本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ワッツ

WATTS CO., LTD.2735 · Standard · 小売業

100円ショップチェーン大手。日用消耗品を中心に、量販店内テナント型店舗を強みに全国展開する。

概要

ワッツは、大阪市中央区に本社を置く100円ショップチェーン運営企業である。日用消耗品を中心としたプライベートブランド商品を強みに、国内1,877店舗(2025年8月現在)を展開する。2025年8月期の売上高は616億円、営業利益は14億円と、低価格帯の強みで安定した収益をあげている。

「実生活雑貨」に特化したPB中心の品揃え

ワッツは、文具、掃除、台所、衛生用品といった「実生活雑貨」を重点カテゴリーに据える。競合との差別化のため、プライベートブランド(PB)商品の開発に注力し、オリジナルコスメ「fasmy」やキャラクターコラボ商品などを投入する。PB比率を高めることで仕入原価を抑制し、100円という売価を維持しながら利益率の改善を図っている。オンラインショップでは店舗受け取りサービスも開始し、ECと実店舗の連携を強化している。

テナント型中心に1,877店舗を展開

店舗の多くは、ショッピングセンターやスーパーマーケット内のテナント型で出店する。2025年8月期末の総店舗数1,877店のうち、コアブランド「Watts」「Watts with」が1,516店と8割を占める。残りは「meets.」「silk」など。出店戦略としては、既存の量販店に組み込まれる形で低コスト出店を進め、年間142店舗を新規開業する一方、不採算店は閉鎖する入れ替えで効率性を高めている。

海外と新業態で収益源の多角化を模索

国内100円ショップ事業の成長鈍化に備え、ワッツは2009年から海外展開を開始した。タイとペルーに「Watts」「KOMONOYA」の直営・FC店舗を計4店舗運営するが、中国事業は撤退した。国内では、雑貨店「Buona Vita」(10店舗)、ディスカウントショップ「リアル」(7店舗)、生鮮スーパーとのコラボ「バリュー100」(1店舗)など、複数の新業態を試行する。これらはまだ収益貢献は小さいが、中長期的な成長の柱と位置づける。

売上高は拡大傾向、営業利益率は約2%に留まる

連結売上高は2012年8月期の408億円から2025年8月期の616億円へと緩やかに増加している。ただし、営業利益率は2025年8月期で2.3%と低水準にとどまる。粗利率の改善や販管費の抑制に取り組み、中期目標として売上高経常利益率5%、ROE10%を掲げる。自己資本比率は47.3%(2025年8月期)と財務体質は安定しており、借入金も削減傾向にある。

業界の中での役割は最終消費者向け小売業(バリューチェーンの川下)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
616億円
営業利益
14億円
営業利益率
2.3%
純利益
9億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01最終消費者向け小売主力

文具、掃除、台所、衛生用品などの日用消耗品を中心とした100円ショップを、直営店舗にてチェーン展開。ショッピングセンターやスーパーマーケットなど量販店内のテナント型店舗が多く、ロードサイド型独立店舗もある。メーカー・問屋と協力した直送体制と外部委託物流センターにより、迅速な商品供給と運賃負担の軽減を実現している。

主な製品・サービス1
100円ショップ「Watts」「Watts with」「meets.」「silk」
日用消耗品を中心に、様々な生活雑貨を100円(一部価格帯あり)で提供する小売店舗。

02小売店舗向け卸売準主力

100円ショップ向け卸売業を展開。連結子会社の株式会社ニッパンを通じて、他の小売販売会社への卸販売も行っている。

03国内雑貨・ディスカウント小売副次

100円ショップ以外に、心地よい生活を提案する雑貨店「Buona Vita」、生鮮スーパーとのコラボ「バリュー100」、日用品全般のディスカウントショップ「リアル」、時間をテーマにしたおうち雑貨店「Tokino:ne」を運営。

主な製品・サービス4
雑貨店「Buona Vita」
心地よい生活を提案する雑貨店。
「バリュー100」
生鮮スーパーとのコラボレーション店舗。
ディスカウントショップ「リアル」
日用品全般を取り扱うディスカウントストア。
おうち雑貨店「Tokino:ne」
時間をテーマにした生活雑貨店。

04海外均一ショップその他

タイで「Watts」「KOMONOYA」を1店舗、ペルーで3店舗運営。

主な製品・サービス1
均一ショップ「Watts」「KOMONOYA」
海外で展開する均一価格のショップ。

製品と技術

PB商品「実生活雑貨」とオリジナルコスメ「fasmy」

ワッツの商品戦略の核は、プライベートブランド(PB)商品である。特に「実生活雑貨」と称する文具、掃除、台所、衛生用品のカテゴリーで、自社開発品を多数投入する。2024年からはオリジナルコスメブランド「fasmy(ファスミー)」を展開し、若年層の客引きにもつなげている。PB商品は差別化と原価低減の両面で寄与し、売上総利益率の改善に貢献している。

100円以外の価格帯とオンラインショップの強化

伝統的に「100円均一」を軸としてきたが、近年は100円を超える「高額商品」のアイテム数を増やしている。お客様のニーズに合わせ、価格以上の価値を感じてもらうための施策である。同時に、オンラインショップを開設し、店舗で受け取れるサービスを開始。将来的にはグループ全体のECサイトを目指す。インフルエンサーとのコラボ商品も投入し、デジタルマーケティングを強化している。

「Buona Vita」「Tokino:ne」「リアル」の新業態

「Buona Vita(ブォーナ・ビィータ)」は心地よい生活を提案する雑貨店、「Tokino:ne(ときのね)」は時間をテーマにしたおうち雑貨店、「リアル」は日用品全般を扱うディスカウントショップと、異なるコンセプトの店舗を少数運営する。2025年8月期時点でそれぞれ10店舗、1店舗、7店舗と規模は小さいが、100円ショップ事業を補完する新たな収益源として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

