本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

日本電子材料

JAPAN ELECTRONIC MATERIALS CORPORATION6855 · Standard · 電気機器

半導体検査用プローブカードの専業メーカー。ウェーハテスト工程でチップの良否を判定する探針カードを供給する。

概要

日本電子材料は、1960年創業の半導体検査用部品と電子管部品のメーカーである。主力製品は半導体ウェハの検査に使われるプローブカードで、中でもMEMS技術を用いたMタイプが成長の柱。2026年3月期の連結売上高は294億円、営業利益72億円と過去最高を記録し、営業利益率は24.5%に達する。本社を兵庫県尼崎市に置き、米国、台湾、中国、欧州、タイなどに生産・販売拠点を有するグローバル企業である。

半導体検査用部品が売上の99%を占める事業構成

日本電子材料の事業は二つのセグメントから成る。半導体検査用部品関連事業が連結売上高の99%以上を占め、2026年3月期の売上高は291億4,200万円(前期比23.5%増)、セグメント利益は91億3,900万円(同51.5%増)と急拡大した。もう一つの電子管部品関連事業は売上高2億2,300万円(同1.2%減)と規模は小さいが、創業以来の伝統事業として陰極やフィラメントを供給し続けている。プローブカードは顧客の半導体製造ラインに応じたカスタム品が主体で、製品系列はCタイプ(カンチレバー型)、Vタイプ(垂直型)、Mタイプ(MEMS型)に分かれる。このうちMタイプが設備投資の重点対象であり、次世代半導体向けの需要取り込みを狙う。

メモリ向け需要が業績を牽引する収益構造

2026年3月期の販売実績をみると、主要顧客はマイクロンメモリジャパン(売上高45億6,700万円、構成比15.6%)、MICRON MEMORY TAIWAN(同44億9,500万円、15.3%)、フラッシュフォワード(40億5,400万円、13.8%)と、DRAMやNANDフラッシュ向けが上位を占める。非メモリ向けは軟調だったが、メモリ向けプローブカードの拡販が全体を押し上げ、生産能力増強の効果も寄与した。受注高は325億3,300万円(前期比24.3%増)と需要は旺盛で、受注残高は117億8,300万円(同40.7%増)と過去最高水準にある。営業利益率は24.5%と高収益体質だが、これは国内工場の高稼働とプローブカードの技術的差別化に支えられている。

9社の海外子会社で世界市場をカバー

日本電子材料は、連結子会社9社を擁する。米国のジェムアメリカ社(1987年設立)、香港のジェム香港社(1988年)、台湾のジェム台湾社(1993年)、中国のジェム上海社(2003年)とジェム深セン社、フランスのジェムヨーロッパ社(2003年)、タイのジェムタイ社(2018年)など、主要な半導体生産地域に現地法人を配置している。各拠点はプローブカードの製造販売を担い、顧客の近くで納期と品質を管理する戦略をとる。2026年3月期の連結売上高293億6,600万円のうち、海外売上高の割合は明示されていないが、主要顧客の台湾や中国向け販売が大きいことから、海外比率は高いと推定される。また、本社(尼崎市)と熊本事業所、三田工場が国内生産拠点であり、2026年2月には尼崎市に新工場建設を決議した。

安定収益と成長投資を両立する財務体質

2026年3月期の連結財務データによれば、売上高293億6,600万円に対し、営業利益72億4,900万円、経常利益71億7,700万円、親会社株主純利益54億5,100万円と、すべて過去最高を更新した。営業キャッシュ・フローは57億5,800万円のプラスだが、設備投資(有形固定資産取得35億2,100万円)や社債発行・増資による資金調達も積極的に行っている。期末の現金同等物は263億4,600万円と潤沢で、長期借入金の返済や配当金支払い(8億8,400万円)をこなしつつ、成長投資の原資を確保している。経営指標として連結経常利益率10%以上、ROE10%以上を掲げ、2026年度目標として売上高330億円、経常利益73億円を掲げており、現状はそれに近い水準にある。

業界の中での役割は半導体前工程のウェーハテスト工程にプローブカードを供給する専門メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
294億円
営業利益
72億円
営業利益率
24.5%
純利益
55億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
半導体検査用 部品関連事業291億円99.3%91億円31.3%
電子管部品 関連事業2億円0.7%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01半導体検査主力

半導体製造のウェーハテスト工程において、チップの電気的特性を検査するためのプローブカードを開発・製造・販売している。顧客は半導体メーカーや検査受託会社であり、高集積化・高速化するデバイスに対応するため、垂直型やMEMS技術を応用した製品をラインナップする。

主な製品・サービス5
Cタイププローブカード (CEシリーズ)
プローブの形状が片持ち梁構造のカンチレバータイプ。低ピン数から中ピン数向けで、幅広い検査に用いられる。
Vタイププローブカード (VTシリーズ)
プローブが垂直に接触するタイプ。高集積・高速な半導体の検査に適し、狭ピッチ化に対応する。
Vタイププローブカード (VSシリーズ)
垂直スプリング接触型プローブカード。コンタクトの安定性が高く、信頼性が求められる検査に使用される。
Vタイププローブカード (VEシリーズ)
垂直とカンチレバーの複合型プローブカード。異なるコンタクト方式を統合し、多様な検査ニーズに応える。
Mタイププローブカード (MC/ML/MTシリーズ)
MEMS (Micro Electro Mechanical Systems) 技術を用いたプローブユニットを搭載。高密度配線が可能で、先端半導体の検査に貢献する。

02電子管部品準主力

電子管向けの陰極とフィラメントを製造・販売している。電子管は各種産業機器や通信機器に使用され、当社はその核心部品を供給する。

主な製品・サービス2
陰極
電子管の電子放出源となる部品。熱電子を放出し、安定した動作を支える。
フィラメント
陰極を加熱するための発熱体。電子管の導通に必要な熱を供給する。

