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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

リテールパートナーズ

RETAIL PARTNERS CO., LTD.8167 · Prime · 小売業

九州・中国地方で食品スーパーを展開する中堅小売グループ。地域密着型のスーパーマーケットを複数運営し、食料品を中心に販売する。

概要

リテールパートナーズは、山口県防府市に本社を置く持株会社である。グループは主に中国地方西部から九州地方にかけてスーパーマーケットを展開し、2026年2月期の連結営業収益は2,683億円、従業員数は2,016名(連結)に達する。傘下に株式会社丸久、株式会社マルキョウ、株式会社マルミヤストアなど10社の連結子会社を持ち、地域密着型の食品小売業を中核とする。

持株会社体制とグループの構成

2026年2月期のセグメント別営業収益は、スーパーマーケット事業が2,773億円と全体の99.7%を占める。その他事業は保険代理店業務やスポーツクラブ運営などである。総資産は1,362億円、純資産は917億円であり、自己資本比率は約67%と財務基盤は安定している。

281店舗を擁する販売網の広がり

店舗ブランドは地域ごとに異なり、山口県では「丸久」「アルク」、福岡県では「マルキョウ」、大分県では「マルミヤストア」、宮崎県では「ハツトリー」「永野」などを展開。ローカルスーパーマーケットとして、各エリアで高いシェアと認知度を得ている。

収益の推移と経営環境の変化

減益の要因は、物価高による仕入コストの上昇、人件費増加、店舗運営コストの高止まりに加え、新規連結に伴う取得関連費用の発生である。一方、客単価の上昇が売上高を下支えした。競合の激化や人口減少という構造的な課題に対し、グループは共同調達やPB開発、DX推進により収益力の強化を図っている。

新日本スーパーマーケット同盟と資本提携

また、2005年には株式会社イズミと業務・資本提携を行い、傘下のサンマートの統合など協力関係を築いてきた。持株会社化以降も、M&Aによる規模拡大と同時に、他社とのアライアンスを通じて競争力を高める戦略を採っている。

人的資本とESG経営への取り組み

2026年2月期の従業員数は2,016名(連結)で、過去10年で増加傾向にある。グループ各社の独自性を残しつつ、グループ共通の研修制度やキャリアパスを整備し、優秀な人材の確保と定着を図っている。

業界の中での役割は食品スーパーマーケットチェーンにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,683億円
営業利益
65億円
営業利益率
2.4%
純利益
51億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
スーパー マーケット 事業2,659億円99.7%72億円2.7%
その他(注)18億円0.3%1億円12.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01小売(スーパーマーケット)主力

生鮮食品、一般食料品、日用雑貨を中心に、複数の連結子会社が九州・中国地方の各県でスーパーマーケットを運営。地域に密着した店舗展開を行い、食料品を中心に販売している。

主要顧客一般消費者

主な製品・サービス1
スーパーマーケット店舗
生鮮食品・一般食料品・日用雑貨を取り扱う食品スーパー。各地域の特性に合わせた品揃えで、日常の食料品購入ニーズに応える。

02卸売(食品二次卸)準主力

連結子会社の青木商事が食品二次卸として、マルキョウの店舗で販売する一般食料品の仕入れを担当。グループ内の小売事業を支える。

主要顧客株式会社マルキョウ

主な製品・サービス1
食品卸売
一般食料品の仕入れ・卸売。グループ内のスーパーマーケット向けに商品を供給する。

03製造(食肉加工・食品製造)副次

関連会社や子会社が、食肉加工品、豆腐、水煮加工品などを製造し、グループ店舗や同業態の店舗に供給。また、牧場で肥育牛を生産する。

主要顧客株式会社丸久、同業態の店舗

主な製品・サービス4
食肉加工品・調味料
グループスーパー向けに食肉加工品や調味料を製造・販売する。
肥育牛
宮崎県で肥育牛を生産し、精肉店で販売・提供する。
豆腐・生揚げ
関連会社が製造し、スーパーで販売する。
レンコン・筍の水煮加工品
関連会社が製造し、グループ店舗や同業態店舗に供給する。

04その他(保険代理業・スポーツクラブ)その他

損害保険・生命保険の代理業務、スポーツクラブ運営など、小売事業以外のサービスを提供している。

主な製品・サービス2
保険代理サービス
個人・法人向けに損害保険、生命保険の代理業務を行う。
スポーツクラブ
フランチャイズ加盟店としてスポーツクラブを運営する。

製品と技術

スーパーマーケット事業の店舗ブランドと品揃え

グループの中核は食品スーパーマーケットであり、地域ごとに異なるブランドで運営される。山口県では「丸久」および「アルク」、福岡県では「マルキョウ」、大分県では「マルミヤストア」、宮崎県では「ハツトリー」「永野」「戸村精肉本店」などを展開。各店舗では生鮮食品、一般食料品、日用雑貨を主力とし、地域の嗜好に合わせた品揃えを特徴とする。特に「永野」は「ユーモアのある自社開発商品」で県内外に認知されており、グループ全体の差別化要因となっている。

プライベートブランド商品と共同開発

グループは「新日本スーパーマーケット同盟」を通じて、アークス、バローホールディングスと共同でプライベートブランド(PB)商品の開発を進めている。各分科会で商品開発のノウハウを持ち寄り、品質と価格のバランスに優れたPBを投入。また、グループ内の株式会社戸村フーズが食肉加工品や調味料を製造し、自社店舗に供給するほか、株式会社仁保庵(関連会社)が豆腐・生揚げを、RPGプラント株式会社が植物工場で農産物を生産するなど、グループ内での一貫製造体制を持つ。

物流・加工センターのネットワーク

グループは生鮮品と加工品の品質維持とコスト削減のため、自社物流センターを整備している。1993年に設立した株式会社四季彩(後に丸久に吸収合併)は加工流通センターとして機能。2020年10月には生鮮流通センターと加工流通センターの機能を統合した「丸久プロセスセンター」を設置した。2023年には九州南部の物流安定化を目的に「RPG宮崎物流センター」を稼働。さらに2025年にはマルミヤストアが「宮崎ミートファクトリー」を新設し、精肉加工の内製化を強化した。

差別化商品で競うローカルブランド

グループ各社は独自性を活かした商品開発を行っている。例えば、株式会社永野は「ユーモアのある自社開発商品」を強みとし、SNSなどで話題になる商品を多数輩出。株式会社戸村精肉本店は、自社牧場「戸村牧場」で肥育牛を生産し、店舗で販売・提供する垂直統合モデルを持つ。また、株式会社ハツトリーは宮崎県内で地域密着型の品揃えを展開。これらのローカルブランドは、大手ナショナルチェーンとの差別化要素となり、地域での支持を獲得している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

食品スーパーで中堅、地域密着型

当社は西日本を中心に食品スーパーを展開する中堅小売業者。経営統合により規模拡大を図り、近年は売上高が前期比5.6%増の2,571億円(2025/2期)と堅調に推移。営業利益率は2.64%と低く、トライアルホールディングス(141A)など競合が価格競争を仕掛ける中で収益性改善が課題。地元密着型の店舗運営で一定の顧客基盤を持つが、全国チェーンと比べ仕入れ力で劣る。同業の光フードサービス(138A)も同様に地域密着型で競合する。

強み

  • 複数社の統合で売上高2,500億円超の規模を達成し、仕入れ交渉力が向上。
  • 西日本エリアで根強い顧客支持を得ており、地域に合わせた品揃えが強み。
  • 2024/2期から2026/2期まで売上高が継続的に増加しており、成長基調にある。
  • 経営統合によるコスト削減効果を追求し、効率的な店舗運営を実践。

課題

  • 営業利益率2.64%と低く、価格競争激化でさらに圧迫されるリスク。
  • トライアルHDなどが低価格戦略を強化、独自性を打ち出しにくい。
  • 小売業界全体で人手不足、特に地方での採用競争が激化。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がリテールパートナーズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18160木曽路706億円40.4倍
28179ロイヤルホールディングス678億円22.8倍
32791大黒天物産665億円17.3倍
47593VTホールディングス658億円12.9倍
58163SRSホールディングス641億円42.0倍
68167リテールパートナーズ639億円11.5倍
72790ナフコ630億円234.6倍
86993大黒屋ホールディングス629億円
95889Japan Eyewear Holdings628億円16.8倍
107508G‐7ホールディングス626億円13.0倍
113182オイシックス614億円12.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

1954年創業、丸久の誕生と多角化の始まり

1954年3月、山口県防府市に株式会社防府専門大店を設立。翌月に宮市店を開設し、食料品、日用雑貨、玩具、文具、履物、衣料品の販売を開始した。同年5月には商号を株式会社丸久に変更。1960年に本店を防府市八王子に移転し、1971年には旅行事業を開始するなど、小売業以外の分野にも進出した。1973年には本部を防府市牟礼浮野に設置し、その後、太陽食品株式会社(後の関連会社)を設立するなど組織基盤を固めた。

