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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

富士山マガジンサービス

Fujisan Magazine Service Co.,Ltd.3138 · Standard · 小売業

雑誌定期購読サイト「Fujisan.co.jp」を運営。出版社向けの販売支援と読者への届け方をワンストップで提供し、雑誌流通のプラットフォームを担う。

概要

株式会社富士山マガジンサービスは、2002年に設立された雑誌の定期購読サービスを専門に提供する企業である。自社運営のWebサイト「Fujisan.co.jp」を通じて、紙・デジタル雑誌の販売と出版社向けの流通支援を行う。2025年12月期の売上高は58億円で、連結子会社に雑誌データの取次を行う株式会社magaportや学習塾事業を手掛けるしょうわ出版などを持つ。

「Fujisan.co.jp」を中核とする雑誌販売支援

当社の中核事業は、雑誌の定期購読に特化したプラットフォーム「Fujisan.co.jp」の運営である。2025年12月期末時点で13,742誌を取り扱い、総登録ユーザー数は4,435,640名、継続課金ユーザーは501,311名に達する。定期購読には一括払いと月額払いの2方式があり、一部売りやデジタル版とのバンドルも提供する。出版社からの委託を受けて注文取次・決済・配送を代行する「取次サービス」と、さらに顧客管理まで一括請け負う「丸請サービス」の2本柱で収益を得る。

デジタル雑誌事業が第2の柱に成長

2007年にデジタル雑誌販売を開始し、現在は4,080誌のデジタル雑誌を取り扱う。2018年には株式会社電通との合弁で株式会社magaportを設立し、他電子書店へのデジタル雑誌取次事業を本格化。当連結会計年度では、デジタル関連事業がグループ売上の41.4%を占めるまでに成長した。スマートフォン・タブレット向けアプリ「Fujisan Reader」では無料で雑誌を試し読みできる「タダ読み」サービスを提供し、新規ユーザー獲得を促進している。

出版社向け支援サービスと法人営業

当社は出版社に対して、定期購読者獲得のためのマーケティング支援や梱包・配送代行、顧客データ管理などバリューチェーン全体をカバーする「Fujisan VCS」を提供する。特にスペシャルパートナーと位置付けた出版社とは共同でキャンペーンを展開し、取扱い雑誌平均で70%強の定期購読継続率を実現する。法人向けには「富士山法人プレミアムサービス」を用意し、美容室や金融機関、図書館などに大量購読の機会を提供。B2B領域での販路拡大を進めている。

グループ拡大とEdTech事業への進出

当社は連結子会社6社を擁する。2018年に株式会社magaport(デジタル取次)、103R株式会社(PR事業)、2019年にしょうわ出版(加除式出版・学習塾)、株式会社イデア(出版社EC支援)を子会社化した。2024年7月からは雑誌市場への依存を減らすためM&AによりEdTech事業に本格参入し、しょうわ出版が運営する予備校やCreate Education Onlineのオンライン学習塾などをグループに加えている。

業界の中での役割は雑誌の定期購読を軸にした流通プラットフォーム運営者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
58億円
営業利益
2億円
営業利益率
3.4%
純利益
1億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
雑誌販売支援事業57億円96.6%3億円5.3%
EdTech事業2億円3.4%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01出版社・読者主力

雑誌の定期購読サイト「Fujisan.co.jp」を運営し、個人・法人購読者に雑誌を届ける。出版社向けには受注・発送・顧客管理などの代行サービスを提供。

取扱雑誌数、登録ユーザー数で国内最大級

主要顧客出版社、法人購読者(美容室、調剤薬局、金融法人など)

主な製品・サービス2
Fujisan.co.jp
約13,000誌以上の紙・デジタル雑誌を取り扱う定期購読サイト。一括払いや月額払い、一部売りなどに対応。
Fujisan VCS
出版社向けに顧客管理や配送業務を代行するサービス。定期購読の開始から継続までを支援。

02教育市場準主力

学習塾事業を展開。難関大学・医学部受験に特化した予備校やオンライン塾を運営。

主な製品・サービス2
翔進予備校
東京大学や早稲田大学などの難関大学を目指す学習塾。
アカデミア
医学部医学科受験に特化した予備校。

製品と技術

定期購読プラットフォーム「Fujisan.co.jp」

当社の主力サービスは、雑誌の定期購読をワンストップで提供するWebサイト「Fujisan.co.jp」である。購読者は年間一括払いまたは月額払いを選択でき、発売日までに指定場所で最新号を受け取れる。一部売りサービスでは新刊やバックナンバーを号単位で購入可能。定期購読者限定の付録や割引、紙とデジタルの両方を楽しめるバンドルサービスも提供する。スマートフォン・タブレット向けアプリ「Fujisan Reader」を通じて、デジタル雑誌の無料試読「タダ読み」にも対応する。

出版社向け「Fujisan VCS」によるバリューチェーン支援

「Fujisan Value Chain Support(VCS)」は、出版社の定期購読業務を受注から配送まで一括代行するサービスである。具体的には、紙雑誌のデジタル化、プロモーション支援、梱包・配送代行、カスタマーサポート、顧客情報管理などを提供。経営リソースの限られた出版社でも定期購読販売に参入できるようにする。当社は外部物流事業者に配送を委託し、出版社から業務委託報酬を得る。このサービスにより出版社の定期購読継続率は平均70%強を維持する。

デジタル雑誌取次「magaport」と読み放題サービス

連結子会社の株式会社magaportは、出版社から仕入れた雑誌データを複数の電子書店に取り次ぐ業務を行う。各書店のフォーマットに合わせたデータ加工や売上配分を担い、雑誌読み放題サービスへの取次を強化している。2025年12月期にはデジタル関連事業がグループ売上の41.4%を占めるまでに成長。また、図書館流通センターと共同で電子図書館事業にも参入し、記事単位の提供サービスなど新たなデジタル領域の開拓を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 出版社・読者取扱雑誌数、登録ユーザー数で国内最大級

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

雑誌通販のニッチ、売上減少

富士山マガジンサービスは小売業で雑誌・書籍の通販を手掛ける。同業のまんだらけ(サブカルチャー)やトライアルホールディングス(総合小売)と業態が異なる。売上高は約60億円と小規模で、2024年12月期に営業利益率5.36%と改善したが、2025年12月期は3.45%へ低下。デジタル化の波で市場縮小が課題。

強み

  • 雑誌・書籍の定期購読販売で独自の顧客基盤を持つ。
  • 2024年12月期は5%超、小規模ながら効率的な運営。
  • 定期購読でリピート率が高く、安定収益源。
  • 受注販売主体で在庫リスクが比較的低い。

課題

  • デジタル化で雑誌市場が縮小、売上減少傾向。
  • 2023年12月期58億→2024年12月期56億と減少。
  • Amazonなど大手に対抗するのは困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字が富士山マガジンサービス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
12747北雄ラッキー40億円36.5倍
23181買取王国39億円10.8倍
33536アクサスホールディングス39億円12.9倍
43133海帆39億円
53138富士山マガジンサービス38億円82.2倍
6386Aみのや38億円22.3倍
73224ゼネラル・オイスター37億円
83059ヒラキ37億円
97694いつも35億円22.5倍
103358Trailhead Global Holdings35億円55.2倍
117129ミアヘルサホールディングス33億円16.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

ネットエイジのインキュベーションとして創業した2002年

2002年7月、東京都渋谷区に株式会社ネットエイジ(現ユナイテッド株式会社)のインキュベーション事業として当社が設立された。資本金15,000千円でスタートし、同年8月には第三者割当増資を実施して資本金16,975千円となった。12月に「Fujisan.co.jp」をリリースし、日本ではまだ珍しかった雑誌の定期購読サービス事業を開始した。トランス・コスモス株式会社や株式会社大阪屋(現楽天ブックスネットワーク)からの出資も受け、資本金54,225千円に拡大した。

米国子会社設立とデジタル雑誌への進出

2005年10月に第三者割当増資で資本金104,725千円に増やし、2006年6月には本社を渋谷区南平台に移転。同年12月には米国子会社Fujisan Magazine Service USA, INC.を設立し、現地での事業基盤を構築した。2007年2月にはデジタル雑誌ストアをリリースし、紙媒体に加えてデジタル雑誌の販売サービスを開始。これにより、雑誌販売のチャネルを拡大する第一歩を踏み出した。

携帯対応とCCCとの資本提携で事業を加速

2008年4月、法人向け定期購読サービス「富士山法人プレミアムサービス」と携帯サイト「Fujisanモバイル」を開始。2009年には携帯メディアサイト「MagMe.jp」をリリースしメディア事業に進出したが、2013年6月には同サイトを閉鎖している。2010年7月にはiPhone/iPad対応の「Fujisan Reader」をリリースし、スマートフォン時代に対応。同年8月にはカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社と業務資本提携を結び、第三者割当増資により資本金159,147千円となった。

東証マザーズ上場と合弁・買収によるグループ化

2015年7月、東京証券取引所マザーズ市場に株式上場を果たした。2018年6月、株式会社電通と共同で電子雑誌取次会社である株式会社magaportを設立し、連結経営を開始。同年11月にはPR事業の103R株式会社を子会社化。2019年3月には社会保険の加除式出版事業を営む株式会社しょうわ出版を、10月には株式会社イードとの合弁でECサイト運営支援の株式会社イデアを設立し、グループ規模を拡大した。

