概要
ナフコは福岡県北九州市に本社を置くホームセンター・住宅関連小売の大手である。九州地方を中心に34府県に359店舗を展開し、DIY用品や生活資材、家具・ホームファッション用品を販売する。2026年3月期の売上高は1753億円だが、営業利益16億円、純利益2億円と収益は低迷しており、中期的な目標として売上高経常利益率5%以上を掲げる。
九州・中国地方を中心に34府県に広がる店舗網
ナフコは福岡県に73店舗、熊本県に29店舗、山口県に26店舗など、九州・中国地方に強い地盤を持つ。2026年3月末時点の総店舗数は359店舗で、うち約半数が福岡・熊本・山口の3県に集中する。一方で関東地方や東北地方にも進出しており、埼玉県、千葉県、宮城県などに計11店舗を構える。商圏に応じて4つの業態(併合店、ホームセンター単独店、300坪型小型ホームセンター単独店、ツーワン・スタイル単独店)を使い分け、ドミナント戦略でシェア拡大を図る。
「資材・DIY」「生活用品」「家具」の3本柱
ナフコの売上は3つの主力セグメントに区分される。2025年4月から2026年3月の実績では、「資材・DIY・園芸用品」が805億円で全体の46.2%を占める。「生活用品」は461億円(26.4%)、「家具・ホームファッション用品」は312億円(17.9%)と続く。その他には自転車やカー用品、灯油、ペット用品が含まれ、165億円(9.5%)を計上した。いずれのセグメントも前年比で減少しており、特に家具・ホームファッション用品は8.2%減と落ち込みが大きい。
売上高経常利益率5%を目標に改革推進
ナフコの2026年3月期は営業利益16億円、当期純利益2億円と低水準にとどまった。売上高経常利益率は0.85%(14.88億/1753億)で、中長期目標の5%を大きく下回る。同社は対処すべき課題として、PB商品の値入率改善や輸入品拡大、在庫コントロールの向上、POSデータ活用を挙げる。また、既存店の増床・改装による活性化や、関東地区への商勢圏拡大にも取り組む。
業界の中での役割はホームセンター小売業者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01一般消費者向け小売主力
九州・中国地方を中心に、郊外に広い駐車場を備えた大型店舗で、一般消費者からプロの業者まで幅広い顧客に向けて、DIY・園芸用品、生活用品、家具などの商品を販売している。
- 資材・DIY用品
- 木材、建築資材、工具などDIYやリフォームに必要な商品を扱う。
- 園芸用品
- 植物、種、肥料、園芸工具などガーデニング関連商品を扱う。
- 生活用品
- 日用品、キッチン用品、収納用品など暮らしに必要な商品を扱う。
- 家具・ホームファッション用品
- 家具、インテリア雑貨、寝具など住まいの演出に役立つ商品を扱う。
製品と技術
DIY・園芸用品を中核としたプロ向けから家庭用まで
ナフコの最大セグメント「資材・DIY・園芸用品」は売上高の約46%を占める。木材や建築資材、工具、園芸用品など、一般消費者からプロの業者まで幅広い顧客を対象とする。2025年度は米不足の影響で玄米保冷庫や米収穫用品が伸長し、猛暑で夏物衣料や散水用品も好調だった。一方、前年度の地震・台風需要の反動で防災用品は減少した。
生活雑貨から家具まで住まいをトータルにカバー
生活用品セグメントは洗剤や紙製品、食品、衣料などを扱い、売上高は461億円。2025年度は政府備蓄米の随意契約販売により米が大きく伸びたが、暖冬で電気暖房用品が振るわず、異業種との競争が激しい洗濯洗剤・紙製品も低調だった。家具・ホームファッション用品は312億円で、ホームファッションは好調だったがベッドや食卓セットなどの家具が低迷した。両セグメントとも前年比減となっている。
プライベートブランドと輸入品で独自性を追求
ナフコは競合との差別化に向け、PB商品の値入率改善と品質向上に取り組む。また、利益率の高い輸入品の品目数と取引量を拡大する計画だ。PB商品は「資材・DIY・園芸用品」「生活用品」「家具・ホームファッション用品」の各分野で展開され、他社にはない独自の商品開発を進めている。店舗ではPOSデータを活用した在庫コントロールと情報システムのさらなる活用も継続課題としている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
ホームセンター中堅で収益率低く、縮小傾向
小売業に属し、ホームセンターを運営する。直近3期の売上高は1930億円→1819億円→1753億円と減少傾向にあり、営業利益率も0.71%→0.91%と低水準にある。同業のトライアルホールディングスや光フードサービスと比べ、規模は大きいが収益率が著しく劣る。競争激化や既存店の苦戦が収益を圧迫している。ライバルのINGSやまんだらけと差別化が図れず、低価格戦略の限界が課題。事業構造の改革と高付加価値化が急務である。
強み
- 全国に多数の店舗を展開し、顧客接点が多い。
- 売上高は約1800億円と中堅規模で、仕入れ交渉力がある程度ある。
- ホームセンターは日用品需要が安定しており、景気依存度が低い。
課題
- 営業利益率1%未満で、同業他社と比べ収益力が著しく低い。
- 売上高が3期連続で減少。既存店の不振や競争の激化が影響。
- 同業大手との価格競争で埋没し、独自性を打ち出せていない。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売業の時価総額近傍。太字がナフコ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8179ロイヤルホールディングス | 678億円 | 22.8倍 |
| 2 | 2791大黒天物産 | 665億円 | 17.3倍 |
| 3 | 7593VTホールディングス | 658億円 | 12.9倍 |
| 4 | 8163SRSホールディングス | 641億円 | 42.0倍 |
