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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

Genki Global Dining Concepts

Genki Global Dining Concepts Corporation9828 · Standard · 小売業

「すしざんまい」など回転寿司レストランを国内外で展開する外食企業。水産加工品の製造販売も手掛ける。

概要

Genki Global Dining Conceptsは、1979年に栃木県宇都宮市で創業した回転寿司チェーン「元気寿司」を起源とするレストラン企業である。2026年3月期の連結売上高は737億円、従業員691名。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、国内直営194店舗、海外254店舗(フランチャイズ含む)を展開する。

国内事業の収益基盤と店舗運営

国内事業は当社グループの中核収益基盤であり、2026年3月期時点で194店舗をすべて直営で運営する。主力ブランドは「魚べい」で、回転寿司業態を中心に「元気寿司」「千両」を展開する。2026年3月期のセグメント売上高は611億円(前年比4.3%増)、セグメント利益は32億円(同34.4%減)となった。客数・客単価は上昇したが、米価高騰と最低賃金上昇が収益を圧迫した。新業態として2026年1月に栃木県栃木市に「大阪焼肉 うま勝」を出店し、既存店舗の改装も積極的に実施している。

グローバル事業のフランチャイズ戦略

グローバル事業は持続的成長の中核領域と位置づけられ、フランチャイズ契約と米国子会社GENKI SUSHI USA,INC.の直営店舗で構成される。2026年3月期の海外総店舗数は254店舗(フランチャイズ243店、米国直営11店)。セグメント売上高は91億円、セグメント利益は19億円。ロイヤリティ収入の対象となる海外店舗の売上高合計は769億円に達する。ベトナムに新規出店し、香港では「元気寿司」「千両」が合計100店舗を達成した。新業態「GENKI DINER」の開発やラーメン事業への進出も計画中である。

その他事業と川上調達戦略

その他事業は、水産物の調達・加工・販売を担う子会社と養殖事業で構成される。2025年10月に㈱ゴダックおよび㈱神戸まるかんの全株式を取得し、完全子会社化した。これによりグループ内の調達網と製造機能が強化された。また、2025年9月より熊本県八代市でサーモンの陸上養殖を開始し、将来的な店舗への安定供給を目指す。2026年3月期のセグメント売上高は36億円、セグメント損失は0.5億円と、立ち上げ段階にある。

中期経営計画と成長目標

2024年11月に公表した中期経営計画では、「川上戦略を起点とした持続的成長モデル」をビジョンに掲げ、2029年3月期に売上高1,274億円、営業利益75億円、総店舗数820店を目標とする。国内では「魚べい」の出店加速と「大阪焼肉 うま勝」の拡大、グローバルでは新業態「GENKI DINER」の開発や豪州法人を通じた中東・欧州展開、その他では養殖事業の本格化を計画する。持続可能な経営基盤として、人的資本投資、DX、サステナビリティを推進する。

業界の中での役割は回転寿司レストラン事業を中核とした外食サービス事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
737億円
営業利益
48億円
営業利益率
6.5%
純利益
35億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
国内事業611億円82.9%
グローバル事業91億円12.3%
その他35億円4.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01外食(一般消費者)主力

国内で「すしざんまい」をはじめとする寿司・和食レストランを直営展開している。新鮮なネタと職人の技を提供し、幅広い客層に支持されている。

主な製品・サービス2
すしざんまい
高級寿司チェーン。全国で店舗展開し、新鮮な魚介を使った寿司や料理を提供している。
その他レストラン
回転寿司など、多様な業態のレストランを展開している。

02海外外食市場準主力

海外でレストランを展開しており、米国では子会社GENKI SUSHI USA, INC.を通じて「すしざんまい」や「元気寿司」などの店舗を運営している。また、海外へのフランチャイズ展開も行っている。

主な製品・サービス1
海外レストラン事業
米国を中心に、寿司レストランの直営・フランチャイズ展開を行っている。現地の食文化に合わせたメニューを提供する。

03食品加工・卸副次

子会社のゴダックや神戸まるかんを通じて、水産物の加工・販売を行う。グループ内外のレストラン向けに食材を卸すほか、加工食品を製造・販売している。

主な製品・サービス2
水産加工品
鮮魚の切り身や干物、加工用の魚介類などを製造・販売。
食材卸売
グループ店舗や外部顧客向けに、水産物や食品を卸売りしている。

製品と技術

主力ブランド「魚べい」を中心とした寿司業態

国内事業の中核をなすのは回転寿司ブランド「魚べい」である。2026年3月期の国内総店舗数194店舗の大半を「魚べい」が占め、すべて直営で運営される。廉価で高品質な寿司を提供し、平日ランチ向けの値ごろ感あるメニューやIPコラボレーション商品を展開。店舗改装やデジタル技術を活用したエンタメパネルの導入により、顧客体験価値の向上を図っている。また、「元気寿司」や「千両」などのブランドも併せ持つ。

新業態「大阪焼肉 うま勝」と多角化の取り組み

2026年1月、栃木県栃木市に新業態「大阪焼肉 うま勝」をオープンした。下町風の焼肉店で、家族連れ向けの価格帯と地域密着型の運営を特徴とする。今後は同業態の出店拡大を計画する。海外では、米国ハワイ州に「GENKI DINER」の出店を準備中で、2023年7月には㈱麺庄との提携によりラーメン事業への参入も決めた。既存の寿司業態に加え、多様な外食フォーマットを開発することで成長を目指す。

川上戦略による水産物調達・加工の内製化

グループの川上戦略の中核として、2025年10月に㈱ゴダック(水産物調達・販売)と㈱神戸まるかん(水産物加工・販売)を完全子会社化した。これにより、原材料の安定調達と加工能力の強化を実現。さらに、熊本県八代市でサーモンの陸上養殖を2025年9月に開始し、店舗への直接供給体制を構築中である。水産物の調達から加工、店舗供給までの一貫体制を整えることで、品質とコストの両面で競争力を高める。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

外食・中食展開、収益性改善が課題

Genki Global Dining Conceptsは、国内外で和食・寿司を中心とした外食・中食事業を展開。同業の光フードサービスやトライアルHDと比較し、売上規模は中程度。2025年3月期営業利益率10.07%と改善したが、2026年は6.51%と低下見込み。業界内ではグローバル展開に強みを持つが、収益性の安定が課題。

強み

  • 和食・寿司のブランドを海外展開し、訪日客需要も取り込む。
  • テイクアウト・デリバリー事業を強化し、多様な需要に対応。
  • 2024年3月期618億円から2026年3月期737億円へ着実な増収見込み。
  • 寿司などに必要な水産物の調達網を構築し、コスト競争力を確保。

