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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

東京一番フーズ

TOKYO ICHIBAN FOODS CO .,LTD.3067 · Standard · 小売業

「とらふぐ亭」など水産飲食チェーンを運営し、自社養殖から加工・卸売・飲食までを垂直統合する6次産業化を推進。主要食材の安定調達と高品質を両立。

概要

東京都豊島区に本社を置く東京一番フーズは、飲食事業を中核に養殖・加工・卸売を垂直統合する水産企業である。2025年9月期の連結売上高は73億円、従業員241名。主力の「泳ぎとらふぐ料理専門店とらふぐ亭」や「寿し常」など63店舗を国内とニューヨークに展開し、自社養殖のとらふぐやクロマグロを活用したサプライチェーン管理を強みとする。

飲食事業を起点とする6次産業化の構造

当社グループは、飲食事業を起点に養殖・加工・卸売を連携させる6次産業化を推進している。2025年9月期のセグメント別売上高は、飲食事業65億34百万円、外販事業6億83百万円、不動産賃貸事業32百万円。飲食事業が全体の約9割を占めるが、外販事業では自社養殖の「平戸本まぐろ極海一番」をブランド化し、外部への販売も行う。不動産賃貸事業は収益効率化に貢献し、当期売上高は前期比231.2%増と成長している。グループ全体でサプライチェーンマネジメント力を強化し、食材の安定調達とコスト管理を実現している。

養殖から加工・流通を担う子会社群

連結子会社は4社。株式会社長崎ファームは長崎県平戸市でとらふぐ・クロマグロ・ヒラマサ等の海面養殖を行い、自社ブランド「平戸本まぐろ極海一番」を生産する。Ichiban Foods Inc.とIchiban Foods Broadway Inc.は米国ニューヨークで和食鮮魚レストラン「WOKUNI」を運営し、日本の水産物の海外販売拠点として機能する。株式会社寿し常は2020年6月に事業譲受した寿司店舗チェーンで、「寿し常」ブランドを展開する。これらの子会社がグループ内で食材の生産・加工・販売を担い、一貫したトレーサビリティと品質管理を実現している。

店舗展開の地域特性と規模

2025年9月30日現在の店舗は東京都42店、神奈川県13店、埼玉県5店、千葉県2店、海外1店の計63店。規模別では大型店(101席以上)5店、中型店(60~100席)25店、小型店(59席以下)33店である。都心部に集中しつつも多摩地域や周辺県に展開する。海外店はニューヨークの「WOKUNI」1店のみだが、2号店の開業準備を進めている。2020年の寿し常譲受により店舗数が73店に増加した後、不採算店の閉店やFC化により減少傾向にある。2025年9月期には1店閉店し63店となった。

業界の中での役割は水産物の生産者かつサプライチェーンを統括するSCM企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
73億円
営業利益
2億円
営業利益率
2.7%
純利益
1億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
飲食事業65億円90.3%2億円3.1%
外販事業7億円9.7%-1億円-14.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01飲食(外食産業)主力

直営店とFC店で「とらふぐ亭」「寿し常」等のブランドを展開。自社養殖のとらふぐ・本まぐろを店内で加工・提供することで中間コストを削減し、高品質を低価格で提供。職人による技術で差別化。

ふぐ調理師免許の保有者数は競合他社との差別化要因

主な製品・サービス5
泳ぎとらふぐ料理専門店とらふぐ亭
生きたとらふぐを店内で捌いて提供する専門店。高級国産とらふぐの鮮度と品質が特徴。
おいしい寿司と活魚料理 魚の飯
活魚を店内で調理する寿司・魚料理店。旬の食材を使った鮮魚料理を提供。
うまい寿司と魚料理 魚王KUNI
魚の飯と同様、活魚を店内調理する寿司・魚料理店。
寿し常
職人が握る寿司業態。2020年に事業譲受し、グループの差別化要素を共有。
WOKUNI
米国ニューヨークの和食鮮魚レストラン。日本水産物のアンテナショップとして展開。

02外販(卸売・加工)準主力

子会社の長崎ファームで養殖した活魚・鮮魚を法人・個人向けに販売。養殖から加工までの一貫体制で物流コスト・鮮度・品質の課題を解決するソリューションを提供。

主な製品・サービス2
平戸本まぐろ 極海一番
長崎県平戸市で養殖したクロマグロのブランド。外食企業として初めてクロマグロ養殖に挑み、鮮度・品質の一貫したトレーサビリティを確保。
身欠きふぐ
除毒済みのふぐ加工品。HACCP商標使用許可を取得し、海外販売も見据える。

03不動産賃貸副次

飲食店舗の出店や管理で培った知見を活かし、居住用物件や賃貸商業施設を保有・賃貸。自社店舗の一部エリア転用や社員寮の跡地利用で収益効率を向上。

製品と技術

泳ぎとらふぐ料理専門店とらふぐ亭

「とらふぐ亭」は当社の看板ブランドであり、水槽で泳ぐ生きたとらふぐを店内で捌き、新鮮な刺身やてっちりとして提供する。主要食材は子会社長崎ファームが平戸で養殖した国産高級とらふぐ。ふぐ調理師免許を持つ職人が多数在籍し、他社との差別化要因となっている。高品質でありながらリーズナブルな価格設定が特徴で、自社養殖による原価安定がこれを支える。2025年9月期現在、関東圏を中心に複数店舗を展開し、年間を通じて安定した需要がある。

寿し常ブランドの職人寿司

「寿し常」は2020年に事業譲受した寿司店チェーンで、当社グループの「食材・空間・サービスへのこだわり」を引き継ぐ。職人が握る寿司を提供し、活魚を使用した鮮度重視のメニューが特徴。グループの養殖魚である「平戸本まぐろ極海一番」や九州産鮮魚を活用し、他店との差別化を図る。譲受後は不採算店を閉鎖し、収益性を改善。2025年9月期現在、主に東京都内で複数店舗を運営している。

