概要
キャンドゥは、100円ショップ「Can★Do」を直営中心に全国展開する小売企業である。ダイソー、セリアと並ぶ業界大手の一角で、2025年2月期の売上高は834億円、営業利益8億円。全店舗を直営で運営し、プライベートブランド商品の開発に強みを持つ。イオン株式会社の子会社として、収益改善へ向け価格改定やPB比率向上を進める。
直営929店舗、FC419店舗のチェーン体制
キャンドゥの店舗網は直営店を軸に構成される。2026年2月末時点の総店舗数は1,355店舗で、直営店が929店舗(委託店を含む)、フランチャイズ(FC)店が419店舗、海外FC店が7店舗である。直営店は売上高の87.4%を占め、FC店への卸売上が10.8%を占める。直営店の既存店売上高は前期比101.3%と堅調だが、退店数が98店舗に達し純増は15店舗にとどまった。店舗展開ではイオングループとの協業による高効率店舗の出店や、取引先との委託店方式も活用しており、今後は「New Can★Do」フォーマットの進化を軸に1,605店舗(2031年目標)を目指す。
売上総利益率の改善と販管費削減
キャンドゥの収益構造は、低価格・低粗利のビジネスモデルである。2026年2月期の売上高は871億円(前期比104.4%)、営業利益は15億円(同180.3%)、営業利益率は1.8%である。売上総利益率は原材料高騰の影響を受けながらも、原価低減の取り組みにより前期比0.5ポイント上昇した。販売費及び一般管理費率は売上高販管費率が0.3ポイント低下し、セルフレジ導入や人時コントロールで経費を抑制した。同社は中期目標として営業利益率5%以上、ROE10%以上を掲げ、抜本的な構造改革を進めている。
イオン子会社化とグループシナジー
キャンドゥは2012年、イオン株式会社の公開買付けにより子会社となった。以降、イオングループとの連携を成長の軸に据える。中期計画では、グループ出店の推進、商品調達の協業、デジタル化による生産性向上など、3つの成長戦略(販路拡大、商品・ブランド差別化、企業価値向上)を掲げる。2031年2月期には売上高1,000億円、営業利益25億円、店舗数1,605店舗を目標とする。子会社には株式会社アクシスがあり、商品卸部門を担う。
業界の中での役割は最終消費者向けの小売チェーン運営企業にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01小売(一般消費者向け)主力
当社グループは「キャンドゥ」のチェーン展開として、日用雑貨及び加工食品の小売店舗チェーン事業を営んでいます。商品の企画・調達を担い、直営店での小売販売に加え、FC加盟店への卸販売、海外の小売業者への卸販売も行っています。イオン株式会社を親会社とするグループとして、幅広い消費者に商品を提供しています。
主要顧客一般消費者
- 日用雑貨
- 生活に必要な日用品を取り揃えた商品群。家庭で使う消耗品やキッチン用品、収納用品などを、統一価格で提供している。
- 加工食品
- 菓子や飲料、レトルト食品など、長期保存が可能な食品を取り扱う。手頃な価格で日常の食卓を支える商品を提供している。
製品と技術
日用雑貨が売上の88%を占める
キャンドゥの商品は日用雑貨と加工食品に大別される。2026年2月期の仕入実績は日用雑貨456億円(構成比85.5%)、加工食品76億円(14.3%)、その他1億円。販売実績では日用雑貨771億円(全体の88.6%)、加工食品98億円(11.3%)、その他0.5億円。日用雑貨は消耗品、キッチン用品、文具、化粧品など幅広いカテゴリーをカバーし、加工食品は菓子、飲料、調味料などが中心である。いずれも100円を基本価格としながら、付加価値の高い商品を他価格帯で展開する。
PB開発とライフスタイル提案型店舗
キャンドゥはプライベートブランド(PB)商品の開発に注力し、原価率の低減と差別化を図る。2012年には新ブランド「Can★Do」を導入し、2019年には「New Can★Do」フォーマットを立ち上げた。これは「発信」をコンセプトとしたライフスタイル提案型店舗で、イオンモール福岡に一号店を出店。100円商品の強みを活かしながら、厳選した他価格帯商品をラインロービングで展開し、新たな需要を創出する。同社はPB比率の向上を収益改善の柱と位置づけている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
100円ショップ大手3位、低収益体質が課題
100円ショップ業界ではセリアやダイソーに次ぐ大手。2025年2月期売上高834億円だが、営業利益率は0.96%と極めて低い。同業トライアルホールディングスは小売業だが業態が異なり、直接競合は限られる。低価格帯ゆえの粗利の薄さと人件費上昇が収益を圧迫。規模拡大によるコスト削減が不可欠。
強み
- 売上高800億円超で、100円ショップで3位のポジションを確保。
- セリア・ダイソーほどの店舗数ではなく、出店余地が残る。
- 低価格品の需要は景気に左右されにくく、一定の客足が見込める。
- 営業利益率が0.96%から1.72%へ改善見込み。収益力向上の兆し。
課題
- 営業利益率1%未満と非常に薄利。コスト上昇に脆弱。
- セリア・ダイソーと品揃えや価格で差別化しづらい。
