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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

エフアンドエム

F&M CO.,LTD.4771 · Standard · サービス業

中小企業の管理部門を支援する専門家集団。経理・労務・認証取得までワンストップで提供。

概要

株式会社エフアンドエム(F&M)は、1990年に大阪府吹田市で設立されたバックオフィス支援企業である。生命保険営業職員向けの記帳代行を祖業とし、現在は個人事業主から中堅・中小企業までを対象に、会計サービス、管理部門コンサルティング、人事労務クラウドソフト「オフィスステーション」の販売などを手掛ける。2026年3月期の連結売上高は208億円、営業利益39億円、従業員990名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している(2000年7月)。本社は大阪府吹田市江坂町。

記帳代行と管理部門支援の二本柱

当社グループの事業は、アカウンティングサービス事業とコンサルティング事業の二つを中核とする。アカウンティングサービス事業は、生命保険営業職員を中心とする個人事業主及び小規模企業向けの記帳代行等の会計サービスである。2026年3月末の会計サービス会員数は113,502件に達し、前年から11,226件増加した。コンサルティング事業は、中堅・中小企業向けの管理部門支援サービス「エフアンドエムクラブ」、ISO・プライバシーマーク認証取得支援、補助金申請支援、経営改善計画策定支援、講師派遣型研修などから成る。エフアンドエムクラブの会員数は14,817社で、前期比1,112社増加した。両事業ともストック型ビジネスモデルを基盤とし、契約継続率の向上が収益の安定成長をもたらしている。

ストック収益を軸にした成長軌道

当社グループの収益構造は、継続的な契約に基づくストック収益が中心である。アカウンティングサービスでは月額の記帳代行料、コンサルティング事業では会員制のサービス料が安定的な収入源となる。このため、契約継続率は経営上の重要な指標である。売上高は2013年3月期の40億円から2026年3月期には208億円へと約5倍に拡大した。同期間の当期純利益も3億円から28億円へ増加しており、特に2022年以降はオフィスステーション事業の拡大や補助金申請支援の強化が成長を加速させた。売上高原価率や売上高営業利益率の変動要因を分析し、コストコントロールにも注力している。

全国7支社と金融機関との連携網

当社は大阪本社のほか、北海道から沖縄まで7つの支社を展開する。札幌支社(2006年設置)、仙台支社(1999年設置)、東京支社(1991年設置)、名古屋支社(1993年設置)、福岡支社(1998年設置)、沖縄支社(2015年設置)を拠点に、全国の顧客をカバーする。コンサルティング事業では地域金融機関との提携が強みであり、2026年3月末時点で234の金融機関と連携している。金融機関を通じた案件紹介や勉強会の実施により、中堅・中小企業に対する営業機会を拡大している。また、2006年には一般事業者として全国初の信用金庫代理業の許可を取得し、金融機関との協業をさらに深化させた。

グループ全体と新規事業への投資

当社グループは、単体のほか連結子会社エフアンドエムネット株式会社(2000年設立)を有する。同子会社はシステム開発事業を担当し、グループ内のIT基盤を支える。また、自社所有のオフィスビルを賃貸する不動産賃貸事業も手掛ける。新規事業として、2016年4月に人事労務クラウドソフト「オフィスステーション」シリーズの販売を開始し、ビジネスソリューション事業の柱に育成している。2023年4月には中堅・中小企業向け講師派遣型研修事業を開始した。さらに、2024年8月には弥生株式会社と資本業務提携契約を締結し、会計・業務ソフト分野での連携を強化している。これらの取り組みにより、バックオフィス支援の総合サービス企業としての地位を固めつつある。

業界の中での役割は中小企業向けバックオフィス支援の専門サービス企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
208億円
営業利益
39億円
営業利益率
18.8%
純利益
28億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01個人事業主・小規模企業主力

個人事業主や小規模企業向けに、記帳代行などの会計サービスを提供しています。税理士業務の補助や経理の外部委託ニーズに応え、中小企業の経理負担を軽減します。

主要顧客個人事業主、小規模企業

主な製品・サービス1
記帳代行サービス
日々の取引の記帳や帳簿作成を代行する会計サービス。

02中堅・中小企業主力

中堅・中小企業向けに、管理部門支援、ISO認証取得支援、補助金申請支援、経営改善計画策定支援、研修サービスを提供しています。企業の管理業務・認証取得・資金調達・人材育成などを包括的にサポートします。

主要顧客中堅・中小企業

主な製品・サービス5
ISO認証取得支援
ISO9001やISO14001などの認証取得を支援するコンサルティングサービス。
プライバシーマーク認証取得支援
個人情報保護に関するプライバシーマークの認証取得を支援するサービス。
補助金受給申請支援
各種補助金の申請書類作成や申請手続きを支援するサービス。
経営改善計画策定支援
資金繰り改善のための経営改善計画の策定を支援するコンサルティング。
講師派遣型研修サービス
企業のニーズに合わせて講師を派遣し、社内研修を実施するサービス。

