概要
株式会社ランドは、1996年12月に神奈川県横浜市で設立された不動産会社である。自社分譲マンション「ランドシティ」シリーズを手がける一方、太陽光発電所や蓄電所への投資を含む再生可能エネルギー関連事業にも進出している。2026年2月期の連結売上高は30億円、従業員数は11名と小規模ながら、不動産売買とエネルギー投資の二本柱で事業を展開する。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
不動産と再生可能エネルギーの二軸で構成される報告セグメント
当社グループは、不動産事業と再生可能エネルギー関連投資事業の二つを報告セグメントとしている。不動産事業では、デベロッパー向け共同住宅用地の売却、共同事業形式による事業用地の販売、買取再販案件の引渡しなどを行う。再生可能エネルギー関連投資事業では、太陽光発電所の売電収入の分配や、蓄電所の流動化プロジェクトによる収入を得ている。2026年2月期の売上高は、不動産事業が26億円、再生可能エネルギー事業が3億円、その他事業が0.6億円である。営業利益は不動産事業6億円、再生可能エネルギー事業1億円、その他事業0.4億円と、不動産事業が利益の大宗を占める。
横浜に本社を置き、連結子会社6社で構成されるグループ体制
本社は神奈川県横浜市西区北幸二丁目に所在し、設立以来横浜市内で本社を複数回移転しながら事業を拡大してきた。グループは当社と連結子会社6社から構成される。主要な子会社として、2014年10月に連結子会社化した株式会社TTSエナジーがあり、再生可能エネルギー関連投資事業を主たる業務とする。その他、グループの新たな事業の柱を構築するために設立された連結子会社も存在する。従業員数は11名と少人数だが、各人が専門的な知識と経験を持ち、企業価値の源泉となっている。
売上高と利益が年によって大きく変動する業績推移
財務数値を見ると、売上高は2014年2月期の18億円から2026年2月期の30億円まで、年度によって7億円から79億円まで大きく変動している。営業利益は2026年2月期に4億円、純利益は同4億円である。過去には2014年2月期に純損失13億円、2021年2月期に純損失28億円を計上するなど、赤字の年もある。自己資本比率は2026年2月期で88.7%と高水準であり、時価ベースの自己資本比率も148.5%と高い。キャッシュ・フロー対有利子負債比率は営業キャッシュ・フローがマイナスの年があり、資金調達と投資のバランスが課題である。
再生可能エネルギー事業への参入と低炭素社会への対応
当社は2014年10月にTTSエナジーを連結子会社化し、再生可能エネルギー関連投資事業に本格参入した。同事業では、太陽光発電所の運営による売電収入の分配に加え、蓄電所の流動化プロジェクトを積極的に展開している。2025年2月に閣議決定された第7次エネルギー基本計画では2040年度までに温室効果ガス73%削減目標が掲げられ、再生可能エネルギー市場の拡大が期待される状況にある。当社はこの動きを追い風に、権利関係の調整や許認可取得を経て事業者向けに売却するビジネスモデルを強化している。
業界の中での役割は不動産投資・開発会社(太陽光発電所投資を含む)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2020/2期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 不動産投資 | 11億円 | 37.9% | 9億円 | 81.8% |
| 再生可能 エネルギー 関連投資 | 11億円 | 37.9% | 10億円 | 90.9% |
| リノベーション | 7億円 | 24.1% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01不動産市場主力
不動産の売買、不動産投資、および不動産に付随するコンサルティング業務や仲介業務による手数料獲得を行う。
主要顧客不動産投資家、不動産売買希望者
- 不動産売買
- 不動産の売買取引。
- 不動産投資
- 投資用不動産の取得・運用。
- コンサルティング業務
- 不動産関連のコンサルティングサービス。
02再生可能エネルギー市場準主力
太陽光発電所等の再生可能エネルギー関連投資を行う。
主要顧客電力会社
- 太陽光発電所
- 太陽光発電所の開発・保有・売電。
製品と技術
ランドシティシリーズに代表される自社分譲マンション
当社の不動産事業の核となるのが、自社分譲マンション「ランドシティ」シリーズである。2000年に第一号物件「ランドシティ紅葉ヶ丘パークサイド」を販売開始して以来、横浜圏を中心に展開してきた。同事業では、デベロッパー向け共同住宅用地の売却や、共同事業形式による事業用地の販売、買取再販案件も手がける。2026年2月期の不動産事業売上高は26億円で、グループ全体の87%を占める主力セグメントだが、前期比48.3%減と大きく落ち込んだ。
太陽光発電所と蓄電所を対象とする再生可能エネルギー投資
再生可能エネルギー関連投資事業は、2014年に子会社化したTTSエナジーを中心に展開する。主な収益源は、太陽光発電所の運営による売電収入の分配と、蓄電所の流動化プロジェクトである。2026年2月期の同事業売上高は3.3億円、営業利益は1.1億円と、前年(売上0.2億円、営業損失1.4億円)から大幅に改善した。当社は、権利調整や許認可取得を自ら行い、事業者向けに売却するビジネスモデルを特徴としており、再生可能エネルギー市場の拡大を追い風に成長を目指す。
新たな事業の柱を目指すその他事業
