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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

キャンドゥ

CANDOCO.,LTD.2698 · Standard · 小売業

100円ショップ「キャンドゥ」を全国展開する小売企業。イオン傘下で生活雑貨・食品を企画から販売まで手掛ける

概要

キャンドゥは、100円ショップ「Can★Do」を直営中心に全国展開する小売企業である。ダイソー、セリアと並ぶ業界大手の一角で、2025年2月期の売上高は834億円、営業利益8億円。全店舗を直営で運営し、プライベートブランド商品の開発に強みを持つ。イオン株式会社の子会社として、収益改善へ向け価格改定やPB比率向上を進める。

直営929店舗、FC419店舗のチェーン体制

キャンドゥの店舗網は直営店を軸に構成される。2026年2月末時点の総店舗数は1,355店舗で、直営店が929店舗(委託店を含む)、フランチャイズ(FC)店が419店舗、海外FC店が7店舗である。直営店は売上高の87.4%を占め、FC店への卸売上が10.8%を占める。直営店の既存店売上高は前期比101.3%と堅調だが、退店数が98店舗に達し純増は15店舗にとどまった。店舗展開ではイオングループとの協業による高効率店舗の出店や、取引先との委託店方式も活用しており、今後は「New Can★Do」フォーマットの進化を軸に1,605店舗(2031年目標)を目指す。

売上総利益率の改善と販管費削減

キャンドゥの収益構造は、低価格・低粗利のビジネスモデルである。2026年2月期の売上高は871億円(前期比104.4%)、営業利益は15億円(同180.3%)、営業利益率は1.8%である。売上総利益率は原材料高騰の影響を受けながらも、原価低減の取り組みにより前期比0.5ポイント上昇した。販売費及び一般管理費率は売上高販管費率が0.3ポイント低下し、セルフレジ導入や人時コントロールで経費を抑制した。同社は中期目標として営業利益率5%以上、ROE10%以上を掲げ、抜本的な構造改革を進めている。

イオン子会社化とグループシナジー

キャンドゥは2012年、イオン株式会社の公開買付けにより子会社となった。以降、イオングループとの連携を成長の軸に据える。中期計画では、グループ出店の推進、商品調達の協業、デジタル化による生産性向上など、3つの成長戦略(販路拡大、商品・ブランド差別化、企業価値向上)を掲げる。2031年2月期には売上高1,000億円、営業利益25億円、店舗数1,605店舗を目標とする。子会社には株式会社アクシスがあり、商品卸部門を担う。

業界の中での役割は最終消費者向けの小売チェーン運営企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
871億円
営業利益
15億円
営業利益率
1.7%
純利益
4億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01小売(一般消費者向け)主力

当社グループは「キャンドゥ」のチェーン展開として、日用雑貨及び加工食品の小売店舗チェーン事業を営んでいます。商品の企画・調達を担い、直営店での小売販売に加え、FC加盟店への卸販売、海外の小売業者への卸販売も行っています。イオン株式会社を親会社とするグループとして、幅広い消費者に商品を提供しています。

主要顧客一般消費者

主な製品・サービス2
日用雑貨
生活に必要な日用品を取り揃えた商品群。家庭で使う消耗品やキッチン用品、収納用品などを、統一価格で提供している。
加工食品
菓子や飲料、レトルト食品など、長期保存が可能な食品を取り扱う。手頃な価格で日常の食卓を支える商品を提供している。

製品と技術

日用雑貨が売上の88%を占める

キャンドゥの商品は日用雑貨と加工食品に大別される。2026年2月期の仕入実績は日用雑貨456億円(構成比85.5%)、加工食品76億円(14.3%)、その他1億円。販売実績では日用雑貨771億円(全体の88.6%)、加工食品98億円(11.3%)、その他0.5億円。日用雑貨は消耗品、キッチン用品、文具、化粧品など幅広いカテゴリーをカバーし、加工食品は菓子、飲料、調味料などが中心である。いずれも100円を基本価格としながら、付加価値の高い商品を他価格帯で展開する。

PB開発とライフスタイル提案型店舗

キャンドゥはプライベートブランド(PB)商品の開発に注力し、原価率の低減と差別化を図る。2012年には新ブランド「Can★Do」を導入し、2019年には「New Can★Do」フォーマットを立ち上げた。これは「発信」をコンセプトとしたライフスタイル提案型店舗で、イオンモール福岡に一号店を出店。100円商品の強みを活かしながら、厳選した他価格帯商品をラインロービングで展開し、新たな需要を創出する。同社はPB比率の向上を収益改善の柱と位置づけている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

100円ショップ大手3位、低収益体質が課題

100円ショップ業界ではセリアやダイソーに次ぐ大手。2025年2月期売上高834億円だが、営業利益率は0.96%と極めて低い。同業トライアルホールディングスは小売業だが業態が異なり、直接競合は限られる。低価格帯ゆえの粗利の薄さと人件費上昇が収益を圧迫。規模拡大によるコスト削減が不可欠。

強み

  • 売上高800億円超で、100円ショップで3位のポジションを確保。
  • セリア・ダイソーほどの店舗数ではなく、出店余地が残る。
  • 低価格品の需要は景気に左右されにくく、一定の客足が見込める。
  • 営業利益率が0.96%から1.72%へ改善見込み。収益力向上の兆し。

