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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ICDAホールディングス

International Conglomerate of Distribution for Automobile Holdings Co., Ltd.3184 · Standard · 小売業

三重県を地盤に、ホンダや輸入車の正規ディーラーから中古車販売、リサイクルまで手がける自動車流通グループ。

概要

ICDAホールディングスは三重県鈴鹿市に本社を置く純粋持株会社で、連結子会社3社を通じて自動車販売関連事業と自動車リサイクル事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は389億円、営業利益20億円、従業員数392名。ホンダの正規ディーラーや輸入車ディーラー、中古車販売、自動車リサイクルまでをグループ内で完結する「バリューチェーンクロス・ミックスビジネス」を強みとする。

グループ全体を統括する持株会社体制

当社は2009年10月の株式移転により設立された純粋持株会社である。連結子会社として㈱ホンダ四輪販売三重北、㈱オートモール、㈱マーク・コーポレーションの3社を擁し、グループ全体の経営管理と事業戦略の策定を担う。グループ内で新車・中古車販売、整備、リサイクルまで一貫したサービスを提供することで、顧客の生涯カーライフに対応する体制を構築している。

三重県内に集中する店舗ネットワーク

グループの事業はほぼ三重県内に集中している。ホンダの正規ディーラー「ホンダカーズ三重北」を12店舗、フォルクスワーゲンとアウディの正規ディーラーを各2店舗展開。中古車業態は「ユーセレクト」2店舗、「ヴァーサス」7店舗、「POINT⑤」6店舗を運営する。複数の業態を同一敷地に集めた「オートモール」を四日市・鈴鹿・津・桑名・亀山・伊勢の7箇所に設け、集客力と出店費用の効率化を図っている。

自動車リサイクル事業と希少資源回収

子会社㈱マーク・コーポレーションは鈴鹿オートリサイクルセンターで使用済自動車の解体・リサイクルを行う。自動車リサイクル法の「全部再資源化業者」認定を取得し、手作業による解体で高品質なリユースパーツとリサイクル資源を生産。三菱マテリアルとの協業でレアアース・レアメタルの回収事業も手掛ける。2026年3月期の同事業の売上高は14億円と前年比36.7%減となったが、営業利益は1.7億円と増益を維持した。

収益構造と販売チャネル

2026年3月期のセグメント別売上高は自動車販売関連事業が375億円(全体の96%)、自動車リサイクル事業が14億円。販売内訳では新車部門(国産車164億円、輸入車22億円)と中古車部門(145億円)が主要な収益源である。サービス部門(43億円)やその他(レンタカー等)も安定した収益を生む。グループ全体の売上高経常利益率は5.1%と、中長期目標の5.0%を上回った。

業界の中での役割は自動車販売・整備・リサイクルのリージョナルディーラーグループ。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
389億円
営業利益
20億円
営業利益率
5.1%
純利益
13億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
自動車販売 関連事業375億円96.4%20億円5.3%
自動車 リサイクル事業14億円3.6%2億円14.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車販売関連事業主力

三重県内でホンダ・フォルクスワーゲン・アウディの正規ディーラーとして新車販売。中古車買取・販売、車検・整備、損害保険の代理店業務も展開。

主な製品・サービス6
ホンダカーズ三重北
ホンダ正規ディーラー12店舗。
フォルクスワーゲン
フォルクスワーゲンの正規ディーラー。
アウディ三重
アウディの正規ディーラー。
ユーセレクト
ホンダ車専門の中古車販売。
ヴァーサス
全メーカー中古車を扱う販売業態。
POINT⑤
低年式・多走行車中心の中古車販売・買取。

02自動車リサイクル事業準主力

鈴鹿市のリサイクルセンターで使用済自動車の解体、リユースパーツ販売、資源回収。三菱マテリアルとレアアース回収にも協業。

主な製品・サービス2
リユースパーツ
解体車から取り外した良品部品。
希少希土類回収
レアメタル・レアアースの回収・製品化。

製品と技術

新車販売:ホンダ・フォルクスワーゲン・アウディの正規ディーラー

子会社㈱ホンダ四輪販売三重北は本田技研工業の正規ディーラー「ホンダカーズ三重北」を12店舗運営し、N-BOX、フィット、ヴェゼル、フリードなどの全車種を扱う。㈱オートモールはフォルクスワーゲン(四日市・鈴鹿の2店舗)とアウディ(四日市・津の2店舗)の正規ディーラーとしてPolo、Golf、A3、Q5などを販売。2026年3月期の新車販売台数は国産5,870台、輸入車404台の合計6,274台であった。

中古車販売:3つの業態で多様なニーズに対応

グループは中古車販売に3つの業態を持つ。「ユーセレクト」はホンダ車専門の2店舗で認定中古車を提供。「ヴァーサス」は全メーカーを取り扱う7店舗で、高品質な中古車を中心に販売し、ハイクラス専門の「ヴァーサスプラス」を含む。「POINT⑤」は低年式・多走行車を中心に6店舗で展開し、買取を強化している。2026年3月期の中古車販売台数は9,891台と前期比2.4%増加した。

自動車リサイクル:手解体と希土類回収

㈱マーク・コーポレーションの鈴鹿オートリサイクルセンターでは、使用済自動車を手作業で解体し、リユースパーツとリサイクル資源に分別する。自動車リサイクル法の全部再資源化業者認定を取得。三菱マテリアルとの協業でレアアース・レアメタルの回収事業を展開し、自社生産品に加え他社からも素材を回収して製品化している。2026年3月期の処理台数は8,273台であった。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

書籍販売で大手、ECシフト対応急務

当社は小売業セクターに属し、書籍・CD・DVDなどのメディア販売を主力とする。同業のまんだらけやトライアルHDと比較すると、売上高382億円(2025年3月期)と業界内で中堅規模。2025年3月期の営業利益率4.71%はまんだらけなどより高いが、2026年3月期は売上高微増で利益率5.14%と小幅改善予想。しかし、電子書籍やECの台頭により実店舗販売は縮小傾向。リアル店舗に依存するビジネスモデルからの転換が急務で、デジタルシフトへの対応が遅れている。

強み

  • 2025年3月期営業利益率4.71%と業界平均以上を維持。
  • 全国に店舗網を持ち、リアル店舗での販売実績が豊富。
  • 長年の事業運営により、ブランド認知度が高い。
  • 書籍・メディアの仕入・在庫管理に強み。

