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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ミニストップ

MINISTOP CO., LTD.9946 · Prime · 小売業

イオングループ傘下のコンビニエンスストアチェーン。国内とベトナムでフランチャイズと直営店を展開する。

概要

ミニストップは、イオン株式会社の子会社として1980年に設立されたコンビニエンスストアチェーンである。全国に約2,200店舗を展開し、ソフトクリームやホットスナックなどの店内加工ファストフードに強みを持つ。連結売上高は約918億円(2026年2月期)、従業員数は1,492名。セブン-イレブン、ファミリーマートに次ぐ業界第3位の規模だが、収益構造が弱く、近年は赤字が続いている。ベトナムにも進出しており、グループ全体で構造改革を進めている。

国内事業と海外事業の2本柱

ミニストップグループは、国内事業と海外事業の2つのセグメントで構成される。国内事業は、当社および連結子会社ネットワークサービス株式会社が担い、フランチャイズチェーン方式の加盟店と直営店によるコンビニエンスストア事業を展開する。ネットワークサービスは国内店舗への物流業務を担当する。海外事業は、ベトナムの連結子会社MINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDが同様の事業を営み、持株会社VINH KHANH CONSULTANCY CORPORATIONが出資参画を通じて支援する。2026年2月期の連結営業総収入は917億88百万円で、うち国内事業が大部分を占めるが、ベトナム事業も成長途上にある。

フランチャイズ主体の店舗運営と直営店比率の低減

国内のミニストップ店舗の大部分はフランチャイズ加盟店であり、直営店比率は低い。2025年度の政策では、直営店比率の低減を構造改革の一環として掲げている。加盟店に対しては、ストアアドバイザーによる経営指導やMD(マーチャンダイジング)プロセスの改革を実施し、店舗収益性の改善を図っている。また、不採算店舗の計画的閉鎖を進めており、2025年度には追加閉店を実施した。物流面では、子会社ネットワークサービスが全国の店舗への商品供給を担い、効率的なサプライチェーンを構築している。

イオングループ内での位置づけと独立した経営

ミニストップはイオングループのスーパーマーケット事業区分に属し、親会社のイオン株式会社との間で資金の寄託運用等の関係がある。しかし、コンビニエンスストア事業は独自に営んでおり、グループ内でのシナジーを活かしつつ独立した経営を行っている。グループの基本理念である「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」を踏まえ、ミニストップは「おいしさと便利さで、笑顔あふれる社会を実現する」をミッションに掲げる。赤字が続く中、イオンからの支援を受けながら、構造改革を推進している。

収益構造の脆弱さと中期経営計画

ミニストップは2026年2月期に営業損失36億10百万円、親会社株主に帰属する当期純損失56億30百万円を計上し、赤字が続いている。2023-2025年の中期経営計画では、「構造改革の断行と戦略的成長の推進」を方針とし、既存店の収益改善と不採算店の閉鎖に取り組んできた。2025年度は上半期に増収増益を達成したものの、8月に発生した手づくりおにぎりの消費期限表示不正により販売を全店で中止し、下半期の業績に大きな影響を与えた。結果、計画未達に終わり、連結営業損失は前期から拡大した。ROEの向上も目標とするが、現状は厳しい。

業界の中での役割はコンビニエンスストアチェーンの運営者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
918億円
営業利益
-36億円
営業利益率
-3.9%
純利益
-56億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01コンビニエンスストア(国内)主力

国内では当社および国内子会社(ネットワークサービス株式会社)が、フランチャイズチェーン方式の加盟店と直営店によるコンビニエンスストア事業を営む。ネットワークサービス株式会社は国内店舗への物流業務を担う。

主な製品・サービス1
ミニストップ店舗(国内)
全国に展開するコンビニエンスストア。食品、飲料、雑貨等を販売し、イートインコーナーを備える店舗が多い。

02コンビニエンスストア(海外)準主力

ベトナムにおいて、連結子会社MINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDがフランチャイズチェーン方式の加盟店と直営店によるコンビニエンスストア事業を展開。持株会社VINH KHANH CONSULTANCY CORPORATIONが出資参画を通じて同事業を支援する。

主な製品・サービス1
ミニストップ店舗(ベトナム)
ベトナム国内で展開するコンビニエンスストア。現地の嗜好に合わせた商品構成で、食品や日用品を提供。

製品と技術

ソフトクリームとホットスナックの店内加工ファストフード

ミニストップの看板商品は、店内で調理・加工するファストフードである。ソフトクリームは長年にわたり主力商品であり、2025年4月には「ソフトクリームバニラ」を「北海道ミルクソフト」としてリニューアルし、高い支持を得た。ホットスナックでは、ポテトが好調で、手づくりおにぎり販売中止の影響を補完する役割を果たした。これらの商品はイートインコーナーでの消費に対応し、来店目的となる。店内加工ファストフード部門の既存店日販は2025年度に前年比91.0%と落ち込んだが、ソフトクリームやポテトの販売強化で挽回を図っている。

手づくりおにぎりとコンビニエンスストア商品の品揃え

ミニストップは、店内で手づくりするおにぎりを独自商品として展開してきた。しかし、2025年8月に消費期限の表示不正が判明し、全店で販売を中止。その後、選択制認定制度の導入や厨房衛生相談窓口の開設などの再発防止策を実施し、2026年2月末までに772店で販売を再開した。コンビニエンスストア商品では、おにぎりや菓子パン、日配品(米飯・デリカ)の品揃え拡充に注力。価格戦略の再設計により、増量セールなどの販促施策を展開し、客単価向上を図っている。

Newコンボストアモデルと既存店の改装

2024年5月に開店した「ミニストップ神田錦町1丁目店」は、新フォーマット「Newコンボストア」のフラッグシップ店である。このモデルは、コンビニエント(便利)とファストフード(店内加工)の融合を追求し、ローコスト運営を実現する。お客さまに新たな提供価値を届けることを目的とし、既存店の改装や新店出店を通じて拡大が進められている。2025年度政策では、Newコンボストアモデルの確立を成長戦略の核と位置づけ、既存店への成功要素の先行導入にも取り組んだ。

ミニストップアプリを活用したデジタル施策

ミニストップは、スマートフォンアプリ「ミニストップアプリ」を通じて顧客との接点を強化している。2026年1月には、神田錦町1丁目店と千葉中央新田町店でアプリによる年齢認証の先行実験を開始し、酒類販売の効率化を図った。アプリはロイヤルカスタマーの拡大やクーポン配信にも活用され、デジタルマーケティングの基盤となっている。また、本部機能の効率化にもデジタル活用を進め、店舗支援体制の強化に結び付けている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

コンビニで国内中位、赤字続く収益構造

コンビニエンスストア業界において、売上高は約875億円(2025/2期)と業界内で中位に位置する。光フードサービスやトライアルホールディングスなどの小売同業と比較すると、店舗網や収益規模で劣後する。営業利益率は-4%と赤字が続いており、業界平均(3%前後)を大幅に下回る。固定費の高さや既存店売上の伸び悩みが収益性を圧迫しており、収益改善策の実行が急務となっている。

強み

  • 全国展開するコンビニブランドとして一定の知名度を有する。
  • 24時間営業による利便性で顧客ニーズに対応している。
  • 公共料金収納やATMなど、多機能な店舗サービスを提供。
  • フランチャイズ方式で加盟店を拡大し、出店コストを抑制。

課題

  • 営業赤字が継続しており、抜本的なコスト削減が必要。
  • 同業他社との価格・サービス競争が激しく差別化困難。
  • 24時間営業の維持には人手が不可欠だが採用難が続く。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がミニストップ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17990グローブライド556億円10.2倍
28281ゼビオホールディングス546億円
39416ビジョン534億円20.0倍
4262Aインターメスティック529億円12.1倍
58008ヨンドシーホールディングス518億円25.5倍
69946ミニストップ513億円
73660アイスタイル479億円17.3倍
8212Aフィットイージー470億円25.0倍
96630ヤーマン464億円
103093トレジャー・ファクトリー463億円14.0倍
119470学研ホールディングス456億円13.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

ジャスコの子会社として創業しFC事業を開始した1980年代

ミニストップは1980年5月、ジャスコ株式会社(現イオン株式会社)の100%子会社として資本金30,000千円で設立された。本店は東京都千代田区神田錦町に置かれた。同年7月、第1号店となる大倉山店を神奈川県横浜市に開店。翌1981年6月には直営店の新小岩店を加盟店に転換し、フランチャイズ事業を開始した。これにより、自社運営の直営店と加盟店によるチェーン展開の基礎が築かれた。1988年4月には物流業務強化のため、子会社ネットワークサービス株式会社を千葉県習志野市に設立し、店舗への商品供給体制を整えた。

上場と店舗網拡大で1000店を超えた1990年代

1993年7月、東京証券取引所市場第二部に上場。1994年2月には店舗数が500店(加盟店455店、直営店45店)に達し、1996年8月には市場第一部銘柄に指定された。1998年2月には店舗数が1,000店(加盟店914店、直営店86店)を突破。この間、1990年には韓国の味元通商株式会社と技術援助契約を締結し、海外展開への足がかりを得た。1990年代後半は国内での出店を加速させ、コンビニエンスストアチェーンとしての地盤を固めた。

アジアへの多角展開と韓国子会社化の2000年代

2000年3月、フィリピンのロビンソンズ・コンビニエンス・ストアーズ・インクとカントリーフランチャイズ契約を締結。2003年6月には韓国での事業拡大を目的に、大象流通株式会社(韓国ミニストップ株式会社)の発行済株式の55.3%を取得し、子会社化した。2004年2月には国内店舗数が1,500店(加盟店1,364店、直営店136店)に達した。2009年1月には中国青島に青島ミニストップ有限公司を設立し、中国本土にも進出。2010年代に入ると、ベトナム、カザフスタン、インドネシアとのエリアフランチャイズ契約を相次いで締結し、海外事業を拡大した。

