概要
DAIWA CYCLE株式会社は、大阪府吹田市に本社を置く自転車専門量販店チェーンである。2026年1月期末時点で直営店150店舗、FC店4店舗の計154店舗を関東・関西・中部の郊外ロードサイドを中心に展開し、自転車本体からパーツ・アクセサリー、整備修理まで一貫して提供する。2026年1月期の売上高は211億円、営業利益14億円、当期純利益9億円。2023年11月に東京証券取引所グロース市場へ上場した。
自転車販売を軸とした単一セグメントの収益構造
当社は「自転車関連販売事業」の単一セグメントで構成される。2026年1月期の売上高211億円のうち、自転車本体(一般車、幼児・子供車、スポーツ車、電動アシスト車)が74.1%を占める156億円。パーツ・アクセサリー(バスケット、タイヤ、ヘルメット等)が14.9%の31億円、整備修理・長期保証などのサービス収入が10.9%の23億円となっている。収益の大半を自転車販売が占めるが、修理・メンテナンスの継続収入も無視できない規模に育っている。
直営店を主力にFCとECを組み合わせた販売網
販売チャネルは直営店、FC店、ECサイトの三本柱。直営店は当社が直接運営する150店舗で、出張修理サービスを提供する主力店舗「ダイワサイクル」(132店舗)と、モール・駅近に立地する「ダイワサイクルSTYLE」(22店舗)に分かれる。FC店は4店舗で、当社から商品を仕入れ販売しロイヤリティ収入を得る。ECサイト「ダイワサイクルオンラインストア」では全国配送に加え、店舗受取りサービスも提供し、実店舗との連携を図っている。
関東・関西・中部に集中するドミナント出店戦略
出店地域は関東、関西、中部に集中し、郊外ロードサイドを中心にドミナント戦略を採る。2026年1月期末の店舗数は154店舗で、過去5年間で72店舗から倍増している。関西発祥ながら、2007年に東京本部を設立し関東への進出を本格化。2025年3月には滋賀県に初出店し、近畿圏の空白県を埋めつつある。立地は自動車での来店を想定した大型店が主体で、売場面積100~250坪の店舗が標準である。
プライベートブランドとナショナルブランドの併用
取扱商品は国内外メーカーのナショナルブランド(NB)に加え、当社が企画・開発し中国メーカーに生産委託したプライベートブランド(PB)も展開する。PBはNBに比べて価格を抑えつつ、顧客ニーズを反映した商品構成が特徴。2025年には子ども乗せタイプのPB電動アシスト車を発売し、主力カテゴリーでPB比率を高めている。NBとの共同開発によるオリジナル品もあり、品揃えの差別化を図っている。
上場から2年、増収増益を続ける成長軌道
2023年11月のグロース市場上場後も成長は加速。売上高は2021年1月期の106億円から2026年1月期には211億円へと倍増し、純利益も1億円から9億円へ拡大した。出店ペースは年間10~20店舗で、直営店中心に店舗網を拡大。2026年1月期の営業利益率は6.7%と安定しており、積極出店と収益性の両立を進めている。自己資本比率は65.8%と財務基盤も堅固である。
業界の中での役割は自転車専門小売業者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01自転車小売主力
国内実店舗154店舗(直営150、FC4)とECサイトを運営し、一般車からスポーツ車、電動アシスト車まで幅広い自転車とパーツ・アクセサリーを販売。対面接客を重視し、購入後のアフターサービスとして点検・修理・出張修理を提供。
- 自転車本体
- 一般車、幼児・子供車、スポーツ車、電動アシスト車など。NB商品に加え、自社企画のPB商品も取り扱う。
- パーツ・アクセサリー
- バスケット、バッテリー、タイヤ、ヘルメットなど自転車関連用品。
- 整備・修理サービス
- 定期点検、修理、出張修理、長期保証サービスなどを提供。自転車をその場で修理するスピード対応が特徴。
製品と技術
電動アシスト車からスポーツ車まで網羅する自転車本体
主力の自転車販売では、一般車(シティサイクル)、幼児・子供車、電動アシスト車、スポーツ車(ロードバイク、マウンテンバイク等)を幅広く取り扱う。2026年1月期の自転車売上は156億円で全体の74.1%。NB商品に加え、PBの電動アシスト車は価格を抑えつつ快適性を追求し、子ども乗せタイプを2025年に発売した。スポーツ車はプロショップ「ダイワサイクルプロ」で全車試乗可能とし、バイクフィッティングサービスで体型や用途に合わせた提案を行う。
販売後の継続収入を生む修理と長期保証サービス
修理・メンテナンスサービスは売上の10.9%を占める23億円の収益源である。特徴的なのは「出張修理」サービスで、パンクや鍵紛失などのトラブルにバイクで駆けつけその場で修理する。自転車は購入後も定期的なメンテナンスが必要であり、定期点検・盗難補償付きの「ダイワサポートパック」も提供。修理スペースを店舗入口付近に配置し、気軽に持ち込みできるレイアウトを採用している。
PB商品の企画開発とNBメーカーとの共同開発
PB商品は中国メーカーへの委託生産で、NBより低価格ながら顧客ニーズを反映した品揃えが強み。子ども乗せ電動アシスト車や日常使いのバスケット・タイヤなど、実用性を重視したラインアップを展開。NBメーカーとの共同開発品もあり、オリジナルカラーやオプション装備の差異化を図る。PB比率は非開示だが、売れ筋カテゴリーで比率を高め粗利率の改善に貢献している。