小型店舗の実験と上場への道のり(1979〜1985年)

1979年6月、生活必需品全需要圧縮型小型店舗の第1号店として福川店を開設。これは従来の店舗とは異なる小型フォーマットの実験であり、後の店舗展開の布石となった。1984年10月には広島証券取引所へ株式上場を果たし、同年12月には生鮮流通センターを設置。1985年10月には大阪証券取引所市場第二部へも上場し、資金調達力を高めた。この時期、台湾にも台湾丸久(股)を設立するなど、海外展開も模索した。

M&Aと統合によりエリア拡大(1988〜2012年)

1988年1月、株式会社くらしげ(後の株式会社サンマート)と資本業務提携。1998年12月にはオール日本スーパーマーケット協会(AJS)へ加盟し、業界団体との連携を深めた。2000年に東京証券取引所市場第二部に上場。2005年3月にはサンマートの本部機能を当社に統合し、同年10月には株式会社イズミと提携。2008年には株式会社ピクロスと株式会社かいたを完全子会社化し、2010年に吸収合併。2012年にはサンマートも吸収合併し、山口県内での地盤を固めた。

持株会社体制への移行とグループ再編(2014〜2017年)

2014年10月、株式会社中央フードと中央商事株式会社の株式を取得。2015年3月に分割準備会社を設立し、同年7月に株式会社マルミヤストアとの株式交換と吸収分割を併用した経営統合を実施。これにより株式会社丸久は持株会社「株式会社リテールパートナーズ」に商号変更し、スーパーマーケット事業は新設の株式会社丸久が承継した。2017年3月には株式会社マルキョウを子会社化し、九州北部への展開を加速。保険サービス会社もRPG保険サービスに改称した。

九州南部への進出と物流インフラの整備(2018〜2023年)

2018年12月、アークスおよびバローホールディングスとの資本業務提携を締結。2020年4月には東京証券取引所市場第一部に指定された。2021年3月、マルミヤストアが宮崎県の株式会社戸村精肉本店を完全子会社化。2023年3月には株式会社ハツトリーの全株式を取得し、宮崎県での存在感を高めた。物流面では、2020年10月に丸久プロセスセンターを設置し、生鮮と加工の機能を統合。2023年にはRPG宮崎物流センターを稼働させ、九州南部の物流効率化を推進した。

最新のM&Aとプライム市場移行(2022〜2025年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。2023年3月にはグループ内の再編として、アタックスマート、新鮮マーケット、マルミヤ水産をマルミヤストアに吸収合併した。2025年6月、株式会社丸久が宮崎県の株式会社永野の全株式を取得し、同県の店舗網を拡充。2025年8月31日をみなし取得日として連結開始。永野は自社開発商品で知られ、グループの差別化戦略に貢献すると期待される。2026年2月期にはグループ全体で281店舗となり、営業収益2,783億円を計上した。

年表42件を開く

1950年代

  • 1954年3月創業株式会社防府専門大店設立。(山口県防府市大字西佐波令1341番地)
  • 1954年4月宮市店(山口県防府市)を開設し、食料品、日用雑貨、玩具、文具、履物、衣料品の販売を開始。(営業開始)
  • 1954年5月商号変更商号を株式会社丸久に変更。

1960年代

  • 1960年5月本店を山口県防府市八王子1丁目2番3号に移転設置。

1970年代

  • 1971年9月旅行事業を開始。
  • 1973年5月山口県防府市牟礼浮野1935番地に本部を設置。
  • 1973年6月創業太陽食品株式会社を設立。
  • 1979年6月生活必需品全需要圧縮型小型店舗第1号店(福川店)を開設。

1980年代

  • 1984年10月上場広島証券取引所に株式上場。
  • 1984年12月生鮮流通センター設置。
  • 1985年10月上場大阪証券取引所市場第二部に株式上場。
  • 1988年1月株式会社くらしげ(株式会社サンマート)と資本業務提携。
  • 1988年12月創業台湾台中市に台湾丸久(股)を設立。
  • 1989年9月加工流通センター設置。

1990年代

  • 1993年12月創業生鮮商品の開発の強化、物流の合理化のため、加工流通センターを株式会社四季彩として会社設立。
  • 1998年11月本格的なSMづくりを目指し、アルク秋月店を開設。
  • 1998年12月オール日本スーパーマーケット協会(AJS)へ加盟。

2000年代

  • 2000年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場。
  • 2000年8月商号変更本店所在地を山口県防府市大字江泊1936番地に変更。
  • 2005年3月M&A株式会社サンマートの本部機能を当社に統合。
  • 2005年10月株式会社イズミと業務・資本提携。
  • 2006年9月株式会社丸久保険サービスを設立。(現・連結子会社)
  • 2008年5月株式会社ピクロスの発行済株式の全てを取得。
  • 2008年10月株式会社かいたの発行済株式の全てを取得。

2010年代

  • 2010年9月M&A株式会社ピクロス及び株式会社かいたを当社に吸収合併。
  • 2012年3月M&A株式会社サンマートを当社に吸収合併。
  • 2014年1月丸久商業振興協同組合を清算。
  • 2014年10月株式会社中央フードの発行済株式の47.7%を取得。中央商事株式会社の発行済株式の全てを取得。
  • 2015年3月創業株式会社丸久分割準備会社を設立。
  • 2015年7月M&A株式会社マルミヤストアとの株式交換及び株式会社丸久分割準備会社との吸収分割を併用して経営統合を行い、持株会社体制へ移行。株式会社丸久は商号を株式会社リテールパートナーズに、株式会社丸久分割準備会社は商号を株式会社丸久に変更。
  • 2016年4月創業株式会社新鮮マーケットを設立。
  • 2016年6月株式会社新鮮マーケットが、吸収分割により、株式会社オーケーから事業を承継。
  • 2017年3月M&A株式会社丸久保険サービスの商号を株式会社RPG保険サービスに変更。株式交換により株式会社マルキョウを子会社化し、経営統合。
  • 2018年12月株式会社アークス及び株式会社バローホールディングスとの間で資本業務提携契約を締結。
  • 2019年1月株式会社アークス及び株式会社バローホールディングスを割当先とする第三者割当増資を実施。

2020年代

  • 2020年3月M&A株式会社中央フード、株式会社四季彩及び丸久不動産開発株式会社を株式会社丸久に吸収合併。
  • 2020年4月東京証券取引所市場第一部に指定。
  • 2020年10月M&A生鮮流通センター及び加工流通センターの機能を統合し、丸久プロセスセンターを設置。
  • 2021年3月株式会社マルミヤストアが、株式会社戸村精肉本店の発行済株式の全てを取得。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2023年3月M&A株式会社アタックスマート、株式会社新鮮マーケット及び株式会社マルミヤ水産を株式会社マルミヤストアに吸収合併。株式会社丸久が、株式会社ハツトリーの議決権の全てを取得。
  • 2025年6月株式会社丸久が、株式会社永野の議決権の全てを取得。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業収益2027年2月期まで2,960億円
  • 経常利益2027年2月期まで98億円
  • 経常利益率2027年2月期まで3.5%
  • ROE2027年2月期まで7.0%
  • PBR2027年2月期まで1.1倍

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    成長戦略:既存エリア強化と新領域開拓

    短期的には既存エリアとサービスの強化に積極投資し、中長期的にはエリア拡大や新規サービス、M&A等による非連続的な成長に取り組む。

  2. 02

    競争力強化:独自商品・サービスと店舗開発

    リテールパートナーズならではの商品・サービスを提供し、魅力的な店舗開発を行うことで競争力を強化する。

  3. 03

    収益力強化:共同調達・PB開発による効率化

    共同調達やPB開発、オペレーション効率化により営業費用を削減し、売上総利益改善とローコスト運営による生産性向上を図る。

  4. 04

    グループ連携強化と人的資本経営、DX推進

    グループ各社の経営資源活用による企業価値向上、人材投資、デジタル化による顧客利便性向上と業務効率化を進める。

  5. 05

    ESG経営の推進と財務戦略の強化

    ESG経営の実践で地域社会に貢献し、ROE7%以上を目標に成長投資と生産性向上を推進。安定的な営業キャッシュフロー創出と適切な資金配分で株主還元を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,016人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は267万円で、9期前と比べて+1.0%平均年齢は56.8歳、平均勤続年数は24.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月1,239
2018年2月1,769
2019年2月1,825
2020年2月26460.624.01,820
2021年2月20056.924.51,824
2022年2月27357.425.81,954
2023年2月27357.623.41,929
2024年2月31757.623.42,004
2025年2月28553.819.31,989342
2026年2月26756.824.02,016322

