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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

令和アカウンティング・ホールディングス

296A · Growth · サービス業

経理業務に特化したコンサルティング会社。継続的な経理支援を軸に、教育・派遣・システム開発まで手掛ける。

概要

令和アカウンティング・ホールディングスは、東京証券取引所グロース市場に2024年12月に上場した会計コンサルティング企業である。主に大企業やREIT、医療機関向けに経理業務の継続的支援(コンサルティング業務Long)を行い、2026年3月期の売上高は57億円、従業員数は326名。グループは連結子会社6社と非連結子会社1社で構成され、ベトナムにも拠点を持つ。

経理コンサルティングを柱とする事業構成

当社グループの中核はコンサルティング事業であり、売上高の99%以上を占める。このうち継続的なコンサルティング業務(Long)が全体の80.7%を占め、プロジェクト型のコンサルティング業務(Short)が18.4%を構成する。コンサルティング業務(Long)は、決算書作成支援や会計方針の策定など、企業の経理部門と一体となって行う戦略的な業務が特徴である。解約率は0.148%と極めて低く、契約の継続性が高い。一方、コンサルティング業務(Short)はデューデリジェンスやIPO支援、M&A支援など、特定のプロジェクトに応じて提供される。

大企業クライアントとREIT支援の強み

主要なクライアントは上場企業をはじめとする大企業グループであり、強固な経営基盤を持つ企業が多い。特にREIT(不動産投資法人)については、現存するREITの半数近くに関与実績を持ち、透明性の高い会計支援を提供している。この実績が他の大企業からの信頼獲得につながっている。クライアントグループ数は2026年3月末時点で177であり、既存クライアントからの業務拡大や新規獲得により増加傾向にある。クライアントの経理業務を外部委託することで、企業内での不正防止や効率化にも寄与している。

グループ全体の収益と財務状況

2026年3月期の連結売上高は57億500万円(前期比14.6%増)、営業利益は19億8,801万円(同33.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は14億2,121万円(同40.0%増)と成長を続けている。自己資本比率は65.4%と財務基盤は安定している。営業活動によるキャッシュフローは13億4,735万円と順調だが、配当金の支払い(13億9,853万円)や自己株式取得(4億7,580万円)により、現金及び現金同等物は前年比6億1,742万円減少し17億8,811万円となった。なお、営業利益率は約34.9%と高い収益性を示している。

子会社を通じた多角化の取り組み

グループは令和アカウンティング・ホールディングスを頂点に、6つの連結子会社を有する。令和ヒューマン・ファースト株式会社は人材派遣・紹介事業と教育事業を担い、経理人材の育成から派遣まで一貫したサービスを提供する。令和インベストメント株式会社は投資持分の管理を行い、傘下に株式会社ソフツやH S K事業承継支援株式会社を持つ。2025年4月にはシステム開発を目的とした株式会社ミラクル経理を設立し、AI資産判定ソリューション「ミラクルX」をリリースした。ベトナムにはHSK VIETNAM AUDIT COMPANY LIMITEDを置き、日系企業進出支援を行っている。

業界の中での役割は企業の経理部門向けにアウトソーシング、アドバイザリー、人材支援を提供する専門サービス企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
57億円
営業利益
20億円
営業利益率
35.1%
純利益
14億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01企業(上場企業・大企業)主力

上場企業をはじめとする大企業、REIT、SPC、医療機関などに対し、経理業務全般のコンサルティングサービス(Long)を提供。会計方針の策定、決算業務の代行・支援、開示書類の作成支援など、継続的な業務支援を通じて企業の経理部門の戦略的役割を支援する。

主な製品・サービス1
コンサルティング業務(Long)
会計方針の策定、仕訳入力から決算書作成まで一連の経理業務を代行・支援する。戦略的な経理実務支援を特徴とする。

02企業(プロジェクト型業務)準主力

デューデリジェンス、株式価値評価、IPO支援、M&A支援など、特定のプロジェクトに対して専門的なコンサルティングサービス(Short)を提供。主に継続的なクライアントからの派生案件として受注する。

主な製品・サービス1
コンサルティング業務(Short)
デューデリジェンス、IPO支援、M&A支援など、期間限定のプロジェクト型コンサルティング。

03教育・人材副次

経理専門のスクール運営、企業研修、経理人材に特化した人材派遣・紹介事業を展開。経理人材の育成と企業への紹介を通じて、経理業界全体のレベル向上に貢献する。

主な製品・サービス3
経理部プロフェッショナル・スクール
実務的な経理業務を学べるスクール。簿記などの資格試験対策とは異なり、実践的なスキル習得に焦点を当てる。
企業研修
企業向けのカスタマイズ研修や公開講座。経理担当者向けのスキルアップ研修を提供。
人材派遣紹介
経理人材に特化した派遣・紹介サービス。スクールで育成した人材の就業支援も行う。

04ソフトウェア(会計)副次

会計ソフトウェアの開発・販売。2025年に子会社を設立し、AI資産判定ソリューション「ミラクルX」をリリース。経理DXに資する製品の開発を進めている。

主な製品・サービス1
ミラクルX
AIを活用した資産判定ソリューション。会計処理におけるAI活用を実現する製品。

製品と技術

AI資産判定ソリューション「ミラクルX」

2025年11月に株式会社ミラクル経理よりリリースされた。AIを活用して会計・税務処理に必要な資産判定を自動化するソリューションである。当社が長年のコンサルティングで培ったノウハウを基に開発され、圧倒的な使いやすさを実現したとされる。リリース後、既に複数の企業から高い評価を得ており、今後の営業体制強化が計画されている。この製品は「ミラクルX」シリーズとして拡充が予定され、経理DXの推進役として位置付けられている。

開発中の基幹会計システム「ミラクルA」

「ミラクルX」に続く第二弾として、AIエージェントを搭載した基幹会計システム「ミラクルA」の開発が進められている。これは従来の会計ソフトウェアのメリットを集約し、AIによる自動化・高度化を図るものとされる。当社は多数の会計ソフトウェアを使用した経験から、各製品のメリット・デメリットを把握しており、その知見を活かした開発が行われている。将来的には自社クライアントのみならず、広く市場に展開することを目指している。

経理実務教育プログラム「経理部プロフェッショナル・スクール」

2022年10月に開始した教育事業の主力サービス。簿記試験対策ではなく、実際の経理業務に直結した実務的なカリキュラムを提供し、開設コース数は13にのぼる。ターゲットは上場企業の経理担当者や管理職、経理を志す学生。企業研修も行い、累計50以上の講座を開催。研修内容はクライアントの要望に合わせたカスタマイズ研修と、改正論点を扱う公開講座がある。経理人材の育成を通じて、コンサルティング事業とのシナジーを生み出している。

経理専門人材派遣・紹介サービス

スクールや企業研修で育成した人材の活躍の場を広げるため、経理人材に特化した派遣・紹介事業を行う。コンサルティング事業のクライアントから人材不足による人員補充の需要があり、両事業の親和性は高い。2024年5月に令和ヒューマン・ファースト株式会社へ事業移管され、教育事業と統合された。派遣・紹介事業はコンサルティング業務の補完として機能し、クライアントの多様なニーズに応える体制を整えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会計業務のアウトソーシングで高収益、専門特化型企業

当社は会計・税務のアウトソーシングサービスを提供し、売上高は44億円から57億円へと安定成長しています。特筆すべきはその収益性で、営業利益率は30%から35%と業界トップクラスの水準を誇ります。同業他社のジンジブやイシンは総合的なサービス業ですが、当社は会計に特化することで効率的なサービス提供を実現し、高い利益率を達成しています。特に、中小企業向けの会計業務は堅調で、専門性が評価されています。一方で、会計法規の変更やクライアントの内製回帰などのリスクも存在します。