課題

  • 営業利益率が10.07%から6.51%に低下見込みで、コスト管理が課題。
  • 外食・中食市場で光フードサービスなどとの競合が激しい。
  • 海外事業の収益が為替変動の影響を受けやすく、安定性に欠ける。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がGenki Global Dining Concepts

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17508G‐7ホールディングス626億円13.0倍
23182オイシックス614億円12.7倍
38200リンガーハット607億円34.9倍
49278ブックオフグループホールディングス604億円18.6倍
58005スクロール600億円21.5倍
69828Genki Global Dining Concepts594億円16.9倍
72752フジオフードグループ本社588億円
83395サンマルクホールディングス563億円19.6倍
92780コメ兵ホールディングス558億円9.9倍
102698キャンドゥ557億円119.4倍
118281ゼビオホールディングス546億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

創業から上場までの軌跡(1979-1997年)

1979年7月、栃木県宇都宮市に資本金1,000万円で元禄商事㈱を設立した。翌1980年6月、有限会社廻る元禄の所有する8店舗を賃借し回転寿司事業を開始。1984年1月には㈱元禄と商標使用契約を締結し、1984年11月に商号を元禄㈱に変更。1990年3月、商号を元気寿司㈱に改め、新商標「元気寿司」で事業を再構築した。1991年8月に株式を店頭公開し、1992年5月には米国ハワイに子会社GENKI SUSHI HAWAII,INC.を設立。1997年11月、東京証券取引所市場第二部に上場を果たした。

業務提携と海外フランチャイズの本格化(1998-2005年)

1998年5月、㈱グルメ杵屋と業務・資本提携に合意し、国内事業の強化を図った。2000年5月には合弁会社杵屋元気寿司東海㈱を設立(2008年解散、店舗は当社が譲受)。海外展開では、1997年3月の米国GENKI ICHI CORP.とのフランチャイズ契約に続き、2005年5月にクウェートのBURGAN GROUP、同年10月に香港のGENKI SUSHI HONG KONG LTD.と契約を締結し、中東・アジアへの進出を加速した。2002年9月、東証第一部に指定された。

フランチャイズ網の拡大と神明グループ入り(2009-2015年)

2009年4月、新潟県の3店舗を営業譲受し、国内店舗網を強化。2012年5月、㈱神明(現㈱神明ホールディングス)との資本・業務提携に合意し、同社の傘下で事業を展開することとなった。海外では2012年9月にタイのME CONCEPT、12月にインドネシアのPT.AGUNG MANDIRI LESTARIとフランチャイズ契約を締結。2013年11月にカッパ・クリエイトと業務提携したが、2014年12月に解消。2014年8月にはフィリピンのMOTHER SPICE FOOD CORP.と契約。2015年6月、神明ホールディングスによる友好的TOBが実施され、同社の子会社となった。

提携再編と市場区分移行(2016-2022年)

2016年12月、シンガポールのフランチャイズ先を子会社化するも、2017年8月に売却。2017年8月、タイのEDEN HOTELS & RESORTSおよび香港のJAPANESE DINING CONCEPTS (ASIA)と新たなフランチャイズ契約を締結。同年9月には㈱神明および㈱スシローグローバルホールディングス(現FOOD & LIFE COMPANIES)との資本業務提携に合意したが、2019年6月に解消。2019年4月にはタイで別のフランチャイズ契約を結び、海外展開を継続。2022年4月、東証の市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場に移行した。

商号変更と子会社取得による変革(2023-2025年)

2023年7月、㈱麺庄と米国ハワイでのラーメン事業フランチャイズ契約を締結し、新たな業態に挑戦。2024年8月、商号をGenki Global Dining Conceptsに変更し、グローバル戦略を明確化。同時に東京都台東区に東京本社を開設し、翌12月に本店を栃木県から東京へ移転した。2025年10月、親会社の神明ホールディングスから水産物調達・加工の㈱ゴダックおよび㈱神戸まるかんの全株式を取得し、グループの調達力を強化した。

中期経営計画と今後の成長戦略(2024年以降)

2024年11月、「川上戦略を起点とした持続的成長モデル」をビジョンとする中期経営計画を公表した。目標は2029年3月期に売上高1,274億円、営業利益75億円、総店舗数820店。国内では「魚べい」の出店加速と焼肉業態「大阪焼肉 うま勝」の拡大、グローバルでは新業態「GENKI DINER」の開発や豪州法人を通じた中東・欧州展開を計画。その他事業では養殖事業の本格化と子会社の活用を掲げる。

年表34件を開く

1970年代

  • 1979年7月宇都宮市上大曽町に、資本金1,000万円をもって元禄商事㈱を設立

1980年代

  • 1980年6月M&A㈲廻る元禄(1989年3月株式会社に組織変更 同年10月当社との合併により消滅)の所有店舗8店を賃借して当社店舗として営業開始
  • 1984年1月㈱元禄(現 ㈱焼肉坂井ホールディングス)と「元禄寿司商標使用に関する契約」を締結
  • 1984年11月商号変更商号を元禄㈱に変更

1990年代

  • 1990年2月本店を宇都宮市大通りに移転
  • 1990年3月商号変更商号を元気寿司㈱に変更し、新商標「元気寿司」で営業開始
  • 1991年8月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1992年5月全額出資子会社GENKI SUSHI HAWAII,INC.(現 GENKI SUSHI USA,INC.)を設立(現 連結子会社)
  • 1993年5月GENKI SUSHI SINGAPORE PTE.LTD.と元気寿司出店のフランチャイズ契約を締結(2008年5月契約終了)
  • 1995年12月栃木県鹿沼市に「鹿沼物流センター」を開設
  • 1997年3月GENKI ICHI CORP.と元気寿司出店のフランチャイズ契約を締結(2012年3月契約終了)
  • 1997年11月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1998年5月㈱グルメ杵屋と業務・資本提携に合意

2000年代

  • 2000年5月㈱グルメ杵屋との共同出資により杵屋元気寿司東海㈱を設立(2008年3月解散 同社店舗を当社が譲受)
  • 2002年9月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 2005年5月BURGAN GROUP HOLDING CO.(現 FOOD MASTER RESTAURANTS & CATERING CO.)と元気寿司出店のフランチャイズ契約を締結
  • 2005年10月GENKI SUSHI HONG KONG LTD.と元気寿司出店のフランチャイズ契約を締結
  • 2009年4月新潟県の3店舗を営業の譲受により取得