課題

  • 電子書籍市場の成長に対し、自社EC強化やサブスクなど対応が不十分。
  • 書籍・CDの市場縮小により、リアル店舗の収益性が低下傾向。
  • 同業のまんだらけなどと比較し、独自性が乏しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がICDAホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17610テイツー97億円10.3倍
29980MRKホールディングス96億円10.0倍
35891SAKIGAKEホールディングス95億円
47133HYUGA PRIMARY CARE94億円18.5倍
52735ワッツ92億円10.9倍
63184ICDAホールディングス88億円6.9倍
77494コナカ87億円4.1倍
83077ホリイフードサービス87億円24.9倍
97682浜木綿85億円103.4倍
103396フェリシモ83億円17.2倍
117604梅の花グループ81億円31.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 17件

持株会社体制への移行(2009年)

2009年10月、株式移転によりICDAホールディングスを設立。同時に㈱ホンダ四輪販売三重北、㈱オートモール、㈱マーク・コーポレーションの3社を完全子会社化した。これにより新車ディーラー、輸入車ディーラー、リサイクル事業を統括するグループ体制が整い、各社の連携によるバリューチェーン構築の基盤ができた。

中古車業態の拡充と複合店舗の開始(2010年~2012年)

2010年9月、四日市オートモールにホンダカーズとヴァーサス、フォルクスワーゲン、アウディを集約。同年10月には低年式・多走行車を扱うPOINT⑤の1号店を四日市に出店。2012年2月には桑名オートモールを開設し、ホンダカーズとヴァーサスを併設。この期間に複合店舗戦略と中古車業態の多角化が本格化した。

株式上場と市場変更(2013年~2014年)

2013年6月、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。同年7月の取引所統合により東京証券取引所JASDAQに移行。同年11月には名古屋証券取引所市場第二部にも上場し、資金調達手段を拡大した。2014年6月には東京証券取引所市場第二部へ市場変更し、知名度向上と企業価値の向上を図った。

オートモール展開の加速(2017年~2019年)

2017年1月、亀山オートモールを開店。ホンダカーズに加え、ユーセレクト(ホンダ中古車専門)とPOINT⑤を組み合わせた。2019年4月にはハイクラス中古車専門店「ヴァーサスプラス鈴鹿店」を出店し、中古車事業の高付加価値化を進めた。この間、売上高は240億円台から282億円へ成長した。

市場区分変更とEV時代への対応(2022年~2024年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場へ、名古屋証券取引所でもメイン市場へ移行。2024年4月には伊勢オートモールを開店し、ヴァーサス、POINT⑤に加えEV充電ステーションを設置するなど、電動化社会への準備を進めた。2026年3月期の売上高は389億円、営業利益20億円に達している。

年表17件を開く

2000年代

  • 2009年10月M&A株式移転により持株会社ICDAホールディングス㈱を設立、㈱ホンダ四輪販売三重北(連結子会社)、㈱オートモール(連結子会社)及び㈱マーク・コーポレーション(連結子会社)を子会社化

2010年代

  • 2010年9月㈱ホンダ四輪販売三重北がホンダカーズ三重北四日市あかつき台店、㈱オートモールがヴァーサス四日市東インター店を開店(同店の他、フォルクスワーゲン四日市、アウディ三重四日市の計4店舗、四日市オートモール)
  • 2010年10月㈱ホンダ四輪販売三重北がPOINT⑤四日市羽津店を開店(2019年3月閉店)
  • 2010年12月㈱ホンダ四輪販売三重北がPOINT⑤四日市日永店を開店(2015年5月閉店)
  • 2012年2月㈱ホンダ四輪販売三重北が桑名オートモールを開店(ホンダカーズ三重北桑名陽だまりの丘店、ヴァーサス桑名店)
  • 2012年12月㈱ホンダ四輪販売三重北が桑名大桑通店及びPOINT⑤桑名店を開店
  • 2013年1月㈱オートモールがフォルクスワーゲン鈴鹿を移転
  • 2013年6月上場大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場(2013年7月16日に東京証券取引所と大阪証券取引所の統合により東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に変更)
  • 2013年11月上場名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2014年3月㈱オートモールが八野モータープールを開設
  • 2014年4月㈱ホンダ四輪販売三重北が四日市松本店及びPOINT⑤四日市松本店を開店
  • 2014年6月㈱オートモールがアウディ三重四日市をリニューアル
  • 2014年6月東京証券取引所市場第二部に市場変更
  • 2017年1月㈱ホンダ四輪販売三重北が亀山オートモールを開店(ホンダカーズ三重北亀山長明寺店、オートテラス亀山長明寺(現ユーセレクト亀山長明寺)、POINT⑤亀山店)
  • 2019年4月㈱オートモールがハイクラス車専門中古車販売店のヴァーサスプラス鈴鹿店を開店

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からメイン市場へ移行。
  • 2024年4月㈱オートモールが伊勢オートモールを開店(ヴァーサス伊勢店、POINT⑤伊勢店、EV充電ステーション)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高経常利益率5.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    バリューチェーンクロス・ミックスビジネスの強化

    部門や企業の壁を超えた連携により、顧客の期待の変化に本質的に応え、商品・サービスの付加価値を最大化するビジネスモデルを推進する。

  2. 02

    既存顧客向けアフターサービスの充実

    車検・点検整備や保険などのアフターサービスを強化し、既存顧客からの買い替え需要の掘り起こしや附帯収益の充実による経営安定化を図る。

  3. 03

    新規出店の推進

    新車ディーラーと中古車業態(ヴァーサス、POINT⑤)の複合店舗を既存店の近隣地域を中心に出店。三重県外への展開や、太陽光発電・蓄電設備を備えた環境配慮型店舗の開発も進める。

  4. 04

    自動車リサイクル事業の知名度向上

    資源の有効活用と成長のため、積極的な広報戦略と技術開発戦略を展開し、リサイクル事業の認知度を高める。

  5. 05

    全部再資源化の推進

    手作業解体の品質を維持しつつ、一部機械化により全車両の全部再資源化処理を実現し、ASR(破砕残渣)を出さない処理方法を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で392人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は522万円で、9期前と比べて+4.2%平均年齢は40.6歳、平均勤続年数は14.6年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月349
2018年3月346
2019年3月50141.412.7361
2020年3月48240.613.8381
2021年3月49541.413.1391
2022年3月51342.015.0389
2023年3月52943.116.2385
2024年3月49743.215.9395
2025年3月48941.815.2394457
2026年3月52240.614.6392510

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
鈴鹿道伯店(三重県鈴鹿市)他19営業所6,496百万円
ヴァーサス鈴鹿本店(三重県鈴鹿市)他12営業所3,253百万円
本社工場 — 三重県鈴鹿市255百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ホンダ四輪販売三重北(注)2、4
    三重県鈴鹿市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱オートモール(注)2、5
    三重県鈴鹿市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱マーク・コーポレーション(注)2
    三重県鈴鹿市 · 連結子会社
    議決権69.6%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は389億円営業利益20億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.8%、利益が+11.1%。

