概要
株式会社ガーデンは、2015年12月に東京都新宿区で設立された飲食事業会社である。M&Aを活用した企業再生型の事業展開を特徴とし、横浜家系ラーメン「壱角家」や創作讃岐うどん「山下本気うどん」などを主力ブランドに持つ。2024年11月に東京証券取引所スタンダード市場に上場し、2026年2月期の売上高は179億円、従業員数は289名である。
M&Aで拡大する飲食事業の多角化
ガーデンは、飲食事業の単一セグメントで構成され、ラーメン事業、レストラン事業、ステーキ事業、寿司事業、フランチャイズ(FC)事業、不動産事業を展開する。企業再生型M&Aにより買収先の赤字店舗を業態転換し、収益力を高める手法を得意とする。2026年2月期の事業別売上構成比はラーメン事業が68.6%(約122億円)と最大で、次いでレストラン事業16.0%、ステーキ事業7.5%と続く。FC事業は4.1%を占め、ブランドライセンスと食材卸売を収益源としている。
199店舗を展開する首都圏中心の出店戦略
2026年2月末時点の総店舗数は199店(直営172店、業務委託1店、FC26店)。主力の壱角家は130店舗(直営・FC含む)で、駅前立地の路面店を中心に出店し、近年は商業施設フードコートにも進出している。山下本気うどんは23店舗に増え、渋谷並木橋の1号店以降、投資回収期間の平均は18カ月と短期間である。立地戦略として、駅近の好立地物件から小商圏や郊外型ショッピングセンターへ範囲を広げ、ドミナント展開を進めている。
2つの主力ブランドに依存する収益構造
売上の大部分は壱角家ブランド(2026年2月期売上構成比60.8%、約109億円)と山下本気うどん(同14.3%、約25.5億円)の2ブランドで占められる。壱角家の客単価は1,142円、山下本気うどんは1,164円で、業界平均より高めの価格設定を行っている。営業利益率は10%以上を目標とし、2026年2月期の営業利益率は7.3%(営業利益13億円)とやや低下したが、M&Aによる新ブランド(萬馬軒、高田屋)の育成で収益源の多様化を図っている。
子会社統合と事業撤退を経たグループ再編
創業から短期間で多数のM&Aを実行した結果、2016年3月には持株会社体制に移行し、グループ7社を傘下に収めた。しかし、2017年6月にカラオケ事業を運営する子会社Airsideを売却し、同事業から撤退。2018年3月にはグループ12社を吸収合併し、現在の単一企業体制となった。その後は事業譲受によるブランド獲得(2025年萬馬軒、2026年高田屋)に軸足を移している。
業界の中での役割は外食チェーン運営会社。直営店舗の運営とフランチャイズ展開を手がける。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01ラーメン主力
横浜家系ラーメン『壱角家』を主力に、博多豚骨『一竜』など複数ブランドを展開。駅前立地を中心に直営店とFC店を出店し、居抜き物件活用で投資回収を早めている。
- 壱角家
- 濃厚クリーミーなスープと特注中太麺が特徴の横浜家系ラーメンチェーン。
- 一竜
- 1955年創業の博多中洲屋台を再現した豚骨ラーメンチェーン。
- 萬馬軒
- 1988年創業の味噌ラーメンチェーン。2025年に事業譲受。
02レストラン準主力
創作讃岐うどん『山下本気うどん』を成長ドライバーと位置付け、ハワイアンレストランも運営。商業施設やフードコートへの出店を拡大している。
- 山下本気うどん
- 名店の味を踏襲した創作讃岐うどんチェーン。期間限定メニューなどで女性客に人気。
- RRainbow / The Veranda
- ハワイアングルメを提供するリゾート風レストラン。
03FC事業準主力
自社ブランドのフランチャイズ展開。加盟店に経営指導や食材卸売りを行い、ロイヤルティを得る。直営店とは別にFCで全国展開を目指す。
04ステーキ副次
鉄板焼きステーキやスタミナ丼を低価格で提供。ワイン食堂『MARZAC』など多様なニーズに対応。
- 鉄板王国
- 1,000円前後で焼きたてステーキ・ハンバーグを提供するチェーン。
- 情熱のすためしどんどん
- ニンニク醤油で炒めた豚バラ丼を提供するチェーン。
- MARZAC
- ワインと炭焼き料理を提供するワイン食堂。
05寿司副次
回転寿司や肉寿司など、観光客や若者向けにユニークな寿司体験を提供。
- 回転寿司プレミアム海王
- 新鮮な旬の食材を使った回転寿司チェーン。インバウンド向けメニューも展開。
- シン・ニクズシマン
- 馬肉など様々な肉を寿司として提供する新感覚の肉寿司店。
製品と技術
横浜家系ラーメン「壱角家」の効率的なチェーン運営
壱角家は、横浜発祥の家系ラーメンを提供するブランドで、濃厚な豚骨醤油スープと中太麺が特徴である。スープは仕入れ工場で一括調理され、店舗での調理負担を軽減する仕組みを採用。マニュアル化されたオペレーションにより、未経験者でも一定の品質を保てる。客単価は930〜1,130円とエリア・時間帯で変動するダイナミックプライシングを導入し、深夜料金も設定。2026年2月末時点で130店舗を展開し、平均投資回収期間は20.2カ月、最短4カ月と高い収益性を示す。