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 10 / 海外 0、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
清水店他 — 福岡県他290億円
スーパーマーケット事業
萩店他 — 山口県他245億円
スーパーマーケット事業
中ノ島店他 — 大分県他7,659百万円
スーパーマーケット事業
霧島店他 — 宮崎県1,908百万円
スーパーマーケット事業
佐土原本店他 — 宮崎県1,605百万円
スーパーマーケット事業
油津店他 — 宮崎県1,489百万円
スーパーマーケット事業
RPG宮崎物流センター — 宮崎県424百万円
スーパーマーケット事業
日高嶋工場 — 宮崎県409百万円
その他事業
牧場 — 宮崎県14百万円
その他事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱丸久(注)3、6
    山口県防府市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱マルキョウ(注)3、6
    福岡県大野城市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱マルミヤストア(注)3、6
    大分県佐伯市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ハツトリー
    宮崎県宮崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱青木商事
    福岡県大野城市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱戸村精肉本店
    宮崎県日南市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱永野
    宮崎県宮崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱RPG保険サービス
    山口県防府市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱戸村フーズ
    宮崎県日南市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱戸村牧場
    宮崎県日南市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は2,683億円営業利益65億円前期と比べると増収減益で、売上が+4.4%、利益が-4.4%。

売上高
+4.4%
2,683億円
営業利益
-4.4%
65億円
純利益
-1.9%
51億円
営業利益率
2.4%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高2,885億円2,683億円
営業利益68億円65億円
純利益54億円51億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は710億円、営業利益は14億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+13.2%、営業利益は−12.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q585183.113
2024年2Q621162.612
2024年3Q607142.311
2024年4Q62211
2025年1Q627162.613
2025年2Q653152.311
2025年4Q1,291372.928
2026年2Q1,341342.527
2026年4Q1,342312.324
2027年1Q710142.011

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は814億円から2,683億円へ3.3倍に増えた。直近期の営業利益率は2.4%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月8143723
2014年2月8313818
株式会社丸久分割準備会社を設立。
2015年2月8613923
株式会社新鮮マーケットを設立。
2016年2月1,1394643
株式会社丸久保険サービスの商号を株式会社RPG保険サービスに変更。株式交換により株式会社マルキョウを子会社化し、経営統合。
2017年2月1,4075026
2018年2月2,26362191
2019年2月2,2645632
株式会社中央フード、株式会社四季彩及び丸久不動産開発株式会社を株式会社丸久に吸収合併。
2020年2月2,2625222
2021年2月2,3909349
2022年2月2,3686234
株式会社アタックスマート、株式会社新鮮マーケット及び株式会社マルミヤ水産を株式会社マルミヤストアに吸収合併。株式会社丸久が、株式会社ハツトリーの議決権の全てを取得。
2023年2月2,2676229
2024年2月2,4357747
2025年2月2,57168802.652
2026年2月2,68365762.451

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高2,683億円のうち、営業利益として残るのは65億円2.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は51億円、売上の1.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.1%2,041億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.2%676億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.4%65億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.2pt
2.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.6pt
1.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.8pt
5.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが96億円、投資CFが−66億円で、差し引きのフリーCFは30億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は195億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月31−14−151730
2014年2月36−10−192637
2015年2月44−18−152647
2016年2月65−6−445991
2017年2月28−6631−3884
2018年2月69−41−1828152
2019年2月55−11046−55142
2020年2月80−65−1515142
2021年2月122−61−1361190
2022年2月50−68−14−18159
2023年2月82−69−1413158
2024年2月115−51−2764195
2025年2月88−59−3729187
2026年2月96−66−2230195

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は1,362億円。このうち返さなくてよい自己資本が917億円で、自己資本比率は67.3%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月36616719944.7
2014年2月37318518848.9
2015年2月41321220150.4
2016年2月52025826249.6
2017年2月57028228849.5
2018年2月99061937162.6
2019年2月1,04770734067.6
2020年2月1,04865739162.7
2021年2月1,14371542862.6
2022年2月1,14474140364.8
2023年2月1,17275242064.1
2024年2月1,26281045264.2
2025年2月1,27084742466.7
2026年2月1,36291744567.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
259億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
643億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
445億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率322社中57位あたり、逆に低いのはROE322社中223位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.8%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.4%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.3%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.4%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,370で、1年前と比べて-0.3%過去52週の値幅のなかでは52%の位置にある。

¥1,370-1.9%1ヶ月+4.5%1年-0.3%時価総額639億円
過去52週の値幅
安値¥1,220高値¥1,506

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.5倍
PER (会社予想)11.0倍
PBR0.65倍
配当利回り2.92%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

前日比-5.58%の1303円。1カ月で-1.1%と小反落。25日線1341円を-2.8%下回り、75日線1313円も割り込む。52週高値1529円から-14.8%、安値1220円から+6.8%とレンジ内。15日111700株と増加し、下放れ懸念。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

地元密着型スーパーとして安定的な収益基盤を持つ一方、競合他社(ディスカウントストアやドラッグストアの食品強化)との競争激化や人口減少による市場縮小が懸念される。営業利益率は2%台と低く、コスト上昇(人件費・物流費)への対応力が問われる。強気派は、既存店売上高の回復やPB商品の拡大による粗利率改善を評価。弱気派は、競争環境の厳しさと収益性の低さから、持続的な成長は難しいと見る。

プラスに働く材料3
  • 既存店売上高の回復

    2025/2期は売上高2571億円と増収基調。地域密着で安定需要を取り込む。

  • PB商品による粗利率改善

    プライベートブランド拡充により、売上総利益率の向上が期待される。

  • PBR0.63倍の割安感

    株価純資産倍率0.63倍と解散価値以下。配当・自社株買いの余地も。

マイナスに働く材料3
  • 競合激化による収益圧迫

    ディスカウントストアやドラッグストアの食品強化で価格競争が激化。

  • 人口減少で市場縮小

    中国・九州地区の人口減少により、中長期的な売上鈍化リスク。

  • 営業利益率2%台の低収益性

    2025/2期営業利益率2.64%と低く、コスト上昇で利益が圧迫されやすい。

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
店舗単位の集客力と客単価の動向を示す最優先指標。
営業利益率
低収益体質からの脱却の進捗を測る。
PB商品売上高比率
粗利率改善の鍵となるPB戦略の進捗指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+5.3%いまの株価に対する利回りは2.92%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
2.92%
いまの株価に対して
配当性向
61.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月1676.6
2018年2月1812.5109.4
2019年2月2011.1109.0
2020年2月200.071.2
2021年2月2210.076.9
2022年2月220.068.7
2023年2月220.066.1
2024年2月2827.381.0
2025年2月3835.784.2
2026年2月405.361.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ29,069人。区分でいちばん多いのは事業法人43.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が59.9%を占め、残る40.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
事業法人43.443.342.942.541.043.5
個人・その他32.432.734.835.535.931.9
金融機関18.717.517.317.216.516.4
自己株式6.06.07.58.08.08.0
外国法人5.15.13.74.45.77.4
証券会社0.31.41.30.40.80.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社アークス6.72
02株式会社バローホールディングス6.72
03池田興産有限会社6.00
04日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)5.90
05株式会社山口銀行3.02
06株式会社西日本シティ銀行2.60
07マルキョウ取引先持株会2.17
08ヤマエ久野株式会社2.14
09丸久共栄会2.09
10宮野 美代子2.05

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+29%、1株純資産は14期で+217%。直近期のROEは5.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月9367314.89.710.7
2014年2月7574710.613.616.2
2015年2月9685211.911.714.6
2016年2月16997218.46.259.3
2017年2月961,0639.511.776.6
2018年2月4851,53442.32.7109.4
2019年2月771,5174.813.4109.0
2020年2月501,4993.313.871.2
2021年2月1131,6327.212.076.9
2022年2月771,6904.616.768.7
2023年2月671,7423.919.266.1
2024年2月1101,8876.015.981.0
2025年2月1221,9736.310.584.2
2026年2月1202,1365.811.561.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/2期の役員報酬は総額141百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田中康男代表取締役 社長7449,000
池邉恭行代表取締役 副社長5318,000
斉田敏夫代表取締役 会長71530,000
宇佐川浩之専務取締役 グループ経営企画室長658,000
川野友久取締役6410,000
青木保取締役 グループ内部統制室長7010,000
坂本守取締役589,000
宇多村美彦取締役6846,000
楠正夫取締役783,000
船﨑美智子取締役69
金子淳子取締役61
河口顕夫取締役(監査等委員)646,000
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢
上田和義取締役(監査等委員)54
佐藤賢志取締役(監査等委員)48
斉田敏弥取締役38
石下博男取締役(監査等委員)64

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)11795911210
監査等委員413133
社外取締役3993
取締役(社内)3772

