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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

テイツー

TAY TWO CO.,LTD7610 · Standard · 小売業

古本・ゲーム・トレカのリサイクルショップを全国展開。買取と販売の両輪で収益を上げる。

概要

テイツーは1990年に岡山県岡山市で設立されたリユース小売企業である。「古本市場」「ふるいち」「トレカパーク」などの店舗ブランドを展開し、書籍、家庭用ゲームソフト・ハード、トレーディングカード、ホビー、スマートフォン等の販売・買取を行う。子会社の山徳がECサイトを運営。2026年2月期の連結売上高は422億円、従業員数は443名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

リユース店舗とECの二軸で構成される事業

テイツーグループの事業は、リアル店舗運営とEC運営の二軸で構成される。店舗運営では「古本市場」「ふるいち」「トレカパーク」の3ブランドを中心に、ロードサイド店舗とショッピングモール店舗を展開する。2026年2月期末の店舗数は175店舗。EC運営は100%子会社の山徳が担い、独自のECサイトを通じて商品を販売する。また、関連会社のトップブックスがフランチャイジーとして店舗を運営する。関連会社インターピアはシステム開発事業を行うが、重要性は乏しいとされる。

中古品と新品がほぼ半々の収益構成

2026年2月期の販売実績によると、中古品が売上高の49.0%、新品が49.9%を占める。中古品ではトレーディングカードが19.2%、ゲームが15.4%、本が5.9%、ホビーが3.8%、その他が4.7%。新品ではゲームが23.7%、トレカが20.7%、ホビーが5.0%、本が0.0%、その他が0.4%。レンタル収入は0.1%とごく僅かである。主力商材はトレーディングカードとゲームソフト・ハードであり、両者で売上高の約6割を占める。

岡山発、関西・関東を経て海外へ

創業地は岡山県岡山市。1994年に兵庫県西宮市へ関西地区1号店、1997年に東京都東大和市へ関東地区1号店を出店した。2005年にはテイツー東京本部を東京都港区に設立し、後に品川区、さらに2017年には関東支社と関西支社に機能分散した。2023年には創業地である岡山市南区豊浜町に本社を移転した。2025年7月には初の海外店舗として台湾に「ふるいち×マンガ展」を共同出店し、グローバル展開に乗り出した。

M&Aと業務提携によるグループ拡大

2000年にトップカルチャーと共同出資でトップブックスを設立。2003年から2004年にかけてアイ・カフェに出資・連結子会社化。2005年にはブック・スクウェア中部と合併。2009年にアイ・カフェと合併したが、2011年に同事業をカジ・コーポレーションへ譲渡。2014年にモ・ジールを設立し、2016年に合併。2020年には山徳と着物インターナショナルの株式を取得し完全子会社化したが、着物インターナショナルは2021年に解散。2024年にはTORICOと資本業務提携を結び、2025年に解消して業務提携に移行した。

業界の中での役割は中古品の買取・販売を手がけるリテール企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
422億円
営業利益
14億円
営業利益率
3.3%
純利益
9億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2017/2
事業売上構成比利益利益率
マルチパッケージ販売事業283億円100.0%3億円1.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01消費者向けリサイクル主力

「古本市場」「ふるいち」「トレカパーク」などの店舗と、ECサイトを通じて、中古の書籍、ゲームソフト・ハード、トレーディングカード、ホビー、スマートフォン、衣料等の販売・買取を行う。多様な業態で顧客のニーズに応える。

主な製品・サービス3
古本市場
書籍・ゲーム・トレカなどを取り扱う総合リサイクルショップ。
ふるいち
漫画・書籍を中心とした中古書店。
トレカパーク
トレーディングカード専門の買取・販売店。

製品と技術

古本市場・ふるいち・トレカパークの店舗ブランド

テイツーは「古本市場」「ふるいち」「トレカパーク」の3つの主要店舗ブランドを運営する。「古本市場」は古書やゲーム、トレーディングカード、ホビーなど幅広いリユース品を扱う総合リユース店。「ふるいち」は関西・中国地方を中心に展開するリユース店で、2025年には台湾に海外1号店を出店。「トレカパーク」はトレーディングカード専門店で、2013年に日本橋店を開設した。これらの店舗では買取も行い、商品調達の基盤となっている。

トレーディングカード読取査定機「TAYS」と自販機

2022年1月、トレーディングカード読取査定機「TAYS(テイズ)」の外販第1号を提供開始。TAYSはカードの画像を読み取り、自動で査定する機械で、同社が長年蓄積したノウハウを活かしたオリジナルツールである。また、トレーディングカードを販売する自動販売機も開発し、外販を推進している。さらにトレカ在庫検索機を直営店の約8割に導入し、売り場効率の改善と他商材展開の下地づくりを進めた。

子会社山徳が担うEC事業

EC運営は100%子会社の山徳が担う。山徳は独自のECサイトを運営し、書籍、ゲーム、トレカ、ホビーなどを販売する。2025年度には営業拠点の集約を実施し、物流オペレーションの効率化を図った。また、グループ内のEC機能を山徳に集中させるため、ふるいちオンラインを終了した。宅配買取の試験運用も開始し、商品調達力を強化している。2026年2月期のグループ売上高422億円のうち、ECが占める割合は開示されていないが、成長領域として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

リユース小売大手、収益性改善も競争激化

小売業の中でもリユース(中古品)販売を主力とする。売上高350~420億円と同業のまんだらけなどより大規模だが、営業利益率は2.5%~3.3%と低い。2026年2月期は売上高422億円と増収見込みだが、利益率の改善は限定的。競合のトライアルHDなど新興勢力との競争が激しく、差別化が課題。リユース市場は拡大傾向だが、低価格競争に巻き込まれるリスクがある。

強み

  • 売上高400億円超で、リユース小売で大手の地位。
  • 2026年2月期は15.6%増収と成長。
  • 営業利益率が2.47%から3.32%へ改善。
  • 環境意識高まりで市場拡大、追い風。

課題

  • 営業利益率3%台と低く、価格競争に弱い。
  • トライアルHDなど新興企業との競争激化。
  • 商品がコモディティ化しやすく、独自性を出しづらい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がテイツー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

古本・ゲームソフト販売からスタートした1990年

1990年4月、岡山県岡山市豊浜町に株式会社テイツーを設立。創業時の事業内容は古本と家庭用テレビゲームソフト(リサイクル品)の売買であった。1991年2月には家庭用テレビゲームソフト(新品)とビデオ(新品)の取り扱いを開始。1996年10月にはCD(新品)の取り扱いを始め、1998年2月にはビデオレンタルを開始した。当初は岡山県内で店舗を展開し、後に全国へ拡大する基盤を築いた。

