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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

すららネット

3998 · Growth · 情報・通信業

AI×アダプティブラーニング教材「すらら」を軸に、学習塾・学校・個人に教育サービスを提供するEdTech企業。

概要

すららネットは、2008年8月に設立されたeラーニング事業を主軸とする企業である。AIとアダプティブラーニング技術を活用した学習教材「すらら」を核に、小学生から高校生までの国語、算数/数学、英語、理科、社会、情報Ⅰの6教科を提供する。2025年12月期の連結売上高は約19億円、従業員数104名。学習塾、学校、個人学習者向けにサービスを展開し、導入校数は3,278校、利用ID数は268,288IDに達する。

eラーニング事業を中核とする3セグメント

すららネットグループは、当社とファンタムスティック株式会社の2社で構成される。報告セグメントはeラーニング事業、受託開発事業、アプリ開発事業の3つであるが、eラーニング事業が売上高・営業損益の90%超を占める。主力のeラーニング事業は、ICT学習教材「すらら」「すららドリル」、海外向け「Surala Math」「すららにほんご」を提供。受託開発事業は教育コンテンツやアプリの受託開発と保守、アプリ開発事業はゲーミフィケーションを活用した知育アプリの自社開発・提供を行う。

BtoBtoCとBtoCの二層収益構造

収益は主にサービス利用料とID利用料から成る。学習塾・学校向けBtoBtoCモデルでは、導入校に管理者IDを発行し、生徒IDごとに月額ID利用料と校舎ごとのサービス利用料を得る。学校法人向けには初期導入料も課す。個人学習者向けBtoCモデルでは、生徒IDごとに月額ID利用料を徴収し、学習指導を委託する導入塾の先生に業務委託料を支払うWin-Winの構造をとる。2025年12月末時点の導入校数は学習塾1,261校、学校1,926校、海外91校。利用ID数は学習塾17,109ID、学校243,992ID、海外3,901ID、BtoC 3,286IDである。

海外展開と社会課題への取り組み

すららネットは、教育格差の是正を使命とし、国際協力機構(JICA)や経済産業省の採択事業を通じて海外展開を進める。スリランカでは教育格差是正プロジェクトを2014年から開始し、インドネシアでは産学連携で学力達成度強化事業を2015年に開始。カンボジアとは2020年代に協力覚書を締結し、公立小学校で「Surala Math」の実証事業を行う。また、不登校、発達障がい、低学力、貧困の4つの社会課題に対し、学習効果を測定・可視化するインパクトマネジメントレポートを発行している。

売上高19億円、自己資本比率88.3%の財務体質

2025年12月期の連結売上高は1,932,007千円(前期比0.8%減)、営業利益65,621千円(同69.0%減)、親会社株主に帰属する当期純損失3,780千円(前期は72,896千円の利益)。売上原価と販売管理費の増加により減益となった。一方、財務基盤は健全で、自己資本比率は88.3%、流動比率は437.8%。総資産は2,481,395千円、純資産は2,206,206千円。現金及び預金は減少したが、ソフトウエア仮勘定の増加で固定資産が拡大し、将来の成長投資を継続している。

業界の中での役割は教育機関向けICT教材・学習サービス提供のリーディングカンパニー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
19億円
営業利益
1億円
営業利益率
5.3%
純利益
0億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01学習塾・学校(BtoB)主力

学習塾や学校向けに「すらら」等のICT教材を提供。アダプティブラーニングにより個別最適化された学習を実現。経営支援サービスも提供。

主な製品・サービス4
すらら
AI×アダプティブラーニング教材。小学校から高校までの6教科を理解度に合わせて学習できる。
すららドリル
ドリルと自動作問・採点機能を持つテストで構成。主に公立小中学校向け。
Surala Math
海外向けICT教材。四則計算中心の「Surala Ninja!」と算数/数学のローカライズ版。
すららにほんご
外国にルーツを持つ人向けの日本語学習ICT教材。

02自治体・公立学校準主力

自治体や公立高校に「すららドリル」を提供。探究的な学び支援や校務改革支援も行う。

主な製品・サービス2
すららドリル
公立小中学校向けのドリル機能・テスト機能に特化した教材。
すららSatellyzer
宇宙をテーマにした高校生向け探究学習ICT教材。

03個人学習者(BtoC)準主力

個人学習者向けに「すらら」の生徒IDを提供。すららコーチによるサポートで学習習慣の定着を支援。

主な製品・サービス1
すらら(個人向け)
個人学習者向けのオンライン学習教材。月額ID利用料で利用。

04海外教育市場副次

スリランカ、インドネシア、エジプト、カンボジア等で「Surala Math」「すららにほんご」を提供。海外市場開拓を推進。

主な製品・サービス2
Surala Math
シンハラ語版、インドネシア語版、英語版がある海外向けICT教材。
すららにほんご
海外での日本語学習ニーズに対応する教材。

05放課後等デイサービス・フリースクール等副次

教育の多様化に伴い、放課後等デイサービスやフリースクール、各種専門学校などでも「すらら」の活用が広がっている。

主な製品・サービス1
すらら
アダプティブラーニング教材。不登校や発達障がいのある子どもたちにも対応。

製品と技術

アダプティブラーニング教材「すらら」の6教科対応

「すらら」は、AI×アダプティブラーニング技術を採用したICT教材である。小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会、情報Ⅰの6教科をカバー。アニメーションキャラクターが先生役となり、個々の理解度に合わせてレクチャー、ドリル、テストを繰り返す。無学年式で学習のさかのぼり・先取りが可能。学習管理機能により教員の負担軽減も図る。2025年12月末時点で学習塾1,261校、学校1,926校に導入されている。

公立学校向け「すららドリル」と自動作問・採点機能

「すららドリル」は「すらら」の姉妹版として、主に公立小中学校向けに提供される。アダプティブなドリル機能と自動作問・採点機能を備えたテストから構成され、学習内容の定着を効率的に図る。2025年12月末時点で学校市場の利用ID数243,992IDの大部分を占める。文部科学省のGIGAスクール構想や補助金事業と連携し、個別最適化学習の手段として活用されている。

海外展開の核「Surala Math」と「すららにほんご」

「Surala Math」は、従来の四則計算教材「Surala Ninja!」に「すらら」の算数/数学のローカライズ版を加えた海外向けICT教材。シンハラ語版(スリランカ)、インドネシア語版、英語版(エジプト、カンボジア、フィリピン)を展開。カンボジアでは公立小学校4校で実証事業中。「すららにほんご」は就労・留学・生活に必要な日本語を学ぶ教材で、国内外の日本語学習者向けに提供。インドネシアの職業訓練校などで採用が広がっている。

AIサポーターとスマート・プロッターの技術的特徴

2016年にNTTドコモと共同開発した「AIサポーター」は、人工知能を用いて生徒と対話し、モチベーションを向上させる機能。学習履歴データを分析して個別に声かけを行う。同年搭載の「スマート・プロッター」は算数・数学の描画過程を自動評価・フィードバックする作図機能で、紙と鉛筆では困難だった思考過程の可視化を実現。これらは特許取得済みのアダプティブラーニング基盤と連携し、学習効果を高めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

EdTech専業、減収で利益率低下

すららネットは情報・通信業のEdTech企業。売上高は2024年12月期19億円、2025年12月期も19億円と横ばい。営業利益率は10.53%から5.26%に低下。同業他社と比べると、L is Bやソラコムが成長しているのに対し、減収・利益率悪化が目立つ。VRain SolutionやCocoliveと同様に競争が激しい市場で、差別化が課題。オンライン教育市場は拡大しているが、大手参入や無料サービスに押されている可能性。

強み

  • 教育分野に特化し、専門性とノウハウを蓄積。
  • 継続課金により安定収益基盤を構築。
  • すららネットのブランドで一定の知名度。
  • 長期間サービス提供で改良を重ねている。

課題

  • 売上高が伸びず、市場シェア拡大に苦戦。
  • 営業利益率が半減し、収益性が悪化。
  • EdTech市場に大手や新興が参入し、差別化困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がすららネット