海外事業の整理と収益悪化が進んだ2010年代後半から2020年

2014年10月、カザフスタンのRTS-ミニストップ・リミテッド・ライアビリティ・パートナーシップの出資持分を売却し、関連会社から除外。2016年6月にはインドネシアのバハギア・ニアガ・レスタリ社とのエリアフランチャイズ契約を終了した。国内では2014年に子会社れこっずを吸収合併するなど再編を進めたが、収益は悪化。2018年2月期に純損失10億円を計上して以降、赤字が続く。2021年11月には中国の青島フレッシュ食品有限公司の全持分を売却。2022年3月には韓国ミニストップ株式会社の全株式をLOTTE Corporationに譲渡し、海外事業をベトナムに集約することとなった。

プライム市場移行と構造改革に注力する2020年代

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。同年4月には青島ミニストップ有限公司の清算手続きが完了し、中国事業から撤退した。2023-2025年の中期経営計画を策定し、構造改革を断行。2024年5月には新フォーマット「ニューコンボストア」のフラッグシップ店となる「ミニストップ神田錦町1丁目店」を開店。2025年度には手づくりおにぎりの表示不正問題が発生し、全店で販売中止に追い込まれたが、再発防止策を講じて順次販売を再開。2026年3月には健康経営優良法人に5年連続で認定されるなど、社会的取り組みも進めている。

年表42件を開く

1980年代

  • 1980年5月ジャスコ株式会社(現 イオン株式会社)の100%子会社として資本金30,000千円にて設立し、本店を東京都千代田区神田錦町1丁目1番地におく。
  • 1980年7月第1号店を神奈川県横浜市に開店(大倉山店)。
  • 1981年6月直営店(新小岩店)を加盟店に転換し、フランチャイズ事業を開始。
  • 1988年4月物流業務強化のため、当社の100%出資により千葉県習志野市にネットワークサービス株式会社を設立(現 連結子会社)。

1990年代

  • 1990年6月韓国・味元通商株式会社(韓国ミニストップ株式会社)とコンビニエンスストア事業展開に関する技術援助契約を締結。
  • 1993年7月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1994年2月店舗数が500店となる(加盟店455店、直営店45店)。
  • 1996年8月東京証券取引所の市場第一部銘柄に指定。
  • 1998年2月店舗数が1,000店となる(加盟店914店、直営店86店)。

2000年代

  • 2000年3月フィリピンのロビンソンズ・コンビニエンス・ストアーズ・インクと「カントリーフランチャイズ契約」を締結。
  • 2003年6月韓国での店舗展開の拡大を目的として、大象流通株式会社(韓国ミニストップ株式会社)の発行済株式総数の55.3%を大象株式会社より取得。
  • 2004年2月店舗数が1,500店となる(加盟店1,364店、直営店136店)。
  • 2009年1月青島イオン有限公司との合弁契約に基づき、中国山東省に青島ミニストップ有限公司(出資比率60.0%)を設立。同年2月に同社と「エリアフランチャイズ契約」を締結。

2010年代

  • 2010年8月株式会社CFSコーポレーション及びタキヤ株式会社との合弁契約に基づき千葉市美浜区に株式会社れこっずを設立。同年9月に同社と「エリアフランチャイズ契約」を締結。
  • 2011年2月ベトナムのG7-MINISTOPサービスアンドトレーディング株式会社と「エリアフランチャイズ契約」を締結。(本契約は、2015年2月にMINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDへ契約上の地位を承継)
  • 2011年4月フィリピンでの出店拡大のため、ロビンソンズ・コンビニエンス・ストアーズ・インクの第三者割当増資の引受実施。
  • 2011年10月店舗数が2,000店となる(加盟店1,899店、直営店101店)。
  • 2012年5月創業カザフスタンでのコンビニエンスストア事業の展開を目的としたRTS-ミニストップ・リミテッド・ライアビリティ・パートナーシップを設立。同年6月に同社と「エリアフランチャイズ契約」を締結。
  • 2012年8月インドネシアのバハギア・ニアガ・レスタリ社と「エリアフランチャイズ契約」を締結。
  • 2014年6月M&A株式交換により、株式会社れこっずを完全子会社とする。
  • 2014年9月M&A連結子会社である株式会社れこっずを吸収合併。
  • 2014年10月保有する全出資持分の売却により、RTS-ミニストップ・リミテッド・ライアビリティ・パートナーシップを関連会社から除外。
  • 2015年4月M&Aベトナムでの店舗展開の拡大を目的として、VINH KHANH CONSULTANCY CORPORATIONの株式取得を実施(現 連結子会社 議決権比率51.0%)。
  • 2015年4月MINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDを子会社とする(現 連結子会社(間接保有))。
  • 2015年11月本店を東京都千代田区から千葉県千葉市美浜区に移転する。
  • 2016年6月インドネシアのバハギア・ニアガ・レスタリ社との「エリアフランチャイズ契約」を終了。
  • 2019年1月青島チルディ食品有限公司(青島フレッシュ食品有限公司)の出資金を追加取得し連結子会社とする。

2020年代

  • 2021年11月青島フレッシュ食品有限公司の全出資持分の売却により、連結子会社から除外。
  • 2022年1月韓国ミニストップ株式会社の全株式の譲渡契約をLOTTE Corporation と締結。
  • 2022年2月ロビンソンズ・コンビニエンス・ストアーズ・インクの全保有株式の売却により、関連会社から除外。
  • 2022年3月韓国ミニストップ株式会社の株式譲渡にかかる手続き完了に伴い、連結子会社から除外。
  • 2022年4月青島ミニストップ有限公司の清算手続き完了。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2024年3月健康経営優良法人(大規模法人部門)に3年連続認定。
  • 2024年5月ニューコンボストアのフラッグシップ店である「ミニストップ神田錦町1丁目店」を開店。
  • 2024年10月直営店舗においてフードドライブ実施。
  • 2025年1月ローリングストック啓発の取り組みを日本フランチャイズチェーン協会、CVS各社と実施。
  • 2025年3月ミニストップ カスタマーハラスメント対応方針を策定。
  • 2025年4月時給制店舗スタッフの髪色自由化“店舗スタッフの個性”を尊重した身だしなみのルールへ改定。
  • 2025年10月花の輪運動が35周年を迎える。
  • 2026年1月ミニストップアプリで年齢認証可能に(神田錦町1丁目店、千葉中央新田町店にて先行実験開始)。
  • 2026年3月健康経営優良法人(大規模法人部門)に5年連続認定。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 店舗で排出するCO2削減率(2013年度比)2030年まで50%削減
  • 店舗で発生する食品ロス削減率(2015年度比)2030年まで50%削減
  • 使い捨てプラスチック利用量削減率(2018年度比)2030年まで半減

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    構造改革の完遂

    加盟店バックアップ体制見直し・直営店比率低減の事業構造改革と、Newコンボストアモデル確立による収益構造改革を推進。個店競争力強化、品揃え拡充、店内加工ファストフード開発、アプリ活用によるロイヤルカスタマー拡大、デジタル活用による効率化に取り組む。

  2. 02

    成長戦略の推進

    国内事業ではNewコンボストアモデル確立後、既存店改装・新店出店で規模拡大。職域事業は新事業の柱として拠点拡大・新商品開発・物流再整備。ベトナム事業では収益性のある個店モデル確立後、出店拡大と本部コスト削減に取り組む。

  3. 03

    食の安全・安心の徹底

    手づくりおにぎり等の表示不正再発防止策を徹底し、衛生管理体制強化により「食の安全・安心No.1」を目指す。

  4. 04

    マテリアリティへの取り組み

    持続可能な社会と企業価値向上のため、特定したマテリアリティに基づき、「食の安全・安心No.1」実現、おいしい商品・便利なサービス提供を最重要課題と位置づけ、持続的成長を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,492人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は611万円で、9期前と比べて+2.2%平均年齢は45.0歳、平均勤続年数は14.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月2,446
2018年2月2,559
2019年2月2,160
2020年2月59742.015.01,987
2021年2月59442.015.02,070
2022年2月59943.016.01,645
2023年2月61344.017.01,167
2024年2月60644.017.01,443
2025年2月61445.014.01,527−229
2026年2月61145.014.01,492−241

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率70.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 2 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
加盟 店 への 貸与 設備 — 名古屋菊井町店他136店(愛知県名古屋市西区他)919百万円
加盟 店 への 貸与 設備 — 幕張ベイパーク店他135店(千葉県千葉市美浜区他)806百万円
加盟 店 への 貸与 設備 — 神田錦町3丁目店他197店(東京都千代田区他)776百万円
加盟 店 への 貸与 設備 — 富士津田町店他99店(静岡県富士市他)596百万円
加盟 店 への 貸与 設備 — 小倉朽網東店他98店(福岡県北九州市小倉南区他)559百万円
加盟 店 への 貸与 設備 — 水戸駅南店他73店(茨城県水戸市他)541百万円
加盟 店 への 貸与 設備 — さいたま奈良町店他96店(埼玉県さいたま市北区他)497百万円
本部・地区 事務 所及 び直 営店 — 本部事務所(千葉県千葉市美浜区)419百万円
(国内事業)コンビニエンスストア事業
加盟 店 への 貸与 設備 — 美濃インター店他65店(岐阜県美濃市他)375百万円
加盟 店 への 貸与 設備 — 明石鷹匠町店他36店(兵庫県明石市他)363百万円
ほか50件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    イオン株式会社
    千葉市美浜区 · その他の関係会社
  • 国内
    ネットワークサービス株式会社
    千葉市美浜区 · その他の関係会社
    議決権100.0%
  • 海外
    VINH KHANH CONSULTANCY CORPORATION
    ベトナム ホーチミン市 · その他の関係会社
    議決権51.0%
  • 海外
    MINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITED
    ベトナム ホーチミン市 · その他の関係会社
    議決権51.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は918億円営業利益-36億円前期と比べると増収で、売上が+4.9%。