製品と技術

半導体検査の要、プローブカード全3タイプ

プローブカードは、半導体ウェハ上の各チップに探針(プローブ)を接触させて電気的特性を試験する装置部品である。日本電子材料は大きく3つのタイプを揃える。Cタイプ(CEシリーズ)はカンチレバー(片持ち梁)構造で、1970年の技術提携以来の基本型。Vタイプは垂直型のプローブを持ち、高集積・高速対応が可能で、VT(垂直接触)、VS(垂直スプリング接触)、VE(垂直+カンチレバー複合)の各シリーズがある。MタイプはMEMS技術で製造したプローブユニットを用い、微細化が進む先端半導体に対応。MC、ML、MTの各シリーズが展開されており、最も成長が見込まれる領域として、生産能力増強と次世代開発が進められている。

MEMS技術が生む高精度プローブのMタイプ

Mタイププローブカードは、半導体製造プロセスと同様のMEMS(微細電気機械システム)技術を用いてプローブを形成する。従来のワイヤー加工やエッチングでは難しかった微細ピッチ・多ピン化を実現し、DRAMや3D NAND、ロジックの先端ノードに対応する。2008年に初めて製品化し、その後MCシリーズ、MLシリーズ、MTシリーズへと進化。2026年3月期には熊本第4工場の本格稼働が生産能力向上に寄与した。また、2026年2月には尼崎市にMタイプ専用の新工場建設を決議し、2028年8月の竣工を計画している。同社の中期経営計画ではMタイプの拡販を重点戦略に掲げ、2026年度の連結売上高目標330億円の達成を目指す。

創業以来続く電子管部品(陰極・フィラメント)

日本電子材料のもう一つの事業は、電子管部品である。具体的には陰極(カソード)とフィラメント(ヒーター)を製造しており、ブラウン管やX線管、マグネトロンなどに使用される。2026年3月期の売上高は2億2,300万円と全体の1%未満だが、1960年の創業以来の伝統事業であり、安定した需要がある。電子管部品関連事業のセグメント利益は800万円(前期比18.9%減)と小幅だが、継続的な供給が求められるスペア部品的性格を持つ。同社はこの分野に新たな投資は行わず、現状維持の姿勢とみられる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

半導体材料メーカー、急成長・高収益

日本電子材料は売上高238億円、営業利益率19.3%と高収益で急成長中の半導体材料メーカー。同業のイビデンやキオクシアHDと比べ規模は小さいが、半導体向け材料で高い収益性を達成。翌期も増収増益を見込み、業界内で存在感を高めている。

強み

  • 営業利益率19%超と業界トップクラスの収益力。
  • 売上高238億円、前期比36%増と拡大。
  • 半導体材料で特定領域に特化し競争優位。
  • 半導体市場成長とともに需要拡大。

課題

  • 成長維持のための投資が収益を圧迫する可能性。
  • 大口顧客への依存度が高い可能性。
  • イビデンなど大手が同分野に参入するリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字が日本電子材料

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16627テラプローブ995億円20.4倍
26946日本アビオニクス952億円22.4倍
36961エンプラス939億円16.6倍
46859エスペック912億円14.2倍
56800ヨコオ892億円22.5倍
66855日本電子材料886億円14.2倍
76517デンヨー881億円14.6倍
86999KOA825億円20.7倍
96613QDレーザ800億円
106794フォスター電機741億円13.4倍
116644大崎電気工業694億円11.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

ブラウン管部品メーカーとして創業した1960年

日本電子材料は1960年4月、兵庫県尼崎市に資本金1,500千円で設立された。当初の事業はブラウン管用カソード・ヒーターなどの電子管部品の製造販売であり、テレビや計測器に使われる陰極線管向けの部品を供給していた。1962年には東京営業所を開設し、国内販路を拡大。当時は半導体産業の黎明期で、同社は電子管関連のニッチ部品メーカーとして地歩を固めた。電子管部品事業は現在も細々と継続しているが、売上高は2億円強と全体の1%未満に縮小している。

米国企業との技術提携でプローブカードに参入した1970年

1970年4月、日本電子材料は米国のRucker & Kolls社と技術提携を結び、IC・LSIの検査用部品であるプローブカード(CEシリーズ)の製造販売を開始した。この提携により、同社は半導体検査装置部品という新たな領域に進出。プローブカードはウェハ上に形成された多数のチップを一括で電気テストするための工具であり、半導体の微細化とともに需要が拡大した。1985年には熊本工場(現・熊本事業所)を新設し、生産能力を増強。シリコンサイクルの影響を受けながらも、プローブカード専業メーカーとしての基盤を築いた。

海外拠点を次々と設立した1987年から2000年代

1987年5月、日本電子材料は米国カリフォルニア州フリーモントにジェムアメリカ社を設立。同時に本社を尼崎市西長洲町に移転した。翌1988年には香港にジェム香港社、1993年には台湾新竹市にジェム台湾社を設立し、アジアの半導体生産拠点に近い場所でプローブカードを製造・販売する体制を整えた。2003年には中国上海市にジェム上海社、フランスにジェムヨーロッパ社を設立。特に台湾拠点はDRAMメモリメーカーの集積地にあたり、後の成長の基盤となる。1998年には店頭登録(後のジャスダック)を経て、2004年にジャスダック、2005年に東証2部、2006年には東証1部へ上場し、資本市場から資金調達力を高めた。

MEMS技術で製品系列を拡大した2007年以降

2007年8月、日本電子材料はVEシリーズ(垂直+カンチレバー複合型)を開発。翌2008年1月にはMEMS技術を用いたMタイププローブカードを開発し、高集積化・高速化に対応する製品群を拡充した。Mタイプは微細加工技術でプローブを形成するため、従来のカンチレバー型や垂直型よりも高精度で高密度な検査が可能。2009年から2011年にかけてMC、VT、VS、MLなど各シリーズを投入し、ラインナップを整備した。2015年10月には本社と熊本事業所のクリーンルームを拡張し、Mタイプの生産能力を強化。標準化された製品ではなく、顧客の半導体デバイスに合わせたカスタム設計が強みであり、技術開発が競争力の源泉となっている。