- 最低賃金上昇や物流費高騰が収益を圧迫するリスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売業の時価総額近傍。太字がキャンドゥ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8005スクロール | 600億円 | 21.5倍 |
| 2 | 9828Genki Global Dining Concepts | 594億円 | 16.9倍 |
| 3 | 2752フジオフードグループ本社 | 588億円 | — |
| 4 | 3395サンマルクホールディングス | 563億円 | 19.6倍 |
| 5 | 2780コメ兵ホールディングス | 558億円 | 9.9倍 |
| 6 | 2698キャンドゥ | 557億円 | 119.4倍 |
| 7 | 8281ゼビオホールディングス | 546億円 | — |
| 8 | 9856ケーユーホールディングス | 545億円 | 7.4倍 |
| 9 | 262Aインターメスティック | 529億円 | 12.1倍 |
| 10 | 8008ヨンドシーホールディングス | 518億円 | 25.5倍 |
| 11 | 9946ミニストップ | 513億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 17件
フランチャイズ卸売業として創業した1993年
1993年12月、埼玉県戸田市に資本金1,000万円で株式会社キャンドゥが設立された。当初は100円ショップのフランチャイズ店への卸売業を主業務とし、1994年1月にはフランチャイズシステムを確立した。直営店第一号は1997年7月、埼玉県蕨市に開店。1999年4月には日本ショッピングセンター協会に加盟し、本部基幹システムとして店舗発注EOSを導入。2000年6月には本社を東京都板橋区に移転し、事業拡大に対応した。
株式上場と直営店へのシフト
2001年6月、日本証券業協会に株式を店頭登録。2003年12月に東京証券取引所市場第二部、2004年11月には市場第一部に上場した。上場後、直営店展開を加速。2006年4月には300円・500円商材の導入とPOSシステムの試験導入を開始。2007年には中国に現地法人を設立し、海外事業にも進出した。また、2008年には競合の株式会社ル・プリュを買収、翌年に事業譲渡を行うなど、M&Aによる規模拡大を進めた。
POS・自動発注システムの全店導入
2006年に一部店舗で始まったPOSシステムの導入は、2012年4月に全直営店で完了。同時に自動発注システムも稼働し、発注業務の効率化と在庫管理の精度向上を実現した。2012年12月にはロゴを「Can★Do」に変更し、新ブランド店舗として「新百合丘オーパ店」をリニューアル。この時期、300円・500円商材の販売を終了し、100円商品に集中する方針に転換した。また、バックオフィスシステムも導入し、管理業務の標準化を進めた。
イオン子会社化と事業再編
2012年、イオン株式会社による公開買付けを受け、キャンドゥはイオンの子会社となった。同年、本社を東京都新宿区に移転。子会社の株式会社アクシスを設立し、取引先の卸部門を吸収分割で承継した。また、株式会社城商から100円ショップ事業の一部を譲受けるなど、業界再編の中で規模を拡大した。韓国には関連会社CANDO KOREA INC.を設立したが、後に資本提携を解消。中国子会社も清算され、海外事業は縮小した。
業績低迷からの回復と中期計画
イオン傘下入り後、売上高は緩やかに増加したものの、営業利益率は低迷。2023年2月期には純損失3億円、2024年2月期には12億円の純損失を計上した。これを受け、同社は「抜本的な構造改革」と「成長戦略の実行」を掲げる新中期計画を策定。2025年2月期には営業利益8億円と黒字転換し、2026年2月期には営業利益15億円、当期純利益4億円と回復基調にある。中期目標として、2031年2月期に売上高1,000億円、営業利益25億円を掲げる。
年表17件を開く
1990年代
- 1993年12月創業埼玉県戸田市に100円ショップのフランチャイズ店への卸売業、及び直営店の小売業を事業とした会社組織 株式会社キャンドゥ(資本金1,000万円)設立
- 1994年1月フランチャイズシステム確立
- 1997年7月埼玉県蕨市に蕨東口店オープン
- 1997年10月本部基幹システムを構築 全店舗受発注管理システム(店舗発注EOS)を導入
- 1999年4月日本ショッピングセンター協会加盟
2000年代
- 2000年6月事業拡大に対応する本社機能充実のため、本社業務を東京都板橋区に移転
- 2001年6月日本証券業協会に株式を店頭登録
- 2003年12月上場東京証券取引所市場第二部上場
- 2004年11月上場東京証券取引所市場第一部上場
- 2006年4月300円・500円商材の導入とPOSシステム導入を一部店舗よりスタート
- 2007年1月中国に、当社100%出資の感動(上海)商業有限公司(連結子会社)を設立
- 2007年4月M&A100円ショップをチェーン展開する株式会社ル・プリュの全株式を取得し子会社化
- 2008年11月株式会社ル・プリュは全事業を当社に譲渡
