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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

KIYOラーニング

KIYO Learning Co.,Ltd7353 · Growth · サービス業

オンライン資格講座「スタディング」で個人の学びを支援し、法人向け社員教育クラウド「エアコース」で企業の人材育成を支えるeラーニング専業企業。

概要

KIYOラーニングは、オンライン資格取得講座「スタディング」と法人向け社員教育クラウド「エアコース」を主力とする教育テクノロジー企業である。2008年に「通勤講座」として創業、2020年に東証マザーズ(現グロース)に上場。2025年12月期の売上高は50億円、従業員数は118名。個人のキャリア支援と企業の人的資本活用を「ラーニング・テクノロジー」で結ぶプラットフォーム戦略を掲げる。

個人向けと法人向けの二軸ビジネス

当社は「キャリア支援プラットフォーム」と「人的資本活用プラットフォーム」の二つを事業の柱とする。個人向けでは、スマートフォンで学べる資格取得講座「スタディング」を38講座(2025年12月現在)展開し、低価格とAIによる個別最適化が特徴である。法人向けでは、社員教育クラウド「エアコース」が1,286コース(同)の受け放題と自社コース作成機能を提供するSaaS型サービスであり、中小企業から大企業まで導入されている。両プラットフォームは「スタディング連携機能」などで相互に補完し合う。

収益構造と成長軌道

売上高は2016年12月期の2億円から2025年12月期の50億円へと10倍以上に拡大した。営業利益は2020年12月期に黒字転換し、2025年12月期は3億円(前期比42.9%増)を計上。個人向け事業では「現金ベース売上高」と「新規有料登録会員数」を、法人向けでは「契約企業数」と「平均解約率」をKPIとする。売上の計上方法は、受講料を受講期間で按分するため、前受金が負債の主要な増加要因となっている。

ラーニング・テクノロジーによる競争優位

当社は「ラーニング・テクノロジー」と総称する5つの組織能力——学習システム開発力、学習コンテンツ開発力、WEB集客・販売力、ローコストオペレーション、AI・データ活用力——を強みとする。自社スタジオで制作した動画講座と、受講データを基にしたAI機能(「AI実力スコア」「AI学習ナビ」など)により、従来の教室型スクールと差別化された低価格・高品質な学習体験を実現している。

業界の中での役割は個人向けキャリア支援と法人向け人材育成の両面で、学習機会を提供するeラーニングサービス事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
50億円
営業利益
3億円
営業利益率
6.0%
純利益
3億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
個人向け 資格取得事業42億円84.0%
法人向け 教育事業8億円16.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01個人消費者(資格取得希望者)主力

スマートフォンやPCで受講できるオンライン資格講座「スタディング」を提供。ビジネス・法律・会計・IT・語学など38講座を展開し、低価格と短時間学習を強みとする。AIを活用した個別最適化学習機能や、資格取得後の転職支援サービスも提供。

主な製品・サービス3
スタディング
オンライン資格取得講座。動画講座・Webテキスト・問題集・AI復習機能などを備え、すきま時間で効率的に学習できる。
スタディングキャリア
ダイレクトリクルーティングサービス。資格取得者と採用企業をマッチングし、転職を支援。
スタディング出版
書籍とAI・オンラインを組み合わせた新しい独学スタイルを提案する出版事業。

02法人企業(人事・教育担当)主力

社員教育クラウドサービス「エアコース」を提供。各種標準コースの受け放題に加え、自社コースの作成・配信、集合研修管理など社内教育を一元管理できる。SaaS形態で中小企業から大企業まで幅広く導入されている。法人向けに「スタディング」の販売や生成AIサービス「AirCourse AIナレッジ」も展開。

主な製品・サービス3
エアコース
法人向け社員教育クラウドサービス。動画コースの受け放題、自社コース作成機能、学習管理機能を備え、いつでもどこでも受講可能。
AirCourse AIナレッジ
法人向け生成AIサービス。ナレッジ共有機能と連動し、業務でのAI活用を支援。
法人向けスタディング
資格取得講座「スタディング」を法人向けに提供。社員の資格取得を支援する。

製品と技術

スタディング:AIが個別最適化するオンライン資格講座

「スタディング」はスマートフォン・タブレット・PCで受講可能なオンライン資格講座で、ビジネス・法律・会計・IT・語学など38講座(2025年12月現在)を提供する。特徴は「すきま時間」学習を可能にするマルチデバイス対応、倍速再生、AIによる学習の個別最適化である。具体的なAI機能として、理解度に応じた復習問題を自動生成する「AI問題復習」、リアルタイムで実力を予測する「AI実力スコア」、学習計画を自動生成する「AI学習プラン」などが実装されている。

エアコース:1,286コース受け放題の社員教育クラウド

「エアコース」は法人向けSaaS型の社員教育クラウドで、初期費用無料、ユーザー数に応じた従量課金(ボリュームディスカウント)を採用する。2025年12月時点で1,286の標準コースが受け放題で提供され、コンプライアンス、IT基礎、DX、生成AI活用など企業ニーズの高いテーマをカバーする。自社で撮影した動画をアップロードして簡単にオリジナルコースを作成・配信できる機能も備え、集合研修管理や学習レポート機能により社内教育の一元管理を実現する。

スタディングキャリアとスタディング出版

「スタディングキャリア」は、資格取得者と採用企業・エージェントを直接つなぐダイレクトリクルーティングサービスである。スタディングの登録情報を引き継ぎ、資格を評価する企業からスカウトが届く仕組みで、企業側は成功報酬のみで利用できる。2026年1月開始の「スタディング出版」では、「書籍×AI×オンライン」の新しい独学スタイルを提案し、書店販売とスタディングのオンラインコンテンツを連携させることで、資格学習市場での認知拡大を図る。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

教育サービス、堅調に成長

KIYOラーニングは、個別指導塾や映像授業を展開する教育サービス企業。同業にはジンジブ(人材)やダイブ(旅行)など異業種が多く、教育特化の直接的な競合は限定的。売上高は38億円(2023/12期)→45億円(2024/12期)と増加、営業利益率も4.44%と黒字化。2025/12期も増収増益見込み。業界内では小規模だが、地域密着型の個別指導で一定の支持を得ている。オンライン教育へのシフトや大手学習塾との競争が課題。

強み

  • 生徒一人ひとりに合わせた指導で、学習効果と満足度が高い。
  • 売上高が2期連続2桁増、収益性も改善傾向。
  • 地域に根差した運営で、口コミによる集客が強み。
  • 複数の塾ブランドを展開し、多様なニーズに対応。

課題

  • 大手個別指導塾や家庭教師サービスとの競合が激しい。
  • コロナ禍で加速したオンライン教育への対応が遅れると競争力低下。
  • 質の高い講師の採用と定着が成長の鍵となる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がKIYOラーニング

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
19256サクシード38億円15.7倍
25868ロココ38億円27.6倍
3264ASchoo38億円37.0倍
4977838億円80.5倍
57353KIYOラーニング37億円9.4倍
66090ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ37億円17.3倍
72139中広37億円18.9倍
89561グラッドキューブ37億円66.8倍
96193バーチャレクス・ホールディングス37億円
107044ピアラ37億円28.1倍
116034MRT36億円63.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 14件

「通勤講座」として創業、法人化へ(2008~2010年)

2008年10月、東京都港区六本木で「通勤講座(現スタディング)」の運営を開始し、中小企業診断士講座を開講した。2010年1月に「KIYOラーニング株式会社」として法人化し、同年8月には本社を渋谷区猿楽町に移転。創業間もないこの時期に、オンラインでの資格学習という事業の原型が確立された。

スタジオ新設とエアコースのリリース(2014~2017年)

