概要
栃木県小山市に本社を置くドラッグストアチェーン。関東・東北地方を中心に「カワチ薬品」の店舗を展開し、医薬品・化粧品・日用雑貨・一般食品・酒類等を販売する。売上高約2,800億円、従業員2,750名。売場面積400坪以上の大型店舗(メガ・ドラッグストア)が主力で、調剤薬局を併設する。
一般食品が売上の46%を占める品目構成
2026年3月期の商品別売上構成では、一般食品が1,314億円(構成比46.3%)で最大、次いで雑貨が774億円(27.3%)、医薬品514億円(18.1%)、化粧品233億円(8.2%)となっている。一般食品の比率が高い点が、一般的なドラッグストアと異なる特徴であり、ワンストップショッピングを実現している。仕入実績においても一般食品が1,087億円と全体の49.4%を占め、日用雑貨や医薬品を上回る。
関東地方に売上の62%が集中する地域構造
地区別売上高(2026年3月期)では、関東地方が1,753億円(構成比61.8%)で最も大きく、東北地方が904億円(31.9%)、甲信越・東海地方が178億円(6.3%)と続く。本社のある栃木県を中心に埼玉県、群馬県、茨城県、千葉県、東京都、神奈川県へと出店範囲を拡大してきた。東北地方へは1992年の福島県進出以降、宮城県、山形県、岩手県に広がっている。
386店舗のうち調剤併設は160店舗
2026年3月期末の店舗数は386店舗で、このうち調剤薬局を併設する店舗は160店舗である。調剤併設率は約41%。1996年に茨城県日立市の田尻店で初めて調剤薬局を併設して以来、医薬分業の進展に対応して併設を進めてきた。2024年3月期には新たに4件の調剤薬局を併設している。
単一セグメントの小売事業で営業利益率2.7%
当社グループはドラッグストア小売の単一セグメントで事業を構成する。2026年3月期の売上高は2,878億円、営業利益75億円、営業利益率2.6%。過去5年間の営業利益率は2.4%~2.9%の範囲で推移しており、安定的な収益構造を持つ。当期純利益は49億円で、自己資本比率は58.0%と財務基盤は堅調である。
業界の中での役割はドラッグストア小売業者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01ドラッグストア小売主力
関東・東北地方を中心に郊外型のメガ・ドラッグストアを展開。売場面積400坪以上の大型店舗で、医薬品・化粧品・日用雑貨・食品・酒類等を幅広く販売。調剤薬局を併設し、医薬分業に対応。広い駐車場とバリアフリー設計で車社会に対応した買い物環境を提供。
- 医薬品
- 一般用医薬品(風邪薬、胃腸薬、ビタミン剤、目薬、外傷薬等)、健康食品、介護用品。処方箋調剤も行う。
- 化粧品
- 基礎化粧品、メイク化粧品、男性化粧品。多種ブランドを取り揃え、美容ニーズに応える。
- 日用雑貨
- ヘアケア、オーラルケア、洗剤、紙類、ペット用品、育児用品など日用品全般。
- 一般食品・酒類
- 加工食品、日配品、菓子、飲料、酒類。ドラッグストアとして食品を充実させ、ワンストップショッピングを実現。
製品と技術
一般食品と酒類が売上の約半分を占める
当社の販売品目で最大のカテゴリーは一般食品・酒類である。2026年3月期の一般食品売上高は1,314億円で、全売上の46.3%を占める。加工食品、日配品、菓子、飲料、酒類を取り扱い、ドラッグストアでありながらスーパーに近い品揃えを持つ。酒類も含めたワンストップショッピングを実現し、日常の買い物需要を取り込んでいる。
プライベートブランドとPOS・EOSによる効率的運営
1986年からプライベートブランド商品の開発・販売を開始し、自社ブランドで低価格を提供している。1984年からPOSシステムを導入し、1990年に全店POS化。1994年にはEOS(電子発注システム)を導入して在庫管理を効率化した。これらの情報システムにより、売れ筋商品の把握と適正在庫管理を実現している。
調剤薬局併設によるヘルスケアセンター
1996年から調剤薬局を併設した店舗展開を開始。2026年3月期には386店舗中160店舗で調剤サービスを提供している。調剤併設店では処方箋調剤に加え、健康食品や介護用品を充実させ、「ファーマシー・モア」のコンセプトのもと、健康で快適な生活を支援する。また、一部店舗では福祉用具貸与事業も行っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
同業の企業
小売・消費の時価総額近傍。太字がカワチ薬品
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2681ゲオホールディングス | 956億円 | 11.0倍 |
| 2 | 6036KeePer技研 | 943億円 | 9.3倍 |
| 3 | 9008京王電鉄 | 941億円 | 10.8倍 |
| 4 | 9603エイチ・アイ・エス | 917億円 | 21.9倍 |
| 5 | 3028アルペン | 913億円 | 14.2倍 |
| 6 | 2664カワチ薬品 | 889億円 | 25.3倍 |
| 7 | 7085カーブスホールディングス | 878億円 | 19.5倍 |
| 8 | 2157コシダカホールディングス | 875億円 | 15.6倍 |
| 9 | 7846パイロットコーポレーション | 872億円 | 15.7倍 |
| 10 | 4849エン | 822億円 | 25.4倍 |
| 11 | 417Aブルーゾーンホールディングス | 787億円 | 16.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。
会社の歴史
沿革 35件
有限会社から株式会社へ改組した1980年