2010年代

  • 2012年5月㈱神明(現 ㈱神明ホールディングス)と資本・業務提携に合意
  • 2012年9月ME CONCEPT CO.,LTD.と元気寿司出店のフランチャイズ契約を締結(2019年4月契約終了)
  • 2012年12月PT.AGUNG MANDIRI LESTARIと元気寿司出店のライセンス契約を締結
  • 2013年11月カッパ・クリエイトホールディングス㈱(現 カッパ・クリエイト㈱)と業務提携に合意(2014年12月解消)
  • 2014年8月MOTHER SPICE FOOD CORP.と元気寿司出店のフランチャイズ契約を締結
  • 2015年6月M&A㈱神明ホールディング(現 ㈱神明ホールディングス)による当社への友好的TOBが実施され、同社の子会社となる
  • 2016年12月M&AGENKI SUSHI SINGAPORE PTE.LTD.の全株式を取得して、子会社化(2017年8月全株式を売却)
  • 2017年8月EDEN HOTELS & RESORTS CO.,LTD.と元気寿司出店のフランチャイズ契約を締結(2022年11月契約終了) JAPANESE DINING CONCEPTS (ASIA) LTD.と元気寿司出店のフランチャイズ契約を締結
  • 2017年9月㈱神明(現 ㈱神明ホールディングス)及び㈱スシローグローバルホールディングス(現 ㈱FOOD & LIFE COMPANIES)との資本業務提携に合意(2019年6月解消)
  • 2019年4月GENKI SUSHI (THAILAND) CO.,LTD.と元気寿司出店のフランチャイズ契約を締結

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行
  • 2023年7月㈱麺庄と米国ハワイ州における、ラーメン事業出店の業務提携(フランチャイズ契約)を締結
  • 2024年8月商号変更商号を「Genki Global Dining Concepts」に変更
  • 2024年8月東京都台東区に「東京本社」を開設
  • 2024年12月本店を栃木県から東京都に移転
  • 2025年10月M&A㈱神明ホールディングスから㈱ゴダック及び㈱神戸まるかんの全株式を取得し子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2029年3月期まで1,274億円
  • 営業利益2029年3月期まで75億円
  • 総店舗数2029年3月期まで820店

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    国内事業の強化・拡充

    農業・養殖事業の展開、「魚べい」業態の出店ペース加速、焼肉業態の出店拡大により、顧客接点とブランド価値を向上させる。店舗改装や省力化設備導入、デジタル技術活用で労働生産性と顧客体験価値の向上を両立する。独自バリューチェーンを活用し高品質・低価格サービスを提供する。

  2. 02

    グローバル事業の伸張

    フランチャイズ網強化、豪州法人による中東・欧州展開、新業態「GENKI DINER」出店、軽投資モデルやQSR業態の開発を推進する。現地パートナー連携でアジア展開を加速し、グローバルブランド基盤を確立する。

  3. 03

    その他事業の強化・拡充

    ㈱ゴダックや㈱神戸まるかんの機動的事業運営に加え、養殖事業を本格展開し、原材料の安定調達を実現する。

  4. 04

    持続可能な経営基盤の強化

    人的資本投資(次世代リーダー育成、エンゲージメント向上、健康経営)、DX投資(業務効率化・省人化)、サステナビリティ経営(CO2削減、食品ロス削減、地域共生)を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で691人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は582万円で、9期前と比べて+4.2%平均年齢は40.5歳、平均勤続年数は11.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月564
2018年3月486
2019年3月55837.711.3502
2020年3月54938.311.1537
2021年3月47038.711.0563
2022年3月49639.111.2566
2023年3月50040.011.9548
2024年3月58240.211.1595
2025年3月58240.110.86251,088
2026年3月58240.511.0691695

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率63.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)80.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 3 / 海外 1、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
東武店他193店 — 栃木県宇都宮市他8,054百万円
国内事業
Kapahulu店他10店 — 米国2,497百万円
グローバル事業
本社他 — 東京都台東区520百万円
全社共通
鹿沼物流センター — 栃木県鹿沼市519百万円
全社共通
本社 — 神戸市東灘区475百万円
その他
本社 — 東京都中央区13百万円
その他
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱神明ホールディングス(注)
    神戸市中央区
    議決権40.8%
  • 海外
    GENKI SUSHI USA,INC.
    米国ハワイ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ゴダック
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱神戸まるかん
    神戸市東灘区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は737億円営業利益48億円前期と比べると増収減益で、売上が+9.2%、利益が-29.4%。

売上高
+9.2%
737億円
営業利益
-29.4%
48億円
純利益
-30.0%
35億円
営業利益率
6.5%
前期比 -3.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,030億円737億円
営業利益60億円48億円
純利益33億円35億円
1株あたり配当¥70¥70

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は237億円、営業利益は16億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+58.0%、営業利益は+60.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1440
2024年1Q150106.76
2024年2Q159148.89
2024年3Q152138.610
2024年4Q1578
2025年2Q3383911.526
2025年4Q337298.624
2026年2Q352318.821
2026年4Q385174.414
2027年1Q237166.810

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は246億円から737億円へ3.0倍に増えた。直近期の営業利益率は6.5%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月24674
2014年3月269107
㈱神明ホールディング(現 ㈱神明ホールディングス)による当社への友好的TOBが実施され、同社の子会社となる
2015年3月2941512
GENKI SUSHI SINGAPORE PTE.LTD.の全株式を取得して、子会社化(2017年8月全株式を売却)
2016年3月323148
2017年3月349104
2018年3月400175
2019年3月4202319
2020年3月434203
2021年3月383−4−4
2022年3月446213
2023年3月5461810
商号を「Genki Global Dining Concepts」に変更
2024年3月6185133
㈱神明ホールディングスから㈱ゴダック及び㈱神戸まるかんの全株式を取得し子会社化
2025年3月675686910.150
2026年3月73748526.535

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高737億円のうち、営業利益として残るのは48億円6.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は35億円、売上の4.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金45.2%333億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金48.3%356億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.5%48億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
54.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.8pt
6.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.3pt
4.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+10.5pt
19.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが47億円、投資CFが−45億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は285億円で、売上の4.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月15−5−51036
2014年3月17−11−6637
2015年3月24−13−71142
2016年3月30−21−11940
2017年3月26−26−5035
2018年3月40−12−142849
2019年3月36−15−252144
2020年3月30−15−241535
2021年3月16−2122−553
2022年3月40−18−52270
2023年3月47−22−192577
2024年3月62−9−2653105
2025年3月68−18−3650120
2026年3月47−451622285

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は595億円。このうち返さなくてよい自己資本が194億円で、自己資本比率は32.6%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月121368529.4
2014年3月135429331.4
2015年3月1595510434.3
2016年3月1746111335.3
2017年3月2016413732.0
2018年3月2116814332.4
2019年3月2198613339.0
2020年3月2058611941.9
2021年3月2398115833.8
2022年3月2699317634.6
2023年3月30810320533.5
2024年3月32813519341.3
2025年3月34817117849.0
2026年3月59519440132.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
285億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
165億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
47億円
在庫として抱えている分
負債合計
401億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
65
/ 100
安定性自己資本比率22 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE322社中37位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中254位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
19.1%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
6.5%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
32.6%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.2%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,345で、1年前と比べて-0.7%過去52週の値幅のなかでは70%の位置にある。