年表22件を開く

2000年代

  • 2002年7月創業東京都渋谷区に株式会社ネットエイジ(現ユナイテッド株式会社)のインキュベーション事業として当社設立(資本金15,000千円)
  • 2002年8月当社役職員、外部コンサルタントを割当先として、第三者割当増資を実施(資本金16,975千円)
  • 2002年12月「Fujisan.co.jp」をリリースし雑誌定期購読サービス事業を開始 トランス・コスモス株式会社、株式会社大阪屋(現楽天ブックスネットワーク株式会社)等を割当先として、第三者割当増資(資本金54,225千円)
  • 2003年12月株式会社大阪屋(現楽天ブックスネットワーク株式会社)と業務提携
  • 2005年10月既存株主、当社役職員を割当先として、第三者割当増資を実施(資本金104,725千円)
  • 2006年6月本社移転(東京都渋谷区南平台)
  • 2006年12月当社開発子会社であるFujisan Magazine Service USA,INC.設立(資本金1,200千円)
  • 2007年2月デジタル雑誌ストアをリリースし、デジタル雑誌販売サービスを開始
  • 2008年4月法人向け定期購読サービス「富士山法人プレミアムサービス」を開始 携帯向け定期購読雑誌サイト「Fujisanモバイル」をリリース
  • 2009年8月携帯メディアサイト「MagMe.jp」をリリースし、メディア事業を開始
  • 2009年10月出版社の直販業務において、受注から配送までを一括して請け負う「Fujisan Value Chain Support」サービス(丸請サービス)を開始

2010年代

  • 2010年2月中国語雑誌3,173誌を一斉に取り扱い開始
  • 2010年5月米国直輸入雑誌850誌を一斉に取り扱い開始
  • 2010年7月iPhone/iPad対応版「Fujisan Reader」リリース
  • 2010年8月カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、当社役職員を割当先として第三者割当増資(資本金159,147千円)カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社と業務資本提携
  • 2012年11月Android版「Fujisan Reader」リリース
  • 2013年6月「MagMe.jp」サイトを閉鎖し、メディア事業を廃止
  • 2015年7月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式上場
  • 2018年6月株式会社電通と共同で、電子雑誌取次会社である株式会社magaport事業開始 連結経営を開始
  • 2018年11月M&APR事業を営む103R株式会社を子会社化
  • 2019年3月M&A社会保険の加除式出版事業を営む株式会社しょうわ出版を子会社化
  • 2019年10月株式会社イードと合弁でECサイトの運営及び出版社が運営するECサイトの運営支援を行う株式会社イデアを設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    雑誌定期購読プラットフォームの拡大

    定期購読の利便性向上(月額課金、自動更新、特典提供)やデジタル版のバンドル提供により購読者を増やし、出版社には安定収益と業務負担軽減を提供する「スペシャルパートナー戦略」を推進する。

  2. 02

    新たな収益源の開拓

    購読データを活用した広告配信、雑誌連動EC「マガコマース」、記事単位販売、出版社のWEBメディア化支援等により出版社の収益基盤強化を図る。また、雑誌以外のコンテンツ取扱いやM&AによるEdTech事業への進出を進める。

  3. 03

    デジタルメディア領域への展開

    デジタル雑誌の取次事業や出版社WEBメディア構築支援を収益源とし、最終的には購買データや閲覧情報を活用したビッグデータ事業者を目指す。

  4. 04

    ブランド認知度向上とシステム安定化

    広告宣伝・プロモーション強化による認知度向上、サーバ設備投資によるシステム安定性確保、及び情報管理体制の強化を継続する。

  5. 05

    人材育成とグループ連携の強化

    優秀な人材の確保・育成のための労働環境改善と研修制度充実、内部統制の改善、グループ各社の自律と経営資源の効率的活用を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で111人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は538万円で、9期前と比べて+6.2%平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は9.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月55
2017年12月55
2018年12月80
2019年12月50739.46.986
2020年12月48639.16.980
2021年12月50139.87.287
2022年12月51741.08.284
2023年12月51741.98.786
2024年12月52542.89.293323
2025年12月53842.19.1111180

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 8 / 海外 0、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都渋谷区511百万円
雑誌販売支援事業
高島平作業所 — 東京都板橋区35百万円
雑誌販売支援事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社magaport
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    株式会社しょうわ出版
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社イデア
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Create Education Online株式会社
    沖縄県那覇市 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    クリエイト研究会株式会社
    大阪府茨木市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社シーズ・ファクトリー
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Fujisan Magazine Service USA,INC.
    アメリカ合衆国カリフォルニア州バークレー市 · 非連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ちょこっとワーク
    東京都板橋区 · 持分法適用会社
    議決権32.7%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    判例タイムズ通常号 各号125部(単価契約)
    法務省 · 2015-04-23
    360万円
  • 調達
    令和4年度定期購読雑誌の購入に係る調達先の公募について
    経済産業省 · 2022-03-07
    25万円
  • 調達
    令和3年度定期購読雑誌の購入に係る調達先の公募について
    経済産業省 · 2021-03-10
    24万円
  • 調達
    令和5年度定期購読雑誌の購入に係る調達先の公募について
    経済産業省 · 2023-03-07
    24万円
  • 調達
    令和4年度The Economist定期購読 一式
    財務省 · 2022-03-18
    6万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は58億円営業利益2億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.6%、利益が-33.3%。

売上高
+3.6%
58億円
営業利益
-33.3%
2億円
純利益
-50.0%
1億円
営業利益率
3.4%
前期比 -1.9%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高62億円58億円
営業利益1億円2億円
純利益0億円1億円
1株あたり配当¥16¥16

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は29億円、営業利益は0億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1516.70
2023年2Q1417.11
2023年3Q1400.00
2023年4Q151
2024年1Q1417.11
2024年2Q1417.10
2024年4Q2813.61
2025年2Q2900.00
2025年4Q2926.91
2026年2Q2900.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年6月期からの14期で、売上は14億円から58億円へ4.1倍に増えた。直近期の営業利益率は3.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年6月1411
2013年12月811
2014年12月1921
東京証券取引所マザーズ市場に株式上場
2015年12月2432
2016年12月2643
2017年12月2932
PR事業を営む103R株式会社を子会社化
2018年12月3532
社会保険の加除式出版事業を営む株式会社しょうわ出版を子会社化
2019年12月4432
2020年12月5132
2021年12月5953
2022年12月6043
2023年12月5842
2024年12月56335.42
2025年12月58223.41

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高58億円のうち、営業利益として残るのは2億円3.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金72.4%42億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.1%14億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.4%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
27.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.2pt
3.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.8pt
1.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.3pt
3.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2025年12月期は営業CFが4億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は30億円で、売上の6.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年12月0−1−18
2014年12月5−2311
2015年12月4−22216
2016年12月5−20318
2017年12月4−2−3218
2018年12月2−30−117
2019年12月6−32323
2020年12月4−24228
2021年12月5−50029
2022年12月4−2−1230
2023年12月4−30131
2024年12月3−20132
2025年12月4−5−2−130

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は57億円。このうち返さなくてよい自己資本が26億円で、自己資本比率は42.2%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年6月181177.1
2013年12月1821610.5
2014年12月2332013.7
2015年12月3072324.5
2016年12月34102429.6
2017年12月3592626.8
2018年12月37112629.8
2019年12月44133129.6
2020年12月50153530.2
2021年12月55193633.8
2022年12月57223536.6
2023年12月58233538.6
2024年12月59253440.6
2025年12月57263242.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
30億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
19億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
32億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
65
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率322社中170位あたり、逆に低いのはROE322社中264位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.3%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.5%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
42.2%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.6%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.4%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,140で、1年前と比べて+20.5%過去52週の値幅のなかでは81%の位置にある。

¥1,140+0.3%1ヶ月+0.4%1年+20.5%時価総額38億円
過去52週の値幅
安値¥855高値¥1,209

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)82.2倍
PER (会社予想)314.0倍
PBR1.64倍
配当利回り1.40%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で-1.3%と小幅下落し、8月14日は1,142円。25日線(1,146円)をわずかに下回るが、75日線(1,139円)は上回る。200日線(1,073円)からは6%上で、52週高値1,209円には-6%の水準。RSIは43.23と中立で、出来高は8月に増加傾向(8月3日8,600株)も、全体的に低調。方向感は乏しいが、中期的な上昇は継続。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PER は 47.62 倍と業界平均の 39.85 倍を上回り、PBR 1.64 倍は平均 2.97 倍を下回るが、ROE 3.3% と低く収益性が悪い。配当利回り 1.4% は平均 12.76% を大きく下回り、配当性向 136% と配当が利益を上回っており持続性に懸念。予想 PER が 314.6 倍と極端に高く、将来の収益回復が織り込まれているが、現在の収益水準では割高感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)82.2倍39.6倍
PER (予想)314.0倍
PBR1.64倍2.44倍
ROE3.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は緩やかに減少する一方、営業利益率は5%前後で安定的に推移している。強気派は、電子書籍やデジタル化の波に対応した新サービスの展開や、固定ファンの多い専門誌分野での粘り強い需要に着目する。弱気派は、業界全体の縮小傾向が続く中で、既存事業の収益力維持が限界に近づいており、新規事業による成長が必要とみる。PERは47倍と割高感があり、成長性をどう評価するかが論点。