1967年4月、有限会社河内薬品として創業。1980年7月に株式会社カワチ薬品へ改組し、資本金2,200万円、店舗数12店舗となった。1982年3月には本社を現在の栃木県小山市に移転。創業から15年で株式会社化し、組織体制を整えた。
POS導入とPB開発で効率化を進めた1980年代
1984年10月、栃木県宇都宮市の三の沢店に初めてPOSレジを導入。1990年12月には全店POS化計画を開始し、販売データの収集体制を構築した。1986年4月にはプライベートブランド商品の開発・販売を開始。同年10月には埼玉県久喜市に進出し、栃木県外への出店を開始した。
400坪型メガ・ドラッグストアを誕生させた1992年
1992年4月、栃木県宇都宮市の川俣店を増床し、売場面積300坪型のドラッグストアを設置。同年10月には茨城県日立市の田尻店を増床し、400坪型のメガ・ドラッグストアを初めて出店した。これが現在の大型店戦略の原点となる。1995年4月には700坪型の白河店を福島県に出店し、規模を拡大した。
調剤薬局併設と1,000坪店舗への挑戦(1996~1999年)
1996年10月、茨城県日立市の田尻店に初の調剤薬局を併設し、調剤事業に参入。1999年8月には群馬県富岡市に、調剤薬局を内包した売場面積1,000坪型のメガ・ドラッグストア富岡店を設置した。医薬分業に対応した大型店のモデルを確立し、後のヘルスケアセンター構想につながった。
東証一部上場と首都圏・地方への拡大(2000~2008年)
2000年9月に店頭登録、2002年12月には東京証券取引所市場第一部に上場。上場前後の2000年代に千葉県(2000年)、山形県(2000年)、岩手県(2002年)、新潟県(2002年)、長野県(2003年)、東京都(2005年)、静岡県(2007年)、山梨県(2008年)、神奈川県(2008年)へと出店範囲を広げた。
子会社化と物流拠点の整備(2006~2023年)
2006年12月に茨城県の倉持薬局を完全子会社化し、2014年3月に吸収合併。2014年1月には青森県の横浜ファーマシーも子会社化した。物流面では2011年3月に関東物流センター、2012年10月に東北物流センターを稼働。2022年11月に飲料物流センター、2023年3月には栃木物流センターを新設し、関東物流センターを閉鎖・機能移管している。
プライム市場移行と安定的な成長(2022年以降)
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。2024年3月期の売上高は2,860億円、営業利益75億円と過去最高水準を維持している。2025年3月期には売上高2,878億円、営業利益75億円とほぼ横ばいだが、業界の競争激化の中でも収益力を維持している。
年表35件を開く
1960年代
- 1967年4月創業有限会社 河内薬品を設立。
1980年代
- 1980年7月株式会社カワチ薬品に改組。(資本金 2,200万円 保有店舗数12店舗)
- 1982年3月本社を現在の栃木県小山市に移転。
- 1984年10月栃木県宇都宮市の三の沢店に当社初のPOS(販売時点情報管理システム)レジを導入。
- 1986年4月プライベートブランド商品の開発及び販売を開始。
- 1986年10月埼玉県久喜市に久喜店を設置。埼玉県への出店開始。
- 1989年11月群馬県伊勢崎市に伊勢崎店を設置。群馬県への出店開始。
1990年代
- 1990年12月全店POS(販売時点情報管理システム)化計画を開始。
- 1992年1月福島県福島市に鎌田店を設置。福島県への出店開始。
- 1992年4月栃木県宇都宮市の川俣店を増床し、売場面積300坪型のドラッグストアを設置。宮城県仙台市に南吉成店を設置。宮城県への出店開始。
- 1992年10月茨城県日立市の田尻店を増床し、売場面積400坪型のメガ・ドラッグストアを設置。
- 1994年3月EOS(電子発注システム)を導入。
- 1995年4月福島県白河市に売場面積700坪型のメガ・ドラッグストア、白河店を設置。
- 1996年10月茨城県日立市の田尻店に初の調剤薬局を併設。調剤事業を開始。
- 1999年8月群馬県富岡市に、調剤薬局を組み入れた売場面積1,000坪型のメガ・ドラッグストア、富岡店を設置。
2000年代
- 2000年4月矢板南店が、福祉用具貸与事業所に指定され事業開始。
- 2000年6月千葉県千葉市におゆみ野店を設置。千葉県への出店開始。
- 2000年9月店頭売買有価証券として日本証券業協会へ登録。
- 2000年11月山形県山形市に山形南店を設置。山形県への出店開始。
- 2002年7月岩手県盛岡市に盛岡みたけ店を設置。岩手県への出店開始。
- 2002年11月新潟県長岡市に長岡店を設置。新潟県への出店開始。
- 2002年12月上場東京証券取引所市場第一部へ上場。
- 2003年6月長野県佐久市に佐久平店を設置。長野県への出店開始。
- 2005年8月東京都多摩市に多摩ニュータウン店を設置。東京都への出店開始。
- 2006年12月M&A茨城県に本社を置く株式会社倉持薬局を完全子会社化。
- 2007年2月静岡県静岡市に清水鳥坂店を設置。静岡県への出店開始。
- 2008年2月山梨県甲府市に小瀬店を設置。山梨県への出店開始。
- 2008年4月神奈川県川崎市にはるひ野店を設置。神奈川県への出店開始。
2010年代
- 2011年3月関東物流センター稼働。
- 2012年10月東北物流センター稼働。
- 2014年1月M&A青森県に本社を置く株式会社横浜ファーマシーを完全子会社化。
- 2014年3月M&A子会社の株式会社倉持薬局を吸収合併。
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行。
- 2022年11月飲料物流センター稼働。