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
1281Aインフォメティス21億円
24199ワンダープラネット21億円
33998すららネット20億円
44416True Data20億円25.1倍
53803イメージ情報開発20億円
64394エクスモーション20億円27.7倍
73928マイネット20億円
84444インフォネット20億円
94178Sharing Innovations20億円29.6倍
105134POPER19億円33.8倍
11550Aソフトテックス19億円9.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

旧ベンチャー・リンク傘下で開発着手した2005年

すららネットのルーツは、2005年12月に株式会社C&I Holdings(旧株式会社ベンチャー・リンク)のグループ会社である株式会社キャッチオンが「すらら」の企画・開発に着手したことに始まる。2007年10月には学習塾・学校市場向けに中学生版を販売開始。同年12月、東京都世田谷区駒沢大学駅前に直営校「自立学習スクール キャッチ・オン」を開校した。

2008年設立とMBOによる経営独立

2008年5月、株式会社キャッチオンはC&I Holdings(旧ベンチャー・リンク)と合併し、「すらら」は同社に承継された。同年8月、eラーニング事業を目的として東京都台東区寿に株式会社すららネットを設立(資本金3,000千円)。2010年11月、C&I Holdingsから「すらら」事業を吸収分割で承継すると同時に、湯野川孝彦(現代表取締役)が全株式を譲り受けMBOを実施。これにより経営の独立性を確立した。

教育現場との協創と受賞が続いた2010年代前半

2011年4月、東日本大震災被災地・周辺地域への無償提供を実施。同年11月には先生との共同開発プロジェクト「SuRaLabo」を開始。2012年2月には家庭学習者向け販売を開始し、同年11月「第9回日本e-Learning大賞文部科学大臣賞」を受賞。2013年6月、アダプティブラーニング機能で特許を取得。2014年9月、JICAから採択を受けスリランカでの教育格差是正プロジェクトを開始した。

AI導入と小学校低学年対応で事業拡大した2015~2017年

2015年3月、「すらら」小学校高学年版をリリース。同年4月にスマートデバイス対応、JICA事業でインドネシア進出。2016年4月、NTTドコモと共同開発したAIサポーターを搭載し、慶應義塾大学とモチベーション研究を開始。同年9月、作図機能「スマート・プロッター」を搭載。2017年3月、小学校低学年版をリリースし学習障がいにも対応。同年5月、SDGsビジネスアワード2017でスケールアウト賞を受賞した。

補助金需要と不登校支援でID数が急増した2020年代前半

2020年12月末の利用ID数は373,783IDと前年比約5.3倍に急増。これはGIGAスクール構想など学校市場の補助金需要が背景にある。2021年12月末には433,439IDに達した。しかし、補助金縮小により2022年12月末には360,292ID、2024年12月末には247,978IDに減少。一方、不登校支援分野で「すらら」の導入が拡大し、2025年12月末の導入校数は3,278校(前年比758校増)、利用ID数は268,288IDに回復した。

次世代教材「Surala-i」開発と日本語教育への拡大

2025年12月期、次世代デジタル学習サービス「Surala-i(すららアイ)」の開発が順調に進み、2026年4月リリースを予定。生成AI活用や進化したUI/UXが特徴で、自治体から高い評価を得た。同時に高校必履修科目「情報Ⅰ」、探究学習教材「Surala My Story」、日本語教材「すららにほんご」のJLPT対策コースをリリース。日本語教育分野は国内外で新たな成長領域として期待されている。

年表26件を開く

2000年代

  • 2005年12月株式会社C&I Holdings(旧株式会社ベンチャー・リンク)のグループ会社である株式会社キャッチオンにて、「すらら」企画・開発に着手
  • 2007年10月学習塾・学校市場向けに「すらら」中学生版を販売開始
  • 2007年12月東京都世田谷区駒沢大学駅前に直営校(「自立学習スクール キャッチ・オン」)を開校
  • 2008年5月M&A株式会社キャッチオン、株式会社C&I Holdings(旧株式会社ベンチャー・リンク)と合併 株式会社C&I Holdings(旧株式会社ベンチャー・リンク)にて「すらら」を承継
  • 2008年8月創業eラーニング(インターネット等を利用して行う学習)による教育サービスの提供、運用支援、マーケティングプロモーション及びホームページの運営等を主な事業目的として、東京都台東区寿において株式会社すららネットを設立(資本金3,000千円)
  • 2008年10月「すらら」高校生版をリリース

2010年代

  • 2010年11月株式会社C&I Holdings(旧株式会社ベンチャー・リンク)から、全国の学習塾と学校向けeラーニング事業「すらら」を吸収分割契約で承継 株式会社C&I Holdings(旧株式会社ベンチャー・リンク)の子会社である株式会社FCエデュケーションから湯野川孝彦(現代表取締役)が株式会社すららネットの全株式を譲受け、MBOを実施
  • 2011年1月努力指標の学習大会「すららカップ」を初開催
  • 2011年4月東日本大震災被災地・周辺地域に「すらら」を無償提供 テストシステム「E-te」を提供開始
  • 2011年11月「すらら」を利用している先生方との共同開発プロジェクト「SuRaLabo」開始
  • 2011年12月独立開業者向けに「すらら」を販売開始
  • 2012年2月家庭学習者向けに「すらら」を販売開始
  • 2012年11月「第9回日本e-Learning大賞文部科学大臣賞」を受賞
  • 2013年2月TOEIC対策用のサービス「everyday TOEIC®TEST」400点コースをリリース
  • 2013年6月「アダプティブラーニング」機能で特許取得
  • 2013年10月行動経済学者の田中知美氏並びに東京大学と共同で、「すらら」を用いたビッグデータ分析研究プロジェクトを開始
  • 2014年9月国際協力機構(JICA)から採択を受け、スリランカにおいて教育格差是正プロジェクトを開始
  • 2014年10月TOEIC対策用のサービス「everyday TOEIC®TEST」600点コースをリリース
  • 2015年3月「すらら」小学校高学年版リリース
  • 2015年4月「すらら」がスマートデバイスへ対応 国際協力機構(JICA)から採択を受け、インドネシアにおいて産学連携による子どもたちの学力達成度強化事業を開始
  • 2015年5月ICTを活用した社会人基礎力を養うアクティブ・ラーニング「すららソーシャルラーニング」初開催
  • 2016年2月経済産業省等が主催する第2回日本ベンチャー大賞において「社会課題解決賞(審査委員会特別賞)」を受賞
  • 2016年4月人工知能を用いて生徒と対話する機能「AIサポーター(人工知能を用いて生徒と対話する機能、株式会社NTTドコモと共同開発)」を「すらら」に搭載し、慶應義塾大学と共同で生徒のモチベーションへの影響を研究するプロジェクトを開始 全国初の「すらら」入試を島根県開星高校で実施
  • 2016年9月算数・数学の描画過程まで自動で評価・フィードバックする作図機能「スマート・プロッター」を搭載
  • 2017年3月経済産業省「はばたく中小企業300社」に選出「すらら」小学校低学年版をリリース、学習障がいにも対応
  • 2017年5月SDGsビジネスアワード2017で「スケールアウト賞」を受賞

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ICT教材・サービスの拡充

    新教科「情報Ⅰ」や探究教材「Surala My Story」をリリース。今後も多様な教育ニーズに対応するため、教育関連企業等と協働し、新技術を活用したコンテンツ制作を加速する。

  2. 02

    競争優位性確保のための開発体制構築

    生成AI等の新技術に迅速適応し、差別化を図るため、社内開発スタッフの技術向上、グループ連携、外部人材採用、最新技術調査、ビッグデータ活用商品開発に継続的に取り組む。

  3. 03

    情報管理体制とシステムの強化

    ISMS取得済みだが、セキュリティ対策を継続強化。2025年より次世代基盤を構築し、脆弱性診断や法令対応をシステム上で担保。外部専門家やサイバー保険も活用し多層防御を実施。