¥3,345-3.5%1ヶ月+2.5%1年-0.7%時価総額594億円
過去52週の値幅
安値¥2,571高値¥3,680

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.9倍
PER (会社予想)17.9倍
PBR2.97倍
配当利回り2.09%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+8.4%と急伸。週足は75日線(2935円)を大きく上回り、上昇トレンドが加速。52週高値3850円からは依然-10.8%の水準だが、出来高は6月下旬から増加し、買い圧力が強い。RSIは69とやや過熱感あり。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER17.4倍は業界平均41.6倍を大幅に下回り、PBR3.12倍は同2.96倍をやや上回る。ROE19.1%と高収益だが、配当利回り2.04%は業界平均13.57%を大きく下回る。今期は減益予想も、収益性は良好。割安だが配当と業績の先行きには注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.9倍39.6倍
PER (予想)17.9倍
PBR2.97倍2.44倍
ROE19.1%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は堅調だが、2026年3月期は営業利益減少予想。強気派は、店舗数増加と既存店売上高の回復を評価。弱気派は、人件費・食材費高騰や外食市場の成熟による成長鈍化を懸念。利益率の行方が焦点。

プラスに働く材料7
  • 店舗拡大による成長

    出店ペース加速で売上増加が期待できる。

  • 多ブランドでリスク分散

    特定業態に依存せず安定した収益基盤。

  • 既存店売上高回復

    インバウンド需要や外食回帰で客数増加。

  • 高ROE19.1%とPBR3.12倍の収益資本効率通年影響

    自己資本利益率19.1%は高いがPER17.4倍と割高感なく、株主価値創出力

  • 売上高継続成長・737億円見通し2026年3月期影響

    売上高は618→675→737億円と3期連続増収、規模拡大中

  • 株価下落後の反発期待不定影響

    過去1年で6.9%下落、テクニカル反発狙いの買い

  • 外食需要回復による客数増加金融政策次第影響

    インバウンドや消費増で既存店売上高の伸びが期待される

マイナスに働く材料7
  • コスト上昇圧力

    人件費・原材料費高騰が利益を圧迫。

  • 市場成熟

    国内外食市場は人口減で縮小傾向。

  • 店舗競争激化

    大手外食チェーンとの競合で既存店が苦戦。

  • 営業利益48億円・前期比29%減益見通し2026年3月期影響

    営業利益が68→48億円、利益率も10.07→6.51%と大幅悪化

  • 純利益35億円・前期比30%減2026年3月期影響

    純利益50→35億円、減益基調が株価の重石に

  • 外食業界の人手不足・人件費高騰継続影響

    営業利益率低下の主因は人件費増、今後もコスト圧力続く

  • 配当利回り2.04%と魅力乏しい継続影響

    減益で増配期待薄、利回りは業界平均並みで買い材料不足

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
店舗の収益力の指標。
営業利益率
コスト管理の成否を確認。
店舗数
業容拡大の進捗を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり70で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.09%。

年間配当
¥70
1株あたり
配当利回り
2.09%
いまの株価に対して
配当性向
40.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月517.1
2018年3月620.023.0
2019年3月15150.015.5
2020年3月150.051.1
2021年3月5−66.7
2022年3月10100.022.7
2023年3月8−25.017.3
2024年3月60700.034.3
2025年3月7016.725.6
2026年3月700.040.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥70

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ16,240人。区分でいちばん多いのは個人・その他43.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.6%を占め、残る48.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他42.845.142.837.437.543.2
事業法人44.044.243.643.243.042.7
金融機関8.68.49.38.99.48.8
外国法人3.51.42.07.16.74.3
証券会社1.10.82.33.43.30.9
自己株式0.60.60.60.60.60.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱神明ホールディングス40.53
02日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)5.51
03Genki Global Dining Concepts取引先持株会2.66
04㈱足利銀行2.00
05㈱日本カストディ銀行(信託口)0.90
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 510482(常任代理人㈱みずほ銀行)0.67
07JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人㈱みずほ銀行)0.59
08Genki Global Dining Concepts従業員持株会0.47
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人㈱みずほ銀行)0.43
10BNP PARIBAS SYDNEY/2S/JASDEC/DIVERSIFIED GLOBAL SHARE TRUST/TAXABLE(常任代理人上海銀行)0.38

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+310%、1株純資産は14期で+172%。直近期のROEは19.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月4840412.724.612.4
2014年3月7847917.619.610.2
2015年3月13961825.417.58.0
2016年3月9469614.423.616.1
2017年3月507307.044.317.1
2018年3月607748.049.623.0
2019年3月21597024.624.015.5
2020年3月174863.467.051.1
2021年3月−25459−5.3
2022年3月7452715.017.322.7
2023年3月5758310.326.717.3
2024年3月18576727.417.534.3
2025年3月28196632.412.125.6
2026年3月1981,10019.114.540.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額149百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藤尾益雄取締役 会長61
藤尾益造代表取締役 社長執行役員561,000
西谷賢亮取締役 専務執行役員55
櫻井宏樹取締役 常務執行役員47
岩谷博紀取締役44
栗原誠二62