03税理士・会計事務所副次

認定支援機関である税理士・公認会計士事務所の対応力向上を支援する「経営革新等支援機関推進協議会」の運営や、人事労務クラウドソフト「オフィスステーション」シリーズの販売を行っています。事務所の業務効率化と支援レベル向上に貢献します。

主要顧客税理士事務所、公認会計士事務所

主な製品・サービス2
経営革新等支援機関推進協議会運営
税理士・公認会計士事務所の支援能力向上を目的とした協議会の運営。
オフィスステーションシリーズ
人事・給与・労務をクラウドで一元管理するソフトウェアシリーズ。

04不動産賃貸副次

当社が所有するオフィスビルを賃貸し、安定的な賃料収入を得ています。

主要顧客テナント企業

05システム開発副次

連結子会社エフアンドエムネット株式会社が、システム開発事業等を手掛けています。自社製品や受託開発を通じて、顧客のITニーズに対応します。

主要顧客システム開発を必要とする企業

06教育その他

パソコン教室の本部運営およびFC指導事業等を行っています。パソコン教育のノウハウを活かし、教室運営を支援します。

主要顧客FC加盟店志望者

主な製品・サービス1
パソコン教室運営
パソコン教室の本部として、FC加盟店への指導や運営支援を行う。

製品と技術

生命保険営業職員向け記帳代行サービス

アカウンティングサービス事業の根幹は、生命保険営業職員を中心とする個人事業主向けの記帳代行サービスである。保険営業職員は収入が歩合制であることが多く、確定申告のための帳簿作成に多くの時間を割かれていた。当社はこのニーズに応え、月次での記帳代行、決算書作成、税務相談を一貫して提供する。2026年3月末の会員数は113,502件に達しており、四大生命保険会社に加え中堅・外資系保険会社への営業も拡大している。サービス品質向上のため、アプリを活用したチュートリアル機能や未到着資料の通知、ふるさと納税案内などテックタッチ施策を推進している。

エフアンドエムクラブと補助金検索「ホジョサーチ」

コンサルティング事業の中核は、中堅・中小企業向け会員制サービス「エフアンドエムクラブ」である。会員企業は、補助金申請支援、経営改善計画策定、ISO・プライバシーマーク認証取得支援、採用支援、人事考課制度策定支援など、バックオフィス業務全般のサポートを受けられる。2026年3月末の会員数は14,817社で、234の金融機関と提携している。2025年6月には、補助金・助成金を検索できるサイト「ホジョサーチ」の提供を開始。国の大型補助金から地域限定の小規模助成金までをデータベース化し、最新情報をプッシュ通知で届ける仕組みを整えた。

クラウドソフト「オフィスステーション」とAI戦略

2016年4月に販売を開始した「オフィスステーション」シリーズは、人事労務に特化したクラウドソフトである。給与計算、勤怠管理、社会保険手続きなどを一元管理できる機能を備え、中堅・中小企業の人事部門の効率化に貢献している。当社はこのソフトをビジネスソリューション事業の主力製品と位置づけ、追加機能開発とユーザビリティ向上に継続的に投資している。また、全社的なAI活用戦略の一環として、アカウンティングサービスにおける記帳処理の自動化や、顧客との面談記録からの事業計画策定支援にAIを導入。蓄積されたデータを解析し、パーソナライズドサービスの提供を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材サービスで成長、収益性高く業界内で好調

サービス業に属し、人材派遣・紹介などの事業を展開。同業他社にはジンジブ、イシン、JSH、ダイブグループ、マテリアルグループがあり、競争が激しい。売上高は149億円から171億円、208億円と増加傾向で、営業利益率も15.79%から18.75%と高い水準。業績は堅調で、業界内で優位な地位にある。人材サービスは需要が安定しており、企業の採用需要や人材不足を背景に成長が続いている。しかし、同業他社との競争や法的規制への対応が課題となる。

強み

  • 売上高が2期連続で20%以上増加、成長著しい
  • 営業利益率15%超、収益性が業界で高い
  • 人材サービスは企業の必須、景気に左右されにくい
  • 同業他社と比べて業績が好調、競争優位

課題

  • 同業他社が多く、シェア維持に努力必要
  • 労働者派遣法など法的規制への対応が必須
  • 自社の人材確保が成長の制約になる可能性

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がエフアンドエム

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16062チャーム・ケア・コーポレーション466億円11.5倍
26099エラン450億円14.3倍
33010ポラリス・ホールディングス449億円9.8倍
46078バリューHR433億円57.1倍
55261リソルホールディングス430億円15.8倍
64771エフアンドエム423億円14.1倍
74337ぴあ419億円12.4倍
89740セントラル警備保障414億円15.9倍
9296A令和アカウンティング・ホールディングス413億円29.1倍
107071アンビスホールディングス401億円13.9倍
119795ステップ385億円13.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

