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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

メディカルシステムネットワーク

MEDICAL SYSTEM NETWORK Co., Ltd.4350 · Standard · 小売業

地域薬局ネットワークを核に、医薬品流通・賃貸・給食まで手掛ける医療関連企業グループ。

概要

株式会社メディカルシステムネットワークは、1999年に札幌で創業した医薬品流通の効率化を担う企業である。医薬品卸と薬局・病医院の間の売買仲介を核とし、決済代行や在庫管理支援を提供する独自のビジネスモデルを持つ。2026年3月期の連結売上高は1,322億円、従業員数は4,014名。薬局運営、後発医薬品製造、物流、不動産、給食、訪問看護と事業を多角化し、全国約12,000の医療機関と取引する。

医薬品ネットワークを軸とした収益構造

当社グループの収益の中心は地域薬局ネットワーク事業であり、その中核が医薬品ネットワーク部門である。同部門は、薬局や病医院と医薬品卸売会社の間の売買を仲介し、単品単価交渉による価格形成、決済代行、在庫管理システムの提案、不動品消化サービスを提供する。2026年3月期の同事業セグメント売上高は127,180百万円で、グループ全体の96%を占める。加盟件数は12,003件に達し、前期から1,000件増加した。このネットワークを基盤に、債権流動化サポートや医薬品システム関連業務も展開している。

地域薬局472店舗を運営する薬局ネットワーク

当社は連結子会社7社を通じて、全国に地域薬局を展開する。2026年3月末時点の店舗数は472店舗、これにケアプランセンター1店舗、ドラッグストア7店舗を含む。当期はモール型店舗13店舗を含む17店舗を新規出店し、M&Aで9店舗を取得する一方、11店舗を閉鎖または譲渡した。既存店の処方箋枚数は急性疾患患者の減少により前年を下回ったが、出店効果でカバーしている。薬局運営は処方箋調剤に加え、在宅医療や健康相談などの機能を強化している。

後発医薬品から物流までの自社機能

子会社フェルゼンファーマは後発医薬品の製造販売を行い、2026年3月末時点で56成分130品目を販売する。出荷調整中の品目を除き、取引店舗数は9,082店に拡大した。同じく子会社メディロジネットは医薬品物流を担い、取引店舗数3,690店と前期比2.3倍の成長を見せる。これらの自社機能により、医薬品の安定供給と流通効率化を実現している。また、デジタルシフト部門のファーマシフトは、LINEを活用したかかりつけ薬局化支援を提供し、導入店舗数6,658店を数える。

賃貸から給食・訪問看護までの多角化

賃貸・設備関連事業では、薬局の立地開発や建物賃貸管理、医療施設の開発・運営を手掛ける。サービス付き高齢者向け住宅4棟の入居率は89.9%である。給食事業は病院・福祉施設内の給食受託を行い、売上高2,289百万円。訪問看護事業は看護師が在宅療養を支援し、売上高336百万円。これらの事業はグループ全体の売上高に占める割合は小さいが、医療と生活に関わる幅広いサービスを提供し、地域密着型のビジネスモデルを補完している。

業界の中での役割は調剤薬局チェーン、医薬品流通仲介、医療施設向け設備・サービス提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,322億円
営業利益
33億円
営業利益率
2.5%
純利益
11億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01地域薬局主力

北海道から九州まで地域密着型の調剤薬局をチェーン展開。保険調剤を主体に、服薬指導や在宅医療支援も実施。子会社7社が薬局を運営。

主要顧客患者、医療機関

02医薬品流通主力

医薬品卸と薬局・病医院間の売買を仲介し、流通効率化を支援。単品単価交渉、決済代行、在庫管理システム提案、不動品消化サービスを提供。さらに、レセプトコンピュータシステムの開発・販売、調剤機器販売、診療報酬債権の流動化サポートを手掛ける。

主要顧客薬局、病院、医院、医薬品卸

主な製品・サービス1
レセプトコンピュータシステム
薬局向けの診療報酬請求事務を処理するシステム。調剤報酬明細書の作成や請求業務を効率化。

03医薬品製造販売準主力

子会社フェルゼンファーマが後発医薬品(ジェネリック)を製造販売。医療費削減ニーズに対応。

主要顧客医療機関、薬局

主な製品・サービス1
後発医薬品
先発医薬品と同等の品質・効能を持ちながら低価格な医薬品。

04医薬品物流準主力

子会社メディロジネットが医薬品等の物流業務を担当。温度管理や正確な配送が要求される医薬品のサプライチェーンを支える。

主要顧客医薬品卸、薬局

05医療機関・介護施設副次

クリニック集積施設の開発・運営、医師開業コンサルティング、サービス付き高齢者向け住宅の運営など、医療・介護分野のインフラを提供。

主要顧客医療機関、介護事業者

06病院・福祉施設副次

子会社なの花九州、さくらフーズが病院・福祉施設内での給食業務を受託。栄養管理された食事を提供。

主要顧客病院、福祉施設

07在宅医療副次

訪問看護サービスを提供。高齢者や疾患を持つ方の自宅に看護師が訪問し、看護ケアや療養相談を行う。

主要顧客患者、家族

製品と技術

医薬品ネットワーク:単品単価交渉と決済代行の仕組み

医薬品ネットワーク部門は、当社の創業以来の核となる事業である。この業務では、医薬品卸会社との間で単品単価交渉を行い、適正な価格形成を図る。同時に、決済を代行することで薬局の資金繰りを改善し、在庫管理システムの提案や不動品消化サービスも提供する。加盟契約先である薬局や病医院は、調剤・診療報酬債権を当社を通じて流動化することで、早期の資金調達が可能となる。2026年3月末の加盟件数は12,003件。このネットワークを通じて、薬局の経営安定化と医薬品流通の効率化を実現している。

後発医薬品「フェルゼンファーマ」:56成分130品目

連結子会社フェルゼンファーマは、2018年6月から後発医薬品の販売を開始した。2026年3月末時点で56成分130品目をラインアップし、うち出荷調整中の10成分20品目を除く全品目を供給する。取引先薬局は9,082店に拡大し、新規取引先の開拓を積極化している。後発医薬品の製造販売により、グループは医薬品の供給側にも関与し、医薬品ネットワークとの相乗効果を生み出している。品目拡充と品質管理体制の強化を進め、医療機関への安定供給を目指す。

薬局DX「ファーマシフト」:かかりつけ薬局化支援

2020年10月に設立された株式会社ファーマシフトは、薬局のデジタルシフトを支援する。主なサービスはLINE公式アカウントを活用した患者コミュニケーション、オンライン服薬指導、予約システムなどである。これにより薬局はかかりつけ機能を強化し、患者の服薬アドヒアランス向上を図る。導入店舗数は2026年3月末で6,658店に達し、前期から638店増加した。ファーマシフトは、グループの医薬品ネットワーク加盟店や地域薬局への導入を進め、デジタル時代の医療インフラ構築を目指している。

