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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

北雄ラッキー

2747 · Standard · 小売業

北海道を地盤に約40店舗を展開する食品スーパーマーケット。生鮮食料品を軸に一般食料品やファミリー衣料品を扱う。

概要

北雄ラッキーは、北海道内に33店舗を展開するスーパーマーケット企業である。生鮮食料品を主力とし、一般食料品や衣料品も取り扱う。1971年に札幌で創業し、現在は東京証券取引所スタンダード市場に上場する。2026年2月期の売上高は371億円、従業員数は383人である。

33店舗を展開する道内スーパーマーケット

北雄ラッキーは「ラッキー」と「シティ」の二つのブランドでスーパーマーケットを運営する。札幌市を中心に、道央、道東、道北、道南、後志の各地に店舗を持つ。主力業態は生鮮食料品と衣料品を組み合わせたコンビネーションタイプのSSMであり、標準店舗面積は約1,000坪である。2026年2月時点の店舗数は33店舗で、うち札幌圏に21店舗、道東地区に7店舗、道北に1店舗、道南に2店舗、後志に2店舗を配置する。

食料品が売上高の9割を占める収益構造

2026年2月期の売上高371億99百万円のうち、食料品が339億円(91.2%)を占める。衣料品は19億円(5.3%)、住居品は12億円(3.4%)である。売上総利益率は27.4%で、経常利益は2億22百万円である。売上高は前期比100.8%と増加したが、これは物価上昇に伴う客単価の上昇が主因であり、来店客数は減少傾向にある。

単一セグメントで運営する小売事業

当社はスーパーマーケット事業の単一セグメントで構成され、連結子会社は存在しない。かつてはエル食品(食品加工卸売)とアップル(保険代理店)を子会社としていたが、2010年に吸収合併し単体となった。保険事業部は2015年にエムエスティ保険サービスへ事業譲渡し、現在は小売に専念する。従業員383人は全員がスーパーマーケット事業に従事する。

業界の中での役割は食品スーパーマーケット小売業(地域密着型チェーン)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
372億円
営業利益
2億円
営業利益率
0.5%
純利益
1億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01食品スーパーマーケット(個人消費者向け小売)主力

生鮮食料品を中心に、一般食料品やファミリー衣料品を北海道内の店舗で販売する。地域の消費者向けに、日常の食料品を一括して提供する小売事業。

主な製品・サービス3
生鮮食料品
野菜・果物・鮮魚・精肉など、毎日の食卓に必要な生鮮食品を中心に取り扱う。
一般食料品
加工食品、飲料、日配品など、生鮮以外の食料品を幅広く取り扱う。
ファミリー衣料品
家族向けの衣料品や日用品を取り扱い、食料品以外の生活ニーズにも応える。

製品と技術

生鮮食料品を核とする品揃え

当社の主力は生鮮食料品である。果実、鮮魚、精肉を各店舗で販売し、2004年には精肉・鮮魚を供給する生鮮センター、2006年には青果物・水産物を扱う低温センターを自社で稼働させ、加工・配送体制を構築した。2025年には「ラッキー生鮮・デリカセンター」を本格稼働させ、経費削減と品質向上を図っている。食料品は全売上高の91%を占める。

6MDによる商品差別化戦略

当社は6つのMD(マーチャンダイジング)を商品政策の柱とする。テイスティラッキーMD(おいしさの追求)、ナチュラルラッキーMD(健康と安心)、ジャスト適量パックMD、クイックMD(即食・簡便)、地元マルシェMD(郷土味)、パワープライスMD(低価格)の6つである。特に前二者を最重要視し、フードコーディネート部を設置して独自商品の開発を進めている。

インストアベーカリーと総菜の強化

1996年から本格的にインストアベーカリーを各店に導入し、店内で焼き上げるパンが来店動機の一つとなっている。また、クイックMDの一環として総菜コーナーを充実させ、即食・簡便商品の品揃えを強化。2026年2月期の食料品売上高は339億円で、総菜やベーカリーが寄与している。

衣料品と住居品の補完的取り扱い

衣料品と住居品も販売するが、売上比率は低い。2026年2月期の衣料品売上高は19億円(5.3%)、住居品は12億円(3.4%)である。函館市には衣料専門の「ラッキー衣料館」を2店舗運営する。衣料品の売上は前期比95.9%と減少しており、徐々に縮小傾向にある。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

北海道地盤のスーパー、低収益

北雄ラッキーは北海道を中心にスーパーマーケットを展開。売上高は370億円程度で、同業他社のトライアルホールディングスやイオン九州と比べ規模は小さい。営業利益率0.54%と極めて低く、収益性改善が急務。地域密着型だが、競合の光フードサービスなどと差別化が難しく、低収益体質からの脱却が課題。

強み

  • 北海道に特化した店舗網で、地元の嗜好に合わせた品揃えで固定客を獲得。
  • 売上高は370億円前後で推移し、大幅な変動は少なく一定の事業基盤を持つ。
  • 北海道産食材の積極的な仕入れで差別化を図り、地域貢献をアピール。
  • 長年にわたりスーパー事業を継続しており、地域での認知度は高い。

課題

  • 営業利益率0.5%程度で、コスト上昇や競争激化で赤字転落リスクもある。
  • 北海道の人口減少で市場縮小が避けられず、売上維持に苦戦。
  • 大手ディスカウントやコンビニとの競合で、独自の強みを打ち出しにくい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字が北雄ラッキー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13177ありがとうサービス42億円8.3倍
23352バッファロー42億円9.5倍
39835ジュンテンドー42億円
49969ショクブン42億円
53067東京一番フーズ42億円53.1倍
62747北雄ラッキー40億円36.5倍
73181買取王国39億円10.8倍
83536アクサスホールディングス39億円12.9倍
93133海帆39億円
10386Aみのや38億円22.3倍
113138富士山マガジンサービス38億円82.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

食品小売卸売会社として1971年に創業

1971年4月、札幌市手稲区西野(現・西区)に資本金600万円で株式会社オレンジチェーンを設立し、食品の小売および卸売を開始した。1973年に本社を西区山の手に移転。1974年5月には商号を株式会社山の手ストアーに変更し、スーパーマーケットチェーン展開を本格化、同日に山の手店を含む5店舗を開店した。1977年にはEOS(補充発注システム)を導入し、早期から情報化を進めた。