課題

  • 営業利益率1%未満と非常に薄利。コスト上昇に脆弱。
  • セリア・ダイソーと品揃えや価格で差別化しづらい。
  • 最低賃金上昇や物流費高騰が収益を圧迫するリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がキャンドゥ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 17件

フランチャイズ卸売業として創業した1993年

1993年12月、埼玉県戸田市に資本金1,000万円で株式会社キャンドゥが設立された。当初は100円ショップのフランチャイズ店への卸売業を主業務とし、1994年1月にはフランチャイズシステムを確立した。直営店第一号は1997年7月、埼玉県蕨市に開店。1999年4月には日本ショッピングセンター協会に加盟し、本部基幹システムとして店舗発注EOSを導入。2000年6月には本社を東京都板橋区に移転し、事業拡大に対応した。

株式上場と直営店へのシフト

2001年6月、日本証券業協会に株式を店頭登録。2003年12月に東京証券取引所市場第二部、2004年11月には市場第一部に上場した。上場後、直営店展開を加速。2006年4月には300円・500円商材の導入とPOSシステムの試験導入を開始。2007年には中国に現地法人を設立し、海外事業にも進出した。また、2008年には競合の株式会社ル・プリュを買収、翌年に事業譲渡を行うなど、M&Aによる規模拡大を進めた。

POS・自動発注システムの全店導入

2006年に一部店舗で始まったPOSシステムの導入は、2012年4月に全直営店で完了。同時に自動発注システムも稼働し、発注業務の効率化と在庫管理の精度向上を実現した。2012年12月にはロゴを「Can★Do」に変更し、新ブランド店舗として「新百合丘オーパ店」をリニューアル。この時期、300円・500円商材の販売を終了し、100円商品に集中する方針に転換した。また、バックオフィスシステムも導入し、管理業務の標準化を進めた。

イオン子会社化と事業再編

2012年、イオン株式会社による公開買付けを受け、キャンドゥはイオンの子会社となった。同年、本社を東京都新宿区に移転。子会社の株式会社アクシスを設立し、取引先の卸部門を吸収分割で承継した。また、株式会社城商から100円ショップ事業の一部を譲受けるなど、業界再編の中で規模を拡大した。韓国には関連会社CANDO KOREA INC.を設立したが、後に資本提携を解消。中国子会社も清算され、海外事業は縮小した。

業績低迷からの回復と中期計画

イオン傘下入り後、売上高は緩やかに増加したものの、営業利益率は低迷。2023年2月期には純損失3億円、2024年2月期には12億円の純損失を計上した。これを受け、同社は「抜本的な構造改革」と「成長戦略の実行」を掲げる新中期計画を策定。2025年2月期には営業利益8億円と黒字転換し、2026年2月期には営業利益15億円、当期純利益4億円と回復基調にある。中期目標として、2031年2月期に売上高1,000億円、営業利益25億円を掲げる。

年表17件を開く

1990年代

  • 1993年12月創業埼玉県戸田市に100円ショップのフランチャイズ店への卸売業、及び直営店の小売業を事業とした会社組織 株式会社キャンドゥ(資本金1,000万円)設立
  • 1994年1月フランチャイズシステム確立
  • 1997年7月埼玉県蕨市に蕨東口店オープン
  • 1997年10月本部基幹システムを構築 全店舗受発注管理システム(店舗発注EOS)を導入
  • 1999年4月日本ショッピングセンター協会加盟

2000年代

  • 2000年6月事業拡大に対応する本社機能充実のため、本社業務を東京都板橋区に移転
  • 2001年6月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 2003年12月上場東京証券取引所市場第二部上場
  • 2004年11月上場東京証券取引所市場第一部上場
  • 2006年4月300円・500円商材の導入とPOSシステム導入を一部店舗よりスタート
  • 2007年1月中国に、当社100%出資の感動(上海)商業有限公司(連結子会社)を設立
  • 2007年4月M&A100円ショップをチェーン展開する株式会社ル・プリュの全株式を取得し子会社化
  • 2008年11月株式会社ル・プリュは全事業を当社に譲渡
  • 2008年12月株式会社ル・プリュ解散
  • 2009年12月株式会社タヤ製作所より100円ショップ「オレンジ」事業の一部を譲受 本社3本部制の導入(商品本部・販売本部・管理本部)城戸一弥が代表取締役社長に就任

2010年代

  • 2012年4月東京都板橋区から新宿区に本社を移転 POS/自動発注システム直営店全店導入完了
  • 2012年12月M&Aロゴを「Can★Do」に変更 新ブランド仕様店舗一号店として「新百合丘オーパ店」リニューアル・オープン 300円・500円商材の販売終了 株式会社アクシス(現・連結子会社)を設立 株式会社城商より100円ショップ事業の一部を譲受 取引先株式会社サエラの100円ショップ向け商品卸部門を、当社子会社である株式会社アクシスが吸収分割により承継 関連会社CANDO KOREA INC.を設立 4営業所(北日本、首都圏、中日本、西日本)を開設 韓国エリアフランチャイズ契約解除に伴うCANDO KOREA INC.との資本提携解消 バックオフィスシステムを導入 新型POS直営店全店導入完了 感動(上海)商業有限公司(連結子会社)清算結了 近畿営業所を開設 他価格帯商材導入 直営部・FC部を統合し、3営業部(東日本、中日本、西日本)、6営業所(札幌、埼玉、東京、東海、大阪、福岡)体制の導入 当社は、イオン株式会社の公開買付けによりイオン株式会社の子会社化「発信」をコンセプトとした「ライフスタイル提案型ショップ(New Can★Do)」をイオンモール福岡にオープン 本社5本部制の導入(店舗開発本部・店