売上高
+4.9%
918億円
営業利益
-36億円
純利益
-56億円
営業利益率
-3.9%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高970億円918億円
営業利益15億円-36億円
純利益1億円-56億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は249億円、営業利益は−20億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+20.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q195−5−2.6−3
2024年2Q212104.79
2024年3Q198−4−2.0−3
2024年4Q186−8
2025年1Q206−13−6.3−11
2025年2Q23952.14
2025年4Q430−27−6.3−61
2026年2Q487112.35
2026年4Q431−47−10.9−61
2027年1Q249−20−8.0−23

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は1,266億円から918億円へ73%に減った。直近期の営業利益率は-3.9%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月1,2666119
株式交換により、株式会社れこっずを完全子会社とする。
2014年2月1,461589
ベトナムでの店舗展開の拡大を目的として、VINH KHANH CONSULTANCY CORPORATIONの株式取得を実施(現 連結子会社 議決権比率51.0%)。
2015年2月1,621429
2016年2月2,1353710
2017年2月1,970232
2018年2月2,07012−10
2019年2月2,0537−9
2020年2月1,934−21−57
2021年2月1,802−50−65
2022年2月1,837−28−39
2023年2月813−1128
2024年2月7910−5
2025年2月875−35−29−4.0−68
2026年2月918−36−31−3.9−56

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高918億円のうち、営業利益として残るのは-36億円-3.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-56億円、売上の-6.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金56.0%514億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金47.9%440億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-3.9%-36億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比7.6pt
-3.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比8.6pt
-6.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比27.7pt
-19.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-8.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-4.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが18億円、投資CFが−15億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は232億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月87−111−4−24209
2014年2月92−107−19−15175
2015年2月179−78−14101262
2016年2月58−169−15−111137
2017年2月95−1276−32111
2018年2月75−930−1892
2019年2月82−65−101799
2020年2月144−42−91102110
2021年2月114−24−4790151
2022年2月−36221−49185288
2023年2月−2151−1630304
2024年2月6−78−8−72224
2025年2月19−5−814231
2026年2月18−15−23232

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は690億円。このうち返さなくてよい自己資本が272億円で、自己資本比率は38.3%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月1,12560252351.8
2014年2月1,15962253751.7
2015年2月1,30963167846.4
2016年2月1,19661757949.2
2017年2月1,21460261247.0
2018年2月1,20658861846.0
2019年2月1,14654060644.7
2020年2月1,16440176333.7
2021年2月1,07932475529.9
2022年2月1,17328588824.3
2023年2月79240638651.3
2024年2月77940737250.9
2025年2月74732841943.5
2026年2月69027241838.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
112億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
133億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
418億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
56
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率322社中154位あたり、逆に低いのはROE322社中307位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-19.1%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-3.9%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
38.3%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.9%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.1%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,748で、1年前と比べて-10.1%過去52週の値幅のなかでは3%の位置にある。

¥1,748-2.2%1ヶ月-4.4%1年-10.1%時価総額513億円
過去52週の値幅
安値¥1,736高値¥2,198

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)506.7倍
PBR2.13倍
配当利回り1.14%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1825円で、25日線1837円と75日線1838円をわずかに下回る。7月は1830円から1888円のレンジで推移し、8月に入り1825円で膠着。52週高値2198円からは約17%下落、52週安値1736円からは約5%上。RSI57.1と中立。出来高は7月23日に151800株と増加したが、その後は縮小、8月14日は64700株。方向感は乏しく、もみ合いが続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

予想PERは529倍と同業界平均の39.85倍を大幅に上回り、PBRも2.22倍と平均2.97倍を下回るものの、ROEが-19.1%と大幅な赤字で収益性が極めて低い。配当利回り1.1%は平均12.76%を大きく下回り、投資魅力は限定的。業績は赤字が継続し、2026/2期も純損失が見込まれる。割高と判断せざるを得ないが、PBRは平均以下であり、資産価値に対しては割安感がある。

指標この会社業種平均
PER (予想)506.7倍
PBR2.13倍2.44倍
ROE-19.1%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

コンビニ業界は飽和気味で競争が激しい。既存大手に対し規模で劣り、収益性が低い。直近の決算は売上高が増加する一方、赤字が続く。強気派はイオンとのシナジーによる商品開発や店舗改革で収益改善の余地があると見る。弱気派はコンビニ市場の成熟と競争で、抜本的な改善は難しいと主張。

プラスに働く材料7
  • イオンとのシナジー

    グループの仕入れ力を活かし、商品の差別化やコスト削減が可能

  • 独自商品の強み

    ソフトクリームやホットスナックが人気で、客数を牽引

  • 店舗網の再編

    不採算店の閉鎖と既存店の改善で収益性が向上

  • 売上高918億円で3期連続最高通年影響

    売上高は791→875→918億円、2026/2期は前期比+43億円の増収。

  • 純損失が-68億円→-56億円に縮小通年影響

    2025/2期純損失-68億円から2026/2期は-56億円に赤字幅12億円改善。

  • 予想PER529倍、黒字転換期待が高まる決算発表後影響

    予想PER529倍は小幅黒字を織り込む。黒字化達成でPERは一桁台まで低下余地。

  • 減配せず配当利回り1.1%を維持継続影響

    赤字ながら配当利回り1.1%を確保、無配転落回避が株主の安心材料。

マイナスに働く材料7
  • 収益力の弱さ

    赤字が続き、営業利益率がマイナスで構造改善が見えない

  • 市場の飽和

    コンビニ飽和状態で新規出店余地が少なく、既存店も競争

  • 競争相手の強さ

    セブンやファミマに対し規模・ブランドで劣り、価格競争が不利

  • 営業損失が-36億円と赤字拡大通年影響

    2025/2期営業損失-35億円→2026/2期-36億円。営業赤字継続で本業の改善が見えない。

  • ROE-19.1%と自己資本を大きく毀損継続影響

    ROE-19.1%は著しい低収益。赤字継続で純資産が減りPBR2.22倍も割高になる。

  • 営業利益率-3.92%とマイナスが続く継続影響

    2026/2期営業利益率-3.92%、売上高918億円で営業損失36億円。

  • 営業損失+特別損失で最終赤字膨張決算発表後影響

    2025/2期は営業損失-35億円に対し純損失-68億円、2026/2期も-36億円に対し-56億円と特別損失が継続。

次の決算で確かめる点
既存店売上高
店舗の収益力と客数の動向を把握するため
赤字店舗数
不採算店の閉鎖が進むかを見るため
ロイヤリティ収入
加盟店の売上と本部収益の基盤を確認
営業利益率
収益改善の進捗を測る重要指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.14%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
1.14%
いまの株価に対して
配当性向
5.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月451449.6
2018年2月450.0
2019年2月34−25.0
2020年2月23−33.3
2021年2月20−11.1
2022年2月200.0
2023年2月200.05.9
2024年2月200.0
2025年2月200.0
2026年2月200.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ60,871人。区分でいちばん多いのは事業法人55.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が61.8%を占め、残る38.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
事業法人55.855.955.955.955.855.8
個人・その他28.630.632.733.533.733.0
金融機関7.87.06.66.56.86.0
外国法人7.56.44.43.43.43.7
証券会社0.30.10.40.70.31.5
自己株式1.21.21.21.21.21.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01イオン株式会社48.11
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.01
03株式会社コックス2.34
04イオンフィナンシャルサービス株式会社1.37
05株式会社フジ1.33
06ミニストップ協力会1.27
07BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.74
08大和証券株式会社0.70
09株式会社千葉銀行0.66
10BNYMSANV RE GCLB RE JP RD LMGC(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.66

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−395%、1株純資産は14期で−55%。直近期のROEは-19.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月662,0143.422.679.3
2014年2月302,0731.551.7163.1
2015年2月302,0961.553.1118.2
2016年2月332,0311.658.5
2017年2月71,9700.4295.41449.6
2018年2月−331,913−1.7
2019年2月−321,765−1.7
2020年2月−1971,350−12.6
2021年2月−2231,113−18.1
2022年2月−133980−12.7
2023年2月4421,40037.23.15.9
2024年2月−161,366−1.2
2025年2月−2341,121−18.8
2026年2月−194912−19.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/2期の役員報酬は総額85百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
藤本明裕取締役会長64
堀田昌嗣代表取締役社長60
仲澤光晴取締役 営業担当54
西松正人取締役71
香川進吾取締役68
池側千絵取締役60
榊枝誠取締役65
谷口勉常勤監査役61
東海秀樹監査役72
本田陽生監査役64
渡邊奈緒美監査役51
竹内眞人取締役 商品担当62
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
井出武美取締役64