2014年6月、事業拡張に伴い本社を港区北青山に移転し、動画収録スタジオを新設した。これにより高品質なコンテンツの内製が可能となる。2017年5月には法人向け社員教育クラウド「エアコース」をリリース。個人向けから法人向けへと事業領域を広げ、現在の二軸体制の基盤が整った。

ブランド統一とマザーズ上場(2018~2020年)

2018年12月、個人向け事業のブランド名を「通勤講座」から「スタディング」に変更し、統一したサービス名で市場に打ち出す。同年10月には本社とスタジオを千代田区紀尾井町に移転し、業務効率化を図った。2020年7月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。上場初年度の売上高は15億円と、前年から倍増した。

市場区分変更とAIサービス拡充(2022~2024年)

2022年4月の東証市場区分再編に伴い、グロース市場へ移行。2023年11月にはダイレクトリクルーティング「スタディングキャリア」をリリースし、資格取得後の転職支援に進出。同年12月には法人向け生成AIサービス「AirCourse AIナレッジ」を開始。AI技術を学習・教育サービスに積極的に組み込む方針が明確となった。

赤坂オフィス開設と出版事業への進出(2023~2026年)

2023年12月、事業拡大と増員に対応するため東京都港区に赤坂オフィスを開設。2026年1月には出版事業「スタディング出版」を立ち上げ、「書籍×AI×オンライン」の新しい独学スタイルを提案する。これにより、書店チャネルを通じたブランド認知と顧客接点の強化を狙う。売上高は2025年12月期に50億円に達した。

年表14件を開く

2000年代

  • 2008年10月「通勤講座(現「スタディング」)」を東京都港区六本木で運営開始、中小企業診断士講座を開講

2010年代

  • 2010年1月「KIYOラーニング株式会社」として法人化
  • 2010年8月本社を東京都渋谷区猿楽町に移転
  • 2014年6月事業拡張のため本社を東京都港区北青山に移転、動画収録スタジオを新設
  • 2017年5月社員教育クラウドサービス「エアコース」リリース
  • 2018年10月事業拡張及び業務効率化のため本社及び動画収録スタジオを東京都千代田区紀尾井町に移転
  • 2018年12月商号変更個人向け資格取得支援事業のブランド名を「通勤講座」から「スタディング」に変更

2020年代

  • 2020年7月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2021年4月事業拡張のため本社及び動画収録スタジオを東京都千代田区永田町に移転
  • 2022年4月東京証券取引所市場区分再編に伴い、東京証券取引所グロースに市場区分移行
  • 2023年11月ダイレクトリクルーティングサービス「スタディングキャリア」リリース
  • 2023年12月事業拡張、増員のため、東京都港区に「赤坂オフィス」開設
  • 2023年12月法人向け生成AIサービス「AirCourse AIナレッジ」開始
  • 2026年1月出版事業「スタディング出版」開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 現金ベース売上高記載なし
  • 新規有料登録会員数(ユニーク数)記載なし
  • 法人向け事業における売上高記載なし
  • エアコースの契約企業数記載なし
  • 平均解約率記載なし

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    資格取得市場でのシェア拡大

    AIと受講データを活用した個別最適化学習の提供、ニーズの高い資格ラインナップ拡充、認知・ブランディング強化、既存顧客へのリピート販売強化、キャリア支援サービスとの連携により、合格者シェアの最大化を図る。

  2. 02

    法人向け教育市場の主力事業化

    「エアコース」をAI搭載LMSへ進化させ、人的資本活用プラットフォームを構築。機能拡張、コンテンツ強化、販売体制の高度化、事業運営体制の強化、生成AI活用等により、SaaS型eラーニングNo.1を目指す。

  3. 03

    プラットフォーム展開による収益源の多様化

    「スタディング」を核にキャリア支援プラットフォーム、「エアコース」を核に人的資本活用プラットフォームを展開。データとAIを活用し、学習からキャリアまで一気通貫でサポート。事業提携やM&Aも検討する。

  4. 04

    技術革新への投資

    AIやIT技術を駆使した教育サービスの機能強化、個別最適化学習の提案などに投資し、競争優位性を高め長期的な成長を目指す。

  5. 05

    優秀な人材の確保及び育成

    ミッションに共鳴する優秀な人材を採用し、持続的成長を支える人材育成と、次世代リーダーの育成に注力する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で118人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は749万円で、5期前と比べて+40.1%平均年齢は39.0歳、平均勤続年数は3.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年12月53538.02.330
2021年12月51736.02.541
2022年12月62138.02.559
2023年12月65038.02.483
2024年12月69239.02.5104192
2025年12月74939.03.0118254

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率20.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都 千代田区336百万円
e-learning・教育事業
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和5年度ITパスポート・基本情報技術者・応用情報技術者講座ライセンス購入
    農林水産省 · 2023-05-17
    492万円
  • 調達
    令和6年度ITパスポート・基本情報技術者・応用情報技術者講座ライセンス購入
    農林水産省 · 2024-04-05
    408万円
  • 調達
    令和4年度ITパスポート・基本情報技術者試験講座ライセンス購入
    農林水産省 · 2022-04-11
    302万円
  • 調達
    令和7年度ITパスポート・基本情報技術者・応用情報技術者講座ライセンス購入
    農林水産省 · 2025-04-02
    291万円
  • 調達
    04-0043-0029総務省職員を対象とした情報処理技術者試験等対策講座の実施
    総務省 · 2023-03-06
    162万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は50億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.1%、利益が+50.0%。

売上高
+11.1%
50億円
営業利益
+50.0%
3億円
純利益
+50.0%
3億円
営業利益率
6.0%
前期比 +1.6%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高58億円50億円
営業利益4億円3億円
純利益3億円3億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は26億円、営業利益は0億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+13.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q8−3−37.5−3
2023年2Q9222.22
2023年3Q1119.11
2023年4Q101
2024年1Q9−3−33.3−2
2024年2Q1119.11
2024年4Q25416.03
2025年2Q23−2−8.7−1
2025年4Q27518.54
2026年2Q2600.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2016年12月期からの10期で、売上は2億円から50億円へ25.0倍に増えた。直近期の営業利益率は6.0%。売上は9期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年12月2−1−1
2017年12月4−1−1
個人向け資格取得支援事業のブランド名を「通勤講座」から「スタディング」に変更
2018年12月6−2−2
2019年12月8−2−2
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2020年12月1522
2021年12月2311
2022年12月28−2−2
事業拡張、増員のため、東京都港区に「赤坂オフィス」開設
2023年12月3811
2024年12月45224.42
2025年12月50336.03

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高50億円のうち、営業利益として残るのは3億円6.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の6.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金16.0%8億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金78.0%39億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.0%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
84.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.5pt
6.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.0pt
6.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+8.5pt
20.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
23.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2025年12月期は営業CFが7億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は41億円で、売上の9.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年12月−1−15−24
2019年12月10115
2020年12月7−17618
2021年12月4−11323
2022年12月3−13228
2023年12月6−10532
2024年12月4−10335
2025年12月7−10641

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2025年12月期の総資産は50億円。このうち返さなくてよい自己資本が16億円で、自己資本比率は32.1%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年12月1−23
2017年12月3−14
2018年12月62436.2
2019年12月8179.3
2020年12月22101244.6
2021年12月28121642.7
2022年12月34102428.4
2023年12月40112927.4
2024年12月44133129.8
2025年12月50163432.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳単体ベース
現金及び預金
41億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
0億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
34億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
63
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中124位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中445位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.3%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
32.1%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
11.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥540で、1年前と比べて-27.2%過去52週の値幅のなかでは3%の位置にある。

¥540-0.4%1ヶ月-1.8%1年-27.2%時価総額37億円
過去52週の値幅
安値¥532高値¥820

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.4倍
PER (会社予想)11.2倍
PBR2.60倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

