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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

浜木綿

HAMAYUU CO.,LTD.7682 · Standard · 小売業

東海地方を中心に約半世紀続く中国料理専門店チェーン。主力の「浜木綿」で家族の集いという需要を取り込む。

概要

名古屋市に本社を置く浜木綿は、中国料理専門店を東海地方中心に41店舗展開する企業である。1968年創業で、2019年に東証JASDAQと名古屋証券取引所に上場した。主力業態「浜木綿」のほか、個室型「四季亭」、少人数向け「桃李蹊」、低価格の「中国食堂はまゆう」の4業態を持つ。2025年7月期の売上高は61億円、従業員数は241名。

4つの業態で異なる客層を狙う

浜木綿は「浜木綿」「四季亭」「桃李蹊」「中国食堂はまゆう」の4業態を運営する。「浜木綿」は31店舗を擁する主力で、家族での利用を想定し個室や円卓を備える。客単価は1,500~3,000円と中価格帯。「四季亭」は全室個室タイプで3店舗、「桃李蹊」は少人数向けで3店舗、いずれも同程度の客単価である。一方、2022年に開始した「中国食堂はまゆう」は客単価1,000円前後の低価格帯で、日常使いを狙う「新町中華」を標榜する。4業態合計で41店舗(全て直営)となり、客層や利用シーンを棲み分けている。

セントラルキッチンが支える生産体制

浜木綿は1989年にセントラルキッチン島田工場を開設し、自社生産を開始した。その後、1998年に植田工場を増設、2024年には豊川工場を新設して植田工場を閉鎖した。セントラルキッチンでは点心や加工材料、主菜、スープ、調味料などを製造し、各店舗へ配送する。2025年7月期の生産高は5億2,577万円で、うち点心が2億2,327万円と最多である。この体制により店舗の仕込み作業を軽減し、少ない調理師でも本格的な料理を提供できるようになり、多店舗展開を支えている。

東海地方を基盤に関東・関西へ拡大

店舗は愛知県に29店(名古屋市内13店)と集中し、岐阜県4店、三重県4店が続く。静岡県、滋賀県、東京都、大阪府に各1店ずつと、関東・関西にも進出している。出店は広い駐車場を確保できる幹線道路沿いのロードサイドが基本である。東京都には2005年、大阪府には2019年に第1号店を開いたが、現在も各1店舗にとどまる。今後は「中国食堂はまゆう」業態を軸に、関東・関西への本格展開を検討している。

増収傾向にあるがコスト上昇が利益を圧迫

売上高は2015年7月期の40億円から2025年7月期の61億円へと年々増加し、4期連続の増収となった。一方、純利益は2億円を計上した2017年7月期以降、0~1億円の間で変動している。2025年7月期は営業利益1億89百万円(前期比13.7%減)、純利益81百万円(同30.4%減)と減益であった。食材価格や人件費の上昇が原因で、売上原価率は改善したが販売管理費率が増加した。経営指標として客数と生産性(人時売上高)を重視している。

業界の中での役割は中国料理レストラン運営会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
61億円
営業利益
2億円
営業利益率
3.3%
純利益
1億円
2025/7 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01外食主力

東海地方を中心に、家族の集いに重きを置いた主力ブランド「浜木綿」をはじめ、個室志向の「四季亭」、少人数向け「桃李蹊」、新町中華の「中国食堂はまゆう」の4業態で店舗展開。手頃な価格でおいしい料理を提供するため、自社で調理師を育成し、セントラルキッチンで調理技術を共有することで少人数での運営を可能にし、多店舗展開を実現している。

主な製品・サービス4
浜木綿
家族の集いに重きを置いた中国料理専門店。2世代から4世代に対応した個室や座敷、円卓回転テーブルなど設備を備え、幅広い年齢層が楽しめるメニューを提供する。
四季亭
全室個室(一部半個室)の中国料理専門店。四季の食材を使った料理をリーズナブルな価格で提供し、晴れの日やイベント利用に適した空間を演出する。
桃李蹊
地域密着型の小型中国料理専門店。少人数利用を意識し、野菜を多用したヘルシーなメニューとカフェのような空間が特徴。
中国食堂はまゆう
本格的な料理を低価格で提供する新町中華専門店。日常使いできるカジュアルな食堂スタイルで、ランチからちょい飲みまで幅広いシーンに対応する。

製品と技術

家族向け中価格帯の「浜木綿」業態

「浜木綿」は同社の主力業態で、31店舗を運営する。客単価1,500~3,000円の「ちょっと晴れの日マーケット」をターゲットとし、家族や親族での利用を想定する。店内には個室や座敷、円卓回転テーブルを備え、子どもから高齢者まで幅広い年齢層に対応する。メニューは豊富で、月に1回程度の利用頻度を見込む。土日祝日は家族連れ、平日昼は主婦層、平日夜は宴会需要と、時間帯ごとに異なる客層を取り込む。

低価格で日常使いの「中国食堂はまゆう」

2022年に始まった「中国食堂はまゆう」は、客単価1,000円前後の低価格帯で「日常の食事マーケット」を狙う。いわゆる「町中華」をチェーン店化した「新町中華」をコンセプトとし、個人店が減少する市場に参入した。セントラルキッチンで仕込みを集中し、店舗では定型的な作業をパート・アルバイトが担うことで、低価格でも本格的な料理を提供する。2025年7月時点で4店舗を展開し、今後の成長の柱と位置づけている。

セントラルキッチンとオーダーシステムの連携

浜木綿のビジネスモデルの中核は、セントラルキッチンでの集中生産と、店舗のオーダーシステムの組み合わせにある。セントラルキッチンでは点心、加工材料、主菜、スープ、調味料などを製造し、各店舗へ配送する。店舗では調理師が味の仕上げに専念し、定型的作業は非正社員が行う。独自のオーダーシステムにより、調理場とホールのディスプレイで注文状況を共有し、料理の提供タイミングを最適化する。これらにより、通常より少ない調理師で安定した品質とスピードを実現し、多店舗展開を可能にしている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字が浜木綿

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17133HYUGA PRIMARY CARE94億円18.5倍
22735ワッツ92億円10.9倍
33184ICDAホールディングス88億円6.9倍
47494コナカ87億円4.1倍
53077ホリイフードサービス87億円24.9倍
67682浜木綿85億円103.4倍
73396フェリシモ83億円17.2倍
87604梅の花グループ81億円31.4倍
95888DAIWA CYCLE80億円8.6倍
103566ユニフォームネクスト77億円14.9倍
117509アイエーグループ77億円4.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

