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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

福井コンピュータホールディングス

Fukui Computer Holdings,Inc.9790 · Prime · 情報・通信業

建築・測量・土木向け専門ソフトウェアを開発する企業。建設業界のDXを支える。

概要

福井コンピュータホールディングスは、建築・建設向けソフトウェアの開発・販売を専門とする企業である。自社開発のCADや積算システムで国内シェアトップクラスを占め、建設業界のデジタル化を支える。2026年3月期の連結売上高は147億円、営業利益61億円、営業利益率は約41.5%と極めて高い収益性を誇る。従業員数は556名。持株会社体制のもと、建築システム、測量土木システム、ITソリューション、投資の4セグメントで事業を展開する。

建築システム事業が売上の約半分を占める

建築システム事業は、建築設計事務所、工務店、ハウスビルダー、ゼネコン向けにソフトウェアを提供する。主力製品は図面作成から見積・積算、部材発注までを統合した「建築CAD・積算ソフト」で、営業支援機能も備える。2026年3月期の同事業の売上高は80億32百万円(全社売上の約48%)、営業利益は31億81百万円で、前年同期比26.3%増と大きく伸びた。要因として、新規顧客獲得と既存顧客のライセンス増設、価格改定による単価改善が挙げられる。また、2025年4月施行の建築基準法改正に伴う設計需要の高まりを捉え、法改正対応プログラムの販売が大きく伸長した。BIM事業では、国産BIMソフトの強みを活かし、BIM確認申請制度の整備進展を背景に売上を伸ばした。

測量土木システム事業で堅調な成長を継続

測量土木システム事業は、測量会社、土地家屋調査士、コンサルタント向けに測量図面作成ソフト「測量CADソフト」を、土木施工業者向けに現場写真管理や出来形管理を行う「土木施工管理ソフト」を提供する。2026年3月期の売上高は78億61百万円(同47%)、営業利益は36億91百万円で前年同期比7.4%増。国土交通省が推進するi-ConstructionやBIM/CIMの普及、国土地理院の作業規程改正などの市場動向を的確に捉え、3次元対応ソフトウェアの販売が拡大した。新たな3次元表現技術である3D Gaussian Splatting(3DGS)の読込み対応も売上増に寄与した。ストック型サービス売上の増加と価格改定の効果もあり、ARRとARPAの拡大が続いている。

ITソリューションと投資事業でニッチ分野を開拓

ITソリューション事業は、選挙の出口調査向けモバイルアプリケーションおよびWEBアプリケーションの開発を手掛ける。2026年3月期の売上高は7億59百万円、営業利益5億80百万円で、参議院選挙(2025年7月)と衆議院選挙(2026年2月)の需要を捉え増収増益を達成した。一方、投資事業(CVC)は、建設テック関連のスタートアップやベンチャー企業への投資を通じ、技術・ノウハウの共有とビジネスパートナーシップ構築を目的とする。2023年にIFAC合同会社とIFAC投資事業有限責任組合を設立し、運営経費により営業損失4百万円(前期と同水準)を計上した。両事業は売上規模は小さいが、本業とのシナジーや将来の成長シーズを担う役割を果たす。

持株会社体制でグループ全体を統括

2012年7月、会社分割により持株会社体制へ移行し、商号を福井コンピュータホールディングス株式会社に変更した。連結子会社として、建築システム事業を担う福井コンピュータアーキテクト株式会社、福井コンピュータスマート株式会社、福井コンピュータシステム株式会社、測量土木システム事業を担う福井コンピュータ株式会社など6社を傘下に置く。その他関係会社として株式会社ダイテックホールディングがあり、合併契約の承認を前提に2027年4月1日付で同社を吸収合併する計画がある。これにより建築設備業の設計〜施工〜維持管理システムを加え、建設ライフサイクル全体を網羅する体制を構築する。持株会社はグループ全体の経営戦略策定と資源配分を担い、各子会社は専門性を発揮して事業を推進する。

業界の中での役割は建設業界向け専門ソフトウェアベンダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
167億円
営業利益
73億円
営業利益率
43.7%
純利益
43億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
建築システム 事業80億円47.9%32億円40.0%
測量土木 システム事業79億円47.3%37億円46.8%
ITソリューション事業8億円4.8%6億円75.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建築システム事業(建築業界)主力

建築設計事務所、工務店、ハウスビルダー、ゼネコン向けに、図面作成、見積・積算、部材発注等を自動計算・作成するソフトウェアを開発・販売。営業から設計・積算までトータルサポート。

主な製品・サービス2
建築CAD・積算ソフト
建築図面作成、自動積算・見積、部材発注書作成等の機能を統合したソフトウェア。
建築営業支援ソフト
顧客管理、プレゼンテーション用3Dモデル作成など。

02測量土木システム事業(測量・土木業界)主力

測量会社、土地家屋調査士、コンサルタント向けに、測量図面作成ソフトを提供。土木施工業者向けには、現場写真管理、出来形管理、設計変更対応等のソフトウェアを開発・販売。

主な製品・サービス2
測量CADソフト
土地・建物の形状や面積の図面を自動作成するソフトウェア。
土木施工管理ソフト
現場写真管理、出来形管理、品質管理、出来高管理等に対応。

03ITソリューション事業(選挙調査等)副次

選挙の出口調査向けモバイルアプリケーションやWEBアプリケーションの開発。特定のニッチ分野向け。

主な製品・サービス1
選挙調査アプリ
出口調査のデータ収集・集計を効率化するモバイルアプリ。

04投資事業(CVC)その他

建設テック関連のスタートアップ・ベンチャー企業への投資を通じ、技術・ノウハウ共有とビジネスパートナーシップ構築を図る。

製品と技術

建築CAD・積算ソフトで設計から見積まで一元管理

建築システム事業の主力製品は「建築CAD・積算ソフト」である。建築図面の作成、自動積算・見積、部材発注書作成などの機能を統合し、建築設計事務所や工務店、ハウスビルダー、ゼネコンなど幅広い顧客に提供される。このソフトウェアは、設計変更が発生した際にも図面と積算が自動連動し、手戻りを大幅に削減する。また、「建築営業支援ソフト」と連携することで、顧客管理や3Dモデルを使ったプレゼンテーションも可能となる。2026年3月期には建築基準法改正対応プログラムの販売が大きく伸長し、既存顧客のライセンス増設にも寄与した。BIM事業では国産BIMソフトの強みを活かし、BIM確認申請制度の開始に向けた市場ニーズを捉えている。