まるせんとの合併で北雄ラッキーに改称

1982年5月、株式会社まるせんと合併し商号を北雄ラッキー株式会社に変更、資本金は1億5100万円となった。本社を中央区大通西に移転。この合併により店舗網が拡大し札幌市内での基盤を強化した。1984年には保険部門を設置し損害保険代理店業務に進出。1988年に小樽市へ進出し、1989年には本社を中央区北11条に移転した。

POS導入と道東・道北への店舗拡大

1990年3月にPOSシステムを導入し販売情報の管理を高度化。1991年に石狩市へ進出。1993年には株式会社シティびほろと合併し道東地区へ参入、シティ美幌店を開店した。1994年に千歳市、1995年に遠軽町、2000年に網走市、2004年に紋別市、2005年に稚内市へ進出し、道内広域に店舗網を拡大した。2000年には独自の商品検査室を設置し食品安全にも取り組んだ。

ジャスダック上場と子会社統合

2002年10月に日本証券業協会へ株式を店頭登録。2004年12月にジャスダック証券取引所へ上場した。2008年には後志の岩内町へ進出。2010年3月、子会社のエル食品とアップルを吸収合併しグループを再編。同年4月に大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。2013年7月の取引所統合により東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。

本社移転と旗艦店リニューアル

2013年6月、本社をラッキー星置駅前店に併設する形で札幌市手稲区星置に移転。2014年3月に倶知安町へ出店。同年7月には旗艦店であるラッキー山の手店を建て替え新装開店した。2015年2月、保険事業部をエムエスティ保険サービスに譲渡し、保険代理店事業から撤退した。同時期に白老町や南幌町への出店も行い、店舗網を拡充した。

年表40件を開く

1970年代

  • 1971年4月創業食品の小売及び卸売を目的として、札幌市手稲西野(現 西区西野)に資本金6,000千円にて株式会社オレンジチェーンを設立。
  • 1973年4月本社を札幌市西区山の手1条7丁目に移転。
  • 1974年5月商号変更商号を株式会社山の手ストアーに変更し、本格的にスーパーマーケットのチェーン展開を開始。同月、山の手店(現 ラッキー山の手店)をはじめ、5店舗の営業を開始。
  • 1975年10月札幌市東区に北49条店(現 ラッキー北49条店)を開店。以後、1982年5月までに札幌市内5店舗を開店。
  • 1977年12月EOS(補充発注システム)を導入。

1980年代

  • 1982年5月M&A株式会社まるせんと合併すると同時に北雄ラッキー株式会社に商号変更。資本金151,000千円。同時に本社を札幌市中央区大通西23丁目291-1に移転。
  • 1984年6月本社を札幌市中央区宮の森3条1丁目1-25に移転。同月、保険部門を設け、損害保険の代理店業務へ進出。
  • 1988年7月小樽市新光町にラッキー朝里店を開店。小樽市へ進出。
  • 1989年7月本社を札幌市中央区北11条西19丁目36-35に移転。

1990年代

  • 1990年3月POS(販売時点情報管理)システムを導入。
  • 1991年10月石狩町(現 石狩市)花川にラッキー花川南店を開店。
  • 1992年2月花川店に酒類販売の免許を取得し、酒類販売に着手。
  • 1993年9月M&A株式会社シティびほろと合併し、シティ美幌店を開店。道東地区へ進出。
  • 1994年3月千歳市錦町にラッキー千歳錦町店を開店。千歳市へ進出。
  • 1994年4月紋別郡遠軽町にシティ遠軽店を開店。道東地区2店舗となる。
  • 1994年11月子会社 エル食品株式会社を設立し、食品加工卸売業を開始する。
  • 1995年2月保険部門を独立させ、子会社 株式会社アップルを設立。
  • 1996年3月本格的にインストアベーカリーを手がけ、以後各店へ導入。
  • 1998年3月夕張郡栗山町にラッキー栗山店を開店。

2000年代

  • 2000年3月網走市駒場にシティ網走店を開店。道東地区3店舗となる。同月、食品の安全性検査のため独自の商品検査室(現 安全衛生室)を設置。
  • 2001年3月札幌市北区にラッキー新琴似四番通店を開店。
  • 2002年4月札幌市手稲区にラッキー星置駅前店を開店。
  • 2002年10月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 2003年4月夕張郡長沼町にラッキー長沼店を開店。
  • 2004年5月精肉・鮮魚商品を店舗へ供給する生鮮センターを稼動。
  • 2004年6月紋別市渚滑にシティ紋別店を開店。道東地区4店舗となる。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年10月稚内市新光町にシティ稚内店を開店。道北地区へ進出。
  • 2006年3月青果物・水産物を店舗へ配送する低温センターを稼動。
  • 2008年9月岩内郡岩内町にラッキー岩内店を開店。

2010年代

  • 2010年3月M&A子会社であるエル食品株式会社及び株式会社アップルの両社を当社を存続会社として吸収合併。
  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。
  • 2011年11月函館市人見町にラッキー衣料館ひとみ店を開店。
  • 2012年9月函館市美原にラッキー衣料館美原店を開店。
  • 2013年6月本社を札幌市手稲区星置1条2丁目1番1号に移転。(ラッキー星置駅前店に併設)
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2014年3月虻田郡倶知安町にラッキー倶知安店を開店。
  • 2014年7月当社旗艦店のラッキー山の手店を店舗建替により新装開店。
  • 2015年2月保険事業部を、エムエスティ保険サービス株式会社に事業譲渡。
  • 2015年7月常呂郡訓子府町にシティマート訓子府店を開店。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    6MDの深化による差別化

    商品政策の根幹である6MD(テイスティラッキー、ナチュラルラッキー、ジャスト適量パック、クイック、地元マルシェ、パワープライス)を深掘りし、お客様ニーズに合致した商品開発や選定基準の設定により他社との差別化を図る。特に「テイスティラッキー」「ナチュラルラッキー」を大原則と位置づけ、おいしさと安心を追求する。