花から記帳代行へ転換した創業期

1990年7月、大阪府吹田市に資本金5,000千円で株式会社フラワーメッセージを設立し、生命保険の営業職員を対象としたフラワー・ギフト事業を開始した。1991年12月には東京営業所を設置し、事業を拡大。しかし、1992年7月には生命保険営業職員向けの記帳代行事業(現アカウンティングサービス事業)に参入するため、大野税理士事務所との合弁で有限会社大野会計センターを設立。同年10月には東京進出に伴い千原税理士事務所との合弁で有限会社千原会計センターを設立した。1993年12月、商号を現在の株式会社エフアンドエムに変更し、事業目的を記帳代行業およびコンサルティング等に変更。1994年4月にはフラワー・ギフト事業を廃止し、記帳代行に経営資源を集中させた。

全国展開と合弁解消による事業基盤の確立

1993年7月、中部地区進出のため名古屋営業所を設置。1995年9月には中堅・中小企業向けの総務コンサルティング事業(現コンサルティング事業)を開始し、同年10月に東京・名古屋の営業所を支社に昇格させた。1997年3月には、有限会社大野会計センターおよび有限会社千原会計センターへの出資持分を各税理士に譲渡し合弁関係を解消。これにより記帳代行事業を自社に統合した。1998年5月に福岡営業所、1999年4月に仙台営業所を設置し、主要都市への展開を加速。2000年4月には福岡支社を移転拡充し、同年7月に大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(現東京証券取引所JASDAQ)に上場を果たした。

上場後の多角化と信用金庫代理業の取得

上場直後の2000年9月、システム開発を担う子会社エフアンドエムネット株式会社を設立。2001年5月には本社を現在の吹田市江坂町に移転した。2006年6月、札幌支社を設置し北海道進出を完了。同年9月には一般事業者として全国初となる信用金庫代理業の許可を取得し、金融機関との連携を本格化させた。同年10月にはシニア向けパソコン教室のFC募集を開始し、事業領域を拡大。この時期、東京支社の移転を繰り返しながら営業拠点を最適化し、2006年12月には中央区京橋へ移転している。2009年5月には名古屋支社を名駅南へ移転し、中部地区の拠点を強化した。

支社網の再編と新たな地域への進出

2011年12月、仙台支社を青葉区中央へ移転し、東北地方の拠点を刷新。2015年4月には沖縄支社を那覇市に設置し、九州・沖縄エリアのカバレッジを向上させた。同年12月には札幌支社を中央区大通西へ移転。2018年10月には再び札幌支社を北区北七条西へ移転している。これらの支社移転は、顧客アクセスの向上と業務効率化を目的としており、各エリアにおける営業・サービス体制を強化した。この間、2006年から始めた信用金庫代理業やパソコン教室FC事業は、コンサルティング事業の基盤として成長を続けた。

クラウド事業への参入と市場区分移行

2016年4月、人事労務クラウドソフト「オフィスステーション」の販売を開始し、ビジネスソリューション事業を本格化した。これにより、従来の対面サービスに加え、デジタルツールによるストック収益の柱を育成した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、JASDAQからスタンダード市場に移行。上場市場の変更は、企業規模の成長とガバナンス向上を反映したものである。2023年4月には、中堅・中小企業に特化した講師派遣型研修事業を開始し、コンサルティング事業のメニューを拡充した。

弥生との提携とAI活用への布石

2024年8月、弥生株式会社と資本業務提携契約を締結。弥生は会計・業務ソフトで知られる企業であり、この提携により両社の顧客基盤や製品を相互活用する道が開かれた。当社グループは、経営方針においてAI技術を活用したサービス基盤の構築を掲げており、記帳処理の自動化や面談記録のAI解析、補助金検索サイト「ホジョサーチ」(2025年6月提供開始)などへの応用を進めている。これらの取り組みは、属人的なスキルに依存しない業務効率化と高付加価値サービスの提供を目指すものであり、今後の成長戦略の核と位置づけられている。

年表38件を開く

1990年代

  • 1990年7月創業大阪府吹田市豊津町9番2号に資本金5,000千円で株式会社フラワーメッセージを設立し生命保険の営業職員を対象としたフラワー・ギフト事業を開始
  • 1991年12月東京都港区芝5丁目19番1号に東京営業所を設置
  • 1992年7月生命保険の営業職員を対象とした記帳代行事業(現・アカウンティングサービス事業)を開始するため大野税理士事務所と合弁で有限会社大野会計センターを設立
  • 1992年10月記帳代行事業の東京地区進出に伴い東京営業所を東京都港区芝5丁目14番14号に移転し、千原税理士事務所と合弁で有限会社千原会計センターを設立
  • 1992年12月大阪府吹田市豊津町31番27号に本社を移転
  • 1993年7月記帳代行事業による中部地区進出のため、名古屋市東区泉1丁目1番31号に名古屋営業所を設置
  • 1993年7月東京営業所を東京都港区三田3丁目5番21号に移転
  • 1993年12月商号変更商号を株式会社エフアンドエムに変更するとともに会社の目的を法人及び個人事業主の帳簿の記帳代行業並びに経営及び営業コンサルティング等に変更
  • 1994年4月記帳代行事業の拡大に伴い、本社を大阪府吹田市豊津町12番38号に移転し、フラワー・ギフト事業を廃止
  • 1995年9月中堅・中小企業の総務部門の充実を図ることを目的として、総務コンサルティング事業(現・コンサルティング事業)を開始
  • 1995年10月総務コンサルティング事業の開始に伴い、東京及び名古屋営業所を各々支社に昇格
  • 1996年9月名古屋支社を名古屋市中区錦3丁目2番32号に移転
  • 1997年3月M&A記帳代行事業を当社に統合化するために、有限会社大野会計センターの当社出資持分40%を大野税理士に譲渡し、有限会社千原会計センターの当社出資持分48.3%を千原税理士に譲渡して合弁関係を解消
  • 1997年6月東京支社を東京都品川区東五反田5丁目10番25号に移転
  • 1998年5月福岡営業所を福岡市博多区博多駅東1丁目14番3号に設置
  • 1999年4月仙台営業所を仙台市宮城野区榴岡4丁目2番3号に設置
  • 1999年6月株式会社エコミックより生命保険営業職員への記帳代行に関する事業を譲受

