概要
東京都豊島区に本社を置く東京一番フーズは、飲食事業を中核に養殖・加工・卸売を垂直統合する水産企業である。2025年9月期の連結売上高は73億円、従業員241名。主力の「泳ぎとらふぐ料理専門店とらふぐ亭」や「寿し常」など63店舗を国内とニューヨークに展開し、自社養殖のとらふぐやクロマグロを活用したサプライチェーン管理を強みとする。
飲食事業を起点とする6次産業化の構造
当社グループは、飲食事業を起点に養殖・加工・卸売を連携させる6次産業化を推進している。2025年9月期のセグメント別売上高は、飲食事業65億34百万円、外販事業6億83百万円、不動産賃貸事業32百万円。飲食事業が全体の約9割を占めるが、外販事業では自社養殖の「平戸本まぐろ極海一番」をブランド化し、外部への販売も行う。不動産賃貸事業は収益効率化に貢献し、当期売上高は前期比231.2%増と成長している。グループ全体でサプライチェーンマネジメント力を強化し、食材の安定調達とコスト管理を実現している。
養殖から加工・流通を担う子会社群
連結子会社は4社。株式会社長崎ファームは長崎県平戸市でとらふぐ・クロマグロ・ヒラマサ等の海面養殖を行い、自社ブランド「平戸本まぐろ極海一番」を生産する。Ichiban Foods Inc.とIchiban Foods Broadway Inc.は米国ニューヨークで和食鮮魚レストラン「WOKUNI」を運営し、日本の水産物の海外販売拠点として機能する。株式会社寿し常は2020年6月に事業譲受した寿司店舗チェーンで、「寿し常」ブランドを展開する。これらの子会社がグループ内で食材の生産・加工・販売を担い、一貫したトレーサビリティと品質管理を実現している。
店舗展開の地域特性と規模
2025年9月30日現在の店舗は東京都42店、神奈川県13店、埼玉県5店、千葉県2店、海外1店の計63店。規模別では大型店(101席以上)5店、中型店(60~100席)25店、小型店(59席以下)33店である。都心部に集中しつつも多摩地域や周辺県に展開する。海外店はニューヨークの「WOKUNI」1店のみだが、2号店の開業準備を進めている。2020年の寿し常譲受により店舗数が73店に増加した後、不採算店の閉店やFC化により減少傾向にある。2025年9月期には1店閉店し63店となった。
業界の中での役割は水産物の生産者かつサプライチェーンを統括するSCM企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/9期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 飲食事業 | 65億円 | 90.3% | 2億円 | 3.1% |
| 外販事業 | 7億円 | 9.7% | -1億円 | -14.3% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01飲食(外食産業)主力
直営店とFC店で「とらふぐ亭」「寿し常」等のブランドを展開。自社養殖のとらふぐ・本まぐろを店内で加工・提供することで中間コストを削減し、高品質を低価格で提供。職人による技術で差別化。
ふぐ調理師免許の保有者数は競合他社との差別化要因
- 泳ぎとらふぐ料理専門店とらふぐ亭
- 生きたとらふぐを店内で捌いて提供する専門店。高級国産とらふぐの鮮度と品質が特徴。
- おいしい寿司と活魚料理 魚の飯
- 活魚を店内で調理する寿司・魚料理店。旬の食材を使った鮮魚料理を提供。
- うまい寿司と魚料理 魚王KUNI
- 魚の飯と同様、活魚を店内調理する寿司・魚料理店。
- 寿し常
- 職人が握る寿司業態。2020年に事業譲受し、グループの差別化要素を共有。
- WOKUNI
- 米国ニューヨークの和食鮮魚レストラン。日本水産物のアンテナショップとして展開。
02外販(卸売・加工)準主力
子会社の長崎ファームで養殖した活魚・鮮魚を法人・個人向けに販売。養殖から加工までの一貫体制で物流コスト・鮮度・品質の課題を解決するソリューションを提供。
- 平戸本まぐろ 極海一番
- 長崎県平戸市で養殖したクロマグロのブランド。外食企業として初めてクロマグロ養殖に挑み、鮮度・品質の一貫したトレーサビリティを確保。
- 身欠きふぐ
- 除毒済みのふぐ加工品。HACCP商標使用許可を取得し、海外販売も見据える。
03不動産賃貸副次
飲食店舗の出店や管理で培った知見を活かし、居住用物件や賃貸商業施設を保有・賃貸。自社店舗の一部エリア転用や社員寮の跡地利用で収益効率を向上。
製品と技術
泳ぎとらふぐ料理専門店とらふぐ亭
「とらふぐ亭」は当社の看板ブランドであり、水槽で泳ぐ生きたとらふぐを店内で捌き、新鮮な刺身やてっちりとして提供する。主要食材は子会社長崎ファームが平戸で養殖した国産高級とらふぐ。ふぐ調理師免許を持つ職人が多数在籍し、他社との差別化要因となっている。高品質でありながらリーズナブルな価格設定が特徴で、自社養殖による原価安定がこれを支える。2025年9月期現在、関東圏を中心に複数店舗を展開し、年間を通じて安定した需要がある。
寿し常ブランドの職人寿司
「寿し常」は2020年に事業譲受した寿司店チェーンで、当社グループの「食材・空間・サービスへのこだわり」を引き継ぐ。職人が握る寿司を提供し、活魚を使用した鮮度重視のメニューが特徴。グループの養殖魚である「平戸本まぐろ極海一番」や九州産鮮魚を活用し、他店との差別化を図る。譲受後は不採算店を閉鎖し、収益性を改善。2025年9月期現在、主に東京都内で複数店舗を運営している。
平戸本まぐろ極海一番のブランド養殖