強み

  • 営業利益率35%と業界最高水準の収益性を実現している
  • 会計・税務の専門特化により、差別化されたサービスを提供
  • 売上高は年率10%前後で増加し、景気変動の影響を受けにくい
  • 幅広い中小企業の顧客を抱え、リピート収入が安定している

課題

  • 対象市場が国内中小企業に限定され、成長余地が限定的である
  • 専門人材の確保が難しく、人員増強が成長の制約となる
  • 技術進歩による業務自動化で、既存サービスが陳腐化する可能性

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が令和アカウンティング・ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16078バリューHR433億円57.1倍
25261リソルホールディングス430億円15.8倍
34771エフアンドエム423億円14.1倍
44337ぴあ419億円12.4倍
59740セントラル警備保障414億円15.9倍
6296A令和アカウンティング・ホールディングス413億円29.1倍
77071アンビスホールディングス401億円13.9倍
89795ステップ385億円13.2倍
96071IBJ382億円15.5倍
109622スペース380億円9.1倍
112475WDBホールディングス366億円12.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 16件

服飾雑貨会社から会計コンサルタントへ転身した2004~2007年

2004年8月、東京都港区に株式会社ミーミ・フェリーノとして設立された。当初は服飾雑貨の製造・販売を目的としたが、事業開始に至らず休眠状態となった。その後、前代表取締役の須貝信が全株式を譲り受け、2007年6月に商号をH S Kコンサルティング株式会社に変更。事業目的を会計コンサルティングに切り替え、本格的に事業を開始した。この転換が現在の事業の基盤となっている。

ベトナム進出と本社移転を経た2010年

2010年7月、ベトナム・ハノイにHSK VIETNAM AUDIT COMPANY LIMITEDを設立し、日系企業のベトナム進出支援事業を開始した。同年10月には本社を東京都中央区日本橋に移転。ベトナム拠点は現在も連結子会社として存続し、国際的な事業展開の一端を担っている。この時期、国内では会計コンサルティング事業の基盤を固めつつあった。

商号変更と事業承継による拡大期(2019~2021年)

2019年6月、商号を令和アカウンティング・ホールディングス株式会社に変更。同年8月から2021年3月にかけて、税理士法人平成会計社から事業承継を実施し、従来のプロジェクト型(Short)に加えて継続型(Long)のコンサルティング業務を開始した。2021年1月には給与計算業務を目的に令和ヒューマン・ファースト株式会社の株式を取得、同年2月にはコンサルティング事業拡充のため令和インベストメント株式会社が株式会社ソフツ等を買収し、グループ体制を強化した。

教育・人材事業への展開とシステム開発への参入(2022~2025年)

2022年10月、経理実務に関わる教育事業と人材派遣紹介事業を開始。2024年5月には人材派遣紹介事業を令和ヒューマン・ファーストへ移管した。2025年4月、ソフトウェア開発子会社として株式会社ミラクル経理を設立。同年11月にはAI資産判定ソリューション「ミラクルX」をリリースし、システム開発事業を本格化させた。同時に教育事業を令和ヒューマン・ファーストに移管し、グループ内の事業集約を進めた。

東京証券取引所グロース市場上場(2024年12月)

2024年12月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場時の売上高は44億円(2024年3月期)であったが、その後2026年3月期には57億円まで成長。上場により資金調達の手段を得るとともに、企業としての信頼性を高め、さらなる事業拡大の基盤を築いた。

年表16件を開く

2000年代

  • 2004年8月創業東京都港区に服飾雑貨の製造・販売等を行う株式会社ミーミ・フェリーノとして設立。当社前代表取締役である須貝信が当時の個人事業の取引先と共同事業を行う目的で設立したが、事業開始に至らず休眠状態となり、前代表取締役が全株式を譲り受けた。
  • 2007年6月商号変更商号をHSKコンサルティング株式会社に変更、事業目的を変更し、会計に係るコンサルティング事業を開始。
  • 2009年11月東京都中央区銀座に本社移転。

2010年代

  • 2010年7月HSK VIETNAM AUDIT COMPANY LIMITED(現・連結子会社)をベトナム・ハノイに設立。ベトナムへ進出する日系企業に対する支援事業を開始。
  • 2010年10月東京都中央区日本橋に本社移転。
  • 2019年6月商号変更商号を令和アカウンティング・ホールディングス株式会社に変更。
  • 2019年8月事業承継を開始し、2021年3月までの期間をかけて、当社は従来税理士法人平成会計社の法人顧客であったクライアントと会計に係るコンサルティング契約を締結。具体的には、クライアントの承諾の下、税理士法人令和会計社(当社の前代表取締役が代表を務めた税理士法人平成会計社から事業承継を受けた税理士法人)が税理士法人平成会計社から承継したクライアントとの会計及び税務業務に係る契約を解約、税務業務の契約は税理士法人令和会計社と、会計に係るコンサルティング業務の契約は当社と新規に締結。上記の経緯から、従来から主として行っていたコンサルティング業務(Short)※1に加え、コンサルティング業務(Long)※2を開始。 ※1 一定期間(基本的に一年以内)で終了するプロジェクト型コンサルティング業務 ※2 基本的に契約が自動更新され継続性の高いコンサルティング業務(2023年4月~2026年3月の解約率(当月解約件数÷前月末契約件数の平均)0.148%)

2020年代

  • 2021年1月M&A給与計算業務等を提供することを目的として、HSKヒューマン・ファースト株式会社(現・連結子会社、株式取得と同時に令和ヒューマン・ファースト株式会社に商号変更)の株式を取得し子会社とする。当社事業に関連する投資持分の保有を目的として令和インベストメント株式会社(現・連結子会社)の株式を取得し子会社とする。
  • 2021年2月コンサルティング事業の拡充を目的として、令和インベストメント株式会社が株式会社ソフツ(現・連結子会社)及びHSK事業承継支援株式会社(現・連結子会社)の株式を取得し子会社とする。
  • 2021年4月2019年8月から2021年3月にかけて実施したクライアントとの新規契約手続が完了したため、税理士法人令和会計社に在籍する人員のうち、会計に係るコンサルティング業務に従事することを希望する人員を当社が受入。
  • 2022年2月コンサルティング事業の拡充を目的として、令和インベストメント株式会社が東京インキュベーション株式会社(現・連結子会社)を設立。
  • 2022年10月経理実務に関わる教育事業を開始。あわせて経理に関わる人材派遣紹介事業を開始。
  • 2024年5月人事関連サービスを提供する子会社において事業を拡充することを目的として、当社から令和ヒューマン・ファースト株式会社へ人材派遣紹介事業を移管し、同社において経理に関わる人材派遣紹介事業を開始。
  • 2024年12月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場。
  • 2025年4月創業ソフトウェア開発を目的として、株式会社ミラクル経理を設立。令和ヒューマン・ファースト株式会社へ人に関わるコンサルティング事業を集約し拡充することを目的として、教育事業を当社から令和ヒューマン・ファースト株式会社へ移管。
  • 2025年11月株式会社ミラクル経理より、AI資産判定ソリューション「ミラクルX」をリリース。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    クライアントごとの横断的組織による業務拡大

    専門知識を横断的に配置したクライアントごとの組織構造により、既存クライアントからの信頼を獲得し、業務範囲や契約件数を拡大する。また、継続的な値上げ交渉を通じて収益増加を図る。

  2. 02

    経理DXと自社システム開発の推進

    長年の経理実務の知見を活かし、AI資産判定ソリューション「ミラクルX」や次世代AIエージェント搭載基幹会計システム「ミラクルA」を開発。自社のコンサルティング事業で徹底活用し、生産性向上と収益性向上を実現。

