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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ヨンドシーホールディングス

YONDOSHI HOLDINGS INC.8008 · Prime · 小売業

「4℃」ブランドのジュエリーSPAを中核に、高級時計リユース、アパレルODM、衣料品小売を展開するファッショングループ。

概要

ヨンドシーホールディングスは、ジュエリーブランド「4℃」を中核とし、高級ブランド時計のリユース販売、アパレルODM、デイリーファッション小売を傘下に持つ持株会社である。1950年に広島で繊維販売会社として創業し、2006年に純粋持株会社へ移行。2026年2月期の連結売上高は699億円、営業利益28億円、従業員数1047人。東京証券取引所プライム市場に上場する。

ジュエリーSPAを中核とするブランド事業

ブランド事業は、連結子会社エフ・ディ・シィ・プロダクツが手がけるジュエリーSPA(製造小売)と、2024年12月に子会社化した羅針の高級時計リユース販売で構成される。主力ブランド「4℃」は、指輪やネックレスなどのファッションジュエリーを百貨店・専門店・ECで展開。姉妹ブランド「CANAL 4℃」は若年層向けに価格帯を下げたラインアップを持つ。2026年2月期のブランド事業売上高は453億円(前期比109%増)で、グループ全体の65%を占める。同事業の営業利益は28.6億円で、グループ収益の中心である。羅針の通年寄与が増収に大きく貢献した。

海外生産を強みとするアパレル事業

アパレル事業は、子会社アスティによるODM(企画・製造受託)と、アージュが運営する総合衣料品店「パレット」の小売で構成される。アスティは中国、バングラデシュ、ベトナムなどでの海外生産を背景に、大手アパレルや専門店向けに婦人服・雑貨を企画提案型で供給する。パレットは西日本を中心に実用的な婦人服や実用衣料をディスカウント形式で販売。同事業の2026年2月期売上高は246億円(前期比1.6%増)と微増だが、営業利益は9.96億円と前期比2.4%減少した。グループ全体の収益性に占める割合は小さく、規模拡大と収益改善が課題である。

第7次中期計画とROE目標

グループは第7次中期経営計画(2025~2027年度)を推進中で、最終年度の2027年2月期にのれん償却前ROE10%以上、DOE4%以上の達成を目標とする。また、1株当たり年間配当100円を目指す。実現に向けて、ブランド事業では「4℃」のMD改革とチャネル戦略深化、羅針のブランド認知拡大を掲げる。アパレル事業ではパレットの年間10店舗出店と既存店強化を計画。2026年2月期の売上高は前期比52.4%増の700億円近くまで拡大したが、のれん償却前営業利益は40.6億円(同53.5%増)と、収益性の改善が進む。

業界の中での役割はジュエリー・アパレル・時計リユースの総合ファッション事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
700億円
営業利益
28億円
営業利益率
4.0%
純利益
18億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
ブランド事業453億円64.8%29億円6.4%
アパレル事業246億円35.2%10億円4.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ジュエリー小売(ブランド事業)主力

「4℃」「CANAL 4℃」等のブランドで、ジュエリーの企画・製造・販売を一貫して行うSPA。百貨店・専門店・ECで展開。

主な製品・サービス2
4℃ジュエリー(指輪、ネックレス等)
結婚・ブライダルから日常使いまで幅広いラインアップのジュエリーブランド。
CANAL 4℃
4℃の姉妹ブランドで、より若年層向けのファッションジュエリー。

02高級ブランド時計リユース(ブランド事業内)準主力

子会社㈱羅針が、ロレックス等の高級ブランド時計の買取・販売を専門に展開。確かな鑑定力と豊富な品揃えが強み。

主な製品・サービス1
高級ブランド時計リユース品
ロレックス、オメガ等の正規品を鑑定・買取し、中古品として販売。

03アパレルODM(アパレル事業)準主力

子会社㈱アスティが、中国・バングラデシュ等の海外生産背景を活かし、大手アパレル・専門店・GMS向けに企画提案型のODM事業を展開。婦人服・雑貨等を手掛ける。

主要顧客大手アパレル、専門店、GMS

主な製品・サービス1
アパレルODM(婦人服、雑貨等)
企画から生産まで一貫して行い、OEM/ODM供給。

04デイリーファッション小売(アパレル事業内)副次

子会社㈱アージュが「パレット」等の総合衣料品店を西日本中心に展開。婦人服、服飾雑貨、実用衣料を販売。

主な製品・サービス1
パレット(店舗ブランド)
実用的な婦人服・衣料品を中心としたディスカウントストア。

製品と技術

「4℃」ジュエリーシリーズ

ブランド事業の主力製品は、エフ・ディ・シィ・プロダクツが展開する「4℃」ブランドのジュエリーである。指輪、ネックレス、ピアスなどを中心に、結婚・ブライダル向けから日常使いまで幅広い価格帯をカバーする。特に「4℃」はファッションジュエリーとして百貨店や専門店で高い認知度を持ち、ECでも販売。若年層向けの「CANAL 4℃」はより手頃な価格設定で、4℃の姉妹ブランドとして位置づけられる。SPA(製造小売)体制により、企画から販売まで一貫管理することで品質とデザインを維持している。

高級ブランド時計リユース「RASIN」

子会社羅針が運営する高級ブランド時計リユース販売「RASIN」は、ロレックスやオメガなどの正規品を鑑定・買取し、中古品として販売する。確かな鑑定力と豊富な品揃えを強みとし、富裕層を主な顧客とする。2024年12月に子会社化後、グループのブランド事業に加わり、2026年2月期の売上高に大きく寄与した。羅針はオンラインと実店舗を組み合わせ、高額品の品揃えを強化することでブランド認知の拡大を図っている。

アパレルODMとデイリーファッション「パレット」

アパレル事業では、子会社アスティが婦人服や雑貨のODM(相手先ブランドによる設計・製造)を手掛ける。中国、バングラデシュ、ベトナムなどでの海外生産を背景に、大手アパレル、専門店、GMS(総合スーパー)向けに企画提案型の供給を行う。もう一つの子会社アージュは、ディスカウントストア「パレット」を西日本中心に展開。婦人服、服飾雑貨、実用衣料を扱い、毎年10店舗の新規出店を計画している。両社ともにグループ内でのシナジーは限定的だが、アパレル事業全体で約246億円の売上を構成している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