測量CADソフトで土地・建物の図面を自動作成

測量土木システム事業の「測量CADソフト」は、測量会社や土地家屋調査士が作成する土地・建物の形状や面積の図面を迅速かつ正確に自動作成する。従来の手作業による測量図作成をデジタル化し、作業時間の短縮と精度向上を実現する。さらに、3次元対応ソフトウェアの導入により、3Dデータの活用が可能となった。2026年3月期には、国土交通省のi-Constructionや国土地理院の作業規程改正に対応した機能追加が売上を押し上げた。また、新たな3次元表現技術である3D Gaussian Splatting(3DGS)の読込み対応により、より高度な可視化が可能となり、ユーザーからの評価を得ている。

土木施工管理ソフトで現場業務の効率化を支援

土木施工管理ソフトは、土木施工業者向けに現場写真管理、出来形管理、品質管理、出来高管理などの機能を提供する。官公庁の業務において提出義務がある書類作成を自動化し、現場作業の効率性と安全性を向上させる。設計変更が発生した際にも、図面と管理データが連動し迅速な対応が可能となる。2026年3月期には、AR技術への対応が奏功し、現場での3次元データの重ね表示が評価された。また、i-Constructionに対応した出来形管理機能の強化により、国土交通省発注工事での需要を捉えた。このソフトは、建設業界の人手不足や働き方改革への対応策として、導入が進んでいる。

選挙調査アプリでニッチなITソリューションを提供

ITソリューション事業では、選挙の出口調査向けモバイルアプリケーションおよびWEBアプリケーションを開発・販売している。調査員がスマートフォンやタブレットで投票者の回答を収集し、リアルタイムで集計・分析できるシステムである。従来の紙ベースの調査に比べ、データ収集の効率化と集計ミスの削減を実現する。2026年3月期には、参議院議員選挙(2025年7月)と衆議院議員選挙(2026年2月)の需要を受け、売上高が前年同期比18%増の7億59百万円となった。この事業は建設業界とは直接関係ないが、モバイルアプリ開発のノウハウを活かした安定した収益源となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

建設向けCADで国内首位級

福井コンピュータホールディングスは、建設・測量向けCADソフトウェアで国内トップクラスのシェアを持つ。同業のソラコムはIoTプラットフォームで異なる領域を攻めるが、福井コンピュータは特定セグメント内での深耕により高収益を実現。営業利益率40%超と非常に高く、バリューチェーンでの独自地位を確立している。ただし市場が国内建設業に依存しており、成長余地は限定的。

強み

  • 営業利益率41%超と、ソフトウェア企業として極めて高い収益性
  • 建設CAD分野で長年の実績と高い顧客ロイヤルティを有する
  • 今期売上高167億円へ2桁成長を継続し、堅調な需要を反映
  • サブスクリプション型収益により安定したキャッシュフローを確保

課題

  • 国内建設業向けに特化しており、市場拡大のペースは緩やか
  • クラウド型CADの普及で新興企業や海外勢との競争激化
  • AIやBIMなど新技術への投資が必要で、開発負担が増加

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字が福井コンピュータホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1166Aタスキホールディングス720億円12.8倍
23687フィックスターズ692億円38.6倍
33763プロシップ669億円24.0倍
47128ユニソルホールディングス661億円34.4倍
59928ミロク情報サービス648億円11.4倍
69790福井コンピュータホールディングス627億円14.5倍
74481ベース625億円15.0倍
82326デジタルアーツ625億円17.8倍
96200インソース616億円14.5倍
103854アイル615億円15.6倍
113661エムアップホールディングス608億円19.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

コンピュータソフト販売会社として1979年に創業

1979年12月、福井県福井市幾久町に「福井コンピューター販売株式会社」として設立された。コンピュータソフトウェアの開発及び販売を目的とし、創業から建設業界向けソフトウェアの開発に注力した。1985年2月には商号を「福井コンピューター株式会社」に変更、1989年9月には商号を「福井コンピュータ株式会社」と改め、本社を福井市高木中央に移転した。この時期、業容拡大に伴い自社ビルを建設し、開発体制を強化した。また、1984年には子会社「株式会社アテナシステム」(後の株式会社エフシーエス)を設立したが、リース業を生業とした同社は1992年に解散している。

1995年の店頭登録から上場への歩み

1995年9月、日本証券業協会に株式を店頭登録した。これにより資本市場からの資金調達が可能となり、研究開発投資を加速させた。1997年9月には福井県坂井郡丸岡町(現坂井市)に技術開発棟「ウィン・ラボラトリ」を新設し、製品開発力を強化した。2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場、2006年2月には東京証券取引所市場第二部に上場した。翌2007年3月には東証第一部銘柄に指定替えされ、株式市場での評価が高まった。この間、2004年には中国上海市に子会社「福申信息系統(上海)有限公司」を設立したが、2009年10月には出資金の持分を全部譲渡し、中国市場からの撤退を決断した。

2009年のM&Aで事業基盤を拡大

2009年4月、株式会社ザ・システム(後の福井コンピュータシステム株式会社)の株式を取得し連結子会社化した。これにより建築システム事業の製品ラインアップを強化した。2011年7月には株式会社FALCONの株式を取得し関連会社化したが、2014年8月に売却している。一連のM&Aにより、自社開発に加えて外部リソースを取り込む成長戦略を推進した。また、2012年7月には持株会社体制へ移行し、商号を福井コンピュータホールディングス株式会社に変更。会社分割により福井コンピュータアーキテクト株式会社と福井コンピュータ株式会社を設立し、事業会社と持株会社の役割を明確に分離した。2013年7月には福井コンピュータスマート株式会社を設立し、グループ体制を拡充した。

2018年に子会社を統合し組織を再編

2015年12月に設立した福井コンピュータドットコム株式会社は、2018年4月に福井コンピュータアーキテクト株式会社を存続会社として吸収合併された。これにより、建築システム事業の開発・販売機能を一本化し、効率化を図った。グループ内の子会社再編は、経営資源の集中と意思決定の迅速化を目的とした。その後も、2023年5月にはIFAC合同会社、2023年6月にはIFAC投資事業有限責任組合を設立し、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を開始した。建設テック領域のスタートアップ投資を通じて、新技術の獲得と事業連携を目指す。

2022年にプライム市場へ移行、合併計画を推進

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行した。上場企業としてのガバナンス強化が求められる中、2024年11月には2025年度から2027年度を対象とする中期経営計画を公表し、ROEを経営指標に掲げた。また、株式会社ダイテックホールディングとの合併を発表し、2027年4月1日付での効力発生を目指している。同社の建築設備業向けシステムを加えることで、建設ライフサイクル全体をカバーする事業体制を構築し、シナジー創出を図る。持続的な成長に向け、データプラットフォームやサービスプラットフォームの展開にも取り組んでいる。

