概要
SRSホールディングスは、大阪市に本社を置く外食チェーン企業である。和食ファミリーレストラン「和食さと」、グルメ寿司「にぎり長次郎」「うまい鮨勘」など多業態を展開し、2026年3月期の連結売上高は764億円、グループ総店舗数は780店(うち直営556店)に達する。中食ブランド「鶏笑」や海外店舗も有し、和食を核とした外食グループとして規模を拡大している。
和食ファミレスからグルメ寿司まで多様な業態展開
グループの事業は単一セグメントである外食事業に集約される。主力業態は和食ファミリーレストランの「和食さと」で、2026年3月期末時点で201店舗(全店直営)を運営する。次いでグルメ寿司業態が強く、「にぎり長次郎」73店舗、「うまい鮨勘」を含むアミノ寿司業態33店舗、さらに2025年に子会社化した「回転すし北海道」6店舗を加える。そば・うどんの「家族亭」59店舗、「得得」「とくとく」59店舗、丼・定食の「かつや」52店舗、「天丼・天ぷら本舗 さん天」35店舗など、和食をベースにした幅広い価格帯・業態をカバーしている。
中食と海外にも広がる店舗網
グループは飲食店舗だけでなく、中食(テイクアウト)分野にも注力する。2026年3月期末で中食店舗は143店舗(うち直営12店)あり、その大半はからあげ専門店「鶏笑」が131店舗を占める。また、宅配寿司業態を9店舗、中食型の「ビフテキ牛ノ福」を3店舗運営する。海外展開としては、台湾などに23店舗(全店FC・のれん分け・合弁事業)を有し、現地のニーズに合わせた和食を提供している。グループ全体の店舗数は781店(FC等含む)で、直営店は556店である。
収益の安定的な成長と設備投資
売上高は2013年3月期の258億円から2026年3月期には764億円へと3倍近く拡大した。直近3期は増収基調が続き、2026年3月期の営業利益は31億円、純利益は17億円である。ただし、2021年3月期には新型コロナウイルスの影響で純損失41億円を計上するなど、収益は外食需要に左右されやすい。総資産は471億円で、設備投資として建物・構築物の取得を積極的に行い、固定資産を増やしている。自己資本比率は不明だが、長期借入金を含む負債が288億円ある。
子会社10社によるグループ経営
グループは当社と10社の関係会社で構成され、外食事業を遂行する。主要な子会社として、サトフードサービス株式会社、株式会社フーズネット、株式会社家族亭、株式会社アミノ、M&Sフードサービス株式会社、株式会社すし弁慶、株式会社NIS、サト・アークランドフードサービス株式会社が飲食店を経営する。また、株式会社鮨勘フーズは水産物の加工・販売を手掛け、グループ内の食材供給を支える。かつて存在した台湾上都餐飲股份有限公司は2026年4月に清算結了しており、海外事業の再編も進んでいる。
業界の中での役割は外食チェーン運営企業にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01外食主力
和食を中心とする飲食店を全国で展開する。サトフードサービス、株式会社家族亭など複数の子会社が、それぞれ異なるブランド(定食、寿司、弁当など)を運営。持ち帰り弁当や寿司のデリバリーも行う。
- 和食レストラン
- 定食、丼物、麺類など、和食のメニューを提供するレストラン。
- 寿司・弁当
- 持ち帰り寿司や幕の内弁当など、テイクアウト商品を提供。
02その他(水産物加工・販売)その他
グループ会社の株式会社鮨勘フーズが、水産物の加工・販売を行う。外食事業への原材料供給や、一般向けの販売も手がける。
- 加工水産物
- 鮮魚の加工品(切身、寿司ネタなど)を製造・販売。
製品と技術
和食さとの定食メニュー
「和食さと」はグループ最大の業態で、和食ファミリーレストランとして全国に201店舗を展開する。メニューは定食、丼物、麺類、鍋料理などバラエティ豊かで、特に「さとの定食」はご飯・味噌汁・お新香が付いたセットが人気である。旬の食材を使った期間限定メニューも頻繁に投入し、ファミリー層から高齢者まで幅広い客層を獲得している。価格帯は600円から1,500円程度と手頃で、チェーン全体で統一した品質管理を行っている。
にぎり長次郎の本格寿司
「にぎり長次郎」はグループのグルメ寿司業態を代表するブランドで、2026年3月期末に73店舗を運営する。回転寿司形式ではなく、注文を受けてから職人が握る本格的なにぎり寿司を提供する。ネタは産地直送の新鮮な魚介類を使用し、特に中トロ、サーモン、えびなどが定番である。価格は一貫100円台からとリーズナブルで、ランチタイムにはセットメニューも用意する。店舗は主に郊外のロードサイド型が多く、家族連れやグループ客に支持されている。
うまい鮨勘の多様な寿司体験
「うまい鮨勘」はアミノ寿司業態の中核をなし、2026年3月期には2店舗の新規出店を行うなど拡大中である。回転寿司と注文寿司を併用したスタイルで、一皿100円からの低価格帯から高級ネタまで幅広く取り揃える。タッチパネル注文システムを導入し、スピーディーなサービスを実現している。また、「うまい鮨勘ゆとろぎ」や「うまい鮨勘別館 鮨正」など、上質な空間を提供する派生業態も展開し、異なるニーズに対応している。
家族亭のそば・うどんと中食ブランド鶏笑
「家族亭」はそば・うどんを主力とする業態で、59店舗を運営(うち7店舗がFC・のれん分け)。温かいかけそばから冷たいざるそば、天ぷらそばなど定番メニューに加え、季節限定のメニューも提供する。「得得」「とくとく」も同様の麺類業態で、59店舗を展開する。中食分野では「鶏笑」が130店舗超と最大規模で、唐揚げのテイクアウト専門店として根強い人気がある。衣のサクサク感とジューシーな肉質が特徴で、弁当・惣菜としても販売される。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
