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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

シーラホールディングス

SYLA Holdings Co.,Ltd.8887 · Standard · 不動産業

マンション開発から建築、販売までを一貫して手がけ、東京を中心に投資用不動産も扱う不動産デベロッパー。

概要

シーラホールディングス(旧リベレステ)は、埼玉県越谷市で型枠大工工事業から発展し、分譲マンション「ベルドゥムール」シリーズの開発・販売、建築工事、不動産仲介・管理を手がける不動産企業である。2025年6月1日に株式会社シーラテクノロジーズとの経営統合を実施し、グループ全体で不動産クラウドファンディング「利回りくん」も展開する。単体従業員32名、本社は東京都渋谷区。

自社施工を活かしたマンション開発事業

開発事業では、型枠工事や躯体工事の自社施工を活用し、高品質ながら低コストを実現するマンション「ベルドゥムール」シリーズを首都圏中心に供給してきた。1994年に埼玉県越谷市で定期借地権付分譲マンションを販売。1998年には各戸温泉付マンション、2002年には軽井沢の高級リゾートマンションや秋田の超高層マンションを手がけた。2025年5月期は足立区千住東で新規物件を着工し、販売は継続中。建設費高騰の中でも地価の高い都心物件にシフトし、販売価格を抑制する戦略をとる。

建築事業と内製化への集約

建築事業は請負工事、注文住宅の設計施工、型枠工事を柱とする。東武スカイツリーライン沿線を中心に木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造の住宅・マンションを施工。型枠工事はゼネコンからの受注で柱等の構造部分を直接施工し、安全性と品質均一化を図る。2025年5月31日をもって特定建設業許可を廃業し、建築事業を子会社の株式会社シーラに集約。グループ内製化を推進し建設原価抑制を目指す。

コンサルティング型の不動産販売事業

不動産販売事業では、都心の小型オフィスビルや投資用物件、相続対策物件を中心に販売する。市場ニーズに即した仕入れを迅速に行い、競合を減らして利益率の高い物件に集中。2025年5月期は鶴ヶ島市、草加市、渋谷区幡ヶ谷、江戸川区平井の土地や長野県佐久平の分譲地、複数の区分マンションを売却し、同事業の売上高は約40億円に達した。顧客の潜在課題を抽出するコンサルティング営業を強みとする。

経営統合で広がるグループ事業

2025年6月1日、株式会社シーラテクノロジーズと経営統合。シーラグループは不動産クラウドファンディング「利回りくん」を運営し、AI・ビッグデータを活用した不動産仕入・販売を強みとする。統合により、従来の開発・建築・販売のリアル事業とテクノロジー事業のシナジーを追求。グループ全体で収益力向上と体質強化を図り、2030年5月期に総資産1,000億円、ROA4%などの目標を掲げる。一方、統合前の2025年5月期には千葉プロジェクト中止損失や非連結子会社への債権放棄損失を計上し、当期純損失6.57億円となった。

業界の中での役割は首都圏でマンション開発・建築・販売を行う総合不動産デベロッパー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
393億円
営業利益
32億円
営業利益率
8.1%
純利益
67億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/5
事業売上構成比利益利益率
不動産販売 事業40億円74.1%5億円12.5%
建築事業9億円16.7%0億円0.0%
その他事業(注)5億円9.3%2億円40.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01不動産開発(マンション)主力

自社施工の強みを活かしたローコストオペレーションで、都心部を中心に高品質かつコストパフォーマンスに優れたマンションを開発・販売。

主な製品・サービス1
分譲マンション
都心の地価の高いエリアを中心に開発し、建築費高騰の中でも販売価格を抑制。

02建設(住宅・ビル)準主力

請負工事、注文住宅、型枠工事などを行う。首都圏で木造・鉄骨造・RC造の住宅やマンションを建築。ゼネコンから受注した工事では構造部分の施工を担う。

主要顧客ゼネコン

主な製品・サービス2
注文住宅
自由設計の木造住宅を提供。土地探しから設計、施工まで一貫して対応。
型枠工事
マンションやビル建設の柱等の構造部分の型枠を施工。安全性と均一化に貢献。

03不動産投資(個人・法人)準主力

都心の小型オフィスビル需要に対応し、相続対策や投資用不動産を販売。コンサルティング営業で顧客の潜在ニーズを掘り起こす。

主要顧客富裕層

主な製品・サービス1
投資用不動産
富裕層向け相続対策物件や投資用の収益物件を提供。市場ニーズに合わせて仕入れを行う。

04不動産管理・仲介副次

自社収益物件の管理、賃貸住宅の仲介・管理、不動産の売買仲介を行う。グループで保有する物件を中心に、安定的な収入基盤を支える。

製品と技術

「ベルドゥムール」ブランドの分譲マンション

同事業の中核は、自社施工によるコスト競争力を持つ「ベルドゥムール」シリーズである。定期借地権付(越谷宮本町、1994年)、各戸温泉付(越谷湯元温泉、1998年)、超高層(ランドマーク秋田、2002年)など多様なバリエーションを展開。軽井沢の高級リゾートマンション「ベルジューレ軽井沢」(2002年)も同ブランドの派生。2025年5月期には足立区千住東で新規マンションを着工。建築費高騰の中でも、都心の地価の高いエリアを選定し販売価格を抑制する方針。また、自由設計の戸建システム「ベルシェモア」も上市したが、現在はマンション開発が主力である。

型枠工事と建築請負の技術

創業以来の型枠大工技術は、躯体工事の主要構造部分を直接施工する強みである。建築事業では、請負工事として木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造の住宅やマンションを手がけ、型枠工事ではゼネコンから受注したマンションやビルの柱等の構造部分を施工。安全性と製品の均一化に努めてきた。2025年5月に建設業許可を廃業し、以降は子会社の株式会社シーラに事業を集約。グループ内の開発案件の内製化を促進し、建設原価の抑制を図る。この内製化モデルが同社の収益構造の特徴である。

不動産クラウドファンディング「利回りくん」

経営統合によりグループに加わったシーラテクノロジーズが運営する不動産クラウドファンディングサービス。投資家から資金を集め、不動産案件に投資する仕組みで、AIやビッグデータを活用した物件選定が強み。市場規模はグローバルで2022年約142億ドルから2032年約934億ドルへの成長が予測される(Polaris Market Research)。同社はこの成長市場を取り込み、統合後は従来の開発・販売事業と組み合わせて、物件の組成からファンディング、販売までの一気通貫モデルを目指す。ただし、2025年5月期時点ではグループ全体としての収益化は途上である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