  4. 04

    優秀な人材の確保・育成と生産性向上

    経営理念に共感する人材を採用し、営業のコンサルティング能力向上に注力。同時に生成AI活用・DX推進でグループ全体の生産性を高め、付加価値の高いサービス提供を目指す。

  5. 05

    内部管理体制とガバナンスの強化

    監査等委員会、内部監査、指名・報酬委員会、会計監査人との連携を強化。定期的内部監査や研修を実施し、内部管理体制の強化に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で104人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は549万円で、8期前と比べて4.2%平均年齢は38.4歳、平均勤続年数は3.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年12月27
2018年12月32
2019年12月57436.63.042
2020年12月53235.82.949
2021年12月51836.22.468
2022年12月52636.92.790
2023年12月52037.23.1100
2024年12月54736.73.5104192
2025年12月54938.43.710496

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都 千代田区1,383百万円
事業所 — 横浜市 港北区7百万円
主な関係会社
  • 国内
    ファンタムスティック 株式会社(注)1、2
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権52.2%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は19億円営業利益1億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.0%、利益が-50.0%。

売上高
+0.0%
19億円
営業利益
-50.0%
1億円
純利益
-100.0%
0億円
営業利益率
5.3%
前期比 -5.3%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高17億円19億円
営業利益-3億円1億円
純利益-2億円0億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は9億円、営業利益は0億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q5120.01
2023年2Q5120.00
2023年3Q6116.71
2023年4Q51
2024年1Q5120.01
2024年2Q500.0−1
2024年4Q9111.11
2025年2Q900.00
2025年4Q10110.00
2026年2Q900.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2013年12月期からの13期で、売上は3億円から19億円へ6.3倍に増えた。直近期の営業利益率は5.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年12月300
2014年12月411
2015年12月510
2016年12月611
2017年12月711
2018年12月921
2019年12月1110
2020年12月1654
2021年12月2064
2022年12月2154
2023年12月2143
2024年12月192210.51
2025年12月19115.30

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高19億円のうち、営業利益として残るのは1億円5.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金36.8%7億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金57.9%11億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.3%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
63.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.1pt
5.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.6pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2025年12月期は営業CFが2億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは−3億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は8億円で、売上の5.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年12月1−1002
2016年12月1−1001
2017年12月2−1214
2018年12月3−1026
2019年12月1−1005
2020年12月6−20410
2021年12月5−20312
2022年12月5−51013
2023年12月5−4−2112
2024年12月4−4−1011
2025年12月2−50−38

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2025年12月期の総資産は25億円。このうち返さなくてよい自己資本が22億円で、自己資本比率は88.3%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年12月21130.1
2014年12月43161.2
2015年12月43169.2
2016年12月54172.5
2017年12月87183.0
2018年12月108282.4
2019年12月109186.2
2020年12月1813572.1
2021年12月2117480.5
2022年12月2721676.0
2023年12月2723482.0
2024年12月2623485.0
2025年12月2522388.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
8億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
18億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
3億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中22位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中493位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
88.3%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥294で、1年前と比べて-17.4%過去52週の値幅のなかでは4%の位置にある。

¥294-0.3%1ヶ月-8.1%1年-17.4%時価総額20億円
過去52週の値幅
安値¥287高値¥464

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR0.85倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月は横ばいで308円。25日線(309円)と75日線(312円)を下回り、200日線(334円)も下方。52週安値306円に接近しており、週足では下値模索の展開。出来高は低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PBR 0.88倍と業界平均3.52倍を大幅に下回り、資産価値に対して株価が低く抑えられている。無配当だが、直近3期で営業利益率が10%超から5%へ低下しており、収益力の弱さが懸念材料。割安ではあるが、利益成長が鈍化している点には注意が必要。

指標この会社業種平均
PBR0.85倍2.96倍
ROE3.3%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は2024年12月期に営業利益率10.53%と改善したが、売上高は横ばいから減少傾向。2025年12月期は売上高横ばい、営業利益率半減の予想。強気派はEdTech市場の成長性とAI学習の普及を期待するが、弱気派は競合激化と収益性悪化を懸念。株価は時価総額21億円と小型で流動性低く、業績変動リスクが大きい。

プラスに働く材料7
  • EdTech市場の成長

    教育のデジタル化需要は中長期的に拡大基調。

  • AI技術の優位性

    アダプティブラーニングで学習効果を高める独自性。

  • 収益性改善の可能性

    2024年は営業利益率10%超と黒字化に成功。

  • PBR0.88倍の割安株、資産価値下支え継続影響

    PBR0.88倍で解散価値近く、下値限定感

  • オンライン教育需要の再拡大期待不定影響

    売上高19億円で横ばい、新学習指導要領対応で受注回復可能性

  • 小規模ながら黒字維持、事業基盤安定継続影響

    2025年12月期も営業利益1億円確保、赤字転落回避

  • M&Aや事業提携による成長機会不定影響

    時価総額21億円と小型、業界再編の対象になり得る

マイナスに働く材料7
  • 売上高の低迷

    3期連続で21→21→19億円と減少傾向。

  • 競合の台頭

    大手教育企業や新興EdTechとの競争激化。

  • 低流動性リスク

    時価総額21億円と小型で価格変動大。

  • 減収減益が続き黒字消失リスク継続影響

    売上高21→19億円、営業利益2→1億円、2026年は営業赤字の可能性

  • 競合激化によるシェア低下継続影響

    EdTech競争激化、売上高が前期比▲9.5%と減少

  • 無配当で株主還元不足継続影響

    配当利回り0%、内部留保も乏しく株主への利益還元困難

  • 時価総額21億円の超小型株で流動性リスク継続影響

    浮動株少なく、大口売買で株価急落のリスク

次の決算で確かめる点
売上高
業績拡大のトップライン指標。
営業利益率
収益性維持の鍵、改善傾向が重要。

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ5,875人。区分でいちばん多いのは個人・その他79.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が14.2%を占め、残る85.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他65.569.476.376.279.879.9
金融機関6.08.57.410.59.98.9
自己株式0.00.00.02.03.75.7
事業法人12.25.86.36.36.45.4
証券会社5.34.75.15.52.94.4
外国法人10.811.64.81.40.81.4
外国人個人0.10.10.10.10.20.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01湯野川 孝彦19.92
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)7.11
03柿内 美樹6.08
04株式会社マイナビ3.21
05株式会社日本カストディ銀行(信託E口)1.71
06株式会社SBI証券1.50
07竹内 淳子1.43
08楽天証券株式会社共有口1.35
09植田 祐丞1.04
10安田 文直1.01

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-23
    株式会社SBI証券
    新規の大量保有報告
    6.96%
    +1.10pt
  • 2026-06-19
    株式会社SBI証券
    新規の大量保有報告
    5.86%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で−101%、1株純資産は12期で+63%。直近期のROEは3.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年12月5286.0
2014年12月5821236.3
2015年12月252689.5
2016年12月107516.5
2017年12月1411314.849.8
2018年12月2213417.858.5
2019年12月71415.1135.2
2020年12月6019834.990.8
2021年12月6025626.727.8
2022年12月5330317.514.8
2023年12月4633814.39.8
2024年12月113483.333.3
2025年12月−1347

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2025/12期の役員報酬は総額55百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
湯野川孝彦代表取締役 社長651,333,534
柿内美樹取締役 企画開発本部長 経営管理グループ長53407,118
小林洋光取締役(監査等委員)52
藤本知哉取締役(監査等委員)52
加藤慶取締役(監査等委員)45