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2031年2月期まで1,000億円
  • 営業利益2031年2月期まで25億円
  • 営業利益率2031年2月期まで2.5%
  • 経常利益2031年2月期まで25億円
  • 当期純利益2031年2月期まで10億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    販路拡大と店舗展開の推進

    「NewCan★Do」フォーマットを進化させ、イオングループとの連携を主軸に積極的な店舗展開を行い、販路を拡大する。

  2. 02

    商品・ブランドの差別化

    お客さまの暮らしに寄り添う商品開発とニーズに応える品揃えを推進し、効果的な情報発信を通じてCan★Doならではの商品を提供する。

  3. 03

    企業価値の向上と生産性向上

    イオングループとの連携強化による相乗効果を追求し、デジタル化による業務プロセス改革や効率的なサプライチェーン構築により生産性を向上させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で559人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は474万円で、9期前と比べて+13.3%平均年齢は44.9歳、平均勤続年数は18.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年11月661
2017年11月632
2018年11月630
2019年11月41838.912.4627
2020年11月44239.813.3605
2021年11月42540.714.2600
2023年2月42041.915.4592
2024年2月42943.016.3590
2025年2月44944.017.2573140
2026年2月47444.918.1559268

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率20.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率60.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.1%
100なら男女で差がない状態

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は871億円営業利益15億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.4%、利益が+87.5%。

売上高
+4.4%
871億円
営業利益
+87.5%
15億円
純利益
4億円
営業利益率
1.7%
前期比 +0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高886億円871億円
営業利益17億円15億円
純利益5億円4億円
1株あたり配当¥17¥17

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は228億円、営業利益は7億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+9.1%、営業利益は+133.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q19931.51
2024年2Q196−1−0.5−3
2024年3Q20210.50
2024年4Q207−10
2025年1Q20931.41
2025年2Q20910.5−3
2025年4Q41641.00
2026年2Q434133.07
2026年4Q43720.5−3
2027年1Q22873.14

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年11月期からの14期で、売上は627億円から871億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は1.7%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
ロゴを「Can★Do」に変更 新ブランド仕様店舗一号店として「新百合丘オーパ店」リニューアル・オープン 300円・500円商材の販売終了 株式会社アクシス(現・連結子会社)を設立 株式会社城商より100円ショップ事業の一部を譲受 取引先株式会社サエラの100円ショップ向け商品卸部門を、当社子会社である株式会社アクシスが吸収分割により承継 関連会社CANDO KOREA INC.を設立 4営業所(北日本、首都圏、中日本、西日本)を開設 韓国エリアフランチャイズ契約解除に伴うCANDO KOREA INC.との資本提携解消 バックオフィスシステムを導入 新型POS直営店全店導入完了 感動(上海)商業有限公司(連結子会社)清算結了 近畿営業所を開設 他価格帯商材導入 直営部・FC部を統合し、3営業部(東日本、中日本、西日本)、6営業所(札幌、埼玉、東京、東海、大阪、福岡)体制の導入 当社は、イオン株式会社の公開買付けによりイオン株式会社の子会社化「発信」をコンセプトとした「ライフスタイル提案型ショップ(New Can★Do)」をイオンモール福岡にオープン 本社5本部制の導入(店舗開発本部・店
2012年11月627239
2013年11月627176
2014年11月635197
2015年11月652156
2016年11月6802411
2017年11月6882310
2018年11月707208
2019年11月713133
2020年11月730164
2021年11月731102
2023年2月9326−3
2024年2月8043−12
2025年2月834891.0−2
2026年2月87115151.74

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高871億円のうち、営業利益として残るのは15億円1.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の0.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.5%536億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金36.7%320億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.7%15億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.9pt
1.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.0pt
0.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.4pt
4.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが44億円、投資CFが−22億円で、差し引きのフリーCFは22億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は46億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年11月22−11−41155
2013年11月29−35−10−639
2014年11月44−16−82859
2015年11月−15−18−6−3320
2016年11月242−72638
2017年11月20−22−3−234
2018年11月32−20−31243
2019年11月26−25−3142
2020年11月21−17−3443
2021年11月12−20−3−832
2023年2月9−155−631
2024年2月−9−2127−3028
2025年2月19−25−2−620
2026年2月44−2242246