- 2008年12月株式会社ル・プリュ解散
- 2009年12月株式会社タヤ製作所より100円ショップ「オレンジ」事業の一部を譲受 本社3本部制の導入(商品本部・販売本部・管理本部)城戸一弥が代表取締役社長に就任
2010年代
- 2012年4月東京都板橋区から新宿区に本社を移転 POS/自動発注システム直営店全店導入完了
- 2012年12月M&Aロゴを「Can★Do」に変更 新ブランド仕様店舗一号店として「新百合丘オーパ店」リニューアル・オープン 300円・500円商材の販売終了 株式会社アクシス(現・連結子会社)を設立 株式会社城商より100円ショップ事業の一部を譲受 取引先株式会社サエラの100円ショップ向け商品卸部門を、当社子会社である株式会社アクシスが吸収分割により承継 関連会社CANDO KOREA INC.を設立 4営業所(北日本、首都圏、中日本、西日本)を開設 韓国エリアフランチャイズ契約解除に伴うCANDO KOREA INC.との資本提携解消 バックオフィスシステムを導入 新型POS直営店全店導入完了 感動(上海)商業有限公司(連結子会社)清算結了 近畿営業所を開設 他価格帯商材導入 直営部・FC部を統合し、3営業部(東日本、中日本、西日本)、6営業所(札幌、埼玉、東京、東海、大阪、福岡)体制の導入 当社は、イオン株式会社の公開買付けによりイオン株式会社の子会社化「発信」をコンセプトとした「ライフスタイル提案型ショップ(New Can★Do)」をイオンモール福岡にオープン 本社5本部制の導入(店舗開発本部・店
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結売上高2031年2月期まで1,000億円
- 営業利益2031年2月期まで25億円
- 営業利益率2031年2月期まで2.5%
- 経常利益2031年2月期まで25億円
- 当期純利益2031年2月期まで10億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
販路拡大と店舗展開の推進
「NewCan★Do」フォーマットを進化させ、イオングループとの連携を主軸に積極的な店舗展開を行い、販路を拡大する。
- 02
商品・ブランドの差別化
お客さまの暮らしに寄り添う商品開発とニーズに応える品揃えを推進し、効果的な情報発信を通じてCan★Doならではの商品を提供する。
- 03
企業価値の向上と生産性向上
イオングループとの連携強化による相乗効果を追求し、デジタル化による業務プロセス改革や効率的なサプライチェーン構築により生産性を向上させる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で559人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は474万円で、9期前と比べて+13.3%。平均年齢は44.9歳、平均勤続年数は18.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年11月 | — | — | — | 661 | — |
| 2017年11月 | — | — | — | 632 | — |
| 2018年11月 | — | — | — | 630 | — |
| 2019年11月 | 418 | 38.9 | 12.4 | 627 | — |
| 2020年11月 | 442 | 39.8 | 13.3 | 605 | — |
| 2021年11月 | 425 | 40.7 | 14.2 | 600 | — |
| 2023年2月 | 420 | 41.9 | 15.4 | 592 | — |
| 2024年2月 | 429 | 43.0 | 16.3 | 590 | — |
| 2025年2月 | 449 | 44.0 | 17.2 | 573 | 140 |
| 2026年2月 | 474 | 44.9 | 18.1 | 559 | 268 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は871億円、営業利益は15億円。前期と比べると増収増益で、売上が+4.4%、利益が+87.5%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 886億円 | 871億円 |
| 営業利益 | 17億円 | 15億円 |
| 純利益 | 5億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥17 | ¥17 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は228億円、営業利益は7億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+9.1%、営業利益は+133.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 199 | 3 | 1.5 | 1 |
| 2024年2Q | 196 | −1 | −0.5 | −3 |
