概要
すららネットは、2008年8月に設立されたeラーニング事業を主軸とする企業である。AIとアダプティブラーニング技術を活用した学習教材「すらら」を核に、小学生から高校生までの国語、算数/数学、英語、理科、社会、情報Ⅰの6教科を提供する。2025年12月期の連結売上高は約19億円、従業員数104名。学習塾、学校、個人学習者向けにサービスを展開し、導入校数は3,278校、利用ID数は268,288IDに達する。
eラーニング事業を中核とする3セグメント
すららネットグループは、当社とファンタムスティック株式会社の2社で構成される。報告セグメントはeラーニング事業、受託開発事業、アプリ開発事業の3つであるが、eラーニング事業が売上高・営業損益の90%超を占める。主力のeラーニング事業は、ICT学習教材「すらら」「すららドリル」、海外向け「Surala Math」「すららにほんご」を提供。受託開発事業は教育コンテンツやアプリの受託開発と保守、アプリ開発事業はゲーミフィケーションを活用した知育アプリの自社開発・提供を行う。
BtoBtoCとBtoCの二層収益構造
収益は主にサービス利用料とID利用料から成る。学習塾・学校向けBtoBtoCモデルでは、導入校に管理者IDを発行し、生徒IDごとに月額ID利用料と校舎ごとのサービス利用料を得る。学校法人向けには初期導入料も課す。個人学習者向けBtoCモデルでは、生徒IDごとに月額ID利用料を徴収し、学習指導を委託する導入塾の先生に業務委託料を支払うWin-Winの構造をとる。2025年12月末時点の導入校数は学習塾1,261校、学校1,926校、海外91校。利用ID数は学習塾17,109ID、学校243,992ID、海外3,901ID、BtoC 3,286IDである。
海外展開と社会課題への取り組み
すららネットは、教育格差の是正を使命とし、国際協力機構(JICA)や経済産業省の採択事業を通じて海外展開を進める。スリランカでは教育格差是正プロジェクトを2014年から開始し、インドネシアでは産学連携で学力達成度強化事業を2015年に開始。カンボジアとは2020年代に協力覚書を締結し、公立小学校で「Surala Math」の実証事業を行う。また、不登校、発達障がい、低学力、貧困の4つの社会課題に対し、学習効果を測定・可視化するインパクトマネジメントレポートを発行している。
売上高19億円、自己資本比率88.3%の財務体質
2025年12月期の連結売上高は1,932,007千円(前期比0.8%減)、営業利益65,621千円(同69.0%減)、親会社株主に帰属する当期純損失3,780千円(前期は72,896千円の利益)。売上原価と販売管理費の増加により減益となった。一方、財務基盤は健全で、自己資本比率は88.3%、流動比率は437.8%。総資産は2,481,395千円、純資産は2,206,206千円。現金及び預金は減少したが、ソフトウエア仮勘定の増加で固定資産が拡大し、将来の成長投資を継続している。
業界の中での役割は教育機関向けICT教材・学習サービス提供のリーディングカンパニー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01学習塾・学校(BtoB)主力
学習塾や学校向けに「すらら」等のICT教材を提供。アダプティブラーニングにより個別最適化された学習を実現。経営支援サービスも提供。
- すらら
- AI×アダプティブラーニング教材。小学校から高校までの6教科を理解度に合わせて学習できる。
- すららドリル
- ドリルと自動作問・採点機能を持つテストで構成。主に公立小中学校向け。
- Surala Math
- 海外向けICT教材。四則計算中心の「Surala Ninja!」と算数/数学のローカライズ版。
- すららにほんご
- 外国にルーツを持つ人向けの日本語学習ICT教材。
02自治体・公立学校準主力
自治体や公立高校に「すららドリル」を提供。探究的な学び支援や校務改革支援も行う。
- すららドリル
- 公立小中学校向けのドリル機能・テスト機能に特化した教材。
- すららSatellyzer
- 宇宙をテーマにした高校生向け探究学習ICT教材。
03個人学習者(BtoC)準主力
個人学習者向けに「すらら」の生徒IDを提供。すららコーチによるサポートで学習習慣の定着を支援。
- すらら(個人向け)
- 個人学習者向けのオンライン学習教材。月額ID利用料で利用。
04海外教育市場副次
スリランカ、インドネシア、エジプト、カンボジア等で「Surala Math」「すららにほんご」を提供。海外市場開拓を推進。
- Surala Math
- シンハラ語版、インドネシア語版、英語版がある海外向けICT教材。
- すららにほんご
- 海外での日本語学習ニーズに対応する教材。
05放課後等デイサービス・フリースクール等副次
教育の多様化に伴い、放課後等デイサービスやフリースクール、各種専門学校などでも「すらら」の活用が広がっている。
- すらら
- アダプティブラーニング教材。不登校や発達障がいのある子どもたちにも対応。
製品と技術
アダプティブラーニング教材「すらら」の6教科対応
「すらら」は、AI×アダプティブラーニング技術を採用したICT教材である。小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会、情報Ⅰの6教科をカバー。アニメーションキャラクターが先生役となり、個々の理解度に合わせてレクチャー、ドリル、テストを繰り返す。無学年式で学習のさかのぼり・先取りが可能。学習管理機能により教員の負担軽減も図る。2025年12月末時点で学習塾1,261校、学校1,926校に導入されている。
公立学校向け「すららドリル」と自動作問・採点機能