グループは、不動産と再生可能エネルギーに続く第三の事業柱を構築するため、その他事業セグメントを設けている。2026年2月期の売上高は0.6億円(前期比457.2%増)、営業利益は0.4億円(前期は0.8億円の損失)と、収益化の兆しが見える。具体的な事業内容は有価証券報告書に明記されていないが、連結子会社を通じて新規事業の立ち上げを進めている。少人数の組織で多角化を図るリスク分散戦略の一環であり、今後の展開が注目される。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
不動産業のなかでの位置
戸建分譲特化型、大東建託と競合
ランドは不動産業界において、戸建分譲に特化した小型デベロッパーであり、売上高は2025/2期に51億円と急成長したが、2026/2期には30億円と減少が見込まれる。同業他社には大東建託(大手)やロボットホームなどがあり、ランドは規模では大東建託に大きく及ばない。大東建託は賃貸住宅事業が主体だが、ランドは戸建分譲に集中している。コロンビア・ワークスやタスキホールディングスも類似の事業を展開し、競争が激しい。ランドの営業利益率は19.61%から13.33%への低下が予想され、市況の影響を受けやすい。ポジションとしては、地域密着型の販売が強みだが、資金力やブランド力で大手に劣る。
強み
- 2025/2期に営業利益率19.61%と高く、効率的な販売ができている。
- 売上高が前期21億円から51億円へ大幅増加し、成長性を示した。
- 戸建分譲に特化し、専門知識とノウハウを有している。
- 小規模ゆえに意思決定が速く、市場変化への対応が柔軟。
課題
- 2026/2期は売上高が30億円と減少予想で、業績の変動が大きい。
- 大東建託など大手に対し資金力・ブランド力で劣り、競争が厳しい。
- 営業利益率が13.33%に低下予想で、市況悪化時の収益悪化が懸念。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
不動産業の時価総額近傍。太字がランド
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3457And Doホールディングス | 186億円 | 12.8倍 |
| 2 | 3454ファーストブラザーズ | 184億円 | 4.5倍 |
| 3 | 5535ミガロホールディングス | 184億円 | 12.3倍 |
| 4 | 5280ヨシコン | 177億円 | 5.8倍 |
| 5 | 8999グランディハウス | 175億円 | 17.9倍 |
| 6 | 8918ランド | 170億円 | 37.9倍 |
| 7 | 3467アグレ都市デザイン | 167億円 | 8.7倍 |
| 8 | 8908毎日コムネット | 160億円 | 8.2倍 |
| 9 | 1435robot home | 159億円 | 7.7倍 |
| 10 | 276Aククレブ・アドバイザーズ | 158億円 | 116.5倍 |
| 11 | 8887シーラホールディングス | 156億円 | 2.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 15件
マンション企画販売会社として横浜で創業した1996年
1996年12月、神奈川県横浜市中区初音町に株式会社ランドが設立された。目的はマンションの企画・設計・販売である。翌1997年1月に宅地建物取引業の免許を取得し、販売代理業を開始。同年6月には本社を同区万代町に移転し、事業基盤を固めた。当初は自社開発ではなく代理販売が中心だったが、後に自社分譲物件の開発へとシフトしていく。
自社分譲「ランドシティ」シリーズの開始と上場への道
2000年7月、自社分譲物件「ランドシティ紅葉ヶ丘パークサイド」を販売開始し、ランドシティシリーズが始まった。2002年1月には宅地建物取引業免許を国土交通大臣免許に変更し、事業規模を拡大。2003年12月に日本証券業協会に株式を店頭登録し、2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場を果たした。さらに2007年2月に東京証券取引所市場第二部、2008年2月に市場第一部に指定替えとなり、上場市場を順次昇格させた。
本社移転と再生可能エネルギー事業への本格参入
2006年7月に本社を横浜市西区みなとみらいに移転し、2009年3月には同区北幸へ移転、2014年1月に現在の北幸二丁目に落ち着いた。2014年10月、再生可能エネルギー関連投資事業を主目的とするTTSエナジーを連結子会社化し、太陽光発電所や蓄電所への投資を開始。この動きは、不動産事業だけに依存しない収益の柱を構築する戦略の一環である。
市場区分変更と近年の業績変動
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、スタンダード市場に移行した。財務面では、2021年2月期に28億円の純損失を計上するなど大きな変動があるが、2022年2月期には純利益17億円、2025年2月期には純利益9億円と回復。2026年2月期は売上高30億円、純利益4億円と減収減益となった。グループは少人数ながら、優良案件の厳選と差別化により収益性向上を目指している。
年表15件を開く
1990年代
- 1996年12月創業マンションの企画・設計・販売を目的として、神奈川県横浜市中区初音町一丁目21番地1に株式会社ランドを設立
- 1997年1月宅地建物取引業神奈川県知事(1)第22113号の免許を取得し、販売代理業を開始
- 1997年6月本社を神奈川県横浜市中区万代町一丁目2番地4に移転
2000年代
- 2000年7月自社分譲物件ランドシティシリーズ第一号「ランドシティ紅葉ヶ丘パークサイド」を販売開始
- 2002年1月商号変更宅地建物取引業免許を国土交通大臣(1)第6241号に変更
- 2002年4月本社を神奈川県横浜市中区尾上町五丁目77番地2に移転
- 2003年12月日本証券業協会に株式を店頭登録
- 2004年12月上場株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場