アパレルOEMで存在感も小売同業に規模劣後

ヨンドシーホールディングスはアパレル製造小売を手掛け、直近売上高は約700億円と、同業の光フードサービスやトライアルホールディングスと比較して規模は中程度。しかし、光フードサービスが食品中心で、トライアルがディスカウントストアを展開するのに対し、当社はアパレル専門で差別化を図る。業界内での地位は確立しているものの、成長投資の余地は限定的。収益性は改善傾向で、2026/2期の営業利益率は4%と、同業他社の水準に近づいているが、依然競争は激しい。

強み

  • アパレルOEM・小売に特化し、専門性で他社と差別化。光フードサービスとは異なるセグメントで安定需要を確保。
  • 2024/2期から2026/2期にかけて売上高が約1.8倍に拡大。成長軌道にあり、規模拡大による競争力強化が期待。
  • 営業利益率は2025/2期の4.36%から2026/2期も4%を維持。収益性の安定が見込まれ、投資家に安心感。
  • 国内市場に重点を置き、海外展開に頼らないため、国内景気に連動しつつも安定的な需要を確保。

課題

  • 同業他社と比べ売上高が小さく、仕入れ交渉力やブランド力で劣位。競争激化でシェア拡大が課題。
  • 営業利益率4%は他業界と比べ低水準。コスト削減や高付加価値化で収益性を引き上げる必要がある。
  • 国内市場に依存するため、景気後退時には需要減のリスク。海外展開によるリスク分散が求められる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がヨンドシーホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13612ワールド590億円9.3倍
27990グローブライド556億円10.2倍
38281ゼビオホールディングス546億円
49416ビジョン534億円20.0倍
5262Aインターメスティック529億円12.1倍
68008ヨンドシーホールディングス518億円25.5倍
79946ミニストップ513億円
83660アイスタイル479億円17.3倍
9212Aフィットイージー470億円25.0倍
106630ヤーマン464億円
113093トレジャー・ファクトリー463億円14.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

繊維販売会社として広島で創業した1950年

1950年5月、資本金200万円で広島市稲荷町に十和織物株式会社を設立。繊維製品の販売を目的とした。翌1951年2月に商号を十和株式会社に変更し、1952年11月に本社を広島市京橋町へ移転。1963年3月には広島衣料株式会社を合併し、規模を拡大する。この時期は西日本を地盤に繊維卸売業を展開していた。

上場と小売、ジュエリー事業への進出

1972年12月、広島証券取引所に株式を上場。1975年に東京出張所を開設し、首都圏への足がかりを築く。1978年8月には広島駅前に「駅前十和」を開店し、小売業に進出。1986年4月、ジュエリー事業の中核となる子会社エフ・ディ・シィ・プロダクツを設立。これが後のブランド事業「4℃」の起点となる。1991年9月には商号を株式会社アスティに変更し、アパレルODM事業を本格化させた。

東証上場と純粋持株会社への移行(2000年代)

2000年3月、東京証券取引所市場第二部に上場。同年10月には子会社エフ・ディ・シィ・プロダクツも東証二部に上場し、2004年8月には第一部に指定替えされた。2006年8月、エフ・ディ・シィ・プロダクツを株式交換により完全子会社化し、同年9月に純粋持株会社へ移行。商号を株式会社F&Aアクアホールディングスに変更し、本社を東京都渋谷区へ移転。同時に東証第一部に指定替えされた。

現在の社名と時計リユース参入(2013年~)

2013年9月、商号を株式会社ヨンドシーホールディングスに変更。本社は2011年6月に品川区へ移転済み。2019年2月には持分法適用関連会社だったフジの株式を一部売却し、グループ関係を整理。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。2024年12月、高級ブランド時計リユースの羅針を子会社化し、ブランド事業に新たな柱を加えた。この買収により2026年2月期の売上高は700億円近くに急拡大した。

年表23件を開く

1950年代

  • 1950年5月繊維製品の販売を目的として資本金200万円にて広島市稲荷町に十和織物㈱設立
  • 1951年2月商号変更商号を十和㈱に変更
  • 1952年11月本社を広島市京橋町に移転

1960年代

  • 1963年3月M&A広島衣料㈱を合併
  • 1967年9月子会社として㈱フジ設立
  • 1969年5月本社を広島市宝町に移転

1970年代

  • 1972年12月上場広島証券取引所に株式を上場
  • 1975年9月東京都に東京出張所開設(1991年5月東京本社に改称)
  • 1978年8月広島市広島駅前に「駅前十和」開店

1980年代

  • 1980年5月本社を広島市西区商工センターに移転
  • 1986年4月子会社として㈱エフ・ディ・シィ・プロダクツ設立(現・連結子会社)
  • 1987年10月上場㈱フジが広島証券取引所に株式を上場、所有株式を一部売却したため連結子会社から持分法適用会社へ

1990年代

  • 1991年9月商号変更商号を㈱アスティに変更

2000年代

  • 2000年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2000年10月上場子会社である㈱エフ・ディ・シィ・プロダクツが東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2004年8月子会社である㈱エフ・ディ・シィ・プロダクツが東京証券取引所市場第一部に指定替
  • 2006年8月上場子会社である㈱エフ・ディ・シィ・プロダクツが株式交換により完全子会社となり東京証券取引所市場第一部の上場を廃止
  • 2006年9月商号変更純粋持株会社へ移行し「㈱F&Aアクアホールディングス」に商号変更、本社を東京都渋谷区に移転 東京証券取引所市場第一部に指定替

2010年代

  • 2011年6月本社を東京都品川区に移転
  • 2013年9月商号変更商号を㈱ヨンドシーホールディングスに変更
  • 2019年2月㈱フジの所有株式を一部売却し、持分法適用の範囲から除外

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2024年12月M&A㈱羅針の株式取得により同社を子会社化(現・連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • のれん償却前ROE10%以上
  • DOE4%以上
  • 1株当たり年間配当100円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ブランド事業の価値向上と収益力強化

    中核のブランド事業において、MD改革による女性支持拡大やチャネル戦略推進による顧客ニーズに沿った提案を強化し、高額品の品揃え強化で富裕層ニーズに対応する。また、リユース販売店のブランド化と認知拡大を図る。

  2. 02

    アパレル事業の出店拡大と既存店成長

    アパレル事業では、海外サプライチェーンの優位性と企画提案力を活かし取引先からの支持拡大を図る。デイリーファッションブランドでは年間10店舗の新規出店と商品力強化による既存店の伸長で売上高拡大を目指す。