プラスに働く材料7
  • 安定収益

    営業利益率は5%前後を維持。売上高が減少しても収益は安定的。

  • ニッチ市場の強み

    バックナンバー需要は根強く、専門誌分野で固定客を持つ。

  • デジタル対応

    電子出版やオンラインサービスで新たな収益機会を模索中。

  • 売上高58億円と増収基調を維持通年影響

    売上高は56億円→58億円と3.6%増加、ニッチ市場で安定した需要を確保

  • 株価は1年で28.18%上昇継続影響

    過去1年で株価は28.18%上昇し、相対的な強さが買いを呼ぶ

  • 前期は営業利益3億円の実績通年影響

    FY2024/12は売上高56億円、営業利益3億円、営業利益率5.36%と収益力を示した

  • 営業利益2億円で黒字基盤維持通年影響

    FY2025/12も営業利益2億円、純利益1億円で黒字を確保し財務安定

マイナスに働く材料7
  • 市場縮小

    印刷市場は縮小傾向で、既存事業だけでは成長が見込めない。

  • 成長鈍化

    売上高は3期連続で減少。新しい収益源が育っていない。

  • バリュエーション

    PER47倍は利益成長を織り込みすぎの可能性。

  • 予想PER314.6倍と極端な割高決算発表後影響

    予想PER314.6倍は実績PER47.62倍を大きく上回り、バリュエーション調整リスクがある

  • 営業利益率5.36%→3.45%に低下通年影響

    営業利益は3億円→2億円、売上高は増加したが利益率が1.91pt低下

  • 純利益2億円→1億円と半減通年影響

    純利益は2億円から1億円に50%減少、収益力の低下が鮮明

  • ROE3.3%と低い資本効率継続影響

    ROE3.3%と資産の有効活用が進まず、株主資本利益率が低位

次の決算で確かめる点
売上高推移
市場縮小の中で減収に歯止めがかかるかを確認する。
電子サービス売上比率
デジタル分野の成長が今後の収益の鍵を握るため。
顧客解約率
定期購読の定着度合いを判断する重要な指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり16で、前期から+87.5%いまの株価に対する利回りは1.40%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥16
1株あたり
配当利回り
1.40%
いまの株価に対して
配当性向
136.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年12月2022.7
2023年12月16−20.022.9
2024年12月160.028.3
2025年12月3087.5136.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥16

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ2,382人。区分でいちばん多いのは個人・その他69.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が27.3%を占め、残る72.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他61.566.068.167.567.069.0
事業法人33.428.428.128.827.927.3
外国法人2.32.31.92.01.81.6
証券会社2.22.21.41.12.71.5
外国人個人0.50.50.50.50.60.5
自己株式3.62.84.92.60.40.4
金融機関0.10.50.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01西野 伸一郎26.47
02神谷 アントニオ12.13
03株式会社図書館流通センター10.56
04株式会社ABEJA9.29
05合同会社581Wilcox Ave.6.24
06相内 遍理1.53
07株式会社SBI証券0.91
08富士山マガジンサービス従業員持株会0.84
09株式会社丸喜堂0.74
10西川 潔0.64

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−49%、1株純資産は14期で+793%。直近期のROEは3.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年6月478282.0
2013年12月216241.4
2014年12月4110449.8
2015年12月6922341.629.3
2016年12月8430731.815.5
2017年12月6730021.818.2
2018年12月5935816.410.7
2019年12月5641114.414.6
2020年12月6947015.314.7
2021年12月10957220.77.8
2022年12月9065614.78.622.7
2023年12月7069610.39.822.9
2024年12月527227.412.828.3
2025年12月247303.337.2136.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額69百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
西野伸一郎代表取締役会長兼社長 CEO61877,700
神谷アントニオ取締役COO 兼社長室長53402,077
佐藤鉄平取締役CFO481,300
高橋誉則取締役53
松浦道生取締役45
伊藤三八監査役(常勤)54
遠山孝之監査役58
深町周輔監査役50