- 2006年7月本社を神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目2番1号に移転
- 2007年2月上場株式会社東京証券取引所市場第二部に株式を上場
- 2008年2月株式会社東京証券取引所市場第一部に指定替
- 2009年3月本社を神奈川県横浜市西区北幸一丁目11番5号に移転
2010年代
- 2014年1月本社を神奈川県横浜市西区北幸二丁目8番29号に移転
- 2014年10月M&A宅地建物取引業免許を神奈川県知事(1)第28966号に変更 再生可能エネルギー関連投資事業を主たる事業とする株式会社TTSエナジーを連結子会社化
2020年代
- 2022年4月株式会社東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、スタンダード市場に移行
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
事業基盤の拡充と収益力強化
不動産事業と再生可能エネルギー事業において流動化プロジェクトへの投資を積極的に展開し、新たな事業の柱を構築して事業基盤を拡充し収益力を高める。
- 02
機動的な資金調達力の強化
優良案件に即時対応できるよう、円滑かつ多面的な資金調達を実施し、財務基盤の充実を図る。
- 03
内部管理体制の強化
コーポレートガバナンス・コードに沿って内部統制を運用し、経営の健全性・効率性を高めるとともに、監督機能の強化と透明性向上に取り組む。
- 04
専門人材の確保・育成
少人数ながら専門的な知識と経験が企業価値の源泉であるため、業容拡大に向けて高い専門性を持つ人材の確保と育成に注力する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で11人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は778万円で、9期前と比べて+2.0%。平均年齢は41.2歳、平均勤続年数は6.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年2月 | — | — | — | 7 | — |
| 2018年2月 | — | — | — | 7 | — |
| 2019年2月 | — | — | — | 7 | — |
| 2020年2月 | 763 | 44.7 | 6.3 | 9 | — |
| 2021年2月 | 772 | 45.6 | 7.2 | 9 | — |
| 2022年2月 | 777 | 46.8 | 8.3 | 9 | — |
| 2023年2月 | 633 | 38.8 | 4.6 | 11 | — |
| 2024年2月 | 669 | 39.1 | 4.8 | 13 | — |
| 2025年2月 | 687 | 39.4 | 5.4 | 14 | 7,143 |
| 2026年2月 | 778 | 41.2 | 6.6 | 11 | 3,636 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は30億円、営業利益は4億円。前期と比べると減収減益で、売上が-41.2%、利益が-60.0%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 50億円 | 30億円 |
| 営業利益 | 15億円 | 4億円 |
| 純利益 | 14億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | — | ¥0.1 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は6億円、営業利益は3億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+500.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 3 | −1 | −33.3 | −1 |
| 2024年2Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年3Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 14 | — | — | 3 |
| 2025年1Q | 1 | −2 | −200.0 | −2 |
| 2025年2Q | 31 | 10 | 32.3 | 8 |
| 2025年4Q | 19 | 2 | 10.5 | 3 |
| 2026年2Q | 4 | −1 | −25.0 | −1 |
| 2026年4Q | 26 | 5 | 19.2 | 5 |
| 2027年1Q | 6 | 3 | 50.0 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年2月期からの14期で、売上は79億円から30億円へ38%に減った。直近期の営業利益率は13.3%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 79 | — | −3 | — | 6 |
| 宅地建物取引業免許を神奈川県知事(1)第28966号に変更 再生可能エネルギー関連投資事業を主たる事業とする株式会社TTSエナジーを連結子会社化 | |||||
| 2014年2月 | 18 | — | −7 | — | −13 |
| 2015年2月 | 7 | — | 1 | — | 1 |
| 2016年2月 | 9 | — | −7 | — | −10 |
| 2017年2月 | 43 | — | 8 | — | 9 |