AI分析は準備中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PER 13.1倍は業界平均22.2倍より低いが、PBR 2.69倍は平均2.35倍を上回る。ROE 20.3%と高収益ながら無配で株主還元がなく、成長期待が価格に織り込まれている。割高感はあるが収益力は評価できる。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.4倍23.4倍
PER (予想)11.2倍
PBR2.60倍3.51倍
ROE20.3%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ2,306人。区分でいちばん多いのは個人・その他73.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が20.1%を占め、残る79.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他56.059.869.565.673.073.1
事業法人12.98.811.29.711.512.3
金融機関13.46.63.612.48.47.9
外国法人14.117.57.44.71.95.2
証券会社3.47.28.27.55.21.5
外国人個人0.10.10.30.10.10.1
自己株式0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01綾部 貴淑40.08
02ビジョナル株式会社5.93
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.26
04西村 裕二2.87
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)2.55
06株式会社MS-Japan2.39
07株式会社マイナビ2.10
08渡部 和幸1.85
09MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.81
10GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)1.37

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-12
    アセットマネジメントOne株式会社
    新規の大量保有報告
    4.22%
    -3.21pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で+100%、1株純資産は8期で+484%。直近期のROEは20.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2016年12月−68,073
2017年12月−87,182
2018年12月−4440
2019年12月−2713
2020年12月2814931.6117.8
2021年12月1917511.555.7
2022年12月−33143
2023年12月1715910.953.3
2024年12月3119017.623.4
2025年12月4323320.315.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額71百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
綾部貴淑代表取締役社長542,752,300
星野真幸取締役 CHRO・コーポレート 本部長533,500
植野和宏取締役(注)149300
赤松平太取締役(注)147300
藤本賀彦常勤監査役(注)2631,000
湯浅奉之監査役(注)248
佐藤未央監査役(注)251
中西真理46