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3595920
社外取締役410103

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,114字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社富士山マガジンサービス)、連結子会社6社(株式会社magaport、株式会社しょうわ出版、株式会社イデア、Create Education Online株式会社、クリエイト研究会株式会社、株式会社シーズ・ファクトリー)及び非連結子会社1社(Fujisan Magazine Service USA,INC.)、持分法適用会社1社(株式会社ちょこっとワーク)により構成されております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであり、「第5 経理の状況1 連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメント区分と同一であります。 また、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況1 連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 (1)雑誌販売支援事業 当社は、創業当時において、米国では一般的であった雑誌の定期購読サービスが、日本ではほとんど普及していなかったことをビジネスチャンスと捉え、2002年7月に雑誌の定期購読サービスの提供を専門的に行う会社として創業いたしました。2002年12月には雑誌定期購読サービスをワンストップで提供するWEBサイト「/~\Fujisan.co.jp」(以下、「Fujisan.co.jp」という。)を開設し、インターネットを活用した雑誌の定期購読サービスの提供を開始いたしました。 当社は、創業以来、「求めている読者に、求められる雑誌を」というスローガンのもと、書店数の減少に伴い出版社が購読者を獲得する機会が減少している環境下において、「Fujisan.co.jp」を通じて購読者と出版社を繋ぐ流通プラットフォームを提供して参りました。 また、書店の減少に伴い、今後更なる多様性が求められる雑誌販売ビジネスの事業領域において、「雑誌 × IT」をビジネスドメインとして事業活動を行っております。 当社の雑誌販売支援事業は、サービスラインや取引形態は異なるものの、雑誌の定期購読に係る受注から配送までをサービス対象とした出版社向け支援サービスに係る単一事業に関するものであります。 「Fujisan.co.jp」の取扱商品については、紙媒体のみならずデジタル雑誌も取り扱っており、一部の雑誌を除いて新刊からバックナンバーまで人々の様々なライフスタイル・趣味嗜好を反映した雑誌を取り扱っております。対応端末についてはPC、スマートフォン、タブレット端末に対応しております。また、当社ではApple Inc.が運営する「App Store」及びGoogle LLCが運営する「Google Play」において、「Fujisan.co.jp」のスマートフォン・タブレット端末向けのアプリである「Fujisan Reader」を提供しております。 「Fujisan Reader」では、デジタル雑誌を無料で読むことができる「タダ読み」サービスを提供しており、当社は、「Fujisan Reader」の提供を通じて、「Fujisan.co.jp」の登録ユーザーの獲得を促進しております。 「Fujisan.co.jp」での定期購読サービスに係る決済方法については、年間購読代金を一括で支払う方法から、毎月、配送された分だけを支払う方法を選択することが可能となっております。 当社では個人の一般購読者のみならず、待合室を有する事業体(美容室、調剤薬局、携帯電話量販店、自動車ディーラー等)や、支店数が多い金融法人・事業法人、図書館、官公庁等、雑誌を大量購入する、または定期購読を行うことに潜在的なメリット・ニーズを有する法人向けに「富士山法人プレミアムサービス」を提供しており、従来のB2CビジネスからB2Bビジネスへ販路を拡大しております。 当社では、定期購読サービスに注力する意向が強い出版社をスペシャルパートナーと位置付け、定期購読者獲得のため、スペシャルパートナーと共同で一定期間定期購読を継続することを条件に、数ヶ月に亘り段階的に月額の課金金額を割り引く「月額段階割りキャンペーン」や、定期購読者限定で紙の雑誌コンテンツに加えて同内容のデジタル雑誌を提供する「バンドルサービス」、定期購読者限定の付録の提供といった各種キャンペーンを実施しております。また、継続的に書店等で雑誌を購入する購読者を定期購読に誘引するため、各雑誌の誌面に掲載する定期購読募集記事の企画、当該記事による定期購読者獲得に係る成果の検証、成功パターンの確立に向けた取組みについて、スペシャルパートナーと共同で行うことによって、取次サービスの拡大を促進しております。 また、当社では、出版社のデジタル雑誌の販路拡大、デジタル雑誌販売のための利便性向上のため、当社が販売を委託されたデジタル雑誌について、連結子会社である株式会社magaportを通じて当社以外の電子書籍取扱いサイト等への取次業務を行っております。 さらに、新事業領域として、デジタル雑誌の記事単位テキストデータの生成、記事データのキュレーションサイト等への提供、記事データを活用した雑誌単位のWEBメディア構築の支援及び定期購読者データを活用したECサイトの構築・運営支援業務も開始しております。 当連結会計年度末時点において、「Fujisan.co.jp」の取扱雑誌数は13,742誌であり総登録ユーザー数(一般購読者及び法人購読者の合計数)は4,435,640名、そのうち課金期間が継続している継続課金ユーザー(「Fujisan.co.jp」に登録しているユーザーのうち、当連結会計年度末時点で年間定期購読及び月額払い定期購読の申込みを継続しているユーザー並びに当月内に雑誌を購読したユーザーの合計数)は501,311名となっております。 当社は、様々な購読者層のニーズに適合するサービスを提供しており、当該サービスの提供を通じて定期購読の利用を促進しております。 (購読者層と提供サービスのイメージ) なお、購読者及び出版社が「Fujisan.co.jp」を活用するメリットについては以下のとおりであります。 <購読者にとってのメリット> 一般購読者においては、「Fujisan.co.jp」でユーザー登録し、当社の定期購読サービスを利用することで、一部の雑誌を除いて、発売日までに指定した場所で最新号を受け取ることが可能となります。また、出版社から提供される定期購読者限定の付録等の各種特典、購入雑誌と同内容の電子雑誌のバンドル提供、定期購読限定の割引等により、一般的に書店で都度購入するよりもメリットがある購入をすることができます。 法人購読者においては、「富士山法人プレミアムサービス」を活用することで、1注文毎に支払処理を行うのではなく、当社より請求書を発行することで毎月の注文代金を一括して支払うことが可能となります。決済方法について、各店舗・支店等の拠点毎で支払う方法と本社で一括して支払う方法を選択することを可能としております。また、法人購読者の予算または希望に応じて、当社が選定した雑誌をパッケージで提供するサービスを提供しております。 これらのサービスを利用することによって、法人購読者は、事務負担を軽減することが可能となります。 なお、当社が購読者に対して提供しているサービスメニューの具体的な内容は、以下のとおりであります。 ① 定期購読サービス(有料) (一括払い購読) 一括前払いで購読料金をお支払いいただき、契約期間に応じて雑誌をお届けするサービスであります。一括前払いで料金をお支払いいただくため、月額払い購読に比べて割引率が高く、定期購読期間に応じて限定特典が入手できるといったメリットがあります。 (月額払い購読) 購読者が定期購読を申し込んだ雑誌について、購読者から購読終了の申し出があるまでの期間において、毎月配送し、配送後、料金をお支払いいただくサービスであります。購読者は、一括払い購読と比べて初期費用が少額で定期購読を利用できるというメリットがあります。 ② 一部売りサービス(有料) 「Fujisan.co.jp」で取り扱う雑誌について、号単位で販売する一部売りサービスを提供しております。購読者は、一部売りサービスを利用することによって、新刊、バックナンバーについて、号単位で必要な部数だけ購読することが可能となります。 ③ デジタル雑誌の販売(有料) 「Fujisan.co.jp」において、PC、スマートフォン・タブレット端末向けにデジタル雑誌を提供しており、紙媒体の購読を希望しない購読者に対してデジタル雑誌のみを販売しております。 当連結会計年度末時点におけるデジタル雑誌の取扱数は4,080誌となっております。 ④ バンドルサービス(有料) 定期購読の特典の一つとして、同一料金で紙媒体の雑誌とデジタル版の雑誌の両方を購読できるバンドルサービスを提供しております。バンドルサービスを利用することによって、購読者は利用シーン(在宅時、移動時等)に応じて、紙媒体の雑誌とデジタル版の両方を使い分けることが可能となります。 ⑤ タダ読みサービス(無料) 無料で読める雑誌のサンプルをスマートフォン・タブレット端末向けのアプリ「Fujisan Reader」上で提供しております。 読者は気に入った雑誌があれば、出版社の許諾が得られている雑誌について、当該雑誌の最新号を同サービス内で購入することが可能であります。 <出版社にとってのメリット> 出版社は、当社の「Fujisan.co.jp」を通じて、雑誌購読者を定期購読者として囲い込むことが可能となり、雑誌の購読部数の安定確保が可能となります。また、当社サイトは各種施策、ノウハウにより、取扱い雑誌平均で70%強の定期購読継続率を有します。更に定期購読に係る顧客管理、配送といった煩雑な業務を出版社に代わって当社が請け負うサービスである「Fujisan VCS(Value Chain Support)」を活用することによって、経営リソースの問題により定期購読販売に注力できなかった出版社でも定期購読サービスに容易に参入することが可能となります。 なお、出版社向けのサービスは、①取次サービス、②丸請サービスで構成されております。 ① 取次サービス 当社が運営するWEBサイト「Fujisan.co.jp」を通じて、購読者の注文を出版社に取り次ぎ、購入代金の請求・回収を行うサービスのほか、他社へのデジタル雑誌の取次サービスを提供しております。当社は購読者より回収した購読代金のうち、出版社との契約で定められた料率(コミッション率)に基づき、購読代金にコミッション率を乗じた金額を業務報酬として収益計上しております。また、一部の外国雑誌等については、当社が直接、出版社または取次事業者から商品を仕入れて購読者に商品を販売しており、その場合、当社は購入代金の総額を収益計上し、出版社または取次事業者に支払う仕入代金を費用として計上しております。 取次サービスにおける当社の役割は、購読者からの注文を出版社に取り次ぎ、売上債権の請求・回収を行うことに限定されているため、購読者からの注文情報等の管理や決済手続きは当社が行いますが、商品の配送については原則として出版社または取次事業者が行っております。 ② 丸請サービス 丸請サービスでは、取次サービスを利用する出版社の中で、経営リソースの問題により顧客管理や配送といった業務を自社で対応できない出版社に代わって当社がそれらの業務を請け負う「Fujisan VCS(Value Chain Support)」サービスを提供しております。 丸請サービスでは、企画立案、制作、販売、配送、顧客管理に至るまでの雑誌販売事業におけるValue Chainの各フェーズに関する支援サービスを提供しております。具体的には紙媒体の雑誌をデジタル雑誌化するサービスや、顧客獲得のためのプロモーション支援サービス(「Fujisan.co.jp」における広告掲載サービス等)、梱包・配送業務の代行サービス、顧客管理業務の代行サービス(カスタマーサポートサービス、顧客情報のライブラリ管理等)等を提供しております。 当社は、配送業務及び商品管理について、株式会社ちょこっとワークを含む外部の物流事業者に業務委託しております。当社は出版社より委託業務に関わる業務委託報酬を収受しております。 ③ デジタル取次 株式会社magaportにおいて、出版社から仕入れた雑誌データをデジタル書店に取り次ぐサービスを行っております。各デジタル書店のフォーマットに合わせた雑誌データの加工、各デジタル書店から出版社への売上の配分等を行っております。 ④ その他請負、物販、出版等 株式会社イデアにおいて、主に出版社向けの物販サイト構築・運用の請負を行っております。また、株式会社シーズ・ファクトリーにおいて時計専門誌の出版、広告業、自社時計ブランド「OUTLINE」の企画・製造・販売を行っております。 (雑誌販売支援事業におけるValue Chainと当社の提供サービス) 当社の上記(2) ①取次サービス、②丸請サービス、③デジタル取次及び④その他請負、物販出版等に係る取扱高(当社から出版社への定期購読の注文取次高、当社の仕入販売高及び当社が出版社から配送業務、広告PR業務等を請け負った請負業務の取扱高の合計)の推移は、以下のとおりであります。 (単位:千円) 2021年12月期   2022年12月期   2023年12月期   2024年12月期   2025年12月期 取扱高   11,852,833   11,876,724   11,877,729   11,389,406   11,146,935 (2)EdTech事業 株式会社しょうわ出版、Create Education Online株式会社、クリエイト研究会株式会社において、学習塾事業を行っております。 しょうわ出版で運営している翔進予備校、アカデミアは東京大学や早稲田大学等の難関大学及び医学部医学科への合格を目的に特化しており、Create Education Onlineはオンライン学習塾として沖縄を中心に都市部への通塾が難しい生徒向けに授業を行っております。クリエイト研究会は関西でミリカ予備校を運営し、大阪、京都を中心に医学部や難関校への進学者を輩出しております。 当社グループの事業系統図は以下のとおりであります。 (雑誌販売支援事業) (注) 矢印は取引の流れ、点線矢印は資金の流れを示しております。 (EdTech事業)