100円ショップ中堅、低収益体質からの脱却途上

ワッツは売上高600億円超の100円ショップ業界中堅企業である。同業の大創産業やセリアに比べ規模は小さく、収益性で劣る。直近期の営業利益率は1.96%(2024年8月期)、2.27%(2025年8月期)と低水準で、原価高や競争激化の影響を受けている。ライバルにはトライアルホールディングスやまんだらけがいるが、トライアルはディスカウントストア、まんだらけは専門店であり、直接競合は限定的。成長鈍化も課題で、売上高はほぼ横ばい。同社の強みはプライベートブランド商品の開発力と店舗網だが、収益性改善が急務。

強み

  • 100円均一の価格は顧客支持が強く、景気後退時にも需要が底堅い。
  • 独自商品の開発により粗利率向上を目指しており、差別化を図っている。
  • 全国に多くの店舗を展開し、地域密着型で幅広い顧客にアクセス可能。
  • 標準化された店舗オペレーションにより、効率的な運営を実現している。

課題

  • 営業利益率2%前後と非常に低く、原価高騰や競争激化でさらに圧迫されるリスク。
  • 売上高がほぼ横ばいで、新規出店や既存店伸び悩みにより成長が停滞。
  • 大創産業やセリアなどの大手や、ディスカウントストアとの競争が激化、シェア拡大が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がワッツ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

1995年の創業、日用品ディスカウント店から出発

1995年2月、大阪市中央区に資本金1,000万円で株式会社ワッツを設立。当初は日用品・雑貨の100円ショップ事業を開始する。同年5月には株式会社久松から神奈川県三浦市と長崎県のディスカウントショップの事業を譲り受け、店舗網を拡大。1997年には滋賀県に物流センターを開設し、以降のチェーン展開の基盤を整えた。

地域別子会社化と統合を繰り返した2005〜2009年

2005年3月、100円ショップ事業を地域ごとに分割し、関東、中部、関西、中四国、九州の5つの子会社を設立。同年9月には三栄商事を子会社化。2007年にはオースリーもグループに加えた。2008年、販売子会社6社の事業をワッツオースリー販売に集約し、同年9月から営業を開始。地域分割と統合を繰り返しながら、効率的な運営体制を模索した。

ジャスダック上場から東証一部へ、市場区分の変遷

2002年5月に店頭公開(ジャスダック)を果たす。2010年には大阪証券取引所JASDAQに上場。2013年7月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)を経て、同年8月に市場第二部へ、翌2014年3月には市場第一部銘柄に指定された。2022年4月の市場区分見直しでプライム市場に移行するが、2023年10月にスタンダード市場へ移行した。

タイとペルーで海外店舗を開設、中国からは撤退

2009年1月、タイ・バンコクにThai Wattsを設立し、海外進出を開始。2013年5月には同社株式の一部を現地小売企業に譲渡し合弁化。2014年8月にはペルー・リマにWatts Peruを設立。2025年8月期末時点でタイ1店舗、ペルー3店舗に縮小。中国で展開していた均一ショップ「小物家園」は全4店舗を閉鎖した。海外事業はまだ収益化の途上にある。

M&Aで多様な運営基盤を獲得した2010年代後半

2013年6月、大専の株式を取得し子会社化(後にワッツオースリー中四国に商号変更)。2016年3月にはワッツ・コネクションを設立し、雑貨店「Buona Vita」の運営を移管。2018年4月にはディスカウントショップ「リアル」を運営するリアルを子会社化。2021年10月には音通エフ・リテールとニッパンを買収し、その後前者の事業は東日本・西日本販売会社に吸収させた。

物流・販売体制の再編で効率化を推進

2017年2月、物流センターを滋賀県近江八幡市に移転し、配送効率を向上。2016年9月には国内100円ショップ事業の運営子会社を、従来の3社から「ワッツ東日本販売」「ワッツ西日本販売」の2社に再編。2022年9月には音通エフ・リテールの東日本事業を東日本販売に、西日本事業を西日本販売に吸収分割・合併し、グループの運営体制をシンプルにした。

年表35件を開く

1990年代

  • 1995年2月大阪市中央区に資本金1,000万円で㈱ワッツを設立。日用品・雑貨の100円ショップ事業を開始
  • 1995年5月㈱久松より神奈川県三浦市及び長崎県下県郡の店舗及び商品を譲り受けるとともに従業員を引き継ぎ、日用品・雑貨のディスカウントショップ事業を開始
  • 1995年11月本社を大阪府東大阪市に移転
  • 1997年8月滋賀県犬上郡に物流センターを開設

2000年代

  • 2002年5月上場店頭(ジャスダック)上場
  • 2003年3月第9期事業年度より、従来の12月から8月に決算期を変更
  • 2003年12月本社を現在の大阪市中央区城見一丁目4番70号 住友生命OBPプラザビルに移転
  • 2005年3月100円ショップ事業を地域別に分割し、㈱関東ワッツ、㈱中部ワッツ、㈱関西ワッツ、㈱中四国ワッツ、㈱九州ワッツの5社を設立
  • 2005年9月M&A㈱三栄商事の株式を取得し、子会社化
  • 2006年5月大黒天物産㈱との共同出資による㈱バリュー100を設立
  • 2006年9月物流業務全般を㈱丸和運輸機関へ委託
  • 2007年3月M&A㈱オースリーの株式を取得し、子会社化
  • 2007年9月M&A㈱関東ワッツが㈱三栄商事を吸収合併(存続会社は㈱関東ワッツ)
  • 2008年6月㈱ワッツオースリー販売を設立
  • 2008年8月販売子会社6社(㈱関東ワッツ・㈱中部ワッツ・㈱関西ワッツ・㈱中四国ワッツ・㈱九州ワッツ・㈱オースリー)の100円ショップ事業を㈱ワッツオースリー販売へ事業譲渡
  • 2008年9月M&A事業譲渡後の販売子会社6社を吸収合併。㈱ワッツオースリー販売の営業開始
  • 2009年1月創業タイ王国バンコクにThai Watts Co., Ltd.を設立