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)44735113
社外取締役834344

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容640字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは当社、連結子会社3社で構成され、各社が営んでいる主な事業内容と当該事業に係る位置づけは、次のとおりであります。 [国     内     事     業]    国内事業は、当社および国内子会社1社から構成されており、当社はフランチャイズチェーン方式の加盟店と直営店によるコンビニエンスストア事業を営んでおり、連結子会社であるネットワークサービス株式会社は国内ミニストップ店舗への物流業務を行っております。 [海     外     事     業]    海外事業は、海外子会社2社から構成されており、連結子会社であるMINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDは、フランチャイズチェーン方式の加盟店と直営店によるコンビニエンスストア事業を営んでおります。連結子会社であるVINH KHANH CONSULTANCY CORPORATIONは、持株会社としてMINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDへの出資参画を通じ、ベトナムにおいてコンビニエンスストア事業を展開しております。 当社は、当社の親会社であるイオン株式会社及びその子会社等で構成しているイオングループのスーパーマーケット事業区分に属しております。純粋持株会社であるイオン株式会社と当社との事業上の関係は、資金の寄託運用等をしております。なお、当社は独自にコンビニエンスストア事業を営んでおります。 事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,170字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社が属するイオングループでは“お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する”という基本理念を定めております。当社はこの基本理念をふまえ、“私たちは、「おいしさ」と「便利さ」で、笑顔あふれる社会を実現します。”というミッションを定めております。そして加盟店と本部は「お客さま第一」を実践し、共に繁栄を目指す「事業の共同体」であると考え、時代や環境の変化への対応を進めるとともに新しい時代の要請に積極的に応え、コンビニエンスストア事業の新たなビジネスモデルを創造し、企業の社会的責任を果たしてまいります。 (2)目標とする経営指標 最優先すべき経営目標は各加盟店の収益向上であり、経営指標としては1店当たりの売上総利益高です。また、企業価値の向上のために店舗投資の効率化に努め、自己資本利益率(ROE)の向上に努めてまいります。 (3)中期的な経営戦略 当社は、構造改革の完遂と成長戦略の推進を中期的な経営戦略として推し進めてまいります。構造改革では、事業構造・収益構造の変革に取り組み、業績改善を進めてまいります。成長戦略では、お客さまに新たな価値を提供する新フォーマットを既存店改装ならびに新店出店を通じて拡大するとともに、新たな事業の柱として、職域事業およびベトナム事業の着実な成長を推し進めてまいります。 国内事業では、手づくりおにぎり等の表示不正の再発防止策を徹底するとともに、衛生管理体制の強化を通じて、お客さまへ常に安全・安心な商品を提供する“食の安全・安心No.1”実現へ引き続き取り組んでまいります。お客さまにミニストップならではの新たな提供価値をお届けし、ローコスト運営を実現する新フォーマットとしてNewコンボストアモデルを確立し、既存店を中心にNewコンボストアモデルへの転換を進めます。また、職域事業の成長と利益の拡大に取り組み、新たな事業の柱としてまいります。 海外事業では、ベトナム事業について、来店目的となる店内加工ファストフード商品と、成長するベトナム市場におけるお客さまのニーズにお応えするコンビニエンスストア商品を組み合わせ、利益を上げる新たな個店モデルの確立に取り組みます。また、業務効率化をはじめとした収益構造改革に取り組み、収益性の改善を進めてまいります。事業の再成長に向け、確立した個店モデルをベースに、既存店改装および新店出店を進めてまいります。 各事業の経営環境は、「4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の概況」に記載しております。 (4)会社の優先的に対処すべき課題 ① 構造改革の完遂 業績改善に向け、事業構造改革と収益構造改革を推進してまいります。事業構造改革では、加盟店バックアップ体制の見直しおよび直営店比率の低減に取り組んでまいります。収益構造改革では、店舗の収益性改善に向け、個店競争力を高め、売上総利益高向上とローコスト運営の両立を図る新フォーマットとしてNewコンボストアモデル確立と既存店への成功要素の先行導入を進めてまいります。また、年間を通じて、お客さまにご支持いただくため、お客さまのニーズに対応する品揃えの拡充や新たな来店目的となる店内加工ファストフードの開発、ミニストップアプリを活用したロイヤルカスタマーの拡大を図ります。ストアアドバイザーの経営指導体制の刷新をはじめ、店舗運営の支援体制を整えるとともに、デジタル活用による本部機能の効率化、人財の採用・教育の充実を図ってまいります。 ② 成長戦略の推進 国内ミニストップ事業では、構造改革へ優先的に取り組み、新フォーマットを確立したのち、既存店改装および新店出店を通じて事業規模の拡大を図ります。職域事業では、新たな事業の柱として、拠点拡大に取り組むとともに、新商品・サービス開発を通じた収益の改善を進めてまいります。また、物流および人員体制を再整備し、事業規模の拡大に取り組んでまいります。ベトナム事業では、利益を上げられる個店モデルを確立し、出店を拡大いたします。また、本部コスト削減と組織構造改革に取り組み、事業再成長を実現してまいります。 ③ マテリアリティに関する取り組み 当社グループは、持続可能な社会の実現および長期的な企業価値向上に向けて対処すべきマテリアリティを特定し、事業活動を通じた取り組みを積極的に推進してまいります。“食の安全・安心No.1”実現に向けた取り組みと、おいしさにこだわった商品、便利なサービスを提供し続けることを最重要の課題と位置づけております。今後も、お客さまのニーズや社会環境の変化を捉えるとともに、重要課題の解決を事業活動の中に取り込み、持続的な成長と企業価値の向上を図ってまいります。 (5)環境および社会貢献活動への取り組み 当社は、「2030年までに店舗で排出するCO2を2013年度比50%削減する」、「2030年までに店舗で発生する食品ロスを2015年度比50%削減する」、「2030年までに使い捨てプラスチック利用量を2018年度比半減する」という環境目標を設定し、持続可能な社会の実現に向けて取り組みを推進しております。ミニストップ事業に与える影響を定量・定性の両面から把握、対応策の立案・取り組みを精査し内容を深めてまいります。 将来を担う子どもたちと地域社会の社会課題を解決する活動として、公益財団法人花と緑の農芸財団が提唱している「育てよう、花と緑、校庭に~花の輪運動」に賛同し、お客さまからお預かりした店頭募金と土曜日のソフトクリームの売上の1%を基に毎年小学校に花の苗を届けております。 また、小中学生の職場体験をもっとも身近な『コンビニエンスストア』を通じて学習していただく「チャイルドインターンシップ制度」ではソフトクリームの加工体験等を通じ、笑顔あふれる地域社会づくりを目指しています。 (6)人的資本・多様性への対応 当社は、人こそが会社の中核、会社の源泉であり、そして人こそが企業文化を作り、事業を作り、企業理念を実現する原動力と考えています。従業員一人ひとりが仕事の本質を「自身を成長させる好機」と考えるようになれば、ビジネスの変革が生み出され、最終的には企業の成長につながると考えています。人を会社の中核と捉えた企業経営を推進することが、ミニストップの人的資本経営の基本的な考え方です。 そのために、人的資本に関して「従業員が誇りを持てる会社」「いきいきと働き続けられる職場」「人が成長している会社」「生産性の高い組織」という4つの「ありたき姿」を掲げています。 このような、人を会社の中核と捉えた企業経営を推進させていくために、次の3つに取り組みます。 ・ 従業員一人ひとりの仕事を通じて成し得たいこと(夢)を探求する。 ・ 従業員一人ひとりの夢と企業理念(ミッション)を結びつける。 ・ ロールモデルを共有し、なりたい自分、成し得たい夢の実現性を高める。 従業員一人ひとりがすべてのステークホルダーに誠意を持ちエンゲージメントの高い従業員へと成長するためには、それぞれの持つ可能性や情熱を引き出すことが重要だと捉えています。さらに一人ひとりが企業理念(ミッション)を真に深く理解し、自らの成し得たいことと企業理念が結びつくことで、従業員一人ひとりの持つ情熱や可能性が企業理念の実現に向けていきいきと躍動する、そのような組織づくりを目指しています。
事業等のリスク5,209字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主な事項について記載しています。なお、これらについては、有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものです。 (1) リスクガバナンス 当社グループは、営業、商品、事業部を始めとした事業部門を第1線、財務・経理や人事、総務・法務、品質管理、また、デジタル推進といった管理部門を第2線、経営監査室を第3線とするスリーラインディフェンスで内部統制システムを構築しています。 第1線の事業部門では、リスクオーナーとしての自覚を明確に持ち、さまざまな業務にあたります。その活動を支援し、また、専門的視点で監視するのが第2線の管理部門です。内部統制基本規程に基づき、そうした第2線の管理部門の責任者と、第3線として全社横断の業務監査を担う経営監査室の責任者で構成する「内部統制システム委員会」、ならびにその下部組織である「コンプライアンス委員会」および「定時危機管理委員会」を設置しています。また、「コンプライアンス委員会」の下に「個人情報安全管理部会」および「公正取引推進部会」を設置し、これらが連携して、リスクマネジメント、コンプライアンス体制を含む内部統制システムの整備、運用を推進します。内部統制システム委員会の委員長は代表取締役社長が務め、内部統制システム全般を担当する責任者として内部統制担当役員を設置します。また、内部統制担当役員は、コンプライアンス担当およびリスク管理担当を兼務します。監査役は、それらから独立した立場から、内部統制システムの整備、運用の状況を含め、取締役の職務執行を監査します。 リスク管理については、リスク管理担当として内部統制担当役員が統括し、当社グループ全体のリスク管理における問題点の把握と体制の整備に努め、その進捗状況を、取締役会および内部統制システム委員会に報告します。