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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

アグレ都市デザイン

Agratio urban design Inc.3467 · Standard · 不動産業

首都圏で分譲住宅と収益不動産を手掛けるデベロッパー。戸建「アグレシオ」シリーズを軸に、投資用マンションや宿泊施設事業まで展開する。

概要

アグレ都市デザインは2009年創業の不動産企業。東京都心部を中心に、自社ブランド「アグレシオ」シリーズの戸建住宅分譲、投資用収益物件の販売、空き家活用の宿泊事業を展開する。2026年3月期の売上高は370億円、営業利益33億円、従業員数142名。東京証券取引所スタンダード市場上場。

ハウジング・アセットソリューション・宿泊の3事業

当社グループは、東京都区部を中心に首都圏をターゲットとして3事業を展開する。ハウジング事業では自社ブランド「アグレシオ」シリーズの戸建住宅及び戸建用地の分譲販売を行い、2026年3月期には376棟の戸建住宅を引き渡した。アセットソリューション事業では収益マンション・アパート及びマンション用地等を投資家向けに販売し、同事業の売上高は62億円と前年比73%増加した。宿泊事業では空き家・空き別荘を活用した宿泊施設の開業・運営コンサルティング及び宿泊施設分譲を行い、売上高3.9億円を計上した。3事業のうちハウジング事業が売上高の約82%を占める。

売上高370億円、経常利益率7.5%

2026年3月期の連結売上高は370億円、営業利益33億円、経常利益28億円、親会社株主に帰属する当期純利益19億円と過去最高を更新した。売上高経常利益率は約7.5%であり、経営目標とする6.5%を上回る。売上総利益率は17.8%。キャッシュ・フローは営業活動で18億円の支出となったが、これは事業用地の仕入れ増加によるもの。財務活動では25億円の収入があり、現金同等物残高は79億円。安定した収益基盤を持つ。

東京都心部と人気住宅地に特化したドミナント戦略

当社は東京都心部及び人気住宅地にターゲットを絞ったドミナント戦略をとる。本社は新宿区西新宿に置き、営業拠点として吉祥寺支店、渋谷支店(旧自由が丘支店)、東京支店(神田神保町)、たまプラーザ支店を展開する。2024年4月には営業部を新設し、マーケット動向の把握や広告業務の効率化を図った。アセットソリューション事業も山手線沿線の希少性の高いエリアに注力し、2024年7月には資産コンサルティングチームを新設して顧客のライフプランを支援する。

ハウスバードとホーユーコーポレーションの子会社化

当社は2023年11月にハウスバード株式会社の全株式を取得し子会社化した。ハウスバードは空き家・空き別荘を活用した宿泊施設の開業・運営コンサルティングを行い、これにより宿泊事業を開始した。さらに2026年4月には株式会社ホーユーコーポレーションの全株式を取得し子会社化、その子会社である株式会社多摩建設を孫会社とした。ホーユーコーポレーションは不動産関連事業、多摩建設は建設工事を手掛け、グループの事業領域を拡大している。

業界の中での役割は首都圏の住宅・収益不動産市場における分譲デベロッパー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
370億円
営業利益
33億円
営業利益率
8.9%
純利益
19億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ハウジング事業304億円82.2%33億円10.9%
アセットソリューション事業62億円16.8%6億円9.7%
宿泊事業4億円1.1%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01首都圏の住宅市場(戸建住宅・宅地)主力

東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の首都圏を中心に、「アグレシオ」シリーズの戸建住宅と戸建用地を分譲。用地仕入れから企画・設計・施工・販売・アフターメンテナンスまで一貫して手掛ける。

主な製品・サービス1
アグレシオシリーズ
首都圏で展開する戸建住宅ブランド。街区プランニングから建物設計・施工まで自社一貫体制で提供。

02不動産投資市場(収益マンション・アパート等)準主力

希少性の高いエリアを中心に、投資用の収益マンション・収益アパートやマンション用地を販売。投資家向けに収益不動産を供給する。

主な製品・サービス3
収益マンション
投資用の賃貸マンション。好立地の物件を企画・販売。
収益アパート
投資用の賃貸アパート。収益性を重視した物件を提供。
マンション用地
マンション開発向けの用地を販売。

03宿泊施設市場(旅館・ホテル等)副次

空き家や空き別荘を活用した宿泊施設の開業・運営コンサルティングを全国展開。物件提案からコンセプト策定、設計・施工支援、運営管理まで一貫サポート。宿泊施設分譲として旅館事業向け戸建住宅も販売。

主な製品・サービス2
宿泊施設運営コンサルティング
空き家等を活用した宿泊施設の開業・運営をサポート。
旅館事業向け戸建住宅(土地付き建物)
旅館経営を目的とした土地付き建物を分譲。用地仕入れから販売まで自社一貫。

製品と技術

自社ブランド「アグレシオ」シリーズの戸建住宅

ハウジング事業の中核製品は自社ブランド「アグレシオ」シリーズである。用地の仕入れから街区プランニング、建物の企画・設計、施工管理、販売、アフターメンテナンスまで一貫して自社で行う。デザイン性と機能性を重視し、東京都心部及び人気住宅地で供給。2026年3月期には376棟を引き渡し、売上高285億円を計上した。自社販売を原則とし、顧客からの直接のフィードバックを次のプロジェクトに反映する仕組みを持つ。

投資家向け収益マンション・アパート

アセットソリューション事業では、主に山手線沿線などの希少性の高いエリアで投資用の収益マンション及び収益アパートを販売する。物件は全館を投資家に販売し、賃貸経営によるインカムゲインを提供する。2026年3月期には収益マンション7棟、収益アパート6棟を引き渡し、売上高は計51億円。相続対策としてのニーズにも対応し、資産コンサルティングチームが顧客のライフプランを支援する。

空き家活用の宿泊事業:分譲と運営支援

宿泊事業はハウスバード株式会社を通じて展開する。空き家や空き別荘を活用した宿泊施設の開業・運営コンサルティングを提供し、物件の提案からコンセプト策定、設計・施工支援、運営管理まで一貫サポートする。また、宿泊施設分譲として旅館事業を目的とした戸建住宅を販売。2026年3月期にはコンサルティング11件、宿泊分譲3棟を手掛け、売上高3.9億円を計上した。まだ損失計上中だが、成長途上の事業である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

都市部マンション開発、販売好調で成長中

アグレ都市デザインは首都圏中心に分譲マンションを手がける不動産デベロッパー。大東建託のような大手と比較すると規模は小さいが、用地仕入れから設計・販売まで一貫体制で高付加価値物件を提供。直近の営業利益率は8.14%と健全で、2026年3月期には8.92%まで改善見込み。業界同様の用地価格上昇や規制強化が課題。