2000年代

  • 2000年4月福岡支社を福岡市博多区博多駅南1丁目3番6号に移転
  • 2000年7月上場大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場
  • 2000年9月エフアンドエムネット株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2001年5月本社を大阪府吹田市江坂町1丁目23番38号に移転
  • 2001年11月名古屋支社を名古屋市中区栄2丁目8番13号に移転
  • 2003年4月仙台支社を仙台市青葉区堤町1丁目1番2号に移転
  • 2003年12月東京支社を東京都品川区南大井1丁目13番5号に移転
  • 2006年5月福岡支社を福岡市博多区博多駅東2丁目6番1号に移転
  • 2006年6月札幌支社を札幌市北区北7条西2丁目6番地に設置
  • 2006年9月一般事業者として全国初の信用金庫代理業の許可を取得
  • 2006年10月シニア向けパソコン教室のFC募集開始
  • 2006年12月東京支社を東京都中央区京橋1丁目2番5号に移転
  • 2009年5月名古屋支社を名古屋市中村区名駅南1丁目21番19号に移転

2010年代

  • 2011年12月仙台支社を宮城県仙台市青葉区中央1丁目3番1号に移転
  • 2015年4月沖縄支社を沖縄県那覇市前島2丁目21番13号に設置
  • 2015年12月札幌支社を札幌市中央区大通西1丁目14番2号に移転
  • 2016年4月人事労務クラウドソフトを販売するオフィスステーション事業を開始
  • 2018年10月札幌支社を札幌市北区北七条西4丁目4番3号に移転

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 2023年4月中堅・中小企業に特化した講師派遣型研修事業を開始
  • 2024年8月弥生株式会社と資本業務提携契約を締結

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    既存チャネルの深耕と新規開拓

    地域金融機関や専門家(税理士、社会保険労務士等)との連携を強化し、既存チャネルを深耕するとともに、新たな販売チャネルを開拓して営業機会を増やし、トップラインを引き上げる。

  2. 02

    AI活用による業務自動化・品質均一化

    AI技術を導入し、属人的スキルに依存しない業務の自動化・最適化を実現。記帳処理や顧客応対、営業提案などでAIを活用し、効率化と高品質なサービスを両立させる。

  3. 03

    「オフィスステーション」の拡販と機能強化

    人事労務クラウドソフト「オフィスステーション」シリーズの認知度向上と拡販を進め、ユーザビリティ改善や追加機能開発を継続。既存ユーザーへのエクスパンション施策により顧客生涯価値(LTV)を向上する。

  4. 04

    優秀な人材の確保と育成

    「他社で3年学ぶことを1年でマスターする」教育方針のもと、業務理解と営業力を強化。育児・介護との両立支援や成果評価制度の整備により、社員が能力を発揮できる職場を構築する。

  5. 05

    セキュリティ体制の強化

    個人情報や機密情報を保護するため、データ暗号化、アクセス制限、外部脆弱性診断、全従業員への教育研修などを実施。技術的・人的両面からセキュリティ対策を高度化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で990人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は799万円で、9期前と比べて2.9%平均年齢は37.3歳、平均勤続年数は7.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月416
2018年3月437
2019年3月82338.07.0464
2020年3月76338.07.0488
2021年3月76938.07.0553
2022年3月79538.07.7610
2023年3月82538.57.7686
2024年3月83738.06.8834
2025年3月77237.76.8931290
2026年3月79937.37.3990394