総合不動産で小粒だが急成長期待

シーラホールディングスは、不動産業界において中堅の総合不動産会社。主力は戸建分譲・リフォーム・販売仲介で、近年は事業領域拡大中。同業の大東建託やrobot homeと比較すると売上規模は大きく劣るが、2026年5月期に一気に393億円へ急拡大する見通し。これはM&Aなどによる成長戦略の成果とみられる。営業利益率も8.14%と業界平均並みに改善予想。財務基盤は脆弱だが、成長フェーズにある点が特徴。

強み

  • 2026年5月期に売上高が393億円と前期比7倍超へ急拡大する見込み。M&Aによるスケールメリットが期待できる。
  • 戸建分譲、リフォーム、仲介など複数事業を展開し、収益の安定化を図っている。
  • 2026年5月期の営業利益率は8.14%と前期の3.7%から大幅改善予想。採算性向上が期待される。
  • 現状の売上規模が小さく、成長余地が大きい。同業の大東建託などと比べて未開拓分野が多い。

課題

  • M&Aによる急成長はビジネス統合や財務負担のリスクを伴う。収益化が計画通り進むか不透明。
  • 規模が小さいため、資金調達や経済変動への耐性が低い。自己資本比率は低めと推測される。
  • 大東建託など大手との競争で、ブランド力や規模で劣るため差別化が難しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がシーラホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18918ランド170億円37.9倍
23467アグレ都市デザイン167億円8.7倍
38908毎日コムネット160億円8.2倍
41435robot home159億円7.7倍
5276Aククレブ・アドバイザーズ158億円116.5倍
68887シーラホールディングス156億円2.1倍
79633東京テアトル152億円15.6倍
88927明豊エンタープライズ147億円6.3倍
98931和田興産146億円5.5倍
103300アンビション DX ホールディングス128億円5.9倍
118898センチュリー21・ジャパン128億円13.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

型枠大工から不動産開発へ転換した1984年

1970年9月に型枠大工工事業として創業。1984年6月に宅地建物取引業の埼玉県知事免許を取得し、不動産事業に参入。1986年4月に本社を埼玉県越谷市南町へ移転し、同時に越谷支店を開設。1987年3月には一級建築士事務所登録を取得し、設計施工の体制を整えた。この時期に不動産の売買・賃貸仲介部門としてトータル情報センター株式会社を設立(1988年4月)。創業時の躯体工事の技術を活かし、開発から販売まで一貫する基盤を築いた。

ベルドゥムールシリーズでマンション開発に本格参入した1990年代

1994年4月、定期借地権付分譲マンション「ベルドゥムール越谷宮本町」を販売し、自社ブランドでのマンション開発を開始。同年10月には中国からの内装天然石材、1996年1月にはカナダからの室内ドアの直接輸入を開始し、建材調達の効率化を進めた。1996年6月には中国に日本語学校3校を設立(出資比率14.9%)、将来の事業基盤構築を図る。1997年3月には千葉県東金市に物流センターを開設、建築資材の加工・配送体制を強化。1998年11月には各戸温泉付マンション「ベルドゥムール越谷湯元温泉」を販売し、差別化を打ち出した。

商号変更と株式上場、首都圏へ展開した2000年代

1999年10月に「リベレステ株式会社」へ商号変更。2000年12月に株式を店頭公開(後のジャスダック)。2002年4月には軽井沢の高級リゾートマンション「ベルジューレ軽井沢」、同年5月には秋田市の超高層マンション「ベルドゥムールランドマーク秋田」を発売。2003年2月には自由設計の戸建システム「ベルシェモア鎌ヶ谷」を販売。同年11月に東京支店を日本橋室町に開設し、首都圏での営業拠点を強化。2004年12月にジャスダック証券取引所へ上場。2006年1月に本社を埼玉県草加市金明町に移転した。

ホテル・ゴルフ場への進出とその後の影響

2004年6月、子会社トータル情報センターが福島県の「裏磐梯猫魔ホテル」を取得。同年9月には「猫魔ホテル猪苗代ゴルフコース株式会社」を設立し50%出資。2005年3月には「長柄ショッピングリゾート株式会社」を取得するなど、リゾート事業に進出。2006年5月には子会社「ネコマホテル株式会社」を設立しホテル運営を本格化。しかし、これらの事業がその後の収益に与えた影響は大きく、2025年5月期の有価証券報告書では、非連結子会社への債権放棄損失226百万円を特別損失として計上しており、リゾート関連の整理が進んでいることを示している。

シーラテクノロジーズとの経営統合、新たな体制へ

2025年6月1日、株式会社シーラテクノロジーズとの経営統合を実施。統合直前の2025年5月期は売上高54.19億円(前期比13.7%増)だったが、千葉プロジェクト中止損失437百万円、株式交換関連費用107百万円、前述の債権放棄損失などで特別損失が膨らみ、当期純損失657百万円となった。統合後、建築事業は子会社の株式会社シーラに集約され、グループの内製化を推進。統合発表時の経営指標目標として、2030年5月期に総資産1,000億円、ROA4%、ROE10%、DOE4%を掲げる。また、社外取締役の登用や内部通報制度の再整備などガバナンス強化も進める。

年表24件を開く

1980年代

  • 1983年6月株式会社河合工務店に有限会社から組織変更
  • 1984年6月宅地建物取引業者の埼玉県知事免許を取得
  • 1986年4月本社を埼玉県越谷市南町に移転
  • 1986年4月越谷支店を埼玉県越谷市増森に開設
  • 1987年3月一級建築士事務所の埼玉県知事登録

1990年代

  • 1999年10月商号変更「リベレステ株式会社」に商号変更

2000年代

  • 2000年12月株式を店頭公開
  • 2003年11月東京支店を日本橋室町に開設
  • 2004年12月上場ジャスダック証券取引所に株式上場
  • 2006年1月本社を埼玉県草加市金明町に移転
  • 2006年10月東京支店を日本橋室町から日本橋一丁目に移転