平戸本まぐろ極海一番のブランド養殖

「平戸本まぐろ極海一番」は、当社子会社長崎ファームが長崎県平戸市で養殖するクロマグロのブランド名。外食企業として初めてクロマグロ養殖に成功し、2016年頃から市場に供給を開始した。水揚げをコントロールすることで常に新鮮な状態で出荷できる。グループ飲食店舗での使用はもちろん、外販事業でも販売され、ニューヨークの「WOKUNI」にも輸出される。トレーサビリティシステムにより生産から提供までの履歴を追跡可能で、安全性をアピールしている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 飲食(外食産業)ふぐ調理師免許の保有者数は競合他社との差別化要因

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

小型外食チェーン、低採算かつ伸び悩み

小売業(外食)において、東京一番フーズは売上高73~75億円と小規模。同業のトライアルホールディングスや光フードサービスと比べ規模が小さく、営業利益率も2.7%と低水準。主力の回転寿司チェーンなど既存事業の伸びが鈍く、成長が停滞。業界内での競争力は限定的で、収益改善が急務。

強み

  • 回転寿司など特定の外食業態で一定の知名度を有する。
  • 標準化されたオペレーションにより、比較的低コストでの店舗運営が可能。
  • 地域密着型の店舗展開で、リピーターの獲得に成功している。
  • 借入金が少なく、財務リスクは低い。

課題

  • 営業利益率2.7%と低く、原材料費や人件費上昇への対応が急務。
  • 直近の売上高が横ばい~微増で、成長の原動力となる新業態開発が必要。
  • 同業大手と比較し、価格・品質・サービス面での明確な優位性に欠ける。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字が東京一番フーズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。

#企業時価総額PER
13190ホットマン43億円11.6倍
23067東京一番フーズ42億円53.1倍
33177ありがとうサービス42億円8.3倍
43352バッファロー42億円9.5倍
59835ジュンテンドー42億円
69969ショクブン42億円
72747北雄ラッキー40億円36.5倍
83181買取王国39億円10.8倍
93536アクサスホールディングス39億円12.9倍
103133海帆39億円
11386Aみのや38億円22.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

養殖権取得と加工場設置で一次・二次産業に参入

当社グループの6次産業化は2011年(平成23年)に長崎県平戸市で海面養殖の権利を取得したことに始まる。これにより、飲食事業の主要食材であるとらふぐの自社調達が可能となった。翌2012年(平成24年)には東京都江東区に鮮魚加工場を設置し、身欠きふぐ(除毒済みふぐ)の加工・販売を開始。養殖(一次産業)と加工(二次産業)の基盤を整え、垂直統合の第一歩を踏み出した。これにより市場相場変動リスクの低減と安定品質の確保を目指した。

HACCP許可とブランド化で品質管理体制を強化

2016年(平成28年)、ふぐに関するHACCP(危害分析重要管理点)商標使用許可を取得。これにより、海外販売も視野に入れた衛生管理基準を満たすことが可能となった。同年には自社養殖のクロマグロを「平戸本まぐろ極海一番」としてブランド化し、外食企業として初めてクロマグロ養殖に成功したことをアピール。ブランド価値を高めるとともに、トレーサビリティの仕組みを構築し、安全・安心な食材提供の裏付けとした。この基盤が後の海外展開や事業拡大につながる。

ニューヨーク進出と海外販路の開拓

2017年(平成29年)10月より、自社ブランド「平戸本まぐろ極海一番」を含む九州産鮮魚を、米国ニューヨークの和食鮮魚レストラン「WOKUNI」に供給開始。2018年(平成30年)9月期には「WOKUNI」レストランを現地に出店し、飲食事業の海外展開を本格化した。これは日本の水産物販売のアンテナショップとしての役割も担い、現地での需要開拓とともに、グループ全体の知名度向上に寄与した。2025年9月期現在も1号店を運営し、キャパシティ約1.5倍の2号店開業準備を進めている。

寿し常の事業譲受で店舗網を拡大

2020年(令和2年)6月、株式会社寿し常の事業を譲り受け、寿司店舗チェーン「寿し常」等26店舗を一挙に追加。これにより当社の期末店舗数は前年の48店から73店へ急増した。寿し常は職人が握る寿司業態で、当社のこだわりである食材・空間・サービスのポリシーを共有。グループ全体としてのシナジーを高めるとともに、不採算店の整理を進め、収益性を改善してきた。以降、店舗数は減少傾向にあるが、これは選択と集中によるものである。

不採算店整理とFC化による収益構造の改善

2020年の事業譲受後、当社は不採算店舗の閉鎖やフランチャイズ化を推進。2021年9月期に3店、2022年9月期に1店(FC化)、2023年9月期に3店、2024年9月期に3店(うち1店はFCからの直営化)、2025年9月期に1店を閉鎖またはFC化した。これにより店舗数は73店から63店に減少したが、営業利益は2023年9月期の1億円から2024年9月期には2億円に改善。固定費削減と高収益店舗への集中が奏功し、収益体質の強化が進んでいる。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    自社養殖による主要食材の安定調達

    主要食材である国産高級とらふぐの相場変動リスクに対処するため、子会社の養殖場での自社養殖数を拡大し技術向上を図る。また生産者ネットワークを構築し、仕入価格を安定させることでリーズナブルな販売価格を維持する。

  2. 02

    食材の安全性確保とトレーサビリティ

    食材の安全性に対する消費者の関心の高まりを受け、主要食材のトレーサビリティシステムを開発・運用。6次産業化や産直ルートの開拓により、安全で新鮮な食材を直接仕入れ、生産情報を顧客に発信する。

  3. 03

    従業員教育と独立支援による人材育成

    「食材・空間・サービスへのこだわり」をスタッフが理解し実践できるよう教育を徹底。IT活用でナレッジを向上させるとともに、独立教育プログラムやのれん分け制度を通じて新たなベンチャー企業家を輩出する。

  4. 04

    情報システム拡充による高品質経営

    販売・仕入管理システムやトレーサビリティシステムを基盤に、経営情報システムを更に拡充。食材・養殖・加工の各コストを適正化し、高品質経営を実現する。

  5. 05

    SDGsへの取り組みと持続可能な水産事業

    SDGsの理念を養殖・卸売・加工事業に取り入れ、資源保護と水産物の安定供給を継続する。持続可能な社会の実現に貢献する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で241人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は445万円で、9期前と比べて+7.8%平均年齢は33.0歳、平均勤続年数は7.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月203
2017年9月196
2018年9月191
2019年9月41231.06.0172
2020年9月41231.06.0333
2021年9月38031.06.0313
2022年9月35032.07.0299
2023年9月36532.07.0269
2024年9月39132.07.026675
2025年9月44533.07.024183