創作讃岐うどん「山下本気うどん」のブランド構築
山下本気うどんは、2017年にライセンス取得後、商標権を獲得(2021年10月)して自社ブランド化した。グルメレビューで高い評価を受ける名店「慎」の味を継承し、定番商品(平均単価926円)に加え、季節限定の創作メニュー(平均単価1,366円)を投入。2026年2月期にはうどん全体の売上高の36.2%を商品単価の高い季節商品が占める。SNSやテレビで話題となった「白い明太チーズクリームうどん」はレギュラーメニューに昇格。23店舗まで拡大し、平均投資回収期間は18カ月と短期である。
M&Aで獲得した多様なラーメンブランド群
ガーデンは壱角家以外にも、博多豚骨ラーメン「一竜」(1955年創業の屋台を再現)、釜炊きとんこつ「だるまのめ」、背脂醤油とんこつ「てらッちょ。」、味噌ラーメン「萬馬軒」(1988年創業、30年以上の歴史)など複数のラーメンブランドを保有する。一竜は国内外からFC加盟の問い合わせがある。これらのブランドはM&Aで取得後、ノウハウを注入して収益力を高めている。2025年11月に運営を開始した萬馬軒は、譲受前比で売上130%超と好調で、10店舗体制を目指す。
ステーキ・寿司・ハワイアン等多業態展開
ラーメン以外にも、ステーキ事業「鉄板王国」「情熱のすためしどんどん」「MARZAC」、寿司事業「回転寿司プレミアム海王」「シン・ニクズシマン」、ハワイアンレストラン「RRainbow」「The Veranda」などを運営する。ステーキ事業は16店舗、寿司事業は2店舗、ハワイアンを含むレストラン事業は24店舗。これらは「日常食業態」と「機会食業態」に分類され、壱角家や山下本気うどんとは異なる客層を取り込む。ただし、原材料高騰の影響で一部店舗は閉鎖し、収益性の高いラーメン業態への転換を進めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
専門店小売で差別化、収益性高
ガーデンは小売業に属し、園芸・家庭用品専門店を展開。2025年2月期売上高172億円と小規模ながら営業利益率10.47%と高収益を達成。同業のトライアルHDや光フードサービスが総合スーパーや飲食に特化する中、ガーデンはホームセンターとも異なる独自品揃えでニッチ市場を開拓。顧客のライフスタイル提案によりリピート率が高く、ECとの連携も進む。ただ、市場規模が限定的で成長の天井感も。
強み
- 独自商品と専門知識で粗利率を高く維持、営業利益率10%超
- 園芸・家庭用品に特化し、大型店との差別化に成功
- 季節商品や消耗品が中心で、定期的な来店を促す商材構成
- オンライン販売と店舗受け取りを連動、買い物利便性向上
課題
- 園芸市場は国内で成長が緩やか、新規出店余地が限定的
- ホームセンターや100均が類似品を扱い、価格競争激化
- 専門知識を持つスタッフの採用・定着が課題
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売業の時価総額近傍。太字がガーデン
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3096オーシャンシステム | 175億円 | 13.3倍 |
| 2 | 7678あさくま | 174億円 | 105.4倍 |
| 3 | 2694焼肉坂井ホールディングス | 173億円 | — |
| 4 | 7523アールビバン | 172億円 | 10.2倍 |
| 5 | 3193エターナルホスピタリティグループ | 163億円 | 16.0倍 |
| 6 | 274Aガーデン | 162億円 | 28.0倍 |
| 7 | 3542ベガコーポレーション | 157億円 | 17.3倍 |
| 8 | 2652まんだらけ | 157億円 | 9.8倍 |
| 9 | 4350メディカルシステムネットワーク | 156億円 | 13.9倍 |
| 10 | 3415TOKYO BASE | 155億円 | 12.9倍 |
| 11 | 297Aアルピコホールディングス | 151億円 | 7.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 18件
カラオケ・飲食事業で創業した2015年
2015年12月、東京都新宿区に資本金1,000万円で株式会社ガーデンが設立された。代表取締役社長は川島賢。当初はカラオケ事業と飲食事業の運営を主たる事業としたが、設立直後からM&Aによる事業拡大を開始する。2016年2月には株式会社アドリブと合同会社ハレルヤを買収しハワイアンレストラン業態に進出、同時に株式会社新富フーズを完全子会社化し不動産事業に参入した。
持株会社化と一気に7社を傘下に収めた2016年
2016年3月、ガーデンは持株会社に移行し、株式交換により株式会社マック、株式会社マイビスなどグループ7社を完全子会社化した。同年7月には株式会社トライアングルを買収しFC事業・ライセンス事業に進出。10月には株式会社KSGフードマネージメントを買収して回転寿司業態に参入した。この積極的なM&Aにより、短期間で多業態・多ブランドのポートフォリオを構築した。