また、内部統制担当役員は、想定されるリスクに応じた有事の際の迅速かつ適切な情報伝達と緊急体制を整備するとともに、リスク管理上の問題点が発見された場合の報告を速やかに行う体制(レポーティング・ライン)を構築しています。 さらに、定時危機管理委員会を通じて、当社グループ全体のリスク管理に必要な体制の整備を行うとともに、人身被害、システム障害、物的被害、経済的被害、風評被害、営業休止、ブランド毀損等、または、その可能性があるクライシス、および自然災害など、グループ経営に大きな影響を及ぼすと判断されるクライシスの発生時には、代表取締役社長(不在の場合は代行順位に基づく代行者)を委員長とする緊急危機管理委員会が招集されます。緊急危機管理委員会において、クライシスについて全社的対応の実施を判断した場合は、即時、代表取締役社長を本部長、リスク管理担当役員を副本部長、総務部門を事務局とするクライシス対策本部を設置し、全社的に対応しています。 (2) リスクアセスメントプロセス 当社では、年に1回以上、127項目に及ぶ事業プロセスに対し、リスクオーナーである第1線、また、その業務を管理する第2線により、発生のしやすさ(発生頻度指標)と、その影響範囲(損失規模指標)によるリスクアセスメントを行っています。 内部統制システム委員会では、そのリスクアセスメントの結果として、経営会議、取締役会でも議論した上で選定された重要リスク項目について、取り組みの進捗を確認しています。 (3) 事業等のリスク ① 重点リスク項目 a 人財不足・人財流出/生産性向上対応の遅れ/加盟店と加盟店従業員との間の労務問題のリスク 発生頻度   5   損失規模   5 リスクシナリオ   長時間労働の発生などにより、当人の心身疾患や過労死の問題はもちろん、労働基準監督署の指導、公表により、企業イメージを大きく損なう可能性があります。採用競争力が低下する一方で、離職が進み、事業ポートフォリオに合わせた人財戦略・人財配置の遅れるリスクがあります。それにより、従業員教育が進まず、法令違反や事故のリスクが高まる負のスパイラルに陥る可能性があります。フランチャイズビジネスを営む当社にとって、加盟者の法令違反は、フランチャイズチェーン全体、ひいてはイオングループにおける法令違反と同義といえます。上述のリスクは、加盟店の中にも発生する恐れがあります。 対策   当社グループで働く一人ひとりに対して、その個性と能力を十分に発揮できるよう、性別や雇用形態に関わらず、多様な人財が活躍し全員が働きやすい職場環境づくりに取り組んでおります。また、ミニストップをご利用いただくすべてのお客さまが安心してご利用いただける環境づくりに向け、当社グループに関わるすべての人々が安全・安心に働くことができる環境づくりのため、また、イオンの人権基本方針に則り、すべての人々の人権が尊重される社会の実現を目指して、人権デュー・デリジェンス委員会を組成しております。カスタマーハラスメントに対する当社グループの方針を含め、お客さまに安心してご利用いただけるお買い物環境の提供と、一人ひとりの人権、多様性を尊重し、事業に関わる全ての人が活躍できる環境整備を進めております。 b 商品不具合(食中毒・異物混入等)/表示違反(アレルゲン事故等)や景品表示法違反のリスク 発生頻度   5   損失規模   5 リスクシナリオ   ファストフードをはじめとした店内加工商品の製造過程や、原材料・食品添加物・消費期限・賞味期限といった表示に問題があった場合、お客さまの健康を害すことはもとより、食の安全・安心に対する信頼を損ね、行政指導や措置命令といった処分による社名の公表などによりブランドの失墜を招く恐れがあります。同様に、アレルゲン等の食品表示や、商品やサービスの説明、価格等の表示による優良誤認や有利誤認も、お客さまの安全・安心を脅かすことに繋がります。 対策   商品・サービスの安全・安心はあらゆることに優先するという行動原理は、イオンの理念やミニストップのミッションからも導かれます。事業パートナーである加盟店も含め、こうした理念の浸透に向けて取り組むと同時に、加盟店従業員にいたるまで食品衛生に関する教育を行い、一方で、第三者機関による衛生調査をはじめ、製造工場に対しての不定期監査など、ガバナンスの強化に取り組んでおります。 c お客さまへの情報開示の遅れのリスク 発生頻度   5   損失規模   5 リスクシナリオ   適切なメディアコミュニケーションがなされなかったことによって、社会からの理解が進まず、ブランドを毀損する恐れがあります。お客さまからの信頼を喪失し、その回復に時間を要するばかりではなく、SNSなどで憶測や誤情報が拡散される可能性があります。 対策   常にお客さまを第一に考え、誠実に行動できる人財の育成に向けて、イオンの理念やミニストップのミッションの浸透に取り組んでおります。そのことが、必要な社内での報告、十分なお客さまへの説明につながると考えております。 d サイバー攻撃/脆弱性対応の遅れのリスク 発生頻度   5   損失規模   5 リスクシナリオ   マルウェアによるウィルスへの感染、外部からのハッキング等による攻撃で、基幹システム、ネットワークに障害が発生したり、ランサムウェアによって、重要なシステムが停止したり、通常の業務が行えない程の大きな影響を受ける可能性があります。こうした攻撃によってデータが漏えいする恐れもありますが、教育不足や運用のミスによって個人情報が漏えいする恐れもあります。ステークホルダーからの信頼を失い、企業イメージを大きく損ねる恐れがあります。 対策   イオングループ情報セキュリティ管理規程に則り、当社のデジタル推進の責任者を委員長とする情報セキュリティのガバナンス体制を構築し、ハードウェアに対して高いセキュリティ基準を運用するとともに、リスクアセスメントや内部監査等によるマネジメントシステムの運用を行っております。また、当社では、個人情報マネジメントシステムを運用し、プライバシーマークの認証を取得しております。その中においても、情報セキュリティ向上に資する教育を実施しております。 e 自社のガバナンス不全によるリスク 発生頻度   5   損失規模   5 リスクシナリオ   実効性、透明性ある取締役会、規程の整備、コンプライアンス教育、リスク管理、独立で適正な監査機能、それらの適切な開示といったガバナンスが十分に機能しないために、重大な事案につながり、企業ブランドの毀損や損害に繋がる可能性があります。 対策   社外取締役を含めた取締役会の構成、また、コンプライアンスの向上に向け、加盟店を含めた企業理念の浸透に取り組んでおります。ITの活用も含めた店舗現場のオペレーションに対する監査機能強化を進めており、発生した事件・事故については、再発防止に向け、多面的な分析を行っております。 f 加盟店に対する経営指導体制構築の遅れのリスク 発生頻度   5   損失規模   5 リスクシナリオ   フランチャイズ契約からパートナーシップ契約へのビジネスモデル変革への対応を含め、本部による加盟店指導体制の継続的な改善が進まないことにより、加盟店と本部とのパートナーシップ構築が不十分となり、出店地域での存在感の低下、売上の低下を招く恐れがあります。 対策   加盟店と本部が一体となって創出した事業利益を分け合うミニストップ・パートナーシップ契約の拡大を進める中、効果的な店舗経営指導体制の確立と、人財育成をはじめとしたマネジメントシステム改革を全社一丸となって推進しております。 g 新規事業・設備投資の失敗/格付けの下落/債務超過・資金ショートのリスク 発生頻度   4   損失規模   5 リスクシナリオ   人件費高騰、節約志向の強まり、ドラッグストアやディスカウント業態との競争の中、商品・サービスの革新や店舗運営レベルの向上が遅れれば、当初の計画から連結業績が下振れするリスクがあります。成果を生まない投資によって業績の回復がなければ、市場から厳しい評価を受け、信用機関等の格付けが下落し、金利の上昇や資金繰りが悪化する可能性があります。 対策   当社では、激化する競争環境に対抗するため、創業以来のコンボストアモデルの構成要素である「ファストフード」と「コンビニエント」、それぞれの価値を磨き上げ個店競争力を向上させるNewコンボストアモデル確立を推進しております。コンボストアの構成要素のひとつである「ファストフード」では、創業から培ったノウハウを結集しさらなる進化に取り組み、お客さまのニーズにお応えし「今求められる便利さ」を追求する「コンビニエント」では、MDプロセスの磨き直しによる商品力の向上、節約志向の高まりに対応する価格訴求を充実させるとともに、イオングループ商品の活用拡大および当社オリジナル商品のラインナップ拡充に取り組んでおります。生鮮食品や“暮らしの品”の品揃えを拡大しワンストップ、ショートタイムショッピングの実現を推進しております。 ② 子会社の重点リスク a 子会社等のガバナンス不備(現金不正・開発不正等) リスクシナリオ   ガバナンス体制の構築が不十分な場合、重大な事件・事故が発生し、当社グループの損害、ブランド毀損に繋がる恐れがあります。 b 海外の出店計画の遅れ、新MDプロセス政策の失敗 リスクシナリオ   ベトナム事業において、出店計画が未達成となったり、計画通りにビジネスモデルの構築が進まないことによって、既存ビジネスモデルが訴求力を失い、競合との競争激化等により、当社グループのシェアが確保できない可能性があります。 c 物流の障害 リスクシナリオ   配送担当や配送委託先の人手不足やインフラの不足、自然災害、配送中の事故等が生じることにより、商品の配送サービスに支障が出る恐れがあります。働き方改革関連法により自動車運転の業務の時間外労働に上限規制がされたこと等により、売上・利益が減少する可能性があります。 d 店舗の発注数減に伴う配送代行手数料(通過料)の減少 リスクシナリオ   店舗数の減少、あるいは店舗からの日々の発注数が減ることにより、物流収益が悪化し、物流委託先が離脱するなど、店舗への配送サービスに支障が出る可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)15,376字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の概況 □日本国内における事業環境 当連結会計年度において、日本国内では雇用・所得環境の改善が続いた一方、飲食料品等の価格上昇や米価高騰を背景に、実質賃金は前年を下回る水準で推移し、生活者の節約志向が強まりました。また、盛夏の記録的猛暑や9月以降の物価上昇を受けた生活防衛意識の高まりから、食料品を中心に個人消費は力強さを欠く状況が続きました。1月には実質賃金がプラスに転じ、消費者マインドが持ち直しているものの、日常的な支出では節約志向が根強く、高付加価値商品への支出との二極化や購入チャネルの多様化が進みました。加えて、通商政策や地政学リスクなど国際環境の不確実性が高まり、景気の先行きは不透明な状況が続いています。 □2025年度政策進捗 このような環境のなか、当社グループは“私たちは、「おいしさ」と「便利さ」で、笑顔あふれる社会を実現します。”をミッションとし、「構造改革の断行と戦略的成長の推進」の方針のもと、2023-2025中期経営計画の最終年度である2025年度政策を推進しました。 構造改革では、人財対策をベースにMD(マーチャンダイジング)プロセスと経営指導の変革を進め、お客さまにご支持いただける売場づくりと店舗収益性の改善に努めました。