| 5 | 8167リテールパートナーズ | 639億円 | 11.5倍 |
| 6 | 2790ナフコ | 630億円 | 234.6倍 |
| 7 | 6993大黒屋ホールディングス | 629億円 | — |
| 8 | 5889Japan Eyewear Holdings | 628億円 | 16.8倍 |
| 9 | 7508G‐7ホールディングス | 626億円 | 13.0倍 |
| 10 | 3182オイシックス | 614億円 | 12.7倍 |
| 11 | 8200リンガーハット | 607億円 | 34.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 26件
家具店のチェーン化を目的に北九州で創業
ナフコは1970年8月、家具店のチェーン化を目的に北九州市小倉区で設立された。同年10月に大牟田市に第1号店を開業。1972年8月に本社を小倉区鍛冶町へ移転し、同年9月には共同出資により協同組合ナフコ商品センターを設立。1976年6月には宗像市でホームセンターと家具の新業態店を開設し、DIY分野に進出した。
子会社化と四国進出で広げた1980〜90年代の事業基盤
1981年12月、ナフコは株式会社産興(のちの直方ナフコ)の株式を50%取得して経営参加。1991年11月にはマツサキホームセンターの株式も50%取得した。1995年5月には香川県に共同出資で四国ナフコを設立し、四国進出を果たす。この四国ナフコは1997年10月に完全子会社化され、2002年1月に清算されるまでの間、四国地域の拠点として機能した。
2001年の吸収合併でグループ体制を統合
2001年4月、ナフコは深町家具店、西日本ナフコ、宮崎ナフコ、三矢興産の4社を吸収合併。これにより協同組合ナフコ商品センターへの出資が100%となった。同年9月には四国ナフコから営業を譲り受け、2002年4月に荒尾ナフコも吸収合併した。一連の再編でグループの経営資源を本社に集中させ、効率化を進めた。
株式公開を機に関東へ進出した2000年代
2003年2月に本社を現在の北九州市小倉北区魚町へ移転したナフコは、同年12月に日本証券業協会に店頭登録。2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場した。2007年2月に北九州物流センターを開設して物流基盤を強化。2008年11月には埼玉県に「埼玉菖蒲店」を開設し、関東地区に初出店した。
市場統合を経て東北・千葉へ商圏を拡大
2010年4月に直方ナフコを吸収合併したナフコは、同年10月の大阪証券取引所の市場統合に伴い、JASDAQ(スタンダード)に上場。2012年6月には宮城県仙台市に「TWO-ONE STYLE 仙台泉店」を開設し、東北地方に初進出。2013年1月には千葉県四街道市に「ナフコ四街道店」を開設し、関東での店舗網を広げた。2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の統合により、東証JASDAQ(スタンダード)に上場した。
年表26件を開く
1970年代
- 1970年8月創業北九州市小倉区中島町に家具店のチェーン化を目的として株式会社ナフコを設立
- 1970年10月福岡県大牟田市浜町に第1号店を開設
- 1972年8月北九州市小倉区鍛冶町に本社移転
- 1972年9月創業北九州市に共同出資により協同組合ナフコ商品センターを設立
- 1976年6月福岡県宗像市にホームセンター商品と家具商品を取り扱う新業態の店舗を開設
1980年代
- 1981年12月株式会社産興(株式会社直方ナフコ)の株式を50%取得し経営参加
1990年代
- 1991年11月株式会社マツサキホームセンター(現非連結子会社)の株式を50%取得し経営参加
- 1995年5月創業四国進出のため香川県三豊郡に共同出資により株式会社四国ナフコを設立
- 1997年10月M&A株式会社四国ナフコの株式を100%取得し完全子会社とする
2000年代
- 2000年11月島根県出雲市に100号店を開設
- 2001年4月M&A株式会社深町家具店、株式会社西日本ナフコ、株式会社宮崎ナフコ、株式会社三矢興産を吸収合併 合併により協同組合ナフコ商品センターの出資が100%になる
- 2001年9月株式会社四国ナフコから営業譲受
- 2001年11月福岡県宗像市にホームファッションの新業態店舗「TWO-ONE STYLE 宗像店」を開設
- 2002年1月株式会社四国ナフコを清算
- 2002年4月M&A株式会社荒尾ナフコを吸収合併
- 2003年2月北九州市小倉北区魚町に本社移転
- 2003年12月日本証券業協会に店頭登録
- 2004年12月上場株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場
- 2007年2月北九州市に「北九州物流センター」を開設
- 2008年11月関東初出店として埼玉県南埼玉郡菖蒲町(現久喜市)に「埼玉菖蒲店」を開設
- 2009年4月協同組合ナフコ商品センターから株式会社ナフコ商品センター(現非連結子会社)へ組織変更を行う
2010年代
- 2010年4月M&A株式会社直方ナフコを吸収合併
- 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
- 2012年6月東北初出店として宮城県仙台市泉区に「TWO-ONE STYLE 仙台泉店」を開設
- 2013年1月千葉県初出店として千葉県四街道市に「ナフコ四街道店」を開設
- 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高経常利益率中期(具体的期限の記載なし)まで5.0%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
ドミナント出店と既存店活性化