中国料理店の多店舗化を目指した創業期

1968年2月、名古屋市昭和区に「株式会社浜木綿」を設立した。資本金は5,000千円。目的は中国料理店の多店舗展開であった。1973年1月には、本店が入居するビルの所有者「森田興産株式会社」を買収し子会社化。同年7月に同社の商号を「日南商事株式会社」へ変更した。この買収により、不動産を含めた店舗運営の基盤を固めた。

セントラルキッチン開設で自社生産に踏み切る

1989年4月、名古屋市天白区に「セントラルキッチン島田工場」を開設し、自社生産と各店舗への配送体制を整備した。1998年8月には子会社の日南商事を吸収合併し、同年11月には同じ天白区に「セントラルキッチン植田工場」を増設した。これにより調理の標準化が進み、少ない人員で安定した品質の料理を提供できるようになり、多店舗化の原動力となった。

新業態「四季亭」「桃李蹊」で客層を拡大

1997年4月、名古屋市緑区に新業態第1号店として「四季亭滝の水店」を開店した。全室個室タイプで、宴席や法事など晴れの日の需要を取り込む狙いである。2008年8月には愛知県長久手町に少人数向け業態「桃李蹊長久手店」を開店。カフェのような空間で野菜中心の健康志向メニューを提供し、夫婦や少人数客を獲得した。これにより主力の「浜木綿」とは異なる客層への対応が可能となった。

東海から関東・関西へと広がる店舗網

2001年4月、岐阜県庁前店で岐阜県に進出。2004年10月にはFC1号店となる半田店を開いた(2017年閉店)。2005年10月に東京都国分寺市、2006年2月に三重県鈴鹿市、2007年9月に滋賀県草津市、2008年10月に静岡県浜松市、2014年7月に神奈川県横浜市、2019年4月に大阪府枚方市と、東海地方から徐々にエリアを拡大した。FC店も活用しつつ、直営化する店舗もあった。

株式上場と市場再編を経て

2019年10月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)及び名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場した。2022年4月の市場再編に伴い、東証JASDAQから東証スタンダード市場、名証第二部から名証メイン市場に移行した。上場後は財務基盤を強化し、新業態や新工場への投資を加速する契機となった。

「中国食堂はまゆう」の投入と新工場建設

2022年7月、名古屋市千種区に新業態「中国食堂はまゆう」の第1号店を開店した。これは「桃李蹊茶屋ヶ坂店」を業態変更したもので、低価格の「新町中華」をコンセプトとする。2024年2月には愛知県豊川市に3つ目のセントラルキッチンを開設し、同時に植田工場を閉鎖した。製造能力を増強し、今後の低価格帯市場への展開と店舗内生産性向上を図っている。

年表20件を開く

1960年代

  • 1968年2月創業名古屋市昭和区に中国料理店の多店舗展開を目的として「株式会社浜木綿」を設立(資本金5,000千円)

1970年代

  • 1973年1月M&A名古屋市昭和区の「浜木綿山手通本店」入居のビル所有者「森田興産株式会社」を買収
  • 1973年7月子会社「森田興産株式会社」の商号を「日南商事株式会社」へ変更

1980年代

  • 1989年4月名古屋市天白区に「セントラルキッチン島田工場」を開設。自社生産を開始し、各店舗への配送体制を整備

1990年代

  • 1997年4月名古屋市緑区に新業態第1号店として「四季亭滝の水店」を開店
  • 1998年8月M&A子会社「日南商事株式会社」を吸収合併
  • 1998年11月名古屋市天白区に「セントラルキッチン植田工場」を開設し、生産体制を強化

2000年代

  • 2001年4月岐阜県岐阜市に岐阜県進出第1号店として「浜木綿岐阜県庁前店」を開店
  • 2004年10月愛知県半田市にFC1号店として「浜木綿半田店」を開店(2017年10月閉店)
  • 2005年10月東京都国分寺市に東京都進出第1号店として「浜木綿国分寺北町店」を開店
  • 2006年2月商号変更三重県鈴鹿市に三重県進出第1号店、FC2号店として「浜木綿鈴鹿店」を開店(2018年7月直営店に変更)
  • 2007年9月滋賀県草津市に滋賀県進出第1号店として「浜木綿草津店」を開店
  • 2008年8月愛知県愛知郡長久手町(現 長久手市)に新業態第1号店として「桃李蹊長久手店」(現 桃李蹊竹の山店)を開店
  • 2008年10月浜松市西区(現 浜松市中央区)に静岡県進出第1号店として「浜木綿浜松西インター店」を開店

2010年代

  • 2014年7月横浜市青葉区に神奈川県進出第1号店として「浜木綿青葉台南店」を開店(2023年8月閉店)
  • 2019年4月大阪府枚方市に大阪府進出第1号店として「浜木綿枚方田口店」を開店
  • 2019年10月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)及び名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場

2020年代

  • 2022年4月市場の再編により、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から東京証券取引所スタンダード市場、名古屋証券取引所市場第二部から名古屋証券取引所メイン市場に移行
  • 2022年7月名古屋市千種区に新業態第1号店として「中国食堂はまゆう茶屋ヶ坂店」を開店(桃李蹊茶屋ヶ坂店を業態変更)
  • 2024年2月愛知県豊川市に「セントラルキッチン豊川工場」を開設 名古屋市天白区の「セントラルキッチン植田工場」を閉鎖

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/7期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    日常マーケット業態「中国食堂はまゆう」の強化

    客単価1,000円前後の低価格帯「日常の食事マーケット」での「新町中華」コンセプトを進化させ、サービスや料理をニーズに合わせて改善し、巨大な日常マーケットへの進出を固める。

  2. 02

    セントラルキッチンの稼働強化と生産性向上

    バックヤード機能を強化し、新セントラルキッチン(2024年2月開設)の製造能力増強と店舗内生産性向上を図る。お土産やECサイト販売も視野に入れ、技術と稼働率を充実させる。