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率23.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率73.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)62.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
大阪本社 — 大阪府吹田市1,704百万円
アカウンティングサービス事業、コンサルティング事業、ビジネスソリューション事業、不動産賃貸事業、その他、全社
江坂パークフロントビル — 大阪府吹田市544百万円
ビジネスソリューション事業、不動産賃貸事業
第3F&Mビル — 大阪府吹田市332百万円
アカウンティングサービス事業
本社 — 大阪府吹田市51百万円
システム開発事業
東京支社 — 東京都中央区24百万円
アカウンティングサービス事業、コンサルティング事業、ビジネスソリューション事業
福岡支社 — 福岡市博多区15百万円
アカウンティングサービス事業、コンサルティング事業、ビジネスソリューション事業
名古屋支社 — 名古屋市中村区12百万円
アカウンティングサービス事業、コンサルティング事業、ビジネスソリューション事業
仙台支社 — 仙台市青葉区3百万円
アカウンティングサービス事業、コンサルティング事業、ビジネスソリューション事業
パソコン教室 — 近畿圏0百万円
その他
主な関係会社
  • 国内
    エフアンドエムネット株式会社
    大阪府吹田市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は208億円営業利益39億円前期と比べると増収増益で、売上が+21.6%、利益が+44.4%。

売上高
+21.6%
208億円
営業利益
+44.4%
39億円
純利益
+55.6%
28億円
営業利益率
18.8%
前期比 +3.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高247億円208億円
営業利益42億円39億円
純利益29億円28億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は53億円、営業利益は8億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+55.9%、営業利益は+33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q336
2024年1Q34617.64
2024年2Q3438.82
2024年3Q40717.56
2024年4Q414
2025年2Q7168.54
2025年4Q1002121.014
2026年2Q90910.06
2026年4Q1183025.422
2027年1Q53815.15

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は40億円から208億円へ5.2倍に増えた。直近期の営業利益率は18.8%。売上は13期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4053
2014年3月4574
2015年3月4775
2016年3月55117
2017年3月62129
2018年3月64128
2019年3月711410
2020年3月76107
2021年3月82128
2022年3月1092315
2023年3月1272619
2024年3月1492116
2025年3月171272715.818
2026年3月208393918.828

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高208億円のうち、営業利益として残るのは39億円18.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は28億円、売上の13.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金32.2%67億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金49.0%102億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益18.8%39億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
67.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+11.2pt
18.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+8.4pt
13.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.9pt
19.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
13.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
19.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが52億円、投資CFが−37億円で、差し引きのフリーCFは15億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は67億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月3−1−2225
2014年3月8−7−2123
2015年3月7−3−2425
2016年3月11−5−2629
2017年3月11−4−4732
2018年3月11−7−2434
2019年3月15−3−41243
2020年3月6−9−4−335
2021年3月17−13−4435
2022年3月29−17−41243
2023年3月30−19−51149
2024年3月33−24−5952
2025年3月37−29−2858
2026年3月52−37−61567

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は206億円。このうち返さなくてよい自己資本が154億円で、自己資本比率は74.7%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月51411079.5
2014年3月56441278.9
2015年3月59471279.6
2016年3月67531479.2
2017年3月73591480.7
2018年3月80651581.1
2019年3月89721780.4
2020年3月89751483.6
2021年3月97801781.7
2022年3月121913075.8
2023年3月1351062978.1
2024年3月1521163676.4
2025年3月1731324176.4
2026年3月2061545274.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
67億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
122億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
52億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中77位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中353位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
19.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
18.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
74.7%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
21.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,693で、1年前と比べて+2.2%過去52週の値幅のなかでは64%の位置にある。

¥2,693+0.5%1ヶ月+4.1%1年+2.2%時価総額423億円
過去52週の値幅
安値¥2,015高値¥3,070

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.1倍
PER (会社予想)13.9倍
PBR2.57倍
配当利回り2.23%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で+10.61%と上昇基調。8月7日時点で2638円、25日線2455.16円を7.4%上回る。75日線2394.11円、200日線2377.37円も上回っており、上昇トレンドが明確。52週高値3070円からは14%下落、安値2015円からは31%上昇。7月31日に出来高3万7500株と急増し、株価も2598円へ上昇、以降も高水準の出来高で推移。RSIは70.9と過熱圏に近く、短期的な調整リスクもあるが、上昇モメンタムは強い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER は 13.81 倍で業界平均 22.49 倍を下回り、予想 PER も 13.6 倍と割安。PBR は 2.52 倍と業界平均 3.2 倍を下回る。ROE は 19.7% と高く収益性が良い。配当利回りは 2.27% と平均 2.68% を下回るが、増益傾向で株主還元の余地がある。割安だが配当は伸び悩み。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.1倍23.4倍
PER (予想)13.9倍
PBR2.57倍3.51倍
ROE19.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

経費精算SaaSのリーディングカンパニーで、売上高は順調に拡大し、営業利益率も15%から18%へ改善している。強気派はクラウド需要の継続と大型契約の獲得による成長加速を期待し、営業利益率の上昇が収益性の向上を示すとみる。弱気派は競争激化による価格競争や、大企業向け依存のリスク、さらに市場成熟による成長鈍化を懸念する。顧客単価の上昇と解約率の動向が焦点。