  3. 03

    サステナブル経営と内部統制強化

    信頼性の高い企業グループ構築のため、内部統制機能の強化、株主への利益還元、中長期的投資を実行し、企業価値向上に取り組む。

  4. 04

    組織基盤強化による持続的成長

    企業価値向上、グループガバナンス体制強化、人財育成、DX推進により、企業の永続性に向けた強固な事業基盤を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,047人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は488万円で、9期前と比べて10.9%平均年齢は38.1歳、平均勤続年数は7.3年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月1,862
2018年2月1,860
2019年2月1,843
2020年2月54744.98.31,742
2021年2月56245.511.31,356
2022年2月48544.312.21,252
2023年2月46944.29.71,149
2024年2月51442.512.01,003
2025年2月52738.88.81,076186
2026年2月48838.17.31,047267

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)90.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 12 / 海外 0、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
本社 — 東京都品川区2,601百万円
ブランド事業
アスティ広島京橋ビル — 広島市南区1,651百万円
アパレル事業
本社 — 広島市西区1,264百万円
アパレル事業
旧本社(賃貸) — 東京都渋谷区1,098百万円
ブランド事業
フジ広島店 — 広島市中区772百万円
アパレル事業
GINZA RASIN 新宿店 — 東京都新宿区68百万円
ブランド事業
本社 — 東京都中央区50百万円
ブランド事業
GINZA RASIN 銀座中央通り店 — 東京都中央区48百万円
ブランド事業
4℃広島パルコ — 広島県広島市45百万円
ブランド事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱エフ・ディ・シィ・プロダクツ(注)3
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アスティ(注)3
    広島市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アージュ
    広島市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱羅針(注)3
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ハートフルアクア
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ハートフルアクア
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権25.0%
  • 国内
    ㈱アロックス
    広島市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アロックス
    広島市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アスコット
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アスコット
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エフ・ディ・シィ・フレンズ
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エフ・ディ・シィ・フレンズ
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は700億円営業利益28億円前期と比べると増収増益で、売上が+52.5%、利益が+40.0%。

売上高
+52.5%
700億円
営業利益
+40.0%
28億円
純利益
+28.6%
18億円
営業利益率
4.0%
前期比 -0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高750億円700億円
営業利益43億円28億円
純利益27億円18億円
1株あたり配当¥85¥85

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は200億円、営業利益は13億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+106.2%、営業利益は+160.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q9677.35
2024年2Q9544.22
2024年3Q9622.12
2024年4Q1084
2025年1Q9755.25
2025年2Q9833.12
2025年4Q264124.57
2026年2Q325113.48
2026年4Q375174.510
2027年1Q200136.58

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は482億円から700億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は4.0%。売上は2期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
商号を㈱ヨンドシーホールディングスに変更
2013年2月4824928
2014年2月4905632
2015年2月5076236
2016年2月5296943
2017年2月4987850
2018年2月4817653
2019年2月4716824
2020年2月4504325
2021年2月3943216
2022年2月3812315
2023年2月3952311
㈱羅針の株式取得により同社を子会社化(現・連結子会社)
2024年2月3952513
2025年2月45920244.414
2026年2月70028324.018

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高700億円のうち、営業利益として残るのは28億円4.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は18億円、売上の2.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.9%468億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金29.1%204億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.0%28億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.3pt
4.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.1pt
2.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.1pt
4.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが11億円、投資CFが23億円で、差し引きのフリーCFは34億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は13億円で、売上の0.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月34−12−132221
2014年2月52−24−82841
2015年2月43−12−333140
2016年2月53−5−374850
2017年2月50−23−232753
2018年2月54−30−172460
2019年2月1754−937137
2020年2月241−55258
2021年2月66−22−254427
2022年2月191−182029
2023年2月31−24−18718
2024年2月27−11−181616
2025年2月30−10576−7517
2026年2月1123−373413

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は688億円。このうち返さなくてよい自己資本が411億円で、自己資本比率は59.6%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月52940712276.9
2014年2月58143714475.3
2015年2月60645415274.9
2016年2月60645215474.6
2017年2月62449113378.4
2018年2月66353412980.4
2019年2月60343616772.2
2020年2月53739614173.5
2021年2月53039513574.6
2022年2月56942914075.4
2023年2月50238212076.0
2024年2月50638612076.2
2025年2月66538927658.5
2026年2月68841127859.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
13億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
302億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
166億円
在庫として抱えている分
負債合計
278億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率322社中7位あたり、逆に低いのはROE322社中247位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.5%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.0%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.6%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
52.5%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.0%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,129で、1年前と比べて+28.5%過去52週の値幅のなかでは84%の位置にある。

¥2,129-1.6%1ヶ月+8.6%1年+28.5%時価総額518億円
過去52週の値幅
安値¥1,688高値¥2,214

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)25.5倍
PER (会社予想)17.3倍
PBR1.14倍
配当利回り3.99%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月下旬の1922円から上昇し、7月13日に2109円まで急伸しました。8月7日時点で2055円と、25日移動平均線(2058.68円)付近に位置しています。52週高値2214円(7月14日)からは約7%下落した水準ですが、52週安値1688円からは約22%上回っており、中期の上昇トレンドは維持しています。出来高は7月13日に38万株超と膨らみ、その後は減少傾向にありますが、直近でも7万株前後で推移しており、売買は活発です。RSIは43.6と中立圏にあり、過熱感はありません。目先は25日線を下回るかどうかが焦点です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERは24.81倍で業界平均41.65倍を下回るものの、予想PERは16.8倍と改善見込み。PBRは1.11倍で業界平均2.95倍を大きく下回り、ROEは4.5%と低水準。配当利回りは4.1%と高いが、配当性向が1266.3%と異常に高く、持続可能性に懸念。売上高と利益は拡大基調だが、業界平均対比でバリュエーションは割高と判断。成長性を踏まえても現在の株価水準は割高。

指標この会社業種平均
PER (実績)25.5倍39.6倍
PER (予想)17.3倍
PBR1.14倍2.44倍
ROE4.5%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2026年2月期に大幅増収(売上高700億円、前期比53%増)となる計画が発表され、市場の関心はこの成長の持続性と収益性の改善に集まる。強気派は、ブランドの顧客基盤拡大や新規出店、EC強化による規模の経済が働けば、収益率が改善すると見る。一方弱気派は、売上高の急拡大が一時的なものであり、アパレル業界の競争激化や消費環境の低迷で、計画を達成できないリスクを懸念する。また足元の純利益が売上高比で3%未満と低い水準にあり、増収が必ずしも増益につながらないとの指摘もある。

