本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ベガコーポレーション

3542 · Growth · 小売業

家具・インテリアのネット通販を軸に、自社ECと大手モールへの出店で顧客に直接販売。越境ECプラットフォームも運営する。

概要

ベガコーポレーションは、家具・インテリアのインターネット通信販売を主力とする企業である。自社ブランド「LOWYA」を中心に、楽天市場やAmazonなどのモールに店舗を構え、2026年3月期の売上高は181億円、従業員277名。福岡市博多区に本社を置き、越境ECプラットフォーム「DOKODEMO」も運営する。

家具ECと越境ECを擁する単一セグメント

当社は報告セグメントを単一(Eコマース事業)としている。事業は大きく二つに分かれる。一つは家具・インテリア等のインターネット通信販売で、自社運営サイトのほか楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングの大手モールに出店する。もう一つは越境ECプラットフォーム「DOKODEMO」で、日本の商品を世界120以上の国・地域に販売する。2022年9月からは卸売販売を、2023年4月からは直営実店舗の展開も始めており、オンラインとオフラインを融合するOMO型D2Cモデルへの転換を進めている。

自社企画と直輸入で低価格を実現

当社のビジネスモデルは商品企画小売型である。プロダクトデザイナーによるオリジナル商品の企画・開発を行い、主に中国・東南アジア・欧州の工場に製造を委託し、直接貿易で仕入れることにより原価を抑えている。顧客レビューを商品改良に活かすサイクルも特徴で、マーケットニーズに適合した商品を継続的に投入している。全店舗へのアクセス人数は2026年3月期に5,300万人とやや減少傾向にあるが、リピート率向上に注力する。

4つのブランドで多様な顧客層に対応

当社は複数のブランドを展開する。低価格・高品質の総合家具通販「LOWYA」が中核であり、女性・ファミリー向けの「スミシア」、ランドセルや子供机を扱う「ララスタイル」、高級感ある「バロッカ」がある。これらのブランドをオンライン上の複数店舗で展開することで、異なるターゲット層にアプローチしている。実店舗は2026年3月末時点で13店舗に拡大し、2027年3月期にはさらに6店舗の出店を目標とする。

業界の中での役割は家具・インテリアの企画から小売までを一気通貫で手がけるD2C型小売業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
181億円
営業利益
14億円
営業利益率
7.7%
純利益
9億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01消費者向けEコマース主力

自社運営サイト「LOWYA」「スミシア」「ララスタイル」「バロッカ」に加え、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングなどの大手モールに出店し、家具・インテリアを直接消費者に販売している。また、卸売販売と実店舗も運営し、OMO型D2C体制を構築している。

主な製品・サービス3
自社ECサイト(LOWYA、スミシア、ララスタイル、バロッカ)
高品質・低価格の総合家具通販サイト「LOWYA」、女性・ファミリー向け「スミシア」、ランドセル・子供机中心「ララスタイル」、高級家具「バロッカ」を運営する。
大手モール内店舗(楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング)
大手インターネットモール内に複数店舗を出店し、集客力向上と販売拡大を図る。
家具・インテリア商品
ソファ、ベッド、チェア、デスク、テレビ台、収納家具、ダイニング用品、日用家電、インテリア雑貨、生活雑貨などを取り扱う。自社デザイナーによるオリジナル商品も企画・開発する。

02越境EC市場準主力

越境ECプラットフォーム「DOKODEMO」を通じて、MADE IN JAPANの商品を世界120以上の国・地域で販売する。多言語対応、複数の配送方法を選択できる物流システムが特徴。出店企業数と取扱商品数の拡大に取り組む。

主な製品・サービス1
越境ECプラットフォーム「DOKODEMO」
日本の商品を世界120以上の国・地域で購入できる越境ECサイト。多言語対応、複数配送方法を選択できる物流システムを特徴とし、リピート流通の積み上げを図る。

製品と技術

LOWYA:総合家具通販サイトの中核ブランド

「LOWYA」は当社の主力ブランドであり、高品質な商品を低価格で提供することをコンセプトとする。ソファ、ベッド、チェア、デスク、テレビ台、収納家具、ダイニング用品、日用家電、インテリア雑貨など幅広いカテゴリを取り扱う。商品の多くは自社企画・直輸入によっており、価格競争力を維持している。2026年3月期の全店舗アクセス人数は5,300万人にのぼる。

スミシア・ララスタイル・バロッカ:ターゲット別ブランド

「スミシア」は女性やファミリー層をターゲットに、多様なライフスタイルに合う商品を揃える。「ララスタイル」はランドセルや子供机などの機能的な商品を中心とし、「バロッカ」は高級感のある家具を提供する。これらはLOWYAとは別のブランドとして運営され、異なるニーズに応える。いずれも当社の自社ECおよびモール店舗で販売されている。

DOKODEMO:日本商品を世界に届ける越境EC

「DOKODEMO」は2015年12月に本格稼働した越境ECプラットフォームである。120以上の国・地域への配送に対応し、多言語対応と複数配送方法の選択が可能。MADE IN JAPANの商品を中心に、世界に住む外国人をターゲットとする。米国の非課税基準額ルール廃止の影響を受けたが、会員数とアプリダウンロード数は順調に増加しており、収益化に向けて取り組みを継続している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

アウトドア用品専門、高収益だが小規模

ベガコーポレーションはアウトドア・スポーツ用品の専門小売チェーンを展開し、売上高159億円(2025年3月期)と小規模ながら営業利益率5.66%と高収益。同業の光フードサービスやトライアルホールディングスと直接競合する分野ではないが、小売業界ではニッチなポジション。2026年3月期には売上高181億円、利益率7.73%とさらに改善見込み。専門性の高い品揃えと顧客サービスが強み。一方、市場規模が限られ、成長には新規出店やEC拡大が必要。

強み

  • 営業利益率5.66%(2025年3月期)と小売業平均を上回り、効率的な運営を示す。
  • アウトドア・スポーツに特化した品揃えで、熱心な顧客層から支持される。
  • 利益率が5.66%→7.73%へ上昇見込みで、収益向上策が奏功。
  • 2026年3月期に売上高181億円と前期比14%増を見込み、成長軌道に復帰。