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2474623
取締役(社内)3993

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,732字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社とファンタムスティック株式会社の計2社で構成されています。環境に左右されず、どのような子どもたちにも最適な「教育の機会」を提供することを目指しております。報告セグメントとしては「eラーニング事業」、「受託開発事業」及び「アプリ開発事業」の3つに区分しています。 当社eラーニング事業では、主に小学生・中学生・高校生を対象に、ICT学習教材「すらら」「すららドリル」等を、海外の顧客を対象に「すららにほんご」「SuralaMath」のサービス提供を行っております。また、当社サービスを導入する顧客に対して、当社サービスを活用した教育カリキュラムの企画・提案や、独立開業の各種支援、勉強会の定期開催等による各種経営支援サービス、他社とのコラボレーションによるコンテンツの提供等を行っております。受託開発事業では、教育にかかるコンテンツやアプリ等受託開発及び関連する保守やメンテナンスサービスの提供、アプリ開発事業では、ゲーミフィケーションを活かした学習コンテンツを自社開発し、App Store等よりダウンロードをして活用いただく知育アプリの提供を行っております。 当社グループは全セグメントの売上高、営業損益の合計額に占めるeラーニング事業の割合が、いずれも90%を超えるためセグメントの情報を記載せず、主要な事業についてのサービス概要を記載いたします。 eラーニング事業を担う当社の教材は、学習塾や学校など現場の声を参考にサービスの改善を行う「SuRaLabo」プロジェクトや大学との共同研究など、コンテンツの改善や利用者の学習効果向上に向けて様々な取り組みを行っています。 また、教育業界や市場の動向分析の元、「情報Ⅰ」や探究学習教材「Surala My Story」、「すららにほんご」等、新たなサービス開発を行っています。今後も市場や業界の変化を先読みし、学習履歴といったビッグデータの利活用や、各教育機関との連携などを行い、学習効果の高いサービスの提供を目指していきます。 国内の少子化の傾向は今後も継続することから、海外の市場開拓を目指し、独立行政法人国際協力機構や経済産業省から採択を受けた各種事業等を契機として、スリランカ、インドネシア、エジプト、カンボジア等で本サービスの授業があり、提供を行っております。 当社eラーニング事業が提供するサービスの内容は以下のとおりです。 (1) サービスの概要 ① 「すらら」「すららドリル」「Surala Math」「すららにほんご」の提供 AI×アダプティブラーニング教材「すらら」は小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会、情報Ⅰの6教科の学習を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、一人一人の理解度に合わせて進めることができるアダプティブなeラーニング教材です。レクチャー機能、ドリル機能、テスト機能により、一人一人の習熟度に応じて理解→定着→活用のサイクルを繰り返し、学習内容の定着をワンストップで実現できます。初めて学習する分野でも一人で学習を進めることができる特長を生かし、小・中・高校、専門学校や学習塾をはじめ、放課後等デイサービス等においても活用が広がっています。また、新たな個別最適化の取り組みとして、認知特性診断「Surala LIFT」と、認知特性別学習教材「漢字アドベンチャー」を追加しました。 「すららドリル」は、アダプティブなドリルと自動作問・採点機能を有するテストからなり、「すらら」の姉妹版として主に公立小中学校向けに提供しています。 「Surala Math」は、従来提供していたインタラクティブなアニメーションを通じて加減乗除の四則計算を中心としたICT教材「Surala Ninja!」に、「すらら」の算数/数学のローカライズ版を加えた海外向けICT教材です。スリランカ向けのシンハラ語版、インドネシア向けのインドネシア語版、エジプトやカンボジア、フィリピンで活用されている英語版があります。 「すららにほんご」は、国内外の外国にルーツを持つ人たちが就労・留学・生活に必要なレベルの日本語を習得できるICT教材です。 ② 「すらら」等を導入する顧客に対する経営支援 学習塾や学校等の顧客に対して、「すらら」等を現場で活用した教育事業の提案やカリキュラム提案、成功事例・各種ノウハウの提供等の経営支援サービスを提供しております。また、当社のサービスを使って学習塾を独立開業される方等に対して、物件探索や資金調達・販売促進活動・その他塾経営に必要な情報や研修等を提供する開業支援サービスも提供しております。 ③ 他社とのコラボレーションによるコンテンツサービスの提供 当社は「すらら」をはじめとする自社教材に加え、他社コンテンツとの連携により、サービスの品揃えを拡充し、顧客満足とユーザーの拡大を目指しております。当社は、他社との協働により、英語の発話トレーニングができるAI機能等を提供しております。 ④ BtoC受講者に対する包括的なサポート 当社のBtoC顧客の中には、不登校、発達障がい、学習障がいなど、悩みの深い家庭が多数含まれています。当社では、保護者への包括的なサポートを目指し、「すららコーチ」による保護者向けコーチングや、保護者向け子育て支援サービス「ほめビリティ」、保護者向け心理・教育アセスメントサービス「KABC-Ⅱ」の提供を行っています。また、不登校生がICT教材を活用することにより出席認定を得られる制度を活用するためのセミナーやアドバイス活動など、悩みの深い家庭の課題に寄り添い、包括的なサポートを行っています。 (2) サービスの対象顧客と収益構造 当社は、オンライン学習教材「すらら」「すららドリル」等サービスを、主に学習塾、自治体や学校法人等、個人学習者に対して提供しております。当社の主な収益源は、当社オンライン学習教材の導入校や個人学習者に対して提供することによる、サービス利用料やID利用料収入であります。 〈学習塾・学校向け(BtoBtoC)の事業モデル〉 学習塾や学校等のBtoBtoCの事業モデルにおいては、当社は導入校に対して当社ICT学習教材を利用するための管理者用ID(先生ID)を発行し、導入校は導入校に通う生徒向けに生徒IDを発行しております。導入校に通う生徒は導入校を介して当社オンライン教材を利用することになります。導入校は「すらら」等の各種機能を使って、生徒に対する受講フォローを実施しますので人件費・各種管理コストの発生を抑制することが可能となります。 「すらら」は従来より学習塾を経営されている個人顧客に加えて、当社のサービスを使って新たに塾を独立開業される方や、複数の校舎や生徒を有する学習塾や学校法人等、また、教育の多様化に伴いフリースクールや民間の学童施設、放課後等デイサービス、各種専門学校などでも活用が広がっています。自治体や公立高校には「すららドリル」を提供しています。さらに、当社は当社のサービスを使って学習塾を独立開業される方等に対しては、「すらら」等サービスを提供することに加えて、「物件や資金調達、内装や生徒募集に関するサポート」、「導入校の成功事例・塾経営ノウハウの共有」、「販売促進チラシ等の無償提供」等の各種研修や経営支援を実施しております。 当社による「すらら」等サービス提供の対価として、学習塾においては、「すらら」等サービスを契約された1校舎につき課金される月額「サービス利用料」と、導入校がすららシステムに登録した生徒ID1つにつき課金される月額「ID利用料」を主な収益として得ております。また、学校法人においては、契約時に発生する「初期導入料」と、導入校がすららシステムに登録した生徒ID1つにつき課金される月額「ID利用料」を主な収益として得ております。 〈個人学習者向け(BtoC)の事業モデル〉 個人学習者向けのBtoCの事業モデルにおいては、当社が個人学習者に対して「すらら」を利用するための生徒IDを発行しております。各ご家庭には、当社と業務協力関係にある「すらら」導入塾の先生(すららコーチ)が指導経験を活かして、学習習慣の身に付け方を始めとした学習に関する悩みや、基礎学力、成績を上げるための学習設計をサポートします。 当社による「すらら」サービス提供の対価として、個人学習者においては、生徒ID1つにつき課金される月額「ID利用料」を主な収益として得ております。また、導入塾の先生に対しては、受講フォロー業務委託料を支払うことにより、エンドユーザーの数が増える度に導入塾の収益も増えるといった当社とWin-Winの関係となる事業モデルを構築しております。 これらのサービス提供の結果、2025年12月末時点での導入校数は3,278校、利用ID数は268,288IDとなっております。 〈課金対象導入校数の推移及びID数の推移〉 年月   導入校数   利用ID数 学習塾   学校   海外   合計   学習塾   学校(注2)   海外   BtoC   合計 2010年12月末   97   47   ―   144   1,322   16,465   ―   49   17,836 2011年12月末   181   55   ―   236   2,157   19,334   ―   26   21,517 2012年12月末   318   57   ―   375   3,543   21,346   ―   44   24,933 2013年12月末   428   60   ―   488   4,985   22,672   ―   112   27,769 2014年12月末   511   72   ―   583   6,682   25,739   ―   127   32,548 2015年12月末   520   86   4   610   7,384   25,877   ―   186   33,447 2016年12月末   543   111   21   675   9,610   27,314   812   218   37,954 2017年12月末   561   133   23   717   13,872   34,702   1,810   594   50,978 2018年12月末   797   154   29   980   15,895   41,545   2,248   1,122   60,810 2019年12月末   872   183   42   1,097   18,637   46,580   2,401   2,349   69,967 2020年12月末   1,116   1,096   55   2,267   25,280   343,151   1,936   3,416   373,783 2021年12月末   1,215   1,336   55   2,606   22,494   404,558   2,710   3,677   433,439 2022年12月末   1,204   1,191   95   2,490   19,430   328,882   7,819   4,161   360,292 2023年12月末   1,177   1,366   53   2,596   18,571   402,045   3,204   4,301   428,121 2024年12月末   1,196   1,249   75   2,520   19,013   220,835   4,398   3,732   247,978 2025年12月末   1,261   1,926   91   3,278   17,109   243,992   3,901   3,286   268,288 (注) 1.