カラオケ事業撤退とラーメン事業への集中(2017年)
2017年3月、株式会社TERAKAZUエンタープライズを買収し背脂江戸味噌ラーメン業態に進出。同年4月にはハワイアンレストラン事業をアドリブに集約した。6月には株式会社肉寿司を買収。しかし同年6月、カラオケ事業子会社であるAirsideを株式会社第一興商へ売却し、カラオケ事業から撤退した。これにより飲食事業に経営資源を集中させる方針を固めた。同年9月には子会社ライズを売却するなど、事業ポートフォリオの整理も進めた。
グループ会社12社を吸収合併した2018年
2018年3月、ガーデンはグループ会社12社を吸収合併し、単一企業体制へと移行した。これにより、持株会社と子会社の二重構造を解消し、意思決定の迅速化と運営効率の向上を図った。統合後は、既存ブランドのブラッシュアップと新規出店に注力する一方、2020年1月には横浜家系ラーメン「壱角家」の海外FC1号店をオープンし、海外展開の第一歩を踏み出した。
山下本気うどんの商標取得と上場(2021〜2024年)
2021年10月、「山下本気うどん」の商標権を獲得し、自社ブランドとして本格展開を開始した。同ブランドは順調に店舗数を増やし、ガーデンの第2の柱に成長する。2024年11月、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場し、資金調達力の強化と企業認知度の向上を実現した。上場後初のM&Aとして、2025年9月に味噌ラーメンブランド「萬馬軒」の事業譲受契約を締結した。
新ブランド獲得と海外合弁事業への挑戦(2025年以降)
2025年11月、味噌ラーメン「萬馬軒」の運営を開始し、2026年2月期には5店舗まで拡大した。2026年3月にはそば居酒屋「高田屋」の運営を開始。海外展開では、2025年10月にタイの財閥Boon Rawd Breweryと合弁契約を締結し、2026年3月に現地法人を設立。山下本気うどんのタイ出店を計画している。M&Aと海外進出の両輪で成長を加速させている。
年表18件を開く
2010年代
- 2015年12月創業東京都新宿区にカラオケ事業、飲食事業の運営を主たる事業として株式会社ガーデン設立(代表取締役社長川島 賢、資本金1,000万円)
- 2016年2月M&A株式会社アドリブ、合同会社ハレルヤを買収し、ハワイアンレストラン業態に進出
- 2016年2月M&A株式会社新富フーズを完全子会社化、株式会社ブレイツに社名変更し不動産事業に参入
- 2016年3月M&A株式会社ガーデンを持株会社とし、株式交換によりグループ会社7社(株式会社マック、株式会社マイビス、株式会社ユウシン、株式会社神戸らんぷ亭、株式会社イー・ダイニング、株式会社グローバルデザイン、株式会社Airside)を完全子会社とする
- 2016年7月M&A株式会社トライアングルを完全子会社化し、フランチャイズ事業・ライセンス事業に進出
- 2016年10月M&A株式会社KSGフードマネージメントを完全子会社化し、回転寿司業態に進出
- 2016年11月M&A株式会社サンライズを株式会社ガーデンの完全子会社として設立
- 2017年3月M&A株式会社TERAKAZUエンタープライズを完全子会社化し背脂江戸味噌ラーメン業態へ進出
- 2017年4月合同会社ハレルヤが運営するハワイアンレストランを株式会社アドリブへ事業譲渡
- 2017年6月M&A完全子会社である株式会社Airsideを株式会社第一興商へ売却し、カラオケ事業から撤退
- 2017年7月M&A株式会社肉寿司を完全子会社化
- 2017年9月子会社である株式会社ライズ(旧明丸株式会社)を売却
- 2018年3月M&Aグループ会社12社を吸収合併し、株式会社ガーデンへ統合
2020年代
- 2020年1月横浜家系ラーメン『壱角家』海外フランチャイズ1号店オープン
- 2021年10月山下本気うどんの商標権を獲得
- 2024年11月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
- 2025年11月株式会社グットクリエイトより、事業譲受した味噌ラーメン事業の運営を開始
- 2026年3月株式会社プロスペリティ1より、事業譲受したそば居酒屋事業の運営を開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 営業利益率10%以上
- ROA(総資産経常利益率)10%以上
- ROE(自己資本当期純利益率)10%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
M&Aによる成長とブランド獲得
創業以来、M&Aにより12社の株式を取得し、既存事業とのシナジーや新たな飲食ブランドの獲得を進めてきた。被買収企業の店舗を既存ブランドに業態変更し収益力を強化するほか、被買収企業のブランドを磨き上げ横展開することで企業収益を向上させる。今後も情報収集を強化し、社内に蓄積された知見・経験を活かして成長戦略として活用する。
- 02
直営店舗の新規出店拡大