ECサイトと実店舗を連携させた販売チャネル
オンライン販売は自社EC「ダイワサイクルオンラインストア」に加え、他社ECプラットフォームも活用。購入した自転車やパーツを店舗で受け取れるサービスを提供し、実店舗との送客相乗効果を狙う。ECのみで完結せず、修理・調整のため来店を促す仕組みが特徴。2026年1月期のEC売上比率は開示されていないが、全社の成長に寄与している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
中古自転車販売で首位級、海外展開待たれる
中古自転車の買取・販売チェーン。売上高183億円(前期)、今期211億円予想で成長中。営業利益率7.65%と収益性も良好。同業のまんだらけ(2652)は同様のビジネスモデルだが規模は小さい。トライアルHD(141A)は総合小売で規模が大きい。国内市場は成熟しつつあり、海外展開や新サービスが成長の鍵。
強み
- 直近営業利益率7.65%。在庫回転率が高い。
- 増収基調。今期も15%増収見込み。
- 中古自転車市場で知名度高い。
- 全国展開で買取力が強み。
課題
- 自転車需要は頭打ち。新規成長には海外が必要。
- 現状国内のみ。競合に比べ海外比率が低い。
- 需要変動で在庫リスク。売れ筋の予測精度が重要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売業の時価総額近傍。太字がDAIWA CYCLE
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7494コナカ | 87億円 | 4.1倍 |
| 2 | 3077ホリイフードサービス | 87億円 | 24.9倍 |
| 3 | 7682浜木綿 | 85億円 | 103.4倍 |
| 4 | 3396フェリシモ | 83億円 | 17.2倍 |
| 5 | 7604梅の花グループ | 81億円 | 31.4倍 |
| 6 | 5888DAIWA CYCLE | 80億円 | 8.6倍 |
| 7 | 3566ユニフォームネクスト | 77億円 | 14.9倍 |
| 8 | 7509アイエーグループ | 77億円 | 4.9倍 |
| 9 | 9262シルバーライフ | 74億円 | 9.4倍 |
| 10 | 2769ヴィレッジヴァンガードコーポレーション | 73億円 | 12.7倍 |
| 11 | 9903カンセキ | 72億円 | 21.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 27件
駐輪場経営から自転車小売へ転換した創業期
1980年1月、大阪府八尾市で駐輪場経営を開始したのが始まり。1982年4月には駐輪場に自転車の販売・修理場を併設し、小売業に参入。1990年8月に有限会社大和を設立し、法人としての体制を整えた。当初は小規模な個人商店の形態だったが、この時期に自転車販売の基本である販売と修理の一体運営のノウハウを蓄積した。
量販チェーン化への転機となった1999年の1号店
1999年3月、大阪府八尾市に「だいわ自転車青山店」をオープン。自転車専門量販店のチェーン展開を本格化する第一歩となった。2001年8月には株式会社大和へ組織変更し、経営のスケールアップを図る。同年10月にはプライベートブランド商品の取扱を開始し、NB商品との差別化を進めた。2006年7月にはインターネット通販を開始し、実店舗とオンラインの両軸を構築し始めた。
関東進出と本部移転で広域展開を加速した2007年
2007年5月に東京都世田谷区に東京本部を設立し、翌6月には関東1号店「だいわ自転車世田谷烏山店」をオープン。同時に本社を大阪府吹田市に移転し、管理体制を強化した。2008年から2009年にかけて、インショップ業態「サイクルスタジオ・シルバーリング」を展開し、ショッピングモールへの出店も開始。さらに兵庫県、埼玉県、神奈川県へと出店エリアを拡大した。
ブランド統一と商号変更で組織を再編した2021年
2021年1月、商号をDAIWA CYCLE株式会社に変更し、屋号も「だいわ自転車」から「ダイワサイクル」に統一。同時に「サイクルスタジオ・シルバーリング」を「ダイワサイクルSTYLE」に、「サイクルスタジオ・シルバーリングプロ」を「ダイワサイクルプロ」に改称し、ブランド体系を整理した。これにより、店舗形態を明確に区別しつつ、統一ブランドとしての認知度向上を図った。
100店舗達成から上場へ急成長した2020年代
2022年6月に店舗数100店舗を達成。その後も年間10店舗以上のペースで出店を続け、2023年11月には東京証券取引所グロース市場に上場した。上場後も出店速度は衰えず、2025年3月には滋賀県守山市に初出店し、近畿全府県への展開を完了。2026年1月期末には154店舗に達し、売上高211億円、当期純利益9億円と過去最高を更新した。
フランチャイズの整理と直営化で自社運営を強化
FC店は2022年1月期に8店舗あったが、2026年1月期には4店舗まで減少。一方で直営店は同期間に72店舗から150店舗へ倍増した。2022年にはFC店5店舗を直営化するなど、自社運営比率を高める戦略を取っている。FC店のロイヤリティ収入は限定的だが、直営店の出店拡大によって売上全体を大きく伸ばしてきた。