医薬品物流「メディロジネット」:急成長する物流インフラ

子会社メディロジネットは、医薬品等の物流業務を専門に手掛ける。2026年3月末の取引店舗数は3,690店で、前期から2,118店増加した。グループ内外の医薬品を効率的に配送し、安定供給を支える。物流拠点の整備や配送ルートの最適化により、コスト削減とサービス品質の向上を両立する。医薬品ネットワーク部門と連携し、医薬品卸と薬局の間の物流を担うことで、サプライチェーン全体の効率化に貢献している。今後も取引先拡大と収益性改善を進める計画である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

大手小売の一角、低収益体質が課題

メディカルシステムネットワークは小売業に属し、売上高1,224億円(2025/3期)と同企業群では最大規模。光フードサービスやトライアルホールディングスと比較しても売上高で優位だが、営業利益率は2.61%と低く、まんだらけや他の同業に比べ収益性で劣る。小売業界は競争が激しく、同社は規模を活かした大量仕入れや店舗展開で一定のポジションを築くが、低利益率が課題。内需に依存し、業界構造上、低マージン事業からの脱却が急務。

強み

  • 同業他社の中で売上高が最大、規模のメリットを享受。
  • 売上高が1,000億円超で、安定したキャッシュフローを創出。
  • 全国展開により顧客接点が多く、ブランド認知度が高い。
  • 小売業界で確固たる地位を確立し、競合に対抗。

課題

  • 営業利益率2.6%と低く、コスト削減や高付加価値化が必要。
  • 海外展開が限定的で、国内消費減退の影響を直撃。
  • 同業他社との価格競争や業態間競争が収益を圧迫。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がメディカルシステムネットワーク

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17523アールビバン172億円10.2倍
23193エターナルホスピタリティグループ163億円16.0倍
3274Aガーデン162億円28.0倍
43542ベガコーポレーション157億円17.3倍
52652まんだらけ157億円9.8倍
64350メディカルシステムネットワーク156億円13.9倍
73415TOKYO BASE155億円12.9倍
8297Aアルピコホールディングス151億円7.8倍
97110クラシコム149億円15.7倍
107646PLANT147億円10.5倍
119890マキヤ145億円9.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

医薬品情報システムからFAX仲介へ 1999年創業

1999年9月、札幌市中央区に資本金10百万円で株式会社メディカルシステムネットワークが設立された。創業の目的は医療機関の業務合理化と医薬品流通の効率化である。11月には自社開発の「医薬品情報システム」が完成し、医薬品システム関連業務を開始。12月にはFAXを使った医薬品売買仲立ちをスタートさせた。2000年4月には医薬品ネットワークシステム(O/E system)が稼働し、電子化による仲介業務の基盤が整った。同時に債権流動化サポート業務も開始し、資金調達支援も提供し始めた。

ナスダック上場とM&Aによる拡大 2001-2005

2001年3月、有限会社システム・フォーを子会社化し、同年7月に株式交換で100%子会社とした。2002年3月、大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に上場。同年12月には株式会社ファーマホールディングと株式会社日本レーベンの株式を100%取得し子会社化した。2005年2月には三井物産と共同出資で株式会社エムエムネットを設立(当社51%保有)。同年10月、ファーマホールディングがサンメディック(現なの花東日本)と阪急共栄ファーマシー(現なの花西日本)を子会社化し、薬局ネットワークを西日本に拡大した。

東証一部指定とグループ再編 2008-2013

2008年9月に東京証券取引所市場第二部に上場し、同年11月に大阪証券取引所ヘラクレス市場の上場を廃止した。2010年6月には東証市場第一部に指定された。2013年5月、株式会社ファミリーマートと業務提携を結ぶ一方、三井物産との資本業務提携を解消し、エムエムネットを完全子会社化。同年7月にエムエムネットを吸収合併した。さらに11月にはファーマホールディングがトータル・メディカルサービス(現なの花九州)の株式を公開買付けで98.96%取得し子会社化した。

子会社統合と医薬品製造への進出 2015-2018

2015年には芙蓉総合リースと戦略的包括提携を結び、イーエムシステムズや薬樹との業務提携を進めた。2016年にファーマホールディングがひまわり看護ステーションを子会社化し、訪問看護事業に参入。2017年6月、エスエムオーメディシスを株式譲渡で非子会社化する一方、10月にはシステム・フォー、ファーマホールディング、日本レーベンの3社を吸収合併し、グループ組織を統合した。2018年1月にはアポテック(現なの花東北)を子会社化し、東北地域の薬局網を強化。同年6月、フェルゼンファーマが後発医薬品の販売を開始した。

デジタルシフトとプライム市場移行 2019-2022

2019年1月、永冨調剤薬局(現なの花九州)を子会社化。2020年10月、株式会社リテイギと合弁で株式会社ファーマシフトを設立し、デジタルシフト事業を開始。薬局のDX支援やLINEを活用したかかりつけ薬局化サービスを展開する。2021年7月にはひまわり看護ステーションを吸収合併した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行した。

長期ビジョン2035と第7次中期経営計画 2023-2026

2025年10月、当社は長期ビジョン「まちのあかりビジョン2035」を策定し、2035年3月期に連結営業利益100億円、ROE15%の目標を掲げた。事業をメディカル領域、メディカルサポート領域、メディカルサプライ領域の3つに再区分し、全国6万件の薬局支援を目指す。第7次中期経営計画(2027-2030)では構造転換期と位置付け、収益性の高いポートフォリオへの転換を推進する。2026年3月期の実績は売上高132,186百万円、営業利益3,313百万円、経常利益3,193百万円、親会社株主帰属当期純利益1,070百万円であった。

年表37件を開く

1990年代

  • 1999年9月創業札幌市中央区に医療機関の業務合理化、医薬品流通の効率化を目的として株式会社メディカルシステムネットワーク(資本金10百万円)を設立
  • 1999年11月「医薬品情報システム」が完成、医薬品システム関連業務を開始
  • 1999年12月FAXによる医薬品売買仲立ちを開始

2000年代

  • 2000年1月債権流動化サポート業務開始
  • 2000年4月医薬品ネットワークシステム(O/E system)が完成、稼動開始
  • 2001年3月M&A有限会社システム・フォー(後に株式会社システム・フォー)を子会社化
  • 2001年7月M&A株式会社システム・フォーを株式交換にて100%子会社化
  • 2002年3月上場大阪証券取引所 ナスダック・ジャパン市場上場
  • 2002年12月M&A株式会社ファーマホールディング及び株式会社日本レーベンの株式を100%取得し子会社化
  • 2005年2月創業三井物産株式会社と共同出資にて株式会社エムエムネット(資本金200百万円、当社51%保有)を設立
  • 2005年10月M&A株式会社ファーマホールディングが株式会社サンメディック(現株式会社なの花東日本)の株式を100%取得し子会社化
  • 2005年10月M&A株式会社ファーマホールディングが株式会社阪急共栄ファーマシー(現株式会社なの花西日本)の株式を100%取得し子会社化
  • 2007年1月M&A有限会社シー・アール・メディカル(現株式会社なの花中部)の出資口を100%取得し子会社化
  • 2007年3月M&A株式会社北海道ハイクリップス(後に商号変更し株式会社エスエムオーメディシス)の株式を100%取得し子会社化
  • 2008年9月上場東京証券取引所 市場第二部上場
  • 2008年11月上場大阪証券取引所 ニッポン・ニュー・マーケット「ヘラクレス」市場上場廃止