売上高
+1.8%
389億円
営業利益
+11.1%
20億円
純利益
+0.0%
13億円
営業利益率
5.1%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高395億円389億円
営業利益21億円20億円
純利益13億円13億円
1株あたり配当¥70¥70

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は99億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+39.4%、営業利益は+66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q771
2024年1Q7134.22
2024年2Q8256.13
2024年3Q8367.21
2024年4Q953
2025年2Q185105.47
2025年4Q19784.16
2026年2Q18894.86
2026年4Q201115.57
2027年1Q9955.13

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は233億円から389億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は5.1%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場(2013年7月16日に東京証券取引所と大阪証券取引所の統合により東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に変更)
2013年3月23364
㈱オートモールが八野モータープールを開設
2014年3月268106
2015年3月24553
2016年3月23453
2017年3月24054
2018年3月26094
2019年3月282117
2020年3月271117
2021年3月267158
2022年3月2851610
2023年3月305149
2024年3月331189
2025年3月38218184.713
2026年3月38920205.113

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高389億円のうち、営業利益として残るのは20億円5.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は13億円、売上の3.3%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.0%319億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.9%50億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.1%20億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.5pt
5.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.9pt
3.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.9pt
11.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが23億円、投資CFが−36億円で、差し引きのフリーCFは−13億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は6億円で、売上の0.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月15−11−4416
2014年3月20−11−12913
2015年3月16−239−714
2016年3月13−13−707
2017年3月14−194−56
2018年3月24−10−12148
2019年3月27−12−15158
2020年3月19−11−789
2021年3月25−13−12129
2022年3月18−15−537
2023年3月32−23−997
2024年3月11−2817−178
2025年3月57−33−202411
2026年3月23−369−136

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は222億円。このうち返さなくてよい自己資本が121億円で、自己資本比率は52.7%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1452811718.9
2014年3月1413810326.4
2015年3月1534111225.7
2016年3月1474210527.6
2017年3月1554511028.0
2018年3月1554810730.1
2019年3月150549635.1
2020年3月147608739.7
2021年3月147687944.5
2022年3月153777648.9
2023年3月156867053.0
2024年3月1989510346.4
2025年3月1931088653.9
2026年3月22212110252.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
7億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
90億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
73億円
在庫として抱えている分
負債合計
102億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率35 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE322社中104位あたり、逆に低いのは売上成長率322社中216位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.5%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.1%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
52.7%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.8%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

8月31日の終値

直近の終値は¥4,180で、1年前と比べて-1.0%過去52週の値幅のなかでは11%の位置にある。

¥4,180+0.0%1ヶ月-3.9%1年-1.0%時価総額88億円
過去52週の値幅
安値¥4,110高値¥4,775

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.9倍
PER (会社予想)6.5倍
PBR0.73倍
配当利回り1.67%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で-6.56%と下落し、8月14日は4,205円と前日比+1.69%。25日線(4,422円)を下回り、75日線(4,400円)、200日線(4,352円)も下回る。52週高値4,775円からは-12%で、RSIは18.95と大幅な売られすぎ圏。出来高は全体的に低調だが、8月に入り増加傾向(8月10日1,600株)。短期的な反発が期待される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER6.96倍は業界平均39.85倍を大幅に下回り、PBR0.736倍も平均2.97倍を大きく下回る。ROE11.5%と収益性は良好で、割安感が強い。配当利回り1.66%は平均12.76%と比較すると低いが、配当性向75.9%で株主還元は厚い。売上高・利益は緩やかな成長が見込まれ、割安ながら成長の余地も感じる。ただし、低配当利回りは注意点。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.9倍39.6倍
PER (予想)6.5倍
PBR0.73倍2.44倍
ROE11.5%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は拡大基調にあり、営業利益率も改善傾向。強気派は、調剤併設による医療ニーズの取り込みや、シニア層中心に安定した顧客基盤を持つ点を評価する。弱気派は、競争が激しいドラッグストア業界での店舗拡大が鈍化していることや、調剤報酬改定など制度リスクを懸念する。低PER(6.9倍)と高配当利回り(1.66%)が魅力だが、成長余地が限られる中で市場からの期待も低い。

プラスに働く材料7
  • 堅調な収益

    営業利益率5.14%で推移。売上高も増加傾向で経営は安定。

  • 調剤併設の強み

    医療ニーズを取込み、客単価とリピート率を高める。

  • 割安指標

    PER6.9倍、PBR0.74倍と割安で配当利回り1.66%。

  • 予想PER6.6倍と割安水準通年影響

    実績PER6.96倍、予想PER6.6倍と1ケタ台の評価で割安感がある

  • PBR0.736倍と純資産割れ継続影響

    PBR0.736倍と1倍を下回り、株価は1株当たり純資産を下回る

  • 営業利益率4.71%→5.14%改善通年影響

    売上高382億→389億円、営業利益18億→20億円と増収増益

  • ROE11.5%と2ケタの資本効率継続影響

    ROE11.5%で自己資本を効率的に使い、収益力の高さが評価される

マイナスに働く材料7
  • 市場競争激化

    ドラッグストア業界は競争が厳しく、地域でも大手チェーンと競合。

  • 制度リスク

    調剤報酬改定が利益率に影響する可能性。

  • 成長鈍化

    店舗拡大ペースが鈍り、既存店の伸びだけでは成長が見込めない。

  • 純利益13億円と横ばい通年影響

    営業利益は増加も純利益は13億円で前期から伸びず、増益率は限定的

  • 売上高伸び率1.8%と低成長通年影響

    売上高は382億→389億円と増加幅7億円、成長鈍化が続く

  • 配当利回り1.66%と少なめ継続影響

    配当利回り1.66%で、株主への利益還元が積極的ではない

  • 外国人保有0.32%と需給薄い継続影響

    外国人保有比率0.32%で、海外投資家の参入余地が小さく需給は国内中心

次の決算で確かめる点
既存店売上高成長率
店舗網の拡大に依存せず、内需が伸びているかを判断する。
調剤売上比率
調剤併設の優位性が収益に寄与しているかを確認。
店舗数
拡大戦略の進捗を測る指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり70で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.67%。

年間配当
¥70
1株あたり
配当利回り
1.67%
いまの株価に対して
配当性向
75.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5068.2
2018年3月500.069.9
2019年3月500.066.8
2020年3月500.067.6
2021年3月500.080.9
2022年3月500.072.9
2023年3月500.062.9
2024年3月500.055.0
2025年3月7040.085.3
2026年3月700.075.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥70

