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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ガーデン

274A · Standard · 小売業

M&Aで赤字飲食店を再生するビジネスモデル。横浜家系ラーメン『壱角家』を軸に、うどん・ステーキ・寿司など多業態を首都圏中心に展開する。

概要

株式会社ガーデンは、2015年12月に東京都新宿区で設立された飲食事業会社である。M&Aを活用した企業再生型の事業展開を特徴とし、横浜家系ラーメン「壱角家」や創作讃岐うどん「山下本気うどん」などを主力ブランドに持つ。2024年11月に東京証券取引所スタンダード市場に上場し、2026年2月期の売上高は179億円、従業員数は289名である。

M&Aで拡大する飲食事業の多角化

ガーデンは、飲食事業の単一セグメントで構成され、ラーメン事業、レストラン事業、ステーキ事業、寿司事業、フランチャイズ(FC)事業、不動産事業を展開する。企業再生型M&Aにより買収先の赤字店舗を業態転換し、収益力を高める手法を得意とする。2026年2月期の事業別売上構成比はラーメン事業が68.6%(約122億円)と最大で、次いでレストラン事業16.0%、ステーキ事業7.5%と続く。FC事業は4.1%を占め、ブランドライセンスと食材卸売を収益源としている。

199店舗を展開する首都圏中心の出店戦略

2026年2月末時点の総店舗数は199店(直営172店、業務委託1店、FC26店)。主力の壱角家は130店舗(直営・FC含む)で、駅前立地の路面店を中心に出店し、近年は商業施設フードコートにも進出している。山下本気うどんは23店舗に増え、渋谷並木橋の1号店以降、投資回収期間の平均は18カ月と短期間である。立地戦略として、駅近の好立地物件から小商圏や郊外型ショッピングセンターへ範囲を広げ、ドミナント展開を進めている。

2つの主力ブランドに依存する収益構造

売上の大部分は壱角家ブランド(2026年2月期売上構成比60.8%、約109億円)と山下本気うどん(同14.3%、約25.5億円)の2ブランドで占められる。壱角家の客単価は1,142円、山下本気うどんは1,164円で、業界平均より高めの価格設定を行っている。営業利益率は10%以上を目標とし、2026年2月期の営業利益率は7.3%(営業利益13億円)とやや低下したが、M&Aによる新ブランド(萬馬軒、高田屋)の育成で収益源の多様化を図っている。

子会社統合と事業撤退を経たグループ再編

創業から短期間で多数のM&Aを実行した結果、2016年3月には持株会社体制に移行し、グループ7社を傘下に収めた。しかし、2017年6月にカラオケ事業を運営する子会社Airsideを売却し、同事業から撤退。2018年3月にはグループ12社を吸収合併し、現在の単一企業体制となった。その後は事業譲受によるブランド獲得(2025年萬馬軒、2026年高田屋)に軸足を移している。

業界の中での役割は外食チェーン運営会社。直営店舗の運営とフランチャイズ展開を手がける。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
179億円
営業利益
13億円
営業利益率
7.3%
純利益
6億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01ラーメン主力

横浜家系ラーメン『壱角家』を主力に、博多豚骨『一竜』など複数ブランドを展開。駅前立地を中心に直営店とFC店を出店し、居抜き物件活用で投資回収を早めている。

主な製品・サービス3
壱角家
濃厚クリーミーなスープと特注中太麺が特徴の横浜家系ラーメンチェーン。
一竜
1955年創業の博多中洲屋台を再現した豚骨ラーメンチェーン。
萬馬軒
1988年創業の味噌ラーメンチェーン。2025年に事業譲受。

02レストラン準主力

創作讃岐うどん『山下本気うどん』を成長ドライバーと位置付け、ハワイアンレストランも運営。商業施設やフードコートへの出店を拡大している。

主な製品・サービス2
山下本気うどん
名店の味を踏襲した創作讃岐うどんチェーン。期間限定メニューなどで女性客に人気。
RRainbow / The Veranda
ハワイアングルメを提供するリゾート風レストラン。

03FC事業準主力

自社ブランドのフランチャイズ展開。加盟店に経営指導や食材卸売りを行い、ロイヤルティを得る。直営店とは別にFCで全国展開を目指す。

04ステーキ副次

鉄板焼きステーキやスタミナ丼を低価格で提供。ワイン食堂『MARZAC』など多様なニーズに対応。

主な製品・サービス3
鉄板王国
1,000円前後で焼きたてステーキ・ハンバーグを提供するチェーン。
情熱のすためしどんどん
ニンニク醤油で炒めた豚バラ丼を提供するチェーン。
MARZAC
ワインと炭焼き料理を提供するワイン食堂。

05寿司副次

回転寿司や肉寿司など、観光客や若者向けにユニークな寿司体験を提供。

主な製品・サービス2
回転寿司プレミアム海王
新鮮な旬の食材を使った回転寿司チェーン。インバウンド向けメニューも展開。
シン・ニクズシマン
馬肉など様々な肉を寿司として提供する新感覚の肉寿司店。

製品と技術

横浜家系ラーメン「壱角家」の効率的なチェーン運営

壱角家は、横浜発祥の家系ラーメンを提供するブランドで、濃厚な豚骨醤油スープと中太麺が特徴である。スープは仕入れ工場で一括調理され、店舗での調理負担を軽減する仕組みを採用。マニュアル化されたオペレーションにより、未経験者でも一定の品質を保てる。客単価は930〜1,130円とエリア・時間帯で変動するダイナミックプライシングを導入し、深夜料金も設定。2026年2月末時点で130店舗を展開し、平均投資回収期間は20.2カ月、最短4カ月と高い収益性を示す。

創作讃岐うどん「山下本気うどん」のブランド構築

山下本気うどんは、2017年にライセンス取得後、商標権を獲得(2021年10月)して自社ブランド化した。グルメレビューで高い評価を受ける名店「慎」の味を継承し、定番商品(平均単価926円)に加え、季節限定の創作メニュー(平均単価1,366円)を投入。2026年2月期にはうどん全体の売上高の36.2%を商品単価の高い季節商品が占める。SNSやテレビで話題となった「白い明太チーズクリームうどん」はレギュラーメニューに昇格。23店舗まで拡大し、平均投資回収期間は18カ月と短期である。

M&Aで獲得した多様なラーメンブランド群

ガーデンは壱角家以外にも、博多豚骨ラーメン「一竜」(1955年創業の屋台を再現)、釜炊きとんこつ「だるまのめ」、背脂醤油とんこつ「てらッちょ。」、味噌ラーメン「萬馬軒」(1988年創業、30年以上の歴史)など複数のラーメンブランドを保有する。一竜は国内外からFC加盟の問い合わせがある。これらのブランドはM&Aで取得後、ノウハウを注入して収益力を高めている。2025年11月に運営を開始した萬馬軒は、譲受前比で売上130%超と好調で、10店舗体制を目指す。

ステーキ・寿司・ハワイアン等多業態展開

ラーメン以外にも、ステーキ事業「鉄板王国」「情熱のすためしどんどん」「MARZAC」、寿司事業「回転寿司プレミアム海王」「シン・ニクズシマン」、ハワイアンレストラン「RRainbow」「The Veranda」などを運営する。ステーキ事業は16店舗、寿司事業は2店舗、ハワイアンを含むレストラン事業は24店舗。これらは「日常食業態」と「機会食業態」に分類され、壱角家や山下本気うどんとは異なる客層を取り込む。ただし、原材料高騰の影響で一部店舗は閉鎖し、収益性の高いラーメン業態への転換を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

専門店小売で差別化、収益性高

ガーデンは小売業に属し、園芸・家庭用品専門店を展開。2025年2月期売上高172億円と小規模ながら営業利益率10.47%と高収益を達成。同業のトライアルHDや光フードサービスが総合スーパーや飲食に特化する中、ガーデンはホームセンターとも異なる独自品揃えでニッチ市場を開拓。顧客のライフスタイル提案によりリピート率が高く、ECとの連携も進む。ただ、市場規模が限定的で成長の天井感も。

強み

  • 独自商品と専門知識で粗利率を高く維持、営業利益率10%超
  • 園芸・家庭用品に特化し、大型店との差別化に成功
  • 季節商品や消耗品が中心で、定期的な来店を促す商材構成
  • オンライン販売と店舗受け取りを連動、買い物利便性向上

課題

  • 園芸市場は国内で成長が緩やか、新規出店余地が限定的
  • ホームセンターや100均が類似品を扱い、価格競争激化
  • 専門知識を持つスタッフの採用・定着が課題

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がガーデン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 18件

カラオケ・飲食事業で創業した2015年

2015年12月、東京都新宿区に資本金1,000万円で株式会社ガーデンが設立された。代表取締役社長は川島賢。当初はカラオケ事業と飲食事業の運営を主たる事業としたが、設立直後からM&Aによる事業拡大を開始する。2016年2月には株式会社アドリブと合同会社ハレルヤを買収しハワイアンレストラン業態に進出、同時に株式会社新富フーズを完全子会社化し不動産事業に参入した。

持株会社化と一気に7社を傘下に収めた2016年

2016年3月、ガーデンは持株会社に移行し、株式交換により株式会社マック、株式会社マイビスなどグループ7社を完全子会社化した。同年7月には株式会社トライアングルを買収しFC事業・ライセンス事業に進出。10月には株式会社KSGフードマネージメントを買収して回転寿司業態に参入した。この積極的なM&Aにより、短期間で多業態・多ブランドのポートフォリオを構築した。

カラオケ事業撤退とラーメン事業への集中(2017年)

2017年3月、株式会社TERAKAZUエンタープライズを買収し背脂江戸味噌ラーメン業態に進出。同年4月にはハワイアンレストラン事業をアドリブに集約した。6月には株式会社肉寿司を買収。しかし同年6月、カラオケ事業子会社であるAirsideを株式会社第一興商へ売却し、カラオケ事業から撤退した。これにより飲食事業に経営資源を集中させる方針を固めた。同年9月には子会社ライズを売却するなど、事業ポートフォリオの整理も進めた。