| 2018年2月 | 44 | — | 13 | — | 12 |
| 2019年2月 | 22 | — | 6 | — | 4 |
| 2020年2月 | 29 | — | 15 | — | 13 |
| 2021年2月 | 11 | — | −28 | — | −28 |
| 2022年2月 | 30 | — | 16 | — | 17 |
| 2023年2月 | 41 | — | 14 | — | 13 |
| 2024年2月 | 21 | — | 3 | — | 2 |
| 2025年2月 | 51 | 10 | 10 | 19.6 | 9 |
| 2026年2月 | 30 | 4 | 5 | 13.3 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高30億円のうち、営業利益として残るのは4億円で13.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の13.3%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金63.3%19億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.3%7億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.3%4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年2月期は営業CFが−9億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−9億円。この組み合わせは「資産取り崩し型」にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面。期末の手元現金は29億円で、売上の11.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | −4 | 9 | −10 | 5 | 4 |
| 2014年2月 | −3 | 8 | −6 | 5 | 3 |
| 2015年2月 | −6 | 4 | 6 | −2 | 7 |
| 2016年2月 | −2 | −1 | 1 | −3 | 5 |
| 2017年2月 | −7 | 0 | 19 | −7 | 17 |
| 2018年2月 | −8 | −5 | 6 | −13 | 9 |
| 2019年2月 | −15 | 5 | 8 | −10 | 8 |
| 2020年2月 | 8 | −6 | −2 | 2 | 8 |
| 2021年2月 | 1 | 2 | 2 | 3 | 13 |
| 2022年2月 | 9 | −4 | −1 | 5 | 18 |
| 2023年2月 | 11 | −16 | 0 | −5 | 13 |
| 2024年2月 | −14 | 21 | 3 | 7 | 24 |
| 2025年2月 | 21 | −4 | −2 | 17 | 40 |
| 2026年2月 | −9 | 0 | −1 | −9 | 29 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年2月期の総資産は104億円。このうち返さなくてよい自己資本が92億円で、自己資本比率は88.7%(業種中央値32.8%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 103 | 16 | 87 | 15.9 |
| 2014年2月 | 21 | 3 | 18 | 16.4 |
| 2015年2月 | 22 | 14 | 8 | 61.1 |
| 2016年2月 | 13 | 4 | 9 | 28.2 |
| 2017年2月 | 44 | 22 | 22 | 49.8 |
| 2018年2月 | 64 | 37 | 27 | 56.8 |
| 2019年2月 | 72 | 61 | 11 | 83.7 |
| 2020年2月 | 89 | 74 | 15 | 82.9 |
| 2021年2月 | 60 | 46 | 14 | 76.2 |
| 2022年2月 | 72 | 62 | 10 | 86.2 |
| 2023年2月 | 86 | 73 | 13 | 85.1 |
| 2024年2月 | 98 | 76 | 22 | 76.8 |
| 2025年2月 | 100 | 89 | 11 | 88.8 |
| 2026年2月 | 104 | 92 | 12 | 88.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
不動産業 131社との比較
同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で131社中4位あたり、逆に低いのは売上成長率で131社中130位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥11で、1年前と比べて+22.2%。過去52週の値幅のなかでは75%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 37.9倍 |
| PER (会社予想) | 12.5倍 |
| PBR | 1.77倍 |
| 配当利回り | 0.91% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月17日に9.09%下落し10円。1カ月では横ばい、1年では25%上昇。25日線(10.2円)を下回り、75日線(10.15円)も下回る。52週レンジ8〜12円の中央付近。出来高は毎日3億株超と非常に活発で、投機的な売買が続く。RSI50と中立。方向感は乏しく、需給に左右される展開。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)。