  2. 02

    お客様への分かりやすい売場提案

    分かりやすく買いやすい売場構成を徹底するとともに、当社独自の商品開発を通じて直接訴求する。フードコーディネート部が中心となり、魅力ある商品提案や旬商品・パワープライス商品による価格訴求、気持ち良い接客で買上点数増加や来店頻度向上を図る。

  3. 03

    ファミリー顧客層の開拓

    30~40代の世帯形成層をターゲットに、フードコーディネート部による新商品開発と商品提案を進める。SNSデジタル販促や売場でのレシピ動画配信により、提案型販売を強化する。

  4. 04

    生産性向上とローコスト運営の徹底

    業務推進室によるオペレーション効率の分析とムリ・ムラの排除、商品自動発注やシフト自動作成などのシステム導入による労働時間削減、セルフレジ導入やマニュアル動画化によるコスト体質改善を進める。

  5. 05

    人的資本の充実

    従業員研修の充実や育成面接を通じて個人別の成長課題を明確化し、組織構成の見通しに基づく人材育成を進める。不足部門は中途採用で補い、人的資本の強化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で383人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は510万円で、9期前と比べて0.2%平均年齢は47.1歳、平均勤続年数は21.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月487
2018年2月483
2019年2月481
2020年2月51145.419.5480
2021年2月50945.319.6473
2022年2月50645.019.8465
2023年2月49345.620.2450
2024年2月45945.920.7418
2025年2月54346.720.840250
2026年2月51047.121.038352

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)58.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
山の手店 — 札幌市西区2,010百万円
ラッキー生鮮・デリカセンター、銭函宿舎他 — 北海道小樽市1,594百万円
貸店舗 — 札幌市西区1,351百万円
遠軽店 — 北海道紋別郡 遠軽町707百万円
紋別店 — 北海道紋別市643百万円
南幌店 — 北海道空知郡 南幌町622百万円
星置駅前店 — 札幌市手稲区581百万円
美幌店・シティデリカ センター — 北海道網走郡 美幌町461百万円
稚内店 — 北海道稚内市454百万円
低温センター — 札幌市中央区453百万円
ほか14件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱桐生興産
    札幌市西区 · その他の関係会社
    議決権23.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は372億円営業利益2億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.8%、利益が+0.0%。

売上高
+0.8%
372億円
営業利益
+0.0%
2億円
純利益
+0.0%
1億円
営業利益率
0.5%
前期比 -0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高376億円372億円
営業利益4億円2億円
純利益2億円1億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は90億円、営業利益は0億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+1.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q9200.00
2024年2Q9833.12
2024年3Q9011.11
2024年4Q990
2025年1Q8900.00
2025年2Q9200.00
2025年4Q18821.11
2026年2Q18510.50
2026年4Q18710.51
2027年1Q9000.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は432億円から372億円へ86%に減った。直近期の営業利益率は0.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年2月43242
2014年2月43042
2015年2月42721
2016年2月43632
2017年2月43142
2018年2月41742
2019年2月41141
2020年2月39942
2021年2月39852
2022年2月39042
2023年2月37741
2024年2月37953
2025年2月369220.51
2026年2月372220.51

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高372億円のうち、営業利益として残るのは2億円0.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の0.3%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金72.6%270億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.4%102億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.5%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
27.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.1pt
0.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.2pt
0.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.7pt
1.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが14億円、投資CFが8億円で、差し引きのフリーCFは22億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は7億円で、売上の0.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月7−4−634
2014年2月5−2−334
2015年2月13−10−136
2016年2月5−4−215
2017年2月5−2−434
2018年2月9−3−565
2019年2月80−785
2020年2月14−1−11137
2021年2月70−678
2022年2月−1−87−96
2023年2月115−16166
2024年2月60−766
2025年2月2−41−25
2026年2月148−20227

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は174億円。このうち返さなくてよい自己資本が59億円で、自己資本比率は34.0%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月1854314223.0
2014年2月1874414323.7
2015年2月2004515522.4
2016年2月1994515422.7
2017年2月1944714724.1
2018年2月1954814724.4
2019年2月1904814225.3
2020年2月1894914026.0
2021年2月1825113127.9
2022年2月1875213528.1
2023年2月1775312430.1
2024年2月1795612331.3
2025年2月1825712531.4
2026年2月1745911534.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳単体ベース
現金及び預金
7億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
47億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
17億円
在庫として抱えている分
負債合計
115億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
54
/ 100
安定性自己資本比率23 / 40
収益力営業利益率1 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り322社中190位あたり、逆に低いのは営業利益率322社中278位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.9%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.5%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
34.0%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.8%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,130で、1年前と比べて+0.9%過去52週の値幅のなかでは35%の位置にある。

¥3,130-0.6%1ヶ月+0.3%1年+0.9%時価総額40億円
過去52週の値幅
安値¥2,943高値¥3,480

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)36.5倍
PER (会社予想)20.8倍
PBR1.00倍
配当利回り1.60%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は3145円で、52週高値(3480円)からは-9.6%の水準。25日移動平均線(3089.6円)を上回り、+1.8%のプラス圏。直近1ヶ月で+2.1%の上昇、1年でも+3.0%と堅調。RSIは80と買われすぎ圏で、短期的な過熱感がある。出来高は低水準(500株前後)ながら、上昇時の出来高が増加する傾向。週足では75日線(3067.85円)を上回っており、中期的な上昇トレンドが継続。ただし、高値圏での推移で利益確定売りに注意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

予想PERは20.9倍と業界平均の41.7倍を下回るが、PBRは1.00倍で平均の2.94倍を大きく下回り、株価は純資産価値に近い。しかしROEは1.9%と極めて低く、収益性が劣る。配当利回りは1.59%と平均の13.62%を大幅に下回り、株主還元は低調。業績は横ばいで、営業利益率も0.54%と極めて薄い。PBRの低さは評価されるが、収益力と配当の面で見劣りするため、やや割高と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)36.5倍39.6倍
PER (予想)20.8倍
PBR1.00倍2.44倍
ROE1.9%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