最新工場建設と株式発行で拡大する2020年代

2019年9月に兵庫県三田市に三田工場を新設し、2024年10月には熊本事業所に第4工場を増設。続いて2026年2月には尼崎市に新工場建設を決議し、2028年8月の竣工を目指す。背景には生成AI向け半導体需要の急拡大があり、メモリ向けプローブカードの供給能力を増やす必要があった。2025年3月期には売上高238億円(前期比36%増)、営業利益46億円と過去最高を更新し、2026年3月期には売上高294億円、営業利益72億円とさらに拡大。株式の発行により約121億円を調達し、社債発行も併用して積極投資を続けている。一方で、2022年4月の東証市場区分見直しに伴いプライム市場ではなくスタンダード市場に移行した。

年表35件を開く

1960年代

  • 1960年4月創業兵庫県尼崎市口田中字野上(現、兵庫県尼崎市御園一丁目)に日本電子材料株式会社を資本金1,500千円で設立し、ブラウン管用カソード・ヒーター等の電子管部品の製造販売を開始。
  • 1962年6月東京都板橋区に東京営業所(現、東京営業)を新設。

1970年代

  • 1970年4月米国のRucker & Kolls(ルッカー&コールス)社と技術提携し、IC・LSI等の検査用部品プローブカード(CEシリーズ)の製造販売を開始。

1980年代

  • 1985年11月熊本県菊池郡七城町(現、熊本県菊池市)に熊本工場(現、熊本事業所)を新設。
  • 1987年5月創業米国カリフォルニア州フリーモント市にジェムアメリカ社を設立。
  • 1987年5月兵庫県尼崎市西長洲本通3丁目(現、兵庫県尼崎市西長洲町二丁目)に本社を移転。
  • 1988年6月創業香港九龍にジェム香港社を設立。

1990年代

  • 1993年10月創業台湾新竹市にジェム台湾社を設立し、プローブカードの製造販売を開始。
  • 1994年9月VCシリーズを開発し、製造販売を開始。
  • 1996年5月熊本工場(現、熊本事業所)に第2工場を増設。
  • 1998年4月熊本工場(現、熊本事業所)に第3工場を増設。
  • 1998年8月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1998年12月熊本工場(現、熊本事業所)がISO9001の認証を取得。
  • 1999年10月ジェム台湾社を竹北市に移転。

2000年代

  • 2001年7月VSシリーズを開発し、製造販売を開始。
  • 2003年7月創業中国上海市にジェム上海社を設立。
  • 2003年9月創業フランス モンブルノ サンマタン市にジェムヨーロッパ社を設立。ジェムアメリカ社がISO9001の認証を取得。
  • 2004年4月本社地区、東京営業がISO9001の認証を取得。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年2月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 2005年3月上場ジャスダック証券取引所への上場を廃止。
  • 2006年3月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
  • 2007年8月VEシリーズを開発し、製造販売を開始。
  • 2008年1月Mタイププローブカード(MEMS技術を用いたプローブカード)を開発し、製造販売を開始。
  • 2009年5月MCシリーズを開発し、製造販売を開始。
  • 2009年6月VTシリーズを開発し、製造販売を開始。

2010年代

  • 2010年10月本社地区にクリーンルームを新設。
  • 2011年4月MLシリーズを開発し、製造販売を開始。
  • 2013年2月東京営業を神奈川県横浜市に移転。
  • 2015年10月本社地区及び熊本事業所のクリーンルームを拡張し、Mタイププローブカードの生産能力を強化。
  • 2015年12月MTシリーズを開発し、製造販売を開始。
  • 2018年2月創業タイ チョンブリ県にジェムタイ社を設立。
  • 2019年9月兵庫県三田市に三田工場を新設。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行。
  • 2024年10月熊本事業所に第4工場を増設。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結経常利益率10%以上
  • 株主資本利益率(ROE)10%以上
  • 連結売上高2026年度まで33,000百万円
  • 連結経常利益2026年度まで7,300百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    Mタイププローブカードの生産体制強化

    成長が見込まれるMEMS技術を用いたプローブカードについて、新工場建設や既存工場への設備投資により生産能力を向上し、顧客需要への対応力を高める。

  2. 02

    次世代半導体向けプローブカード開発

    次世代半導体向けプローブカードの開発を加速し、ビジネスチャンスの拡大を図る。

  3. 03

    海外販売の強化

    海外拠点のネットワークを活用した販売活動の充実、日本からのリソース投入や技術支援により海外販売を強化する。

  4. 04

    付加価値向上への取り組み

    技術革新やVA活動による原価低減や品質向上を通じて、付加価値の向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,234人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は642万円で、9期前と比べて+43.5%平均年齢は39.7歳、平均勤続年数は12.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,014
2018年3月1,012
2019年3月44739.411.21,015
2020年3月45139.111.0951
2021年3月45239.611.2984
2022年3月44239.811.61,044
2023年3月57340.211.91,066
2024年3月55040.112.21,084
2025年3月59740.211.81,154399
2026年3月64239.712.61,234583

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率66.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 1 / 海外 6、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
熊本事業所 — 熊本県菊池市4,532百万円
半導体 検査用部品 関連事業
三田工場 — 兵庫県三田市2,409百万円
半導体 検査用部品 関連事業
本社 — 兵庫県尼崎市1,476百万円
半導体 検査用部品 関連事業
本社・工場 — 米国カリフォルニア州360百万円
半導体 検査用部品 関連事業
本社・工場 — 台湾竹北市338百万円
半導体 検査用部品 関連事業
本社・工場 — 中国上海市210百万円
半導体 検査用部品 関連事業
本社・工場 — タイ チョンブリ県120百万円
半導体 検査用部品 関連事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    ジェム アメリカ社
    米国カリフォルニア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ジェム香港社
    中国香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ジェム台湾社
    台湾竹北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ジェム ヨーロッパ社
    仏国モンブルノサンマタン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ジェム上海社
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ジェムタイ社
    タイ チョンブリ県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ジェム深セン社
    中国 深セン市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は294億円営業利益72億円前期と比べると増収増益で、売上が+23.5%、利益が+56.5%。

