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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アルピコホールディングス

297A · Standard · 小売業

長野県を地盤に食品スーパー、高速バス、ホテル、不動産など生活インフラを幅広く展開する地域コングロマリット。

概要

長野県松本市に本社を置く純粋持株会社。スーパーマーケット「デリシア」を中心とする流通事業、高速バス・路線バス・タクシー・鉄道の運輸事業、ホテル・旅館・サービスエリアの観光事業などを傘下に収める地域総合企業グループである。2024年12月に東京証券取引所スタンダード市場に上場。連結営業収益は1074億円(2026年3月期)、従業員数は1989名。

事業の柱は流通・運輸・観光・不動産の4分野

当社グループは流通事業、運輸事業、観光事業、不動産事業、その他サービス事業の5つのセグメントで構成される。2026年3月期の連結営業収益1074億円のうち、流通事業が787億円(73.3%)と最大の柱をなし、運輸事業が142億円(13.2%)、観光事業が127億円(11.8%)と続く。営業利益では運輸事業が20.9億円で最も高く、流通事業17.3億円、観光事業6.3億円と続くが、不動産事業とその他サービス事業の利益は小さい。グループ全体の営業利益は39.1億円と好調である。

長野県内に集中するドミナント戦略

流通事業の中核である株式会社デリシアは、長野県内に食品スーパー「デリシア」52店舗(うち「デリシアミールズ」4店舗を含む)と「業務スーパー及びユーパレット」9店舗の計61店舗を展開する。ドミナント戦略により県内トップクラスの店舗網を有し、物流・管理・広告の効率化を図る。さらに移動スーパー「とくし丸」40台、ネットスーパー19拠点、セルフ型無人決済店舗1店舗を展開し、マルチチャネル化を進める。運輸事業も長野県内の松本・長野・諏訪・大北の4拠点でタクシー事業を展開し、県内シェアトップクラスである。

観光資源を活かした多角的な事業展開

観光事業では、ホテル・旅館事業として松本市内5施設と諏訪市内1施設の計6施設を運営する。シティホテル「ホテルブエナビスタ」、温泉リゾート「信州松本 美ヶ原温泉 翔峰」、ビジネスホテル「エースイン松本」など3形態を持つ。サービスエリア事業では、長野県内の高速道路4ヶ所(諏訪湖上り、梓川上り、姨捨上下線)を運営する。レジャー場事業では、蓼科高原に27ホールのゴルフ場「蓼科高原カントリークラブ」やキャンプ場を有する。旅行事業はアルピコ長野トラベルが担い、50年余の歴史を持つ。

純粋持株会社としてグループを統括

当社は2008年5月に松本電気鉄道株式会社の株式移転により設立された純粋持株会社である。自らは商品販売やサービス提供を行わず、子会社10社と関連会社1社の経営管理・指導に専念する。主な子会社は、流通事業の㈱デリシアと㈱マックドラッグ、運輸事業のアルピコ交通㈱とアルピコタクシー㈱、観光事業のアルピコホテルズ㈱・アルピコ長野トラベル㈱・アルピコリゾート&ライフ㈱、不動産事業のアルピコ蓼科高原リゾート㈱など。グループ全体で約2000名の従業員を抱える。

業界の中での役割は地域密着型の生活総合サービス企業グループ。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,074億円
営業利益
39億円
営業利益率
3.6%
純利益
20億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
流通787億円73.3%17億円2.2%
運輸141億円13.1%21億円14.9%
観光127億円11.8%6億円4.7%
不動産12億円1.1%1億円8.3%
その他のサービス6億円0.6%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01流通事業主力

食品スーパー「デリシア」や業務スーパーを展開し、ドミナント戦略で長野県内に61店舗を運営。フードサービスやドラッグストアも展開。

主な製品・サービス2
デリシア
上質なスーパーマーケットをコンセプトに鮮度・品質重視の食品スーパー。
業務スーパー
高品質&低価格の大容量商品を扱う店舗。

02運輸事業準主力

高速バス、路線バス、鉄道、タクシー、自動車整備を運営。都市間輸送と観光地へのアクセスを担う。

主な製品・サービス2
高速バス
長野県内外を結ぶ都市間バスで、新宿系統が主力。
上高地線
松本駅から新島々駅を結ぶ鉄道路線。観光輸送も担う。

03観光事業準主力

ホテル・旅館、サービスエリア、旅行、レジャーを運営。松本エリアを中心にインバウンドも取り込む。

主な製品・サービス2
ホテル・旅館
シティホテル、ビジネスホテル、温泉リゾートホテルの6施設を運営。
蓼科高原カントリークラブ
1963年開場の27ホールのゴルフ場。

04不動産事業副次

約30件の賃貸不動産を所有し法人に賃貸。蓼科高原の別荘地管理も行う。

05その他のサービス事業副次

保険代理店事業を展開し、長野県内で保険販売とリースを提供。

製品と技術

「デリシア」と「業務スーパー」の二軸フォーマット

流通事業の中核である㈱デリシアは、「デリシア」と「業務スーパー及びユーパレット」の2つの店舗フォーマットを展開する。「デリシア」は「上質なスーパーマーケット」をコンセプトに、鮮度・品質重視の品揃えと利便性を追求する。2023年度以降は、総菜商品を強化した「デリシアミールズ」を4店舗展開する。一方、「業務スーパー」は高品質・低価格の大容量商品で価格重視の戦略をとる。両フォーマットの出店配置を最適化し、客層や商圏に応じた柔軟な運営が強みである。移動スーパー「とくし丸」40台、ネットスーパー19拠点、無人決済店舗1店舗も併設する。

高速バスと上高地線・観光路線バス

運輸事業の主力はバス事業であり、特に高速バス事業が運輸事業最大の売上を占める。松本・長野・白馬・諏訪・飯田から「バスタ新宿」を結ぶ新宿系統が高速バス全体の約4割を占める。観光路線バスでは、「松本上高地線」が最大の収入源で、中部山岳国立公園の上高地や乗鞍山頂へのアクセスを担う。鉄道事業は、松本駅から新島々駅間14.4キロメートルの上高地線を運行する。1920年の創業以来、松本市西部住民と観光客の輸送を続ける。タクシー事業は県内4拠点で展開し、2025年10月には軽井沢営業所を開設した。需要の拡大が見込めるインバウンド対応にも力を入れる。

6施設のホテル・旅館とサービスエリア運営

観光事業のホテル・旅館部門は、松本市内5施設と諏訪市内1施設の計6施設を運営する。都市型ホテル「ホテルブエナビスタ」(1991年開業)、温泉リゾート「信州松本 美ヶ原温泉 翔峰」(1999年開業)、ビジネスホテル「エースイン松本」(2001年開業)のほか、上高地の「上高地ルミエスタホテル」がある。サービスエリア事業では、長野県内の諏訪湖上り線、梓川上り線、姨捨上下線の4ヶ所を運営し、地域の特色を活かした商品・サービスを提供する。旅行事業のアルピコ長野トラベルは50年余の社歴を持ち、国内・海外の企画旅行から教育旅行まで幅広く扱う。

蓼科高原のゴルフ場と別荘地管理

不動産事業の一環として、蓼科高原と八ヶ岳中央高原で別荘地管理事業を行う。1963年に開場した「蓼科高原カントリークラブ」は全長10,318ヤード、27ホールのゴルフ場で、60年以上の歴史を持つ。キャンプ場も運営する。別荘地管理では、自社所有地の売却、土地の転貸、建築・リフォーム、上水道・温泉供給、別荘管理などを提供する。また、約30件の賃貸不動産を保有し、法人向けに賃貸する。2024年7月にはアルピコ交通の不動産事業の一部をアルピコリゾート&ライフに承継し、事業を集約した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がアルピコホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1274Aガーデン162億円28.0倍
23542ベガコーポレーション157億円17.3倍
32652まんだらけ157億円9.8倍
44350メディカルシステムネットワーク156億円13.9倍
53415TOKYO BASE155億円12.9倍
6297Aアルピコホールディングス151億円7.8倍
77110クラシコム149億円15.7倍
87646PLANT147億円10.5倍
99890マキヤ145億円9.4倍
108202ラオックスホールディングス138億円38.8倍
113063ジェイグループホールディングス137億円51.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 67件

筑摩鉄道の創業から松本電気鉄道への改称

グループの源流は1920年3月に設立された筑摩鉄道株式会社にさかのぼる。1922年10月に商号を筑摩電気鉄道に改称し、1932年11月には松本電気鉄道株式会社と改称した。戦時中の1943年2月から1946年7月にかけて、松本自動車、白馬自動車、梓自動車、アルプス自動車の4社を相次いで合併し、輸送網を拡大した。この間、1950年5月には松本観光(現アルピコ保険リース)を設立し、グループの多角化が始まった。

流通事業への進出とグループアイデンティティの確立

1965年6月、松本駅前のバスターミナルに松電ストアを開店し、流通事業に参入した。1968年3月には松電商事(後の㈱アップルランド、現㈱デリシア)を設立し、スーパーマーケット事業を本格化させた。1992年3月にはグループアイデンティティを導入し、ALPICO(アルピコ)の名称を採用するとともに、スーパーの店名を「アップルランド」に変更した。同年にはグループ各社の再編が進み、アルピコ観光サービス、アルピコ自工などが発足した。

事業再生計画の策定と持株会社への移行

2007年12月、松本電気鉄道およびグループ18社が「私的整理に関するガイドライン」に基づく事業再生計画を取引金融機関に提出した。2008年3月、同計画が成立し、産業活力再生特別措置法に基づく事業再構築計画が認定された。同年5月、松本電気鉄道が株式移転により当社(アルピコホールディングス)を設立。6月には子会社21社の株式を当社に譲渡し、純粋持株会社体制へ移行した。7月には複数の子会社を株式交換で完全子石化した。

