概要
ククレブ・アドバイザーズは、企業不動産(CRE)に特化した不動産テック企業である。自社開発のAIシステム「CCReB AI」やマッチングシステム「CCReB CREMa」等を活用し、CREソリューションビジネス(アドバイザリー、ファンド組成、不動産投資、仲介等)と不動産テックビジネス(サブスクリプションサービス)の二軸で事業を展開する。従業員は15名。2025年8月期の連結売上高は26億円、営業利益6億円を計上した。2024年11月に東京証券取引所グロース市場に上場し、資本金は17.7億円に達する。
CREソリューションと不動産テックの二本柱
当社グループは単一セグメントであるが、事業は「CREソリューションビジネス」と「不動産テックビジネス」に区分される。CREソリューションビジネスは、自社開発のテックシステムを活用して企業の不動産ニーズに対しワンストップでソリューションを提供するもので、2025年8月期の売上高に占める割合は93%に達する。具体的には、CREアドバイザリー、CREファンド組成、バランスシートを活用した不動産投資、不動産賃貸、プロジェクトマネジメント、不動産仲介等のサービスがある。一方、不動産テックビジネスは、CRE営業のDX化に資するシステムの開発とサブスクリプション販売であり、売上高全体の7%を占める。両ビジネスは有機的に連携し、データとテクノロジーを基盤としたビジネスモデルを形成している。
コンパクトCREに特化したマーケットポジション
当社は、大手不動産プレイヤーが取り扱わないコンパクトサイズのCRE(1件あたり帳簿価額20億円以下)にフォーカスする。上場企業のCRE市場は約12兆円、非上場企業を含めると約60兆円の規模と推計される。この市場では情報の非対称性が強く、潜在的な不動産ニーズが表面化しにくい。当社はAIシステムにより公開情報を解析し、売却動向をスコアリングすることで潜在案件を発掘する。また、事業用不動産マッチングシステム「CCReB CREMa」を通じて、約5万件の不動産情報とニーズを蓄積し、マッチングを創出している。この独自のポジショニングにより、競合との差別化を図っている。
急成長する収益構造と財務基盤
当社の連結売上高は2020年8月期の1億円から2025年8月期には26億円へと急拡大した。特に2024年8月期から2025年8月期にかけては前期比101.2%増の大幅成長を遂げている。営業利益も2024年8月期の4億円から2025年8月期には6億円へ増加し、利益率は約23%と高い水準にある。2025年8月期末の総資産は38億円、純資産は21億円。自己資本比率は55%である。上場後の公募増資等により資本金は17.7億円に拡大し、財務基盤は強化されている。キャッシュ・フロー面では、販売用不動産の増加により営業CFはマイナスとなっているが、財務活動による資金調達で対応している。
グループ体制と戦略的アライアンス
当社グループは、ククレブ・アドバイザーズ株式会社を中心に、データマーケティングを担う子会社ククレブ・マーケティング株式会社(2021年設立)、事業用不動産の保有を目的とする各務原プロパティ株式会社(2023年設立)で構成される。2025年には、地主株式会社との業務提携(不動産投資案件の仕入れ強化とシステム共同開発)や、北海道アセットマネジメント株式会社とのビジネスマッチング契約を締結し、CREプラットフォーマーとしての地位確立を目指している。また、2025年10月には中期経営計画「A Tech-Driven Platform Strategy」を策定し、不動産テックを起点とした成長戦略を打ち出している。
業界の中での役割は企業の不動産ニーズを可視化し、売買・賃貸・ファンド組成などでソリューションを提供するCREプラットフォーマーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01CREソリューションビジネス主力
企業の事業用不動産(工場、倉庫、研究所等)の売却・有効活用・取得などのニーズに対し、アドバイザリー、ファンド組成、不動産投資、賃貸、仲介、プロジェクトマネジメントをワンストップで提供。不動産テックを活用した分析で潜在ニーズも掘り起こし、企業の経営戦略・財務戦略と統合した最適解を提案する。
- CCReB AI
- 有価証券報告書等の開示情報をAI解析し、企業の不動産ニーズをスコアリングするCRE営業支援システム。
- CCReB CREMa
- 事業用不動産に特化したマッチングシステム。売買・賃貸借・有効活用の情報・ニーズを蓄積・マッチングする。
- CCChat
- 生成AIを活用したチャットボット形式の社内システム。分析や提案ポイントを自動的に示唆する。
02不動産テックビジネス準主力
不動産プレイヤー(不動産会社、資産運用会社、金融機関、建設会社等)向けに、CRE営業支援・マッチング・情報発信のテックシステムをサブスクリプション型で提供。自社のCREソリューションから得たデータとノウハウを活かした開発が強み。
- CCReB AI
- 企業の不動産ニーズをスコアリングし、営業ターゲットの抽出を支援するSaaS。
- CCReB CREMa
- 事業用不動産情報のマッチングと営業管理を支援するSaaS。累計5万件超の情報が蓄積されている。
- CCReB GATEWAY
- 企業経営情報を発信するBtoBポータルサイト。広告収入と顧客基盤形成を担う。
- CCReB PROP
- 有価証券報告書の固定資産情報をリスト化したデータ提供サービス。コンサルティング会社や教育機関向け。
- CCReB Clip
- 中期経営計画書の経営方針ワードをリスト化した情報提供サービス。
- CCReB BI