  3. 03

    人材育成ノウハウの事業化と採用循環の構築

    社内で培った経理プロフェッショナル育成ノウハウを教育事業(スクール・研修)として展開。受講生から優秀な人材を採用する循環を構築し、派遣・紹介事業とも連携して収益向上につなげる。

  4. 04

    優秀な人材の採用と育成の強化

    会計の高度専門性と人間力(ソフトスキル)の両方を備えた人材を積極採用。働きやすい環境と待遇を整備し、長期的な育成体制を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 2期分

グループ全体で326人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は685万円で、1期前と比べて+3.1%平均年齢は31.8歳、平均勤続年数は3.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2025年3月66531.52.8333450
2026年3月68531.83.7326613

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率41.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 5 / 海外 1、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都中央区80百万円
コンサルティング事業、その他の事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ミラクル経理(注)5.6
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    令和ヒューマン・ファースト株式会社(注)5
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    令和インベストメント株式会社(注)5
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ソフツ(注)2.5
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    HSK事業承継支援株式会社(注)2
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    HSK VIETNAM AUDIT COMPANY LIMITED(注)3.4.5
    ベトナム ハノイ市 · 連結子会社
    議決権35.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は57億円営業利益20億円前期と比べると増収増益で、売上が+14.0%、利益が+33.3%。

売上高
+14.0%
57億円
営業利益
+33.3%
20億円
純利益
+40.0%
14億円
営業利益率
35.1%
前期比 +5.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高63億円57億円
営業利益22億円20億円
純利益14億円14億円
1株あたり配当¥33¥33

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

3期分

直近は2027年1Qで、売上は15億円、営業利益は6億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2026年2Q27829.66
2026年4Q301240.08
2027年1Q15640.04

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 6期分

2021年3月期からの6期で、売上は13億円から57億円へ4.4倍に増えた。直近期の営業利益率は35.1%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
給与計算業務等を提供することを目的として、HSKヒューマン・ファースト株式会社(現・連結子会社、株式取得と同時に令和ヒューマン・ファースト株式会社に商号変更)の株式を取得し子会社とする。当社事業に関連する投資持分の保有を目的として令和インベストメント株式会社(現・連結子会社)の株式を取得し子会社とする。
2021年3月1332
コンサルティング事業の拡充を目的として、令和インベストメント株式会社が東京インキュベーション株式会社(現・連結子会社)を設立。
2022年3月3143
2023年3月3983
東京証券取引所グロース市場に株式を上場。
2024年3月4486
ソフトウェア開発を目的として、株式会社ミラクル経理を設立。令和ヒューマン・ファースト株式会社へ人に関わるコンサルティング事業を集約し拡充することを目的として、教育事業を当社から令和ヒューマン・ファースト株式会社へ移管。
2025年3月50151530.010
2026年3月57202035.114

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高57億円のうち、営業利益として残るのは20億円35.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の24.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金42.1%24億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.8%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益35.1%20億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
57.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+27.5pt
35.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+19.5pt
24.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+37.8pt
49.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
35.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
87.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 4期分

2026年3月期は営業CFが13億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは12億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は18億円で、売上の3.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2023年3月20−2214
2024年3月60−2617
2025年3月100−31024
2026年3月13−1−191218

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 6期分

2026年3月期の総資産は40億円。このうち返さなくてよい自己資本が27億円で、自己資本比率は65.4%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2021年3月1916383.3
2022年3月2318579.4
2023年3月56203635.8
2024年3月57243341.1
2025年3月47311665.7
2026年3月40271365.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
24億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
16億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
13億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中8位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中278位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
49.6%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
35.1%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
65.4%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
14.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,101で、1年前と比べて+73.3%過去52週の値幅のなかでは82%の位置にある。

¥1,101+0.9%1ヶ月+26.6%1年+73.3%時価総額413億円
過去52週の値幅
安値¥611高値¥1,206

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)29.1倍
PER (会社予想)28.6倍
PBR18.27倍
配当利回り3.00%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月21日に1087円まで上昇し、前日比+16.01%と大幅高。52週高値1087円に到達し、最高値更新。1ヶ月で+19.58%上昇。出来高は8月21日に58.6万株と前日比約50倍に急増し、強い買いが入った。25日線894.52円を約21%上回り、RSIは86.86と過熱感が強い。週足では7月21日に上昇を開始し、その後一貫して上昇トレンドが続いている。出来高を伴った上昇で、トレンド継続が期待される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは28.73倍で業界平均22.99倍を上回るが、予想PER28.2倍とほぼ横ばい。PBRは18.04倍と平均3.34倍を大きく上回るが、ROE49.59%と非常に高く、成長性を反映。配当利回り3.04%は平均2.29%を上回り、株主還元も良好。業績は堅調に拡大しており、高PBRは justified だが、PER面ではやや割高感も。総合すると妥当圏内。

指標この会社業種平均
PER (実績)29.1倍23.4倍
PER (予想)28.6倍
PBR18.27倍3.51倍
ROE49.6%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

会計・税務サービス市場で成長中だが、競争は激しく差別化が課題。強気派は高いROEと営業利益率の改善、成長持続性を評価。弱気派はPBRが18倍と評価が過熱し、成長鈍化や法規制の変化による収益悪化を警戒懸念する。

プラスに働く材料7
  • 高い収益性

    ROE約50%、営業利益率35%と非常に高い収益性を達成している

  • 成長の持続

    売上高が毎年約10〜15%成長しており、需要が堅調

  • 株主還元の高さ

    配当利回り約3%で、配当政策が積極的

  • 2026年3月期は営業利益20億円と前期比33%増益決算発表後影響

    営業利益は15億円→20億円、純利益も14億円と増益

  • 売上高57億円と前期比14%増の成長決算発表後影響

    売上高は50億円→57億円、2期連続で増収

  • 営業利益率35.1%と高収益構造が継続継続影響

    売上高57億円に対し営業利益20億円、営業利益率35.1%

  • 配当利回り3.04%と株主還元の魅力次回株主総会影響

    配当利回り3.04%、純利益14億円と安定した利益基盤

マイナスに働く材料7
  • 評価の過熱感

    PBR18倍超と高く、成長期待が織り込み済みの可能性

  • 競争激化のリスク

    会計サービスの競合が多く、差別化が困難

  • 法規制の影響

    税制や会計基準の変更が顧客ニーズや収益に影響する恐れ

  • 株価1年で73%上昇し利益確定売りリスク継続影響

    株価前年比+73.43%、実績PER28.73倍と上昇ピッチが速い

  • 予想PER28.2倍と割高感決算発表後影響

    実績PER28.73倍、予想PER28.2倍と高水準

  • PBR18.04倍と資産価値から乖離継続影響

    PBR18.04倍、ROE49.59%でも株価調整局面では割高

  • 外国人保有2.53%と低流動性継続影響

    外国法人持株比率2.53%と低く、売買が薄く値動きが荒い

次の決算で確かめる点
売上高成長率
サービスの需要拡大が続くか確認するため
営業利益率
高収益体質が維持できるか監視するため
顧客数・継続率
サービス利用の継続性と顧客基盤の充実度を見るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり33いまの株価に対する利回りは3.00%。

年間配当
¥33
1株あたり
配当利回り
3.00%
いまの株価に対して
配当性向
86.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥33

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,597人。区分でいちばん多いのは個人・その他66.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.1%を占め、残る68.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2025年3月%2026年3月%
個人・その他68.066.0
事業法人28.326.6
金融機関1.64.5
外国法人0.32.5
証券会社1.60.4
自己株式0.3
外国人個人0.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位11