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5111711824
社外取締役721213
監査役1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容488字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社4社により構成されており、レストラン関連事業をはじめ、水産物の加工・販売並びに水産物を中心とした食品の製造・販売を行っております。また、当社は㈱神明ホールディングスの子会社であり、当社と親会社の子会社との間には継続的な事業上の関係があります。 当社グループの事業の内容及び当該事業における当社及び関係会社の位置づけは次のとおりであります。 なお、次の部門は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (国内事業) 当社において、レストランの展開を行っております。 (グローバル事業) 当社において、海外フランチャイズ展開及び子会社のGENKI SUSHI USA,INC.において、レストランの展開を行っております。 (その他)  子会社の㈱ゴダック及び㈱神戸まるかんは、当社及び外部取引先に対し、食材の卸売並びに食材の加工販売を行っております。 (事業系統図) 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,195字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは当社を取り巻く社会やステークホルダーに対して当社の使命・信念・存在意義、ありたい姿を示すものとして「私たちは、まごころ込めた一皿で、豊かで楽しい時間(ひととき)を提供し、世界中を"元気"にします」を企業理念に掲げております。 この理念に基づき、寿司をはじめとする食の提供を通じて、お客さまに対して居心地の良い空間を提供し、豊かで楽しい時間を過ごしていただくことで、世界の人々の心と身体の健康への貢献を目指してまいります。 また、当社グループは、2024年11月に「中期経営計画(2025年3月期から2028年3月期)」を公表いたしましたが、原材料の調達難や仕入価格の上昇をはじめ当社を取り巻く経営環境が大きく変化する中、川上戦略と調達力強化を新たな経営テーマとして、新たな中期経営計画を策定いたしました。 (2) 目標とする経営指標 2029年3月期 売上高   1,274億円 営業利益   75億円 総店舗数   820店 (3) 中長期的な会社の経営戦略 ① 国内事業の強化・拡充 農業・養殖の事業展開、「魚べい」業態出店ペース加速、焼肉業態出店拡大 ② グローバル事業の伸張 新業態「GENKI DINER」出店、豪州法人による中東・欧州展開、QSR(Quick Service Restaurant)業態開発 ③ その他事業の強化・拡充 ㈱ゴダック及び㈱神戸まるかんの機動的な事業運営に加えて、養殖事業の本格的展開 ④ 持続可能な経営基盤の強化 人的資本投資、DX投資、サステナビリティ経営推進 (4) 事業上及び財務上の対処すべき課題 当社グループを取り巻く経営環境では、景気は緩やかに回復しているものの、米を中心とした原材料価格やエネルギー価格の高騰や為替変動、米国の通商政策、さらに年度末からは中東情勢をはじめ世界経済の不透明感の高まりが事業運営に影響を及ぼす要因となっており、柔軟かつ迅速な対応力が求められています。加えて、食料品価格上昇を背景に消費者の節約志向が強まっております。 こうした経営環境のもと、当社は「川上戦略を起点とした持続的成長モデル」をビジョンに掲げ、国内外へ戦略的な展開を実施してまいります。ビジョンの実現に向けて挑戦を続けるとともに、変化に強い経営基盤を構築し、持続的な成長を実現してまいります。 ① 国内事業 国内事業は、当社グループの中核を成す収益基盤であり、安定的な成長と収益性の確保に向けた重点領域として位置づけております。少子高齢化に伴う市場の成熟化や人手不足、原材料・エネルギー価格の高騰といった外部環境の変化を踏まえ、事業構造の柔軟な見直しと高効率な店舗運営体制の構築が重要な課題と認識しております。主力の「魚べい」業態の出店加速をはじめ、新業態「大阪焼肉 うま勝」の出店拡大により、顧客接点の拡大とブランド価値の向上を図ってまいります。あわせて、店舗改装や省力化設備の導入、デジタル技術を活用したエンタメパネルや業務効率化推進によって、労働生産性の向上と顧客体験価値の向上の両立を目指します。また、原材料調達・物流・店内オペレーションに至るまで、当社独自のバリューチェーンを最大限に活用し、高品質かつコストパフォーマンスの高いサービスの提供を通じて、お客様満足度の一層の向上と競争優位の確立を図ります。これらの施策を着実に実行することで、収益力の強化と市場における優位性の確保を図り、当社グループならではの中長期的企業価値の向上を目指してまいります。 ② グローバル事業 グローバル事業につきましては、国内市場の成熟化や人口動態の変化といった中長期的な事業環境の制約を踏まえ、持続的成長の実現に向けた重要な中核戦略領域として位置づけております。フランチャイズ網の強化、本年4月に株式を取得した豪州「Food Odyssey」による豪州・ニュージーランド・中東への出店拡大や欧州への早期進出、ハワイにおける新業態「GENKI DINER」出店を主な重点施策とし、現地特性に即した柔軟かつ機動的な事業運営体制の整備を進めてまいります。アジア各国においては、現地の有力パートナーとの連携を通じたフランチャイズ展開を引き続き積極的に行っていくほか、既存の寿司レストラン形態にこだわらない軽投資モデルやQSR(Quick Service Restaurant)業態の開発・FC店舗展開を含めた事業拡大を推進してまいります。また、各地域における消費者ニーズや商習慣の多様性を踏まえた商品・サービスの最適化、並びにサプライチェーンの強化を通じて、当社の強みであるグローバルブランドとしての基盤を確立してまいります。これらの取り組みにより、当社グループにおけるグローバル事業の売上及び利益構造の比率を段階的に高め、事業ポートフォリオの強靭化及び中長期的な企業価値の持続的な向上を実現してまいります。 ③ その他 原材料価格等の高騰を踏まえ安定的な調達を実現するため、㈱ゴダックと㈱神戸まるかんの強みである機動性向上に加えて、当連結会計年度に新たに進出した養殖事業について本格的な事業展開を行います。 ④  経営基盤の強化 経営基盤の強化は、当社グループが中長期的に安定かつ持続的な成長を遂げる上で不可欠な要素と位置づけており、「人的資本」「サステナビリティ」「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の各側面において多面的な取り組みを推進しております。 人的資本においては、採用難や人材流動性の高まりといった外部環境を踏まえ、社員が安心して働き続けられる職場環境の整備に加え、次世代リーダーの育成やエンゲージメント向上施策(タウンホールミーティングや階層別研修など)を通じて、組織全体の成長力と定着率の向上を図っております。また、社外相談窓口設置などのメンタルヘルス支援、睡眠教育研修などの健康教育、歩数計アプリを活用したウォーキングイベントなどの健康促進施策、会社負担によるインフルエンザ集団予防接種といった各種取り組みが評価され、本年3月、経済産業省と日本健康会議が共同で推進する顕彰制度「健康経営優良法人認定制度」において「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」に認定されました。 また、多様な人材が能力を発揮できる環境の整備に取り組んでおり、女性の活躍推進、障がい者雇用、シニア人材の活用に加えて、外国人材の登用にも注力するなど、ダイバーシティ&インクルージョンの推進を図っております。 サステナビリティ経営の観点では、CO₂排出や食品ロスの削減など環境負荷の低減に取り組むとともに、地域社会との共生、安心・安全な商品の提供を通じた食文化の発信など、社会的価値の創出を図っております。 さらに、DXによる業務効率化・省人化を進めることで、変化の激しい市場環境下においても、高い収益性と機動力を備えた運営体制の構築を目指しております。あわせて、情報発信力と企業としての透明性の向上にも継続的に取り組んでおります。こうした経営基盤の強化を通じて、社会的要請への的確な対応と企業価値の持続的な向上を両立させ、持続可能な成長の実現を目指してまいります。 当社グループは、こうした取り組みを通じて、国内外における事業の拡大と経営基盤の高度化を両立させ、外食産業としての社会的責任を果たしながら、持続的な企業価値向上を目指してまいります。今後も、経営環境の変化に的確に対応しつつ、成長機会の獲得と収益力の強化に向けた取り組みを継続し、株主をはじめとする全てのステークホルダーの皆様のご期待にお応えできる企業グループを目指してまいります。