| 2024年3Q | 202 | 1 | 0.5 | 0 |
| 2024年4Q | 207 | — | — | −10 |
| 2025年1Q | 209 | 3 | 1.4 | 1 |
| 2025年2Q | 209 | 1 | 0.5 | −3 |
| 2025年4Q | 416 | 4 | 1.0 | 0 |
| 2026年2Q | 434 | 13 | 3.0 | 7 |
| 2026年4Q | 437 | 2 | 0.5 | −3 |
| 2027年1Q | 228 | 7 | 3.1 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年11月期からの14期で、売上は627億円から871億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は1.7%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| ロゴを「Can★Do」に変更 新ブランド仕様店舗一号店として「新百合丘オーパ店」リニューアル・オープン 300円・500円商材の販売終了 株式会社アクシス(現・連結子会社)を設立 株式会社城商より100円ショップ事業の一部を譲受 取引先株式会社サエラの100円ショップ向け商品卸部門を、当社子会社である株式会社アクシスが吸収分割により承継 関連会社CANDO KOREA INC.を設立 4営業所(北日本、首都圏、中日本、西日本)を開設 韓国エリアフランチャイズ契約解除に伴うCANDO KOREA INC.との資本提携解消 バックオフィスシステムを導入 新型POS直営店全店導入完了 感動(上海)商業有限公司(連結子会社)清算結了 近畿営業所を開設 他価格帯商材導入 直営部・FC部を統合し、3営業部(東日本、中日本、西日本)、6営業所(札幌、埼玉、東京、東海、大阪、福岡)体制の導入 当社は、イオン株式会社の公開買付けによりイオン株式会社の子会社化「発信」をコンセプトとした「ライフスタイル提案型ショップ(New Can★Do)」をイオンモール福岡にオープン 本社5本部制の導入(店舗開発本部・店 | |||||
| 2012年11月 | 627 | — | 23 | — | 9 |
| 2013年11月 | 627 | — | 17 | — | 6 |
| 2014年11月 | 635 | — | 19 | — | 7 |
| 2015年11月 | 652 | — | 15 | — | 6 |
| 2016年11月 | 680 | — | 24 | — | 11 |
| 2017年11月 | 688 | — | 23 | — | 10 |
| 2018年11月 | 707 | — | 20 | — | 8 |
| 2019年11月 | 713 | — | 13 | — | 3 |
| 2020年11月 | 730 | — | 16 | — | 4 |
| 2021年11月 | 731 | — | 10 | — | 2 |
| 2023年2月 | 932 | — | 6 | — | −3 |
| 2024年2月 | 804 | — | 3 | — | −12 |
| 2025年2月 | 834 | 8 | 9 | 1.0 | −2 |
| 2026年2月 | 871 | 15 | 15 | 1.7 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高871億円のうち、営業利益として残るのは15億円で1.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の0.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.5%536億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金36.7%320億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.7%15億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年2月期は営業CFが44億円、投資CFが−22億円で、差し引きのフリーCFは22億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は46億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年11月 | 22 | −11 | −4 | 11 | 55 |
| 2013年11月 | 29 | −35 | −10 | −6 | 39 |
| 2014年11月 | 44 | −16 | −8 | 28 | 59 |
| 2015年11月 | −15 | −18 | −6 | −33 | 20 |
| 2016年11月 | 24 | 2 | −7 | 26 | 38 |
| 2017年11月 | 20 | −22 | −3 | −2 | 34 |
| 2018年11月 | 32 | −20 | −3 | 12 | 43 |
| 2019年11月 | 26 | −25 | −3 | 1 | 42 |