2010年代

  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(現スタンダード)に上場

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所「スタンダード」市場に移行
  • 2023年11月株式会社シーラテクノロジーズとの「業務提携に関する基本合意書」の締結
  • 2024年1月株式会社シーラテクノロジーズとの「資本業務提携契約書」の締結
  • 2024年6月商号変更「株式会社クミカ」に商号変更
  • 2024年10月東京本社(東京都中央区)開設
  • 2024年12月M&A株式会社シーラテクノロジーズの経営統合に係る「株式交換契約」の締結
  • 2025年5月特定建設業者の埼玉県知事許可「(特-6)第77356号」を廃業
  • 2025年6月M&A株式会社シーラテクノロジーズとの経営統合により、同社を完全子会社化「株式会社シーラホールディングス」に商号変更 本店を東京都渋谷区に変更。これに伴い旧本店を草加支店とし、東京本社を閉鎖
  • 2025年7月連結子会社シーラソーラーが株式会社寿より太陽光関連事業を譲受
  • 2025年12月M&A株式会社シーラテクノロジーズを吸収合併
  • 2026年1月創業社員持株会設立
  • 2026年7月創業役員持株会設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 総資産2030年5月期まで1,000億円
  • ROA2030年5月期まで4%
  • ROE2030年5月期まで10%
  • DOE2030年5月期まで4%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    経営統合によるシナジーの実現

    旧クミカの不動産開発・建築・販売事業とシーラの不動産クラウドファンディング・テクノロジー事業を統合し、相互の強みを活かしたシナジーを加速。組織体制最適化、人員適正化、情報集約、業務集約、最適財務戦略により効率的運営体制を構築する。

  2. 02

    成長基盤の構築と事業改革

    シーラグループの開発・販売ノウハウを活用し、都市部を中心とした収益性の高い不動産開発を加速。良質な案件を迅速に確保できる体制を整備し、収益力の向上を図る。不採算事業の整理と収益性の高い分野への集中、不要資産の売却、コスト構造見直しによりキャッシュフロー安定化を目指す。

  3. 03

    ガバナンスとコンプライアンス体制の強化

    社外取締役・監査等委員の登用による経営監視機能強化、全社員対象の法令遵守・倫理研修の制度化、内部通報制度の再整備、定期的なリスクレビュー導入により、透明性と信頼性を高める。

  4. 04

    企業文化と人材戦略の刷新

    スローガン「世界中の不動産投資を民主化する」のもと新たな組織文化を形成。実務能力に加え、高い倫理観と自立性を持つ人材の教育を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で227人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,300万円で、10期前と比べて+94.3%平均年齢は36.3歳、平均勤続年数は3.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月37
2017年5月37
2018年5月37
2019年5月66948.413.236
2020年5月68849.013.536
2021年5月62248.213.236
2022年5月64349.213.434
2023年5月66148.012.534
2024年5月47.010.9291,034
2025年5月69742.47.332625
2026年5月1,30036.33.52271,410

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
賃貸用不動産 — 東京都港区他7,859百万円
不動産管理事業
賃貸用不動産 — 東京都港区他6,979百万円
不動産管理事業
羽黒発電所他 — 愛知県犬山市他513百万円
再生可能エネルギー事業
本社 — 東京都渋谷区209百万円
総合不動産事業 不動産管理事業 建築事業 再生可能エネルギー事業 その他事業
SYLA HOTEL AKASAKA — 東京都港区150百万円
その他事業
本社 — 東京都港区49百万円
総合不動産事業 不動産管理事業 建築事業 再生可能エネルギー事業 その他事業
油島発電設備他(岐阜県海津市他46百万円
再生可能エネルギー事業
トレーラーハウス — 山梨県北斗市21百万円
その他事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社シーラ(注1,5)
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社シーラソーラー
    愛知県 名古屋市中区 · 連結子会社
    議決権97.7%
  • 国内
    株式会社シーラブレイン(注4)
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権66.6%
  • 国内
    株式会社transista
    東京都 渋谷区 · 持分法適用会社
    議決権28.8%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は393億円営業利益32億円前期と比べると増収増益で、売上が+627.8%、利益が+1500.0%。

売上高
+627.8%
393億円
営業利益
+1500.0%
32億円
純利益
67億円
営業利益率
8.1%
前期比 +4.4%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高390億円393億円
営業利益38億円32億円
純利益15億円67億円
1株あたり配当¥14¥14

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は200億円、営業利益は14億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+354.5%、営業利益は+366.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q31412.93
2023年4Q5−1
2024年1Q9111.10
2024年2Q1300.00
2024年3Q3−1−33.3−1
2024年4Q23313.03
2025年2Q10−1−10.0−1
2025年4Q4436.8−6
2026年2Q193189.362
2026年4Q200147.05

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は110億円から393億円へ3.6倍に増えた。直近期の営業利益率は8.1%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年5月1101613
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(現スタンダード)に上場
2013年5月9574
2014年5月6643
2015年5月751216
2016年5月78138
2017年5月83119
2018年5月58119
2019年5月611011
2020年5月4465
2021年5月6064
2022年5月61108
2023年5月74118
株式会社シーラテクノロジーズの経営統合に係る「株式交換契約」の締結
2024年5月48336.32
株式会社シーラテクノロジーズとの経営統合により、同社を完全子会社化「株式会社シーラホールディングス」に商号変更 本店を東京都渋谷区に変更。これに伴い旧本店を草加支店とし、東京本社を閉鎖
2025年5月54223.7−7
社員持株会設立
2026年5月39332218.167

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高393億円のうち、営業利益として残るのは32億円8.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は67億円、売上の17.0%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.2%315億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.7%46億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.1%32億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.4pt
8.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+10.9pt
17.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+24.3pt
37.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが−18億円、投資CFが−83億円で、差し引きのフリーCFは−101億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は73億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月27−3−242420
2013年5月30−1−122938
2014年5月−318−244
2015年5月1219−223153
2016年5月−29−14−3026
2017年5月310−133144
2018年5月8−5−10337
2019年5月−711−4437
2020年5月302−153254
2021年5月0−17−160
2022年5月138−52175
2023年5月24−5−231971
2024年5月9−16−14−749
2025年5月6−719−167
2026年5月−18−8386−10173

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は705億円。このうち返さなくてよい自己資本が188億円で、自己資本比率は25.5%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月158946459.4
2013年5月154955961.5
2014年5月165947157.2
2015年5月1661075964.5
2016年5月1661046262.7
2017年5月1641085666.0
2018年5月1641125268.5
2019年5月1681185070.4
2020年5月1751086761.6
2021年5月1861077957.4
2022年5月1891117858.6
2023年5月1721145866.4
2024年5月1521133974.2
2025年5月1671115766.1
2026年5月70518851725.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
101億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
117億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
517億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
53
/ 100
安定性自己資本比率17 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率131社中1位あたり、逆に低いのは自己資本比率131社中111位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
37.2%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.1%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
25.5%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
627.8%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥371で、1年前と比べて-14.8%過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。