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,358字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社10社及び関連会社3社で構成され、スーパーマーケット事業を主として、その他の事業を営んでおります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る主な位置付けは次のとおりであります。 なお、次の部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (スーパーマーケット事業) 会社名   区分   事業の内容 ㈱丸久 (注)   連結子会社     山口県を中心に、広島県、福岡県、島根県において、生鮮食品、一般食料品及び日用雑貨等の販売を行っております。 ㈱マルキョウ     連結子会社     福岡県を中心に、長崎県、佐賀県、大分県、熊本県において、生鮮食品、一般食料品及び日用雑貨等の販売を行っております。 ㈱マルミヤストア     連結子会社     大分県を中心に、宮崎県、熊本県、福岡県、鹿児島県において、生鮮食品、一般食料品及び日用雑貨等の販売を行っております。 ㈱ハツトリー     連結子会社     宮崎県において、生鮮食品、一般食料品及び日用雑貨等の販売を行っております。 ㈱青木商事     連結子会社     食品二次卸として、㈱マルキョウの店舗で販売する一般食料品の仕入れを行っております。 ㈱戸村精肉本店     連結子会社     宮崎県において、生鮮食品、一般食料品及び日用雑貨等の販売、レストランの経営を行っております。 ㈱永野     連結子会社     宮崎県において、生鮮食品、一般食料品及び日用雑貨等の販売を行っております。 (その他) 会社名   区分   事業の内容 ㈱RPG保険サービス     連結子会社     主として、個人及び法人向けの損害保険、生命保険の代理業務を行っております。 ㈱丸久 (注)   連結子会社     フランチャイズ加盟店として、スポーツクラブ事業を行っております。 ㈱戸村フーズ     連結子会社     当社グループ並びに同業態の店舗で販売する食肉加工品や調味料等の製造販売を行っております。 ㈱戸村牧場     連結子会社     主として、㈱戸村精肉本店で販売・提供する肥育牛の生産、加工を行っております。 ㈱仁保庵     持分法非適用 関連会社   ㈱丸久並びに同業態の店舗で販売する豆腐、生揚げの製造販売を行っております。 RPGプラント㈱     持分法非適用 関連会社   当社グループの店舗で販売する、植物栽培設備を利用した農産物の生産、加工を行っております。 ㈲白石罐詰工場     持分法非適用 関連会社   当社グループ並びに同業態の店舗で販売する、レンコンや筍の水煮加工品等の生産、加工を行っております。 (注) スーパーマーケット事業における㈱丸久、その他の㈱丸久は同一会社であります。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,793字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「地域のお客様の日々の暮らしを“より”豊かにする。なくてはならない存在として地域を支える。」という社会的使命を果たし、その為に力を合わせる流通事業連合体を目指します。私たちは、共通の理念、同じ志をもった企業同士、お取引先様と地域を越えて手をたずさえ、地域に暮らす皆様に心地よい一日をお届けし、「普段の消費生活」をサポートしてまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、スーパーマーケットを主業とする会社の連合を形成し、それぞれがより強いローカルスーパーマーケットとしての成長と、企業価値の向上を目指します。また、長期経営ビジョンとして、「地域の多様なニーズに応え幸せを創出する」ローカル流通グループを目指しております。 [長期経営ビジョン] 長期経営ビジョンの考え方 私たちは、地域のお客様の日々の生活を“より”豊かにすることを使命として、地域の皆様の「普段」の生活をサポートしています。  そのためにはお客様のニーズの多様化や社会課題の複雑化に対応し続けることが重要であると考えています。  これまでの事業基盤を活かすとともに、社会の変化(新たなニーズ)に応え、持続的な成長を遂げることで、地域のお客様、お取引先様、社員の幸せを創出します。 目指す姿   1 地域のお客様、お取引先様に信頼され、愛されるスーパーマーケット 2 事業活動を通じ、地域社会の課題解決に貢献する企業 3 社員が生き生きと働ける企業 4 グループシナジーの発揮により収益性・経営効率を高め、持続的な企業価値向上を図る企業 長期ビジョンの実現に向け、当社は、2025年2月期を初年度とし2027年2月期を最終年度とする第3次中期経営計画を策定いたしました。 第3次中期経営計画の骨子は以下のとおりです。 [第3次中期経営計画の骨子] 基本方針Ⅰ       長期ビジョン   の実現と   持続可能な   企業成長 既存事業の強化・新ニーズへの対応 地域のお客様に信頼され、愛されるスーパーマーケットブランドと リテールCIの確立 戦略① 成長戦略  短期的には既存エリア・サービスの強化に向けて積極的な成長投資を行い、中長期的にはエリア拡大・新たな価値創造のための新規サービスやM&A等による非連続的な成長に取り組んでまいります。 戦略② 競争力の強化  リテールパートナーズならではの商品・サービスをお客様に提供し、魅力的な店舗開発を行うことで競争力の強化を図ります。 戦略③ 収益力の強化  共同調達やPB開発及びオペレーションの効率化等により、営業費用を削減し、売上総利益の改善とローコスト運営による生産性の向上を図ります。 基本方針Ⅱ 経営インフラの整備・高度化 社員が楽しく生き生きと働ける環境の構築と グループ経営・DX促進による収益性・効率性の向上 戦略④ グループ連携の強化  さらなるグループ連携の強化により、グループ各社の経営資源を活用し、グループ全体の企業価値向上を目指します。 戦略⑤ 人的資本経営への取り組み  長期ビジョンの実現に向け、重要な経営資源である人材への投資を積極的に行ってまいります。 戦略⑥ デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進  DX化を進め、お客様との関係性・利便性を強化するとともに、オペレーションの改善を進めてまいります。 基本方針Ⅲ ステークホルダーとの関係強化 経営ビジョンの浸透と企業価値向上 戦略⑦ ESG経営の推進  当社グループは「地域のお客様の日々の生活を“より”豊かに」するためESG経営の実践により、地域社会に貢献しともに発展することによって、継続的な成長と企業価値向上に努めてまいります。 戦略⑧ 財務戦略  株主資本コストや株価を意識し、成長投資、生産性向上施策の推進により、ROE7%以上を目指すとともに、安定的な営業キャッシュ・フローを創出し、適切な資金配分による企業成長に努め、株主還元の強化を図ってまいります。 (3) 経営環境 ① 企業構造 当社グループは、当社を持株会社として、スーパーマーケット事業、その他の事業を営む連結子会社10社、関連会社3社により構成されております。当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る主な位置付けは、「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載しております。 当社は、当社グループの経営方針の策定や各事業会社への経営指導等を行っており、各事業会社の財政状態及び経営成績について逐次報告を受けるものとしておりますが、各事業会社の自主性を一定程度尊重することで、対処すべき課題の把握とその対応への機動性を高めております。 ② 主要な商品・サービスの内容及び競合他社との競争優位性 当社グループでは、食品スーパーマーケットの運営を主業として、中国地方西部から九州地方全域にかけて、食料品・日用品等の販売を行っております。 食料品・日用品の需要は、地域の特性(主に年齢構成や所得分布、その他地域固有の文化、嗜好)に基づくため地域ごとに大きく異なり、その地域のニーズに合わせた商品及びサービスを展開することが重要であると考えております。 当社グループは地域に根ざしたローカルスーパーマーケットとして、創業以来長きにわたり、地域のお客様から親しまれ、主力販売エリアにおいて高いシェアと認知度を得ております。このような市場環境のなか、大手ナショナルチェーンには得がたいローカル企業ならではの地域密着性と、ドラッグストア、コンビニエンスストアにない品揃えの豊富さにより、企業としての競争優位性を保っているものと認識しております。 ③ 顧客基盤及び販売網 当社グループの主要な顧客は、主に当社グループの営む店舗に来店されるお客様であります。店舗の商圏は店舗規模に応じて設定しており、店舗を中心として半径およそ500mから2km程度の範囲であります。 また、連結会計年度末現在における当社グループの地域別店舗数とその推移は以下のとおりであります。 都道府県名   2024年2月期   2025年2月期   2026年2月期 広島県   5   5   5 島根県   1   3   3 山口県   78   80   80 福岡県   63   61   61 大分県   53   53   53 熊本県   16   16   15 佐賀県   6   6   6 長崎県   14   14   14 宮崎県   35   35   43 鹿児島県   1   1   1 合 計   272   274   281 ④ 事業を行う市場の状況 当社グループは、中国地方西部から九州地方全域にわたる地域を中心とした国内市場において事業を営んでおります。 当社グループが主に事業を展開する食品小売業界は、人口動態の変化、お客様のライフスタイルの変化・多様化、業態を超えた企業間の競争の激化、経営・組織改革を目指したデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の動きなど、目まぐるしい変化に直面しております。 スーパーマーケット事業においては、人口減少に伴う市場の縮小、慢性化しつつある人手不足の問題のほか、物価上昇を背景とした賃上げによる人件費の増加、エネルギー価格の高騰に伴う物流費や光熱費の増加など、各種コストの増加が重要な経営課題となっており、今後も厳しい経営環境が続くものと推測されます。 当社グループでは、このような市場環境における当社グループの強みと弱み、機会と脅威を以下のとおり認識しております。 持続的な企業価値向上を実現するため、第3次中期経営計画において当社グループは、収益体質とグループ経営のさらなる強化を促進し、市場環境の変化に迅速に対応すべく組織と経営の改革を図ってまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループでは、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題を次のとおり認識しております。 ① 競争力の強化 人口減少に伴い市場の縮小が懸念されるなか、企業間の競争が激化しており、当社グループがドミナントを形成している地域においても、シェアの維持・拡大は重要な課題となります。当社グループでは、盤石な店舗体制を維持し、お客様に選ばれる店舗開発・商品開発を通じて、競争力を強化してまいります。 ② 人材確保及び人材育成 少子高齢化、人口減少など人口動態の変化により、人材の確保が困難な状況となるなか、当社グループの持続的な成長のためには、人材の安定的な確保と優秀な人材の育成が重要な経営課題となります。当社グループでは、多様な働き方に対応し、様々な雇用制度を設けることで、人材の確保を図っております。また、人材育成においては、階層別研修、OJTをはじめとした教育体系の充実に取り組み、現場力の強化と次世代リーダーの育成を図っております。加えて、レジのセルフ化や自動発注システム、業務支援ツールの導入など、業務の自動化・省人化も進め、限られた人材で効率的に業務を遂行できる体制の構築を目指してまいります。 ③ 物価高騰への対応 原材料価格、エネルギー価格の上昇など、物価高騰に起因する問題が様々な形で顕在化しております。これらのコストの増加は、当社グループの利益目標の達成を阻害する大きな要因となっており、中長期的な観点でも、変動性の高い状況下において安定的な利益の確保を図ることは重要な経営課題となっております。当社グループでは、各種コストの見直しや機器の入替による電力使用量の削減など、物価高騰の影響を最小減に抑える取り組みを行っております。今後も、収益力強化とローコスト経営をさらに推し進め、継続的な企業価値の向上に努めてまいります。 ④ 財務戦略の強化 当社グループの掲げる事業戦略の実現のためには、安定的な資金調達及び財務基盤の強化が重要な課題となります。また、当社グループはPBR、PERともに業界平均を下回っており、現状では、投資家から当社の成長性や配当政策に対する評価が十分に得られていないと推察されます。当社グループは、安定的に営業キャッシュ・フローを創出するとともに、適切な資金配分を実施し、さらなる企業成長に努めてまいります。また、資本コストや株価を意識した経営の実現に向け、PBR改善に向けたプロセスを細分化し企業価値向上に努めてまいります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、成長性、収益性などの経営指標を重視しており、売上高経常利益率、自己資本当期純利益率(ROE)などの経営指標を目標設定することで、持続的な企業価値の向上を目指しております。また、2025年2月期を初年度とし、2027年2月期を最終年度とする第3次中期経営計画におきましては、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応の一環として、新たに株価純資産倍率(PBR)の数値目標を定め、PBR改善に向けた取り組みを推進しております。 当社グループの第3次中期経営計画における数値目標は次のとおりです。 第3次中期経営計画の数値目標(連結) 指標   2027年2月期(最終年度) 営業収益   2,960   億円 経常利益   98   億円 経常利益率   3.5   % ROE   7.0   % PBR   1.1   倍
事業等のリスク6,867字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 また、当社グループのコンプライアンス推進体制及びリスクマネジメント推進体制につきましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ③ 企業統治に関するその他の事項」に記載のとおりであります。 (1) 法的規制について 背景   当社グループでは会社法をはじめ、食品安全基本法、食品衛生法、農林物資の規格化等に関する法律(JAS法)、食品表示法及び食品表示基準、景品表示法、独占禁止法、不正競争防止法、中小受託取引適正化法(取適法)、大規模小売店舗立地法、容器包装リサイクル法、製造物責任法(PL法)のほか、様々な法的規制の適用を受けております。 リスクの内容及び顕在化した場合の影響   法的規制により、当社グループの事業活動にも一定の制限が生じております。また、将来にわたって営業を継続するためには、関連法令の改正等へ柔軟かつ迅速に対応する必要があり、相応の対応コストが発生する可能性があります。万が一、監督官庁等から、当社グループの事業活動に違法性の指摘があった場合には、当該事業会社、店舗及び事業所の営業停止や罰則などの行政処分を受けることが考えられます。この場合には、お客様並びにお取引先様からの社会的信用の低下、損害賠償等の費用の発生などにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 当該リスクが顕在化する時期及び可能性の程度   現状においては、営業活動に重大な影響をもたらす法令改正等は公表されていません。また、法令を遵守した事業活動を行うため、ガバナンスの維持・向上に最大限努めておりますが、役員又は従業員による法令違反や不適正行為、管理監督体制の不徹底による人為的ミスの発生など、当該リスクは絶えず一定程度存在するものと認識しております。 当該リスクへの対応策   当社グループにおいては、「グループ企業行動憲章」及び「コンプライアンス規程」を定め、コンプライアンスに関する基本的な考え方を共有する体制を構築しております。また、顧問弁護士とも連携を深め、法務リスクへの対応に努めるほか、事業活動に関わる法令等に対する理解向上のため、関係諸法令に関する講習の受講や、業界団体を通じた情報収集に努めております。各事業会社においては、マニュアルの整備及び従業員に対する教育・研修を行うとともに、内部通報制度の実効的な整備・運用を行うことにより、当該リスクの早期発見及び未然防止に努めております。事業リスクへの対応や法令遵守の徹底など、コーポレート・ガバナンスの強化については、引き続き当社の第3次中期経営計画(2025年2月期から2027年2月期まで)の中で取り組んでまいります。 (2) 競争激化について 背景   当社グループが事業を行っている地域では、食品スーパーマーケットを展開する大手チェーン、リージョナルチェーン、地元有力企業に加え、ディスカウントストア、ドラッグストア、コンビニエンスストア、EC事業者など、業種・業態を超えた競争が一段と激化しております。 リスクの内容及び顕在化した場合の影響   当社グループの商圏内に競合する店舗が出店した場合には、既存店の収益減少など、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 当該リスクが顕在化する時期及び可能性の程度   今後も商圏内に競合店の出店が多数計画されており、当該リスクは将来にかけて断続的に発現するものと考えられます。一部では、現在も影響が表れているものと見られ、今後も顕在化する可能性は極めて高いものと考えられます。 当該リスクへの対応策   当社グループでは、競合激化に伴うリスクを優先的に対処すべき課題として認識しており、当社の第3次中期経営計画(2025年2月期から2027年2月期まで)においても、その基本戦略のなかに「成長戦略」「競争力の強化」を掲げております。既存エリア・サービス強化に向けた積極的な成長投資を行うとともに、中長期的にはエリアの拡大や新規サービスの展開に取り組んでいくほか、当社グループならではの商品・サービスをお客様に提供し、魅力的な店舗開発を行うことにより、当社グループの競争力の強化を推進してまいります。 (3) 地震、台風などの災害について 背景   近年、日本全国において自然災害が頻発し、その被害はますます激甚化しております。とりわけ、当社グループの主な出店エリアである九州地方は、全国的にも台風や集中豪雨の多い地域であるといわれ、河川の氾濫、高潮被害、土砂災害等の自然災害の多発する地域でもあります。当社グループは過去に何度も台風・集中豪雨の被害に遭い、商品の滅失、店舗・施設の破損が生じました。また、地震により被害を受けた際には、広域にわたり複数の店舗が営業できない状態がありました。 リスクの内容及び顕在化した場合の影響   地震や台風などの大きな災害が発生した場合には、店舗設備の破損、停電等のシステムダウンにより、営業を継続できなくなる可能性があります。また、物流網の遮断等により仕入計画に支障をきたす恐れがあります。この場合、被災店舗の収益の減少、復旧費用の発生等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 当該リスクが顕在化する時期及び可能性の程度   台風や豪雨は初夏から晩秋にかけて発生しやすいことから、例年この時期には一層の警戒を強めております。しかしながら、これらを含む自然災害の発生の時期や発生地域、被害の程度を予測することは極めて困難であります。ただし、当社グループの出店エリアにおいて過去に被災の前例もあることから、当該リスクは相当程度起こりうるものと認識し、有事の際に備えた対策は常時必要であると考えております。 当該リスクへの対応策   当社グループでは、災害発生時には各事業会社の総務部、店舗運営部を中心に、被害状況の把握や店舗への対応指示を行っております。今後とも、より一層具体的な事業継続計画の策定を図り、想定される様々なシナリオを基に、対応策を精緻に構築してまいります。 (4) 金利変動及び金融市場の変化について 背景   当社グループの資金の一部は、銀行借入れ等の有利子負債によるものであり、当社グループの有利子負債残高は2026年2月28日現在で144億7百万円、連結総資産に占める有利子負債依存度は10.6%であります。これらは金利等の変動リスクに晒されております。 リスクの内容及び顕在化した場合の影響   今後、景気後退や市況並びに当社グループの事業見通しの悪化、信用力の低下等が生じた場合、資金調達において困難が生じる可能性があります。また、今後金利が上昇する場合には、借入コストが当社グループの経営を圧迫し、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 当該リスクが顕在化する時期及び可能性の程度   不安定な社会情勢のなか、景気後退や金融市場への影響が懸念され、長期的な見通しは不透明であります。当該リスクがただちに当社グループの財政状態へ重大な影響をもたらすことは現状想定しておりませんが、当該リスクは絶えず一定程度存在するものと認識しております。 当該リスクへの対応策   当社グループは、銀行借入金等の削減に向け様々な取り組みを行ってまいりました。また、第3次中期経営計画(2025年2月期から2027年2月期まで)において、財務基盤の強化を図るとともに、今後の業容拡大を見据え、資金調達の多様化についても検討を進めてまいります。 (5) 食品の安全性について 背景   当社グループでは、店舗及びプロセスセンターにおいて、食品の製造・加工・販売を行っており、食品衛生法の規制を受けております。また、改正食品衛生法に基づき、HACCPに沿った衛生管理の実施が義務付けられるなど、食品の安全性確保については、これまでに加えますますの食品事業者の努力が求められております。 リスクの内容及び顕在化した場合の影響   万が一、食中毒の発生や異物混入など、当社グループの提供する食品の安全性や品質に対する消費者の信頼が何らかの理由で低下した場合、生鮮食品をはじめ食品部門の売上が低下する可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 当該リスクが顕在化する時期及び可能性の程度   食品の安全管理体制の維持・向上に最大限努めておりますが、当該リスクは絶えず一定程度存在するものと認識しております。 当該リスクへの対応策   当社グループでは、商品部において、衛生管理マニュアルを作成し、従業員への教育を行っております。また、改正食品衛生法への対応においては、HACCP導入プロジェクトチームを組成し、店舗衛生管理計画及び作業マニュアルの作成を行ったほか、従業員への周知を図りました。 (6) サイバーリスクについて 背景   社会のIT化が進展し、企業の事業活動におけるコンピュータやインターネットへの依存度が高まるなか、サイバー攻撃等によるセキュリティ被害の発生件数は増加しており、その損害額も高額化する傾向にあります。当社グループにおいても、サイバーリスクは経営に深刻な影響を及ぼす重要な課題の一つと認識しております。 リスクの内容及び顕在化した場合の影響   当社グループにおいてサイバー攻撃等によるインシデントが発生した場合、システムダウンによる事業の停止、商品の受注・製造の遅延による機会喪失などによる収益の減少が懸念されます。また、お客様並びにお取引先様からの信用低下、損害賠償の発生、再発防止のためのセキュリティ強化やシステム改修にかかる費用の発生など、様々な損害が発生する恐れがあり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 当該リスクが顕在化する時期及び可能性の程度   近年、企業などでサイバー攻撃による被害が多数報告されており、企業規模の大小や業種に関わらず攻撃の対象となっていることから、当社グループにおいても、当該リスクは相当程度存在するものと認識し、警戒意識を高め、対策に努めております。 当該リスクへの対応策   当社グループでは、昨今のサイバー攻撃の高度化及び被害拡大の状況を鑑み、グループ全体のガバナンス強化及び信頼性維持のため、グループ統一の「情報セキュリティ基本方針」を定めているほか、各事業会社においても、サイバーセキュリティに関する規程や基準を定めております。今後は、「情報セキュリティ基本方針」に基づく具体的な対応基準の策定、実際にサイバーインシデントが発生した場合における現場レベルでの具体的な実施手順書の整備を進めていくとともに、従業員に対する情報セキュリティ教育を定期的に実施してまいります。 (7) 個人情報の取り扱いについて 背景   当社グループには、カード会員の個人情報を有している事業会社があります。このほか、当社グループには、不動産業や保険代理業、商品の受注業務等を行う事業会社があり、多くの顧客の個人情報を取り扱っておりますが、これらの個人情報の取り扱いについては、個人情報保護法をはじめとした関連法令の規制を受けております。2022年4月の改正個人情報保護法の全面施行に加え、2024年4月の施行規則改正により情報漏洩報告義務の範囲が拡大されるなど、個人情報を取り扱う事業者に対する規制は着実に強化されております。さらに2026年1月には、課徴金制度の導入や生体情報・未成年保護の強化を含む制度改正方針が公表されており、今後も法的要求水準は一層高まる見込みであります。 リスクの内容及び顕在化した場合の影響   改正個人情報保護法のもと、個人情報を取り扱う事業者に求められる責務が強化・拡大するとともに、措置命令違反等があった法人に対する罰則が重罰化されました。当社グループ内部の管理上の問題や、外部からのサイバー攻撃や不正アクセス等により情報漏洩が発生した場合には、対応コストが発生するほか、当社グループの社会的信用や企業イメージを著しく損なう恐れがあります。また、これを起因とする収益の減少や、損害賠償の発生により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 当該リスクが顕在化する時期及び可能性の程度   国内外において情報セキュリティに関する事件・事故が多数発生していることから当社グループにおいても、当該リスクは相当程度存在するものと認識し、警戒意識を高め、対策に努めております。 当該リスクへの対応策   当社及び当該事業会社では、個人情報を保護するため、個人情報保護委員会を設置しております。また、個人情報保護規程や個人情報漏洩時対応マニュアルなどの情報管理規程を体系的に整備しており、改正個人情報保護法への対応としては、社内の個人情報保護規程やカード会員の個人情報の取り扱いに関するプライバシーポリシーの見直しを図りました。当社グループではこれらに基づいて慎重かつ適切な個人情報の管理に努めてまいります。 (8) 人権問題及びハラスメントについて 背景   社会の多様化に伴い、多様性尊重の重要性が一層高まっております。当社グループの事業活動は、株主様、お客様、お取引先様、従業員、地域社会それぞれと良好な繋がりを持つことで成り立っておりますが、様々な世代、国籍、個性や価値観を持つ方々との関わりの中で、差別やハラスメント等の様々な人権リスクが存在しております。 リスクの内容及び顕在化した場合の影響   当社グループの役員又は従業員により、差別的な言動やハラスメント等の不適切な行為が行われた場合、企業としての社会的信用低下はもとより、職場環境の悪化による従業員の就業意欲低減、心身の不調による休職・離職により、営業活動における生産性低下などを招く恐れがあります。また、企業として配慮義務の履行が不十分とされる場合には、訴訟リスクが生じる恐れがあり、これらの事象の発生が当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 当該リスクが顕在化する時期及び可能性の程度   現状において、訴訟等に発展する程度の重大な事案は発生しておりませんが、事業活動を通じて結ばれるステークホルダーとの人的繋がりは、社内外を問わず広範にわたっており、当該リスクは一定程度存在するものと考えられます。 当該リスクへの対応策   当社グループでは、「グループ企業行動憲章」を定め、人権及びコンプライアンスに関する基本事項の周知・徹底を行うとともに、サステナビリティ推進重点項目の一つとして「人権と多様な人材」を掲げ、すべての人の人権や個性、価値観を尊重し、誰もが働きやすく、働きがいのある職場環境の提供に取り組んでおります。また、各事業会社において、ハラスメントの防止に関する規程の整備、パワーハラスメント、セクシュアルハラスメント、マタニティハラスメント等の防止に向けた研修の実施、相談窓口の設置を行うなど、当該リスク発生の未然防止及び早期対応体制の構築に努めております。 (9) 保有資産の減損等について 背景   当社グループは、店舗・土地等の有形固定資産やのれん・有価証券等多くの資産を保有しており、減損会計を適用しております。 リスクの内容及び顕在化した場合の影響   店舗の収益性が悪化した場合や保有資産の市場価格等が著しく下落した場合は減損損失を計上する可能性があり、この場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 当該リスクが顕在化する時期及び可能性の程度   当連結会計年度において、当社グループでは有形固定資産に係る減損損失6億65百万円を計上しております。今後も当社グループにおける収益性の悪化や、保有する有価証券の発行会社等の財政状態の悪化、不動産・金融市場の変化等により、これら減損損失の計上の可能性は相当程度あるものと考えられます。 当該リスクへの対応策   当社グループでは、保有する有形固定資産や有価証券等の資産価値を定期的に確認し、減損の兆候を把握することとしております。また、営業店舗の損益を細かく確認し、収益性の低下が見られる店舗には、収益改善のため個別の対策を計画・実施しております。
経営成績の分析 (MD&A)10,381字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度におけるわが国経済は、緩やかな回復基調が続く一方、主要国の通商政策の動向や地政学リスクの高まりなどを背景に、国際情勢・国際経済は不安定さを増し、先行き不透明な状況が続いております。個人消費につきましては、雇用・所得環境の改善により持ち直しが期待されるものの、足元では物価高により食料品をはじめとする生活必需品の価格上昇が家計負担を増加させており、消費者の節約志向や生活防衛意識が一層強まっております。 食品小売業界におきましては、業種・業態を超えた競争が一段と激化するなか、少子高齢化、人口減少に伴う市場の縮小に加え、人手不足の常態化、人件費をはじめとする店舗運営コストの上昇など、様々な課題を抱え、厳しい経営環境が続いております。 このような環境のなか、当社グループでは2025年2月期から2027年2月期までの3か年を対象年度とした第3次中期経営計画の2年目をスタートし、収益体質とグループ経営のさらなる強化に向け、組織と経営の改革を推進してまいりました。 また、当社、株式会社アークス及び株式会社バローホールディングスで結成いたしました「新日本スーパーマーケット同盟」では、商品分科会・業務改革分科会・サステナビリティ分科会・次世代領域開発分科会・マネジメント分科会の5つの分科会にて、商品開発や経費削減、人材育成などの共同の取り組みを進めております。 これらの結果、当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりとなりました。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態 前連結会計年度末   当連結会計年度末   増減額 百万円   百万円   百万円 総資産   127,036   136,241   + 9,205 負債   42,354   44,540   + 2,186 純資産   84,682   91,701   + 7,019 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ92億5百万円増加し、1,362億41百万円となりました。負債は、前連結会計年度末に比べ21億86百万円増加し、445億40百万円となりました。純資産は、前連結会計年度末に比べ70億19百万円増加し、917億1百万円となりました。 b.