年表25件を開く

1970年代

  • 1979年12月創業コンピュータソフトウエアの開発及び販売を目的として、福井県福井市幾久町7番16号に福井コンピューター販売株式会社を設立

1980年代

  • 1982年4月福井県福井市幾久町1番10号に本社を移転
  • 1983年3月福井県福井市二の宮3丁目42番30号に本社を移転
  • 1984年6月子会社株式会社アテナシステム(資本金2百万円)を福井県福井市二の宮3丁目42番30号に設立
  • 1985年2月商号変更商号を福井コンピューター株式会社に変更
  • 1989年9月商号変更業容の拡大に伴い、福井県福井市高木中央1丁目2501番地に本社ビルを建設、移転 商号を福井コンピュータ株式会社に変更

1990年代

  • 1990年6月商号変更子会社株式会社アテナシステムを株式会社エフシーエスに商号変更 主にリース業を生業とする 所在地を福井県福井市高木中央1丁目2501番地の福井コンピュータ株式会社内に移転
  • 1992年3月子会社株式会社エフシーエスを解散
  • 1995年9月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1997年9月福井県坂井郡丸岡町(現坂井市)にウィン・ラボラトリ(技術開発棟)を新設

2000年代

  • 2004年1月中国・上海市に子会社「福申信息系統(上海)有限公司」を設立
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2006年2月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2007年3月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定替え
  • 2009年4月M&A株式会社ザ・システム(2017年6月 福井コンピュータシステム株式会社に商号変更、現・連結 子会社)の株式取得
  • 2009年10月福申信息系統(上海)有限公司の出資金の持分全部譲渡

2010年代

  • 2011年7月株式会社FALCONの株式を取得し関連会社化
  • 2012年7月商号変更会社分割により持株会社体制に移行し、商号を福井コンピュータホールディングス株式会社に変更 会社分割で福井コンピュータアーキテクト株式会社(現・連結子会社)及び福井コンピュータ株式会社(現・連結子会社)を設立
  • 2013年7月福井コンピュータスマート株式会社(現・連結子会社)を設立
  • 2014年8月関連会社株式会社FALCONの株式を売却
  • 2015年12月福井コンピュータドットコム株式会社(2018年4月 福井コンピュータアーキテクト株式会社に
  • 2018年4月M&A福井コンピュータアーキテクト株式会社と福井コンピュータドットコム株式会社が、福井コンピュータアーキテクト株式会社を存続会社として吸収合併

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2023年5月IFAC合同会社(現・連結子会社)を設立
  • 2023年6月IFA C投資事業有限責任組合(現・連結子会社)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE明記なし(中期経営計画でROEを指標に設定したが具体的数値なし)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    データプラットフォームとアプリ拡充

    コアビジネスであるCADシステムの漸進的成長を企図し、データプラットフォーム機能の提供やアプリケーションの拡充に取り組む。

  2. 02

    サービスプラットフォームの展開

    建設業界特化のサービス提供プラットフォーム「FC Apps Direct」を2024年12月に開始し、自社以外のソリューションも提供してユーザーの生産性向上を支援する。

  3. 03

    共通データ環境の構築

    データを一元管理することで総合的な省力化・省人化を支援し、イノベーションを加速させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で556人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は818万円で、9期前と比べて+16.6%平均年齢は38.5歳、平均勤続年数は11.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月453
2018年3月488
2019年3月70143.114.2525
2020年3月75642.614.6525
2021年3月74441.113.5530
2022年3月76143.215.7526
2023年3月72742.814.4536
2024年3月66734.58.7549
2025年3月71336.110.25511,107
2026年3月81838.511.95561,313

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率25.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
ウィン・ラボラトリ — 福井県坂井市1,580百万円
全社(共通)建築 システム事業 測量土木 システム事業 ITソリューション事業
Data Hub Kanto — 群馬県前橋市818百万円
全社(共通)
本社 — 福井県福井市497百万円
全社(共通)建築 システム事業 測量土木 システム事業 ITソリューション事業 投資事業
長崎本社 — 長崎県 長崎市91百万円
建築 システム 事業
Visionary Hub Fukui — 福井県福井市73百万円
全社(共通)
主な関係会社
  • 国内
    福井コンピュータ アーキテクト㈱(注)1
    福井県坂井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    福井コンピュータ㈱(注)2
    福井県坂井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    福井コンピュータスマート㈱
    福井県坂井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    福井コンピュータシステム㈱
    福井県福井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    IFAC合同会社
    福井県福井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    IFAC投資事業有限責任組合(注)4、5
    福井県福井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ダイテックホールディング
    東京都品川区 · その他の関係会社
    議決権47.1%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は167億円営業利益73億円前期と比べると増収増益で、売上が+13.6%、利益が+19.7%。

売上高
+13.6%
167億円
営業利益
+19.7%
73億円
純利益
+2.4%
43億円
営業利益率
43.7%
前期比 +2.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高166億円167億円
営業利益69億円73億円
純利益45億円43億円
1株あたり配当¥77¥77

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は41億円、営業利益は17億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+17.1%、営業利益は+21.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q359
2024年1Q351440.010
2024年2Q351542.910
2024年3Q331236.48
2024年4Q3510
2025年2Q733142.521
2025年4Q743040.521
2026年2Q823745.117
2026年4Q853642.426
2027年1Q411741.512

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は76億円から167億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は43.7%。売上は3期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
福井コンピュータスマート株式会社(現・連結子会社)を設立
2013年3月76138
2014年3月882113
2015年3月862013
2016年3月872215
2017年3月1003220
福井コンピュータアーキテクト株式会社と福井コンピュータドットコム株式会社が、福井コンピュータアーキテクト株式会社を存続会社として吸収合併
2018年3月1093724
2019年3月1144129
2020年3月1254632
2021年3月1285235
2022年3月1436442
IFAC合同会社(現・連結子会社)を設立
2023年3月1365638
2024年3月1385738
2025年3月147616241.542
2026年3月167737543.743

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高167億円のうち、営業利益として残るのは73億円43.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は43億円、売上の25.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金18.6%31億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金38.3%64億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益43.7%73億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
81.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+35.3pt
43.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+19.1pt
25.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.0pt
15.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
40.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが61億円、投資CFが−43億円で、差し引きのフリーCFは18億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は215億円で、売上の15.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月11−4−2730
2014年3月124−21645
2015年3月190−31961
2016年3月180−31876
2017年3月27−1−52697
2018年3月27−2−602563
2019年3月32−1−73186
2020年3月30−2−828105
2021年3月42−2−940136
2022年3月47−2−1045170
2023年3月30−7−1223181
2024年3月49−18−1231198
2025年3月57−30−1327212
2026年3月61−43−1418215

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は368億円。このうち返さなくてよい自己資本が301億円で、自己資本比率は81.7%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月102693368.1
2014年3月117823570.3
2015年3月132953771.7
2016年3月1471083973.7
2017年3月1691224772.3
2018年3月136884864.3
2019年3月1571065167.7
2020年3月1731284574.1
2021年3月2121575574.2
2022年3月2461905677.1
2023年3月2672175081.1
2024年3月2982445482.0
2025年3月3302715982.0
2026年3月3683016781.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
241億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
263億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
67億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中8位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中308位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.1%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
43.7%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
81.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
13.6%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,030で、1年前と比べて-4.0%過去52週の値幅のなかでは23%の位置にある。