商圏人口に応じた4つの業態(併合店、ホームセンター単独店、小型単独店、ツーワン・スタイル単独店)を駆使してドミナント化を進め、シェアアップを図る。同時に既存店の増床・改装を実施する。
- 02
PB商品と輸入品の強化
オリジナルPB商品の値入率改善と品質向上に取り組み、利益率の高い輸入品の品目数・取引量を拡大する。「資材・DIY・園芸用品」「生活用品」「家具・ホームファッション用品」の3本柱で品揃え・価格・品質の地域一番を目指す。
- 03
お客様満足度100%追求
お客様の声を商品開発、作業システム改善、顧客サービス向上に反映し、全社一丸で顧客満足度の向上に努める。
- 04
情報システム活用と在庫コントロール
POSデータなどの情報システムを活用し、在庫コントロールを向上させる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,227人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は613万円で、9期前と比べて+5.7%。平均年齢は41.7歳、平均勤続年数は19.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,604 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,542 | — |
| 2019年3月 | 580 | 38.0 | 15.9 | 1,472 | — |
| 2020年3月 | 579 | 38.6 | 16.5 | 1,418 | — |
| 2021年3月 | 584 | 39.2 | 17.0 | 1,385 | — |
| 2022年3月 | 577 | 39.4 | 17.3 | 1,388 | — |
| 2023年3月 | 592 | 39.7 | 17.6 | 1,366 | — |
| 2024年3月 | 603 | 40.2 | 18.1 | 1,324 | — |
| 2025年3月 | 612 | 40.5 | 18.4 | 1,287 | 101 |
| 2026年3月 | 613 | 41.7 | 19.1 | 1,227 | 130 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1,753億円、営業利益は16億円。前期と比べると減収増益で、売上が-3.6%、利益が+23.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,808億円 | 1,753億円 |
| 営業利益 | 29億円 | 16億円 |
| 純利益 | 13億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥58 | ¥58 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は475億円、営業利益は17億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−8.1%、営業利益は−34.6%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 506 | 23 | 4.5 | 14 |
| 2023年3Q | 547 | 29 | 5.3 | 18 |
| 2023年4Q | 439 | — | — | −4 |
| 2024年1Q | 517 | 26 | 5.0 | 16 |
| 2024年2Q | 493 | 14 | 2.8 | 9 |
| 2024年3Q | 511 | 18 | 3.5 | 10 |
| 2024年4Q | 409 | — | — | −4 |
| 2025年4Q | 1,819 | 4 | 0.2 | −1 |
| 2026年4Q | 1,753 | −2 | −0.1 | −6 |
| 2027年1Q | 475 | 17 | 3.6 | 9 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2,241億円から1,753億円へ78%に減った。直近期の営業利益率は0.9%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 | |||||
| 2013年3月 | 2,241 | — | 116 | — | 68 |
| 2014年3月 | 2,327 | — | 123 | — | 60 |
| 2015年3月 | 2,223 | — | 77 | — | 40 |
| 2016年3月 | 2,299 | — | 93 | — | 52 |
| 2017年3月 | 2,310 | — | 92 | — | 44 |
| 2018年3月 | 2,255 | — | 81 | — | 44 |
| 2019年3月 | 2,232 | — | 75 | — | 45 |
| 2020年3月 | 2,178 | — | 90 | — | 49 |
| 2021年3月 | 2,351 | — | 189 | — | 117 |
| 2022年3月 | 2,074 | — | 126 | — | 80 |
| 2023年3月 | 2,032 | — | 97 | — | 56 |
| 2024年3月 | 1,930 | — | 56 | — | 31 |
| 2025年3月 | 1,819 | 13 | 13 | 0.7 | 2 |