強み

  • 企画から販売まで自社で行い、コスト管理と品質確保を両立
  • 営業利益率8%超と業界平均を上回る、効率的な事業運営
  • 売上高が276億→370億円へ急拡大、需要を捉えた物件投入
  • 需要の堅調な首都圏に集中、販売リスクを低減

課題

  • 好立地の用地獲得競争が激化、仕入れ価格の上昇が収益を圧迫
  • 建築基準法改正や金利上昇など、事業環境に不透明感
  • 首都圏依存度が高く、地元景気変動の影響を受けやすい

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がアグレ都市デザイン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13454ファーストブラザーズ184億円4.5倍
25535ミガロホールディングス184億円12.3倍
35280ヨシコン177億円5.8倍
48999グランディハウス175億円17.9倍
58918ランド170億円37.9倍
63467アグレ都市デザイン167億円8.7倍
78908毎日コムネット160億円8.2倍
81435robot home159億円7.7倍
9276Aククレブ・アドバイザーズ158億円116.5倍
108887シーラホールディングス156億円2.1倍
119633東京テアトル152億円15.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 45件

戸建販売で創業し、増資を重ねてJASDAQ上場へ

2009年4月、東京都武蔵野市吉祥寺本町で戸建販売を目的に資本金800万円で創業。同年5月に宅地建物取引業免許を取得し麹町支店を開設した。その後、複数回の増資を経て、2016年3月に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。上場時の資本金は3億7,656万円に達した。この間、一般建設業許可、一級建築士事務所登録、特定建設業許可を取得し、事業基盤を整えた。

東証二部を経て第一部指定、売上高100億円突破

2017年7月に東京証券取引所市場第二部へ市場変更し、2018年7月には市場第一部に指定された。この間、売上高は2017年3月期に111億円、2018年3月期に144億円と急成長。資本金も増資を続け、2018年8月には3億8,402万円となった。事業面では、2017年4月に代官山にデザインオフィスを開設し、ブランド力の強化を図った。

本社を新宿へ移転、営業拠点を再編

2020年9月、登記上本店及び本社機能を東京都新宿区西新宿へ移転。旧本社を吉祥寺支店に改称した。同時に代官山オフィスを廃止。2021年4月にはたまプラーザ支店を世田谷区奥沢へ移転し自由が丘支店と改称。これにより都心部への拠点集中を進めた。また、2021年には特定建設業許可と宅地建物取引業免許を東京都知事免許に切り替え、コンプライアンス体制を強化した。

プライム市場からスタンダード市場へ、宿泊事業に参入

2022年4月の東証市場区分再編に伴い、市場第一部からプライム市場へ移行したが、2023年10月にはスタンダード市場へ移行した。2023年11月、ハウスバード株式会社の全株式を取得し子会社化。これにより空き家・空き別荘を活用した宿泊事業に参入した。宿泊事業はコンサルティングと宿泊施設分譲を展開し、2026年3月期には売上高3.9億円を計上した。

営業部新設とホーユーコーポレーション買収

2024年4月、各拠点の営業部門を集約し営業部を新設。同年7月にはアセットソリューション事業部に資産コンサルティングチームを、建築部を新設。2026年2月には自由が丘支店を渋谷へ移転し渋谷支店に改称。2026年4月には株式会社ホーユーコーポレーションの全株式を取得し子会社化、さらにその子会社である株式会社多摩建設を孫会社として迎え、グループの建設・不動産領域を拡充した。

年表45件を開く

2000年代

  • 2009年4月創業東京都武蔵野市吉祥寺本町において、戸建販売を事業目的として、アグレ都市デザイン株式会社(資本金800万円)を設立 同月、資本金を4,000万円に増資
  • 2009年5月宅地建物取引業免許(東京都知事)を取得 東京都千代田区麹町に麹町支店を開設
  • 2009年11月一般建設業許可(東京都知事)を取得

2010年代

  • 2011年2月一級建築士事務所登録(東京都知事)
  • 2011年7月特定建設業許可(東京都知事)を取得
  • 2012年2月資本金を4,580万5,000円に増資
  • 2012年8月資本金を8,330万5,000円に増資
  • 2013年1月資本金を9,080万5,000円に増資
  • 2013年6月麹町支店を廃止
  • 2014年1月資本金を1億3,880万5,000円に増資
  • 2015年9月宅地建物取引業免許(国土交通大臣)に免許換え
  • 2015年9月神奈川県横浜市青葉区にたまプラーザ支店を開設
  • 2016年3月資本金を3億2,979万7,000円に増資
  • 2016年3月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2016年3月資本金を3億7,656万1,050円に増資
  • 2016年9月東京都千代田区神田神保町に東京支店を開設
  • 2016年11月特定建設業許可(国土交通大臣)を取得
  • 2017年3月資本金を3億8,111万5,650円に増資
  • 2017年4月東京都渋谷区代官山町にアグレ・デザインオフィス代官山を開設
  • 2017年7月東京証券取引所市場第二部に市場変更
  • 2018年3月資本金を3億8,262万7,050円に増資
  • 2018年7月東京証券取引所市場第一部指定
  • 2018年8月資本金を3億8,402万8,650円に増資
  • 2019年4月アセットソリューション事業部を新設

2020年代

  • 2020年9月アグレ・デザインオフィス代官山を廃止
  • 2020年9月登記上の本店所在地を東京都新宿区西新宿へ移転
  • 2020年9月東京都新宿区西新宿へ本社機能を移転し、旧本社を吉祥寺支店へ改称
  • 2021年4月たまプラーザ支店を東京都世田谷区奥沢へ移転し、自由が丘支店へ改称
  • 2021年4月資本金を3億8,680万3,350円に増資
  • 2021年5月特定建設業許可(東京都知事)に免許換え
  • 2021年6月宅地建物取引業免許(東京都知事)に免許換え
  • 2021年7月資本金を3億8,757万4,050円に増資
  • 2022年1月資本金を3億8,933万5,650円に増資
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2022年6月資本金を3億8,988万6,150円に増資
  • 2022年8月吉祥寺支店を移転
  • 2022年10月資本金を3億9,071万7,450円に増資
  • 2023年10月東京証券取引所スタンダード市場へ移行
  • 2023年11月M&Aハウスバード株式会社の全株式を取得し子会社化
  • 2024年4月各拠点の営業部門を集約し営業部を新設
  • 2024年7月アセットソリューション事業部に資産コンサルティングチームを新設
  • 2024年7月建築部を新設
  • 2025年7月賃貸住宅管理業者(国土交通大臣)に登録
  • 2026年2月自由が丘支店を東京都渋谷区渋谷へ移転し、渋谷支店へ改称
  • 2026年4月M&A株式会社ホーユーコーポレーションの全株式を取得し子会社化、同社子会社の株式会社多摩建設を孫会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高経常利益率6.5%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    商品訴求力の強化