順位株主持ち株比率 %
01須貝 信24.70
02株式会社mysky5.33
03須貝 舞5.33
04ヤーマン株式会社5.00
05繁野 径子4.27
06株式会社文芸社3.34
07佐々木 明日美3.20
08日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)3.10
09有限会社スコット2.50
10株式会社アルタイル2.13
11株式会社レグルス2.13

有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-17
    ニューバーガー・バーマン株式会社
    新規の大量保有報告
    5.03%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 6期分

1株利益は6期で−99%、1株純資産は6期で−100%。直近期のROEは49.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2021年3月2,73621,07419.2
2022年3月3,58824,66215.780.1
2023年3月95416.882.0
2024年3月156226.480.2
2025年3月278137.322.394.6
2026年3月387149.621.086.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額110百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
繁野径子代表取締役 社長執行役員571,600,000
中村樹取締役 専務執行役員 事業本部本部長45600,000
佐々木明日美取締役(監査等委員)461,200,000
石田和男取締役(監査等委員)71200,000
鴛海量明取締役(監査等委員)61
中林美恵子取締役(監査等委員)65

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3929231
社外取締役513133
取締役(社内)1555

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,223字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(令和アカウンティング・ホールディングス株式会社)、連結子会社6社及び非連結子会社1社により構成されております。企業情報に係る重要な社会インフラ(ソフトインフラ)である経理業務・経理業界の活性化やイメージアップを目標のひとつとして、経理に関わる継続的なコンサルティング業務(Long)を中心としたコンサルティング事業を主たる業務としております。 (1)コンサルティング事業 ① コンサルティング業務(Long) 上場企業をはじめとする大企業、REITやSPC、医療機関など組織的な対応、高い専門的知識などが必要とされる組織体に対して経理に関わるコンサルティングサービスを提供しております。 経理業務の根幹は日々企業で発生する経済取引を会計方針に基づき仕訳入力し、総勘定元帳、試算表そして決算書等を作成すること、それら会計数値を経営管理に役立てていくことにあります。経理のコンサルティング業務は、これらの一連の業務をすべて、あるいは一部を請け負い、品質を向上させていくものです。それにより、企業の経理部門は、経営管理に役立てるための経理に関わる戦略の設計や、過去取引に係る経理判断や処理に時間を費やすのではなく、未来の取引の企画、立案、実行の判断材料を作成することが可能となります。 コンサルティング業務(Long)は例えば次のようなものです。 イ.会計方針の策定、原始帳票より仕訳して伝票、総勘定元帳、試算表など作成することに関するサポート及びアドバイザリー業務 ロ.クライアントが作成した伝票、元帳、試算表などの確認業務及びアドバイザリー業務 ハ.四半期決算業務、決算業務、連結決算業務及び各決算書の作成サポート、確認業務及びアドバイザリー業務 ニ.有価証券報告書等の決算開示書類に係る作成サポート、確認業務及びアドバイザリー業務 当社グループのコンサルティング業務(Long)は、単純な作業にとどまらない戦略的な経理実務支援を特徴としております。企業のパートナーとして経理処理が最終的にもたらす影響を判断し、付加価値のある情報を提供できるよう戦略の策定から実行支援まで一貫して行います。上記イ.乃至ニ.の業務は戦略の策定と実行支援を含み、クライアントの状況や要望に応じたカスタムメイドのサービスとなります。単にクライアントで行われている業務を外注先として受けるのではなく、常に新たな取引発生に伴って会計処理を検討・提案することや、決算作業の効率化を検討し早期化を図ることをはじめとして、品質の高度化、業務の標準化及び効率化、より広範で有用な情報の提供を前提とする点が単純な記帳代行とは異なるものと考えております。 当社グループでは、上記イ.乃至ニ.のような、業務の性質から継続性の高いコンサルティング業務をコンサルティング(Long)と定義しており、当連結会計年度における当社グループ全体の売上に占める比率は80.7%となっています。 ② コンサルティング業務(Short) 経理実務に関連して、専門性を必要とする業務、独立した立場で専門家としてのスキルや経験が要求される業務など、様々なプロジェクト型コンサルティング業務が発生しております。こうした業務の多くは大企業の経理実務を継続して受注しているなかから派生して追加受注しており、当社グループのクライアントが大きな企業グループであることから、信頼関係を構築して比較的安定継続して受注することができております。現在当社グループにおいては、このようなプロジェクト型のコンサルティング業務はコンサルティング業務(Long)の副産物としての位置づけとしており、当連結会計年度における当社グループ全体の売上に占める比率は18.4%となっています。 当社グループでは、業務の性質から継続的に発生するものではなく、一定期間での終了が想定されているプロジェクト型コンサルティング業務をコンサルティング業務(Short)と定義しております。 コンサルティング業務(Short)は、例えば次のようなものです。 イ.経理に関わるデューデリジェンス ロ.株式価値評価などのバリュエーション ハ.IPO支援 ニ.会計に関わる各種意見書 ホ.M&A支援 ヘ.キャッシュフローモデル策定 ト.事業計画策定及びモニタリング チ.AUP(合意された手続:開示書類の確認業務等) リ.ERP導入支援 ヌ.内部統制組織立案 ル.不正・誤謬発見 ヲ.訂正報告書の作成 ワ.ビジネスマッチング支援 カ.会社設立、清算等に係るコンサルティング ヨ.その他、経理周辺分野に関わるコンサルティング (2)システム開発事業 当社は従来より数多くの企業が開発し販売している多種類の会計ソフトウェアを経理実務において使用してまいりました。その成果として多くの会計ソフトウェアのメリット・デメリットを把握するに至り、それらの中から可能な限りメリットを集約した会計に関わるソフトウェアを開発し販売することで、当社のクライアントはもとより、多くのユーザーに資するとともに、当社の成長に繋がるものと考えております。2025年4月にシステムの開発及び販売を事業目的とした株式会社ミラクル経理を設立し、同年11月にはAI資産判定ソリューション「ミラクルX」をリリースいたしました。既に複数の企業様より高く評価をいただいており、今後さらに事業を拡大できるよう、営業体制の強化に努めてまいります。また、経理DXに資する「ミラクルX」シリーズの拡充、及びAIエージェントを搭載した基幹会計システム「ミラクルA」の開発も推進し、広く社会に展開してまいります。 (3)経理実務に関わる教育・派遣・紹介事業 社会に出てからも各人の可能性を最大化するため、誰もが学び続け、その成果を生かすことのできる社会を実現させていきたいと考えております。また、ライフステージに応じた活躍や若者の活躍を支援する観点からも社会人の学び直しの推進がより一層求められています。当社は、企業内教育のうち特に経理業務の教育に着目し、働くなかで必要な知識や技能を身に付け、その学習の成果を発揮する場所を提供し、結果的に個々の力を高め、企業においても優秀な人材の獲得を支援し、社会全体に貢献してまいります。 ① 教育事業 ・経理部プロフェッショナル・スクール 経理部プロフェッショナル・スクールではこれまでに13のコースを開設しております。簿記等の資格試験勉強等とは異なり、より実務的な経理業務を学べる経理スクールを運営しております。ターゲットは上場企業・大企業に勤務する経理担当者や管理職、経理部門以外の経営管理者、また、これから経理職を目指す学生も重要な顧客層と考えております。 ・企業研修 企業研修では2026年3月末時点累計で50以上の講座を開催いたしました。クライアントの要望を個々に汲み取り、研修を実施する企業カスタマイズ研修、及び、改正論点など主にトピックスを内容とする公開講座を実施しております。研修についても主に経理担当者がターゲットとなっていますが、上場企業・大企業において広く経理知識の必要性を訴求して、すべての新入社員ないしリスキリングを検討している社員にそれらを学んでもらえるような提案にも注力してまいります。 ② 人材派遣紹介事業 スクールや企業研修で育てた人材の活躍の場を広げることを目的として、経理人材に専門特化した人材派遣紹介業を行っております。コンサルティングによるサポートに加えて、人材不足により派遣や紹介による人員補充を求めるクライアントもあり、人材派遣紹介事業はコンサルティングとの親和性も高い事業と考えております。 [事業系統図] 事業系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題5,441字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「High Quality」と「Workers First」という経営理念を掲げ、お客様に対して最高品質のサービス提供を行うとともに、それを通じて社会に貢献できるよう努めなければならないと考えており、また、個人が幸福になるために会社は存在するという考えのもと、従業員のみならずクライアントはじめ関係者を含めたすべての人々(Workers)が精神的・経済的にも安心して活躍できる場を提供すべきだと考えております。 今後も成長・発展を継続し、様々なステイクホルダーに対し経理業務を通じて重要な情報を発信し続けることで社会貢献に努めます。 当社の経営方針は、①ソフトインフラとしての経理業務・経理業界の改革、②人間力の育成、③持続可能な企業(社会)の実現、となります。 経理業務は事業を行ううえでなくてはならないものです。AIやソフトウェアが進化しても経理という業務がなくなることはないと考えております。経理業務は企業情報に係る重要な社会インフラ(ソフトインフラ)であることを社会に訴えていきたいと思います。また、経理という仕事が暗く辛気臭いというイメージを払拭し、明るく楽しい仕事だということ、何より社会を支える重要な仕事であることを改めて広め、広く有能な人材に興味をもっていただくことを目標のひとつとしております。 (2)経営環境 経理業務を取り巻く、ソフトウェアをはじめとしたツールは年々進化しています。しかしながら、それらのツールはそれを使う人があって初めて生かされるもので、それらを使いこなす人材こそが企業が必要とする人材であると考えております。当社ではコンサルティング事業及び教育事業を通じて、AIや数々のソフトウェアなどのツールを使いこなし、高いコミュニケーション能力や常識に対する懐疑心をもった人材の育成に注力してまいります。一方で、当社の経験を基礎として創造するシステム・ソフトウェアは広く社会に役立つだろうと考え、2025年4月にシステム開発事業を行う株式会社ミラクル経理を設立し、同年11月にはAI資産判定ソリューション「ミラクルX」をリリースいたしました。ツールの進化と人材の育成の両面から、経理業界をより良くしていきたいと考えております。 経済活動の先行きが不透明な現況において当社グループのクライアントの多くは今まで創造してきた基礎的な経営力を生かし、果敢に新しいことにチャレンジしています。当社グループも経理業務とシステム開発を通じて、そうしたクライアントに対して有用な情報とツールを提供し、日本を代表する企業のビジネスパートナーを目指し続けることで、安定的かつ継続的な売上収益の増大を目指してまいります。 経営環境としては、人口の減少を主な背景として、人材不足の声を聞くことが特にここ数年多くなり、国内労働人口構成を踏まえてもこの全国的な課題は今後も拡大していくものと思われます。当社のサービスに対するニーズはそれに伴って拡大していくことが見込まれ、より多くのクライアントを支えていきたいと考えております。 (3)経営戦略等 ① コンサルティング事業 従来の会計事務所は中小企業に関わる記帳代行業務を主にしていましたが、当社グループは上場企業をはじめとする大企業やREITやSPC(不動産証券化事業)、医療機関など、組織的な対応、高い専門的知識などが必要とされる組織体に対してサービス提供を実施しております。このマーケットは多数の専門家が集うことにより初めて必要なサービスを安定継続的に提供できるものと考えており、一定規模以上の専門家集団を安定的に運営するという意味で、新規参入が難しいマーケットであると考えられます。引き続き、企業の人材不足と法令改正をはじめとする会計業務の複雑化による会計コンサルティング、企業価値向上を目指すために必要な組織再編等に対する専門性の高い会計コンサルティングのニーズが高まると考えられます。また、外部の専門家(当社グループ)に委ねることによって、様々な牽制機能が発揮されます。特に不正の防止・抑制には大きな効果が期待されるため、透明性を確保する観点から当社グループでサービス提供を開始することも多くあります。 一定規模以上の会計事務所等では、専門知識や機能別に縦割りの組織構造とすることがありますが、当社グループはひとつのクライアントからの多様なニーズに同じ窓口で柔軟に対応するため、担当クライアントごとの組織構造を基本として専門知識を横断的に配置する組織構造をとっております。そのため、クライアントが当社へのコンサルティング業務(Long)に係る依頼範囲を拡大する場合だけでなく、新たにコンサルティング業務(Short)を依頼する際にも当社グループの同じ窓口に相談することができ、常にクライアントビジネスを理解したメンバーに相談できることとなります。当社グループのクライアントは大企業グループ(※1)が殆どであることからも、一部の業務からスタートし、徐々に信頼を得ることにより既存クライアントでの業務範囲や契約件数が拡大していくケースが多いです。また、当社は現存するREITのうち半数近くに関与実績を有しており、経理情報を外部委託により作成し、かつ会計監査も実施される、透明性の高い組織であるREITで会計支援の実績を有していることも大企業グループの信頼を得やすい要因になっていると考えております。これらの背景により、クライアントグループ数(※2)が増加するとともに、クライアントグループの平均報酬も増加していきます。クライアントグループ数は2026年3月末現在で177ですが、例えば上場企業3,920社(2026年3月末時点)や国内グループ企業23,159社(平成26年経済センサス基礎調査「親会社と子会社の名寄せによる集計」)に対してもサービス提供の余地があると考えております。また、当社のクライアントグループごとの平均年間報酬額は、2026年3月期実績で約28,325千円となっておりますが、クライアントグループ上位100社の平均年間報酬は約48,305千円、上位10社の平均年間報酬は約233,458千円であり、同クライアントグループでの業務範囲にも拡大の余地があると考えております。さらに、当社は継続的なよりよいサービス提供を目的として、既存契約の値上げについてもクライアントに対して継続的定期的に交渉し、見直しすることで収益増加に貢献しております。 なお、人員の増加戦略としては、新卒採用を増やし社内育成を強化していくこと、当社従業員とOBOGとのネットワーク活用をはじめとしてリファラル・アルムナイ採用を強化していくことなどを行っております。 また、当社グループの子会社であるHSK VIETNAM AUDIT COMPANY LIMITEDは主に現地に進出している日系企業に対してサービス提供しておりますが、従業員が約70名在籍(うち2割程度が会計士資格保有者)しており、当社と連携して国内クライアントにサービス提供することもございます。 ※1 中小企業基本法における業種ごとの資本金又は従業員数基準で中小企業に該当しない企業グループ及び上場企業グループを大企業グループと定義しております。 ※2 当社へ業務を発注した法人と資本関係のあるグループをクライアントグループと定義しております。 ② システム開発事業 当社グループは、長年の経理実務を通じて培った知見と多種類の会計ソフトウェアを使用した経験をもとに、経理DXをより推進してまいります。子会社である株式会社ミラクル経理が現在開発を進めているAI資産判定ソリューション「ミラクルX」や次世代のAIエージェント搭載基幹会計システム「ミラクルA」を、当社のコンサルティング事業において徹底的に活用することで、当社業務の生産性を極限まで高めてまいります。また、コンサルティング事業で活用した結果を、製品開発へフィードバックすることで、高付加価値なシステムの開発に寄与いたします。業務効率化に伴う生産性向上によって、当社の収益性を高めるとともに、クライアントへ有用なソリューションを提供し、広く社会の生産性向上に貢献してまいります。 営業面においては、株式会社ミラクル経理と当社のコンサルティング事業のメンバーが緊密に連携し、専門的な提案体制を構築いたします。経理実務の専門家がシステム導入を推進することで、クライアントの課題に対して最適かつ実効性の高いDX支援を実現し、事業拡大と企業価値の向上を加速させてまいります。 ③ 教育・派遣・紹介事業 当社グループはコンサルティング事業を営むなかで、公認会計士等の資格者を増やすのみならず、社内での育成を重視してまいりました。資格者でなくとも、座学と業務におけるトレーニングを積むことで、経理のプロフェッショナルとして多数のメンバーを育成することで業務を拡大してきております。 コンサルティング事業として、当社グループのプロフェッショナルがサービス提供するビジネスモデルに加えて、その育成ノウハウを様々な形でクライアントないし社会に提供すべく、教育事業を開始しております。経理実務スクールの運営、企業研修においては当社が蓄積してきた実務プロフェッショナルを育成するノウハウをプログラムに落とし込んでおります。派遣・紹介事業においては、当社がプロフェッショナル育成のなかで培った評価ノウハウを生かし、クライアントの実務的ニーズにマッチした派遣・紹介を行うことを強みとしております。 広告宣伝活動及びコンサルティング事業の展開により当社の知名度を上げ、スクール・研修の受講生を増やすこと、派遣・紹介に係るクライアントの実務的ニーズに応えることにより、経理業界に広く貢献していきたいと考えております。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは、売上高年率成長率、営業利益率を中長期的な持続的成長目標として設定しております。また目標を達成するための指標として当社契約継続率、当社従業員数を毎月取締役会や社内の各種会議体においてモニタリングしております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 優秀な人材の採用と育成 今後の事業を支えるために、優秀な人材の採用と育成が重要であると認識しております。当社グループがクライアントに提供しているサービスは、知的集約サービスであり、専門性に係るスキルと、人間力ともいえるソフトスキルの双方を向上させることが当社グループの成長にとって必要と考えております。