「すららドリル」は「すらら」の姉妹版として、主に公立小中学校向けに提供される。アダプティブなドリル機能と自動作問・採点機能を備えたテストから構成され、学習内容の定着を効率的に図る。2025年12月末時点で学校市場の利用ID数243,992IDの大部分を占める。文部科学省のGIGAスクール構想や補助金事業と連携し、個別最適化学習の手段として活用されている。
海外展開の核「Surala Math」と「すららにほんご」
「Surala Math」は、従来の四則計算教材「Surala Ninja!」に「すらら」の算数/数学のローカライズ版を加えた海外向けICT教材。シンハラ語版(スリランカ)、インドネシア語版、英語版(エジプト、カンボジア、フィリピン)を展開。カンボジアでは公立小学校4校で実証事業中。「すららにほんご」は就労・留学・生活に必要な日本語を学ぶ教材で、国内外の日本語学習者向けに提供。インドネシアの職業訓練校などで採用が広がっている。
AIサポーターとスマート・プロッターの技術的特徴
2016年にNTTドコモと共同開発した「AIサポーター」は、人工知能を用いて生徒と対話し、モチベーションを向上させる機能。学習履歴データを分析して個別に声かけを行う。同年搭載の「スマート・プロッター」は算数・数学の描画過程を自動評価・フィードバックする作図機能で、紙と鉛筆では困難だった思考過程の可視化を実現。これらは特許取得済みのアダプティブラーニング基盤と連携し、学習効果を高めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
EdTech専業、減収で利益率低下
すららネットは情報・通信業のEdTech企業。売上高は2024年12月期19億円、2025年12月期も19億円と横ばい。営業利益率は10.53%から5.26%に低下。同業他社と比べると、L is Bやソラコムが成長しているのに対し、減収・利益率悪化が目立つ。VRain SolutionやCocoliveと同様に競争が激しい市場で、差別化が課題。オンライン教育市場は拡大しているが、大手参入や無料サービスに押されている可能性。
強み
- 教育分野に特化し、専門性とノウハウを蓄積。
- 継続課金により安定収益基盤を構築。
- すららネットのブランドで一定の知名度。
- 長期間サービス提供で改良を重ねている。
課題
- 売上高が伸びず、市場シェア拡大に苦戦。
- 営業利益率が半減し、収益性が悪化。
- EdTech市場に大手や新興が参入し、差別化困難。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がすららネット
時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 281Aインフォメティス | 21億円 | — |
| 2 | 4199ワンダープラネット | 21億円 | — |
| 3 | 3998すららネット | 20億円 | — |
| 4 | 4416True Data | 20億円 | 25.1倍 |
| 5 | 3803イメージ情報開発 | 20億円 | — |
| 6 | 4394エクスモーション | 20億円 | 27.7倍 |
| 7 | 3928マイネット | 20億円 | — |
| 8 | 4444インフォネット | 20億円 | — |
| 9 | 4178Sharing Innovations | 20億円 | 29.6倍 |
| 10 | 5134POPER | 19億円 | 33.8倍 |
| 11 | 550Aソフトテックス | 19億円 | 9.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 26件
旧ベンチャー・リンク傘下で開発着手した2005年
すららネットのルーツは、2005年12月に株式会社C&I Holdings(旧株式会社ベンチャー・リンク)のグループ会社である株式会社キャッチオンが「すらら」の企画・開発に着手したことに始まる。2007年10月には学習塾・学校市場向けに中学生版を販売開始。同年12月、東京都世田谷区駒沢大学駅前に直営校「自立学習スクール キャッチ・オン」を開校した。
2008年設立とMBOによる経営独立
2008年5月、株式会社キャッチオンはC&I Holdings(旧ベンチャー・リンク)と合併し、「すらら」は同社に承継された。同年8月、eラーニング事業を目的として東京都台東区寿に株式会社すららネットを設立(資本金3,000千円)。2010年11月、C&I Holdingsから「すらら」事業を吸収分割で承継すると同時に、湯野川孝彦(現代表取締役)が全株式を譲り受けMBOを実施。これにより経営の独立性を確立した。
教育現場との協創と受賞が続いた2010年代前半
2011年4月、東日本大震災被災地・周辺地域への無償提供を実施。同年11月には先生との共同開発プロジェクト「SuRaLabo」を開始。2012年2月には家庭学習者向け販売を開始し、同年11月「第9回日本e-Learning大賞文部科学大臣賞」を受賞。2013年6月、アダプティブラーニング機能で特許を取得。2014年9月、JICAから採択を受けスリランカでの教育格差是正プロジェクトを開始した。
AI導入と小学校低学年対応で事業拡大した2015~2017年
2015年3月、「すらら」小学校高学年版をリリース。同年4月にスマートデバイス対応、JICA事業でインドネシア進出。2016年4月、NTTドコモと共同開発したAIサポーターを搭載し、慶應義塾大学とモチベーション研究を開始。同年9月、作図機能「スマート・プロッター」を搭載。2017年3月、小学校低学年版をリリースし学習障がいにも対応。同年5月、SDGsビジネスアワード2017でスケールアウト賞を受賞した。
補助金需要と不登校支援でID数が急増した2020年代前半