    自社販売を基本とし、顧客からの直接意見を反映して商品力を向上。社内研修やSNS活用により販売力を磨く。

  2. 02

    ドミナント戦略の推進

    都心と人気住宅地にターゲットを絞り、ハウジング事業4拠点とアセットソリューション事業で情報収集力を強化。営業部がマーケット動向把握や顧客管理を推進。

  3. 03

    生産性向上と人材育成

    IT活用や業務見直しで無駄を排除。社内外研修の充実、テレワーク等の柔軟な働き方で生産性向上を図る。

  4. 04

    コンプライアンスとリスク管理

    関連法規の多様化に対応し、コンプライアンス・リスク管理体制を強化。社員教育を徹底し経営管理体制を強化。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で142人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は822万円で、9期前と比べて+28.2%平均年齢は37.0歳、平均勤続年数は6.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月53
2018年3月65
2019年3月64135.33.376
2020年3月66036.04.078
2021年3月71035.34.387
2022年3月69434.84.6101
2023年3月66034.95.0113
2024年3月69236.25.8127
2025年3月75236.66.21291,938
2026年3月82237.06.31422,324

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.4%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
吉祥寺支店 — 東京都武蔵野市吉祥寺南町31百万円
ハウジング事業
log東京 — 東京都江東区常盤31百万円
宿泊事業
本社・新宿支店 — 東京都新宿区西新宿25百万円
ハウジング事業 アセットソリューション事業
渋谷支店 — 東京都渋谷区渋谷18百万円
ハウジング事業
北軽井沢 — 群馬県吾妻郡長野原町10百万円
宿泊事業
そそそ — 静岡県熱海市梅花町8百万円
宿泊事業
東京支店 — 東京都千代田区 神田神保町3百万円
ハウジング事業
建築部事務所 — 東京都武蔵野市吉祥寺本町1百万円
ハウジング事業 アセットソリューション事業
常閑園 — 埼玉県本庄市日の出0百万円
宿泊事業

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は370億円営業利益33億円前期と比べると増収増益で、売上が+20.5%、利益が+32.0%。

売上高
+20.5%
370億円
営業利益
+32.0%
33億円
純利益
+18.8%
19億円
営業利益率
8.9%
前期比 +0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高475億円370億円
営業利益41億円33億円
純利益23億円19億円
1株あたり配当¥140¥140

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は80億円、営業利益は7億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+247.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q875
2024年1Q23−1−4.3−1
2024年2Q6223.21
2024年3Q5723.50
2024年4Q1349
2025年2Q135118.16
2025年4Q172148.110
2026年2Q162159.39
2026年4Q208188.710
2027年1Q8078.84

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は51億円から370億円へ7.3倍に増えた。直近期の営業利益率は8.9%。売上は13期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5132
2014年3月5542
神奈川県横浜市青葉区にたまプラーザ支店を開設
2015年3月6132
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2016年3月8743
東京都渋谷区代官山町にアグレ・デザインオフィス代官山を開設
2017年3月11164
2018年3月14475
2019年3月15742
2020年3月18254
2021年3月205118
2022年3月2382014
ハウスバード株式会社の全株式を取得し子会社化
2023年3月2581913
2024年3月276139
2025年3月30725228.116
株式会社ホーユーコーポレーションの全株式を取得し子会社化、同社子会社の株式会社多摩建設を孫会社化
2026年3月37033288.919

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高370億円のうち、営業利益として残るのは33億円8.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は19億円、売上の5.1%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.2%304億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.9%33億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.9%33億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.7pt
8.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.0pt
5.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+11.5pt
24.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2026年3月期は営業CFが−18億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−18億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は79億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年3月90−6910
2015年3月−13015−1312
2016年3月006018
2017年3月−21026−2123
2018年3月−12011−1222
2019年3月−15018−1525
2020年3月14−1−141324
2021年3月20012046
2022年3月−16−132−1760
2023年3月−27−127−2860
2024年3月−6−514−1162
2025年3月−46054−4672
2026年3月−18026−1879

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は386億円。このうち返さなくてよい自己資本が86億円で、自己資本比率は22.3%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3863214.5
2014年3月3482625.0
2015年3月52104220.1
2016年3月64184628.5
2017年3月98227622.0
2018年3月118259321.2
2019年3月1442611818.1
2020年3月126289822.6
2021年3月1403510525.2
2022年3月1954714824.1
2023年3月2315617524.1
2024年3月2506019023.9
2025年3月3337226121.7
2026年3月3868630022.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
79億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
79億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
300億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
33
/ 100
安定性自己資本比率15 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE131社中21位あたり、逆に低いのは自己資本比率131社中119位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
24.4%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.9%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
22.3%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
20.5%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.8%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,910で、1年前と比べて+39.7%過去52週の値幅のなかでは86%の位置にある。

¥2,910-1.8%1ヶ月+7.3%1年+39.7%時価総額167億円
過去52週の値幅
安値¥2,155高値¥3,030

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.7倍
PER (会社予想)7.3倍
PBR2.02倍
配当利回り4.81%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で3.39%上昇、14日は+0.60%の2,864円と52週高値2,900円に接近。25日線を4.4%上回り、75日線・200日線も上回る強気トレンド。出来高は10,000株前後で安定。RSIは61.17と中立圏で、上昇余地を残す。高値更新が視野に入る展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PERが8.53倍と平均(14.79倍)を下回り、予想PERも7.2倍。PBRは1.91倍で平均(1.81倍)とほぼ同等。配当利回りは4.89%と平均(3.03%)を上回り、ROEも24.4%と高い。業績は堅調で、2026年3月期も増収増益見込み。割安ではあるが、PBRが平均並みである点が割安感を弱めている。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.7倍14.9倍
PER (予想)7.3倍
PBR2.02倍1.84倍
ROE24.4%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

不動産市場は金利動向や景気に影響されやすい。強気派は、売上高が増加傾向にあり、営業利益率8%超と高い収益性を示しているほか、PER8倍台と割安感がある点を評価する。また、ROE24%と高く、配当利回りも約5%と魅力的。一方弱気派は、今後の金利上昇が需要に悪影響を与える可能性や、都市部の地価高騰による仕入れコスト増、さらに市場全体の調整リスクを指摘する。増収計画が市場環境と整合的かが論点。