運輸・流通の再編と事業再生の終結

2011年4月、松本電気鉄道が諏訪バス、川中島バスを吸収合併し、商号をアルピコ交通に変更。同時にタクシー事業も統合し、アルピコタクシーが発足した。この再編により運輸事業のガバナンス強化と効率化を図った。2011年3月には「私的整理に関するガイドライン」に基づく事業再生計画が終結し、グループは再生の道筋をつけた。2016年4月には、㈱アップルランドが㈱マツヤを吸収合併し、商号を㈱デリシアに変更。スーパー事業の統合が完了した。

M&Aと事業領域の拡大

2013年12月、信州名鉄交通の株式を取得し信州アルピコタクシーとして子会社化、さらに㈱マツヤの株式を段階的に取得して完全子会社化した。長野トラベルや㈱宇都宮も買収し、旅行事業とタクシー事業の強化を進めた。2017年10月にはアルプス交通を子会社化。2020年3月に創立100周年を迎え、松本タクシーを買収。2022年4月には㈱デリシアが㈱マックドラッグを子会社化し、医薬品販売に進出した。同年、ホテル事業をアルピコホテルズに分割し、東洋観光事業をアルピコリゾート&ライフに改称した。

東京証券取引所への上場

2024年12月、当社普通株式を東京証券取引所スタンダード市場に上場した。上場時点での時価総額は非開示だが、連結営業収益は約1000億円規模に達していた。上場により資金調達の多様化と企業認知度の向上を図り、中期経営計画「2024-2026」のもと、M&A推進や事業エリア拡大、新規事業創出による成長加速を目指すとしている。

年表67件を開く

2000年代

  • 2008年5月創業当社は2008年5月に松本電気鉄道株式会社(現:アルピコ交通株式会社)が株式移転の方法により設立された持株会社であります。松本電気鉄道株式会社の前身である筑摩鉄道株式会社は1920年3月に設立されており、以後業容を拡大してまいりました。主要な事項については、次のとおりであります。

1920年代

  • 1920年3月筑摩鉄道㈱を設立
  • 1922年10月商号を筑摩電気鉄道㈱に改称

1930年代

  • 1932年11月筑摩電気鉄道㈱の商号を松本電気鉄道㈱(現:アルピコ交通㈱)に改称

1940年代

  • 1943年2月M&A松本自動車㈱を合併
  • 1945年9月M&A白馬自動車㈱、梓自動車㈱を合併
  • 1946年7月M&Aアルプス自動車㈱を合併

1950年代

  • 1950年5月松本観光㈱(現:アルピコ保険リース㈱)を設立
  • 1951年12月観光タクシー㈱(現:アルピコタクシー㈱)を設立
  • 1959年6月創業宿泊事業への参入を目的として、同年1月に設立した松鉄不動産㈱が旅館藤井莊を買収し、大改築の のち「松本藤井温泉ホテル」(現:「信州松本 美ヶ原温泉 翔峰」)として営業開始

1960年代

  • 1960年9月中信ビジョン㈱(現:アルピコ交通㈱整備事業部)がグループ入り
  • 1961年3月㈱松電自動車教習所(東洋観光事業㈱自動車学校事業部)を設立
  • 1963年5月松本運送㈱がグループ入り
  • 1963年12月諏訪自動車㈱(現:アルピコ交通㈱)がグループ入り
  • 1965年6月流通事業への参入を目的として松本駅前のバスターミナルに松電ストアバスターミナル店をオープン
  • 1968年3月スーパーマーケット事業の展開を目的として、松電商事㈱(現:㈱デリシア)を設立

1970年代

  • 1970年8月商号変更松電興業㈱(のちにアルピコ興業㈱に商号変更)を設立
  • 1977年8月松電商事㈱より、内装仕上工事業の譲渡を受け、松電建工㈱を設立
  • 1978年4月松電商事㈱の広告部門が分離独立し、松電エージェンシー㈱を設立

1980年代

  • 1981年10月商号変更長野事務機器販売㈱(のちにアルピコ通商㈱に商号変更)を設立
  • 1984年11月川中島自動車㈱(現:アルピコ交通㈱)がグループ入り
  • 1984年12月川中島タクシー㈱がグループ入り
  • 1985年2月東洋観光事業㈱を関連会社とし、蓼科事業を開始
  • 1989年7月山岳リゾートホテル「上高地清水屋ホテル」(現:「上高地ルミエスタホテル」)がオープン

1990年代

  • 1991年11月松本電気鉄道㈱旧本社跡地に都市型ホテル「ホテルブエナビスタ」がオープン
  • 1992年1月川中島観光サービス㈱を存続会社とし、川中島観光サービス㈱が松電観光㈱、諏訪バス観光㈱を譲受し、商号をアルピコ観光サービス㈱と改称
  • 1992年3月商号変更グループアイデンティティ導入。グループ新名称を、 ALPI ne CO rporation の頭文字をとって、「アルピコ」に決定 スーパーマーケットの店名を「松電ストア」から「アップルランド」に変更
  • 1992年4月M&A松電自工㈱を存続会社とし、松電自工㈱が川バス自工㈱、トーヨーニットータイヤ長野販売㈱を吸収 合併し、商号をアルピコ自工㈱に改称
  • 1993年6月商号変更松電観光㈱がアルピコ保険リース㈱に商号変更
  • 1999年9月「美ヶ原温泉ホテル翔峰」(現:「信州松本 美ヶ原温泉 翔峰」)がオープン

2000年代

  • 2000年4月M&A貸切バス専業5社が合併し、アルピコハイランドバス㈱として営業開始
  • 2000年10月商号変更松電商事㈱から㈱アップルランドに商号変更
  • 2001年5月㈱アマックを設立
  • 2001年12月ビジネスホテル「エースイン松本」がオープン
  • 2004年6月商号変更㈱美ヶ原温泉ホテルを㈱ホテル翔峰(現:アルピコホテルズ㈱)に商号変更
  • 2007年12月松本電気鉄道㈱及びグループ18社が「私的整理に関するガイドライン」に基づく事業再生計画を取引金融機関に提出
  • 2008年1月M&Aアルピコタクシー中央㈱を存続会社とし、アルピコタクシー中央㈱がアルピコタクシー松本㈱を吸収合併
  • 2008年3月松本電気鉄道㈱及びグループ会社6社が産業活力再生特別措置法に基づく事業再構築計画を3月14日付で申請、主務官庁は当該計画を3月28日付で認定「私的整理に関するガイドライン」に基づく事業再生計画が成立
  • 2008年5月松本電気鉄道㈱が株式移転の方法により当社を設立
  • 2008年6月松本電気鉄道㈱が保有していたアルピコ観光サービス㈱、アルピコ自工㈱、他21社の連結子会社の株式を、当社に譲渡
  • 2008年7月M&Aアルピコタクシー茅野㈱、アルピコタクシー諏訪㈱、アルピコ通商㈱及び松本運送㈱と当社との間で、当社を完全親会社とする株式交換契約を締結し、諏訪バス㈱、㈱ホテル翔峰、㈱アップルランド及びアルピコタクシー中央㈱については、全部取得条項付種類株式を用いて100%子会社化
  • 2008年10月M&A松本電気鉄道㈱がアルピコハイランドバス㈱、諏訪バス㈱(旧:諏訪自動車㈱)、川中島バス㈱(旧:川中島自動車㈱)の株式をアルピコホールディングス㈱より取得し完全子会社化 ㈱アマックを存続会社とし、㈱アマックがアルピコエージェンシー㈱を吸収合併 東洋観光事業㈱を存続会社とし、東洋観光事業㈱が㈱ホテル翔峰、㈱諏訪湖ロイヤルホテル(現:「諏訪別邸 朱白」)を吸収合併
  • 2009年1月M&A松本電気鉄道㈱を存続会社とし、松本電気鉄道㈱がアルピコハイランドバス㈱を吸収合併 ㈱アップルランドを存続会社とし、子会社であった広丘ショッピングタウン㈱を吸収合併
  • 2009年3月アルピコ建設㈱(旧:松電建工㈱)を解散
  • 2009年6月グループの経営資源を主力事業に集中させ、経営効率の更なる向上を図るため、アルピコ通商㈱(旧:長野事務機器販売㈱)の当社所有株式の90%を高沢産業㈱に、松本運送㈱の当社所有株式の90%を㈱ハマキョウレックスに譲渡

2010年代

  • 2010年3月アルピコ通商㈱の当社所有株式10%(全部)を高沢産業㈱に譲渡
  • 2010年11月M&A東洋観光事業㈱を存続会社とし、東洋観光事業㈱が㈱上高地清水屋ホテルを吸収合併
  • 2011年3月「私的整理に関するガイドライン」に基づく事業再生計画が終結
  • 2011年4月M&Aバス、タクシー事業の一体経営を通じ、ガバナンスの強化、事業運営の効率化を図る目的として、松本電気鉄道㈱を存続会社とし、松本電気鉄道㈱が諏訪バス㈱、川中島バス㈱を吸収合併し、商号をア ルピコ交通㈱と変更 アルピコタクシー中央㈱を存続会社とし、アルピコタクシー中央㈱がアルピコタクシー茅野㈱、アルピコタクシー諏訪㈱、アルピコタクシー岡谷㈱、アルピコタクシー長野㈱を吸収合併し、商号をアルピコタクシー㈱と変更
  • 2012年2月アルピコ興業㈱のボウリング場事業を㈱共和コーポレーションに譲渡
  • 2012年3月㈱アマックを解散
  • 2012年4月M&Aアルピコ交通㈱を存続会社とし、アルピコ交通㈱がアルピコ興業㈱を吸収合併
  • 2012年6月松本運送㈱の当社所有株式10%(全部)を㈱ハマキョウレックスに譲渡
  • 2012年7月東洋観光事業㈱が自動車学校事業を㈱信州ジャパンホールディングスに譲渡
  • 2012年9月アルピコ観光サービス㈱の株式100%をアルピコ交通㈱に譲渡
  • 2012年11月アルピコ交通㈱が東京都板橋区に東京支社を開設
  • 2013年12月M&A信州名鉄交通㈱の株式を100%取得、商号を信州アルピコタクシー㈱と変更し子会社化 上高地清水屋ホテルを「上高地ルミエスタホテル」と名称変更 ㈱マツヤの株式を19.9%取得 長野トラベル㈱の株式を100%取得し子会社化 ㈱マツヤの株式を7.9%追加取得 ㈱宇都宮の株式を100%取得し子会社化 アルピコ観光サービス㈱の旅行事業を長野トラベル㈱が吸収分割し、商号をアルピコ長野トラベル㈱に 変更 アルピコ観光サービス㈱をアルピコ交通㈱が吸収合併 アルピコ交通㈱の100%出資によるアルピコ交通東京㈱設立 ㈱マツヤの株式を100%取得し子会社化 ㈱マツヤが㈱マツヤショッピングモールを吸収合併
  • 2016年4月M&A㈱アップルランドを存続会社とし、㈱アップルランドが㈱マツヤを吸収合併し、商号を㈱デリシアと変更
  • 2016年4月M&Aアルピコタクシー㈱が信州アルピコタクシー㈱と㈱宇都宮を吸収合併
  • 2016年6月アルピコ交通㈱の100%出資によるアルピコ交通大阪㈱設立
  • 2017年10月M&Aアルプス交通㈱の株式を100%取得し子会社化
  • 2019年4月M&Aアルピコタクシー㈱がアルプス交通㈱を吸収合併