| 2020年11月 | 21 | −17 | −3 | 4 | 43 |
| 2021年11月 | 12 | −20 | −3 | −8 | 32 |
| 2023年2月 | 9 | −15 | 5 | −6 | 31 |
| 2024年2月 | −9 | −21 | 27 | −30 | 28 |
| 2025年2月 | 19 | −25 | −2 | −6 | 20 |
| 2026年2月 | 44 | −22 | 4 | 22 | 46 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年2月期の総資産は330億円。このうち返さなくてよい自己資本が105億円で、自己資本比率は31.9%(業種中央値47.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年11月 | 236 | 96 | 140 | 40.5 |
| 2013年11月 | 249 | 100 | 149 | 39.9 |
| 2014年11月 | 279 | 104 | 175 | 37.3 |
| 2015年11月 | 243 | 108 | 135 | 44.3 |
| 2016年11月 | 244 | 110 | 134 | 45.0 |
| 2017年11月 | 245 | 118 | 127 | 48.0 |
| 2018年11月 | 260 | 124 | 136 | 47.5 |
| 2019年11月 | 286 | 122 | 164 | 42.5 |
| 2020年11月 | 284 | 126 | 158 | 44.1 |
| 2021年11月 | 280 | 125 | 155 | 44.6 |
| 2023年2月 | 282 | 121 | 161 | 42.9 |
| 2024年2月 | 291 | 107 | 184 | 36.6 |
| 2025年2月 | 294 | 104 | 190 | 35.5 |
| 2026年2月 | 330 | 105 | 225 | 31.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で322社中162位あたり、逆に低いのは配当利回りで322社中299位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,320で、1年前と比べて-7.9%。過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 119.4倍 |
| PER (会社予想) | 118.1倍 |
| PBR | 4.94倍 |
| 配当利回り | 0.51% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1ヶ月で+3.86%と上昇し、8月14日に3,635円。25日線(3,565円)を上回り、75日線、200日線の上に位置。52週高値3,925円にはまだ7%余地があり、RSIは66.1と上昇余地を示す。出来高は7月の平均約1.4万株から8月14日に1.61万株と増加し、買い意欲が続く。トレンドは底堅く、中期的な上昇が期待される。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)。
PERは実績129.87倍、予想129.3倍と同業界平均39.85倍を大きく上回り、PBRも5.41倍と平均2.97倍の約1.8倍で割高感が強い。配当利回りは0.47%と平均12.76%を大幅に下回り、ROEは4.2%と低水準。業績は2024/2期に最終赤字、2025/2期も赤字が継続し、2026/2期にようやく黒字化見込みだが、利益水準は極めて低い。配当性向は113.8%と利益を超えており持続性に懸念。割高だが、大幅な業績改善によるバリュエーション修正の余地はある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 119.4倍 | 39.6倍 |
| PER (予想) | 118.1倍 | — |
| PBR | 4.94倍 | 2.44倍 |
| ROE | 4.2% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
100円ショップ市場は需要が底堅いが、原材料高や人件費上昇で収益環境は厳しい。強気派はPB商品の強化と価格改定による収益改善を評価し、弱気派は赤字からの回復途上で粗利率の低さや競争激化を懸念する。株価は低迷しており、業績回復の確実性が焦点となる。
- PB商品の強化
高品質なプライベートブランド商品の展開で粗利率向上を図る。
- 売上高の回復
2025年2月期から売上高が増加に転じ、成長軌道に乗る。
- 業界大手の地位
ダイソー・セリアと並び、ブランド力と店舗網で競争力がある。
- 2026年2月期営業利益が倍増の15億円通年影響中
営業利益15億円、前期8億円から7億円増加。営業利益率1.72%に改善
- 売上高が3期連続増収で871億円に通年影響中
売上高871億円、前期834億円から37億円増と過去最高