プラスに働く材料7
  • 収益成長

    売上高は2024年3月期276億円から2025年3月期307億円に増加。

  • 高い資本効率

    ROE24.4%と高く、株主資本を効率的に活用している。

  • 株主還元

    配当利回り4.92%と高水準で、インカムゲインを期待できる。

  • 2026年3月期営業利益33億円、前期比32%増通年影響

    営業利益25億円→33億円、売上高370億円と増収が利益を拡大

  • 予想PER7.1倍と強烈な割安感継続影響

    時価総額164億円、予想PER7.1倍・PBR1.9倍。低バリュエーションが下支え

  • ROE24.4%と高収益構造継続影響

    ROE24.4%、PBR1.9倍。資本効率の高さで株主価値が増加

  • 配当利回り4.92%の高利回り継続影響

    時価総額164億円に対し配当利回り4.92%、株主還元姿勢が明確

マイナスに働く材料7
  • 金利上昇リスク

    金利上昇は住宅ローン需要を冷え込ませ、不動産販売に悪影響を与える。

  • 地価高騰

    都市部の地価上昇が続けば、仕入れコストが増加し利益を圧迫する。

  • 業績の景気連動性

    不動産市況の悪化局面では売上と利益が急減するリスクがある。

  • 外国人保有比率0.52%と国内依存継続影響

    外国人株主比率0.516%と極端に低く、海外資金の参入余地が小さい

  • 営業利益率8.92%と10%未満通年影響

    売上高370億円・営業利益33億円、利益率8.92%に留まり効率改善が課題

  • 株価が1年で49%上昇し過熱感継続影響

    株価2847円、1年間で+49.43%。業績以上に上昇した反動減リスク

  • 売上高純利益率5.1%と低水準通年影響

    純利益19億円÷売上高370億円=5.14%。最終利益率の低さが今後の課題

次の決算で確かめる点
契約率
分譲物件が計画通り売れているかを示す需要の強さを測る指標。
仕入れ価格の動向
土地コストの上昇が利益率に与える影響を監視するため。
手付金の受注残
将来の売上に直結する受注状況を確認するため。
賃貸部門の稼働率
不況時に安定的な収益源となる賃貸部門の健全性を測定する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり140で、前期から+22.9%いまの株価に対する利回りは4.81%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥140
1株あたり
配当利回り
4.81%
いまの株価に対して
配当性向
34.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2329.9
2018年3月2822.233.1
2019年3月20−27.346.3
2020年3月18−10.028.9
2021年3月2327.830.6
2022年3月75226.130.5
2023年3月784.034.7
2024年3月60−23.138.0
2025年3月9660.034.2
2026年3月11822.934.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥140

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ14,891人。区分でいちばん多いのは個人・その他98.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が0.9%を占め、残る99.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他89.088.592.395.197.398.0
事業法人0.20.40.30.91.10.9
証券会社3.24.12.50.81.00.6
外国法人1.51.41.21.00.60.4
外国人個人0.00.10.10.10.10.1
金融機関6.05.53.62.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01大林 竜一40.67
02平井 浩之2.09
03五郎川 隆1.65
04伊藤 一也1.30
05阿多 賢一1.30
06唐川 範久1.30
07柿原 宏之1.30
08アグレ都市デザイン従業員持株会1.12
09三好 秀樹0.83
10伊藤 武憲0.59

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+182%、1株純資産は14期で+324%。直近期のROEは24.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月11935340.5
2014年3月6424429.0
2015年3月5730121.0
2016年3月8132320.25.418.4
2017年3月7538021.37.529.9
2018年3月8344120.211.933.1
2019年3月434569.612.146.3
2020年3月6249813.16.828.9
2021年3月13761824.68.130.6
2022年3月24681934.37.230.5
2023年3月22596825.17.134.7
2024年3月1521,04214.610.338.0
2025年3月2751,25623.96.234.2
2026年3月3361,49624.47.934.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額84百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大林竜一代表取締役 社長622,340,000
柿原宏之取締役 経営管理部長5475,000
原由香注4取締役53
黒川純一監査役(常勤)63
中野明安注5監査役(非常勤)63
戸澤摂子注5監査役(非常勤)51

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)26917035
監査役1777
社外監査役2553
社外取締役2221