2020年代

  • 2020年3月M&Aアルピコ交通㈱がアルピコ交通大阪㈱を吸収合併 創立100周年を迎える 松本タクシー㈱の株式を100%取得し子会社化 アルピコ交通㈱がアルピコ自工㈱を吸収合併
  • 2021年4月M&Aアルピコタクシー㈱が松本タクシー㈱を吸収合併 アルピコ交通㈱がアルピコ交通東京㈱を吸収合併
  • 2022年4月M&Aアルピコ交通㈱が株式交換によりアルピコタクシー㈱を子会社化 アルピコ交通㈱の100%出資によりアルピコ蓼科高原リゾート㈱を設立 東洋観光事業㈱のホテル事業を会社分割し、アルピコホテルズ㈱を設立 東洋観光事業㈱の商号をアルピコリゾート&ライフ㈱に変更 ㈱デリシアが㈱マックドラッグの株式を100%取得し子会社化
  • 2024年7月M&Aアルピコ交通㈱の不動産事業のうち一部事業を会社分割し、アルピコリゾート&ライフ㈱が承継 アルピコリゾート&ライフ㈱がアルピコ蓼科高原リゾート㈱の株式を100%取得し子会社化
  • 2024年12月上場当社普通株式を東京証券取引所スタンダード市場に上場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    M&Aと新規事業による成長加速

    M&Aの推進、事業エリアの深耕・拡大、新規事業の創出を通じて成長を加速する。

  2. 02

    柔軟で適応力ある組織づくり

    変化に対応できる柔軟な組織を構築するための各種取り組みを展開する。

  3. 03

    人材への投資強化

    持続的な価値創造の基盤である人材への投資を強化し、人的資本経営を推進する。

  4. 04

    持続可能な社会への貢献

    地域に根差す企業グループとして、環境保護や社会的責任活動を強化し持続可能な社会実現に貢献する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 2期分

グループ全体で1,989人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は553万円で、1期前と比べて+1.3%平均年齢は47.1歳、平均勤続年数は11.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2025年3月54646.511.01,953174
2026年3月55347.111.01,989196

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 9 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社及び各店舗等 — 松本市他211億円
流通事業
流通事業209億円
観光事業9,848百万円
運輸事業5,999百万円
本社他各バス営業所 — 松本市他4,721百万円
運輸事業
ホテルブエナビスタ — 松本市3,275百万円
観光事業
不動産事業2,485百万円
美ヶ原温泉 翔峰 — 松本市2,047百万円
観光事業
松本バスターミナルビル — 松本市962百万円
不動産事業
諏訪別邸朱白 — 諏訪市810百万円
観光事業
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    アルピコ交通㈱(注)2、4
    長野県松本市
    議決権100.0%
  • 国内
    アルピコタクシー㈱(注)3
    長野県松本市
    議決権100.0%
  • 国内
    アルピコホテルズ㈱
    長野県松本市
    議決権100.0%
  • 国内
    アルピコ長野トラベル㈱
    長野県長野市
    議決権100.0%
  • 国内
    アルピコリゾート&ライフ㈱
    長野県茅野市
    議決権100.0%
  • 国内
    アルピコ蓼科高原リゾート㈱(注)3
    長野県茅野市
    議決権100.0%
  • 国内
    アルピコ保険リース㈱
    長野県塩尻市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱マックドラッグ(注)3
    長野県安曇野市
    議決権100.0%
  • 国内
    松電事業協同組合(注)3
    長野県松本市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,074億円営業利益39億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.5%、利益が+14.7%。

売上高
+3.5%
1,074億円
営業利益
+14.7%
39億円
純利益
-13.0%
20億円
営業利益率
3.6%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,100億円1,074億円
営業利益37億円39億円
純利益16億円20億円
1株あたり配当¥5¥5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

2期分

直近は2027年1Qで、売上は264億円、営業利益は7億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2026年4Q1,074111.04
2027年1Q26472.73

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 6期分

2021年3月期からの6期で、売上は883億円から1,074億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は3.6%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
アルピコタクシー㈱が松本タクシー㈱を吸収合併 アルピコ交通㈱がアルピコ交通東京㈱を吸収合併
2021年3月883−26−26
アルピコ交通㈱が株式交換によりアルピコタクシー㈱を子会社化 アルピコ交通㈱の100%出資によりアルピコ蓼科高原リゾート㈱を設立 東洋観光事業㈱のホテル事業を会社分割し、アルピコホテルズ㈱を設立 東洋観光事業㈱の商号をアルピコリゾート&ライフ㈱に変更 ㈱デリシアが㈱マックドラッグの株式を100%取得し子会社化
2022年3月878−6−6
2023年3月92651
当社普通株式を東京証券取引所スタンダード市場に上場
2024年3月996219
2025年3月1,03834313.323
2026年3月1,07439363.620

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,074億円のうち、営業利益として残るのは39億円3.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は20億円、売上の1.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%をちょうど並ぶ水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金69.3%744億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.1%291億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.6%39億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比0.0pt
3.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.6pt
1.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.7pt
13.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 6期分

2026年3月期は営業CFが63億円、投資CFが−54億円で、差し引きのフリーCFは9億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は53億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2021年3月19−10−7937
2022年3月23−16−16728
2023年3月35−25−111027
2024年3月103−31−457254
2025年3月25−202562
2026年3月63−54−17953

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 6期分

2026年3月期の総資産は602億円。このうち返さなくてよい自己資本が156億円で、自己資本比率は26.0%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2021年3月57010746318.7
2022年3月5439844518.1
2023年3月5439844518.0
2024年3月57610547118.3
2025年3月58314543824.9
2026年3月60215644626.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
53億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
109億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
22億円
在庫として抱えている分
負債合計
446億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
54
/ 100
安定性自己資本比率17 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE322社中78位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中275位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.3%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.6%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
26.0%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.5%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥213で、1年前と比べて-7.0%過去52週の値幅のなかでは13%の位置にある。

¥213-0.5%1ヶ月-0.9%1年-7.0%時価総額151億円
過去52週の値幅
安値¥206高値¥260

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.8倍
PER (会社予想)9.5倍
PBR0.95倍
配当利回り2.35%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+3.8%上昇、25日線(213円)を+2.3%上回る。52週高値260円から-16.2%、52週安値206円から+5.8%と狭いレンジ。出来高は直近5.7万株と平均並み。週足は底固めから上昇に転じる兆し。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 7.96倍は業界平均41.19倍を大幅に下回り、PBR 0.96倍は1倍割れの割安水準。配当利回り2.30%は平均1.44%を上回る。ROE13.3%と収益性は良好だが、配当性向30.17%と低く、今後の増配余地がある一方、業績の透明性や成長性には留意。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.8倍39.6倍
PER (予想)9.5倍
PBR0.95倍2.44倍
ROE13.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

小売・観光・不動産と多角化する地域密着型企業。強気派は、コロナ後の観光回復と地域経済の正常化で収益が拡大すると見る。一方、弱気派は小売業の競争激化や人口減少による地盤沈下を懸念し、成長性に疑問を呈する。

プラスに働く材料7
  • 観光需要の回復

    コロナ明けでインバウンド・国内旅行が復調し、バス・旅行事業に追い風。

  • 多角化による安定性

    小売・不動産など複数セグメントで収益を分散し、変動リスクを低減。

  • 低PER・高ROE

    PER7.9倍、ROE13.3%と割安感があり、収益性も良好。

  • PBR0.96倍の株価純資産割れ状態継続影響

    PBR1倍割れは解散価値以下。株主還元や構造改革で是正期待。

  • 営業利益39億円と過去最高更新見込み2026/3期影響

    2026/3期営業利益39億円は前期比15%増。収益力向上。

  • 小売事業の値上げ効果とコスト削減継続影響

    インフレ下での価格転換とコスト効率化で採算改善。

  • 配当利回り2.3%と安定配当継続影響

    前期比増配期待。配当性向低く増配余地。

マイナスに働く材料7
  • 人口減少リスク

    長野県の人口減少が続き、地元需要の縮小は避けられない。

  • 小売競争の激化

    地域スーパーは全国チェーンやディスカウント店との競合にさらされる。

  • 売上非開示の不透明さ

    売上高が非開示で、事業規模や成長性の実態把握が困難。

  • 業績変動の大きい小売セクター継続影響

    消費環境の悪化で売上減少。営業利益への影響大。

  • 収益の計上時期偏重リスク四半期影響

    期末集中型の収益構造、四半期業績変動大。

  • 東京・地方の2極化で地域シフト遅れ不定影響

    首都圏依存度が高く、地方店舗の収益改善が課題。

  • 株主構成安定も機関投資家不在継続影響

    外国人比率1%未満、浮動株少なく需給タイト。

次の決算で確かめる点
小売既存店売上高
地元消費動向と競合影響を測る最優先指標。
観光バス乗車率
観光需要の回復度合いを直接反映。
営業利益率
多角化全体の収益性を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり5いまの株価に対する利回りは2.35%。