「平戸本まぐろ極海一番」は、当社子会社長崎ファームが長崎県平戸市で養殖するクロマグロのブランド名。外食企業として初めてクロマグロ養殖に成功し、2016年頃から市場に供給を開始した。水揚げをコントロールすることで常に新鮮な状態で出荷できる。グループ飲食店舗での使用はもちろん、外販事業でも販売され、ニューヨークの「WOKUNI」にも輸出される。トレーサビリティシステムにより生産から提供までの履歴を追跡可能で、安全性をアピールしている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 飲食(外食産業)ふぐ調理師免許の保有者数は競合他社との差別化要因
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
小型外食チェーン、低採算かつ伸び悩み
小売業(外食)において、東京一番フーズは売上高73~75億円と小規模。同業のトライアルホールディングスや光フードサービスと比べ規模が小さく、営業利益率も2.7%と低水準。主力の回転寿司チェーンなど既存事業の伸びが鈍く、成長が停滞。業界内での競争力は限定的で、収益改善が急務。
強み
- 回転寿司など特定の外食業態で一定の知名度を有する。
- 標準化されたオペレーションにより、比較的低コストでの店舗運営が可能。
- 地域密着型の店舗展開で、リピーターの獲得に成功している。
- 借入金が少なく、財務リスクは低い。
課題
- 営業利益率2.7%と低く、原材料費や人件費上昇への対応が急務。
- 直近の売上高が横ばい~微増で、成長の原動力となる新業態開発が必要。
- 同業大手と比較し、価格・品質・サービス面での明確な優位性に欠ける。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売業の時価総額近傍。太字が東京一番フーズ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3190ホットマン | 43億円 | 11.6倍 |
| 2 | 3067東京一番フーズ | 42億円 | 53.1倍 |
| 3 | 3177ありがとうサービス | 42億円 | 8.3倍 |
| 4 | 3352バッファロー | 42億円 | 9.5倍 |
| 5 | 9835ジュンテンドー | 42億円 | — |
| 6 | 9969ショクブン | 42億円 | — |
| 7 | 2747北雄ラッキー | 40億円 | 36.5倍 |
| 8 | 3181買取王国 | 39億円 | 10.8倍 |
| 9 | 3536アクサスホールディングス | 39億円 | 12.9倍 |
| 10 | 3133海帆 | 39億円 | — |
| 11 | 386Aみのや | 38億円 | 22.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
養殖権取得と加工場設置で一次・二次産業に参入
当社グループの6次産業化は2011年(平成23年)に長崎県平戸市で海面養殖の権利を取得したことに始まる。これにより、飲食事業の主要食材であるとらふぐの自社調達が可能となった。翌2012年(平成24年)には東京都江東区に鮮魚加工場を設置し、身欠きふぐ(除毒済みふぐ)の加工・販売を開始。養殖(一次産業)と加工(二次産業)の基盤を整え、垂直統合の第一歩を踏み出した。これにより市場相場変動リスクの低減と安定品質の確保を目指した。
HACCP許可とブランド化で品質管理体制を強化
2016年(平成28年)、ふぐに関するHACCP(危害分析重要管理点)商標使用許可を取得。これにより、海外販売も視野に入れた衛生管理基準を満たすことが可能となった。同年には自社養殖のクロマグロを「平戸本まぐろ極海一番」としてブランド化し、外食企業として初めてクロマグロ養殖に成功したことをアピール。ブランド価値を高めるとともに、トレーサビリティの仕組みを構築し、安全・安心な食材提供の裏付けとした。この基盤が後の海外展開や事業拡大につながる。
ニューヨーク進出と海外販路の開拓
2017年(平成29年)10月より、自社ブランド「平戸本まぐろ極海一番」を含む九州産鮮魚を、米国ニューヨークの和食鮮魚レストラン「WOKUNI」に供給開始。2018年(平成30年)9月期には「WOKUNI」レストランを現地に出店し、飲食事業の海外展開を本格化した。これは日本の水産物販売のアンテナショップとしての役割も担い、現地での需要開拓とともに、グループ全体の知名度向上に寄与した。2025年9月期現在も1号店を運営し、キャパシティ約1.5倍の2号店開業準備を進めている。
寿し常の事業譲受で店舗網を拡大
2020年(令和2年)6月、株式会社寿し常の事業を譲り受け、寿司店舗チェーン「寿し常」等26店舗を一挙に追加。これにより当社の期末店舗数は前年の48店から73店へ急増した。寿し常は職人が握る寿司業態で、当社のこだわりである食材・空間・サービスのポリシーを共有。グループ全体としてのシナジーを高めるとともに、不採算店の整理を進め、収益性を改善してきた。以降、店舗数は減少傾向にあるが、これは選択と集中によるものである。
不採算店整理とFC化による収益構造の改善
2020年の事業譲受後、当社は不採算店舗の閉鎖やフランチャイズ化を推進。2021年9月期に3店、2022年9月期に1店(FC化)、2023年9月期に3店、2024年9月期に3店(うち1店はFCからの直営化)、2025年9月期に1店を閉鎖またはFC化した。これにより店舗数は73店から63店に減少したが、営業利益は2023年9月期の1億円から2024年9月期には2億円に改善。固定費削減と高収益店舗への集中が奏功し、収益体質の強化が進んでいる。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
自社養殖による主要食材の安定調達