経営成績 前連結会計年度   当連結会計年度   前年同期比 百万円   百万円   % 営業収益   266,741   278,197   + 4.3 営業利益   6,823   6,468   △ 5.2 経常利益   7,999   7,557   △ 5.5 親会社株主に帰属する当期純利益   5,225   5,138   △ 1.7 当連結会計年度の経営成績は、営業収益が2,781億97百万円(前年同期比4.3%増)、営業利益が64億68百万円(前年同期比5.2%減)、経常利益が75億57百万円(前年同期比5.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が51億38百万円(前年同期比1.7%減)となりました。 c.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況 (a) スーパーマーケット事業 前連結会計年度   当連結会計年度   前年同期比 百万円   百万円   % 営業収益   265,936   277,301   + 4.3 営業利益   7,162   6,851   △ 4.3 前連結会計年度末   当連結会計年度末   前年同期比 百万円   百万円   % セグメント資産   118,305   123,969   + 4.8 スーパーマーケット事業におきましては、2025年6月に株式会社永野(宮崎県宮崎市)の株式を取得し、2025年8月31日をみなし取得日として連結の範囲に含めております。 当社グループは、2021年3月に株式会社戸村精肉本店(宮崎県日南市)、2023年3月に株式会社ハツトリー(宮崎県宮崎市)を子会社化するなど、九州南部における店舗網の拡充を進めてまいりました。株式会社永野は、宮崎県北部及び宮崎市内でスーパーマーケット8店舗を展開しており、ユーモアのある自社開発商品により県内外で一定の認知を得ております。当社グループの経営資源やノウハウを活用することで経営基盤の強化を図るとともに、同社が持つ差別化商品やブランド力を活かし、グループ全体としてのシナジー効果の創出を見込んでおります。 物流面では、九州南部における物流の安定化・最適化を目的として、前連結会計年度において宮崎県宮崎市に「RPG宮崎物流センター」を設置し、グループ共通の物流拠点として運用を開始いたしました。さらに、当連結会計年度においては、株式会社マルミヤストアが宮崎市内の精肉加工会社から事業を譲り受け、精肉プロセスセンター「宮崎ミートファクトリー」を新設いたしました。今後は「RPG宮崎物流センター」及び「宮崎ミートファクトリー」を、同エリアにおける物流拠点、精肉プロセスセンターとして一層活用してまいります。 当連結会計年度におきましては、2店舗の新設及び9店舗の改装を実施し、集客力の向上に取り組みました。米の価格高騰や各メーカーによる商品の価格改定など、飲食料品の値上げ基調が続くなか、客単価の上昇も売上高の増加に寄与し、営業収益を押し上げました。 一方、営業費用につきましては、商品・原材料価格の高騰による仕入高の増加、賃上げに伴う人件費の増加、決済手数料や電力料など店舗運営コストの上昇が続きました。また、当連結会計年度においては、上述の新規連結子会社の株式取得及び事業譲受に伴い、取得関連費用が発生いたしました。 当連結会計年度の店舗展開の状況は以下のとおりであります。 都道府県   当連結会計年度末 の店舗数   当連結会計年度における 店舗数の増減 広島県   5   - 島根県   3   - 山口県   80   - 福岡県   61   - 大分県   53   - 熊本県   15   △ 1 佐賀県   6   - 長崎県   14   - 宮崎県   43   + 8 鹿児島県   1   - 合 計   281   + 7 都道府県   当連結会計年度における店舗の新設・改装・閉鎖等 山口県   〔新設〕   2025年7月   丸久柳井店   (柳井市) 〔新設〕   2025年10月   丸久熊毛店   (周南市) 〔改装〕   2025年10月   アルク中関店   (防府市) 〔閉鎖〕   2025年7月   中央フード柳井店   (柳井市) 〔休業〕   2026年2月   アルク彦島店   (下関市) 福岡県   〔改装〕   2025年3月   マルキョウ曽根店   (北九州市小倉南区) 〔改装〕   2025年5月   マルキョウ井尻店   (福岡市南区) 〔改装〕   2025年7月   マルミヤストア大牟田南店   (大牟田市) 〔改装〕   2025年8月   マルキョウ千早店   (福岡市東区) 〔改装〕   2025年10月   マルキョウ高田店   (糸島市) 大分県   〔改装〕   2025年4月   新鮮市場大貞店   (中津市) 〔改装〕   2025年10月   新鮮市場花高松店   (大分市) 熊本県   〔閉鎖〕   2025年8月   マルミヤストア東町店   (熊本市東区) 宮崎県   〔新規連結〕   2025年8月   ウメコウジ佐土原本店   (宮崎市) 〔新規連結〕   2025年8月   ウメコウジ西都店   (西都市) 〔新規連結〕   2025年8月   ナガノヤまなび野店   (宮崎市) 〔新規連結〕   2025年8月   ナガノヤ高鍋店   (高鍋町) 〔新規連結〕   2025年8月   ナガノヤ新富店   (新富町) 〔新規連結〕   2025年8月   ナガノヤ日向駅前店   (日向市) 〔新規連結〕   2025年8月   ナガノヤ瀬頭店   (宮崎市) 〔新規連結〕   2025年8月   ナガノヤ芳士店   (宮崎市) 〔改装〕   2025年4月   フーデリー佐土原店   (宮崎市) (注)1 「当連結会計年度における店舗の新設・改装・閉鎖等」に示す改装店舗は、投資額1億円以上の主要な改装店舗のみを記載しており、その他少額の改装店舗については記載を省略しております。 2 アルク彦島店は、店舗の改装に伴い当連結会計年度の末日現在において休業しており、同店舗については「当連結会計年度末の店舗数」から除外しております。 事業会社   当連結会計年度末 の店舗数   当連結会計年度 における店舗数の増減 ㈱丸久   92   - ㈱ハツトリー   6   - ㈱永野   8   + 8 ㈱マルミヤストア   89   △ 1 ㈱戸村精肉本店   4   - ㈱マルキョウ   82   - 合 計   281   + 7 以上の結果、スーパーマーケット事業におきましては、営業収益2,773億1百万円(前年同期比4.3%増)、営業利益68億51百万円(前年同期比4.3%減)となりました。 また、当連結会計年度末におけるセグメント資産は、1,239億69百万円(前年同期比4.8%増)となりました。 なお、株式会社永野のみなし取得日を2025年8月31日としており、上記の営業収益及び営業利益に含まれる株式会社永野の経営成績は、2025年9月1日から2026年2月28日までのものであります。 (b) その他事業 前連結会計年度   当連結会計年度   前年同期比 百万円   百万円   % 営業収益   967   1,045   + 8.1 営業利益   114   140   + 23.1 前連結会計年度末   当連結会計年度末   前年同期比 百万円   百万円   % セグメント資産   1,200   1,275   + 6.2 当社グループでは、その他事業として、保険代理業、スポーツクラブ事業、食品製造業等を展開しております。 株式会社戸村フーズにおきましては、「戸村本店焼肉のたれ」をはじめとする各種調味料の製造・販売を行っております。当連結会計年度においては、メディアでの商品紹介による受注増加や販売価格の改定が寄与し、売上高は前年を上回って推移いたしました。 また、前連結会計年度以前より進めてきた製造設備の更新や作業効率化に加え、2025年9月よりドレッシングの製造をOEMへ切り替え、増産体制の構築を図っております。製造原価においては材料費や労務費の上昇、販売費及び一般管理費においては人件費等の増加が見られましたが、価格改定後の出荷が堅調に推移したことから、営業利益は前年を上回る水準となりました。 以上の結果、その他事業におきましては、営業収益10億45百万円(前年同期比8.1%増)、営業利益1億40百万円(前年同期比23.1%増)となりました。 また、当連結会計年度末におけるセグメント資産は12億75百万円(前年同期比6.2%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額 百万円   百万円   百万円 営業活動によるキャッシュ・フロー   8,839   9,631   + 792 投資活動によるキャッシュ・フロー   △ 5,921   △ 6,638   △ 716 財務活動によるキャッシュ・フロー   △ 3,690   △ 2,194   + 1,495 現金及び現金同等物の期首残高   19,518   18,746   △ 772 現金及び現金同等物の期末残高   18,746   19,545   + 799 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、期首残高よりも7億99百万円増加し、195億45百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、96億31百万円(前年同期比9.0%増)となりました。 これは、主に税金等調整前当期純利益72億30百万円、減価償却費42億62百万円、法人税等の支払額21億18百万円などによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、66億38百万円(前年同期比12.1%増)となりました。 これは、主に店舗などの固定資産の取得による支出58億25百万円、投資有価証券の売却等による収入8億6百万円、定期預金の増加額5億83百万円、連結の範囲の変更に伴う子会社株式の取得による支出5億50百万円などによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、21億94百万円(前年同期比40.5%減)となりました。 これは、配当金の支払額18億86百万円、リース債務の返済による支出2億65百万円、借入れと借入金の返済による純減額42百万円などによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 営業収益   前連結会計年度   当連結会計年度   前年同期比 百万円   百万円   % スーパーマーケット事業   265,926   277,290   + 4.3 その他事業   815   907   + 11.3 合 計   266,741   278,197   + 4.3 (注)上記の金額は外部顧客に対するもので、セグメント間の内部営業収益又は振替額は含まれておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態に関する分析・検討内容 (資産) 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ、92億5百万円増加し、1,362億41百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ、27億59百万円増加し、411億58百万円となりました。