グループ会社12社を吸収合併した2018年

2018年3月、ガーデンはグループ会社12社を吸収合併し、単一企業体制へと移行した。これにより、持株会社と子会社の二重構造を解消し、意思決定の迅速化と運営効率の向上を図った。統合後は、既存ブランドのブラッシュアップと新規出店に注力する一方、2020年1月には横浜家系ラーメン「壱角家」の海外FC1号店をオープンし、海外展開の第一歩を踏み出した。

山下本気うどんの商標取得と上場(2021〜2024年)

2021年10月、「山下本気うどん」の商標権を獲得し、自社ブランドとして本格展開を開始した。同ブランドは順調に店舗数を増やし、ガーデンの第2の柱に成長する。2024年11月、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場し、資金調達力の強化と企業認知度の向上を実現した。上場後初のM&Aとして、2025年9月に味噌ラーメンブランド「萬馬軒」の事業譲受契約を締結した。

新ブランド獲得と海外合弁事業への挑戦(2025年以降)

2025年11月、味噌ラーメン「萬馬軒」の運営を開始し、2026年2月期には5店舗まで拡大した。2026年3月にはそば居酒屋「高田屋」の運営を開始。海外展開では、2025年10月にタイの財閥Boon Rawd Breweryと合弁契約を締結し、2026年3月に現地法人を設立。山下本気うどんのタイ出店を計画している。M&Aと海外進出の両輪で成長を加速させている。

年表18件を開く

2010年代

  • 2015年12月創業東京都新宿区にカラオケ事業、飲食事業の運営を主たる事業として株式会社ガーデン設立(代表取締役社長川島 賢、資本金1,000万円)
  • 2016年2月M&A株式会社アドリブ、合同会社ハレルヤを買収し、ハワイアンレストラン業態に進出
  • 2016年2月M&A株式会社新富フーズを完全子会社化、株式会社ブレイツに社名変更し不動産事業に参入
  • 2016年3月M&A株式会社ガーデンを持株会社とし、株式交換によりグループ会社7社(株式会社マック、株式会社マイビス、株式会社ユウシン、株式会社神戸らんぷ亭、株式会社イー・ダイニング、株式会社グローバルデザイン、株式会社Airside)を完全子会社とする
  • 2016年7月M&A株式会社トライアングルを完全子会社化し、フランチャイズ事業・ライセンス事業に進出
  • 2016年10月M&A株式会社KSGフードマネージメントを完全子会社化し、回転寿司業態に進出
  • 2016年11月M&A株式会社サンライズを株式会社ガーデンの完全子会社として設立
  • 2017年3月M&A株式会社TERAKAZUエンタープライズを完全子会社化し背脂江戸味噌ラーメン業態へ進出
  • 2017年4月合同会社ハレルヤが運営するハワイアンレストランを株式会社アドリブへ事業譲渡
  • 2017年6月M&A完全子会社である株式会社Airsideを株式会社第一興商へ売却し、カラオケ事業から撤退
  • 2017年7月M&A株式会社肉寿司を完全子会社化
  • 2017年9月子会社である株式会社ライズ(旧明丸株式会社)を売却
  • 2018年3月M&Aグループ会社12社を吸収合併し、株式会社ガーデンへ統合

2020年代

  • 2020年1月横浜家系ラーメン『壱角家』海外フランチャイズ1号店オープン
  • 2021年10月山下本気うどんの商標権を獲得
  • 2024年11月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
  • 2025年11月株式会社グットクリエイトより、事業譲受した味噌ラーメン事業の運営を開始
  • 2026年3月株式会社プロスペリティ1より、事業譲受したそば居酒屋事業の運営を開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益率10%以上
  • ROA(総資産経常利益率)10%以上
  • ROE(自己資本当期純利益率)10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    M&Aによる成長とブランド獲得

    創業以来、M&Aにより12社の株式を取得し、既存事業とのシナジーや新たな飲食ブランドの獲得を進めてきた。被買収企業の店舗を既存ブランドに業態変更し収益力を強化するほか、被買収企業のブランドを磨き上げ横展開することで企業収益を向上させる。今後も情報収集を強化し、社内に蓄積された知見・経験を活かして成長戦略として活用する。

  2. 02

    直営店舗の新規出店拡大

    主力ブランド「壱角家」「山下本気うどん」について、国内に合計約395店舗の出店余地があると見込む。主要駅周辺や大型商業施設に加え、小商圏への出店も進め、出店エリアの拡大を図る。また、不動産事業とのシナジーを活かし、物件情報の早期取得や契約スピードの短縮に努める。

  3. 03

    看板戦略によるブランド認知向上

    乗降者数の多い地区に直営店舗を集中出店するドミナント戦略を採用。直営店舗の約3分の1を繁華街に配置し、主要駅周辺の角地等の好立地に出店。視認性の高い看板を設置することで店舗集客とブランド認知の向上を図る。

  4. 04

    マニュアル整備による品質の安定化

    専門の教育担当者を配置し継続的な研修を実施。レシピや調理工程の標準化、定期調理講習、衛生管理の巡回・検査、昇格テスト等の評価制度を整備。多言語(日本語、英語、ネパール語、ベトナム語)マニュアルを整備し、多様な人材が円滑に業務を遂行できる体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 2期分

グループ全体で289人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は548万円で、1期前と比べて+0.7%平均年齢は38.0歳、平均勤続年数は5.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2025年2月54439.05.6286629
2026年2月54838.05.3289450

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率40.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
壱角家 他 — 130店舗1,385百万円
山下本気うどん 他 — 24店舗739百万円
本社 — 東京都新宿区新宿611百万円
すためし 他 — 16店舗38百万円
寿司 — 2店舗16百万円
その他 — 1店舗9百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は179億円営業利益13億円前期と比べると増収減益で、売上が+4.1%、利益が-27.8%。

売上高
+4.1%
179億円
営業利益
-27.8%
13億円
純利益
-50.0%
6億円
営業利益率
7.3%
前期比 -3.2%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高204億円179億円
営業利益14億円13億円
純利益8億円6億円
1株あたり配当¥90¥90

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

3期分

直近は2027年1Qで、売上は48億円、営業利益は2億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2026年2Q8889.15
2026年4Q9155.51
2027年1Q4824.21

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 6期分

2021年2月期からの6期で、売上は87億円から179億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は7.3%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2021年2月87−4−4
2022年2月78199
2023年2月11853
東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
2024年2月1531411
2025年2月172181710.512
2026年2月17913127.36

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高179億円のうち、営業利益として残るのは13億円7.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の3.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金30.7%55億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金62.0%111億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.3%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
69.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.6pt
7.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.9pt
3.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.6pt
8.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
13.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 4期分

2026年2月期は営業CFが11億円、投資CFが−18億円で、差し引きのフリーCFは−7億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は107億円で、売上の7.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2023年2月13−41942
2024年2月18−6111265
2025年2月14−8366107
2026年2月11−187−7107

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 6期分

2026年2月期の総資産は173億円。このうち返さなくてよい自己資本が77億円で、自己資本比率は44.5%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2021年2月750750.4
2022年2月7396412.6
2023年2月82127014.7
2024年2月111238820.7
2025年2月159807950.1
2026年2月173779644.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳単体ベース
現金及び預金
107億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
25億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
96億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り322社中32位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中176位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.0%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
7.3%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
44.5%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.1%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.0%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,270で、1年前と比べて-3.6%過去52週の値幅のなかでは44%の位置にある。

¥2,270-0.4%1ヶ月-0.9%1年-3.6%時価総額162億円
過去52週の値幅
安値¥2,036高値¥2,569

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)28.0倍
PER (会社予想)19.5倍
PBR2.18倍
配当利回り3.96%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日移動平均線(2265円)を上回って推移し、75日線(2247円)も上回る底堅い展開です。1ヶ月で+3.8%上昇し、RSIは71.4と買われ過ぎ圏にあります。ただし52週高値2649円からは-13.0%下落しています。出来高は7/15に22,100株と急増しましたが、その後は低水準です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)

PER 28.49倍は同業平均の41.65倍を下回るが、予想PER 19.8倍を考慮すると妥当圏。PBR 2.22倍は平均2.95倍より低い。配当利回り3.91%は高いが、配当性向110.9%と過剰で、ROE 8.0%。高配当だが持続性に懸念があり、割高でも割安でもない。

指標この会社業種平均
PER (実績)28.0倍39.6倍
PER (予想)19.5倍
PBR2.18倍2.44倍
ROE8.0%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社は増収基調にあるが、利益率の変動が大きく、2026年2月期には減益見通しとなっている。強気派は、出店効果やPB商品の拡大による成長持続を期待する一方、弱気派は、競争激化による既存店の伸び悩みやコスト上昇が収益を圧迫すると見ている。

プラスに働く材料7
  • 増収基調が続く

    売上高は2023/2期から2025/2期まで3期連続増収。

  • PB商品強化

    プライベートブランドへの注力で粗利率改善の余地がある。

  • 高いROE

    ROE 8%は同業他社と比較して健闘している。

  • 次期予想で営業利益回復、予想PER19.8倍に改善決算発表後影響

    予想PER19.8倍は現行PER28.5倍から約30%低く、市場は来期のEPS増益を織り込む

  • 配当利回り3.91%と高水準、株主還元姿勢継続影響

    配当利回り3.91%は安定配当を期待させ、株価の下値を支える

  • 売上高が3期連続で過去最高更新通年影響

    売上高は153億→172億→179億円と連続増収、事業拡大基調

  • 株価1年で7.3%下落、割安感からの反発余地不定影響

    株価は1年で-7.3%調整し、配当利回りが上昇、売られ過ぎ感

マイナスに働く材料7
  • 減益見通し

    2026/2期は純利益が6億円と前期12億円から半減予想。

  • 営業利益率低下

    2025/2期10.47%から2026/2期7.26%に低下見込み。

  • 競争激化

    スーパー業界は大手・ドラッグストアとの競合が厳しい。

  • 営業利益が前期比28%減、減益トレンド2026年2月期影響

    営業利益は18億→13億円に5億円減少、営業利益率も10.47%→7.26%に低下

  • 純利益半減で減配リスク浮上次回配当発表影響

    純利益は12億→6億円と50%減、配当性向が高まり減配の可能性

  • 予想PER19.8倍未達なら株価調整決算発表後影響

    実績PER28.5倍に対し予想PER19.8倍、下振れなら30%超の下方修正余地

  • 売上高伸び率が12%→4%に鈍化通年影響

    売上高の成長率は2025/2期+12.4%から2026/2期+4.1%に大幅減速

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
店舗の集客力と競争力を測る重要な指標。
PB商品の売上構成比
PB強化が粗利率改善に寄与しているか確認するため。
出店・閉店数
成長戦略とスクラップ&ビルドの進捗を評価する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり90いまの株価に対する利回りは3.96%。