関西・関東への進出と株式公開

1994年7月、兵庫県西宮市に「古本市場」西宮店を出店し、関西地区へ進出。1997年7月には東京都東大和市に「古本市場」東大和店を出店し、関東地区へ進出した。1999年9月、日本証券業協会に株式を店頭登録。2000年10月にはトップカルチャーと共同出資でトップブックスを設立し、フランチャイズ展開の準備を進めた。2004年12月にはジャスダック証券取引所に株式を上場した。

アイ・カフェへの関与と事業再編

2003年2月にアイ・カフェに出資。2004年2月には実質支配力基準を適用し連結子会社化した。2006年9月、アイ・カフェ事業部門を会社分割し、アイ・カフェに承継。2009年9月にはテイツーとアイ・カフェが合併した。しかし2011年9月、アイ・カフェ事業部門を再び会社分割し、カジ・コーポレーションへ譲渡した。この一連の再編により、カフェ事業から撤退し、リユース事業に集中した。

東証JASDAQ上場とトレカ専門店の展開

2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。同年3月にはトレーディングカード専門店「トレカパーク日本橋店」をオープン。2015年12月には古本市場川口伊刈店をホビー取り扱い強化でリニューアル。2016年3月には連結子会社カードフレックスジャパンを解散。同年6月には2014年に設立したモ・ジールと合併した。

グループ再編と新たな提携の模索

2020年6月、山徳と着物インターナショナルの株式を取得し完全子会社化。しかし着物インターナショナルは2021年2月に解散。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。同月、買取王国と業務提携基本契約を締結。2022年12月にはシステム・ケイと業務提携。2023年7月、創業地である岡山市南区豊浜町に本社を移転した。

海外進出と事業多角化への歩み

2024年3月、TORICOと資本業務提携契約を締結し、第三者割当増資引受により株式を取得。2025年7月には初の海外店舗として台湾に「ふるいち×マンガ展」をTORICOと共同出店。しかし2025年9月にはTORICOとの資本業務提携を解消し、業務提携に移行。同月、山徳興業有限公司の出資持分を取得し完全子会社とする組織再編を実施。2026年2月期の売上高は422億円と過去最高を記録した。

年表42件を開く

1990年代

  • 1990年4月創業古本・家庭用テレビゲームソフト(リサイクル品)等の売買を目的として、岡山県岡山市豊浜町2番53号に株式会社テイツーを設立
  • 1991年2月家庭用テレビゲームソフト(新品)等とビデオ(新品)を取扱開始
  • 1994年7月兵庫県西宮市に『古本市場』西宮店(5号店)を出店(関西地区1号店)
  • 1996年9月岡山県岡山市北区今村650番111に本店を移転
  • 1996年10月CD(新品)を取扱開始
  • 1997年7月東京都東大和市に『古本市場』東大和店(16号店)を出店(関東地区1号店)
  • 1998年2月ビデオレンタルを取扱開始
  • 1999年9月日本証券業協会に株式を店頭登録

2000年代

  • 2000年10月㈱トップカルチャーと共同出資による㈱トップブックス(現関連会社)を設立
  • 2001年4月㈱ユーブック、CD(新品)・DVD(新品)・CD(リサイクル)の販売開始
  • 2003年2月㈱アイ・カフェに出資
  • 2003年6月㈲アオキヤ(㈱ブック・スクウェア中部)に出資
  • 2004年2月M&A㈱アイ・カフェに実質支配力基準を適用し、連結子会社化
  • 2004年9月インターピア㈱(現関連会社)に出資
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年7月M&A当社と㈱ブック・スクウェア中部が合併
  • 2005年10月創業テイツー東京本部を東京都港区に設立
  • 2006年9月当社のアイ・カフェ事業部門を会社分割し、㈱アイ・カフェに承継
  • 2009年9月M&A当社と㈱アイ・カフェが合併

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2010年10月カルチュア・コンビニエンス・クラブ㈱と業務提携基本合意書を締結
  • 2011年8月テイツー東京本部を東京都品川区に移転
  • 2011年9月アイ・カフェ事業部門を会社分割し、㈱カジ・コーポレーションへ譲渡
  • 2012年5月カードフレックスジャパン㈱(連結子会社)を設立
  • 2013年3月トレカ専門店トレカパーク日本橋店オープン
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2014年7月㈱モ・ジール(連結子会社)を設立
  • 2015年12月古本市場川口伊刈店、ホビー取扱いリニューアルオープン
  • 2016年3月カードフレックスジャパン㈱の解散を発表
  • 2016年6月M&A当社と㈱モ・ジールが合併
  • 2017年7月テイツー東京本部を関東支社と関西支社に機能分散移転

2020年代

  • 2020年6月M&A㈱山徳及び㈱着物インターナショナルの株式を取得し完全子会社化
  • 2021年2月㈱着物インターナショナルの解散を発表
  • 2022年1月「TAYS(テイズ)」の外販第1号の提供開始
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行
  • 2022年4月㈱買取王国と業務提携基本契約を締結
  • 2022年12月㈱システム・ケイと業務提携基本契約を締結
  • 2023年7月創業創業地である岡山県岡山市南区豊浜町2番2号に本社を移転
  • 2024年3月㈱TORICOと資本業務提携契約を締結し、第三者割当増資引受により株式を取得
  • 2025年7月初の海外店舗として、台湾に「ふるいち×マンガ展」を㈱TORICOと共同出店
  • 2025年9月M&A山徳興業有限公司の出資持分を取得し、当社の完全子会社とする組織再編を実施
  • 2025年9月㈱TORICOとの資本業務提携契約を解消し、業務提携契約へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2029年2月期まで500億円
  • 営業利益2029年2月期まで25億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    リユース店舗領域の拡大

    集客力が高く初期コスト抑制が期待できるショッピングモールへの出店を進めるとともに、未開拓エリアでの買取機能強化、商材の多様化、店舗DXによる運営効率化と収益性向上を図る。

  2. 02

    リユースEC領域の強化

    子会社・山徳社にEC事業の経営資源を集中し、買取チャネル拡大や在庫連動強化によりEC成長基盤を整備する。自社EC「ふるいちオンライン」は終了し、リソースを集中する。