プラスに働く材料7
  • 売上高の急拡大

    2026年2月期売上高700億円と前期比53%増の計画。

  • ブランド認知度

    ユナイテッドアローズの知名度で新規顧客獲得に有利。

  • EC強化

    通販事業の拡大が収益性向上に寄与する可能性。

  • 26/2期売上高700億円と大幅増収決算発表後影響

    売上高が前期459億円から700億円へ52.5%増加。規模拡大で収益の伸びが加速する

  • 営業利益28億円と増益継続2026年Q2影響

    営業利益が前期20億円から28億円へ40%増。収益力の拡大基調が続く

  • 予想PER16.7倍へバリュエーション改善継続影響

    現在PER24.64倍から予想PER16.7倍へ低下。純利益18億円の計画が株価を下支え

  • 配当利回り4.14%の株主還元通年影響

    予想配当利回り4.14%と高水準で、株主への還元姿勢が投資家の安心感につながる

マイナスに働く材料7
  • 収益性の低さ

    直近期の営業利益率が4%台と低く、増収効果は限定的。

  • 計画達成リスク

    53%増収は高成長で、実現困難な可能性がある。

  • 競争激化

    アパレル市場での競争が激しく、値引き販売の懸念。

  • 純利益率2.6%と薄利構造通年影響

    売上高700億円に対し純利益18億円、純利益率2.6%。増収の割に最終利益が伸びない構造

  • 営業利益率4.0%へ低下2026年Q2影響

    営業利益率が前期4.36%から4.0%へ低下。販管費や原価高が利益率を圧迫する

  • 株価1年で22.6%上昇し過熱不定影響

    株価は直近1年で約22.6%上昇。業績期待が先行し、材料出尽くしの売りが出やすい

  • 売上高急増の反動減リスク2027年〜2028年影響

    売上高が1年で241億円増加する特殊要因の反動で、次期以降の減収懸念がある

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長計画の達成状況を測る最重要指標。
営業利益率
増収が収益改善に結びつくかを確認するため。
既存店売上高
既存店の伸びを見て成長の質を判断するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり85で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.99%。

年間配当
¥85
1株あたり
配当利回り
3.99%
いまの株価に対して
配当性向
1266.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月5099.0
2018年2月6530.090.4
2019年2月7515.413.6
2020年2月806.724.6
2021年2月811.388.3
2022年2月832.592.4
2023年2月830.0169.9
2024年2月830.091.9
2025年2月830.0869.3
2026年2月830.01266.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥85

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ33,912人。区分でいちばん多いのは個人・その他64.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.5%を占め、残る69.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他47.654.957.860.859.464.2
金融機関31.630.328.726.327.722.3
自己株式11.711.611.511.311.211.0
事業法人11.010.19.29.28.88.2
外国法人7.53.42.42.42.63.6
証券会社2.31.31.91.21.41.6
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)6.37
02㈱広島銀行(常任代理人㈱日本カストディ銀行)4.39
034℃ホールディングスグループ共栄会3.56
04㈱伊予銀行(常任代理人㈱日本カストディ銀行)3.04
05大田 敏子2.61
06尾山 嗣雄1.64
07第一生命保険㈱(常任代理人㈱日本カストディ銀行)1.55
08㈱日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・㈱もみじ銀行退職給付信託口)1.45
09住川 志満子1.40
10㈱日本カストディ銀行(信託口)1.37

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−18%、1株純資産は14期で+28%。直近期のROEは4.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月1021,4957.19.978.2
2014年2月1161,5957.513.594.2
2015年2月1341,7078.114.979.5
2016年2月1631,7489.415.2316.9
2017年2月1931,92110.513.299.0
2018年2月2072,07710.413.190.4
2019年2月961,8835.022.513.6
2020年2月1121,8226.018.424.6
2021年2月751,8454.124.688.3
2022年2月702,0013.624.692.4
2023年2月541,7812.832.5169.9
2024年2月611,7983.431.391.9
2025年2月641,8133.628.0869.3
2026年2月831,9124.522.01266.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/2期の役員報酬は総額115百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
増田英紀代表取締役社長62
岡藤一朗代表取締役専務61
西村政彦常務取締役 常務執行役員 財務担当64
新井宏取締役 執行役員アスティ担当55
児玉直樹取締役70
嵩下昌宏取締役(監査等委員)(常勤)64
北川展子取締役(監査等委員)55
河添博取締役(監査等委員)67
神垣清水81
宗宮英恵取締役(監査等委員)44

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)54913107315
監査等委員31311155
社外取締役3131145
取締役(社内)17077
社外取締役26063