- 対象不動産の都市計画情報や土壌汚染情報を一括調査できるシステム。大手デューデリジェンス会社と共同開発。
製品と技術
企業のCREニーズを可視化する「CCReB AI」
「CCReB AI」は、上場企業の有価証券報告書や中期経営計画書などの開示情報を独自のAIエンジンで解析し、不動産に関連するキーワードや財務データから企業のCREニーズ(売却・有効活用・新規出店等)をスコアリングするシステムである。非上場企業については、外部信用調査会社のデータを活用して同様の分析を行う。不動産会社や金融機関等にサブスクリプション形式で提供され、営業のターゲッティングに利用される。2021年7月には、この仕組みに関する特許(第6908308号)を取得した。
事業用不動産マッチングの「CCReB CREMa」
「CCReB CREMa」は、工場や物流倉庫などの事業用不動産に特化したマッチングシステムである。成功報酬型の基本サービスとして2020年10月に運用を開始し、2023年9月には月額料金型のサブスクリプション「CCReB MB」、さらに「CCReB CREMa+」を追加した。累計で約5万件の不動産情報とニーズが登録されており、ユーザー数は502件(2025年8月期末)に達する。地方銀行などの金融機関への営業活動を強化し、情報登録数は6,867件と順調に増加している。
BtoBポータル「CCReB GATEWAY」
「CCReB GATEWAY」は、企業の経営トレンドや戦略立案に役立つ情報を発信するBtoBポータルサイトである。AIエンジンが分析した「ホットワード分析」などのコンテンツを、会員登録したユーザーに無料で提供し、バナー広告収入を得るビジネスモデルである。経営層や経営企画・財務部門のビジネスパーソンに利用され、広告掲出料による収入を生む。2024年2月には、本サイトの情報分析プログラムが特許(第7432980号)を取得している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
不動産業のなかでの位置
不動産コンサルで急成長中
当社は不動産売買仲介・コンサルティング・プロパティマネジメント等を展開する企業で、売上高は23/8期7億→24/8期13億→25/8期26億円と急拡大。営業利益率は30.8%→23.1%と高水準ながら低下傾向。同業のロボットホームやコロンビア・ワークスは賃貸管理・仲介など類似事業だが、当社は小規模ながら高い成長率を誇る。ただし、業界大手の大東建託などに比べ規模は極めて小さく、信用力や営業網で劣る。急成長に伴う管理体制の強化が課題。
強み
- 売上高が年率80%超で拡大。営業利益率も20%超と業界平均を大きく上回る。
- 特定エリアや物件タイプに特化し、大手との直接競合を回避。収益性向上。
- 売買仲介・コンサル・管理と複合的に展開し、市場環境に応じて注力分野を変えられる。
- 売上高26億円と小規模であり、物件獲得やエリア拡大でさらなる成長が可能。
課題
- 急拡大により内部管理体制や人材育成が追いつかず、オペレーションに乱れが生じる可能性。
- 営業利益率が30.8%→23.1%と低下。成長に伴い固定費増加や競合激化が見込まれる。
- 規模拡大に伴い大規模案件では大東建託など大手との競争に直面。受注に影響。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
不動産業の時価総額近傍。太字がククレブ・アドバイザーズ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8999グランディハウス | 175億円 | 17.9倍 |
| 2 | 8918ランド | 170億円 | 37.9倍 |
| 3 | 3467アグレ都市デザイン | 167億円 | 8.7倍 |
| 4 | 8908毎日コムネット | 160億円 | 8.2倍 |
| 5 | 1435robot home | 159億円 | 7.7倍 |
| 6 | 276Aククレブ・アドバイザーズ | 158億円 | 116.5倍 |
| 7 | 8887シーラホールディングス | 156億円 | 2.1倍 |
| 8 | 9633東京テアトル | 152億円 | 15.6倍 |
| 9 | 8927明豊エンタープライズ | 147億円 | 6.3倍 |
| 10 | 8931和田興産 | 146億円 | 5.5倍 |
| 11 | 3300アンビション DX ホールディングス | 128億円 | 5.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 21件
企業不動産ソリューションを目的に設立された2019年
ククレブ・アドバイザーズは、2019年7月に東京都千代田区二番町において、不動産テックシステムを活用したCREソリューションサービスの提供を目的として設立された。社名は「Compact CRE for Re Born」の頭文字に由来し、コンパクトサイズの企業不動産に特化する意思を表している。設立時の資本金は5,000千円だったが、同年10月には30,000千円に増資し、同時に宅地建物取引業免許を取得した。これにより、CRE事業の基盤が整えられた。
「CCReB AI」と「CCReB CREMa」の投入開始
2020年2月、CRE営業支援システム「CCReB AI」の提供を開始した。同システムは有価証券報告書や中期経営計画書をAIで解析し、企業の不動産ニーズをスコアリングするものである。同年4月には資本金を100,000千円に増資し、5月には一般不動産投資顧問業に登録。9月には本社を千代田区神田神保町へ移転した。同年10月には、工場や物流倉庫等の事業用不動産に特化したマッチングシステム「CCReB CREMa」を提供開始し、成功報酬型のサービスとして運用を始めた。