  3. 03

    DX化・省人化の促進

    店舗内DX化やロボット導入による省人化を進め、人手不足や人件費上昇に対応し、店舗内の生産性向上に取り組む。

  4. 04

    人材の採用と育成

    基本理念に賛同する優秀な人材を国籍・性別問わず新卒・中途・パート・アルバイトで積極採用し、教育研修強化により確保・育成に取り組む。

  5. 05

    商品・サービスの強化とリニューアル

    変化するライフスタイルに合わせた料理企画やサービスを強化し、集い需要を掘り起こす。経年店舗は改装リニューアルにより需要に応える店舗づくりを行い、営業強化とビジネスモデル再構築を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で241人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は465万円で、6期前と比べて+3.3%平均年齢は38.2歳、平均勤続年数は9.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年7月45036.58.0232
2020年7月41436.58.0240
2021年7月38736.68.3242
2022年7月38537.18.9232
2023年7月45138.210.0214
2024年7月49138.110.022888
2025年7月46538.29.924183

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年7月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.7%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)47.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
浜木綿業態31店舗 — 名古屋市昭和区他1,039百万円
セントラルキッチン 豊川工場 — 愛知県豊川市675百万円
本社 — 名古屋市 昭和区365百万円
中国食堂はまゆう業態4店舗 — 名古屋市千種区他107百万円
四季亭業態3店舗 — 名古屋市緑区他83百万円
その他 — 愛知県長久手市他57百万円
桃李蹊業態3店舗 — 愛知県長久手市他4百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年7月期の売上高は61億円営業利益2億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.2%、利益が+0.0%。

売上高
+5.2%
61億円
営業利益
+0.0%
2億円
純利益
+0.0%
1億円
営業利益率
3.3%
前期比 -0.2%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は33億円、営業利益は2億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+6.5%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q1400.00
2023年3Q1317.70
2023年4Q14−1
2024年1Q1400.00
2024年2Q16212.51
2024年3Q1400.00
2024年4Q1400.00
2025年2Q3113.21
2025年4Q3013.30
2026年2Q3326.11

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2015年7月期からの11期で、売上は40億円から61億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は3.3%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2015年7月401−1
2016年7月4432
2017年7月4722
2018年7月4920
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)及び名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場
2019年7月5232
2020年7月4700
2021年7月421−2
2022年7月4520
2023年7月531−1
愛知県豊川市に「セントラルキッチン豊川工場」を開設 名古屋市天白区の「セントラルキッチン植田工場」を閉鎖
2024年7月58223.41
2025年7月61223.31

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年7月期

売上高61億円のうち、営業利益として残るのは2億円3.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の1.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金26.2%16億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金70.5%43億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.3%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
73.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.4pt
3.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.8pt
1.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.4pt
5.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2025年7月期は営業CFが3億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は12億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年7月3−2016
2018年7月401410
2019年7月4−4−406
2020年7月1−415−319
2021年7月2−3−6−111
2022年7月4−62−211
2023年7月41−759
2024年7月4−42011
2025年7月3−52−212

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年7月期の総資産は47億円。このうち返さなくてよい自己資本が16億円で、自己資本比率は34.0%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年7月2752219.3
2016年7月3172421.8
2017年7月3382524.4
2018年7月3582723.4
2019年7月34102428.8
2020年7月49173234.2
2021年7月42152735.0
2022年7月45153033.3
2023年7月39142536.7
2024年7月43152735.7
2025年7月47163134.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年7月期の内訳単体ベース
現金及び預金
13億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
31億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
60
/ 100
安定性自己資本比率23 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率322社中151位あたり、逆に低いのは配当利回り322社中305位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.2%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.3%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
34.0%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.2%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.4%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,915で、1年前と比べて-0.9%過去52週の値幅のなかでは31%の位置にある。

¥3,915+0.3%1ヶ月+0.0%1年-0.9%時価総額85億円
過去52週の値幅
安値¥3,820高値¥4,130

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)103.4倍
PBR4.98倍
配当利回り0.38%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7/17に-0.12%の4070円とほぼ横ばい。25日線4051円を+0.47%上回るも、75日線4062.53円を下回るもみ合い。52週高値4185円に接近しているが、上値は重い。出来高3000株と低調で方向感なく、レンジ相場継続。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PERが107.5倍と業界平均の41.2倍の約2.6倍、PBRも5.18倍と平均の2.92倍を大きく上回り、収益力(ROE5.2%)に見合わない水準。無配当で株主還元が乏しく、赤字から小幅黒字転換したばかりで、割高感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)103.4倍39.6倍
PBR4.98倍2.44倍
ROE5.2%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から+50.0%いまの株価に対する利回りは0.38%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
0.38%
いまの株価に対して
配当性向
39.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年7月8
2022年7月1033.3110.5
2023年7月100.0
2024年7月100.018.5
2025年7月1550.039.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2025年7月期末の株主数は延べ3,258人。区分でいちばん多いのは個人・その他59.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.1%を占め、残る70.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年7月%2021年7月%2022年7月%2023年7月%2024年7月%2025年7月%
個人・その他62.358.357.857.859.459.9
事業法人25.729.329.329.429.229.1
証券会社10.710.711.111.18.19.8
外国法人0.50.70.81.43.31.2
自己株式0.00.00.00.0
外国人個人0.00.00.00.0
金融機関0.90.90.90.30.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社AMcosmos19.41
02三菱UFJeスマート証券株式会社9.07
03サッポロビール株式会社3.70
04浜木綿従業員持株会3.30
05武藤 まなみ2.77
06林 あづみ2.77
07株式会社昭和2.22
08株式会社マルト水谷2.22
09林 礼子2.00
10内藤 蔵之0.93

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+123%、1株純資産は11期で−2%。直近期のROEは5.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年7月−164759
2016年7月23696527.414.8
2017年7月2201,15020.815.9
2018年7月621,1745.356.9
2019年7月13370220.613.2
2020年7月−5783−0.7
2021年7月−75691−10.1
2022年7月96941.3246.8110.5
2023年7月−29657−4.3
2024年7月547067.971.418.5
2025年7月387435.2104.439.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/7期の役員報酬は総額133百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
林永芳代表取締役 社長78426,930
嶋津義隆専務取締役 兼 店舗運営部長607,320
山本美穂取締役 営業企画部長585,170
三浦祐明取締役 業務部長604,370
生田彰則取締役 店舗開発部長5717,570
大島敏幸取締役 調理開発部長684,370
細川英一取締役(監査等委員)762,000
野口葉子取締役(監査等委員)51
岩田国良取締役(監査等委員)61