MDプロセス改革では、カテゴリーごとに価格戦略を再設計し、価格設定や商品ラインアップの改定を図り、コンビニエンスストア商品のおにぎりや菓子パンを中心に、売上は好調に推移しました。また、4月に当社の看板商品である「ソフトクリームバニラ」を「北海道ミルクソフト」としてリニューアルし、お客さまに高くご支持いただきました。経営指導改革では、店舗カルテ活用のほか、値下げ販売を進めフードロスを削減したことにより、店舗収益性が改善しました。この結果、上半期においてミニストップ単体は増収・増益を達成し、連結業績を牽引しました。 一方で、8月に、手づくりおにぎり等の消費期限の表示不正が判明し、販売を全店で中止したことにより、業績に影響を及ぼしました。一連の事案を教訓とし、手づくりおにぎり等をはじめ、できたてのおいしい商品をお客さまにお届けしたいという提供価値の根幹に立ち返り、9月以降、加盟店とともに改めて“食の安全・安心No.1”を目標に、再発防止と安全・安心な厨房環境づくりを最優先課題として、手づくりおにぎり等の販売再開に取り組みました。 9月に、食の安全・安心や衛生知識について本部・加盟店双方が学ぶ勉強会を開催したことを皮切りに、全社員・加盟店スタッフへの衛生教育、加盟店からの申請に基づいて本部が販売開始を認定する「選択制認定制度」の整備、新たな設備の導入といった再発防止策を進めました。また、品質管理の専任担当者を配置した「お客さま・オーナー相談・衛生監査室」の新設や「厨房衛生相談窓口(厨房110番)」の開設を経て、10月より順次販売を再開いたしました。販売再開後も、手づくりおにぎり等の商品ラベル発行をチェックするシステムを構築し、適正なオペレーションにより安全・安心な商品を提供できるよう加盟店とともに取り組んでおります。2026年2月末時点で再開店舗数は772店となりました。 販売再開に向けた取り組みとともに、お客さまに引き続きご満足いただける品揃えを実現するため、コンビニエンスストア商品の日配品を中心に品揃え拡充と販促施策の充実を図りました。品揃えの拡充では、米飯等の主食および関連購買につながる惣菜類の拡充に取り組みました。 販促施策では、11月に過去最大規模の増量セールを展開し、2月には「増量フェア」を実施するなど、物価上昇のなか価格据え置きでボリュームを訴求する企画を展開しました。また、年末にはテレビ企画においてオリジナルスイーツが高評価を受けるなど、商品価値を訴求しました。これらにより、下半期にかけてコンビニエンスストア商品の日配品や店内加工ファストフード商品のポテトを中心に売上改善が進みました。 成長戦略では、職域事業について、拠点拡大と質の向上に注力し、事業利益が前年同時期を上回りました。ベトナム事業では、個店モデル確立に向けたMD改革とオペレーション改革に取り組み、売上総利益率の改善により業績が改善し、第4四半期には3年ぶりに四半期営業利益が黒字へと転換しました。 □連結業績 当連結会計年度において、ミニストップ単体の上半期では、既存店日販と売上総利益率の伸長による店舗収益の改善と設備費を中心とした販売費および一般管理費の削減により、増収・増益となりました。一方、下半期では、手づくりおにぎり等の販売中止により売上および売上総利益率が影響を受け、対策を実施したものの計画未達となりました。また、販売費および一般管理費について、設備費の削減を進めた一方で、直営店増加に伴い人件費が増加したほか、加盟店バックアップおよび安全・安心対策に関わる費用が増加しました。加えて、不採算店舗の追加閉店を実施しました。ベトナム事業では、店舗利益の改善と新たな事業モデルの確立が進み、売上総利益率の改善と店舗営業費削減により、営業損失の圧縮が進みました。 これらの結果、当連結会計年度における連結業績は、営業総収入917億88百万円(前期比104.9%)、営業損失36億10百万円(前期実績 営業損失34億86百万円)、経常損失30億67百万円(前期実績 経常損失28億68百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失56億30百万円(前期実績 親会社株主に帰属する当期純損失67億74百万円)となりました。 各セグメント別の業績は以下のとおりです。 [国内事業] □国内ミニストップ事業の主要数値 手づくりおにぎり等の販売中止による売上への影響と不採算店舗の計画的閉店により、ミニストップ単体のチェーン全店売上高は前年同期比96.6%となりました。ミニストップ店舗の既存店1店1日当たり売上高の前年比は97.8%、既存店平均客数は同96.2%、既存店平均客単価は同101.7%となりました。コンビニエンスストア部門の既存店日販は同99.2%、店内加工ファストフード部門の既存店日販は同91.0%となりました。売上総利益率については、付加価値の高い手づくりおにぎり等の販売中止による影響を受けたものの、コンビニエンスストア商品の米飯・デリカおよび高付加価値の店内加工ファストフード商品のコールドスイーツやポテトの売り込みといった対策を進めた結果、前年同期比0.2%増の30.4%となりました。 □“食の安全・安心No.1”実現とMDプロセス改革 国内ミニストップ事業では、年間を通じてコンボストアの構成要素となる「コンビニエント」の革新と「ファストフード」の進化に取り組むとともに、下半期より改めて“食の安全・安心No.1”実現に取り組みました。「ファストフード」では、専門店品質のおいしさにこだわり、看板商品のリニューアルや、旬の食材を活かした商品開発のほか、コラボ商品やボリュームを訴求した商品を展開しました。「コンビニエント」では、マーケティング視点に基づいて低価格と高付加価値商品の品揃え構成を見直すとともに、手づくりおにぎり等の販売中止に伴い、お客さまに継続してご満足いただける品揃えと販売促進企画の充実に取り組みました。 □店内加工ファストフード商品 ソフトクリームでは、看板商品の「ソフトクリームバニラ」を創業来初めて「北海道ミルクソフト」へリニューアルしました。厳選した原料の北海道十勝産生乳を使用して濃厚な味わいを実現し、年間を通じて訴求したことで売上を牽引しました。また、有名産地の原料を使用した「シャインマスカットソフト」や、製法にこだわった「プレミアムソフト‐ごほうびショコラ‐」といった高付加価値商品を展開したほか、1月には沖縄県産黒糖を使用した贅沢な味わいの「黒糖きな粉もちソフト」を発売し、いずれも好調な販売となりました。 コールドスイーツでは、パフェについて、旬の原料にこだわった「完熟白桃パフェ」や「芳醇洋梨パフェ」を展開したほか、2月にはタイ産「マハチャノック種」マンゴーを使用した「完熟アップルマンゴーパフェ」を発売し、好評を博しました。今年30周年を迎えたハロハロについて、原料と食感にこだわった「ハロハロ果実氷ブラッドオレンジ」や「ハロハロ果実氷ダブルメロン」を発売し、売上を押し上げました。これらにより、コールドスイーツの売上は前年同期比110%超伸長しました。 ホットスナックでは、お客さまからご注文をいただいた後に店内で再調理を行うことで、できたてのおいしさをご提供するポテトについて、コラボ商品や増量企画を展開しました。1月には看板商品の「Xフライドポテト」に、人気スナックをイメージしたフレーバーパウダーをかけてお楽しみいただける「Xフライドポテト ベビースターラーメンチキン風味」を発売し、好評を博しました。また、価格据え置きでボリュームを訴求した「Xフライドポテト1.5倍」増量企画を断続的に行いました。スナックについて、過去お客さまから高くご支持いただいた人気商品の復刻に取り組みました。2019年に発売し、好評を博した「ビッグドッグ」や「のびーるチーズハットグ」をリバイバル発売し、販売を押し上げました。これらにより、ポテトやスナックの売上は前年同時期を上回りました。 □コンビニエンスストア商品 お客さまの来店目的と位置付けるおにぎりでは、米や海苔の価格が高騰するなか、定番の手巻おにぎりについて、12月に素材や製法にこだわりつつ、お客さまがお買い求めやすい価格設定でリニューアルしました。「手巻ツナマヨネーズ」や「手巻しゃけ(大麦入り)」といった定番商品を本体価格148円のオープニングプライスで展開したほか、国産もち麦を使用した「もち麦おにぎり」シリーズのリニューアルと低価格展開を行いました。高付加価値の品揃えでは、手づくりおにぎりを代替する品揃えとして、総重量160g超の食べ応えある「大きなおにぎり」シリーズを9月から展開しました。これらの取り組みがお客さまからご支持をいただき、おにぎりの売上は前年同期比110%超伸長しました。 惣菜では、お客さまの買い合わせにつながる品揃えを拡充しました。「竹輪磯辺天」や「ジューシー唐揚げ」といったパック惣菜シリーズを発売し、継続的に品揃えを見直したことにより、惣菜の売上は前年同期比130%超伸長しました。 調理パンでは、価格ラインアップの改定と商品価値向上に取り組みました。5月に定番商品を一斉リニューアルし、お客さまがお買い求めやすい価格帯の品揃えを拡充したほか、増量キャンペーンを断続的に展開しました。 菓子パンでは、「お得な本体価格100円菓子パン」シリーズとして、「ずっしりデニッシュ」といった低価格でボリュームある商品を発売し、年間を通じて優位置で集中展開したほか、高価格帯の品揃えも充実させました。これらにより、調理パンと菓子パンの売上は前年同時期を上回りました。 販売促進企画では、価格据え置きでボリュームを訴求した増量企画を断続的に展開しました。2月には、好評だった11月の増量企画をブラッシュアップした「増量フェア」を実施し、寿司類や麺類を中心にボリュームを訴求した商品が売上を押し上げました。 □生活応援商品の拡充(トップバリュ) 物価上昇が続くなか、お客さまの日々の豊かな暮らしを支えるため、イオングループのプライベートブランドであるトップバリュの品揃えを拡充しました。菓子では、価格訴求型のトップバリュベストプライスを中心に本体価格100円の商品を集合展開し、訴求したことにより、菓子の売上は前年同時期を上回りました。デイリーでは、手間をかけずに食卓のおかずを準備できるパウチ総菜について、付加価値型のトップバリュの品揃えを訴求し、好調な販売となったことにより、デイリーの売上は前年同時期を上回りました。 □経営指導改革 お客さま第一を店頭で実現するQSC向上と品揃えの充実、および店舗収益性の改善に向け、経営指導改革に取り組みました。QSC向上では、安全・安心な商品提供とお客さまが気持ちよくお買い物いただける環境づくりに注力しました。活動のベースとして、ストアアドバイザーによるQSCの是正指導をお客さまの立場で見直すとともに、ワークスケジュールを活用し、加盟店とともに適正なオペレーションにより改善を進められる体制を整えました。 店舗収益性の改善では、加盟店ごとの経営指導方針に沿って、店舗カルテを活用した個店ごとの経営数値分析と課題への対策を進めました。対策にあたり、効率的な作業計画の立案と人時の適正化を図るワークスケジュールや販売計画書といった改善のためのツールを活用しました。また、数値改善事例を週次の会議体で共有し、経営指導ノウハウの水平展開を図りました。お客さまにご満足いただける品揃えの実現と食品ロス削減の両立に向け、主要日配品の積極的な値下げを推進し、発注した商品を売り切る活動を進めました。同時に、販売計画書や発注計画に基づく発注指導を進め、日配品を中心に品揃え充実を図りました。