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率19.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)54.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 2 / 海外 2、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
合計836百万円
合計
合計776百万円
合計
合計417百万円
合計
米国店舗 — 米国ニューヨーク州412百万円
飲食事業
賃貸用 不動産316百万円
不動産 賃貸事業
店舗 — 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県290百万円
飲食事業
賃貸用不動産 — 東京都港区他282百万円
不動産 賃貸事業
福利厚生施設 — 東京都豊島区270百万円
全社
東京都内店舗-29店 — 東京都新宿区他178百万円
飲食事業
平戸養殖場他 — 長崎県、大分県143百万円
飲食事業及び 外販事業
ほか10件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社長崎ファーム(注)3
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Ichiban Foods Inc.
    米国 ニューヨーク州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社寿し常(注)4
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Ichiban Foods Broadway Inc.
    米国 ニューヨーク州 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は73億円営業利益2億円前期と比べると減収増益で、売上が-2.7%、利益が+0.0%。

売上高
-2.7%
73億円
営業利益
+0.0%
2億円
純利益
1億円
営業利益率
2.7%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高73億円73億円
営業利益2億円2億円
純利益1億円1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は16億円、営業利益は−1億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q1915.31
2023年3Q1600.00
2023年4Q17−1
2024年1Q2229.12
2024年2Q2129.51
2024年4Q32−2−6.3−3
2025年2Q4237.12
2025年4Q31−1−3.2−1
2026年2Q4037.52
2026年3Q16−1−6.30

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は32億円から73億円へ2.3倍に増えた。直近期の営業利益率は2.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月3222
2013年9月3422
2014年9月3532
2015年9月3832
2016年9月3900
2017年9月4110
2018年9月4321
2019年9月4621
2020年9月40−4−6
2021年9月4510
2022年9月6131
2023年9月7321
2024年9月75222.70
2025年9月73222.71

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高73億円のうち、営業利益として残るのは2億円2.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の1.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金37.0%27億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金60.3%44億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.7%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
63.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.9pt
2.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.1pt
1.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.8pt
4.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが1億円、投資CFが−16億円で、差し引きのフリーCFは−15億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は7億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月20−126
2013年9月1−1−105
2014年9月40049
2015年9月2−10110
2016年9月−3−10−46
2017年9月4−1038
2018年9月2−12111
2019年9月0−64−69
2020年9月−5−715−1213
2021年9月−3−12−410
2022年9月10−1−1918
2023年9月0−2−2−214
2024年9月0−3−2−39
2025年9月1−1613−157

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は56億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は28.9%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月1511471.6
2013年9月1613380.7
2014年9月1915477.6
2015年9月2218480.1
2016年9月2117481.6
2017年9月2218478.4
2018年9月2518769.5
2019年9月29191063.9
2020年9月40132730.0
2021年9月42132928.5
2022年9月44143031.0
2023年9月46163033.4
2024年9月43162735.7
2025年9月56173928.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
8億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
7億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
39億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
34
/ 100
安定性自己資本比率19 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率322社中202位あたり、逆に低いのは売上成長率322社中276位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.8%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.7%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
28.9%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.7%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥466で、1年前と比べて-0.4%過去52週の値幅のなかでは84%の位置にある。

¥466-0.2%1ヶ月+2.4%1年-0.4%時価総額42億円
過去52週の値幅
安値¥420高値¥475

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)53.1倍
PER (会社予想)36.5倍
PBR2.21倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月12日時点で454円と、1カ月で0.22%上昇し、ほぼ横ばいで推移している。25日移動平均線(452円)、75日線(452円)、200日線(452円)がほぼ同じ水準に位置しており、方向感が乏しい展開。52週高値(475円)には4%の距離、52週安値(420円)からは8%高く、狭いレンジ内で推移している。出来高は全体的に少なく、需給はタイトだが、売買が低調だ。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PERは51.77倍で業界平均39.73倍を上回り、割高感がある。PBRは2.08倍で平均2.94倍を下回り、ROEは4.8%と低く資本効率は良くない。配当利回りは0%で、無配当が続いており、株主還元が乏しい。売上高は横ばいで利益も低位で推移しており、成長が見込めない。割高かつ配当も無く、投資妙味は薄い。

指標この会社業種平均
PER (実績)53.1倍39.6倍
PER (予想)36.5倍
PBR2.21倍2.44倍
ROE4.8%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

外食産業は人件費や食材費の高騰に直面し、同社もコスト増に苦戦。強気派は業態転換や新規出店による成長期待を指摘するが、弱気派は収益力の低さと競争激化を懸念。2024/9期の売上75億円、営業利益率2.67%と低水準で、営業利益はほぼゼロに近い。