¥3,030-2.6%1ヶ月-2.3%1年-4.0%時価総額627億円
過去52週の値幅
安値¥2,893高値¥3,485

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.5倍
PER (会社予想)13.8倍
PBR2.09倍
配当利回り2.54%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+1.1%の小幅上昇、25日線(3114円)を+0.5%上回る。52週高値3485円から-10%の水準。週足はもみ合い。出来高は平均的で方向性なし。RSI56で中立。200日線(3147円)を下回っており、長期トレンドは弱い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは実績15.07倍、予想14.3倍と同業界平均30.57倍を大幅に下回り割安。PBR2.17倍は平均2.94倍を下回る。配当利回り2.45%は平均2.62%を僅かに下回るが、ROE15.1%と高収益で、利益成長率も堅調。配当性向47%と余裕があり、今後の増配余地がある。収益性と株価評価のバランスが良く、割安だが業績成長が続くかが焦点。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.5倍47.9倍
PER (予想)13.8倍
PBR2.09倍2.96倍
ROE15.1%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

株式市場では、建設業界の構造的な人手不足とデジタル化政策を背景に、同社の主力製品群への需要が中期的に拡大するとの見方がある。実際に2025年度は売上高が伸び、営業利益率も40%超を維持。また、クラウドサービスの普及により、売上のストック化と解約率の低さが評価されれば、収益の安定性と将来の成長期待が高まる可能性がある。一方で、弱気派は、建設業界の投資サイクルに依存するため景気変動の影響を受けやすいこと、競合他社の追随や新技術への適応が遅れるリスクを指摘する。さらに、既に高いシェアを持つため、国内市場の成熟に伴い成長が鈍化する懸念や、海外展開の遅れが成長余地を縮めるとの見方もある。強気派は、さらなるクラウド化によるストック型収益の拡大や、建設現場の生産性向上を支援するAI機能の追加に期待する。これらの対立点が、同社の将来の成長性と収益性の持続性を巡る投資論点となっている。

プラスに働く材料7
  • クラウド化でストック収益が拡大

    サブスク型サービスが普及し、安定的な継続収益が成長を牽引する見通し。

  • 建設業界のデジタル化が追い風

    人手不足や働き方改革で、施工管理や積算の効率化ニーズが高まる。

  • 高い収益性で増益基調が持続

    営業利益率40%超を維持し、費用効率の高さが評価される。

  • 営業利益率43.71%の高収益構造通年影響

    売上高167億円に対し営業利益73億円、売上高利益率は43.71%と極めて高い

  • 売上高167億円へ前年比13.6%増2026年Q2影響

    売上高は147→167億円と20億円増加、既存事業の伸長が寄与

  • 営業利益73億円で前年比12億円増通年影響

    営業利益は61→73億円と19.7%増、増収効果で増益が継続

  • ROE15.1%と高い資本効率継続影響

    ROE15.1%は業界上位、PBR2.17倍を支える利益創出力

マイナスに働く材料7
  • 国内市場の成熟で成長鈍化懸念

    主要市場である国内建設投資は横ばい圏で、シェア拡大の余地が小さい。

  • 競争激化と技術革新の遅れ

    新興企業や海外勢の参入で価格競争が激化するリスクがある。

  • 景気変動に業績が左右される

    建設投資は経済動向や政策に影響されやすく、需要の変動が大きい。

  • 純利益伸び率は2%に鈍化通年影響

    営業利益が12億円増も純利益は42→43億円と1億円増、特別損益や税負担が重し

  • PER15.07倍は高水準決算発表後影響

    予想PER14.3倍に対し現行15.07倍、成長鈍化ならバリュエーション調整リスク

  • PBR2.17倍は織り込み済み継続影響

    ROE15.1%でもPBR2.17倍は高い評価、期待を上回る成長が必要

  • 配当利回り2.45%は相対的に低い通年影響

    株価3145円で2.45%、高配当を求める資金は選好しない

次の決算で確かめる点
クラウドサービス売上比率
ストック型収益の進捗を測る最重要指標で、収益の安定性を確認するため。
契約更新率・解約率
クラウドサービスの定着度を示し、将来の収益予測に直結するため。
建設業界の設備投資動向
主要顧客の投資意欲を反映し、新規導入の先行指標となるため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり77で、前期から+4.3%いまの株価に対する利回りは2.54%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥77
1株あたり
配当利回り
2.54%
いまの株価に対して
配当性向
47.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2740.8
2018年3月3218.533.2
2019年3月4025.037.6
2020年3月4512.531.0
2021年3月5011.133.4
2022年3月6020.036.4
2023年3月600.029.1
2024年3月658.335.0
2025年3月707.738.1
2026年3月734.347.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥77

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,867人。区分でいちばん多いのは事業法人49.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が62.0%を占め、残る38.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人58.748.247.748.152.749.5
外国法人21.628.127.226.420.918.9
個人・その他11.314.512.712.711.418.0
金融機関8.18.511.411.714.212.6
証券会社0.40.70.91.00.71.0
自己株式0.10.10.10.10.10.1
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ダイテックホールディング47.08
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.15
03光通信KK投資事業有限責任組合6.36
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行)3.86
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.98
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505044(常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.27
07JP MORGAN CHASE BANK 385868(常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.83
08野村信託銀行株式会社(投信口)1.81
09光通信株式会社1.26
10福井コンピュータ従業員持株会0.94

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-08-25
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    12.03%
    +1.02pt
  • 2026-07-10
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    8.33%
    +0.30pt
  • 2026-06-08
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.57%
  • 2026-06-08
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    1.53%
  • 2026-05-27
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    8.03%
    +0.37pt
  • 2026-04-09
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    7.66%
    +0.26pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+200%、1株純資産は14期で+141%。直近期のROEは15.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月6960312.29.586.6
2014年3月5635916.87.876.1
2015年3月5841315.012.327.2
2016年3月6547014.620.038.6
2017年3月8753317.429.840.8
2018年3月10642423.122.333.2
2019年3月13951329.814.837.6
2020年3月15562127.414.031.0
2021年3月17176024.723.233.4
2022年3月20491724.415.936.4
2023年3月1841,04918.714.829.1
2024年3月1851,18116.614.135.0
2025年3月2031,31116.316.738.1
2026年3月2091,45515.114.947.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額123百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐藤浩一代表取締役CEO 社長執行役員625,000
橋本彰取締役CFO/CHRO 常務執行役員 経営管理本部長624,000
杉田直取締役6213,000
坂口賢司取締役46
東雲凛取締役49
小笹文取締役49
高橋勝取締役(監査等委員)73
神田輝生取締役(監査等委員)42
三橋明史取締役(監査等委員)51