PER34.38倍は業界平均14.13倍を大きく上回り、予想PER12.5倍でも業界平均より高い。PBR1.77倍は業界平均1.7倍をやや上回る。配当利回り0.91%と低く、ROE4.9%も低い。売上高は増減が激しく不安定な業績。株価は割高感があるが、予想PERは改善見込み。割安感は薄く、慎重な評価が必要。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 37.9倍 | 14.9倍 |
| PER (予想) | 12.5倍 | — |
| PBR | 1.77倍 | 1.84倍 |
| ROE | 4.9% | 11.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、業績の不安定性と事業戦略の明確さです。強気派は、2025/2に売上高が大幅に回復し、純利益も9億円と黒字転換した点を評価します。また、業界全体の需要回復を背景に、今後の成長を期待します。一方、弱気派は、売上高と利益の変動が大きく、予測可能性が低いことを指摘します。さらに、不動産市況の悪化やプロジェクト遂行リスクを懸念し、安定した収益モデルが見えないとします。
- 売上の急回復
2025/2に売上高が51億円と前期比2倍超に増加し、黒字化達成。
- 低バリュエーション
PBR 1.77倍とネット株に比べて割安感がある。
- 不動産需要の恩恵
都市部の再開発や投資需要で、単価上昇の恩恵を受けられる。
- 予想PER12.5倍と来期収益回復期待決算発表後影響中
現在PER34.38倍に対し予想PER12.5倍。収益回復が確認できれば評価が高まる
- 25/2期の営業利益10億円は直近ピーク通年影響中
25/2期は売上高51億円、営業利益10億円、営業利益率19.61%。この水準への回復が焦点
- 株価1年で22%上昇しモメンタム良好継続影響弱
1年間の株価上昇率22.22%。低位株の個人主体で需給が改善
- 株価11円と低位で値ごろ感ある継続影響弱
株価11円、時価総額170億円。低位株として投機的な買いが入りやすい
- 業績変動が大きい
売上高が21億円から51億円と短期間で大幅に変動しており、不安定。
- 事業内容が不透明
セグメント情報が乏しく、収益の源泉が明確でない。
- 金利上昇で需要減
住宅ローン金利の上昇は不動産購入意欲を減退させる懸念。
- 26/2期営業利益4億円と大幅減益通年影響中
26/2期は売上高30億円、営業利益4億円、営業利益率13.33%。前期は10億円
- 26/2期売上高30億円と前年比4割減通年影響中
25/2期売上高51億円→26/2期30億円と約41%減。収益基盤が縮小
- ROE4.9%と資本効率が低い継続影響中
ROE4.9%、PBR1.77倍。収益性改善がなければPBRは低下余地
- 配当利回り0.91%と株主還元が薄い継続影響弱
配当利回り0.91%。純利益4億円と利益規模が小さく増配余地は乏しい
- 売上高の増減率
- 業績の安定性を確認するため。
- 契約件数と単価
- 売上の質と市場動向を測るため。
- 営業利益率
- プロジェクト収益性とコスト管理を評価するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり0.1円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは0.91%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2022年2月 | 0 | — | — |
| 2023年2月 | 0 | 0.0 | — |
| 2024年2月 | 0 | 0.0 | 89.6 |
| 2025年2月 | 0 | 0.0 | 39.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥0.1
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ48,345人。区分でいちばん多いのは個人・その他で71.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が19.4%を占め、残る80.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年2月% | 2022年2月% | 2023年2月% | 2024年2月% | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 74.5 | 74.9 | 73.2 | 73.2 | 68.4 | 71.7 |
| 事業法人 | 12.9 | 12.9 | 13.1 | 12.4 | 11.0 | 11.4 |
| 金融機関 | 9.6 | 10.0 | 10.8 | 8.9 | 10.5 | 8.0 |
| 外国法人 | 1.2 | 1.1 | 1.8 | 4.0 | 6.2 | 6.2 |
| 証券会社 | 1.6 | 0.9 | 0.8 | 1.2 | 3.7 | 2.6 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 |
| 外国人個人 | 0.2 | 0.2 | 0.3 | 0.2 | 0.2 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 松谷 昌樹 | 20.71 |
| 02 | 株式会社ランドコーポレーション | 10.36 |
| 03 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 6.26 |