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQへ上場
  • 2011年5月㈱ワッツオースリー北海道を設立
  • 2013年5月Thai Watts Co., Ltd.の株式の一部を現地小売企業に譲渡し、合弁会社化
  • 2013年6月M&A㈱大専の株式を取得し、子会社化
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場
  • 2013年8月東京証券取引所市場第二部へ市場変更
  • 2014年3月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 2014年8月創業ペルー共和国リマにWatts Peru S.A.C.を設立
  • 2014年9月商号変更㈱ワッツオースリー販売の中四国エリアにおける販売事業を会社分割し、㈱大専に承継させる吸収分割を実施。㈱大専は、同日付で㈱ワッツオースリー中四国に商号変更
  • 2016年3月㈱ワッツ・コネクションを設立
  • 2016年4月雑貨店「Buona Vita(ブォーナ・ビィータ)」の運営に関する事業を㈱ワッツ・コネクションへ譲渡
  • 2016年9月国内100円ショップ事業の運営子会社である㈱ワッツオースリー販売、㈱ワッツオースリー北海道、㈱ワッツオースリー中四国の3社を、運営実態に合わせ、㈱ワッツ東日本販売、㈱ワッツ西日本販売の2社に再編
  • 2017年2月物流センターを滋賀県近江八幡市に移転
  • 2018年4月M&Aディスカウントショップを運営する㈲リアルの株式を取得し、子会社化

2020年代

  • 2021年10月M&A㈱音通エフ・リテール及び㈱ニッパンの株式を取得し、子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年9月M&A㈱音通エフ・リテールの東日本に係る事業を㈱ワッツ東日本販売へ吸収分割し、㈱ワッツ西日本販売へ吸収合併 ㈱ワッツ・コネクションを㈱ワッツ東日本販売へ吸収合併
  • 2023年10月プライム市場からスタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高経常利益率中期まで5.0%
  • 自己資本当期純利益率(ROE)中期まで10.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    国内100円ショップ事業の成長性確保

    Wattsブランド店舗展開、月替わりの販促企画、100円以外の価格帯の商品導入、インフルエンサー協働商品開発、オンラインショップ強化などを推進。実生活雑貨を重点商品としてPB商品を投入する。

  2. 02

    新業態の収益性確立

    心地よい生活を提案する雑貨店「Buona Vita」、時間をテーマにしたおうち雑貨店「Tokino:ne」、ディスカウントショップ「リアル」など、100円ショップ事業を補完する新たな収益源を発掘・育成する。

  3. 03

    海外事業の再拡大

    東南アジア・中南米でのFC店舗拡大、卸売による新規市場開拓を進め、グループの成長を牽引する事業へと成長させる。

  4. 04

    収益力とコスト対応力の強化

    自動発注システムやセルフレジ導入による省人化・生産性向上、適正な売価の反映等により、販管費比率を抑制する。

  5. 05

    次世代人材の確保・育成

    積極的な新卒・中途採用とパート・アルバイトの正社員登用で人手不足に対応。環境変化に対応できる人材育成のため人事制度を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で418人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は496万円で、9期前と比べて0.2%平均年齢は45.8歳、平均勤続年数は14.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年8月425
2017年8月457
2018年8月437
2019年8月49743.812.2506
2020年8月50244.612.9445
2021年8月51145.114.1443
2022年8月50545.415.0482
2023年8月48544.113.0469
2024年8月46845.113.1436275
2025年8月49645.814.6418335

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 6 / 海外 1、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社事務所(大阪市中央区)他1,104店舗2,639百万円
同上
本社事務所(東京都北区)他784店舗1,860百万円
100円ショップ の運営及び その付随業務
本社(大阪市中央区)他398百万円
100円ショップ の運営及び その付随業務
賃貸用設備 — 福岡県大牟田市他131百万円
同上
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ワッツ東日本販売(注)2,3
    東京都北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ワッツ西日本販売(注)2,3
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ニッパン
    千葉県船橋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈲リアル(注)2
    大阪府大東市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Watts Peru S.A.C. (注)2
    ペルー共和国 リマ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Thai Watts Co., Ltd.
    タイ王国 バンコク · 持分法適用会社
    議決権49.0%
  • 国内
    ㈱バリュー100
    岡山県倉敷市 · 持分法適用会社
    議決権40.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は616億円営業利益14億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.5%、利益が+16.7%。

売上高
+0.5%
616億円
営業利益
+16.7%
14億円
純利益
+0.0%
9億円
営業利益率
2.3%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高630億円616億円
営業利益15億円14億円
純利益9億円9億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は167億円、営業利益は5億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+9.2%、営業利益は+25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q14810.70
2023年4Q1490
2024年1Q14821.41
2024年2Q15553.23
2024年3Q15342.64
2024年4Q15710.61
2025年2Q30582.65
2025年4Q31161.94
2026年2Q31392.95
2026年3Q16753.03

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年8月期からの14期で、売上は408億円から616億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は2.3%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年8月4082112
東京証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場
2013年8月4172111
ペルー共和国リマにWatts Peru S.A.C.を設立
2014年8月436189
2015年8月445137
㈱ワッツ・コネクションを設立
2016年8月462127
2017年8月475138
ディスカウントショップを運営する㈲リアルの株式を取得し、子会社化
2018年8月495106
2019年8月51471
2020年8月528178
㈱音通エフ・リテール及び㈱ニッパンの株式を取得し、子会社化
2021年8月5071610
㈱音通エフ・リテールの東日本に係る事業を㈱ワッツ東日本販売へ吸収分割し、㈱ワッツ西日本販売へ吸収合併 ㈱ワッツ・コネクションを㈱ワッツ東日本販売へ吸収合併
2022年8月583118
2023年8月59363
2024年8月61312122.09
2025年8月61614142.39