特許取得と子会社設立による事業基盤の拡充
2021年6月、第二種金融商品取引業および投資助言・代理業に登録し、金融商品取引の領域へ事業を拡大した。同年7月には「CCReB AI」の核となるプログラムで特許を取得(特許第6908308号)。9月に本社を現在の千代田区内神田へ移転。10月にはデータマーケティングと不動産テックシステム開発を担う子会社「ククレブ・マーケティング株式会社」を設立した。同年12月には資本金を200,000千円に増資し、事業拡大の資金を確保した。
BtoBポータルと新たなマッチングサービスの展開
2022年3月、企業の経営情報を発信するBtoBポータルサイト「CCReB GATEWAY」の提供を開始した。このサイトはAI分析によるコンテンツを無料で提供し、バナー広告収入を得る仕組みである。2023年2月には、事業用不動産の保有を目的とする子会社「各務原プロパティ株式会社」を設立。同年9月には、月額料金型のサブスクリプションサービス「CCReB MB(マッチングボックス)」をリリースし、案件進捗管理や営業パフォーマンス管理機能を追加した。これにより、CREマッチングプラットフォームのラインナップを拡充した。
東証グロース上場と大型増資
2024年2月、「CCReB GATEWAY」の情報分析プログラムで特許を取得(特許第7432980号)。同年11月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場に伴う公募増資により資本金は479,680千円となり、その後12月の第三者割当増資を経て559,039千円に増加した。上場により認知度が向上し、CRE関連の案件パイプラインが積み上がった。2025年8月期の売上高は26億円、営業利益6億円と過去最高を記録した。
上場後も続く増資と中期経営計画の策定
2025年11月、公募及び並行第三者割当増資により資本金は1,775,170千円に拡大した。この資金を基に、CREソリューション事業と不動産テック事業のさらなる成長を図る。2025年10月には中期経営計画「A Tech-Driven Platform Strategy」を策定し、不動産テックを起点としたプラットフォーム戦略を打ち出した。また、同年には地主株式会社との業務提携や北海道アセットマネジメント株式会社とのビジネスマッチング契約を締結し、外部パートナーとの連携を強化している。
年表21件を開く
2010年代
- 2019年7月創業東京都千代田区二番町において不動産テックシステムを活用した企業不動産(CRE: Corporate Real Estate)へのソリューションサービスの提供を目的として、ククレブ・アドバイザーズ株式会社(資本金5,000千円)を設立
- 2019年10月資本金を30,000千円に増資
- 2019年10月宅地建物取引業免許取得
2020年代
- 2020年2月CRE営業支援システム「CCReB AI(ククレブエーアイ)」を提供開始
- 2020年4月資本金を100,000千円に増資
- 2020年5月一般不動産投資顧問業登録
- 2020年9月本社を東京都千代田区神田神保町へ移転
- 2020年10月工場、物流倉庫、研究所等の 事業用不動産マッチングシステム「CCReB CREMa(ククレブクレマ)」を提供開始
- 2021年6月第二種金融商品取引業、投資助言・代理業登録
- 2021年7月企業の経営情報を解析し、不動産取引などの動向予測、営業支援のためのプログラムとして「CCReB AI」における特許取得(特許第6908308号)
- 2021年9月本社を東京都千代田区内神田へ移転
- 2021年10月データマーケティング並びに不動産テックシステムの企画、開発を担うことを目的として、子会社「ククレブ・マーケティング株式会社」を設立
- 2021年12月資本金を200,000千円に増資
- 2022年3月BtoBポータルサイト「CCReB GATEWAY(ククレブゲートウェイ)」を提供開始
- 2023年2月事業用不動産の保有を目的とした子会社「各務原プロパティ株式会社」を設立
- 2023年9月事業用不動産マッチングシステム「CCReB MB(ククレブマッチングボックス)」を提供開始
- 2024年2月企業の経営情報から不動産情報などをキーワードで分析する情報分析プログラムとして「CCReB GATEWAY」における特許取得(特許第7432980号)
- 2024年11月公募増資により資本金を479,680千円に増資
- 2024年11月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年12月第三者割当増資により資本金を559,039千円に増資
- 2025年11月公募及び並行第三者割当増資により資本金を1,775,170千円に増資
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/8期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
CREソリューション×テクノロジーで事業拡大
社内に蓄積したCREの経験・ノウハウをデータベース化し、不動産テックシステム(CCReB AI、CCReB CREMa、CCReB GATEWAYなど)を活用して業務のDXを推進。少数精鋭のCREプロフェッショナル集団を構築し、事業の拡大と収益成長を目指す。
- 02
プラットフォーム戦略によるCREプラットフォーマーへ