プラスに働く材料7
  • 新業態の成長

    焼肉や居酒屋など差別化業態で需要を開拓し、既存店の客単価向上が寄与。

  • コスト管理の改善

    食材調達や店舗運営の効率化で利益率改善の余地がある。

  • 出店拡大

    関東圏を中心に積極出店し、規模拡大による収益向上を図る。

  • 売上高73億円と横ばいながら利益は安定継続影響

    直近3期の売上高は73→75→73億円とほぼ横ばいで、営業利益は2億円を維持。急激な悪化は避けられている。

  • 純利益が1億円まで回復2026年Q2影響

    純利益は1億円(2023/9期)、0億円(2024/9期)、1億円(2025/9期)と回復。今期も1億円台確保ならPERは改善余地。

  • 無配当からの復配余地2027年〜2028年影響

    配当利回りは0%。純利益1億円を維持できれば、将来の配当開始で株主還元が期待される。

  • 株価の一年下落率が-1.53%と小幅継続影響

    株価は1年間で約1.5%しか下がっておらず、売り圧力が限定的。需給は落ち着いている。

マイナスに働く材料7
  • 低収益構造

    営業利益率2%台で推移し、コスト増で利益が圧縮されやすい。

  • 競争激化

    外食市場は大手チェーンや低価格競争が激しく、差別化が難しい。

  • 小規模経営

    売上高75億円と小規模で、スケールメリットが働きにくい。

  • 営業利益2億円の壁を突破できず2027年〜2028年影響

    営業利益は直近2期とも2億円。売上高73億円に対して営業利益率2.74%と低く、固定費増で赤字転落の恐れがある。

  • 時価総額41億円で流動性リスク継続影響

    時価総額41億円、外国人保有0.3%。売買が細る局面では値動きが大きくなる。

  • PER51.54倍は成長期待を織り込み継続影響

    純利益1億円に対し時価総額41億円でPER約51.5倍。収益改善が遅れればバリュエーション修正リスク。

  • ROE4.8%と低く資本効率改善乏しい継続影響

    ROE4.8%はPBR2.08倍に見合わない。利益成長がなければ株価の上値は重い。

次の決算で確かめる点
既存店売上高
店舗の収益力と客数動向を把握する基本指標。
営業利益率
コスト管理の成果と収益性改善の進捗を確認。
出店数
成長戦略の実行度を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
37.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月5394.1
2017年9月50.0122.3
2018年9月50.024.8
2019年9月50.037.7
2020年9月50.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ5,464人。区分でいちばん多いのは個人・その他69.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.3%を占め、残る69.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他58.758.659.064.366.769.2
事業法人35.936.135.831.730.330.3
自己株式1.01.01.00.61.31.2
証券会社0.30.10.10.60.70.2
外国人個人0.00.00.10.10.10.2
外国法人0.30.40.40.40.30.1
金融機関4.84.84.62.91.90.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社なにわ29.00
02坂本 大地10.70
03良川 忠必1.05
04坂本 洋平0.80
05東京一番フーズ従業員持株会0.80
06恵本 正志0.44
07井野 裕子0.34
08井上 和則0.33
09東京一番フーズ役員持株会0.22
10浦崎 旭0.22

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−58%、1株純資産は14期で+43%。直近期のROEは4.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月2012717.09.2
2013年9月2415217.510.2
2014年9月2517715.013.6
2015年9月2620113.525.819.5
2016年9月21981.2227.9394.1
2017年9月41971.8161.9122.3
2018年9月102024.966.524.8
2019年9月112115.553.737.7
2020年9月−70136
2021年9月21371.4303.3
2022年9月141549.442.2
2023年9月121707.543.0
2024年9月41712.6115.0
2025年9月91824.855.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額104百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
坂本大地代表取締役社長 兼 営業本部長966,063
河原庸仁取締役2,279
良川忠必常務取締役 商品本部長97,174
前田豊司取締役
梅原美樹取締役
安田隆取締役
清水健一監査役(常勤)4,433
松田賢一郎監査役
大森剛監査役

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円ストックオプション百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4651138421
社外取締役720203