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容798字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、東京都区部を中心に、首都圏をターゲットエリアとして、「アグレシオ」シリーズを中心とした戸建住宅及び戸建用地の販売を行う「ハウジング事業」、収益マンション・収益アパート及びマンション用地等の販売を行う「アセットソリューション事業」、空き家や空き別荘等を活用した宿泊施設の開業及び運営コンサルティングをはじめ、宿泊施設の分譲なども行う「宿泊事業」を行っております。 セグメント別詳細は以下のとおりであります。 (1) ハウジング事業 当社グループのハウジング事業は、戸建住宅及び戸建用地(宅地)の分譲販売を行っております。戸建用地の仕入れから街区のプランニング、建物の企画・設計、施工管理、販売、アフターメンテナンスまでを一貫して行い、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)を中心に事業展開を図っております。 (主な関係会社) 当社 (2) アセットソリューション事業 当社グループのアセットソリューション事業は、収益マンション・収益アパート及びマンション用地等の販売を行っております。主に、希少性の高いエリアにおいて投資用の賃貸マンションを販売しております。 (主な関係会社) 当社 (3) 宿泊事業 当社グループの宿泊事業は、空き家や空き別荘等を活用した宿泊施設の開業及び運営コンサルティングを行っております。物件の提案から宿泊施設のコンセプトの策定や設計・施工支援、運営管理まで一貫したサポートを日本全国に展開しております。宿泊施設分譲においては、用地の仕入から企画、設計、施工管理、販売までを自社一貫体制にて行った旅館事業を企図した戸建住宅(土地付き建物)を顧客(一般消費者及び法人等)へ販売しております。 (主な関係会社) 当社、ハウスバード株式会社 当社グループの事業系統図を示すと下記のとおりであります。 ・提出会社 ・連結子会社
経営方針・対処すべき課題2,336字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 下記の文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「人類の共同財産を創出すること」を社会的使命として掲げ、覚悟と情熱、専門性に溢れ、業界内外に向けて、無類の存在感を放つ誇り高きプロフェッショナル集団となることを目指しております。 そのための経営方針として、目まぐるしく変わる事業環境に対して迅速かつ的確に対応できる態勢構築を進めるとともに、常に先を見通した経営戦略の推進や財務基盤の強化を図ることにより、将来の安定的な収益確保を担保しております。 また、主力のハウジング事業のみならず、アセットソリューション事業及び宿泊事業においては、不動産を取り巻くあらゆるビジネスの可能性を模索し、当社グループの存在意義と存在感を世の中に示してまいりたいと考えております。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは成長性を重視し、売上高の増大及びシェアの拡大を目指しており、売上高経常利益率6.5%を経営目標としております。これらの目標達成のため、ハウジング事業・アセットソリューション事業・宿泊事業における収益性、生産性の向上に努めてまいります。 (3) 経営環境及び対処すべき課題 当社グループは、2009年4月の創業以来、長きにわたるデフレ経済のなかで、自社設計・自社施工管理による商品の差別化によって、戸建住宅の分譲を中心に事業を展開してまいりました。 昨今の日本経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の回復などにより経済活動の正常化が進んだものの、中東情勢による地政学リスクの高まりや世界的な物価高騰、急激な為替変動など、依然として景気の先行きの不透明感が続くものと予測されます。 当社グループが属する不動産業界におきましても、住宅価格の高止まりやマイナス金利政策の解除に伴う金利の先高観などに起因する消費マインドの冷え込み、また、直近では中東情勢の悪化・長期化に伴う建築資材や住宅設備機器等の納期遅延・価格高騰が顕在化しつつあります。 このような中にあって当社は、企業理念の実現を通じて企業価値の向上を図るため、以下の課題を自らに課して業務を推進しております。 ① お客様への商品訴求力の強化 当社グループは、大半の戸建プロジェクトにおきまして、不動産仲介業者を介さず、当社従業員が直接お客様と相対して商品のご説明及び商談を行う自社販売を行っております。 これは、ご購入いただいたお客様だけでなく、ご成約に至らなかったお客様からも、当社従業員が直にご意見・ご感想を頂戴し、次のプロジェクト・プランに反映・活用させていただくことで、より魅力のある商品を世に送り出したいという考えに基づいたものです。 当社グループの業容規模・陣容からして、全てのプロジェクトの販売を自社販売形態で行うことは困難ですが、社内研修・OJT等による自社人材の育成及びSNSの積極活用により、お客様への商品訴求力を更にブラッシュアップさせていく方針であります。 ② 人気エリアにターゲットを絞ることによるドミナント効果 当社グループは、2020年9月に東京都新宿区へ本社機能を移転、2026年2月に東京城南エリアの更なる深耕と事業拡大を企図して、自由が丘支店を東京都渋谷区へ移転し、「渋谷支店」として営業を開始するなど、ハウジング事業4拠点とアセットソリューション事業をとおして、都心部の情報収集能力を強化してまいりました。 ハウジング事業は、各拠点において人材・陣容の充実に向け継続して取り組み、より都心に近い地域と人気住宅地にターゲットを絞り込むとともに、2024年4月に新設した「営業部」は、マーケット動向の把握や顧客のストック化、広告業務の効率化を積極的に推進し、業績の伸長に貢献してまいりました。 アセットソリューション事業も、山手線沿線の人気エリアを中心に富裕層向けの投資用マンション・アパートなどの相続対策向け商品を中心に販売活動を積極化するとともに、グループ会社のハウスバード株式会社との旅館業免許付きのコラボ物件の販売や、中古物件のリノベーションにもチャレンジしてまいりました。また、2024年7月新設の資産コンサルティングチームは、所有物件の売却サポートや投資用マンション・アパートの販売・賃貸管理業務等お客様のライフプランの事業パートナーとしてのサービスを提供してまいりました。 ③ 生産性の向上・人材育成 当社グループは、これまで多くの専門知識や豊富な経験を持った人材を確保し、事業を推進してまいりましたが、継続的な成長のためには、生産性の向上及び人材育成が必要不可欠であると認識しております。 ITを活用したマンパワー業務の自動化や業務内容の見直しによる無駄の排除に取り組むとともに、社内外での研修・OJTの充実を図ることで人材の育成に取り組んでおります。また、テレワーク・時差出勤・時短勤務の導入といった様々な働き方を推奨することにより、生産性の更なる向上に努めてまいります。 ④ コンプライアンス体制及びリスク管理体制の充実 当社グループの展開する事業に関連する法規は多岐にわたり、また、関連法規の制定・改廃が相次いでおります。また、業務内容の多様化等に伴う取引の継続性や資産性等に関する潜在的なリスク要因を把握して適切に管理していく必要があります。これらに対応するため、コンプライアンス体制及びリスク管理体制をより一層充実させるとともに、社員への教育を徹底し、経営管理体制の強化に努めてまいります。
事業等のリスク5,984字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 不動産市況の悪化 当社グループの主要事業であるハウジング事業は、消費者の需要動向に大きく左右される傾向にあります。そのため、景気動向、金利動向、地価動向及び物価動向の変動、消費税及び住宅減税等の税制変更、公的融資制度の変更・廃止、少子化による人口減少、新型コロナウイルス感染症の再拡大などにより、消費者の需要が低下した場合には、着工・引渡し棟数の減少や販売価格の低下等が生じ、当社グループの事業展開及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 (2) 事業エリアの集中について 当社グループの主力事業であるハウジング事業の事業展開は、対象エリアを首都圏を中心としております。したがって、当社グループの業績は首都圏内の景気動向、経済環境、住宅需要、地価の動向等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 競合について 当社グループの属する戸建販売業界は、技術の独自性等に基づくものではないため、参入障壁は高くありません。 当社グループは、企画設計から施工管理、販売、建築請負業務など不動産業、建築業の事業領域において様々なノウハウの蓄積に努めておりますが、競合他社の参入に伴い、差別化のための各種方策等が必要になった場合、又は、当社グループが提供する物件の競争力が低下した場合は、当社グループの事業展開及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 (4) 販売期間の長期化等について 当社グループの主力事業であるハウジング事業における用地仕入決済日から引渡までの平均事業期間は約10.1ヶ月となっております。景気動向・需要動向の悪化や競争激化、住宅価格の高止まりや金利の上昇などに起因する消費マインドの冷え込みといった影響により販売が長期化した場合、販売価格の下落や棚卸資産の評価損の計上等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 季節変動について 当社グループの主力事業であるハウジング事業においては、物件の完成・引渡しが9月、12月、3月に集中する傾向があります。