地元密着型スーパーとして安定する一方、人口減少や競争激化で成長性に欠ける。強気派は安定配当と地盤の固さを評価し、弱気派は低収益性と市場縮小を懸念。

プラスに働く材料7
  • 安定した配当

    配当利回り1.59%を維持し、株主還元に積極的。

  • 地域シェア

    北海道内に店舗網を持ち、地域顧客の支持を得ている。

  • 業績安定

    売上高が370億円前後で推移し、大きな変動がない。

  • 予想PER20.9倍、大幅増益見込み決算発表後影響

    実績PER36.7倍から予想PER20.9倍へ改善

  • 売上高が3期ぶりに増加通年影響

    売上高372億円(前期369億円)

  • PBR1.0倍と割安感不定影響

    PBR1.00倍、割高水準ではない

  • 株価は1年で3%上昇し堅調通年影響

    株価は前年比+3.0%

マイナスに働く材料7
  • 低収益性

    営業利益率0.54%と極めて低く、コスト競争に弱い。

  • 市場縮小

    北海道の人口減少で需要減少が見込まれる。

  • 成長鈍化

    売上高が横ばいで成長性に乏しい。

  • 営業利益率0.54%の低収益継続影響

    売上高372億円に対し営業利益2億円

  • ROE1.9%の資本効率の悪さ継続影響

    ROE1.9%は投資効率が極めて低い

  • 外国人保有0.06%と超低流動性継続影響

    浮動株が極めて少ない

  • 配当利回り1.59%の低い還元継続影響

    配当利回り1.59%は他高配当株に劣後

次の決算で確かめる点
売上高
店舗運営の規模と市場シェアの維持状況を示す。
営業利益率
低収益構造の改善が進むかどうか確認する。
既存店売上高前年比
店舗単位の競争力を測る指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.60%。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
1.60%
いまの株価に対して
配当性向
58.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月5036.3
2018年2月500.038.4
2019年2月500.058.2
2020年2月500.028.8
2021年2月500.032.8
2022年2月500.025.9
2023年2月500.049.2
2024年2月500.020.6
2025年2月500.044.4
2026年2月500.058.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ1,676人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.9%を占め、残る50.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他47.448.648.649.149.649.9
事業法人43.443.143.142.142.041.7
金融機関9.08.28.28.28.28.2
証券会社0.00.00.00.40.10.1
外国法人0.20.10.10.10.10.1
自己株式0.10.10.10.10.10.1
外国人個人0.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社桐生興産22.93
02横山 清5.77
03株式会社北洋銀行4.90
04田中 寛密4.74
05株式会社北海道銀行2.37
06有限会社まるせん商事2.21
07ノースパシフィック株式会社2.13
08千葉 サカヱ1.90
09株式会社桐生商店1.74
10グリーンスタンプ株式会社1.58

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+192%、1株純資産は14期で+595%。直近期のROEは1.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月296744.415.134.1
2014年2月337004.815.130.3
2015年2月633,5441.843.979.3
2016年2月1193,5813.322.142.0
2017年2月1383,7043.820.736.3
2018年2月1303,7733.524.338.4
2019年2月863,7982.335.158.2
2020年2月1743,8974.514.428.8
2021年2月1524,0073.920.432.8
2022年2月1934,1524.715.025.9
2023年2月1024,2162.428.949.2
2024年2月2434,4435.613.120.6
2025年2月1134,5222.527.044.4
2026年2月864,6811.935.258.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/2期の役員報酬は総額83百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
桐生宇優代表取締役 社長60100
田中寛密取締役 専務執行役員 営業本部長5660,200
髙橋徹取締役 常務執行役員 管理本部長651,100
吉田武生取締役 執行役員 経営企画室長55600
吉田周史取締役53
黒崎昭仁常勤監査役651,000
伊藤光男監査役75
柴田雅樹監査役68
高橋正幸監査役69

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4676717
監査役1101010
社外取締役4662