2025年10月に策定した中期経営計画「A Tech-Driven Platform Strategy」に基づき、CREソリューションビジネスでは戦略的アライアンス・サービス強化・CRE×M&Aを推進。不動産テックビジネスではシステムの機能強化と利用拡大、関連企業とのアライアンスにより事業拡大を図る。
- 03
マッチングシステムのユーザー・情報登録数の拡大
主力のマッチングシステム「CCReB CREMa」のユーザー数と情報登録数を増加させ、案件組成のドライバーとする。特に地方銀行やリース会社を中心にユーザー数を増やし、潜在案件の拡大を図る。
- 04
安定性と成長性を両立する収益構造の構築
サブスクリプション収入やアドバイザリー契約による安定収入を積み上げつつ、不動産売買仲介やファンド組成関連収入などの成長性の高いビジネスに投資し、安定的な固定収入と成長ポテンシャルを両立する。
- 05
優秀な人材の採用・育成と組織体制の強化
不動産テックシステムを活用し、経験の浅い担当者でも早期に顧客にソリューションを提供できる環境を整備。優秀な人材の採用と、RS制度によるインセンティブ付与で長期的なコミットメントを促進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で15人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は857万円で、1期前と比べて+9.1%。平均年齢は39.4歳、平均勤続年数は2.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年8月 | 785 | 36.7 | 1.6 | 12 | 3,333 |
| 2025年8月 | 857 | 39.4 | 2.1 | 15 | 4,000 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。
- 国内ククレブ・マーケティング株式会社東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内各務原プロパティ株式会社東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年8月期の売上高は26億円、営業利益は6億円。前期と比べると増収増益で、売上が+100.0%、利益が+50.0%。
会社が出している今期の予想2026年8月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 70億円 | 26億円 |
| 営業利益 | 11億円 | 6億円 |
| 純利益 | 7億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥30 | ¥30 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
4期分
直近は2026年3Qで、売上は22億円、営業利益は4億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年2Q | 17 | 5 | 29.4 | 4 |
| 2025年4Q | 9 | 1 | 11.1 | 0 |
| 2026年2Q | 9 | 2 | 22.2 | 1 |
| 2026年3Q | 22 | 4 | 18.2 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2020年8月期からの6期で、売上は1億円から26億円へ26.0倍に増えた。直近期の営業利益率は23.1%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年8月 | 1 | — | 0 | — | 0 |
| データマーケティング並びに不動産テックシステムの企画、開発を担うことを目的として、子会社「ククレブ・マーケティング株式会社」を設立 | |||||
| 2021年8月 | 4 | — | 2 | — | 1 |
| 2022年8月 | 5 | — | 1 | — | 1 |
| 事業用不動産の保有を目的とした子会社「各務原プロパティ株式会社」を設立 | |||||
| 2023年8月 | 7 | — | 2 | — | 2 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2024年8月 | 13 | 4 | 4 | 30.8 | 3 |
| 2025年8月 | 26 | 6 | 6 | 23.1 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年8月期
売上高26億円のうち、営業利益として残るのは6億円で23.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の15.4%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.7%15億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.2%5億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益23.1%6億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2025年8月期は営業CFが−4億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−5億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は16億円で、売上の7.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年8月 | 0 | −1 | 2 | −1 | 4 |