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)23914121
社外取締役630305

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,052字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、ITを用いて、個人や企業での学習を効率化するクラウドサービスを展開しております。個人のキャリアを生涯に渡って支援していく「キャリア支援プラットフォーム」においては、オンライン資格取得講座である「スタディング」事業に加えて、ダイレクトリクルーティングサービス「スタディングキャリア」では資格取得のその先にあるキャリア形成まで支援を広げ、出版事業「スタディング出版」では「書籍×AI×オンライン」による新しい独学スタイルを提案するなど、多様な事業を展開してまいります。 また、企業の人的資本活用を包括的に支援していく「人的資本活用プラットフォーム」においては、法人向けの社員教育クラウドサービスである「エアコース」事業に加えて、法人向け生成AIサービス「AirCourse AIナレッジ」や、法人向け「スタディング」など、企業の採用、育成、人材活用を総合的に支援してまいります。 当社の強み 当社の強みは、10年以上にわたって蓄積してきた、人や組織の「学習」「育成」「活用」を変革する「ラーニング・テクノロジー」を基盤とした組織能力と、そこから生み出される資産です。これらの強みを、既存事業の強化や新規事業への展開をすることで、成長と持続的な競争優位性を生み出しております。 「ラーニング・テクノロジー」には、5つの組織能力が含まれます。「学習システム開発力」は、当社の事業を支える基盤であり、効率的に学べる仕組みを提供します。「学習コンテンツ開発力」は、自社スタジオと経験豊富な制作スタッフにより、わかりやすい資格取得講座や社員教育コンテンツを作成する能力です。「WEB集客・販売力」は、WEBを使ったマーケティングと販売に関するノウハウであり、売上を伸ばすために必要な能力です。「ローコストオペレーション」は、ITを活用して講座の開発・販売・運営などを効率的に行うことで、低コストで事業運営を可能にする能力であり、価格優位性や収益性の源泉になります。「AI・データ活用力」は、大量の受講者データを基に、AIを活用して、ユーザー個別に学習を最適化するためのテクノロジーであり、特に当社が力を入れている能力であります。 また「ラーニング・テクノロジー」を活用することで、わかりやすい各種資格講座や社員教育などの「学習コンテンツ」、効率的に学べる「学習システム」、得点予想やアドバイスなど学習を個別最適化する「AIによる学習支援モデル」、大量のユーザーが集まることによる販売の増加や、競争優位性の基盤となる「大量ユーザーと学習履歴データ」、ITを活かした販売により、営業員が不要で販売拡大に対応できる「WEB販売システム(EC)」といった「資産」を構築し、事業に活用しております。 (1) キャリア支援プラットフォーム 当社の主要サービスである「スタディング」は、「学びやすく、わかりやすく、続けやすい」をコンセプトとしたオンライン資格講座です。スマートフォンやタブレット、PC等で受講でき、分かりやすい動画講座や問題練習によって、忙しい人でも「すきま時間」を使って資格取得のための学習ができます。 「スタディング」のコンセプトは以下のとおりです。 ① 忙しい人の資格取得支援 スマートフォンやタブレット、PC等で学べるため、移動時間や通勤時間、自宅等、個々の受講者のライフスタイルにあわせ、すきま時間を活かして学ぶことが可能です。 ② 効率的に学べる学習システム 当社では、短期間で合格したユーザーの学習方法を分析し、効率的に学べるような学習システムを自社で開発しております。具体的には、いつでもどこでも学べる「マルチデバイス対応」、倍速再生ができる「動画講座」、図を多用した「Webテキスト」、間違った所を繰り返し練習できる「問題集」、自分でノートを作れる「マイノート」、暗記練習ができる「暗記ツール」、最適な順番で講座を学べる「学習フロー」、進捗が可視化される「学習レポート」、学習記録を投稿し合いモチベーションを高める「勉強仲間SNS」、AIを活用した学習の個別最適化サービスとして、受講者ごとに最適なタイミングで復習問題を毎日自動生成する機能「AI問題復習」、個人の学習データから現在の実力をリアルタイムで確認できる機能「AI実力スコア」など、受講者が「学びやすく・わかりやすく・続けやすい」学習システムを開発・改善し続けております。 ③ わかりやすいコンテンツ 「スタディング」では、専用スタジオにより、テレビの情報番組のように図を多用した動画講座を制作することで、スマートフォンだけで受講でき、テキストを見なくても分かりやすい動画講座を提供しています。また、試験対策に必要な問題集や過去問なども付属しており、インプット学習とアウトプット学習を繰り返すことで無理なく合格力を身に着けることができます。 「スタディング」では、ビジネスパーソンに人気がある資格を中心とした講座ラインナップを展開しています。カテゴリとして、「ビジネス・経営」「法律・労務」「会計・金融」「不動産・建築」「IT」「公務員」「語学」「医療」「福祉」に分類される38講座(2025年12月現在)を提供しております。また、カテゴリごとに、難関資格~中難度資格~簡単な資格のラインナップを揃えることで、簡単な資格から獲得したユーザーを、より難度の高い資格にアップグレードすることを推進しております。 ※ビジネス実務法務検定試験は東京商工会議所の登録商標です。 ※メンタルヘルス・マネジメントⓇは大阪商工会議所の登録商標です。 ※知的財産管理技能検定は一般財団法人知的財産研究教育財団の登録商標です。 ※TOEIC is a registered trademark of ETS. This product is not endorsed or approved by ETS. ④ 低価格 スタディング事業では、デジタル技術を活用し、コンテンツ制作、学習サービス提供、集客・販売といった一連のオペレーションを高度に自動化・省力化しております。これによりローコストオペレーションを実現することで、従来の教室型の資格取得スクールとは一線を画し、低価格での講座提供を可能にしております。 今後の学習サービス強化の取組み 当社は、受講者一人ひとりに最適な学習体験を提供するため、AI技術を活用した学習支援機能を強化しています。従来の画一的な学習方法ではなく、受講者の理解度や進捗に応じた個別最適化を実現し、学習効率の向上を目指します。 具体的なAI活用の事例として、以下の機能を展開しています。 ●AIマスター先生・AI説明:学習中の疑問に即時回答し、受講者の理解をサポート。 ●AI学習ナビ :学習状況を分析し、次の学習ステップを提案。 ●AI添削 :記述式試験の答案を即時添削し、繰り返し学習を支援。 ●AI問題復習 :理解度に応じた復習問題を自動出題し、学習定着を促進。 ●AI実力スコア :現在の実力をリアルタイムで予測し、効率的な学習計画を支援。 ●AI学習プラン :個別最適化された学習プランを自動生成し、試験合格をサポート。 また、資格取得者と採用企業・エージェントを直接つなぐ、ダイレクトリクルーティングサービス「スタディングキャリア」では、「スタディング」と連動し、スタディングに登録済みの資格情報を引き継ぐことで、その資格を評価する企業からスカウトが届きます。また、スタディングにてラインナップしている資格が生かせる多数の求人も掲載しています。採用企業側においても、費用は入社時の成果報酬のみで、求人広告の掲載件数は無制限、毎月一定数のスカウト権利を無料付与しており、採用費の高騰に課題を抱える企業様にとっても、手ごろな料金でご利用いただくことが可能です。 スタディングキャリアを通じ、資格取得だけでなく、その後の転職まで支援することで、生涯にわたるキャリアをサポートし、スタディングの個人会員基盤と、法人向け教育事業の法人会員基盤による双方のメリットを活かし、マッチングを図ってまいります。 <転職希望者のメリット> ・資格を活かして転職できる ・採用企業や転職エージェントから直接スカウト ・動画コンテンツで「転職活動の疑問」を解消 <採用企業のメリット> ・費用は入社時の成功報酬のみ ・資格証明された人や学習意欲が高い人が集まる人財DB ・40万人以上の学習者が集う「スタディング」が母体 また、2026年1月には、出版事業「スタディング出版」を開始しております。独学層の取り込みによる市場拡大、書店を通じたブランド認知と顧客接点の強化、既存資産を活かした効率的な事業運営を狙いとして、「書籍×AI×オンライン」による新しい独学スタイルを提案し、資格学習市場におけるさらなる成長を目指してまいります。 (2) 人的資本活用プラットフォーム 当社は、2017年より法人向けサービスとして、社員教育クラウドサービス「エアコース」を提供しております。「エアコース」では、各種の社員教育コースが受け放題で受講でき、自社独自の教育コースも簡単に作成・配信できます。また、エアコースはクラウドサービスであり、オフィス内だけでなく、在宅、営業所、店舗、外出先、移動中、海外拠点など離れていてもスマートフォンさえあればどこでもコースを受講することが可能です。企業の教育担当者やマネージャーを支援する、集合研修管理機能やレポート機能も充実しており、社員教育の悩みを解決します。 「エアコース」では、利用用途に応じて、受け放題コース付きのプラン(コンテンツ・プラス)と、コース無しのプラン(ベーシック)をお選び頂けます。「ベーシック」プランでは、企業が自らの集合研修を動画化したり、業務内容を動画マニュアル化し、eラーニングのコースとして社内に配信できます。「コンテンツ・プラス」プランでは、これに加えて、当社が作成した各種の社員教育動画(2025年12月時点で1,286コース)を受け放題で提供しています。 利用にあたっては、初期費用がかからず、利用ユーザー数に応じて利用料金をお支払頂くSaaS形態(Software as a Service:インターネット経由でサービスが提供される形態)のサービスとなっております。企業の利用人数が多くなるにつれて、1ユーザーあたりの利用単価が安くなるボリュームディスカウントの価格モデルであり、中小企業から大企業まで幅広く導入頂いています。 「エアコース」のコンセプトは以下のとおりです。 ① 各種社員教育コースが受け放題 社員教育でニーズの高い各種の「標準コース」があらかじめ用意されており、「コンテンツ・プラス」プランでは全ての標準コースが受け放題なので、手軽にeラーニングを始めることが可能です。 