課題

  • 売上高約159億円と小規模で、大手アウトドア専門店に対抗するには規模不足。
  • アウトドア市場は成長が鈍化傾向で、国内需要だけでは成長に限界がある。
  • Amazon等のEC大手との価格競争にさらされ、差別化が難しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がベガコーポレーション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17678あさくま174億円105.4倍
22694焼肉坂井ホールディングス173億円
37523アールビバン172億円10.2倍
43193エターナルホスピタリティグループ163億円16.0倍
5274Aガーデン162億円28.0倍
63542ベガコーポレーション157億円17.3倍
72652まんだらけ157億円9.8倍
84350メディカルシステムネットワーク156億円13.9倍
93415TOKYO BASE155億円12.9倍
10297Aアルピコホールディングス151億円7.8倍
117110クラシコム149億円15.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

資本金300万円で北九州に創業した2004年

2004年7月、有限会社ベガコーポレーションを福岡県北九州市若松区に設立した(資本金300万円)。同年10月にYahoo!ショッピング店、12月に楽天市場店をオープンし、インターネットモールでの家具販売を開始した。設立からわずか2年後の2006年10月には自社運営サイト(自社EC)を開設し、販売チャネルを拡大している。

直輸入への転換と株式会社化(2007年)

2007年6月、株式会社ベガコーポレーションに商号変更した。同年9月には海外家具メーカーからの大量仕入れとコンテナ直輸入販売を開始。この直接貿易の手法が後の低価格戦略の基盤となる。2010年11月には本社を福岡市博多区祇園町に移転し、同時にシンガポールに子会社NUBEE PTE.,LTD.を設立して海外展開の足がかりを作った。

子会社再編とゲーム事業からの撤退(2013~2016年)

2013年10月、子会社NUBEE PTE.,LTD.の全事業を東京都港区に設立した株式会社Nubee Tokyoに譲渡し解散。しかしその後、ゲームアプリ「神界のヴァルキリー」を2016年1月に譲渡し、同年3月には東京支社・ショールームを開設したものの、Nubee Tokyoは同年6月に清算結了した。この間、2014年4月にはAmazon店を開設してモール網を強化。2015年7月には監査等委員会設置会社へ移行している。

マザーズ上場と新プラットフォームへの挑戦

2016年6月、東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に株式を上場した。上場後も積極的に新事業を試み、2018年10月には家具・インテリア特化の国内プラットフォーム「Laig」を本格稼働させたが、2019年11月にサービス終了。一方、2015年12月に本格稼働した越境ECプラットフォーム「DOKODEMO」は継続し、現在も事業の柱の一つとなっている。

実店舗展開とOMOモデルへの転換(2022年以降)

2022年4月の市場区分見直しでグロース市場へ移行した後、同年9月にLOWYAの卸売販売を開始。2023年4月には創業以来初の直営実店舗を福岡市に開業し、実店舗展開に乗り出した。2025年2月には東京支社を港区芝公園に移転。2026年3月期には実店舗を13店舗まで拡大し、売上高181億円、営業利益14億円を計上した。

年表23件を開く

2000年代

  • 2004年7月創業福岡県北九州市若松区に有限会社ベガコーポレーション(資本金3百万円)を設立。
  • 2004年10月LOWYA Yahoo!ショッピング店をオープン。
  • 2004年12月LOWYA 楽天市場店をオープン。
  • 2006年10月LOWYA 自社運営サイト(自社EC)をオープン。
  • 2007年6月商号変更株式会社ベガコーポレーションに商号変更。
  • 2007年9月海外家具メーカーから商品の大量仕入れ、コンテナ直輸入販売を開始。

2010年代

  • 2010年11月本社を福岡市博多区祇園町に移転(現在の本社)。シンガポールに、子会社NUBEE PTE.,LTD.設立。
  • 2012年1月東京都港区六本木に子会社 株式会社Nubee Tokyoを設立。
  • 2013年10月子会社事業の再編を行い、NUBEE PTE.,LTD.は、全事業を株式会社Nubee Tokyoへ譲渡のうえ解散。
  • 2014年4月LOWYA Amazon店をオープン。
  • 2015年7月監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行。
  • 2015年12月日本の商品を世界へお届けする越境ECプラットフォーム(DOKODEMO)を本格稼働。
  • 2016年1月当社子会社ゲームアプリ「神界のヴァルキリー」を譲渡。当社子会社の株式会社Nubee Tokyoを解散。(同年6月に清算結了。)
  • 2016年3月東京都渋谷区恵比寿に東京支社及びショールームを開設。
  • 2016年6月上場東京証券取引所マザーズ(現 東京証券取引所 グロース 市場)に株式を上場。
  • 2018年9月東京都渋谷区恵比寿のショールームを閉鎖。
  • 2018年10月家具・インテリア・雑貨に特化した国内家具プラットフォーム(Laig)を本格稼働。
  • 2018年11月東京支社を東京都港区北青山に移転。
  • 2019年11月家具・インテリア・雑貨に特化した国内家具プラットフォーム(Laig)をサービス終了。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、グロース市場へ移行。
  • 2022年9月LOWYAにおける取扱商品について卸売販売を開始。
  • 2023年4月創業創業以来初となる直営の実店舗を福岡県福岡市に開業し、実店舗展開を開始。
  • 2025年2月東京支社を東京都港区芝公園に移転。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で277人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は571万円で、9期前と比べて+26.0%平均年齢は35.8歳、平均勤続年数は5.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月163
2018年3月193
2019年3月45333.03.7242
2020年3月46533.74.2219
2021年3月49134.34.4239
2022年3月53134.54.1245
2023年3月49134.95.3230
2024年3月52435.05.1221
2025年3月53333.04.6244369
2026年3月57135.85.7277505