- 最終損益が黒字転換し4億円の純利益通年影響中
純利益4億円、前期-2億円から黒字転換。損益分岐点を上回る
- 営業利益率が0.96%から1.72%へ改善通年影響弱
営業利益率1.72%は前期比0.76ポイント改善、コスト効率化進む
- 過去の赤字
2023年2月期と2025年2月期に赤字を計上しており、収益性が不安定。
- 低い営業利益率
営業利益率は1%前後と低く、コスト上昇の影響を受けやすい。
- 競争激化
100円ショップ市場は飽和気味で、価格競争が利益を圧迫する。
- PER129倍と収益力に対して極めて割高通年影響強
時価総額610億円、純利益4億円で予想PER129.3倍。業績悪化時に大幅下落リスク
- ROE4.2%と資本効率が低位継続影響中
ROE4.2%、PBR5.41倍。利益拡大が伴わないとバリュエーション修正
- 営業利益率1.72%と低収益構造継続影響中
売上高871億円に対し営業利益15億円、小売業として利益率低い
- 株価は1年で5.64%下落し上値重い継続影響弱
過去1年-5.64%、半期の利益改善も株価反応鈍い
- 既存店売上高成長率
- 店舗単位の収益力を示す重要な指標。
- PB商品の売上比率
- 収益性改善の進捗を測る。
- 店舗数
- 出店戦略の成果を確認。
- 粗利益率
- 価格改定や仕入れ改善の効果を評価。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり17円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは0.51%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年11月 | 18 | — | 29.8 |
| 2017年11月 | 17 | −2.9 | 33.2 |
| 2018年11月 | 17 | 0.0 | 35.7 |
| 2019年11月 | 17 | 0.0 | 100.5 |
| 2020年11月 | 17 | 0.0 | 100.2 |
| 2021年11月 | 17 | 0.0 | — |
| 2023年2月 | 17 | 0.0 | — |
| 2024年2月 | 17 | 0.0 | — |
| 2025年2月 | 17 | 0.0 | — |
| 2026年2月 | 17 | 0.0 | 113.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥17
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ30,855人。区分でいちばん多いのは事業法人で49.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.8%を占め、残る46.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年11月% | 2021年11月% | 2023年2月% | 2024年2月% | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 13.9 | 49.5 | 49.9 | 49.7 | 49.8 | 49.7 |
| 個人・その他 | 65.6 | 43.8 | 43.3 | 43.7 | 43.2 | 43.7 |
| 自己株式 | 5.0 | 4.8 | 4.7 | 4.7 | 4.6 | 4.6 |
| 金融機関 | 9.8 | 3.5 | 4.8 | 4.6 | 4.7 | 4.1 |
| 証券会社 | 2.7 | 1.9 | 1.4 | 1.6 | 2.0 | 1.8 |
| 外国法人 | 7.9 | 1.3 | 0.5 | 0.3 | 0.3 | 0.6 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | イオン株式会社 | 35.55 |
| 02 | 株式会社ケイコーポレーション | 13.15 |
| 03 | 城戸 一弥 | 10.43 |
| 04 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 3.58 |
| 05 | キャンドゥ取引先持株会 | 2.25 |
| 06 | SMBC日興証券株式会社 | 1.08 |
| 07 | 城戸 恵子 | 0.89 |
| 08 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 | 0.43 |
| 09 | 株式会社大創産業 | 0.27 |
| 10 | UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 0.27 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-06イオン株式会社新規の大量保有報告48.70%+13.15pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−50%、1株純資産は14期で+10%。直近期のROEは4.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年11月 | 56 | 599 | 9.5 | 18.4 | 28.2 |