役員報酬の内訳2025/7

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6942411820
社外取締役2995
取締役(社内)1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/7期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,698字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、東海地方を中心に中国料理専門店の店舗展開を行っております。「新しい食文化を創造し、来店されたすべてのお客様に豊かでハッピーな食事時間を提供します」というミッションの下、1967年2月に創業して以来、約半世紀、おいしい中国料理を手頃な価格で顧客に楽しんでもらえるように工夫をしてまいりました。手頃な価格でおいしい料理を提供するために、新卒者を自社で調理師に育成し、また、約30年前から独自のオーダーシステムを使い料理の提供スピードを上げ、セントラルキッチンで食材の調理技術を共有することで、現在の調理オペレーションを確立してまいりました。その結果、通常の中国料理店より少ない調理師の人数で安定した料理を提供できるようになり、多店舗展開を可能とすることができました。 当社が店舗展開を行っている業態は、家族の集いに重きを置いた主力ブランドである「浜木綿」、全室個室タイプの「四季亭」、少人数顧客向けの「桃李蹊」、新町中華専門店の「中国食堂はまゆう」であります。 当社の特徴としましては、中国料理において当社が企画する「ちょっと晴れの日マーケット」(客単価1,500円~3,000円、利用頻度は月に1回程度)に狙いを定め、競合間での差別化を推進しております。また、土日祝日を中心にした家族での利用に加え、平日・昼の時間帯は主婦層がメインとなっており、平日・夜の時間帯は歓送迎会や忘年会、新年会等での宴会利用など、それぞれの用途に適したメニューとオペレーションを用意していることも特徴であります。 各業態の詳細及び店舗数は下記のとおりであります。 2025年7月31日現在 業態名   特徴   店舗数 浜木綿   家族の集いに重きを置いた中国料理専門店。世代を超え2世代、3世代、4世代など大人数での利用に対応できるよう、子どもからお年寄りまで満足してもらえるメニューを豊富に取り揃えております。また、家族や気心の知れた仲間たちと周囲を気にすることなく楽しめる個室や座敷、円卓回転テーブル等の設備も充実しております。   31 四季亭   晴れの日やイベントのための個室で楽しめる中国料理専門店。四季折々の食材を使用した料理を、リーズナブルな価格で提供しております。また、席は全室個室タイプ(一部、半個室)となっており、自宅にいるような気兼ねのない空間でくつろぎながら、食事を楽しむことができます。   3 桃李蹊   地域密着型の小型の中国料理専門店。夫婦や少人数での利用を意識し、2名席を充実させ、カフェのような空間で料理を堪能できます。また、すべての料理に野菜をたっぷりと使用し、昆布や鰹節、干し椎茸などの和だしも積極的に取り入れております。さらに、調理用油としてオメガ3系(えごま油等)、オメガ9系(オリーブオイル等)といわれる食生活で不足しがちな油を使用しており、健康に配慮したヘルシーなメニューが特徴となっております。   3 中国食堂はまゆう   本格的な料理を低価格で提供する新町中華専門店。気軽に日常使いできるリーズナブルな食堂スタイルの中国料理レストランです。ひとりでランチや仲間とちょい飲み、ファミリー利用など、様々なシーンで利用可能な新町中華をコンセプトにしたカジュアルな店舗になっております。   4 店舗数合計   41 また、当社は、東海地方を中心に東は東京都から西は大阪府まで幅広い地域に出店しております。当社の戦略として、広い駐車スペースが確保できる幹線道路のロードサイドなど、家族が利用しやすい立地への出店を基本としております。 なお、当社は飲食事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 各業態の店舗数の都道府県別内訳は下記のとおりであります。 2025年7月31日現在 浜木綿   四季亭   桃李蹊   中国食堂はまゆう   合計 愛知県   19   3   3   4   29 (うち名古屋市)   (8)   (1)   (2)   (2)   (13) 岐阜県   4   -   -   -   4 三重県   4   -   -   -   4 静岡県   1   -   -   -   1 滋賀県   1   -   -   -   1 東京都   1   -   -   -   1 大阪府   1   -   -   -   1 合 計   31   3   3   4   41 [浜木綿業態店舗一覧] 都道府県   店名   所在地 愛知県(名古屋市)   山手通本店   名古屋市昭和区 末盛店   名古屋市千種区 黒川店   名古屋市北区 岩塚店   名古屋市中村区 守山大森店   名古屋市守山区 昭和橋通店   名古屋市中川区 白土店   名古屋市緑区 新瑞橋店   名古屋市瑞穂区 愛知県(名古屋市以外)   名古屋インター東店   長久手市 春日井店   春日井市 一宮店   一宮市 豊山店   西春日井郡豊山町 岡崎北店   岡崎市 岡崎南店   岡崎市 豊川店   豊川市 安城店   安城市 半田土井山店   半田市 津島店   津島市 東海店   東海市 岐阜県   岐阜県庁前店   岐阜市 大垣店   大垣市 可児店   可児市 各務原店   各務原市 三重県   鈴鹿店   鈴鹿市 四日市店   四日市市 桑名店   桑名市 津藤方店   津市 静岡県   浜松西インター店   浜松市中央区 滋賀県   草津店   草津市 東京都   国分寺北町店   国分寺市 大阪府   枚方田口店   枚方市 合計   31 [四季亭業態店舗一覧] 都道府県   店名   所在地 愛知県(名古屋市)   滝の水店   名古屋市緑区 愛知県(名古屋市以外)   尾張旭店   尾張旭市 ディースクエア刈谷店   刈谷市 合計   3 [桃李蹊業態店舗一覧] 都道府県   店名   所在地 愛知県(名古屋市)   梅森坂店   名古屋市名東区 上志段味店   名古屋市守山区 愛知県(名古屋市以外)   竹の山店   長久手市 合計   3 [中国食堂はまゆう業態店舗一覧] 都道府県   店名   所在地 愛知県(名古屋市)   茶屋ヶ坂店   名古屋市千種区 野並店   名古屋市天白区 愛知県(名古屋市以外)   豊田店   豊田市 図書館通店   長久手市 合計   4 当社の事業系統図は以下のとおりであります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題3,910字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、「新しい食文化を創造し、来店されたすべてのお客様に豊かでハッピーな食事時間を提供します」というミッションの下、質の高い料理とサービスをバリュー(商品価値)のある価格で顧客に提供することを基本とし、当社で働くすべての人がチームの一員としてミッションを意識し、顧客のニーズに応じて柔軟に変化していくことが大切であると考えております。また、企業スローガンを「おいしい時間はつながる時間」として、おいしい料理を提供することで、顧客が家族や仲間と楽しい時間を共有できるよう従業員一同、取り組んでおります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 現在、当社は中国料理において複数の業態で店舗を展開しておりますが、当該業態の中で最も安定した営業基盤を構築している「浜木綿」業態の店舗展開を主として考えており、東海地方だけではなく関東・関西エリアへの店舗展開を検討しておりました。