年間配当
¥5
1株あたり
配当利回り
2.35%
いまの株価に対して
配当性向
30.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥5

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,255人。区分でいちばん多いのは事業法人61.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が70.6%を占め、残る29.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2025年3月%2026年3月%
事業法人63.261.3
個人・その他24.026.9
金融機関9.99.4
自己株式0.02.8
証券会社2.51.4
外国法人0.31.0
外国人個人0.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01サンリン株式会社8.96
02高沢産業株式会社7.17
03キッセイ薬品工業株式会社5.62
04鈴与株式会社4.48
05ホクト株式会社4.29
06株式会社八十二長野銀行4.15
07八十二キャピタル株式会社4.15
08昭和商事株式会社4.12
09株式会社日本アクセス2.81
10株式会社高見澤2.73

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 6期分

1株利益は6期で+161%、1株純資産は6期で+43%。直近期のROEは13.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2021年3月−45129−24.7
2022年3月−12115−6.5
2023年3月01140.7635.3
2024年3月141268.630.3
2025年3月3516318.37.044.6
2026年3月2718413.38.430.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額159百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐藤裕一代表取締役社長(担当)経営全般 監査部6619,791
伊藤篤常務取締役(担当)シェアード財務経理部、総務人事部、ガバナンス推進室631,692
今村正平取締役(担当)経営企画部、 ICT推進室、インバウンド& マーケティング推 進室542,822
萩原清取締役634,480
小林史成取締役594,480
三輪裕彦取締役594,480
野村幸一郎取締役642,278
赤廣三郎取締役73
堀越倫世取締役70
塚田進監査役(常勤)7050,003,020
吉澤途洋監査役(常勤)662,921
林一樹監査役73
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
内川小百合監査役75

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)811511212716
監査役2162189
社外取締役5122143