2010年代

  • 2010年6月東京証券取引所 市場第一部指定
  • 2013年5月株式会社ファミリーマートと業務提携
  • 2013年5月M&A三井物産株式会社との資本業務提携解消に伴い、株式会社エムエムネットを完全子会社化
  • 2013年7月M&A株式会社エムエムネットを吸収合併
  • 2013年11月上場株式会社ファーマホールディングが株式会社トータル・メディカルサービス(現株式会社なの花九州)の株式を株式公開買付けにより98.96%取得し子会社化
  • 2015年1月芙蓉総合リース株式会社と戦略的包括提携
  • 2015年4月株式会社イーエムシステムズと業務提携
  • 2015年6月薬樹株式会社と業務提携
  • 2016年5月株式会社ファーマホールディングが株式会社ひまわり看護ステーションの株式を100%取得し、訪問看護事業を開始
  • 2016年10月株式会社ズーと業務提携
  • 2017年5月オークラ情報システム株式会社と業務提携
  • 2017年6月M&A株式会社エスエムオーメディシスを株式譲渡により非子会社化
  • 2017年10月M&A株式会社システム・フォー、株式会社ファーマホールディング及び株式会社日本レーベンを吸収合併
  • 2018年1月M&A株式会社アポテック(現株式会社なの花東北)の株式を100%取得し子会社化
  • 2018年1月株式会社ポラリスと業務提携
  • 2018年2月株式会社フェルゼンファーマがダイト株式会社と業務提携
  • 2018年6月株式会社フェルゼンファーマが後発医薬品の販売を開始
  • 2019年1月M&A株式会社永冨調剤薬局(現株式会社なの花九州)の株式を100%取得し子会社化

2020年代

  • 2020年10月商号変更株式会社オプト(組織・商号変更により現在は株式会社リテイギ)と合弁契約を締結し、株式会社ファーマシフトを設立 デジタルシフト事業を開始
  • 2021年7月M&A株式会社ひまわり看護ステーションを吸収合併
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結営業利益2035年3月期まで100億円
  • ROE2035年3月期まで15%
  • サポート件数2035年3月期まで45,000施設(市場カバー率:75%~80%)
  • 連結営業利益2030年3月期まで50億円
  • ROE2030年3月期まで11%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    メディカル領域:処方箋依存からの脱却と人起点への転換

    薬局事業において、処方箋調剤に過度に依存するモデルから、患者や地域のニーズに寄り添う人起点の価値創出へ転換し、新たなサービスと収益源を構築する。

  2. 02

    メディカルサポート領域:クロスセルによる総合ソリューション

    全国の薬局向けに多様なサービスを提供し、クロスセルを推進することで顧客価値を最大化し、収益性を高める。

  3. 03

    メディカルサプライ領域:需給最適化と安定供給の両立

    医薬品流通の効率化と安定供給を実現し、社会全体の価値向上と自社の収益性向上を両立させる。

  4. 04

    データ基盤の整備とサービス高度化

    メディシスネットワークを通じて蓄積されるデータを活用し、サービスの高度化と新たな価値創出に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,014人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は586万円で、9期前と比べて+5.1%平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は8.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,671
2018年3月2,815
2019年3月55840.56.73,076
2020年3月56240.87.33,205
2021年3月55741.27.83,326
2022年3月55341.87.53,514
2023年3月55942.17.73,619
2024年3月56742.57.93,744
2025年3月56442.57.83,86083
2026年3月58643.08.04,01482

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率26.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率45.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 13 / 海外 0、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
ウィステリア N17他 — 札幌市北区他139億円
賃貸・設備 関連事業
なの花薬局中之島店 他73店舗 — 大阪府大阪市他4,111百万円
地域薬局 ネットワーク 事業
なの花薬局千歳店 他123店舗 — 北海道千歳市他3,612百万円
地域薬局 ネットワーク 事業
さくら薬局和白店 他78店舗 — 福岡県福岡市他3,381百万円
地域薬局 ネットワーク 事業
なの花薬局虎ノ門店 他115店舗 — 東京都港区他2,211百万円
地域薬局 ネットワーク 事業
本社 — 札幌市 中央区他1,383百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱北海道医薬総合研究所
    北海道札幌市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱なの花北海道(注)3
    北海道札幌市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱なの花東北
    青森県八戸市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱なの花東日本(注)3
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱なの花中部
    愛知県名古屋市中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱なの花西日本(注)3
    大阪府豊中市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱なの花九州(注)3
    福岡県糟屋郡新宮町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱さくらフーズ(注)2
    福岡県糟屋郡新宮町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱フェルゼンファーマ
    北海道札幌市中央区 · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 国内
    ㈱パルテクノ
    北海道札幌市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ファーマシフト
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱メディロジネット
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • ㈱ファルモ東京都新宿区15%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,322億円営業利益33億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.0%、利益が+3.1%。

売上高
+8.0%
1,322億円
営業利益
+3.1%
33億円
純利益
-15.4%
11億円
営業利益率
2.5%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,360億円1,322億円
営業利益30億円33億円
純利益10億円11億円
1株あたり配当¥12¥12

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は331億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+19.5%、営業利益は−80.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2774
2024年1Q27751.81
2024年2Q288124.28
2024年3Q297144.78
2024年4Q2922
2025年2Q598101.72
2025年4Q626223.511
2026年2Q639132.05
2026年4Q683202.96
2027年1Q33110.3−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は548億円から1,322億円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は2.5%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社ファーマホールディングが株式会社トータル・メディカルサービス(現株式会社なの花九州)の株式を株式公開買付けにより98.96%取得し子会社化
2013年3月548198
2014年3月662207
2015年3月755259
2016年3月8773917
株式会社エスエムオーメディシスを株式譲渡により非子会社化
2017年3月889216
株式会社アポテック(現株式会社なの花東北)の株式を100%取得し子会社化
2018年3月9403310
株式会社永冨調剤薬局(現株式会社なの花九州)の株式を100%取得し子会社化
2019年3月982155
株式会社オプト(組織・商号変更により現在は株式会社リテイギ)と合弁契約を締結し、株式会社ファーマシフトを設立 デジタルシフト事業を開始
2020年3月1,05216−9
株式会社ひまわり看護ステーションを吸収合併
2021年3月1,0433522
2022年3月1,0674324
2023年3月1,0963416
2024年3月1,1543819
2025年3月1,22432322.613
2026年3月1,32233322.511