経営方針・対処すべき課題3,653字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「求めている読者に求めている雑誌を提供する」ことを企業理念として、書店数の減少に伴い出版社が購読者を獲得する機会が減少している環境下において、「Fujisan.co.jp」を通じて購読者と出版社を繋ぐ「雑誌出版業界における流通プラットフォーマー」としての位置付けを確立することを基本方針として事業活動を行っております。 当社グループの事業により、出版社への著作発表機会と収益を提供し、日本の出版文化を発展させるとともに、購読者に求めている雑誌を提供し、読書文化を発展させることを目指すという社会的意義の高い事業を拡大することにより、企業価値を増大して参ります。 (2)目標とする経営指標 当社グループの目標とする経営指標は、取扱高、売上高及び営業利益の成長率としております。また、これらを支える指標として、取扱高の伸び率、当社グループサービスの総登録会員数を重視しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、雑誌購読において、「定期購読」という新たな形態を普及させるため、定期購読期間に応じた割引や定期購読者限定の特典の提供、紙媒体の定期購読者に対するデジタル版雑誌のバンドル提供等の各種特典を提供するなど、購読者増加のための施策を講じて参ります。また、定期購読者を増加させることで、出版社に対して安定収益の獲得機会を提供するとともに、定期購読にかかる受付、決済、配送にかかる業務を受託し、出版社の定期購読業務負担を軽減することで、出版社が定期購読業務を取り組みやすくする施策(スペシャルパートナー戦略)を講じて参ります。 上記施策により定期購読という新たな雑誌購読スタイルを普及させ、雑誌の定期購読サービスを提供する事業者においてナンバーワンとなることを目指して取り組んで参ります。また、このような戦略を通じて、出版社に継続的に定期購読者を提供することによって、出版業界全般を盛り上げていけるよう努めて参ります。 更に、当社グループが保有する定期購読者の購読情報を基盤とした広告収益、雑誌と連動したECプラットフォーム「マガコマース」の提供、あるいは雑誌の記事コンテンツ単位での販売支援、出版社のWEBメディアへの展開支援等により、出版社に対し、従来の雑誌販売収益以外の新たな収益源の提供を行うことで、出版社の収益基盤強化に尽力できるよう努めて参ります。また、新たに雑誌以外のコンテンツについても取扱いを検討して参ります。 また、2024年7月より、雑誌出版市場への依存リスクを下げるため、雑誌出版市場に依存しない新規市場の開拓を目的として、M&Aにより新たにEdTech事業に進出しております。 (4)優先的に対処すべき課題 当社グループは雑誌の定期購読サービスの提供を中心に事業を行っております。今後につきましては、既存事業を引き続き収益基盤としつつ、デジタル雑誌の取次事業、デジタル雑誌の記事を用いた出版社WEBメディアの構築支援というデジタルメディア領域において、既存事業と並ぶ収益源の構築に取り組んで参ります。その上で、最終的には、雑誌の購買状況という、個人の趣味に直結するデータ及び出版社メディアに来訪される来訪者情報等を活用したEC事業(マガコマース)、メディア事業、広告配信事業等の展開により、雑誌出版領域におけるビッグデータ事業者になれるよう、事業を推進して参ります。 当社グループは、上記内容を踏まえ、以下の点に取り組んで参ります。 ① 雑誌販売支援事業の収益力の維持 当社グループが取り組む雑誌販売支援事業は、月額課金サービスの充実、定期購読の自動更新サービスの導入等、購読者の利便性を向上させるとともに、出版社への効果的なマーケティング手法の提供、購読者獲得から購読者への配送までを一括でサポートする「Fujisan VCS(Fujisan Value Chain Support)」サービスの提供により、購読者、出版社双方が雑誌の定期購読に取り組みやすくすることで、定期購読市場の拡大を図って参りました。 特に、出版社等と共同で定期購読読者獲得の最適な手法を探る「スペシャルパートナー戦略」を柱に、月額課金サービスの充実、WEBサイトリニューアル、デジタル雑誌の提供(タダ読み、紙媒体とのバンドル提供等)による定期購読の付加価値向上のための施策を促進することで、雑誌販売事業の定期購読者の囲い込み、収益性の維持・向上を引き続き図って参る所存であります。 また、翌年度以降も、引き続き、配送・倉庫関連費用の上昇が当社配送収益を圧迫していくことが想定されることから、出版社から預かっている商品在庫の保管場所について、販売頻度が低いもの等について、一部、労務費が低い地域に移転させることを検討する等、倉庫管理費の上昇の抑制に努めて参ります。 ② サービスの拡充 当社グループは、購読者に当社グループのサービスを継続利用して頂くためには、取扱雑誌数の充実のほかに、利便性、信頼性の向上が必要であると考えております。そのため、定期購読者からの需要が高かった配送情報の提供等、顧客の利便性、信頼性を向上させるための施策の導入を図って参ります。また、デジタル雑誌については、従来のPDFデータをベースにした購読環境の提供では、わが国のスマートフォンベースでの購読スタイルにおいては、購読時に記事を拡大しながら読み進めていく必要があることから購読者数が伸び悩んでおり、現状の配信形態での事業展開には限界が見えつつあると考えております。そこで、今後は、現在の購読スタイルでもユーザーを確保できている「読み放題」サービスへの取次強化を進めて参ります。 また、スマートフォンベースでの購読に適した形での配信形態としてのデジタル雑誌記事のWEB化、電子雑誌のWEBメディア化に向けた取り組みも引き続き、収益化プランを検討して参ります。 当社グループは、更なる事業拡大を企図して、将来的に、雑誌定期購読者のデータベース及び当社グループが出版社から預かっている雑誌記事を活用したEC事業、広告配信事業、メディア事業への展開も順次検討を進めて参る予定であります。 ③ 自社グループ及び運営サイトの認知度向上 当社グループは新聞、テレビ等のマスメディア向けの広告を実施しておらず、当社グループが持つWEBマーケティング技術等の有効活用により、利用者の獲得を図って参りました。しかしながら、当社グループの事業の更なる拡大のためには、雑誌の定期購読サービス自体の利便性の認知度向上、当社グループ自体のブランドの確立及び認知度の向上が必要であると考えております。 したがって、費用対効果を検討の上、メディアを活用した広告宣伝及びプロモーション活動を引き続き強化して参ります。 ④ システムの安定性の確保 当社グループの事業は、インターネット上でサービス提供を行っている関係上、安定した事業運営を行うために、アクセス数、外部攻撃を想定したサーバ設備の強化、負荷分散等が重要となります。 したがって、今後も継続的に設備投資を行い、システムの安定性確保に取り組んで参ります。 ⑤ 情報管理体制の強化 個人情報等の機密情報について、社内規程の厳格な運用、定期的な社内教育の実施、セキュリティシステムの整備等により、今後も引き続き、情報管理体制の強化を図って参ります。 ⑥ 社内体制の整備について 当社グループが継続的に企業価値を拡大していくためには、より専門性の高いサービスを構築できる専門的知識を有した優秀な人材の採用と教育及び組織体制の強化が重要な課題であると認識しております。 このため、労働条件の改善等による魅力ある職場作りの推進を中長期的視点で進めていくことで優秀な人材を確保するとともに、人材育成のために教育・研修制度を充実させること等によって、バランスの取れた組織体制の整備・強化を図る方針であります。 また、事業の拡大に応じた管理業務を支障なく遂行できるよう、内部統制の仕組みを改善し、管理体制の強化を図って参ります。 ⑦ グループ連携強化とグループアセットの最適化 当社は1社の非連結子会社、6社の連結子会社、1社の持分法適用会社を保有する事業持株会社であります。環境変化の激しいインターネット市場において、各社が自律的な意思決定を行うことでスピード感のある事業経営の実現を目指すとともに、経営理念、カルチャーを共有することでグループとしての一体化、経営資源の効率的な活用を目指して参ります。
事業等のリスク9,082字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業環境に関するリスク ① インターネット及びEコマース普及の可能性について 当社グループは、雑誌定期購読サービスをワンストップで提供するWEBサイト「Fujisan.co.jp」を事業基盤としており、当社の収益はインターネットと強い関連性を有しております。そのため、インターネットの更なる普及が成長のための基本的条件であると考えられます。また、インターネットの普及に伴い、日本市場におけるEコマースも着実に成長しております。2024年の消費者向け国内Eコマース市場は26.1兆円(前年比5.1%増)(出所:経済産業省「令和6年度 電子商取引に関する市場調査」)と報告されておりますが、当社グループの事業成長にはEコマースの普及・浸透が不可欠であります。 しかしながら、わが国におけるインターネット及びEコマースの歴史はまだ浅く、インターネット及びEコマースの普及に関して将来の予想予測には不透明な部分があります。今後インターネット利用者数の順調な増加が見られない場合や、Eコマース自体が消費者に受け入れられず、普及が順調に進まない場合には、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、近年、Eコマース市場の拡大に対し、物流網の整備が追い付かず、結果として、物流網の整備、維持のための配送費の値上げ、ヤマトDM便のような従来利用してきたサービスが突然、利用できなくなる等の事象が発生しております。また、EC事業の需要増により倉庫需要及び配送・倉庫関連の人件費が急騰しており、結果として委託費が上昇傾向にあるという事象も発生しております。今後、更にEコマース業界が拡大していくことにより、物流網、人材の需給がひっ迫し、配送環境が更に悪化した場合、物流網の整備のための配送費の値上げ及び配送スピードの悪化による消費者離れが発生し、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループとしては、既存の外注業者と連携を取りつつ、不稼働の出版社預り在庫の縮小等によるオペレーション効率化、オペレーション負荷の高い配送について、オペレーションの二重化を検討する等、対応を進めて参ります。 ② インターネット利用者の多様な行動パターンへの対応に関するリスク インターネット業界においては、スマートフォン・タブレット端末等の新たなデバイスの登場により、消費者がより身近にインターネット等を利用できるようになり、当社が運営する「Fujisan.co.jp」の利用者も増加しております。しかしながら、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)や動画、オンラインゲーム等、様々なWEBサービスも増加しており、インターネット利用者の行動パターンが多様化してきております。