| 2023年8月 | 3 | −1 | 0 | 2 | 6 |
| 2024年8月 | −3 | −2 | 1 | −5 | 3 |
| 2025年8月 | −4 | −1 | 19 | −5 | 16 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2025年8月期の総資産は38億円。このうち返さなくてよい自己資本が21億円で、自己資本比率は55.2%(業種中央値32.8%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年8月 | 3 | 2 | 1 | 90.5 |
| 2021年8月 | 5 | 3 | 2 | 63.1 |
| 2022年8月 | 7 | 6 | 1 | 86.9 |
| 2023年8月 | 10 | 7 | 3 | 70.7 |
| 2024年8月 | 15 | 10 | 5 | 64.2 |
| 2025年8月 | 38 | 21 | 17 | 55.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
不動産業 131社との比較
同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で131社中5位あたり、逆に低いのは自己資本比率で131社中23位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,655で、1年前と比べて-48.0%。過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 116.5倍 |
| PER (会社予想) | 25.5倍 |
| PBR | 3.84倍 |
| 配当利回り | 0.82% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は3540円で、25日移動平均線(3503.8円)を約1%上回るが、75日線(3192.47円)は大きく上回る。しかし、52週高値8190円からは約57%下落し、年初来高値からは大幅安。8月14日には4.12%上昇したが、直近のトレンドは下降。出来高は8月に入り減少傾向で、需給は弱含み。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)。
PERは113.17倍と業界平均の14.79倍を大きく上回り、PBRも3.72倍と平均1.81倍を超過。配当利回りは0.85%と低く、平均3.03%を大幅に下回る。ROEは29.1%と高水準で成長性はあるが、PERが高すぎるため現在の株価は過大評価と判断。予想PERは24.7倍と改善見込みだが、それでも業界平均を上回る。業績は急成長中であるが、株価が先行しており、割高感が強い。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 116.5倍 | 14.9倍 |
| PER (予想) | 25.5倍 | — |
| PBR | 3.84倍 | 1.84倍 |
| ROE | 29.1% | 11.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
急成長中の不動産会社で、売上高は過去3期で5倍以上に拡大。強気派は、都市部の不動産需要の高まりと、供給力の増強による成長持続を期待する。一方、弱気派は、市場の減速や競争激化による収益率の低下、また株価の下落傾向から、成長鈍化やバブル懸念を指摘する。PERは高く、割高感がある。
- 不動産需要の高まり
都市部のマンション需要は堅調で、販売が好調。
- 成長の持続
売上高が急拡大しており、利益も増加。
- 高収益体質
営業利益率は20%以上で、収益性が高い。
- 売上高が前期比2倍の26億円へ急拡大通年影響強
売上高13→26億円と2.0倍、営業利益も4→6億円と増加
- 予想PER23.7倍と現在の108倍から大幅改善決算発表後影響中
予想PER23.7倍は今期の利益拡大を見込んだ水準で、実現すれば株式評価は上昇
- ROE29.1%の高資本効率が評価継続影響中
ROE29.1%はPBR3.57倍を支持し、成長資金の自己調達が可能
- 営業利益率23.1%と収益力の高さ決算発表後影響中
2025年8月期の営業利益率23.08%、営業利益6億円を計上し高収益
- 市場減速リスク
金利上昇や景気悪化で不動産需要が減退する可能性。
- 競争激化
同業他社との競争で価格競争や販売遅延が発生。
- 株価下落
年初来で株価が約半分に下落し、投資家の懸念。
- 株価が1年間で49.9%下落する弱気相場継続影響弱
1年間でほぼ半値になり、戻り売り圧力で上昇モメンタムが弱い
- 売上高26億円と絶対規模が小さい通年影響中
売上高26億円は小粒で、一案件の成否が業績を大きく左右
- PBR3.57倍と割高なバリュエーション継続影響中
時価総額147億円、純利益4億円に対しPBR3.57倍、ROEが高いとはいえ割高
- 外国人持株比率6.1%と需給が細い継続影響弱
外国人持株比率6.09%と低く、取引が少ないため流動性リスクがある
- 受注残高
- 今後の売上高の先行指標となるため。
- 販売戸数
- 需要動向と販売力を直接反映するため。
- 営業利益率
- 収益性の持続性を確認するため。
- 土地仕入れ額