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,375字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは当社と当社の子会社10社及び関連会社1社(2026年3月31日現在)により構成されております。 当社は純粋持株会社として子会社の事業活動の経営管理・指導を行っており、子会社が流通事業、運輸事業、観光事業、不動産事業、その他のサービス事業を行っております。 当社グループの事業内容は、次のとおりであります。 (1) 流通事業 流通事業は、長野県内で食品スーパー「デリシア」52店舗(「デリシアミールズ」4店舗を含む)と「業務スーパー及びユーパレット」9店舗の計61店舗を展開しており、長野県内で展開していくドミナント戦略(物流や店舗管理、広告宣伝などの効率化とコスト削減のため、ある一定の地域に集中的に店舗を出店し、競合他社よりも優位な地位を獲得する戦略)の下、県内トップクラスの店舗網を有しております。「デリシア」の店舗フォーマットは、価格だけで勝負する食品スーパーではなく、「上質なスーパーマーケット」をコンセプトに、低価格路線からは一線を画し、鮮度・品質重視の品揃え、お客様の利便性を追求するという付加価値を重視する店舗となっております。一方、「業務スーパー及びユーパレット」は、高品質&低価格の大容量の業務用商品等で、低価格(お買い得感)を打ち出し、価格(価値)重視の店舗となっております。2つの異なる店舗フォーマット(コンセプト)により客層や商圏に合わせた店舗展開ができることは当社グループの強みであり、出店戦略においても、「デリシア」は出店することにより当該出店地域でドミナント化が図られることを基本方針とする等、業務スーパーとの差別化や「デリシア」と「業務スーパー及びユーパレット」の出店配置の最適化を図っております。加えて、長期的に中食ニーズへのシフトが一段と進むことを前提に、総菜商品の品揃えを強化した新フォーマットの「デリシアミールズ」を既存店舗の業態変更(3店舗)や新規出店(1店舗)により、2023年度以降4店舗展開しております。また、多様化する消費動向に対応するため、移動スーパーの「とくし丸」を40台、宅配サービスの「デリシアネットスーパー」を19拠点、セルフ型無人決済店舗を1店舗展開しマルチチャネル化を進めております。 この他、フードサービス事業といたしまして、株式会社モスフードサービスとフランチャイズ契約を締結しモスバーガー事業(4店舗)を、タリーズコーヒージャパン株式会社とフランチャイズ契約を締結しタリーズコーヒー事業(3店舗)を行っております。また、2022年4月に株式会社マックドラッグを傘下に置き、医薬品の販売事業を行っております。 (子会社) ㈱デリシア、㈱マックドラッグ (2) 運輸事業 運輸事業は、バス事業、鉄道事業、タクシー事業及び自動車整備事業等を行っております。 バス事業は、長野県、東京都、大阪府に営業所を構えております。主要事業は、長野県内外の都市間や都市と上高地・白馬等の観光地を結ぶ「高速バス事業」、松本市内から、中部山岳国立公園内の上高地、乗鞍山頂(畳平)を中心とする地域の輸送を行う「観光路線バス事業」、長野県内各地にて運行する「一般路線バス事業」及び「貸切バス事業」となります。高速バス事業は、運輸事業で最大の売上を誇り、路線別には松本・長野・白馬・諏訪・飯田の各地と「バスタ新宿」を結ぶ新宿系統が高速バス事業全体売上の4割弱を占めております。また、観光路線バス事業においては、「松本上高地線」は当社グループの単独路線ということもあり観光路線の中でも一番の収入源になっております。観光路線バス事業は利益率が高く、バス事業全体の営業利益の5割弱は同事業に拠るものとなっております。 鉄道事業の営業路線は、「松本駅」~「新島々駅」間(14.4キロメートル)の上高地線であり、大正時代の鉄道事業創業以来、松本市西部住民の輸送及び上高地、乗鞍高原方面への観光客の輸送を行っております。 タクシー事業は、長野県内の松本地区、長野地区、諏訪地区、大北地区の4拠点を展開しており、新たに2025年10月に軽井沢に営業所を開設いたしました。乗用タクシー事業の売上シェアは長野県内ではトップクラスとなっております。需要拡大が見込めるインバウンド対応も重点的に実施しており、特に冬季における白馬地域では、タクシー需要が拡大しているため、他地域からの応援勤務も行い売上確保に努めております。 自動車整備事業は、バス・タクシー等のグループ車両の整備の外、一般向け整備事業にも注力しており、お客様が車検に立ち会い「安全・安心」を実感できる車検サービスをはじめ、整備・定期点検・板金塗装・車両販売・マーキングを通じて、地域のお客様のカーライフをサポートしております。 (子会社) アルピコ交通㈱、アルピコタクシー㈱ (3) 観光事業 長野県内で、ホテル・旅館事業、サービスエリア事業、旅行事業、レジャー場事業等を行っております。 ホテル・旅館事業は、長野県松本市を中心にシティホテル、ビジネスホテル、温泉リゾートホテルの3形態計6施設の運営を行っております。国内利用客として、ビジネスで利用されるお客様は首都圏中心に、観光客として利用されるお客様は首都圏、関西方面から幅広く集客しております。また、需要が拡大しているインバウンドでは台湾、東南アジア、欧米など、広範にわたり各国からのお客様を受け入れております。 サービスエリア事業は、長野県内の高速道路上下線10ヵ所のサービスエリアのうち、諏訪湖(上り線)、梓川(上り線)、姨捨(上下線)の4ヵ所を運営しております。売店、レストランなど、地域の特色を活かした商品・サービスの提供に努めております。 旅行事業は、長年培ってきた企画力とグループインフラを活かした豊富な旅行商品を取り揃えることで、地域のお客様へ魅力ある商品やサービスを提供しております。同事業を担うアルピコ長野トラベル株式会社は、前身の長野トラベル株式会社からは50年余の社歴を有し、観光庁長官登録第1種の旅行業登録により、国内・海外の募集型企画旅行、受注型企画旅行、手配旅行を取り扱い、個人から団体、教育旅行まで幅広く展開しております。 レジャー場事業は、八ヶ岳など大自然の絶景を臨む蓼科高原において、ゴルフ場やキャンプ場などの運営を行っております。「蓼科高原カントリークラブ」は、1963年に開場し60年を超える歴史があるゴルフ場で、全長10,318ヤード(約9.4キロメートル)、27ホールを有しております。 (子会社) アルピコ交通㈱、アルピコホテルズ㈱、アルピコ長野トラベル㈱、アルピコリゾート&ライフ㈱ (4) 不動産事業 不動産賃貸事業、別荘地管理事業等を行っております。 不動産の賃貸事業は、約30件の賃貸不動産事業を行っており、松本市、長野市、茅野市等長野県内に自社で保有する土地又は建物を主に法人に対して賃貸し、賃料を得るというビジネスモデルとなっております。 別荘地管理事業は、古くからのリゾート地である蓼科高原及び八ヶ岳中央高原において、自社所有余地の売却、財産区から賃借している土地の転貸、建築及びリフォーム(一部外注あり)、上水道の供給、温泉供給、別荘管理などを行っております。 (子会社) アルピコ交通㈱、アルピコリゾート&ライフ㈱、アルピコ蓼科高原リゾート㈱ (5) その他のサービス事業 長野県内を中心に保険事業等を行っております。 同事業を担うアルピコ保険リース株式会社では、長野県内9つの営業所網及び来店型ショップ3店を有し、当社グループ従業員を含めた長野県のお客様に対して、幅広い種類の保険の販売を中心にサービスを提供しております。 (子会社) アルピコ保険リース㈱、松電事業協同組合 以上述べた事項を図によって示すと次のとおりであります。なお、当社(連結財務諸表提出会社)は、一般顧客への商品の販売・サービスの提供はありません。 当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。
経営方針・対処すべき課題2,747字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題は、以下のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営理念、行動指針 当社グループでは以下のとおり、「アルピコグループ経営理念」「アルピコグループ行動指針」を定めております。 ① アルピコグループ経営理念 アルピコグループは、信州に暮らす人々とその素晴らしい自然環境を愛し 「安全・安心」「便利」「快適」「楽しさ・ときめき」 「知識」の提供を通じて豊かな地域社会の実現に貢献します。 ② アルピコグループ行動指針 アルピコグループの宝は地域のお客様からの信頼です。 私たちはお客様の満足でNo.1を目指し、誠実に行動します。 ワードマークは、ALPICOの文字の中に、信州の山々で見ることのできる、山の稜線から昇る日の出の輝きと、それを受けて輝く山肌(残雪)をデザイン開発のイメージとして作成されたもので、しっかりとした全体のフォルムから、ダイナミックに事業展開を行うパワーと、アルピコグループのスケール感を表現しました。 また、ひと塊となったALPICOの文字によって構成されるグループシグネチャーは、グループとしての結束・融合を表現し、その中にある輝きは、グループとしての求心力と希望を表すものとなっています。 ワードマークに展開使用される色は、信州の自然をイメージしたアルピコブルーを採用することによって、安らぎ(安心感・安定感)と雄大なスケール感を表現すると共に、人に優しく、地域に密着したグループであることを、さらに強調します。 (2) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、長期経営方針として「ALPICO VISION 2035」を掲げ、ビジョンの実現に向けた具体的経営計画を「中期経営計画 2024-2026」として策定しております。 長期ビジョンでは、2035年のありたい姿を「『楽しさ・ときめき』を創出し、付加価値を高めることで、持続的な地域の発展に貢献している企業グループ」としております。 「中期経営計画 2024-2026」では以下の4つの事業戦略を実施してまいります。 ① 「M&Aの推進」「事業エリアの深耕・拡大」「新規事業の創出」による成長の加速 ② 柔軟で適応力のある組織を築(つく)るため各種取り組みの展開 ③ 持続的な価値創造の最重要基盤である人材への投資を強化 ④ 地域に根差す企業グループとして、持続可能な社会実現に貢献 以上の事業戦略に基づき、経営環境や対処すべき課題に対して事業ごとに以下の具体的取り組みを行ってまいります。 ① 流通事業 スーパーマーケット事業を取り巻く環境は、長引く物価高騰とそれに伴う原材料価格の上昇を転嫁する形で販売単価の上昇が続いております。一方、消費者の可処分所得は横ばい、または微減で推移しており、さらに、国内人口が減少する中でスーパーマーケット全体の出店数は増加傾向にあり、競合が激化し今後の経営環境は一層厳しさを増すことが想定されます。 これらの課題に対処するため、流通事業では、細分化が進む顧客ニーズに応えるべく、品揃えや価格設定の改善に加え、各店舗の事業領域に合わせたサービスの最適化に取り組んでまいります。さらに、AIを活用した需要予測型発注の導入や、「QCサークル活動」を通じた生産性・品質の向上を推進いたします。あわせて、コンプライアンスの徹底、労働環境のさらなる整備、環境保護への取り組みなど、企業としての社会的責任を果たす活動を強化してまいります。 ② 運輸事業 運輸事業を取り巻く環境は、旺盛な旅行需要に伴って、長野県内の主要観光地を中心に旅客輸送人員が伸びております。円安の影響でインバウンドも過去最高水準に達し、来訪観光客の輸送需要に占める割合は大きくなっております。一方で、燃料費や原材料費の高騰、賃金上昇などに加え、中東情勢の悪化に伴う原油供給不安もあり、経営環境は一段と厳しくなっております。また、バス乗務員をはじめとする労働力が十分に確保できない状況が続いており、労働力不足がボトルネックとなって事業の成長に影響を及ぼすリスクが顕在化しております。 これらの課題に対処すべく、バス事業においては、上高地エリアや白馬エリアなどインバウンドを中心とした旅客増加が見込まれる路線については、輸送力の強化と高付加価値化を推進し、協力会社を含めた安定的な輸送体制を構築してまいります。一方で、乗務員不足や季節的な需要変動に対応するため、不採算路線の合理化を検討するとともに、地域交通網再構築の観点から公設民営路線の受託や、補助金等の公的支援による路線維持について行政機関と協議を進めてまいります。 また、タクシー事業においては、需要のある場所と時間帯に最大稼働する勤務シフトへの移行やエリア間での相互応援勤務を進めるとともに、配車アプリの利用促進を行い、インバウンド需要の取り込み強化のみならず、利用者の利便性向上と乗務員の労働生産性の向上に努めてまいります ③ 観光事業 観光事業を取り巻く環境は、旺盛な国内旅行事業に加えインバウンドの堅調な推移に支えられてきましたが、中東情勢の緊迫化等により、国内外を問わず旅行需要全体の冷え込みや施設運営面ではエネルギー関連コストの増加に加え、食材・備品・消耗品等の仕入価格の上昇も懸念されております。 これらの課題に対処すべく、ホテル・旅館事業においては、インバウンドに過度に依存しない集客構造の構築を進めてまいります。また、「人的資本経営」を基本に置き、海外人材の採用や従業員の待遇改善・エンゲージメント向上施策に積極的に取り組んでまいります。 ④ 不動産事業 不動産事業である別荘地管理事業を取り巻く環境は、リモートワークや二地域居住の普及等を背景に堅調に推移してまいりました。一方、別荘オーナーの高齢化や別荘地インフラの高経年化に加え、建築コスト・工事材料費の上昇など、事業運営におけるリスクと課題が依然として大きい状況にあります。 これらの課題に対処すべく、維持更新投資の計画的実行を進めてまいります。また、新たな顧客ニーズへの対応として、既存オーナー所有物件の取得・リフォームによる長期賃貸化や、賃貸後の別荘売却の強化に取り組んでまいります。 ⑤ その他のサービス事業 保険事業においては、営業管理態勢の強化のため営業部門の分業化と専門化を図り、お客様に今まで以上の「安全・安心」な商品・サービスを提供してまいります。