外食・中食・小売の複合型、高成長持続
SRSホールディングスは、焼き鳥チェーン「とり鉄」や中華料理「オー・マイ・プレート」など複数の外食ブランドを展開し、中食・小売も手掛ける複合型企業。売上高は2025年3月期675億円と前期比12%増、2026年3月期も764億円と伸長見込み。同業の光フードサービスやトライアルホールディングスと比べ、SRSは店舗数拡大と既存店売上の両立により高い成長率を達成。営業利益率も4%前後と安定的で、事業ポートフォリオの分散が強み。
強み
- 外食・中食・小売と複数セグメントを持ち、特定市場の変動リスクを低減。
- 売上高が過去2年で2割近く増加し、チェーン展開による規模拡大が継続。
- 営業利益率4%と外食業界平均並みを維持し、収益基盤が安定。
- 焼き鳥、中華、和食など多ブランド展開で顧客層を広げ、新規出店余地が豊富。
課題
- 外食業界全体の人材不足に直面し、特に調理スタッフの確保が成長制約に。
- 食材やエネルギー価格の上昇が利益を圧迫する可能性があり、価格転嫁が課題。
- 同業他社との店舗開発競争が激しく、差別化と出店エリアの重複が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売業の時価総額近傍。太字がSRSホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2695くら寿司 | 716億円 | 39.4倍 |
| 2 | 8160木曽路 | 706億円 | 40.4倍 |
| 3 | 8179ロイヤルホールディングス | 678億円 | 22.8倍 |
| 4 | 2791大黒天物産 | 665億円 | 17.3倍 |
| 5 | 7593VTホールディングス | 658億円 | 12.9倍 |
| 6 | 8163SRSホールディングス | 641億円 | 42.0倍 |
| 7 | 8167リテールパートナーズ | 639億円 | 11.5倍 |
| 8 | 2790ナフコ | 630億円 | 234.6倍 |
| 9 | 6993大黒屋ホールディングス | 629億円 | — |
| 10 | 5889Japan Eyewear Holdings | 628億円 | 16.8倍 |
| 11 | 7508G‐7ホールディングス | 626億円 | 13.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
2013年3月期以降の増収基盤の形成
2013年3月期の売上高は258億円、純利益3億円と小規模ながら安定的な収益を上げていた。この時期、グループは主に関西圏を中心に和食ファミリーレストラン「和食さと」の店舗網を拡大し、その後の多業態展開の基盤を築いた。2014年3月期には売上高328億円、純利益5億円と成長を続け、2016年3月期には売上高401億円に達した。この間、新業態の開発や既存店の収益改善に取り組み、外食市場におけるプレゼンスを高めていった。
2017年から2020年の停滞と損失計上
2017年3月期は売上高434億円ながら純損失2億円を計上し、成長の鈍化が見られた。2018年3月期には売上高442億円で純利益1億円と辛うじて黒字を確保したが、2019年3月期は売上高445億円、純利益3億円と低調だった。2020年3月期には売上高446億円と横ばいの中、純損失25億円と大幅な赤字に転落した。これは原材料費の上昇や人手不足、競争激化など外食業界全体の課題が影響した。店舗の閉鎖やコスト削減を進めたが、収益力の回復には至らなかった。
コロナ禍の2021年とその後の回復
2021年3月期は新型コロナウイルスの影響が直撃し、売上高437億円、純損失41億円と過去最大の赤字を記録した。外出自粛や時短営業で客数が激減し、テイクアウトやデリバリーへのシフトを余儀なくされた。しかし2022年3月期には売上高429億円とやや減少したものの、純利益16億円と黒字転換を果たした。コスト構造の見直しや店舗運営の効率化が奏功した。2023年3月期は売上高545億円に拡大したが、再び純損失15億円を計上し、原材料高や人件費上昇の影響を受けた。
2024年以降の増収加速と新中期経営計画の策定
2024年3月期は売上高602億円、純利益18億円と増収増益に転じ、2025年3月期には売上高675億円、純利益9億円とさらに拡大した。2026年3月期は売上高764億円、営業利益27億円、純利益17億円と過去最高の売上高を達成した。この成長を背景に、2025年5月に5カ年の中期経営計画「SRS VISION 2030」を策定し、既存事業の飛躍と新たな収益基盤の確立を掲げた。また、同年には鳥取・島根で「回転すし北海道」を展開する株式会社すし弁慶を子会社化し、グルメ寿司事業の店舗網を拡大した。
多ブランド化とM&Aによる店舗網の拡充
グループは2026年3月期に国内レストランを36店舗、中食を31店舗の出店計画を掲げ、積極的な店舗展開を推進した。特にグルメ寿司分野では「うまい鮨勘」2店舗と「にぎり長次郎」1店舗を新規出店し、競争の激しい寿司市場での存在感を高めた。また、M&Aによる子会社化も成長戦略の一環であり、すし弁慶の取得により中国地方での地盤を強化した。FC・のれん分け事業も活用し、リスクを抑えながらブランド浸透を図っている。2026年3月期末のグループ店舗数は780店に達した。
収益構造の転換点となった2020年代半ば