事業等のリスク4,083字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。 (1) 経済状況の変化について 当社グループは、国内及び海外においてレストラン関連事業を行っております。そのため、国内の景気動向や政府による各種政策等の影響を受けるのみならず、世界的な政治経済や海外における子会社及びフランチャイズ先が存在する国固有の政治経済状況等の動向により、当社グループの財政状態及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 (2) 競合の状況について 当社グループの属する外食産業におきましては、マーケットが飽和、成熟段階に入っており、お客様のニーズの変化、多様化に応えるため、企業間の差別化競争が一層激しくなっております。 当社グループといたしましては、常に顧客動向に敏感に反応しながら、商品開発、サービスの向上並びに、快適な店舗づくりに取り組んでまいりますが、今後の競争の状況によっては、当社グループの財政状態及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 (3) 食材等の市況について 当社グループの扱う食材のうち、魚介類、農産物は、天候等の影響による収穫量の変動に伴う市況の変動リスクを負っております。さらに海外産の冷凍水産物等は、現地の市況、為替の変動による国内市況変動のリスクがあります。 当社グループでは、親会社である㈱神明ホールディングスの子会社、㈱神明等を通じて、産地の分散、複数社購買等により、低価格かつ安定的な購入に努めておりますが、上記諸事情等により食材市況が大幅に変動した場合、仕入価格の上昇、食材の不足等により、当社グループの財政状態及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 (4) 法的規制等について 当社グループは、「食品衛生法」の法的規制を受けており、店舗毎に所轄の保健所を通じての営業許可を取得しております。 当社グループの取扱商品は食材が主体でありますので、衛生管理には特に留意し、衛生管理室により、物流センター、各店舗の食材、従業員、設備備品の定期検査を実施しております。食材については、当社納入時及び店舗段階でのサンプル回収による細菌検査を実施しております。 検査の結果、細菌数の多い納入業者に対しては、注意勧告、取引停止等の措置で対応しております。店舗段階においては、食材の検体回収はもちろんのこと、厨房設備等から拭き取りによる細菌検査を実施し、その結果を受けての改善指導、再検査というかたちで実施しております。 さらに従業員の保菌検査については定期的に外部検査機関に委託して実施しております。 上記のように、当社グループは積極的に衛生管理に取り組んでおりますが、当社グループ固有の衛生問題のみならず、社会全般にわたる一般的な衛生問題等が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 (5) 人材の確保及び育成について 当社グループは、「持続的な組織拡大に向け、次世代を担う人材の採用及び現場重視の教育を強化すると同時に、国内のみならず世界で活躍できる多様な人材を育成」することを重要課題の一つに掲げております。 生産年齢人口の減少を背景として採用環境は厳しさを増しており、最低賃金の上昇、社会保険等の負担増加、業種を越えた採用競争の激化などによる採用費の増加等、今後も人材を確保するための費用は増加傾向にあると予測されます。 また、社内教育体制の整備や即戦力としての中途採用、人材流出を予防するための魅力的な労働環境の創出、福利厚生の充実など、各種工夫を凝らした取り組みが求められております。 さらに、現在政府が推し進めている「働き方改革」も今後の労働環境へ影響を及ぼすものと予測されます。 上記より必要な人材の確保及び育成ができない場合には、出店計画の見直しや営業時間の短縮、臨時休業等を余儀なくされ、当社グループの財政状態及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 (6) 当社グループの出店方針について 当社グループは、レストラン関連事業を行っており、直営店舗数は2026年3月期末現在205店舗となっております。 国内における店舗展開につきましては、都市部への積極的な出店と新業態の開発と事業ポートフォリオの多様化を進めてまいります。また、グローバルにおける店舗展開につきましては、米国本土への進出及びハワイにおける新業態の開発を進めてまいります。 当社グループは、上記出店方針を継続する計画でありますが、物件獲得競争の激化や、家賃相場の上昇等各種要因により、計画どおり、出店、退店が、適時に行えず、当社グループの財政状態及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 (7) 差入保証金について 当社グループでは、賃借による出店を基本としております。このため、店舗用建物の契約時に賃貸人に対し保証金を差し入れます。当該店舗に係る差入保証金の残高は、2026年3月期末現在42億7千6百万円(連結総資産に対し7.2%)であります。 当社グループの賃貸借契約においては、当該保証金は期間満了による契約解消時に一括返還されるか、一定期間経過後数年にわたって均等返還されるかが通例となっており、契約毎に返還条件は異なっておりますが、賃貸側の経済的破綻等予期せぬ事態が発生した場合には、その一部または全額が回収出来なくなる可能性もあります。また、契約に定められた期間満了日前に中途解約をした場合は、契約内容に従って契約違約金の支払が必要となります。 (8) 海外フランチャイズ契約について 当社グループは、2026年3月期末時点で米国に直営店舗が11店舗あり、ハワイ市場での寡占化を図るとともに、米国本土への店舗展開を行っております。 アジア・中東にあっては、現地の優良法人とのフランチャイズ方式により、2026年3月期末時点で243店舗を展開しております。 当社グループは、これまで、フランチャイズ先と良好な関係を構築しており、今後もフランチャイズ展開を継続する計画であります。現在10カ国(地域含む)、9社とフランチャイズ契約を締結しておりますが、店舗展開について特定の地域に多く出店しており、今後、フランチャイズ先との交渉、競合会社との条件競争等により、良好な関係を維持できない場合等には、当社グループの財政状態及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 (9) 為替相場変動の影響について 当社グループは、海外に連結子会社を有しており、連結財務諸表の作成にあたっては、海外子会社の現地通貨による財務諸表を日本円に換算しております。また、海外子会社を含む海外フランチャイズ先より受取るロイヤリティ収入等の取引も同様に日本円に換算されるため、日本円と各通貨間の為替相場変動の影響を受けております。このため為替相場が大幅に変動した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 (10) 訴訟・係争等について 当社グループは、国内・海外において事業活動を行うにあたっては、各種関係法令を理解し、遵守することに最善の努力をしておりますが、様々な形で、訴訟・係争等の対象となることがあります。これらの訴訟・係争等の発生は予測困難であり、またそのような訴訟・係争等が発生した場合において、その解決には相当の時間を要することが多く、結果を予測することには不確実性が伴います。このような訴訟・係争等が発生し、予期せぬ結果となった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 (11) 自然災害等について 当社グループは、国内・海外において、店舗展開しておりますが、予期せぬ火災、テロ、戦争、疫病、地震、異常気象等の人災や天災により、店舗の損壊、店舗への商品供給の停止及びその他店舗の営業継続に支障をきたす事態が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 (12) 減損会計の適用について 当社グループは、各店舗を独立したキャッシュ・フローを生み出す最小単位と捉え減損会計を適用しております。今後、店舗の収益性が低下した場合等には、店舗資産の減損損失が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 (13) 情報システムへの依存について 当社グループは、食材等の仕入及び配送に係る管理やタッチパネルによる注文、売上情報等の管理並びに従業員の勤怠管理等、業務全般にわたり情報システムに依存しております。 