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ535人。区分でいちばん多いのは個人・その他59.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.5%を占め、残る66.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他63.963.262.561.860.859.9
事業法人27.428.228.128.128.128.1
証券会社2.52.43.13.73.96.2
金融機関6.16.06.06.25.85.4
外国法人0.10.20.20.21.50.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社エム・エフ25.20
02向井 俊樹13.40
03向井 弘光12.98
04ICDAグループ社員持株会6.81
05向井 なよ子4.00
06三菱UFJeスマート証券株式会社3.41
07株式会社百五銀行3.00
08株式会社三十三銀行2.00
09向井 崇1.91
10奥村 学1.68

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-25
    株式会社フラクタル・ビジネス
    新規の大量保有報告
    5.68%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+92%、1株純資産は14期で+266%。直近期のROEは11.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月3141,52518.039.1
2014年3月2741,77617.16.084.6
2015年3月1371,8707.510.986.5
2016年3月1581,9398.38.465.7
2017年3月1672,0668.49.068.2
2018年3月1912,2268.98.769.9
2019年3月3512,50814.85.666.8
2020年3月3242,77212.33.667.6
2021年3月3753,11912.76.380.9
2022年3月4653,54913.95.272.9
2023年3月4213,94311.26.762.9
2024年3月4434,38510.66.155.0
2025年3月6074,96113.05.485.3
2026年3月6045,58211.57.275.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額77百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
向井弘光代表取締役 社長83272,510
向井俊樹代表取締役 副社長53281,430
松原佳代取締役512,500
髙木純一取締役76
江藤隆仁取締役(常勤監査等委員)7024,570
中西貞徳取締役(監査等委員)67
渡辺義彦取締役(監査等委員)72

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)35796622
取締役(社内)16066
社外取締役3552