年間配当
¥90
1株あたり
配当利回り
3.96%
いまの株価に対して
配当性向
110.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥90

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ8,956人。区分でいちばん多いのは個人・その他54.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.9%を占め、残る56.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2025年2月%2026年2月%
個人・その他47.054.2
事業法人45.843.9
証券会社1.50.8
外国法人1.20.6
外国人個人0.30.4
金融機関4.20.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社マック41.97
02川島 賢21.71
03小澤 修三2.59
04株式会社ガーデン従業員持株会1.20
05株式会社ギフトホールディングス1.13
06薫田 勇0.87
07井上 陵太0.79
08笹山 知成0.56
09伊藤 貴俊0.41
10浅香 文昭0.41

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-06-23
    小澤 修三
    変更報告
    5.20%
    -0.11pt
  • 2026-06-23
    小澤 修三
    変更報告
    5.07%
    -0.13pt
  • 2026-06-22
    小澤 修三
    新規の大量保有報告
    5.19%
    +2.60pt
  • 2026-06-22
    小澤 修三
    新規の大量保有報告
    5.05%
    +2.46pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 6期分

1株利益は6期で+120%、1株純資産は6期で+3171%。直近期のROEは8.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2021年2月−44733−178.4
2022年2月892927185.8
2023年2月5124223.6
2024年2月21346160.630.0
2025年2月2201,15623.511.840.9
2026年2月901,0778.026.1110.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/2期の役員報酬は総額165百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
川島賢代表取締役社長554,552,170
小澤修三専務取締役 コーポレート本部長48185,000
薫田勇取締役 第二営業本部長4262,500
井上陵太取締役 第一営業本部長4056,200
永野正剛取締役4411,860
小川哲史取締役(常勤監査等委員)7411,075
角野崇雄取締役(監査等委員)52
田中達也取締役(監査等委員)516,835

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)414314336
社外取締役314145
取締役(社内)1888