これらにより、加盟店1店あたりの利益は前年同時期を上回りました。なお、2026年2月末時点でミニストップ・パートナーシップ契約店舗は926店となりました。 直営店では、模範となる店舗の実現と収支改善に向け、採用・教育機能といったサポート体制の充実と店舗管理体制の整備に取り組みました。サポート体制について、時間給スタッフの採用機能を本部に集約し、人財充足状況を踏まえた効率的な採用プロセスを構築しました。店舗責任者人財の充足に向け、本部が定める責任者資格を有する人財の育成と店長代行の能力を持つストアリーダーの育成に取り組みました。 店舗管理体制について、経営数値を週次で進捗し、対策をスピーディーに実行する体制を整えました。また、複数の直営店を一つの管理単位にまとめ、管理者がチームを組んで管理するユニット制を11月より開始しました。ノウハウの共有が進んでおり、引き続き、全エリアの管理体制を刷新してまいります。 お客さまにご満足いただける品揃えと利益改善を図るAI発注は、2026年2月末時点で直営店156店舗にて実験を拡大し、値下げ活用と合わせて運用したことにより、直営店1店1日当たりの売上荒利益高は前年同時期を上回りました。これらにより、直営店の店舗利益は前年同時期を上回り、収支改善が進みました。なお、直営店は2026年2月末時点で355店となりました。 □新事業の推進(職域事業) 職域事業では、オフィスなどの施設内に設置する無人コンビニ「MINISTOP POCKET(ミニストップポケット)」をはじめ関連サービスを含む拠点数が2026年2月末時点で2,147拠点と前年同期比120%超拡大しました。季節ごとのオフィスの需要に応じた棚割りの見直しや、什器の増設といった品揃えの充実を図り、1拠点当たりの売上高は前年同時期を上回りました。また、日本郵便株式会社と連携のうえ、2026年1月より一部の郵便局において、当社商品を展開する実証実験を開始し、郵便局に来局されるお客さまの利便性向上を図りました。新たなチャネルの拡大に向け、引き続き取り組みを進めてまいります。これらにより、職域事業は前年同期比180%超の事業利益を創出しております。 □新事業の推進(Eコマース) Eコマースでは、リアル店舗では取り扱いが難しい高付加価値商品の品揃え拡充のほか、EコマースならではのSNSを活用したコラボ企画や、飲料をはじめとしたお値打ち価格の商品展開に取り組みました。公式オンラインサイト「ミニストップオンライン」や国内大手ECモール内に設置したEコマースサイトの認知拡大が進み、リピート利用のお客さまが増加したほか、人気チーズケーキ専門店監修のクリスマスケーキや恵方巻など、リアル店舗と連動した商品が好評を博しました。これらにより、2025年度のEコマースの売上高は前年同期比290%超伸長し、過去最高を記録しました。 □パーパス経営の実践に向けた取り組み パーパス経営の実践に向け、イオングループ未来ビジョンおよびミニストップのミッションをもとに、事業の成長が社会課題の解決に直結するよう事業活動を推進しております。パーパス経営の象徴としてソフトクリームのブランディングを推進し、従来の「おいしさ」の価値軸に、「環境にやさしい」「からだにやさしい」「地域とのつながり」「社会貢献」の4つの軸を加え、ソフトクリームを通じたサステナビリティ経営を推進しております。 環境活動では、CO2削減の取り組みについて、一部地域の使用電力源を再生可能エネルギーに切り替えるとともに、店内外の照明のLED化、節電機器の設置等を実施いたしました。引き続き「2040年ネットゼロ(CO2排出量が実質ゼロ)」に向け、電力調達方法変更や省エネ機器類の計画的入れ替えを進め、さらなる削減に取り組んでまいります。 資源循環の促進について、店舗において「発生抑制(リデュース)」による値下げ販売を9割の店舗で進めております。お客さまへ値下げ商品を積極的に訴求するため、新たな販促を展開しました。あわせて、年間を通じた「てまえどり」の告知を行い、お客さまや加盟店とともに食品ロス削減に取り組みました。また、使用期限の近い食材や余剰食材のロスを削減するために、通常は廃棄される部分や余った食材を新しい価値のある食品に変える、アップサイクルの取り組みを進めております。 プラスチック使用量削減の取り組みについて、ミニストップ本社と一部直営店において、ペットボトル減容回収機「ボトルスカッシュ」を設置しました。限りある資源の有効活用と海洋プラスチックごみ対策として、回収したペットボトルは再製品化し、ボトルtoボトルのリサイクルループの輪を構築してまいります。また、一部の店内加工ファストフード商品について、プラスチックの容器から紙への切り替えを順次進めております。今後も、店内加工ファストフード商品を中心に、使用素材の紙への変更および容器の軽量化を進め、脱プラスチック化の拡大を図るとともに、すべての使い捨てプラスチックの環境配慮型素材への変更を進めてまいります。 地域とのつながりについて、小中学生向け職場体験学習「チャイルドインターンシップ」を2005年より実施しています。未来を担う子どもたちと“私たちは、「おいしさ」と「便利さ」で、笑顔あふれる社会を実現します。”というミニストップのミッションについて一緒に考えるとともに、環境や健康といった新たな価値を訴求するソフトクリームから環境問題を捉えていただくプログラムを用意し、今期累計で68校440名の生徒の皆さまにご参加いただきました。また、小学校に花の苗を届ける花の輪運動募金を通年で実施し、本年度は600校の小学校に花の苗を贈呈しました。1991年の開始時から、延べ18,134校、合計で約475万5千株の寄贈となります。加えて、加盟店を中心に近隣の福祉施設等でボランティアを行う活動では、2016年より延べ1,748施設において、イベントのお手伝いや清掃活動などを通じて地域との親交を深めております。グループをあげての募金活動においては、「福祉」「環境」「災害復興」の3つの分野の支援活動に活用するために、お客さまのご協力のもと総額で10,878,234円を寄付いたしました。 ミニストップで働く一人ひとりに対して、その個性と能力を十分に発揮できるよう、性別や雇用形態に関わらず、多様な人財が活躍し全員が働きやすい職場環境づくりに取り組んでいます。多様な人財の活躍推進として、店舗で働くパート・アルバイト16名を店長(契約制社員)へと登用しました。登用された契約制社員への体系的な教育を進め、着実に業務を習得できる体制を整えています。2024年度下半期より開催しているミッション座談会は、営業部門に加え、管理、商品部門においても開催し、同じ職場で働く意義や共通認識、新たな課題を発見する場として、役員と従業員が幅広く忌憚のない意見交換を行いました。 すべてのお客さまに安心してミニストップをご利用いただき、ミニストップに関わるすべての人々が安全・安心に働くことが出来る環境づくりのため、イオンの人権基本方針に則り、すべての人々の人権が尊重される社会の実現を目指し、人権デュー・デリジェンス委員会が中心となり人権課題の特定と改善を実施しています。お客さまに安心してご利用いただけるお買い物環境の提供と、一人ひとりの人権、多様性を尊重し、事業に関わる全ての人が活躍できる環境整備を進め、ミッション実現につなげてまいります。 □ネットワークサービス株式会社 ネットワークサービス株式会社は、国内店舗向けの共同配送事業を展開しており、定温センター13ヶ所、常温センター6ヶ所、冷凍センター10ヶ所を運営しております。物資の流通の効率化に関する法律(物流効率化法)改正への対応をはじめとした、物流体制整備およびコスト適正化に取り組みました。配送網のデジタル分析とシミュレーションに基づき、配送ルート数および1ルート当たりの走行距離の適正化を進め、総CO2排出量の低減を含む配送の効率化が進展しました。引き続き、コスト削減とともにCO2排出量削減による環境負荷の低減に取り組んでまいります。 □店舗開発 店舗開発では、9店舗を出店、64店舗を閉店し2026年2月末の店舗数は1,793店舗となりました。新たな個店モデルの確立に取り組み、エリア戦略に基づいた店舗展開を推し進めてまいります。 以上の結果、当連結会計年度における国内事業の営業総収入は823億47百万円(前期比105.6%)、営業損失は33億35百万円(前期実績 営業損失23億98百万円)となりました。 [海外事業] □ベトナムにおける事業環境 当連結会計年度において、ベトナムでは、実質GDP成長率が前年同期比8.02%(推計値)となり、第4四半期(10月~12月)にかけて3四半期連続で伸び率が加速しました。また経済成長を背景とした好調な内需の拡大に伴い、小売・サービス売上高は前年比9.2%増と、堅調な伸びとなりました。一方で、米国の通商政策の変化や緊張の続く国際情勢による資源価格への影響が懸念され、輸出産業を中心に景気の先行きは不透明です。 □ベトナム事業方針 このような環境のなか、ベトナムのMINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDは、事業の再成長に向け、期首に刷新した組織体制の下、個店モデル確立を目指し、MD改革ならびにオペレーション改革に取り組みました。また、不採算店舗の計画的閉店を進め、チェーン全店売上高は前年同期比97.7%となりました。 □MD改革 経済成長が進むベトナムのお客さまニーズにお応えする品揃えの実現に向け、MD改革に取り組みました。商品カテゴリーごとの役割をお客さまの購買行動に沿って再定義し、低価格と高付加価値の品揃え両面の充実を図りました。コンビニエンスストア商品では、お手頃価格の商品を厳選し、高付加価値の品揃えを拡大するとともに、売れ筋カテゴリーの売場拡大をはじめとした売場改装に取り組みました。売上構成比と利益率が高いソフトドリンクでは、高付加価値商品の構成を拡大し、お客さまのニーズに合わせたプロモーション施策で低価格を訴求しました。販売好調な菓子やスナック、インスタント麺では、売場を拡大する改装を84店舗で実施し、高付加価値商品を充実させました。これらにより、コンビニエンスストア商品の1店1日当たり売上総利益高は前年同時期を上回りました。 ファストフード商品では、来店目的となるドリンクカテゴリーの育成と、食事需要にお応えするベーカリーやデリカの品揃えを充実させました。店内加工ドリンクでは、おいしさを追求した商品開発を進めたほか、専用のドリンクケースを56店舗に増設し、商品価値と世界観の訴求を図りました。10月には若い世代のトレンドを追求した「タロイモミルクティー」、12月には桃の果肉を贅沢に使用した「ピーチティー」とこだわりの高付加価値商品を展開し、売上を押し上げました。これらにより、ドリンクカテゴリーの売上総利益高は前年同期比140%超伸長しました。また、販売好調なベーカリーでは、イオングループ商品やトレンド商品のベンチマークに基づく商品開発を推し進めました。トレンドを踏まえた商品が好調に推移したほか、ベーカリー専用の陳列ケースを69店舗に増設して商品を訴求し、売上を押し上げました。これらのMD改革を着実に推進し、既存店1店当たりの売上総利益高は前年同期比110%超伸長しました。 □オペレーション改革 成長するベトナム経済のもと、店舗運営コストの上昇が続くなか、人件費の適正化や廃棄ロスの低減に取り組みました。人件費では、店舗作業の見直しのほか、ワークスケジュールを活用したムリ・ムダの無い稼働計画の立案に取り組んだことにより、人時の適正化が進みました。