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,067字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び連結子会社)は、本田技研工業㈱の新車ディーラーを中心に新車・中古車の販売を行う㈱ホンダ四輪販売三重北、輸入車の新車ディーラー・中古車の販売を行う㈱オートモール、自動車のリサイクルを行う㈱マーク・コーポレーションの連結子会社3社及び純粋持株会社である当社により構成されております。当社がグループの経営管理及びそれに附帯する業務を行い、各事業会社の経営状況を把握し、グループのリスク管理、コンプライアンスの強化に努めるとともに、グループとしての事業戦略の策定を行います。グループ間にて新車販売・中古車販売・中古車買取・アフターサービス・リサイクルの流通経路を網羅することで、最終顧客であるお客様に向けて商品やサービスの付加価値を最大化していく「バリューチェーンクロス・ミックスビジネス」を展開しております。 当社グループの事業は、自動車販売関連事業及び自動車リサイクル事業のセグメントに分けられます。 [自動車販売関連事業] 三重県内にて各メーカーの正規ディーラーとして新車・輸入車の販売を行う新車部門、中古車の販売・買取を行う中古車部門、自動車の車検・点検整備等を行うサービス部門、その他(レンタカー事業等)による自動車販売関連事業を行っております。また、自動車保険に関する事業も行っており、損害保険会社の代理店として自賠責保険、任意保険等の販売を行っております。 ・新車部門 ㈱ホンダ四輪販売三重北が正規ディーラーとして、本田技研工業㈱の新車を販売しております。本田技研工業㈱のすべての新車を取り扱っており、ホンダカーズ三重北(12店舗)を出店しております。また、㈱オートモールがフォルクスワーゲン、アウディの正規ディーラーとして、すべての新車を取り扱っており、フォルクスワーゲン(四日市、鈴鹿の2店舗)、アウディ三重(四日市、津の2店舗)を出店しております。 ・中古車部門 ㈱ホンダ四輪販売三重北及び㈱オートモールが展開しております。本田技研工業㈱の中古車を販売しているユーセレクト(2店舗)、全メーカーの中古車を販売しているヴァーサス(7店舗)、低年式多走行車の販売を中心とし、買取を強化しているPOINT⑤(6店舗)を出店しております。商品の仕入は新車販売・中古車販売からの下取及びオークション(注1)並びに買取により行っております。 ・サービス部門 ㈱ホンダ四輪販売三重北及び㈱オートモールが展開しております。 自動車の車検・点検整備並びに修理等の整備事業及び用品販売も行っており、店舗に併設する形でサービス工場を設置しております。 ・当社グループの自動車販売関連事業における特徴 新車店舗及び中古車店舗を通じて取得した「下取車」及び各種中古車店舗における「買取車」は、中古車デポックス(注2)にて一元管理し、それぞれの車の種類・状態等に合わせ商品化されます。グループ内に、「ユーセレクト」「ヴァーサス」「POINT⑤」の3つの中古車業態を有しており、加えて、リサイクルセンターを有していますので、使用年数が経過している、若しくは破損箇所がある車両等、市場価値が低い車両や廃車となる車両を買い取ることが可能となり、多くの車両を確保しております。 また、新車・中古車の異なる業態を組み合わせる複合商業施設「オートモール」を7箇所(四日市1箇所、鈴鹿2箇所、津1箇所、桑名1箇所、亀山1箇所、伊勢(玉城町)1箇所)で展開する等、その地域に合った最適な業態の店舗を組み合わせることで、集客力の向上、新規出店費用の抑制を行っております。 (注)1. ㈱ユー・エス・エス等の企業が主催する中古車オークションに出品された中古車を、当社グループのバイヤーが落札しております。 (注)2. 中古車デポックスとは、当社グループの中古車を一元管理し配送拠点を兼ねる物流施設を表しております。 [自動車リサイクル事業] ㈱マーク・コーポレーションは、屋号を鈴鹿オートリサイクルセンター(1箇所)として自動車リサイクル法に基づいた、使用済自動車の解体及びリサイクル資源の販売、リユースパーツの国内及び海外(マレーシア、ロシア等)への販売を行っております。 鈴鹿オートリサイクルセンターは、自動車リサイクル法を遵守した「適正解体」に努め、自動車リサイクル法第31条「全部再資源化業者」の認定を取得しております。新車販売及び中古車販売の下取・買取の過程で持ち込まれた使用済車両や廃車車両を、自動車解体の基本である「手バラシ解体(注)」にこだわり適正に解体し、「リユースパーツ」・「リサイクル資源」に分別しております。このうちリユースパーツは自動車販売関連事業において車の整備及び修理時に提案することでお客様の利便性を高めております。 また、㈱マーク・コーポレーションと三菱マテリアル㈱との協業で開始した希少希土類回収事業は、レアアース及びレアメタルに係る技術開発事業を順調に進めており、自社生産品だけでなく、他社からもこれらの素材を回収して製品化しております。 (注)  手作業で行うことにより、高品質なリサイクル資源及びパーツの生産に繋がっております。 なお、当該2事業は「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 セグメント情報等」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 また、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 当社グループのビジネス体制の事業系統図は次のとおりであります。 (注)1.㈱ホンダ四輪販売三重北のホンダカーズ三重北12店のうち、ホンダカーズ三重北桑名大桑通店及びホンダカーズ三重北四日市松本店については、中古車事業のPOINT⑤桑名店及びPOINT⑤四日市松本店の併設店舗となっております。 2.ASRとは“Automobile Shredder Residue”の略で、自動車破砕残渣のことです。使用済自動車からエアバッグ類やフロン類、ドア、エンジンなどの部品を取り外し、有用金属を回収した後に残るのがASRです。 3.指定取引業者とは、主にリサイクル資源の引渡し先である電炉メーカー、鉄・非鉄スクラップ業者を表しております。 当社グループが展開する業態の事業内容及び店舗数は次のとおりであります。 業態名   事業内容   取扱車種例   店舗数(店) ホンダカーズ三重北   ホンダの正規ディーラー   N-BOX、フィット   12 ヴェゼル、フリード フォルクスワーゲン   フォルクスワーゲンの正規ディーラー   Polo、Golf、T-Cross   2 Passat、ID.4 アウディ三重   アウディの正規ディーラー   A3、A5、Q3、Q5、A8   2 R8、Q6e-tron ユーセレクト   ホンダ車専門の中古車業態   ホンダ車中古車   2 ヴァーサス   全メーカーを扱う中古車業態 (注)1   全メーカー中古車   7 POINT⑤   全メーカーを扱う中古車業態 (注)2   全メーカー中古車   6 (注)1.ハイセレクト中古車を専門に扱う業態、ヴァーサスプラスを含みます。 2.低年式・多走行の中古車販売が中心、買取を強化している業態であります。
経営方針・対処すべき課題3,119字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 当社グループの経営方針 当社グループの社是『我々は、すべての商品に愛情と情熱を持ち、つねに初心を忘れず、真心をもってお客様に接しご満足していただくことを誇りとする。』を企業理念としております。この社是を通じて、経営の基本方針を次のとおり定めております。『自動車流通事業を通じて、社会に必要とされる事業を構築し、「バリューチェーンクロス・ミックスビジネス」の革新を実現し、CS・ES・CSRのベスト経営を目指す。』 ① CS・・・・・お客様に次回も選んでいただける会社を目指す。 ② ES・・・・・社員(アソシエイト)一人一人の仕事(志事)が厳しくても、楽しめ夢のある会社を目指す。 ③ CSR・・・・適正利益経営のもとでの社会貢献を果たす。(スポーツ支援事業などを含む) (2) 経営環境 自動車販売市場を取り巻く環境としては、消費嗜好や生活スタイル等の変化により「自動車離れ」が進んでおります。さらに、ユーザーの「保有期間の長期化」、1台の自動車を共同で利用するカーシェアリングの普及などによる「非保有化」、少子高齢化の進行による「人口動態の変化」などにより、自動車販売市場が縮小し、自動車製造会社及び自動車販売会社の再編等が激化する可能性があります。また、自動車販売業界全体における消費者の四輪自動車に対する需要動向の影響を受け易く、燃料価格の上昇や、景気の後退、金利の上昇等があった場合には、消費者の自動車購入意欲の低下に繋がる可能性があります。 さらに、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言いたしました。自動車販売業界においては、EV化へのシフトが加速することにより従来の販売方法のほか、顧客の自動車保有方法やメンテナンス関連(車検・点検整備等)の考え方など、自動車販売市場の大変革が到来すると考えられます。 これらの課題解決のために、中長期の経営戦略を達成することで安定的な経営が可能と考えております。 当社グループといたしましては、今まで以上にお客様の『生涯カーライフパートナー』として、良質で安全・安心な商品やサービスを提供するとともに、お客様に支持して頂けるよう努めてまいります。 (3) 中長期経営戦略及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、自動車販売関連事業及び自動車リサイクル事業をグローバルに展開するにあたり、モビリティの販売・サポートにおいて部門や企業の壁を超えた企業間連携を効率的に行うことで、最終顧客であるお客様の期待の変化に対して本質を深く理解し、商品やサービスの付加価値を最大化していく「バリューチェーンクロス・ミックスビジネス」の強化を推進しております。また、モビリティの販売のみならず、環境への配慮や資源のリサイクルなど様々な取り組みを推進しながら、その社会的責任を積極的に果たす努力を続けております。 