売上高
+23.5%
294億円
営業利益
+56.5%
72億円
純利益
+57.1%
55億円
営業利益率
24.5%
前期比 +5.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高364億円294億円
営業利益95億円72億円
純利益67億円55億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は96億円、営業利益は31億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+134.1%、営業利益は+933.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q548
2024年1Q4137.32
2024年2Q39−3−7.7−1
2024年3Q4000.0−1
2024年4Q556
2025年2Q982121.413
2025年4Q1402517.922
2026年2Q1232722.017
2026年4Q1714526.338
2027年1Q963132.322

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は112億円から294億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は24.5%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1120−2
2014年3月9821
2015年3月12288
2016年3月13063
2017年3月12511
タイ チョンブリ県にジェムタイ社を設立。
2018年3月14453
兵庫県三田市に三田工場を新設。
2019年3月144118
2020年3月1571011
2021年3月1852620
2022年3月2365138
2023年3月2083326
2024年3月175106
2025年3月238464619.335
2026年3月294727224.555

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高294億円のうち、営業利益として残るのは72億円24.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は55億円、売上の18.7%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金56.1%165億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.0%56億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益24.5%72億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
43.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+17.6pt
24.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+12.8pt
18.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.0pt
15.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
16.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが58億円、投資CFが−37億円で、差し引きのフリーCFは21億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は263億円で、売上の10.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月10−5−4523
2014年3月300330
2015年3月17−16−3128
2016年3月10−2712−1724
2017年3月720−22749
2018年3月−20−119−3126
2019年3月15−421139
2020年3月15−3211−1733
2021年3月14−1530−162
2022年3月48−6942115
2023年3月33−8−1625125
2024年3月23−2291136
2025年3月18−36−5−18115
2026年3月58−3712721263

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は585億円。このうち返さなくてよい自己資本が449億円で、自己資本比率は76.7%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月126913571.1
2014年3月134973771.3
2015年3月1531064768.7
2016年3月1661075964.1
2017年3月1681056361.8
2018年3月1751066960.5
2019年3月1811126961.8
2020年3月2071218658.6
2021年3月25615410260.2
2022年3月33021811266.0
2023年3月3272428574.2
2024年3月34824710171.0
2025年3月39927911970.0
2026年3月58544913676.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
271億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
250億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
136億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率224社中9位あたり、逆に低いのは配当利回り224社中163位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.0%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
24.5%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.7%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
23.5%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥6,040で、1年前と比べて+128.9%過去52週の値幅のなかでは45%の位置にある。

¥6,040-3.8%1ヶ月-6.9%1年+128.9%時価総額886億円
過去52週の値幅
安値¥2,627高値¥10,270

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.2倍
PER (会社予想)13.2倍
PBR1.91倍
配当利回り1.66%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で-7.15%と急落し、6750円に。25日線6492円は上回るが、75日線7283円は割り込み、52週高値10270円からは34%下落している。出来高は8月10日に178万株と膨らみ、その後も高水準が続いた。1ヶ月では+6.13%と戻り基調だったが、高値圏での上値の重さが意識され、利益確定売りが出やすい展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 76/100)

PER 13.99倍は業界平均28.27倍を大幅に下回り割安感が強い。PBR 1.95倍は平均2.11倍をやや下回る。ROE 14.98%と高い収益性を示す一方、配当利回り1.21%は平均1.88%を下回り、株主還元は抑制気味であるが、収益成長を考慮すれば現状株価は割安と判断できる。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.2倍30.8倍
PER (予想)13.2倍
PBR1.91倍2.58倍
ROE15.0%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体需要の拡大を背景に業績は急成長中。強気派は、半導体の微細化継続と需要増でさらなる成長を見込む。一方弱気派は、半導体市況の変動リスクや競合の台頭、一段の成長鈍化を懸念。PERは14倍と割高ではないが、市況悪化時には業績が急減する可能性も。

プラスに働く材料7
  • 半導体需要の追い風

    世界的な半導体投資増加で材料需要は拡大基調

  • 高収益体質

    営業利益率24.49%と高く、収益力が強い

  • 積極的な設備投資

    売上急増に対応する増産投資で成長を加速

  • 半導体需要拡大でFY2026期営業利益72億円2026年3月期影響

    FY2025比+56%増収、営業利益率24.5%と過去最高

  • 高ROE維持による株主還元強化通年影響

    ROE15%、配当性向向上で増配余地

  • 新製品投入でシェア拡大2026年下期影響

    半導体材料の新ライン加熱で売上300億超

  • 設備投資増加で生産能力増強継続影響

    需要増に対応した増産投資で中長期成長

マイナスに働く材料7
  • 市況変動リスク

    半導体市場の周期性から業績が急減する可能性

  • 競合の台頭

    新興国メーカーなど競争が激化し価格競争リスク

  • バリュエーション懸念

    PER14倍は割高ではないが、成長鈍化で割高になるリスク

  • 半導体市況悪化による需要減速2026年下期影響

    FY2026売上294億と計画もあるが、景気後退で下振れリスク

  • 米中摩擦の影響で輸出制限不定影響

    中国向け半導体材料輸出規制強化で売上減少

  • 原材料価格高騰による利益圧迫継続影響

    レアメタル等の調達コスト上昇で営業利益率悪化

  • 株価急騰後の利益確定売り短期的影響

    過去1年160%上昇、高値警戒感で調整リスク

次の決算で確かめる点
半導体関連売上高
主要顧客の設備投資動向を反映
営業利益率
高収益が持続可能か確認
受注残高
将来の売上を予測する先行指標
海外売上比率
グローバル需要の取り込み状況を把握