2022年3月期の黒字転換以降、グループは収益構造の改善を進め、2024年3月期からは継続的な増収を実現している。2025年3月期の営業利益は27億円、2026年3月期は31億円と拡大傾向にある。これは原材料価格の高騰や人件費上昇の中で、値上げやメニュー改定、店舗オペレーションの効率化を進めた結果である。また、中食や宅配などの新たな需要を取り込み、売上ミックスを多様化した。2026年3月期には過去最高の売上高764億円を記録し、グループの収益基盤は安定化しつつある。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高目標数値は「4 経営者による財政状態~」に記載
- 経常利益目標数値は「4 経営者による財政状態~」に記載
- 店舗数目標数値は「4 経営者による財政状態~」に記載
- ROE目標数値は「4 経営者による財政状態~」に記載
- ROIC目標数値は「4 経営者による財政状態~」に記載
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
和食さとのナショナルブランド化
主力業態「和食さと」を全国ブランドへ成長させる。出店拡大やブランディング強化により、認知度と支持を高め、全国規模での競争優位を確立する。
- 02
グルメ寿司チェーンで業界首位を目指す
「にぎり長次郎」「うまい鮨勘」の両ブランドで、品質・価格・サービスの差別化を進め、グルメ寿司分野での圧倒的No.1ポジションを獲得する。
- 03
第3・第4の収益柱となる事業の確立
既存事業に依存しない新たな収益源を創出する。新業態の開発やM&A、周辺事業への展開などにより、グループ全体の収益基盤を多角化する。
- 04
グループ機能強化とサステナブル経営
売上高1,000億円超を支える人材育成・DX・物流・店舗開発などの基盤機能を強化し、同時に環境・社会・ガバナンス(ESG)を考慮した持続可能な経営を推進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,927人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は730万円で、9期前と比べて+6.1%。平均年齢は49.0歳、平均勤続年数は15.2年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,194 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,186 | — |
| 2019年3月 | 689 | 46.8 | 14.0 | 1,171 | — |
| 2020年3月 | 680 | 46.9 | 14.7 | 1,448 | — |
| 2021年3月 | 665 | 47.7 | 16.7 | 1,438 | — |
| 2022年3月 | 674 | 47.9 | 16.4 | 1,402 | — |
| 2023年3月 | 677 | 48.9 | 15.5 | 1,370 | — |
| 2024年3月 | 667 | 49.2 | 14.5 | 1,384 | — |
| 2025年3月 | 702 | 48.8 | 14.6 | 1,742 | 155 |
| 2026年3月 | 730 | 49.0 | 15.2 | 1,927 | 161 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社9社(国内 8 / 海外 1) を有報から抽出しています。
- 国内㈱フーズネット(注)2,4大阪市 中央区議決権100.0%
- 国内㈱家族亭(注)2,4大阪市 中央区議決権100.0%
- 国内㈱アミノ宮城県 仙台市議決権100.0%
- 国内M&Sフードサービス㈱大阪市 中央区議決権100.0%
- 国内㈱すし弁慶鳥取県 米子市議決権100.0%
- 国内㈱NIS大阪市 中央区議決権100.0%
- 国内㈱鮨勘フーズ(注)3宮城県 仙台市議決権100.0%
- 国内サト・アークランドフードサービス㈱大阪市 中央区議決権51.0%
- 海外台湾上都餐飲股份有限公司台湾 台北市議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は764億円、営業利益は31億円。前期と比べると増収増益で、売上が+13.2%、利益が+14.8%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 830億円 | 764億円 |
| 営業利益 | 32億円 | 31億円 |
| 純利益 | 18億円 | 17億円 |
| 1株あたり配当 | ¥10 | ¥10 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は190億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+36.7%、営業利益は+200.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 142 | — | — | −6 |
| 2024年1Q | 139 | 1 | 0.7 | 2 |
| 2024年2Q | 153 | 9 | 5.9 | 5 |
| 2024年3Q | 153 | 6 | 3.9 | 4 |
| 2024年4Q | 157 | — | — | 7 |
| 2025年2Q | 315 | 16 | 5.1 | 9 |
| 2025年4Q | 360 | 11 | 3.1 | 0 |
| 2026年2Q | 372 | 16 | 4.3 | 9 |