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,322億円のうち、営業利益として残るのは33億円2.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の0.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金59.4%785億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金38.1%504億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.5%33億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
40.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.2pt
2.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.6pt
0.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.2pt
6.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−34億円、投資CFが−40億円で、差し引きのフリーCFは−74億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は77億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月38−5417−1621
2014年3月37−7649−3931
2015年3月38−40−5−225
2016年3月64−50−181421
2017年3月31−3910−822
2018年3月67−6881−1101
2019年3月28−5943−31115
2020年3月42−24−1718117
2021年3月52−15−5337101
2022年3月40−25−341582
2023年3月50−21−292981
2024年3月77−36−394182
2025年3月45−37−5884
2026年3月−34−4068−7477

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は801億円。このうち返さなくてよい自己資本が174億円で、自己資本比率は21.6%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3086224618.8
2014年3月4315437711.9
2015年3月4566139512.7
2016年3月48810338520.3
2017年3月50710640120.1
2018年3月62810652216.9
2019年3月68910858115.6
2020年3月6659457114.2
2021年3月64411253217.3
2022年3月62913349621.1
2023年3月66214551721.8
2024年3月68115252922.3
2025年3月70616354223.0
2026年3月80117462721.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
77億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
147億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
627億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
39
/ 100
安定性自己資本比率14 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率322社中118位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中290位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.4%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.5%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
21.6%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.0%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥510で、1年前と比べて+8.8%過去52週の値幅のなかでは62%の位置にある。

¥510-1.4%1ヶ月+4.9%1年+8.8%時価総額156億円
過去52週の値幅
安値¥433高値¥558

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.9倍
PER (会社予想)14.9倍
PBR0.88倍
配当利回り2.35%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月に473〜498円のレンジで推移していたが、8月12日には463円まで下落。しかし、8月17日には494円まで急反発し、25日移動平均線の485円を上回った。52週高値558円に対しては11%下、52週安値433円に対しては14%上と、レンジの中央付近に位置する。1ヶ月の変動は0.82%とほぼ横ばいで、方向感が定まらない。RSIは53.27と中立圏で、出来高も8月17日に367,500株と増加したが、トレンド転換には至っていない。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERが13.37倍と業界平均41.17倍を大きく下回り割安感が強い。PBRも0.83倍と業界平均2.91倍を大幅に下回り、ROE6.4%に対して低い株価純資産倍率となっている。配当利回り2.45%は業界平均1.52%を上回るが、配当性向13.3%と低く今後の増配余地は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.9倍39.6倍
PER (予想)14.9倍
PBR0.88倍2.44倍
ROE6.4%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業界再編と大手寡占化が進む中で、中堅卸としての生き残りが焦点。強気派は、安定した売上高とPBR0.83倍の割安感、配当利回り2.45%を評価。弱気派は、低い利益率と競争激化によるマージン低下、大手との差別化困難を懸念。

プラスに働く材料7
  • 安定した事業基盤

    売上高は年1000億円超で安定。

  • 割安株価

    PBR0.83倍で解散価値割れ寸前。

  • 配当利回り

    2.45%の配当利回りで下支え。

  • 売上高8%成長が継続2026年3月期影響

    売上高98億円増加も営業利益は1億円増に留まる

  • PBR0.83倍の割安修正期待不定影響

    ROE6.4%改善でPBR上昇余地、株主還元強化の可能性

  • 営業利益率改善余地通年影響

    営業利益率2.5%→3%で営業利益約6.6億円増

  • 高齢化で調剤薬局需要拡大継続影響

    業界需要増が売上成長を下支え

マイナスに働く材料7
  • 低い利益率

    営業利益率2.5%前後と薄利。

  • 業界再編リスク

    大手卸による寡占化で中堅は淘汰される可能性。

  • マージン低下

    後発医薬品の普及や薬価改定で利益率が圧迫。

  • 純利益減少傾向通年影響

    FY2025/3 13億円→FY2026/3 11億円、2億円減

  • 低利益率ゆえのコスト感応度継続影響

    人件費1%上昇で営業利益約13億円減少

  • ドラッグストアとの競合継続影響

    価格競争激化で販売単価下落リスク

  • 配当利回り2.45%の下振れリスク決算発表後影響

    減配懸念で株価調整の可能性

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益力の維持・改善を確認。
売上高成長率
市場シェアの動向。
在庫回転率
在庫管理の効率性を評価。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり12で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.35%。

年間配当
¥12
1株あたり
配当利回り
2.35%
いまの株価に対して
配当性向
13.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1064.2
2018年3月100.09.0
2019年3月100.011.8
2020年3月100.020.9
2021年3月100.022.2
2022年3月1220.016.5
2023年3月120.016.7
2024年3月120.015.4
2025年3月120.013.1
2026年3月120.013.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥12

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,337人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.7%を占め、残る66.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他45.946.149.948.150.052.5
金融機関17.419.318.018.418.617.4
事業法人17.717.718.415.815.816.3
外国法人16.014.310.814.713.711.3
自己株式0.20.20.23.32.72.7
証券会社3.02.42.83.01.92.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01合同会社エスアンドエス9.04
02沖中 恭幸8.18
03日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)7.56
04秋野 治郎7.25
05光通信KK投資事業有限責任組合6.81
06MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券㈱)3.75
07㈱日本カストディ銀行(信託口)3.03
08メディカルシステムネットワーク従業員持株会2.87
09INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)2.74
10田尻 稲雄2.72

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-24
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    11.24%
    +1.03pt
  • 2026-07-30
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    10.21%
    +1.02pt
  • 2026-06-19
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    7.32%
  • 2026-05-22
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    7.32%
    +0.63pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+26%、1株純資産は14期で+165%。直近期のROEは6.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2922313.716.248.0
2014年3月2821512.216.824.5
2015年3月3724316.212.632.7
2016年3月6033521.97.657.3
2017年3月193455.728.064.2
2018年3月343519.816.79.0
2019年3月153554.334.511.8
2020年3月−2931020.9
2021年3月7337021.39.822.2
2022年3月7944019.66.916.5
2023年3月5347911.67.516.7
2024年3月6251912.610.715.4
2025年3月435568.09.113.1
2026年3月375916.414.713.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/3期の役員報酬は総額481百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田尻稲雄代表取締役社長 経営全般 賃貸・設備関連事業管掌78832,000
秋野治郎代表取締役副社長 経営全般782,221,400
田中義寛代表取締役副社長 経営全般 地域薬局ネットワーク 事業管掌5679,600
坂下誠取締役専務執行役員 管理本部管掌 兼 医療福祉サポート本部長6919,000
角和彦取締役常務執行役員 リスク統括室・プロジェクト推進室所管63364,500
青山明取締役常務執行役員 システム本部管掌69100,000
平島英治取締役常務執行役員 経理財務本部長64340,900
多湖健太郎取締役常務執行役員 システム本部所管 兼 給食事業管掌 兼 経営戦略本部長5239,300
清水健司取締役執行役員 SCM事業本部長643,000
中村秀一取締役78
小池明夫取締役8030,300
一色浩三取締役80
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢保有株数
井部俊子取締役79
佐藤敏取締役(監査等委員)65
齋藤研吾取締役(監査等委員)60
米屋佳史取締役(監査等委員)66
前田裕次取締役(監査等委員)673,200
丸山幸信取締役64