上記事業戦略を実現するために、以下の項目を当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題として認識しております。 ① 内部統制の強化とコーポレート・ガバナンス 当社グループは、経営の基本方針を実現するため、経営の健全性と効率性の向上を目指す経営管理体制の構築により、コーポレート・ガバナンスの充実を図ることが重要な経営課題であると考えております。 こうした課題の実現に向けて、責任ある経営体制の構築及び経営に対する監視・監査機能の強化並びに経営の透明性の向上に努めてまいります。さらに、新規事業、海外事業にかかる各種法的規制の遵守、個人情報の保護・管理、不測の事態に適時適切に対応し得る体制を確立し、内部統制を強化する方針であります。 ② 人材(人財)の確保、育成 当社グループは、モビリティの販売・サービスに加え、自動車リサイクルという多岐にわたる分野において、優秀な人材(人財)を確保し、継続的な従業員教育及び次世代の幹部育成教育を推進していくことが重要であると認識しております。 そのためには、年間採用計画に基づいて定期的な採用活動を実行するとともに、ジョブローテーションの実施による組織の活性化、明確な目標設定とその実現、業績と連動した各種インセンティブを含めた育成プランを導入する等の対応を行っており、今後も引き続き従業員の更なるモチベーションアップを図っていく方針であります。 ③ 目標とする経営指標 当社グループの中長期的な経営戦略の課題解決に向けて推進していきますが、定量的な目標値としては、売上高経常利益率5.0%を安定的に達成することを目標としております。 セグメントごとの中期経営戦略は、以下のとおりであります。 (自動車販売関連事業) a 既存顧客に対するアフターサービスの充実 当社グループは、新車販売、中古車販売から始まる自動車の車検・点検整備や自動車保険等のアフターサービスにより、従来より経営の安定化を図っておりますが、更なるアフターサービスの充実を経営課題として捉えております。これらが達成されることにより、既存顧客からの買い替え需要の掘り起こしや、車検・点検整備等の附帯収益の充実により経営が更に安定するものと考えております。また、外的要因等により、新車販売台数が激減する事態が発生した場合でも、新車販売以外の事業での、企業存続が可能であると考えております。 b 新規出店の推進 当社グループは、新規出店をベースとして事業拡大を目指す中、効率的な集客増を図るため、新車ディーラーと、中古車の買取・販売を行う業態である「ヴァーサス」あるいは「POINT⑤」の複合店舗を、事業運営の効率性を勘案し、当面は既存店舗の近隣地域を中心に出店を促進していく方針であります。今後は「ヴァーサス」及び「POINT⑤」を三重県以外の地域に出店することも検討しております。 また、「SDGs×脱炭素経営」に向けた取り組みとして、CO2の排出量削減のために太陽光発電設備及び蓄電設備等の環境に配慮した店舗開発を進めてまいります。 (自動車リサイクル事業) 当社グループは、資源のリサイクルを通じ、地球環境保護に貢献したいと考えております。これらの達成のために以下の経営戦略を考えております。 a 事業の知名度向上 当社グループは、自動車リサイクル事業の知名度向上が、資源の有効活用につながるとともに、当社グループの成長に寄与するものと考えられるため、積極的な広報戦略及び技術開発戦略を展開していく方針であります。 b 全部再資源化の推進 当社グループは、自動車のリサイクルおいて、現状「手バラシ解体(注)1」にこだわり適正に解体作業を行っております。同工程において、すべての車両を全部再資源化処理ができるように一部機械化を検討しております。効率良く、「ASR(注)2」が出ない処理方法を目指していく方針であります。 (注)1.手作業で行うことにより、高品質なリサイクル資源及びパーツの生産に繋がっております。 (注)2.ASRとは“Automobile Shredder Residue”の略で、自動車破砕残渣のことです。使用済自動車からエアバッグ類やフロン類、ドア、エンジンなどの部品を取り外し、有用金属を回収した後に残るのがASRです。
事業等のリスク5,235字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 自動車販売市場に関する今後想定されるリスクについて 「第2事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営環境」に記載のとおり、自動車販売市場の経営環境の変化により、自動車販売市場に縮小傾向が続いており、自動車製造会社及び自動車販売会社の再編等が激化する可能性があります。また、燃料価格の上昇や、景気の後退、金利の上昇等の景気動向の変化により、消費者の自動車購入意欲の低下に繋がり、自動車販売市場全体の落ち込み等の影響が考えられます。 さらに、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言いたしました。自動車販売業界においては、EV化へのシフトが加速することにより従来の販売方法のほか、顧客の自動車保有方法やメンテナンス関連(車検・点検整備等)の考え方など、自動車販売市場の大変革が到来すると考えられます。 これらの懸念事項への取り組みとして、当社グループの強みである、これまで長年培ってきたお客さまとの関係や地域密着の営業活動による高い競争力を活かし、新たな需要の掘り起こしを行うとともに、グループ戦略企画機能を発揮し、効率的な組織運営を展開することにより、市場の変化への柔軟な対応、強い経営基盤の構築を推進しております。 (2) 事業に関するリスク ① 本田技研工業㈱からの仕入について 当社の連結子会社で新車販売事業を営む㈱ホンダ四輪販売三重北は、本田技研工業㈱の販売系列に属しております。新車を長期安定的に仕入れ、当社グループの主力商品として販売しておりますが、新車の発売、モデルチェンジなどはメーカーの政策により決定されます。当社グループは、輸入車販売・中古車販売とリサイクル事業を強化することにより、新車販売動向に左右されない企業体制を構築しておりますが、メーカーの政策及び新車の販売動向によっては当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。同社からはその他部品・用品等の仕入もあり、仕入高の総額は2026年3月期において連結ベースの総仕入高の51.6%を占めております。 このように当社グループは、商品の仕入に関して本田技研工業㈱からの仕入の比率が高いため、天災等により同社の生産体制に重大な支障が発生し、同社からの新車の仕入が滞った場合、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 同社からの仕入実績は、以下のとおりであります。 仕入先   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   比率(%)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   比率(%) 本田技研工業㈱   13,795,003千円   49.8   16,314,829千円   51.6 ② 重要な契約について 当社グループは、㈱ホンダ四輪販売三重北と本田技研工業㈱との間でHonda販売店取引基本契約及びU-select店基本契約、㈱オートモールとフォルクスワーゲン グループ ジャパン㈱との間でフォルクスワーゲン販売店取引基本契約及びAudiディーラー契約を締結しております。 ㈱ホンダ四輪販売三重北におけるHonda販売店取引基本契約において、「主たる担当エリア(以下「担当エリア」)」を定めており、担当エリアは三重県北勢中勢地区であります。また、㈱オートモールにおけるフォルクスワーゲン販売店取引基本契約においても、「主たる責任地域(以下「責任地域」)」を定めており、三重県北勢中勢地区が中心と定めており、Audiディーラー契約においては、責任地域は三重県であります。 これらの自動車メーカーとの取引関係は良好であり、安定的に推移しておりますが、販売エリアが三重県内に限定されており、契約内容に重要な変更があった場合や、取引関係の継続が困難となった場合には、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社は、財務上の特約が付された金銭消費貸借契約を締結しております。当該契約内容は、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」の(連結貸借対照表関係)に記載しておりますが、財務制限条項に抵触すると、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 同業他社との競合について 当社グループは、各自動車メーカー系ディーラーや中古車の販売・買取業者と、それぞれのエリアにおいて競合しております。当社グループは、地域に根づいた店舗の開発を行い、アフターサービスなどを通じて、付加価値の高いサービスを提供するとともに、従業員教育によるサービスの維持向上と高位平準化を図り、集客力の向上と収益高・収益率の向上に努めております。 しかしながら、自動車販売市場の縮小や同業他社の増加など同業他社との競合が激化した場合には、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 中古車販売にかかるクレームについて 当社グループは、中古車を販売する際に細心の注意を払っておりますが、販売車両に対して故障や不具合などクレームが発生する場合があります。また、国内オークションを経由した販売車両につきましては、クレームは当該オークション規約に基づき、出品者が虚偽の報告を行った場合を除き、落札者が責任を負うこととされております。 しかしながら、出品者が出品車両の記載を誤った場合には、落札者から販売車両に係るクレームについて損害賠償責任を追及される可能性があり、当該リスクが生じた場合には、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 減損会計の影響について 当社グループは店舗設備等の有形固定資産を多数保有しております。こうした資産から予定どおりのキャッシュ・フローを生み出せなくなった等、収益性の低下により投資額の回収が見込まれなくなった場合には、減損損失を計上することになります。