- 2023年3月関東物流センター閉鎖に伴い機能を移管、栃木物流センター稼働。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
メガ・ドラッグストアの展開
400坪以上の大型ドラッグストアを主要生活道路沿いに出店し、健康・日用品を豊富に揃え低価格で提供。短時間での買い物を可能にする利便性の高い生活密着型店舗を基本とする。
- 02
調剤薬局併設によるヘルスケア強化
メガ・ドラッグストアに調剤薬局を積極的に併設し、美と健康の専門性を高めた「最も身近なヘルスケアセンター」を実現する。高齢化社会に対応した医療提供を目指す。
- 03
重点出店戦略
市場占拠率向上のため、調剤併設型の基幹店舗と小商圏対応型サテライト店舗をバランスよく出店する。地域の補完性を考慮した出店計画を推進する。
- 04
IT活用による業務効率化
ITの導入・改善を喫緊の課題と捉え、全体的な業務効率化を図る。速やかな導入と継続的な改善に取り組む。
- 05
人材育成と教育カリキュラムの改善
店長候補や専門家の育成を重要視し、次代を担う人材の育成に向けた教育カリキュラムの改善・実践に努める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で2,750人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は556万円で、9期前と比べて+1.5%。平均年齢は37.0歳、平均勤続年数は13.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 2,558 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 2,598 | — |
| 2019年3月 | — | — | — | 2,553 | — |
| 2020年3月 | 548 | 34.7 | 11.9 | 2,616 | — |
| 2021年3月 | 541 | 35.0 | 12.1 | 2,703 | — |
| 2022年3月 | 541 | 35.3 | 12.3 | 2,765 | — |
| 2023年3月 | 545 | 35.7 | 12.7 | 2,770 | — |
| 2024年3月 | 553 | 36.2 | 13.1 | 2,722 | — |
| 2025年3月 | 557 | 36.6 | 13.5 | 2,733 | 274 |
| 2026年3月 | 556 | 37.0 | 13.8 | 2,750 | 247 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社横浜ファーマシー青森県弘前市議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は2,845億円、営業利益は68億円。前期と比べると減収減益で、売上が-1.1%、利益が-9.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2,850億円 | 2,845億円 |
| 営業利益 | 51億円 | 68億円 |
| 純利益 | 30億円 | 32億円 |
| 1株あたり配当 | ¥100 | ¥100 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は720億円、営業利益は14億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+1.0%、営業利益は−12.5%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 706 | 18 | 2.5 | 13 |
| 2024年2Q | 753 | 26 | 3.5 | 17 |
| 2024年3Q | 699 | 17 | 2.4 | 13 |
| 2024年4Q | 702 | — | — | 4 |
| 2025年1Q | 713 | 16 | 2.2 | 12 |
| 2025年2Q | 761 | 25 | 3.3 | 15 |
| 2025年4Q | 1,404 | 34 | 2.4 | 22 |
| 2026年2Q | 1,454 | 32 | 2.2 | 25 |
| 2026年4Q | 1,391 | 36 | 2.6 | 7 |
| 2027年1Q | 720 | 14 | 1.9 | 11 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2,317億円から2,845億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は2.4%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,317 | — | 90 | — | 21 |
| 青森県に本社を置く株式会社横浜ファーマシーを完全子会社化。 | |||||
| 2014年3月 | 2,427 | — | 81 | — | 20 |
| 2015年3月 | 2,583 | — | 38 | — | −47 |
| 2016年3月 | 2,606 | — | 59 | — | 20 |
| 2017年3月 | 2,664 | — | 71 | — | 35 |
| 2018年3月 | 2,682 | — | 61 | — | 39 |
| 2019年3月 | 2,658 | — | 55 | — | 20 |
| 2020年3月 | 2,703 | — | 66 | — | 38 |
| 2021年3月 | 2,845 | — | 116 | — | 71 |
| 2022年3月 | 2,795 | — | 87 | — | 48 |