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率25.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)57.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 福岡県福岡市466百万円
Eコマース事業
店舗 7店舗 — 関東地区217百万円
Eコマース事業
店舗 2店舗 — 九州地区81百万円
Eコマース事業
店舗 2店舗 — 近畿地区78百万円
Eコマース事業
店舗 1店舗 — 中国地区68百万円
Eコマース事業
店舗 3店舗 — 中部地区62百万円
Eコマース事業
物流倉庫 — 千葉県印西市45百万円
Eコマース事業
物流倉庫 — 福岡県北九州市29百万円
Eコマース事業
物流倉庫 — 兵庫県神戸市8百万円
Eコマース事業
物流倉庫 — 愛知県豊川市5百万円
Eコマース事業
ほか1件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は181億円営業利益14億円前期と比べると増収増益で、売上が+13.8%、利益が+55.6%。

売上高
+13.8%
181億円
営業利益
+55.6%
14億円
純利益
+50.0%
9億円
営業利益率
7.7%
前期比 +2.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高208億円181億円
営業利益15億円14億円
純利益9億円9億円
1株あたり配当¥18¥18

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は50億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+19.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q451
2024年1Q4200.00
2024年2Q3700.00
2024年3Q3937.71
2024年4Q433
2025年2Q7134.22
2025年4Q8866.84
2026年2Q8344.83
2026年4Q981010.26
2027年1Q5048.02

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は48億円から181億円へ3.8倍に増えた。直近期の営業利益率は7.7%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月485−4
2014年3月7575
2015年3月7551
東京証券取引所マザーズ(現 東京証券取引所 グロース 市場)に株式を上場。
2016年3月9165
2017年3月11088
2018年3月13063
2019年3月133−3−2
2020年3月13610
2021年3月1931912
2022年3月16864
創業以来初となる直営の実店舗を福岡県福岡市に開業し、実店舗展開を開始。
2023年3月17041
2024年3月16184
2025年3月159995.76
2026年3月18114147.79

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高181億円のうち、営業利益として残るのは14億円7.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の5.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金47.0%85億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金45.3%82億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.7%14億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
53.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.1pt
7.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.5pt
5.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.8pt
13.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
13.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2026年3月期は営業CFが9億円、投資CFが−8億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は20億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年3月6−21413
2015年3月1−1−1013
2016年3月−10−3−19
2017年3月2−15114
2018年3月5−2−1317
2019年3月−6−65−1210
2020年3月9−1−5813
2021年3月24−3−32131
2022年3月−19−23−2112
2023年3月20−2−111820
2024年3月3−2−2118
2025年3月7−5−2219
2026年3月9−8−1120

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は94億円。このうち返さなくてよい自己資本が72億円で、自己資本比率は77.1%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月29111837.4
2014年3月36152140.4
2015年3月36171946.6
2016年3月39221755.2
2017年3月53361767.1
2018年3月59382163.9
2019年3月60362459.2
2020年3月60372361.7
2021年3月82513162.5
2022年3月80532765.7
2023年3月72531974.2
2024年3月72561677.2
2025年3月81602173.8
2026年3月94722277.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
19億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
50億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
22億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率322社中21位あたり、逆に低いのは配当利回り322社中227位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.4%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
7.7%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
77.1%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
13.8%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.2%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,457で、1年前と比べて-32.4%過去52週の値幅のなかでは24%の位置にある。

¥1,457+1.0%1ヶ月+8.7%1年-32.4%時価総額157億円
過去52週の値幅
安値¥1,190高値¥2,311

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.3倍
PER (会社予想)17.0倍
PBR6.41倍
配当利回り1.24%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8/12に1441円で、25日線1291.88円を約11.5%上回る。直近1ヶ月で+17.15%と急上昇、1年間では-27.47%と下落からの反発局面。52週安値1190円からは約21%上昇。出来高は7月17日に40,800株のピーク後、8月は15,000〜20,000株台で活発。75日線1389円も突破し、上昇トレンドが強まっている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 39/100)

PER17.12倍は業界平均39.73倍を下回るが、PBR6.34倍は平均2.94倍の約2倍と著しく高い。ROE13.4%は良好で、売上高も増加傾向。しかし、配当利回り1.25%は平均13.42%を大きく下回り、株主還元は限定的。成長性を考慮しても、PBRの高さは割高感がある。今期予想PER16.8倍とほぼ横ばいで、収益成長に対する評価は妥当だが、バランスシートの評価が過大気味。割安とは言い難い状況。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.3倍39.6倍
PER (予想)17.0倍
PBR6.41倍2.44倍
ROE13.4%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は売上高が減少傾向にある一方、営業利益率は改善しており、コスト管理の成果が出ている。強気派は、収益性の改善と今後の増収計画(2026/3期に売上高181億円)を評価し、効率化による利益拡大を期待する。弱気派は、既存事業の縮小と競争激化による苦戦を指摘し、増収計画の実現性に疑問を呈する。株価は過去1年で大きく下落しており、市場の期待は低い。

プラスに働く材料7
  • 収益性改善

    営業利益率が2025/3期に5.66%へ改善し、2026/3期の計画も7.73%と高い

  • 成長計画

    2026/3期の売上高は前期比14%増の181億円と計画

  • 低PER

    PERは17倍前後で、改善余地があるとみる向きも

  • 2026年3月期に売上高181億円・営業利益14億円へ増益2026年3月期影響

    売上高は前期比14%増、営業利益は9億円から14億円に56%増。

  • 営業利益率が5.66%→7.73%へ改善2026年3月期影響

    営業利益率は2.07ポイント改善し、収益構造が強化。

  • 予想PER16.4倍と実績16.78倍から低下決算発表後影響

    予想PERは実績PERを下回り、来期の増益期待を示す。

  • 株価下落後のリバウンド余地不定影響

    株価は1年で28.93%下落、売られ過ぎによる反発が期待。

マイナスに働く材料7
  • 売上減少

    売上高は2023/3期の170億円から2025/3期には159億円へ減少

  • 競争激化

    小売業界は競争が激しく、価格競争に陥るリスク

  • 計画不信

    過去の計画未達の経緯から、増収計画への懐疑的な見方

  • PBR6.22倍と高バリュエーション継続影響

    PBR6.22倍、ROE13.4%を勘案しても資産価値対比で割高。

  • 配当利回り1.27%と株主還元が低調継続影響

    配当利回り1.27%と低く還元策が弱い。

  • 外国人保有4.62%と低流動性継続影響

    外国人持ち株比率4.62%、売買シェアが低く機関資金の流入が限定的。

  • 前期の売上高が減収、回復は途上決算発表後影響

    2025年3月期は売上高161億円→159億円と減収、本格回復には時間。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
市場シェア維持・拡大の指標であり、計画達成度を測れる
営業利益率
コスト管理の成果と収益性改善の持続性を確認するため
直営店売上
卸売り依存度とリアル店舗の競争力を測る指標
在庫回転率
季節商品の需要変動への対応力と在庫リスクを評価