情報システムに障害等が発生した場合には、効率的な店舗運営とそれらを支える業務の遂行に支障をきたし、当社グループの財政状態及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 (14) ㈱神明ホールディングスグループとの関係について 当社グループは、当連結会計年度末現在、㈱神明ホールディングスより40.8%の出資を受けており、取締役2名が取締役を兼務していること等から、支配力基準による同社の子会社となっております。 当社グループは、食材等の調達の一部を㈱神明ホールディングスの子会社である㈱神明等を通して行っておりますが、それらは市場価格を勘案し、価格交渉の上決定しております。 当社グループは、通常の業務執行にあたっては当社独自の意思決定を行っておりますが、重要な事項については、㈱神明ホールディングスと協議もしくは報告を行っております。 また、㈱神明ホールディングスは当社取締役の選任及び剰余金の配当等の株主総会の決議等に対しても影響力を有しているため、その他の株主の意向と異なる決議等を行う可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,168字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済環境をみますと、個人消費には持ち直しの動きがみられ、日経平均株価は2026年2月には過去最高値を更新するなど、景気は緩やかな回復が継続いたしました。 一方で、先行きにつきましては、中東情勢をはじめ世界経済の不透明感が高まっております。加えて、食料品価格上昇を背景に消費者の節約志向が強まっており、顧客獲得競争が激しい状況であります。 このような状況の下、当社グループは新経営体制のもと、原材料調達力やマーケティング力の強化、グローバル戦略の推進に注力し、国内市場及びグローバル市場の双方において戦略的な事業展開を実施してまいりました。 原材料調達力強化の一環として、水産品を中心に加工・製造・販売を行う㈱ゴダック及びその子会社である㈱味の法則(非連結子会社)並びに㈱神戸まるかんの3社を完全子会社化し、グループ内での調達力の強化を図りました。また、サーモン陸上養殖事業に参入したことに加え、新たに養殖会社3社との協業を開始し、安定的な原材料確保に向けた取り組みを進めております。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 イ 財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ246億7千万円増加し、594億8千4百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ223億1千万円増加し、400億6千3百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ23億6千万円増加し、194億2千万円となりました。 ロ 経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高737億1千1百万円(前連結会計年度比9.2%増)、営業利益47億9千7百万円(前連結会計年度比29.4%減)、経常利益52億4千2百万円(前連結会計年度比24.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益34億9千2百万円(前連結会計年度比29.6%減)となりました。 (国内事業) 国内事業におきましては、LINEなどSNSを活用した販売促進施策に加え、食料品をはじめとした物価高騰に伴う節約志向を踏まえ、平日ランチタイム向けにお値打ち感のある商品を展開することで、来店促進による客数増加を図りました。また、商品展開につきましては、協業先である養殖会社で生産された「寒ぶり」や、IPコラボレーション商品を販売するとともに、お手頃感のあるフェア商品メニューを充実させることで、幅広いお客様のニーズに応え、満足度向上に取り組みました。 店舗展開につきましては、出店拡大に向けた計画を着実に進めつつ、コンセプトストアである「GENKISUSHI×魚べい」を2025年10月、東京都台東区上野にオープン。また、新業態として2026年1月、栃木県栃木市に「大阪焼肉 うま勝」を出店いたしました。本ブランドは、「地元に愛され、家族で通える下町風焼肉」をコンセプトに、日常利用に適した価格帯と地域密着型の店舗運営を特徴としております。今後は、当社の既存出店エリアを中心に店舗数を拡大し、既存ブランドとのシナジーも活用しながら、顧客基盤の拡大と来店頻度の向上を図ってまいります。 また、主力ブランドである「魚べい」においてもヨドバシ仙台店(宮城県仙台市)、多摩境店(東京都町田市)等各地に新規出店を行い、既存店・新規出店ともに売上高は堅調に推移しております。 この結果、各業態合計で、7店舗を出店し、4店舗を退店したことにより、国内の総店舗数は、194店舗となりました。また、店舗改装は、店舗サービス及びお客様の利便性向上のため、「魚べい」業態で9店舗、「千両」業態で1店舗を実施いたしました。 この結果、国内事業の経営成績は、売上高611億2千6百万円(前連結会計年度比4.3%増)、セグメント利益32億6千8百万円(前連結会計年度比34.4%減)となりました。売上高は客数及び客単価の上昇により、前年を上回る結果となったものの、セグメント利益は、米価高騰及び最低賃金上昇の影響を受けたため、前年を下回る結果となりました。 なお、国内店舗は全て直営店舗であります。 (グローバル事業) グローバル事業につきましては、引き続きフランチャイズ事業の強化と新規事業の展開を推進しました。新規フランチャイズエリアでは、ベトナムにおいて2025年6月の1号店出店に続き、当連結会計年度に新たに1店舗をオープンいたしました。既存フランチャイズエリアでは、2026年1月には香港で展開する「元気寿司」及び「千両」のフランチャイズ店舗が合計100店舗に到達するなど、現地パートナー企業との連携を強化し、ブランド価値向上に取り組んでおります。 また、米国子会社においては、メニューの刷新やプロモーション強化により、既存店の収益力向上を図っております。なお、ラーメン事業につきましては翌連結会計年度第1四半期中のオープンを予定しており、新業態「GENKI DINER」につきましては翌連結会計年度中のオープンを計画しております。 店舗展開につきましては、ロイヤリティ収入の対象となる海外店舗で、17店舗出店し、3店舗退店したことにより243店舗となり、海外の総店舗数はフランチャイズ店と米国子会社の11店舗と合わせて、254店舗となりました。 この結果、グローバル事業の経営成績は、売上高91億1百万円(前連結会計年度比2.3%増)、セグメント利益19億5千8百万円(前連結会計年度比8.1%増)となりました。 グローバル事業の売上高の内訳は、米国子会社の店舗売上高54億9千7百万円、フランチャイズ契約先への食材等販売による売上高17億6千1百万円、フランチャイズ契約先からのロイヤリティ収入(海外店舗売上高の一定率等)18億4千3百万円等であります。 なお、ロイヤリティ収入の対象となる海外店舗の売上高の合計は、769億3千5百万円(前連結会計年度比5.0%増)となりました。 (その他) その他の区分には、当連結会計年度より新たにグループへ加わった㈱ゴダックおよび㈱神戸まるかん並びに養殖事業を含んでおります。 ㈱ゴダックにおいては、水産物の調達・販売機能を担い、グループの調達網の拡充に取り組んでおります。㈱神戸まるかんにおいては、水産物の加工・販売を通じてグループの製造機能の強化を図っております。 また、養殖事業においては、2025年9月より熊本県八代市にてサーモンの陸上養殖を開始しており、将来的な店舗への供給に向けた安定的な原材料調達体制の構築を推進しております。 この結果、その他の経営成績は、36億4千8百万円、セグメント損失5千8百万円となりました。 ② キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ165億3千9百万円増加し、当連結会計年度末には284億9千2百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、46億7千3百万円(前年同期は67億8千7百万円)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益52億1千7百万円、減価償却費19億1千5百万円による増加があった一方で法人税の支払27億7百万円による減少があったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、44億7千3百万円(前年同期は17億7千2百万円)となりました。