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容209字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、単一セグメントであり、生鮮食料品を中心に一般食料品及びファミリー衣料品を販売の主体とするスーパーマーケット事業を営んでおります。 当社の事業内容と当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。 区分   主要商品 スーパーマーケット事業部門   食料品を主力とする スーパーマーケット小売業   生鮮食料品、一般食料品、 ファミリー衣料品、その他 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,160字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社が掲げる企業理念は「日本一質の高いスーパーマーケットをめざします」であります。 消費者ニーズは多様化しています。そのニーズにできる限りきめ細かく対応していくことでお客様の満足度を引き上げたいとの考えによるものです。 道内のスーパーマーケット業界は、長くオーバーストア状態が続いており競合店との競争は激化する一方となっています。また、食品の売り手、という目線で俯瞰すれば、以前から競合しているコンビニエンスストアに加え、ドラッグストアが食品を本格的に扱うようになってきたことやネットスーパーの台頭など新たな競争相手が登場しています。さらに「お客様の食事」という目線で見れば、食品スーパーの総菜は飲食店と競合することとなります。 そのような経営環境下、当社は、「よりおいしくより豊かに」「健康と安心」を不変のこだわりとし次のような取り組みを行うことを決意いたしました。これを実現していくために失敗を恐れずトライを続け、新たに策定した中期経営計画のタイトルとした、「チャレンジャー」として経営課題に取り組みました。 (2) 経営戦略等 ① 営業戦略について 当社は、お客様の多様なニーズに対応するため、「きめ細かな品揃え」「提案型の商品開発」「新たな仕入ルート開発」に力を注ぎ、価格と品質をバランス良く展開してまいります。そのポイントは、高頻度アイテム(生活必需品)と付加価値アイテム(生活充実品)を同時に展開する売場提案にあります。その上で「よりおいしくより豊かに」「健康と安心」にこだわった品揃えを志向していきます。これらの運用に当たり後述する6MDを商品政策の柱としながら営業に当たります。 ② 出店戦略について 出店につきましては、生鮮食料品を中心に衣料品を組み合わせたコンビネーションタイプのSSM(スーパー・スーパーマーケット)を主力業態とし、標準タイプといたしましては店舗面積が約1,000坪の店舗を指向しております。出店地域といたしましては札幌市を中心としたその近郊圏、道央・道東圏を優先エリアとしております。また、新たな店舗フォーマットとして人口5千人規模の町村立地への出店を想定し、少人数・低コスト運営で地域密着をテーマとする小商圏タイプの食料品店舗の展開を計画してまいります。 これら設備投資につきましては当面堅実な範囲にて実施することとしており、競合状況及び投資効果等を勘案し、新規出店の検討と並行し既存店の改装を進めてまいります。 (3) 経営環境 当事業年度におけるわが国経済は、雇用及び所得環境の改善等により緩やかな回復基調となりました。一方で、米国の関税政策や為替相場の動向、継続的な物価上昇等が景気の下振れリスクとして懸念されており、その先行きは依然として不透明な状況が続いております。 スーパーマーケット業界につきましては、人件費や物流費、エネルギー価格をはじめとしたコストの上昇に加え、原材料価格の高騰や円安の影響により食料品の値上げが続けられたことで、消費者の低価格志向、節約志向が一層高まるなど、厳しい経営環境が続いております。 当社はこのような状況の中、以下の経営環境の認識のもと、地域顧客のライフラインとしての役割を担いつつ、持続的な事業運営に努めております。当社は北海道全域、札幌市及びその周辺地区に21店舗、また道東地区の網走市、紋別市、美幌町、遠軽町、訓子府町、大空町、湧別町に各1店舗、道北地区の稚内市に1店舗、道南地区の函館市に2店舗、後志地区の岩内町、倶知安町に各1店舗、合計33店舗において生鮮食品、加工食品及び衣料品を主要商品とする地域密着型スーパーマーケットとして事業を展開しております。お客様の年齢層は、現状50代以上のシニア層を中心としておりますが、次世代にあたる30代・40代ファミリー層の顧客開拓にも取り組んでおります。北海道においてスーパーマーケットはすでにオーバーストア状態にあり、いずれの店舗においても競合店やネット通販など異業態との競争にさらされております。当社としましては、商品政策の原則としている6MDの深化により競争相手との差別化を進めお客様の満足度向上に努めてまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は、企業の永続のため収益力の強化にフォーカスします。 重点課題として、以下の項目について重点的に対応してまいります。 ① 差別化戦略としての6MDの深化 ・ラッキー商品政策の根幹である6MDを深掘りし、お客様のニーズに合致した商品の開発、商品選定基準の設定等により他社との差別化を図ります。 ・当社が掲げる6MDとは、 (1) テイスティラッキーMD(おいしさの追求)、 (2) ナチュラルラッキーMD(健康、安心の追求)、 (3) ジャスト適量パックMD(使い切りから大容量まで)、 (4) クイックMD(即食・簡便)、 (5) 地元マルシェMD(ふるさとの味)、 (6) パワープライスMD(暮らしを応援する価格) の6つとなります。 この中で特に「テイスティラッキー」「ナチュラルラッキー」の2つは当社を当社たらしめる、大原則ととらえています。この2つにこだわり続け、よりおいしいものを、より安心できるものをお届けすることが当社の営業の生命線と認識しています。 ② お客様に対する提案 ・お客様にとって分かり易く、買い易い売場を構成することを徹底します。また、当社独自の商品開発を通じお客様にダイレクトに訴求していくことも目指します。このため、組織変更を行い、主に新商品開発を担当する「フードコーディネート部」を設置しております。 ・魅力のある商品提案、楽しく買いやすい売場構成により、お客様の満足度を上げ、買上点数増加や来店頻度向上を図ります。 ・果実・鮮魚などの旬商品やパワープライス商品による価格訴求など、お客様にわかりやすい売場構成を目指します。 ・来店いただくにあたり、気持ちよく買っていただける接客の維持も心掛けてまいります。 ③ ファミリー顧客層の拡大 ・30代から40代の世帯形成層をターゲットとして、フードコーディネート部を中心に新商品開発及び商品提案を進めてまいります。 ・引き続きターゲット年代を明確にしたSNSを通じたデジタル販促を進めます。 ・レシピ動画配信(デジタルサイネージ)を売場各所で展開し、提案型の販売促進を行っています。 ④ ラッキー生鮮・デリカセンターの稼働に伴う商品供給の拡大 ・2021年11月のラッキー生鮮・デリカセンター棟の新設に伴い、旧ラッキーデリカセンター棟跡を改装し精肉加工設備を移設いたしました。2022年3月より食肉加工品の製造・供給を開始、法令を遵守した、安心安全な商品供給を最優先としております。 ・各店で別々に行っておりました、調理や加工を当センターに集約することでコスト圧縮を実現いたしました。 ・当センターでは惣菜を中心に当社オリジナル商品の開発に取り組んでおります。また、フードコーディネート部による、新商品の開発を実施しております。 ⑤ ローコスト運営の徹底と業務効率の改善による生産性向上 ・業務推進室による継続的なチェックにより、当社全体のオペレーション効率の分析を進めました。ムリムラのあぶりだしを行い、商品の自動発注やシフトの自動作成、従業員退店後の警備作動の自動化などを通じ当社全体の労働時間を数パーセント削減いたしました。作業の見直しによるもののほか、ラッキー生鮮・デリカセンタ―の稼働率上昇も効率化に大きく寄与しております。 ・マニュアルの動画化を通じ、人によってやり方にばらつきのあったオペレーション手順を統一し、品質をそろえる取り組みを実施しております。 ・2023年10月以降、セルフレジの導入を実施いたしました。このレジ更新により待ち時間の短縮、経費の軽減及びコスト体質改善に取り組んでおります。 ⑥ 人的資本充実のための施策 ・「日本一質の高いスーパーマーケットを目指す」という企業理念実現は、テイスティラッキーMD、ナチュラルラッキーMDによる商品力強化とともに、「感動を与えるサービス」「仕事に対する向上心」が柱となります。 ・人的資本充実のため、従業員に対する研修制度を充実してまいります。 ・従業員一人一人に対し毎年行っている育成面接を通じ、成長のための課題を個人別に明確化していきます。 ・2024年2月期からの中期経営計画を踏まえ、組織構成の見通しを作成し、社内でどのように必要な人員を育成していくかの見える化を行っております。また、社内育成が間に合わない見込みとなった部門については早めの中途採用を検討いたします。 ⑦ 中期経営計画の策定 ・当社の将来の「あるべき姿」を明確にし、安定的な成長を維持するため、3年間の中期経営計画を推進してまいりました。 前計画の最終年度となる2026年2月期におきましては、人件費・物流費・エネルギー価格の上昇に加え、円安に伴う原材料高騰による食品値上げが続きました。 ・これを受け、消費者の節約志向が一層強まるなど、非常に厳しい経営環境となりました。その結果、売上高は増収を確保したものの、利益面では減益という課題の残る結果となりました。 この結果を真摯に受け止め、新たに始まる第57期より、次期中期経営計画をスタートいたします。本計画では、変化する市場環境に適応し、企業の永続的な収益力を確保すべく、構造改革と成長戦略の実行に全社一丸となって邁進してまいります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、目標の達成度を客観的に測定するため、経常利益を経営指標として最も重視しております。そのほか、財務的な安定度を示す自己資本比率、投資効率を示す総資産利益率、投下資本利益率等を重点指標として、中期経営計画において目標値を設定して取り組みを行いました。
事業等のリスク5,806字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 出店及び改装に関する法的規制について ① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響 当社の店舗の新規出店及び既存店の増床等については、「大規模小売店舗立地法」の規制を受けております。同法において店舗面積が1,000㎡以上の新規出店または既存店の売場面積等の変更に対しては、都道府県知事(政令指定都市においては市長)に届出が義務付けられており、届出後、駐車場台数・プラットフォーム面積・悪臭の防止・出入口規制・騒音対策・開閉店時間等、多岐にわたって周辺住民への生活環境に与える影響について審査が求められます。従って、審査の状況及び規制の変更等により、計画どおりの出店や改装ができなくなる場合には当社の経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。 ② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性は、現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応については、出店及び改装案件について、立地条件や商圏分析の調査と合わせて法規制の内容を詳細に検討し、計画通りに出店するためのリスク管理と進捗管理を適切に実行し、対象地域において良好な関係が築けるよう努めております。 (2) 競合等の影響について ① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響 当社は北海道全域に店舗を展開し、札幌市及びその周辺地区に21店舗、また道東地区の網走市、紋別市、美幌町、遠軽町、訓子府町、大空町、湧別町に各1店舗、道北地区の稚内市に1店舗、道南地区の函館市に2店舗、後志地区の岩内町、倶知安町に各1店舗、合計33店舗を擁しております。これら店舗を通じ生鮮食品、加工食品及び衣料品を主要商品とする地域密着型スーパーマーケットとして事業を展開しております。北海道においてスーパーマーケットはすでにオーバーストア状態にあり、いずれの店舗においても競合店やネット通販になど異業態との競争にさらされております。当社といたしましては競合店対策に全力であたることは勿論、当社の特徴を活かした店舗づくりに、これまで以上に力を注ぎ、影響を最小限に留めるべく努力する所存でありますが、今後、当社各店舗の商圏内に更なる新規競合店が出店した場合などには、当社の経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。 ② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性については、その時期を予測することは困難でありますが、当該リスク顕在化の可能性は一定程度あるものと認識しております。当社では、価格・販促政策や顧客サービスの充実及び商品の差別化などの店舗競争力の強化により、当該リスクに対応しております。 (3) 食品の安全性について ① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響 近年、輸入食品の安全性、原材料の偽装、産地の偽装、製造年月日の付替え、口蹄疫や鳥インフルエンザ等の家畜伝染病の発生など、消費者の「食の安全」に対し信頼を損ねる事例が発生しております。当社は安全・安心な商品を調達すべく仕入ルートの確保に努めておりますが、このような問題が今後も発生した場合、仕入ルートの変更や価格の変動にさらされる可能性があります。その場合、商品調達が十分にできなくなる場合や相場の高騰による売上不振を招く場合も想定され、当社の経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。 ② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性の程度及び時期について予測することは困難でありますが、当該リスクが顕在化する可能性は、現時点では一定程度あるものと考えております。当社では、食品の安全性に常日頃から十分な注意を払い、品質管理体制に万全を期しております。また、口蹄疫や鳥インフルエンザ等の不可抗力な疫病が発生する場合は、消費者に正しい情報を掲示等で速やかに示すことで、当該リスクに対応しております。 (4) 食品衛生管理について ① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響 当社の店舗で販売する商品は、品質保持期限が比較的短い食料品や店内加工を要する食料品が多いため、商品の温度管理や取扱い等をはじめとする衛生管理について厳格な注意を払っており、「食品衛生法」等の法令遵守の徹底及び衛生管理マニュアル、鮮度管理マニュアル、販売基準マニュアルを整備しています。また、社内に安全衛生室を設置し、商品や調理器具の細菌検査などを独自で実施し、食中毒等の未然防止に取組んでおります。 しかし、以上の取組みにもかかわらず、将来食中毒等が発生する可能性は否定できません。食中毒等が発生し、当社の食の安全・安心に対し信頼を損なうような問題が生じた場合には、当社の経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。 ② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性については、時期について予測することは困難でありますが、顕在化する可能性は一定程度あるものと認識しております。当該リスクへの対応については、仕入商品の厳格な検品と品質管理、衛生管理及び鮮度管理などの管理マニュアルに基づくチェック体制の徹底により食中毒の未然防止に努め、万一食中毒が発生した場合には顧客最優先の対応をすることとし、従業員に対する法令や社内ルールの周知徹底を図っております。 (5) 個人情報の保護について ① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響 マイナンバーを含む個人情報の保護につきましては、根拠法である個人情報保護法等に基づき、個人情報に関する社内規程の整備や従業員教育、管理責任者の設置などを行っております。これらの手立てにより、個人情報保護の徹底を図っておりますが、万一、個人情報が流出した場合には、損害賠償に加え、社会的信用が低下し、当社の経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。 ② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性の程度及び時期について予測することは困難でありますが、当該リスクへの対応については、「個人情報保護法」の趣旨に則り、社内規程の整備、情報システムのセキュリティ向上、従業員教育の充実等により、管理体制の強化に努めております。 (6) 情報システムに関するリスクについて ① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響 当社では、基幹システムをはじめ各種情報システムを導入し受発注取引情報、顧客情報、従業員の個人情報並びに取引先情報等を管理しております。