また、将来キャッシュ・フローの見積り及び仮定等について、将来の経済事情等の不確実性により見直しが必要になった場合、減損損失を計上することになり、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 情報システム障害・個人情報等の流出等の影響について 当社グループでは、さまざまな情報システムを使用して業務を遂行しており、適切なシステム管理体制の構築やセキュリティ対策を行っておりますが、停電、災害、不正アクセス等の要因により、情報システムの障害や個人情報の漏えい、改ざん等の事態が起こる可能性があります。 当社グループは、販売業として多数のお客さまの個人情報をはじめとした重要な情報を保有・管理しております。これらの情報の保護・管理につきましては、CSR(社会的責任)の観点や「個人情報保護法」への対応などから、これまでも規程類の整備や従業員への教育、本社等建物の入室方法の改善をはじめとしたセキュリティ対策などの社内管理体制を整備し、情報保護の徹底を図っております。しかしながら、万一不測の事態が発生し、重要な情報が外部に流出・漏えいした場合は、損害賠償によるコストの発生、社会的信用の低下による営業活動への悪影響など、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 人材(人財)確保・育成について 当社グループは、モビリティの販売・サービスに加え、自動車リサイクルという多岐にわたる分野において、人材(人財)が活躍しており、「第2事業の状況 2サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載のとおり、人材(人財)の確保・育成に向けた取り組みを行っております。 しかしながら、消費嗜好や生活スタイル等の変化による「自動車離れ」の影響等により就業希望者が減少傾向にあるため、人材(人財)確保・育成に伴うコスト増加や生産性の低下により、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 事業に関するリスクの対応等について 上記に掲げる①から⑦のリスクに対する対応策としては、「第2事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)中長期経営戦略及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に対処する事で、当社グループの業績及び財政状況に与える影響を軽減できると考えております。 (3) 金融、経済に関するリスク ① 有利子負債依存度について 当社グループは、店舗開発のための土地購入資金や建設資金、グループファイナンス資金等を、主として金融機関からの借入金により調達しております。当社グループとしては、資金調達手段の多様化に積極的に取り組み改善を図った結果、総資産に対する有利子負債依存度は減少傾向ではありますが、金利の上昇や当社グループの信用力の低下などにより高い金利での調達を余儀なくされたり、必要な資金が確保できなくなった場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、最近の当社グループの有利子負債の状況は次のとおりであります。 前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 長期借入金及び短期借入金   (千円)   1,428,572   2,475,001 リース債務   (千円)   4,800   2,403 有利子負債残高(A)   (千円)   1,433,372   2,477,404 総資産額(B)   (千円)   19,335,294   22,243,811 有利子負債依存度(A/B)   (%)   7.4   11.1 (4) 規制・法的手続・災害等に関するリスク ① 法的規制等による影響について 自動車販売に関連する法規制等としては、自動車公正競争規約をはじめとして、自動車リサイクル法、道路運送車両法など、販売・整備に関する各種規制があります。また、自動車販売以外におきましても、保険事業、建築業など、特定の事業に関連する各種規制の適用があり、その他にも事業の遂行に関連して、租税、労働、環境など、様々な法的規制や当局の監督を受けております。従って、事業に重大な影響を及ぼすような法的規制等の制定や改廃が行われた場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 自動車リサイクル事業に関連する法的規制としては、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(以下「廃棄物処理法」という。)に基づいて、産業廃棄物保管基準に則った保管を行い、産業廃棄物処理業者に収集運搬及び処理を委託しています。廃棄物処理法における(不適切な産業廃棄物の保管、委託処理に関わる契約書の未作成、マニフェスト虚偽記載等)一定の要件に抵触した場合、行政処分等がなされる可能性があり、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 そのために、『ICDAグループの行動規範』に基づき、法律遵守、社内規則の遵守、社会規範の遵守を徹底しております。また、法的規制等コンプライアンスリスクに対して、当社グループの取り組み水準の引き上げを図るべく、当社にコンプライアンス委員会を設置し、あわせて環境に関するリスクも含めた対応の強化を推進しております。また、従業員のコンプライアンス意識の向上及びモラルや倫理観の醸成のために、全従業員が参加する毎年の社員大会において、コンプライアンス研修を実施しております。 ② 自然災害による影響について 自然災害等により、自動車メーカーから新車の供給が遅れた場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの主要事業が販売業であり、地震・洪水・台風等の大規模な自然災害により店舗等が被災した場合には、営業継続が困難になることが想定されます。特に、当社グループの営業拠点は三重県に集中しており、今後、その規模が大きいとされている東海・東南海及び南海地震が連動して発生するなどの場合には、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 これらの地震等の災害に対しては、発生した場合の迅速な初期対応や、業務を早期に復旧継続させることを目的とした事業継続計画の策定などを、今後さらに進めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)5,666字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当社グループの主要エリアである三重県下においては、景気は緩やかな持ち直しの動きが見られるものの、米国通商政策及び中東情勢等の影響を受け、物価上昇や原材料高騰等による製造業の業績悪化や、個人消費等の鈍化が懸念されております。また、自動車業界における業界再編成や、石油由来の原材料及び半導体不足による製品供給の遅れ等の影響が懸念されております。 当社グループにおいては、車両価格及び金利上昇等の影響を受けてはおりますが、既存顧客に対するフォロー活動等により、自動車販売関連事業における国産新車販売の他、同一セグメント内の売上は堅調に推移したことで、自動車リサイクル事業の売上高の落ち込みをカバーする事ができました。 これらの結果、売上高は389億38百万円と前年同期と比べ7億57百万円(2.0%)の増収、営業利益は19億51百万円と前年同期と比べ1億38百万円(7.7%)の増益、経常利益は19億90百万円と前年同期と比べ1億54百万円(8.4%)の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は12億67百万円と前年同期と比べ6百万円(0.5%)の減益となりました。 ① 売上高及び営業利益 売上高は389億38百万円と前年同期と比べ7億57百万円(2.0%)の増収、営業利益は19億51百万円と前年同期と比べ1億38百万円(7.7%)の増益となりました。セグメント毎の売上高及び営業利益は以下のとおりであります。 (自動車販売関連事業) 当セグメントにおきましては、国産新車販売は、車両価格の上昇等の影響により、受注(成約)の状況が若干減少しており、国産新車販売台数は前年同期比1.7%減の5,870台となりました。輸入車新車販売においては、商品入庫状況が改善したことにより、輸入車新車販売台数は前年同期比23.5%増の404台となりました。これらの結果、新車販売台数は前年同期比0.3%減の6,274台となりました。 中古車販売については、新規店舗及びリニューアル店舗における販売状況が順調に推移しており、中古車販売台数は前年同期比2.4%増の9,891台となりました。 これらの結果、売上高は375億13百万円と前年同期と比べ15億83百万円(4.4%)の増収となり、セグメント利益(営業利益)は20億17百万円と前年同期と比べ1億30百万円(6.9%)の増益となりました。 (自動車リサイクル事業) 当セグメントにおきましては、生産台数(再資源化処理)は前年同期比14.0%減の8,273台となり、使用済自動車の入庫は、前年同期比12.7%減の8,268台となりました。売上高は、鉄及びアルミ並びに希少希土類(レアアース・レアメタル)等の一部の資源相場は高値で推移しておりますが、輸出関連売上が大幅に減少いたしました。売上原価は、中古車オークション相場の価格変動の影響を受けております。 これらの結果、売上高は14億24百万円と前年同期と比べ8億26百万円(36.7%)の減収となり、セグメント利益(営業利益)は1億69百万円と前年同期と比べ7百万円(4.7%)の増益となりました。 ② 経常利益 営業外損益については、営業外収益は増加し、営業外費用も増加いたしましたが、営業利益が増加したことにより、経常利益は19億90百万円と前年同期と比べ1億54百万円(8.4%)の増益となりました。 