2020年12月末の利用ID数は373,783IDと前年比約5.3倍に急増。これはGIGAスクール構想など学校市場の補助金需要が背景にある。2021年12月末には433,439IDに達した。しかし、補助金縮小により2022年12月末には360,292ID、2024年12月末には247,978IDに減少。一方、不登校支援分野で「すらら」の導入が拡大し、2025年12月末の導入校数は3,278校(前年比758校増)、利用ID数は268,288IDに回復した。
次世代教材「Surala-i」開発と日本語教育への拡大
2025年12月期、次世代デジタル学習サービス「Surala-i(すららアイ)」の開発が順調に進み、2026年4月リリースを予定。生成AI活用や進化したUI/UXが特徴で、自治体から高い評価を得た。同時に高校必履修科目「情報Ⅰ」、探究学習教材「Surala My Story」、日本語教材「すららにほんご」のJLPT対策コースをリリース。日本語教育分野は国内外で新たな成長領域として期待されている。
年表26件を開く
2000年代
- 2005年12月株式会社C&I Holdings(旧株式会社ベンチャー・リンク)のグループ会社である株式会社キャッチオンにて、「すらら」企画・開発に着手
- 2007年10月学習塾・学校市場向けに「すらら」中学生版を販売開始
- 2007年12月東京都世田谷区駒沢大学駅前に直営校(「自立学習スクール キャッチ・オン」)を開校
- 2008年5月M&A株式会社キャッチオン、株式会社C&I Holdings(旧株式会社ベンチャー・リンク)と合併 株式会社C&I Holdings(旧株式会社ベンチャー・リンク)にて「すらら」を承継
- 2008年8月創業eラーニング(インターネット等を利用して行う学習)による教育サービスの提供、運用支援、マーケティングプロモーション及びホームページの運営等を主な事業目的として、東京都台東区寿において株式会社すららネットを設立(資本金3,000千円)
- 2008年10月「すらら」高校生版をリリース
2010年代
- 2010年11月株式会社C&I Holdings(旧株式会社ベンチャー・リンク)から、全国の学習塾と学校向けeラーニング事業「すらら」を吸収分割契約で承継 株式会社C&I Holdings(旧株式会社ベンチャー・リンク)の子会社である株式会社FCエデュケーションから湯野川孝彦(現代表取締役)が株式会社すららネットの全株式を譲受け、MBOを実施
- 2011年1月努力指標の学習大会「すららカップ」を初開催
- 2011年4月東日本大震災被災地・周辺地域に「すらら」を無償提供 テストシステム「E-te」を提供開始
- 2011年11月「すらら」を利用している先生方との共同開発プロジェクト「SuRaLabo」開始
- 2011年12月独立開業者向けに「すらら」を販売開始
- 2012年2月家庭学習者向けに「すらら」を販売開始
- 2012年11月「第9回日本e-Learning大賞文部科学大臣賞」を受賞
- 2013年2月TOEIC対策用のサービス「everyday TOEIC®TEST」400点コースをリリース
- 2013年6月「アダプティブラーニング」機能で特許取得
- 2013年10月行動経済学者の田中知美氏並びに東京大学と共同で、「すらら」を用いたビッグデータ分析研究プロジェクトを開始
- 2014年9月国際協力機構(JICA)から採択を受け、スリランカにおいて教育格差是正プロジェクトを開始
- 2014年10月TOEIC対策用のサービス「everyday TOEIC®TEST」600点コースをリリース
- 2015年3月「すらら」小学校高学年版リリース
- 2015年4月「すらら」がスマートデバイスへ対応 国際協力機構(JICA)から採択を受け、インドネシアにおいて産学連携による子どもたちの学力達成度強化事業を開始
- 2015年5月ICTを活用した社会人基礎力を養うアクティブ・ラーニング「すららソーシャルラーニング」初開催
- 2016年2月経済産業省等が主催する第2回日本ベンチャー大賞において「社会課題解決賞(審査委員会特別賞)」を受賞
- 2016年4月人工知能を用いて生徒と対話する機能「AIサポーター(人工知能を用いて生徒と対話する機能、株式会社NTTドコモと共同開発)」を「すらら」に搭載し、慶應義塾大学と共同で生徒のモチベーションへの影響を研究するプロジェクトを開始 全国初の「すらら」入試を島根県開星高校で実施
- 2016年9月算数・数学の描画過程まで自動で評価・フィードバックする作図機能「スマート・プロッター」を搭載
- 2017年3月経済産業省「はばたく中小企業300社」に選出「すらら」小学校低学年版をリリース、学習障がいにも対応
- 2017年5月SDGsビジネスアワード2017で「スケールアウト賞」を受賞
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
ICT教材・サービスの拡充
新教科「情報Ⅰ」や探究教材「Surala My Story」をリリース。今後も多様な教育ニーズに対応するため、教育関連企業等と協働し、新技術を活用したコンテンツ制作を加速する。
- 02
競争優位性確保のための開発体制構築
生成AI等の新技術に迅速適応し、差別化を図るため、社内開発スタッフの技術向上、グループ連携、外部人材採用、最新技術調査、ビッグデータ活用商品開発に継続的に取り組む。
- 03
情報管理体制とシステムの強化
ISMS取得済みだが、セキュリティ対策を継続強化。2025年より次世代基盤を構築し、脆弱性診断や法令対応をシステム上で担保。外部専門家やサイバー保険も活用し多層防御を実施。
- 04
優秀な人材の確保・育成と生産性向上
経営理念に共感する人材を採用し、営業のコンサルティング能力向上に注力。同時に生成AI活用・DX推進でグループ全体の生産性を高め、付加価値の高いサービス提供を目指す。
- 05
内部管理体制とガバナンスの強化
監査等委員会、内部監査、指名・報酬委員会、会計監査人との連携を強化。定期的内部監査や研修を実施し、内部管理体制の強化に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 9期分