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は330億円。このうち返さなくてよい自己資本が105億円で、自己資本比率は31.9%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年11月2369614040.5
2013年11月24910014939.9
2014年11月27910417537.3
2015年11月24310813544.3
2016年11月24411013445.0
2017年11月24511812748.0
2018年11月26012413647.5
2019年11月28612216442.5
2020年11月28412615844.1
2021年11月28012515544.6
2023年2月28212116142.9
2024年2月29110718436.6
2025年2月29410419035.5
2026年2月33010522531.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
46億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
53億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
225億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
44
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率322社中162位あたり、逆に低いのは配当利回り322社中299位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.2%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
1.7%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
31.9%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.4%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.5%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,320で、1年前と比べて-7.9%過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。

¥3,320-2.1%1ヶ月-7.3%1年-7.9%時価総額557億円
過去52週の値幅
安値¥3,110高値¥3,680

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)119.4倍
PER (会社予想)118.1倍
PBR4.94倍
配当利回り0.51%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で+3.86%と上昇し、8月14日に3,635円。25日線(3,565円)を上回り、75日線、200日線の上に位置。52週高値3,925円にはまだ7%余地があり、RSIは66.1と上昇余地を示す。出来高は7月の平均約1.4万株から8月14日に1.61万株と増加し、買い意欲が続く。トレンドは底堅く、中期的な上昇が期待される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PERは実績129.87倍、予想129.3倍と同業界平均39.85倍を大きく上回り、PBRも5.41倍と平均2.97倍の約1.8倍で割高感が強い。配当利回りは0.47%と平均12.76%を大幅に下回り、ROEは4.2%と低水準。業績は2024/2期に最終赤字、2025/2期も赤字が継続し、2026/2期にようやく黒字化見込みだが、利益水準は極めて低い。配当性向は113.8%と利益を超えており持続性に懸念。割高だが、大幅な業績改善によるバリュエーション修正の余地はある。

指標この会社業種平均
PER (実績)119.4倍39.6倍
PER (予想)118.1倍
PBR4.94倍2.44倍
ROE4.2%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

100円ショップ市場は需要が底堅いが、原材料高や人件費上昇で収益環境は厳しい。強気派はPB商品の強化と価格改定による収益改善を評価し、弱気派は赤字からの回復途上で粗利率の低さや競争激化を懸念する。株価は低迷しており、業績回復の確実性が焦点となる。

プラスに働く材料7
  • PB商品の強化

    高品質なプライベートブランド商品の展開で粗利率向上を図る。

  • 売上高の回復

    2025年2月期から売上高が増加に転じ、成長軌道に乗る。

  • 業界大手の地位

    ダイソー・セリアと並び、ブランド力と店舗網で競争力がある。

  • 2026年2月期営業利益が倍増の15億円通年影響

    営業利益15億円、前期8億円から7億円増加。営業利益率1.72%に改善

  • 売上高が3期連続増収で871億円に通年影響

    売上高871億円、前期834億円から37億円増と過去最高

  • 最終損益が黒字転換し4億円の純利益通年影響

    純利益4億円、前期-2億円から黒字転換。損益分岐点を上回る

  • 営業利益率が0.96%から1.72%へ改善通年影響

    営業利益率1.72%は前期比0.76ポイント改善、コスト効率化進む

マイナスに働く材料7
  • 過去の赤字

    2023年2月期と2025年2月期に赤字を計上しており、収益性が不安定。

  • 低い営業利益率

    営業利益率は1%前後と低く、コスト上昇の影響を受けやすい。

  • 競争激化

    100円ショップ市場は飽和気味で、価格競争が利益を圧迫する。

  • PER129倍と収益力に対して極めて割高通年影響

    時価総額610億円、純利益4億円で予想PER129.3倍。業績悪化時に大幅下落リスク

  • ROE4.2%と資本効率が低位継続影響

    ROE4.2%、PBR5.41倍。利益拡大が伴わないとバリュエーション修正

  • 営業利益率1.72%と低収益構造継続影響

    売上高871億円に対し営業利益15億円、小売業として利益率低い

  • 株価は1年で5.64%下落し上値重い継続影響

    過去1年-5.64%、半期の利益改善も株価反応鈍い

次の決算で確かめる点
既存店売上高成長率
店舗単位の収益力を示す重要な指標。
PB商品の売上比率
収益性改善の進捗を測る。
店舗数
出店戦略の成果を確認。
粗利益率
価格改定や仕入れ改善の効果を評価。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり17で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.51%。

年間配当
¥17
1株あたり
配当利回り
0.51%
いまの株価に対して
配当性向
113.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年11月1829.8
2017年11月17−2.933.2
2018年11月170.035.7
2019年11月170.0100.5
2020年11月170.0100.2
2021年11月170.0
2023年2月170.0
2024年2月170.0
2025年2月170.0
2026年2月170.0113.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥17

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ30,855人。区分でいちばん多いのは事業法人49.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.8%を占め、残る46.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年11月%2021年11月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
事業法人13.949.549.949.749.849.7
個人・その他65.643.843.343.743.243.7
自己株式5.04.84.74.74.64.6
金融機関9.83.54.84.64.74.1
証券会社2.71.91.41.62.01.8
外国法人7.91.30.50.30.30.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01イオン株式会社35.55
02株式会社ケイコーポレーション13.15
03城戸 一弥10.43
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)3.58
05キャンドゥ取引先持株会2.25
06SMBC日興証券株式会社1.08
07城戸 恵子0.89
08三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社0.43
09株式会社大創産業0.27
10UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.27