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり18で、前期から+54.5%いまの株価に対する利回りは1.24%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥18
1株あたり
配当利回り
1.24%
いまの株価に対して
配当性向
20.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年3月109.0
2022年3月100.027.4
2023年3月100.087.0
2024年3月100.026.4
2025年3月1110.019.2
2026年3月1754.520.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥18

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,447人。区分でいちばん多いのは個人・その他46.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.7%を占め、残る51.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他49.948.649.350.654.346.4
事業法人34.634.134.333.933.833.6
金融機関10.27.57.84.74.915.0
外国法人3.58.96.59.45.24.2
外国人個人0.40.40.40.40.50.4
証券会社1.30.41.71.01.40.3
自己株式0.00.00.01.92.80.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社アルタイル33.49
02浮城智和26.70
03野村信託銀行株式会社(投信口)5.48
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.73
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)3.76
06手島武雄3.66
07THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LTD - SINGAPORE BRANCH PRIVATE BANKING DIVISION A/C CLIENTS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.34
08河端一宏1.70
09吉田裕紀1.51
10株式会社日本カストディ銀行(信託E口)0.90

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+101%、1株純資産は14期で−58%。直近期のROEは13.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−10,7081,621−34.6
2014年3月12210840.2
2015年3月331608.7
2016年3月11545525.4
2017年3月7834627.520.0
2018年3月333699.234.3
2019年3月−23348−6.5
2020年3月43601.1108.9
2021年3月11148626.215.29.0
2022年3月365027.418.127.4
2023年3月115052.352.087.0
2024年3月385397.323.126.4
2025年3月5758010.314.119.2
2026年3月8468113.420.320.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額145百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
浮城智和代表取締役社長496,470,500
河端一宏取締役 経営管理本部長44182,800
吉田裕紀取締役 LOWYA事業本部長・人事室長42162,700
久保俊幸取締役(常勤監査等委員)(注)169
佐野俊明取締役(監査等委員)(注)147
江口克哉取締役(監査等委員)(注)160