そのため、会計を中心とした高度な専門性をもった人材の採用を積極的に行い、従業員が高いモチベーションを保ちながら安心して長期的に働ける環境を整えるために、就業環境と採用優位性のある待遇の整備にも注力してまいります。また、専門性に係るスキルとソフトスキルの双方を向上させるための育成体制を継続的に強化してまいります。 あわせて、人材確保をより確実にするために、スクール及び研修事業により学生や経理担当者をはじめとして広く経理に興味を抱いていただき、その中から資質の高い人材を採用する循環を構築することも進めてまいります。スクール及び研修事業で教育した人材には、当社での就業を希望する場合には当社コンサルティング事業を担っていただき、当社以外での就業を希望する場合には人材派遣紹介事業によって他社に就業していただき、当社の収益向上につながる循環を構築したいと考えております。 ② システム・ソフトウェアの開発 当社は従来より数多くの企業が開発し販売している多種類の会計ソフトウェアを経理実務において使用してまいりました。その成果として多くの会計ソフトウェアのメリット・デメリットを把握するに至り、それらの中から可能な限りメリットを集約した会計に関わるソフトウェアを開発し販売することで、当社のクライアントはもとより、多くのユーザーに資するとともに、当社の成長に繋がるものと考えております。2025年4月にシステムの開発及び販売を事業目的とした株式会社ミラクル経理を設立しました。当社既存ツールのソフトウェア化から進め、多くの経験を基礎としてより有用なシステムを開発し広く社会に展開してまいります。これまでも生産性向上のために様々な施策を実行しておりますが、これらシステム・ソフトウェアを開発しまずは自社において活用することで、さらに高い水準で当社業務の効率化を実現し、またクライアントにも利用いただくことで生産性向上の好循環を生んでいく必要があると考えております。開発したシステムの稼働開始後は減価償却費が発生しますが、クライアントへの売上、及び業務効率化に伴う生産性向上等により回収することができると考えております。 なお、当社グループは十分な手元流動性を有しており、現時点で財務上の課題は認識しておりません。
事業等のリスク5,107字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。また、必ずしもリスク要因には該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループにおけるリスク管理体制の整備状況は、後掲の「4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ③企業統治に関するその他の事項 ・リスク管理体制の整備の状況」に記載のとおりです。 (1)人材確保のリスク(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、会計を中心とした高度な専門性と人間力ともいえるソフトスキルの双方を兼ね備えた人材を資本として成り立っております。スキルの継続的向上と効率化を進める一方で、当社グループの成長のためには人材の確保も重要となります。従いまして、必要とする人材を十分かつ適時に確保できない場合、もしくは重要なプロフェッショナルが大量に流出する場合には、事業拡大及び将来性に影響を与えるおそれがあります。当社グループでは人材獲得、人材教育、人材流出防止を経営上の継続的重要課題として認識しており、組織力強化に引き続き取り組んでまいります。 (2)情報セキュリティリスク(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループの事業において、クライアントの機密情報や個人情報の管理は非常に重要であります。情報へのアクセス制限や外部侵入防止のためのセキュリティシステム構築をはじめ、情報管理体制の強化を行っております。しかしながら、不測の事態により情報が流出した場合、当社グループは信用を失うこととなり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼすおそれがあります。 (3)訴訟等のリスク(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、コンプライアンス体制の強化に努めておりますが、事業遂行にあたり、当社グループの法令違反の有無にかかわらず、何らかの原因で当社グループないし関係者が訴訟を提起されることも考えられます。訴訟が提起されること及びその結果によっては、当社グループが信用を失うこととなり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼすおそれがあります。当社グループでは日常的に法的な懸念事項について事前に弁護士等に確認する体制を整えており、仮に訴訟等が生じる場合には速やかに専門性の高い弁護士等に相談することなどによりリスクの低減を図る方針であります。 (4)コンプライアンスリスク(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループの役員及び従業員に対し、コンプライアンスに対する意識の徹底を図っております。しかしながら、万が一、当社グループの役員及び従業員がコンプライアンスに違反する行為を行った場合は、当社グループの社会的信用、財政状態及び経営成績に影響を及ぼすことが考えられます。コンプライアンス意識の醸成のため研修を実施するとともに、さらに風通しの良い職場環境構築に努めてまいります。 (5)風評リスク(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループは高品質なサービス提供、コンプライアンスに対する意識の徹底を図り、健全な企業運営に努めております。しかしながら、悪意を持った第三者が、意図的に噂や憶測、ネガティブな評判等を流したり、あるいは何らかの事件事故等の発生に伴う悪評が発生したりすることにより、当社グループに対する誤解、誤認、誇大解釈等が生じ、事業に対して直接又は間接に損失が発生する場合には、当社グループの業績に影響を及ぼすおそれがあります。風評リスクが顕在化するおそれがある場合には速やかに適切な情報開示を行う体制を整え、風評被害等を最小限に抑える方針であります。 (6)景気変動リスク(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループのコンサルティング業務(Short)については、景気の悪化に伴う受注減少により、業績に影響を受けるおそれがあります。一方で、当社グループにおけるコンサルティング業務(Long)は長期に渡って継続する場合が多く、経理業務が経済活動における重要なインフラであることから、景気の悪化による影響を最小限に留められるため、当社グループ全体としては景気変動リスクが分散される構造となっております。 (7)大規模自然災害及び感染症のリスク(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 台風、地震、津波等の自然災害が想定を上回る規模で発生した場合、また、感染症等が想定を大きく上回る規模で発生及び流行した場合、当社グループ又は取引先の事業活動に影響を及ぼし、当社グループの経営成績、財政状態に影響を与えるおそれがございます。当社グループでは、当該リスクへの対応策として、BCP(事業継続計画)を策定し、適宜見直しを図ることで、有事の際でも重要な事業を継続又は早期復旧ができるよう準備しております。 (8)法的規制リスク(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) コンサルティング事業を展開するにあたり、当社が行う業務委託契約による役務提供においては、直接的な規制を定める法令等はございません。一方で、派遣契約による役務提供は、労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律及び職業安定法の規制を受けております。また、当社グループの子会社であるHSK VIETNAM AUDIT COMPANY LIMITEDが行う監査業務及び税務業務についてはベトナムにおける独立監査法及び税務管理法の規制を受けております。 今後コンサルティング事業に係る法令等の制定・改正がなされた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、会社法、金融商品取引法、税法等の法改正が行われることで、社会におけるコンサルティング事業へのニーズが変化する可能性があり、その結果として、当社グループの業績に影響を及ぼすおそれがあります。 各種法令遵守のため、業務管理部における法令関係の継続モニタリングに加え、経営会議におけるリスク協議や、内部監査を通じて、各種法改正への対応状況を確認するとともに、顧問弁護士等の専門家と定期的なコミュニケーションを行ってまいります。 (9)労務リスク(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループの事業運営上、一時的に長時間労働が発生することがあるため、当社グループでは、上長による日々の勤怠確認に加え、人事を中心として週次ないし月次での適時な労働時間の状況確認及び残業発生見込みの確認を行うなどの労務管理体制を整備しております。しかしながら、やむを得ない事情により長時間労働が発生した場合には、過重労働、それらを起因とした従業員の健康問題の発生及びそれに伴う訴訟、当社事業の生産性低下等により、当社グループの業績に影響を及ぼすおそれがあります。 (10)海外子会社に関するリスク(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループの子会社であるHSK VIETNAM AUDIT COMPANY LIMITEDは、ベトナムにおいてコンサルティング事業を展開しておりますが、予期せぬ法律等の改正、政治及び経済情勢の変化、治安の悪化、戦争、為替変動、通信等のインフラ障害、取引先の信用リスク、労働環境の変化及び現地の優秀な人材の採用や確保ができないこと等のカントリーリスクを内在しています。