しかし、消費者のライフスタイルの変化などにより、職場や仲間での宴会、家族・親類が集まっての食事、法事などの集いによる利用比率の高い「浜木綿」業態にとっては先行きの見通しが不透明な状況となっており、同じく客単価2,000円前後の中価格帯で展開しております「四季亭」・「桃李蹊」の2つの業態につきましても、同様の状況となっております。 そこで、これらの業態とは異なり、毎日の食事としての利用をメインとする「日常の食事マーケット」での展開を視野に開発した「中国食堂はまゆう」業態を強化してまいります。客単価1,000円前後の低価格帯が中心となる「日常の食事マーケット」は、競合他社も多く存在しておりますが、当社が現在展開している中価格帯(浜木綿・四季亭・桃李蹊)のマーケットとは比較にならないほど大きなマーケットだと捉えております。また、中でもいわゆる「町中華」と言われる個人店が中心の業態は、人気はあっても多くの店に後継者がおらず、減少傾向にあります。このようにマーケットがあるにもかかわらず減少傾向の「町中華」業態を、当社のビジネスモデルを生かし運営をすることで進化させ、「新町中華」というコンセプトの下、当社の新しいマーケットを切り開いていきたいと考えております。以前から、セントラルキッチンをバックヤードに持ち、様々な業態展開を長期的に検討してまいりましたが、この業態は今後も一定の需要が見込まれ、売上をある程度維持できる業態であると考えており、今後の景気や生活環境の変化などにも対応できるように、2つのマーケットを両輪として、持続的な安定した成長を実現していきたいと考えております。 当社のビジネスモデルの強みは、多彩な中国料理を本格的かつリーズナブルな価格で提供できる仕組みを持ち、提供できるところにあります。店舗を支える「セントラルキッチン」では、本来調理師が行う仕込み部分を担って現場の労力を軽減するとともに、現場に必要な技術を共有することができ、少ない調理師でも本格的な中国料理を提供できます。また、店舗におきましても、調理師は味を守るところに仕事を集中させ、定型的な作業はパート・アルバイトでできるようにしております。これらの仕組みにより、従来できなかった本格的な中国料理店の多店舗化を可能にしております。また、味にかかわる大事な部分を担う調理師の育成に注力し、おいしい本格的な中国料理を安定して提供できることで、従来のチェーン店と差別化を図っております。また、このことは他企業の参入障壁を高くしております。 今後の出店による規模の拡大を期し、2024年2月にバックヤード機能の強化を目的とした新たなセントラルキッチンを愛知県豊川市に開設いたしました。これにより、製造能力の増強を図るとともに店舗内の生産性向上に取り組み、今後も引き続き、お客さまに安心・安全でおいしいお料理を提供してまいります。 また、IT設備の活用も重要な施策と考えております。従来から、調理場とホールとレジとを結ぶオーダーシステムを導入し、調理場とホールのディスプレイに注文の状況を表示することで、料理の提供タイミングを共有してサービスをコントロールしたり、レシピを登録することで原価差異を管理するなど、管理面で活用してまいりました。さらに近年では、タブレットを利用したテーブルオーダーシステムの導入、デリバリーやテイクアウトをお客様のスマートフォン等から注文できるシステムの導入をしております。また、2021年10月にリリースした「はまゆうアプリ」によりお客様への情報提供を強化しております。さらに、会議やミーティングのオンライン環境の整備や、スマートフォンから業務マニュアルにアクセスできるシステムなど教育面にも積極的に活用しております。働き方改革による人的コストの上昇や、インフレ傾向の経済環境も含めて、これらのITの活用による生産性の向上はこれからの運営には必須のものと捉えて積極的に整備し、経営戦略の一環としてまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 損益からみた経営指標では、客数の増減を最も重視しております。客数は取り組んでいることの正否のバロメーターであると考えております。そのほか、当社の工夫の結果と付加価値を表す売上原価率、これからの会社の存続にもかかわる重要な指標である生産性(人時売上高:店舗売上高÷総労働時間)も重視しております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 外食産業を取り巻く環境につきまして、企業の業績改善や賃上げ基調などを背景に個人消費は底堅く推移するものと思われます。一方で、食材仕入価格の高止まり、人手不足や最低賃金の引き上げによる人件費の高騰など、コスト上昇圧力は依然として高く、厳しい状況が続くものと予想しております。 このような経営環境の中で、当社におきましては、変化したライフスタイルや多様なお客様ニーズへの柔軟な対応に向けた取り組みを行うとともに、新規出店による営業基盤の強化とリニューアル等により既存店の活性化を図り、中長期的な企業価値の向上と持続的な成長を実現するため、以下の課題について重点的に取り組んでまいります。 ① 商品・サービスの強化 当社の得意としてきた「ちょっと晴れの日マーケット」はコロナ禍を経て、現在、「家族イベント」や「宴会」等の集い需要がやや持ち直してきております。 今後、変化するライフスタイルに合わせて料理の企画やサービスを強化し、さらなる集い需要を掘り起こしていくとともに、増客に繋げてまいります。 また、経年店舗においては、改装によるリニューアルを実施し、上記の需要に応える店舗づくりを行い、営業強化とビジネスモデルの再構築を図ってまいります。 ② 日常マーケット業態の強化 「新町中華」をコンセプトとした「中国食堂はまゆう」業態のサービスや料理などを、これからのライフスタイルやお客様のニーズに合わせて一層進化させ、巨大な日常マーケットへの進出の筋道を固めてまいります。 ③ セントラルキッチンの稼働強化 働き方改革が進む中、事業の生産性向上は必須の課題となっております。店舗内の生産性を上げ、お料理のおいしさを維持するためには、セントラルキッチンによる加工の技術と流通の技術が不可欠であります。店舗のバックヤードとしての強化に取り組むとともに、お土産やECサイトによる販売も視野に入れ、セントラルキッチンの技術と稼働率を充実させてまいります。 ④ DX化・省人化の促進 少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少により、労働力不足は今後ますます深刻化するものと思われます。常態化する人手不足や人件費の上昇に対応するため、店舗内のDX化を促進するとともに店舗オペレーションにおける作業面においてロボット等を導入することにより省人化を進め、店舗内の生産性向上に取り組んでまいります。 ⑤ 人材の採用と育成 当社が今後、安定して成長していくためには、優秀な人材の確保と育成が必要不可欠と考えております。当社の基本理念を理解し、賛同した人材の採用・定着を最重要課題とし、国籍や性別を問わず、新卒・中途・パート・アルバイトの採用を積極的に行うとともに、教育研修の強化を図り、優秀な人材の確保と育成に取り組んでまいります。 ⑥ 経営管理体制の強化 企業規模を拡大するには、経営環境の変化に迅速かつ柔軟に対応できる組織作りが必要です。そのため各部門における経営リーダーの育成は、必須の課題と考えております。経営陣の成長を促す教育と育成を実践の中で図るとともに、新しい人材の登用も視野に入れ、体制を強化してまいります。 ⑦ 衛生・品質管理の徹底、強化 外食産業において、食中毒事故や偽装表示問題等により食の安心・安全に対する社会的な要請は高まる傾向にあります。当社におきましても、お客様に安心・安全なお料理を提供することは最大の責務であり、重要な課題であると考えております。そのため食材の情報及び品質の管理並びに仕入から提供までの衛生管理の徹底、強化に取り組んでまいります。 ⑧ 本部機能の強化・充実 今後の持続的な成長を実現するためには、本部機能の強化・充実が必要であると認識しております。営業面、管理面の両面において本部組織の強化を図り、収益力の向上に取り組んでまいります。