これにより当社の通常業務のほぼすべてにわたりコンピュータやサーバー、クラウドを用いた処理がなされております。そのため自然災害の発生など不可抗力の事象により通信が途絶し情報システムが機能を失うことや、近年発生が増加しているウイルス感染、不正アクセスによりデータへのアクセスが失われる場合には、各種業務が滞り、経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。 ② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性は、一定程度あるものと認識しており、当社では、これらリスクの対応として、データバックアップ体制の整備、不正アクセスに対する防御システムの構築を中心に安全性を高める試みを行っています。また外部からシステムが攻撃され、損害が発生した場合に備え賠償保険に加入しています。 (7) 自然災害等の発生について ① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響 当社における営業活動は、実店舗での店頭販売が主体であるため、大規模な地震や台風等の自然災害の発生や不慮の事故等により店舗の営業継続に支障をきたす可能性があります。 こうした災害等の発生に対しては、緊急社内体制及び災害対策マニュアル等の整備や事故防止教育を実施しておりますが、大規模な災害等が発生した場合には、当社の営業活動が停止するなど経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。 ② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性の程度及び時期について予測することは困難でありますが、当社では、事業活動を継続し社会インフラとしての役割を果たすため、BCPの基本方針や災害対策マニュアル等を整備し、災害による不測の事態に備えるため、避難・防災についての教育訓練を定期的に実施しております。 (8)感染症等に関するリスクについて ① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響 新型コロナウイルス等の感染症の大規模流行によって当社において人的被害が発生した場合には、お客様や従業員等の人命・安全の確保を最優先事項として、蔓延状況に応じて感染拡大防止のため、店舗営業時間の短縮・一時休業等の措置をとる可能性があります。また、感染予防のための外出自粛及び風評被害などにより客数が著しく減少した場合や取引先企業の事業活動の停止・縮小等により商品供給に支障をきたした場合、当社の経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。 ② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 感染症の大規模流行のリスクが顕在化する可能性の程度及び時期について予測することは困難でありますが、新型コロナウイルス感染症以後も同様の感染症が発生する可能性は一定程度あるものと認識しております。当社では、新型コロナウイルス等の感染症が当社に重大なリスクを与えるものと認識した場合、リスク管理規程に基づき対策本部を設置いたします。感染症予防対策として、従業員の日々の健康チェック、手洗い、消毒、マスクの着用を徹底することとしており、感染者が発生した場合の対策マニュアルを策定しております。また、店舗においては、定期的換気、消毒器の設置、ソーシャルディスタンス確保のためのレジガードの設置などによりお客様及び従業員の安全・安心を優先した予防対策を実施することで当該リスクに対応しております。 (9) 減損会計について ① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響 「固定資産の減損に係る会計基準」及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」に基づき、当社は当事業年度において45百万円の減損処理を実施いたしました。今後も実質的価値が下落した保有資産や収益性の低い店舗等について減損処理が必要となった場合、当社の経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。 ② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性は、常に一定程度あるものと認識しております。当該リスクへの対応については、定期的に減損兆候の判定を行い、実質的価値が下落した保有資産の保有継続可否の検討や不採算店舗の発生把握及び当該店舗の収益性低下の原因究明を行い、速やかな改善計画の策定・実行に努めております。 (10) 差入保証金について ① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響 当社では、賃借により出店する場合があります。このため、土地・店舗用建物の契約時に賃貸人に対して保証金を差し入れております。当該店舗に係る差入保証金の残高は、2026年2月末現在6億34百万円(総資産に対し3.6%)であります。 賃貸借契約において、当該保証金は期間満了による契約解消時に一括返還されるか、一定期間経過後数年にわたって均等返還されるのが通例であり、契約毎に返還条件が異なっておりますが、賃貸側の経済的破綻等不測事態の発生により、その一部または全部が回収できなくなる可能性もあります。また、賃借側の都合により期間満了前に中途解約した場合は、契約内容に従って契約違約金の支払いが必要となります。いずれの場合も当社の経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。 ② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応については、定期的に賃借条件を見直すこと及び賃貸人の信用状況の把握に努めております。また、店舗の閉店検討の際には、差入保証金の没収、契約違約金等を比較勘案のうえ決定することにより、当該リスクの軽減に努めております。 (11) 金利の変動について ① 当該リスクの内容及び当該リスクが経営成績等の状況に与える影響 当社においては、総資産及び売上高に占める有利子負債額が比較的高い水準にあります。総資産額に占める有利子負債の比率は、2025年2月期41.3%、2026年2月期33.6%であり、売上高に対する支払利息の比率は、2025年2月期0.12%、2026年2月期0.18%となっております。そのため、資金調達において、景気動向、金融政策及び海外情勢等による為替相場の影響で、金利の大幅引上げが実施された場合には、支払利息が多額に計上され、当社の経営成績等の状況に影響を与える可能性があります。 ② リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクへの対応策 当該リスクが顕在化する可能性は、一定程度あるものと認識しております。 当社では、金利変動リスクを回避するために、店舗等に係る設備資金は長期借入金又は社債発行による資金調達とし、金利動向を見ながら有利な条件で調達する方針としております。また、設備投資計画において、有利子負債が過度にならないよう配慮し、金利変動リスクが業績に与える影響を低減しております。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、当社は、スーパーマーケット事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、雇用及び所得環境の改善等により緩やかな回復基調となりました。一方で、米国の関税政策や為替相場の動向、継続的な物価上昇等が景気の下振れリスクとして懸念されており、その先行きは依然として不透明な状況が続いております。 スーパーマーケット業界につきましては、人件費や物流費、エネルギー価格をはじめとしたコストの上昇に加え、原材料価格の高騰や円安の影響により食料品の値上げが続けられたことで、消費者の低価格志向、節約志向が一層高まるなど、厳しい経営環境が続いております。 このような経営環境下、当事業年度は、以下の重点項目について取組みを行いました。 ・競合他社との優位性確保のための商品力強化(6MDの深耕) ・マーケティング力の強化によるストア・ロイヤリティの向上 ・ファミリー顧客層の拡大のための商品投下 ・ラッキー生鮮・デリカセンターの本格稼働による経費削減効果の顕在化 ・適切な設備投資を行うことにより業務効率を改善しローコスト経営を実現 ・財務体質の強化 当事業年度の売上高は371億99百万円で、前期比100.8%、2億86百万円の増加となりました。売上総利益は101億96百万円、36百万円の増加となりました。売上総利益率は27.4%と前期比0.1%減少いたしました。 