プラスに働く材料7
  • 高い成長性

    売上高は127億円から208億円へと右肩上がりで拡大。

  • 収益性の改善

    営業利益率が15.8%から18.8%へ上昇し、効率化が進む。

  • 強固な顧客基盤

    大手企業の導入実績が多く、解約率が低いとみられる。

  • 2026年3月期は売上高208億円へ2割増収、成長持続通年影響

    売上高は149→171→208億円と3期連続増収、直近計画は前期比37億円増

  • 営業利益は前期比12億円増の39億円、利益率18.75%へ通年影響

    営業利益は27億円から39億円、44%増益。営業利益率は15.79%から18.75%に改善

  • 予想PER13.6倍が現行を下回り、増益で割安感強まる不定影響

    PERは実績13.81倍に対し予想13.6倍、成長を織り込めていない

  • ROE19.7%と高水準、PBR2.52倍でも株主還元余力継続影響

    ROE19.7%・PBR2.52倍、配当利回り2.27%、成長継続ならバリュエーション再評価

マイナスに働く材料7
  • 競争の激化

    SaaS市場に新規参入が相次ぎ、価格競争が発生。

  • 大企業依存

    大口顧客の契約動向に業績が左右されるリスク。

  • 利益率の頭打ち

    営業利益率の改善が一巡し、上昇余地が限定的。

  • 2026年3月期の業績予想は達成が前提、下振れリスク決算発表後影響

    売上高208億円・営業利益39億円予想に対し、進捗が計画を下回れば減益に転じる

  • PBR2.52倍まで評価拡大、成長鈍化時の調整余地不定影響

    PBRは2.52倍、ROE19.7%と高水準だが、増収率が鈍化すると修正されやすい

  • 外国人保有率4.32%と低く、需給の厚みに欠ける継続影響

    外国人保有比率は4.32%と低水準、売買参加者が限定的

  • 1年で株価24%上昇、短期的な利益確定売り継続影響

    株価は2638円、1年リターン+24.13%と上昇後の調整

次の決算で確かめる点
売上高成長率
クラウドサービスの拡大ペースを確認。
解約率(チャーン)
継続収益の安定性を測る最重要指標。
営業利益率
収益性の改善が続くか見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+27.5%いまの株価に対する利回りは2.23%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
2.23%
いまの株価に対して
配当性向
24.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2032.8
2018年3月2210.037.7
2019年3月249.133.9
2020年3月2712.557.3
2021年3月283.745.3
2022年3月307.125.6
2023年3月3413.324.5
2024年3月3811.833.3
2025年3月405.329.4
2026年3月5127.524.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,940人。区分でいちばん多いのは事業法人46.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.0%を占め、残る49.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人47.846.046.045.253.646.4
個人・その他35.635.433.835.032.343.5
自己株式7.27.17.17.15.95.9
金融機関10.311.010.810.810.54.7
外国法人4.86.48.17.82.64.3
証券会社1.41.31.31.20.71.1
外国人個人0.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社モリナカホールディングス41.05
02UHPartners2投資事業有限責任組合7.06
03エフアンドエム従業員持株会4.53
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.71
05光通信KK投資事業有限責任組合2.97
06光通信株式会社2.24
07ヨシダ トモヒロ2.24
08弥生株式会社2.23
09森中 一郎1.93
10奥村 美樹江1.56

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-11
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    5.21%
    +0.72pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+897%、1株純資産は14期で+269%。直近期のROEは19.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月192827.010.331.0
2014年3月293069.811.325.5
2015年3月3332910.315.224.3
2016年3月5036914.220.030.3
2017年3月6041015.416.532.8
2018年3月5744913.322.537.7
2019年3月7049714.816.733.9
2020年3月465179.122.857.3
2021年3月5854910.926.345.3
2022年3月10662618.115.425.6
2023年3月12972419.115.224.5
2024年3月11079614.518.533.3
2025年3月12389314.616.529.4
2026年3月1911,04319.711.324.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額123百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
森中一郎代表取締役社長65303,600
奥村美樹江常務取締役 コーポレート・ガバナンス担当62245,300
田辺利夫取締役6522,000
原田博実取締役5617,800
小橋英治取締役528,600
上枝康弘取締役5118,700
本橋信次取締役(監査等委員)6711,500
大野長八取締役(監査等委員)771,000
宗吉勝正取締役(監査等委員)762,200
山本浩二取締役(監査等委員)71600

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)710210215
取締役(社内)1141414
社外取締役3772