事業等のリスク4,318字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社が判断したものであります。 (1) 市場環境について 外食産業は、人口減少や少子高齢化によって市場規模の拡大が見込まれ難い状況で、成熟した市場になっており、顧客の嗜好やニーズはますます多様化し、商品・サービスに対する選別が厳しさを増すとともに、企業間・店舗間競争の激化等により、厳しい経営環境となっております。当社では、サービス力と商品力の向上に努め、新商品の開発やメニュー改定等により既存店舗の売上高の確保を図るとともに、新規出店による事業拡大を積極的に行ってまいります。また、セントラルキッチンの拡充やITの活用等による生産性の向上と店舗収益の確保を施策として実施してまいりますが、今後、外食産業における市場環境の悪化が進む場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (2) 店舗の出退店について ① 新規出店計画について 新規出店については、立地条件、賃借条件、収益性等を総合的に検討して決定しております。しかしながら、当社のニーズに合致した条件の物件が必ずしも確保されるとは限らず、新規出店が計画どおり遂行できない事態が発生した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ② 賃借による店舗展開について 新規出店については、そのほとんどが土地を賃借しており、賃貸人に対し差入保証金等を差し入れております。新規出店に際しては、賃貸人の与信管理を徹底しておりますが、賃貸人の財政状態が悪化した場合、差入保証金等の一部又は全部が回収不能になることや、賃借物件の継続的使用が困難となることも考えられます。 その場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ③ 出退店時に発生する費用及び損失について 当社では、新規出店時に什器備品等の消耗品や広告宣伝及び販売促進に伴う費用が一時的に発生するため、大量の新規出店や期末に近い時点での新規出店は、利益を押し下げる要因となり、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。また、業績の改善が見込めない不採算店舗を閉店する場合には、賃借物件の違約金や固定資産の撤去に係る費用などの店舗閉鎖に伴う損失が発生することとなり、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ④ 出店後の環境変化について 当社は新規出店をする際には、商圏調査を綿密に行った上で意思決定をしております。しかしながら、出店後に周辺の道路や開発環境の想定外の変化、同業他社等による競合店の出店など、立地環境の大幅な変化が発生した場合には、当初の計画どおりに店舗収益が確保できず、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (3) 法的規制について ① 食品衛生法について 当社のセントラルキッチン及び各店舗では、食品衛生法(昭和22年法律第233号)の規定に基づき、管轄保健所を通じて営業許可を取得し、食品衛生責任者を配置しております。また、セントラルキッチン及び各店舗では、衛生管理チェックリストを用いた日々のチェックに加え、臨店による指導及び細菌等の測定検査などを実施し、衛生管理の強化に取り組んでおり、内部監査においても衛生管理状況を確認することで、食中毒等の重大事故の未然防止に努めております。しかしながら、万が一、今後、食中毒等の事故が発生した場合は、食品衛生法の規定に基づき、食品等の廃棄処分、一定期間の営業停止、営業の禁止、営業許可の取り消し等の処分を受けるおそれがあり、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ② 食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律(食品リサイクル法)について 2001年5月に施行された「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律」(食品リサイクル法)により年間100トン以上の食品廃棄物を排出する外食業者(食品関連事業者)は、食品廃棄物の発生量の抑制、減量及び再生利用を通じて、食品残渣物の削減を義務付けられております。当社は食品残渣物を削減するための取り組みを鋭意実施しておりますが、今後、法的規制が強化された場合には、その対応のために、設備投資等に関連する新たな費用が発生し、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (4) 人材採用・育成について 当社が安定的な成長を達成していくためには、優秀な人材の確保が必要不可欠と考えております。当社の基本理念を理解し、賛同した人材の採用・定着を最重要課題とし、積極的な採用活動を行うとともに、採用後の人材教育により早期戦力化を図ってまいります。しかしながら、人材採用環境の変化等により十分な人材の確保及び育成ができない場合は、サービスの低下による集客力の低下、計画どおりの出店が困難となること等により、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (5) 減損損失について 当社は、各店舗を独立したキャッシュ・フローを生み出す最小単位と捉え、減損会計を適用し、事業用固定資産の投資回収可能性を適時判断しております。 外部環境の著しい変化等により、事業計画において計画した予算を大幅に乖離する事や店舗の収益性が低下し、店舗における営業活動から生じる損益又はキャッシュ・フローが継続してマイナスとなった場合など、減損損失の兆候が認識された場合、店舗の収益性悪化の原因把握を速やかに行い、経営効率の向上や販売促進等の様々な営業施策による改善計画を策定・実行しております。しかしながら、事業環境の変化等により、収益性が著しく低下した場合、減損損失を計上する可能性があり、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (6) 原材料費の価格高騰について 当社の店舗において使用する食材について、天候不順による野菜価格の高騰や、ウイルスの流行等により需給関係が逼迫した場合の仕入コストなど、原材料価格が高騰した場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (7) 自然災害について 当社の店舗展開は東海地方に集中しております。東海地方において大規模な地震や台風、天候不順、異常気象等による自然災害が発生した場合、一時的に来客数が著しく減少し、売上の低下等により、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (8) インターネット等による風評被害について インターネット上の書き込みなどによる風評被害が発生・拡散した場合、その内容の正確性にかかわらず、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (9) 個人情報について 当社は、「個人情報の保護に関する法律」に基づく「個人情報取扱事業者」として従業員及び顧客の個人情報を保有しており、これらの個人情報については、適正な管理に努め万全を期しております。