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)260268643
社外取締役637376

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,385字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び連結子会社)は、当社(福井コンピュータホールディングス株式会社)及び子会社6社で構成されており、建築・測量・土木のソフトウエアの開発及び販売並びにアプリケーションの開発及び販売を主たる業務とする「建築システム事業」、「測量土木システム事業」、「ITソリューション事業」、また、CVCを通じた投資活動によって当社グループの持続的な成長を目指す「投資事業」があります。 上記の他、その他の関係会社として株式会社ダイテックホールディングがあります。株式会社ダイテックホールディングは子会社の経営管理業務を営んでおり、当社グループとの取引関係については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(関連当事者情報)」に記載のとおりであります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 セグメント区分   事業内容   主な会社名 建築システム事業   建築関連業においては、様々な建築図面や見積書、部材の発注書など数多くの書類を迅速かつ正確に自動計算・作成することを目的としてソフトウエアを開発、販売しております。また、図面や書類作成以外にも営業から設計、積算・見積までトータルサポートできるソフトウエアを開発し、建築設計事務所、工務店、ハウスビルダー、ゼネコンなど建築関連業者に対し、ソリューション提案並びに販売を行っております。   福井コンピュータアーキテクト株式会社福井コンピュータスマート株式会社福井コンピュータシステム株式会社 測量土木システム事業   測量会社や土地家屋調査士が作成する土地・建物の形状や面積の図面を迅速かつ正確に自動作成することを目的としてソフトウェアを開発し、測量会社、土地家屋調査士、コンサルタントなど測量土木業者全般に対し、ソリューション提案並びに販売を行っております。また、土木業においては、現場作業の効率性・安全性の向上及び施工段階で設計変更が生じた際にも迅速かつ正確な対応を可能とすることを目的として、土木施工業に特化したソフトウェアを開発・販売しております。また、官公庁の業務を請負ううえで提出義務のある現場写真管理、出来形管理等の業務にも対応しており、土木業者を中心にソリューション提案並びに販売を行っております。   福井コンピュータ株式会社福井コンピュータスマート株式会社 ITソリューション事業   選挙の出口調査に関わるモバイルアプリケーション及びWEBアプリケーションの開発を行っております。   福井コンピュータスマート株式会社 投資事業   当社の事業領域と関連性の高い国内外の建設テックスタートアップやベンチャー企業との技術・ノウハウの共有及びビジネスパートナーシップの構築を目的として、当該スタートアップまたはベンチャー企業に対する投資を行っております。   IFAC合同会社IFAC投資事業有限責任組合 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,175字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 以下の文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。なお、当該将来に関する事項については、取締役会で合理的な根拠に基づく適切な検討を経たものであります。 (1) 経営方針 当社グループの経営理念に「全員経営」「商品開発の考え方」「販売のための考え方」があります。 ・「全員経営」では、社員のオープンでフラットな体制でプライドと人権を尊重します。 ・「商品開発の考え方」は、商品の良し悪しを決定できるのはお客様のみであるという考え方です。 ・「販売のための考え方」は、商品をお客様にお使いいただくようになるまでが販売であるとの考え方を示しております。 さらに、経営理念のこの3つの考え方には、社員の立場、お客様の立場、お取引先様の立場と、いずれも「相手の立場に立ちきる」という共通する考え方があります。 当社グループは、この考え方の下、人類の叡知により築き上げられた科学的成果を全社員の探求心と努力により発展、継承するとともに、次代の夢をコンピュータのソフトウエアという商品として実現させ、社会に提供することにより、社会の進歩と発展に寄与することを会社の目的としております。 (2) 経営戦略等 当社グループでは2024年11月に2025年度から2027年度を対象とする中期経営計画をリリースいたしました。 中期経営計画では当社グループ並びに当社グループのステークホルダーが抱える課題や建設業界全体の中長期的な外部環境の変化を見据え、当社グループが提供する価値が社会的なインパクトを創出し、ステークホルダーとともに成長していくことを基本方針とし中期経営計画を策定いたしました。 中期経営計画の基本方針に則し、当社グループではコアビジネスであるCADシステムの漸進的成長を企図し、データプラットフォーム機能の提供、アプリケーションの拡充に取り組んでまいります。 また、新たなビジネスモデルの展開として、サービスプラットフォームをローンチし、当社ユーザーに対し、当社グループ以外のソリューションも提供することで、ユーザーの生産性向上に資する幅広いサービスを提供してまいります。 さらには共通データ環境の構築によりデータを一元管理することで、総合的な省力化・省人化の支援を進めてまいります。 コアビジネスの拡大、新たなビジネスモデルの展開そして共通データ環境の構築などのイノベーションを加速させるため、データドリブン経営の推進、営業機能の効率化によるユーザーへの機能提供の向上にも取り組んでまいります。 最後に、中期経営計画の実現のために、人的資本やその他成長投資、R&D、設備投資にも積極的に取り組むことで、着実かつスピード感を持って計画を進めてまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2025年度から2027年度を対象とする中期経営計画において、ROEを目標の達成状況を判断するための客観的な指標等として新たに定めました。 リソースの最適な配分により、更なる売上の増加、また収益の向上を目指し、各事業においてバリューチェーンを見直すことで、ROEの目標達成に努めてまいります。 (4) 経営環境 当社グループを取り巻く経営環境は、建築業界では少子高齢化や世帯数の減少により市場の縮小が見込まれております。測量土木業界では、公共投資は短期的には一定の需要が見込まれますが、中長期的には人口減少や財政上の制約などを背景に市場の縮小が見込まれております。 一方で、建設業界で急速に広まったテレワークや遠隔臨場への対応は、今後の当社グループがソリューションの提供により支援できる課題として捉えております。 このように、建築・測量・土木分野に携わる企業は、厳しい経営環境の下、生き残りをかけた経営が求められております。当社グループは、こうした企業の遅れているとされるICTの活用を積極的かつ総合的に支援していくことが社会的使命であると認識しております。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの市場である建設業界は、少子高齢化、財政の逼迫に伴って中長期的に市場規模の縮小が懸念されます。また、建設業界は、BIM図面審査の開始や、働き方改革による労働時間短縮・週休二日を前提とした工程計画の見直しの対応に加え、気候変動対策として建築分野では省エネ基準への適合義務化、土木分野では防災・減災を図る国土強靭化需要の拡大など、人的リソースを制限しつつ、従来を上回る基準の達成が求められる状況となっております。そのような状況の中、当社グループでは、業務のより一層の効率化を支援するべく、新たな製品・サービスの開発を含めた当社ソリューションによる建設業界全体のDX推進を重要な課題として捉えております。建設業界の課題解決を推進することで市場の活性化を促し、当社グループの製品・サービスの需要を増加させる好循環のビジネスモデルを構築するため、以下の課題に取り組み、対応力の増強を図るとともにサステナビリティ経営の強化に努めてまいります。 