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-06
    イオン株式会社
    新規の大量保有報告
    48.70%
    +13.15pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−50%、1株純資産は14期で+10%。直近期のROEは4.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年11月565999.518.428.2
2013年11月386226.339.943.5
2014年11月456417.135.842.1
2015年11月356645.345.244.5
2016年11月676909.826.729.8
2017年11月637418.927.533.2
2018年11月507756.633.535.7
2019年11月207652.779.5100.5
2020年11月287873.666.6100.2
2021年11月127841.6189.6
2023年2月−22757
2024年2月−73668
2025年2月−10651
2026年2月286584.2124.2113.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/2期の役員報酬は総額75百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
城戸一弥代表取締役 社長411,749,600
望月園枝取締役 DX・業務改革推進担当6012,000
吉田昭夫取締役(非常勤)66
草島智咲取締役61
岡田浩史取締役(常勤監査等委員)63500
飯田直樹取締役(監査等委員)61
中川ゆき子取締役(監査等委員)57
古澤康之取締役 非常勤53

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)348665518
社外取締役411113
取締役(社内)1999

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容267字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、イオン株式会社を親会社とする当社と国内子会社1社及び親会社の子会社1社で構成され、キャンドゥのチェーン展開として、日用雑貨及び加工食品の小売店舗チェーン展開事業を営んでおります。 当社は商品の企画、調達を担っており、直営店にて小売販売を営むほか、FC加盟店への卸販売を行っており、海外の小売業者への卸販売も手がけております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。 なお、当社グループは、単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
経営方針・対処すべき課題2,005字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グルーの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本資料の発表日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 企 業 理 念 価 値 観:100円のすばらしさに誇りを持ち、どこまでも追求する 志すべき所:老若男女すべての人に利用してもらえるブランドにする 使 命:100円ですべての人を幸福にする ビ ジ ョ ン:『信頼No.1』 当社グループは、行動規範に則った公平性・透明性・納得性を確保した企業活動を通じて、企業理念とビジョンの実現を目指します。 また、コンプライアンスを遵守したうえで、業績目標の達成を土台とした企業価値の向上と地域社会への貢献を、経営の最重要課題としております。 また、迅速で公正な経営意思決定を尊重しつつも、監視・監督機能が発揮されるコーポレートガバナンス・コードの精神に則った最良のガバナンスシステムの構築を目指してまいります。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、選択と集中により、外部環境の変化に迅速に適応し、継続的な企業価値の向上と地域社会への貢献に努めてまいります。 目標とする経営指標は、収益力及び経営効率を測る指標として、営業利益率と自己資本当期純利益率(ROE)を採用しております。 目標経営指標は、営業利益率5%以上、自己資本当期純利益率(ROE)10%以上であります。 (3)経営環境及び戦略 国内の景気動向は、一部に足踏みもみられるなか、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により緩やかに回復基調が続いております。一方で、物価動向、不安定な国際情勢や金融資本市場の変動等の影響により、景気の先行きは依然として不透明な状況であり、各種コストの増加も継続することから、引き続き厳しい経営環境が続くと考えられます。 そのような環境下、当社グループは、イオングループの連結対象子会社として持続的な成長を実現するため、「抜本的な構造改革」と「成長戦略の実行」を方針とする新たな中期計画を策定いたしました。この計画に基づき、「販路の拡大」「商品・ブランドの差別化」「企業価値の向上」の3つの成長戦略を推進してまいります。 (4)中長期的な会社の経営戦略 新中期計画では、最終年度である2031年2月期に連結売上高1,000億円、営業利益25億円(営業利益率2.5%)、経常利益25億円(経常利益率2.5%)、当期純利益10億円(当期純利益率1.0%)、店舗数1,605店舗を目指してまいります。 当社グループは、目標数値の達成に向けて、以下の3つの成長戦略とそれを支える施策を推進してまいります。 Ⅰ 販路の拡大 「NewCan★Do」フォーマットの進化と、イオングループとの連携を主軸とした積極的な店舗展開を行ってまいります。 Ⅱ 商品・ブランドの差別化 お客さまの暮らしに寄り添う商品開発とお客さまのニーズに応える品揃えを推進するとともに、効果的な情報発信を通じてCan★Doならではの商品を提供してまいります。 Ⅲ 企業価値の向上 イオングループとの連携強化による相乗効果による成長を追求いたします。さらには、デジタル化による業務プロセスと働き方改革、効率的なサプライチェーン構築を進め、更なる生産性向上を目指してまいります。 