  3. 03

    BtoB・グローバル・IPビジネスの展開

    自社開発のトレカ読取機「TAYS」等の拡販、フランチャイズ取引拡大、海外出店・商品供給、IPを活用した商品展開を推進する。

  4. 04

    M&A・人財育成・SDGsへの取り組み

    リユース・エンタメ領域での資本・業務提携を模索。店長育成や次世代経営人財育成への投資を継続。SDGs宣言に基づき、リユース事業成長と社会的価値創出の両立を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で443人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は477万円で、9期前と比べて+16.3%平均年齢は38.3歳、平均勤続年数は11.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月282
2018年2月245
2019年2月238
2020年2月41037.911.0236
2021年2月42638.011.3311
2022年2月45037.711.2349
2023年2月45037.711.3366
2024年2月46837.811.4391
2025年2月48138.011.5411219
2026年2月47738.311.5443316

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
男性育休取得率25.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
営業用施設(岡山県) 12店舗235百万円
支社・営業用 施設(大阪府) 32店舗114百万円
支社・営業用 施設(埼玉県) 22店舗108百万円
営業用施設(兵庫県) 15店舗81百万円
営業用施設(東京都) 10店舗48百万円
営業用施設(愛知県)7店舗40百万円
営業用施設(福岡県)2店舗34百万円
営業用施設(千葉県)6店舗32百万円
営業用施設(茨城県)3店舗31百万円
営業用施設(広島県)3店舗28百万円
ほか23件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    インターピア㈱
    東京都渋谷区
    議決権40.1%
  • 国内
    ㈱トップブックス
    新潟市西区
    議決権35.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は422億円営業利益14億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.6%、利益が+55.6%。

売上高
+15.6%
422億円
営業利益
+55.6%
14億円
純利益
+80.0%
9億円
営業利益率
3.3%
前期比 +0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高425億円422億円
営業利益16億円14億円
純利益8億円9億円
1株あたり配当¥4¥4

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は117億円、営業利益は8億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+41.0%、営業利益は+700.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q8456.03
2024年2Q8544.73
2024年3Q8222.41
2024年4Q101−1
2025年1Q8311.21
2025年2Q9222.21
2025年4Q19063.23
2026年2Q19363.13
2026年4Q22983.56
2027年1Q11786.85

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は342億円から422億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は3.3%。売上は6期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年2月34262
㈱モ・ジール(連結子会社)を設立
2014年2月3142−2
2015年2月294−3−14
当社と㈱モ・ジールが合併
2016年2月2920−1
2017年2月283−5−11
2018年2月281−2−6
2019年2月23021
㈱山徳及び㈱着物インターナショナルの株式を取得し完全子会社化
2020年2月21432
2021年2月25097
2022年2月2681315
創業地である岡山県岡山市南区豊浜町2番2号に本社を移転
2023年2月3131610
2024年2月352146
山徳興業有限公司の出資持分を取得し、当社の完全子会社とする組織再編を実施
2025年2月365992.55
2026年2月42214143.39

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高422億円のうち、営業利益として残るのは14億円3.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の2.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.8%282億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金29.9%126億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.3%14億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.4pt
3.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.3pt
2.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.6pt
13.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが19億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは12億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は30億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月9−6−6326
2014年2月7−2−5526
2015年2月−2−4−1−619
2016年2月5−1−2421
2017年2月−4−2−2−612
2018年2月−4−16−513
2019年2月40−6412
2020年2月11−3−6814
2021年2月12−4−2820
2022年2月5−6−2−117
2023年2月12−61624
2024年2月2−68−428
2025年2月15−140128
2026年2月19−7−111230

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は143億円。このうち返さなくてよい自己資本が70億円で、自己資本比率は48.8%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月121546744.7
2014年2月112516145.3
2015年2月95365938.2
2016年2月93355837.5
2017年2月80245630.1
2018年2月75195625.2
2019年2月71215028.7
2020年2月69234634.0
2021年2月82364643.4
2022年2月94494552.2
2023年2月109565351.2
2024年2月124586646.8
2025年2月134617245.9
2026年2月143707348.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
31億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
45億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
73億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
70
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率322社中48位あたり、逆に低いのは営業利益率322社中171位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.2%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.3%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
48.8%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
15.6%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥141で、1年前と比べて+2.0%過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。

¥141-2.1%1ヶ月-1.4%1年+2.0%時価総額97億円
過去52週の値幅
安値¥127高値¥165

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.3倍
PER (会社予想)11.2倍
PBR1.28倍
配当利回り2.84%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は148円。25日線(146.16円)を上回り、75日線(141.19円)も上抜けている。週足は緩やかな上昇傾斜で、52週高値165円からは約10%下の水準。出来高は7/16に738万株と急増後、減少傾向にある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが10.8倍と同業平均の41.1倍を大幅に下回り、PBRも1.34倍で平均2.92倍より低い。ROEは13.2%と高く収益性は良好だが、売上・利益予想は増加傾向にあり成長性も見込まれる。配当利回り2.7%は平均13.6%を大きく下回るものの、配当性向58.9%と安定しており、総合的に割安と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.3倍39.6倍
PER (予想)11.2倍
PBR1.28倍2.44倍
ROE13.2%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

リユース市場の拡大を追い風に成長を続けるが、競合との競争激化と低利益率が課題。強気派は、環境意識の高まりと店舗・EC両面の強化を評価。弱気派は、粗利低下と在庫リスクを懸念。

プラスに働く材料7
  • リユース市場拡大

    環境意識や節約志向で市場成長継続。

  • 店舗数増加で規模拡大

    出店ペースを維持し売上増加。

  • ECチャネル成長

    オンライン販売が増加し収益源多様化。

  • 収益力改善による営業利益の倍増2026年2月期影響

    FY26/2営業利益14億円(FY25/2:9億円)と56%増益見通し。売上高16%増も寄与。

  • 低PER・PBR1倍超からのバリュエーション修正継続影響

    PER10.8倍は小売平均比割安。PBR1.34倍と改善余地あり。時価総額102億円。

  • 小売業の消費回復追い風継続影響

    国内個人消費回復で既存店売上高増加。売上高365→422億円(前年比15.6%増)の計画。

  • 中期経営計画の利益率目標達成2026年2月期影響

    営業利益率2.47%→3.32%と改善。売上高増加と原価低減効果。

マイナスに働く材料7
  • 粗利率低下リスク

    買取競争激化で粗利圧迫。

  • 在庫リスク

    リユース品は売れ残りリスクが高い。

  • 競合ひしめく低参入障壁

    新規参入や大手と競合しやすい。

  • 小売業の競争激化による利益率低下継続影響

    競合店の出店や価格競争で既存店売上高が想定を下回るリスク。売上高計画未達の可能性。

  • 原材料高騰や人件費上昇によるコスト増継続影響

    人件費や仕入れコスト上昇が利益を圧迫。FY26/2営業利益14億円の達成リスク。

  • 時価総額100億円超の小型株流動性リスク継続影響

    出来高少なく大型売買で株価が大きく変動。外国人保有6.58%と低く需給悪化しやすい。

  • 個人消費の下振れ懸念継続影響

    景気後退で消費支出減少。売上高が計画422億円を下回り営業利益が10億円未満に低下するリスク。

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
店舗稼働力を測る。
買取金額の増加率
仕入競争力を示す。
粗利率
収益性の動向を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり4で、前期から+25.0%いまの株価に対する利回りは2.84%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥4
1株あたり
配当利回り
2.84%
いまの株価に対して
配当性向
58.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年2月14.5
2023年2月3200.031.0
2024年2月433.387.3
2025年2月40.0163.9
2026年2月525.058.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥4

