に佐芙(上海)商貿有限公司を設立し、中国市場への足がかりを築いた。2016年10月にはシンガポールにZOFF I SINGAPORE PTE. LTD.を設立、2017年4月にシンガポール1号店をOrchard Centralに出店。同年11月には香港初出店(City Plaza店)を果たした。2020年11月、マレーシアにZOFF MALAYSIA SDN. BHD.を設立し、東南アジアでのフランチャイズ網を広げた。しかし、中国事業はその後縮小傾向にあり、シンガポール事業も2024年1月にフランチャイジーへ譲渡、FC化した。海外展開は戦略転換を経て、リスクの少ないFC方式が主流となっている。
プライム市場上場とメガネスーパー買収で規模拡大
2024年10月、東京証券取引所プライム市場に上場。上場からわずか1年後の2025年10月、ビジョナリーホールディングスグループ(Horus HD株式会社、Horus株式会社、株式会社メガネスーパー等)の全株式を取得し、子会社化した。この買収により、インターメスティックはZoffに加えてメガネスーパー事業を傘下に収め、国内メガネ小売において2つの異なるビジネスモデルを保有することとなった。同買収に伴い、のれん238.65億円が発生し、総資産は前年度比281億円増加、負債も252億円増加したが、一方で売上高は502億円と前年比11.8%増、営業利益60億円と19.5%増と、業容拡大に貢献している。
東証プライム上場後の初年度決算と今後の課題
2025年12月期(上場後初の本決算)は、売上高502億円(前期比11.8%増)、営業利益60億円(同19.5%増)、経常利益60億円(同22.6%増)、親会社株主帰属当期純利益41億円(同17.2%増)と好調な業績を記録した。セグメント別では、国内事業が売上高495億円、営業利益59億円を稼ぎ出し、海外事業も黒字転換した。今後の経営課題として、既存店増収率の向上、サングラス市場の拡大、戦略的な出店、DX化・EC事業の加速、店舗運営の効率化などを掲げている。特にサングラスは日本市場で未成熟なカテゴリーであり、UVカット100%の「SUNCUTGlasses」シリーズをテコに普及を目指す方針である。
年表19件を開く
1990年代
- 1993年3月メガネの製造、卸及び販売を目的として株式会社ガリレオクラブ(現 株式会社ゾフ、現 連結子会社)を設立
- 1993年5月創業東京都港区南麻布に、衣料品関連の商標権の管理及び販売を目的にした株式会社インターメスティック(当社)を設立
2000年代
- 2001年2月Zoff1号店を下北沢に出店
- 2001年5月本社を東京都千代田区岩本町に移転
- 2002年5月本社機能拡充のため東京都渋谷区神宮前に本社を移転
- 2002年10月「Zoff」ブランド眼鏡類の卸売り事業を営んでいた㈱ミローズより当該事業を譲り受け
- 2003年1月「Zoff」の商標権を有していた㈱ルイ・ボストンより当該商標権を譲り受け、当社グループに眼鏡事業の機能を集約
- 2009年11月創業中華人民共和国に佐芙(上海)商貿有限公司を設立
2010年代
- 2011年1月ゾフ・オンラインストアを開設
- 2013年6月本社を東京都渋谷区神宮前から東京都港区表参道へ移転
- 2016年10月創業シンガポール共和国にZOFF I SINGAPORE PTE. LTD.を設立
- 2017年4月シンガポール初出店 Orchard Central店出店
- 2017年6月創業東京都港区北青山に女性向けアイウェアに特化した株式会社オンザヒルを設立
- 2017年11月香港初出店 City Plaza店出店
2020年代
- 2020年11月創業マレーシアにZOFF MALAYSIA SDN. BHD.を設立
- 2023年3月シンガポール共和国にINTERMESTIC SINGAPORE PTE. LTD.(現 連結子会社)を設立
- 2024年1月ZOFF I SINGAPORE PTE. LTD.をフランチャイジーに譲渡し、シンガポール事業をFC化
- 2024年10月上場東京証券取引所プライム市場に上場
- 2025年10月M&Aビジョナリーホールディングスグループの全株式を取得し、子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
差別化商品の開発強化
独自性のある機能性商品(Zoff SMART、Galileo等)やコラボ商品を自社企画で開発し、他社との差別化を図る。
- 02
サングラス市場の拡大
紫外線対策の需要を取り込み、ネガティブイメージを払拭する商品・マーケティング施策によりサングラスの普及を促進する。
- 03
戦略的な新規出店
出店余地が残る市場に対して能動的かつ戦略的に新規出店を行い、店舗網を拡大する。
- 04
DX推進とEC事業の加速
デジタル技術で業務効率化を図るとともに、自社ECの認知度・機能向上に投資し、購買客数と購買回数の増加を目指す。
- 05
店舗運営の効率化
パート・アルバイト活用やマニュアル改善により生産性を高め、店舗運営の効率を向上させる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で3,347人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は708万円で、1期前と比べて+10.1%。平均年齢は39.5歳、平均勤続年数は7.5年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年12月 | 643 | 39.9 | 7.9 | 1,824 | 274 |
| 2025年12月 | 708 | 39.5 | 7.5 | 3,347 | 179 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社9社(国内 7 / 海外 2、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社ゾフ(注)3、6東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内Horus HD株式会社(注)3東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内Horus株式会社(注)3東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ビジョナリーホールディングス東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社メガネスーパー(注)3東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社VISIONISE東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社VisionWedge東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外INTERMESTIC HONG KONG LIMITED (注)3中華人民共和国 香港特別行政区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外INTERMESTIC SINGAPORE PTE.LTD. (注)3シンガポール共和国 シンガポール市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は502億円、営業利益は60億円。前期と比べると増収増益で、売上が+12.1%、利益が+20.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 858億円 | 502億円 |