しかしながら、個人情報が外部へ漏えいするような事態が発生した場合には、社会的信用の失墜、損害賠償による費用の発生等により、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (10)商標権について 当社は、複数の業態による店舗ブランドを保有しております。これらの商標が第三者のものと類似する等、第三者の商標権を侵害しているとみなされた場合、商標使用差止や、損害賠償等を請求される可能性があり、これらが生じた場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (11)物流業務の外部委託について 当社は、各店舗で日々使用する食材等の配送の一部及び当社の豊川工場(セントラルキッチン)で調理した加工食材の保管・配送について、昭和冷蔵株式会社に委託しております。 現段階では、効率性やコスト面等により、当該体制における集中配送・集中納品のメリットを生かしてまいりたいと考えておりますが、同社の配送センターにおける事故等、不測の事態が生じた場合には、同社の物流機能が一時的に停止し、当社の店舗に必要な食材等が欠品に陥り、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (12)有利子負債依存度について 当社は、店舗建築費用及び差入保証金等の出店資金を主に金融機関からの借入れ等により調達しているため、総資産に占める有利子負債(借入金、社債、リース債務)の割合が、第58期事業年度末は43.3%と高い水準にあります。今後、有利子負債依存度が高いまま金利が上昇した場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (13)特定人物への依存について 当社の代表取締役社長 林永芳は、経営方針の策定や経営戦略の決定、業態開発、立地開発及びメニュー開発等の当社の事業推進において重要な役割を果たしております。 当社は、同氏に過度に依存しない経営体制の構築を目指し、組織の充実を図るとともに人材の育成並びに権限の委譲等、組織的な事業運営に注力しておりますが、同氏が何らかの理由により業務執行できない事態となった場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (14)配当について 当社は、将来の積極的な事業展開と経営環境の急激な変化に備えた経営体質の構築並びに財務基盤の強化に必要な内部留保を確保するとともに、株主への安定的かつ継続的な利益還元を経営の重要施策として、業績を勘案しながら成果配分を行うことを基本方針としております。しかしながら、業績の低迷等により安定的な配当が維持できなくなる可能性があります。 (15)感染症の流行について 今後、新たな感染症等の流行などにより、店舗の営業時間の短縮や臨時休業の実施、外出自粛等による来店客数の減少、個人消費の低迷や原材料等の供給の遅延が想定され、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 また、当社は、各店での日々使用する食材等の一部について、愛知県豊川市の豊川工場(セントラルキッチン)にて生産をしております。従業員から感染者が発生し、生産活動や店舗への食材等の供給に支障をきたす事態が発生した場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,336字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 当事業年度における総資産は4,723百万円、負債は3,116百万円、純資産は1,606百万円であり、自己資本比率は34.0%となりました。当事業年度における財政状態の状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (流動資産) 流動資産につきましては前事業年度末に比べ251百万円増加し、1,804百万円となりました。これは主に現金及び預金が204百万円増加したことによるものであります。 (固定資産) 固定資産につきましては前事業年度末に比べ199百万円増加し、2,919百万円となりました。これは主に建物が111百万円、土地が102百万円増加したことによるものであります。 (流動負債) 流動負債につきましては前事業年度末に比べ83百万円増加し、1,059百万円となりました。これは主に未払金が41百万円、未払消費税等が19百万円増加したことによるものであります。 (固定負債) 固定負債につきましては前事業年度末に比べ284百万円増加し、2,057百万円となりました。これは主に長期借入金が271百万円増加したことによるものであります。 (純資産) 純資産につきましては前事業年度末に比べ83百万円増加し、1,606百万円となりました。これは主に利益剰余金が59百万円増加したことによるものであります。 ② 経営成績の状況 当事業年度(2024年8月1日から2025年7月31日まで)におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善に加え訪日外国人の増加に伴うインバウンド需要の拡大により、内需を中心に景気は緩やかな回復基調となりました。しかしながら、米国における関税政策の影響や中国経済の低迷、さらには地政学リスクの上昇などによる世界経済の減速も懸念され、依然として先行きの不安定な状況が続いております。また、物価上昇の影響により、実質賃金の伸び悩みや生活防衛意識の一層の高まりが見られ、個人消費の回復には足踏みも見受けられました。 外食業界におきましては、社会経済活動の活性化により人流が増加し国内消費が回復するなか、外食需要は総じて堅調に推移いたしました。その一方で、米や野菜をはじめとする食材価格の高騰や常態化する労働力不足によるコストの上昇圧力が続いており、引き続き厳しい経営環境が続いております。 このような状況の中、当社におきましては、2024年11月に「浜木綿 東海店」(愛知県東海市)を新規に出店いたしました。主力業態である「浜木綿」としては2020年6月以来約4年半ぶりの新規出店となり、同店舗では従来と同様にファミリー層の集客に重点を置きつつ、カウンター席を設置して単身世帯の増加などで拡大する「おひとりさま」需要による集客にも努めてまいります。 また、変化したライフスタイルや多様なお客様ニーズへの柔軟な対応に向けた取り組みとして、2024年9月に「浜木綿 白土店」(名古屋市緑区)、2025年7月に「四季亭 滝の水店」(名古屋市緑区)をそれぞれ改装してリニューアルオープンし、既存店の活性化を図っております。 これらにより、当事業年度末の店舗数は、「浜木綿」31店舗、「四季亭」3店舗、「桃李蹊」3店舗、「中国食堂はまゆう」4店舗の合計41店舗(全て直営店)となっております。 また、働き方改革の一環として、8月19日、12月31日、1月6日、7日の計4日間を全店一斉休業日といたしました。今後も働きやすい環境整備に努め、やりがいをもって働ける組織の構築を推進してまいります。 当事業年度は新規出店及び既存店の改装リニューアルに加え、各種フェアの実施により、客足は堅調に推移しました。この結果、売上高は、前期に比べて317百万円増加し、4期連続で増収となりました。 利益面につきましては、原材料価格が継続的に上昇しましたが原価コントロールに努め、売上原価率は前期より減少いたしました。一方で人件費やエネルギーコストなどが上昇し、売上高販売管理費率は前期に比べ増加しました。