そのため、当社グループの第1四半期の売上高は、他の四半期に比して少なくなり、また、第2四半期及び第4四半期、特に3月の売上高が相対的に多くなる傾向があり、2026年3月のハウジング事業に係る売上高は6,123,313千円(構成比20.2%)であります。一定の時期に完成引渡が集中することにより資金繰りに悪影響を与えるリスクがあり、結果として事業展開や経営成績に影響が生じる可能性があります。 なお、2025年3月期から2026年3月期における四半期別の売上高及び営業損益の構成は、次のとおりであります。 (2025年3月期) 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 金額 (千円)   構成比 (%)   金額 (千円)   構成比 (%)   金額 (千円)   構成比 (%)   金額 (千円)   構成比 (%) 売上高   4,930,740   16.1   8,489,985   27.7   6,102,765   19.9   11,125,201   36.3 営業利益   233,535   8.9   877,024   33.5   448,665   17.1   1,060,892   40.5 (2026年3月期) 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 金額 (千円)   構成比 (%)   金額 (千円)   構成比 (%)   金額 (千円)   構成比 (%)   金額 (千円)   構成比 (%) 売上高   6,885,516   18.7   9,286,507   25.2   6,852,059   18.6   13,814,456   37.5 営業利益   523,371   15.8   977,136   29.5   442,053   13.3   1,374,096   41.4 (注)各数値は当社単体の数値を示しております。 (6) 自然災害・人災等に係る影響について 地震や台風等の大規模な自然災害が発生した場合、当社グループにおいて、物件の点検や応急措置等により、多額の費用が発生する可能性があります。また、建築用資材・部材については複数の発注先を確保するよう努めておりますが、社会インフラの大規模な毀損で建築現場の資材・部材の供給が一時的に途絶えた場合等には、完成引渡しの遅延等により当社グループの事業展開及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 また、新型コロナウイルス等の感染症の流行が急速に拡大した場合、当社グループの本社や事業所の一時的な閉鎖の可能性があり、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。当社グループとしては、複数の事業拠点を有しており特定の事業所において感染症が発生した場合にも事業継続が可能な体制を構築しており、また、在宅勤務が可能な環境を整備しており、感染症流行時に出社しなくても業務遂行が可能となっております。 (7) 用地取得について 当社グループの主要事業であるハウジング事業においては、戸建住宅用の用地を、立地条件や周辺環境等に応じて、適正価格で継続的に取得することが必要です。当社グループとしては、土地売却情報の入手先を複数確保するとともに、土地取得に際しては立地条件・周辺環境・面積等について調査の上、適正価格で取得するよう努めております。 しかしながら、他社との競合、情報収集の遅れ・不足等により相場よりも高価格で土地を購入することとなった場合や土地の仕入れが想定どおりに進捗しない場合には、当社グループの経営成績に影響が生じる可能性があります。 (8) 外注先について 当社グループは、戸建分譲住宅における施工面の大部分を外注に依存しております。当社グループとしては、外注先の確保に注力しておりますが、万が一、職人不足等に伴って外注先が減少した場合、販売棟数の増加に伴って選定基準に合致する外注先を十分に確保できない場合、または外注先の経営不振・繁忙等により工期が遅延した場合等には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 (9) 資材及び住宅設備機器等の調達・価格の変動について 国内外の市場の動向等により、木材・建材等の資材価格が上昇した場合、当社グループ又は外注先の原材料調達状況に影響が及ぶ可能性があります。また、当社グループとしては適正な利益を確保するよう努めておりますが、資材価格の上昇分を販売価格へ転嫁することが困難な場合には、当社グループの利益が減少するなど、当社グループの事業展開及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 (10) 組織・人材・陣容の充実 当社グループは今後も戸建住宅の販売を中心に事業を展開してまいりますが、不動産業界の競争激化の中で業績拡大を図るためには、継続して優秀な人材を確保・育成していくことが最重要課題であると認識しております。そのため、中途・新卒採用の強化及び不動産関連の資格取得支援並びに当社グループの経営理念及び行動規範を理解した責任ある社員の育成を行っていく方針であります。しかしながら、当社グループの求める人材の確保が困難となった場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 (11) 金融機関からの資金調達にかかるリスクについて 当社グループはハウジング事業の分譲用地、アセットソリューション事業のマンション用地の取得資金及びマンション建設資金について、主に金融機関からの借入金により調達しているため、有利子負債への依存度が高い水準にあります。今後、有利子負債の圧縮を図るとともに自己資本の充実に注力する方針ではありますが、金融政策や経済情勢等により金利水準及び金融環境等に変動があった場合、当社グループの事業展開及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 (12) 個人情報の管理について 当社グループは、事業の特性上、仕入先、顧客(潜在顧客含む。)等に関して、住所、氏名等の個人情報を多数お預かりしております。個人情報保護につきましては、個人情報の保護に関する法律に従い、全社的な対策を継続的に実施しておりますが、万一個人情報の漏えい等が発生した場合には、信用を大きく毀損することとなり、当社グループの事業展開及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 (13) 法的規制について 当社グループの業務は、分譲用地の仕入から企画設計業務、施工管理業務、販売業務、建築請負業務など不動産業、建築業に関連する業務を幅広く行っております。そのため、当社グループの事業に関連する法規は多岐にわたり、宅地建物取引業法、建設業法、国土利用計画法、都市計画法以外にも土地区画整理法、農地法、住宅の品質確保の促進等に関する法律、不当景品類及び不当表示防止法等の規制を受けております。今後これらの公的規制を強化する改正や、当社グループの事業に関連する法規の新設等がなされた場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 また、当社グループでは、当社グループの主要事業の継続に必要となる、宅地建物取引業法に基づく宅地建物取引業者免許(東京都知事免許(2)第106450号)、建設業法に基づく特定建設業許可(東京都知事許可(特-8)第153663号)建築士法に基づく一級建築士事務所登録(東京都知事登録 第56852号)及び賃貸住宅管理業法に基づく賃貸住宅管理業者登録(国土交通大臣(01)第010171号)を行っておりますが、本書提出日までの間において、これらの免許、許可及び登録の取消事由は存在しておりません。しかしながら、将来においてこれら免許、許可及び登録の取消等があった場合には、主要な事業活動に支障をきたすとともに業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 なお、本書提出日現在における当社グループの許認可取得状況は以下のとおりです。 許認可等の名称   所管官庁   登録番号等   有効期限   主な許認可等の取消事由 宅地建物取引業者免許   東京都   東京都知事免許(2)第106450号   2026年6月19日から2031年6月18日まで   ・欠格事由等に該当するとき・不正の手段により免許を受けたとき・業務に関し取引の関係者に損害を与え又は公正を害する行為をした場合等において情状が特に重いとき・業務停止処分に違反したとき等 特定建設業許可   東京都   東京都知事許可(特-8)第153663号   2026年5月25日から2031年5月24日まで   ・欠格事由等に該当するとき・不正の手段により許可を受けたとき・建設工事を適切に施工しなかったために公衆に危害を及ぼした場合又は法令違反等があった場合等において情状が特に重いとき・営業停止処分に違反したとき等 一級建築士事務所登録   東京都   東京都知事登録第56852号   2026年2月10日から2031年2月9日まで   ・免許取消の申請・死亡等の届出・虚偽又は不正の事実に基づいて免許を受けたことが判明したとき・建築士法若しくは建築物の建築に関する他の法律又はこれらに基づく命令若しくは条例の規定に違反したとき・業務に関して不誠実な行為をしたとき等 賃貸住宅管理業者登録   国土交通大臣   国土交通大臣(01)第010171号   2025年7月15日から2030年7月14日まで   ・不正な手段による登録や賃貸住宅管理業者の欠格条項違反に該当した場合 (14) 住宅品質保証について 住宅供給業者は、「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」(以下「住宅瑕疵担保履行法」)により、新築住宅の構造耐力上主要な部分及び雨水の浸入を防止する部分については、住宅の引渡日から10年間、瑕疵担保責任を負い、また、住宅の瑕疵担保責任履行のための資力の確保が義務付けられております。 