事業等のリスク11,621字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。また、以下の記載は、当社グループの事業等のリスクをすべて網羅したものではなく、想定していないリスクや重要性が低いと考えられる他のリスクの影響を将来的に受ける可能性もあります。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。 (1) 自然災害、事故等に関するリスク ① 気候変動、災害、重篤な感染症等のリスク(発生可能性:中~高 / 発生時期:短期 / 影響度:大) 当社グループは、通常の事業活動が困難となる場合に備え、事業継続計画(BCP)等を策定しております。しかしながら、豪雨・大型台風・地滑り・豪雪・大規模な地震、火山活動等の気候変動に起因する自然災害、テロ等の犯罪行為、火災や停電等が発生した場合、供給網の寸断、事業所・設備の被災により事業活動の停止や多額の復旧費用等が見込まれる他、新型感染症が蔓延した場合、政府や自治体による行動制限の実施や消費者の行動抑制などにより、旅行客等が著しく減少し運輸事業、観光事業を中心に業績悪化が懸念される等、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループ各社の本社を含む営業拠点は、長野県内に集中しているため、大規模地震等の災害が長野県で発生し、物的、人的な損害を受け、これらの拠点が機能不全に陥った場合、事業継続が困難となり、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 業績の季節変動に関するリスク(発生可能性:高 / 発生時期:短期 / 影響度:中~大) 当社グループの業績には、季節変動があります。運輸事業である山岳観光路線の旅客輸送や、観光事業であるホテル・旅館事業、高速道路サービスエリアの物販店等は、主として観光客に対する売上の割合が高いことから、観光シーズンである第2四半期の業績が他の四半期を上回る傾向にあり、これらの季節変動を考慮した計画策定を行っております。しかしながら、天候不順による影響など、何らかの事由により計画どおりに進捗しなかった場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 事故等に関するリスク(発生可能性:低 / 発生時期:特定時期なし / 影響度:中) 当社グループの運輸事業である鉄道事業、バス事業及びタクシー事業では安全に旅客を運送し、信頼を得ることが事業を継続する上で不可欠であります。そのため、当社グループでは運行管理を徹底しております。しかしながら、不可抗力であるものを含め事故が生じた場合、旅客運送事業者として当社グループの信用力が低下する可能性があります。また、マニュアル等を整備し事故防止に努めておりますが、人為的ミス、不慮の事故等により、当社グループが保有する資産について滅失、劣化又は毀損し、その価値が影響を受ける可能性があります。 この結果、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業環境に関するリスク ① 燃料費、電気・ガス料金、原材料等の高騰に関するリスク(発生可能性:高 / 発生時期:短期 / 影響度:中) 世界的な原油価格、原材料の高騰及び為替相場の変動等により、運輸事業であるバス事業・タクシー事業における燃料費の増大や、主に流通事業及び観光事業における仕入品等の価格上昇及び、電気・ガス料金の上昇により、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 経済情勢等の変化に関するリスク(発生可能性:高 / 発生時期:特定時期なし / 影響度:中) 当社グループは長野県を中心に各種事業を展開しております。同地域や国内の経済情勢、観光客の減少、消費動向及び人口動態の変化、物価上昇に伴う実質賃金の目減りによる可処分所得の減少等、経営環境の変動要因が当社グループの見込みと大幅に乖離し推移した場合、当社グループの収益低下の要因となる等、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 法的規制に関するリスク(発生可能性:中 / 発生時期:特定時期なし / 影響度:中~大) 当社グループの事業は、各種法令、自治体による条例等の法的規制の枠組みの中で運営しております。これらの法的規制の強化や法改正が行われた場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの主要な事業における法的規制に関するリスクは、次のとおりです。 イ.流通事業では大規模小売店舗立地法(以下「大店立地法」)、食品衛生法等の法的規制を受けております。大店立地法は売場面積1,000㎡超の新規出店や既存店舗の増床等について、騒音、交通渋滞、ゴミ処理問題等、出店地近隣住民の生活を守る立場から都道府県又は政令指定都市が一定の審査を行い規制するものであります。また、食品衛生法は食品の安全性の確保のために必要な規制その他の措置等が定められております。今後、これらの規制の改廃や新たな法的規制によっては規制を遵守するための設備投資が必要となり、多額の資金と減価償却費負担が発生する可能性があります。この結果、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ロ.運輸事業では、鉄道事業法、道路運送法等の各種法令の適用を受けております。路線の拡大・縮小、運賃及び 料金の設定・変更等において必要な手続きが定められており、運賃及び料金の設定・変更を機動的に実施できな い場合があります。不採算の一般バス路線等においては行政からの補助金が交付されますが、営業赤字の路線もあり、当該路線は社会インフラの機能を担う事業の公益性の観点から大きな方針転換が難しい場合があります。また、「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」改正に伴い、2024年4月より新たな時間外労働の上限規制が適用されるなど、今後の法令の改正内容によっては、規制を遵守するための適正な人員配置、設備投資が必要となり、多額の資金と減価償却費負担が発生する可能性があります。この結果、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ハ.観光事業では旅館業法、建築基準法、消防法、食品衛生法等の法的規制を受けております。旅館業法により、ホテル・旅館の営業には、都道府県知事等の認可を受け、施設の構造設備や宿泊者の衛生に必要な措置等の基準を遵守する必要があります。また、その他法令で必要な措置等が定められております。今後、これらの規制の改廃や新たな法的規制によっては規制を遵守するための設備投資が必要となり、多額の資金と減価償却費負担が発生する可能性があります。この結果、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ニ.不動産事業では国土利用計画法、宅地建物取引業法、建築基準法、都市計画法等の法的規制を受けております。当社グループは不動産業者として、宅地建物取引業法に基づく免許を受け、不動産販売の事業を行っております。今後、これらの規制の改廃や新たな法的規制が設けられる場合には、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 会計基準及び税制等に関するリスク(発生可能性:中 / 発生時期:特定時期なし / 影響度:小) 新たな会計基準の適用や新たな税制の導入・変更により、これに対応するための費用の発生や税負担が増加する可能性や税務申告において税務当局との見解の相違等により、追加の税負担が生じる可能性があります。また、消費税率等の引き上げにより、個人消費に影響が出る可能性があります。 この結果、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 保有資産の価値に関するリスク(発生可能性:低 / 発生時期:特定時期なし / 影響度:中) 当社グループは不動産等の固定資産及び棚卸資産を多く保有しております。これらの時価が著しく下落した場合、減損損失又は評価損等の計上により、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 営業活動に関するリスク ① 人的資源の確保に関するリスク(発生可能性:高 / 発生時期:短期 / 影響度:中) 当社グループの安定経営と将来の成長には優秀な人材の確保とその育成が重要な課題と認識しておりますが、人材の確保と育成が想定どおりに進まない場合、あるいは人材が流出する場合、人件費が急激に増加する場合には、当社グループの今後の事業の拡大及び業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 これに対して当社グループでは新卒採用に加え経験豊富な人材の中途採用を強化するとともに、人事制度の改定、健全な労働環境の維持、各種研修の実施等で人材の確保と育成に注力しております。 ② 食の安全に関するリスク(発生可能性:低 / 発生時期:特定時期なし / 影響度:中) 当社グループは流通事業、観光事業であるホテル・旅館事業、サービスエリア事業を営んでおります。万一、当社グループで取扱う商品において産地偽装や消費期限・賞味期限の改ざん、アレルギー等の食品表示の誤り、ノロウイルスや細菌等による食中毒、異物の混入等「食の安全」を脅かす問題が発生した場合には、営業許可の取消しや営業停止処分、信用・信頼の失墜等により、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 これに対して当社グループでは、お客様の信用・信頼を失うことのないよう、衛生管理の徹底、商品検査の実施、表示に関する法令遵守の徹底等、「食の安全」及び「商品の品質」について最大限の努力を払っております。 ③ 競合激化に関するリスク(発生可能性:高 / 発生時期:短期 / 影響度:中) 当社グループの様々な事業は新規参入や競合他社による大規模な投資等により競争の構造が変化し、サービス・商品の品質、価格競争力、原材料調達等において競争優位性が劣後する可能性があります。 流通事業においては、長野県内でスーパーマーケットの運営をしておりますが、競合他社の積極的な出店やネットスーパー等との競合により、来店客数の減少、売上単価の低下等で当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 運輸事業においては需給調整規制の廃止を柱とする規制緩和が実施されており、バス事業への新規事業者の参入や既存事業者を含めた値下げ競争の発生等により、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、観光事業であるホテル・旅館事業においては県外資本のホテルの進出がある中で、競合他社の新築又は改築したホテルに対して競争力を維持するため、改築を含む多額の設備投資を行う必要があります。こうした施策が有効に機能しない場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 公共交通機関の利用減少に関するリスク(発生可能性:高 / 発生時期:短期 / 影響度:中) 近年の少子化による高校生等の就学者の減少及びマイカー利用者の増加に伴い、年々公共交通機関の利用者が減少しております。この状況はさらに続くことが予想され、当社グループの運輸事業である鉄道事業及びバス事業の業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 運輸事業における補助金への依存に関するリスク(発生可能性:高 / 発生時期:特定時期なし / 影響度:大) 当社グループのバス事業においては、過疎地域における不採算路線の運行にかかる経費を国や地方自治体からの補助金により一部をまかなっております。将来、制度の改正等により補助金の額が大きく変動するようなことがある場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、鉄道事業においては駅舎、橋りょう、その他運行設備等の安全対策上、将来的に更新投資が必要となりますが、投資金額が多額になることから国や地方自治体からの補助金により投資の一部をまかなっております。将来、制度の改正等により補助金の額が大きく変動するようなことがある場合、鉄道事業の存続が困難になる可能性があります。 ⑥ 販売停滞による資金回収の長期化に関するリスク(発生可能性:低 / 発生時期:特定時期なし / 影響度:小) 当社グループの不動産事業では、別荘分譲地として「蓼科高原別荘地」及び「八ヶ岳中央高原四季の森」の区画販売をしております。分譲土地の当連結会計年度末の帳簿価額は1,004,384千円であります。不動産市況の低迷等により販売が停滞した場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 新規出店等に関するリスク(発生可能性:中 / 発生時期:中期 / 影響度:中) 当社グループは入手可能な情報及び一定の前提に基づき新規出店計画等を策定し実行しております。しかしながら、当社グループの前提及び予測が不正確若しくは不十分であった場合に加え、想定外の費用の発生又は新規出店その他の投資計画等の遅延、変更若しくは中止等の様々な事由により、営業損益等が計画どおりに推移しない場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、出店後の店舗・事業所の営業損益が計画どおりに推移しない場合、以後の出店計画を見直す可能性に加え、当該出店時の投資金額の回収が長期化する可能性や賃借先の経営状況により敷金・差入保証金の返還に支障が生じる可能性があります。 これらの要因により、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)情報システムに関するリスク ① システムに関するリスク(発生可能性:低 / 発生時期:特定時期なし / 影響度:大) 当社グループでは、各事業において多くのコンピューターシステムを使用しております。このシステムには、自然災害、停電、回線障害、人的ミス、アクセス急増等の一時的な過負荷、ソフトウエアの欠陥、ハードウエアの故障等によるシステム障害のリスクに加え、取引先を装った偽メール、コンピューターウイルス、不正アクセス等のサイバーテロにより、重要データの喪失等のリスクが存在します。これらのリスクにより、コンピューターシステムに障害が生じた場合は、当社グループの事業活動に大きな支障をきたすおそれがある他、システム復旧等にかかる費用の発生や営業収益の減少等により、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 これに対して当社グループでは、重要データのバックアップ、標的型攻撃メールへの対応訓練、不正アクセス防止のため情報セキュリティ強化等の対策を講じております。 ② 個人情報等の漏洩に関するリスク(発生可能性:低 / 発生時期:特定時期なし / 影響度:中) 当社グループは定期券や宿泊、ツアーの申込み、ポイントカード等、事業の過程でお客様の個人情報を収集し、保有しております。万一、個人情報の漏洩等が発生した場合、社会的信用を失うと共に企業イメージを損ない、営業収益の減少、損害賠償の発生等当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 これに対して当社グループでは、情報管理基本規程を制定し従業員へ周知徹底すると共に、個人情報保護方針の策定及び個人情報管理基本規程の制定、並びに個人情報保護に関する従業員の誓約書提出や教育を実施し、管理体制を整備しております。 (5)コンプライアンスに関するリスク ① コンプライアンスに関するリスク(発生可能性:低 / 発生時期:特定時期なし / 影響度:中) 当社グループでは、アルピコグループコンプライアンス基本方針の下、グループ役職員が法令・社会規範・倫理に則した行動を行うように努めています。しかしながら、各種許認可等の申請・更新不備等も含め、将来において法令違反等が生じた場合は信用の失墜、罰則金、損害賠償請求、免許・登録等の取り消しや行政処分等により、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し、当社はコンプライアンス・リスク管理委員会を設置し、グループ役職員のコンプライアンスの徹底に取り組んでおります。具体的には、コンプライアンス・プログラムを策定し、当該プログラムに基づき教育・研修等を行い、コンプライアンスの徹底に取り組んでおります。このほか、各社において許認可一覧表等により各種許認可の有効期限を管理しており、当社がその状況を把握することにより、法令違反等が生じないよう努めております。 ② 重要な訴訟その他の法的手続きに関するリスク(発生可能性:低 / 発生時期:特定時期なし / 影響度:中) 当社グループでは本報告書提出時点において業績に重大な影響を及ぼす訴訟等を提起されている事実はありませんが、事業を遂行する上で、訴訟等及び規制当局による様々な法的手続きが提起又は開始されるリスクを有しております。当社グループはコンプライアンス規程等を制定し、役職員に対して当該規程等を遵守させることで発生リスクの低減に努めておりますが、相手方との認識の相違等により当社グループの事業活動等が将来重要な訴訟等の対象となり、訴訟その他の法的手段を提起される可能性があります。係る法的手続は相当の時間及び費用を要する可能性があることに加え、仮に当社グループに不利な判決、決定等がなされた場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ レピュテーションリスク(発生可能性:低 / 発生時期:特定時期なし / 影響度:中~大) 当社グループの該当有無に係わらず、報道やインターネットの掲示板等により風評が拡散された場合、又は当社グループが属する業界において重大な事故等が発生し業界全体のイメージが低下した場合、当社グループのレピュテーションが低下し収益低下の要因となる等、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)財務に関するリスク ① 資金調達等に関するリスク(発生可能性:中 / 発生時期:中期 / 影響度:大) 当社グループの事業資金の一部は金融機関からの借入により調達している他、リースを活用して設備投資を行っております。このため、当社グループに対する格付けの引下げ等により信用力が低下した場合、必要な時期に希望する条件での資金調達及びリース組成が困難になる可能性があります。また、当社グループの主要な借入金に係る金融機関との契約には、財務制限条項が付されております。これらに抵触した場合には期限の利益を喪失する等の可能性があります。 これらの要因により、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 市場金利の上昇に関するリスク(発生可能性:高 / 発生時期:短期 / 影響度:中) 当社グループは当社がグループ内の資金を一元的に管理するため、当社が債務者として金融機関からの借入により当社グループ各社の設備資金及び運転資金を調達しております。当社グループは有利子負債の削減に取り組んでおりますが、今後の経済情勢等の変化により市場金利が上昇した場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 固定資産の減損リスク(発生可能性:中 / 発生時期:特定時期なし / 影響度:中) 当社グループは連結財務諸表を作成するにあたって、固定資産の減損会計に関する見積りを行っております。これらの見積りは、将来に関する一定の前提に基づいて作成しており、当社グループが保有する不動産及びリース物件等の有形固定資産、のれん及びソフトウエア等の無形固定資産においては、将来、事業収支の悪化や不採算事業からの撤退が発生する等、前提と大きく異なる場合、相当の減損による損失が発生するリスクがあります。この場合には、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 これに対して当社グループでは、会計上の見積りを行う際に入手可能な情報に基づき合理的な金額を算出するように努めております。 (7)その他のリスク ① 業務委託や取引先に関するリスク(発生可能性:低 / 発生時期:特定時期なし / 影響度:中) 当社グループの各事業、それらに付随する業務の全部又は一部について、第三者である外部事業者に対し、配送業務や清掃業務等の業務委託等を行っております。何らかの事由により、委託先又はその再委託先が当社グループの定める基準を満たす業務の提供等をしなかった場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。この他、委託先又はその再委託先において法令等に違反する行為があった場合、当社グループが監督官庁から監督責任を追及される可能性や当社グループの信頼性やイメージが低下し顧客の獲得・維持が困難となる可能性があります。この結果、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは取引先に対する債権の回収不能という事態を防ぐため、情報収集・与信管理等を行っておりますが、予期せぬ取引先の破綻等により債権を回収できない場合には、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 配当に関するリスク(発生可能性:低 / 発生時期:特定時期なし / 影響度:小) 当社は、グループ全体の経営基盤の強化、企業価値の向上を図ること等で財務体質を強化し、株主の皆様に対して安定した配当を維持する方針であります。しかしながら、今後何らかの要因により業績が悪化した場合、財務体質の改善を優先し普通株式の配当を行わない可能性があります。なお、種類株式Bにつきましては、経営成績によらず定款に基づき分配可能額の範囲内で、種類株式B1株当たりの払込金額に2.0%の配当年率を乗じて算出された額の剰余金の配当が行われます。 ③ 当社普通株式の流動性に関するリスク(発生可能性:低 / 発生時期:特定時期なし / 影響度:中) 当社は東京証券取引所スタンダード市場への上場にあたり、公募増資及び売出しによって、当社株式の流通性確保に努めました。東京証券取引所の定める流通株式比率に係る上場維持基準は25%であるところ、同基準に適合しておりますが、当連結会計年度末現在において当該維持基準近傍にとどまっております。 今後、当社は企業価値の向上等により個人株主を増やすこと、既存株主への一部売出しの要請等により、流動性の向上を図っていく方針であります。しかしながら、何らかの事情により上場時よりも流動性が低下する場合には、上場維持基準に抵触し、当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより株価や当社株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ 調達資金について(発生可能性:低 / 発生時期:数年以内 / 影響度:小) 当社は、新規上場時における公募増資による調達資金を流通事業の新規出店、バス車両取得などの拡大投資や宿泊施設の改装投資に充当する予定です。しかしながら、急激な事業環境等の変化により計画どおりの資金使用を行ったとしても想定どおりの投資効果が得られない可能性があります。 なお、当初の計画を変更し、資金使途や支出予定時期の変更を行う場合には、適時適切に開示を行います。 ⑤ 株式会社八十二長野銀行との関係について(発生可能性:低 / 発生時期:特定時期なし / 影響度:小) 株式会社八十二長野銀行とは、以下に記載するとおり、人的・資本的な関係性があり、今後、同行との人的関係が変化する可能性のほか、同行の政策保有に関する方針に基づき出資関係が見直される可能性がありますが、現状でも当社の経営判断において同行の影響は受けておらず、人的関係の変化や資本的な関係の見直しによる影響は無いものと判断しております。 イ.過去の債権放棄を含む同行との関係性の概要 2008年3月の「私的整理に関するガイドライン」に基づく事業再生計画の成立に伴い、株式会社八十二長野銀行を含む取引金融機関から約173億円の債務免除を受けております。これに加え、同行からは30億円の債務の株式化(デット・エクイティ・スワップ)による金融支援を受けております。 2011年3月の事業再生計画の終結後の必要資金の調達における取引金融機関によるシンジケートローンの組成において、株式会社八十二長野銀行はアレンジャーを務めるほか、融資シェアに応じた金額での参加も行っており、同行とは当社のメインバンクとして継続した取引を行ってきております。 ロ.同行からの独立性の確保について 当社における経営上の意思決定は、社外取締役も含めた当社経営陣によって行われており、株式会社八十二長野銀行による意思決定等への介入は無く、同行への依存もありません。 ハ.当社との資本関係について a.普通株式及び種類株式の保有状況 株式会社八十二長野銀行は議決権比率で4%超の当社普通株式を保有しております。また種類株式B2,886,000株の全株を保有しております。 b.種類株式Bの配当の優先に係る内容 種類株式Bは、株式会社八十二長野銀行から30億円の債務の株式化(デット・エクイティ・スワップ)を受けるにあたり、同行に対し1株1,000円にて3,000,000株の発行を行ったものです。 2017年4月にその一部114,000株を当社が自己株式取得し、現在の株式数となっております。種類株式Bには株主総会における議決権はありません。 種類株式Bには、発行時より、種類株式B1株当たり普通株式10株が交付される「普通株式を対価とする取得請求権」が付されておりました。これにより普通株式の希薄化の懸念があったことから、この懸念を解消するため、2018年3月に当該取得請求権を削除し、その代替として、普通株式の配当に優先して種類株式B1株当たりの払込金額(1,000円)に2.0%の配当年率を乗じた額の剰余金の配当を行うこととする内容の定款変更を、株主総会の決議により行っております。 c.種類株式Bの売却等に係る合意書の内容 種類株式Bの将来的な自己株式取得を可能とし、かつ取得価格を固定化することを目的として、2019年6月の株主総会決議により、種類株式Bの取得価格を1株当たり1,000円とする取得条項を定款上に設定いたしました。その際、種類株式Bの株主である株式会社八十二長野銀行との間で、当社が取得条項を行使し、種類株式Bの全部又は一部の取得を希望する場合には、取得を希望する日の2ヶ月前までに通知し、協議を行う内容の合意書を締結しております。 ニ.当社との人的関係について a.役員受入の状況 本報告書提出日現在において、当社の役員13名(取締役9名、監査役4名)のうち、株式会社八十二長野銀行出身者は、代表取締役社長 佐藤裕一、常務取締役 伊藤篤、監査役 塚田進の3名であります。これは、企業経営者としての経験又は金融機関における経験と実績や財務等に関する幅広い知見、若しくはその両方について当社グループの企業価値の向上に貢献できるものとして招聘したものであります。 b.今後の方針 当社取締役の任期は定款上1年であります。全取締役について毎年の「指名委員会」で取引金融機関などの出身母体によるバイアスをかけず公正・客観的な見地から、取締役会のスキル・マトリックス等も考慮し、新任役員候補の選定や、また役員としての適性についても評価・検討し役員在任が不適と判断される場合は退任させる答申をすることとしております。 ホ.当社との取引関係について a.借入状況及び今後の方針に関する内容 株式会社八十二長野銀行は、当社の借入シェアの約4割を占めるメインバンクであります。今後も資金調達の多様化を踏まえ、直接金融と間接金融のバランス、間接金融においては取引金融機関のシェアバランスも勘案しながら必要資金の調達方法を検討していく方針であります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績の状況 当連結会計年度における日本経済は、個人消費や設備投資が底堅く推移している他、輸出については“トランプ関税”の影響を受けつつも概ね横ばい圏で推移しております。宿泊・飲食等のサービス消費につきましては、個人消費の底堅さに加え、インバウンド需要の寄与もあり、増加基調が継続しております。また、物価は、ガソリン減税や電気・ガス代補助金の継続が押し下げ要因として寄与している一方で、原油価格の上振れリスクが期末に顕在化しております。今後の日本経済については、物価動向や金利、為替の変動に加え、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の上昇や国際情勢の不確実性がリスク要因となっており、先行きは不透明な状況にあります。 このような環境下、当社グループは『中期経営計画 2024-2026』において、①成長戦略、②構造改革、③サステナビリティ経営に取り組んでおり、その骨子は以下のとおりです。 ・ 「既存事業の成長」に加え、「M&Aの推進」「事業エリアの深耕・拡大」「新規事業の創出」に取り組み、 成長の加速、収益の拡大や事業規模・領域の拡大を図ります。 ・ 「組織再編・事業集約」「不採算・低収益・重複事業のてこ入れ」「DX、ICT技術活用による省力化、効率化」に取り組み、経営効率と地域社会の持続的な発展とのバランスを重視した改革を実施します。 ・ 「人的資本経営の実施」「環境経営の展開」「地域活性化への貢献」に取り組みます。 