標準コースでは、新人向け、リーダー・管理職向け、IT基礎、コンプライアンス(情報セキュリティ、ハラスメントなど)、コミュニケーション、営業基礎、ビジネススキル、労務管理、ヘルスケア、英語、デジタルトランスフォーメーション(AIやデータサイエンス)、MBAシリーズ、SDGsなど、企業での必要性が高い豊富なコンテンツを、分かりやすい動画講座で提供しています。 ② 簡単に自社コースを作成・共有 スマートフォン等で撮影した動画をアップロードするだけで、手軽に自社コースを作成・配信できます。主な利用用途としては、集合研修を撮影してeラーニング化し、集合研修を受けにくい人々(在宅ワーカー、忙しい社員、支社や店舗のスタッフ、海外法人、内定者、取引先など)の教育に活用したり、現場の作業を撮影して動画マニュアル化(事務作業、接客、営業、店舗・工場・倉庫・メンテナンスなどのオペレーション)し、現場スタッフの育成に活用する事などにご活用頂けます。 また、企業独自のテストや受講者アンケートも作成することができ、コースの学習効果を確認することが可能となります。 ③ 社内教育の一元管理 使いやすい学習管理機能により、社員の学習状況や履歴、テスト結果などを一目で確認することができます。また、集合研修の管理機能により、集合研修の出欠管理、直前のリマインド、配布資料の共有、アンケートの取得、受講履歴管理等を行うことができます。これらの機能により、eラーニングのみならず集合研修も含めた社内教育の管理を一元化することで、手間のかかる社員教育管理を効率化し、教育担当者の負担を軽減することが可能となります。 また、資格取得講座「スタディング」についても、法人向けの販売を行っています。例えば、不動産関連の企業では、社員に「宅建士」の資格を取らせることが重要ですが、法人向け事業では資格講座を受講する企業に対する「スタディング」の販売を行っています。システム上では、「エアコース」のユーザーが「スタディング」の資格講座を受講したり、企業の管理者が、社員の資格講座の受講状況をレポートで確認することが可能になる「スタディング連携機能」が実装されており、今後は法人への資格講座販売も強化してまいります。 さらに、企業において、簡単に日常業務に活用できるようにデザインされた法人向け生成AIサービス「AirCourse AIナレッジ」を新たにリリースしております。ナレッジ共有機能との連動により、自社で作成したオリジナルのプロンプトや生成AIを使って得たナレッジを社内で共有することが可能で、全社員が生成AIを業務で活用・共有することで、生産性の向上が期待できます。 このように法人向け事業では、サービス開始以来、システムの使いやすさ、コンテンツの質と量、価格優位性、付加価値サービス(動画制作や資格講座提供)が評価され、社員数が数十名の中小企業から、数千名を超える大企業まで幅広い受注実績を積み上げております。今後も、一層のシステム、コンテンツ、サービスの強化を図りながら、コンテンツ提供者(研修会社や講師など)と受講企業をつなぐ、社員教育のプラットフォームとしての展開を図ってまいります。 上記のように当社は、従来のオンライン教育サービス(eラーニング)の枠に捕らわれず、個人向けのキャリア開発を目的とした支援や、法人向けの人材育成に関連したサービスを拡充していくことにより、事業拡大と企業価値向上に邁進してまいります。また、中長期的な戦略として、個人のキャリアを生涯にわたって支援する「キャリア支援プラットフォーム」と、企業の人的資本活用を包括的に支援する「人的資本活用プラットフォーム」を中核とした事業展開を行ってまいります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題4,103字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は創業以来「学びを革新し、誰もが持っている無限の力を引き出す」というミッションのもと、人間が本来持っている能力を最大限に引き出す支援をするのが私たちの使命と考えております。 世の中の変化のスピードは速く、個人、組織に求められているのは、学習を通じて変化に適応し、変化をチャンスとしてとらえ、活かすことです。学習は、単なる「勉強」ではなく、人や組織が今までできなかったことをできるようにする手段であると考えております。そのために「学び」という人間にとって必要不可欠なことをテクノロジーによって革新し、人や組織の成長を支援してまいります。 また、「世界一『学びやすく、わかりやすく、続けやすい』学習手段を提供する」というビジョンのもと、これからの時代に求められる「学び」についての各種サービスを展開し、人材育成の新たなスタンダードになるべく事業展開をしてまいります。 (2) 目標とする経営指標等 当社は、持続的な成長と企業価値向上を目指しており、全社的な主要な経営指標として売上高、営業利益を重視しております。 個人向け資格取得事業(スタディング事業)では、資格取得に興味がある個人が主なターゲット顧客であり、無料講座をお試し頂いた上でコースを購入して頂く販売形態になっております。売上の計上方法については、コースを購入した際の受講料(現金ベース売上高)を、コースの受講期間で按分し、受講期間中に毎月均等額の売上を計上する形になっております。 そのため、事業運営上重視する経営指標としては、会員による受講料の支払い額の総額となる現金ベース売上高及び新規有料登録会員数(ユニーク数)をKPI(Key Performance Indicators)としております。 法人向け教育事業では、企業を取り巻く環境変化により、従来の集合研修を中心にした階層型の社員教育から、より実践的なスキルを効率的に身に着けるオンライン教育の必要性が高まっております。 法人向け事業で展開するエアコースでは「最も社員教育を効率化できるサービス」になるために、学習管理システム(LMS)やコンテンツを強化し、社員教育のデジタルトランスフォーメーションができるプロダクト力を高め、マーケティング、販売力を強化し、パートナーモデルを確立することを目標にしております。 そのため、事業運営上重視する経営指標としては、法人向け事業における売上高、「エアコース」の契約企業数及び平均解約率をKPIとしております。 (3) 経営環境 当社をとりまく経営環境については、矢野経済研究所「教育産業白書2025年版」によれば、2024年度の教育産業全体の市場規模は前年度比0.7%増の2兆8,555億円となっております。 個人向け資格取得市場 当社のスタディング事業が主な事業領域とするのは、矢野経済研究所が定義する教育産業のうち「資格取得学校市場」です。同研究所「教育産業白書2025年版」によれば、2025年度の資格取得学校市場は前年比3.3%減の1,770億円程度と予測されております。 個人の学習においてオンライン講座は普及フェーズを迎えております。さらに生成AIをはじめとする技術革新により、従来は、先生やコーチでなければ実現できなかった個別指導が、IT・AIで実現可能になるという非連続かつ大きな変化が進みつつあります。また、人生100年時代において、働く個人は生涯を通じて学習しつつスキル習得をし、転職等をしながらキャリア開発をする必要性が高まっています。 法人向け社員教育市場 当社の法人向け教育事業の主力サービスとなる社員教育クラウド「エアコース」が主な事業領域とするのは、矢野経済研究所が定義する教育産業のうち「eラーニング/デジタル教育市場(BtoB向けネットワーク・ラーニング)」であり、同研究所「教育産業白書2025年版」によれば、2025年度の市場規模は前年比5.4%増の1,299億円程度と予測されております。 各企業のテレワークの推進等により、集合研修の代替・補完手段としてeラーニングを活用する動きが定着しています。また企業におけるテレワーク化、デジタル化によるデジタルトランスフォーメーション(DX)の浸透、リスキリング(学び直し)の意識が高まってきております。さらに、生成AI等によるDXの進展により業務が変化すると、その業務を行うためのスキルも変化するため、企業の人材育成も大きく変化していくと予測されます。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 資格取得市場におけるシェア拡大 主力の個人向け資格取得事業「スタディング」では、資格取得市場において「合格者No.1」を目指し、AI・IT・コンテンツを融合させた高付加価値かつ高コストパフォーマンスの商品提供により、合格者シェアの最大化を図ります。AIと受講データを活用した個別最適化により、「学びやすく、わかりやすく、続けやすい」学習体験を実現してまいります。 特に重視する施策は以下のとおりです。 1.AIと受講データを活用した学習の個別最適化及び学習システム機能の拡張。 2.ニーズの高い資格ラインナップの拡充、コンテンツ開発・改善、講師力向上による商品力強化。 3.認知・ブランディング強化及びオンラインと書籍の組み合わせによるチャネル多様化を通じたマジョリティ層の取り込みと集客効率の向上。 4.更新版・オプション商品・関連サービスの拡充による既存顧客へのリピート販売強化。 5.キャリア支援サービスとの連携による受講後価値の拡張とLTV(顧客生涯価値)の最大化。 ② 法人向け教育市場の主力事業化 法人向け教育事業では、「エアコース」を中核に、企業の人材育成をAIが支援する「AI搭載LMS」へと進化させ、企業の採用・育成・活用までを一貫して支援する人的資本活用プラットフォームの構築を推進しております。SaaSモデルによる継続的な価値提供と事業基盤の強化を通じて、「SaaS型eラーニングNo.1」の実現と当社の主力事業としての成長を目指してまいります。 特に重視する施策は以下のとおりです。 1.「エアコース」の機能拡張による人的資本活用プラットフォームとしてのプロダクト強化。 2.リスキリング関連コースや企業ニーズの高い受け放題コースの拡充によるコンテンツ強化。 3.マーケティング、営業、カスタマーサクセスの強化による販売体制の高度化と売上成長の加速。 4.人材採用・育成及びバックオフィス整備による事業運営体制の強化。 5.生成AIの活用や周辺領域への新規サービス展開による提供価値の拡張と収益機会の創出。 ③ プラットフォーム展開による収益源の多様化 「スタディング」、「エアコース」の2つの主力事業を軸に、今後は周辺事業やサービスを含めた以下の2つのプラットフォームを展開していくことで、競争力を高め収益源の多様化を図ります。 