また、公表しております当社と株式会社ダイテックホールディングとの合併におきましては、株主総会における合併契約の承認を前提に、当社の既存の事業に同社の建築設備業の設計~施工~維持管理を網羅するシステム事業を加えることで建設ライフサイクルの全てを網羅する事業体制を構築し、強力なシナジーの創出及び事業領域の拡大を見込んでおります。合併効力発生日の2027年4月1日に向け、経営統合に必要な各種手続きの処理や綿密な社内調整に努め、経営統合の効果を最大限に発揮することで、株主の皆様をはじめ、すべてのステークホルダーの皆様に持続的な価値を提供できる企業を目指してまいります。 ① 新製品・新サービスの創出及び新規事業開発 当社グループでは、中期経営計画にサービス領域とステークホルダーへの影響範囲の拡大を掲げており、新たな製品・サービスの創出及び提供方法の見直しが課題であると考えております。この課題に対処するため、2024年12月より新たに展開しております建設業界に特化したサービス提供プラットフォーム「FC Apps Direct」につきましては、着実に掲載企業・サービスの数を増やしており、引き続き、自社の製品・サービスのみならず、建設テック企業の革新的なサービスの紹介・提供を通じて、各ユーザーの多様なニーズに応えていくとともに、建設業界のDX推進及び当社グループの営業基盤のより一層の拡大を図ってまいります。 また、投資事業(CVC:コーポレートベンチャーキャピタル)を通じ、当社グループの事業領域と関連性の高い優れたサービスやビジネスモデルを持つスタートアップやベンチャー企業との技術・ノウハウの共有、ビジネスパートナーシップの構築などを図り、新規事業開発に取り組んでまいります。 ② 建設業のDX推進 当社グループは、調査・設計分野の建築・測量システムにおいて大きなシェアを有しておりますが、建設業界のDX推進にあたり、さらに施工・維持管理・情報共有分野における製品・サービスの開発強化を課題として捉えております。引き続き、ユーザーニーズに合致したシステムの開発及びサポート体制を充実させることにより、既存ユーザーの満足度向上を図るとともに、国策や法改正等を踏まえた市場のニーズを見極め、建設業界のDX推進を支援してまいります。 ③ コーポレートガバナンスの強化 当社グループでは、独立社外取締役の選任やリスク管理、コンプライアンス活動、任意の諮問委員会の導入等を通じて、コーポレートガバナンスを強化してまいりました。また、毎年第三者機関を通じて取締役会の実効性評価を実施しており、その都度会社の意思決定機関として改善すべき課題を抽出のうえ、社外を含む全取締役で議論し実効性の確保及びそのブラッシュアップに努めております。 加えて、昨今の課題であるサステナビリティ経営をより一層推進するため、当社グループ各社の経営トップを委員とし、社外取締役をオブザーバーとするサステナビリティ推進委員会を設けております。また、リスク・コンプライアンス委員会と連携し、当社グループを中心とした取引先やユーザーを取り巻く外部環境の変化及びそのリスクと機会を見極め、グループ全体でのサステナビリティ経営をより一層進めてまいります。 引き続き、着実な事業の推進を支え、持続的な企業価値向上を後押しする経営基盤の強化の観点から、ガバナンス機能の強化及び法令遵守・内部統制の組織的整備に取り組んでまいります。 ④ 人的資本への投資と職場環境等への配慮 当社グループでは、中期経営計画における重点施策を迅速かつ確実に遂行するためには、人的資本の充実が重要であり、イノベーティブ挑戦や事業持続性の向上を実現できる優秀な人材の確保及び社員教育が欠かせないと考えております。また、当社が求める人物像を明確にしたうえで、公正性・納得性・透明性の高い人事制度を構築し、経営戦略と強く結びつけながら、積極的な人的資本投資に取り組んでおります。 その上で、等級や役職に応じたスキルコンピテンシーや行動基準を確立のうえ、透明度高く社内展開することで、社員一人一人の目標をより明確なものとし、社員が最大限のパフォーマンスを発揮し、さらなる成長と活躍を達成できる職場環境整備や企業風土の醸成にも取り組んでまいります。 ⑤ 気候変動対策・環境配慮の取り組み 当社グループでは、TCFD提言に沿ったシナリオ分析を行い、気候変動がもたらす直接的な影響は軽微であると判断しておりますが、当社グループの市場である建設業界における影響は大きくなると予想され、市場の変化を見越した機会とリスクの見極めが課題となります。そのため、自社の再生エネルギー活用等の取り組みを進めるだけでなく、建設業界に対して最先端のICTソリューションを提供することで、建設業界のDX推進を通じてGHG排出量低減に取り組んでまいります。
事業等のリスク2,517字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努めてまいります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。また、当該将来に関する事項については、取締役会で合理的な根拠に基づく適切な検討を経たものであります。 当社グループの業績は今後起こりうる様々な要因によって大きな影響を受ける可能性があります。リスクが顕在化する可能性の程度や時期、またリスクが顕在化した際の当グループの経営成績等の状況に与える影響は外部環境に依拠することとなりますが、当グループでは下記、事業等のリスクに対し課題の顕在化を行った上で中期経営計画を策定し重点施策の取り組みによりリスクの低減に取り組んでおります。またリスク・コンプライアンス委員会の活動を通じてリスクの低減に取り組んでいます。 (1) 建築・測量・土木の各種CADソフトウエアへの依存について 当社グループは建築・測量・土木の各種CADソフトウエアの開発及び販売を主たる業務とし、またこれらのソフトウエアに関連する情報機器の販売も行っております。CADソフトウエア関連の販売実績の合計は、当連結会計年度における総販売実績の95.4%を占めております。また、当社グループが販売するソフトウエアの用途は、建築・測量・土木の専門分野に特化しており、当社グループの経営成績は、建設業界の動向に影響を受ける可能性があります。 また、当社グループは全国規模の営業網を効率的に運用することを目的として、主として販売代理店を活用し、事業展開を行っております。従って、何らかの事由により、当社グループとこれらの販売代理店との関係が悪化した場合等には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。この事業等のリスクに対し、課題の顕在化を行った上で中期経営計画を策定し、重点施策の取り組みによりリスクの低減に取り組んでおります。 (2) 急速な情報技術革新への対応について 当社グループの製品は、マイクロソフト社のOSであるWindowsで動作するソフトウエアが中心であります。昨今、アップル社のiOS、Google社のAndroid等のWindows以外のOSのタブレットやスマートフォンが急速に普及しており、建築・測量・土木の企業においても導入が進んでおります。また、さまざまなウェアラブル端末の登場や、インターネットを利用したクラウドサービスの展開が進んでいます。そのため当社グループは、iOSやAndroid等のWindows以外のOS対応、ウェアラブル端末やクラウドを利用したソフトウエアの開発及びサービスの展開、さらにマルチブラウザへの対応が急務であり、これらの対応時期の遅れや対応内容によっては、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 さらに、BIMやCIM等の普及に伴い、建設業界の業務体系にも大きな変化が起きる可能性があります。当社グループは、このような変化に対応する開発体制を整えることが必要であると認識し、また、先端技術に対する当社グループの製品の対応が可能であると考えております。しかしながら、技術革新に対する開発等のコスト負担が一時的に大きくなる可能性があり、また、対応の完了が遅れた場合等には、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 (3) 知的財産について ソフトウエア業界においては、多くの特許出願がなされており、当社グループにおいても新技術に対して積極的に特許出願を行っております。今後も数多くの特許出願が予測され、あわせて特許権侵害等の問題が生じることが考えられます。 現在、当社グループでは、必要に応じて顧問弁理士に調査を依頼するなど、製品開発において特許権の侵害等がないかチェックを行っております。また、リスク・コンプライアンス委員会の活動を通して課題と対応策の検討を行っております。