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ14,192人。区分でいちばん多いのは個人・その他66.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が20.7%を占め、残る79.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他67.869.162.475.461.066.1
事業法人13.413.513.513.013.513.2
金融機関6.89.28.99.98.77.4
証券会社9.24.87.71.19.16.7
自己株式1.51.03.96.66.76.5
外国法人2.82.87.50.37.56.3
外国人個人0.10.50.10.30.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱ワイ・エイ・ケイ・コーポレーション9.91
02新沼 吾史7.30
03テイツー従業員持株会3.14
04㈱山陰合同銀行(常任代理人 ㈱日本カストディ銀行)3.06
05㈱駿河屋2.70
06加藤 誠悟2.40
07BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行)2.29
08㈱商工組合中央金庫2.04
09JPモルガン証券㈱1.42
10藤原 克治1.29

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-23
    新沼 吾史
    新規の大量保有報告
    4.24%
    -1.02pt
  • 2026-07-17
    新沼 吾史
    新規の大量保有報告
    5.26%
    -1.88pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+188%、1株純資産は14期で+4%。直近期のROEは13.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月51054.511.247.6
2014年2月−4100−3.7
2015年2月−2772−31.2
2016年2月−369−4.2
2017年2月−2247−37.6
2018年2月−1235−30.5
2019年2月2375.521.2
2020年2月3408.112.9
2021年2月115319.78.3
2022年2月227435.43.44.5
2023年2月168719.110.731.0
2024年2月99210.014.587.3
2025年2月8978.415.5163.9
2026年2月1410913.211.558.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/2期の役員報酬は総額164百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藤原克治代表取締役社長CEO56882,506
近藤武男取締役副社長CCO兼 社長室長6588,829
光本泰佳取締役 店舗運営部長50444,805
荒金祥行取締役 商品企画部長48274,368
岩瀨裕真取締役39222,105
平山慎二取締役CFO兼 経理部長5050,624
諏訪道彦取締役67
塚本陽二取締役(監査等委員)6769,600
稲田英一郎取締役(監査等委員)47
今若康浩取締役(監査等委員)66
河本秀介49

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6104142414424
社外取締役311114
取締役(社内)1999