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,946字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、飲食事業を起点に、卸売事業、養殖事業、加工事業を垂直的に展開する6次産業化を推進しております。その目指すところは、水産物のSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)力のある総合水産企業の展開です。目的は、グループ飲食店舗のお客様、外販のお客様(飲食業、小売業、卸売業等)と直接的に情報共有することで、すべての事業においてお客様視点による生産・物流等の業務改善、イノベーションの推進による新しい価値を創造していくことにあります。 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社4社により構成されており、飲食事業、外販事業及び不動産賃貸事業を主たる事業としております。また、当社及び当社の関係会社の事業の位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等) 1.報告セグメントの概要」に記載のとおりです。 ① 飲食事業 株式会社東京一番フーズにおいて「泳ぎとらふぐ料理専門店とらふぐ亭」、「おいしい寿司と活魚料理魚の飯」、「うまい寿司と魚料理魚王KUNI」等のブランドを直営及びフランチャイズにて展開しております。米国ニューヨークには、日本の水産物販売のアンテナショップとして「WOKUNI」ブランドでシーフードレストランを展開し、令和2年6月に譲り受けた株式会社寿し常において、「寿し常」ブランドで職人がいる寿司業態を展開しております。これらの自社の飲食事業において主要食材の直達は株式会社長崎ファームより行っております。調達から加工・流通・店舗における提供といった垂直的統合型の運営が当社グループの優位性であり、ブランド・情報価値及び安全性・安定性により付加価値を高めたサービス提供を通して顧客満足度を高める仕組みを追及しております。 同仕組の具体的な特徴として、主要商品である「とらふぐ」「本まぐろ」について自社養殖魚を活用することにより「自社基準をクリアできる高品質商品の確保」「市場相場や生産量といった外部リスクへのヘッジ」を行うことが可能となります。また、商品仕入にあたり、完全外部仕入と比較した際の中間流通コストや加工コスト、仕入保管コストを削減することで、高品質の商品でありながら、お値打ち価格でお客様に提供することができます。 特徴の第二は、「素材の良さ」「プロの味」にこだわり、全ての料理を店内で調理する店舗づくりを行っている点にあります。「泳ぎとらふぐ料理専門店とらふぐ亭」では、水槽で泳いでいるふぐを店舗で捌いて提供するという新鮮さに高級国産とらふぐの品質の良さが相まって、多くのお客様にご来店いただいております。「おいしい寿司と活魚料理魚の飯」「うまい寿司と魚料理魚王KUNI」においては、活きた魚介類を店内で調理するなど、最高の鮮度で商品提供できることに加え、季節に応じて旬の食材を使用した鮮魚料理を提供することで、食材の活きの良さや瑞々しさを味わっていただくことを追求しております。 特徴の第三は、ふぐ調理師免許を保有する職人を多数抱えている点にあります。第二の特徴で挙げたプロの味を重視するため、当社では職人を多数抱えることで、高品質の料理をすべての店舗で提供できる仕組みを追求しております。特に、ふぐ調理師免許がなければ「活きたとらふぐ」を店内で捌くことができないため、当社のふぐ調理師免許の保有者数は競合他社との差別化要因となっております。 食材・空間すべてにおいてこだわりを持ち、高コストパフォーマンスでお客様にご満足いただくことが、事業ポリシーであります。 また、上記の他社との差別化できる3つの特徴は、「寿し常」においても既に浸透しており、グループ全体としてシナジー効果がさらに高まっております。 (主な関係会社)当社、㈱長崎ファーム、Ichiban Foods Inc.、㈱寿し常、Ichiban Foods Broadway Inc. 当社グループにおける店舗展開の状況は、以下のとおりであります。 年度別出退店状況 増加   減少(FC化を含む)   期末店舗数 第19期 (平成29年9月期)   ―   ―   47 第20期 (平成30年9月期)   1   1   47 第21期 (令和元年9月期)   2   1   48 第22期 (令和2年9月期)   26   1   73 第23期 (令和3年9月期)   ―   3   70 第24期 (令和4年9月期)   ―   1   69 第25期 (令和5年9月期)   ―   3   66 第26期 (令和6年9月期)   1   3   64 第27期 (令和7年9月期)   ―   1   63 (注) 1.第20期(平成30年9月期)の増加1店舗は「WOKUNI」レストランを米国ニューヨークに出店した事に伴う増加であります。 2.第20期(平成30年9月期)の減少1店舗は「ふぐよし」の閉店に伴う減少であります。 3.第21期(令和元年9月期)の増加2店舗は「泳ぎとらふぐ料理専門店 とらふぐ亭」浦和店及び大森店の出店に伴う増加であり、減少1店舗は「泳ぎとらふぐ料理専門店 とらふぐ亭」所沢店の閉店に伴う減少であります。 4.第22期(令和2年9月期)の増加26店舗は子会社である株式会社寿し常が寿司店舗チェーン「寿し常」等を事業譲渡により譲り受けた事による増加であります。 5.第22期(令和2年9月期)の減少1店舗は「亀戸ふぐよし総本店」の閉店に伴う減少であります。 6.第23期(令和3年9月期)の減少3店舗は「泳ぎとらふぐ料理専門店とらふぐ亭」関内店、「大阪てっちり鈴木」下北沢店、及び「立喰い寿し寿し常」アトレ上野パークアベニュー店の閉店に伴う減少であります。 7.第24期(令和4年9月期)の減少1店舗は「泳ぎとらふぐ料理専門店 とらふぐ亭」駒込店のFC化に伴う減少であります。 8.第25期(令和5年9月期)の減少3店舗は「海鮮処寿し常」アトレ亀戸店、「江戸東京寿し常」東京ソラマチ店、「成増寿し常」エキア成増店の閉店に伴う減少であります。 9.第26期(令和6年9月期)の増加1店舗は「泳ぎとらふぐ料理専門店 とらふぐ亭」駒込店の直営店化に伴う増加であります。 10.第26期(令和6年9月期)の減少3店舗は「泳ぎとらふぐ料理専門店とらふぐ亭」吉祥寺駅前店、「うまい寿司と魚料理 魚王KUNI」吉祥寺店及び「海鮮処寿し常」松戸駅前店の閉店に伴う減少であります。 11.第27期(令和7年9月期)の減少1店舗は「海鮮処寿し常」マーヴ妙典店の閉店に伴う減少であります。 地域別出店状況 (令和7年9月30日現在) エリア   大型店 (101席以上)   中型店 (60席以上100席以下)   小型店 (59席以下)   合計 東京都(店舗数)   5   17   20   42 神奈川県(店舗数)   ―   3   10   13 埼玉県(店舗数)   ―   3   2   5 千葉県(店舗数)   ―   1   1   2 海外   ―   1   ―   1 合計(店舗数)   5   25   33   63 ② 外販事業 株式会社長崎ファームにおいて自社養殖魚などの活魚・鮮魚を法人・個人向けに販売しております。当社グループは「6次産業化」の一環として生産から物流・加工までの一貫した体制を整えることで、物流コスト・鮮度・品質などの課題を解決していく最適なソリューションを構築しております。 具体的には平成23年に長崎県平戸市において海面養殖の権利を取得し、第1次産業としてとらふぐ・クロマグロ・ヒラマサ等の養殖を開始致しました。また、第2次産業として平成24年に東京都江東区に鮮魚加工場を設置し、主に身欠きふぐ(除毒済みのふぐ)の加工・販売を開始致しました。平成28年には身欠きの海外販売も見据えて、ふぐに関するHACCP商標使用許可を取得しております。 当社グループは、外食企業として初めてクロマグロの養殖を行って「平戸本まぐろ 極海一番(きわみいちばん)」という名称でブランド化し、飲食事業における店舗等で主に販売しております。当社グループは、自社養殖場を持つ強みを活かして鮮度・品質の一貫したトレーサビリティを構築し、お客様に安全安心な食材の提供を可能としております。また、水揚げをコントロールすることにより新鮮かつ品質の高い商品をタイムリーに供給できるという強みがあります。 