年表27件を開く
1980年代
- 1980年1月大阪府八尾市において駐輪場経営を開始
- 1982年4月駐輪場に自転車の販売と修理場を併営し、小売業を開始
1990年代
- 1990年8月創業有限会社大和を設立
- 1999年3月自転車専門量販店のチェーン展開を目指し、大阪府八尾市高美町に「だいわ自転車青山店」をオープン
2000年代
- 2001年8月株式会社大和に組織変更
- 2001年10月プライベートブランド商品の取扱開始
- 2006年7月インターネット通販を開始
- 2007年5月創業東京都世田谷区に東京本部を設立
- 2007年6月東京都に初出店 世田谷区に「だいわ自転車世田谷烏山店」をオープン
- 2007年6月本社を大阪府吹田市に移転
- 2008年3月大阪府堺市西区にインショップ展開1号店となる「サイクルスタジオ・シルバーリングアリオ鳳店」をオープン
- 2008年12月兵庫県に初出店 兵庫県尼崎市に「サイクルスタジオ・シルバーリングつかしん店」をオープン
- 2009年3月埼玉県に初出店 三郷市に「サイクルスタジオ・シルバーリング新三郷店」をオープン
- 2009年3月「だいわ自転車世田谷烏山店」を「サイクルスタジオ・シルバーリングプロ世田谷烏山店」に業態変更
- 2009年12月神奈川県に初出店 川崎市宮前区に「だいわ自転車宮前店」をオープン
2010年代
- 2010年9月愛知県に初出店 名古屋市昭和区に「だいわ自転車滝子店」をオープン
- 2011年7月東京本部を神奈川県川崎市宮前区に移転
- 2014年3月千葉県に初出店 千葉県流山市に「サイクルスタジオ・シルバーリング流山おおたかの森店」をオープン
- 2014年7月商号変更屋号「だいわ自転車」を「ダイワサイクル」に変更
2020年代
- 2020年7月京都府に初出店 京都市上京区に「ダイワサイクル今出川店」をオープン
- 2021年1月商号変更商号をDAIWA CYCLE株式会社に変更
- 2021年1月商号変更屋号「サイクルスタジオ・シルバーリング」を「ダイワサイクルSTYLE」に変更
- 2022年2月商号変更屋号「サイクルスタジオ・シルバーリングプロ」を「ダイワサイクルプロ」に変更
- 2022年6月店舗数100店舗達成
- 2022年11月奈良県に初出店 奈良県磯城郡に「ダイワサイクル田原本店」をオープン
- 2023年11月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2025年3月滋賀県に初出店 滋賀県守山市に「ダイワサイクル守山店」をオープン
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/1期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 店舗数中期まで200店舗
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
ヒト・ハコ・モノの3面強化
人材育成(商品知識・技術・接客の研修と資格試験)、店舗戦略(都市圏・駅近出店、ドミナント展開、レイアウト工夫)、商品・サービス開発(PB商品開発、電動アシスト注力、オムニチャネル強化)を推進する。
- 02
都市圏中心の積極出店
既存エリアでのドミナント出店に加え、首都圏郊外や都市部小型店舗も展開。中期的に200店舗を目指し、店舗受取サービス拠点を拡充する。
- 03
PB商品開発の強化
顧客の声を生かし、最短2か月で市場投入可能なPB商品を拡充。値ごろ感のある商品を提供し、利益率向上を図る。
- 04
電動アシスト車への注力
成長市場である電動アシスト車の販売に注力し、PBモデルを拡充して多様なニーズに対応する。
- 05
オムニチャネル戦略の推進
インターネット販売と実店舗を融合。店舗受取サービスやアプリ活用、他社店舗との連携により、利便性を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で758人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は434万円で、2期前と比べて+7.0%。平均年齢は29.0歳、平均勤続年数は5.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年1月 | 405 | 29.0 | 5.0 | 628 | — |
| 2025年1月 | 425 | 29.0 | 5.0 | 698 | 201 |
| 2026年1月 | 434 | 29.0 | 5.0 | 758 | 185 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年1月期の売上高は211億円、営業利益は14億円。前期と比べると増収増益で、売上が+15.3%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2027年1月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 243億円 | 211億円 |