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+14.3%いまの株価に対する利回りは1.66%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
1.66%
いまの株価に対して
配当性向
22.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月14184.2
2018年3月10−28.641.3
2019年3月100.012.9
2020年3月1330.012.1
2021年3月1515.47.5
2022年3月40166.715.2
2023年3月400.025.4
2024年3月400.0201.1
2025年3月7075.032.1
2026年3月8014.322.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ9,558人。区分でいちばん多いのは個人・その他35.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.3%を占め、残る70.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他61.257.952.835.645.535.4
外国法人2.58.011.324.714.827.5
金融機関16.318.323.927.724.223.1
証券会社7.17.14.14.38.17.7
事業法人12.88.67.77.57.36.2
自己株式0.10.10.10.1
外国人個人0.10.10.20.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱11.60
02㈱日本カストディ銀行5.56
03大久保和正3.48
04㈲大久保興産2.91
05㈱SBI証券2.53
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人:㈱みずほ銀行)2.52
07MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人:モルガン・スタンレーMUFG証券㈱)2.11
08㈱三菱UFJ銀行2.11
09BROWN BROTHERS HARRIMAN+CO BOSTON CUSTODIAN FOR ACADIAN ACWIEX US EQUITY CIT(常任代理人:㈱三菱UFJ銀行)2.01
10INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人:インタラクティブ・ブローカーズ証券㈱)1.69