なお、「第2事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)中長期経営戦略及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ③目標とする経営指標」に記載されている売上高経常利益率5.0%については、自動車販売関連事業及び自動車リサイクル関連事業のいずれも売上総利益率が下がったことにより、当期は0.1%上回るに留まり5.1%となりました。 ③ 親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益については、経常利益の増加により、税金等調整前当期純利益は19億90百万円と前年同期と比べて52百万円(2.7%)の増益となり、法人税等(法人税等調整額を含む)は6億91百万円となりました。これらの結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は12億67百万円と前年同期と比べ6百万円(0.5%)の減益となりました。 (2) 生産、受注及び販売の状況 生産、受注及び販売の状況は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 自動車リサイクル事業   1,027,202   10.1 合計   1,027,202   10.1 (注)1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.金額は、製造原価によっております。 3.自動車販売関連事業については、生産実績の記載に馴染まないため、記載を省略しております。 ② 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 自動車販売関連事業   30,727,009   17.6 自動車リサイクル事業   875,568   △44.8 合計   31,602,578   14.1 (注)1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.金額は、仕入価格によっております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 自動車販売関連事業   新車部門(国産車)   16,450,453   3.9 新車部門(輸入車)   2,183,496   25.9 中古車部門   14,477,071   2.3 サービス部門   4,307,317   4.2 その他   95,628   19.3 計   37,513,967   4.4 自動車リサイクル事業   1,424,711   △36.7 合計   38,938,679   2.0 (注) セグメント間取引については相殺消去しております。 (3) 財政状態の分析 ① 資産の部 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末より29億8百万円増加し、222億43百万円となりました。これは主に、商品及び製品の増加21億23百万円、土地の増加8億89百万円、現金及び預金の減少4億32百万円、受取手形及び売掛金の減少2億60百万円等によるものであります。なお、土地については、自動車販売関連事業における本部機能の拡充及び新規出店のために取得いたしました。 ② 負債の部 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末より15億79百万円増加し101億56百万円となりました。これは主に、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)の増加7億46百万円、買掛金の増加6億63百万円、短期借入金の増加3億円、前受金の増加34百万円等によるものであります。長期借入金の増加理由は、自動車販売関連事業における土地取得に係るものであります。また、前受金の増加は、主に定期点検パックに対する前受金の増加であり、「第2事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)中長期経営戦略及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 (自動車販売関連事業) a既存顧客に対するアフターサービスの充実」に記載のとおり、既存顧客に対するフォロー活動の成果によるものであります。 ③ 純資産の部 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末より13億28百万円増加し、120億86百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上12億67百万円、その他有価証券評価差額金の増加1億70百万円、配当金の支払1億46百万円によるものであります。 (4) キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前年同期と比べ4億32百万円減少し、6億48百万円となりました。当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 ① 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動の結果得られた資金は、前年同期と比べ34億4百万円減少し、22億53百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が19億90百万円、減価償却費9億76百万円、仕入債務の増加額6億63百万円、売上債権の減少額2億60百万円等による資金の増加と、棚卸資産の増加額5億45百万円、法人税等の支払額6億84百万円等による資金の減少によるものであります。 ② 投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動の結果支出した資金は、前年同期と比べ2億37百万円増加し、35億77百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出35億57百万円等であります。なお、有形固定資産の取得による支出は「第3設備の状況 1設備投資等の概要」に記載のとおり、主に試乗車及び代車等の取得、本部機能拡充のための用地並びに新店舗用地の購入、ホンダカーズ三重北の店舗CI変更によるものであります。 ③ 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動の結果得られた資金は、前年同期と比べ28億88百万円増加し、8億90百万円(前期は19億97百万円の資金の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入9億円、短期借入金の増加額3億円等による資金の獲得と、長期借入金の返済による支出1億53百万円、配当金の支払額1億47百万円等による資金の減少によるものであります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性について 当社グループの運転資金需要のうち、主なものは、商品仕入の他、販売費一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、店舗設備等が主体となりますが、「(4)キャッシュ・フローの状況の分析 ②投資活動によるキャッシュ・フロー」に記載のとおり、新店舗等の設備投資が発生しない場合は、有形固定資産の取得に係る車両運搬具の比率が高くなっております。しかし、当該車両運搬具に係る資金については、借入金等での調達でなく、営業活動によるキャッシュ・フローにより獲得した資金を使用しております。この結果、投資等に係る資金調達については、使途により明確に区分しております。 また、当社グループは、資金効率化と金融費用の削減を目的としてキャッシュ・マネジメント・システムを導入して、グループ内の資金を一元管理しております。 なお、資金調達に関するリスクは、「第2事業の状況 3事業等のリスク (3)金融、経済に関するリスク ①有利子負債依存度について」に記載のとおり、有利子負債依存度割合が7.4%から11.1%に増加しておりますが、将来の新規投資に係る借入金の調達にも余裕をもって対応が可能と考えております。 (5) 重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 ① 固定資産の減損処理 当社グループは、減損損失の計上にあたり、キャッシュ・フローを生み出す最小単位として各店舗等をグルーピングの単位としております。ただし、将来の使用が見込まれない遊休資産などは、個別に判定しております。 また、営業損益が2期連続で赤字となり、業績の悪化が認められる店舗等について、減損の兆候があると識別し、兆候に該当した資産グループについては、帳簿価額と当該資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額との比較により、減損損失を認識するかどうかの検討をしております。 減損損失を認識するかどうかの判定及び使用価値の算定において用いられる将来キャッシュ・フローは、経営環境などの外部要因に関する情報や当社グループが用いている内部の情報(予算など)、資産グループの現在の使用状況や合理的な使用計画等を考慮し算定しております。また、正味売却価額については、不動産鑑定評価額に基づき算定しております。 当該見積り及び仮定について慎重に検討しておりますが、将来の経済状況等の不確実性により見直しが必要となった場合、減損損失(特別損失)が発生する可能性があります。 ② 棚卸資産の評価 当社グループが保有する中古車販売事業における中古車商品在庫の評価については、オークション市場における取引相場を基礎とし、これに一定の調整を加えた価額を、期末における正味売却価額として算定しております。 当該見積り及び仮定について慎重に検討しておりますが、将来の経済状況等の不確実性により見直しが必要となった場合、商品及び製品が減額され、売上原価が計上される可能性があります。

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開示資料

出典

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