| 営業利益 | 75億円 | 60億円 |
| 純利益 | 48億円 | 41億円 |
| 1株あたり配当 | ¥51 | ¥51 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
半期ごとの推移
3期分
直近は2026年上期で、売上は433億円、営業利益は50億円。前年の2025年上期と比べると、売上は+80.4%、営業利益は+35.1%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年上期 | 240 | 37 | 15.4 | 25 |
| 2025年下期 | 262 | 23 | 8.8 | 16 |
| 2026年上期 | 433 | 50 | 11.5 | 29 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2020年12月期からの6期で、売上は133億円から502億円へ3.8倍に増えた。直近期の営業利益率は12.0%。売上は5期、純利益は4期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| マレーシアにZOFF MALAYSIA SDN. BHD.を設立 | |||||
| 2020年12月 | 133 | — | 24 | — | 16 |
| 2021年12月 | 151 | — | 29 | — | 9 |
| 2022年12月 | 359 | — | 27 | — | 13 |
| シンガポール共和国にINTERMESTIC SINGAPORE PTE. LTD.(現 連結子会社)を設立 | |||||
| 2023年12月 | 399 | — | 34 | — | 26 |
| 東京証券取引所プライム市場に上場 | |||||
| 2024年12月 | 448 | 50 | 49 | 11.2 | 35 |
| ビジョナリーホールディングスグループの全株式を取得し、子会社化 | |||||
| 2025年12月 | 502 | 60 | 60 | 12.0 | 41 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高502億円のうち、営業利益として残るのは60億円で12.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は41億円、売上の8.2%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金23.3%117億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金64.7%325億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.0%60億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2025年12月期は営業CFが52億円、投資CFが−289億円で、差し引きのフリーCFは−237億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は101億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年12月 | 28 | −7 | −14 | 21 | 57 |
| 2023年12月 | 21 | −10 | −6 | 11 | 63 |
| 2024年12月 | 64 | −17 | 91 | 47 | 200 |
| 2025年12月 | 52 | −289 | 137 | −237 | 101 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2025年12月期の総資産は630億円。このうち返さなくてよい自己資本が260億円で、自己資本比率は41.2%(業種中央値47.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年12月 | 132 | 73 | 59 | 55.1 |
| 2021年12月 | 131 | 79 | 52 | 60.3 |
| 2022年12月 | 182 | 41 | 141 | 22.7 |
| 2023年12月 | 201 | 64 | 137 | 31.8 |
| 2024年12月 | 348 | 231 | 118 | 66.2 |
| 2025年12月 | 630 | 260 | 370 | 41.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で322社中21位あたり、逆に低いのは自己資本比率で322社中200位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,730で、1年前と比べて-32.3%。過去52週の値幅のなかでは4%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 12.1倍 |
| PER (会社予想) | 11.1倍 |
| PBR | 1.91倍 |
| 配当利回り | 2.95% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月上旬に2061円から下落基調を辿り、8月19日には1802円で25日移動平均線(1897.92円)を5.1%下回る展開。52週高値3200円からは大きく乖離し、52週安値1676円に接近しつつある。直近1か月で1.91%下落、1年間では29.88%のマイナス。8月7日に出来高69万株超と急増し売り圧力が強まったが、その後は一進一退で、下値では買いも入っている。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)。
PER 12.57倍は同業界平均の39.97倍を大幅に下回り割安。PBR 1.99倍も平均2.93倍を下回る。ROE 16.8%と高く収益性は良好。配当利回り2.83%は平均12.73%を大きく下回るが、これは平均が異常に高いためで、自身の利回りは普通。業績は増収増益で成長しており、割安と成長の両立。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 12.1倍 | 39.6倍 |
| PER (予想) | 11.1倍 | — |
| PBR | 1.91倍 | 2.44倍 |
| ROE | 16.8% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
食品スーパー業界は競争が激しく、他業態との競合や人口減少が課題。本銘柄は売上を拡大し、営業利益率も高水準。強気派は、既存店の伸長と新規出店による成長、プライベートブランドの拡大による収益性向上を評価。また、ROE16.8%と資本効率が良く、配当利回り2.83%と株主還元も積極的。弱気派は、競合他社との価格競争や、出店余地の限界、原材料コスト上昇による利益圧迫を懸念。さらに、PBR1.99倍と過度に評価されている可能性。
- 高収益体質
営業利益率11.95%と業界平均を上回る。
- 成長持続
売上高は3年連続増加、新店効果。
- 株主価値
ROE16.8%、配当利回り2.83%で魅力的。
- 2期連続の増収増益で最高益更新通年影響強
FY2025/12売上高502億円(前期比12%増)、営業利益60億円(同20%増)