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容296字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 (1) 当社グループは「古本市場」「ふるいち」「トレカパーク」を中心とした多様な業態の店舗運営に加えて、100%子会社山徳が独自のECサイトの運営を行っており、これらの販路を通じて、書籍、家庭用ゲームソフト・ハード、トレーディングカード、ホビー、スマートフォン、衣料・服飾品等の販売・買取を行っております。また、関連会社である株式会社トップブックスは「古本市場」「ふるいち」店舗をフランチャイジーとして運営しております。 関連会社であるインターピア株式会社はシステム開発事業をしておりますが、重要性が乏しいため、事業系統図への記載を省略しております。 (2) 事業系統図
経営方針・対処すべき課題3,132字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社は、2026年4月14日開催の取締役会において、当年度の具体的な取り組み事項を示す「2026年度テイツーグループ成長戦略」の策定について決議を行いました。 1.グループビジョン、経営方針及び事業領域 当社は、2021年2月期初に、長期的な当社グループの目指す方向として「リユースで地域と世界をつなぐ」をグループビジョンに掲げております。このビジョンには、リユースを中核事業と捉え、リアル店舗に加えてECや地方創生活動により活動領域を拡大するとともに、将来的にはリユース品を中心とした出店及びEC展開を海外にも広げることで、持続可能な社会づくりへの貢献を目指すという考え方が込められております。 当社グループは、本年度においても「リユースで地域と世界をつなぐ ~360度リユース~」の考え方のもと、リユース事業の成長に加え、EC、BtoB、グローバル、IPビジネス及び経営基盤強化に関する各種施策を推進してまいります。 2.事業領域ごとの戦略 2026年度において、各事業領域で取り組む成長戦略は次のとおりです。 (1) リユース店舗領域 ① ショッピングモール出店 集客力が高く、初期出店コストの抑制が見込まれるショッピングモールへの出店を進めることにより、既存のロードサイド店舗をご利用いただいているお客様との接点拡大及びコミュニティ形成のさらなる進展を図ってまいります。 ② 地方ロードサイド出店 販売チャネルの拡大にあわせて、未開拓エリアにおける買取機能の強化を進めてまいります。あわせて、出店効率や投資採算を踏まえた店舗展開を推進するとともに、地域ごとの需要に応じた店舗網の拡充に取り組んでまいります。 ③ 商材多様化の推進 主要取扱商材の将来的な市場動向も見据えつつ、個別取扱い商材の見直し及び自社商材の多様化に関する取り組みを継続してまいります。また、商材ポートフォリオの最適化を図ることで、事業環境の変化に対応しうる収益基盤の強化に取り組んでまいります。 ④ 店舗DXの推進 店舗オペレーションの負担の軽減及び労働環境の改善を目的として、運営実務の一部電子化等に向けた取り組み及び各種商品管理に係るシステム投資を継続してまいります。これにより、店舗運営の効率化と収益性向上の両立を図ってまいります。 (2) リユースEC領域 ① 山徳社の営業拠点集約によるEC事業強化 前期に実施した100%子会社である山徳社の営業拠点集約を踏まえ、当期はグループ内EC事業のさらなる強化を推進してまいります。また、グループ内で重複するEC機能の見直しの一環として、ふるいちオンラインを終了し、EC事業に係る経営資源を山徳社へ集中してまいります。ふるいちオンラインについては、当時、店舗数が減少傾向にあった為、店舗で取り扱う商品の一部をEC向けに供給することで事業拡大を図る方針としておりました。しかしながら、その後、リアル店舗の出店が継続する中で経営戦略を見直した結果、EC向けの商品供給は当初の想定どおりには進まない状況となりました。こうした状況を踏まえ、着実に成長している山徳社にグループ内のEC事業に係る経営資源を集中し、事業運営の効率化及び競争力の強化を図ってまいります。 ② 商品調達力の強化 EC事業拡大のため、商品ラインナップの強化を図ってまいります。そのためには全社的な買取能力の強化が重要であり、新たな出店戦略による買取チャネルの拡大に取り組むとともに、山徳社を含めた総合的なグループ事業バランスの構築を推進してまいります。あわせて、調達・在庫・販売の連動強化を図り、EC領域における成長基盤を整備してまいります。 (3) リユースBtoB領域 ① オリジナルビジネスツールの拡販 自社オリジナルビジネスツールであるトレーディングカード読取査定機「TAYS(テイズ)」及びトレーディングカード在庫検索機等の拡販に継続して取り組むとともに、IoT搭載オリジナル自動販売機の開発にも着手してまいります。また、在庫検索機については、これまでの導入実績を踏まえ、新たなビジネスツールとして外販体制の整備を進めてまいります。 ② フランチャイズ業務委託取引の拡大 当社が蓄積してきた商品、店舗運営、システム及び物流に係る各種ノウハウを活用し、フランチャイズ取引の拡大に取り組んでまいります。今後も、安定的な運営品質の確保を前提に、事業パートナーとの連携拡大及び業務基盤の整備を進めてまいります。 (4) グローバル領域 ① 海外出店 これまでの国内事業展開のノウハウを活用し、ビジネスパートナー企業との連携も視野に入れながら、海外実店舗の出店を展開してまいります。海外市場における事業展開については、現地環境や事業採算を踏まえながら、段階的に取り組んでまいります。 ② 商品供給 国内での活動にとどまらず、国内で調達した商品を海外にも展開することで、グループ内の在庫回転効率化を図るとともに、顧客コミュニティの拡大を図ってまいります。加えて、現地企業と連携した催事活動やIP企画の展開についても推進してまいります。 (5) IPビジネス領域 ① IPビジネスの展開 当社のビジネスモデルと高いシナジーを持つ出版物等のIPを活用した商品の取り扱いに引き続き取り組みながら、関連する企業との連携強化を推進してまいります。今後も、当社既存事業との親和性を踏まえつつ、IPを活用した商品・サービス展開の可能性を追求してまいります。 (6) その他の主要な取組事項 ① M&A戦略の推進 当社グループの主力ビジネスであるリユース並びにエンターテインメント事業の成長をより一層加速させるため、関連企業との資本提携や業務提携等、様々な連携のあり方を引き続き模索してまいります。今後も、事業シナジー及び投資採算を慎重に見極めながら、成長機会の探索を継続してまいります。 ② 人財育成施策の実施 本年度も、直営店舗の出店に向けた人財育成を意図した店長育成施策の改善・実施や次世代経営人財育成施策の実施等、成長を加速させるための人財投資を継続してまいります。あわせて、持続的成長を支える組織基盤の強化に向けて、人財の育成、配置及び活躍推進に関する取り組みを進めてまいります。 ③ テイツーグループSDGs宣言に基づく取り組み グループビジョンの一節である「リユースを通じて社会貢献を果たす」を踏まえ、2023年4月に公表した「テイツーグループSDGs宣言」に基づき、本業であるリユース事業を成長させることを通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進してまいります。今後も、CSV(Creating Shared Value)経営の観点から、企業価値向上と社会的価値創出の両立を図ってまいります。 当社グループは、こうした一連の「リユースで地域と世界をつなぐ 〜360度リユース〜」の取り組みを通じて、企業活動と社会活動が調和する事業展開を目指してまいります。 3.指標となる数値目標 2024年4月に公表した2029年2月期末の目標数値である、売上高500億円、営業利益25億円を引き続き中長期目標数値として設定しております。 (単位:百万)   2026年2月期 (実績)   2027年2月期 (2026年4月公表予値)   2029年2月期 (2024年4月公表目標値) 売上高   42,233   42,500   50,000 営業利益   1,377   1,600   2,500