| 2026年3月 | 1,753 | 16 | 15 | 0.9 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1,753億円のうち、営業利益として残るのは16億円で0.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の0.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.1%1,159億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.4%585億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.9%16億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが31億円、投資CFが−58億円で、差し引きのフリーCFは−27億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は89億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 79 | −57 | −47 | 22 | 203 |
| 2014年3月 | 137 | −95 | −2 | 42 | 243 |
| 2015年3月 | 50 | −96 | −24 | −46 | 173 |
| 2016年3月 | 154 | −106 | −15 | 48 | 205 |
| 2017年3月 | 152 | −128 | −13 | 24 | 217 |
| 2018年3月 | 127 | −76 | −25 | 51 | 242 |
| 2019年3月 | 71 | −36 | −75 | 35 | 202 |
| 2020年3月 | 119 | −54 | −54 | 65 | 213 |
| 2021年3月 | 248 | −35 | −45 | 213 | 381 |
| 2022年3月 | 12 | −35 | −46 | −23 | 312 |
| 2023年3月 | 97 | −34 | −42 | 63 | 332 |
| 2024年3月 | 92 | −49 | −74 | 43 | 301 |
| 2025年3月 | −7 | −59 | −78 | −66 | 156 |
| 2026年3月 | 31 | −58 | −39 | −27 | 89 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は2,160億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,528億円で、自己資本比率は70.8%(業種中央値47.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,029 | 1,190 | 839 | 58.6 |
| 2014年3月 | 2,161 | 1,239 | 922 | 57.3 |
| 2015年3月 | 2,125 | 1,269 | 856 | 59.7 |
| 2016年3月 | 2,266 | 1,309 | 957 | 57.8 |
| 2017年3月 | 2,243 | 1,342 | 901 | 59.8 |
| 2018年3月 | 2,245 | 1,375 | 870 | 61.2 |
| 2019年3月 | 2,225 | 1,385 | 840 | 62.3 |
| 2020年3月 | 2,210 | 1,423 | 787 | 64.4 |
| 2021年3月 | 2,362 | 1,528 | 834 | 64.7 |
| 2022年3月 | 2,331 | 1,578 | 753 | 67.7 |
| 2023年3月 | 2,384 | 1,618 | 766 | 67.9 |
| 2024年3月 | 2,322 | 1,594 | 728 | 68.6 |
| 2025年3月 | 2,252 | 1,540 | 712 | 68.4 |
| 2026年3月 | 2,160 | 1,528 | 631 | 70.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で322社中44位あたり、逆に低いのはROEで322社中289位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,116で、1年前と比べて+10.4%。過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 234.6倍 |
| PER (会社予想) | 41.0倍 |
| PBR | 0.34倍 |
| 配当利回り | 2.74% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は2147円で、25日線2210円を下回り、1ヶ月で-4.75%と下落。RSIは31.8と安値圏。52週高値2375円から-9.6%の水準。8月上旬から下落基調が続き、75日線2164円も割り込んでいる。出来高は8/17に5,800株とやや増加したが、その後は縮小。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERは234.9倍と業界平均40.19倍を大きく上回り、予想PER41.6倍でも依然高水準。PBRは0.34倍と極めて低いが、ROE0.1%と収益性が著しく低く、資産効率が悪い。配当利回り2.7%は平均12.61%を大幅に下回り、配当性向638.1%と利益を超える配当は持続可能性に懸念。売上高と利益が減少傾向にあり、財務体質の改善が見込めない限り、現在のPERは割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 234.6倍 | 39.6倍 |
| PER (予想) | 41.0倍 | — |
| PBR | 0.34倍 | 2.44倍 |
| ROE | 0.1% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