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容953字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、㈱4℃ホールディングス(当社)及び子会社8社で構成され、その主な事業内容は、「4℃」(ヨンドシー)ジュエリーを中心としたジュエリーSPA、高級ブランド時計専門のリユース販売、ODMを中心としたアパレルメーカー、総合衣料品店「パレット」をチェーン展開するデイリーファッション小売であります。 さらに、各事業に関する物流及び付帯するサービス業務等を行っております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 グループの概要は以下のとおりであります。 主な連結子会社 ㈱エフ・ディ・シィ・プロダクツ   ジュエリー等の企画・製造・販売 ㈱アスティ   衣料品、服飾品の企画・製造・販売等 ㈱アージュ   衣料品、生活雑貨等の販売 ㈱羅針   高級ブランド時計のリユース品の買取・販売 ㈱ハートフルアクア   物流、商品検品、ビジネスサポート等 ㈱アロックス   物流業務の受託等 ㈱アスコット   ベビー服等の企画・製造・販売 ㈱エフ・ディ・シィ・フレンズ   ジュエリー等の販売 セグメント別の概要は以下のとおりであります。 ① ブランド事業 ㈱エフ・ディ・シィ・プロダクツ及びその子会社が、主にジュエリーを中心とした商品群において、 企画・製造・販売の一貫したブランドビジネスを展開しております。その主なブランドは「4℃」、 「CANAL 4℃」等であります。また、㈱羅針が、高級ブランド時計を専門に、確かな鑑定力による高い 信頼性と豊富なラインナップを強みとしたリユース販売を展開しております。 ② アパレル事業 ㈱アスティ及びその子会社が、アパレルや雑貨を核に、中国やバングラデシュ、ベトナム等の海外生産背景を強みに企画提案力のあるメーカー機能やアパレル機能を有し、大手アパレル、専門店及びGMSを主たるマーケットに事業展開しております。また、㈱アージュが、婦人服、服飾雑貨及び実用衣料品を中心とした小売を、西日本を中心に展開しております。 事業の系統図は、以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,867字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、人間尊重の基本理念のもと、変革を恐れず、挑戦し続ける企業文化を大切にいたします。 そして、 「私達は、お客様に信頼される企業を目指します。」 「私達は、社員に夢を与える企業を目指します。」 「私達は、社会に貢献できる企業を目指します。」 「私達は、株主に期待される企業を目指します。」 を経営理念として掲げ、商品やサービスの提供を通して、人々の快適な生活づくりに貢献することを最大の使命と考えております。 また、顧客、社員、取引先、株主など私たちを取り巻く人々に対する責任を果たすため、一層の高収益企業を目指し、グループの結束力を一段と強化してまいります。 (2)経営戦略 当社グループは、経営環境の変化に対し、当社グループの強みを最大限発揮することで、お客様の期待を越える商品・サービスを提供し、更なる成長を目指してまいります。中核であるブランド事業において、ブランド価値の更なる向上と収益力強化を図るとともに、アパレル事業にて出店拡大、既存店の成長を推し進めることで、強固な事業ポートフォリオの構築に取り組んでまいります。 また、信頼性の高い企業グループの構築に向け、サステナブル経営を実践し、内部統制機能の強化、株主への利益還元、利益成長に繋がる中長期的投資等を実行することにより、企業価値の更なる向上に取り組んでまいります。 (3)目標とする経営指標 当社グループは、株主に対する利益還元を重要な経営課題の一つと認識し、利益配分に関する基本方針として安定的・継続的な配当と、機動的な自己株式の取得を実施すること等による総還元性向の水準向上に取り組むとともに、自己資本の圧縮を図り、将来的にのれん償却前ROE10%以上を達成することを目標に掲げております。 また、株主還元を測る重要な指標としてDOE4%以上を目標に設定し、将来における1株当たり年間配当100円の達成を目指しております。 ※ 当社グループは、経営上目標の達成状況および株主還元の水準を適切に判断するため、目標とする経営指標の算出については「のれん償却前当期純利益」を用いております。 (のれん償却前当期純利益 = 親会社株主に帰属する当期純利益 + のれん償却額 + 企業結合に係る無形資産償却額) (4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上・財務上の課題 流通業界におきましては、所得環境の改善を背景に個人消費の持ち直しが期待され、景気は緩やかな回復基調で推移するものと想定されます。一方で、物価上昇の継続による節約志向の高まりや消費の二極化が進むほか、地政学リスクの高まり、金利・為替・エネルギー・原材料価格の変動等により、先行き不透明な状況が続くことが懸念されます。このような状況のもと、当社グループは、第7次中期経営計画の最終年度となる2027年2月期、「Challenge for Future 未来への挑戦~2030年に向けて~」をスローガンに、2030年に向け持続的な成長を支える基盤構築に引き続き取り組んでまいります。 ① ブランド事業 「4℃」ジュエリーを展開するエフ・ディ・シィ・プロダクツグループでは、「4℃」ファッションジュエリーの再成長に向け、女性支持拡大を目的としたMD改革を深化させるとともに、チャネル戦略を推進し、顧客ニーズに沿った提案を強化してまいります。また、㈱羅針では、高額品の品揃え強化で富裕層ニーズに対応するとともに、「RASIN」のブランド化と認知拡大に向けた広告投資を強化することで、高級ブランド時計専門のリユース販売店としての魅力を高めてまいります。 ② アパレル事業 アパレルメーカーを展開するアスティグループでは、海外サプライチェーンの優位性と企画提案力を通じて、取引先からの更なる支持拡大を図ります。デイリーファッション「パレット」を展開する㈱アージュでは、年間10店舗の新規出店と商品力強化を通じた既存店の伸長により、売上高の拡大を図ります。 ③ 組織ビジョン 「企業価値の向上」、「グループガバナンス体制の強化」、「グループ人財育成の推進」、「DXの推進」により、企業の永続性に向けた強固な事業基盤を構築してまいります。
事業等のリスク6,443字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)原材料価格高騰リスクについて(当該リスクの重要性:中) ① 主な対象会社 ㈱エフ・ディ・シィ・プロダクツ、㈱アスティ、㈱アージュ、㈱アスコット ② リスクの概要 当社グループで展開しているジュエリーの主要原材料は金・プラチナ等の国際商品相場に連動して価格が変動します。また、繊維製品を始めとしたアパレル関連の原材料や資材関連も同様です。これらは国際需給、投機、為替変動等により短期間で大幅な価格変動が生じることがあり、仕入価格の上昇を販売価格へ完全に転嫁できない場合、売上総利益率や在庫評価に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 対応方針・予防策 早期発注や、仕入先の集約または多様化、在庫管理の最適化を推進します。また、必要に応じて代替素材の活用や付加価値の高い商品開発で価格転嫁力を高めます。企業努力では対応が不可能な状況では、他社動向も見極めた上で、必要最小限の上代変更を行うことで、一定の利益率を確保します。 ④ 管理体制(ガバナンス) ジュエリーでは、購買部門が相場をモニタリングし、適正な利益率を確保する運営を行っています。