主力ブランド「壱角家」「山下本気うどん」について、国内に合計約395店舗の出店余地があると見込む。主要駅周辺や大型商業施設に加え、小商圏への出店も進め、出店エリアの拡大を図る。また、不動産事業とのシナジーを活かし、物件情報の早期取得や契約スピードの短縮に努める。
- 03
看板戦略によるブランド認知向上
乗降者数の多い地区に直営店舗を集中出店するドミナント戦略を採用。直営店舗の約3分の1を繁華街に配置し、主要駅周辺の角地等の好立地に出店。視認性の高い看板を設置することで店舗集客とブランド認知の向上を図る。
- 04
マニュアル整備による品質の安定化
専門の教育担当者を配置し継続的な研修を実施。レシピや調理工程の標準化、定期調理講習、衛生管理の巡回・検査、昇格テスト等の評価制度を整備。多言語(日本語、英語、ネパール語、ベトナム語)マニュアルを整備し、多様な人材が円滑に業務を遂行できる体制を構築する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で289人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は548万円で、1期前と比べて+0.7%。平均年齢は38.0歳、平均勤続年数は5.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年2月 | 544 | 39.0 | 5.6 | 286 | 629 |
| 2026年2月 | 548 | 38.0 | 5.3 | 289 | 450 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は179億円、営業利益は13億円。前期と比べると増収減益で、売上が+4.1%、利益が-27.8%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 204億円 | 179億円 |
| 営業利益 | 14億円 | 13億円 |
| 純利益 | 8億円 | 6億円 |
| 1株あたり配当 | ¥90 | ¥90 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
3期分
直近は2027年1Qで、売上は48億円、営業利益は2億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年2Q | 88 | 8 | 9.1 | 5 |
| 2026年4Q | 91 | 5 | 5.5 | 1 |
| 2027年1Q | 48 | 2 | 4.2 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2021年2月期からの6期で、売上は87億円から179億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は7.3%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年2月 | 87 | — | −4 | — | −4 |
| 2022年2月 | 78 | — | 19 | — | 9 |
| 2023年2月 | 118 | — | 5 | — | 3 |
| 東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場 | |||||
| 2024年2月 | 153 | — | 14 | — | 11 |
| 2025年2月 | 172 | 18 | 17 | 10.5 | 12 |
| 2026年2月 | 179 | 13 | 12 | 7.3 | 6 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高179億円のうち、営業利益として残るのは13億円で7.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の3.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金30.7%55億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金62.0%111億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.3%13億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2026年2月期は営業CFが11億円、投資CFが−18億円で、差し引きのフリーCFは−7億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は107億円で、売上の7.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年2月 | 13 | −4 | 1 | 9 | 42 |
| 2024年2月 | 18 | −6 | 11 | 12 | 65 |
| 2025年2月 | 14 | −8 | 36 | 6 | 107 |