| 2023年3月 | 2,819 | — | 77 | — | 42 |
| 2024年3月 | 2,860 | — | 86 | — | 47 |
| 2025年3月 | 2,878 | 75 | 83 | 2.6 | 49 |
| 2026年3月 | 2,845 | 68 | 79 | 2.4 | 32 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高2,845億円のうち、営業利益として残るのは68億円で2.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は32億円、売上の1.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.0%2,192億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.6%585億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.4%68億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが89億円、投資CFが−52億円で、差し引きのフリーCFは37億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は381億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 86 | −54 | −29 | 32 | 253 |
| 2014年3月 | 102 | −114 | 15 | −12 | 255 |
| 2015年3月 | 55 | −78 | −21 | −23 | 212 |
| 2016年3月 | 111 | −52 | −13 | 59 | 258 |
| 2017年3月 | 88 | −52 | −37 | 36 | 257 |
| 2018年3月 | 86 | −63 | −21 | 23 | 259 |
| 2019年3月 | 67 | −18 | −24 | 49 | 284 |
| 2020年3月 | 122 | −37 | −37 | 85 | 331 |
| 2021年3月 | 153 | −32 | −40 | 121 | 412 |
| 2022年3月 | 69 | −45 | −46 | 24 | 390 |
| 2023年3月 | 98 | −58 | −45 | 40 | 385 |
| 2024年3月 | 64 | −53 | −39 | 11 | 356 |
| 2025年3月 | 75 | −45 | −19 | 30 | 367 |
| 2026年3月 | 89 | −52 | −23 | 37 | 381 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1,996億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,159億円で、自己資本比率は58.0%(業種中央値47.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,713 | 906 | 807 | 52.9 |
| 2014年3月 | 1,865 | 917 | 948 | 49.2 |
| 2015年3月 | 1,765 | 861 | 904 | 48.7 |
| 2016年3月 | 1,788 | 875 | 913 | 49.0 |
| 2017年3月 | 1,809 | 891 | 918 | 49.3 |
| 2018年3月 | 1,833 | 919 | 914 | 50.1 |
| 2019年3月 | 1,829 | 929 | 900 | 50.7 |
| 2020年3月 | 1,882 | 947 | 935 | 50.3 |
| 2021年3月 | 1,941 | 1,009 | 932 | 51.9 |
| 2022年3月 | 1,917 | 1,046 | 871 | 54.5 |
| 2023年3月 | 1,945 | 1,077 | 868 | 55.3 |
| 2024年3月 | 1,961 | 1,113 | 848 | 56.7 |
| 2025年3月 | 1,996 | 1,144 | 852 | 57.3 |
| 2026年3月 | 1,996 | 1,159 | 837 | 58.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで322社中84位あたり、逆に低いのはROEで322社中269位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,615で、1年前と比べて+33.3%。過去52週の値幅のなかでは75%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 25.3倍 |
| PER (会社予想) | 26.9倍 |
| PBR | 0.70倍 |
| 配当利回り | 2.77% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1ヶ月で+3.72%と上昇し、8月4日には3485円と25日線(3388.6円)を+2.8%上回った。52週高値(3645円)に近い水準で推移しており、強気トレンドが続く。RSIは54.0と中立圏で、過熱感はない。出来高は8月4日に22.4万株と急増し、買いが優勢だった。需給は良好。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PER 23.6倍は小売業界平均41.2倍を大きく下回り、PBR 0.65倍も平均2.92倍を大幅に下回る。ROEは2.8%と低いが、配当利回り2.36%は平均1.44%を上回る。ただし業績が横ばいで利益減少傾向にあり、割安だが成長力に欠ける。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 25.3倍 | 39.6倍 |