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容8,221字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、M&Aを活用した飲食事業を展開しており、ラーメン事業、レストラン事業、ステーキ事業、寿司事業等の飲食店舗の運営、並びに保有するブランドに係るフランチャイズ(以下FC)事業及び不動産事業を行っております。なお、当社のセグメントは、飲食事業の単一セグメントであるため、事業別に記載しております。 当社の前身である株式会社マックでは、赤字であったカラオケ店舗の事業再生の経験を活かし、2003年6月より飲食事業に参入し、買収した企業の赤字店舗を業態変更することで利益の出る黒字店舗へと再生させてまいりました。 この企業買収・赤字企業再生のノウハウ、業態多角化によるシナジー強化、及び規模の経済によるバーゲニングパワーの高まりが、現在の当社成長の礎となっております。 企業再生型M&A(※)により店舗を拡大してきた横浜家系ラーメン『壱角家(いちかくや)』、商標権を獲得し多店舗展開を図った『山下本気うどん』を主力ブランドとして確立し、展開しております。(2026年2月期における売上構成比:壱角家ブランド 10,875,299千円 60.8% 山下本気うどん 2,554,041千円 14.3%) ※買収先企業が経営上の困難に直面し、再生の必要性がある場合に行われるM&Aのことを指し、買収することによって、買収元企業が買収先企業の経営を再建し成長を促進することを目的とします。 また、M&Aにつきましては、2025年9月に創業30年超の味噌ラーメンブランド『萬馬軒(まんばけん)』、12月に北海道の郷土料理であるごまそばをメインとしたそば居酒屋ブランド『高田屋(たかだや)』の事業譲受契約を締結いたしました。以降は壱角家、山下本気うどんに加え、萬馬軒、高田屋の直営店舗の新規出店を継続する方針です。引き合いがあった場合はその他ブランド含めFC展開を行います。 2026年2月末日現在、店舗数は199店(直営店舗172店、業務委託店舗(※)1店、FC店舗26店)です。 ※業務委託店舗は当社の従業員が独立制度を利用し、当社ブランドの既存店舗の運営、管理を行う形態を指します。業務委託での社員独立は、通常のFC加盟と違い既存の店舗を運営委託するため、開店時より一定の入客が見込めるうえ、不動産賃貸、設備投資等の初期費用、加盟料、ロイヤルティなどがかからないことなどがメリットとなる独立の制度です。 壱角家(横浜道含む)   2023年2月期   2024年2月期   2025年2月期   2026年2月期 店舗数(業務委託・FC含む)   114店舗   122店舗   128店舗   130店舗 客単価   914円   1,003円   1,101円   1,142円 山下本気うどん   2023年2月期   2024年2月期   2025年2月期   2026年2月期 店舗数(FC含む)   9店舗   11店舗   18店舗   23店舗 客単価   974円   1,047円   1,201円   1,164円 当社の店舗展開の特徴は、特定の業態に偏らずに分散して出店することを基本としている点にあります。主にラーメン、うどん、丼を提供する比較的低価格帯の「日常食業態」、MARZACに代表されるバルや、ハワイアンレストラン等の「機会食業態」を中心に、幅広いジャンルのブランドを展開しております。 オペレーションの面では、過去のM&A、業態転換で得たマニュアル化された店舗運営手法によりいかに繁盛店(来客数の増加及び利益率の高い店舗)を作るかのノウハウが蓄積されており、これらの経験を活かしてより収益率の高い運営を行いたいと考えております。 サービスについては、「イマをHAPPYに」という企業理念のもと、サービスの質を向上させるため、専門の教育担当を置き、マニュアル整備、教育研修(講習会及びe-ラーニング)、実務への落とし込み、評価、改善のサイクルを回し続けることで、QSCA(Q=クオリティ、S=サービス、C=クレンリネス、A=アトモスフィア)の向上を図っております。 事業別売上構成比 単位:千円 事業部門   売上高   構成比 ラーメン事業   12,282,154   68.6% レストラン事業   2,859,108   16.0% ステーキ事業   1,339,377   7.5% 寿司事業   470,616   2.6% FC事業   725,145   4.1% その他   218,880   1.2% 合 計   17,895,282   100% ※ 2026年2月期実績 事業別店舗数 事業部門   ブランド名   店舗名   サービス内容   店舗数 ラーメン事業   ・壱角家 ・だるまのめ ・一竜 ・てらッちょ。 ・萬馬軒   ・壱角家(110店舗) ・横浜道(2店舗) ・だるまのめ(4店舗) ・油そば総本店(1店舗) ・壱角堂(1店舗) ・品川製麺所(1店舗) ・一竜(4店舗) ・てらッちょ。(2店舗) ・萬馬軒(5店舗)   ・ラーメン、油そばの提供   130店舗 レストラン事業   ・山下本気うどん ・ハワイアン   ・山下本気うどん(21店舗) ・RRainbow(2店舗) ・The Veranda(1店舗)   ・うどんの提供 ・ハワイアン料理の提供   24店舗 ステーキ事業   ・情熱のすためしどんどん ・鉄板王国 ・MARZAC   ・鉄板王国(5店舗) ・ステーキの王様(1店舗) ・情熱のすためしどんどん(8店舗) ・MARZAC(1店舗)・MARZAC7(1店舗)   ・ステーキの提供 ・どんぶりの提供 ・グリル料理の提供   16店舗 事業部門   ブランド名   店舗名   サービス内容   店舗数 寿司事業   ・回転寿司プレミアム海王 ・肉寿司   ・回転寿司プレミアム海王(1店舗) ・シン・ニクズシマン(1店舗)   ・寿司の提供 ・肉寿司の提供   2店舗 FC事業   ・壱角家 ・一竜 ・肉寿司 ・山下本気うどん   ・壱角家(18店舗) ・一竜(4店  舗)・肉寿司(3店舗) ・山下本気  うどん(2店舗)   ・各ブランドにおける営業ライセンスの貸与 ・FC店舗への経営指導 ・FC店舗への食材の卸売り   27店舗 店舗数は2026年2月末時点 1.事業の内容 (1)ラーメン事業 当社のラーメン事業は横浜家系ラーメン『壱角家』、博多豚骨ラーメン『一竜』、『だるまのめ』、背脂醤油とんこつ『てらッちょ。』と、2025年11月から運営を開始した味噌ラーメン『萬馬軒』で構成されており、幅広いラーメンジャンルをカバーしております。 最新の株式会社富士経済「外食産業マーケティング便覧2025」のデータによると、国内におけるラーメン市場規模は、急激な需要回復によりコロナ禍前の規模を超え、特にラーメン専業系の出店拡大が市場を底上げしています。単価の上昇やインバウンド需要も含めこの勢いは続くとみられ、市場は拡大傾向を維持すると見込まれています。 また、店舗数におきましては、食材費、燃料費の高騰の影響で個人店は減少傾向にありますが、チェーン展開を行う大手企業は新規出店を継続しております。 ※出展:外食産業マーケティング便覧2025 当事業のメインブランドである横浜家系ラーメン『壱角家』及び『横浜道』は、横浜のご当地ラーメンとして誕生しましたが、今や「家系」という、ラーメンの一ジャンルとして認知・確立されております。 当社の横浜家系ラーメンは、濃厚でクリーミーなスープと、スープが絡みやすい特注の中太麺を特徴としています。当社のスープは仕入れ工場で一括して仕込みまで行い、店舗での調理作業を軽減する仕組みとなっており、整備された調理マニュアルにより顧客へブレのない安定した味の商品を提供しております。 卓上には多種類の調味料を用意しており、自分流の味付けができるとリピーター(継続的に複数回ご利用のお客様)にも好評です。現在は首都圏を中心に130店舗展開(2026年2月末時点)しております。 駅前立地の路面店を中心に出店しておりますが、『壱角家』の認知度が向上してきたことで、商業施設内のフードコートからの引き合いが多くなり、2020年1月に初のフードコートへの出店を行い、現在出店中の9店舗(2026年2月末時点)はいずれも好評を得ております。既存店舗の客層は若年男性が中心でしたが、フードコートへの出店により家族連れの来店が増え、新たな顧客層の開拓にも繋がりました。 店舗でのオペレーションにおいては、人材育成に重きを置き、定期的な営業店舗社員の研修、長年の経験から積み上げたマニュアルによる効率化、QSCA向上の意識徹底を実施しております。気持ちの良い接客といつでも同じ味が提供できる店舗環境の整備によって、リピーター顧客を増やすことを目指しております。 上記のとおり、利便性の良い駅前立地の店舗において、調理経験の浅い従業員でも提供可能かつ安定した味わいの濃厚なラーメン、質の良いサービスを提供し、また毎年新規店舗を出店していくことで、安定的な高収益と事業拡大の両立を実現しております。 居抜き店舗を活用するなど初期投資を低く抑えていることに加え、営業利益率20%前後と収益率が高く、投資回収期間が短い業態です。2026年2月末時点で壱角家の平均投資回収期間は20.2カ月、最短は4カ月を実現しています。今後も首都圏中心に自己資本で更なるドミナント展開を進め、また、フランチャイズ方式により全国に店舗を展開してまいります。 また、料金面におきましては、他社大手チェーン店の通常商品の平均価格が816円(※)のところ、壱角家では駅前立地ということもあり並のラーメンが930円~1,130円とエリア・店舗毎に価格設定を行うダイナミックプライシングを採用するとともに一部で深夜料金を適用することで、適正な利益を確保しております。 ※自社調べ:商品価格は各社HP、グルメ媒体より引用 『萬馬軒』は、1988(昭和63)年の創業から都内で30年以上の歴史があり、豚骨や鶏ガラなどをベースに数種類の味噌をブレンドした特製味噌ダレを使用した濃厚な味噌スープと、特注の麺が特徴です。 『元祖博多中州屋台とんこつラーメン 一竜』は、1955年に開業し、長い行列が絶えなかった博多中洲の名物屋台をそのまま引き継ぎ再現したブランドであります。いまだに根強いファンも多く、知る人ぞ知る屋台ラーメンであり、国内では西日本、海外ではアジア圏からフランチャイズ加盟の問い合わせが寄せられています。 『だるまのめ』は釜炊きとんこつスープを使用し、癖が少なくあっさりしたコクのある白湯スープを使用しており、『てらッちょ。』は醤油とんこつベースのこってりしたスープを使用しております。 (2)レストラン事業 当社のレストラン事業は、創作讃岐うどん『山下本気うどん』や、ハワイアンフードを中心とした洋食を扱うハワイアンレストラン『RRainbow(ダブルレインボー)』、『The Veranda(ザ ヴェランダ)』等、ラーメン事業と比較して顧客の滞在時間が長い業態で構成されております。 『山下本気うどん』は、2017年6月にライセンスを取得しました。その後、好立地への出店及び内外装を変更し、映えるメニューの開発を実施するなど業態のブラッシュアップを重ね、2021年10月に商標を獲得、ブランド構築に成功しました。山下本気うどんを当社の2つ目の成長ドライバーと位置付け、出店を継続しております。 店舗外観や内装は、落ち着いた和の雰囲気をイメージしています。基本の味付けや麺は、グルメレビューサイトでも高い評価を受け行列の絶えない名店『慎』の味を踏襲し、加えて見栄えの楽しさも意識した期間・季節限定メニュー、新メニュー開発を積極的に行っております。 期間限定メニューにて販売を開始した「白い明太チーズクリームうどん」は、食べやすい味付けとインパクトのある見た目で女性客を中心に好評を博し、SNSでの情報拡散やTV等のメディアに度々取り上げられたことで人気が上昇したため、現在は常時ご利用いただけるレギュラーメニューとして全店舗で展開しております。 うどん市場は、他社ブランドも含め安定した業績推移となり、観光地、繁華街ではインバウンド需要が増加し、市場規模はプラス推移が見込まれており、店舗数も増加傾向とする予想となっています。 ※出展:外食産業マーケティング便覧2025 山下本気うどん 渋谷並木橋が開店した2017年10月から直近の2026年2月までの期間において、投資回収は10号店目まで目標期間内に回収済みです。10号店目までの平均投資回収は18カ月となっており、高い利益率を実現することで早期投資回収を可能としています。今後も首都圏中心に自己資本で更なる新規出店を進めるとともに、フランチャイズ方式により全国に店舗を展開してまいります。 立地戦略として、従来の直営での新規出店は駅近の好立地物件を中心に出店してまいりましたが、SNSでの拡散、TV番組への出演などにより知名度が向上した結果、商業施設からの引き合いも多くいただけております。商業ビル、郊外型ショッピングセンター、アウトレット等のレストランフロア・フードコートへと出店範囲を広げ、新たな顧客層の取り込みを図り、出店を加速していく方針です。 商品単価の高い季節商品・創作商品等のキラー商品の平均単価は1,366円(定番商品は926円)、山下本気うどんにおけるうどんカテゴリ全体の売上高の36.2%を占める構成となっており、有名うどん競合チェーンと比べて客単価の高いビジネスモデルとなっています。(2026年2月実績) 今後はインバウンド需要に対応するため、SNSを積極的に活用し、訪日外国人旅行客に対しブランドの認知を進め、海外展開を視野に入れたグローバルブランドへと育成してまいります。 『RRainbow』、『The Veranda』は、まるでハワイに来ているようなリゾート感あふれる店内で、「ロコモコ」や「特製ガーリックシュリンプ」等のハワイアングルメを提供するブランドです。「オープンテラスのあるハワイアンレストラン」をコンセプトに、都内及び横浜に展開しております。家族連れや団体の貸し切りパーティー、女子会等での利用も多く、昼間はカフェとしても女性客を中心にご利用いただいております。 (3)ステーキ事業 『鉄板王国』、『ステーキの王様』は焼きたてのステーキやハンバーグを1,000円前後から提供しております。厳選した十数種類のスパイスや果実を独自にブレンドしたオリジナルソースや、国産米、毎日仕入れる新鮮な野菜等、肉以外の食材にもこだわっております。 『情熱のすためしどんどん』は独自に開発したニンニク醤油で炒めた豚バラを、熱々のご飯に載せた丼ぶりを提供しております。 『MARZAC』は気軽に立ち寄れる「ワイン食堂」をコンセプトに、ワインと炭焼き料理を提供するブランドです。ワインに合うイタリア料理やフレンチの技術を使った料理、和の食材を使った料理など、様々なお料理をアラカルト・コースにてお楽しみいただけます。同ブランドは、表参道『MARZAC』、中目黒『MARZAC7』の2店舗を展開しており、両店舗ともに、団体の貸切パーティーから少人数での会食に利用されております。 (4)寿司事業 『回転寿司プレミアム海王』は、お台場の大規模商業施設であるダイバーシティ東京プラザに店を構え、観光で訪れる国内外のお客様に対し、日本全国から厳選した新鮮で質の高い旬の食材を取り寄せ、握り寿司だけでなく創作寿司やおつまみなど豊富なメニューを提供しております。 また、食べ放題メニューの実施、インバウンド向けの特別メニュー等、顧客のニーズに対応する企画を行い集客に努めております。 『肉寿司/シン・ニクズシマン』は、「肉を美味しく食べる方法と、新しい価値の有る料理」をコンセプトに、飲食店として最も大切な安全性を確保しながら、肉の可能性を探る研究を続け、馬・牛・豚・鶏・ホルモン等、あらゆる肉を最適な調理法で提供する肉料理専門の寿司店として誕生したブランドです。 特に馬肉は栄養価が高く、カルシウム・鉄分・ビタミン・グリコーゲンを豊富に含むうえ、低カロリー・高たんぱくで、健康と美容に理想的とされ、アスリートの肉体をつくる食材としても注目を集めております。 『シン・ニクズシマン』は、看板にネオン管を使用し、明るくポップな雰囲気を演出した店舗作りで肉寿司のメニューをベースに低アルコール度数のカラフルなフルーツサワーやカクテルを提供しております。 (5)フランチャイズ(FC)事業 ①国内 横浜家系ラーメン『壱角家』、『肉寿司』、『一竜』、2023年3月からは『山下本気うどん』を加え、FC本部を立ち上げ、FC方式を用いて事業展開しております。ラーメンFC店舗においては、スーパーバイザーによる経営指導、食材の卸売りを行っており、『肉寿司』FCにおいては前記の他、ブランドの使用による対価としてロイヤルティを徴収しております。 2026年2月末時点で、FC加盟店は『壱角家』17店舗、『肉寿司』3店舗、『一竜』4店舗を展開しており、『山下本気うどん』は2025年5月と12月に北海道と金沢に展開いたしました。複数のブランドをFC展開することでポートフォリオを構築し、ヒト・モノ・カネといった経営資源を各ブランドの隆盛に合わせて最適に配分しながら、持続可能な競争優位性を確立したいと考えております。 また、当社ブランドの店舗は駅前立地への出店が多く、また、視認性の高い大きな看板と鮮やかなロゴマーク等、ブランドアイデンティティを高めた店舗作りを意識しており、国内・海外の有力企業及び投資家からFCのお問い合わせを募っております。 (6)海外展開 当社は、アジア圏の国々をはじめとした海外においても①自社にて加盟者を募るFC方式、②海外企業・メーカー等との業務提携により出店するライセンス方式、の2つの手法を用いて、タイとマレーシアに壱角家FCを展開しておりましたが、2026年2月期中にいずれも撤退しております。 特に著しい経済発展を見せる東南アジア等の新興国では年間可処分所得の増加にともない、人々が求める商品やサービスは、必要を満たすものから、より良いものや体験したことのないものへと変化しておりました。 こうした「消費市場」への移行のなかで、アジア圏におけるサービス産業は目覚ましく発展し、GDPに占めるサービス産業の割合も増加しており、また日本ブランドは依然として現地で高い評価を得ておりましたが、近年ではラーメン業態は日本企業の進出が進み、飽和状態が見られておりました。 一方で日本のうどんの人気が高まっていたため、今後の海外展開を見据え東南アジアの中央に位置するタイに注目し、日本国内でもシンハービールで知名度の高い、財閥企業Boon Rawd Brewery Co., Ltd.(ブンロード・ブリュワリー社)と交渉を重ねました。そして2025年10月に、タイ国内における山下本気うどんのブランド店舗を運営・管理するための、共同出資による合弁会社設立の契約を締結、2026年3月に現地にて法人を設立いたしました。 出店第1号は秋頃を予定しておりますが、多彩なメニュー構成、現地の食文化に合わせたローカライズ等、これまでに蓄積したノウハウを活かし、「日本の国民食」に新しい価値を加え、世界に発信したいと考えております。 (7)その他 店舗開発部において、店舗物件情報の早期取得を目的として不動産事業を行っており、一部不動産仲介、不動産転貸借を手掛けております。 2.事業系統図
経営方針・対処すべき課題4,196字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 「イマをHAPPYに!」という企業理念のもと、ご来店いただくお客様をはじめ、当社ガーデンに関わる人達が、幸せ・元気・笑顔になれる空間作りを経営の基本方針としております。 創業以来、カラオケ事業をはじめ、飲食事業、不動産事業等のM&Aを繰り返し、民事再生案件含め12社以上の企業再生を実現することにより発展を遂げてまいりました。各社の異なる価値観、多様な文化や企業風土をプラスに融合させるために、「GARDEN」という庭で手を取り合って歩んでいくという想いが社名に込められています。 また、当社のロゴの形を数字の6に見立て、「6」という数字が持つ「調和と融合・正しい選択と決断」という意味から、6つの行動指針を掲げております。 飲食事業の運営におきましては、ブランド力強化に向けたQSCA(Q=クオリティ、S=サービス、C=クレンリネス、A=アトモスフィア)の向上を目指しております。衛生的で安全な店舗運営の維持と従業員の動作工数の削減、提供スピードの向上に向けた既存店舗の内外装変更に取り組んでおります。 事業運営においては引き続き全従業員の健康管理の強化及び、店舗における衛生管理に十分配慮し、お客様に安全で品質の高い商品の提供を行うことができるように、日々「HAPPYな空間の提供」に向けて努めております。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社では事業拡大・企業価値向上を目指し、営業利益率、ROA及びROEを重要な経営指標と位置づけております。 ・営業利益率 10%以上 ・ROA(総資産経常利益率)  10%以上 ・ROE(自己資本当期純利益率)  10%以上 (3)経営環境 当事業年度におけるわが国経済は、訪日外国人旅行消費額が過去最高を更新するなどインバウンド需要が引き続き堅調に推移し、外食需要の下支えとなった一方で、長引く世界情勢不安や地政学リスクの顕在化、原材料及びエネルギー価格の上昇、円安の影響などにより、依然として先行き不透明な状況が続いております。 外食産業につきましては、2025年も価格改定が断続的に行われたことにより客単価は上昇し、売上は前年を上回る推移となったものの、原材料費の高騰や人件費上昇が継続する中、消費者の節約志向の強まりもあり、客数の伸び悩みがみられるなど、厳しい経営環境が続いております。 また、一般社団法人日本フードサービス協会の調査による令和7年(2025年)の外食産業市場動向調査では、円安を背景とした物価高・原材料高が継続するなかでメニュー価格改定が断続的に行われたことにより、客単価の上昇が売上を押し上げ、業界全体の売上は前年を上回りました。他方で、コメ価格をはじめとする原材料費の高騰、慢性的な人手不足、賃上げ対応等により、収益確保は引き続き容易ではなく、価格転嫁と来店客数の維持の両立が大きな課題となっております。 一方、訪日外国人旅行消費額は2025年に9兆4,559億円となり、暦年として過去最高を更新いたしました。また、訪日外客数も増加基調を維持しており、インバウンド需要の取り込みは、外食産業にとって引き続き重要な成長機会となっております。 当社の主力業態である「壱角家」及び「山下本気うどん」が属するラーメン・うどん市場につきましては、外食・中食における麺類の食機会が増加していることに加え、イートイン需要との親和性が高いことから、引き続き堅調な需要が見込まれております。特に、国内需要に加え、インバウンド需要の回復・拡大が市場の追い風となることが期待されております。 (4)経営戦略 ①M&Aによる成長 当社は創業以来、12社の株式をM&Aにより取得し既存事業とのシナジーによる規模の拡大、新しい飲食ブランドの獲得をしてまいりました。 また、M&Aにより被買収企業が持っていたフランチャイズ事業を引き継ぐことで直営事業以外の収益源を獲得し、社内ノウハウを積み重ねながらフランチャイズ店舗数の増加に取り組んでおります。 当社は飲食を運営する企業に対しM&Aをすることにより、被買収企業の店舗を当社の既存ブランドに業態変更することで収益力を強化、又は被買収企業のブランドをブラッシュアップし、さらに横展開することで企業収益を向上させることに注力して参りました。 被買収企業の店舗物件を取得し当社の既存ブランドに変更することで物件取得までの費用、時間を大幅に短縮、被買収企業のもつブランドを取得し業態開発の時間を省くことで効率よく運営することができます。 今後も当社は情報収集の強化に努め、過去に実施してきたM&Aにより社内に蓄積された知見、経験を活かし成長戦略の一つとして活用して参ります。 ②直営店舗新規出店 壱角家及び山下本気うどんについては、当社が定める出店基準に基づき、国内において合計約395店舗の出店余地があるものと見込んでおります。壱角家は、一都三県における降客数10万人以上の駅周辺を主な出店候補地とし、山下本気うどんは、同20万人以上の駅周辺に加え、一定規模以上の商業施設等を出店候補地としております。また、両ブランドともに、従来の主要駅及び大型商業施設に加え、小商圏への出店も進めており、出店エリアの拡大を図っております。 なお、当該出店可能店舗数は、2025年2月末時点における当社の判断に基づくものであります。 当社では物件取得に際し、不動産事業とのシナジーを発揮しており、不動産事業を持たない競合他社に比べ物件取得に優位性があります。レインズ(REINS)等の物件情報に直接アクセスすることができるため情報取得までの時間が短く、かつ自社運営サイトである「飲食店居抜き買い取り.com」では個人オーナーが撤退する際、売却をサポートする事業も行っているため、当該サイトから一般市場に出ていない情報をいち早く獲得できております。今後も不動産事業とのシナジーを活かし物件情報量、契約までのスピードを短縮するべく努力して参ります。 ※1不動産物件情報交換のためのネットワークシステム/※2借主探しをオーナーから直接依頼された不動産業者/※3不動産売買に応じるお客様を見つけてくる仲介業者 ③視認性の高い看板によるブランド認知向上 当社は、乗降者数の多い地区に直営店舗を集中出店するドミナント戦略を採用しており、直営店舗の約3分の1を繁華街に配置しております。特に新宿区、渋谷区、池袋駅周辺に店舗が集積しており、主要駅周辺の角地等の好立地への出店を重ねております。これにより、人流及び交通量の多いエリアにおいて、視認性の高い看板を設置することで、店舗集客に加え、ブランド認知の向上を図っております。 ④マニュアル整備による品質向上と安定化 当社は、作成したマニュアルを有効活用するため、専門の教育担当者を配置し、継続的な教育・研修を実施することで、人材育成の強化に努めております。また、チェーン展開において各店舗で均一なQSCの維持・向上を図るため、レシピ及び調理工程の標準化を進め、定期的な調理講習を実施しております。さらに、専任の衛生管理担当者による店舗巡回及び検査を通じて衛生管理を徹底するとともに、昇格テスト等の評価制度を整備し、従業員の適切な役割・技能の向上を図っております。加えて、日本語、英語、ネパール語及びベトナム語のマニュアルを整備し、多様な人材が円滑に業務を遂行できる体制を構築しております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は、以下の通りであります。 ①人材の採用・確保、社員教育の徹底 当社では人材の確保を事業成長の礎と考えております。飲食業界においては恒常的な人手不足に陥っていますが、優秀な人材採用するためには、労働関連法令を遵守した上で社員のライフワークバランスを重視した労働環境を社員へ提供することが必須条件だと考えております。当社では、シルバー層、女性、外国人等を積極に登用し優秀な人材を確保すること、また社員教育制度を充実させ、接客業として顧客から選ばれる店舗、会社の確立を目指しております。 ②経営管理体制の強化 あらゆるステークホルダーのための適切な情報管理・開示体制の構築、リスク・コンプライアンス体制の整備、的確な経営方針の策定等のために漸次経営管理体制の強化を行ってまいります。 ③衛生管理の強化、徹底 食の安心・安全の顧客への提供は、飲食事業を営む当社にとって最優先すべき事項であり、日頃からの衛生意識向上、作業手順の遵守を行い、品質管理担当者による臨店の実施により、徹底した衛生管理の強化を行ってまいります。 ④新規出店地域の開拓 首都圏を中心に店舗展開しておりますが、国内では全国各地域から乗降者数、商圏小売額等を参考に物件を選定した上で新規出店を進めてまいります。 ⑤新業態、新メニューの開発 既存の飲食事業については、業態の見直しや新メニューの開発を行うことによって常に消費者の嗜好に合った商品提供及び店舗運営を継続的に行っていくことが、当社の課題のひとつであります。現状は、社内担当部署及び各ブランドより提案された季節商品や外部企業とのコラボ商品を試食会を実施したうえで、販売の可否を検討し商品化を行っております。 ⑥安定した食材・原材料の調達 ロシア・ウクライナ情勢の長期化に加え、中東地域における紛争の影響、世界的な物流の混乱及び為替相場の変動等により、食材・原材料の調達環境は依然として不安定な状況にあります。また、国内においても、米の安定供給に関する関心の高まりや、鳥インフルエンザ等の家畜伝染病の影響による鶏卵・鶏肉の供給変動が引き続き懸念されております。このような状況下において、当社は購買機能を活用し、調達先及び仕入ルートの多様化を進めることにより、安定した商品供給の確保に努めております。