| 営業利益 | 15億円 | 14億円 |
| 純利益 | 10億円 | 9億円 |
| 1株あたり配当 | ¥73 | ¥73 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
8期分
直近は2027年1Qで、売上は70億円、営業利益は7億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+32.1%、営業利益は+16.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年3Q | 118 | 7 | 5.9 | 5 |
| 2024年4Q | 35 | — | — | 0 |
| 2025年1Q | 53 | 6 | 11.3 | 4 |
| 2025年2Q | 43 | 2 | 4.7 | 1 |
| 2025年4Q | 87 | 6 | 6.9 | 4 |
| 2026年2Q | 110 | 9 | 8.2 | 6 |
| 2026年4Q | 101 | 5 | 5.0 | 3 |
| 2027年1Q | 70 | 7 | 10.0 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2020年1月期からの7期で、売上は88億円から211億円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は6.6%。売上は6期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年1月 | 88 | — | 2 | — | 1 |
| 商号をDAIWA CYCLE株式会社に変更 | |||||
| 2021年1月 | 106 | — | 7 | — | 5 |
| 屋号「サイクルスタジオ・シルバーリングプロ」を「ダイワサイクルプロ」に変更 | |||||
| 2022年1月 | 115 | — | 3 | — | 1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2023年1月 | 131 | — | 6 | — | 4 |
| 2024年1月 | 153 | — | 8 | — | 5 |
| 2025年1月 | 183 | 14 | 14 | 7.7 | 9 |
| 2026年1月 | 211 | 14 | 14 | 6.6 | 9 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年1月期
売上高211億円のうち、営業利益として残るのは14億円で6.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の4.3%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金56.4%119億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金37.0%78億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.6%14億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2026年1月期は営業CFが7億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは−6億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は15億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年1月 | −3 | −3 | 0 | −6 | 5 |
| 2023年1月 | 4 | −4 | — | 0 | 5 |
| 2024年1月 | 7 | −5 | 10 | 2 | 17 |
| 2025年1月 | 12 | −5 | −1 | 7 | 22 |
| 2026年1月 | 7 | −13 | −2 | −6 | 15 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2026年1月期の総資産は96億円。このうち返さなくてよい自己資本が63億円で、自己資本比率は65.8%(業種中央値47.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年1月 | 36 | 22 | 14 | 61.9 |
| 2021年1月 | 46 | 27 | 19 | 58.2 |
| 2022年1月 | 48 | 28 | 20 | 58.7 |
| 2023年1月 | 55 | 32 | 23 | 58.3 |
| 2024年1月 | 74 | 48 | 26 | 64.5 |
| 2025年1月 | 86 | 55 | 31 | 64.4 |