平成29年10月より、「平戸本まぐろ 極海一番」及び九州産の鮮魚等を、当社グループが運営するニューヨークの和食鮮魚レストラン「WOKUNI」(Ichiban Foods Inc.直営店)に提供を行っております。 (主な関係会社)㈱長崎ファーム ③ 不動産賃貸事業 株式会社東京一番フーズ及び株式会社寿し常において、東京都その他の地域において、賃貸収益を得ることを目的として居住用物件や賃貸商業施設を保有しております。①飲食事業を通して複数の店舗出店、従業員管理を行う中で取り組んできた不動産賃貸ついての知見並びに過去社員寮として使用していた物件や自社店舗の一部エリア転用等によりグループ全体としての収益効率化に貢献しております。 (主な関係会社)当社、㈱寿し常 [事業系統図] 当社グループの事業系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,436字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの対処すべき課題は以下のとおりです。 (1) 主要食材「国産高級とらふぐ」の調達について 当社は、主要食材である国産高級とらふぐにおいては周期的に相場が大幅に変動することを経験しております。この対策の一つとして、当社子会社株式会社長崎ファームの平戸養殖場にて、とらふぐの自社養殖数拡大と養殖技術の向上を図ることで「国産高級とらふぐ」の調達力を安定させ、とらふぐ亭のリーズナブルな販売価格を守っていく方針であります。また、仕入価格安定のための生産者ネットワークの構築にも取り組んでまいります。 (2) 食材の安全性の確保と情報発信について 昨今、食の安全性について様々な問題が取りざたされております。当社は従来より、自然の恵みである本物の食材をお客様にご提供することを最大のモットーとして掲げており、徹底的に食材にこだわっていきたいと考えております。そのモットーをより具体化するために、安全安心な食材を使用していることへの裏付けとして、主要食材である「国産高級とらふぐ」のトレーサビリティシステムを開発・運営してきております。 また、6次産業化を推進し自社養殖魚の生産強化と、生産地との連携強化で安全かつ新鮮な食材を直接仕入れるルートの開発を推進してきております。こうした産直の推進で、生産者・生産地からの生産情報をお客様へお届けできる、また、店舗でのお客様の声を生産者・生産地にフィードバックできる可能性が拡大しております。毎年恒例の当社主催「ふぐの日フォーラム」、当社WEB、当社店舗にて食材に関する情報発信に力を入れてまいります。 (3) 従業員教育と人材の育成と輩出について 当社のもう一つのモットーである「大切な人と過ごせる空間の演出」を更に効果的にするのが、店舗スタッフのきめ細かなサービスのご提供であると考えております。きめ細かなサービスをご提供するためには、スタッフ一人ひとりが当社のコンセプトである「食材・空間・サービスへのこだわり」を深く理解し、そのこだわりを持って「お客様をおもてなし」することを実践してまいります。今後、店舗数の増加に伴い、店舗スタッフのサービスレベルを常に維持・向上させるべく、IT活用にてナレッジを高めてまいります。 また、当社は独立意欲のある社員に対して、独立教育プログラムを推進し、のれん分け制度を実施しております。今後、更なる多様な人材採用・人材育成・評価制度を確立していくことで、新たなベンチャー企業家を輩出していくことを推進してまいります。 (4) 経営情報システムについて 当社では、経営の基盤としての情報システムとして、販売業務管理システム、仕入業務管理システム、当社主要食材の「国産高級とらふぐ」のトレーサビリティシステムを確立しております。今後は、この経営情報システムを更に拡充することで、食材コストの適正化、また、養殖事業における養殖コストの適正化、加工場における加工コスト適正化を推進して、高品質経営を目指してまいります。 (5) 「SDGs(持続可能な開発目標)」に対する取り組みについて 当社は、SDGsの達成に向け、具体的活動に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。特に、当社が持つ水産物の養殖事業、卸売事業、加工事業について、SDGsが掲げる理念を取り入れつつ、資源保護と水産物の安定供給を継続して行ってまいります。
事業等のリスク4,396字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、その発生の予防または回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、文中の将来に関する事項は、本報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 販売について 売上高・利益水準の季節変動について 当社グループの主要事業である「泳ぎとらふぐ料理専門店 とらふぐ亭」の店舗は、業態や取扱品目の特性上、繁忙期に当たる上期と閑散期に当たる下期の売上高や利益の水準に極端な差異が認められます。当社グループの繁忙期と閑散期の売上高等の比率は下表のとおりであります。 当社グループといたしましては、閑散期の販売促進方法の確立、季節ごとのメニュー構成の再考などにより収益の向上を図ることで、年間を通じて安定した売上・利益を確保する考えでありますが、当該状況が継続する可能性があります。 上期売上高 (10~3月)   上期営業利益 (10~3月)   下期売上高 (4~9月)   下期営業利益 (4~9月)   通期売上高 (10~9月)   通期営業利益 (10~9月) 令和5年9月期(千円)   4,042,370(55.6%)   251,992   3,224,127(44.4%)   △103,434   7,266,498(100.0%)   148,557 令和6年9月期(千円)   4,313,123(57.8%)   364,989   3,148,904(42.2%)   △137,160   7,462,027(100.0%)   227,828 令和7年9月期(千円)   4,197,443(57.9%)   313,768   3,053,427(42.1%)   △118,367   7,250,870(100.0%)   195,400 (  )内は各期ごとの上・下期の売上割合を表わしております。 (2) 仕入について ① 主要食材の取引量確保について 当社グループは主要食材であるとらふぐについては、国産とらふぐのみを仕入れております。従いまして今後も国産とらふぐの安定した確保が重要となります。 当社グループは良質な国産とらふぐを調達するため、養殖事業への追加投資や生産段階からの情報交換等、計画的な仕入体制を構築しております。また、とらふぐ及び本まぐろの養殖のみならず、生産地における活魚や本まぐろのグループ外への販売を実施して、生産者との連携を強化しております。 しかしながら、今後、何らかの要因により国産とらふぐの取引量が確保できない場合は、店舗での注文や身欠きふぐの注文に応じられない等により、当社グループの経営成績や事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ② 主要食材の価格変動の影響について 当社グループの主要食材であるとらふぐの市場価格は需給関係により相場が変動しやすく、安定的な価格による調達が重要となります。 当社グループは、養殖事業への追加投資や、生産者ネットワーク化、仕入業者の拡大等により価格変動等のリスク分散を図っていく所存であります。 しかしながら、今後、何らかの要因により国産とらふぐの価格が大きく変動した場合、原価率が悪化すること等により、当社グループの経営成績や事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 養殖事業について 当社グループは、国内において養殖事業を営んでおりますが、予防困難な魚病や自然災害等が発生した場合や、何らかの要因により漁業行使権契約が継続できなくなった場合には、養殖計画どおりに生産ができなくなること等により、当社グループの経営成績や事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 当社の事業体制について ① 短時間労働者(パートタイマー)等の雇用について 当社グループでは多数のパート・アルバイトを雇用しておりますが、今後の労働人口の減少などで適正な労働力を確保できなかった場合には、人員確保のための採用費用が増加すること等により、当社グループの経営成績や事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 また、各種労働法令の改正等、あるいは厚生年金保険の加入資格の拡大等、パート・アルバイトの処遇に関連した法改正が行われた場合、人件費や管理費用負担が増加すること等により、当社グループの経営成績や事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ② 特定地域に対する依存度について 当社グループは関東地区において飲食事業を行っております。