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高616億円のうち、営業利益として残るのは14億円2.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の1.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.2%377億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金36.5%225億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.3%14億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.4pt
2.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.0pt
1.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.8pt
6.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年8月期は営業CFが−18億円、投資CFが−11億円で、差し引きのフリーCFは−29億円この組み合わせは消耗型にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線期末の手元現金は62億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年8月19−5−31441
2013年8月28−2−42663
2014年8月18−6−81267
2015年8月−6−7−3−1351
2016年8月7−7−1050
2017年8月12−51757
2018年8月7−6−7151
2019年8月23−8−51561
2020年8月9−51466
2021年8月4−8−1−462
2022年8月17−10−3767
2023年8月2−7−6−556
2024年8月40−523594
2025年8月−18−11−4−2962

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年8月期の総資産は275億円。このうち返さなくてよい自己資本が130億円で、自己資本比率は47.3%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年8月148589039.3
2013年8月1827710542.3
2014年8月1908410644.4
2015年8月179908950.2
2016年8月185939250.1
2017年8月2019910249.7
2018年8月1991029752.2
2019年8月2169911747.1
2020年8月21510511048.7
2021年8月21311210152.6
2022年8月25611913746.6
2023年8月25512013546.9
2024年8月30312517841.3
2025年8月27513014547.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
62億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
114億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
112億円
在庫として抱えている分
負債合計
145億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
57
/ 100
安定性自己資本比率32 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り322社中138位あたり、逆に低いのは売上成長率322社中240位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.8%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.3%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
47.3%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.5%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥684で、1年前と比べて+8.3%過去52週の値幅のなかでは67%の位置にある。

¥684-1.4%1ヶ月+2.8%1年+8.3%時価総額92億円
過去52週の値幅
安値¥591高値¥730

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.9倍
PER (会社予想)10.1倍
PBR0.67倍
配当利回り2.92%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は676円と、25日線(643円)を+5.1%上回る。直近1ヶ月で+10.6%上昇し、週足は上昇トレンド。52週高値693円に迫る展開。出来高も増加傾向で買い優勢。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 10.79倍は業界平均41.41倍を大きく下回り、PBR 0.66倍は解散価値割れ。配当利回り2.96%は業界平均13.61%より低いが、ROE 6.8%は業界平均並み。ただし配当性向190.9%と超過配当状態で、持続可能性に懸念。割安だが財務面には注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.9倍39.6倍
PER (予想)10.1倍
PBR0.67倍2.44倍
ROE6.8%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は安定的に拡大(前期613億)しているが、営業利益率は2%前後と低位。2025年8月期もほぼ横ばいの見通し。強気派は、低PBR(0.66倍)とPER10.8倍の割安感、配当利回り2.96%を評価。弱気派は、低収益性と成長鈍化(売上高ほぼ横ばい)を問題視し、同業との競争による値下げ圧力を懸念。

プラスに働く材料7
  • PBR0.66倍の割安

    純資産株価比で割安、下値リスク限定的

  • 安定的な収益基盤

    100円均一の需要は安定、売上高は横ばいでも底堅い

  • 配当利回り2.96%

    安定配当が魅力、株主還元も期待

  • PER9.9倍の割安感通年影響

    予想PER9.9倍は小売業平均比低水準。業績安定ならバリュエーション修正余地。

  • 配当利回り2.96%の安定配当継続影響

    配当性向30%程度。安定的な株主還元が下支え要因に。

  • 店舗数増加による収益拡大2026年以降影響

    新規出店計画が奏功すれば revenue 成長。2025/8期 revenue 616億円から増加見込み。

  • PB比率0.66倍の解散価値接近継続影響

    PBR0.66倍は純資産割れ。自社株買いやM&A対象としての魅力。

マイナスに働く材料7
  • 低収益性

    営業利益率2%と低く、コスト上昇に脆弱

  • 成長鈍化

    売上高成長がほぼゼロ、新規出店効果鈍化

  • 競争激化

    100円ショップ間の競争や、他業態との価格競争

  • 売上高伸び悩み2025/8期影響

    2024/8期613億円→2025/8期616億円とほぼ横ばい。成長鈍化で高評価困難。

  • 百均市場の競争激化継続影響

    同業との価格競争で粗利率低下。営業利益率2%台と低水準続く。

  • 原材料費上昇による利益圧迫継続影響

    円安・インフレで仕入コスト増。利益率改善には値上げ必要も競合に阻まれる。

  • 小規模時価総額による流動性リスク継続影響

    時価総額91億円と小型。大口売買で株価変動大。

次の決算で確かめる点
既存店売上高
既存店の客数・客単価の動向は収益の基礎
営業利益率
低収益体質脱却の兆しが見えるか注視

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+15.0%いまの株価に対する利回りは2.92%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
2.92%
いまの株価に対して
配当性向
190.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年8月1520.7
2017年8月150.022.8
2018年8月150.028.8
2019年8月10−33.3
2020年8月100.0152.0
2021年8月1550.0131.7
2022年8月150.033.1
2023年8月150.026.3
2024年8月2033.3166.6
2025年8月2315.0190.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ11,380人。区分でいちばん多いのは個人・その他56.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.3%を占め、残る68.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年8月%2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他56.458.164.860.858.956.3
事業法人24.624.624.724.825.927.1
外国法人4.44.20.71.56.09.9
金融機関12.913.09.511.36.74.2
証券会社1.70.10.21.52.52.3
自己株式3.63.62.33.12.21.7
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱カシオペア15.08
02大阪中小企業投資育成㈱4.81
03平岡 滿子4.48
04㈲アカリ4.18
05平岡 史生3.56
06衣笠 敦夫2.77
07平岡 紀子2.73
08㈱三井住友銀行2.38
09福光 宏2.20
10ワッツ従業員持株会2.17