| 2026年1月 | 96 | 63 | 33 | 65.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で322社中49位あたり、逆に低いのは配当利回りで322社中103位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,906で、1年前と比べて-29.2%。過去52週の値幅のなかでは15%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.6倍 |
| PER (会社予想) | 8.0倍 |
| PBR | 1.22倍 |
| 配当利回り | 2.51% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月14日に2,837円と上昇したが、1か月上昇率は-3.83%と軟調。52週高値4,440円からは36.1%下落し、52週安値2,644円からは7.3%戻した水準。25日線(2,794円)を上回ったものの、75日線(2,932円)や200日線(3,315円)は依然として下回る。RSIは58.78と中立。8月上旬には2,683円まで下落したが、現在は切り返しつつある。依然として上値の重い展開が続く。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)。
PER 8.42倍、PBR 1.19倍、配当利回り 2.57%を確認。同業界平均PER 39.85倍、平均PBR 2.97倍と比較して大幅に割安。ROE16%と高水準で、収益性が高い。配当性向20.3%と低いが、利益成長に伴い増配余地がある。売上高は成長傾向にあり、営業利益も安定。将来予想PER 7.8倍とさらに割安感。ただし、小売業界の競争激化や売上原価上昇リスクを考慮しても、現時点では割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.6倍 | 39.6倍 |
| PER (予想) | 8.0倍 | — |
| PBR | 1.22倍 | 2.44倍 |
| ROE | 16.0% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
リユース市場の成長が続く中、同社は積極的な出店とM&Aで規模拡大を図る。強気派は売上高の増加と市場拡大を評価するが、弱気派は粗利率の低下と新規店舗の収益性を懸念。投資の成果と収益性改善がポイント。
- 市場成長
リユース市場は拡大傾向で、需要が底堅い。
- 売上高増加
売上高が毎年増加しており、成長軌道に。
- 店舗展開
出店とM&Aで市場シェアを拡大。
- 3期連続増収で売上高211億円通年影響中
売上高は2024/1期の153億円から2026/1期に211億円へ約38%増加
- 営業利益率が7.65%に回復する余地通年影響中
2026/1期の営業利益率6.64%が前々期の7.65%に戻れば営業利益は約2.1億円増
- 低PER・高ROEで割安修正期待不定影響弱
予想PER7.6倍・PBR1.17倍に対しROE16%と収益性が高く、見直し余地
- 配当利回り2.63%の下支え継続影響弱
配当利回り2.63%と小型株としては利回りが高く、株価下値の支えになる
- 利益率低下
販管費増加や仕入れ競争で営業利益率が低下。
- 出店の飽和
出店ペースが鈍化し、成長が減速する可能性。
- 顧客離れ
オンライン競合や他社との価格競争で集客力が低下。
- 増収にもかかわらず営業利益が頭打ち通年影響中
売上高183→211億円と増える一方、営業利益は2期連続14億円
- 営業利益率が2期連続で低下通年影響中
営業利益率は2025/1期の7.65%から2026/1期の6.64%へ1.01ポイント低下
- 株価が1年で28.5%下落のトレンド継続影響弱
1年で株価は28.5%下落し、時価総額76億円と小型のため戻り売りが出やすい
- 外国人保有比率4.4%で需給が薄い継続影響弱
外国人保有比率は4.4%と低く、大口売買で値動きが大きくなりやすい
- 既存店売上高
- 店舗の健全な成長を確認するため。
- 営業利益率
- コスト管理と収益性の維持を確認。
- 出店数
- 成長戦略の進捗度合いを測る。
- 客単価
- 消費者需要の変化を捉える。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり73円で、前期から+6.1%。いまの株価に対する利回りは2.51%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2025年1月 | 66 | — | 20.1 |
| 2026年1月 | 70 | 6.1 | 20.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥73
株主
有価証券報告書より
2026年1月期末の株主数は延べ1,260人。区分でいちばん多いのは個人・その他で87.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が4.7%を占め、残る95.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年1月% | 2025年1月% | 2026年1月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 82.2 | 88.2 | 87.6 |
| 外国法人 | 5.5 | 5.0 | 4.4 |