当社グループでは、当社グループが供給する住宅の品質確保のため、住宅の設計、施工管理に万全を期し、また、住宅瑕疵担保履行法による資力確保の方法として保険に加入しております。 しかしながら、万が一、当社グループの販売した物件に重大な瑕疵があることが判明した場合、売主としての瑕疵担保責任を負い、その結果として、当社グループが負担すべき費用の増加や信用の低下等が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 訴訟やクレームについて 当社グループは、コンプライアンス体制の整備及びその運用により訴訟及びクレーム等の発生の回避に努めております。 しかしながら、今後、当社グループが販売した物件における瑕疵の発生、建築に際しての近隣住民からのクレーム等、及びこれらに起因する訴訟やその他の請求が発生する可能性があります。これらの訴訟等の内容及び結果によっては、当社グループの事業展開及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 (16) 特定人物への依存について 当社グループの代表取締役社長である大林竜一は、最高経営責任者として経営方針や経営戦略の決定等、事業活動上の重要な役割を果たしております。当社グループにおいては、同人に過度に依存することがないよう、合議制や権限委譲の推進を図っておりますが、現時点において同人が何らかの理由により経営者として業務を遂行できなくなった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (17) 小規模組織であることについて 当社グループは社歴が浅く、また、組織規模が小さいため、内部管理体制もこのような事業規模に応じたものとなっております。今後、事業規模の拡大に伴い人員の増強や内部管理体制の一層の強化・充実を図る方針でありますが、事業の拡大及び人員の増加に適時適切に組織的対応ができなかった場合には、当社グループの事業遂行及び拡大に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,777字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の回復などにより経済活動の正常化が進みましたが、円安の進行と昨今の中東情勢による地政学的リスクの高まりによる物価高騰懸念により、景気の先行きには不透明感が漂っております。 当社グループの属する不動産業界におきましては、利便性・希少性の高い立地の物件については依然として旺盛な需要があるものの、事業用地や建材・住宅機器価格・人件費の高止まりの影響により、優勝劣敗の構図が鮮明になりつつあります。 このような事業環境のもと、コア事業であるハウジング事業におきましては、引き続き良質な事業用地の取得に注力するとともに、自社設計・自社施工管理によるデザイン性・機能性に優れた戸建住宅の供給に努め、お客様に対する商品訴求力の更なる強化を目的に、SNSを積極的に活用するなど自社販売手法のブラッシュアップに努めてまいりました。 更に、2024年4月に「営業部」を新設した結果、業務の効率化や販売力の強化、用地仕入れ時の競争力の向上を図ることが出来ました。 また、主に投資家向けの収益マンション・収益アパートの建設・販売及びマンション用地等の販売を手掛けるアセットソリューション事業におきましては、希少性の高い都心部における用地情報の収集に注力するとともに、ハウジング事業で培ったデザイン性の高い商品企画に注力してまいりました。 2023年11月に子会社化したハウスバード株式会社が展開する、空き家や空き別荘等を活用した宿泊施設の開業及び運営コンサルティングを行う宿泊事業におきましては、当社の持つ不動産情報網や地域金融機関との紐帯を活用し、新規顧客の開拓に注力してまいりました。 この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高36,975,239千円(前年同期比20.3%増)、売上総利益6,587,403千円(同23.6%増)、営業利益3,280,973千円(同28.7%増)、経常利益2,783,213千円(同23.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,930,924千円(同22.2%増)と、売上高・各段階利益ともに過去最高値を更新いたしました。 セグメント別の業績を示しますと、次のとおりであります。 (ハウジング事業) ハウジング事業においては、自社ブランドである「アグレシオ・シリーズ」を中心に戸建住宅376棟、戸建用地16区画、その他2棟(注文住宅等2棟の他、少額リフォーム工事等を含む)の引渡しなどにより、売上高30,368,151千円(前年同期比12.3%増)、経常利益3,283,413千円(同17.3%増)を計上いたしました。 なお、内容別の引渡件数・売上高は以下のとおりであります。 内容   件数(棟・区画)   売上高(千円)   前年同期比(%) 戸建住宅   376   28,525,568   +20.2 戸建用地   16   1,759,975   △44.7 その他   2   82,607   △40.3 合計   394   30,368,151   +12.3 (アセットソリューション事業) アセットソリューション事業においては、投資家向け収益マンション7棟、収益アパート6棟、マンション用地等15区画、その他1件(請負工事1件の他、不動産賃貸収入等を含む)の引渡しなどにより、売上高6,217,082千円(前年同期比73.2%増)、経常利益610,389千円(同70.4%増)を計上いたしました。 なお、内容別の引渡件数・売上高は以下のとおりであります。 内容   件数(棟・区画)   売上高(千円)   前年同期比(%) 収益マンション   7   4,552,657   +55.2 収益アパート   6   572,280   +504.2 マンション用地等   15   1,053,865   +119.9 その他   1   38,278   △53.8 合計   29   6,217,082   +73.2 (宿泊事業) 宿泊事業においては、空き家や空き別荘等を活用した宿泊施設の開業及び運営コンサルティングをはじめ、宿泊施設の分譲などにより、売上高は390,130千円(前年同期比267.6%増)となりましたが、コンサルティング契約の受注が想定を下回ったため、28,705千円の経常損失(前年同期は28,067千円の経常損失)となりました。 内容   件数   売上高(千円)   前年同期比(%) コンサルティング   11   127,217   +43.6 その他   -   18,333   +4.4 宿泊分譲   3   244,579   - 合計   14   390,130   +267.6 (注)各セグメントの売上高の金額は、外部顧客への売上高に加え、セグメント間の内部売上高も含めた金額としております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ697,432千円増加し、7,868,742千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末における営業活動によるキャッシュ・フローは1,849,693千円の資金の減少(前年同期は4,555,549千円の資金の減少)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益2,783,213千円を計上したこと、仕入債務が744,620千円増加した一方、事業用地の仕入れの進捗に伴い棚卸資産が4,422,778千円増加したこと、法人税等の支払額が802,135千円あったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末における投資活動によるキャッシュ・フローは34,357千円の資金の減少(前年同期は37,902千円の資金の増加)となりました。これは主に、敷金保証金の返還による収入が95,680千円あった一方、有形固定資産の取得による支出が12,523千円、敷金保証金の差入による支出が120,370千円あったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末における財務活動によるキャッシュ・フローは2,581,483千円の資金の増加(前年同期は5,441,216千円の資金の増加)となりました。これは主に、長期借入れによる収入が16,634,900千円あった一方、長期借入金の返済による支出が13,300,148千円、配当金の支払が552,184千円あったことによるものであります。 当社グループの運転資金需要のうち、主なものは戸建住宅の分譲用地の取得資金のほか、土地の造成や建築等の製造原価、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は26,040,187千円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は7,868,742千円となっております。 ③ 生産、受注及び販売の実績 (a) 生産実績 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)の生産実績は次のとおりであります。 