海外生産が中心のアパレルOEMにおいては、受注が確定した時点で速やかに為替予約を実行し、為替変動リスクを回避する運営を行っています。 ⑤ 万一発生した場合の対応 急激な価格上昇時には調達先の見直しや製品価格の改定、販促戦略の変更等を速やかに実行します。 ⑥ 経営への影響 原材料価格の高騰は売上総利益率の低下、在庫評価損、販売数量の減少等を通じて経営成績・財務状況に一定程度影響を及ぼす可能性があります。 (2) 衣料消費の動向や気象条件によるリスクについて(当該リスクの重要性:中) ① 主な対象会社 ㈱アスティ、㈱アージュ ② リスクの概要 当社グループは、直営店の他、国内の専門店や量販店を通じて衣料品を販売しており、個人消費や衣料消費トレンド、景況の影響を受けやすいです。冷夏・暖冬等の気象変動は需要時期や売れ筋に影響し、販売計画にずれを生じさせることがあります。 ③ 対応方針・予防策 消費トレンドの早期把握と需要予測精度向上、柔軟な補充体制の構築、在庫回転率の検証と改善に向けた商品政策の見直し等に取り組んで参ります。また、シーズン前後の販促や価格政策で需要変動に対応します。 ④ 管理体制(ガバナンス) MDや販売担当、部門責任者が定期的に指標をレビューし、必要な対策を検討・実行します。その進捗状況については、営業会議等で確認し、必要に応じて対策の見直し等を行います。 ⑤ 万一発生した場合の対応 在庫の適正化に向け、集中販促、価格調整、仕入計画の修正、代替商品の投入等を迅速に行います。 ⑥ 経営への影響 消費低迷や気象不順への対応遅れは売上減少や値引き増加による利益率低下を招き、業績に影響を与える可能性があります。 (3) 中古品の仕入・販売に関するリスクについて(当該リスクの重要性:中) ① 主な対象会社 ㈱羅針 ② リスクの概要 中古品は仕入数量・品質の調整が難しく、景気や競合の買取動向、相場変動により安定調達が困難になる可能性があります。また、コピー品や盗品の混入、欠陥商品の見落としは顧客からの信頼低下につながります。 ③ 対応方針・予防策 安定調達に向けては、個人買取と市場からの調達を組み合わせることで対応します。コピー品や盗品の混入、欠陥商品の見落とし防止に向けては、査定基準・マニュアルの整備、真贋判定や品質管理に関する従業員教育を実施するほか、買取相手の身分確認・証憑管理を徹底します。 ④ 管理体制(ガバナンス) 査定プロセスや監査方法を定め、内部監査部門がその運用状況を定期的に確認します。 ⑤ 万一発生した場合の対応 発見時は即時販売停止・回収、関係当局への報告、原因究明、被害顧客への通知・補償、査定体制の見直し等の再発防止策を実施します。 ⑥ 経営への影響 品質・信頼の喪失は顧客離れ、ブランドイメージ低下、賠償や行政処分を招き、業績・財務に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 為替リスクについて(当該リスクの重要性:中) ① 主な対象会社 ㈱エフ・ディ・シィ・プロダクツ、㈱羅針、㈱アスティ、㈱アージュ、㈱アスコット ② リスクの概要 海外生産品における決済通貨は主に米ドルであり、円/米ドルの為替変動は仕入原価や為替差損益に影響します。また、㈱羅針では、インバウンド需要が為替動向に左右される側面があります。急激な為替変動は収益性を損なう可能性があります。 ③ 対応方針・予防策 アパレルOEMを中心に、貿易取引を行う場合は、受注や仕入計画が確定した段階で速やかに為替予約を実施し、売上・仕入計上時の為替変動リスクを回避します。国内メーカーを通じ、間接的に海外商品を調達する場合は、為替変動による調達価格の上下を踏まえた商品構成を行います。㈱羅針においては、為替変動に伴うインバウンド需要の変化に対して、競合他社の動向も踏まえた販売価格の調整を機動的に実施することで対応致します。 ④ 管理体制(ガバナンス) 輸出入や決済等の貿易取引及び外貨管理は、調達部門とは独立した専門部門が実施し、不正やミス・手続遅延等による損失を防止する体制を構築しています。また、為替変動による差損益については、四半期に一度調整を行うことで、経営への影響を最小限に抑えています。㈱羅針におけるインバウンド需要の変化については、日々の販売動向を確認した上で、経営幹部による定例会議等を通じて販売価格の見直しや販促施策の実施を決定し、速やかに対応致します。 ⑤ 万一発生した場合の対応 為替変動で大幅損失が生じた場合、コスト構造の見直し、販売価格改定、調達先の見直し等を速やかに検討・実行します。 ⑥ 経営への影響 為替差損や原価上昇、為替変動に伴うインバウンド需要の変化は営業利益の圧迫、キャッシュ・フローの悪化を招き、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) ブランドの競合によるリスクについて(当該リスクの重要性:中) ① 主な対象会社 ㈱エフ・ディ・シィ・プロダクツ ② リスクの概要 ジュエリー等のファッション商品は国内外の多くのブランドと競合しており、新規ブランドの台頭や消費者嗜好の変化等により、当社のブランド競争力やイメージが低下する可能性があります。 ③ 対応方針・予防策 商品開発力およびデザイン力の強化、効果的なブランドプロモーション、品質管理の徹底に加え、CRMやアフターサービスの充実により顧客ロイヤルティの向上を図ります。また、デジタルマーケティング施策等を通じて他社との差別化を推進いたします。 ④ 管理体制(ガバナンス) 商品企画・販売促進・デジタルマーケティングの各部門が連携してブランド戦略を策定し、ブランド価値向上のための施策を継続的に実行・モニタリングする体制を構築しています。 ⑤ リスク顕在化時の対応 ブランドの競争力やイメージが低下した場合には、顧客視点に基づき、独創的かつ高品質な商品・サービスの提供やマーケティング施策の見直しに速やかに注力し、ブランド価値の早期回復に努めます。 ⑥ 経営への影響 ブランド力の低下は、販売数量の減少や価格競争力の喪失、中長期的な市場シェアの低下を招き、当社グループの経営成績および財務状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (6) 知的財産権に関するリスクについて(当該リスクの重要性:中) ① 主な対象会社 ㈱エフ・ディ・シィ・プロダクツ ② リスクの概要 当社の展開する商品やブランドにおいて、第三者による模倣品の流通や、意匠権・商標権等の知的財産権に対する侵害事案が発生し、当社のブランドイメージや社会的信用が低下する可能性があります。 ③ 対応方針・予防策 自社の商品やブランドに係る意匠・商標等の知的財産権の適切な取得および保護に努めるとともに、国内外の市場やECサイト等における模倣品の流通状況を継続的に監視(モニタリング)いたします。 ④ 管理体制(ガバナンス) 経営企画部門を中心に、関係部門が連携して知的財産の管理・保護を行う体制を構築しています。模倣品の流通 や権利侵害の事案が発覚した場合には、経営企画部門が速やかに状況を把握し、経営幹部へ報告する仕組みとして います。 ⑤ リスク顕在化時の対応 模倣品の流通や知的財産権の侵害事案を確認した場合には、事実関係を速やかに調査した上で、警告書の送付や法的措置を含めた毅然とした対応を実施し、被害の拡大防止とブランド価値の保全に努めます。 ⑥ 経営への影響 模倣品の横行や権利侵害によってブランド価値が毀損した場合、当社本来の販売機会の喪失や顧客離れを招き、当社グループの経営成績および財務状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (7) 地政学リスクについて(当該リスクの重要性:高) ① 主な対象会社 ㈱エフ・ディ・シィ・プロダクツ、㈱アスティ、㈱アージュ、㈱羅針 ② リスクの概要 当社グループは、海外生産拠点からの調達や海外取引先との取引を行っており、各国・地域における政治情勢の不安定化、紛争、テロ、制裁、通商政策の変更、関税・輸出入規制の強化等の影響を受ける可能性があります。