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−29%、1株純資産は14期で+114%。直近期のROEは6.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年8月9346022.25.440.3
2013年8月8956816.610.112.7
2014年8月7062211.813.614.3
2015年8月526628.118.927.4
2016年8月536847.918.120.7
2017年8月627368.721.122.8
2018年8月477696.220.328.8
2019年8月57580.7117.1
2020年8月587827.516.3152.0
2021年8月728388.912.3131.7
2022年8月588796.712.433.1
2023年8月188872.133.426.3
2024年8月689507.411.0166.6
2025年8月669836.810.0190.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/8期の役員報酬は総額198百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
平岡史生代表取締役 社長執行役員66479,471
森秀人取締役 常務執行役員 経営企画室長6644,971
山野博幸取締役 執行役員 事業本部長5868,305
角本昌也取締役 執行役員 管理本部長5321,123
平田正浩取締役 執行役員 海外事業部長6225,511
福光宏取締役(監査等委員)66296,031
酒谷佳弘取締役(監査等委員)695,800
林堂佳子取締役(監査等委員)55900
田辺彰子取締役(監査等委員)56
前野高久54

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7129501917926
社外取締役317176
取締役(社内)1222

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容798字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び小売販売会社6社(連結子会社4社と持分法適用関連会社2社)、卸販売会社1社(連結子会社)により構成されており、100円ショップの運営及びその付随業務の単一セグメントであります。 当社グループは、文具、掃除、台所、衛生用品といった日用消耗品を中心とした「100円ショップ」を、『Watts(ワッツ)』『Watts with(ワッツウィズ)』『meets.(ミーツ)』『silk(シルク)』等の名称で直営店舗にてチェーン展開することを主な事業の内容とするとともに、他の小売販売会社への卸販売も行っております。 当社グループの100円ショップ店舗数は、2025年8月31日現在1,877店舗であり、一部ロードサイド型独立店舗がありますが、その多くはショッピングセンター、スーパーマーケット、百貨店等の量販店内におけるテナント型店舗であります。なお、当社グループは上記事業を遂行するために、メーカー及び問屋の協力を得て各店舗への直送体制を構築し、迅速な商品供給と運賃負担の軽減を実現しております。また、外部委託の物流センターを設置することにより、売れ筋商品については機動的な小口配送体制を確立しております。 ほかに国内では、心地よい生活を提案する雑貨店「Buona Vita(ブォーナ・ビィータ)」を10店舗、生鮮スーパーとのコラボである「バリュー100」を1店舗、日用品全般を取扱うディスカウントショップ「リアル」を7店舗、時間をテーマにしたおうち雑貨店「Tokino:ne(ときのね)」を1店舗運営しております。海外におきましては、均一ショップ「Watts」「KOMONOYA(こものや)」をタイで1店舗、ペルーで3店舗運営しております。加えて、100円ショップ向け卸売業の「㈱ニッパン」にて事業展開しております。 主な事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,948字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 私たちの仕事は、株主の皆様、ご来店いただくお客様、お取引先の皆様、店舗で直接運営に携わっていただいているパート・アルバイトの皆さん、店舗・本社で働く社員への「おかげさま」をもって成り立っています。当社グループは、「おかげさまの心」を大切に、お世話になっている皆様に役立ち、地域社会に貢献することを使命とし、皆様とともに成長してゆくことを目指しております。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は常に経営の効率性向上による収益性を追求しており、経営指標として売上高経常利益率と自己資本当期純利益率(ROE)を重視しております。足元の状況を踏まえ、次期の計画はそれぞれ2.4%及び7.1%としておりますが、中期的にはそれぞれ5.0%、10.0%を目指してまいりたいと考えております。 (3)経営環境及び経営戦略等 個人消費の回復には、実質賃金がプラス圏で推移する状況が定着することが必須だと考えます。また、企業動向では「日米関税合意」の最終決着(相互関税そのものが違憲とされ、解消されることも含む)、日米双方の金融政策とそれに伴う円ドル為替、資源価格、米欧及び中国をはじめとする海外の景気等の影響を注視しつつの展開になると考えます。 このような状況のもと、当社グループは引き続き100円という売価に拘りつつも、他の価格帯の商品においてもお買い得感のある商品を提供し続けます。また、多様化する顧客ニーズに応えるため、ビジネスモデルのさらなる改善を進めることで、お客様に価格以上の価値を感じていただけるショップを目指し続けてまいります。 また、新たな成長の原動力とすべく、「Buona Vita」、「Tokino:ne」、「リアル」といったその他の事業へも積極的に取り組み、100円ショップ事業を補完する新しい収益源の多角化を図ります。 加えて、海外事業において、グループ内売上シェアのさらなる拡大と利益の獲得に向けて、既存事業の拡充と新規市場の開拓に取り組んでまいります。 以上により、次期の連結業績は、売上高63,000百万円(前期比2.3%増)、営業利益1,500百万円(同5.7%増)、経常利益1,500百万円(同5.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益900百万円(同3.4%増)を見込んでおります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 「国内100円ショップ事業の成長性の確保」、「新業態の収益性の確立」、「海外事業の再拡大」、「収益力及びコスト増加への対応力強化」、「次世代人材の確保・育成」、「SDGs/ESG経営の推進」を重点課題として取り組み、収益性の一段の向上と、持続的成長と中長期的な企業価値の増大の実現を目指した経営を展開してまいります。これらの課題に対し、当社グループでは以下のように取り組んでおります。 「国内100円ショップ事業の成長性の確保」 当社グループが成長していくためには、中核事業である国内100円ショップ事業の継続的な成長は欠かせないものであると考えております。当事業でのさらなる成長を目指し、Wattsブランド店舗の展開、月替わりの販促企画の実施、お客様にさらに満足いただけるように価値をプラスした100円以外の価格帯の商品導入、インフルエンサーとの協働による商品開発、オンラインショップの強化といった施策を進めております。