これらの取り組みにより、当社は持続的な成長と安定した利益確保を目指すとともに、お客さま満足と企業価値の向上を図ることで、ステークホルダーの皆さまの期待に応え、「選ばれるCan★Do」を目指して変革を推進してまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 インフレによるコスト増加、労働力人口減少による人材獲得競争の激化、目まぐるしく変化するお客さまの嗜好への対応などさまざまなリスクに適切に対処しながら、新中期計画の実現へ向け全社を挙げて取り組んでまいります。お客さま満足の最大化、持続可能な経営と企業価値向上を実現するため、「成長性の確立」・「差別化の構築」・「生産性の向上」の3つを優先的に対処すべき事業上の課題と捉え、解決を図ってまいります。 また、財務上の課題として、新規取引や短期プライムレート等の大幅な上昇などが発生した場合、支払利息が増加するリスクがあります。また、借入に依存しない資金創出力を強化すべく、フリーキャッシュ・フローの増大を継続的な課題として認識し、取り組んでまいります。 当社グループは、引き続き、株式公開会社としての社会的責任を果たし、地域社会に寄り添い、生活のインフラとしての役割を認識しつつ、目標とする経営指標を実現し、安定した成長を継続することで、ステークホルダーとのよりよい関係を築きあげてまいります。
事業等のリスク3,013字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)出退店政策について 当社の出店形態の構成は、直営店ではインショップ店舗の比重が高く、FC店では法人フランチャイジーによる特定地域での多店舗展開の比重が高くなっております。 したがって、インショップの出店先である大手量販店や、法人フランチャイジーの店舗政策や、経営環境に悪化が生じた場合には、当社の出退店計画及び業績に影響を与える可能性があります。 また、積極出店によるコスト発生等により業績に影響を及ぼす可能性があるほか、売上確保に向けた様々な取り組みを行っておりますが、出店契約先の都合により既存店の退店をする場合は、退店に伴う費用及び損失が業績に影響を与える可能性があります。 (2)新型感染症、自然災害の発生について 重大な感染症が拡大した場合には、感染症拡大防止措置を講じつつ、生活インフラを支えるべく店舗運営の継続に努めることとしております。 しかしながら、想定をはるかに超えた状況が発生し、従業員等の人的被害が発生した場合や、当社店舗がテナントとして入る量販店が店休または営業時間の短縮等を行う場合には、業績に影響を与える可能性があります。 また、自然災害や突発的な事故が発生した場合には、災害対策にかかる当社ならびにイオングループの定めに基づき、人的・物的な被害状況の把握を行うとともに早期復旧に努めることとしておりますが、当社の販売活動や流通・仕入活動が阻害された場合や通信ネットワーク障害、当社店舗、本社、営業所等の各拠点の事業活動に支障が生じた場合、さらには従業員等の人的被害が発生した場合には、業績に影響を与える可能性があります。 (3)為替相場の変動について 当社は、日用雑貨と加工食品の大部分を国内ベンダーから調達しており、外貨建仕入の割合は僅少であるため、直接的な為替相場の変動は受けておりませんが、国内ベンダーは多くの商品を海外で生産・調達しており、為替変動は国内ベンダーのコスト構造への影響を通じて、間接的に当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また当社子会社は、海外との直接貿易により、商品を仕入れ、販売しております。 当社グループでは、社内規程にもとづき、ヘッジ取引等為替リスクの最小化を行うこととしておりますが、為替の変動や調達先からの配送及び保管等の物流コストの変動をより直接的に受けることから、その影響の程度によって、連結会社である当社の業績に影響を与える可能性があります。 (4)原材料等の価格変動について 当社は小売事業を主力事業としておりますが、原油価格の高騰等による電気料金の上昇など外部環境に変化が生じ、店舗運営における光熱費や商品・店舗資材等の調達価格が大きく上昇した場合、当社の業績に影響を与える可能性があります。 (5)情報セキュリティに関するリスクについて 当社グループでは、災害時における情報システムのバックアップや、不正アクセス等に備えたセキュリティ対策を講じておりますが、自然災害その他突発的な事故やコンピューターウイルス等による不具合が発生した場合、秘密情報や個人情報の漏えい、売上の減少、ビジネスチャンスの逸失、商品の滞留、修理費の負担等、システムの一時的な停止により業績に影響を与える可能性があります。 また、当社グループは、不正アクセス防止対策を講じながら、SNS等を通じた広報戦略を行っておりますが、自社ウェブサイトや関連ネットワークに対する不正アクセスや誤報の流布等の可能性があります。これにより、財務状況及び業績に影響を与える可能性があります。 (6)人材確保について 当社グループが更なる成長へ向け企業基盤を確立するためには、優秀な人材の確保が不可欠であります。働きやすさ向上に向けた、評価制度・給与制度等の見直しに加え、当社業務、文化を理解するパートタイム従業員からの正社員登用を実施しております。 しかしながら、生産年齢人口が大きく減少していく中で、必要な人材を確保できない場合には、当社グループの事業展開、業績に影響を与える可能性があります。 (7)固定資産の減損について 当社グループは、2006年11月期より「固定資産の減損に係る会計基準」が適用されておりますので、予算と定期検証の精度向上に努めるとともに、定期的に不採算店を含むスクラップアンドビルドを行うことによるリスク分散を図っておりますが、売上予測と売上実績が大きく乖離、競業店の出店等、店舗の収益性が低下することで、固定資産の一部が減損処理対象となり、業績に影響を与える可能性があります。 (8)商品在庫リスクについて 当社グループは、積極出店方針を継続しており、店舗数の増加に伴い、商品在庫数も増加する傾向にあります。 商品在庫の管理については、POSデータを活用し、新規商品を開発するとともに、欠品防止や在庫回転数の向上に努め、陳腐化した商品や類似商品については、撤去、処分をすすめるなどにより改廃を実施し在庫コントロールを図っておりますが、消費者の購買動向への対応の遅れ、マーケットの縮小等により多額の滞留在庫が発生した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (9)債権管理について 当社は、直営店の出店にあたっては貸主に敷金または保証金を差し入れており、一部店舗では売上金をディベロッパーに預け入れております。 また、フランチャイジーに対しては、売掛債権が発生し、FC店頭売上金を当社口座へ毎日入金していただくか、発注預託金をお預かりする等の方法で保全を図っております。 これら債権に対しては、与信管理を行い会計基準に則して貸倒引当金を計上しておりますが、相手先の経営破綻等により当社債権が回収不能となり、業績に影響を与える可能性があります。 (10)FC事業について 当社グループは、加盟店との間で締結するフランチャイズ契約に基づき、当社グループが保有する店舗ブランド名にてチェーン展開を行っております。 加盟店に対しては、当社グループの事業方針説明、店舗巡回等を実施し、当社としての協働体制をすすめておりますが、加盟者の高齢化と後継者不足による経営の断念、加盟店における競争激化、不祥事などによりチェーン全体のブランドイメージに影響を受けた場合、業績に影響を与える可能性があります。 また、当社グループと加盟店との信頼関係が損なわれたことにより、万一多くの加盟店とのフランチャイズ契約を解消する事態に至った場合は、業績に影響を与える可能性があります。 (11)M&Aに係るリスク 当社グループは、事業強化を目的として、組織再編やM&A、提携、売却等を行う可能性があります。 これらを実行するに際しては、対象会社の財務内容や収益力について、入念な調査・検討を行いますが、当初想定していたほどの効果が得られない場合は、投資金額を回収できず、業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,523字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等により個人消費が持ち直すなど、緩やかな回復基調で推移いたしました。 一方で、国内の物価の高騰、国際情勢による地政学的リスクに伴う原材料・エネルギー価格の高止まりや、米国の政策動向、世界的な金融資本市場の影響などにより先行きは依然として不透明な状況が続いております。当社においても、個人消費の持ち直しは見られますが、原材料や人件費をはじめとした各種コストの高騰もあり、事業環境としては引続き厳しいものとなっております。 当社グループの事業環境についても、各種コストの上昇による物価高が継続しているとともに、生活防衛意識は高いまま推移しております。 このような環境の中、当社グループは、引き続きイオングループとの協業による、お客さま満足の最大化を追求するため、「販路の拡大」、「商品・ブランドの差別化」、「企業価値の向上」を軸に、今期の全社方針として「新たなお客さまの獲得」と「店舗のための仕組改革」に注力してまいりました。 「販路の拡大」については、グループ出店を軸とした高効率店舗の出店、また、お取引先さまとの協働による委託店の出店拡大により、新規出店数は113店舗(直営79店舗〔委託店含む〕、FC店〔アライアンス店含む〕34店舗)となりました。 一方、退店数が98店舗と当初想定よりも増加し店舗純増数は15店舗となりました。これにより、当連結会計年度末における店舗数は1,355店舗(直営店929店舗〔委託店含む〕、FC店〔アライアンス店含む〕419店舗、海外FC店7店舗)となりました。 「商品・ブランドの差別化」については、主力となる100円商品を強化しつつ、付加価値の高い他価格帯商品を厳選することにより、お客さまのニーズに沿った品揃えと、ラインロビングによる新たな商品カテゴリーの創造を目指すことで、新規顧客の獲得に取り組んでまいりました。 「企業価値の向上」については、店舗業務の標準化と店舗間格差の是正や、セルフレジ導入店舗の拡大により生産性の向上を推進してまいりました。また、従業員の働きやすさや満足度の向上、女性活躍など、職場環境の改善にも取り組んでおります。 当連結会計年度の収支概況については以下のとおりです。 売上高につきましては、直営既存店が前期比101.3%、また全社におきましても店舗数の増加等により前期比104.4%となりました。 売上総利益につきましては、原材料の高騰が続くなか、売上総利益額・率の向上のための取り組みを続けたことにより原価率が低下し、売上総利益率が前期に比べ0.5ポイント上昇いたしました。 販売費及び一般管理費につきましては、前期に比べ「売上増加に伴う変動家賃」、「キャッシュレス決済に関わる手数料」、「店舗活性化による費用」、「DX投資の増加に伴う減価償却費や保守費用」等のコストが増加したものの、店舗当たりの出店コストの見直しや、人時コントロールの徹底やセルフレジ導入による人件費の抑制等、各種経費の削減に努め売上高販管費率は前期に比べ0.3ポイント減少いたしました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ36億16百万円増加し、329億93百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ35億2百万円増加し、224億59百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1億13百万円増加し、105億33百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は売上高870億57百万円(前期比104.4%)、営業利益15億32百万円(前期比180.3%)、経常利益15億27百万円(前期比167.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益4億46百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失1億63百万円)となりました。 各事業の経営成績は、直営店売上高760億59百万円(構成比87.4%)、FC店への卸売上高94億24百万円(構成比10.8%)、その他売上高15億74百万円(構成比1.8%)となりました。 なお、セグメントの実績については、当社グループは単一セグメントのため記載しておりません。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により43億86百万円増加、投資活動により21億65百万円減少、財務活動により3億86百万円増加し、当連結会計年度末の資金残高は46億41百万円となり、前連結会計年度末に比べ26億7百万円の増加となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの概況とそれらの主な要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により増加した資金は、43億86百万円であります。主な要因は、仕入債務の増減額25億71百万円、減価償却費12億8百万円等が増加要因であり、未収入金の増減額9億91百万円等が減少要因であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により減少した資金は、21億65百万円であります。主な要因は、有形固定資産の取得による支出16億97百万円、資産除去債務の履行による支出2億75百万円等が減少要因であり、敷金及び保証金の回収による収入2億74百万円が増加要因であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により増加した資金は、3億86百万円であります。