当社ICT教材の導入校数、利用ID数を各マーケット毎に表しています。 2.上記推移でご利用いただいている当社ICT教材は以下となります。 すらら:主要6教科の学習を理解度に合わせて進めることができるアダプティブなICT教材 すららドリル:ドリル機能、テスト機能に特化した公立小中学校向け「すらら」の姉妹版ICT教材 すららSatellyzer:宇宙をテーマに必要な基礎スキルを身につけていく高校生向け探究学習ICT教材 〈公立学校の導入校数及びID数〉 年月   公立学校(注1)   経産省補助金(注2) 学校数   ID数   学校数   ID数 2023年12月末   1,034   326,866   282   133,296 2024年12月末   1,001   162,705   94   23,542 2025年12月末   1,652   196,565   52   15,640 (注) 1.探究的な学び支援、探究・校務改革支援により利用している学校数・利用ID数を含めていますが、当社既存契約校舎が採択された補助金申請分の学校数・利用ID数は控除しております。 2.探究的な学び支援、探究・校務改革支援により利用している学校数・利用ID数から、当社既存契約校舎が採択された学校数・利用ID数は控除しております。 [事業系統図] 当社の事業の系統図は、以下のとおりであります。 〈用語集〉 ※反転授業:これまで教室で一律講義していた新たな学習内容を、オンライン学習教材等を用いて自宅で予習することで教室では講義を行わず、その代わりに教室では従来宿題としていた課題について講師が個々の生徒の特性に合わせた指導を行ったり、生徒同士での協働学習を行う形態の授業
経営方針・対処すべき課題3,613字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 1.経営方針 当社グループは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念とし、新しい学習体験を届ける事業活動を通じ、学習者に「大人になっても役に立つ真の学力」と「努力をすれば結果が出るという自信」を得られる機会を提供しています。貧困や障がいに苦しむ子どもたち、低学力の生徒、世界中の教育格差という社会課題を、最先端技術で解決する。教育格差を根絶することが当社グループの使命であると考えています。 当社ICT教材は、従来の進学塾・予備校、人による個別指導塾や映像配信型の教材とは異なり、無学年式で、学習内容のさかのぼり、先取りを学年、学校種を超えて行える(高校生が小学生の復習に取り組むなど)特長を活かし、偏差値30~60と低学力層を含めた幅広いレンジの生徒が利用でき、一人ひとりの学力向上のみならず学習塾・学校全体の学力底上げを目指すコンテンツです。また、幅広い機能を有する学習管理機能により、教員の働き方改革への貢献も可能となります。当社は今後も、教材の開発・提供、教育現場でのEdTech活用のためのコンサルテーションならびに、学習者の学習履歴や解答情報をはじめとするビッグデータの活用や、AIのさらなる活用など、新しい教材やサービスの開発、提供を加速し、当社独自のポジションを確立していきます。 また、当社は、「不登校」、「発達障がい」、「低学力」、「貧困」の4つの社会課題に対し、どのような効果をもたらしているかを測定・可視化を実施し、インパクトマネジメントレポートとして発信しています。 インパクトマネジメントの実施は、サステナビリティの機会を注視し、管理するためのガバナンス活動として位置付けております。 2.経営環境 わが国の教育業界においては、従来からの少子化の流れの中で、企業間競争が激しさを増しており、経営環境は依然厳しい状況で推移しています。当社グループが属するEdTech市場は、当社グループが開発したICT教材等を通じた社会課題の解決と、事業の成長の同時実現に向けて活動を行っております。 新学習指導要領が実施され、新しい時代に必要となる資質・能力の育成と、学習評価の充実が図られます。新学習指導要領ではSociety 5.0の実現を目指し、主体的・対話的で深い学び(「アクティブ・ラーニング」)の視点からの学習過程の改善が行われています。情報活用能力が、言語能力、問題発見・解決能力等と同様に「学習の基盤となる資質・能力」と位置付けられ、「各学校において、コンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用するために必要な環境を整え、これらを適切に活用した学習活動の充実を図る」ことが明記されるなど、今後の学習活動において、積極的にICTを活用することが想定されています。同時に文部科学省からは、「学校における働き方改革に関する緊急対策」が発表され、ICTを活用することにより教員の働き方改革を実現することも期待されています。 文部科学省では、令和5年6月に閣議決定された「新たな教育復興基本計画(計画期間2023年~2027年)」では、今後の教育政策に関する基本的な方針が発表されました。誰一人取り残されず、全ての人の可能性を引き出す共生社会の実現に向けた教育の促進に向け、個別最適・協働的学びの一体的充実や多様な教育ニーズへの対応が求められています。また、教育デジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた取り組み、教育データの分析や利活用の取り組みなど、教育のICT化に向けた取り組みは着実に進展し、多様化した学びに向けての活動がさらに広がっています。EdTech市場の成長は緩やかとなっておりますが、2026年以降のノートPCやタブレットなどのハードウエアの更新期に合わせて再度の成長期の到来が期待されております。 また、少子化の一方で、不登校児童生徒数は過去最多の35万人を超え、特別支援学校も増加傾向にあり、教育現場での課題の多様化が進んでいます。個別最適化された学習支援に加え、多様な学習スタイルや学びの場に対応できる教材の需要が高まっています。 さらに、外国にルーツを持つ児童生徒の増加や、日本での就労・進学を目指す人材の拡大を背景に、日本語を取り巻く課題も顕在化しています。日本語指導者の不足が続く中、学習者の多様なニーズに対応できる質の高い日本語教材への需要は、国内外において着実に高まっています。 3.優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループが認識している対処すべき課題は、次のとおりであります。 ① コンテンツの拡充 eラーニング事業では、従来の「国語・算数/数学・英語・理科・社会」に加え、理科の新科目として「科学と人間生活」、及び新教科「情報Ⅰ」をリリースしました。「情報Ⅰ」ではプログラミングを実施できる環境を整え、より実践的な体験ができるようになっています。また、変化の激しい現代社会への対応力を高める力を養うことを目的とする探究教材の1つとして、「Surala Satellyzer」に加え、新たに「Surala My Story」をリリースしました。今後も多様化する教育ニーズに対応すべく、教育関連企業等と協働して新しい技術を活用し、新分野でのコンテンツの制作に邁進してまいります。 ② 開発体制の構築 eラーニングコンテンツの技術革新のスピードは、生成AIの登場により一層加速し、新たなサービスや競合他社の参入により市場における競争は激化しております。当社が競合企業とのサービスの差別化、競争優位性の確立を図るためには、新たな技術への迅速な適応とそれに伴う開発体制の構築が不可欠となります。当社グループはこれらを実現するために、社内開発スタッフの技術向上、グループ会社間との連携、外部からの優秀な人材の採用、最先端の技術動向の調査、ビッグデータを活かした商品開発等に継続的に取り組んでまいります。 ③ 情報管理体制の強化 当社グループでは、セキュリティの確保や情報管理体制の継続的な強化を行っていくことが重要であると考えております。2021年よりISMSを取得しており、情報管理にかかる施策には万全の注意を払っていますが、今後も情報管理体制の強化・整備を行ってまいります。 ④ 優秀な人材の確保と育成及び生産性の向上 当社グループの持続的な成長のためには、当社グループの経営理念や事業内容に共感し、高い意欲を持った優秀な人材を採用し、開発体制、営業体制、管理体制を整備していくことが重要であると認識しております。前期においては、事業基盤の強化を目的としてグループ全体で4名の増員を行い、体制の充実を図りました。当社eラーニング事業では、営業部門の人材が、顧客の課題解決に向けての啓蒙や提案、継続的な支援を行うコンサルティング能力を向上させることが必要不可欠であり、今後も人材育成に注力してまいります。同時に会社を挙げて生成AIの利活用・業務のDX化を推進し、グループ全体の生産性を向上してより付加価値の高いサービス提供を目指してまいります。また、受託開発事業及びアプリ開発事業のファンタムスティック株式会社では、専門性やスキルを有する人材の確保と育成が重要な課題であり、引き続き継続的に積極的な採用活動を行います。 ⑤ システムの強化 当社グループはインターネット上でサービスを提供しており、システムの安定稼働及びセキュリティ確保は事業継続上の重要課題です。現行システムについては、創業期から段階的に機能拡張を行ってきた背景を踏まえ、外部からの不正アクセス対策(WAF、IDS/IPS)や監視ツールによる異常検知などを実施し、有事の際には迅速に対応できる体制を整えています。さらに、2025年より、設計段階からセキュリティを考慮した次世代基盤の構築を計画・推進しており、移行後は定期的な脆弱性診断の実施や、法令・規制への対応をシステム上で担保できる仕組みの構築を進めてまいります。あわせて、外部専門家の活用やサイバー保険への加入など、技術・運用・リスク分散の観点から多層的な対策を講じることで、システムの信頼性と事業の持続性を高めてまいります。 ⑥ 内部管理体制及びコーポレート・ガバナンスの強化 当社グループのさらなる事業の拡大、継続的な成長のためには、内部管理体制及びコーポレート・ガバナンスの一層の強化が重要な課題であると認識しております。当社は、監査等委員会及び内部監査部門、任意の諮問機関である指名委員会・報酬委員会、並びに会計監査人との連携、定期的な内部監査の実施、経営陣や従業員に対する研修の実施等を通じて、内部管理体制の強化に取り組んでいく方針です。