| PER (予想) | 26.9倍 | — |
| PBR | 0.70倍 | 2.44倍 |
| ROE | 2.8% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
低成長・低収益だが安定したドラッグストア事業。強気派はPBR0.65倍の割安感と2.36%の配当利回りを評価。弱気派は競争激化による売上高減少予想(2026年3月期2845億円)や収益力の低さを問題視。業界再編の動きも注目点。
- PBR0.65倍の割安感
解散価値を下回る株価水準
- 安定配当の維持
配当利回り2.36%を継続
- ドミナント戦略の強み
関東での高密度出店による集客力
- 2025年3月期実績対比での営業利益75億円からの回復期待2027年3月期影響強
2025年3月期の営業利益75億円に対し、2026年3月期は68億円と減少。今後の回復でEPS改善が見込まれる。
- 低PBR0.65倍に着目した株主還元策強化次回株主総会影響中
PBR0.65倍は解散価値割れ水準。自社株買いや増配の発表が株価サポート材料に。
- ドラッグストア需要の堅調な推移継続影響中
業績は小幅減収だが、2025年3月期売上高2878億円と高水準。安定したキャッシュフローが下支え。
- 株価は年初来高値圏に届かず割安感不定影響弱
PER23.6倍は業界平均並みだが、時価総額831億円と小型株。需給改善余地あり。
- 売上高減少予想
2026年3月期の売上高は前期比減
- 低い営業利益率
営業利益率2~3%と薄利
- 競合激化のリスク
ドラッグストア業界の競争激化
- 2026年3月期の減益予想と営業利益率低下2026年3月期影響強
2026年3月期は営業利益68億円(前期比9.3%減)、営業利益率2.39%と収益性悪化。
- 純利益32億円への大幅減少2026年3月期影響中
純利益は2025年3月期49億円から32億円へ34.7%減。EPS低下で株価重し。
- 低ROE2.8%による資本効率の悪さ継続影響中
ROE2.8%は資本コストを下回る可能性。株主価値創造に疑問符。
- 業績低迷で配当維持に懸念2026年3月期影響弱
配当利回り2.36%だが、減益で減配リスク。株価下押し要因。
- 既存店売上高前年比
- 店舗競争力の指標
- 営業利益率
- 収益性の安定度を確認
- 出店ペース
- 成長戦略の進捗を示す
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり100円で、前期から+25.0%。いまの株価に対する利回りは2.77%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 45 | — | 29.6 |
| 2018年3月 | 45 | 0.0 | 24.1 |
| 2019年3月 | 45 | 0.0 | 40.6 |
| 2020年3月 | 45 | 0.0 | 28.3 |
| 2021年3月 | 50 | 11.1 | 15.8 |
| 2022年3月 | 50 | 0.0 | 22.7 |
| 2023年3月 | 50 | 0.0 | 26.3 |
| 2024年3月 | 80 | 60.0 | 37.9 |
| 2025年3月 | 80 | 0.0 | 35.5 |
| 2026年3月 | 100 | 25.0 | 64.1 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥100
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ46,785人。区分でいちばん多いのは個人・その他で68.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.2%を占め、残る77.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 60.3 | 66.2 | 67.6 | 67.6 | 69.1 | 68.0 |
| 事業法人 | 11.6 | 11.6 | 11.6 | 11.9 | 11.9 | 12.4 |
| 金融機関 | 11.9 | 10.9 | 10.0 | 10.1 | 11.0 | 9.7 |
| 外国法人 | 15.0 | 10.1 | 8.8 | 9.1 | 7.6 | 9.3 |
| 自己株式 | 9.3 | 9.2 | 9.2 | 9.2 | 9.2 | 9.2 |
| 証券会社 | 1.2 | 1.2 | 1.9 | 1.2 | 0.3 | 0.5 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 公益財団法人河内奨学財団 | 10.58 |
| 02 | 河内 伸二 | 9.92 |
| 03 | 河内 一真 | 9.30 |
| 04 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 6.39 |
| 05 | 河内 博子 | 5.41 |
| 06 | 河内 タカ | 2.88 |
| 07 | カワチ薬品従業員持株会 | 1.33 |
| 08 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.22 |