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近10
  • 2026-08-19
    モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社
    新規の大量保有報告
    4.59%
    -0.56pt
  • 2026-08-18
    株式会社三菱UFJ銀行
    新規の大量保有報告
    5.72%
    -1.02pt
  • 2026-08-06
    モルガン・スタンレー・アンド・カンパニー・インターナショナル・ピーエルシー(Morgan Stanley & Co. International plc)
    新規の大量保有報告
    5.15%
    +0.06pt
  • 2026-07-22
    モルガン・スタンレー・アンド・カンパニー・インターナショナル・ピーエルシー(Morgan Stanley & Co. International plc)
    新規の大量保有報告
    3.69%
  • 2026-07-06
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.56%
    -0.74pt
  • 2026-06-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.30%
    +0.75pt
  • 2026-06-05
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.55%
    +0.01pt
  • 2026-06-04
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    4.49%
  • 2026-05-19
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.54%
    -0.01pt
  • 2026-04-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.55%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2710%、1株純資産は14期で+257%。直近期のROEは15.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−16858−1.9
2014年3月98991.050.520.3
2015年3月749927.910.913.4
2016年3月311,0033.114.072.5
2017年3月79840.884.3184.2
2018年3月291,0012.927.541.3
2019年3月771,0547.58.712.9
2020年3月1021,1439.38.012.1
2021年3月1901,36514.810.07.5
2022年3月3111,73120.46.815.2
2023年3月2071,92311.37.325.4
2024年3月491,9532.556.3201.1
2025年3月2742,21013.16.632.1
2026年3月4263,06415.012.222.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額180百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢
坂田輝久代表取締役社長 社長執行役員64
宮本佳幸専務取締役 専務執行役員 MEMS統括部長 MEMS統括担当68
龍圭一取締役 上席執行役員 製品技術統括部長 製品技術統括担当57
宮島渉取締役51
足立安孝取締役 監査等委員(常勤)74
濱田幸和取締役 監査等委員71
千葉櫻えりか取締役 監査等委員65
山根武夫61
藤井昭彦上席執行役員
澤井守康上席執行役員
石本浩久執行役員
向井英樹執行役員
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
吉田敬執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)472462414336
社外取締役319196
取締役(社内)1181818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容994字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、日本電子材料株式会社(当社)と子会社9社により構成されており、半導体検査用部品、電子管部品の開発、製造及び販売を主とした事業活動を行っております。 事業内容と当社及び関係会社の当該事業にかかる位置づけ並びにセグメントとの関連は次のとおりです。 区分   主要製品   主要な会社 半導体検査用部品関連事業   <カンチレバー型プローブカード> ・Cタイププローブカード (CEシリーズ) <アドバンストプローブカード> ・Vタイププローブカード (VTシリーズ、VSシリーズ、VEシリーズ) ・Mタイププローブカード (MCシリーズ、MLシリーズ、MTシリーズ)   当社 ジェムアメリカ社 ジェム香港社 ジェム台湾社 ジェムヨーロッパ社 ジェム上海社 ジェムタイ社ジェム深セン社 電子管部品 関連事業   陰極   当社 フィラメント (注)1.Cタイププローブカード プローブ(探針)の形状が力学でいう片持ち梁(Cantilever)の構造を持つタイプです。 2.Vタイププローブカード プローブ(探針)の形状が垂直型で、主として半導体の高集積化・高速化対応として使用されているタイプです。 ① VTシリーズ ・・・ 垂直接触型プローブカード ② VSシリーズ ・・・ 垂直スプリング接触型プローブカード ③ VEシリーズ ・・・ 垂直+カンチレバー複合型プローブカード 3.Mタイププローブカード MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いたプローブユニットを使用しているタイプです。 [事業系統図] (注)関係会社の正式名及び略称は下記のとおりであります。 正式名       略称 JEM AMERICA CORP.       ジェムアメリカ社 JEM (HONG KONG) Co.,Ltd.       ジェム香港社 JEM TAIWAN PROBE CORP.       ジェム台湾社 JEM EUROPE S.A.R.L.       ジェムヨーロッパ社 JEM Shanghai Co.,Ltd.       ジェム上海社 JEM (THAILAND) Co.,Ltd.       ジェムタイ社 JEM (SHENZHEN) Co.,Ltd.       ジェム深セン社
経営方針・対処すべき課題2,049字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題は以下のとおりです。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、次のとおり経営理念を掲げ、また、経営理念を具体化するための5つからなる経営方針を定めて、企業価値の向上と社会への貢献に取り組んでおります。 経営理念「人類に幸福をもたらす技術の開発と製品化により社会に貢献する」 経営方針「透明性のある企業活動」 「新たな価値の提供」 「グローバルな事業展開」 「利害関係者の尊重」 「地球環境の保護」 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標等 当社グループは、安定的な収益力を表す指標として連結経常利益率10%以上及び株主資本利益率(ROE)10%以上を目標としております。 さらに、半導体市場の更なる拡大を見込むなか、顧客ニーズに応えるプローブカードの開発と供給を社会的使命として、拡大する市場環境を支え、市場以上の成長を目指す2024年度-2026年度の中期経営計画を策定いたしました。当社グループは、本中期経営計画の達成に向けて、積極的な設備投資・開発投資により製品力と生産キャパシティの強化を図るとともに、DX投資、人的投資、サステナビリティへの取り組みを推進し、更なる発展を目指します。 「経営指標」 ・連結経常利益率 10%以上 ・株主資本利益率(ROE)10%以上 「2026年度目標」 ・連結売上高  33,000百万円 ・連結経常利益 7,300百万円 なお、上記目標につきましては、中期経営計画(進捗状況)の公表日である2026年5月14日現在における経済動向や市場環境をはじめとする情報に基づくものであり、実際の業績は今後さまざまな要因によって予想値と異なる結果となる場合があるほか、目標自体についても今後変更することがあります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループの主たる事業分野である半導体市場につきましては、中長期的にデジタル社会への移行が進展する中、生成AI向けを中心とした半導体需要の拡大が継続すると見込まれております。こうした動向を背景に、半導体製造基盤の強化・確保に向けた新たな工場建設の動きも広がっております。 このような事業環境のもと、当社グループでは、今後も成長が見込まれるMタイププローブカード(MEMS技術を用いたプローブカード)について、生産体制の強化及び生産効率の向上、並びに次世代半導体向けプローブカードの開発を進めることにより、顧客需要への対応力を高めるため、2026年2月に兵庫県尼崎市に新工場を建設することを決議し、2028年8月竣工に向けて準備を進めております。加えて、人員体制の強化や既存工場に対する積極的な設備投資等の先行投資も継続し、一層の生産能力の向上に努めてまいります。 一方で、中東地域の情勢緊迫化に伴う世界経済の減速懸念や地政学的リスクの高まり等、当社グループを取り巻く事業環境は引き続き不透明な状況にあります。生成AI向け半導体市場の拡大が継続する中、サプライチェーン全体における供給制約が発生した場合には、半導体市場及び顧客の生産計画、並びに当社グループの生産活動に影響を及ぼす可能性があります。当社グループといたしましては、外部環境の変化を注視しつつ、供給網の強化と安定性の向上に努めてまいります。 さらに、当社は中長期的な企業価値の向上を目指し、サステナビリティを重要な経営課題として位置付け、これに対する対応を進めてまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 市場の要求に応える製品の開発とサービスの強化 中長期的に需要が見込まれるMタイププローブカードの更なる性能向上、納期短縮、原価低減を行い、製品競争力を高め、拡販に取り組んでまいります。また、次世代半導体向けプローブカードの開発を加速させ、ビジネスチャンスの拡大を図ります。 ② 海外販売の強化 海外の半導体市場は、アジアを中心に着実な成長を遂げております。また、製造を専門に行うファウンドリや、自社工場を持たず製品の企画や設計のみを行うファブレスメーカーの台頭等、半導体の生産は世界規模で分業化が進んでおります。当社グループは、海外拠点のネットワークを活かした販売活動の充実を図るとともに、日本から各国拠点へのリソース投入や一層の技術支援により、海外販売の強化を推進します。 ③ 付加価値向上への取組み 技術革新やVA活動による原価低減や品質向上によって、付加価値の向上を図ります。 ④ 経営基盤の更なる強化 リスクマネジメントの一層の高度化を図り、経営基盤の強化に努めるとともに、環境・社会・ガバナンス(ESG)に関する取り組みを推進し、持続的な成長及び企業価値の向上に努めます。