オンラインショップにつきましては、「Buona Vita」、「Tokino:ne」、オンラインショップ限定商品等の国内100円ショップ事業以外の商品も取扱っており、将来的にはグループ全体のECサイトを目指しております。新たに開始した、店舗での商品受け取りも強化してまいります。 また、これまで同様実生活雑貨を重点商品と位置付け、独自に開発した良品質でお買い得感のある商品を、プライベートブランド商品として店舗へ投入してまいります。 「新業態の収益性の確立」 当社グループは、新たな事業を開発し、経営内容の多角化及び国内100円ショップ事業との連携による事業拡大を新たな成長の原動力にしたいと考えております。心地よい生活を提案する雑貨店「Buona Vita」、時間をテーマにしたおうち雑貨店「Tokino:ne」、ディスカウントショップ「リアル」等、100円ショップ事業を補完する直接消費者との係わりを持つ新しい収益源の発掘に取り組んでまいります。 「海外事業の再拡大」 当社グループでは、将来の国内市場の成長の鈍化を見込み、2009年8月期より海外での店舗展開を行っております。新型コロナ等により事業規模は一旦縮んでしまいましたが、今後は、東南アジア並びに中南米で展開するFC店舗の拡大と、卸売(現地パートナーとの協業)での新規市場の拡大を進めていくことで、グループの成長を牽引する事業となりうるよう、さらなる挑戦を継続してまいります。 「収益力及びコスト増加への対応力強化」 前述した「国内100円ショップ事業の成長性の確保」、「新業態の収益性の確立」、「海外事業の再拡大」の3つの取組みによって、毎期の増収を図るとともに、自動発注システムやセルフレジ導入による省人化・生産性の向上、適正な売価の反映等の施策を進めることで、人件費や家賃をはじめとする販売費及び一般管理費の売上高に対する比率を抑制してまいります。 「次世代人材の確保・育成」 当社グループは、人材も重要な経営資源の1つと位置付け、優秀な人材の確保及び育成に努めております。人材の確保につきましては、昨今の深刻な人手不足に対応すべく、積極的な新卒採用・中途採用に加え、パート・アルバイト従業員の正社員への登用に取り組んでおります。人材の育成につきましては、グループ規模の拡大、業務内容の多角化、海外への積極展開、未経験業務への挑戦など、グループを取り巻く環境の変化に対応できる人材を多く育成するために、この要請に応えられる人事制度の構築を目指しております。また、性別・国籍等を問わず、誰もが活躍できる社内環境整備を進めております。 「SDGs/ESG経営の推進」 会社の持続的成長と中長期的な企業価値の向上に向け、SDGsを意識した経営が正に求められています。主な取組みとして、環境面に配慮したレジ袋の導入や、社内ペーパーレス化、店内照明のLED化、安価でも環境面・安全面・健康面を十分意識した価格以上の価値を感じていただける商品の開発等を行っております。また、「近年頻発する自然災害への備えの重要性と100円ショップという身近な存在から防災意識を広めたい。」という思いから「ワッツ防災プロジェクト」を発足いたしました。社内外への防災情報発信、イベント参加、商品開発、アンケート調査等を実施し地域住民の声を反映しながらCSR・社会価値創出を目指してまいります。
事業等のリスク2,472字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 出退店施策について 当社グループが全国でチェーン展開している100円ショップは、特定の地域に重点的に出店する施策をとっておりません。出店の判断基準は、収益性が見込め、存続する店舗となりうるかどうかであります。賃借料、入居保証金その他費用といった出店条件、商圏人口及び競合店舗の有無等を総合的に勘案して、収益性を見極めております。出店の判断は、各担当地域の責任者が行っておりますので、採算条件に合致する案件がない場合は、出店数の減少により業績に影響を与える可能性があります。また、売上より利益を重視する方針をとっておりますので、不採算店舗は積極的に退店してまいります。また、当社グループの出店先は、ショッピングセンター、スーパーマーケット等量販店が中心になっているため、商業施設全体の閉鎖やテナントの入れ替え等により、退店を余儀なくされる場合があります。その結果、店舗数が減少し、業績に影響を与える可能性があります。 ② 従業員の確保、指導教育について 当社グループは、各地域のスーパーバイザー(正社員)が担当店舗のパート、アルバイト従業員の指導教育を行い、店舗運営は所定のマニュアルにより、このパート、アルバイト従業員に任せております。そのため、指導力のあるスーパーバイザーを確保できない場合は、パート、アルバイトへの指導が行き届かず、店舗運営のレベル及びお客様へのサービスの質が低下し、業績に影響を与える可能性があります。また、パート、アルバイト従業員を確保できない場合は、求人関連費用の増加や賃金の上昇により、収益性が悪化する可能性があります。さらに労務面においては、短時間労働者に対する社会保険の適用基準拡大や有給休暇制度適用等により、新たに社会保険に加入するパート、アルバイトの増加等による費用負担が発生する可能性があります。 ③ 為替変動、商品市況について 当社グループは、原則円建てで国内メーカー及び問屋から仕入れておりますので、直接為替変動の影響を受けませんが、それらのメーカー及び問屋は中国を始めとする海外からの輸入商品を多く扱っております。このため、為替レートの変動により、当社の業績に間接的に影響を与える可能性があります。また、原材料価格や原油価格の上昇等により、プラスチック製品をはじめとした一部商品について原価の変動幅が大きくなっており、当社の仕入コストの見通しが不安定になる可能性があります。 ④ 新規参入リスクについて 現在、100円ショップ業界はまだ業績を拡大させておりますが、他業界からの100円ショップ事業への参入及び既存量販店内の均一販売コーナーの増加等、当社グループの主要事業の市場において競争が激化する傾向にあり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 在庫リスクについて 店舗数の増加に伴い、商品在庫が増加してまいります。また、今後も店舗数のさらなる増加を計画しております。店舗における売場効率を維持するためには、常に新規商品の投入を行うとともに、陳腐化した滞留在庫の撤去及び処分を行う必要があります。POSシステムから得られるデータの有効活用により、在庫のコントロールを図ってまいりますが、今後、消費者動向の変化等により多額の滞留在庫が発生した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑥ 貸倒損失について 当社グループは出店に際して家主に対して敷金、保証金の差入を行っているほか、一部のインショップ店では売上金を預託しております。また、卸販売(掛売り)も行っております。これら出店先及び卸販売先の財務内容に応じて貸倒引当金を設定するなど、現状なしうる限りの保全対策を行っておりますが、破綻等が発生して貸倒損失が発生した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑦ システム障害に関するリスクについて インターネット網の不通やサーバの故障、コンピュータウィルスへの感染等によって当社グループの商品発注・配送システムに支障が生じる可能性があり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑧ 天候、自然災害、その他の事故について 長雨、大雪や長期的な暖冬、猛暑といった天候不順により、来店客数が減少することで、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、台風や地震等の自然災害、その他突発的な事故により、店舗運営の休止や本社機能の停止に追い込まれ、売上減少や当社グループ全般の業績に影響を与える可能性があります。 ⑨ 海外での事業展開について 当社グループは、規模の拡大を目的として海外市場での店舗展開を目指しております。海外における事業活動は、経済の動向や為替相場の変動、また投資、貿易、競争、税制等に関する法的規制の変更、商慣習の相違、労使関係、異常気象、その他の政治的・社会的要因により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑩ 固定資産の減損について 当社グループは「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しており、毎期、必要性の計測を実施しております。その結果として固定資産の減損処理が発生し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑪ M&Aに係わるリスクについて 100円ショップ事業を補完する新しい収益源の構築に際し、M&Aも有力な選択肢として捉えております。実施にあたっては投資対効果を慎重に検討してまいりますが、様々な要因で所期の目的を達成できず投下資金が回収できない場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,302字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、賃上げは堅調に進んでいるものの、食品を中心とした物価の高騰には追い付かず、実質賃金や消費が低く抑えられる状況が完全に解消されないまま推移しました。「日米関税合意」がなされたとは言え、その後も米側が個別品目の追加関税を連発していることに加え、依然として弱い中国経済の状況等も勘案すれば、企業サイドとしても今後の輸出や設備投資の計画が立てづらい状況が継続しています。 このような環境のもと、100円ショップ「Watts(ワッツ)」「Watts with(ワッツ ウィズ)」「meets.(ミーツ)」「silk(シルク)」等を展開する当社グループは、収益源の多角化を図るべく、国内100円ショップ事業だけではなく、ファッション雑貨店やディスカウントショップの運営等の国内その他事業、並びに海外事業にも取り組んでおります。 国内100円ショップ事業につきましては、タレントやアニメキャラクター等とのコラボ商品導入の推進・ワッツオリジナルコスメ「fasmy(ファスミー)」の新作導入・「ワッツオンラインショップ」における「店舗受け取り」の推進・高額商品の取扱いアイテム数の増加及びお客様のニーズに合った商品への入替え・精算業務効率化に向けたセルフレジの導入などを進めてまいりました。 出店状況につきましては、通期計画の152店舗に対して142店舗の出店を行いました。一方、不採算店舗の整理や母店閉鎖等による退店が77店舗(うちFC5店舗)あり、当連結会計年度末店舗数は、直営が1,868店舗(70店舗純増)、FCその他が9店舗(5店舗減)の計1,877店舗となりました。また、Wattsブランド店舗である「Watts」「Watts with」については、1,516店舗(133店舗純増)と全体の80.8%となりました。 国内その他事業につきましては、心地よい生活を提案する雑貨店「Buona Vita(ブォーナ・ビィータ)」は10店舗(2店舗減)となりました。時間をテーマにしたおうち雑貨店「Tokino:ne(ときのね)」は、直営1店舗(増減なし)に加え当社100円ショップ店舗内でコーナー展開しております。生鮮スーパーとのコラボである「バリュー100」は1店舗(増減なし)、ディスカウントショップ「リアル」は7店舗(増減なし)となっております。 海外事業につきましては、「Watts」及び東南アジアを中心とした均一ショップ「KOMONOYA(こものや)」は、タイで1店舗(13店舗減)、ペルーで3店舗(2店舗減)となりました。中国での均一ショップ「小物家園(こものかえん)」は全4店舗閉鎖(退店)となり、自社屋号の「Watts」「KOMONOYA」の店舗数は4店舗(19店舗減)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,769百万円減少し、27,510百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ3,281百万円減少し、14,480百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ512百万円増加し、13,029百万円となりました。 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は21,185百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,864百万円減少いたしました。これは前連結会計年度末日が金融機関の休日だったため、決済の一部が当連結会計年度に繰り越されていた影響により現金及び預金が3,192百万円減少し、また、受取手形及び売掛金が28百万円減少した一方、商品及び製品が402百万円増加したことなどによるものであります。なお、サプライヤー各社との取引関係を良好に保つため、当連結会計年度から決済予定日が金融機関の休日だった場合は、原則、直前の金融機関の営業日に支払う方法によっております。 固定資産は6,325百万円となり、前連結会計年度末に比べて95百万円増加いたしました。これは工具、器具及び備品が275百万円、繰延税金資産が19百万円、差入保証金が11百万円、それぞれ増加した一方、のれんが131百万円、無形固定資産のその他に含まれるソフトウエアが83百万円、それぞれ減少したことなどによるものであります。 この結果、総資産は27,510百万円となり、前連結会計年度末に比べて2,769百万円減少いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は11,021百万円となり、前連結会計年度末に比べて3,095百万円減少いたしました。これは前連結会計年度末日が金融機関の休日だったため、決済の一部が当連結会計年度に繰り越されていた影響により、支払手形及び買掛金が1,688百万円、電子記録債務が1,182百万円、流動負債のその他に含まれる未払金が558百万円、それぞれ減少した一方、1年内返済予定の長期借入金が298百万円増加したことなどによるものであります。なお、サプライヤー各社との取引関係を良好に保つため、当連結会計年度から決済予定日が金融機関の休日だった場合は、原則、直前の金融機関の営業日に支払う方法によっております。 固定負債は3,459百万円となり、前連結会計年度末に比べ186百万円減少いたしました。これは長期借入金が245百万円減少した一方、退職給付に係る負債が53百万円増加したことなどによるものであります。 この結果、負債合計は14,480百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,281百万円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は13,029百万円となり、前連結会計年度末に比べ512百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が468百万円増加、自己株式が37百万円減少したことなどによるものであります。 この結果、自己資本比率は47.3%(前連結会計年度末は41.3%)となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の売上高は61,578百万円(前期比0.5%増、計画比99.3%)、営業利益は1,419百万円(前期比13.8%増、計画比105.1%)、経常利益は1,429百万円(前期比16.4%増、計画比109.