| 2013年11月 | 38 | 622 | 6.3 | 39.9 | 43.5 |
| 2014年11月 | 45 | 641 | 7.1 | 35.8 | 42.1 |
| 2015年11月 | 35 | 664 | 5.3 | 45.2 | 44.5 |
| 2016年11月 | 67 | 690 | 9.8 | 26.7 | 29.8 |
| 2017年11月 | 63 | 741 | 8.9 | 27.5 | 33.2 |
| 2018年11月 | 50 | 775 | 6.6 | 33.5 | 35.7 |
| 2019年11月 | 20 | 765 | 2.7 | 79.5 | 100.5 |
| 2020年11月 | 28 | 787 | 3.6 | 66.6 | 100.2 |
| 2021年11月 | 12 | 784 | 1.6 | 189.6 | — |
| 2023年2月 | −22 | 757 | — | — | — |
| 2024年2月 | −73 | 668 | — | — | — |
| 2025年2月 | −10 | 651 | — | — | — |
| 2026年2月 | 28 | 658 | 4.2 | 124.2 | 113.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/2期の役員報酬は総額75百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 城戸一弥 | 代表取締役 社長 | 41 | 1,749,600 |
| 望月園枝 | 取締役 DX・業務改革推進担当 | 60 | 12,000 |
| 吉田昭夫 | 取締役(非常勤) | 66 | — |
| 草島智咲 | 取締役 | 61 | — |
| 岡田浩史 | 取締役(常勤監査等委員) | 63 | 500 |
| 飯田直樹 | 取締役(監査等委員) | 61 | — |
| 中川ゆき子 | 取締役(監査等委員) | 57 | — |
| 古澤康之 | 取締役 非常勤 | 53 | — |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 48 | 6 | 6 | 55 | 18 |
| 社外取締役 | 4 | 11 | — | — | 11 | 3 |
| 取締役(社内) | 1 | 9 | — | — | 9 | 9 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容267字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,005字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,013字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,523字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第32期(2025/03/01-2026/02/28)2026-05-25
- 半期報告書半期報告書-第32期(2025/03/01-2026/02/28)2025-10-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第31期(2024/03/01-2025/02/28)2025-05-26
- 半期報告書半期報告書-第31期(2024/03/01-2025/02/28)2024-10-08
- 四半期報告書四半期報告書-第31期第1四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第30期(2023/03/01-2024/02/29)2024-05-24
- 四半期報告書四半期報告書-第30期第3四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-10
- 四半期報告書四半期報告書-第30期第2四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-10
- 四半期報告書四半期報告書-第30期第1四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第29期(2021/12/01-2023/02/28)2023-05-24
- 四半期報告書四半期報告書-第29期第4四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-12
- 四半期報告書四半期報告書-第29期第3四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)2022-10-04
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