事業等のリスク3,281字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、株価及び財政状況等に影響を及ぼす可能性のある主要なリスクは以下のとおりです。なお、文中における将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものですが、リスクの全てを網羅したものではなく、事業等のリスクは以下に限定されるものではありません。 (1) 半導体市場の動向に関するリスク 当社グループの売上の大半は半導体検査用部品であるプローブカードであり、半導体の回路毎に設計・製造される消耗品としての特性を有しています。 当社グループは、半導体の回路設計と一体化してプローブカードを迅速に設計、開発するため、国内のみならず、米国、台湾等、海外にも販売・生産拠点を設け、市場動向や顧客ニーズの変化に対応しております。 しかしながら、米国の通商政策や金融資本市場の変動の高まりの影響等、世界的な景気後退リスクが半導体市場及びプローブカード市場に影響を与えた場合、当社グループの経営成績及び財政状況等に影響を与える可能性があります。 (2)  新製品の開発等に関するリスク 当社グループは、半導体回路の微細化や高速化に向けた、MEMS技術を用いたプローブの性能向上や基板の開発、プローブカードの組立技術や加工技術の開発、次世代半導体向けプローブカードの開発や既存製品の性能向上等、様々な技術や新製品の開発を推進しております。 しかしながら、当社の新製品の開発や技術開発に遅れ等が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状況等に影響を与える可能性があります。 (3) 特定顧客への販売に関するリスク 半導体ビジネスは、投資コストの増加や需給バランスの不安定さ等の影響により、収益性の向上を図ることが容易ではなくなった結果、半導体メーカーの再編が進み、大手半導体メーカーによる寡占化が進みました。一方で、中長期的には、デジタル社会への移行が世界中で進む中、半導体は、生成AIやデータセンター向けをはじめとして、様々なサービスや製品において需要の拡大が予想されており、それらを背景として、大手半導体メーカーを中心に、新たな半導体工場の建設等、半導体製造基盤の確保・強化に向けた動きも広がっております。当社グループもそれらの影響を受け、売上高における特定顧客が占める比率が高まっております。 それら特定顧客の設備投資の動向や生産計画の変更等は、当社グループの経営成績及び財政状況等に影響を与える可能性があります。 (4) 製品価格の変動に関するリスク 半導体メーカーは、利益と競争力を維持するためコスト削減を徹底しており、プローブカードに対しても継続した価格要請があり、当社グループは、技術革新やVA活動による原価低減等によって、価格要請に対応するとともに、付加価値の向上を図っております。 しかしながら、価格競争の激化等によって、販売価格が下落した場合、当社グループの経営成績及び財政状況等に影響を与える可能性があります。 (5) 製品の品質に関するリスク 当社グループでは、厳正な品質管理基準に従い製品の品質信頼性の維持向上に努めているとともに、主要な拠点においてはISO9001の認証を取得する等、品質保証体制の強化を図っております。 しかしながら、予期せぬ製品の欠陥や品質上の問題が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状況等に影響を与える可能性があります。 (6) パンデミックや災害等の異常事態に関するリスク 当社グループは、新型コロナウイルス感染症の拡大の際、お客様、お取引先様、従業員とその家族の安全確保・感染予防と感染拡大の防止及び事業継続に向けて、感染予防対策を推進いたしました。加えて、災害等の発生に備えたリスク管理も実施しています。 しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大のようなパンデミックや地震、火災等の異常事態が当社の予想を超える規模で発生し、事業運営が困難になった場合、当社グループの経営成績及び財政状況等に影響を与える可能性があります。 (7) 人材確保に関するリスク 当社グループの成長には、電気、機械、化学等の専門知識を持つエンジニアをはじめとする、優秀な人材の確保・育成は重要な課題と認識しており、採用活動の強化、安定的な人材確保に努めております。 しかしながら、必要な人材が確保できない場合には、開発・生産・販売等の業務効率の悪化により、当社グループの経営成績及び財政状況等に影響を与える可能性があります。 (8) 地政学的リスク 政治的な緊張の高まり等により、サプライチェーン全体において供給制約が発生した場合には、半導体市場及び顧客の生産計画、並びに当社グループの生産活動に影響を与える可能性があります。当社グループでは、外部環境の変化を注視しつつ、供給網の強化及び安定性の向上に努めております。 しかしながら、政治的な緊張の高まり等により、サプライチェーン全体において供給制約が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 また、当社グループが取り扱う製品の一部は、海外において販売又は生産を行っております。当社グループでは、海外展開にあたって、海外子会社からの報告も踏まえ、総合的に判断しております。 しかしながら、政治的な緊張の高まり等により、当該国・地域における販売又は生産が困難となった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (9) 為替変動に関するリスク 当社グループは、一層の海外販売の強化を行う方針であります。外貨建ての取引については、為替予約等のリスクマネジメントを行っておりますが、為替相場の変動が当社グループの経営成績及び財政状況等に影響を与える可能性があります。 (10) 知的財産権に関するリスク 当社グループは、積極的な研究開発により製品力の強化を図るとともに、知的財産権の取得・維持により、競争力の確保に努めております。 しかしながら、知的財産権の取得・維持ができない場合、あるいは第三者の知的財産権に基づく制約や訴訟を受けた場合には、当社グループの経営成績及び財政状況等に影響を与える可能性があります。 (11) 情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、高度な情報セキュリティレベルを実現すべく、外部専門家の助言を得ながらネットワーク、サーバー、パソコン等への監視体制の強化を図っております。 しかしながら、保有する情報資産が、第三者からの不正通信などにより漏洩・破壊・抹消・改ざんされた場合、当社グループの経営成績及び財政状況等に影響を与える可能性があります。 (12) 設備投資に関するリスク 当社グループは、市場動向、需要予測及び生産・販売・利益計画等を総合的に勘案して設備投資を計画しております。また、投資後は稼働率や生産効率の向上を図ることにより資産の有効活用に取り組んでおります。 しかしながら、顧客需要の減少や価格競争による製品単価の下落等により十分な収益が見込めなくなり投資額の回収が困難になった場合には、減損損失の認識が必要となり、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を与える可能性があります。 (13) 特定取引先からの調達及び外部委託に関するリスク 当社グループは、プローブカードの製造にあたり様々な取引先から装置・部材を調達し、また、外部委託を活用しておりますが、これらの一部には代替困難な取引先があります。当社グループでは、このような取引先との良好な関係の維持に努めるとともに、取引先を分散することで、製品の安定的な供給を図っております。 しかしながら、取引先における供給遅延や加工納期遅延、品質問題等が発生した場合には、当社グループの製品の製造中断や品質低下を引き起こし、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を与える可能性があります。可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,584字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善と各種政策の効果により、緩やかな回復傾向が続きました。しかしながら、中東情勢の影響、物価上昇、米国の通商政策をめぐる動向、金融資本市場の変動等により、先行きは不透明な状況で推移しました。 当社グループの主たる事業分野である半導体市場につきましては、データセンター向けや生成AIの画像処理半導体や広帯域メモリー(HBM)等の先端半導体の旺盛な需要が継続しました。 このような事業環境の中、メモリー向けプローブカードの拡販が大きく進んだことにより、売上高につきましては、前連結会計年度を上回る結果となりました。利益面につきましても、売上高の増加に加えて、国内工場の高い稼働率により、前連結会計年度を大きく上回る結果となりました。これにより、創業以来の最高売上高、利益を達成いたしました。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高は29,366百万円(前連結会計年度比23.2%増)、営業利益は7,249百万円(前連結会計年度比58.1%増)、経常利益は7,177百万円(前連結会計年度比54.