事業等のリスク5,642字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業展開及び経営成績等に影響を及ぼす可能性のあるリスクについて主な事項を以下に記載しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努めております。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 事業環境の変化について 当社グループが展開する事業「マルチパッケージ販売事業」は、少子高齢化の進展やコンテンツ配信市場の拡大、情報技術及び情報通信インフラの進化等の市場変化において大きな影響を受ける可能性があります。当社グループでは、これらの事業環境変化に対し取扱商材の見直し等の検討を実施しておりますが、今後の事業環境の変化と当社グループの事業戦略によっては、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (2) 自然災害について 当社グループの本社、物流倉庫、店舗所在地において、大規模な地震、台風等の自然災害あるいは予期せぬ事故等が発生した場合、当該施設及び流通網に倒壊等物理的な損害が生じて、営業活動が阻害され、当社グループの売上高及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 業績の変動要因 ①中古商材の仕入について 当社グループは、店頭にて一般消費者等より中古商材を仕入(買取)しておりますが、中古商材は新品商材と異なり仕入量の調整が難しいという特性を有しており、仕入量及び品質の両面において安定的な調達ができない場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②新品家庭用ゲームソフト・ハード販売の季節変動について 当社グループは、中核商材として新品家庭用ゲームソフト・ハードを取扱っておりますが、新品家庭用ゲームソフト・ハードの販売には季節変動があり、年末年始及び春休み・夏休みに売上が集中する傾向があります。また、当該商品は、各商品メーカーの商品開発等の遅延による発売延期等によっても、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③出退店について 当社グループは、「古本市場」「ふるいち」「トレカパーク」を中心とした多様な業態の店舗運営に加えてECサイト運営を行っております。計画通りに出店物件を確保できない場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、既存店舗において立地環境や競合環境等の変化によって店舗の採算が悪化した場合には、退店によって経営成績に影響を与える可能性があります。 ④基幹系システムについて 当社グループは、基幹系システムとして「新本部(顧客情報)システム」を使用し商品在庫の個別管理や購買履歴の分析等を行っており、これらのシステムは営業面において大きく貢献しております。当社グループは、これらのシステムの運用・保守を専門知識のある業者にメンテナンスを委託し、クラウドサービス上にシステムを保管したうえで十分な稼動監視を実施しておりますが、大規模な災害や広域的な通信障害が長時間にわたり発生した場合、プログラムに予期せぬ障害が発生した場合は、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤電子商取引による販売について 個人向け電子商取引の市場規模は依然拡大傾向にあります。また、電子決済・認証等についてもその普及には大きな期待がもたれております。電子決済・認証等についても様々な仕組みが利用されており、電子商取引にかかるシステム開発コスト・利用コストの増加及び法的規制等により、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑥システムトラブルによるリスクについて 当社グループの営むインターネット通信販売は、インターネット網を利用した電子商取引を主体としており、取引及び顧客情報の安全性については、十分なシステム管理運営を行っております。しかしながら、災害・事故・悪意のある不正なアクセス(いわゆるハッキング)等により、当該電子商取引システムが障害を受けた場合には、当社グループ内にとどまらず、ネットワークを通じて利用者のコンピュータへ影響が及ぶ懸念があります。これらの事態が生じた場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (4) 法的規制 ①再販価格維持制度について 当社グループは、中核商品の一つとして中古商材の書籍及びCDを取扱っておりますが、当該商品は新品の段階で「再販価格維持制度」(以下「再販制度」という。)の適用対象となっております。再販制度とは、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律第23条の4に基づき著作物等を発行する事業者が販売の相手方と再販売価格(定価)を決めてこれを維持する契約をしても、同法は適用されないという制度であります。公正取引委員会は、2001年3月23日に、同制度の廃止を促す意見に対して、国民の知る権利を阻害する可能性があるなど、文化・公共面での影響が生じるおそれがあるとし、国民的合意が形成されていないことから同制度を残置することが適当である旨の発表を行いました。これにより、当社グループの取扱商材への影響は当面ないものと考えられます。しかしながら、今後において制度の改正又は廃止等が行われた場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ②古物営業法について 当社グループが行っている中古商材の買取及び販売事業は、「古物営業法」による規制を受けております。監督官庁は営業所が所在する都道府県ごとの都道府県公安委員会であり、同法及び関連諸法令による規制の要旨は次のとおりであります。 a.事業を開始する場合には、営業所が所在する都道府県ごとの都道府県の公安委員会の許可を必要とする(同法第3条) b.買取に際して、相手方の住所、氏名、職業及び年齢が記載された文書の交付を受ける必要がある(同法第15条) c.取引年月日、古物の品目及び数量、古物の特徴、相手方の住所、氏名、職業、年齢等を帳簿等に記録する必要がある(同法第16条) 当社グループは、以下を独自のルールとして、健全な店舗運営を行っておりますが、不測の事態により事業運営に影響を及ぼす可能性があります。 a.すべての買取について本人確認を行う。 b.同一顧客から同一アイテムの買取を2点以上行わない。 c.その他、盗品の疑いがある場合には、買取を行わない。 ③大規模小売店舗立地法について 当社グループの出店政策につきましては、「大規模小売店舗立地法(以下「立地法」という。)」の規制を受ける場合があり、出店計画に影響を与える場合があります。 立地法の概要は、以下のとおりであります。 a.対象となる店舗は1,000㎡超のもの b.調整対象の事項は、地域社会との調和・地域づくりに関する事項として ・駐車需要の充足その他による周辺の地域の住民の利便及び商業その他の業務の利便のために配慮すべき事項(交通渋滞、駐車、駐輪、交通安全その他) ・騒音の発生その他による周辺の生活環境の悪化の防止のために配慮すべき事項 c.本法の運用主体は、都道府県、政令指定都市とする。同時に市町村の意思の反映を図ることとし、また、広範な住民の意思表明の機会を確保する。 ④消防法について マルチパッケージ販売事業で展開する店舗では、公共の施設として消防法の適用を受けております。店舗には消防法に定める防火管理者を各店舗に設置し、火災防止に努めると同時に、従業員に対しても教育を実施しております。しかしながら今後の法令の改正等があった場合、対応準備コストが必要となり、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑤特定商取引に関する法律について 当社グループの営むインターネット通信販売は、「特定商取引に関する法律」における通信販売業に該当しております。「特定商取引に関する法律」は、インターネット通信販売において、広告に必要な記載事項及び誇大広告の禁止等を定めており、当社グループは当該法律を遵守しておりますが、法令の改正等があった場合、対応準備コストが必要となり、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (5) 人材の確保と育成 当社グループは積極的な事業展開を図っていくため、必要な人材の確保と早期育成が重要な経営課題と認識しております。能力開発制度の充実や社員の自立的な成長を基本とする人事制度等により早期の人材育成を図っておりますが、事業展開のスピードに見合った人材採用と育成が計画通りに進まない場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (6) 個人情報の保護 「個人情報の保護に関する法律」の施行に伴い、当社グループは個人情報保護方針・社内規程・マニュアル等を制定し、役職員及び取引先の研修・指導やセキュリティ管理ソフトの導入等によって、個人情報の取扱いに関し細心の注意を払うよう留意してまいりました。しかしながら、個人情報の漏洩等の事故が発生した場合には、当該個人からの賠償請求等がなされること及び当社グループに対する信頼感の低下に伴う売上高減少等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 各都道府県の条例について 当社グループの事業は、国が定める法律による規制のほかに、各都道府県が定める条例により規制を受ける場合があります。条例は地域の特性等を考慮のうえ定められており、地域環境の変化によって内容の強化等改正がなされる場合も考えられます。当社グループは定められた条例を遵守し地域の秩序が守られるよう取り組んでおります。 (例) 「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の場合 当社グループ事業に関連する主な条項の概略は次のとおりであります。 (条例の記載内容は一部割愛しております) ・不健全な図書類等の販売の規制 図書類、映画等の内容が、青少年に対し、性的感情を刺激し、犯罪を誘発するような場合は販売・観覧をしないように努めなければならない。 ・古物買受けの制限 青少年からの古物を買受けてはならない。青少年が保護者の委託等による場合はその限りでない。 ・深夜外出の制限 深夜の時間帯に営業に係る施設内及び敷地内にいる青少年に対し、帰宅を促すよう努めなければならない。 なお、当社グループは、統一された自主規制を定め、全国に店舗展開を行っております。 (8) 差入保証金について 当社グループの直営店はローコストでスピーディな出店を行うことを目的に、ほぼ全ての店舗において賃貸物件を利用しており、貸主に対して敷金を差入れております。