¥371-2.1%1ヶ月+0.3%1年-14.8%時価総額156億円
過去52週の値幅
安値¥333高値¥504

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)2.1倍
PER (会社予想)9.3倍
PBR0.01倍
配当利回り3.77%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7/17に-0.8%下落も、1ヶ月で+6.3%上昇。25日線(358円)を+4.2%上回り、75日線(366円)を+1.9%上回る。52週高値504円から-26.0%、安値333円から+12.0%。RSI79.5と高く過熱。出来高は7/16に31万株と急増し、短期的に強い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 90/100)

PER 2.1倍(実績)、予想9.3倍は業界平均13.9倍を下回り、PBR 0.01倍は平均1.71倍を大幅に下回る。ROEは-5.9%と赤字で収益性は極めて低い。配当利回り0%と無配。割安だが業績悪化と財務リスクが大きく、今後の回復が鍵。

指標この会社業種平均
PER (実績)2.1倍14.9倍
PER (予想)9.3倍
PBR0.01倍1.84倍
ROE37.2%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2026/5期に売上高が急拡大(前期比7倍超)し、純利益67億円と大きく回復する計画。強気派は、この成長を評価し、PER2倍台の超割安株と見なす。弱気派は、過去の業績変動の大きさや、直近期の赤字転落、計画の達成リスクを指摘。PBR0.01倍と低いが、これは信用できないバリュエーションの可能性も。

プラスに働く材料7
  • 業績急拡大・超割安

    2026/5期純利益67億円予想、PER2.1倍と極めて低い。

  • 大型物件の寄与

    売上高急増の背景に大型プロジェクトの完工。

  • PBRの低さが割安示唆

    PBR0.01倍は解散価値以下で、資産価値に比べ過小評価。

  • FY2026期の大幅増収・営業利益32億円への反転2026年5月期影響

    FY2025比で営業利益が+30億円(2→32億円)、売上高は約7倍に拡大する計画

  • PBR0.01倍と極端な割安、含み資産の顕在化余地継続影響

    PBR0.01倍は1株当たり純資産約37,000円に対し株価373円と大きく乖離

  • 最終利益が赤字から67億円の黒字転換2026年5月期影響

    FY2025純損失7億円→FY2026純利益67億円へ急回復見通し

  • 無配からの復配期待次回決算後影響

    配当性向未定だが、FY2026の大幅増益を機に株主還元開始の可能性

マイナスに働く材料7
  • 計画達成リスク大

    2025/5期は赤字、売上高も低調。急拡大の実現性に疑問。

  • 業績変動が激しい

    過去の業績は不安定で、投資判断が困難。

  • 信用力・ガバナンス懸念

    低PBRは市場の不信感を反映している可能性。

  • FY2026の業績計画達成リスク(売上高393億円)2026年5月期影響

    売上高が前年比7倍の393億円と膨らみ、20%不足で営業利益が半減する可能性

  • FY2025の最終赤字7億円で財務体力に懸念継続影響

    純損失継続で自己資本毀損リスク、更なる借入負担増

  • 時価総額45億円と小型株ゆえの流動性リスク継続影響

    売買代金が薄く、悪材料で急落しやすい

  • 不動産市況悪化で資産評価損や金利負担増金融政策次第影響

    金利上昇で含み益毀損、営業外費用増加の懸念

次の決算で確かめる点
売上高・純利益の進捗
2026/5期の計画達成度が最大の焦点。
受注残高
将来の売上高の先行指標。
自己資本比率
財務健全性とPBRの妥当性を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり14で、前期から+271.4%いまの株価に対する利回りは3.77%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥14
1株あたり
配当利回り
3.77%
いまの株価に対して
配当性向
132.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月4054.3
2018年5月400.053.0
2019年5月400.043.5
2020年5月4512.5112.6
2021年5月40−11.195.7
2022年5月400.050.7
2023年5月400.055.3
2024年5月30−25.0149.3
2025年5月4−88.3
2026年5月13271.4132.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥14

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ14,174人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.8%を占め、残る60.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他73.872.270.567.153.457.8
事業法人18.819.119.321.935.337.3
自己株式3.61.91.91.99.7
金融機関5.25.35.45.45.02.5
証券会社0.81.93.63.74.51.3
外国法人1.31.41.11.71.71.1
外国人個人0.10.10.10.20.20.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社杉本15.99
02株式会社SY13.72
03杉本 宏之7.44
04湯藤 善行6.96
05株式会社ベクトル1.67
06伊藤 功一1.40
07野村信託銀行株式会社1.17
08島袋 完渓1.13
09上田八木短資株式会社0.69
10Future design Capital株式会社0.65

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+51%、1株純資産は15期で−36%。直近期のROEは37.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月11274615.34.140.1
2013年5月337504.419.391.8
2014年5月257473.425.1117.8
2015年5月13084715.46.630.7
2016年5月698798.011.250.7
2017年5月749138.211.754.3
2018年5月769498.112.553.0
2019年5月929999.28.643.5
2020年5月401,0064.118.2112.6
2021年5月421,0104.118.995.7
2022年5月791,0497.79.650.7
2023年5月721,0816.78.755.3
2024年5月201,0631.933.0149.3
2025年5月−56918−5.9
2026年5月16947737.22.0132.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/5期の役員報酬は総額237百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
杉本宏之代表取締役会長 グループ執行役員CEO493,105,850
湯藤善行代表取締役社長 グループ執行役員COO502,930,070
渡辺鷹秀常務取締役 グループ執行役員CSO446,000
我妻心取締役 グループ執行役員CFO45
鳥居敬司取締役7916,500
大内聡取締役61
川上雅昭取締役(監査等委員)5555,000
横山敬子取締役(監査等委員)54
杉本佳英取締役(監査等委員)45