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は5,451百万円(前連結会計年度比57.8%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 a.半導体検査用部品関連事業 半導体検査用部品関連事業につきましては、非メモリー向けプローブカードの需要は軟調に推移しました。一方で、メモリー向けプローブカードは、国内外の先端半導体向けの需要拡大に加え、回復しつつある主要顧客のニーズに応えるため、生産増強に努めました。更に一昨年に竣工した熊本第4工場の本格稼働や、継続的な既存工場への設備投資が生産能力の向上に寄与し、生産の更なる拡大を後押ししました。この結果、売上高は前連結会計年度を上回る結果となりました。 利益面につきましても、将来的な生産能力と製品力の強化を目的とした先行投資に伴うコスト増加があったものの、売上高の増加に加えて、国内工場の高い稼働率により、前連結会計年度を大きく上回る結果となりました。 以上の結果、売上高は29,142百万円(前連結会計年度比23.5%増)、セグメント利益は9,139百万円(前連結会計年度比51.5%増)となりました。 b.電子管部品関連事業 電子管部品関連事業につきましては、売上高は223百万円(前連結会計年度比1.2%減)、セグメント利益は8百万円(前連結会計年度比18.9%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、14,808百万円増加し、当連結会計年度末には26,346百万円となりました。 a.営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、5,758百万円(前連結会計年度比219.6%増)となりました。 これは主として、棚卸資産の増加363百万円、仕入債務の減少731百万円、法人税等の支払額1,564百万円による減少要因があったものの、税金等調整前当期純利益7,281百万円、減価償却費1,427百万円等による増加要因があったことによります。 b.投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、3,658百万円(前連結会計年度は3,581百万円の資金の減少)となりました。 これは主として、定期預金の払戻による収入899百万円等による増加要因があったものの、有形固定資産の取得による支出3,521百万円、定期預金の預入による支出1,014百万円等による減少要因があったことによります。 c.財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における財務活動による資金の増加は12,711百万円(前連結会計年度は514百万円の資金の減少)となりました。 これは主として、長期借入金の返済による支出1,336百万円、配当金の支払額884百万円等による減少要因があったものの、社債の発行による収入1,981百万円、株式の発行による収入12,149百万円等による増加要因があったことによります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) 半導体検査用部品関連事業   29,051   120.9 電子管部品関連事業   223   98.8 合計   29,275   120.7 (注)金額は販売価格によっております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) 半導体検査用部品関連事業   32,533   124.3   11,721   140.7 電子管部品関連事業   242   109.4   62   142.1 合計   32,775   124.2   11,783   140.7 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) 半導体検査用部品関連事業   29,142   123.5 電子管部品関連事業   223   98.8 合計   29,366   123.2 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高 (百万円)   割合(%)   販売高 (百万円)   割合(%) マイクロンメモリジャパン㈱   3,562   15.0   4,567   15.6 MICRON MEMORY TAIWAN Co.,Ltd.    3,487   14.6   4,495   15.3 フラッシュフォワード(合) ※1   ―   ―   4,054   13.8 ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング㈱ ※2   2,487   10.4   ―   ― ※1 前連結会計年度のフラッシュフォワード(合)につきましては、売上高総額に対する割合が10%未満のため記載を省略しております。 ※2 当連結会計年度のソニーセミコンダクタマニュファクチャリング㈱につきましては、売上高総額に対する割合が10%未満のため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは、安定的な収益力を表す指標として連結経常利益率10%以上及び株主資本利益率(ROE)10%以上を目標としております。当連結会計年度における連結経常利益率は24.4%(目標比 +14.4%)、株主資本利益率(ROE)は15.5%(目標比+5.5%)となりました。継続的な目標達成のため、今後とも努力していく所存であります。 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績等は、以下のとおりであります。 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ18,617百万円増加し、58,476百万円となりました。 これは主として、電子記録債権が439百万円、建物及び構築物(純額)が232百万円減少しましたが、現金及び預金が14,961百万円、土地が1,031百万円、建設仮勘定が1,628百万円増加したこと等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,652百万円増加し、13,597百万円となりました。 これは主として、買掛金が761百万円、長期借入金が255百万円減少しましたが、未払法人税等が449百万円、未払金が121百万円、社債が1,900百万円増加したこと等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ16,964百万円増加し、44,878百万円となりました。 これは主として、資本金6,131百万円、資本剰余金が6,131百万円、利益剰余金が4,567百万円、為替換算調整勘定が132百万円増加したこと等によるものであります。 b.経営成績 (売上高) 当社グループの主たる事業分野である半導体市場につきましては、データセンター向けや生成AIの画像処理半導体や広帯域メモリー(HBM)等の先端半導体の旺盛な需要が継続しました。 このような事業環境の中、メモリー向けプローブカードの拡販が大きく進んだことにより、売上高につきましては、前連結会計年度を上回る29,366百万円(前連結会計年度比23.2%増)となりました。 (営業利益) 将来的な生産能力と製品力の強化を目的とした先行投資に伴うコスト増加があったものの、売上高の増加に加えて、国内工場の高い稼働率により、営業利益は7,249百万円(前連結会計年度比58.1%増)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度の経常利益につきましては、主として営業利益の増加等により、経常利益は7,177百万円(前連結会計年度比54.7%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、主として営業利益及び経常利益の増加等により5,451百万円(前連結会計年度比57.8%増)となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2[事業の状況]3[事業等のリスク]」の項目をご参照願います。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2[事業の状況]4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 資本の財源及び資金の流動性についての分析 (資金需要) 当社グループの運転資金の需要のうち主なものは原材料の仕入れや製造費用、販売及び一般管理の営業費用や管理費用であります。投資資金の需要のうち主なものは、製造設備の増強並びに最先端技術に対する研究活動及び研究開発投資であり、今後も顧客満足のより一層の向上に向け継続的に実施してまいります。また、株主還元につきましては、株主の皆様に対する「安定的な利益還元」を重要な経営方針の一つとしております。2024-2026年度中期経営計画においては、設備投資と研究開発を中心に「将来に向けた成長投資」とのバランスを取りながら、株主の皆様へ安定的・継続的かつ利益に見合った配当を実施する方針としております。 (資金調達) 当社グループは、安定的な支払能力を確保するため、内部資金、金融機関からの借入、新株の発行等の活用により、資金調達の多様化と安定した資金繰りを実現することとしております。外部からの資金調達につきましては、経済や金融情勢を加味しながら、長期もしくは短期のバランスのとれた調達を実施しております。 また、健全な財務体質、継続的な営業活動によるキャッシュ・フロー創出により、今後も事業成長を確保する目的で手元流動性を高める資金調達や、個別投資案件への資金調達は可能であると考えております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (棚卸資産の評価) 当社は、棚卸資産が適正な価値で評価されるように評価損の金額を見積っております。過剰、滞留、並びに陳腐化した棚卸資産に対して評価損を計上しております。また、棚卸資産は正味実現可能価額まで評価損を行っております。当社は通常、一定の保有期間を超える棚卸資産を滞留もしくは陳腐化していると見なします。 但し、当社では、一定の保有期間を超えた棚卸資産であっても、設計仕掛品(新規製品の受注後、顧客ニーズを満たすべく調整中である仕掛品)等の一部の仕掛品について将来の回収可能性に関する経営者の判断のもとに、評価損を計上しないことがあります。当連結会計年度末においては重要な残高はありません。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。