| 2026年4Q | 392 | 15 | 3.8 | 8 |
| 2027年1Q | 190 | 3 | 1.6 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は258億円から764億円へ3.0倍に増えた。直近期の営業利益率は4.1%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 258 | — | 6 | — | 3 |
| 2014年3月 | 328 | — | 8 | — | 5 |
| 2015年3月 | 380 | — | 13 | — | 8 |
| 2016年3月 | 401 | — | 4 | — | 0 |
| 2017年3月 | 434 | — | 4 | — | −2 |
| 2018年3月 | 442 | — | 6 | — | 1 |
| 2019年3月 | 445 | — | 10 | — | 3 |
| 2020年3月 | 446 | — | 2 | — | −25 |
| 2021年3月 | 437 | — | −21 | — | −41 |
| 2022年3月 | 429 | — | 27 | — | 16 |
| 2023年3月 | 545 | — | −7 | — | −15 |
| 2024年3月 | 602 | — | 22 | — | 18 |
| 2025年3月 | 675 | 27 | 25 | 4.0 | 9 |
| 2026年3月 | 764 | 31 | 30 | 4.1 | 17 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高764億円のうち、営業利益として残るのは31億円で4.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は17億円、売上の2.2%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金34.4%263億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金61.6%471億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.1%31億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが49億円、投資CFが−28億円で、差し引きのフリーCFは21億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は133億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 15 | −6 | 0 | 9 | 55 |
| 2014年3月 | 12 | −28 | 16 | −16 | 55 |
| 2015年3月 | 27 | −12 | −16 | 15 | 55 |
| 2016年3月 | 13 | −16 | 32 | −3 | 86 |
| 2017年3月 | 16 | −43 | 27 | −27 | 85 |
| 2018年3月 | 20 | 10 | −10 | 30 | 107 |
| 2019年3月 | 21 | −18 | −16 | 3 | 93 |
| 2020年3月 | 12 | −45 | 28 | −33 | 89 |
| 2021年3月 | −35 | 9 | 32 | −26 | 94 |
| 2022年3月 | 47 | −19 | 6 | 28 | 128 |
| 2023年3月 | 21 | −28 | 0 | −7 | 122 |
| 2024年3月 | 37 | −23 | −12 | 14 | 124 |
| 2025年3月 | 37 | −105 | 70 | −68 | 126 |
| 2026年3月 | 49 | −28 | −14 | 21 | 133 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は471億円。このうち返さなくてよい自己資本が184億円で、自己資本比率は37.8%(業種中央値47.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 194 | 91 | 103 | 46.3 |
| 2014年3月 | 238 | 96 | 142 | 39.6 |
| 2015年3月 | 243 | 105 | 138 | 42.5 |
| 2016年3月 | 278 | 145 | 133 | 51.9 |
| 2017年3月 | 314 | 143 | 171 | 45.1 |
| 2018年3月 | 308 | 142 | 166 | 45.8 |
| 2019年3月 | 293 | 143 | 150 | 48.3 |
| 2020年3月 | 331 | 128 | 203 | 38.2 |
| 2021年3月 | 310 | 100 | 210 | 31.5 |
| 2022年3月 | 355 | 144 | 211 | 39.8 |
| 2023年3月 | 344 | 141 | 203 | 39.9 |
| 2024年3月 | 357 | 162 | 195 | 44.0 |
| 2025年3月 | 459 | 170 | 289 | 35.9 |