主要食材である国産高級とらふぐの相場変動リスクに対処するため、子会社の養殖場での自社養殖数を拡大し技術向上を図る。また生産者ネットワークを構築し、仕入価格を安定させることでリーズナブルな販売価格を維持する。
- 02
食材の安全性確保とトレーサビリティ
食材の安全性に対する消費者の関心の高まりを受け、主要食材のトレーサビリティシステムを開発・運用。6次産業化や産直ルートの開拓により、安全で新鮮な食材を直接仕入れ、生産情報を顧客に発信する。
- 03
従業員教育と独立支援による人材育成
「食材・空間・サービスへのこだわり」をスタッフが理解し実践できるよう教育を徹底。IT活用でナレッジを向上させるとともに、独立教育プログラムやのれん分け制度を通じて新たなベンチャー企業家を輩出する。
- 04
情報システム拡充による高品質経営
販売・仕入管理システムやトレーサビリティシステムを基盤に、経営情報システムを更に拡充。食材・養殖・加工の各コストを適正化し、高品質経営を実現する。
- 05
SDGsへの取り組みと持続可能な水産事業
SDGsの理念を養殖・卸売・加工事業に取り入れ、資源保護と水産物の安定供給を継続する。持続可能な社会の実現に貢献する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で241人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は445万円で、9期前と比べて+7.8%。平均年齢は33.0歳、平均勤続年数は7.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年9月 | — | — | — | 203 | — |
| 2017年9月 | — | — | — | 196 | — |
| 2018年9月 | — | — | — | 191 | — |
| 2019年9月 | 412 | 31.0 | 6.0 | 172 | — |
| 2020年9月 | 412 | 31.0 | 6.0 | 333 | — |
| 2021年9月 | 380 | 31.0 | 6.0 | 313 | — |
| 2022年9月 | 350 | 32.0 | 7.0 | 299 | — |
| 2023年9月 | 365 | 32.0 | 7.0 | 269 | — |
| 2024年9月 | 391 | 32.0 | 7.0 | 266 | 75 |
| 2025年9月 | 445 | 33.0 | 7.0 | 241 | 83 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 2 / 海外 2、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社長崎ファーム(注)3東京都江東区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Ichiban Foods Inc.米国 ニューヨーク州 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社寿し常(注)4東京都豊島区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Ichiban Foods Broadway Inc.米国 ニューヨーク州 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は73億円、営業利益は2億円。前期と比べると減収増益で、売上が-2.7%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 73億円 | 73億円 |
| 営業利益 | 2億円 | 2億円 |
| 純利益 | 1億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は16億円、営業利益は−1億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 19 | 1 | 5.3 | 1 |
| 2023年3Q | 16 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年4Q | 17 | — | — | −1 |
| 2024年1Q | 22 | 2 | 9.1 | 2 |
| 2024年2Q | 21 | 2 | 9.5 | 1 |
| 2024年4Q | 32 | −2 | −6.3 | −3 |
| 2025年2Q | 42 | 3 | 7.1 | 2 |
| 2025年4Q | 31 | −1 | −3.2 | −1 |
| 2026年2Q | 40 | 3 | 7.5 | 2 |
| 2026年3Q | 16 | −1 | −6.3 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年9月期からの14期で、売上は32億円から73億円へ2.3倍に増えた。直近期の営業利益率は2.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | 32 | — | 2 | — | 2 |
| 2013年9月 | 34 | — | 2 | — | 2 |
| 2014年9月 | 35 | — | 3 | — | 2 |
| 2015年9月 | 38 | — | 3 | — | 2 |
| 2016年9月 | 39 | — | 0 | — | 0 |
| 2017年9月 | 41 | — | 1 | — | 0 |
| 2018年9月 | 43 | — | 2 | — | 1 |