販売費及び一般管理費では、給料及び手当が前期比87百万円減少、退職給付費用が同22百万円減少した一方、雑給が同68百万円増加、減価償却費が同63百万円増加、配送費が同22百万円増加いたしました。合計では、前期比100.5%となり51百万円増加となりました。 経常利益は、2億22百万円(前期比108.4%)、17百万円の増加となり、特別損失として減損損失45百万円、固定資産除却損7百万円を計上したことで税引前当期純利益は1億68百万円(前期比74.2%)、58百万円の減少となりました。 設備投資につきましては、2025年9月に「ラッキー千歳錦町店」の店舗改装及び「ラッキー低温センター」の耐震改修工事を実施しております。2026年2月28日現在の店舗数は、33店舗であります。 これらの結果、当事業年度の経営成績は、売上高371億99百万円(前期比100.8%)、営業利益2億29百万円(同94.4%)、経常利益2億22百万円(同108.4%)、当期純利益1億8百万円(同76.1%)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、当事業年度末には6億85百万円(前事業年度の期末残高は5億7百万円)となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、14億39百万円(前事業年度は2億31百万円の資金獲得)となりました。 これは主に、預り金の減少が88百万円であった一方、減価償却費の計上が6億24百万円、仕入債務の増加が5億5百万円であったことなどによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果獲得した資金は、7億75百万円(前事業年度は3億63百万円の資金使用)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出が3億67百万円であった一方、定期預金の払戻による収入が11億30百万円であったことなどによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、20億37百万円(前事業年度は72百万円の資金獲得)となりました。 これは主に、短期借入金の純減少額が14億円、長期借入金の返済による資金使用が4億74百万円、リース債務の返済による支出が2億99百万円であったことなどによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.販売実績 当事業年度の販売実績を商品別に示すと、次のとおりであります。 商品別   当事業年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)   前期比(%) 食料品(千円)   33,932,223   101.1 衣料品(千円)   1,968,965   95.9 住居品(千円)   1,252,404   99.3 その他(千円)   46,056   96.7 合計(千円)   37,199,649   100.8 (注) 金額は販売価格によっております。 b.仕入実績 当事業年度の仕入実績を商品別に示すと、次のとおりであります。 商品別   当事業年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)   前期比(%) 食料品(千円)   24,636,256   100.6 衣料品(千円)   1,335,883   94.5 住居品(千円)   1,008,818   99.2 その他(千円)   -   - 合計(千円)   26,980,957   100.3 (注) 金額は仕入価格によっております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 (資産) 当事業年度末における資産合計は、173億85百万円(前事業年度末181億75百万円)となり、7億90百万円減少いたしました。 その主な要因は、投資有価証券が2億29百万円増加したものの、現金及び預金が9億52百万円減少したことなどによるものであります。 (負債) 当事業年度末における負債合計は、114億68百万円(前事業年度末124億59百万円)となり、9億91百万円減少いたしました。 その主な要因は、買掛金が5億5百万円増加したものの、長期借入金が2億96百万円減少、短期借入金が14億円減少したことなどによるものであります。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は、59億16百万円(前事業年度末57億15百万円)となり、2億円増加いたしました。 その主な要因は、株主配当により63百万円減少したものの、当期純利益の計上が1億8百万円、その他有価証券評価差額金が1億55百万円増加したことによるものであります。 b.経営成績の分析 (売上高) 当事業年度の売上高は、371億99百万円(前期比100.8%)となりました。当事業年度は前事業年度の期中に開店したラッキーマート白老店およびラッキーマート南幌店の売上高が期首から発生した影響があったこと、物価上昇に伴う客単価の増加などにより売上高は増加いたしました。 (売上総利益) 当事業年度の売上総利益は、101億96百万円(前期比100.4%)となりました。売上高と同じく前事業年度の期中に開店したラッキーマート白老店およびラッキーマート南幌店の売上高が期首から発生した影響などにより、売上総利益は増加いたしました。 (販売費及び一般管理費) 販売費及び一般管理費では、給料及び手当が前期比87百万円減少、退職給付費用が同22百万円減少した一方、雑給が同68百万円増加、減価償却費が同63百万円増加、配送費が同22百万円増加いたしました。合計では、前期比100.5%となり51百万円増加となりました。 (経常利益) 当事業年度の経常利益は、2億22百万円(前期比108.4%)となりました。売上総利益が増加したことによります。 (特別損益) 当事業年度の特別損失は、減損損失45百万円、固定資産除却損7百万円、合計で53百万円となり、これは前事業年度に対して14百万円の増加であります。 (当期純利益) 当事業年度の当期純利益は、前事業年度と比較し34百万円減少し、1億8百万円(前期比76.1%)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの分析 当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性についての分析 イ.資金需要 当社の事業活動における運転資金需要の主なものは、商品の仕入並びに販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。また、設備資金需要の主なものは、店舗の新装及び改装等の設備投資、ソフトウェア投資等によるものであります。 ロ.財務政策 当社の事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用と金融機関からの借入などによる資金調達を行っております。 運転資金につきましては、内部資金の充当及び短期借入金による資金調達を基本としております。また、設備資金につきましては、設備投資計画に基づき資金調達計画を作成し、金利動向及び既存借入金の償還時期等を考慮の上、内部資金の充当で不足する場合は長期借入金又は社債等により資金調達することを基本としております。 一方で、有利子負債を圧縮するため、棚卸資産の適正化により資産効率の改善に取組んでおります。なお、当事業年度においては2025年9月に「ラッキー千歳錦町店」の店舗改装、同月に「ラッキー低温センター」の耐震改修工事を実施しており、当事業年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、前事業年度末と比較して16億68百万円減少し、58億45百万円となっております。 c.経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況 当事業年度における経営上の目標の達成・進捗状況は以下のとおりです。 指標   当事業年度(計画)   当事業年度(実績)   当事業年度(計画比) 売上高(百万円)   37,200   37,199   1百万円減(99.9%) 経常利益(百万円)   230   222   8百万円減(96.5%) 売上高経常利益率(%)   0.6   0.6   計画どおり ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5〔経理の状況〕 1〔財務諸表等〕 (1) 財務諸表〔注記事項〕(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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