これは、主として現金及び預金が14億74百万円、売掛金が4億20百万円、商品が7億62百万円それぞれ増加したことなどによるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ、64億46百万円増加し、950億83百万円となりました。これは、主として繰延税金資産が11億80百万円減少した一方、建物及び構築物が5億12百万円、土地が20億35百万円、投資有価証券が48億70百万円それぞれ増加したことなどによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ、21億86百万円増加し、445億40百万円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ、18億95百万円増加し、343億69百万円となりました。これは、主として買掛金が7億50百万円、短期借入金が5億20百万円、未払費用が4億59百万円それぞれ増加したことなどによるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ、2億90百万円増加し、101億71百万円となりました。これは、主として、リース債務が2億15百万円減少した一方、長期借入金が2億20百万円、繰延税金負債が2億61百万円それぞれ増加したことなどによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ、70億19百万円増加し、917億1百万円となりました。これは、主として利益剰余金が32億49百万円、その他有価証券評価差額金が36億62百万円それぞれ増加したことなどによるものであります。なお、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ、0.6ポイント上昇し、67.3%となりました。 ② 経営成績に関する分析・検討内容 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、2,682億95百万円(前年同期比4.4%増)となりました。売上高が伸長したことの主な要因は、株式会社永野の株式を取得し連結の範囲に含めたことのほか、営業店舗の新設及び既存店の改装による客数の増加、食料品の相次ぐ値上がりによる一品単価、客単価の上昇があったことなどによるものです。 (営業費用) 当連結会計年度の売上原価は、2,040億80百万円(前年同期比4.2%増)となり、売上高に対する売上原価の百分比は、76.1%となりました。 売上原価の増減は主に売上高の増減等に伴うものですが、食料品、包装資材の値上がりなど、物価上昇に伴う仕入コストの増加がありました。 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、676億48百万円(前年同期比5.5%増)となりました。売上高に対する販売費及び一般管理費の百分比は、25.2%となりました。 販売費及び一般管理費の増減は主に営業店舗数の増減等に伴うものですが、賃上げに伴う従業員給料及び賞与の増加、キャッシュレス決済利用率の上昇に伴う決済手数料の増加、電力料の増加などのほか、新規連結子会社の株式取得及び事業譲受にともなう取得関連費用の発生がありました。 (営業利益) 営業総利益の増加が31億53百万円に対して、販売費及び一般管理費の増加が35億8百万円であったことから、当連結会計年度の営業利益は前年同期に比べ5.2%減少の64億68百万円となりました。売上高に対する営業利益の百分比は、前年同期に比べ0.2ポイント低下し2.4%となりました。 (経常利益) 営業外収益が前年同期に比べ3.0%減少の12億53百万円となった一方、営業外費用が前年同期に比べ41.4%増加の1億64百万円となり、当連結会計年度の経常利益は前年同期に比べ5.5%減少の75億57百万円となりました。売上高に対する経常利益の百分比は、前年同期に比べ0.3ポイント低下し2.8%となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度においては、投資有価証券売却益や受取保険金など4億54百万円を特別利益に計上いたしました。一方、減損損失や固定資産除却損など7億81百万円を特別損失に計上しております。 これらにより、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期に比べ1.7%減少の51億38百万円となりました。売上高に対する親会社株主に帰属する当期純利益の百分比は、前年同期に比べ0.1ポイント低下し1.9%となりました。 なお、セグメントごとの経営成績の状況は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ③ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、成長性、収益性などの経営指標を重視し、第3次中期経営計画(2025年2月期から2027年2月期)のもと、売上高経常利益率、自己資本当期純利益率(ROE)などの経営指標について目標設定を行っております。また、資本コストや株価を意識した経営を行うため、株価純資産倍率(PBR)についても注視しております。 第3次中期経営計画の策定にあたり、最終年度である2027年2月期の連結経営成績の目標を、営業収益2,960億円、経常利益98億円、経常利益率3.5%、ROE7.0%、PBR1.1倍として設定しております。 これらの経営上の目標について、当連結会計年度における達成状況は以下のとおりとなりました。 指標   2027年2月期 (最終年度) 目標値   2026年2月期 (当連結会計年度) 実績値   最終年度の目標値 に対する達成度 営業収益   2,960億円   2,781億円   94.0% 経常利益   98億円   75億円   77.1% 経常利益率   3.5%   2.8%   80.5% ROE   7.0%   5.8%   83.2% PBR   1.1倍   0.6倍   58.5% ④ 経営成績に重要な影響を与える要因 食品小売業界におきましては、EC事業者やドラッグストアをはじめとして様々な業種・業態による食料品の取扱いが拡大し、企業間の競争は年々激化しております。当社グループが店舗展開する地域においても、少子高齢化や人口減少によりシェアの維持及び拡大は一層大きな課題となっており、競合する店舗の出店及び退店の状況が当社グループの収益に大きく影響を与えております。 今後の見通しにつきまして、国際情勢の不安定な状態が長期化しており、物価や為替など先行き不透明な状況が続くものと見られます。とりわけ、中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー資源の供給不足や価格高騰は、さらなる物価上昇や社会経済活動の停滞を招く恐れがあり、国内経済においても消費税減税を含む政府の経済対策の内容及び実施時期については未だ不確定な状況にあります。 これらの事業環境の変化、社会的状況の推移は、当社グループの経営成績に重要な影響を及ぼしているものと判断しております。なお、このほか経営成績に影響を与える要因となる事項については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑤ キャッシュ・フローの状況に関する分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性 キャッシュ・フローの状況及びキャッシュ・フロー指標の推移は次のとおりであります。 前連結会計年度   当連結会計年度 自己資本比率   (%)   66.7   67.3 時価ベースの自己資本比率   (%)   43.2   43.3 キャッシュ・フロー対有利子負債比率   (年)   1.5   1.5 インタレスト・カバレッジ・レシオ   (倍)   132.3   85.4 (注)1 各指標の算出方法は以下のとおりです。 自己資本比率   :自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率   :株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率   :有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ   :営業キャッシュ・フロー/利払い 2 各指標はいずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 3 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。 4 営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 5 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象にしております。 6 利払いは連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、M&A等によるものであります。また、今後の資金需要の動向についても、概ねこれまでと同様の状況が続くと考えております。 当社グループは、事業活動に必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入により、設備資金等は自己資金、金融機関からの長期借入及びリースにより調達しております。今後は、資金調達方法の多様化についても、随時検討を進めてまいります。 資金調達の状況について、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は144億7百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は195億45百万円となっております。 このほか、キャッシュ・フローの状況に関する分析・検討内容につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ⑥ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 連結財務諸表の作成においては、過去の実績や現在の状況を勘案して、合理的な基準に基づいて会計上の見積りを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。連結財務諸表作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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