グループ全体で104人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は549万円で、8期前と比べて−4.2%。平均年齢は38.4歳、平均勤続年数は3.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年12月 | — | — | — | 27 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 32 | — |
| 2019年12月 | 574 | 36.6 | 3.0 | 42 | — |
| 2020年12月 | 532 | 35.8 | 2.9 | 49 | — |
| 2021年12月 | 518 | 36.2 | 2.4 | 68 | — |
| 2022年12月 | 526 | 36.9 | 2.7 | 90 | — |
| 2023年12月 | 520 | 37.2 | 3.1 | 100 | — |
| 2024年12月 | 547 | 36.7 | 3.5 | 104 | 192 |
| 2025年12月 | 549 | 38.4 | 3.7 | 104 | 96 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内ファンタムスティック 株式会社(注)1、2東京都 港区 · 連結子会社議決権52.2%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は19億円、営業利益は1億円。前期と比べると増収減益で、売上が+0.0%、利益が-50.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 17億円 | 19億円 |
| 営業利益 | -3億円 | 1億円 |
| 純利益 | -2億円 | 0億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は9億円、営業利益は0億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 5 | 1 | 20.0 | 1 |
| 2023年2Q | 5 | 1 | 20.0 | 0 |
| 2023年3Q | 6 | 1 | 16.7 | 1 |
| 2023年4Q | 5 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 5 | 1 | 20.0 | 1 |
| 2024年2Q | 5 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2024年4Q | 9 | 1 | 11.1 | 1 |
| 2025年2Q | 9 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 10 | 1 | 10.0 | 0 |
| 2026年2Q | 9 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 13期分
2013年12月期からの13期で、売上は3億円から19億円へ6.3倍に増えた。直近期の営業利益率は5.3%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年12月 | 3 | — | 0 | — | 0 |
| 2014年12月 | 4 | — | 1 | — | 1 |
| 2015年12月 | 5 | — | 1 | — | 0 |
| 2016年12月 | 6 | — | 1 | — | 1 |
| 2017年12月 | 7 | — | 1 | — | 1 |
| 2018年12月 | 9 | — | 2 | — | 1 |
| 2019年12月 | 11 | — | 1 | — | 0 |
| 2020年12月 | 16 | — | 5 | — | 4 |
| 2021年12月 | 20 | — | 6 | — | 4 |
| 2022年12月 | 21 | — | 5 | — | 4 |
| 2023年12月 | 21 | — | 4 | — | 3 |
| 2024年12月 | 19 | 2 | 2 | 10.5 | 1 |
| 2025年12月 | 19 | 1 | 1 | 5.3 | 0 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高19億円のうち、営業利益として残るのは1億円で5.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金36.8%7億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金57.9%11億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.3%1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 11期分
2025年12月期は営業CFが2億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは−3億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は8億円で、売上の5.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2015年12月 | 1 | −1 | 0 | 0 | 2 |
| 2016年12月 | 1 | −1 | 0 | 0 | 1 |
| 2017年12月 | 2 | −1 | 2 | 1 | 4 |