したがって、当社グループがこのようなインターネット利用者の行動パターンの変化に適切に対応できない場合、当社WEBサイトへの訪問件数や利用時間が低下する可能性があります。そのような事態が発生した場合には、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、インターネット利用者の行動パターンの変化に対応すべく、当面は雑誌のWEB化、スマートフォン対応を進めて参ります。 ③ 出版業界の市場環境について 足元における出版業界の市場環境については、書店の減少、書籍購買者の減少等により、販売機会、販売数共に減少し厳しい市場状況が続いております。そのような市場環境の下で、さらに販売先である書店は経営効率改善のため業界再編に動いており、書店の大型化が進んでおります。また、書店は従来の多種類販売型、ショーウインドウ型の販売戦略から、売れ筋書籍を重視する販売に戦略を変えてきており、中小出版社にとってはますます販売機会が減少し、それに伴い販売数も減少するという悪循環に陥っております。このような経営環境の下で、今後において、出版社の廃業が増加し、それに伴って当社グループの取扱雑誌数が減少していった場合には、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 また、新型コロナウイルス感染症のようなパンデミック等により、外出の禁止措置、イベント中止等が行われた場合、ファッション、イベント紹介系、スポーツ系の雑誌を中心に定期購読の新規獲得に影響が生じる可能性があります。また、広告市場の縮小に伴う、雑誌の休刊、または雑誌の刊行スケジュール変更等により、当社の顧客である出版社の経営に重要な影響が生じ、今後の経過によっては、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、既存の定期購読者層を管理している強みを生かし、出版社の経営を、定期購読という安定した販売顧客基盤を提供すること及び雑誌記事のWEB化支援等により支援して参ります。 ④ 競合について 当社グループは、雑誌の定期購読サービス提供事業者におけるポジションを確固たるものとするため、ユーザーにとって魅力的なサイトの設計・運営やキャンペーンの実施、新規チャネルの活用、新たなデバイスへの対応などの施策を講じております。しかしながら、価格競争力・サービスレベル・資本力・マーケティング力・知名度という点で、当社グループよりも優位な企業等が、雑誌の定期購読サービスに新規参入した場合や、競合他社による競争の激化による顧客の流出やコストの増加等が発生した場合には、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 法人向け定期購読事業について 新型コロナウイルス感染症の流行以降、他人が触れたものに触らないという行動様式が浸透した結果、大規模な待合室を保有する法人顧客のうち、待合室での提供のため雑誌を購入していた顧客層については、今後、利用が減少し、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、リモートワークが勤務形態として拡大し、定着することで、従来の企業単位、オフィス単位でのビジネス誌を中心とする雑誌購読契約の更新が減少し、新規に個人単位の雑誌の定期購読が行われない場合、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社としては、リモートワークを前提とした雑誌のWEBによる提供等のサービスを検討して参ります。 ⑥ 少子化及び受験制度の動向について 長期における少子化の影響は学齢人口の減少という点で、教育業界のおける大きな課題となっております。 高校受験、大学受験における受験倍率の低下、学力以外の様々な選考方式の拡大、その結果としての通塾ニーズの低下は当社グループの事業展開、財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、AIによる教育手法の変革、参考書をベースにした自宅学習の高まりによって、通塾ニーズが低下することで当社グループの事業展開、財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、個別指導を中核として「寄り添う」教育により、AIの手が届かない領域の強化を図ることと、少子化においても難易度が変わらず、人気の高い大学、学部向けの指導力を磨くことで他社との差別化を図ってまいります。 (2) 事業内容に関するリスク ① 特定事業への依存に関するリスク 当社グループの事業は、雑誌を基盤としたインターネットを活用したサービスに集中しております。したがって、当社グループの事業は、インターネットやEコマースの普及、出版業界の状況、出版業界固有の再販価格維持制度の状況といった外的要因に影響を受ける可能性があります。今後において、インターネット業界、Eコマース業界、出版業界において、新たな法的規制の導入や法的規制の改正、その他予期せぬ要因によって、これらの業界の発展が阻害される可能性があり、その動向によっては当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 特定の業務委託先に対する依存に関するリスク 当社グループは、雑誌販売支援事業の丸請サービスにおける雑誌の配送及び商品保管等の各種オペレーションの大半を、株式会社ニューブックに委託しております。業務を委託するに当たり、当社グループでは様々な事態を考慮して、楽天ブックスネットワーク株式会社経由で販売委託を受けている雑誌については同社経由での配送を行うなど、配送ルートの分散化を進めてはおりますが、予期せぬ事態により、株式会社ニューブックとの間の取引継続が困難になる場合には、代替先の確保、業務の引継ぎ等に時間を要しサービス提供の停止またはサービス提供において大幅な遅れが生じる可能性があります。そのような事象が生じた場合等には、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、配送ルートの代替プランの整備等、リスクに対応できる体制を引き続き整備して参ります。 ③ 当社登録ユーザー数の減少に関するリスク 当社の定期購読サービスを利用する総登録ユーザー数は2025年12月末で4,435,640名となっております。 当社のビジネスモデルにおける収益源は出版社への取次サービスに係る手数料でありますが、その源泉は「Fujisan.co.jp」を利用する購読者からの購読代金であります。したがって、登録ユーザー数の増減は、当社の経営成績に大きな影響を及ぼすことから、当社では新規登録ユーザーの獲得活動に注力するほか、顧客満足度の向上を通じた定期購読サービスの継続率向上に努めております。しかしながら、登録ユーザー数の拡大に関する施策が計画通りに進捗しなかった場合、あるいは顧客満足度の低下に伴い退会者数が増加した場合等には、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、出版社の定期購読事業の移管によるユーザー数の拡大および既に獲得している定期購読顧客に対して物販、イベントでの優遇策等の提供による継続率維持の施策を通じて会員数の拡大、確保に努めております。 ④ 検索エンジンへの集客依存について インターネットユーザーの多くは、検索エンジンを使って、必要な情報を入手しております。当社事業での新規顧客獲得に係る集客においても、Google等の検索エンジン及びその検索エンジンの表示結果に依存しております。今後、検索エンジン運営事業者における上位表示方針の変更やシステムトラブル等、その他予期せぬ要因によって検索結果の表示が当社にとって優位に働かない場合には、当社が運営するサイトへの集客効果は短期的あるいは長期的に減退し、それによって登録ユーザーの減少に繋がる可能性があります。それらの事態が発生した場合には、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、常に検索エンジンのアルゴリズム変更に対してアンテナを張ることで、サイトへの集客力を維持するとともに、雑誌誌面での定期購読キャンペーンの訴求、出版社サイト経由での定期購読者獲得等を通じて検索エンジン以外の集客手段についても拡大を図っております。 ⑤ 新規事業について 当社グループは新規事業として雑誌記事と連動したEC事業(マガコマース)の展開を開始しております。さらに、将来的な展望として当社顧客基盤をベースとしたメディア事業や当社が出版社から預かっている雑誌コンテンツを用いたWEBメディア事業、広告配信事業、その他趣味嗜好を軸とした事業等への進出も検討して参る予定であります。また、当該領域に参入するために自社グループでの独自展開のみならず、出資、アライアンス、M&A等を行う可能性があります。 当該新規事業について、新規事業、投資等の性質上、計画通りに事業展開が見込めない事態の発生や、出版社等のコンテンツホルダーとの関係悪化、有力コンテンツの導入や利用者のニーズの適確な把握が困難となり、サービス拡大等に支障が生じた場合、利用者に対する訴求力の低下、利用顧客の減少、それに伴う業績不振による投資した株式等のアセットに対する評価減の発生等により、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 法的規制について 当社グループの事業に関して、事業継続に著しく重要な影響を及ぼす法的規制はないものと考えておりますが、当社グループの事業に関連する主な法的規制及び当社の対応状況は以下のとおりであります。 イ)電気通信事業法 電気通信事業者として通信の秘密の保護等の義務が課せられております。当社は同法に基づき、電気通信事業者として届出を行っております。 ロ)不当景品類及び不当表示防止法 過度に高額な景品等の不当な景品類の禁止、優良誤認、有利誤認等不当な表示の禁止等の遵守が求められております。当社は、同法に基づき、キャンペーン等の企画について、経営管理グループが法令に適合しているかを確認するとともに、必要に応じて顧問弁護士に確認を取りながら事業を推進しております。 ハ)特定商取引法 通信販売を行う事業者として、広告における一定事項の表示、誇大広告の禁止等の遵守が求められております。当社は、同法に基づき、当社が運営する「Fujisan.co.jp」上に必要事項を開示しております。 ニ)個人情報の保護に関する法律 個人情報取扱事業者として、個人情報取得の際に利用目的の特定及び目的以外での個人情報の利用禁止、個人データの適正な管理、保有する個人データについて本人からの開示・訂正等・利用停止等の要求への対応等の義務が課せられております。当社の同法への対応状況は、「(3)情報セキュリティに関するリスク ②個人情報の管理について」に記載のとおりであります。 当社グループでは、企業価値の維持向上のためには、全社的な法令遵守体制の強化、推進が必要不可欠であると認識しており、法令遵守に関する社内ルールを定めた「コンプライアンス憲章」を制定し、当該社内規程の遵守を徹底しておりますが、万が一、予期せぬ事態によって法令違反が発生した場合や、上記を含めた各種法的規制の改正や新たな法的規制の導入が行われた場合等には、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 情報セキュリティに関するリスク ① 情報システムの支障または情報セキュリティの不備に関するリスク 当社グループは、運営する各種サービスにおいて、住所、氏名、電話番号等の利用者個人を特定できる情報を取得しております。当社グループは、利用者のプライバシー及び個人情報の保護に最大限の注意を払い、適切な情報管理を行っておりますが、不正アクセス等による情報の外部への漏洩や悪用等の可能性は皆無とは言えず、これを理由に法的紛争に巻き込まれる可能性があるほか、内外監督当局からの処分を受ける可能性があり、そのような場合には、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループが提供するサービスの多くは、コンピュータシステムを結ぶ通信ネットワークを通じて提供されておりますが、通信ネットワークに生じた障害や、ネットワークまたはコンピュータシステム上のハードウエアもしくはソフトウエアの不具合・欠陥、コンピュータウイルス・マルウエア等外部からの不正な手段によるコンピュータシステム内への侵入等の犯罪行為や役職員の過誤等により、正常なサービスの提供に支障が生じる可能性や、当社グループの不正な利用、重要なデータの消去または不正取得等が発生する可能性があります。これらの事由によるサービスの停止や機能低下が生じた場合、収益機会の喪失、当社グループのシステム自体への信頼性低下または損害賠償請求等が生じる可能性のほか、監督官庁からの処分等を受ける場合があります。さらに、当社グループが保持する情報の不正な利用については、適切な求償先を求めることができない場合、当社グループの損害となります。