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)10328243338739
社外取締役8949412

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,490字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、2026年3月31日現在、株式会社メディカルシステムネットワーク(当社)、連結子会社13社より構成され、地域薬局ネットワーク事業、賃貸・設備関連事業、給食事業及びその他事業を営んでおります。当該業務に関わる位置付けの概要は次のとおりであります。 以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (1)地域薬局ネットワーク事業 ① 地域薬局部門 当社が、本部門の中核をなす地域薬局の経営管理を行っており、当社連結子会社7社において地域薬局を経営しております。また、当社連結子会社である株式会社北海道医薬総合研究所において、薬剤師をはじめとした医療機関従事者向けの専門書の出版業務、及び医薬品関連データの解析業務を行っております。 ② 医薬品ネットワーク部門 当社が、薬局、病・医院と医薬品卸売会社間の医薬品売買を仲介することにより、医薬品流通過程の効率化と薬局への総合的な経営支援サービスを行うビジネスモデルであります。本部門の具体的な内容は以下の3つの業務によって構成されております。 ア.医薬品ネットワーク業務 この業務は、本業務の中核を担うものであります。医薬品卸会社との適正な価格形成(単品単価交渉)、決済の代行、在庫管理システムの提案、不動品消化サービスの提供などにより、薬局、病・医院の業務効率化及び経営の安定化を図るサービス提供業務を行っております。 イ. 医薬品システム関連業務 この業務は、薬局向けレセプトコンピュータシステム及びシステム周辺機器の開発・販売・保守に関する業務を行うものであります。また、薬局等に対し調剤機器や什器、備品の販売業務を行っております。 ウ.債権流動化サポート業務 この業務は、医薬品ネットワークの加盟契約先に資金調達手段を提供するものであります。加盟契約先である薬局、病・医院等が、健康保険加入者である患者に対して診察・処方することによって、社会保険診療報酬支払基金あるいは国民健康保険団体連合会から支払われる保険金(いわゆる調剤・診療・介護報酬債権)を、当社を介して流動化することによって、資金調達を支援いたします。 ③ 医薬品製造販売部門 当社連結子会社である株式会社フェルゼンファーマが、後発医薬品の製造販売業務を行っております。 ④ 医薬品物流部門 当社連結子会社である株式会社メディロジネットが、医薬品等の物流業務を行っております。 ⑤ デジタルシフト部門 当社連結子会社である株式会社ファーマシフトが、薬局のデジタルシフトを起点とした新たな医薬プラットフォームの構築を目指して、かかりつけ薬局化支援業務を行っております。 (2)賃貸・設備関連事業 本事業は、当社及び当社連結子会社である株式会社パルテクノにおいて、薬局の立地開発や建物の賃貸・管理業務を行っております。また、医師開業コンサルティングを行うとともに、複数の診療科目のクリニックを集積した医療施設の開発・運営を行っております。その他、サービス付き高齢者向け住宅の運営、医療施設等の設計施工監理、保険業務等を行っております。 (3)給食事業 本事業は、当社連結子会社である株式会社なの花九州及び株式会社さくらフーズにおいて病院・福祉施設内での給食事業受託業務を行っております。 (4) その他事業 本事業は、当社において看護師等が高齢者や疾患を持つ方の生活の場へ訪問し、看護ケアの提供や療養上の相談に乗るなど、在宅療養生活を支援する訪問看護業務を行っております。 事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,648字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、『良質な医療インフラを創造し生涯を見守る「まちのあかり」として健やかな暮らしに貢献します』を企業理念に掲げております。医療・医薬品分野において最適な流通及びサービスの提供を通じて地域医療に貢献するとともに、構築してきた顧客接点や取引ネットワークを基盤として、持続的な成長と企業価値の向上を目指します。医療と生活の基盤の創造や、住み慣れた場所で生涯安心して暮らせる「まちづくり」の一翼を担うことで、地域の皆様の健やかな暮らしに貢献してまいります。 (2)中長期的な会社の経営戦略と目標とする経営指標 当社グループは、長期ビジョン「まちのあかりビジョン2035」と、それに基づく第7次中期経営計画(2027年3月期~2030年3月期)に取り組んでおります。 1.長期ビジョン「まちのあかりビジョン2035」 当社グループは、創業の理念をあらためて見つめ直し、10年先を見据えたグループのあるべき姿と、そこに至 るための道筋を示すために、長期ビジョン「まちのあかりビジョン2035」を策定しました。 (1) 経営目標(2035年3月期) ・連結営業利益  100億円 ・ROE  15% ・サポート件数 45,000施設(市場カバー率:75%~80%) (2) 目指す姿 長期ビジョンを実現するために、当社グループの事業を「メディカル領域」「メディカルサポート領域」 「メディカルサプライ領域」の3つに区分しました。 ① メディカル領域 医療と生活をつなぐ拠点として専門性と先進技術で地域に寄り添い新たな薬局価値を創出 ② メディカルサポート領域 全国6万件の薬局を支援する多種多様なサービスで薬局と患者双方の価値を創出 ③ メディカルサプライ領域 医薬品流通の効率化・安定供給をメディシスネットワークで推進し社会全体の価値向上に貢献 ※ メディシスネットワーク 当社サービスを利用する全国の薬局と、そこから生まれる多様なデータによる基盤 2.第7次中期経営計画(2027年3月期~2030年3月期) 長期ビジョンの実現に向けた最初の4か年を構造転換期と位置付けております。顧客接点や取引ネットワーク といった市場基盤を活用し、事業及び営業の変革を進めます。これにより、収益性の高いポートフォリオへの 転換を推進してまいります。 (1) 経営目標(2030年3月期) ・連結営業利益 50億円 ・ROE   11% ・サポート件数 25,000施設(市場カバー率:約40%) (2) 戦略テーマ ① メディカル領域 処方箋依存からの脱却と「ひと」起点への転換 ② メディカルサポート領域 クロスセルを起点とした総合ソリューションによる顧客価値の最大化 ③ メディカルサプライ領域 需給最適化と安定供給の両立による社会価値と収益性の向上 (3)会社の対処すべき課題 当社グループを取り巻く事業環境は、医療需要の拡大と多様化や医療の担い手不足、制度動向の影響等により、事業運営の高度化が求められております。 このような環境の下、当社グループにおいては、これまでに構築してきた顧客接点や取引ネットワークを活用した収益力の強化や、事業及び営業の連携強化、収益性の高い事業ポートフォリオへの転換が課題であると認識しております。また、効率的な運営体制の構築も重要な経営課題であります。 これらの課題に対応するため、顧客接点や取引ネットワークといった市場基盤を活用し、事業及び営業の変革を推進してまいります。また、データ基盤の整備・活用を通じたサービス高度化に取り組んでまいります。 収益性を重視した事業ポートフォリオへの転換及び経営基盤の強化を進め、持続的な成長と企業価値の向上を図ってまいります。