| 09 | PERSHING-DIV.OF DL J SECS.CORP. (常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.15 |
| 10 | JAPAN ABSOLUTE VALUE FUND (常任代理人立花証券株式会社) | 1.00 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-10カナメ・キャピタル・エルピー(Kaname Capital,L.P.)新規の大量保有報告5.01%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+63%、1株純資産は14期で+32%。直近期のROEは2.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 88 | 3,919 | 2.3 | 22.6 | 50.7 |
| 2014年3月 | 87 | 3,965 | 2.2 | 21.7 | 53.0 |
| 2015年3月 | −202 | 3,720 | −5.3 | — | — |
| 2016年3月 | 85 | 3,783 | 2.3 | 24.3 | 53.2 |
| 2017年3月 | 153 | 3,910 | 4.0 | 20.0 | 29.6 |
| 2018年3月 | 170 | 4,029 | 4.3 | 14.9 | 24.1 |
| 2019年3月 | 88 | 4,070 | 2.2 | 20.9 | 40.6 |
| 2020年3月 | 170 | 4,244 | 4.1 | 10.4 | 28.3 |
| 2021年3月 | 319 | 4,517 | 7.3 | 9.2 | 15.8 |
| 2022年3月 | 216 | 4,683 | 4.7 | 10.9 | 22.7 |
| 2023年3月 | 187 | 4,819 | 3.9 | 11.8 | 26.3 |
| 2024年3月 | 211 | 4,981 | 4.3 | 12.6 | 37.9 |
| 2025年3月 | 219 | 5,120 | 4.3 | 12.8 | 35.5 |
| 2026年3月 | 143 | 5,188 | 2.8 | 20.4 | 64.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額204百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約13倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 河内伸二 | 代表取締役 社長 | 69 | 2,438,000 |
| 大久保勝之 | 取締役(開発担当) | 61 | 5,000 |
| 渡辺林治 | 取締役 | 59 | — |
| 江藤美帆 | 取締役 | 54 | — |
| 田村好夫 | 常勤監査役 | 69 | 3,000 |
| 澤田雄二 | 監査役 | 58 | 1,000 |
| 岡安俊幸 | 監査役 | 49 | — |
| 大谷剛 | 監査役 | 71 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 145 | 145 | 73 |
| 社外取締役 | 5 | 45 | 45 | 9 |
| 監査役 | 1 | 14 | 14 | 14 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容755字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,536字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,681字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,708字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第59期(2025/03/16-2026/03/15)2026-06-10
- 半期報告書半期報告書-第59期(2025/03/16-2026/03/15)2025-10-30
- 有価証券報告書有価証券報告書-第58期(2024/03/16-2025/03/15)2025-06-12
- 半期報告書半期報告書-第58期(2024/03/16-2025/03/15)2024-10-28
- 四半期報告書四半期報告書-第58期第1四半期(2024/03/16-2024/06/15)2024-07-29
- 有価証券報告書有価証券報告書-第57期(2023/03/16-2024/03/15)2024-06-13
- 四半期報告書四半期報告書-第57期第3四半期(2023/09/16-2023/12/15)2024-01-26
- 四半期報告書四半期報告書-第57期第2四半期(2023/06/16-2023/09/15)2023-10-27
- 四半期報告書四半期報告書-第57期第1四半期(2023/03/16-2023/06/15)2023-07-27
- 有価証券報告書有価証券報告書-第56期(2022/03/16-2023/03/15)2023-06-15
- 四半期報告書四半期報告書-第56期第3四半期(2022/09/16-2022/12/15)2023-01-27
- 四半期報告書四半期報告書-第56期第2四半期(令和4年6月16日-令和4年9月15日)2022-10-27
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