廃棄ロスでは、商品部門と営業部門の役割分担の下、売場効率の改善と週次での進捗管理を行ったことにより、廃棄ロスの低減が進みました。これらにより、当連結会計年度の1店あたりの営業費は前年同時期に対して5%削減しました。MD改革とオペレーション改革を通じた個店モデルの改善が進み、第4四半期において3年ぶりに四半期営業利益が黒字となりました。 □店舗開発 店舗開発は、13店舗を出店し、13店舗を閉店しました。2025年12月末時点の店舗数は182店舗となりました。 以上の結果、当連結会計年度における海外事業の営業総収入は94億41百万円(前期比99.4%)、営業損失は2億74百万円(前期実績 営業損失10億88百万円)となりました。 [財政状態] (流動資産) 流動資産は、前連結会計年度末と比べて49億93百万円減少し472億49百万円となりました。これは主に未収入金が38億63百万円、償還により有価証券が8億2百万円減少したことによります。 (固定資産) 固定資産は、前連結会計年度末と比べて6億80百万円減少し217億64百万円となりました。これは主に差入保証金が9億40百万円、有形固定資産が6億20百万円減少し、無形固定資産が5億19百万円、退職給付に係る資産が3億30百万円増加したことによります。 (流動負債) 流動負債は、前連結会計年度末と比べて2億86百万円減少し354億5百万円となりました。これは主に預り金が65億21百万円減少し、加盟店買掛金が39億25百万円、買掛金が14億32百万円増加したことによります。 (固定負債) 固定負債は、前連結会計年度末と比べて2億31百万円増加し64億44百万円となりました。これは主にリース債務が4億84百万円増加し、長期預り保証金が2億33百万円減少したことによります。 (純資産) 純資産は、前連結会計年度末と比べて56億18百万円減少し271億63百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純損失を56億30百万円、非支配株主に帰属する当期純損失を1億55百万円計上したことによります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は74百万円増加し、231億60百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度末と比べて1億50百万円収入が減少し、17億88百万円の収入となりました。これは主に税金等調整前当期純損失55億4百万円の計上に加え、増加要因として仕入債務の増加54億5百万円、未収入金の減少38億37百万円、また減少要因として預り金の減少65億17百万円等があったことによります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度末と比べて10億12百万円支出が増加し15億4百万円の支出となりました。これは主に減少要因として有形固定資産の取得による支出21億62百万円、また増加要因として差入保証金の返還による収入10億35百万円があったことによります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度末と比べて5億88百万円支出が減少し2億17百万円の支出となりました。これは主に減少要因としてリース債務の返済による支出1億27百万円、配当金の支払額5億80百万円、また増加要因として非支配株主からの払込による収入5億57百万円があったことによります。 当連結会計年度末の加盟店を含む地域別店舗数は次のとおりであります。 地域   店舗数   前年同期末比較増減 青森県   25   (   3   )店   -   (   2   ) 岩手県   8   (   1   )   △2   (   △1   ) 宮城県   96   (   16   )   △5   (   8   ) 福島県   67   (   18   )   △7   (   1   ) 茨城県   91   (   17   )   △2   (   -   ) 栃木県   26   (   7   )   △1   (   4   ) 群馬県   38   (   13   )   △5   (   △4   ) 埼玉県   125   (   28   )   -   (   7   ) 千葉県   159   (   23   )   △2   (   4   ) 東京都   246   (   48   )   △10   (   5   ) 神奈川県   109   (   21   )   △1   (   5   ) 福井県   7   (   -   )   -   (   -   ) 岐阜県   76   (   10   )   △2   (   -   ) 静岡県   118   (   18   )   △1   (   2   ) 愛知県   175   (   38   )   △12   (   4   ) 三重県   79   (   16   )   △1   (   6   ) 滋賀県   5   (   -   )   -   (   -   ) 京都府   31   (   6   )   △2   (   6   ) 大阪府   81   (   27   )   1   (   25   ) 兵庫県   40   (   3   )   -   (   2   ) 奈良県   10   (   3   )   -   (   2   ) 徳島県   17   (   6   )   △1   (   -   ) 香川県   28   (   12   )   △1   (   -   ) 愛媛県   7   (   2   )   -   (   -   ) 福岡県   113   (   14   )   △1   (   6   ) 佐賀県   12   (   3   )   -   (   -   ) 大分県   4   (   2   )   -   (   -   ) 小計   1,793   (   355   )   △55   (   84   ) (ベトナム)MINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITED   179   (   176   )   △3   (   -   ) 合計   1,972   (   531   )   △58   (   84   ) (注) 1 店舗数欄の(内書)は直営店(運営委託店を含む)の店舗数であります。 2 上記店舗数には、cisca29店舗、MINISOF7店舗を含んでおります。 3 MINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDの店舗数は2026年2月28日現在の店舗数です。 当連結会計年度における事業別の売上状況は、次のとおりであります。 事業別   加盟店売上高(百万円)   直営店売上高(百万円)   計(百万円)   構成比(%) (国内事業) ミニストップ株式会社   237,348   37,936   275,285   96.77 小計   237,348   37,936   275,285   96.77 (海外事業) MINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITED   448   8,746   9,195   3.23 小計   448   8,746   9,195   3.23 合計   237,797   46,683   284,481   100.0 (注) MINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDの加盟店売上高及び直営店売上高は2025年1月1日から2025年12月31日のものになります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、当社経営陣は決算日における資産・負債の金額、並びに報告期間における収益・費用の金額のうち、見積りが必要となる事項につきましては、過去の実績・現在の状況を勘案して可能な限り正確な見積りを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これら見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用している重要な会計方針は、「第5  経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 また、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ア.経営成績の分析 a.(営業総収入及び営業損益) 当社グループの営業総収入は前連結会計年度に比べ43億12百万円増加し、917億88百万円(前期実績 営業総収入874億75百万円)となりました。国内事業では、加盟店からの収入が26億53百万円減少し、222億33百万円(前期実績 加盟店からの収入248億86百万円)、直営店売上高が74億88百万円増加し、379億36百万円(前期実績 直営店売上高304億48百万円)となりました。海外事業では、加盟店からの収入が5百万円減少し、24百万円(前期実績 加盟店からの収入29百万円)、直営店売上高が1億53百万円減少し、87億46百万円(前期実績 直営店売上高89億円)、商品供給高が20百万円減少し、3億55百万円(前期実績 商品供給高3億76百万円)となりました。 営業損益は、前連結会計年度に比べ1億23百万円減少し、営業損失36億10百万円(前期実績 営業損失34億86百万円)となりました。 b.(営業外損益及び経常損益) 営業外収益は、受取利息4億74百万円、違約金収入1億10百万円などの計上により6億7百万円となりました。営業外費用は支払利息28百万円などの計上により64百万円となりました。その結果、経常損失は30億67百万円(前期実績 経常損失28億68百万円)となりました。 c.(特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益) 特別利益は、固定資産売却益の計上により4百万円となりました。特別損失は、減損損失19億70百万円などの計上により24億42百万円となりました。その結果、親会社株主に帰属する当期純損失は56億30百万円(前期実績 親会社株主に帰属する当期純損失67億74百万円)となりました。 イ.資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの主な資金需要は、運転資金および新規出店・既存店改装等の設備投資資金および自社利用のソフトウェア開発資金となります。これらの資金需要に対応するための財源は、主として営業活動により得られた資金を充当しております。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の概況」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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