事業等のリスク5,984字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況及び経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。当社グループはこれらの事項が発生する可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。なお、文中における将来に関する事項については、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 当社グループ全体について ① 金利情勢による業績変動リスク 当社グループは、薬局買収資金や新規出店に要する資金等を、主に金融機関からの借入により調達しております。 各金融機関からは固定金利での借入促進を図っておりますが、変動金利での借入、借換時における資金調達及び新たな資金調達に関しては、金利上昇に伴い支払利息が増加することにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 有利子負債依存度について 当連結会計年度における当社グループの有利子負債依存度(総資産に占める有利子負債額)は、47.0%となっております。収益力の向上と自己資本充実により、財務体質の改善を図る方針でありますが、計画どおりに財務体質の改善が出来ない場合には、当社グループの事業計画や業績等が影響を受ける可能性があります。 ③ 固定資産の減損会計について 当社グループは、地域薬局の店舗不動産やサービス付き高齢者向け住宅不動産、のれん等の長期性資産を保有しておりますが、これら資産については減損会計を適用し、当該資産から得られる将来キャッシュ・フローによって資産の残存価額を回収できるかどうかを検証しており、現状、減損処理が必要な資産については適切に処理を行っております。しかしながら、今後の環境変化により将来キャッシュ・フロー見込額が減少した場合には、追加の減損処理により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 個人情報の管理について 当社グループは、地域薬局部門、デジタルシフト部門、訪問看護業務において、処方箋及びカルテ等の個人情報を取り扱っております。 個人情報の保護に関する法律により企業が本人に同意を得ずに個人情報を第三者に提供した場合には、行政処分が課され、場合によっては刑罰の適用を受けることがあります。また、地域薬局において個人情報を取り扱う当社グループの従業員は、その多くが薬剤師であり、薬剤師には刑法第134条第1項(秘密漏示)にて立場上重い守秘義務が課せられています。 当社グループは、顧客等の個人情報についてシステム・運営の両面から厳重な管理を行っておりますが、万一個人情報の漏洩があった場合には、多額の賠償金額の支払いや行政処分、それらに伴う既存顧客の信用及び社会的信用等の低下により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ M&Aについて 当社グループは、主として地域薬局部門においてM&Aにより、事業規模の拡大を推進しております。M&Aにおいては、対象会社から得られる将来キャッシュ・フローにより一定の年数以内で投資額を回収できる水準でM&Aを行うことを基本方針としておりますが、買収後の経済状況や業界環境の変化等により事業計画と実績に乖離が生じた場合や当初想定したシナジーが得られない場合には、のれんに係る減損損失等の損失が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 地域薬局ネットワーク事業について ① 地域薬局部門 ア.医薬品医療機器等法等による規制について 薬局の開設や運営に対しては、医薬品医療機器等法や健康保険法等による法的規制があります。これら必要とされる各都道府県等の許可・指定・免許及び届出を受けることができない場合、更新手続きを怠った場合、関連する法令に違反した場合、またはこれらの法令が改正された場合等において当社グループの出店計画及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 イ.薬価基準の改定、調剤報酬改定について 当社グループの地域薬局部門の大部分を占める調剤売上は、薬剤に係る収入と調剤技術に係る収入に区分され、薬剤に係る収入は、薬価基準として厚生労働大臣の告示によってその販売価格が定められ、調剤技術に係る収入の料金体系も同じく厚生労働大臣の告示により調剤報酬点数が定められます。 このため、薬価基準の改定及び調剤報酬の改定が地域薬局の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ウ.仕入価格の暫定処置について 薬局・医薬品業界では、薬価基準の改定が実施された場合、最終的な仕入価格が医薬品卸売会社と妥結するまでの間は、合理的であると見積もった暫定価格での仕入計上を行っており、最終的な仕入価格妥結後に、暫定価格と妥結価格の差額の精算処理がなされることになります。このため、暫定価格と妥結価格に重要な差異が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 エ.出店政策について 当社グループは、2026年3月31日現在、地域薬局472店舗を運営しております。今後も不採算店舗の閉鎖を行う一方で新規出店や店舗の買収により店舗数の拡大を図っていく方針でありますが、競合する薬局の状況により十分な採算が見込まれない等により、当社グループの出店基準をクリアする物件を確保できない場合、また買収した店舗が計画どおりの収益を確保できない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 オ.薬剤師の確保について 薬局の開設及び経営にあたっては、医薬品医療機器等法により各店舗に薬剤師を配置することが義務づけられ、処方箋の応需枚数に応じて必要な薬剤師数が決められている他、薬剤師法により調剤業務は薬剤師でない者が行ってはならないとされております。業界全体におきまして、薬剤師の採用、確保が重要な課題となっておりますが、当社グループにおきましても薬剤師が十分に確保できない場合は、店舗運営及び出店計画に影響を及ぼす可能性があります。 カ.損害賠償リスクについて 当社グループは、医療安全対策を経営上の重点課題と位置付け、薬剤師の技術の向上、医薬品に関する知識の充実について、研修会を実施するなど積極的に取り組むとともに、調剤ミスを防止すべく機械化を推進し、万全の管理体制のもと、細心の注意を払い調剤をしております。また、万一に備え全店舗において「薬局賠償責任保険」に加入しております。しかし、調剤過誤が発生し、訴訟を受ける等により損害賠償金の支払いや、それに伴う社会的信用の低下等があった場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 キ.消費税等の影響について 地域薬局部門において、調剤売上は消費税法により非課税になる一方で、医薬品等の仕入は同法により課税されております。このため、調剤売上において当社グループ内で薬局を経営する会社は、消費税等の最終負担者となっており、当社グループ内で薬局を経営する会社が仕入先に支払った消費税等は、販売費及び一般管理費の区分に費用計上されております。 過去の消費税の導入時及び消費税率改定時には、消費税率の上昇分が薬価基準の改定において一定程度考慮されておりましたが、今後消費税率が改定され、薬価基準がその消費税率の変動率に連動しなかった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ク.差入保証金について 当社グループの薬局の新規出店時に、賃貸による出店の場合、契約時に賃貸人に対し敷金及び建設協力金等の名目で保証金を差入れております。保証金については、契約終了により全額返金されることになっている契約もありますが、賃貸人の信用状況の悪化等により、その一部又は全額について回収できなくなる可能性があります。また、賃借人である当社グループ側の理由による契約解除を行う場合には、契約内容に従って違約金の支払いや敷金返還請求権等の放棄が必要となる場合があります。 なお、2026年3月31日現在、連結貸借対照表において差入保証金として計上されている賃貸借に係る保証金は、4,541百万円であります。 ② 医薬品ネットワーク部門 ア.医薬品ネットワーク業務について 医薬品流通に関わる規則等の変更により、現在の医薬品流通の仕組みが抜本的に変更された場合、本業務のビジネスモデルに影響を及ぼす可能性があります。ただし、本業務は医薬品等の売買、配送、保管に直接関与するものではないため、医薬品医療機器等法等の医薬品の売買及び取扱いに関する法令等の規制の対象となるものではないと認識しております。 イ.債権流動化サポート業務について 現在債権流動化サポート業務では、薬局等の医療機関が保有する調剤報酬債権・診療報酬債権・介護報酬債権を対象としております。当該債権の原債務者は社会保険機関であるため、当社グループは調剤報酬債権等の支払が滞るなどの事態が生じる可能性は極めて低いものと認識しております。 ただし、薬局等が当社に譲渡する調剤報酬債権等の原債務者に対する請求事務等に想定以上の過誤等がある場合には、当社グループの担保責任が生じる可能性があります。 ③ 医薬品製造販売部門 本部門では、後発医薬品の製造販売業務を行っております。医薬品製造販売の事業を行うため、第一種及び第二種の医薬品製造販売業許可を取得していますが、万一法令違反等があり、監督官庁から業務停止、許認可の取消等が行われた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループが販売する後発医薬品の有効成分は、先発医薬品でその有効性と安全性が一定期間にわたって確認された使用実績に加え、再審査・再評価を受けたものであり、基本的には未知の重篤な副作用が発生するリスクは極めて小さいと考えられます。