| 2026年3月 | 471 | 184 | 287 | 37.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で322社中61位あたり、逆に低いのは配当利回りで322社中287位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,546で、1年前と比べて+22.0%。過去52週の値幅のなかでは87%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 42.0倍 |
| PBR | 3.62倍 |
| 配当利回り | 0.65% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価1440円。本日+6.8%と急騰し、52週高値1448円に迫る。25日線(1277円)を+12.8%上回り、75日線・200日線も大きく超過。出来高416,800株と直近平均の約3倍。週足では上昇トレンド加速中であり、高値更新の勢い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PER 35.09倍は業界平均41.19倍を下回り割安感がある。PBR 3.00倍は業界平均2.92倍とほぼ同水準。ROE 9.87%は業界平均と比較して良好な収益性を示す。配当利回り0.78%は業界平均1.44%を下回るが、配当性向62.55%で無理のない水準。売上高は増収傾向にあるが、2025/3期純利益が減少しており、成長性にやや疑問。割安だが、利益の安定性には注意が必要。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 42.0倍 | 39.6倍 |
| PBR | 3.62倍 | 2.44倍 |
| ROE | 9.9% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
中古車市場の拡大を背景に店舗網拡大で増収基調だが、2025年3月期は純利益が前期比半減の9億円と減益。営業利益率は4%程度と低く、拡大投資の効果が収益化するかが焦点。強気派は店舗増と市場成長で中長期的な収益拡大を見込むが、弱気派は低収益率と競争激化による利益率低下を懸念。
- 店舗網拡大の効果
直近3期連続増収。店舗増が販売台数増に寄与。
- 中古車市場の拡大
新車価格高騰で中古車需要は堅調。市場成長の追い風。
- アフター事業の安定性
車検・保険等のストック収益が収益基盤を下支え。
- 増収基調の継続2026年3月期影響中
売上高602→675→764億円と成長、営業利益も27→31億円
- 純利益の倍増見込み2026年3月期影響中
純利益9億円(2025/3期)→17億円(2026/3期)と大幅増益
- 新規出店による市場シェア拡大通年影響弱
店舗網拡大で売上増加、既存店も堅調なら更なる上振れ
- 営業利益率の小幅改善2026年3月期影響弱
営業利益率4.0%→4.06%と上昇、コスト管理の成果
- 利益率の低さ
営業利益率4%程度と薄利。販管費増で改善鈍い。
- 競争激化
同業やディーラー系買取との競合で買取価格上昇圧力。
- 業績変動リスク
純利益が前期比半減。拡大投資負担で利益圧迫。
- PER35倍の割高感継続影響強
PER35.1倍と小売平均15倍を大きく上回り、調整リスク
- 営業利益率の低さ通年影響中
営業利益率4%と低位、原材料高や人件費上昇で圧迫
- 減益リスク(予想未達)2026年3月期影響中
純利益17億円予想だが、市場想定を下回れば失望売り
- 個人消費減速リスク不定影響弱
インフレで消費マインド低下、客単価下落の恐れ
- 中古車販売台数
- 店舗拡大の効果を測る核心指標。
- 買取台数
- 販売の源泉。買取競争の影響を確認。
- 既存店売上高前年比
- 既存店の成長性を見極める。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり10円で、前期から+33.3%。いまの株価に対する利回りは0.65%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 5 | — | — |
| 2018年3月 | 5 | 0.0 | 828.7 |
| 2019年3月 | 6 | 20.0 | 106.9 |
| 2022年3月 | 10 | 66.7 | 35.9 |
| 2024年3月 | 8 | −25.0 | 38.1 |
| 2025年3月 | 8 | 0.0 | 127.7 |
| 2026年3月 | 10 | 33.3 | 62.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥10
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ29,491人。区分でいちばん多いのは個人・その他で76.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が21.0%を占め、残る79.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 74.0 | 75.8 | 73.3 | 74.2 | 76.2 | 76.3 |
| 金融機関 | 12.9 | 12.8 | 14.0 | 13.2 | 12.0 | 11.3 |
| 事業法人 | 11.1 | 10.1 | 9.8 | 9.8 | 9.8 | 9.7 |
| 外国法人 | 1.2 | 0.7 | 1.9 | 1.4 | 0.9 | 1.8 |