| 2019年9月 | 46 | — | 2 | — | 1 |
| 2020年9月 | 40 | — | −4 | — | −6 |
| 2021年9月 | 45 | — | 1 | — | 0 |
| 2022年9月 | 61 | — | 3 | — | 1 |
| 2023年9月 | 73 | — | 2 | — | 1 |
| 2024年9月 | 75 | 2 | 2 | 2.7 | 0 |
| 2025年9月 | 73 | 2 | 2 | 2.7 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高73億円のうち、営業利益として残るのは2億円で2.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の1.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金37.0%27億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金60.3%44億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.7%2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年9月期は営業CFが1億円、投資CFが−16億円で、差し引きのフリーCFは−15億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は7億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | 2 | 0 | −1 | 2 | 6 |
| 2013年9月 | 1 | −1 | −1 | 0 | 5 |
| 2014年9月 | 4 | 0 | 0 | 4 | 9 |
| 2015年9月 | 2 | −1 | 0 | 1 | 10 |
| 2016年9月 | −3 | −1 | 0 | −4 | 6 |
| 2017年9月 | 4 | −1 | 0 | 3 | 8 |
| 2018年9月 | 2 | −1 | 2 | 1 | 11 |
| 2019年9月 | 0 | −6 | 4 | −6 | 9 |
| 2020年9月 | −5 | −7 | 15 | −12 | 13 |
| 2021年9月 | −3 | −1 | 2 | −4 | 10 |
| 2022年9月 | 10 | −1 | −1 | 9 | 18 |
| 2023年9月 | 0 | −2 | −2 | −2 | 14 |
| 2024年9月 | 0 | −3 | −2 | −3 | 9 |
| 2025年9月 | 1 | −16 | 13 | −15 | 7 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年9月期の総資産は56億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は28.9%(業種中央値47.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | 15 | 11 | 4 | 71.6 |
| 2013年9月 | 16 | 13 | 3 | 80.7 |
| 2014年9月 | 19 | 15 | 4 | 77.6 |
| 2015年9月 | 22 | 18 | 4 | 80.1 |
| 2016年9月 | 21 | 17 | 4 | 81.6 |
| 2017年9月 | 22 | 18 | 4 | 78.4 |
| 2018年9月 | 25 | 18 | 7 | 69.5 |
| 2019年9月 | 29 | 19 | 10 | 63.9 |
| 2020年9月 | 40 | 13 | 27 | 30.0 |
| 2021年9月 | 42 | 13 | 29 | 28.5 |
| 2022年9月 | 44 | 14 | 30 | 31.0 |
| 2023年9月 | 46 | 16 | 30 | 33.4 |
| 2024年9月 | 43 | 16 | 27 | 35.7 |
| 2025年9月 | 56 | 17 | 39 | 28.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で322社中202位あたり、逆に低いのは売上成長率で322社中276位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥466で、1年前と比べて-0.4%。過去52週の値幅のなかでは84%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 53.1倍 |
| PER (会社予想) | 36.5倍 |
| PBR | 2.21倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月12日時点で454円と、1カ月で0.22%上昇し、ほぼ横ばいで推移している。25日移動平均線(452円)、75日線(452円)、200日線(452円)がほぼ同じ水準に位置しており、方向感が乏しい展開。52週高値(475円)には4%の距離、52週安値(420円)からは8%高く、狭いレンジ内で推移している。出来高は全体的に少なく、需給はタイトだが、売買が低調だ。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PERは51.77倍で業界平均39.73倍を上回り、割高感がある。PBRは2.08倍で平均2.94倍を下回り、ROEは4.8%と低く資本効率は良くない。配当利回りは0%で、無配当が続いており、株主還元が乏しい。売上高は横ばいで利益も低位で推移しており、成長が見込めない。割高かつ配当も無く、投資妙味は薄い。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 53.1倍 | 39.6倍 |