しかしながら、万一予期せぬ新たな副作用の発生、製品への不純物混入といった事故が発生した場合、製品回収・販売中止を余儀なくされる可能性があります。 また、後発医薬品の製造に関しては外部委託を行っており、製薬メーカーとの継続的な製品供給契約を締結しておりますが、製造委託先の諸事情により製品供給に支障が生じた場合や、該当製品の契約終了、及び契約内容変更等により製品供給が行われなくなった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 医薬品物流部門 本部門では、後発医薬品の物流業務を行っております。医薬品物流の事業を行うため、医薬品販売業許可を取得していますが、万一法令違反等があり、監督官庁から業務停止、許認可の取消等が行われた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、医薬品の物流に関しては保管、入出庫、配送等に係る業務を外部業者へ委託しておりますが、委託先の諸事情または地震等の不可抗力により、物流に支障が生じ医薬品の供給が行われなくなった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ デジタルシフト部門 本部門では、LINE公式アカウントを活用したかかりつけ薬局化支援業務を行っております。LINEを利用する際にはインターネット環境が必須であり、インターネットの利用に関する新たな規制やインターネットビジネス関連事業者を対象とする法的規制等の導入、その他予期せぬ要因によって、インターネットの利便性が損なわれた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、インターネットを利用したシステムを構築しているため、ハードウェアやソフトウェアの不備、大規模なプログラム不良や、アクセスの急激な増加、人的ミス、その他何らかの理由によりシステム障害等が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、LINE利用者数の減少やLINEのサービス停止等により、薬局へのサービス導入が計画通り進まなかった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) その他の事業について ① メディカルモール及びサービス付き高齢者向け住宅の運営について 当社グループは、医師開業支援ノウハウや不動産運営ノウハウを活かせるメディカルモールや、メディカルモール及び薬局にサービス付き高齢者向け住宅等の介護施設を併設する複合型施設を展開しておりますが、開業を希望する医師や入居を希望する高齢者が計画どおりに集まらなかった場合やエネルギー価格の高騰に伴い、施設運営における光熱費等が大きく上昇した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 病院、福祉施設内での給食事業受託業務について 本業務では、病院・福祉施設等の集団給食及び食堂の受託業務を行っており、一般的な飲食業以上に厳格な衛生管理が求められております。また、委託側である医療機関等は公共サービスを提供する施設として、行政・所管官庁からさまざまな規制を受けております。医療・介護保険制度の見直しにより、委託側である医療機関等の収入状況に大きな影響を及ぼす場合には、当社グループへの委託費用の見直し要請が行われる可能性があります。 また、常に食品衛生法、医療法の規制等の遵守に万全を期しておりますが、予期せぬ事故等により事業所が休業を余儀なくされる可能性があります。 さらに、原材料価格の高騰に伴い仕入れコストの上昇等が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 訪問看護業務について 本業務では、看護師等が高齢者や疾患を持つ方の生活の場へ訪問し、看護ケアの提供や療養上の相談に乗るなど、在宅療養生活を支援する訪問看護業務を行っております。訪問看護の事業を行うために、介護保険法及び健康保険法に基づく事業者としての指定を受けておりますが、これらの指定には、従業者の資格要件、人員要件、設備要件及び運営要件が規定されております。しかし、万一必要とされる要件を充たせず、指定の取り消しまたは停止処分を受けた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社は事故の発生防止や緊急事態への対応に備え、訪問看護を提供する看護師等に対して、社内及び外部機関を利用した教育研修の実施やマニュアルの整備等に取り組んでおり、万一に備え「看護師賠償責任保険」に加入しておりますが、利用者の病状悪化等による訴訟等で過失責任が問われるような事態が生じ、損害賠償金の支払いや、それに伴う社会的信用の低下等があった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,251字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 経営成績 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が続きました。一方で、継続する物価上昇や米国の通商政策、中東地域を巡る地政学リスク、金融資本市場の変動等の影響により、景気の先行きは依然として不透明な状況にあります。 このような経済情勢の下、当社グループは2025年10月に長期ビジョン「まちのあかりビジョン2035」を発表しました。誰もが自分らしく、安心して暮らしていくための医療インフラを構築し、生涯を見守る「まちのあかり」として健やかな暮らしに貢献することを目指します。 当連結会計年度の業績は、給与水準の引き上げ等による人件費の増加や、地域薬局部門において急性疾患患者の減少等により既存店処方箋枚数が前年を下回ったものの、医薬品ネットワーク部門における新規加盟件数の増加及び前期に事業を開始した医薬品物流部門の収益性改善等により、売上高132,186百万円(前年同期比8.0%増)、営業利益3,313百万円(同5.0%増)、経常利益3,193百万円(同1.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,070百万円(同15.2%減)となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。なお、各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでおります。 〔地域薬局ネットワーク事業〕 本事業に関しましては、医薬品サプライチェーン全体に対する価値の提供を推進することを目指し、地域薬局の運営、医薬品ネットワークによる薬局等の経営支援、LINEを活用したかかりつけ薬局化支援、医薬品の製造販売及び物流業務を展開しております。 地域薬局部門では、引き続き新規出店に注力しており、当連結会計年度中にモール型店舗13店舗を含む地域薬局17店舗を新規出店したほか、M&Aにより地域薬局9店舗を取得しました。一方で、11店舗の閉鎖及び事業譲渡を行い、2026年3月31日現在の店舗数は、地域薬局472店舗、ケアプランセンター1店舗、ドラッグストア7店舗となりました。 医薬品ネットワーク部門では、地域単位での医薬品在庫情報共有サービスや各種研修の提供など、サービスの拡充を推進しております。新規加盟件数は順調に推移し、2026年3月31日現在の医薬品ネットワーク加盟件数は、当社グループ472件、一般加盟店11,531件の合計12,003件(前連結会計年度末比1,000件増)となりました。 デジタルシフト部門では、患者と薬局双方にDX体験を提供することで、顧客基盤の拡大に取り組んでおります。導入店舗数は堅調に推移し、2026年3月31日現在の導入店舗数は6,658店舗(前連結会計年度末比638店増)となりました。 医薬品製造販売部門では、新規取引先の開拓に努めた結果、取引店舗数は順調に推移し、前年同期末比1,901店増の9,082店となりました。なお、2026年3月31日現在、56成分130品目を販売しております(出荷調整中の品目数は10成分20品目)。 医薬品物流部門では、取引先の拡大を図っております。新規取引店舗数は順調に推移し、2026年3月31日現在の取引店舗数は3,690店(前連結会計年度末比2,118店増)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高127,180百万円(前年同期比8.7%増)、営業利益6,025百万円(同7.1%増)となりました。 