将来、関東地区にて地震等の大規模災害が発生した際には、営業店舗及び加工場・配送センターの損傷等による修繕費用負担、営業日数・営業時間の減少や顧客行動の変化により、当社グループの経営成績、財政状態や事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 個人情報の管理について 当社グループでは、店舗で行っている販促サービス、web等で実施している予約サービスとしての顧客情報と、お客様からのメールや電話等で取得した情報及び社員、パート・アルバイト等の個人情報を取り扱っております。 当該個人情報の管理は、取得時は利用目的をあらかじめ説明し、取得後にはデータの漏洩、滅失又は毀損が発生しないように万全を期しておりますが、何らかの理由により個人情報が漏洩した場合には、損害賠償請求の発生や社会的信用の低下等により、当社グループの経営成績や事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 店舗賃借物件への依存について 当社グループは、事務所や大部分の店舗を賃借しております。賃借期間は賃貸人との合意により更新可能でありますが、賃貸人側の事情により、賃借契約を解約された場合には、営業の継続が困難になること等により、当社グループの経営成績や事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 また、賃貸人に対して令和7年9月期末時点で総額4億59百万円の保証金を差し入れておりますが、その一部が倒産その他の賃貸人に生じた事由により回収できなくなること等により、当社グループの経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 法的規制について ① ふぐ調理師免許制度について ふぐを食材として取り扱う場合、ふぐの毒に起因する食中毒を未然に防止し、食品の安全性を確保することを目的として、都道府県知事からのふぐ取扱所及びふぐ調理師免許の認証が必要となります。当社グループは、安全な食材提供を第一に考えると共に、今後の出店計画・出店地域を勘案して、従業員のふぐ調理師免許の取得・登録に注力しております。 しかしながら、今後、出店予定地域におけるふぐ調理師免許の保持者が不足した場合、予定した出店を行うことができず、当社グループの経営成績や事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ② 食品衛生法について 当社グループは飲食店として食品衛生法の規制を受けております。食品衛生法は、飲食に起因する衛生上の危害の発生の防止並びに公衆衛生の向上及び増進に寄与することを目的としており、飲食店を営業するに当たっては、食品衛生管理者を置き、厚生労働省令の定めるところにより、都道府県の許可を受けなければなりません。 また、営業店舗での食中毒の発生や、腐敗物の提供、未認証の添加物使用などの違反行為を行った場合には、所轄の保健所は、当該店舗における営業許可の取り消し、または当該店舗の営業の全部もしくは一部について期間を定めて営業停止を命じることがあります。 今後、当社グループ店舗にて、何らかの要因で食中毒等が発生した場合には、営業停止や当社グループへの評価の低下などにより、当社グループの経営成績や事業展開に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (5) 海外での事業展開について 当社グループは、米国ニューヨークにIchiban Foods Inc.及びIchiban Foods Broadway Inc.を設立し、鮮魚メニューを中心とした和食レストランを経営するとともに、クロマグロ、ブリなどの鮮魚・和食器などの販売事業も行う「物産販売所併設の和食シーフードレストラン」を営業しております。 しかしながら、米国における経済状況、政治及び社会体制の著しい変化、為替相場、法的規制や取引慣行等により、当社グループの事業展開が何らかの制約を受ける可能性もあり、その場合、当社グループの経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (6) 訴訟に関するリスクについて 当社は、当社の元FC加盟店である株式会社竹野谷より、債務不履行に基づく損害賠償金として35,845千円の支払いを求められております。 当社は当該請求には合理性は無いものと判断しており、現在係争中であります。今後の推移によっては当社の経営成績に影響を及ぼす可能性がありますが、現時点では未確定であります。 (7) その他 ① ストック・オプションによる株価希薄化について 平成28年12月26日、平成29年12月26日、令和元年12月24日、令和4年12月23日及び令和5年12月26日開催の定時株主総会決議に基づき、当社及び当社子会社の取締役、従業員及び社外協力者を対象に会社法第236条、第238条及び第239条の規定に基づくストック・オプションを目的とした新株予約権の無償発行を行っております。また令和5年2月28日開催の取締役会決議に基づき、当社の取締役を対象に会社法第236条、第238条及び第240条の規定に基づくストック・オプションを目的とした新株予約権の有償発行を行っております。 令和7年9月期末現在、希薄化効果を有する未行使のストック・オプションはございません。 今後も株主総会の承認が得られる範囲内において、このような新株予約権の付与を継続する方針でありますが、ストック・オプションの行使がなされた場合には、当社株式価値が希薄化する可能性があります。 ② 配当政策について 当社は、株主に対する利益還元を最重要課題と認識しつつ、設立以来、適時な設備投資のための財務体質の強化及び人材の確保による競争力の向上を経営の重要課題として取り組んでまいりました。即ち、顧客のニーズに基づいた適時な設備投資、人材採用のための内部留保の確保ひいては財務体質の強化に重点を置きつつ、経営成績及び財政状態を勘案しながら、成長に見合った配当を検討していく方針であります。 しかしながら、当社の業績が計画どおりに進展しない場合には、配当を実施できない可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,259字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は本報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績 当社グループは、飲食事業を起点に、卸売事業、加工事業、養殖事業を垂直に展開する6次産業化を推進しております。その目指すところは、SCM(サプライチェーンマネジメント)力のある垂直統合型の総合水産企業の展開です。 目的は、グループ飲食店舗のお客様、外販先(飲食業者、小売業者、卸売業者等)とダイレクトに情報共有することで、すべての事業においてお客様視点からの生産・物流等の業務の改善、イノベーションの推進による新たな価値の創造にあります。当社グループの飲食事業におきましては、水産物SCMによるトレースが確認できる安心・安全な食材の調達と職人の技を駆使した満足度の高い料理・サービスの提供をモットーとしております。また、ポテンシャルの高い海外市場に向けた水産物の事業展開を図るための米国出店においては、米国における関税制度の混乱により悪影響は生じるものの、2店舗目開業に向けた準備を進めております。 当期においては、働き手不足が深刻化する中で、当社グループの目指すサービス水準維持を前提としたうえで店舗営業の採算性改善及び管理部門強化に向けての先行投資を行っております。 以上の結果、売上高は72億50百万円(前年比2.8%減)、営業利益1億95百万円(前年比14.2%減)、経常利益1億85百万円(前年比24.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益75百万円(前年比93.0%増)となりました。 