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)62101522538
社外取締役512122

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,469字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社及び子会社3社(2026年5月31日現在)においては、不動産開発事業、不動産管理事業、建設事業、再生可能エネルギー事業、その他事業の5部門に関係する事業を主として行っており、用地仕入れから企画・設計、建築、販売、管理までをグループ内一気通貫でお客様へ提供できる垂直統合型のビジネスモデルを採用しております。この一気通貫体制により、当社は徹底した品質管理、納期管理、コスト管理を実現できており高付加価値な不動産商品の開発が可能となっております。 なお、各事業における当社の位置付け等は次のとおりであります。 (1) 総合不動産事業 当社の総合不動産事業は、完全子会社の株式会社シーラを中心に用地仕入れおよび販売のプロセスを担い、主力となるマンションブランド「SYFORME」やオフィス・商業機能等を持つ複合ビルブランド「SYLA」、超高級ブランド「THE SYLA」等の新築物件の企画・販売や、中古の区分マンションの買取・販売活動等を行っております。 (2) 不動産管理事業 不動産管理事業においては、垂直統合型モデルのうち管理を担っており、物件販売後のアフターサービスとして、賃貸管理(プロパティマネジメント)や建物管理(ビルマネジメント)に関連するサービスを包括的に提供しております。家賃集金や入居者の入退去対応等を代行することで、不動産所有者の負担を軽減し、管理効率の向上を進めております。また、当社が「岩盤収益」と呼ぶ安定的かつ継続的な収益源は、当セグメントに属する自社保有の不動産がもたらす賃料収入を中心に構成されており、不況や急激な外部環境の変化に対応しうる強固な財務基盤を支えております。 (3) 建設事業 建設事業においては、完全子会社の株式会社シーラを中心に、一気通貫のモデルのうち設計および建築プロセスや、外壁塗装工事のフランチャイズ事業を行っております。 これまで当社の建設事業は、「建築の内製化」の推進を掲げ、外注費の削減による建設原価の抑制に取り組み、今期は自社施工案件である「SYFORME OMIYA」や「川崎Ⅱプロジェクト」の竣工に大きく貢献しました。 一方、今期におきましては、新たな取り組みとして基本・構造・設備設計の知見を有する設計部門による仕様の見直しや、建設部門によるデベロッパー他社の建築工事案件の獲得にも成功しました。 今後、建設事業においては内製化の推進とデベロッパー他社の建築工事案件の獲得を推進し、当社のさらなる収益力アップに貢献いたします。 (4) 再生可能エネルギー事業 再生可能エネルギー事業においては、不動産デベロッパーとして培った不動産開発や権利調整のノウハウを転用し、近接領域に進出した事業でございます。グループ会社である株式会社シーラソーラーは、太陽光発電に関わるすべての工程を一括して担うシステムインテグレーターとして、用地仕入れから設計・施工、運用、保守管理までを担います。 また、これまでのノウハウ活用や社会情勢等による需要の高まり、当社既存事業とのシナジーを勘案し、2025年12月には当社グループ第1号となる系統用蓄電所の取得を行いました。取得した蓄電所は、2026年5月期末時点では試運転を開始しており、同年9月より需給調整市場へ参入し、今後、2027年12月末までに保有蓄電所を4基まで拡大する計画です。 (5)その他事業 ベンチャー企業へのエクイティ出資を行い、中・長期でのキャピタルゲインをあげる投資事業を行っております。
経営方針・対処すべき課題2,099字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境および対処すべき課題は、以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社は、1970年9月に躯体工事の主要構造部分である型枠大工工事業に特化し、一貫して経営理念である「ものづくり」にこだわり、現場主義の経験則からプロとして社会に広く貢献していくことを経営の基本方針としております。また、環境の変化に対応した利益重視の経営を行っており、建築・住宅供給を通し企業発展を目指してまいりました。 当社は、2025年6月1日に株式会社シーラテクノロジーズとの経営統合を実施いたしました。 旧クミカの不動産開発事業・建築事業・不動産販売事業は、埼玉県南部を中心とする取引先とのネットワークや地域密着型のサービスを強みとし、安定した財務基盤を有しておりました。 一方、シーラグループは、権利調整から不動産管理までの各工程を一気通貫で提供する垂直統合型ビジネスモデルや企画力・販売力のもと、東京23区や神奈川県川崎市、横浜市等の都市部での不動産開発を得意としておりました。また、物件販売後は建物管理、賃貸管理の役割を担うことで、当社が「岩盤収益」と呼ぶストック収益基盤の拡大を推進し、不況に強い組織づくりを推進しております。 本経営統合を通じて、各事業セグメントにおける両者の強みを活かすべく、シナジーの追求を推進してまいります。具体的には、人員配置の見直し等によるグループ全体の組織体制の最適化や、情報集約による事業機会拡大、生成AIの利活用による業務効率化を図り、グループ全体の収益力向上および企業体質の強化に努めました。 当社は今後、中・長期的に、デベロッパーの資金調達、仕入れ、モノづくり、販売、管理までの全てを支援する「デベロッパーのインフラ」を目指してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社は、生産性の向上と、内製化の推進および徹底的な原価管理による収益性強化と、安定的な収益を生むストック型収益(岩盤収益)の拡充による持続可能な成長基盤を確立いたします。 また、経営方針の1つとして株主の皆様への継続的かつ積極的な利益還元を掲げており、2030年5月期には総資産1,000億円、ROA5%、ROE15%、DOE4%を目指してまいります。 (3) 経営環境及び対処すべき課題 今後の見通しにつきましては、景気は緩やかな回復基調で推移する見込みですが、中東情勢の悪化などの地政学リスクの高まりによる原材料価格の高騰や物価上昇等には引き続き注視する必要があり、依然として先行きは不透明な状況が続くものと考えております。 当社グループの主力事業である収益用マンション市場におきましては、単身者や少人数世帯等の若年層を中心とした都心への人口移動の継続などを背景に、賃貸、実需ともに底堅い需要が続くものと予想され、資産運用に対する社会的関心が高まるなか、分散投資のひとつとして安定した収益を不動産に求める購入者層の一層の拡大が見込まれております。当社グループ主力の収益用マンションは、単身者や少人数世帯の生活を支えるインフラとして、また、安定した収益を不動産に求める方への資産運用商品として、その社会的役割は一層高まっていくものと考えております。 用地仕入・不動産開発におきましては、首都圏における土地価格をはじめ、建築資材価格や労務費が高騰していることから、収益性の見極めが一層重要になるものと考えられます。 このような状況において、当社グループは、採算性を重視した積極的な仕入れおよび社会やお客様のニーズを適確に捉えた不動産企画、販売チャネルの開拓、生成AIの活用による業務効率化の推進など様々な取り組みを行い、企業としての成長力を高めてまいります。 ① 経営統合による新たな成長基盤の構築 シーラグループの不動産開発・販売ノウハウを活かし、東京23区、川崎市、横浜市等の都心部を中心とした収益性の高い不動産開発を加速、良質な案件を迅速に確保できる体制を整備し、収益力の向上を図ります。 ② 経営ガバナンスとコンプライアンス体制の構築 社外取締役・監査等委員の登用による経営の監視機能を強化し、全社員を対象とした法令等遵守・倫理研修を制度化し、健全な企業文化を再構築します。また、内部通報制度の再整備や定期的なリスクレビューの導入により透明性と信頼性を高めます。 ③ 財務体質の強化と黒字転換への具体策 不採算事業の整理と収益性の高い分野への集中を行い、不要資産の売却やコスト構造の見直しにより、キャッシュフローの安定化を図ります。シーラグループの顧客基盤や販売チャネルを活用し、短期的な売上拡大を目指します。 ④ 企業文化と人材戦略の刷新 当社のスローガンである「不動産投資を民主化する」という価値観のもと、新たな組織文化を形成します。実務能力に加え、高い倫理観と自立性を持つ人材の教育を推進します。