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3884613344
監査等委員412123

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,156字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、家具・インテリア等のインターネット通信販売事業、卸売販売及び実店舗を運営しております。また、越境市場をターゲットとした越境ECプラットフォーム(以下、Eコマース事業)を運営しております。当社の主な事業の内容、当該事業における位置付け及び事業系統図は、以下のとおりであります。 なお、当社は、Eコマース事業の単一セグメントであります。 Eコマース事業 ① 事業の内容 自社運営サイトの店舗及び楽天市場、Amazon及びYahoo!ショッピングの大手インターネットモール内の店舗を通じた家具・インテリア等のインターネット通信販売事業及び実店舗を営んでおります。また、越境市場をターゲットとした越境ECプラットフォーム(DOKODEMO)を営んでおります。 (ア)販売チャネル ・オンライン  :自社運営サイト(自社EC)、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング ・オフライン  :卸売販売、実店舗 (イ)店舗ブランド名 ・LOWYA   :高品質なものを低価格で提供することをコンセプトとした総合家具通販サイトです。 ・スミシア  :女性やファミリー層をターゲットに、多様化した生活スタイルに合う商品を提供しております。 ・ララスタイル :ランドセルや子供机等を中心としたシンプルで機能的な商品を提供しております。 ・バロッカ  :高級感のある家具を提供しております。 (ウ)取扱商品の概要 以下のような家具・インテリア等の商品を取り扱っております。 ・ソファ ・ベッド ・チェア ・デスク ・テレビ台 ・収納家具 ・ダイニング用品 ・日用家電 ・インテリア雑貨 ・生活雑貨 ② 事業の特徴 (ア)商品企画小売型のビジネスモデル 当社は、商品企画から小売までの一気通貫体制により、効率的に商品開発・生産管理を行うことで、顧客ニーズを適時に反映した商品の提供を心がけております。 また、当社プロダクトデザイナーによる自社オリジナル商品の企画・開発及びお客様のレビュー等からのご意見を参考とした商品改良にも積極的に取り組み、常に多様なテイストとトレンドを意識したデザイン性を表現し、顧客満足度の高い商品開発に努めております。 商品は主に中国・東南アジア及び欧州の工場に製造を依頼し、直接貿易を行うことで商品仕入原価を抑え、よりリーズナブルな価格実現に努めております。 (イ)インターネット販売のノウハウ 当社は、自社運営サイトの店舗及び楽天市場、Amazon及びYahoo!ショッピングの大手インターネットモール内に複数の店舗を出店し、家具・インテリア等の販売を行っております。 全店舗サイトへのアクセス人数(重複ユーザー数含む)は、2024年3月期は66百万人、2025年3月期は57百万人、2026年3月期は53百万人と推移しております。 当社では、各店舗別に訴求する顧客層に対し、商品ページの表示や商品機能の詳細説明に、目を引くキャッチコピーや、画像、イメージ図を使用して、より分かりやすい表示を心がけております。加えて、丁寧な顧客対応や商品そのものの魅力をご評価いただき、大手インターネットモールのランキング上位に位置することにより、集客力の向上を図っております。 このようにして、従来はリアル店舗で商品現物を見て触って購入することが常識であった家具・インテリア商品等について、インターネット上での商品購入、販売の拡大を図っております。 なお、2023年3月期にインターネットとリアルを融合したOMO型D2C事業体制を構築する方針を打ち出し、2022年9月に家具の卸売販売を開始するとともに、2024年3月期より当社直営の実店舗展開を開始いたしました。 (ウ)ユーザー行動分析管理の経験・実績 これまでの実績と経験を活かし、楽天市場、Amazon及びYahoo!ショッピングのインターネットモールをはじめとしたWeb全体から、日々家具・インテリア等のトレンド情報を収集・分析しております。その結果、マーケットニーズに適合した新商品の開発を可能としただけでなく、分析結果に基づいたサイトデザインの改善や商品構成の見直しを日々実施し改善点を次の施策に活用するPDCAサイクルを行い、継続的な販売向上を図っております。 (エ)越境ECプラットフォーム(DOKODEMO)の運営 越境市場をターゲットとした多言語対応、複数の配送方法を選択できる物流システムを特徴とした越境ECサイトの運営をしており、MADE IN JAPANの商品等を世界各地に提供しております。DOKODEMOは、日本の商品を世界120ヵ所以上の国又は地域で受け取ることができる越境ECプラットフォームであり、世界に住む外国人をターゲットにしております。現在、着実にリピート流通が積みあがってきている状況を踏まえ、引き続き営業活動の強化を図りながら出店企業数及び取扱商品数の拡大に取り組み、会員数及び流通総額の更なる上昇に向けた施策を講じております。さらに、収益体質強化にも注力し、早期の収益化に向けて取り組んでおります。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,750字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、「誠実」「愛」「感謝」「謙虚」「調和」を経営理念に掲げており、株主の皆様、お客様、取引先、従業員などの直接の利害関係者のみならず、社会全体から愛される企業を目指しております。 また、「ECの可能性を無限大に」というビジョンのもと、当社ならではの新しい常識を発信し、サービスの変革を推し進めていく方針です。 その中で、家具・インテリア等の「家具Eコマース事業」を主軸に、新規事業の「越境ECプラットフォーム事業」と2事業において、新たな価値と最高のサービスをお客様に提供し続けてまいります。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は企業価値を持続的に高めていくことが経営上の重要課題だと認識しており、目標とする経営指標は、売上高、営業利益、経常利益を主眼に据え、持続的に安定した成長を目指しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社は、家具・インテリア等の「家具Eコマース事業」を主軸に、新規事業の「越境ECプラットフォーム事業」との2事業において、新たな価値とサービスをお客様に提供し続けてまいります。 家具Eコマース事業におきましては、お客様に最適な購買体験を提供することで、LOWYAならではの新たな価値を創造するため、OMO型D2Cビジネスの構築に注力してまいります。具体的には、①オンラインだけではリーチできなかったお客様とのタッチポイントを構築するため、実店舗(チャネル)展開による顧客接点強化、②生活空間におけるLOWYA商品の占有率の引上げのための商品(プロダクト)カテゴリ拡大、③SNS、コミュニティ施策等によるファン拡大や顧客満足度向上(ファン化)及びこれらの諸施策推進を支える物流・ITシステム・人材等のインフラ強化を推進してまいります。 2027年3月期の売上高については、6店舗の実店舗の新規出店を目標にチャネル拡大に取り組みます。また、オンラインとオフラインのシームレスな購買体験を実現するOMO施策に取り組み、自社EC×実店舗のOMOを中心に売上高の伸長を狙ってまいります。品揃えについては、自社プライベートブランドにおけるカテゴリ及び商品数の拡充、高利益率商品の開発を継続いたします。費用面については、資源高及び円安による原価上昇並びに配送費高騰への対応が課題となりますが、マーケティングコストの適正化、物流の効率化といった取り組みを継続し、最適なコストコントロールを行いながら、効率的な経営を行ってまいります。また、実店舗の新規出店によるチャネル強化施策や、プロダクト強化、ファン化拡大といった各種施策を推進するため、投資が先行する局面も出てまいります。中期的に、実店舗拡大等によるOMO型D2Cビジネスにより売上高の成長率を押し上げることで、長期的なフリーキャッシュフローの最大化を目指してまいります。 越境ECプラットフォーム事業におきましては、米国の非課税基準額(デミニミス)ルース廃止に伴う影響はありますが、先行投資額を一定水準に維持したまま流通総額は安定的に維持しております。