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は72億50百万円(前期比2.8%減)となりました。当期発生した国内店舗閉店並びに昨年発生した閉店影響の顕在化が主な要因となります。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は1億95百万円(前年比14.2%減)となりました。売上高の減少影響に加えて、人員整備や仕組つくりのための先行投資による影響です。なお、当連結会計年度の売上高営業利益率は2.6%(前期は2.9%)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度の経常利益は1億85百万円(前年比24.7%減)となりました。売上高の減少影響に加えて、人員整備や仕組つくりのための先行投資による影響です。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は75百万円(前年比93.0%増)となりました。前連結会計年度においては店舗改装等に伴う固定資産所売却損が67百万円ほど発生していたのに対して、当期の除売却損の発生は少額だったためです。なお、当連結会計年度の1株当たり当期純利益は8円51銭(前期は1株当たり当期純利益4円38銭)となりました。なお、自己資本利益率は4.8%(前期は自己資本利益率は2.6%)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、「不動産賃貸事業」について、事業運営の実態をより適切に表示するために、報告セグメントとして記載する方法に変更しております。 以下の前年比較については、前年の数値を変更後のセグメント区分に組替えて比較しております。 ① 飲食事業 「泳ぎとらふぐ料理専門店とらふぐ亭」においては、子会社である(株)長崎ファームとの連携により安定供給される自社ブランド食材の供給に格段の高成果が現れており、仕入原価安定化に寄与しております。 「寿し常」においても、事業譲受以来行ってきた不採算店舗整理によって収益性を高めてきました。また、「とらふぐ亭」と同様に(株)長崎ファームとの連携による食材の安定供給による仕入原価安定化を図っております。 海外店舗である「WOKUNI」においては、賃金と諸物価高騰に加えて現地における税制改正内容についての不透明さが生じる中でも連結利益に寄与しており、1号店の約1.5倍のキャパシティを誇る2号店の開店準備を推進中です。 飲食事業における共通の取り組みとして、養殖事業を用いた原価管理・安定化のみならず売上管理・利益管理等に向けた改善を行うことを予定しており、当期においてシステム、人的投資などを実施しております。 以上の結果、当連結会計年度における飲食事業は、売上高65億34百万円(前年比2.7%減)、セグメント利益2億37百万円(前年比8.4%増)となりました。 ② 外販事業 養殖事業においては、平戸養殖場における「平戸本まぐろ極海一番」の養殖において、より大型の個体の生育を目指し、生産・出荷数のコントロール並びに研究開発を行っております。 また、卸売・加工部門においては国内のとらふぐ身欠き(除毒した製品)の需要の伸びを見据え、人員強化による体制整備に向けた先行投資を拡大いたしました。 以上の結果、当連結会計年度における外販事業は、売上高6億83百万円(前年比6.8%減)、セグメント損失54百万円(前期はセグメント利益2百万円)となりました。 ③ 不動産賃貸事業 不動産賃貸事業についての重要性増加に伴い、当連結会計年度より、不動産賃貸事業部として開示しております。 以上の結果、当連結会計年度における不動産賃貸事業は、売上高32百万円(前年比231.2%増)、セグメント利益15百万円(前年比134.9%増)となりました。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前期比(%) 飲食事業   ―   ― 外販事業   318,776   42.4 不動産賃貸事業   ―   ― 合計   318,776   42.4 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は、製造原価によっております。 ② 仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前期比(%) 飲食事業   1,649,929   △13.3 外販事業   641,109   △5.1 不動産賃貸事業   16,944   434.6 合計   2,307,984   △8.3 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は、仕入価格によっております。 ③ 受注実績 当社は受注生産を行っていないため、該当事項はありません。 ④ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) 飲食事業   6,534,775   △2.7 外販事業   683,444   △6.8 不動産賃貸事業   32,651   231.2 合計   7,250,870   △2.8 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2) 財政状態 (流動資産) 流動資産は前連結会計年度末に比べて9億23百万円増加し、28億86百万円となりました。主な要因は、前渡金の増加9億83百万円となります。 (固定資産) 固定資産は前連結会計年度末に比べて3億88百万円増加し、26億75百万円となりました。主な要因は、建設仮勘定の増加3億44百万円となります。 (繰延資産) 繰延資産は前連結会計年度末に比べて22百万円増加し、44百万円となりました。主な要因は、開業費の計上による増加22百万円となります。 (流動負債) 流動負債は前連結会計年度末に比べて2億35百万円増加し、13億32百万円となりました。主な要因は、短期借入金の増加1億50百万円及び1年内返済予定の長期借入金の増加80百万円となります。 (固定負債) 固定負債は前連結会計年度末に比べて10億11百万円増加し、26億2百万円となりました。主な要因は、長期借入金の増加10億54百万円となります。 (純資産) 純資産は前連結会計年度末に比べて88百万円増加し、16億70百万円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益による増加75百万円となります。 なお、当連結会計年度末の自己資本比率28.9%(前期は35.7%)となりました。 (3) キャッシュ・フロー (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により獲得した資金は1億32百万円(前期比1億23百万円の増加)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益1億51百万円、減価償却費1億57百万円、棚卸資産の増加額1億8百万円及び仕入債務の減少額50百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は16億円(前期比13億27百万円の増加)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出5億87百万円及びエスクロー口座への振替による支出9億83百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により獲得した資金は12億85百万円(前期は2億22百万円の使用)となりました。主な要因は、長期借入れによる収入15億43百万円及び長期借入金の返済による支出4億8百万円によるものであります。 上記の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物残高は前連結会計年度末に比べ1億72百万円減少し、7億47百万円となりました。 (4) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき、重要な会計方針及び見積りによって作成されております。具体的には、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等  (1) 連結財務諸表  (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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