事業等のリスク6,497字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を以下に記載しております。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び万一発生した場合でも業績及び財務状況に与える影響を最小限にすべく対応に努める方針であります。なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、別段の記載のない限り、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。 1.業界環境に関するリスク ① EdTech市場について 近年、GIGAスクール構想の進展や教育DXの加速、生成AIなど新たな技術の導入により、日本国内におけるEdTech市場は今後も緩やかな拡大が見込めます。特に、個別最適化された学習支援やICTを活用した学習環境の整備に対する需要は一層高まっており、スマートフォンやタブレット端末の普及、オンライン学習への社会的受容の進展も追い風となっています。しかしながら、これらの市場のニーズや成長が大きく鈍化し、もしくは縮小した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ② 生成AIの普及について OpenAI社が開発するChatGPTをはじめとした、生成AI技術の技術開発はより一層進むことが予想されます。これらの技術の進化は社会的な構造の改革を伴うことでもあり、市場環境やニーズの変化への迅速な対応、戦略的な技術投資の機会を図り、柔軟に対応できる体制を整えております。しかしながら、生成AIの急速な進化と台頭、新たな規制の導入や技術革新、その他予期せぬ要因によって、今後の競合環境に大きな変化が生じ、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ GIGAスクール構想による影響について 教育業界は、長期にわたる出生率低下に伴う少子化により、学齢人口の減少という問題に直面しております。少子化による影響や、子どもにかかる学習費や学習塾の事業所数が増加傾向であることも相まって、教育業界では同業間での生徒数確保に向けた競争が激化していくことが予想されます。 このような状況の下、当社グループは、子どもたちには、「大人になっても役に立つ真の学力」と「努力をすれば結果が出るという自信」を身につけて頂くこと、当社グループのサービスを使って学習塾を独立開業される方等には、その経営を成功して頂くこと等を目指して事業展開を進める所存でありますが、今後、少子化が急速に進行し、教育市場全体が著しく縮小した場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ④ 教育制度の変化について 近年、教育分野においては、グローバル化やICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)化の必要性が高まりを見せております。大学入試においても新制度導入が検討される等、今後も環境が変化し、また、子どもや保護者の教育に対するニーズも急速に多様化、個別化していくことが予想されます。 このような状況の下、当社グループは、細分化された顧客ニーズに対応した商品・サービスを提供するよう、新技術の開発やノウハウの取得を推進しております。しかしながら、将来において教育環境及び顧客ニーズが当社グループにおける対応を上回る規模で急激に変化した場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 海外事業の展開について 海外においては、各国の経済情勢、教育政策、法制度・税制の変更、為替動向の変動に加え、政治・社会情勢の変化等により、事業環境が影響を受け、あるいは事業活動に制約が生じる可能性があります。 2.事業に関するリスク ① 他社との競合について 当社グループは、ICT教材サービスをはじめとする特色あるサービスの提供や機能の強化、サービスラインナップの充実、学習塾や学校法人に対する経営支援体制の強化等に継続的に取り組み、競争力の向上を図っております。しかしながら、当社グループと同様にEdTechを提供している企業や新規参入企業との競争激化による顧客の流出やコストの増加等により、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ② 外部パートナーとの提携及び販売体制について 当社グループは、販売拡大のための代理店等の活用や、教育コンテンツ提供企業との業務提携を推進しております。しかしながら、販売チャネル構成の変化による1ID当たりの収益水準の変動、提携先とのシナジーが当初の想定を下回る場合、又は提携の解消等が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ 他社との業務提携について 当社グループでは、教育コンテンツの提供企業との業務提携等を通じた事業の拡大に取り組んでおります。当社グループと提携先が持つコンテンツや事業運営ノウハウ等を融合することにより、大きなシナジー効果を発揮することを目的としておりますが、当初見込んだ効果が発揮されない場合、またこれらの提携が解消された場合、業績に影響を与える可能性があります。 ④ 技術革新への対応について 当社グループが事業を展開するEdTech業界においては、新技術の開発及びそれに基づく新サービスの導入が相次いで行われております。これらの変化に対応するため、当社グループは、開発スタッフの採用・育成や最先端の技術、知見、ノウハウの取得に注力しております。しかしながら、かかる知見やノウハウの獲得に困難が生じた場合、また技術革新に対する当社グループの対応が遅れた場合には、当社グループの競争力が低下する可能性があります。また、新技術への対応のために追加的なシステム投資、人件費等の支出が拡大する可能性があります。このような場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 当社グループの業務委託先のリスクについて 当社グループは、コンテンツ・システムのプログラミング等の一部の業務を外部に業務委託しております。当社グループは、業務委託先が開発遅延等を起こさないようにプロジェクトの進捗管理を慎重に実施しております。しかしながら、業務委託先において開発遅延、経営破綻、法令違反等が生じる等、サービス提供に重要な影響を及ぼす事象が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑥ 事業拡大に伴う継続的な設備投資について 当社グループは、今後の利用者数及びアクセス数の拡大に備え、システムインフラ等への設備投資を行ってまいりましたが、当社グループの計画を上回る急激な利用者数及びアクセス数の増加等があった場合には、設備投資、減価償却費負担の増加が想定され、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑦ 校舎数、利用ID数及び解約の推移について 当社グループの業績は、導入校舎数及び利用ID数の拡大に依存しております。新規校舎の獲得が計画を下回る場合や、導入校における生徒数(ID数)が想定通りに増加しない場合、あるいは競合他社への切り替え等により大規模な法人顧客を含む既存顧客の解約が増加した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑧ 営業部門の人材の確保や育成について 当社グループは、今後の更なる事業拡大を推進する上で営業部門における優秀な人材の確保及びその人材の育成が重要であると認識しており、適切な時期を見定めながら新卒や中途採用活動を実施し、また、採用した人材のモチベーションを向上させる人事諸制度の構築や教育の実施を進めております。しかしながら、現状においては、営業部門が少人数であり、一人当たりの役割が多いため、人材の新規採用が予定どおりに進まない場合や既存の人材の社外流出等が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑨ 新サービス開発及びソフトウエア資産に関するリスク 当社グループは、中長期的な成長のため新サービスの開発や機能拡充を継続しており、開発費や人件費等の支出が収益に先行する傾向があります。また、これらに伴いソフトウエア資産が増加しておりますが、市場環境の変化等により当初の想定を大幅に上回る追加開発が必要となった場合や、投資に見合う収益が得られないと判断された場合には、減価償却費の増加や減損損失の計上により、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑩ システム障害について 当社グループのサービスは、情報システム及び通信ネットワークを通じて提供しております。当社グループはシステムトラブルの発生可能性を低減させるために、以下のとおり対策を講じております。 