引き続き、マーケティングコストを適正化した効率的な運営や取り扱い商品ジャンルの拡充により新規会員を獲得し、流通総額の増加に向けた施策を講じると同時に、収益体質強化にも注力してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社を取り巻く環境は、引き続き、他社との販売競争が続くとともに、円安を含む市況変動による原価率上昇が利益の圧迫要因となるものと予測されます。このような状況の中、当社におきましては、LOWYA自社ECによる集客をメインとする従来のD2C (直販) モデルに、2023年4月を皮切りに新たな販売チャネルとして実店舗(オフライン)を加えたOMO型D2Cモデルへ転換し、実店舗の新規出店に注力してまいります。また、商品価値・顧客サービスにおいて差別化を図ること、業界の課題である物流コストの抑制に努めフルフィルメントサービスを強化していくこと、円安を含む市況変動に対する耐性を強化していくことが重要課題であると認識しております。 こうした課題に対応するため、以下の項目を対処すべき重要な経営課題として考えております。 ① LOWYA事業 ア) OMO型D2Cモデルによる実店舗の新規出店 オンラインだけではリーチできなかったお客様とのタッチポイントを構築するため実店舗(チャネル)を展開しており、当事業年度において5店舗を開業し、前事業年度に出店した実店舗を含めると、当事業年度末の総店舗数は計13店舗となっております。今後もOMOモデル構築に向けて新規出店の拡大に取り組んでまいります。(2027年3月期は6店舗出店目標) イ) 魅力的で豊富な品揃え 個性・ライフスタイルが多様化しているお客様のニーズにマッチした品質の高い商品を、魅力的な価格で、より多くのお客様に提供するため、自社における商品開発スピードの向上を図り、数多くの商品をリリースしてまいります。あわせて、商品カテゴリを拡充することで、お客様にとっての選択肢を広げ、新規顧客及びリピート顧客の双方の獲得を目指してまいります。 ウ) LOWYAのブランディング及び認知度の向上 当社が運営する家具・インテリアのショッピングサイトLOWYAへの誘導を強化するため、実店舗の新規出店を中心に、さまざまな顧客タッチポイントの拡充を行います。認知度向上を図ることで新規顧客獲得及びリピート顧客増加を推進してまいります。 エ) ファン化拡大 潜在顧客への浸透により、様々なライフイベントで当社を想起いただくため、当社の強みである各種公式SNSアカウントに加え、コミュニティ施策、コンテンツ強化に取り組んでまいります。 ② 新規事業への投資 当社は、新規事業として越境ECプラットフォーム事業のための先行投資を行い、企業価値の拡大に努めてまいります。また、中長期的な企業価値拡大を重視したうえで、収益化のタイミングを見計らってまいります。 ③ 内部管理体制の充実 当社は、既存事業の成長及び新規事業への投資を行う一方で、リスク管理体制・法令遵守体制を充実させ、会社の成長と経営管理のバランスの取れた組織運営体制の一層の確立を進める方針であります。また、内部統制システムの整備及び充実を継続的に推進してまいります。
事業等のリスク4,862字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資家の投資判断上、重要と考えられる事項につきまして、積極的な情報開示の観点から開示しております。当社は、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 ① 事業環境にかかわるリスク (1) 通信販売市場について 当社は、一般生活者を顧客とした通信販売事業を行っており、国内の通信販売の市場規模について、インターネットやスマートフォン等モバイル端末の普及と情報技術の発達を背景としたEコマース市場の寄与から拡大傾向にあることが事業展開の基本条件であると考えております。 しかし、今後新たな法的規制の導入、技術革新の遅れ、利用料金の改定を含む通信事業者の動向など、当社の予期せぬ要因によりインターネット関連市場の発展が阻害される場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) インターネットモールの影響について 当社は、主に楽天市場、Amazon及びYahoo!ショッピング内に出店し、商品販売を行っております。そのため、インターネットモール事業会社との関係悪化や規約違反による出店契約解消、インターネットモールシステム不良等のトラブル、モール閉鎖等が発生した場合、当社の経営成績及び財政状態に大きく影響します。 また、インターネットモールへの依存から脱却するため、自社運営サイト(自社EC)での販売強化に努めておりますが、インターネットモールにおける売上高が占める割合は依然として高く、手数料率の大幅な改定等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 新たなビジネスモデルについて 当社は、ネットとリアルを融合した事業体制を構築する方針を打ち出し、新たなお客様との接触機会の増加及び既存のお客様に対するサービス強化を狙うべく、卸売販売及び実店舗の運営を行っています。 期待する売上・利益成長や既存事業領域とのシナジー効果等が実現できなかった場合は、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 競合について 当社はインターネット通信販売事業者として、自社企画商品の更なる強化、サイトの利便性向上やブランド価値向上等に努め、特徴のあるサービスを提供することで競争優位性を有していると考えております。しかしながら、Eコマース事業は参入障壁が低いことから、競合他社による新たな付加価値のあるサービス提供がなされる等により、当社の競争優位性の低下や、価格競争が生じた場合は、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 情報セキュリティ及びシステムトラブルについて 当社は、サービス及びそれを支える情報システム、並びにインターネット接続環境の安定した稼働が、事業運営の前提であると認識しております。したがって、定期的なデータバックアップやセキュリティ対策を実施しているほか、複数のデータセンターへシステムを分散配置することで、安定的なシステム運用体制の構築に努めております。しかしながら、予期せぬ自然災害や事故(社内外の人的要因によるものを含む)、ユーザー数及びアクセス数の急増によるサーバーへの過剰負荷や、ソフトウエアの不具合及びネットワーク経由の不正アクセスやコンピュータウィルスへの感染などのトラブルが発生した場合には、サービスの安定的な提供が困難となり、また復旧等に時間を要した場合、当社の経営成績及び財政状態に多大な影響を及ぼす可能性があります。 (6) 検索エンジンへの対応について 当社のEコマース事業における自社運営サイト内の店舗ユーザーの多くは、特定の検索エンジン(「Google」や「Yahoo! JAPAN」等)の検索結果から誘導されてきており、当該検索エンジンからの集客数を確保するため、今後におきましてもSEO対策を実施していく予定であります。 しかしながら、検索エンジンにおける検索アルゴリズム変更等により、これまでのSEO対策が有効に機能せず、当社への顧客流入数が当社想定数を下回り、十分な顧客獲得に至らなかった場合は、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 海外の生産工場について 当社が販売する商品の大半は中国などアジア各国及び欧州からの輸入によるものです。中国やアジア各国、欧州等、生産拠点を分散し、また新規の協力工場の発掘に努めておりますが一部の地域で戦争・テロ・多国間での紛争及び摩擦・政情不安・自然災害・伝染病・ストライキ等が発生した場合、その地域で生産している商品の供給が一時的にストップし、当社の業績に影響を与える可能性があります。 (8) 為替相場の変動について 取扱商品の大半は海外から外貨建で輸入しております。為替相場変動リスク回避のため、実需の範囲内で為替予約及び外貨建預金による決済等の手段でヘッジを行っておりますが、大幅な為替相場の変動があった場合には、当社の経営成績及び財政状態に多大な影響を及ぼす可能性があります。 (9) 需要予測に基づく仕入について 当社が販売する商品の大部分は自社企画商品であり、需要予測の精度向上に努めておりますが、実際の受注はライフスタイルの変化や消費者ニーズの変化等の様々な要因に左右されます。そのため、追加仕入が受注量に対応できず販売機会の損失が発生する可能性があります。また、受注量が需要予測に達しない場合は、当社に過剰在庫が発生し、キャッシュ・フローへの影響や商品評価損が発生する可能性があります。 