事業等のリスク11,281字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 1.事業環境に関するリスク (1)経済情勢の変化や地政学的リスクの顕在化による影響について (発生可能性:高 発生可能性のある時期:数年以内 影響度:大) 国際情勢の不安定化、物流の停滞により世界的にエネルギー資源や食材などの原材料が高騰しております。その価格は商品相場、消費量の急激な増加による需要の拡大、ならびに、為替相場の影響などがあるとともに、生産地域の異常気象による収穫量の減少、政変や社会・経済情勢の変化、並びに、テロや戦争などによる社会的混乱などを受けて変動します。 当社が行っている飲食事業における食材の仕入が困難になる、又は価格が著しく高騰した場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)季節的変動及び天候・平均気温による影響について (発生可能性:高 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小) 2026年2月期の売上高の68.6%を占めるラーメン業態店舗では、特に気温が低下する12月~2月が繁忙期となります。したがいまして、上期(3月~8月)よりも下期(9月~2月)の売上高が多くなっております。 また、悪天候による人流の減少、異常気象による平均気温の上昇等によって本来見込んでいた売上が減少するなど、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (3)市場環境及び競合について (発生可能性:中 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大) 当社の属している外食産業を取り巻く環境は、わが国の加速する人口減少、生活費節約意識の高まりによる外食機会の減少、食の安全性に対する消費者意識の高まり、低価格競争の激化等により、今後も厳しい事業環境が継続するものと想定されます。また、外食業界は他業界と比較すると参入障壁が低いため新規参入が多く、所得の伸び悩みによる個人消費の低迷の中、価格競争などにより、今後も飲食企業間の競争は続いていくものと考えます。 このような状況の下で、当社はブランド毎のコンセプトを明確にし、サービス力の向上、商品力の強化により付加価値を持たせるなど、競合他社との差別化を図っておりますが、今後、競合状態がさらに激化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (4)大規模自然災害の発生について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大) 当社は、日本国内各地に直営及びフランチャイズ加盟店・業務委託店舗を有しております。ここ数年、国内においては、2011年3月に起こった東日本大震災をはじめ地震、台風、豪雨等の大規模な自然災害が発生しており、今後起こる自然災害の規模によっては、店舗の時短営業・一時休業等の事態を招くことが想定されます。 当社では、こうした自然災害の発生を前提としたBCP(事業継続計画)を策定しており、直営及びフランチャイズ加盟店・業務委託店舗、本社等に、災害時における避難場所や緊急連絡方法等を明記した危機管理マニュアルを配置し、万全を期しておりますが、想定以上の自然災害が発生した場合、建物の倒壊や停電や風水害等により店舗運営が不可能となる場合などにおいては、当社の経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (5)世界的パンデミックの発生について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大) 今般発生したCOVID-19(所謂新型コロナウィルス)による世界的なパンデミックの発生は、国内の外食産業に深刻な影響を与えました。日本においては、政府、各自治体から営業時間短縮を始めとする営業自粛要請が発せられたことに伴い、当社の事業においても少なからず影響を受けることとなりました。 今後、今回のパンデミックと同等の事態に至った場合であっても営業時間調整、一定の各種感染症対策等を講じることで営業活動を継続することができるものと考えます。しかしながら、今回を上回る規模でのパンデミックが発生した場合において、通常の営業活動が困難となった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に今回以上の影響を及ぼす可能性があります。 2.事業展開及び提供サービスに関するリスクについて (1)人材の確保と育成について (発生可能性:高 発生可能性のある時期:数年以内 影響度:大) 当社では、事業の継続及び拡大等のため適正な人員を確保する必要があり、これに並行して管理部門での優秀な人材の育成と確保も重要な課題となっております。当社における退職者の状況は、2026年2月期において退職者数70名、離職率24.91%となっております。 また、当社が運営する店舗は深夜営業を行っている店舗が多いため、時間帯シフトによる勤務が原則となっており、従業員の就業時間が夕方から深夜までとなることもあり、不規則な就労時間となることもあります。そのため、労働時間の短縮やアルバイト採用の強化、単発アルバイトの利用など社員の労働環境改善のための様々な対策をとっているものの、一般的に他の業種より従業員の定着率が低い傾向にあります。 以上のことから、採用計画の未達や離職により人員計画が予定通りに進まない場合、事業の継続及び拡大等に影響が生じる可能性があります。 また、当社では多数の短時間労働者を雇用しておりますが、各種労働法令の改正や経済情勢の変化が人件費のさらなる上昇等を招いた場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (2)全社売り上げに対するラーメン事業の売上比率が高いことについて (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大) 当社の事業売上内訳においては、ラーメン事業、特に壱角家ブランドの売上比率が高い水準(2026年2月期 壱角家ブランド売上高10,875,299千円 ブランド別売上比率60.8%)にありますが、現在、山下本気うどんの新規出店及びフランチャイズ事業の推進によって、市場及び外部環境の変化に影響を受けにくい事業ポートフォリオの構築を図っております。 しかしながら、国内外の経済情勢やエネルギー供給事情の悪化、食材の値上がり、ラーメン業種に関する風評被害等の外的要因により当該事業の展開に何らかの支障が生じた場合は、当社の経営成績又は財政状態に影響を与える可能性があります。 (3)直営店舗の出店戦略について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中) 新規出店にあたっては、商圏、競合状況、売上予測、賃料条件、出店コスト等を検討し、収益性を見込める場所に店舗を出店しておりますが、当社出店条件に合致する物件の数が当初の出店予定数と異なることがあります。 また、出店後は店舗別の損益管理を行い、一定期間のうちに業績改善の見込みのない不採算店舗については退店を行っていますが、退店店舗数についても当初の予定店舗数と異なることがあり、出退店の店舗数が当初の予定店舗数と異なった場合は、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 3.法的規制及び知的財産等について (1)商標について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中) 当社は、各業態・店舗名の商標を国内及び海外において登録し、維持管理することで商標の持つブランド価値を向上させ、他社から模倣されることを防いでおり、また当社が他の商標を侵害しないよう運用しております。 当社は、法律家、専門家の意見を十分に聞きながら当該ブランド戦略を展開しておりますが、仮に第三者が違法に類似した商標を使用し、当社の各ブランドにおける価値が毀損される事態に至った場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (2)労務管理について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中) 当社は、飲食事業において、パート・アルバイト等の臨時従業員を多く抱えております。これら事業運営に必要な人員の確保及び育成を図るとともに、労働関連法令を遵守した勤務形態・労働環境の確保及び管理に努めております。何らかの要因により労務管理面での問題が生じた場合には、規制当局から業務改善命令が命じられること又は監督官庁から指導を受けることにより当社事業に対する信用が低下した場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (3)「酒類の提供に関する法令等」について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中) 当社では、店内の掲示物、メニューに車両等を運転される方、未成年者には酒類を販売しないことを記載するなど、飲酒運転及び未成年者の飲酒禁止について注意喚起を行っております。 酒類提供については、未成年者飲酒禁止法及び道路交通法等による規制を受けており、未成年又は自動車等の運転をするおそれがあることを知りながら酒類を提供した場合に、罰則の対象となり当社の社会的信用の低下や店舗の営業が制限される可能性があります。これに伴う売上の減少等により当社の業績に影響を与える可能性があります。 (4)「中小小売商業振興法」及び「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(通称「独占禁止法」)」が与える影響について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小) 当社は、フランチャイズ事業運営に関して「中小小売商業振興法」及び「独占禁止法」の規制を受けております。「中小小売商業振興法」においては、当社のライセンス事業の内容や加盟契約内容等を記載した法定開示書面の事前交付が義務付けられております。 また、「独占禁止法」においては当社がフランチャイズ事業システムによる営業を適切に実施する範囲を超えて、フランチャイジーに対して正常な商習慣に照らし不利益を与えることを禁止しております。当社はこれらの法令を遵守しておりますが、法令等の改廃、新たな法令等の制定、又は当社とフランチャイズ加盟店において解決できない問題が発生した場合における、計画外の違約金の発生や、裁判係争ならびにそれによる風評被害が発生した場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (5)「景品表示法」について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小) 当社は、コーポレートサイト、各ブランドサイト、SNSにおける情報発信、店舗の掲示物、ブランド会員アプリなど当社が情報を発信する媒体に対して、担当部署が景品表示法に抵触しないことを確認する体制を設けております。 万が一、掲示物の内容に重大な誤りが発生した場合など景品表示法に抵触した場合には、行政処分及び社会的信用の低下等により、当社の業績に影響を与える可能性があります。 (6)訴訟等について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小) 当社の事業展開において、取引先、役職員又は顧客を含むその他第三者との予期せぬトラブルや訴訟等が発生する可能性があります。また、訴訟の内容及び結果によっては、多大な訴訟対応費用の発生やブランドイメージの悪化等により、当社の業績及び事業運営に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社はリスク・コンプライアンス規程を制定し、役職員に対して法令、定款及び社内規程並びに社会一般の規範の遵守を促すほか、リスク・コンプライアンス委員会によるリスク管理及びコンプライアンスに係る取り組みを行うことで、法令違反等の発生リスクの低減に努めております。 4.事業運営体制に関するリスクについて (1)インターネット等による風評被害について (発生可能性:中 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大) 数年前に取り上げられたアルバイトテロと呼ばれる店舗の安全安心を損なう行為や、お客様による不衛生な行為を動画にて撮影しインターネット上にSNSを通じて拡散する、また、SNSやグルメサイトに誹謗中傷が書き込まれるなど、飲食店舗のブランド及び企業イメージが損なわれる事象が多発しております。こうした事象が発生した企業は、インターネット上の風評被害により株価の下落や来客数の減少など多大な損失を被ることとなります。 当社においても、必ずしも正確ではない情報や事実と異なる当社店舗や従業員を誹謗中傷する書き込みや動画がSNS上で投稿されることがあり、こうした投稿については調査のうえ、弁護士を通じてSNS運営会社や裁判所に対して、開示請求、動画の削除、アカウント凍結等の申請を行うなど、厳正な対応をとっております。 