| PER (予想) | 36.5倍 | — |
| PBR | 2.21倍 | 2.44倍 |
| ROE | 4.8% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
外食産業は人件費や食材費の高騰に直面し、同社もコスト増に苦戦。強気派は業態転換や新規出店による成長期待を指摘するが、弱気派は収益力の低さと競争激化を懸念。2024/9期の売上75億円、営業利益率2.67%と低水準で、営業利益はほぼゼロに近い。
- 新業態の成長
焼肉や居酒屋など差別化業態で需要を開拓し、既存店の客単価向上が寄与。
- コスト管理の改善
食材調達や店舗運営の効率化で利益率改善の余地がある。
- 出店拡大
関東圏を中心に積極出店し、規模拡大による収益向上を図る。
- 売上高73億円と横ばいながら利益は安定継続影響中
直近3期の売上高は73→75→73億円とほぼ横ばいで、営業利益は2億円を維持。急激な悪化は避けられている。
- 純利益が1億円まで回復2026年Q2影響強
純利益は1億円(2023/9期)、0億円(2024/9期)、1億円(2025/9期)と回復。今期も1億円台確保ならPERは改善余地。
- 無配当からの復配余地2027年〜2028年影響中
配当利回りは0%。純利益1億円を維持できれば、将来の配当開始で株主還元が期待される。
- 株価の一年下落率が-1.53%と小幅継続影響弱
株価は1年間で約1.5%しか下がっておらず、売り圧力が限定的。需給は落ち着いている。
- 低収益構造
営業利益率2%台で推移し、コスト増で利益が圧縮されやすい。
- 競争激化
外食市場は大手チェーンや低価格競争が激しく、差別化が難しい。
- 小規模経営
売上高75億円と小規模で、スケールメリットが働きにくい。
- 営業利益2億円の壁を突破できず2027年〜2028年影響強
営業利益は直近2期とも2億円。売上高73億円に対して営業利益率2.74%と低く、固定費増で赤字転落の恐れがある。
- 時価総額41億円で流動性リスク継続影響中
時価総額41億円、外国人保有0.3%。売買が細る局面では値動きが大きくなる。
- PER51.54倍は成長期待を織り込み継続影響中
純利益1億円に対し時価総額41億円でPER約51.5倍。収益改善が遅れればバリュエーション修正リスク。
- ROE4.8%と低く資本効率改善乏しい継続影響弱
ROE4.8%はPBR2.08倍に見合わない。利益成長がなければ株価の上値は重い。
- 既存店売上高
- 店舗の収益力と客数動向を把握する基本指標。
- 営業利益率
- コスト管理の成果と収益性改善の進捗を確認。
- 出店数
- 成長戦略の実行度を測る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり0円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは0.00%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年9月 | 5 | — | 394.1 |
| 2017年9月 | 5 | 0.0 | 122.3 |
| 2018年9月 | 5 | 0.0 | 24.8 |
| 2019年9月 | 5 | 0.0 | 37.7 |
| 2020年9月 | 5 | 0.0 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想—
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ5,464人。区分でいちばん多いのは個人・その他で69.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.3%を占め、残る69.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年9月% | 2021年9月% | 2022年9月% | 2023年9月% | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 58.7 | 58.6 | 59.0 | 64.3 | 66.7 | 69.2 |
| 事業法人 | 35.9 | 36.1 | 35.8 | 31.7 | 30.3 | 30.3 |
| 自己株式 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 0.6 | 1.3 | 1.2 |
| 証券会社 | 0.3 | 0.1 | 0.1 | 0.6 | 0.7 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.2 |
| 外国法人 | 0.3 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 0.3 | 0.1 |
| 金融機関 | 4.8 | 4.8 | 4.6 | 2.9 | 1.9 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社なにわ | 29.00 |
| 02 | 坂本 大地 | 10.70 |
| 03 | 良川 忠必 | 1.05 |