当社では、需要予測や発注計画の精度の向上等を課題として取り組んでおりますが、需要動向を見誤ったことによる欠品機会損失、又は滞留在庫が生じた場合には、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 知的財産権について 当社の事業活動の優位性を保つため、知的財産権の確保による自社権益の確保に努めておりますが、第三者による権利侵害がなされる可能性があります。 また、第三者の知的財産権を侵害しないことを確認する体制(各種調査、顧問弁護士を含む外部専門家への相談等)を構築しており、当該体制の適切な運用に努めております。しかしながら、事業活動において意図せず第三者の知的財産権の侵害が生じた場合には、事業活動の停止の請求・損害賠償責任を追及されることで、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 商品の品質管理について 当社が販売する商品の大部分は自社企画商品であり、主に海外の生産工場に委託し生産を行っております。当社は、仕入に際しての品質基準の見直しや、品質検査等を強化し、安全な商品の供給に努めております。しかしながら、製品に重大な欠陥が発生しないという絶対的な保証はないため、製造物責任賠償のための保険に加入しておりますが、大規模な製造物責任賠償やリコールにつながるような製品の欠陥は、多額の費用や当社製品の信頼性や社会的評価に重大な影響を与えることとなり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 返品について 売れ筋商品に対する不具合の発覚等により返品が多数発生した場合には、返品の処理、代替商品の配送等に伴う追加的な費用が発生し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 配送費上昇について 当社は顧客への商品配達を配送会社へすべて委託しております。当社はリスク分散の観点から、良好な取引関係の維持や新たな配送会社の開拓等につとめております。しかしながら、当社事業の特性上、大型家具を取り扱うことから配送会社の大型配送の撤退や値上げ要請等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 法的規制等について 「不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)」、「特定商品取引法」、「製造物責任法」及び「不正競争防止法」等による法的規制を受けております。そのため、従業員教育の徹底、コンプライアンス体制の整備など管理体制の構築等により法令遵守の体制を整備しております。しかしながら、将来にわたり、販売した商品及びその広告表現等において安全上の問題や表示表現等の問題が発生する可能性があります。これらの問題が発生した場合、多額のコストや当社のイメージ低下による売上の減少等が想定され、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 自然災害等について 当社は、事業リスク分散のために複数の事業拠点及び物流拠点を設置し事業運営を行っております。各拠点の地域内において地震、津波等の大規模災害発生により事業拠点または物流拠点が被害を受けた場合や、当社施設内及び取引先において、新型コロナウイルス感染症拡大のようなパンデミックが発生した場合等、当社の想定を超える異常事態が発生した場合には、製造委託先工場の生産や配送業者が操業停止になる可能性、当社の物流が停滞する可能性、従業員が出勤困難になることによるサービスレベルが低下する可能性等があり、その内容及び結果によっては当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 人材確保について 当社は、自社で商品企画やデザインを作成し、顧客満足度の高い商品の開発に努めております。また、自社サイトや新規事業で構築したプラットフォームの利便性向上のため、システムエンジニアを多く採用しております。今後、当社が必要とする企画開発力のある人材や技術力のあるシステムエンジニアを計画通り、必要な時期に確保することができなかった場合は、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ③ 個人情報漏洩について インターネット販売サイトの運営管理におきましては、登録会員の個人情報を大量に保有しているため、「個人情報保護規程」等を定め、従業員に対する個人情報保護に関する意識の向上を図り、個人情報の漏洩に対し防止策を講じています。 しかしながら、外部からの不正アクセス、システム運用における人的過失、従業員の故意等による個人情報の漏洩、消失、不正利用が発生した場合、信用の失墜を招き、更には損害賠償の対象となることも考えられ、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ コンプライアンス体制について 当社は今後、企業価値を高めていくために、コンプライアンス体制が有効に機能することが重要であると考えております。そのため、従業員教育の徹底、コンプライアンス体制の整備など、管理体制の構築等により法令遵守の体制を整備しております。また、当社の提供する商品については関連法規の遵守はもちろんのこと、法規制以上の自社基準・自社規制を設け、法令遵守及び商品の品質向上に取り組んでおります。しかしながら、将来にわたり、販売した商品及びその広告表現等において安全上の問題や表示表現等の問題が発生する可能性があります。これらの問題が発生した場合、多額のコストや当社のイメージ低下による売上の減少等が想定され、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,072字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調となりました。しかしながら、昨今の国際情勢の緊迫化を背景とした原油価格の高騰やサプライチェーンへの波及、さらには為替相場の不安定な推移による影響等、依然として先行き不透明な状況が続いております。 家具・インテリア業界におきましては、原材料価格及び物流コストの高騰並びに業態を超えた販売競争の激化等により引き続き厳しい経営環境が続いております。一方、当社の属する雑貨、家具、インテリアのBtoC-EC市場規模は2024年に2兆5,616億円となり、前期比で3.6%増と堅調に拡大しました(出典:「令和6年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」2025年8月経済産業省)。家具・インテリア業界におけるEC利用率は、他業界よりも低位にとどまっていることから、更なるEC化の進展余地があり、市場拡大を見込んでおります。 このような事業環境の下、当社の家具Eコマース事業におきましては、OMO型D2Cビジネスの確立に向けて、戦略の基本軸として実店舗展開を積極的に行い、「LOWYA(ロウヤ)自社EC」、「SNS」及び「実店舗」の3つのタッチポイントをシームレスに連携させるOMO戦略が順調に進捗いたしました。商品面におきましては、生活空間におけるLOWYA商品の占有率向上を目指し、従来の家具カテゴリに加え、雑貨や家電等への商品カテゴリ拡大及び品揃え強化を推進し、高利益率商品の開発等に継続して取り組みました。実店舗展開におきましては、当事業年度の目標である5店舗以上の出店に対し、2025年4月に愛知県安城市、2025年6月に東京都武蔵村山市、2025年11月に埼玉県三郷市、2025年12月に福岡県糟屋郡及び東京都渋谷区の5店舗を出店いたしました。これにより、当事業年度末の実店舗数は計13店舗となっております。なお、2027年3月期においては、既に5店舗の出店が決定しております。 利益面におきましては、実店舗の新規出店に伴う一時的なコストが発生しているものの、マーケティングコストの適正化や高利益率商品の開発、さらには為替予約の積極的な活用等による安定的な原価率コントロールを徹底いたしました。あわせて、全社的なコスト管理にも継続して取り組んだ結果、当事業年度の業績は前期と比較して大幅な増益となりました。 新規事業として取り組んでいる越境ECプラットフォーム事業(DOKODEMO)は、米国の非課税基準額(デミニミス)ルール廃止に伴う米国への流通の影響により、流通総額は微減しましたが、生成AIを使用した翻訳精度の向上やOMS連携等のユーザビリティ向上施策の実施により、会員数及びアプリダウンロード数は順調に増加しており、流通総額拡大に向けて引き続き取り組みを進めてまいります。 