| 2018年12月 | 3 | −1 | 0 | 2 | 6 |
| 2019年12月 | 1 | −1 | 0 | 0 | 5 |
| 2020年12月 | 6 | −2 | 0 | 4 | 10 |
| 2021年12月 | 5 | −2 | 0 | 3 | 12 |
| 2022年12月 | 5 | −5 | 1 | 0 | 13 |
| 2023年12月 | 5 | −4 | −2 | 1 | 12 |
| 2024年12月 | 4 | −4 | −1 | 0 | 11 |
| 2025年12月 | 2 | −5 | 0 | −3 | 8 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 13期分
2025年12月期の総資産は25億円。このうち返さなくてよい自己資本が22億円で、自己資本比率は88.3%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年12月 | 2 | 1 | 1 | 30.1 |
| 2014年12月 | 4 | 3 | 1 | 61.2 |
| 2015年12月 | 4 | 3 | 1 | 69.2 |
| 2016年12月 | 5 | 4 | 1 | 72.5 |
| 2017年12月 | 8 | 7 | 1 | 83.0 |
| 2018年12月 | 10 | 8 | 2 | 82.4 |
| 2019年12月 | 10 | 9 | 1 | 86.2 |
| 2020年12月 | 18 | 13 | 5 | 72.1 |
| 2021年12月 | 21 | 17 | 4 | 80.5 |
| 2022年12月 | 27 | 21 | 6 | 76.0 |
| 2023年12月 | 27 | 23 | 4 | 82.0 |
| 2024年12月 | 26 | 23 | 4 | 85.0 |
| 2025年12月 | 25 | 22 | 3 | 88.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で605社中22位あたり、逆に低いのは売上成長率で605社中493位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥294で、1年前と比べて-17.4%。過去52週の値幅のなかでは4%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 0.85倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月は横ばいで308円。25日線(309円)と75日線(312円)を下回り、200日線(334円)も下方。52週安値306円に接近しており、週足では下値模索の展開。出来高は低調。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PBR 0.88倍と業界平均3.52倍を大幅に下回り、資産価値に対して株価が低く抑えられている。無配当だが、直近3期で営業利益率が10%超から5%へ低下しており、収益力の弱さが懸念材料。割安ではあるが、利益成長が鈍化している点には注意が必要。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 0.85倍 | 2.96倍 |
| ROE | 3.3% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績は2024年12月期に営業利益率10.53%と改善したが、売上高は横ばいから減少傾向。2025年12月期は売上高横ばい、営業利益率半減の予想。強気派はEdTech市場の成長性とAI学習の普及を期待するが、弱気派は競合激化と収益性悪化を懸念。株価は時価総額21億円と小型で流動性低く、業績変動リスクが大きい。
- EdTech市場の成長
教育のデジタル化需要は中長期的に拡大基調。
- AI技術の優位性
アダプティブラーニングで学習効果を高める独自性。
- 収益性改善の可能性
2024年は営業利益率10%超と黒字化に成功。
- PBR0.88倍の割安株、資産価値下支え継続影響中
PBR0.88倍で解散価値近く、下値限定感
- オンライン教育需要の再拡大期待不定影響中
売上高19億円で横ばい、新学習指導要領対応で受注回復可能性
- 小規模ながら黒字維持、事業基盤安定継続影響弱
2025年12月期も営業利益1億円確保、赤字転落回避
- M&Aや事業提携による成長機会不定影響弱
時価総額21億円と小型、業界再編の対象になり得る
- 売上高の低迷
3期連続で21→21→19億円と減少傾向。
- 競合の台頭
大手教育企業や新興EdTechとの競争激化。
- 低流動性リスク
時価総額21億円と小型で価格変動大。
- 減収減益が続き黒字消失リスク継続影響強
売上高21→19億円、営業利益2→1億円、2026年は営業赤字の可能性
- 競合激化によるシェア低下継続影響中
EdTech競争激化、売上高が前期比▲9.5%と減少
- 無配当で株主還元不足継続影響弱
配当利回り0%、内部留保も乏しく株主への利益還元困難
- 時価総額21億円の超小型株で流動性リスク継続影響弱
浮動株少なく、大口売買で株価急落のリスク
- 売上高
- 業績拡大のトップライン指標。
- 営業利益率
- 収益性維持の鍵、改善傾向が重要。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ5,875人。区分でいちばん多いのは個人・その他で79.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が14.2%を占め、残る85.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 65.5 | 69.4 | 76.3 | 76.2 | 79.8 | 79.9 |