| 2026年2月 | 11 | −18 | 7 | −7 | 107 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2026年2月期の総資産は173億円。このうち返さなくてよい自己資本が77億円で、自己資本比率は44.5%(業種中央値47.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年2月 | 75 | 0 | 75 | 0.4 |
| 2022年2月 | 73 | 9 | 64 | 12.6 |
| 2023年2月 | 82 | 12 | 70 | 14.7 |
| 2024年2月 | 111 | 23 | 88 | 20.7 |
| 2025年2月 | 159 | 80 | 79 | 50.1 |
| 2026年2月 | 173 | 77 | 96 | 44.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで322社中32位あたり、逆に低いのは自己資本比率で322社中176位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,270で、1年前と比べて-3.6%。過去52週の値幅のなかでは44%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 28.0倍 |
| PER (会社予想) | 19.5倍 |
| PBR | 2.18倍 |
| 配当利回り | 3.96% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は25日移動平均線(2265円)を上回って推移し、75日線(2247円)も上回る底堅い展開です。1ヶ月で+3.8%上昇し、RSIは71.4と買われ過ぎ圏にあります。ただし52週高値2649円からは-13.0%下落しています。出来高は7/15に22,100株と急増しましたが、その後は低水準です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)。
PER 28.49倍は同業平均の41.65倍を下回るが、予想PER 19.8倍を考慮すると妥当圏。PBR 2.22倍は平均2.95倍より低い。配当利回り3.91%は高いが、配当性向110.9%と過剰で、ROE 8.0%。高配当だが持続性に懸念があり、割高でも割安でもない。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 28.0倍 | 39.6倍 |
| PER (予想) | 19.5倍 | — |
| PBR | 2.18倍 | 2.44倍 |
| ROE | 8.0% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
同社は増収基調にあるが、利益率の変動が大きく、2026年2月期には減益見通しとなっている。強気派は、出店効果やPB商品の拡大による成長持続を期待する一方、弱気派は、競争激化による既存店の伸び悩みやコスト上昇が収益を圧迫すると見ている。
- 増収基調が続く
売上高は2023/2期から2025/2期まで3期連続増収。
- PB商品強化
プライベートブランドへの注力で粗利率改善の余地がある。
- 高いROE
ROE 8%は同業他社と比較して健闘している。
- 次期予想で営業利益回復、予想PER19.8倍に改善決算発表後影響中
予想PER19.8倍は現行PER28.5倍から約30%低く、市場は来期のEPS増益を織り込む
- 配当利回り3.91%と高水準、株主還元姿勢継続影響弱
配当利回り3.91%は安定配当を期待させ、株価の下値を支える
- 売上高が3期連続で過去最高更新通年影響弱
売上高は153億→172億→179億円と連続増収、事業拡大基調
- 株価1年で7.3%下落、割安感からの反発余地不定影響弱
株価は1年で-7.3%調整し、配当利回りが上昇、売られ過ぎ感
- 減益見通し
2026/2期は純利益が6億円と前期12億円から半減予想。
- 営業利益率低下
2025/2期10.47%から2026/2期7.26%に低下見込み。
- 競争激化
スーパー業界は大手・ドラッグストアとの競合が厳しい。
- 営業利益が前期比28%減、減益トレンド2026年2月期影響強
営業利益は18億→13億円に5億円減少、営業利益率も10.47%→7.26%に低下
- 純利益半減で減配リスク浮上次回配当発表影響中
純利益は12億→6億円と50%減、配当性向が高まり減配の可能性
- 予想PER19.8倍未達なら株価調整決算発表後影響中
実績PER28.5倍に対し予想PER19.8倍、下振れなら30%超の下方修正余地
- 売上高伸び率が12%→4%に鈍化通年影響弱
売上高の成長率は2025/2期+12.4%から2026/2期+4.1%に大幅減速
- 既存店売上高前年比
- 店舗の集客力と競争力を測る重要な指標。
- PB商品の売上構成比
- PB強化が粗利率改善に寄与しているか確認するため。
- 出店・閉店数