| 金融機関 | 5.7 | 0.5 | 3.7 |
| 証券会社 | 5.9 | 4.9 | 3.3 |
| 事業法人 | 0.7 | 1.3 | 1.0 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社WAKUMOTO | 50.76 |
| 02 | 涌本 宜央 | 14.50 |
| 03 | 田中 幸夫 | 2.15 |
| 04 | 野村證券株式会社 | 1.96 |
| 05 | ヨシダ トモヒロ | 1.82 |
| 06 | ダイワサイクル従業員持株会 | 1.64 |
| 07 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.62 |
| 08 | 門田 洋 | 1.38 |
| 09 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 1.16 |
| 10 | THE NOMURA TRUST AND BANKING CO.,LTD. AS THE TRUSTEE OF REPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 0.85 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で−100%、1株純資産は7期で−100%。直近期のROEは16.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年1月 | 548,074 | 11,048,136 | 5.1 | — | — |
| 2021年1月 | 22,645 | 133,126 | 18.6 | — | — |
| 2022年1月 | 70 | 1,401 | 5.1 | — | — |
| 2023年1月 | 207 | 1,608 | 13.8 | — | 10.0 |
| 2024年1月 | 232 | 1,740 | 12.6 | 10.0 | 21.1 |
| 2025年1月 | 329 | 2,015 | 17.5 | 11.4 | 20.1 |
| 2026年1月 | 345 | 2,288 | 16.0 | 10.6 | 20.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/1期の役員報酬は総額112百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 涌本宜央 | 代表取締役社長 | 51 | 1,800,000 |
| 齋藤勇治 | 取締役管理本部長 | 47 | 7,500 |
| 金子陽一 | 取締役商品・マーケティング本部長 | 44 | 7,500 |
| 伊藤亮太 | 取締役営業本部長 | 39 | 4,600 |
| 大久保修三 | 取締役 | 68 | — |
| 永井康 | 常勤監査役 | 63 | — |
| 若山満教 | 監査役 | 54 | — |
| 山口雅之 | 監査役 | 54 | — |
役員報酬の内訳2026/1期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 90 | 90 | 23 |
| 社外取締役 | 4 | 22 | 22 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/1期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,218字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,852字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,896字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,454字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第36期(2025/02/01-2026/01/31)2026-04-23
- 半期報告書半期報告書-第36期(2025/02/01-2026/01/31)2025-09-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第35期(2024/02/01-2025/01/31)2025-04-25
- 半期報告書半期報告書-第35期(2024/02/01-2025/01/31)2024-09-13
- 四半期報告書四半期報告書-第35期第1四半期(2024/02/01-2024/04/30)2024-06-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第34期(2023/02/01-2024/01/31)2024-04-26
- 四半期報告書四半期報告書-第34期第3四半期(2023/08/01-2023/10/31)2023-12-15
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