1) 新規サービスのリリース時において事前検証を徹底する 2) 委託先が運営するデータセンターのサーバーを負荷分散し、障害時に備え日次バックアップを行う 3) サーバーの保守・運営・管理業務は外部の専門会社へ委託し、障害の兆候が見受けられる時や障害が発生した時には、委託先から当社グループのシステム運用要員に通知する体制を整える しかしながら、以下のようなシステム障害が発生した場合、当社グループのサービスは停止する可能性があり、業績に影響を与える可能性があります。 ・電力供給不足、災害や事故等により通信ネットワークやサーバーが利用できなくなった場合 ・コンピューターウイルス、不正アクセスによる被害にあった場合 ・ソフトウエアや機器に不具合・欠陥が生じた場合等 3.法的規制に関するリスク ① 法的規制について 当社グループは、「個人情報の保護に関する法律」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」、「特定商取引に関する法律」、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」、「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」、「電気通信事業法」等による法的規制を受けております。 当社グループの管理体制の構築等によりこれら法令を遵守する体制を整備・強化しておりますが、不測の事態により、万が一当該規制等に抵触しているとして何らかの行政処分等を受けた場合、また、今後これらの法令等が強化され、もしくは新たな法令等が定められ当社グループの事業が制約を受ける場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ② 個人情報の管理について 当社グループは、当社グループのサービスを利用する生徒、取引先、従業員、株主等に関わる個人情報を有しております。当社グループは社内規程の整備、従業員への教育指導等、2021年2月にはISMS(JIS Q 27001)を取得し、個人情報の管理には万全を期しております。しかしながら、何らかの事情により個人情報が外部に漏洩した場合は、当社グループの社会的信用の失墜により、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ 知的財産権に関するリスク 当社グループは、運営するコンテンツ及びサービスに関する知的財産権の獲得に努めております。また、第三者の知的財産権を侵害しないよう、調査可能な範囲で対応を行っております。しかしながら、当社グループの事業分野で当社グループの認識していない知的財産権が既に成立している場合、又は、今後当社グループが属する事業分野において第三者の権利が成立する場合には、第三者より損害賠償及び使用差止め等の訴えを起こされる可能性及び権利に関する使用料等の対価の支払が発生する可能性があり、また当社グループの知的財産が侵害された場合には、当社グループの事業及び業績に重要な影響を与える可能性があります。 4.経営管理体制に関するリスク ① 代表取締役 湯野川孝彦への依存について 代表取締役である湯野川孝彦は、当社の創業者であり、創業以来当社の代表取締役を務めております。同氏は、EdTechをはじめとする新規事業の立ち上げや顧客に対する経営支援に関する豊富な経験と知識を有しており、経営方針や事業戦略の決定及びその遂行において極めて重要な役割を果たしております。 当社は、取締役会等における役員及び幹部従業員の情報共有や経営組織の強化を図り、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めております。しかしながら、何らかの理由により同氏が当社グループの業務を継続することが困難となった場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ② 小規模組織における管理体制について 当社は、本書提出日現在、取締役2名、監査等委員である取締役3名、従業員約100名と小規模組織にて運営しており、内部管理体制もこれに応じたものとなっております。今後の事業の拡大及び多様化に対応して、人材の増強と内部管理体制の一層の充実を図っていく方針でありますが、これらの施策が適時適切に進行しなかった場合には当社グループの事業活動に支障が生じ、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 5.その他のリスク ① 配当政策について 当社グループの利益配分につきましては、業績の推移を見据え、将来の事業の発展と経営基盤の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、経営成績や配当性向等を総合的に勘案し、安定的かつ継続的な配当を維持することを基本方針としております。 しかしながら当社グループは、成長過程にあり、今後の事業発展及び経営基盤強化といった、内部留保の充実を図るため、配当を行っておりません。現時点において当社グループは、内部留保の充実を優先しておりますが、将来的には、業績及び財務状態等を勘案しながら株主の皆さまへの利益の配当を目指していく方針であります。しかしながら、配当実施の可能性及びその実施時期等については、現時点において未定であります。 ② M&A等について 当社グループでは、新規事業やサービスの拡大のため、M&Aを有効な手段のひとつに位置付けており、今後も必要に応じてM&Aを実施する方針です。 M&Aに際しては、対象企業の事業内容や財務内容及び法務等について、詳細なデューデリジェンスを行い、各種リスクの低減を図る方針です。しかしながら、これらの調査段階で想定されなかった事象が、M&A実行後に発生する場合や、事業展開が計画通りに進まず業績への効果が得られないと判断し、実施後の業績未達等によるのれん等の減損が発生した場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、本書提出日現在において具体的に計画している企業買収や資本提携等の案件はありません。 ③ 上場維持基準への適合状況について 当社は東京証券取引所グロース市場に上場しており、同市場における上場維持基準を満たす必要があります。当社の株式の時価総額は、本書提出日現在において、上場維持基準の40億円を下回っております。基準判定日である2027年12月末において当該基準を満たさない場合には、所定の改善期間へ移行し、当該期間内に基準を充足できなかった場合には、上場廃止となる可能性があります。 当社は、持続的な業績の向上及び企業価値の向上に取り組んでおりますが、株価の動向や市場環境等により、上場維持基準に適合できない状況が継続した場合には、市場区分の変更又は当社株式の上場廃止に至る可能性があり、その場合には当社株式の流動性の低下等により、投資家に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,167字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループを取り巻くeラーニング市場は、GIGAスクール第2期の整備や生成AIの進展を背景に、学びの個別最適化や教育DXの新たな段階へと移行しつつあります。一方で、補助金事業の縮小や不登校・発達支援市場の競争激化など、短期的な需要変動も見られ、依然として厳しい経営環境が続いております。 こうした状況下において、当社グループは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念に掲げ、教育現場の課題解決を起点とした社会的価値創出と、持続的な事業成長の両立を基本方針として事業を推進してまいりました。 開発では、2026年4月のリリースを予定している次世代デジタル学習サービス「Surala-i(すららアイ)」の開発が順調に進捗いたしました。生成AIの活用や進化したUI/UXなどの特長は、自治体から高い評価を受けております。加えて、高校必履修科目「情報Ⅰ」や、探究学習教材「Surala My Story」、「すらら にほんご」のJLPT対策コースを新たにリリースし、コンテンツのさらなる拡充を図りました。 国内市場では、BtoC市場における不登校支援を通じて蓄積してきた学習支援ノウハウを、自治体・公教育機関・フリースクール等のマルチチャネルに展開をしてまいりました。その結果、自治体の不登校支援における「すらら」の導入数は過去最高を更新し、利用ID数は直近5年で約15倍へと拡大いたしました。また、民間のフリースクールでの採用も着実に増加し、収益機会の創出に寄与しております。 さらに、海外市場で先行して導入が拡大している日本語教育ICT教材「すらら にほんご」は、国内の公教育等においても広がりの兆しが見えつつあります。日本語教育分野は国内外において新たな成長領域としての可能性を広げております。 学校市場全体では、補助金採択校の減少等による影響を、大手企業とのアライアンスを通じた大型自治体への導入や、不登校支援、専門学校などの高等教育への導入により補完した結果、導入校数及びID数はいずれも増加しました。民間教育市場全体では、ローカル中堅・大手塾への小学生業態やフリースクールの提案、放課後等デイサービスへの導入が堅調に推移し、導入校舎数は前年を上回りました。BtoC市場では競争激化により利用ID数が減少となりましたが、不登校支援に関する文部科学省への提言や、不登校ポータルサイトの開設などを通じ、不登校分野における当社の社会的役割は一層明確となっております。また、保護者向け子育て支援サービス「ほめビリティ」の本格提供を開始しました。今後は、学びの継続を支える社会的インフラとしての価値を訴求し、利用ID数の回復及び拡大を目指してまいります。 海外市場におきましては、カンボジア教育・青少年・スポーツ省と締結した協力覚書(MOU)に基づき、同覚書に掲げる「今後5年間で公立学校を含むさまざまな教育機関において、約2万人の児童生徒へのデジタル学習の普及を目指す」という目標に向けた第一歩として、教育省傘下の付属小学校を含む公立小学校4校において「Surala Math」の実証事業を開始しました。また、インドネシアを中心に「すらら にほんご」が現地の職業訓練校等で広がりつつあり、グローバル展開も着実に進展いたしました。 その結果、すららネット経営指標である、課金対象導入校数と利用ID数の当期末時点における導入校数は3,278校(前年同期比758校増加)、利用ID数は268,288ID(前年同期比20,310ID増加)となりました。 