事業等のリスク4,390字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。なお、当社(株式会社シーラホールディングス)は、2025年6月1日に株式会社シーラテクノロジーズとの経営統合を行い、持株会社体制のもとで、不動産の開発・販売・管理、建設及び再生可能エネルギー等の事業を営んでおります。文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済環境の変化による影響について 当社グループの主力事業である総合不動産事業は、需要動向により開発用不動産物件の取得が左右される傾向があります。需要動向は国内の景気動向、不動産市況、金利動向、建設価格の動向、不動産関連税制等の影響を受けやすく、また、当社グループは首都圏(東京23区、川崎市、横浜市等)における単身者向けを中心としたレジデンス(住居用不動産)の開発・販売を主要な事業領域としているため、これらの地域における賃貸需要、入居率及び賃料水準の動向による影響を受けやすい特性があります。これらの経済環境の変化は、当社グループの業績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (2) 法的規制等について 当社グループは、主に不動産の開発、販売、賃貸及び管理並びに建設に関する事業を行っており、当社グループの属する不動産業界は、国土利用計画法、宅地建物取引業法、都市計画法、建築基準法、建設業法、賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律等により法的規制を受けております。当社グループは、宅地建物取引業法に基づく免許(国土交通大臣(3)第8560号 ほか)、建設業法に基づく許可等、事業の遂行に必要な免許・許認可を受けて事業を行っております。当社グループとしては、事前の調査を尽くすことによりプロジェクトの遂行可能性に関する確認を行っておりますが、将来においては現在では予測できない法的規制が設けられることも皆無とはいえません。こうした規制が設けられた場合には、当社グループの事業活動自体が制約される可能性があるほか、これらの規制を遵守できなかった場合には、予測困難な事業コストが生じる懸念があり、当社グループの業績や財政状態に影響を与える可能性があります。 また、連結子会社である株式会社シーラが運営する不動産クラウドファンディングサービス「利回りくん」については、不動産特定共同事業法に基づき運営しておりますが、今後、同法の改正等が生じる可能性があります。かかる改正等が生じた場合は、当社グループとして直ちに対応していく方針ですが、改正による規制強化等によって事業運営に与える影響が大きい場合には、当社グループの事業活動並びに財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、当社グループが取り組む再生可能エネルギー事業(太陽光発電及び系統用蓄電所に係る事業)については、電気事業法、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法(FIT・FIP制度)等の法的規制を受けており、これらの制度の変更等が生じた場合には、当該事業の運営並びに当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 金利動向の影響について 当社グループの総合不動産事業において、購入者は主として金融機関の投資用不動産ローンを利用しております。また、開発事業に係るプロジェクト資金及び販売用不動産の取得財源の一部を金融機関からの借入金によっているため、金利動向や金融情勢等の大幅な変動があった場合には、支払利息の増加や資金調達環境の変化を通じて、当社グループの業績等が著しく変動する可能性があります。なお、経営統合に伴う事業規模の拡大及び機動的なプロジェクト仕入れの推進に伴い、当社グループの有利子負債残高は増加しており、金利動向による影響を受けやすい状況にあります。 (4) 取引先の信用リスクについて 開発事業及び建設事業においては、施工会社との間で工事請負契約を締結して建物の建築工事等を行うことがあり、また、当社グループは他の不動産デベロッパー等から建築工事を請け負う建築工事請負案件にも取り組んでおります。施工会社が信用不安に陥った場合には工期遅延等が生じ、また、発注者その他の取引先の信用低下により経済的損失が発生した場合には、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 (5) 引渡し時期による業績の変動について 当社グループでは、不動産の売却においては引渡基準を採用しています。当社グループでは、引渡時期による業績の変動がないように案件管理・期日管理を徹底しておりますが、案件によっては1件あたりの売上高や損益が財務数値に大きな影響を与えることもあり、そのような案件の引渡時期が計画に対して前後することにより、当社グループの四半期や年度損益に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループでは、土地の売却と建築工事の請負を組み合わせたスキーム等、案件ごとに規模や収益認識の時期が異なる取引を行っており、建築工事請負案件については工事の進捗に応じて一定の期間にわたり収益を認識するため、工事の進捗状況や竣工・引渡時期の変動により、当社グループの四半期又は年度の業績及び財政状態に偏りが生じる場合があります。 (6) 自然災害、震災等によるリスクについて 地震、暴風雨、洪水等の自然災害、暴動、火災等の人災、感染症の拡大が発生した場合、当社グループが保有する不動産の価値が大きく毀損する可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが保有する不動産は、売却時の需要を勘案した上で、東京を中心とする首都圏所在の比率が高い状況にあり、当該地域における地震その他の災害、地域経済の悪化等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 在庫リスクについて 当社グループが保有する棚卸資産(販売用不動産及び仕掛販売用不動産等)の中には、市況や販売計画により、短期的な販売を目的としていない物件や販売までに一定の期間を要する物件が含まれております。当社グループの棚卸資産の残高は、経営統合に伴い大幅に増加しております。これらの在庫について、市況の悪化や顧客ニーズの変化等によっては、在庫の長期滞留化、販売価格の低下に伴う在庫の評価損の計上、資金負担の増加が生じる可能性があり、その場合には当社グループの業績や財政状態に影響を与える可能性があります。当社グループの保有在庫の中には、短期的な販売を目的としていない物件があり、これらは主に過去の仕入れ方針に基づいて仕入れたものの現時点までに販売が完了していない物件や、他社の不良資産処理として持ち込まれ市場価格より低価格で購入した物件等であります。これらの在庫について、市況の悪化や顧客ニーズの変化等によっては、在庫の長期滞留化、販売価格の低下に伴う在庫の評価損、資金負担が増加する可能性があり、その場合には当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (8) 建築費について 当社グループのマンション等の建築は、自社施工か施工会社への発注のいずれかですが、建築資材の価格や工事労務費の高騰、資材調達の遅延等により、工事請負金額が上昇し、又は工期が長期化した場合には、利益率が低下する可能性があり、当社グループの業績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (9) 開発事業における近隣住民の反対運動について マンションの建設にあたっては、建設地の周辺環境に十分配慮し、関係する法律、自治体の条例などを検討して開発計画を立てるとともに、事前の説明会を開催し近隣住民の理解を得ておりますが、日照問題、環境問題、建設中の問題などを理由に近隣住民の反対運動が起きる場合があります。