1.キャリア支援プラットフォーム 「スタディング」による学習支援を核とし、更なる価値拡張を推進します。「スタディングキャリア」を通じた転職・キャリア支援により、資格取得をゴールとしない生涯にわたる伴走体制を構築します。 また、「スタディング出版」を通じて、これまで接点のなかった書籍学習層(独学層)を取り込み、デジタル教材との相乗効果による新たな顧客導線を確立します。 さらに、これらの各接点では個人の受講データや取得資格等のデータが資産として蓄積されます。これをAIで分析・活用することにより、一人ひとりに最適化された学習の効率化や、コンテンツの提案、キャリア支援を実現します。データとAIを駆使して学習からキャリアアップまでを一気通貫でサポートする体制を強固にし、LTV(顧客生涯価値)の最大化を目指します。 2.人的資本活用プラットフォーム 「エアコース」による人材育成支援に加え、採用、育成、人材活用を総合的に支援するサービスを拡充します。また、当事業では法人向けのスタディング講座販売も行っており、企業の資格取得ニーズを捉えた事業成長も推進してまいります。 これらの事業では社員の受講履歴、保有スキル、資格等のデータが資産として蓄積されます。これをAIで一元的に分析・活用することで、社員の育成計画作成や、スキルアップのサポートなど人的資本の活用を支援します。将来的には、プラットフォームの競争力を高めた上で、日本国内だけではなく世界中に事業展開をしていきたいと考えております。 当社では、この2つのプラットフォームの成長において、事業提携、資本提携(出資)、M&A等の方法も検討し、さらなる成長と収益源の確保を目指します。これにより更なる企業価値向上を目指すとともに、一人ひとりの可能性を最大限に引き出し、充実したキャリアを築ける社会の実現に向けて全力で取り組んでいきます。 ④ 技術革新への投資 当社は「世界一『学びやすく、わかりやすく、続けやすい』学習方法を提供する」というビジョンの実現に向け、AIやIT技術を駆使した教育サービスを展開しております。最新の技術を取り込んだサービスの機能強化や、AIによる個別最適化した学習方法の提案など、人や組織がより効率的に学習できるようなサービスや機能の開発に投資を行い、競争優位性を高めることで長期的な成長を目指します。 ⑤ 優秀な人材の確保及び育成 「学びを革新し、誰もが持っている無限の力を引き出す」というミッションに共鳴する優秀な人材を適時採用するとともに、持続的な成長を支える人材の育成を強化していく方針です。また、当社の事業領域において市場リーダーシップを構築していくため、新しい顧客価値を創造できる次世代を担うリーダーの育成にも注力してまいります。
事業等のリスク5,174字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の判断上、重要であると考えられる事項については、積極的な情報開示の観点から記載しております。なお、本項の記載内容は当社株式の投資に関するすべてのリスクを網羅しているものではありません。当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の迅速な対応に努める方針ではありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載内容もあわせて慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 競合について(発生可能性:中、影響度:大) 当社の主力事業である個人向け・法人向けのeラーニング市場は、教育におけるデジタル化の進展やリスキリング需要の高まりを背景に、着実な拡大を続けております。個人向け市場においては、従来から教室型講座や通信講座を展開してきた既存事業者が、オンライン講座の拡充・シフトを加速させており、オンライン学習が一般的となったことで、サービス内容や利便性をめぐる競争が一段と強まっております。 また、法人向け市場においては、人的資本経営の重要性の高まりを背景に、eラーニングシステムを導入する企業層が拡大しております。当該市場は元来、多数の事業者が存在する環境にありますが、近年は各社がコンテンツの拡充やAIによる育成・学習支援を打ち出すなど、差別化に向けた動きが活発化しております。 当社では、eラーニング教育事業分野での持続的な競争優位性を築くためには、学習システム開発力、学習コンテンツ開発力、Web集客・販売力、ローコストオペレーション、AI・データ活用力の5つの組織能力が重要と考えており、これらの組織能力を築くための投資・改善に力を入れております。しかしながら、巨大資本等による新規参入により、これらの5つの組織能力を短期的に構築される脅威が発生し、当社が適時かつ適切に対応できなかった場合には、市場での競争力低下や、対応のための支出の増加により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 技術革新について(発生可能性:中、影響度;中) 当社が事業展開するEdTech市場及びインターネット関連市場では、AI(人工知能)をはじめとする技術革新のスピードが極めて速く、これに伴い市場環境も急激に変化しております。 当社は、最新の技術動向を常に把握し、自社サービスへのAI活用を推進するとともに、関連する特許の取得(知財戦略)や優秀な技術人材の確保・育成に努めております。しかしながら、技術革新のスピードが当社の予想を超えて加速し、適時かつ適切なサービスアップデートや人材確保が困難となった場合、あるいは技術対応のためのシステム投資や人件費が大幅に増加した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) システム障害について(発生可能性:小、影響度:大) 当社のサービスは、インターネットを介して提供されております。安定的なサービスの運営を行うために、サーバー設備の増強、セキュリティ強化及び監視体制の構築等により、システム障害に対し備えております。 しかしながら、自然災害やランサムウェア等によるサイバー攻撃、その他何らかの要因等によりシステム障害やネットワークの切断等予測不能なトラブルが発生した場合には、社会的信用失墜等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)情報セキュリティ体制について(発生可能性:小:影響度:大) 当社は、受講者の個人情報に加え、資格講座の動画コンテンツなど重要な情報を保有しております。当社では、代表取締役社長を筆頭に、管理担当取締役を情報セキュリティ管理責任者、システム本部長を情報セキュリティ委員長とした情報セキュリティ体制を構築しております。またISMS認証(ISO/IEC27001)及びプライバシーマークを取得し情報セキュリティ体制の強化を図っております。しかしながら、万一、個人情報や動画コンテンツへの不正アクセス等により情報漏洩が起きた場合、受講者及び取引先の信頼が失墜し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 大規模な自然災害等について(発生可能性;小、影響度:大) 当社は、個人向け資格取得の支援サービスを目的として「スタディング」や法人向けの社員教育研修の支援を目的とした「エアコース」を運営・提供しております。これらのサービスは、Webで提供されるため、自然災害や感染症の発生・流行時もサービスを提供が可能であり、在宅勤務体制も整っているため事業継続が可能です。また、大規模な自然災害等を原因とする消費マインドの低下や企業の人材育成投資の低下に対応するために、新規顧客の集客力を向上させるとともに、既存顧客へのリピート販売、継続販売を強化しております。中長期的には、事業ポートフォリオの多様化を図り、特定の事業へのリスクを軽減してまいります。 しかしながら、今後、大規模な自然災害や事故、戦争、テロ、社会不安、金融不安等が発生した場合、当社の事業領域において消費者マインドの低下や市場の冷え込みが発生する可能性があります。また、長期間にわたって、当社が取り扱っている資格講座の試験が延期、又は中止となったり、企業における人材育成投資などが大幅に制限される状態となった場合、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 業績の季節的変動について(発生可能性:中、影響度:中) e-learning・教育事業における個人向け資格取得支援サービス「スタディング」は、原則として申込時に全額受講料をお支払いいただいております(現金ベース売上)。受領した受講料は、一旦前受金として計上され、その後、会計上の売上高がサービス提供期間(コースの受講期間)に対応して期間按分されます(発生ベース売上)。 当社の主力の資格講座については、試験の終了後にコースの受講期限を設定しておりますが、主力の資格講座の試験日は下期に集中しているため、コースの受講期限についても同様に下期に集中しております。 受講者が購入したタイミングが年度のどの時期であっても、受講期限は同じタイミングとなるため、主力講座の受講期限の直前にあたる下期の発生ベース売上が最も積み上がる傾向にあります。 一方、当社では現金ベース売上を獲得するために広告宣伝費を積極的に投下しており、当該費用は当月に計上されます。このことから、上期については発生ベース売上の積み上げが不足がちである一方、主力講座の受講期限が集中する下期については、発生ベース売上が十分に積み上がっているため収益は改善する傾向にあります。 したがって、広告宣伝費を投下したにも関わらず、十分な現金ベース売上が獲得できなかった場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、2024年12月期及び2025年12月期の業績は、下記のとおりです。 (単位:千円) 項目   2024年12月期   2025年12月期 上期   下期   上期   下期 売上高(発生ベース)   1,986,522   2,481,399   2,297,724   2,733,487 経常損益   △199,974   416,390   △164,706   468,536 当期純損益   △146,075   355,711   △115,871   410,007 (7) 集客方法について(発生可能性:中、影響度:中) 当社は、個人向け資格取得事業において、顧客となる会員の獲得方法としてWebマーケティング(検索連動型広告)によるユーザーの獲得を主な集客手段として活用しております。