| 金融機関 | 6.0 | 8.5 | 7.4 | 10.5 | 9.9 | 8.9 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 2.0 | 3.7 | 5.7 |
| 事業法人 | 12.2 | 5.8 | 6.3 | 6.3 | 6.4 | 5.4 |
| 証券会社 | 5.3 | 4.7 | 5.1 | 5.5 | 2.9 | 4.4 |
| 外国法人 | 10.8 | 11.6 | 4.8 | 1.4 | 0.8 | 1.4 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 湯野川 孝彦 | 19.92 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 7.11 |
| 03 | 柿内 美樹 | 6.08 |
| 04 | 株式会社マイナビ | 3.21 |
| 05 | 株式会社日本カストディ銀行(信託E口) | 1.71 |
| 06 | 株式会社SBI証券 | 1.50 |
| 07 | 竹内 淳子 | 1.43 |
| 08 | 楽天証券株式会社共有口 | 1.35 |
| 09 | 植田 祐丞 | 1.04 |
| 10 | 安田 文直 | 1.01 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-23株式会社SBI証券新規の大量保有報告6.96%+1.10pt
- 2026-06-19株式会社SBI証券新規の大量保有報告5.86%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 13期分
1株利益は13期で−101%、1株純資産は12期で+63%。直近期のROEは3.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年12月 | 52 | — | 86.0 | — |
| 2014年12月 | 58 | 212 | 36.3 | — |
| 2015年12月 | 25 | 268 | 9.5 | — |
| 2016年12月 | 10 | 75 | 16.5 | — |
| 2017年12月 | 14 | 113 | 14.8 | 49.8 |
| 2018年12月 | 22 | 134 | 17.8 | 58.5 |
| 2019年12月 | 7 | 141 | 5.1 | 135.2 |
| 2020年12月 | 60 | 198 | 34.9 | 90.8 |
| 2021年12月 | 60 | 256 | 26.7 | 27.8 |
| 2022年12月 | 53 | 303 | 17.5 | 14.8 |
| 2023年12月 | 46 | 338 | 14.3 | 9.8 |
| 2024年12月 | 11 | 348 | 3.3 | 33.3 |
| 2025年12月 | −1 | 347 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
5名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は5名。2025/12期の役員報酬は総額55百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 湯野川孝彦 | 代表取締役 社長 | 65 | 1,333,534 |
| 柿内美樹 | 取締役 企画開発本部長 経営管理グループ長 | 53 | 407,118 |
| 小林洋光 | 取締役(監査等委員) | 52 | — |
| 藤本知哉 | 取締役(監査等委員) | 52 | — |
| 加藤慶 | 取締役(監査等委員) | 45 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 47 | 46 | 23 |
| 取締役(社内) | 3 | 9 | 9 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容5,732字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,613字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,497字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,167字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第19期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-27
- 半期報告書半期報告書-第18期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-27
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- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-27
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第15期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-28
- 四半期報告書四半期報告書-第15期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
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