- 将来の供給力と成長性を見るため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり30円で、前期から+29.4%。いまの株価に対する利回りは0.82%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2020年8月 | 3 | — | 25.8 |
| 2021年8月 | 6 | 100.0 | 18.3 |
| 2022年8月 | 8 | 33.3 | 28.8 |
| 2023年8月 | 10 | 25.0 | 25.6 |
| 2024年8月 | 17 | 70.0 | 21.7 |
| 2025年8月 | 22 | 29.4 | 20.0 |
配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥30
株主
有価証券報告書より
2025年8月期末の株主数は延べ2,337人。区分でいちばん多いのは個人・その他で67.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.2%を占め、残る77.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年8月% | 2025年8月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 62.7 | 67.4 |
| 事業法人 | 37.3 | 19.5 |
| 外国法人 | — | 4.8 |
| 証券会社 | — | 4.3 |
| 金融機関 | — | 2.7 |
| 外国人個人 | — | 1.3 |
| 自己株式 | 1.2 | 0.9 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 宮寺之裕 | 40.96 |
| 02 | 株式会社フィールド・パートナーズ | 9.36 |
| 03 | 合同会社ステルラ | 3.10 |
| 04 | 高野文宏 | 2.32 |
| 05 | エムエル・エステート株式会社 | 2.11 |
| 06 | 株式会社シーアールイー | 2.09 |
| 07 | 合同会社ティー・エム・ティー | 1.79 |
| 08 | 野村證券株式会社 | 1.64 |
| 09 | MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 1.61 |
| 10 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.29 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-23宮寺 之裕新規の大量保有報告28.89%-11.03pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+850%、1株純資産は6期で+564%。直近期のROEは29.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年8月 | 12 | 74 | 25.7 | 25.8 |
| 2021年8月 | 33 | 104 | 37.0 | 18.3 |
| 2022年8月 | 30 | 168 | 22.2 | 28.8 |
| 2023年8月 | 48 | 209 | 25.4 | 25.6 |
| 2024年8月 | 84 | 284 | 34.2 | 21.7 |
| 2025年8月 | 110 | 490 | 29.1 | 20.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/8期の役員報酬は総額122百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 宮寺之裕 | 代表取締役 社長 | 50 | 1,805,271 |
| 小室仁 | 取締役 常務執行役員 営業本部長 | 41 | 9,637 |
| 玉川和信 | 取締役 執行役員 コーポレート本部長 広報・IR 室長 | 50 | 3,000 |
| 髙橋崇晃 | 社外取締役 | 45 | — |
| 岡崎茂一 | 社外監査役(常勤) | 66 | 10,000 |
| 川口幸作 | 社外監査役 | 46 | — |
| 鈴木雅也 | 社外監査役 | 48 | — |
役員報酬の内訳2025/8期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 102 | 102 | 34 |
| 社外取締役 | 4 | 20 | 20 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/8期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容11,238字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,308字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,585字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,771字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年8月期第3四半期 決算説明資料2026-07-14
TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。
関連する企業
関連企業