当社グループでは、当社執行役員が同子会社へ出向、同子会社の会長を務めており、現地の政府当局や弁護士等の専門家からの情報連携を強化し、早期に情報収集することでリスクの低減に努めておりますが、係るリスクが顕在化し、現地での事業活動に悪影響が生じる場合には、当社グループの業績に影響を及ぼすおそれがあります。 (11)システム・ソフトウェア開発に係るリスク(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:数年内、影響度:小) 当社のコンサルティング事業の経験から多く蓄積してきているナレッジを効率化に活かすべく、当社グループの子会社である株式会社ミラクル経理で経理DXに資するソフトウェア・システムの開発を進めております。これらシステム・ソフトウェアを活用することで、当社業務の効率化を実現し、またクライアントに利用いただくことでより生産性を向上させていく必要があると考えております。システム・ソフトウェア開発にあたり、中長期にわたり計画的に人的、財務的資源を投資することになりますが、開発期間中の市場環境の変化等により、開発中止や開発後の利益計画が変更となり、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼすことも考えられます。企画段階でのリスクの洗い出しと継続的な対策を徹底し、リスクを低減するよう取り組んでまいります。 (12)システム・ソフトウェア販売に係るリスク(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:数年内、影響度:小) 当社グループの子会社である株式会社ミラクル経理が開発するシステム・ソフトウェアはクライアントの経理業務の根幹を支えるものであり、システム障害や不具合の発生は、クライアントの業務に重大な影響を及ぼす可能性があります。万が一、長期間にわたるシステム停止やデータ漏洩等の事態が発生した場合、当社の社会的信用が低下し、業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。当社は、徹底した品質管理体制の構築と継続的な保守・運用体制の強化に努めてまいります。 (13)他社競合のリスク(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) コンサルティング事業の遂行にあたっては、本書提出日時点で許認可制度や資格制限がないことに加え、大規模な設備投資が不要であることから、大手事業者から個人事業者まで多数の事業者が事業を展開しており、参入障壁が低い業界であります。一方で、当社は大企業に対して専門性が高い会計コンサルティングサービスを継続的に提供する会社であり、一定規模以上の専門家集団を安定的に運営するという面で一般的な参入障壁より高い参入障壁があると考えております。 競合他社との価格・サービス競争に適切に対応できない場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性がありますが、人材採用や育成について組織的に検討することで、継続して品質の高いサービス提供が可能となる組織を構築し、競合他社との差別化に取り組んでまいります。 (14)内部管理体制の強化に係るリスク(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループは、企業価値の継続的な増大を図るにはコーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であると認識しております。業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のための内部統制システムの適切な運用、さらに健全な倫理観に基づく法令遵守を徹底してまいりますが、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼすおそれがあります。当社グループとしては、規模の拡大に伴った適切な組織体制の構築と人員の配置により、当該リスクの低減を図ってまいります。 (15)繰延税金資産に係るリスク(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループは、将来の課税所得の見積りに基づいて、繰延税金資産の回収可能性を評価しています。収益力の低下により十分な課税所得が将来確保されないとの判断に至った場合、繰延税金資産を取り崩して税金費用を計上することとなり、当社グループの財政状態・経営成績に影響を及ぼすおそれがあります。
経営成績の分析 (MD&A)6,615字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は3,417,168千円となり、前連結会計年度末に比べ762,559千円減少いたしました。これは主に剰余金の配当及び自己株式の取得により現金及び預金が883,018千円減少したことによるものであります。固定資産は618,481千円となり、前連結会計年度末に比べ91,681千円増加いたしました。これは主にソフトウエア開発により無形固定資産が56,279千円増加し、繰延税金資産の増加により投資その他の資産が59,334千円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は、4,035,650千円となり、前連結会計年度末に比べ670,877千円減少いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は1,349,928千円となり、前連結会計年度末に比べ229,578千円減少いたしました。これは主に東京都からの預り金を返還したことにより預り金が260,830千円減少したことによるものであります。固定負債は残高なしとなり、前連結会計年度末に比べ5,699千円減少いたしました。これはリース債務の返済によりリース債務が5,699千円減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は、1,349,928千円となり、前連結会計年度末に比べ235,277千円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は2,685,722千円となり、前連結会計年度末に比べ435,599千円減少いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上1,421,215千円、剰余金の配当1,398,537千円及び自己株式の取得475,809千円によるものであります。 この結果、自己資本比率は65.4%(前連結会計年度末は65.7%)となりました。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度における日本経済を取り巻く環境は、インバウンド需要の増加や雇用・所得環境の改善などにより緩やかな回復が見られる一方で、アメリカの関税政策による海外経済の減速や更なる円安の加速、物価上昇が景気への影響として懸念されております。加えて、アメリカ・イスラエルのイラン攻撃によるエネルギー価格の高騰や、中東・ウクライナ情勢をはじめとした地政学リスクの長期化など、依然として先行きは不透明な状況が継続しております。 こうした環境のもと、当社グループが主戦場とする会計業界におきましては、深刻な企業の人材不足や会計業務の高度化・複雑化に加え、企業価値向上を目的とした組織再編等に対する専門性の高い会計支援のニーズが引き続き高まっております。 このような市場環境に対し、当社グループが提供している経理に関わるコンサルティング業務は、いわば「企業のソフトインフラ」としての性質を有しております。当社の主要なクライアントは、強固な経営基盤を持つ一流の大企業であり、高度なコストマネジメントにより外部環境の変動による影響を軽微に留めていることから、当社においても極めて安定的な事業基盤を維持しております。 当連結会計年度の取り組みといたしましては、主力のコンサルティング事業の更なる強化だけでなく、令和ヒューマン・ファースト株式会社による経理実務に関わる教育事業及び人材派遣紹介事業の拡大に加え、経理実務の根幹をなす革新的な会計ソフトウェアの開発・販売を行う子会社株式会社ミラクル経理を設立いたしました。2025年11月にリリースしたAI資産判定ソリューション「ミラクルX」は、当社の専門性を踏まえ AI を駆使して会計・税務処理に必要な情報を網羅しつつ、圧倒的な使いやすさを実現した唯一無二のプロダクトとして、既に複数の企業様より高く評価をいただいております。グループ各社の連携強化により、クライアントの多様なニーズに応えられる体制を構築しております。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高5,705,099千円(前期比14.6%増)、営業利益1,988,013千円(前期比33.0%増)、経常利益1,994,912千円(前期比34.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,421,215千円(前期比40.0%増)となりました。 なお、当社グループは「コンサルティング事業」を報告セグメントとしており、その他の事業(教育・派遣事業、システム開発事業)については量的重要性が乏しいため、セグメント情報の記載を省略しております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ617,420千円減少(前期は728,334千円の増加)し、当連結会計年度末には1,788,114千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は1,347,351千円(前期比31.3%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益1,994,912千円(前期は1,478,427千円)、減価償却費37,742千円(前期は35,481千円)、売上債権の増加額116,153千円(前期は171,354千円の増加)及び、法人税等の支払額576,338千円(前期は288,401千円)等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は83,618千円(前期比247.2%増)となりました。