これにより、営業利益及び経常利益は前期に比べ減益となりました。また、特別利益として固定資産売却益3百万円など合計5百万円、特別損失として固定資産売却損18百万円、減損損失27百万円など合計48百万円をそれぞれ計上しております。 以上の結果、当事業年度の売上高は6,092百万円(前年同期比5.5%増)、営業利益は189百万円(前年同期比13.7%減)、経常利益は192百万円(前年同期比14.4%減)、当期純利益は81百万円(前年同期比30.4%減)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比べ112百万円増加し、1,180百万円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果増加した資金は349百万円(前年同期は373百万円の増加)となりました。これは主に、減価償却費200百万円及び税引前当期純利益148百万円を計上したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果減少した資金は451百万円(前年同期は383百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出379百万円を計上したものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果増加した資金は214百万円(前年同期は161百万円の増加)となりました。これは主に、長期借入れによる収入550百万円により増加した一方、長期借入金の返済による支出264百万円により減少したものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当事業年度における生産実績を品目別に示すと、次のとおりであります。なお、当社は飲食事業の単一セグメントであるため、生産実績につきましては、飲食事業について記載しております。 品目別   生産高(千円)   前年同期比(%) 点心   223,272   98.3 加工材料   106,036   103.8 主菜、スープ   74,549   95.6 調味料   86,110   115.2 嗜好飲料   35,810   85.0 合計   525,779   100.3 (注) 金額は製造原価によっております。 b.受注実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 c.仕入実績 当事業年度における仕入実績を品目別に示すと、次のとおりであります。なお、当社は飲食事業の単一セグメントであるため、仕入実績につきましては、飲食事業について記載しております。 品目別   仕入高(千円)   前年同期比(%) 農産物類   587,392   115.2 畜産物類   294,038   98.0 調味料類   211,110   100.9 海産物類   178,588   95.7 嗜好飲料類   164,400   105.0 その他   43,233   72.7 合計   1,478,762   104.0 (注) 金額は仕入価格によっております。 d.販売実績 当事業年度における販売実績を業態別及び都道府県別に示すと、次のとおりであります。なお、当社は飲食事業の単一セグメントであるため、販売実績につきましては、飲食事業について記載しております。 業態別   販売高(千円)   構成比(%)   前年同期比(%) 浜木綿業態   5,127,572   84.2   107.8 四季亭業態   421,467   6.9   96.9 桃李蹊業態   175,161   2.9   102.2 中国食堂はまゆう業態   365,503   6.0   90.3 その他業態   2,400   0.0   29.6 飲食事業   6,092,106   100.0   105.5 合計   6,092,106   100.0   105.5 都道府県別   販売高(千円)   構成比(%)   前年同期比(%) 愛知県   4,188,447   68.8   107.0 岐阜県   627,787   10.3   102.5 三重県   552,618   9.1   103.3 滋賀県   237,073   3.9   100.8 東京都   188,777   3.1   107.0 静岡県   161,447   2.6   105.4 大阪府   135,954   2.2   101.7 合 計   6,092,106   100.0   105.5 (注) 1.金額は販売価格によっております。 2.主要な販売先については、総販売実績の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に含めて記載しております。 なお、当社は店舗における客数、売上原価率及び人時売上高を経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として捉えております。 客数は、当事業年度においては、新規出店や既存店の改装リニューアル等により全店の客数が前事業年度に比べ0.2%増加いたしましたが、既存店の客数につきましてはメニュー価格の改定により客単価が上昇した影響もあり、前事業年度に比べ2.9%減少いたしました。 売上原価率は、米や野菜をはじめとして食材の仕入価格は継続的に高騰を続けましたが、原価コントロールに努め、当事業年度は前事業年度と比べ、0.6%減となりました。 生産性の指標である人時売上高は、売上高が堅調に推移したことに加え、労働時間の抑制など生産性向上に努め、当事業年度は前事業年度から2.5%増加いたしました。 また、当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、市場規模の変動、消費者の嗜好の変化、他社との競合等が挙げられます。この対応策として、新商品の開発やメニュー改定等により既存店舗の売上高の確保を図るとともに、新規出店による事業拡大を積極的に行ってまいります。消費者のライフスタイルの変化に向けた新たな取り組みを行い、既存店舗の営業強化とビジネスモデルの再構築を図ってまいります。 当社の安定的な成長には、人材の確保が必要不可欠であり、当社におきましても予定どおり人材の確保を行うことが困難な場合には、新規出店等が不可能となるため当社の経営成績に影響を与えます。この対応策として、ダイバーシティ採用を積極的に推進するとともに、採用後の人材教育に注力し早期戦力化を図っております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に含めて記載しております。 当社の主な資金需要としては、大きく分けて設備投資資金及び運転資金となっております。基本的には「営業活動によるキャッシュ・フロー」を中心としながらも、新規出店等の設備資金については、長期借入金により資金調達を行っております。 また、銀行借入金につきましては、当座貸越枠350百万円を設定し、手許流動性預金とあわせ、緊急な支出にも対応可能な体制を整えております。 当事業年度においては、長期の運転資金及び設備投資に充当するため、金融機関から550百万円の資金調達を行っております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この財務諸表の作成に当たって、必要な見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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