| 04 | BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 2.49 |
| 05 | 高畑 一貴 | 1.29 |
| 06 | ABN AMRO Clearing Bank N.V.,Singapore Branch (常任代理人 エービーエヌ・アムロ・クリアリング証券株式会社) | 1.16 |
| 07 | BNP Paribas Financial Markets (常任代理人 BNPパリバ証券株式会社) | 1.14 |
| 08 | 御所野 侃 | 1.13 |
| 09 | 日本証券金融株式会社 | 1.11 |
| 10 | 野村證券株式会社 | 0.80 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−85%、1株純資産は6期で+12%。直近期のROEは4.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 2 | 5 | 58.4 | 4.6 | — |
| 2014年2月 | −4 | — | −130.3 | — | — |
| 2015年2月 | 0 | — | 5.9 | 140.6 | — |
| 2016年2月 | −3 | — | −116.2 | — | — |
| 2017年2月 | 2 | — | 67.6 | 10.5 | — |
| 2018年2月 | 2 | — | 41.2 | 8.9 | — |
| 2019年2月 | 0 | — | 8.7 | 22.5 | — |
| 2020年2月 | 1 | 5 | 19.6 | 8.7 | — |
| 2021年2月 | −2 | — | −46.5 | — | — |
| 2022年2月 | 1 | — | 31.0 | 9.4 | — |
| 2023年2月 | 1 | 5 | 18.9 | 11.2 | — |
| 2024年2月 | 0 | 5 | 3.2 | 47.9 | 89.6 |
| 2025年2月 | 1 | 6 | 10.6 | 13.7 | 39.2 |
| 2026年2月 | 0 | 6 | 4.9 | 34.6 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
6名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/2期の役員報酬は総額94百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 松谷昌樹 | 代表取締役 社長 | 58 | 320,036,000 |
| 佐瀬雅昭 | 常務取締役 | 60 | 244,900 |
| 齊藤守人 | 取締役(常勤監査等委員) | 83 | 406,300 |
| 五十嵐啓二 | 取締役(監査等委員) | 78 | 315,500 |
| 平井清志 | 取締役(監査等委員) | 76 | — |
| 福地誠司 | 取締役(監査等委員) | 67 | 64,800 |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 75 | 75 | 38 |
| 社外取締役 | 4 | 19 | 19 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容199字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,022字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,411字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,089字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第30期(2025/03/01-2026/02/28)2026-05-28
- 半期報告書半期報告書-第30期(2025/03/01-2026/02/28)2025-10-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第29期(2024/03/01-2025/02/28)2025-05-23
- 半期報告書半期報告書-第29期(2024/03/01-2025/02/28)2024-10-10
- 四半期報告書四半期報告書-第29期第1四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第28期(2023/03/01-2024/02/29)2024-05-24
- 四半期報告書四半期報告書-第28期第3四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 四半期報告書四半期報告書-第28期第2四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-12
- 四半期報告書四半期報告書-第28期第1四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第27期(2022/03/01-2023/02/28)2023-05-26
- 四半期報告書四半期報告書-第27期第3四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-13
- 四半期報告書四半期報告書-第27期第2四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)2022-10-14
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