| 04 | 坂本 洋平 | 0.80 |
| 05 | 東京一番フーズ従業員持株会 | 0.80 |
| 06 | 恵本 正志 | 0.44 |
| 07 | 井野 裕子 | 0.34 |
| 08 | 井上 和則 | 0.33 |
| 09 | 東京一番フーズ役員持株会 | 0.22 |
| 10 | 浦崎 旭 | 0.22 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−58%、1株純資産は14期で+43%。直近期のROEは4.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | 20 | 127 | 17.0 | 9.2 | — |
| 2013年9月 | 24 | 152 | 17.5 | 10.2 | — |
| 2014年9月 | 25 | 177 | 15.0 | 13.6 | — |
| 2015年9月 | 26 | 201 | 13.5 | 25.8 | 19.5 |
| 2016年9月 | 2 | 198 | 1.2 | 227.9 | 394.1 |
| 2017年9月 | 4 | 197 | 1.8 | 161.9 | 122.3 |
| 2018年9月 | 10 | 202 | 4.9 | 66.5 | 24.8 |
| 2019年9月 | 11 | 211 | 5.5 | 53.7 | 37.7 |
| 2020年9月 | −70 | 136 | — | — | — |
| 2021年9月 | 2 | 137 | 1.4 | 303.3 | — |
| 2022年9月 | 14 | 154 | 9.4 | 42.2 | — |
| 2023年9月 | 12 | 170 | 7.5 | 43.0 | — |
| 2024年9月 | 4 | 171 | 2.6 | 115.0 | — |
| 2025年9月 | 9 | 182 | 4.8 | 55.0 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額104百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 坂本大地 | 代表取締役社長 兼 営業本部長 | — | 966,063 |
| 河原庸仁 | 取締役 | — | 2,279 |
| 良川忠必 | 常務取締役 商品本部長 | — | 97,174 |
| 前田豊司 | 取締役 | — | — |
| 梅原美樹 | 取締役 | — | — |
| 安田隆 | 取締役 | — | — |
| 清水健一 | 監査役(常勤) | — | 4,433 |
| 松田賢一郎 | 監査役 | — | — |
| 大森剛 | 監査役 | — | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | ストックオプション百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 65 | 1 | 13 | 84 | 21 |
| 社外取締役 | 7 | 20 | — | — | 20 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,946字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,436字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,396字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,259字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第28期(2025/10/01-2026/09/30)2026-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第27期(2024/10/01-2025/09/30)2025-12-25
- 半期報告書半期報告書-第27期(2024/10/01-2025/03/31)2025-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第26期(2023/10/01-2024/09/30)2024-12-26
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第2四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-02
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-05
- 有価証券報告書有価証券報告書-第25期(2022/10/01-2023/09/30)2023-12-27
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第2四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第1四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第24期(令和3年10月1日-令和4年9月30日)2022-12-27
- 四半期報告書四半期報告書-第24期第3四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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