| 証券会社 | 0.8 | 0.5 | 1.1 | 1.4 | 1.2 | 0.9 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト 信託銀行株式会社(信託口) | 7.00 |
| 02 | エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社 | 6.17 |
| 03 | 重里 欣孝 | 3.38 |
| 04 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 2.89 |
| 05 | 重里 百合子 | 1.85 |
| 06 | 麒麟麦酒株式会社 | 1.45 |
| 07 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.93 |
| 08 | アサヒビール株式会社 | 0.72 |
| 09 | SRSホールディングス従業員持株会 | 0.53 |
| 10 | BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.34 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-04-28株式会社三菱UFJ銀行変更報告2.89%
- 2026-04-20株式会社三菱UFJ銀行新規の大量保有報告2.89%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+230%、1株純資産は14期で+35%。直近期のROEは9.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 12 | 318 | 4.1 | 46.6 | 16.3 |
| 2014年3月 | 18 | 335 | 5.6 | 42.4 | 17.8 |
| 2015年3月 | 30 | 366 | 8.5 | 35.6 | 23.3 |
| 2016年3月 | 0 | 434 | 0.1 | 3674.0 | 1445.3 |
| 2017年3月 | −7 | 427 | — | — | — |
| 2018年3月 | 3 | 424 | 0.8 | 292.5 | 828.7 |
| 2019年3月 | 9 | 426 | 2.0 | 116.4 | 106.9 |
| 2020年3月 | −74 | 365 | — | — | — |
| 2021年3月 | −116 | 271 | — | — | — |
| 2022年3月 | 42 | 355 | 13.2 | 19.4 | 35.9 |
| 2023年3月 | −35 | 332 | — | — | — |
| 2024年3月 | 43 | 381 | 12.2 | 26.6 | 38.1 |
| 2025年3月 | 22 | 399 | 5.7 | 52.7 | 127.7 |
| 2026年3月 | 41 | 431 | 9.9 | 29.7 | 62.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額129百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 重里政彦 | 代表取締役 執行役員 社長 | — | 1,001 |
| 重里欣孝 | 取締役 会長 | — | 14,000 |
| 片山幹雄 | 取締役 | — | — |
| 田中正裕 | 取締役 監査等委員 | — | 262 |
| 宮本圭子 | 取締役 監査等委員 | — | — |
| 川井一男 | 取締役 監査等委員 | — | — |
| 佐藤ゆかり | 取締役 監査等委員 | — | — |
| 夏井克典 | 取締役 執行役員 経営戦略本部長 | — | 41 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 24 | 62 | 93 | 31 |
| 社外取締役 | 3 | 18 | — | 18 | 6 |
| 取締役(社内) | 1 | 12 | — | 12 | 12 |
| 社外取締役 | 1 | 6 | — | 6 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容503字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,453字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,686字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,266字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第58期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第58期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第57期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
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- 四半期報告書四半期報告書-第55期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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