これは主に、店舗の新設等による支出29億5千8百万円、子会社株式の取得による支出12億8千9百万円があったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、162億2千5百万円(前年同期は35億8千5百万円)となりました。これは主に、短期借入金の実施161億2千4百万円を行ったこと等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、主に最終消費者へ直接販売するレストラン関連事業を行っておりますので、生産及び受注の実績は重要性が乏しいため記載しておりません。 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   構成比(%) 国内事業   61,126   82.9 グローバル事業   9,101   12.3 その他   3,648   4.9 小計   73,877   100.2 セグメント間の相殺消去   △165   △0.2 合計   73,711   100.0 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、次のとおりであります。 イ 財政状態の分析 当社グループの当連結会計年度末の総資産は前連結会計年度末に比べ246億7千万円増加し、594億8千4百万円となりました。 当社グループの当連結会計年度末の資産、負債及び純資産の状況は、次のとおりであります。 (資産) 資産合計は、前連結会計年度末に比べ246億7千万円増加し、594億8千4百万円となりました。これは主に、借入の実施による現金及び預金の増加165億3千9百万円及び連結範囲の変更に伴う商品及び製品の増加39億8千万円があったこと等によるものであります。 (負債) 負債合計は、前連結会計年度末に比べ223億1千万円増加し、400億6千3百万円となりました。これは主に、借入の実施及び連結範囲の変更に伴う短期借入金の増加204億9千3百万円等によるものであります。 (純資産) 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ23億6千万円増加し、194億2千万円となりました。これは主に配当金の支払13億2千4百万円をおこなった一方で親会社株主に帰属する当期純利益の計上34億9千2百万円があったこと等によるものであります。この結果、自己資本比率は16.4ポイント減少し、32.6%となりました。 ロ 経営成績の分析 売上高及び各段階利益の状況は、次のとおりであります。 (売上高) 国内における店舗・ブランドの認知度向上による来店客数の増加や、販売価格の適正化を行ったことによる客単価増加に加えてグローバル事業セグメントの為替の影響により当連結会計年度の売上高は737億1千1百万円(前連結会計年度比9.2%増)となり、過去最高売上高を更新いたしました。 (営業利益及び経常利益) 売上原価率は米価を中心とした食材価格の高騰により45.1%となりました。また、給料及び手当は最低賃金の上昇及び雇用人数が増加したことにより、前連結会計年度と比べ7億7千5百万円増加となった結果、連結会計年度の営業利益は47億9千7百万円(前連結会計年度比29.4%減)、経常利益は52億4千2百万円(前連結会計年度比24.5%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 負ののれん発生益の特別利益6億6千1百万円の計上があった一方で、減損損失等の特別損失7億1千5百万円の計上があったことで当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は34億9千2百万円(前連結会計年度比29.6%減)となりました。 ハ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」をご参照ください。 ニ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。 ホ セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度のセグメントごとの財政状態及び経営成績は、次のとおりであります。 (国内事業) 国内事業につきましては、LINEなどSNSを活用した販売促進施策に加え、食料品をはじめとした物価高騰に伴う節約志向を踏まえ、平日ランチタイム向けにお値打ち感のある商品を展開することで、来店促進による客数増加を図りました。また、商品展開につきましては、協業先である養殖会社で生産された「寒ぶり」や、IPコラボレーション商品を販売するとともに、お手頃感のあるフェア商品メニューを充実させることで、幅広いお客様のニーズに応え、満足度向上に取り組んだことにより売上高は、611億2千6百万円(前連結会計年度比4.3%増)となりました。 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ16億4千4百万円増加(前連結会計年度比5.6%増)し、311億3千8百万円となりました。これらは、主に最低賃金上昇に伴う人件費の増加があったこと等によるものであります。 この結果、セグメント利益は32億6千8百万円(前連結会計年度比34.4%減)となりました。 セグメント資産は、前連結会計年度に比べ117億7千1百万円増加し、369億4百万円となりました。これは主に、売上高増加等による現金及び預金の増加があったこと等によるものであります。 (グローバル事業) グローバル事業につきましては、海外子会社の業績が堅調に推移したことに加えて、為替の影響を受けたことにより、売上高は、91億1百万円(前連結会計年度比2.3%増)となりました。 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ2千9百万円(前連結会計年度比0.7%増)増加し、39億6千5百万円(前年同期比8.1%増)となりました。これは主に、新規事業開始に伴う賃借料や顧問委託料の増加等によるものであります。 セグメント利益は、19億5千8百万円となりました。 セグメント資産は、前連結会計年度に比べ32億8千6百万円増加し、88億5千6百万円となりました。これは主に、国内事業同様に現金及び預金の増加があったこと等によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 イ キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ165億3千9百万円増加し、当連結会計年度末には284億9千2百万円となりました。 詳細は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フロー」をご参照ください。 ロ 契約債務 2026年3月31日現在の契約債務の概要は以下のとおりであります。 年度別要支払額(百万円) 契約債務   合計   1年以内   1年超3年以内   3年超5年以内   5年超 短期借入金   20,493   20,493   -   -   - 長期借入金(1年内 返済予定含む)   4,796   1,437   1,920   1,438   - リース債務(1年内 返済予定含む)   5,359   850   1,210   794   2,504 ハ 財務政策 当社グループは、資金運用については短期的な預金等に限定し、調達については銀行借入による方針であります。借入金のうち短期借入金(当座借越)は、主に営業取引に係る資金調達であり、長期借入金(原則として5年以内)及びファイナンス・リース取引に係るリース債務は、主に設備投資に係る資金調達であります。借入金は原則として固定金利で調達しております。 また、営業債務や借入金等は、流動性リスクに晒されておりますが、当社グループでは、各社が月次に資金繰計画を作成するなどの方法により管理しております。 2026年3月31日現在、短期借入金の残高は204億9千3百万円、長期借入金(1年内返済予定を含む)の残高は47億9千6百万円、リース債務(1年内返済予定を含む)の残高は53億5千9百万円であります。 ③ 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。また、この連結財務諸表の作成にあたりまして、将来事象の結果に依存するため確定できない金額について、仮定の適切性、情報の適切性及び金額の妥当性に留意しながら会計上の見積りを行っております。実際の結果は、特有の不確実性があるため、見積りと異なる場合があります。なお、詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照ください。

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開示資料

出典

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