主な要因は、長期割賦未払金の増加額15億20百万円等が増加要因であり、長期割賦未払金の減少額4億58百万円、短期借入金の純増減額4億円等が減少要因であります。 ③生産、仕入及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.仕入実績 当社グループは単一セグメントであるため、当連結会計年度の仕入実績を商品区分別に示すと、次のとおりです。 商品区分   当連結会計年度 (自 2025年3月1日  至 2026年2月28日)   前期比(%) 日用雑貨(百万円)   45,620   103.9 加工食品(百万円)   7,627   97.2 その他(百万円)   100   116.5 合計(百万円)   53,348   102.9 c.販売実績 当社グループは単一セグメントであるため、当連結会計年度の販売実績を商品区分別、地域別、単位当たり の売上状況により示すと、次のとおりです。 イ.商品区分別売上高 商品区分   当連結会計年度 (自 2025年3月1日  至 2026年2月28日)   前期比(%) 日用雑貨売上(百万円)   77,178   105.7 加工食品売上(百万円)   9,825   95.5 その他(百万円)   53   58.1 合計(百万円)   87,057   104.4 (注)その他売上高は、FC店への消耗品売上高等です。 ロ.地域別売上状況 地 域   売上高(百万円)   構成比(%)     前期比(%)     連結会計年度末店舗数 (店) 北海道   4,258   4.9   102.5   86 東北   4,728   5.4   136.8   137 関東   34,868   40.1   102.0   341 中部   8,679   10.0   107.1   107 近畿   14,121   16.2   100.9   141 中国   2,281   2.6   106.8   35 四国   407   0.5   117.7   5 九州・沖縄   6,714   7.7   102.6   77 FC店   9,424   10.8   104.6   426 その他   1,574   1.8   108.2   - 合計   87,057   100.0   104.4   1,355 (注)1.FC店売上高は、FC店への商品供給による卸売上高です。 2.その他売上高は、海外卸売上高ならびにFC店への消耗品売上高等です。 ハ.単位当たりの売上状況 摘要   当連結会計年度 (自 2025年3月1日  至 2026年2月28日)   前期比(%) 売上高(千円)   76,059,196   104.3 1㎡当たり売上高   売場面積(平均)(㎡)   287,309.14   100.5 1㎡当たり期間売上高(千円)   264   103.8 1人当たり売上高   従業員数(平均)(名)   3,912   97.4 1人当たり期間売上高(千円)   19,441   107.1 (注)1.売上高は、直営店における売上高であり、FC店及び海外卸売による商品供給等は含んでおりません。 2.売場面積(平均)は、直営店の稼動月数を基礎として算出しております。 3.従業員数(平均)は、直営店舗の所属の人数です。なお、臨時従業員数は期中加重平均(1人1日8時間換算)で算出し、加算しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は329億93百万円であり、前連結会計年度末に比べ36億16百万円増加いたしました。その主な要因は、「現金及び預金」が26億7百万円、「未収入金」が9億91百万円増加したこと等が挙げられます。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は224億59百万円であり、前連結会計年度末に比べ35億2百万円増加いたしました。その主な要因は、「電子記録債務」が24億69百万円増加したこと等が挙げられます。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は105億33百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億13百万円増加し、自己資本比率は31.9%となりました。 b.経営成績の分析 当事項につきましては、本報告書の「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 b.経営成績」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの分析 当事項につきましては、本報告書の「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.経営成績に重要な影響を与える要因について 当事項につきましては、本報告書の「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載のとおりであります。 c.資本の財源及び資金の流動性について 当社グループの運転資金需要につき主たるものは、新規出店にかかる費用、既存店の増床・改装、基幹システムの改修・再構築などの設備投資によるものです。当社は事業活動に必要な資金を安定的に調達するため、営業活動から獲得する自己資金の活用に加えて、金融機関からの借り入れによる資金調達を行っております。 d.経営方針・経営戦略、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、選択と集中により、外部環境の変化に迅速に適応し、継続的な企業価値の向上と地域社会への貢献に努めてまいります。 目標とする経営指標は、収益力及び経営効率を図る指標として、営業利益率と自己資本当期純利益率(ROE)を採用しております。 目標経営指標は、営業利益率5%以上、自己資本当期純利益率(ROE)10%以上であります。当連結会計年度における営業利益率は1.8%、自己資本当期純利益率(ROE)は、4.3%となりました。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。この連結財務諸表の作成においては、過去の実績やその時点で合理的と考えられる情報に基づき、会計上の見積りを行っておりますが、見積りには不確実性が伴い、実際の結果は異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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