次世代サービス開発を含む将来成長に向けた投資を継続しており、営業・開発体制の拡充や新コンテンツ開発等に積極的に取り組んでおります。 その結果、当社グループ全体の当連結会計年度における売上高は1,932,007千円(前年同期比0.8%減)、売上原価は750,790千円(前年同期比9.1%増)、販売費及び一般管理費は1,115,595千円(前年同期比6.4%増)となりました。 また、当社グループ全体の当連結会計年度における営業利益は65,621千円(前年同期比69.0%減)、経常利益は73,382千円(前年同期比66.9%減)となりました。第3四半期連結会計期間において、固定資産除却損及び減損損失を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純損失は3,780千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益72,896千円)となりました。 なお、当社グループの事業セグメントは、eラーニング、受託開発、アプリ開発ではありますが、受託開発及びアプリ開発の全セグメントに占める割合が僅少であり、開示情報としての重要性が乏しいため、セグメント毎の記載を省略しております。 当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりであります。 (a)財政状態 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて155,624千円減少し、2,481,395千円となりました。企業の安全性を示す自己資本比率は、前連結会計年度末85.0%に対し、当連結会計年度末は88.3%となり、3.2ポイント増加となりました。また、支払能力を示す流動比率は、前連結会計年度末399.2%に対し、当連結会計年度末は437.8%となりました。 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末に比べて290,903千円減少し、1,155,735千円となりました。これは主に現金及び預金が293,243千円、売掛金及び契約資産が67,356千円減少したことによるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末に比べて135,279千円増加し、1,325,660千円となりました。これは主に、ソフトウエア仮勘定が166,111千円増加した一方、ソフトウエアが56,887千円減少したことによるものであります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて98,388千円減少し、263,968千円となりました。これは主に、前受金が52,303千円、未払消費税等が19,218千円減少したことによるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債は、前連結会計年度末に比べて96千円減少し、11,220千円となりました。これは主に、株式給付引当金が96千円減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べて57,139千円減少し、2,206,206千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純損失を3,780千円計上したことと、自己株式の取得が48,209千円あったことによるものであります。 (b)経営成績 当連結会計年度の売上高は1,932,007千円(前年同期比0.8%減)、営業利益は65,621千円(前年同期比69.0%減)、経常利益は73,382千円(前年同期比66.9%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は3,780千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益72,896千円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前事業年度末に比べ293,243千円減少し、767,888千円となりました。各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果取得した資金は239,646千円(前年同期は372,846千円の収入)となりました。その主な内訳は減価償却費290,994千円、固定資産除却損79,924千円により増加した一方で、税金等調整前当期純損失43,025千円、法人税等の支払42,719千円により減少したものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は484,420千円(前年同期は414,898千円の支出)となりました。その主な内訳は無形固定資産の取得による支出483,007千円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は48,402千円(前年同期は51,685千円の支出)となりました。その主な内訳は自己株式の取得による支出48,402千円であります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 (a)生産実績 当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 (b)受注状況 当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。 (c)販売実績 当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) eラーニング関連事業   1,847,371   △2.9 受託開発事業   47,392   214.8 アプリ開発事業   37,244   19.1 合計   1,932,007   △0.8 (注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 2.当社グループの事業セグメントは、全セグメントの売上高の合計額、営業損益の合計額に占めるeラーニング関連事業の割合がいずれも90%を超えているため、記載を省略しております。 3.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 連結損益計算書の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a)財政状態の分析 当連結会計年度末の総資産は2,481,395千円となりました。 詳細については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照下さい。 (b)経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は1,932,007千円となりました。 詳細については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照下さい。 (営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益) 業容の拡大に向けた営業・開発人員の増強、社内体制強化、コンテンツやシステムへの開発投資、サーバー増強において、積極的に取り組んでまいりました。一方、広告宣伝費など一部の経費については減少しております。その結果、当社グループの当期における売上原価は750,790千円、販売費及び一般管理費は1,115,595千円となりました。 この結果、営業利益は65,621千円、経常利益は73,382千円、親会社株主に帰属する当期純損失は3,780千円となりました。 (c)キャッシュ・フローの分析 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としています。当社グループの資金需要の主なものは、コンテンツ・システムの開発費、人件費及び販売活動のための広告宣伝費等の運転資金であります。これらの資金需要に対して、営業活動により必要となる資金を調達しており、資金の流動性は十分に確保されております。今後新たな資金需要が出てきた場合には、金融機関からの借入や新株の発行等により、最適な方法による資金調達にて対応する方針です。 (d)経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 (e)経営戦略の現状と見通し 当社グループは、設立以来、インターネットを通じてタブレットやPCで学ぶことができるeラーニングサービス関連事業を展開してまいりました。 当社eラーニング事業における契約数は、コンテンツや機能の追加・拡充、教育現場の課題解決に向けたコンサルテーションやサポートの強化、他社とのコラボレーションによるコンテンツや機能の強化等の施策により堅調に推移しております。 当社グループは今後、上記の強みを活かしながら社会に発生する様々な教育課題を解決するために、既存ルートの深耕と、新分野の開拓を進めていく方針であります。 (f)経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念として事業を展開しております。世の中には、学力や所得、地域の格差などによって十分な教育を受けることができない子どもたちがいます。当社グループは、どんな境遇や環境下の子どもたちにも一人一人に合った新しい学習体験を届け、この学習体験を通じて、子どもたちが「大人になっても役に立つ真の学力」と「努力をすれば結果が出るという自信」を身に付ける支援をしております。当社グループはこれらを実現するために、新しい学びの形を、学習塾や学校、その他の教育機関と共に築いてまいります。さらに「不登校」「発達障がい」など次々に発生する社会課題をテクノロジーで解決すべく、技術開発とサービスの品揃えに注力します。これらの取り組みを世界に拡げ、教育格差の負のスパイラルという社会の問題を解決することをビジョンとしております。当社グループは、このようなビジョンに基づいて事業を展開し、業績の向上を図るとともに、株主利益や社会貢献に十分に配慮し、企業価値の向上に努める所存であります。 ② 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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