〔賃貸・設備関連事業〕 本事業に関しましては、薬局の立地開発や建物の賃貸・管理業務、医師開業支援、医療施設等の開発・設計施工監理・運営、サービス付き高齢者向け住宅の運営を行っております。 前連結会計年度に大型案件があった反動により、売上高3,380百万円(前年同期比2.6%減)、営業利益155百万円(前年同期比18.3%減)となりました。 なお、サービス付き高齢者向け住宅全4棟の2026年3月31日現在の入居率は89.9%となりました。 〔給食事業〕 本事業に関しましては、病院・福祉施設内での給食事業を受託しております。 慢性化した人手不足への対応で完全調理済み品の導入を図るほか、価格の見直しなど収益性の改善に取り組んだものの、材料費・人件費などの上昇もあり、売上高2,289百万円(前年同期比3.0%減)、営業損失18百万円(前年同期は営業利益10百万円)となりました。 〔その他事業〕 本事業に関しましては、訪問看護事業を行っております。 営業活動の効率化により、売上高336百万円(前年同期比1.8%減)、営業損失22百万円(前年同期は営業損失29百万円)となりました。 財政状態 当連結会計年度末における総資産は80,100百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,513百万円増加しました。 流動資産は31,800百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,173百万円の増加となりました。主な要因は、現金及び預金が減少したものの、売掛金及び商品が増加したことによるものであります。 固定資産は48,299百万円となり、前連結会計年度末に比べ339百万円の増加となりました。主な要因は、のれんが減少したものの、工具、器具及び備品(純額)、土地、リース資産(純額)並びにソフトウエアが増加したことによるものであります。 一方、負債の部においては62,686百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,445百万円増加しました。流動負債は34,592百万円となり、前連結会計年度末に比べ10,215百万円の増加となりました。主な要因は、短期借入金が増加したことによるものであります。固定負債は28,093百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,769百万円の減少となりました。主な要因は、リース債務が増加したものの、長期借入金が減少したことによるものであります。 また、純資産の部においては17,413百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,068百万円の増加となりました。主な要因は、利益剰余金及び退職給付に係る調整累計額が増加したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ688百万円減の7,743百万円となりました。当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況については以下のとおりであります。 営業活動によるキャッシュ・フローは、3,441百万円の支出(前年同期は4,459百万円の収入)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益2,552百万円及び減価償却費2,438百万円があったものの、地域薬局一部店舗の調剤債権流動化一時停止等に伴う売上債権の増加額8,436百万円によるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、4,036百万円の支出(前年同期は3,726百万円の支出)となりました。主な要因は、地域薬局建設及び工具器具備品の購入並びに地域薬局部門における既存店の改修を主とした有形固定資産の取得による支出2,490百万円及び事業譲受による支出568百万円並びに差入保証金の差入による支出533百万円によるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、6,789百万円の収入(前年同期は544百万円の支出)となりました。主な要因は、リース債務の返済による支出474百万円及び配当金の支払額356百万円があったものの、借入金の増加額7,620百万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループは生産を行っておりませんので、記載すべき事項はありません。 b. 受注実績 当社グループは提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまず重要性も乏しいため当該記載を省略しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度(百万円) (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 地域薬局ネットワーク事業   127,140   8.7 賃貸・設備関連事業   2,421   △12.5 給食事業   2,287   △3.0 その他事業   336   △1.8 合計   132,186   8.0 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2. 地域薬局ネットワーク事業における医薬品ネットワーク業務の加盟件数、医薬品受発注取扱高は次のとおりであります。 区分   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 加盟件数   12,003   9.1 医薬品受発注取扱高(百万円)   755,761   11.4 (注)上記医薬品受発注取扱高の内、当連結会計年度の外部取引は687,341百万円となっております。 3. 地域薬局ネットワーク事業の債権流動化サポート業務の取扱高は次のとおりであります。 区分   当連結会計年度(百万円) (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 債権流動化取扱高   101,608   △15.6 (注)当連結会計年度中に当社が取扱いを行った調剤報酬等債権の額であります。なお、債権流動化取扱高の内、当連結会計年度の外部取引は38,073百万円となっております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績等 経営成績等の分析については、4〔経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕に記載しております。 b. 資本の財源及び資金の流動性について 当社グループは、事業活動に必要となる資金について、主として営業活動により得られた資金により賄っております。その上で、事業投資等で必要資金が生じる場合には、財務の健全性維持を勘案し、主として金融機関からの借入により資金調達を行っております。 また、適切な現預金残高を維持することに加え、一時的な資金需要に備え、金融機関からの短期借入枠の設定により、充分な流動性を確保しております。 運転資金需要のうち主なものは、医薬品仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用等であります。財源につきましては自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としております。 投資を目的とした資金需要のうち主なものは、設備投資、M&A等であります。当連結会計年度における重要な資本的支出は、地域薬局17店舗の新規出店、M&Aにより地域薬局9店舗の取得、地域薬局部門における既存店の改修等に関する投資であります。財源につきましては自己資金及び金融機関からの長期借入であります。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は37,671百万円となっております。 グループ各社につきましては、原則として金融機関からの資金調達を行わず、キャッシュマネジメントシステム を利用したグループ内ファイナンスにより、資金調達の一元化と資金効率化を推進しております。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、3〔事業等のリスク〕に記載しております。 ④ 経営戦略の現状と見通し 経営戦略の現状と見通しについては、1〔経営方針、経営環境及び対処すべき課題等〕に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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