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容551字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は当社(株式会社エフアンドエム)、子会社1社により構成されております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の5部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 アカウンティングサービス事業………個人事業主及び小規模企業に対する記帳代行等の会計サービス コンサルティング事業…………………中堅・中小企業向け管理部門支援サービス ISO及びプライバシーマークの認証取得支援 補助金受給申請支援 資金繰り改善のための経営改善計画の策定支援 講師派遣型研修サービス ビジネスソリューション事業…………認定支援機関である税理士・公認会計士事務所の対応力向上を支援する「経営革新等支援機関推進協議会」の運営 人事労務クラウドソフト「オフィスステーション」シリーズの販売 不動産賃貸事業…………………………当社が所有するオフィスビルの賃貸 システム開発事業………………………連結子会社エフアンドエムネット株式会社のシステム開発事業等 その他……………………………………パソコン教室の本部運営及びFC指導事業等 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題5,903字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、事業者のバックオフィス業務の効率化と改善を使命とし、金融機関をはじめとする多様なパートナーと連携しながら支援を行っています。特に、日本の事業者の99%を占める個人事業主や中堅・中小企業に注力しており、情報不足による不利益を解消するための取り組みを積極的に進めています。これらの事業者が抱える課題に向き合い、実用性と価値の高いサービスを提供することで、持続可能な成長を支援してきました。 当社グループの企業哲学である「サービスの水道哲学」は、顧客の多様なニーズを的確に捉え、リーズナブルな価格で報酬以上の価値を提供することを基本理念としています。この哲学に基づき、全社員が愛される人物となることを目指し、「関わる全ての人と企業を物心両面で豊かにする」という目標を掲げています。この目標の実現を通じて、顧客との信頼関係を深め、社会全体に貢献することを重視しています。 また、事業活動を通じて、わが国経済の活性化に寄与することを目指した経営を行い、時代の変化に対応しながら顧客にとって価値ある存在であり続ける努力を続けています。今後も、社会に必要とされる企業として、顧客やパートナーとともに成長を追求してまいります。 (2)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、収益力の向上を最優先課題として認識しており、経営成績や事業の進捗を正確に把握するために、売上高営業利益率や売上高原価率の変動要因の分析を重視しています。また、全社的にストック型ビジネスモデルを基盤として事業を展開しているため、契約継続率を重要な指標として捉え、持続的な成長を目指しています。 今後の施策としては、各セグメントにおいて、地域金融機関や税理士、社会保険労務士といった既存チャネルのさらなる深耕を進めるとともに、新たな販売チャネルの開拓を積極的に行うことで、営業機会の増強とトップラインの引き上げを図ってまいります。また、マーケットの拡大や顧客ニーズの多様化に迅速に対応するため、AI技術を導入したサービス基盤を構築します。これにより、属人的なスキルに依存しないAIによる業務の自動化・最適化を実現し、効率化と高品質なオペレーションを両立させます。さらに、社員の暗黙知をAIで解析・モデル化して形式知へと変換し、組織全体の知能を底上げすることで、一貫した高付加価値サービスを提供します。蓄積されたデータとAIによる分析を戦略的に組み合わせることで、一人ひとりに最適化されたパーソナライズド・サービスを提供し、顧客満足度の向上と営業効率の最大化を図り、ストック収益の持続的かつ安定的な成長を実現してまいります。 ビジネスソリューション事業においては、人事労務クラウドソフト「オフィスステーション」シリーズのさらなる拡販を進めます。市場における認知度向上を図る一方で、ユーザビリティ向上のための追加機能開発や改善を継続的に行い、導入から稼働までの時間を短縮するためのフォロー体制を強化します。また、既存ユーザーに対しては、利用中のプロダクトの拡大を促進するエクスパンション施策を推進し、顧客生涯価値(LTV)の向上に努めてまいります。 さらに、コストコントロールにおいては、各セグメントでAIの活用を促進しています。アカウンティングサービス事業における記帳処理工程の生産性の向上や、顧客との面談記録や事業計画の策定支援にAIを取り入れています。全社的にITツールの活用を進め、業務効率化とローコストオペレーションの実現を目指します。これらの取り組みにより、持続的な収益性の強化と事業基盤の安定化を図り、顧客と社会に価値を提供する企業として成長を追求してまいります。 (3)経営環境 現在の経済環境は、国内外で大きな転換期を迎えています。海外情勢においては、2026年年初から米国による通商圧力が一段と具体化し、追加関税措置に伴う輸出環境の変化が鮮明となりました。これにより、世界経済の先行きに対する不透明感はかつてないほど高まっています。国内に目を向けると、2027年の春闘においても高水準の賃上げ継続が確実視されるなど、前向きな動きが見られます。しかしその一方で、昨年末の利上げに伴う借入金利の上昇や、長期化する物価高が深刻な懸念材料となっています。これらは中小企業の収益を圧迫し、家計の購買意欲に影を落とし始めるなど、実体経済への影響が顕在化しつつあります。こうした激動のなか、産業界では「生成AI」が大きなパラダイムシフトを起こしています。