その場合には、計画に変更が生じたり追加工事の発生等が生じ、当社の業績に影響を与える可能性があります。 (10) 土地の仕入について 当社グループでは、開発事業用地等の取得にあたり、売買契約書締結前に綿密な事前調査を行っておりますが、締結後、稀に地中障害や土壌汚染等の隠れたる瑕疵が発見されることがあります。この場合には、当社に追加費用が発生することがあり、当社の業績等に影響を与える可能性があります。 (11) 個人情報の取扱いについて 当社グループは、不動産の販売・賃貸・管理並びに不動産クラウドファンディングサービス「利回りくん」及びオンライン賃貸仲介サービス「ietty」等の事業活動に伴い、多数の顧客・投資家・入居者等に係る個人情報を始めとする様々な情報を入手しております。個人情報等の管理におきましては、細心の注意を払っておりますが、不測の事態により個人情報が外部に流出した場合には、損害賠償や当社グループの信用力低下により、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。 (12) 訴訟のリスクについて 当社は、2023年7月5日より、出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律(以下「出資法」という。)違反等の容疑で地方検察庁より起訴され、2024年3月19日、東京地方裁判所より、上記法律違反により罰金1,200万円に処するとの判決を受けております。 当該事案に関連して、一部の元融資先から請求や通知を受けて協議を行い、和解に至っているものの、今後も他の元融資先から損害賠償請求訴訟等を提起される可能性がございます。これらの事象が発生した場合には、訴訟内容や損害賠償額及びその結果により、当社の社会的信用に影響を及ぼす可能性がございます。 なお、当社が起訴されている関連法令及び当社の元代表取締役社長が書類送検されている関連法令以外の法令に抵触する重要な事実はありません。 (13) 不動産クラウドファンディングサービス「利回りくん」案件募集時に成立下限額を調達できない場合について 連結子会社である株式会社シーラが運営する「利回りくん」にて大型案件を募集する際には、案件成立にあたっての下限調達額を設定することがあります。投資家からの応募金額が下限調達額を下回る場合には案件自体が成立せず、応募金額は投資家に返還することになりますが、案件の不成立が続く場合には投資家からの応募が減少していく可能性があります。ひいては当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、成立下限額を調達できない場合、募集の再開などで不動産の売買契約の条件によっては、売主へ違約金を支払う場合があり、当該違約金の支払いが当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,205字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較・分析の記載はしておりません。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用情勢・所得環境の改善等により緩やかな回復で推移しました。一方、米国の政策動向や中東情勢の緊迫化等を背景とした不安定な国際情勢の影響による原油・原材料価格等の高騰、資材調達環境の不安定化等による不透明な先行きが、我が国の景気を下押しするリスクとして引き続き留意する必要があります。 首都圏の新築マンション市場においては、不動産開発用地の仕入価格や建築資材価格の上昇等により、2025年度(2025年4月~2026年3月)の新築マンション供給戸数は前年比2.6%減の2万1,659戸となり、1973年以降最小値となった2024年度をさらに下回る結果となりました。また、購入需要についても、高値圏での推移が続くほか、金利上昇懸念等もあり、今後の事業環境の先行きは引き続き不透明な状況にあります(数字は株式会社不動産経済研究所調べ)。 一方で、当社グループの主要領域である収益用マンション市場においては、東京23区や神奈川県川崎市、横浜市の中心部では人口増加基調にあります。なかでも東京都は10代後半から20代の単身者を中心に直近5年間で転入超過の状況が続いており、加えて単身者向け新築マンションの供給が減少していることから、底堅い賃貸需要環境が継続しております。 (a)財政状態 (資 産) 当連結会計年度末における流動資産合計は、48,863百万円となりました。その主な内訳は、仕掛販売用不動産19,501百万円、販売用不動産15,886百万円、現金及び預金10,149百万円であります。固定資産合計は、21,618百万円となりました。その主な内訳は、有形固定資産18,354百万円であります。 この結果、当連結会計年度末における総資産合計は、70,482百万円となりました。 (負 債) 当連結会計年度末における流動負債合計は、19,352百万円となりました。その主な内訳は、1年内返済予定の長期借入金7,175百万円、短期借入金7,028百万円であります。固定負債合計は、32,299百万円となりました。その主な内訳は、長期借入金30,493百万円であります。 この結果、当連結会計年度末における負債合計は、51,651百万円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、18,831百万円となりました。主な内訳は、資本剰余金4,154百万円、利益剰余金11,668百万円であります。 (b)経営成績 当社グループは「不動産投資の民主化」をスローガンに掲げ、1口1万円から不動産投資を始められる不動産クラウドファンディングサービス「利回りくん」を提供するとともに、不動産開発においては、用地仕入れから企画・設計、建築、販売までのサービスを一気通貫で提供することで品質・コスト・スピードの最適化に取り組んでまいりました。 また、主に首都圏で持続的な人口増加と経済成長が見込まれる地域へ、レジデンスやオフィス・商業機能を持った複合ビル等のコンパクトな物件を積極的に供給する独自のランチェスター戦略を推進することで、大手企業との競合を回避しながら効率的な経営資源の投下により、安定的かつ継続的な企業成長に努めてまいりました。 これらの結果、当連結会計年度における売上高は39,331百万円、営業利益は3,186百万円、経常利益は2,067百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は6,684百万円となりました。 (c)セグメントごとの経営成績 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (総合不動産事業) 総合不動産事業におきましては、当社グループの主力となるマンションブランド「SYFORME」やオフィス・商業機能等を持つ複合ビルブランド「SYLA」、超高級レジデンスブランド「THE SYLA」等の新築物件の企画・販売や、中古の区分所有マンションの販売活動等を行ってまいりました。 今期は、自社施工案件の「SYFORME OMIYA」や「川崎Ⅱプロジェクト」など新築物件13棟390戸の供給に加え、新たな取り組みとして当社グループの他事業セグメントとの事業シナジーを活かしつつ資本回転率を高めるため、台東区秋葉原や神奈川区入江の土地売却を行うと同時に、当該土地に建築する建物の工事請負契約を締結いたしました。 また、翌期以降の新築物件供給に向けた事業用地を積極的に取得する等により、売上高が34,374百万円、セグメント利益が5,593百万円となりました。 (不動産管理事業) 不動産管理事業におきましては、固定資産や一部の棚卸資産等からなり、当社グループの安定的かつ継続的な利益成長を支える岩盤収益の中核機能を担っております。 今期は、建物管理や賃貸管理を中心とする事業活動を行い、特に西麻布エリアでのドミナント戦略の一環として、中古物件リノベーション等による不動産再生を実施し、オフィスから高級レジデンスへの用途変更等による不動産価値の再構築を行ってまいりました。その他、東京23区や神奈川県川崎市、横浜市等都心部の人口増加、不動産価格の上昇や建築コストの増大による新築ワンルームマンションの供給減少を踏まえ、賃料引上げ交渉を積極的に行い、獲得賃料収入を増加させた結果、不動産管理事業の売上高が2,843百万円、セグメント利益が894百万円となりました。 (建設事業) 建設事業におきましては、今期第3四半期に竣工した「SYFORME OMIYA」や「川崎Ⅱプロジェクト」をはじめとする新築マンションの自社施工や、外壁塗装工事のフランチャイズ運営を中心に事業活動を行ったほか、第4四半期には、他の不動産デベロッパーや投資ファンドからの建築工事請負案件を獲得した結果、建設事業の売上高が236百万円、セグメント損失が603百万円となりました。 なお、(総合不動産事業)に記載しました台東区秋葉原や神奈川区入江の土地に建築する建物に関する工事請負契約につきましては、顧客との契約から生じる収益として、履行義務の充足に係る進捗度に応じて2027年5月期から収益を計上する見込みです。 (再生可能エネルギー事業) 再生可能エネルギー事業におきましては、太陽光発電に関わる全工程を一括して担うシステムインテグレーターとして、開発用地の仕入れから設計・施工、運用、保守管理までのサービスを一気通貫で提供してまいりました。 今期は、埼玉県さいたま市の株式会社寿より太陽光発電関連事業を譲り受け、自社での土木工事が可能になったほか、香川銀行からの融資を受け、系統用蓄電所の取得を行い、2026年9月の需給調整市場への参入に向けた試運転等の段取りを進めた結果、再生可能エネルギー事業の売上高が1,712百万円、セグメント利益が39百万円となりました。 (その他事業) その他事業におきましては、有望なベンチャー企業へのエクイティ投資や保有株式の一部売却により、その他事業の売上高が182百万円、セグメント利益が8百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、7,272百万円となり、前事業年度末に比べ5,284百万円増加しました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税金等調整前当期純利益7,484百万円、減価償却費396百万円、負ののれん発生益7,909百万円、段階取得に係る差損2,259百万円、棚卸資産の増加による支出3,767百万円等により1,795百万円の支出となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、主に定期預金の預入による支出1,089百万円、有形固定資産の取得による支出6,631百万円等により、8,266百万円の支出となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、主に短期借入金の純増額5,222百万円、長期借入れによる収入22,038百万円及び長期借入金の返済による支出17,653百万円、自己株式の取得による支出250百万円、配当金の支払239百万円等により、8,648百万円の収入となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (2025年6月1日~2026年5月31日)施工高 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 建設事業   484   - 再生可能エネルギー事業   200   - 合計   684   - (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 b. 受注状況 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (2025年6月1日~2026年5月31日)受注高 セグメントの名称   当期受注高   当期末残受注高 金額(百万円)   前期比(%)   金額(百万円)   前期比(%) 建設事業   3,352   -   3,322   - 再生可能エネルギー事業   471   -   205   - 合計   3,824   -   3,528   - (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   (2025年6月1日~2026年5月31日) 金額(百万円)   前期比(%) 総合不動産事業   34,374   - 不動産管理事業   2,839   - 建設事業   236   - 再生可能エネルギー事業   1,697   - その他事業   182   - 合計   39,331   - (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたりまして、決算日における資産・負債の報告数値及び偶発資産・負債の開示、並びに報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを行っております。当該見積りは、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づき実施しております。ただし、実際の結果は、経営環境や事業特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況1 連結財務諸表等(1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の分析 経営成績等の分析については、「4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの作成の分析(1)経営成績等の状況の概要」をご参照ください。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報財政状態の分析 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、不動産、建築資材の購入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、M&A等によるものであります。 当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 現状、運転資金及び投資資金は、営業活動によって得られた自己資金を充当し、不足する場合には金融機関からの借入により資金調達をしておりますが、必要に応じて、増資や社債発行等により柔軟に対応することとしております。 ④ 経営戦略の現状と見通し 今後の見通しにつきましては、景気は緩やかな回復基調で推移する見込みですが、中東情勢の緊迫化をはじめとする地政学リスクの高まりによる建築資材の価格高騰や調達難、労務費の増大による建築費の高騰等コストプッシュインフレを引き起こす要素については引き続き注視する必要があり、依然として先行きは不透明であります。 このような状況下において、当社は中・長期的な資産価値の上昇が見込まれるエリアでの積極的な仕入れ及び生成AIの利活用推進並びに電力需要の高まりに応じた蓄電所事業への参入等の様々な活動を行い、企業価値を高めてまいります。 これらの取り組みにより、売上面につきましては主力となる総合不動産事業における新築物件供給計画を14棟とし、その他請負建築工事の進行等により2027年5月期の売上高は38,000~40,000百万円を予想しております。 また、利益面につきましては、建設工事の内製化や、建築仕様の標準化等の取り組みを推進することで営業利益3,700~3,900百万円、経常利益2,375~2,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,472~1,550百万円を予想しております。 なお、業績予想につきましては、ホルムズ海峡情勢の緊迫化が長期化した場合、下半期に竣工を予定している物件の資材調達及び工期に影響を及ぼす可能性があることから、当該不確実性を踏まえ、上記のとおりレンジ形式にて開示しております。 これらの業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性がございます。引き続き、外部環境の変化等が当社グループの事業へ及ぼす影響を慎重に見極め、今後業績予想修正の必要が生じた場合には速やかに開示いたします。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2026年5月期通期決算説明資料2026-07-15

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。