検索連動型広告は、ユーザーが検索したキーワードに連動して表示され、広告主は当該キーワードを入札によって購入することになります。現在、検索連動型広告に加え、当社のWebページが検索結果の上位に表示されるようなSEO(Search Engine Optimization)対策や、Youtubeなどの動画広告、SNS(Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス))を使った集客方法確立にも力を入れておりますが、競合他社による新たな広告戦略や、昨今のAIによる検索といったテクノロジーの進化などにより、集客力や集客数の減少、広告宣伝費の増大や費用対効果の悪化によって、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 人材の確保及び育成について(発生可能性:小、影響度:中) 当社は、継続的な事業拡大のためには、優秀な人材の確保や育成が重要であると認識しております。しかしながら、今後の事業計画において策定される人員採用計画に沿った人材採用が順調に進まなかった場合や、労働力市場の変化、及び経営環境等の変化による人材流出が進んだ場合には、当該影響による業務運営及び事業拡大に支障が生じる可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 知的財産管理について(発生可能性:小、影響度;中) 当社は、特許権や商標権等の知的財産権に関して、外部の弁理士等を通じて調査する等、その権利を侵害しないように留意するとともに、必要に応じて知的財産権を登録することにより、当社権利の保護にも留意しております。また当社自身も積極的に特許の取得や商標の取得に注力し、他社との差異化に努めております。 しかしながら、当社の認識していない第三者の知的財産権が既に成立している又は今後成立する可能性があり、仮に当社が第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該第三者により損害賠償請求、使用差止請求又はロイヤリティ支払要求等が発生する可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 特定の人物への依存について(発生可能性:小、影響度;中) 当社代表取締役社長である綾部貴淑は、当社の設立者であるとともに、大株主であり、経営方針や事業戦略の決定において重要な役割を果たしております。このため、当社は、特定の人物に過度に依存しない体制を作るために、取締役会等における役員間の相互の情報共有や経営組織の強化を図っております。しかし、現状において、何らかの理由により当人が当社の業務を継続することが困難になった場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)投融資について(発生可能性:小、影響度:中) 当社は、成長戦略の一環として、M&A等を含む投融資を実施する場合があります。投融資については、対象企業について事前に可能な限り詳細な分析・審査を行い、リスクや回収可能性などを十分に検討して実施してまいりますが、この分析・審査で確認・想定できなかった問題が生じること、計画通りに進まないこと、想定以上のコストが生じることなどにより、期待していた投資効果が得られない場合は、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (12) 配当政策について(発生可能性:中、影響度:中) 当社は、株主に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして位置付けておりますが、将来の財務体質の強化と事業拡大のために必要な内部留保を確保しつつ、事業・収益基盤の多様化や収益力強化のための投資に充当して企業価値向上を図ることが株主に対する最大の利益還元につながると考えております。 将来的には、財政状態及び経営成績を勘案しながら配当を検討いたしますが、現時点において配当実施の可能性や実施時期等については未定であります。 (13)税務上の繰越欠損金について(発生可能性:小、影響度:小) 2025年12月期末時点で、税務上の繰越欠損金が存在しております。これは法人税負担の軽減効果があり、今後も当該欠損金の繰越期間の使用制限範囲内においては納税額の減少により、キャッシュ・フロー改善に貢献することになります。ただし、当社の業績の状況により、繰越欠損金の解消予定が当初の想定から変動する場合には、当社の経営成績業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,200字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社は創業以来「学びを革新し、誰もが持っている無限の力を引き出す」というミッションのもと、人間が本来持っている能力を最大限に引き出すサービスを提供してまいりました。 個人向け資格取得事業「スタディング」につきましては、前年に引き続きスタディング講座の新規開発や既存講座の改訂、サービス内容の充実や品質の向上、マーケティング強化等による販売拡大、事業基盤を支える人材の確保等に注力いたしました。 サービス面においては、生成AI技術を活用した学習の個別最適化を強化・深化を図りました。AIを活用し、音声認識+校正を行うことで、高精度かつ分かりやすい字幕を実現し、通勤・通学・子育て中など音声が出せない環境下でも効率的な学習が可能となる「AI字幕」機能に加えて、学習中のあらゆる悩みに、専属のAI資格学習コーチである「AIマスター先生」が寄り添い、受講生の学習に常に伴走・サポートする個別指導機能を提供することで、受講生の学習継続を強力に後押しする伴走型個別指導機能「AI学習ナビ」や、自分のペースに合わせて学習を進めるための計画を手軽に作成できる「AI学習プラン ウィズ」機能をリリースいたしました。 講座ラインナップにおいては、3月に「公認会計士講座」、4月に「公務員講座の国家総合職向けコース」、「司法試験・予備試験の論文コアメソッド講座」を開講いたしました。これらにより、2025年12月末現在で38講座を展開しており、今後も引き続き講座ラインナップの拡張を進めてまいります。 当社が属する資格取得市場では、学習のDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速し、リスキリング(学び直し)といった、生涯にわたって学び続けることが重視される環境が進展しています。このような中で、当社の強みであるITを活用したオンライン講座は着実に存在感を高めています。「学びやすく、わかりやすく、続けやすい」学習手段を提供し、サービスの強化や講座ラインナップの拡充により、最も信頼され、資格取得時に最初に思い浮かべられるサービスになることを目指して事業を展開してまいります。 また、2023年11月に開始した資格取得者の転職支援を行うダイレクトリクルーティングプラットフォーム「スタディングキャリア」においては、スタディングの利用者や資格取得者を中心に登録者が増加するとともに、求人ニーズのある企業及び人材紹介エージェントとの取引の拡大を進めております。その結果、転職成功事例が増えています。 法人向け教育事業につきましては、前年に引き続き「エアコース」のコンテンツ強化や新機能のリリースによるプロダクトの強化、新規案件受注獲得に向けた営業活動や採用による組織強化を積極的に行ってまいりました。 サービス面においては、受け放題コースのコース数拡充を積極的に進め、2024年12月末時点の1,081コースから、2025年12月末現在で1,286コース(対前年末比+205コース)に増加しております。生成AI、DX、ビジネス法律・労務、社会人基礎力など、様々な企業ニーズに対応するラインナップを強化しております。 また、2023年12月より開始した、法人向け生成AIサービス「AirCourse AIナレッジ」においては、業務別のプロンプトのテンプレートの整備・拡充、ナレッジ共有機能との連動、最新AIモデル対応により、業務効率や生産性の向上を実現できるプロダクト・サービスとして企業への導入が進んでおります。 このように、法人向け教育事業では、ユーザビリティを高め、コンテンツを充実させるとともに、最新のITを活用したサービスを並行して提供していくことで、SaaSモデルとしてより多くの企業に利用していただける、企業にとって不可欠なサービスとして事業拡大を進めております。 このような状況のなか、当事業年度の経営成績は、売上高は5,031,211千円(前年同期比12.6%増)となり、営業利益は304,035千円(前年同期比42.9%増)、経常利益は303,829千円(前年同期比40.4%増)、当期純利益は294,136千円(前年同期比40.3%増)となりました。 ① 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における資産合計は4,982,125千円となり、前事業年度末に比べ620,883千円増加いたしました。これは主に現金ベース売上増による現金及び預金の増加611,042千円、システム開発に伴うソフトウエア及びソフトウエア仮勘定の増加12,307千円によるものであります。 (負債) 当事業年度末における負債合計は3,380,617千円となり、前事業年度末に比べ317,586千円増加いたしました。これは主に前受金の増加365,209千円によるものであります。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は1,601,508千円となり、前事業年度末に比べ303,297千円増加いたしました。これは主に、ストックオプションの行使及び、株式報酬としての譲渡制限付株式の発行に伴う資本金及び資本剰余金の増加9,200千円、当期純利益294,136千円によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べて611,042千円増加し、4,087,310千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は726,187千円(前年同期比67.7%増)となりました。これは主に、税引前当期純利益303,829千円及び減価償却費100,384千円、前受金の増加額365,209千円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は115,258千円(前事業年度は132,043千円の資金の使用)となりました。