このような事象が発生した場合には、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 2025年7月に発生した当社システムへの攻撃に伴う当社が運営する「Fujisan.co.jp」のサイト停止は一時的なサイト停止に留めることができましたが、今後、当社システムへの攻撃が増加した場合、サイト停止、復旧までの時間がかかることで、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、ネットワークのバックアップ体制の整備、セキュリティの強化により、かかるリスクに対応できる体制の構築を進めて参ります。 ② 個人情報の管理について 当社は、2003年5月の「個人情報の保護に関する法律」施行を踏まえ、「個人情報保護規程」の制定等により個人情報の取り扱い管理の向上を図っており、2010年1月29日には、プライバシーマークを取得しております。2025年6月に発生した顧客情報の流出等による問題は本日時点においては発生しておりませんが、今後、顧客情報の流出により問題が発生した場合、当社への損害賠償請求や当社が加入する保険料額の増加、信用の失墜等により、当社の事業展開、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、引き続き、プライバシーマーク保持に必要な体制を整備することで、かかるリスクに対応できる体制の構築を進めて参ります。 (4) 事業運営体制に係わるリスクについて ① 小規模組織であることについて 2025年12月31日現在における当社組織の状況は、取締役5名(うち非常勤取締役2名)、監査役3名(うち非常勤監査役2名)であり、当社グループ全体の従業員数111名(臨時雇用者を除く)となっており、会社の規模に応じた内部管理体制や業務執行体制を構築しております。このため、業容拡大に応じた人員を確保できず役職員による業務遂行に支障が生じた場合、あるいは役職員が予期せず退任または退社した場合には、内部管理体制や業務執行体制が有効に機能せず、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 人材の確保及び育成について 当社グループにおいて優秀な人材の確保、育成及び定着は今後の業容拡大のための重要課題であると認識しております。新入社員及び中途入社社員に対するOJT研修の実施等、将来を担う優秀な人材の確保・育成に努め、社内研修等を通じて役職員間のコミュニケーションを図ることで、定着率の向上を図っております。しかしながら、これらの施策が効果的である保証はなく、必要な人材を採用できない場合、また採用し育成した役職員が当社の事業の発展に寄与しなかった場合、あるいは育成した役職員が社外に流出した場合には、優秀な人材の確保に支障をきたす等、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは貴重な人材の外部流出を防ぐために、カスタマーサポート以外の部門について、フレックスタイムの導入、経営管理部門以外の完全テレワークの実現等、柔軟な働き方を認める体制の整備を図り、従業員のライフワークバランスを向上させることで人材の流出を防ぐ体制を整備して参ります。 ③ 特定人物への依存について 当社代表取締役会長兼社長である西野伸一郎は、当社の創業者として、事業の立案や実行等、会社運営において、重要な役割を果たしております。当社といたしましては、同氏に過度に依存しない事業体制の構築を目指し、人材の育成及び強化に注力しておりますが、今後不慮の事故等何らかの理由により同氏が当社の業務を執行することが困難になった場合には、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) その他 ① 配当政策について 当社は、株主に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして位置付けております。配当につきましては、株主資本を充実させて財務基盤の安定・強化を図り成長投資に積極的に振り向ける一方、一過性の内容の利益及び現預金の増加を伴うものではない利益を除く親会社株主に帰属する当期純利益に対して30%程度または1株につき16円のいずれか高い方を目途に経営成績に応じた利益還元を継続的に行う方針であります。剰余金の配当を行う場合、年1回の期末配当を基本方針としており、配当の決定機関は株主総会となっております。 ② 上場維持基準への適合について 当連結会計年度末において、東京証券取引所スタンダード市場の流通株式時価総額10億円以上に適合しておりますが、期中においては基準に抵触することもあることから、予断を許さない状況です。当社といたしましては、株主に対する当社株式の売買機会を提供することを至上命題として、年間を通じて上場維持基準に適合している名古屋証券取引所メイン市場に2025年10月に上場しておりますが、スタンダード市場の株式上場を引き続き維持すべく、IR活動を積極的に行って参ります。また、同時に株主に対する還元策を積極的に行うことで、層の厚い株主作り、安定した株価形成を目指して参りますが、当社の努力にもかかわらず、当該要件を満たすことができない場合には、スタンダード市場において当社株式の上場を維持することができず、株価または流動性に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)9,047字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 a 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国トランプ政権の施策に伴う国際情勢の変容や長期金利の上昇観測、円安進行に起因するインフレ率の上昇など、世界経済や為替市場の混乱を背景に、景気としていまだ不透明な状況が続いております。 このような経済情勢の中、当社サービスの基盤となる、インターネット及びブロードバンド関連の環境につきましては、動画配信サービスの利用増加等により着実に増加しており、2025年9月末時点で固定系超高速ブロードバンド契約数が約5,064万(前期比1.2%増)とインターネットを利用する機会が広く普及しております。また、スマートフォンやタブレット端末の利用者の増加により移動系超高速ブロードバンド契約数(3.9-第4世代)は約1億1,112万(前年同期比3.8%減)と減少する一方、第5世代携帯電話契約数が1億1,909万(前年同期比16.4%増)を超えるなど、インターネットを利用する環境は引き続き拡大基調にあります(出所:総務省電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表)。 このような環境の中、当連結会計年度における売上高は5,814,858千円(前年同期比3.5%増)となりました。利益面につきましては、営業利益162,695千円(同47.2%減)、経常利益168,340千円(同43.5%減)となりました。また、2025年6月に発生した個人情報漏洩事故に伴う特別損失として、システム障害対応費用26,477千円を計上し、一方、特別利益として受取保険金33,948千円を計上しております。この結果、当期純利益97,883千円(49.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益79,224千円(同53.7%減)となりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 (雑誌販売支援事業) 2025年1月から12月の雑誌全体の推定販売状況は前年同期比約10%減の3,708億円となっており、また、書店からの返品率も45.3%(前期比1.5ポイント増)となり悪化しております(出所:公益社団法人全国出版協会 季刊出版指標2026年冬号)。 このような環境の中、雑誌販売支援事業においては、市場縮小に伴う売上高の減少に対応するため、マーケティング費用を中心としたコスト構造の最適化を図っております。また、デジタル雑誌関連事業においては、出版社のデジタル化支援、雑誌読み放題サービスの拡張等による売上高増加、新規領域の開拓を目指しております。また、第3四半期連結会計期間において、時計専門誌の出版、WEBメディアの運営、広告業、自社時計ブランド「OUTLINE」の企画・製造・販売を行う株式会社シーズ・ファクトリーの株式を取得しております。 当連結会計年度においても、雑誌の定期購読者の囲い込み、新規読者の獲得のため、前連結会計年度に引き続き、各マーケティングチャネルの充実、SEO対策やリテンション対策による雑誌購読者の定期購読者化、新規受注高の増加及び継続率の上昇による継続受注高増加のための各種施策を実施して参りました。さらに、出版社の配送支援業務及びWEB経由以外で新規の雑誌定期購読者数を増やすために、出版社が管理する既存の定期購読顧客の管理を当社に移管し、当社グループが購読顧客の獲得、管理、配送までを一括で受ける「Fujisan VCS(Fujisan Value Chain Support)」の展開及び法人顧客開拓についても、引き続き注力して参りました。 この結果、雑誌出版市場が大きく前年比で縮小する中、当社グループは当連結会計年度末において総登録ユーザー数(一般購読者及び法人購読者の合計数)は4,435,640名(前連結会計年度末比123,023名増加)、そのうち課金期間が継続している継続課金ユーザー数(「Fujisan.co.jp」に登録しているユーザーのうち、12月末時点で年間定期購読及び月額払い定期購読の申込みを継続しているユーザー並びに当月内に雑誌を購読したユーザーの合計数)は501,311名となり、当社グループ会員数は雑誌市場の減少にかかわらず着実に伸びているものの、ユーザーの増加率及び紙雑誌の定期購読サービス領域の新規顧客獲得については、1件当たりの獲得コストの効率化を進めていることもあり鈍化しております。また、アクティブユーザー数については、休刊誌の増加に伴い減少幅が大きくなっております。 デジタル雑誌関連の事業(「第2の矢」事業)については、2018年第2四半期連結会計期間より、新たに株式会社電通と合弁で設立した株式会社magaportの事業開始に伴い、従来の「Fujisan.co.jp」上でのデジタル雑誌販売のみならず、他電子書店向けのデジタル雑誌取次分野及び派生するサービス領域事業に注力しております。本事業は主に雑誌読み放題サービスにおいて着実に成長を続けており、当連結会計年度末においては当社グループの売上の41.4%を占めるまでになり、第2の柱となっております。また、既存の雑誌読み放題サービスへの取次だけでなく、記事単位の提供サービスのトライアル、株式会社図書館流通センターと共同で電子図書館事業への参入を行う等、デジタル雑誌資源を用いた新たなサービス領域の開拓も行っており堅調に推移しております。 雑誌購読者情報を用いた事業(「第3の矢」事業)については、株式会社イデアが手掛ける出版社ECサイトの運営支援事業を、前期から大きく業容を縮小させた効果もあり、営業黒字化しております。また、株式会社シーズ・ファクトリーを連結子会社化したことにより売上及び利益に寄与しております。 コスト面については、前連結会計年度に引き続き、主にマーケティングの効率化により発生するリスティングに関するコストを抑えております。一方、将来への投資である人件費及び新たなマーケティング施策の試験的な運用、SEO対策のためのWEBサイトのコンテンツ追加、新事業領域であるWEBサイト運営のための先行投資等により販売管理費は増加しております。また、クレジットカード課金における本人確認等の規制強化によるカード課金エラーの増加などの影響、上記個人情報漏洩事故等により、取扱高(連結取引消去前における当社グループから出版社への定期購読の注文取次高、当社の仕入販売高、当社グループが出版社から配送業務及び広告PR業務等を受けた請負業務の取扱高の合計)は11,146,935千円(前年同期比2.1%減)、売上高は5,654,173千円(前年同期比1.5%増)、セグメント利益は293,089千円(同30.2%減)となりました。 (EdTech事業) EdTech事業においては、第1四半期連結会計期間において、関西で英語指導に定評があるクリエイト研究会株式会社の全株式を取得しております。実績については、東京大学、早稲田大学等の難関大学及び、医学部医学科を中心に難関大学への合格者を多数輩出し事業としては順調に推移しております。当連結会計年度においては、季節講習や合宿の実施、夏休み以降の生徒の入塾数増加等、堅調に推移しておりますが、上記クリエイト研究会株式会社の株式取得にかかる費用や一部校舎での生徒数獲得の伸び悩みがあり、売上高は160,685千円(前年同期比237.8%増)、セグメント損失は20,240千円(前連結会計年度は33,721千円のセグメント損失)となりました。