これらの事象が発生した場合、原材料・商品の調達遅延、物流の停滞、調達コストの上昇、販売機会の逸失等により、当社グループの事業運営に支障が生じる可能性があります。 ③ 対応方針・予防策 当社グループでは、特定地域への依存度を低減するため、調達先や生産拠点の分散を進めるとともに、代替調達先・代替輸送ルートの確保に努めております。また、各国の政治・経済情勢、制裁措置、貿易規制、関税動向等を継続的にモニタリングし、必要に応じて調達計画や在庫計画を見直す体制を整えております。 ④ 管理体制(ガバナンス) 地政学リスクに関する情報は、海外事業担当部門および関連部門において収集・分析を行い、必要に応じて経営会議等へ報告しております。重要な判断については、調達、販売、財務、法務等の関係部門が連携し、経営層の承認のもとで対応方針を決定する体制としております。 ⑤ 万一発生した場合の対応 地政学リスクが顕在化し、調達停止や物流遮断、規制強化等が発生した場合には、在庫の活用、調達先の切替え、輸送ルートの変更、販売計画の見直し等を速やかに実施します。また、必要に応じて取引先等と連携し、供給継続の確保と影響の最小化に努めます。加えて、影響範囲の把握、事業継続に必要な優先順位の設定、必要な社内外への情報開示を適切に行います。 ⑥ 経営への影響 地政学リスクの顕在化は、商品の供給遅延や調達コストの上昇、販売機会の損失、納期遅延、在庫不足等を引き起こし、当社グループの売上高および利益に影響を及ぼす可能性があります。さらに、長期化した場合には、サプライチェーンの再構築や代替調達先の確保に係る追加コストが発生し、経営成績および財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (8) 自然災害・事故によるリスクについて(当該リスクの重要性:高) ① 主な対象会社 当社グループ全社(小売店舗・不動産施設を含む) ② リスクの概要 日本国内に所在する店舗・不動産・物流拠点が地震・津波・台風等の自然災害や火災等の事故により被災すると、施設損壊や流通停止が発生し、事業活動に支障を来す可能性があります。 ③ 対応方針・予防策 各拠点で耐震・防災対策、BCPの策定、データバックアップ、代替供給網の確保、従業員への防災訓練を実施します。また財産保険・営業休止保険等に加入しています。 ④ 管理体制(ガバナンス) リスク管理部門がBCPを整備・更新し、年2回のグループ合同での防災訓練を実施します。また、全ての役員・従業員に対し安否確認システムを導入し、被災地にいる役員・従業員の安否を確認出来る体制を整備しています。災害時は緊急対策本部を立ち上げ、指揮を執る体制を構築しています。 ⑤ 万一発生した場合の対応 被害範囲の把握、応急対応、従業員の安全確保、復旧優先順位に基づく事業再開、保険手続き、顧客・取引先への情報提供を迅速に実施します。 ⑥ 経営への影響 主要拠点の被災や長期の流通停止等は、売上高の減少や、復旧費用・在庫評価損等の発生に繋がり、業績・財務状況に重大な影響を与える可能性があります。 (9) 感染症拡大によるリスクについて(当該リスクの重要性:高) ① 主な対象会社 当社グループ全社 ② リスクの概要 パンデミック等の感染症拡大は海外生産・国際物流の停滞、国内店舗の休業や来店者減少等を引き起こし、事業全体に深刻な影響を及ぼす可能性があります。 ③ 対応方針・予防策 感染症対策ガイドラインの整備、従業員の健康管理、店舗の衛生対策、リモートワークやシフト制の導入、ECや非対面販売の強化、サプライチェーンの可視化と代替調達先の確保等を進めます。 ④ 管理体制(ガバナンス) 平時は総務部門と安全衛生委員会が中心となり、感染防止のための衛生管理を継続すると共に、インフルエンザ等に感染した場合の勤怠ルールの運用を徹底致します。 ⑤ 万一発生した場合の対応 危機管理チームを設置し、関係当局と連携しつつ迅速な意思決定・情報発信を行います。感染者発生時は、保健所等の指示に従い、感染者の隔離、濃厚接触者の措置、店舗の一時閉鎖・消毒、顧客への周知、ECや配送の強化等を実施します。 ⑥ 経営への影響 生産・物流停止や店舗休業、感染対策費用等により売上減少とコスト増加が発生し、経営成績・キャッシュフローに重大な影響を与える可能性があります。 (10) 個人情報流出等のリスクについて(当該リスクの重要性:高) ① 主な対象会社 当社グループ全社 ② リスクの概要 当社グループでは、各種会員、EC利用者、クレジット利用者、株主、従業員等の個人情報を保有・管理しています。これら各種個人情報については、システム障害、不正アクセス、マルウェア感染、委託先管理不備、人的ミス、従業員による不正な持ち出し等により漏洩・紛失・改ざんが生じるリスクがあります。 ③ 対応方針・予防策 法令及び各種社内規程等を遵守し、利用目的の明確化・取得情報の最小化を徹底します。また、外部からのサイバー攻撃に備え、常に各種情報セキュリティ対策を強化すると共に、定期的な従業員教育を実施致します。万一の備えとして、サイバー保険にも加入しています。 ④ 管理体制(ガバナンス) 個人情報の種類ごとに保管年限を定め、保管期限を経過した個人情報は速やかに廃棄します。管理状況については定期的にモニタリングを行います。情報流出が確認された場合もしくはその懸念が生じた場合に備えて、報告・連絡のフローを事前に構築し、適宜見直しを進めます。 ⑤ 万一発生した場合の対応 外部アクセスからの遮断、影響範囲の調査、原因究明、関係当局への報告および影響者への通知、専用窓口の設置、再発防止策の具体化等、各種対応を迅速に実施します。必要に応じ外部専門家と連携します。 ⑥ 経営への影響 個人情報漏洩は社会的信用の毀損、賠償や対応費用、行政処分・訴訟等を招き、経営成績・財務状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,331字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況は次のとおりであります。 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などを背景に、緩やかな回復基調となりました。一方で、物価上昇の継続による消費者マインドへの影響に加え、米国の通商政策の動向や地政学リスクの高まりなどもあり、先行き不透明な状況が続きました。 流通業界におきましては、株価の堅調な推移を背景とした富裕層による高額品需要が拡大する一方、物価高騰に対して賃金の上昇が追い付かない状況が続き、節約・低価格志向が根強く、消費の二極化が進行しました。また、為替動向や国際情勢の影響もあり、百貨店等のインバウンド需要には一部弱さもみられる状況となりました。 このような状況のなか、当社グループは、第7次中期経営計画の2年目となる2026年2月期におきまして、経営環境の変化に柔軟に対応しながら、顧客提供価値の向上と将来の飛躍に向けた成長基盤の構築を目指し、各種施策を着実に推進してまいりました。 そして、信頼性の高い企業グループの構築に向け、サステナブル経営の実践、内部統制機能の強化、株主への利益還元、中長期的な利益成長につながる投資の実行を通じて、企業価値の向上に取り組んでまいりました。 その結果、当期の連結業績は、前第4四半期より連結した㈱羅針が通年寄与したこともあり、売上高699億62百万円(前期比52.4%増)、営業利益28億2百万円(前期比43.0%増)、経常利益31億64百万円(前期比34.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は17億92百万円(前期比30.1%増)となりました。 なお、当社が重要な経営指標として定めている「のれん償却前営業利益」は40億59百万円(前期比53.5%増)となりました。 セグメント別の業績は、次のとおりであります。 