既存店売上高の低迷と収益性の改善が投資論点。強気派は、PB商品の拡充や店舗リニューアルによる客数増加と、競合との差別化による収益改善を期待する。一方、弱気派は、ホームセンター市場の成熟化や、他の小売業態との競争激化により、売上高の回復は難しいと見る。直近の業績は減収減益で、純利益は数億円規模に落ち込んでいる。
- PB商品強化で利益改善
自主企画商品の拡充で粗利率向上が期待
- 店舗リニューアルの効果
改装による既存店活性化で客単価向上
- 配当成績の維持
減益でも配当利回りは2.7%を確保
- PBR0.34倍と含み資産が豊富通年影響強
PBR0.34倍、時価総額639億円に対し純資産約1,850億円
- 営業利益が増益に転換決算発表後影響中
営業利益は13億円から16億円に増加、利益率も0.71%→0.91%へ
- 資産売却で利益回復の思惑不定影響強
資産売却で純利益2億円から予想15億円超へ回復する可能性
- 配当利回り2.7%で下支え継続影響弱
配当利回り2.7%、減配しなければ利回りで下支え
- 市場の成熟化
ホームセンター需要が頭打ちで成長余地が乏しい
- 業績の悪化傾向
売上は3期連続減収、2025/3期は純利益2億円
- 競争の激化
同業やネット通販との競合で価格競争が続く
- 売上高が3期連続減収通年影響中
売上高は1930→1819→1753億円と3期連続減収
- 純利益が31億円から2億円に激減決算発表後影響強
純利益は31億円から2億円に激減、EPSは大きく悪化
- 予想PER41.6倍と高バリュエーション通年影響中
予想PER41.6倍と高く、利益回復が遅れれば更に割高
- ROE0.1%と資本効率が著しく低い継続影響中
ROE0.1%は資本コストを大幅に下回り、PBR低水準が続く
- 既存店売上高前年比
- 店舗の集客力と客単価の動向を示す
- PB商品売上比率
- 差別化戦略の進捗を測る
- 営業利益率
- 収益改善の度合いを確認する
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり58円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは2.74%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 38 | — | 26.0 |
| 2018年3月 | 38 | 0.0 | 25.8 |
| 2019年3月 | 38 | 0.0 | 24.1 |
| 2020年3月 | 39 | 2.6 | 22.5 |
| 2021年3月 | 43 | 10.3 | 12.2 |
| 2022年3月 | 56 | 30.2 | 20.1 |
| 2023年3月 | 56 | 0.0 | 28.4 |
| 2024年3月 | 58 | 3.6 | 52.6 |
| 2025年3月 | 58 | 0.0 | 834.5 |
| 2026年3月 | 58 | 0.0 | 638.1 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥58
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ11,369人。区分でいちばん多いのは個人・その他で50.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.2%を占め、残る64.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 43.3 | 44.7 | 46.3 | 45.6 | 50.9 | 50.3 |
| 事業法人 | 29.6 | 30.2 | 30.6 | 30.5 | 32.0 | 33.7 |
| 自己株式 | 4.1 | 4.1 | 4.1 | 10.1 | 17.5 | 17.5 |
| 外国法人 | 20.1 | 18.4 | 17.9 | 20.5 | 13.9 | 14.0 |
| 金融機関 | 6.4 | 6.2 | 4.5 | 3.1 | 2.5 | 1.5 |
| 証券会社 | 0.6 | 0.5 | 0.7 | 0.2 | 0.6 | 0.5 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社深勝興産 | 26.05 |
| 02 | THE SFP VALUE REALIZATION MASTER FUND LTD.(常任代理人立花証券株式会社) | 6.23 |
| 03 | 髙野 將光 | 3.00 |
| 04 | 髙野 裕子 | 3.00 |
| 05 | 深町 宏子 | 3.00 |
| 06 | 石田 佳子 | 3.00 |
| 07 | 永野 共世 | 3.00 |
| 08 | 深町 圭司 | 2.77 |
| 09 | 深町 正 | 2.53 |
| 10 | TYFホールディングス株式会社 | 1.91 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-13株式会社深勝興産変更報告26.05%
- 2026-05-12株式会社深勝興産新規の大量保有報告26.05%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−96%、1株純資産は14期で+56%。直近期のROEは0.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 229 | 3,996 | 5.9 | 7.4 | 15.7 |
| 2014年3月 | 201 | 4,160 | 4.9 | 7.6 | 17.9 |
| 2015年3月 | 135 | 4,260 | 3.2 | 12.1 | 28.2 |