また、地主(貸主)に建物の建築を依頼し賃借を行う場合には、建築費の一部を貸主に対し建設協力金として貸付け、契約期間内に賃料と相殺で当社グループに返済される契約を締結する場合があります。これらの契約は、貸主の経済的破綻等により敷金又は建設協力金の返還が不能になる場合があります。このような場合は当社グループに損失が発生する可能性があります。また、借主である当社グループ側の都合による契約の中途解約の場合等、契約内容に従って返還請求権の放棄や違約金の支払いが必要となる場合があります。 (9) 店舗の業績推移について 当社グループは、固定資産及びリース償却資産の購入を含む一定の初期投資を要する店舗を出店し運営しております。各店舗の業績推移如何によっては投資資金回収が困難となり、減損処理又は撤退による特別損失の発生により当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 短時間労働者に対する厚生年金適用拡大等について 厚生労働省は、将来にわたる年金財政の安定化等を目的に、短時間労働者(正社員以外の労働者で、一週間の所定労働時間が正社員より短い労働者)に対する厚生年金への加入基準を拡大する改正を行われました。 当社グループは多くの短時間労働者を雇用しており、今後当該年金制度が変更され、厚生年金適用基準の拡大が実施された場合には、短時間労働者への就労希望者の減少等の発生及び当社グループが負担する保険料の増加等により、当社グループの店舗運営や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 重要な会計方針及び見積りによるリスクについて 当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、報告期間の期末日における資産・負債の計上、偶発資産・偶発負債の開示及び期中の収益・費用の計上を行うため、必要に応じて会計上の見積り及び仮定を用いております。この会計上の見積り及び仮定は、その性質上不確実であり、実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表に重要な影響を与える会計上の見積り及び仮定は以下の通りであります。 ・固定資産の減損 ・商品の滞留評価 ・繰延税金資産の回収可能性 ・引当金 ・資産除去債務 当社グループの経営陣は、これらの見積りは合理的であると考えておりますが、想定を超えた変化等が生じた場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 重要な会計方針の見積り及び仮定についての詳細は、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の「財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)重要な会計方針及び見積り」及び「第5 経理の状況」における「1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載の通りであります。また、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況」における「1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,258字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。 経営成績等の概要 (1) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費の持ち直しやインバウンド需要の継続を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、物価上昇や各種コストの上昇に加え、海外経済・金融動向等の影響もあり、先行きについては引き続き不透明な状況が続いております。 当社が属するリユース業界においては、循環型社会の実現に向けた社会的関心の高まりを背景に市場拡大が続いております。加えて、新品価格上昇の影響等を受けて、リユース品の利用機会は広がっており、市場は堅調に推移しております。 このような状況の中、当社グループは、「リユースで地域と世界をつなぐ」をグループビジョンとして掲げ、2025年4月に公表した「2025年度テイツーグループ成長戦略」に基づき、「リユース店舗領域」、「リユースEC領域」、「リユースBtoB領域」「グローバル領域」「IPビジネス領域」の各領域において成長施策を推進しました。 「リユース店舗領域」においては、ショッピングモールへの出店を継続したほか、2025年7月には地方ロードサイド型店舗として「ふるいち倉吉店」を新規出店しました。ショッピングモール出店店舗数は累計45店舗へ拡大し、店舗ネットワーク全体では175店舗体制となりました。また、商材多様化の取り組みを既存店を含む計15店舗で進めるとともに、全店で買取手続きの電子化を開始し、店舗運営の効率化を推進しました。加えて、トレカ在庫検索機を直営店の約8割に導入し、売り場効率の改善と他商材展開の下地づくりを進めました。 「リユースEC領域」においては、子会社である山徳社では新拠点稼働を通じて、物流オペレーションの効率化と取扱商材拡大を図ると共に、売上を拡大しました。また、当社におきましては、人材活用の最適化、部門間連携による相乗効果を実現するための取り組みを進めました。さらに宅配買取の試験運用を開始するなど、今後のEC成長に向けた商品調達力の強化にも取り組みました。 「リユースBtoB領域」においては、トレーディングカード読取査定機「TAYS(テイズ)」やトレカ自販機の外販を推進するとともに、当社が蓄積してきた商品・店舗運営・システム・物流のノウハウを活用し、フランチャイズ業務委託取引の拡大に向けた営業活動を継続しました。 「グローバル領域」においては、TORICO社との連携による台湾での事業展開として「ふるいち×マンガ展」の共同出店を行うとともに、現実的な課題発掘とその解決に取り組みながら、海外2店舗目以降の展開を視野に入れた取り組みを進めました。 「IPビジネス領域」においては、当社の店舗網や販売チャネルと親和性の高いIP関連商品の取り扱いを継続するとともに、関連企業との連携強化に努めました。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高422億3千3百万円(前年同期比15.8%増)、営業利益13億7千7百万円(前年同期比51.1%増)、経常利益13億5千5百万円(前年同期比47.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8億6千7百万円(前年同期比73.0%増)となりました。 また、当社はマルチパッケージ販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 (2) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、29億8千3百万円となりました。 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの原因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果増加した資金は、19億3千6百万円となりました。 主な要因は、税金等調整前当期純利益13億7千6百万円、減価償却費の増加額4億4千5百万円等であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果減少した資金は、6億9千3百万円となりました。 主な要因は、有形固定資産の取得による支出7億8千4百万円に対し、投資有価証券の売却による収入2億7千万円等であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果減少した資金は、10億7千4百万円となりました。 主な要因は、短期借入金の減少額5億円、長期借入金の返済による支出3億5千5百万円、配当金の支払額2億5千4百万円等であります。 販売及び仕入の実績 (1) 販売実績 当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。 区分   当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)   前年同期比(%) 金額(千円)   構成比(%) 中古品 本   2,491,837   5.9   △3.2 ゲーム   6,517,358   15.4   1.7 トレカ   8,100,927   19.2   19.5 ホビー   1,596,675   3.8   27.9 その他   1,991,052   4.7   △3.2 中古品計   20,697,851   49.0   8.5 新品 本   18,804   0.0   △11.8 ゲーム   10,014,146   23.7   49.0 トレカ   8,740,329   20.7   6.6 ホビー   2,105,225   5.0   14.5 その他   189,727   0.4   1.2 新品計   21,068,234   49.9   24.2 その他   426,323   1.0   15.4 レンタル   40,807   0.1   △43.1 合計   42,233,216   100.0   15.8 (2) 仕入実績 当連結会計年度の仕入実績は、次のとおりであります。 