- 営業利益率の改善が続く通年影響中
営業利益率は11.95%と前期比0.79pt改善、高付加価値戦略が寄与
- 予想PER11.6倍の割安感決算発表後影響中
現PER12.57倍に対し予想PE11.6倍、ROE16.8%の成長を考慮し見直し余地
- 増配期待による株主還元の強化次回株主総会影響弱
配当利回り2.83%、増配や自社株買いの発表があれば需給を刺激
- 出店飽和
市場規模の縮小で出店余地が限定的。
- 競争激化
他社参入で値下げ競争が収益圧迫。
- コスト増
原材料・人件費上昇が利益率を低下。
- 売上高成長率の鈍化通年影響強
2期連続の2桁増収だが、予想PER11.6倍を実現できないと調整
- 営業利益率の低下リスク継続影響中
利益率11.95%はピーク水準、競争激化で低下すれば増益率が鈍化
- 株価の下落トレンド継続不定影響中
1年間で29.9%下落、上昇トレンドに転じるまで下げ圧力が続く
- 外国人保有の変動不定影響弱
外国人保有比率18.18%と高く、海外マネーの流出で需給が弱まる
- 既存店売上高
- 店舗単体の成長性を測定。
- 営業利益率
- 競争とコスト変動への耐性。
- 出店数
- 成長の持続性と市場シェア拡大。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり51円。いまの株価に対する利回りは2.95%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥51
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ6,855人。区分でいちばん多いのは事業法人で35.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.5%を占め、残る50.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|
| 事業法人 | 35.3 | 35.2 |
| 個人・その他 | 29.5 | 27.9 |
| 外国法人 | 13.6 | 18.2 |
| 金融機関 | 14.3 | 14.3 |
| 証券会社 | 7.2 | 4.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社ルイ・ボストン | 35.00 |
| 02 | 上野 博史 | 10.72 |
| 03 | 上野 剛史 | 8.22 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.68 |
| 05 | MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 4.60 |
| 06 | GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) | 4.32 |
| 07 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 3.79 |
| 08 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 2.58 |
| 09 | RE FUND 107-CLIENT AC(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.95 |
| 10 | 日本証券金融株式会社 | 1.88 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-21ゴールドマン・サックス・インターナショナル(Goldman Sachs International)新規の大量保有報告6.54%+0.52pt
- 2026-07-07ゴールドマン・サックス・インターナショナル(Goldman Sachs International)新規の大量保有報告6.02%+0.99pt
- 2026-07-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社新規の大量保有報告0.60%
- 2026-06-05ゴールドマン・サックス・インターナショナル(Goldman Sachs International)新規の大量保有報告5.03%
- 2026-05-22ゴールドマン・サックス・インターナショナル(Goldman Sachs International)新規の大量保有報告4.90%-0.23pt
- 2026-05-15株式会社ルイ・ボストン変更報告35.00%
- 2026-05-14株式会社ルイ・ボストン新規の大量保有報告35.00%
- 2026-04-22三井住友DSアセットマネジメント株式会社新規の大量保有報告4.99%
- 2026-04-07ゴールドマン・サックス・インターナショナル(Goldman Sachs International)新規の大量保有報告5.13%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で−100%、1株純資産は6期で−100%。直近期のROEは16.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年12月 | 103,831 | 476,452 | 21.8 | — | 22.4 |
| 2021年12月 | 56,803 | 515,263 | 11.0 | — | 44.0 |
| 2022年12月 | 42 | 192 | 30.8 | — | 20.6 |
| 2023年12月 | 120 | 298 | 40.2 | — | 43.1 |
| 2024年12月 | 151 | 754 | 23.9 | 17.1 | 34.1 |
| 2025年12月 | 135 | 849 | 16.8 | 14.5 | 30.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額226百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 上野博史 | 代表取締役社長 | 52 | 3,279,900 |
| 上野照博 | 取締役会長 | 85 | 500,000 |
| 香川雅哉 | 取締役 | 58 | — |
| 遠藤和宏 | 取締役 | 56 | — |
| 長谷川仁 | 取締役 | 66 | — |
| 甲斐秀道 | 常勤監査役 | 68 | — |
| 阿部絵美麻 | 常勤監査役 | 46 | — |
| 栗原章 | 監査役 | 54 | — |
| 小林康恵 | 監査役 | 62 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 138 | 30 | 168 | 34 |
| 社外取締役 | 6 | 43 | — | 43 | 7 |
| 監査役 | 1 | 15 | — | 15 | 15 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,199字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,095字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク10,217字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,303字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業