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は870百万円(前期比3.7%減、計画比91.7%)となりました。 売上高は、主に100円ショップ既存店売上高が堅調に推移し増収となり、おおむね計画通りとなりました。 利益面では、高額商品を含む雑貨仕入原価の減少、雑貨売上高構成比率及び高額商品の売上高比率上昇を図る施策等の遂行により売上総利益率が改善し、販売費及び一般管理費において、売上高増加に伴う変動費、水道光熱費、主にセルフレジ導入に伴う減価償却費の増加があるものの、売上総利益の増加により営業利益、経常利益は増益となっております。親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度において受取補償金(特別利益)113百万円を計上していたことなどから減益となっております。(前期比は前連結会計年度実績比、計画比は2024年10月10日に決算短信で公表した2025年8月期の通期連結業績予想比) なお、当社グループの事業は、100円ショップの運営及びその付随業務の単一セグメントであるため、セグメントの記載をしておりません。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3,192百万円減少し、6,187百万円となりました。 減少の主な要因は、前連結会計年度末日が金融機関の休日だったため、繰り越されていた決済の一部が当連結会計年度に決済されたこと及び当連結会計年度末日が金融機関の休日だったため、直前の金融機関の営業日に支払う方法によっていることにより、営業活動によるキャッシュ・フローにおける仕入債務が減少したものであります。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は1,768百万円(前年同期は4,043百万円の獲得)となりました。支出の主な内訳は仕入債務の減少額2,871百万円、法人税等の支払額477百万円、棚卸資産の増加額408百万円であります。収入の主な内訳は税金等調整前当期純利益1,369百万円、減価償却費815百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は1,079百万円(前年同期は538百万円の使用)となりました。支出の主な内訳は有形固定資産の取得による支出961百万円、無形固定資産の取得による支出84百万円、敷金及び保証金の差入による支出71百万円であります。収入の主な内訳は敷金及び保証金の回収による収入50百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は351百万円(前年同期は233百万円の獲得)となりました。支出の主な内訳は長期借入金の返済による支出1,347百万円、配当金の支払額401百万円であります。収入の主な内訳は長期借入れによる収入1,400百万円であります。 ③ 仕入及び販売の実績 当連結会計年度の仕入、販売の実績は次のとおりであります。 a.商品仕入実績 当連結会計年度における事業部門別の商品仕入実績は、以下のとおりであります。 区分   当連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)   前年同期比(%) 100円ショップ事業(千円)   38,082,346   98.3 合計(千円)   38,082,346   98.3 b.販売実績 当連結会計年度における事業部門別の販売実績は、以下のとおりであります。 区分   当連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)   前年同期比(%) 100円ショップ事業(千円)   直営   55,511,411   100.5 卸他   6,067,360   100.3 合計(千円)   61,578,772   100.5 (注)1.上記の100円ショップ事業「卸他」には、100円ショップ以外の業態の販売額を含めております。 2.販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の得意先はありません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.売上高及び売上総利益 売上高は61,578百万円(前期比0.5%増)で、内訳は、100円ショップ事業直営店舗が55,511百万円(同0.5%増)、卸他が6,067百万円(同0.3%増)であります。 また、売上総利益率は38.8%(同0.3ポイント増)、売上総利益は23,907百万円(同1.3%増)となりました。 b.販売費及び一般管理費及び営業利益 販売費及び一般管理費は22,488百万円(同0.6%増)となりました。これは、売上高増加による変動家賃及び家賃歩率上昇による家賃の増加、システム関連投資の増加等によるものであり、売上高に占める比率は36.5%(増減なし)となりました。 この結果、営業利益率は2.3%(同0.3ポイント増)、営業利益は1,419百万円(同13.8%増)となりました。 c.営業外損益及び経常利益 営業外収益は38百万円で、前連結会計年度に比べ12百万円減少いたしました。営業外費用は28百万円で前連結会計年度に比べ40百万円減少いたしました。 この結果、経常利益率は2.3%(同0.3ポイント増)、経常利益は1,429百万円(同16.4%増)となりました。 d.特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益 特別利益は8百万円で、前連結会計年度に比べ116百万円減少いたしました。特別損失は67百万円で、前連結会計年度に比べ74百万円減少いたしました。 この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は870百万円(同3.7%減)となりました。また、1株当たり当期純利益は66円00銭であります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの運転資金需要の主なものは、商品の仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、新規出店及び改装に係る設備投資等によるものであります。 当社グループの運転資金及び設備資金につきましては、自己資金及び借入金等にて充当しております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、3,337百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は6,187百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。連結財務諸表の作成においては、過去の実績やその時点で合理的と考えられる情報に基づき、会計上の見積りや判断を行っておりますが、見積りや判断は特有の不確実性を伴うため、実際の結果と異なることがあり、結果的に連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。 また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。 (3)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。 なお、売上高経常利益率は、2023年8月期が1.1%、2024年8月期が2.0%、2025年8月期が2.3%と推移しております。ROEは、2023年8月期が2.1%、2024年8月期が7.4%、2025年8月期が6.8%と推移しております。 当該指標の目標達成に向けて、引き続き取り組んでまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。