当連結会計年度における運輸業等営業費及び売上原価は、流通事業を中心に増収に伴う影響等から、前連結会計年度に比べ2.8%増の74,420,453千円、販売費及び一般管理費は、売上・稼働が回復した運輸事業や観光事業で人件費が増加したこと等により3.8%増の29,087,540千円となりました。 この結果、当連結会計年度の連結営業収益は107,422,042千円(前連結会計年度(以下、「前年同期」という。)比3,585,825千円、3.5%増)、連結営業利益は3,914,047千円(前年同期比501,626千円、14.7%増)、連結経常利益は3,558,208千円(前年同期比497,801千円、16.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,998,978千円(前年同期比△293,493千円、12.8%減)となりました。 当連結会計年度のセグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 セグメントの名称   営業収益   営業利益 当期(千円)   前期との 差額(千円)   前年同期比(%)   当期(千円)   前期との 差額(千円)   前年同期比(%) 流通事業   78,737,659   1,998,612   2.6   1,730,616   110,769   6.8 運輸事業   14,219,379   917,726   6.9   2,087,319   496,886   31.2 観光事業   12,711,572   648,966   5.4   627,597   127,953   25.6 不動産事業   1,428,141   31,388   2.2   124,927   △35,364   △22.1 その他のサービス事業   625,606   6,727   1.1   45,988   △23,920   △34.2 (流通事業) 流通事業は、長野県内で食品スーパー「デリシア」52店舗(「デリシアミールズ」4店舗を含む)と業務商品主体の「業務スーパー及びユーパレット」9店舗を運営しており、合計で61店舗を展開しております。うち「デリシア」については、10月に「デリシア川中島店」(長野市川中島町)を新規オープンし店舗数増となっております。これらに加え、マルチチャネル戦略として、移動スーパー「とくし丸」40台やネットスーパー19拠点、セルフ型無人決済店舗を1店舗展開しており、顧客基盤とマーケット及びチャネルの拡大を推進しております。 また、総菜商品の品揃えを強化した新フォーマットの「デリシアミールズ」を既存店舗の業態変更(3店舗)や新規出店(1店舗)により、2023年度以降4店舗展開しております。当連結会計年度は、商品価格の見直しによる単価の上昇等が寄与した他、10月にオープンした新店舗も一定の効果を上げ、前年同期比で増収となりました。競合対抗上、仕入原価の上昇を全て価格転嫁することは困難なため、売上総利益を圧迫しましたが、人件費等のコスト増はカバーできました。 (運輸事業) 運輸事業は、観光客の利用比率が高く、業績は天候等に左右されやすい特性があります。当連結会計年度は比較的天候に恵まれ、業績は堅調に推移いたしました。 バス事業は、グリーンシーズン(4月~11月)の上高地やスノーシーズンの白馬、また、戸隠等の長野県内観光地への輸送を担う観光系路線を中心に、国内外からの需要取り込みや一部路線での運賃改定(2025年4月)により、前年同期比で増収となりました。 タクシー事業は、上高地及び白馬での観光利用の取り込みや乗合部門の堅調推移に加え、10月に開業した軽井沢営業所も一定の効果を上げ、前年同期比で増収となりました。 鉄道事業は、国内外観光客等の利用に加え、イベント・物品販売収入も好調で前年同期比で増収となりました。 (観光事業) ホテル・旅館事業は松本市内5施設、諏訪市内1施設の全6施設において宿泊を中心に、国内外の旺盛な観光需要を着実に取り込み、前年同期比で増収となりました。 サービスエリア事業は、国内外の立ち寄り客増加や価格改定等による客単価上昇が寄与し、前年同期比で増収となりました。 旅行事業は、出張・団体旅行等の法人需要及びツアー募集が堅調に推移し、イベント輸送へのアプローチも強化し、ツアー募集も堅調に推移し、前年同期比で増収となりました。 (不動産事業) 別荘地管理事業等が堅調でしたが、原価や経費の増加のカバーには至りませんでした。 (その他のサービス事業) 保険事業は、前年同期比で増収となりましたが、人件費やその他経費の増加が利益を下押ししました。 b.財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は14,332,162千円となり、前連結会計年度末に比べ351,678千円減少いたしました。これは主に、現金及び預金が1,111,477千円増加、売掛金が312,081千円増加、商品及び製品が147,769千円増加、有価証券が1,996,486千円減少したこと等によるものであります。固定資産は45,849,991千円となり、前連結会計年度末に比べ2,186,928千円増加いたしました。これは主に、有形固定資産が2,208,500千円増加したこと等によるものであります。 この結果、資産合計は60,182,153千円となり、前連結会計年度末に比べ1,835,249千円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は18,758,007千円となり、前連結会計年度末に比べ1,034,945千円減少いたしました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が1,529,789千円減少、未払法人税等が484,239千円増加したこと等によるものであります。固定負債は25,795,778千円となり、前連結会計年度末に比べ1,760,021千円増加いたしました。これは主に、長期借入金が1,820,486千円増加したこと等によるものであります。 この結果、負債合計は44,553,785千円となり、前連結会計年度末に比べ725,075千円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は15,628,368千円となり、前連結会計年度末に比べ1,110,174千円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益1,998,978千円、剰余金の配当413,286千円及び自己株式の取得523,530千円等によるものであります。 この結果、自己資本比率は26.0%(前連結会計年度末は24.9%)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、税金等調整前当期純利益が3,196,872千円(前年同期比12.0%増)と増加したものの、長期借入れによる収入、有形固定資産の取得による支出等の要因により一部相殺されたこと等から、前連結会計年度末と比べ835,009千円減少し、当連結会計年度末には5,316,784千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により増加した資金は6,263,778千円(前年同期比150.2%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益3,196,872千円に減価償却費3,150,907千円、売上債権の増加額311,500千円等の項目を加減した結果によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により減少した資金は5,382,330千円(前年同期比175.2%増)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出4,913,530千円、投資有価証券の取得による支出205,362千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により減少した資金は1,716,456千円(前連結会計年度は181,535千円の増加)となりました。これは主に、長期借入れによる収入8,000,000千円により資金が増加する一方で、長期借入金の返済による支出7,709,302千円、リース債務の返済による支出537,096千円、長期未払金の返済による支出533,240千円等により資金が減少したことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループの各事業は、受注生産形態をとらない事業であるため、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 なお、販売の状況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」における各事業の区分の業績に関連づけて示しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析 当連結会計年度の経営成績に関する認識及び分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 b.財政状態の分析 当連結会計年度の財政状態に関する認識及び分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 c.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、長期経営方針として「ALPICO VISION 2035」を掲げ、ビジョンの実現に向けた具体的経営計画を「中期経営計画 2024-2026」として策定しております。 長期ビジョンでは、2035年のありたい姿を「『楽しさ・ときめき』を創出し、付加価値を高めることで、持続的な地域の発展に貢献している企業グループ」としております。 「中期経営計画 2024-2026」の取組骨子は以下のとおりです。 ・ 成長戦略として「既存事業の成長」に加え、「M&Aの推進」「事業エリアの深耕・拡大」「新規事業の創出」に取り組み、成長の加速、収益の拡大や事業規模・領域の拡大を図ります。 ・ 構造改革に向け、「組織再編・事業集約」「不採算・低収益・重複事業のてこ入れ」「DX、ICT技術活用による省力化、効率化」に取り組み、経営効率と地域社会の持続的な発展とのバランスを重視した改革を実施します。 ・ サステナビリティ経営を実践するため、「人的資本経営の実施」「環境経営の展開」「地域活性化への貢献」に取り組みます。 d.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営に影響を与える大きな要因としては、従来から認識していた、労働人口の減少、消費行動の変化、原材料価格や物価の動向、技術革新の加速等に加えて、感染症の流行や気候変動及び自然災害も大きな要因として認識しております。 これらの事業環境に対応すべく、長野県内における各事業シェアの拡大、保有・運営する施設と商品及びサービスの質の向上、新規事業開発、経営資源の効率活用や経営基盤の強化に取り組んでおります。 ここ数年の具体的な取組として、流通事業におきましては、マルチチャネル化による顧客・マーケットの拡大、深耕を進めており、移動販売「とくし丸」を40台運行、ネットスーパーを19拠点で展開、セルフ型無人決済店舗を1店舗展開しております。また、既存店舗を業態変更し総菜商品の品揃えを強化した新カテゴリーの「デリシアミールズ」を既存店舗の業態変更(3店舗)や新規出店(1店舗)により、2023年度以降4店舗オープンし、新コンセプト店舗を展開しております。運輸事業におきましては、2022年4月にアルピコタクシー株式会社を株式交換によりアルピコ交通株式会社の子会社とし経営の効率化を図っております。観光事業におきましては、2022年4月に中核会社の東洋観光事業株式会社を、ホテル・旅館の運営を担うアルピコホテルズ株式会社と、主に蓼科地区での別荘・ゴルフ場運営等を担うアルピコリゾート&ライフ株式会社との2社に分社化しそれぞれの専門性を十分発揮できる体制といたしました。 このような諸施策の実行に加えて、当社グループは以下の事業戦略を確実に実施してまいります。 ・「M&Aの推進」「事業エリアの深耕・拡大」「新規事業の創出」による成長の加速 ・柔軟で適応力のある組織を築(つく)るため各種取り組みの展開 ・持続的な価値創造の最重要基盤である人材への投資を強化 ・地域に根差す企業グループとして、持続可能な社会実現に貢献 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性 (資金需要) 当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、流通事業における仕入原価及び物流費、運輸事業における車両維持管理費、その他各事業における一般管理費等があります。また、設備資金需要としては流通事業における店舗への更新投資、運輸事業における車両更新投資、観光事業におけるホテル・旅館等に対する設備投資等があります。 (財務政策) 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、金融機関からの借入により資金調達を行い、CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)により効率的に資金を運用しております。また、運転資金及び設備資金につきましては、当社において一元管理しております。 当社グループの主要な事業資産に対しては、各事業を取り巻く事業環境を考慮したバランスのとれた投資を行うことで、回収効率を高め、当社グループの全体の有利子負債の削減を図っております。設備投資に当たってはリースも活用し資金繰りの平準化や効率化にも配意しております。 また、資金調達コストの低減に努める一方、過度の金利変動リスクに晒されないよう、借入の一部について金利スワップ等の手段を活用しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般的に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。当連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算補足説明資料2026-08-05

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