これは主に、システム開発に伴う無形固定資産の取得による支出101,010千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は113千円(前事業年度は18,962千円の資金の使用)となりました。これは主に、リース債務の返済による支出4,112千円があった一方で、ストックオプションの行使による収入4,266千円があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社が提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 b.受注実績 当社が提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 c.販売実績 当事業年度の販売実績は、次のとおりであります。 当事業年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)   前年同期比(%) 5,031,211   千円   112.6 (注) 1.当社は、e-learning・教育事業を主要な事業としており、他のセグメントの重要性が乏しいため、セグメントの記載を省略しております。 2.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当事業年度の経営成績については、個人向け資格取得事業(スタディング事業)は、2025年3月に「公認会計士講座」、4月に「公務員講座の国家総合職向けコース」、「司法試験・予備試験の論文コアメソッド講座」を開講いたしました。これらにより、2025年12月末現在で38講座を展開しております。また、現金ベース売上高は、4,567,595千円となり、前年同期比12.2%増と過去最高を更新し、引き続き高成長を実現しました。 当社にはサービス開始時より蓄積された、講座受講者の膨大な学習履歴データや問題、模試試験等の得点データが蓄積されています。これらデータを活用することで、受講者ごとに最適化した学習方法を提供するサービスの開発を引き続き進めました。なかでも、AI(機械学習)による学習の個別最適化を目的としたサービスの開発を引き続き積極的に進めております。生成AI技術を活用し、受講生がわからない点を質問すると、「AIマスター先生」がその場で回答してくれる「AI説明機能」や、記述式試験において受講生の答案に個別添削を実施する「AI添削」機能や、受講生の個々の学習状況に応じて学習の進め方をタイムリーに提案する「AI学習ナビ機能」といった各種機能を提供しております。また、AI技術を活用し、個人の学習データから現在の実力をリアルタイムで確認できる「AI実力スコア」機能や、試験の予測得点が最も高くなるように受講者一人ひとりにとって最適な学習計画を作成できる「AI学習プラン」機能や、問題毎に個人の理解度に合わせて次の復習日をAIが自動設定してくれる「AI問題復習」機能といった各種機能は特許を取得しております。このように、今後もより受講者目線に立った利便性や学習効率の高いシステムを開発し、受講生にとってさらに利便性や学習効率を高めることを実現しております。 スタディング事業においては、先行投資となるWeb広告やマス広告への出稿による認知拡大により、無料会員を獲得し、その中から講座を購入(有料会員へ移行)していただくことが重要です。受講料の支払額の総額である現金ベース売上が積み上がり、その後、発生ベース売上として売上按分されることになるため、現金ベース売上の推移(貸借対照表上は前受金計上)はそのまま収益に影響を及ぼすことになります。 Web広告はGoogleやYahoo!等が提供する検索連動型広告(リスティング広告)に加え、各種メディアへのバナー広告、YouTube等への出稿を行っています。広告効果を高めるには、効果測定の結果分析や、きめ細やかな運用が不可欠となるため、当社では日次でデータをチェックし対応するための人的リソースの確保や、運用ノウハウの獲得を重視しております。集客をWeb広告のみに依存した場合、競合との関係から費用が増大するリスクがあるため、検索での流入を増やすSEO対策や、SNSの活用など様々な手法を取り入れ集客の増加を図ることを重視しております。また、昨年度に続き、当期においてもスタディングのテレビCMを全国主要地域で放映しており、「資格合格パートナー」というブランドイメージの確立と認知度向上、及び中長期的な成長を実現させることに注力いたしました。短期的な集客効果に加えて、人々が資格を取ろうとしたとき、スタディングが第一想起となるよう中長期のブランディング強化をはかることで収益性を高めていくことが目的です。 当社の売上高は、従来はスタディング事業が大半を占めておりましたが、中長期の経営戦略を考えたとき、収益源の多様化は重要な経営課題であると認識しております。 そのため、2018年7月に法人事業部を立ち上げ、法人向け事業を推進しております。法人向け事業では、企業にニーズの高い社員教育クラウドサービス「エアコース」の販売や、社員教育動画制作サービス、スタディング事業で展開している資格講座を法人向けに販売するなど売上増にむけて積極的に展開しております。主力のエアコースでは、大企業向けに、セキュリティの強化など新機能のリリースや、受け放題となっている社員教育研修コースの開発に注力しました。2024年12月末で1,081コースだったコース数は、2025年12月末で1,286コースまで拡充させ、前年同期比205コース増となっております。契約企業数に関しては、2024年12月末時点の928社から、2025年12月末現在で1,175社(対前年末比+247社)まで増加しております。また、2023年12月に新サービス「AirCourse AIナレッジ」をリリースしております。AirCourseAIナレッジは、法人企業が安心して導入でき、はじめて利用する社員も簡単に日常業務に活用できるようにデザインされた生成AIサービスです。 その他法人向けサービスにおいては、スタディング事業の資格講座の法人向け販売も伸びており、エアコースとスタディングを組み合わせ、企業の人材育成ニーズに合わせた提案力を強化することで、法人向け事業の売上を拡大してまいります。社員教育においても、各企業の成長ステージにおける課題解決を網羅していけるような社員教育プラットフォームを目指し、引き続き社員教育を革新するサービスを積極的に展開し、中長期的には法人向け事業の成長により収益源を多様化させていく方針です。 当社は、個人向け、法人向けサービス双方でITを駆使しております。スマートフォンやタブレット、PCなどの情報端末を活用した学習方法を提供しておりますが、それら情報端末の進化は著しく、また通信環境の改善により、ユーザーは動画を始めとするリッチコンテンツの閲覧や多様な情報の取得が可能となっております。したがってそれら技術革新を正しく理解し、品質の高いサービスの提供に向け高い技術力の確保が重要であると考えております。その実現のため、優秀な技術者の確保を加速するとともに、AIを含む最新の技術知識の獲得を加速させる方針です。 当社としましては、スタディング事業については新規講座の開発、既存講座の強化、認知度向上のためのマス広告(テレビCM)等への投資、AIの更なる活用やシステム開発によるサービス力の強化等、売上拡大につながるための施策を引き続き積極的に展開してまいります。法人向け事業については、「エアコース」のコンテンツの更なる充実や、より利便性の高い新機能を開発しリリースしていくなど、より大企業での教育ニーズに沿ったプロダクトの強化を行う方針であり、これらを通じ、社員教育を革新するサービスを目指してまいります。 そのようななか、2023年12月期の新たな取り組みとして、11月に資格取得者と企業をマッチングするダイレクトリクルーティングサービス「スタディングキャリア」の提供を開始しております。これまで当社では「スタディング」を通じて資格取得に向けた学習を支援してきました。これに加え、今後はスタディングキャリアを通じて、資格取得のその先にあるキャリア形成まで支援の範囲を広げてまいります。リスキリングが求められる現代において、学習、仕事探し、転職、職場での活躍、ネットワーキングといったキャリア形成に必要な全プロセスをサポートできる「キャリア支援プラットフォーム」を構築してまいります。 当社の投資方針としては、中長期に高成長を実現させるため、成長の鍵となるマーケティング、システム・AI開発、及び関連する特許戦略(知財戦略)、コンテンツ開発、といった分野に投資していく方針です。事業運営面においても、中長期の持続的な成長を実現させるため、優秀な人材の採用や、社員の育成など人材の強化に努めてまいります。競争優位性を高めるとともに高い成長を実現し、企業価値を高めていく方針です。常に顧客目線を心掛け、「世界一『学びやすく、わかりやすく、続けやすい』学習手段を提供する」というビジョンのもと、顧客への提供価値及び企業価値を高める方法を追求してまいります。そしてそれこそが、私たちのミッションである「学びを革新し、誰もが持っている無限の力を引き出す」を達成することにつながると考えております。 ② 資本の財源及び資金の流動性 当社の運転資金需要のうち主なものは、人件費、広告宣伝費等の営業費用であり、これらに必要な資金は自己資金、金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等で資金調達していくことを基本方針としております。なお、これらの資金調達方法の優先順位等に特段方針はなく、資金需要の額や使途に合わせて最適な方法による資金調達を行う予定であります。 なお、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は4,087,310千円であり、有利子負債の残高は453,979千円であります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり経営者の判断に基づく会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りが必要となります。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものにつきましては、第5 経理の状況 1 財務諸表等(1) 財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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