しかしながら、見解の相違も含め、他社の特許権を侵害する可能性も含まれております。同様に、当社グループが保有する特許権について侵害される可能性もあります。 当社グループとしましては、第三者と知的財産権に関する問題が発生した場合、顧問弁護士及び弁理士と対応を協議していく方針ですが、案件によっては解決に時間と費用を要し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (4) 個人情報保護について 当社グループでは、SaaSでのアプリケーション提供を行い、他企業の所有する個人データをクラウドで保有しております。 こうした個人情報の取扱いについて、当社グループは「個人情報の保護に関する法律」に従い、個人情報保護方針を策定し、社内及び当社ホームページにて公開しております。また、2008年6月に情報セキュリティ対策のための従業者の基本的行動指針を策定、ISMSに準拠した情報セキュリティシステムを構築し、個人情報の管理に努めております。 しかしながら、これらの対策にもかかわらず、重要な情報が漏洩した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 投資事業について 当社グループは、相互の成長・社会的な課題解決に貢献するシステムの構築を目的とし、当社グループの事業領域と関連性の高い優れたサービスやビジネスモデルを持つスタートアップやベンチャー企業を対象に投資を実施しております。しかし投資先の事業の状況によっては、保有有価証券の評価損が発生し、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、投資対象の株式等について取得原価を上回る価額で売却できる保証はなく、期待されたキャピタルゲインが実現しない可能性や投資資金を回収できない可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,864字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における日本経済は、諸外国の施策による影響や資源・エネルギー価格の高騰、物価高の影響が続いており、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 建設業界では、人手不足や長時間労働の課題に加え、人件費や資材価格の高騰、働き方改革による残業時間上限規制への対応が求められており、積極的なDXやデジタル化への投資が行われています。 このような環境の下、当社グループ(当社及び連結子会社)における当連結会計年度の経営成績につきましては、売上高16,653百万円(前年同期比13.2%増)、営業利益7,263百万円(前年同期比19.4%増)、経常利益7,483百万円(前年同期比20.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,313百万円(前年同期比3.0%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (建築システム事業) 建築システム事業の売上高は8,032百万円(前年同期比16.3%増)、営業利益は3,181百万円(前年同期比26.3%増)となりました。当連結会計年度は、建築システム事業の全事業において新規顧客の獲得が進むとともに、既存顧客におけるライセンス(アカウント)増設が順調に推移したことに加え、価格改定による単価改善効果が通期にわたり寄与し、ARR(注1)及びARPA(注2)の拡大に結びつきました。また、製品売上も好調に推移し、住宅建材事業では2025年4月に施行された建築基準法改正に伴う設計対応需要の高まりを的確に捉え、法改正対応プログラムの販売が大きく伸長いたしました。 BIM事業においては、BIM確認申請制度の開始に向けた制度整備の進展を背景に、市場の関心が段階的に高まる中で国産BIMソフトの強みを活かし、売上が伸長いたしました。 これらの結果、前年同期比で増収増益となりました。 (測量土木システム事業) 測量土木システム事業の売上高は7,861百万円(前年同期比9.7%増)、営業利益は3,691百万円(前年同期比7.4%増)となりました。当連結会計年度においては、国土交通省が推進するi-ConstructionやBIM/CIMの普及、国土地理院による作業規程の改正等の市場動向を的確に捉え、これらに対応した製品・機能の提供を進めたほか、新たな3次元表現技術である3D Gaussian Splatting(3DGS)の読込みへの対応を行ったことにより、関連ソフトウエアの売上増加につながりました。 また、上記製品に関するストック型サービス売上の増加および価格改定による単価改善効果が通期にわたり寄与し、ARR(注1)及びARPA(注2)の拡大に結びつきました。 各事業では、測量事業において、3次元対応ソフトウエアの導入及び更新に関する提案強化に加え、設計分野への提案拡大を図った結果、売上は堅調に推移いたしました。土木事業においても、従来の3次元関連製品の拡販に加え、AR技術への対応が奏功し、売上拡大に寄与いたしました。 これらの結果、前年同期比で増収増益となりました。 (ITソリューション事業) ITソリューション事業の売上高は759百万円(前年同期比18.0%増)、営業利益は580百万円(前年同期比20.0%増)となりました。当連結会計年度は、2025年7月に行われた参議院議員選挙及び2026年2月に行われた衆議院議員選挙にかかわる売上を計上しており、前年同期比で増収増益となりました。 (投資事業) 当社グループの事業領域と関連性の高い優れたサービスやビジネスモデルを持つスタートアップやベンチャー企業を投資対象としております。技術やノウハウの共有、ビジネスパートナーシップの構築などを図ることにより、相互に成長を促進し、社会的な課題解決に貢献するシステムの構築にも積極的に取り組んでおります。なお、当連結会計年度の営業損失は運営経費による4百万円(前年同期は営業損失4百万円)となっております。 (注1)ARR:ストック売上(使用権、保守サービス売上)における年間定期収益 (注2)ARPA:ARRを3月末時点の契約企業社数で割り返し算出 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」)期末残高は、前連結会計年度末より312百万円増加し21,485百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその主な要因につきましては以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は、6,089百万円(前連結会計年度は5,652百万円の獲得)となっております。主な要因としましては、税金等調整前当期純利益6,800百万円、減価償却費347百万円、投資有価証券評価損845百万円、前受金の増加262百万円、法人税等の支払額2,130百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は、4,329百万円(前連結会計年度は2,968百万円の使用)となっております。主な要因としましては、定期預金の預入による支出3,400百万円、投資有価証券の取得による支出4,611百万円、投資有価証券の償還による収入3,900百万円、有形固定資産の取得による支出289百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は、1,447百万円(前連結会計年度は1,345百万円の使用)となっております。主な要因としましては、配当金の支払いによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 建築システム事業(百万円)   7,782   116.5 測量土木システム事業(百万円)   7,566   110.4 ITソリューション事業(百万円)   759   118.0 投資事業(百万円)   -   - 合計(百万円)   16,108   113.6 (注) 金額は販売価格で表示しており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 建築システム事業(百万円)   167   112.1 測量土木システム事業(百万円)   237   87.1 ITソリューション事業(百万円)   -   - 投資事業(百万円)   -   - 合計(百万円)   405   95.9 c.