区分   当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)   前年同期比(%) 金額(千円)   構成比(%) 中古品 本   847,623   3.0   △7.3 ゲーム   3,760,914   13.3   3.6 トレカ   4,134,082   14.7   14.6 ホビー   728,378   2.6   15.5 その他   910,343   3.2   8.7 中古計   10,381,342   36.8   7.9 新品 本   2,991   0.0   17.9 ゲーム   9,178,953   32.6   46.0 トレカ   6,736,495   23.9   4.4 ホビー   1,771,253   6.3   11.0 その他   100,692   0.4   △27.3 新品計   17,790,387   63.2   22.9 その他   ―   ―   ― レンタル   4,457   0.0   △39.9 合計   28,176,187   100.0   16.9 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 当社グループの連結財務諸表の作成においては、損益又は資産・負債の状況に影響を与える見積り、判断を必要としております。過去の実績やその時点で入手可能な情報を基に、合理的と考えられる様々な要因を考慮したうえで、継続的に見積り、判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 ①貸倒引当金 債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。 ②ポイント引当金 物品等の買取によって付与したポイントに関し、将来のポイントサービスの利用による売上値引に備えるため、過去の使用実績に基づき将来使用されると見込まれる金額を計上しております。 ③株主優待引当金 株主優待制度に基づく発生に備えるため、翌連結会計年度において発生すると見込まれる額を計上しております。 ④退職給付に係る負債 退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。 数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年)による定額法により翌連結会計年度から費用処理しております。また、過去勤務費用については、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(8年)により発生時から費用処理しております。 ⑤減損会計の適用 当社グループは、独立採算管理が可能である店舗ごとに資産をグループ化しております。 収益性の低下等により減損の兆候が認められる店舗については、将来キャッシュ・フローを見積り、割引前将来キャッシュ・フローと帳簿価額を比較し、帳簿価額を下回った場合、固定資産の帳簿価額を減額し、当該減少額を減損損失として、特別損失に計上しております。 ⑥商品の滞留評価 当社グループの商品の滞留評価について、営業循環過程から外れた滞留の商品として、帳簿価額を処分可能見込額まで切り下げることにより、収益性の低下を反映しております。営業循環過程から外れた滞留の商品は、商品のカテゴリーごとに、営業循環過程にある期間(正常期間)における販売見込数量を超過する在庫としております。 ⑦繰延税金資産の回収可能性 当社グループの繰延税金資産について、将来減算一時差異が将来の税金負担額を軽減することができると認められる範囲内で計上しております。繰延税金資産の回収可能性については、将来の事業計画、過去の課税所得の発生状況及びタックス・プランニング等により評価を行っております。 ⑧契約負債 当社グループは、商品の販売時に付与したポイントを履行義務として認識し、将来の失効見込み等を考慮して履行義務に配分した取引価格を契約負債として収益から控除して繰り延べ、顧客のポイント利用に従い収益を認識しております。 ⑨資産除去債務 当社グループは、店舗等の不動産賃貸借契約に伴う原状回復義務等につき、有形固定資産の除去に要する将来キャッシュ・フローを見積った金額に基づいて資産除去債務として計上しております。有形固定資産の除去に要する将来キャッシュ・フローは、除去サービスを行う業者からの見積額や類似の特性を有する店舗の過去実績等を勘案して算定しております。 (2) 当連結会計年度の経営成績の分析 当連結会計年度における当社グループの経営成績について、売上高422億3千3百万円、売上総利益140億7百万円、営業利益13億7千7百万円、経常利益13億5千5百万円、親会社株主に帰属する当期純利益8億6千7百万円となりました。 ①売上高 当社事業におきましては、新規出店の継続に加え、新型ゲームハード発売の影響を受けたこと等により、連結決算移行後5期連続で増収となり、当連結会計年度の売上高は422億3千3百万円となりました。 ②営業利益 当連結会計年度の営業利益は13億7千7百万円となりました。諸費用高騰により販管費が増加しておりますが、中古トレカの粗利益の改善等により、前年同期を上回る成績となりました。 ③経常利益 当連結会計年度は13億5千5百万円の経常利益となりました。営業外収益の主なものは、受取賃貸料4千9百万円であり、営業外費用の主なものは、支払利息4千4百万円、不動産賃貸費用4千万円であります。 ④親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は8億6千7百万円となりました。投資有価証券売却益9千8百万円を特別利益として計上しており、減損損失1億3千7百万円を特別損失として計上しております。 (3) 経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2[事業の状況]の3[事業等のリスク]」をご参照ください。 (4) 経営戦略の現状と見通し 「第2[事業の状況]の1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等]」をご参照ください。 (5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループでは、経営環境の変化に対応するための資金の流動性を確保することで安定した財務基盤を維持することに努めております。 主な資金需要は、仕入資金、人件費、販売費及び一般管理費等の営業経費に加えて、新規出店や既存店舗改装費用、システム改修等に係る投資であります。 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金は、主に営業活動により得られた資金のほか、増資、金融機関からの借入及び社債により調達しております。 ①連結貸借対照表 (資産の部) 当連結会計年度末の流動資産は前連結会計年度末と比較して4億円増加し、96億9千2百万円となりました。これは主に商品が減少した一方で現金及び預金、売掛金、その他流動資産の増加によるものであります。 当連結会計年度末の固定資産は前連結会計年度末と比較して5億2千5百万円増加し、46億1千4百万円となりました。これは主に建設仮勘定が減少した一方で建物及び構築物の増加によるものであります。 この結果、当連結会計年度末の総資産額は143億6百万円となり、前連結会計年度末と比較して9億2千5百万円増加いたしました。 (負債の部) 当連結会計年度末の流動負債は前連結会計年度末と比較して9億5千4百万円増加し、56億8千5百万円となりました。これは主に1年内返済予定の長期借入金及び未払法人税等が増加したことによるものであります。 当連結会計年度末の固定負債は前連結会計年度末と比較して8億5千7百万円減少し、16億4千4百万円となりました。これは主に資産除去債務が増加した一方で長期借入金及び社債が減少したことによるものであります。 この結果、当連結会計年度末の負債総額は73億3千万円となり、前連結会計年度末と比較して9千7百万円増加いたしました。 (純資産の部) 当連結会計年度末の純資産は前連結会計年度末と比較して8億2千8百万円増加し、69億7千5百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上によるものであります。 この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は48.8%となりました。 ②連結キャッシュ・フロー計算書 「第2[事業の状況] 4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](2) キャッシュ・フロー」をご参照ください。 (6) 経営者の問題意識と今後の方針について 「第2[事業の状況] 1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等]」をご参照ください。

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開示資料

出典

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  • 決算説明資料2027年2月期第1四半期決算説明会資料2026-07-15

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