なお、一過性のM&A関連コストを除いた場合、セグメント利益は4,759千円となり、当連結会計年度において黒字化しております。 b 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末の総資産は5,719,068千円(前連結会計年度末比159,430千円減)となりました。総資産の内訳は、流動資産が4,862,841千円(同249,191千円減)、固定資産が856,226千円(同89,761千円増)であります。主な変動要因は、前連結会計年度末に比べ現金及び預金が222,026千円減少したこと、売掛金が61,781千円増加したこと、商品が48,162千円増加したこと、未収入金が125,628千円減少したこと、のれんが45,070千円増加したこと等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は3,164,323千円(前連結会計年度末比204,474千円減)となりました。主な変動要因は、前連結会計年度末に比べ未払金が144,626千円減少したこと、短期借入金が100,000千円減少したこと等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計2,554,744千円(前連結会計年度末比45,044千円増)となりました。主な変動要因は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上に伴い利益剰余金が79,224千円増加したこと、配当金の支払いにより利益剰余金が52,838千円減少したこと等によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、222,026千円減少し、2,978,951千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果得た資金は、421,971千円(前年同期は276,561千円の収入)となりました。 これは、税金等調整前当期純利益164,145千円、減価償却費314,361千円、未収入金の減少額123,848千円等による資金の増加と、未払金の減少額141,672千円、法人税等の支払額107,986千円等の資金の減少によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は、480,441千円(前年同期は155,201千円の支出)となりました。 これは、投資有価証券の売却に伴う収入5,002千円、保険積立金の解約による収入31,531千円による資金の増加と、雑誌配送作業場の整備やサーバ取得に伴う有形固定資産の取得による支出38,236千円、ソフトウエア開発に伴う無形固定資産の取得による支出311,952千円、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出116,307千円、短期貸付けによる支出50,000千円の資金の減少等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は、163,557千円(前年同期は33,562千円の支出)となりました。 これは、配当金の支払いによる支出52,832千円、短期借入金の返済による支出100,000千円等によるものであります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループが事業を展開している雑誌定期購読市場は成長率が鈍化傾向にあるものの、WEB雑誌市場、WEBコンテンツ市場は急速な成長を続けております。 このような環境の中、既存事業の成長を継続させるために積極的にシステム開発投資を続けるとともに、アライアンス、M&Aや戦略投資を効果的に活用することで非連続的な成長の実現を目指しております。売上の成長や事業規模の拡大により市場シェアを高めていくことが中長期的な企業価値向上に資すると考えております。 当社グループではこれらの資金需要については、原則的には当社グループの既存主力事業である雑誌定期購読支援事業において生み出されている営業キャッシュ・フローで賄っております。当連結会計年度における当社グループの営業キャッシュ・フローは421,971千円となり、当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フロー480,441千円を賄えておりませんが、M&Aに伴う一過性の支出があり、これを除くと営業キャッシュ・フローで賄えております。 ④ 生産、受注及び販売の状況 a 生産実績 当社グループは生産活動を行っていないため、該当事項はありません。 b 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) 雑誌販売支援事業   2,874,935   8.2 EdTech事業   -   - 合計   2,874,935   8.2 (注) 金額は、仕入価格によっております。 c 受注実績 当社グループは受注活動を行っていないため、該当事項はありません。 d 販売実績 当連結会計年度における販売実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 雑誌販売支援事業   5,654,173   1.5 EdTech事業   160,685   237.8 合計   5,814,858   3.5 (注)1.当連結会計年度において、EdTech事業において販売実績に著しい影響がありました。これは、クリエイト研究会㈱を連結子会社化したこと及び、2024年7月に連結子会社化したCreate Creation Online㈱及び㈱虔十社から譲り受けた学習塾事業について、当連結会計年度においては通年で売上を計上したためであります。 2.セグメント間の取引はありません。 3.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度(自 2024年1月1日  至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 業務報酬(千円)   割合(%)   業務報酬(千円)   割合(%) 楽天ブックスネットワーク株式会社   1,024,868   18.2   998,545   17.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 経営成績の分析 (取扱高) 当連結会計年度における取扱高(連結取引消去前における当社グループから出版社への定期購読の注文取次高、当社の仕入販売高、当社グループが出版社から配送業務及び広告PR業務等を受けた請負業務の取扱高の合計)は11,146,935千円(前年同期比2.1%減)となりました。 子会社である株式会社magaportが手掛ける雑誌読み放題向けの取次は引き続き増加しているものの、配送請負業務の受注の減少により取扱高が低下しているため前年より減少しております。 (総登録会員数) 当社グループは当連結会計年度末において総登録ユーザー数(一般購読者及び法人購読者の合計数)は4,435,640名(前連結会計年度末から123,023名増加)、そのうち課金期間が継続している継続課金ユーザー数(「Fujisan.co.jp」に登録しているユーザーのうち、12月末時点で年間定期購読及び月額払い定期購読の申込みを継続しているユーザー並びに当月内に雑誌を購読したユーザーの合計数)は501,311名となりました。当社グループ会員数は着実に伸びておりますが、アクティブユーザー数については、全世界的なクレジットカードの本人確認厳格化に伴う継続購読顧客数の減少に加え、2025年6月および7月に発生した外部からの当社WEBサイトへの攻撃による個人情報流出、並びにWEBサイトの一時的な遮断等の影響で新規購読者の獲得が停滞したことにより減少いたしました。 (営業利益率) 当社グループでは、安定成長型のサブスクリプションビジネスである雑誌の定期購読を主軸に事業を展開しております。当社では売上と売上を獲得するために費やしたコストを管理するために営業利益率を主要なKPIとして管理しております。当連結会計年度における営業利益率は2.8%(前年同期は5.5%)となりました。 (自己資本当期純利益率) 当社グループでは、投資指標として自己資本当期純利益率を採用しております。2025年12月期においては主力となる雑誌販売支援事業が大幅に業績が悪化したことに加え、過年度のシステム等の投資の償却負担が重しになり自己資本当期純利益率は3.3%(前年同期は7.4%)となりました。 当社グループとしては、システム投資の見直し、重点成長分野へのリソースの配分の変更等により、早期に自己資本当期純利益率の改善を目指します。 (売上高) 当連結会計年度においては、売上高は5,814,858千円(前年同期比3.5%増)となりました。セグメント別の売上高につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (売上総利益) 当連結会計年度においては、売上総利益は1,573,167千円(前年同期比5.9%減)となりました。売上総利益率は27.1%(前年同期は29.8%)となりました。これは、主に雑誌定期購読サービスに比べて利益率が低いデジタル雑誌読み放題サービスを中心に売上高が拡大したためであります。 (営業利益) 当連結会計年度においては、営業利益は162,695千円(前年同期比47.2%減)となりました。 雑誌配送請負サービスの受注額の減少や雑誌の休刊等に起因する売上高の減少、ソフトウエア開発による減価償却費の増加、請負事業における人件費、物流コスト増加に伴う利益率の減少及び、M&Aに伴うフィナンシャルアドバイザリー手数料31,200千円の一時的なコスト増により、前連結会計年度より減益となっております。 (経常利益) 当連結会計年度において、営業外収益は11,471千円(前年同期は674千円)となりました。これは、受取利息が4,826千円、持分法による投資利益3,669千円等によるものであります。また、支払利息等が発生したことにより、営業外費用が5,825千円(前年同期は10,725千円)となりました。 この結果、当連結会計年度における経常利益は168,340千円(前年同期比43.5%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度において、法人税、住民税及び事業税98,438千円、及び法人税等調整額△32,177千円を計上した結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は79,224千円(前年同期比53.7%減)となりました。 ③ 財政状態の分析 財政状態の状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ④ キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑥ 経営者の問題意識と今後の対応について 当社グループは、既存事業の雑誌の定期購読サービスについては、「雑誌のFujisan」のブランド構築を実現し、定期購読市場の拡大、定期購読市場内でのシェアの拡大を実現するため、出版社に対する定期購読サービス推進のためのサポートの促進、購読者獲得ノウハウの確立、定期購読ユーザーの継続率向上を図って参ります。また、出版社の雑誌編集、制作機能以外の業務、特に配送、コールセンター関係の業務について、請負業務を拡大して参ります。 また、新規事業である雑誌のWEB化、記事抽出の技術開発、出版社に対してWEB記事を活用する基盤であるCMSの提供等を進めて参ります。また、電子図書館等、デジタル雑誌の販売先の開拓にも注力して参ります。 当社グループの会員データを用いたEC等のサービスにおいては、前事業年度に引き続き、収益基盤の確立に力を注ぐとともに、大口顧客の開拓に注力して参ります。 更に雑誌出版市場における購読者高齢化、相次ぐ休刊という市場リスクに対処するため、新規事業として雑誌出版市場に依存しない、若年層向けサービスとしてEdTech事業を2024年度から開始しております。 上記施策の実行のためには、市場環境に即応できる組織体制の構築、技術力の強化、システム安定性の確保、情報管理体制の強化等により、組織としての体力を高めていくことが経営上の課題であると認識しております。これらの課題に対応するために当社の経営陣は、最大限入手可能な情報に基づき現在の事業環境を確認し、最善の経営方針を立案するよう努めて参ります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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