ブランド事業は、売上高453億46百万円(前期比109.2%増)、営業利益28億59百万円(前期比89.5%増)となりました。 アパレル事業は、売上高246億15百万円(前期比1.6%増)、営業利益9億96百万円(前期比2.4%減)となりました。 財政状態については、次のとおりであります。 当連結会計年度の資産の合計は、前連結会計年度と比べて23億41百万円増加し、688億36百万円となりました。 当連結会計年度の負債の合計は、前連結会計年度と比べて2億10百万円増加し、277億69百万円となりました。 当連結会計年度の純資産の合計は、前連結会計年度と比べて21億31百万円増加し、410億67百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ3億79百万円減少し、当連結会計年度末には13億26百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の結果、資金の増加は11億2百万円(前連結会計年度比19億21百万円減)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益31億79百万円及びのれん償却額9億99百万円があったこと、棚卸資産が24億7百万円増加したこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果、資金の増加は22億66百万円(前連結会計年度比128億3百万円増)となりました。これは主に、投資有価証券の償還による収入20億円があったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果、資金の減少は37億48百万円(前連結会計年度比113億96百万円減)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出20億円、配当金の支払額17億95百万円があったこと等によるものであります。 ③ 仕入及び販売の状況 (仕入実績) 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) ブランド事業   32,969   228.0 アパレル事業   17,244   2.6 合計   50,213   87.0 (注) 上記金額は、仕入価格によっております。 (販売実績) 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) ブランド事業   45,346   109.2 アパレル事業   24,615   1.6 合計   69,962   52.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態の分析 当連結会計年度末における流動資産は230億6百万円となり、前連結会計年度末に比べ30億67百万円増加いたしました。主な要因は、商品が26億7百万円増加したこと等によるものであります。 固定資産は458億29百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億25百万円減少いたしました。主な要因は、のれんが9億2百万円減少したこと等によるものであります。 流動負債は136億3百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億97百万円増加いたしました。主な要因は、支払手形及び買掛金が3億28百万円増加したこと、未払法人税等が3億81百万円増加したこと、電子記録債務が1億74百万円増加したこと等によるものであります。 固定負債は141億65百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億87百万円減少いたしました。主な要因は、長期借入金が20億円減少したこと、繰延税金負債が9億28百万円増加したこと等によるものであります。 純資産は410億67百万円となり、前連結会計年度末に比べ21億31百万円増加いたしました。主な要因は、その他有価証券評価差額金が20億45百万円増加したこと等によるものであります。 ② キャッシュ・フローの分析 当社グループは、営業活動により多くのキャッシュ・フローを得ており、事業活動にかかる運転資金については営業キャッシュ・フローにて獲得した資金を主な財源としております。 なお、国内グループ会社の資金については、当社にてCMS(キャッシュ・マネジメント・システム)による一元管理を行っており、必要に応じて資金を融通しております。 当社グループの当連結会計年度の資金は、前連結会計年度末に比べ3億79百万円減少し、当連結会計年度末には13億26百万円となりました。当連結会計年度は、営業活動によるキャッシュ・フローにて前連結会計年度末に比べ11億2百万円の資金の増加、投資活動によるキャッシュ・フローにて前連結会計年度末に比べ、投資有価証券の償還による収入20億円等により22億66百万円の資金の増加、財務活動によるキャッシュ・フローにて前連結会計年度末に比べ長期借入金の返済による支出20億円、配当金の支払額17億95百万円等により37億48百万円の資金の減少となりました。 ③ 経営成績の分析 a.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を客観的に判断するため、「のれん償却前営業利益」、「のれん償却前当期純利益を用いて算出するROE」を重要な経営指標と位置付けております。 第76期は、のれん償却前営業利益は40億59百万円となりました。のれん償却前当期純利益を用いて算出するROEは7.6%、のれん償却前当期純利益を用いて算出する1株当たり当期純利益は141.98円となりました。 (のれん償却前営業利益 = 営業利益 + のれん償却額 + 企業結合に係る無形資産償却額) b.セグメントごとの経営成績等の状況に関する分析 (ブランド事業) 「4℃」ブランドを中心にジュエリーSPAを展開するエフ・ディ・シィ・プロダクツグループは、女性客の支持拡大に向けたマーチャンダイジング(MD)改革および価格政策に取り組んだ結果、既存店売上高は第4四半期以降、回復基調に転じました。 また、前第4四半期より連結した高級ブランド時計のリユース販売を手がける㈱羅針では、グループの財務基盤を活かした商品ラインナップの拡充による既存店の伸長や、新宿店の出店効果もあり、売上高が大幅に拡大いたしました。 その結果、売上高は453億46百万円(前期比109.2%増)、営業利益は28億59百万円(前期比89.5%増)とブランド事業全体では増収、増益となりました。 (アパレル事業) アスティグループは、海外サプライチェーンの優位性により主力取引先からの受注が拡大し、売上高・利益ともに伸長いたしました。 デイリーファッション「パレット」を展開する㈱アージュは、気候変動への対応不足や収益店舗の退店により、利益面で苦戦いたしました。一方、既存店売上高は6期連続で伸長いたしました。 その結果、売上高は246億15百万円(前期比1.6%増)、営業利益は9億96百万円(前期比2.4%減)とアパレル事業全体では増収、減益となりました。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成にあたり、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りや判断を行う必要があります。過去の実績や現在の状況に応じ、合理的と考えられる様々な要因に基づき見積り及び判断を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表を作成するにあたって、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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