以上の取り組みの結果、当社における当事業年度の経営成績は、売上高は18,129百万円(前期比13.8%増)、営業利益は1,353百万円(同46.0%増)、経常利益は1,366百万円(同45.6%増)、当期純利益は884百万円(同49.5%増)となりました。 当事業年度末における財政状態は以下のとおりであります。 当事業年度末における総資産は、9,392百万円(前事業年度末8,073百万円)となり、1,319百万円増加いたしました。流動資産は7,180百万円(前事業年度末6,611百万円)となり、569百万円増加いたしました。これは主に、売掛金が180百万円、商品が209百万円、為替予約が100百万円増加したことによるものであります。また、固定資産は2,212百万円(前事業年度末1,462百万円)となり、749百万円増加いたしました。これは主に、建物が138百万円、ソフトウエア仮勘定が204百万円、長期前払費用が283百万円増加したことによるものであります。 負債は、2,153百万円(前事業年度末2,114百万円)となり、38百万円増加いたしました。流動負債は1,986百万円(前事業年度末2,000百万円)となり、13百万円減少いたしました。これは主に、未払金が147百万円増加し、未払費用が58百万円、未払法人税等が29百万円、未払消費税等が40百万円、賞与引当金が40百万円減少したことによるものであります。また、固定負債は166百万円(前事業年度末114百万円)となり、52百万円増加いたしました。 純資産は、7,239百万円(前事業年度末5,958百万円)となり、1,280百万円増加いたしました。これは主に、当期純利益を884百万円計上したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、営業活動により908百万円の収入、投資活動により759百万円の支出、財務活動により74百万円の支出となった結果、前事業年度に比べ74百万円増加し、当事業年度末には1,997百万円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における営業活動の結果として増加した資金は、908百万円(前事業年度は715百万円の資金増加)となりました。 これは主に、売上債権の増加180百万円、棚卸資産の増加209百万円、法人税等の支払469百万円により資金が減少し、税引前当期純利益を1,314百万円、減価償却費を251百万円計上したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における投資活動の結果として減少した資金は、759百万円(前事業年度は466百万円の資金減少)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出365百万円、無形固定資産の取得による支出224百万円、敷金及び保証金の差入による支出142百万円により資金が減少いたしました。 この結果、フリー・キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計額)は149百万円のプラス(前事業年度は248百万円のプラス)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における財務活動の結果として減少した資金は、74百万円(前事業年度は165百万円の資金減少)となりました。 これは主に、配当金の支払114百万円により資金が減少し、新株予約権の行使による株式の発行による収入40百万円により資金が増加したことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 (a) 生産実績及び受注実績 当社の取引形態は、一般的な製造等における「生産」活動は行っておらず、また、当社は見込み生産を行っているため、記載しておりません。 (b) 仕入実績 当事業年度における仕入実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前期比(%) Eコマース事業   8,784,343   +9.6 合計   8,784,343   +9.6 (注) 1.金額は、仕入価格によっております。 (c) 販売実績 当事業年度における販売実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) Eコマース事業 リビング・ダイニング家具   14,556,856   +12.5 ベッド・寝具   1,999,887   +11.1 その他   1,572,953   +32.2 合計   18,129,697   +13.8 (注) 1.当社の主な販売先は不特定多数の一般消費者であり、販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の販売先はありません。 2.Eコマース事業の「リビング・ダイニング家具」にはソファ・チェア・デスク等、「ベッド・寝具」にはベット・寝具・マットレス等、「その他」には、その他の家具・インテリア売上等が含まれております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a) 経営成績の分析 (売上高) 当事業年度における売上高は18,129百万円(前期比13.8%増)となりました。 当事業年度は、OMO型D2Cモデルの確立に向けて、戦略の基本軸として実店舗展開を積極的に行い、「LOWYA自社EC」、「SNS」及び「実店舗」の3つのタッチポイントをシームレスに連携させるOMO戦略が順調に進捗いたしました。商品面におきましては、生活空間におけるLOWYA商品の占有率向上を目指し、従来の家具カテゴリに加え、雑貨や家電等への商品カテゴリ拡大及び品揃え強化を推進し、高利益率商品の開発等に継続して取り組みました。実店舗展開におきましては、当事業年度の目標である5店舗以上の出店に対し、5店舗を出店いたしました。これにより、当事業年度末の実店舗数は計13店舗となりました。 今後も引き続き、OMOモデル構築に向けた新規出店の拡大及びLOWYA自社EC強化並びにブランド作りに注力し、売上高の更なる成長と利益獲得に努めてまいります。 (営業利益) 当事業年度における営業利益は1,353百万円(前期比46.0%増)となりました。 当事業年度は、実店舗の新規出店に伴う一時的なコストが発生しているものの、マーケティングコストの適正化や高利益率商品の開発、さらには為替予約の積極的な活用等による安定的な原価率コントロールを徹底いたしました。あわせて、全社的なコスト管理にも継続して取り組みました。 引き続き、実店舗出店コストが投資先行となるものの、商品構成の見直しや高利益率商品の開発による利益改善や、システム投資による物流の効率化による物流コストの抑制を図ってまいります。 (経常利益) 当事業年度における経常利益は1,366百万円(前期比45.6%増)となりました。 当事業年度の主な要因は、営業利益と同様であります。 (当期純利益) 当事業年度における当期純利益は884百万円(前期比49.5%増)となりました。 当事業年度の主な要因は、営業利益と同様であります。 (b) 財政状態の分析 財政状態の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度の運転資金及び資本的支出は、自己資金により賄いました。詳細につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 当社の運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入、物流コスト及び人件費であり、所要資金につきましては、自己資金及び借入金を充当する予定であります。 また、翌事業年度において重要な資本的支出は予定しておりませんが、設備投資等の所要資金につきましても、自己資金及び借入金を充当する予定であります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。なお、この財務諸表の作成に当たっては、合理的判断に基づき一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映しております。また、これらの見積りについては将来事象の結果に特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる場合があります。 なお、当社の採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明資料2026-07-31

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。