受注実績 当社グループは、主にパッケージソフトウエアの開発及び販売を行っており、個別受注に基づく製品の生産の割合が少ないため記載を省略しております。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 建築システム事業(百万円)   8,032   116.3 測量土木システム事業(百万円)   7,861   109.7 ITソリューション事業(百万円)   759   118.0 投資事業(百万円)   -   - 合計(百万円)   16,653   113.2 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。また、当該将来に関する事項については、取締役会で合理的な根拠に基づく適切な検討を経たものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりであります。 a.経営成績等 1) 財政状態 (資産) 当連結会計年度末における総資産は、36,816百万円となり、前連結会計年度末より3,772百万円増加しました。主な要因は、現金及び預金の増加によるものであります。 (負債) 負債合計は6,737百万円となり、前連結会計年度末より795百万円増加しました。主な要因は、未払法人税等及び前受金の増加によるものであります。 (純資産) 純資産は30,078百万円となり、前連結会計年度末より2,976百万円増加しました。これに伴い、自己資本比率は81.7%となっております。 2) 経営成績 (売上高) 当連結会計年度における日本経済は、諸外国の施策による影響や資源・エネルギー価格の高騰、物価高の影響が続いており、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 建設業界では、人手不足や長時間労働の課題に加え、人件費や資材価格の高騰、働き方改革による残業時間上限規制への対応が求められており、積極的なDXやデジタル化への投資が行われています。 このような環境の下、当社グループ(当社及び連結子会社)における当連結会計年度の経営成績につきましては、売上高16,653百万円(前年同期比13.2%増)となりました。 当連結会計年度においては、建築基準法改正への対応、国土交通省が推進するi-ConstructionやBIM/CIM原則適用といった国策への対応に加え、製品の価格改定による単価改善効果もあり、過去最高の売上高となりました。ストックビジネスである保守サービスの売上高につきましても堅調に契約数を伸ばしております。 選挙関連の売上高につきましても、昨年度は2024年10月に行われた衆議院選挙の出口調査システムにかかわる売上を計上しておりますが、今年度は2025年7月に行われた参議院選挙、2026年2月に行われた衆議院選挙の売上を計上しており、増収増益となっております。 なお、セグメント別売上高につきましては、後述しております。 (営業費用) 当連結会計年度の営業費用は、前年同期比757百万円増加の9,389百万円となっております。これは主に、人件費の増加、経営統合にかかる調査及びコンサルティング費用の増加等によるものであります。 また、当社の特徴としましては費用に占める人件費の割合が高く、営業費用の62.7% (前年同期は64.9%)を占めております。 (営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の営業利益は、前年同期比1,178百万円増加の7,263百万円となっております。 営業外損益では、営業外収益が220百万円となり、経常利益は前年同期比1,272百万円増加の7,483百万円となっております。 特別損益では、保有しております投資有価証券に係る売却益161百万円、評価損845百万円を計上しております。法人税等2,487百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比123百万円増加の4,313百万円となっております。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に挙げておりますとおり、当社グループの今後の成長と発展のためには、人材への投資が重要であると認識しております。そのために、採用、育成及び教育に注力してまいります。 b.セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高の分析) 全体の売上高としまして、前年度14,717百万円、当年度16,653百万円となっており、当年度は前年同期比13.2%増加しております。建築システム事業の売上高が1,127百万円、測量土木システム事業の売上高が692百万円、ITソリューション事業の売上高が116百万円増加したことによります。 (建築システム事業) 当連結会計年度における建築システム事業の売上高は、前年同期比1,127百万円増加の8,032百万円となっております。2025年4月に施行の建築基準法改正に対応した法改正対応プログラム関連製品の販売が大幅に伸長しました。 営業費用は、前年同期比465百万円増加の4,850百万円となっております。その結果、営業利益は、前年同期比661百万円増加の3,181百万円となっております。 (測量土木システム事業) 当連結会計年度における測量土木システム事業の売上高は、前年同期比692百万円増加の7,861百万円となっております。 国土交通省が推進するi-Constructionへの対応、また、新たな3次元表現技術である3DGSの読込への対応を行ったことによる関連製品の売上が順調に推移しました。 営業費用は、前年同期比439百万円増加の4,170百万円となっております。その結果、営業利益は前年同期比252百万円増加の3,691百万円となっております。 (ITソリューション事業) 当連結会計年度におけるITソリューション事業の売上高は、前年同期比116百万円増加の759百万円となっております。これは、先述の選挙における実施規模の差による影響であります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 1) キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2事業の状況 4(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 2) 資金需要 当社グループにおける資金使途としましては、主たる事業が建築・測量・土木ソフトウエアの開発及び販売であることから、開発部門及び営業部門の人件費が中心となる営業費用、配当金や税金の支払いなどとなっております。 また2025年度から2027年度を対象とする中期経営計画において、市場深堀やイノベーションの新規市場開拓を目標にさらなる成長に向け努めており、目標達成のためのCVC投資、また事業拡大を先導するためのR&D投資も行ってまいります。 3) 将来投資 将来を見据え、次のような投資を検討の上、行ってまいります。 ・建築、測量、土木が揃う「当社グループの強み」が活きるビジネスへの投資 ・BIM(ビルディング インフォメーション モデリング)、CIM(コンストラクション インフォメーション モデリング/マネジメント)の推進につながる投資 ・「メーカー」としての更なる成長のため、開発力の向上、新研究開発への投資 4) 財政政策 当社グループでは、現在、運転資金及び設備投資資金、CVC投資資金、R&D投資資金につきましては、内部資金で賄うこととしております。 自己株式取得につきましては、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を可能にするため、必要と判断した場合、市場環境、当社の財政状態を鑑みながら行ってまいります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2025年度から2027年度を対象とする中期経営計画において、ROEを目標の達成状況を判断するための客観的な指標等として新たに定めました。 リソースの最適な配分により、更なる売上の増加、また収益の向上を目指し、各事業においてバリューチェーンを見直すことで、投入するリソースと利益水準を改善してまいります。

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開示資料

出典

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