これは主に、敷金の差入による支出17,710千円及び無形固定資産の取得による支出59,200千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は1,882,110千円(前期比588.7%増)となりました。これは主に、配当金の支払額1,398,537千円及び自己株式の取得による支出475,809千円等によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績を事業及び業務種類ごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) コンサルティング事業合計   5,652,938   114.2 コンサルティング業務(Long)   4,605,126   110.2 コンサルティング業務(Short)   1,047,811   136.0 その他の事業   52,161   180.3 合計(千円)   5,705,099   114.6 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先が存在しないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析 当社グループは、経営上の目標の達成を判断するための指標として、当社契約継続率、当社従業員数をモニタリングしております。 当社グループの特徴として、大企業クライアントと一部業務からスタートし、徐々に信頼を得ることによりそのクライアントグループでの業務範囲や契約件数が拡大していくことが挙げられます。拡大の前提にクライアントからの信頼があり、信頼が維持されるよう、契約継続率を重視しております。2024年3月期から2026年3月期の契約継続率は99.852%(100%から2023年4月~2026年3月の解約率(当月解約件数÷前月末契約件数の平均)0.148%を差し引いて算出)となっております。年度ごとの契約継続率の推移は下表のとおりです。 当社グループの事業を支えるために人材確保と教育が重要課題となります。当社では新卒採用を増やし社内育成を強化していくこととしております。従業員数を重要指標として継続的にモニタリングしており、新卒採用の入社数が反映される期首時点の当社単体従業員数の推移を下表に表示しております。なお、従業員数には派遣社員やアルバイトをはじめとする臨時雇用者を含まない正社員数を採用しております。2026年4月1日時点の従業員数は242人(前年同期比12.0%減)となっております。新卒採用を中心に人材の獲得は順調に推移しておりますが、生産性向上施策の効果が現れたことにより、主に中途採用数をコントロールした結果、前期比較で従業員数は減少し、一人当たりの売上高が伸びる結果となっております。また、2025年4月1日に株式会社ミラクル経理を設立し運営開始したことに伴い親会社から出向者を出しており、単体従業員数としては従業員数減少の一要因となっております。継続成長に向けて採用を強化し従業員数を引き続きモニタリングしていきますが、より生産性を高めることで、さらに有能な人材の採用と教育を可能とし、品質向上と専門性の高いサービス提供につなげたいと考えております。 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 契約継続率   99.766%   99.810%   99.979% 2024年4月1日時点   2025年4月1日時点   2026年4月1日時点 期首従業員数   270人   275人   242人 うち事業部門   252人   261人   226人 うち管理部門   18人   14人   16人 ② 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析内容 財政状態の分析・検討内容につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」に記載のとおりであります。 経営成績の分析は以下のとおりであります。 (単位:千円) 回次   2025年3月期   2026年3月期   前年同期比 (%) 会計期間   自 2024年4月1日 至 2025年3月31日   自 2025年4月1日 至 2026年3月31日 売上高   4,979,471   5,705,099   114.6 売上原価   2,308,892   2,385,459   103.3 売上総利益   2,670,578   3,319,640   124.3 売上総利益率(%)   53.6   58.2 販売費及び一般管理費   1,175,902   1,331,626   113.2 営業利益   1,494,675   1,988,013   133.0 営業利益率(%)   30.0   34.8 営業外収益   5,884   9,393   159.6 営業外費用   22,133   2,494   11.3 経常利益   1,478,427   1,994,912   134.9 法人税等合計   460,316   555,913   120.8 親会社株主に帰属する当期純利益   1,014,824   1,421,215   140.0 当連結会計年度の売上高は5,705,099千円となり、前年度に比べ725,628千円増加しました。これは主に、既存クライアントの委託業務範囲拡大によるものと、新規クライアントの獲得によるものです。当連結会計年度の売上原価は2,385,459千円となり、前年度に比べ76,566千円増加しました。これは主に、人件費の増加等によるものであります。この結果、売上総利益は3,319,640千円となりました。当連結会計年度の販売費及び一般管理費は1,331,626千円となり、前年度に比べ155,724千円増加しました。これは主に、人件費、外注費、福利厚生費、システム費、子会社事業の経費などの増加によるものです。この結果、当連結会計年度の営業利益は1,988,013千円となり、前年度に比べ493,337千円増加しました。 当連結会計年度の営業外収益は9,393千円となり、前年度に比べ3,508千円増加しました。営業外費用は2,494千円となり、前年度に比べ19,638千円減少しました。この結果、当連結会計年度の経常利益は、1,994,912千円となり、前年度に比べ516,484千円増加しました。法人税等合計は555,913千円となり、前年度に比べ95,597千円増加しました。この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は1,421,215千円となり、前年度に比べ406,390千円増加しました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析検討並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (資本の財源及び資金の流動性に係る情報) (財務政策) 当社の資本の財源及び資金の流動性につきましては、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。当社グループは、コンサルティング業界における企業間競争に対応できる企業体質の強化を図っており、今後の事業発展を目指すため必要な内部留保の確保を意識しております。これにより、成長に向けた人材投資、設備投資並びに株主還元等は自己資金に加えて、資金調達を用いて成長投資の実行とともに財務基盤の強化を図ってまいります。 当社はその業績が為替や関税あるいは景気、不景気などの外部環境の変動に殆ど影響を受けないことを大きな特徴としております。その安定的な業績を背景として、毎期継続して安定的に配当を実施していく方針です。単体配当性向80%程度を基本部分として、さらに毎期財政状態等を勘案して継続的に1%から10%の範囲で単体配当性向に上乗せすることといたします。上乗せ部分については、株主優待も検討いたしましたが、株主の皆様には配当金をもって応えることが合理的であるという判断が背景にございます。 なお、現金及び現金同等物の残高は、当連結会計年度末において1,788,114千円であり、当社グループの事業を推進していくうえで十分な流動性を確保しているものと考えております。 (資金の主要な使途を含む資金需要の動向) 当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、当社従業員の人件費であります。また、主な設備投資需要としては、本社設備に係る固定資産投資、システム開発投資等であります。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積に用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。これらの見積りについて過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なることがあります。この連結財務諸表を作成するにあたり重要な会計上の見積りについては、「第5 経理の状況」に記載されているとおり、該当事項はありません。

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出典

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