- 成長戦略とスクラップ&ビルドの進捗を評価する。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり90円。いまの株価に対する利回りは3.96%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥90
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ8,956人。区分でいちばん多いのは個人・その他で54.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.9%を占め、残る56.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 47.0 | 54.2 |
| 事業法人 | 45.8 | 43.9 |
| 証券会社 | 1.5 | 0.8 |
| 外国法人 | 1.2 | 0.6 |
| 外国人個人 | 0.3 | 0.4 |
| 金融機関 | 4.2 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社マック | 41.97 |
| 02 | 川島 賢 | 21.71 |
| 03 | 小澤 修三 | 2.59 |
| 04 | 株式会社ガーデン従業員持株会 | 1.20 |
| 05 | 株式会社ギフトホールディングス | 1.13 |
| 06 | 薫田 勇 | 0.87 |
| 07 | 井上 陵太 | 0.79 |
| 08 | 笹山 知成 | 0.56 |
| 09 | 伊藤 貴俊 | 0.41 |
| 10 | 浅香 文昭 | 0.41 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-23小澤 修三変更報告5.20%-0.11pt
- 2026-06-23小澤 修三変更報告5.07%-0.13pt
- 2026-06-22小澤 修三新規の大量保有報告5.19%+2.60pt
- 2026-06-22小澤 修三新規の大量保有報告5.05%+2.46pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+120%、1株純資産は6期で+3171%。直近期のROEは8.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年2月 | −447 | 33 | −178.4 | — | — |
| 2022年2月 | 892 | 927 | 185.8 | — | — |
| 2023年2月 | 51 | 242 | 23.6 | — | — |
| 2024年2月 | 213 | 461 | 60.6 | — | 30.0 |
| 2025年2月 | 220 | 1,156 | 23.5 | 11.8 | 40.9 |
| 2026年2月 | 90 | 1,077 | 8.0 | 26.1 | 110.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/2期の役員報酬は総額165百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 川島賢 | 代表取締役社長 | 55 | 4,552,170 |
| 小澤修三 | 専務取締役 コーポレート本部長 | 48 | 185,000 |
| 薫田勇 | 取締役 第二営業本部長 | 42 | 62,500 |
| 井上陵太 | 取締役 第一営業本部長 | 40 | 56,200 |
| 永野正剛 | 取締役 | 44 | 11,860 |
| 小川哲史 | 取締役(常勤監査等委員) | 74 | 11,075 |
| 角野崇雄 | 取締役(監査等委員) | 52 | — |
| 田中達也 | 取締役(監査等委員) | 51 | 6,835 |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 143 | 143 | 36 |
| 社外取締役 | 3 | 14 | 14 | 5 |
| 取締役(社内) | 1 | 8 | 8 | 8 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容8,221字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,196字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク11,281字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,369字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年2月期第1四半期決算説明資料2026-07-14
TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。
関連する企業
関連企業