また、当社では、社員、アルバイトに対して教育・研修を通じて信頼を損なうような行動を起こさないように啓蒙するとともに、店内においてお客様が不適切な行動が出来ないよう防犯カメラを設置し、テーブル周りを整理整頓するなど対策を取っております。 しかしながら、その内容の真偽にかかわらず、当社店舗のブランドや企業イメージ、お客様に対する「食の安全性」における信頼を損なうインターネットへの書き込み、動画配信の拡散、それに起因する風評被害が発生した場合、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)特定取引先への依存について (発生可能性:中 発生可能性のある時期:特定時期無し 影響度:中) 当社は、主要食材の仕入れに関して、発注業務合理化及び食材の安定供給を目的として、特定取引先からの仕入高割合が非常に高くなっています。従いまして、特定取引先からの仕入れが何らかの要因により継続できない場合には、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 特定取引先として重要な経営上の契約を締結している株式会社ギフトからは、全体売上の60.8%(2026年2月期実績)を占める壱角家業態で使用する家系メニューのスープ、ラーメンダレ及び麺を100%仕入れており、総仕入高に対する同社への依存度は、2026年2月期において24.4%となっています。 何らかの理由により同社から仕入れることが出来なくなった場合に備え、オリジナルの麺・スープの研究開発を行うことでリスクの軽減を行って参ります。 また、株式会社ギフトは前記の通りラーメン事業における主な食材を仕入れる購買先でありますが、同社においても家系ラーメンチェーン店を運営しており、類似する店舗業態を営んでいることから店舗競合を避けるべく、新規出店に関する合意書を締結し、家系ラーメン業態に於いては双方の出店時に事前協議を行うこととしております。 新規出店時の事前協議において、出店する店舗間の距離が近いこと等により出店が不可となる場合があり、その場合には出店計画の未達により当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)有利子負債への依存について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中) 当社は、事業資金について、自己資金の他、金融機関から新店舗開業としての資金、また、それらを含めた運転資金等の資金を調達しております。2026年2月期末時点における総資産に占める有利子負債(借入金、社債、リース債務を含む)の割合は、42.0%となっており、金融機関等からの借入金等に依存している状況にあります。 そのため、金融市場の混乱や景気低迷、金融機関の融資姿勢の変化により借入れや借換えが困難になった場合や、市場金利の急速な上昇等により支払利息が急激に増加した場合には、資金繰りの悪化又は金利負担の増加が当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)特定人物への依存について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大) 当社大株主であり代表取締役社長の川島 賢は当社の創業者であります。川島 賢は創業期からM&Aを手掛け事業開発に関する豊富な経験と知識を有し、経営方針及び経営戦略全般の決定等において重要な役割を果たしております。また、当社は一部の店舗の賃貸借契約について、現在川島 賢の債務保証を受けております。なお、債務保証に伴う保証料の支払いはございません。 当社は事業運営を行う上で優秀な人材の育成を図り、権限の委譲を進めることで特定の個人に過度に依存しない事業体制の構築を進めておりますが、何らかの理由により同氏による当社の経営への関与が困難になった場合、事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)企業買収又は事業買収について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中) 当社は、飲食事業会社を中心にM&Aを実施した上で事業再生させることで、赤字化したブランドの再生を図り、もしくは既存ブランドへの業態変更を行うことで店舗数及び事業規模を拡大しております。 また、M&A実施時には手順書における投資方針に基づき買収先企業(事業)を決定し、労務、購買、財務、IT、法務、それぞれの分野でデューデリジェンスを行いリスクの軽減を図っております。 しかしながら、想定外の要因によりM&Aを実行した会社又は事業の再生がうまくいかず、投資回収が予定どおりに進まなかった場合には、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (6)システム障害について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中) 当社は、受発注業務、店舗運営、本社内のイントラネット構築など業務の効率化を図るため多くの情報システムを導入しており、安定的なシステム運用を行うために、直近ではファイルサーバーのクラウド化を行い、社内システムのログインパスワードの定期的な変更を行うなど、随時セキュリティ機能を強化し、社員に対するITリテラシー向上のための研修を行い、社内体制の整備等を行っております。 しかしながら、プログラムの不具合や不正アクセス等、特に悪意のあるコンピュータウィルス(ランサムウェア等)の感染により大規模なシステム障害が発生した場合、店舗運営が滞ることや対応費用が発生すること等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (7)個人情報の管理について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中) 個人情報の管理につきましては、「個人情報の適正な取扱いに関する基本方針」を定め、社員並びに顧客情報における特定個人情報については、法令ならびに国が定める指針、個人情報の適正な取扱いに関するガイドラインに沿って運用し、個人情報の取り扱いに関する苦情、相談及び問い合わせについては、適切かつ迅速な対応を行うため専用の問い合わせ窓口を設けております。 当社においては、2023年9月に本社のファイル保存サーバーが外部からの不正アクセスによりランサムウエアに感染した事実を確認しておりますが、専門会社による調査を実施した結果、データ流出の痕跡はみられなかったことから、情報漏洩は発生していないものと認識しており、さらに、個人情報保護員会への報告等、個人情報保護法に基づく対応や専門会社と協議のうえ、再発防止策を実施しております。 しかしながら、コンピュータウィルスに感染するなど、万が一個人情報の漏洩が疑われた場合には、関係当局に相談のうえ指示を仰ぎ適切に対応を行いますが、当社の信用低下による売上の減少や損害賠償による費用の発生等により、当社の経営成績又は財政状態に影響を与える可能性があります。 (8)直営店舗の賃貸に関するリスクについて (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中) 当社の直営店舗の出店については、そのほとんどが賃借しており、賃貸人に対し敷金及び保証金を差し入れております。 新規出店に際しては、賃貸人の与信管理を徹底しておりますが、賃貸人の財政状態が悪化した場合、敷金及び保証金の一部又は全部が回収不能になることや、賃借物件の継続的使用が困難となり、営業の継続ができない場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (9)借入金の財務制限条項について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小) 当社の借入金の一部には、みずほ銀行、横浜銀行より運転資金として長期借入金に対して財務制限条項が付されているものがあります。 現状ではこれに抵触する可能性は低いものと認識しておりますが、今後何らかの事由により事業環境が激変し、財務制限条項に抵触した場合には、期限の利益を喪失し、当該借入を一括返済することとなり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)減損について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小) 当社は、企業買収に伴い発生した相当額ののれん及び事業の運営のため固定資産を多く保有しております。のれんについて事業環境の変化等により企業買収時に期待していた成果が得られない場合、固定資産について時価の著しい低下や将来キャッシュ・フローが見込めない場合には、減損処理を行う可能性があります。現状、減損リスクを認識しているものはないものの、減損処理を行った場合には、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 5.店舗管理体制に関するリスク (1)店舗及び設備等の管理について (発生可能性:高 発生可能性のある時期:特定時期無し 影響度:小) 当社は運営する店舗及び設備の安全管理に努めておりますが、老朽化等を原因とする事故が生じた場合や、安全維持のための予期せぬ大規模修繕の必要が生じた場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (2)フランチャイズ事業加盟企業の店舗運営・経営内容について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大) 当社は直営店方式による店舗運営とともに、フランチャイズ事業を行っており、各加盟店運営事業者とフランチャイズ契約を締結しております。 フランチャイジーが運営する店舗におきましても、当社直営店舗と同等のQSCを保つため、開店前に研修を実施し、運営・商品作成マニュアルを提供するとともに、当社のスーパーバイザーが定期的に臨店し、店舗の運営指導を行っております。 しかしながら、フランチャイズ店舗において、当社又は当社の業態に対する評判に悪影響を与えるような事象が発生した場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (3)衛生管理について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大) 当社の飲食事業における店舗は、食品衛生法の定めに基づいて、食品衛生管理者を置き、管轄保健所を通じて営業許可を取得しております。当社では、各店舗における衛生管理に係るマニュアル等の整備及び従業員に対する教育指導の徹底に加え、外部の専門業者による各種衛生検査を定期的に実施する等衛生対策の強化に努めておりますが、万一、当社の店舗にて、食中毒等の衛生問題が発生した場合は、一定期間の営業停止等の処分を受ける恐れがある他、企業イメージの低下による顧客離れが起こり得ることから、当社の事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)店舗火災について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大) 当社が運営する各店舗は、店舗内での仕込み調理を行っているため、不測の事態により店舗火災が発生する可能性があります。 火災の予防については、消防法を遵守し同法の規定に基づき各店舗で防火管理者を定め、消防計画の作成その他防火管理上必要な業務を行い防火に努めていますが、万が一不測の事態によって、当社店舗において火災による死傷事故が発生した場合には、当社の信用低下や損害賠償請求等により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 6.その他のリスクについて (1)大株主について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大) 代表取締役社長である川島 賢につきましては、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使に当たっては株主共同利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。当社といたしましても、同氏は安定株主と認識しておりますが、将来的に何らかの事情により、大株主である同氏の持分比率が低下した場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (2)上場時流通株式比率が東証スタンダード市場上場形式基準に近似していることについて (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大) 2026年2月末現在の資本政策において、流通株式比率が29.80%と東証スタンダード市場上場形式基準の25%に近似していることから、上場後に流動性を高めるべく投資家の信頼を高め、株式取引意欲を促進する施策を実施する予定です。 しかしながら、今以上に流通性が減少した場合、上場形式基準に抵触する恐れがあります。 (3)調達資金の使途について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中) 当社の調達資金については、新店の設備投資等に充当いたします。 しかしながら、急激な経営環境の変化が生じ、その変化に対応するため、調達資金の使途を変更する可能性があります。また、計画どおりに使用された場合であっても、想定どおりの投資効果を得られない可能性があります。なお、資金使途の変更を行う場合は適時開示を行います。 (4)新株予約権の行使による株式価値の希薄化について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:数年以内 影響度:小) 当社役員及び従業員に対し、長期的な企業価値向上に対するインセンティブとして新株予約権を付与しており、2026年2月末現在、発行済株式総数に対する潜在株式数の割合は8.31%となっております。 当社は新株予約権の付与に付随してベスティング条項を導入しており、行使可能日より1年ごとに付与個数の25%を行使できることとしており、全ての新株予約権を行使するまでに3年間を必要とし、急激な希薄化が起きない仕組みとしておりますが、これらの新株予約権が行使可能期間中の同一時期に行使された場合、発行済株式総数が増加し、1株当たりの株式価値を希薄化させる可能性があります。 (5)配当について (発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小) 当社は、将来の積極的な事業展開と経営環境の急激な変化に備えた経営体質の構築並びに財務基盤の強化に必要な内部留保を確保するとともに、株主への安定的かつ継続的な利益還元を経営の重要施策として、業績を勘案しながら成果配分を行うことを基本方針としております。 上記の方針のもと、配当性向40%以上を目標に安定的な配当を実施していくことを目指してまいりますが、業績の低迷等により安定的な配当が維持できなくなる可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 ①財政状態の状況 (資産) 当事業年度末の総資産は、前事業年度末に比べて1,423百万円増加し、17,291百万円となりました。これは主に、商標権が109百万円増加、のれんが381百万円増加、新規出店による有形固定資産が62百万円増加、敷金及び保証金が372百万円増加、繰延税金資産が271百万円増加したこと等によるものです。 (負債) 当事業年度末の負債は、前事業年度末に比べて1,681百万円増加し、9,595百万円となりました。これは主に、社債が758百万円減少、未払法人税等が117百万円減少した一方、長期借入金が2,364百万円増加したこと等によるものです。 (純資産) 当事業年度末の純資産は、前事業年度末に比べて257百万円減少し、7,695百万円となりました。これは主に、資本金が13百万円増加、資本剰余金が13百万円増加、当期純利益625百万円の計上により利益剰余金が増加した一方で、配当金の支払いにより928百万円減少したこと等によるものです。 ②経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や訪日外国人の増加によるインバウンド需要の拡大を背景に、緩やかな回復基調が継続いたしました。一方で、原材料価格やエネルギー価格の高騰、円安の影響に加え、地政学リスクの高まりなどにより、依然として先行き不透明な状況が続いております。 外食産業におきましては、原材料費や光熱費の上昇に伴う価格改定の影響により客単価は上昇したものの、物価上昇を背景とした節約志向の高まりにより客数の伸び悩みが見られたほか、人手不足に伴う人件費の増加なども重なり、厳しい経営環境が継続いたしました。また、当事業年度は春先から秋口にかけて記録的な高温が続き、消費行動の抑制要因となりました。特にラーメン事業が売上の大半を占める当社においては、これらの影響を受ける形となりました。 このような環境のもと、当社は「イマをHAPPYに!」という企業理念および「HAPPYな空間の提供」という経営理念に基づき、従業員・お客様・株主・社会の各ステークホルダー価値の向上に取り組んでまいりました。 店舗運営につきましては、QSCA(クオリティ・サービス・クレンリネス・アトモスフィア)の継続的な向上を図るとともに、アンケートなどを通じた顧客の声を反映した改善活動を推進いたしました。また、人材面では、過去の実績やM&Aにより蓄積されたノウハウを基にマニュアル整備や多言語・動画による教育体制の強化を図り、新入社員の早期戦力化と定着率の向上に努めております。 商品開発につきましては、各ブランドにおいて季節・期間限定メニューを継続的に投入し、来店動機の創出を図りました。特に主力ブランドにおいては、猛暑および残暑への対応として冷涼感のある商品の開発・販売を行い、好評を得た商品については販売期間の延長を実施したほか、復刻メニューの展開などにより既存顧客の再来店促進にも取り組みました。 販売促進策につきましては、月一回メイン商品を特別価格にて提供するブランド別フェア「壱角家の日」・「うどんの日」を継続して実施したほか、特に酷暑で駅前立地の流動客減少に対処すべく「お客様感謝祭」や「周年記念祭」などのキャンペーンを意欲的に開催いたしました。 また、一貫して話題性のある取り組みに力を入れており、アニメや映画とのコラボレーション、メディア対応やイベント連携などを積極的に実施し、ブランド認知の向上および潜在顧客の獲得に取り組んでおります。併せてスマートフォンアプリを活用したクーポン配信やスタンプカード機能の導入により既存顧客の来店頻度向上を図るとともに、SNSを通じた情報発信により新規顧客の獲得を推進いたしました。 当社の成長戦略でもあるM&Aにつきましては、2025年9月に創業30年超の味噌ラーメンブランド「萬馬軒(まんばけん)」、12月に北海道の郷土料理であるごまそばをメインとしたそば居酒屋ブランド「高田屋(たかだや)」の事業譲受契約を締結いたしました。 2024年11月の当社新規上場以降で初めてのM&Aとなった萬馬軒は、視認性の高い看板への改装や営業時間の最適化もあり、当社運営開始の2025年11月以降、譲受前の前年同月対比で売上が130%前後の水準で推移しております。「壱角家」「山下本気うどん」に次ぐ第3の柱としてブランド価値を最大化し、2月には当社運営で初の出店を果たしました。譲受け時4店舗から10店舗体制へ邁進しております。 高田屋は、2026年3月から運営開始となりますが、コロナ禍前の全盛期には全国100店舗超にまで展開していたポテンシャルがあり、当社の強みであるブランドの再構築・価値の再発見やオペレーション改善、生産性向上およびフランチャイズ展開を最大限に活かして、効率的な店舗運営と収益性の向上を実現してまいります。 今後も強いブランド取得や店舗取得を目的としたM&Aを積極的に推進し、高い利益を生み出すブランドの拡大を加速させ、企業価値のさらなる向上を目指してまいります。 また海外展開を加速させるべく、東南アジアのタイに注目し、日本国内でもシンハービールで知名度の高い、財閥企業Boon Rawd Brewery Co., Ltd.(ブンロード・ブリュワリー社)と交渉を重ね、タイ国内における山下本気うどんのブランド店舗を運営・管理するための、共同出資による合弁会社設立の契約を2025年10月に締結、2026年3月に現地にて法人を設立いたしました。出店第1号は秋頃を予定しております。 店舗出退店の状況につきましては、20店舗出店(直営18店舗、FC2店舗)、16店舗退店(直営7店舗、業務委託1店舗、FC8店舗)した結果、当事業年度末の店舗数は199店舗(直営172店舗、業務委託1店舗、FC26店舗)となりました。 直営店の出店内訳は壱角家10店舗、山下本気うどん3店舗、萬馬軒が5店舗です。出店計画に対し、壱角家は2店舗増で着地するも、山下本気うどんで2店舗不足となりました。壱角家ではこれまでの都心一等地への出店に加え、小商圏へも範囲を広げ余地拡大の感触を得ています。 一方、直営店の退店は壱角家3店舗、すためし3店舗、鉄板王国1店舗です。すためし・鉄板王国については昨今の原価高騰に伴う利益率の低下、単価上昇による顧客離れから壱角家や萬馬軒への業態変更のための閉店で、リニューアルオープン後の店舗は好調です。 また、FCの新規出店は山下本気うどんで、北海道や金沢などこれまで当社運営店舗のなかった地域への出店を果たしました。一方で退店は壱角家の海外店舗を含む5店舗、肉寿司3店舗および業務委託のすためし1店舗でございました。 以上の結果、当事業年度における売上高は17,895百万円(前事業年度比4.3%増)、営業利益1,301百万円(同29.6%減)、経常利益1,211百万円(同29.7%減)、当期純利益625百万円(同48.2%減)となりました。 なお、当社は、飲食事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 ③キャッシュ・フローの分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は10,681百万円となり、前事業年度末に比べて21百万円の増加となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は1,072百万円(前事業年度比24.4%減)となりました。これは主に、税引前当期純利益975百万円、減価償却費387百万円、その他の償却額(のれん償却額、社債発行費償却、その他の償却額)112百万円、未払消費税等の減少額132百万円があったこと等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は1,772百万円(前事業年度比116.4%増)となりました。これは主に、敷金及び保証金の回収による収入4百万円、預り保証金の受入による収入16百万円により資金が増加した一方で、事業譲受による支出768百万円、敷金及び保証金の差入による支出417百万円、有形固定資産の取得による支出556百万円等により資金が減少したことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は722百万円(前事業年度比79.7%減)となりました。これは主に、長期借入れによる収入4,600百万円等により資金が増加した一方で、長期借入金の返済による支出2,024百万円、社債の償還による支出842百万円、配当金の支払額893百万円等により資金が減少したことによるものです。 b.資本の財源及び資金の流動性について 当社の資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。 当社の運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。 投資を目的とした資金需要は、主に設備投資等によるものであります。 当社は、運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することに努めております。運転資金は、自己資金を基本としており、自己資金で補うことができない場合は金融機関からの借入を行うことを基本としております。 ④生産、仕入及び販売の状況 a.生産実績 該当事項はありません。 b.仕入実績 当事業年度の仕入実績は、次の通りであります。 当社は飲食事業の単一セグメントであるため、事業別に記載しております。 事業の名称   当事業年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 仕入高(千円)   前事業年度比(%) ラーメン事業   3,472,849   111.7 レストラン事業   668,729   106.0 ステーキ事業   462,300   96.0 寿司事業   178,239   102.2 フランチャイズ事業   621,193   113.9 その他   76,184   108.0 合計   5,479,497   109.3 (注)金額は、仕入価格によっております。 c.販売実績 当事業年度の販売実績は、次の通りであります。 当社は飲食事業の単一セグメントであるため、事業別に記載しております。 事業の名称   当事業年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 売上高(千円)   前事業年度比(%) ラーメン事業   12,282,154   106.2 レストラン事業   2,859,108   104.5 ステーキ事業   1,339,377   90.0 寿司事業   470,616   97.8 フランチャイズ事業   725,145   109.6 その他   218,880   99.2 合計   17,895,282   104.3 (注)当社の主要顧客は個人のため、主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は作成しておりません。 ⑤重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たりまして、決算日における資産・負債の決算数値及び偶発債務の開示並びに会計期間における収益・費用の決算数値に影響を与える見積り項目について、過去の実績や状況に応じ、合理的と考えられる様々な要因に基づいた見積りと判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 これらの財務諸表作成のための基本となる重要な事項につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ⑥経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 ⑦経営上の目標達成を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況について 当社の経営上の目標達成を判断するために、「営業利益率」10%以上、「ROA(総資産利益率)」10%以上、「ROE(自己資本当期純利益率)」10%以上、「配当性向」40%以上を客観的な指標等としています。 当事業年度における配当性向は40%以上となり目標を達成いたしましたが、営業利益率は7.3%、ROEは8.0%、ROAは3.8%と未達成となりました。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年2月期第1四半期決算説明資料2026-07-14

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