セグメント区分   件数(棟・区画)   生産高(千円)   前年同期比(%) 戸建住宅   366   28,512,312   +12.0 戸建用地   16   1,759,975   △44.7 その他   2   82,607   △40.3 ハウジング事業 計   384   30,354,894   +5.5 収益マンション   9   4,947,140   +68.6 収益アパート   7   769,397   +712.3 マンション用地等   15   1,053,865   +119.9 その他   1   38,278   △53.8 アセットソリューション事業 計   32   6,808,682   +89.6 宿泊施設分譲   3   244,579   - 宿泊事業 計   3   244,579   - 合計   419   37,408,156   +15.6 (注)1.当連結会計年度中に完成した物件の販売価格を以て生産高としております。 2.当社グループのセグメントのうち「宿泊事業」に係るコンサルティング業務等については、生産実績を定義することが困難であるため上記生産実績を記載しておりません。 (b) 受注実績 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)の受注実績は次のとおりであります。 セグメント区分   期首受注高   期中受注高   期末受注高 件数(棟・区画)   受注高(千円)   件数(棟・区画)   受注高(千円)   件数(棟・区画)   受注高(千円) 戸建住宅   31   2,366,357   379   28,720,171   34   2,560,959 戸建用地   2   132,638   20   2,249,276   6   621,940 その他   1   11,250   3   115,063   2   43,707 ハウジング事業 計   34   2,510,246   402   31,084,511   42   3,226,606 収益マンション   2   1,907,630   6   2,656,739   1   11,711 収益アパート   -   -   7   769,397   1   197,116 マンション用地等   -   -   15   1,053,865   -   - その他   1   1,082   -   37,196   -   - アセットソリューション事業 計   3   1,908,712   28   4,517,198   2   208,828 コンサルティング   7   36,741   16   161,543   12   71,068 その他   -   -   -   18,333   -   - 宿泊施設分譲   -   -   3   244,579   -   - 宿泊事業 計   7   36,741   19   424,457   12   71,068 合計   44   4,455,699   449   36,026,167   56   3,506,503 (c) 販売実績 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)の販売実績は次のとおりであります。 セグメント区分   件数(棟・区画)   販売高(千円)   前年同期比(%) 戸建住宅   376   28,525,568   +20.2 戸建用地   16   1,759,975   △44.7 その他   2   82,607   △40.3 ハウジング事業 計   394   30,368,151   +12.3 収益マンション   7   4,552,657   +55.2 収益アパート   6   572,280   +504.2 マンション用地等   15   1,053,865   +119.9 その他   1   38,278   △53.8 アセットソリューション事業 計   29   6,217,082   +73.2 コンサルティング   11   127,217   +43.6 その他   -   18,333   +4.4 宿泊施設分譲   3   244,579   - 宿泊事業 計   14   390,130   +267.6 合計   437   36,975,364   +20.3 (注)1.主たる販売先は不特定多数の一般消費者であり、相手先別販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の販売先はありません。 2.各セグメントの売上高の金額は、外部顧客への売上高に加え、セグメント間の内部売上高も含めた金額としております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の事業全体及びセグメントごとの経営成績につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであり、経営者の視点によるこれらの経営成績等に関する知識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、当社グループのセグメントは、「第5.経理の状況 1.連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 セグメント情報」に記載のとおり、「ハウジング事業」「アセットソリューション事業」「宿泊事業」の3つを報告セグメントとしており、セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりです。 (a) ハウジング事業 ハウジング事業は、当社グループの主力事業であり、成長戦略の骨子は都心に近い地域と人気住宅地を中心とするエリアの拡大であり、当連結会計年度は東京23区・埼玉県・神奈川県を中心に分譲棟数を拡大いたしました。当連結会計年度末現在、新宿支店、吉祥寺支店、渋谷支店、東京支店の計4拠点にて戸建住宅を供給しておりますが、FacebookやInstagramといったSNSや、オウンドメディアでの有益な投稿やメルマガ会員への物件情報の優先配信などを積極的に行うことで広告宣伝費の圧縮を図り、また、これまで以上に拠点内・他拠点間の情報共有を図ってまいりました。 以上の結果、売上高は30,368,151千円(前年同期比12.3%増)、引渡し件数は戸建分譲376棟(同75棟増)・土地分譲16区画(同15区画減)・注文住宅2棟(同3件減)、セグメント利益は3,283,413千円(同17.3%増)となりました。 なお、ハウジング事業における戸建住宅の平均単価は75,865千円であります。 (b) アセットソリューション事業 アセットソリューション事業は、主に都心部において希少エリアでの投資用収益マンション及び収益アパートの建設・販売を行う事業であります。当事業は2019年4月に都心部におけるハウジング事業以外の不動産ニーズへの対応を企図して新設し、世田谷上野毛Ⅱ等のマンションの建設・販売、小平学園西町6等のアパートの建設・販売を行いました。 以上の結果、売上高は6,217,082千円(前年同期比73.2%増)、引渡し棟数は収益マンション7棟(同1棟増)・収益アパート6棟(同5棟増)・マンション用地等15区画(同13区画増)、セグメント利益は610,389千円(同70.4%増)となりました。 (c) 宿泊事業 宿泊事業は、主に空き家や空き別荘等を活用した宿泊施設の開業及び運営コンサルティングを行う事業であります。長野県の安曇野市を含む全国各地で16件のコンサルティング契約を受注し、宿泊施設の開業に向けてサポートを継続しております。また葛飾高砂等の宿泊施設の建設・販売を行いました。 以上の結果、売上高は390,130千円(前年同期比267.6%増)、セグメント損失は28,705千円(前年同期は28,067千円の経常損失)となりました。 なお、上記の各セグメントごとの売上高は、外部顧客への売上高に加え、セグメント間の内部売上高も含めた金額としています。 (財政状態) 資産、負債、純資産別の財政状態は以下のとおりです。 (資産) 当連結会計年度の資産合計は、前連結会計年度末と比較して5,294,279千円増加し、38,583,056千円となりました。これは、現金及び預金が697,432千円、仕掛販売用不動産が4,715,308千円それぞれ増加した一方、販売用不動産が291,117千円減少したことが主な要因であります。 (負債) 当連結会計年度の負債合計は、前連結会計年度末と比較して3,915,710千円増加し、29,975,860千円となりました。これは、工事未払金が744,620千円、1年内返済予定の長期借入金が2,084,520千円、長期借入金が1,250,232千円それぞれ増加したことが主な要因であります。 (純資産) 当連結会計年度の純資産は、前連結会計年度末と比較して1,378,569千円増加し、8,607,195千円となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が1,930,924千円増加した一方、前連結会計年度末日を基準日とする剰余金の配当により利益剰余金が552,354千円減少したことが主な要因であります。 以上の結果、自己資本比率は22.3%となりました。 なお、今後の見通しにつきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ② 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告金額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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