| 2016年3月 | 175 | 4,397 | 4.0 | 9.4 | 21.8 |
| 2017年3月 | 146 | 4,506 | 3.3 | 12.3 | 26.0 |
| 2018年3月 | 147 | 4,617 | 3.2 | 12.4 | 25.8 |
| 2019年3月 | 158 | 4,850 | 3.3 | 10.1 | 24.1 |
| 2020年3月 | 173 | 4,983 | 3.5 | 5.7 | 22.5 |
| 2021年3月 | 409 | 5,350 | 7.9 | 5.2 | 12.2 |
| 2022年3月 | 279 | 5,523 | 5.1 | 6.1 | 20.1 |
| 2023年3月 | 197 | 5,665 | 3.5 | 8.9 | 28.4 |
| 2024年3月 | 110 | 5,952 | 1.9 | 24.1 | 52.6 |
| 2025年3月 | 7 | 6,263 | 0.1 | 258.0 | 834.5 |
| 2026年3月 | 9 | 6,217 | 0.1 | 232.8 | 638.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
18名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/3期の役員報酬は総額371百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 石田卓巳 | 代表取締役 社長 HI営業本部長兼 経理部担当兼 総務部担当 | 72 | 235,000 |
| 石田佳子 | 代表取締役 副社長 家具営業本部長兼 家具商品部長兼 販売促進部担当 | 63 | 893,000 |
| 髙野將光 | 取締役 副社長 HI営業副本部長 | 62 | 893,000 |
| 深町圭司 | 常務取締役 HI営業本部長補佐 | 56 | 825,000 |
| 末松保幸 | 取締役 家具事業推進部長 | 59 | — |
| 山田泰弘 | 取締役 HI商品部長 | 55 | 4,000 |
| 山田勲 | 取締役 家具商品部副部長 | 62 | 2,000 |
| 今井朋晴 | 取締役 人事部長兼 経営企画部担当 | 57 | — |
| 北川大二郎 | 取締役 HI商品部 次長兼副部長 兼業務部担当 | 56 | 1,000 |
| 宮本健太郎 | 取締役 HI事業推進部長 | 58 | — |
| 田辺一信 | 取締役 店舗開発部長 | 54 | — |
| 永野共世 | 取締役 家具商品部副部長 | 55 | 893,000 |
残りの役員6名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 石山寛則 | 取締役 家具商品部副部長 | 45 | — |
| 廣瀬隆明 | 取締役 | 75 | — |
| 福田義徳 | 取締役 | 73 | — |
| 小林浩一 | 常勤監査役 | 64 | 4,000 |
| 藤井晋 | 監査役 | 49 | — |
| 小島智也 | 監査役 | 50 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 16 | 139 | 78 | 128 | 346 | 22 |
| 監査役 | 1 | 11 | 0 | 0 | 13 | 13 |
| 社外取締役 | 4 | 11 | 1 | — | 12 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容572字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,491字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,797字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,102字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第57期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第57期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第56期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第56期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第55期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第55期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第55期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第55期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第54期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第54期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第54期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第54期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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