AIは従来の補助的なツールから、自律的に業務を遂行する「AIエージェント」へと進化を遂げました。深刻な労働力不足を打破する抜本的な解決策として、もはや概念実証の域を超え、企業の収益に直接寄与するフェーズへ移行しています。「金利のある世界」が本格的に浸透するなか、資本効率の最適化とAIによる生産性向上が、企業の持続的な成長を決定づける極めて重要な転換期を迎えています。 事業運営においては、物価高への対応策として自社の強みを生かしたビジネスモデルの構築、省人化・デジタル化による労働生産性の向上が重要であるとともに、人材の採用・育成、従業員の賃上げなど働く環境の整備も喫緊の課題となっています。政府は、中小企業の付加価値向上や賃上げを促進するための支援策を拡充しており、継続的な賃上げを実現するための補助金や財政措置が強化されています。当社グループはこうした政府方針に賛同し、その推進に積極的に取り組むことで、社会の発展に寄与してまいります。 社会全体でデジタル化が急速に進む中、企業のバックオフィス業務においても効率化や外部委託、ITツールの活用が進展しています。この流れは、当社グループが提供する「オフィスステーション」にとって市場拡大の好機となり、事業成長をさらに加速させる可能性を秘めています。「オフィスステーション」は、勤怠管理や給与計算、社会保険手続きなど、バックオフィス業務の効率化を実現するクラウド型ソフトとして、多くの企業にご活用いただいています。当社は創業以来培ってきたバックオフィス業務に特化したノウハウを活かし、このサービスの開発・提供を通じて、中小企業の労働生産性向上に貢献してまいりました。 2026年度においては、企業が抱える課題に一層寄り添い、生成AI等を取り入れ従来のサービスをさらに進化させることで、多様なニーズに応える体制を強化してまいります。社会に必要とされる企業としての役割を果たすとともに、持続可能な成長を目指して邁進してまいります。今後も各事業間のシナジーを高め、さらなるワンストップ・サービスの構築を図ってまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① チャネルの深耕とさらなるシナジーを生む事業体制の強化 当社グループは、バックオフィス業務の効率化を通じて事業経営の持続的な成長を支援することを使命としています。昨今、物価高や金利上昇、法改正による労務管理の複雑化など、企業を取り巻く環境は厳しさを増しており、事業計画の策定、公的支援の活用、人材採用、教育体制の構築など、多岐にわたる課題への対応が求められています。こうした支援を行う上で、金融機関や税理士、公認会計士、社会保険労務士との連携は欠かせません。当社は全国の地域金融機関がパートナーであること、専門家ネットワークを有することを独自の強みとし、これらの課題解決と事業経営の成長支援に貢献してまいります。当社グループは今後も革新的なサービスを提供し、地域経済の活性化と中小企業の成長を支援してまいります。 ② 業務効率化による利益率向上への取り組み 利益率向上のため、業務処理工程の見直しや比較的単純な情報処理、顧客からの問い合わせへの一次対応、顧客属性に基づく情報発信などにAIの積極活用を進めています。これにより、業務効率化を図るとともに、付加価値の高いサービス提供を実現してまいります。また、属人的なサービスは品質の均一性を欠きやすく、量的・質的な限界を迎えるリスクがあるため、オペレーション分野だけでなく営業分野においても効率化と提案内容の統一化を進め、より多くの顧客に効率的かつ適切にアプローチできる体制を構築しています。さらに、属人的なスキルやノウハウに依存しない全社的なサービス体制を追求することで、高品質なサービス提供を可能にするとともに、顧客満足度の向上に努めています。画一的ではなくパーソナライズされたサービスが求められていると認識し、顧客のエンゲージメントを高めるため、蓄積されたデータの活用や顧客との接点を戦略的に組み合わせることで、価値あるサービスを提供してまいります。 ③ 付加価値の高いサービスの開発 「オフィスステーション」シリーズは、HR領域における従業員情報の管理や季節ごとに発生する業務の効率化を支援するため、機能開発とシリーズ展開を進めてまいりました。企業の管理部門では、入社・退社に伴う各種申請、社会保険・年金の申告、年末調整といった労務業務に加え、従業員のスキルや資格の管理、評価制度の運用、キャリア形成支援など、人事全般にわたる業務が行われています。これらの業務は複雑化が進む一方で、効率化と精度向上が求められています。 近年、HR領域では多くのツールが出現していますが、複数のツール併用による情報連携の複雑化や既存ツールとの機能重複が課題となるケースが増加しています。当社グループでは、人事領域の幅広い業務に対応し、企業の多様なニーズに応えています。また、顧客生涯価値(LTV)の最大化を目指して開発の優先順位を明確にすることや、AI機能を付加することでプロダクトの質向上を進めています。 さらに、「オフィスステーション」シリーズを導入した企業が労務管理や人材戦略に基づく課題解決を実現するためには、システムを使いこなせる状態にまで支援することが不可欠です。当社グループは、カスタマーサクセスの体制を強化し、導入から運用、さらには人材データ活用を見据えた伴走型支援を提供することで、企業の生産性向上と人材活用の最適化に貢献してまいります。 ④ 優秀な人材の確保と育成 当社グループのさらなる成長を実現するため、優秀な人材の確保と育成を重要な課題と認識しております。当社の最大の財産である「人」を基盤に、「他社で3年で学ぶことを1年でマスターする」という教育方針のもと、業務理解を進め営業力を強化すると共に、人間性を育むことで、社員一人ひとりの成長を支援しています。社員が能力を開発し続けることは、サービス品質の向上だけでなく、経営成績の向上を支える重要な原動力となります。また、育児・介護との両立が可能な環境の整備、有給休暇取得促進、成果を正当に評価する仕組みの構築など、全社員が能力を最大限発揮できる職場づくりを進めております。さらに、当社の理念やカルチャーに共感し、長期的に活躍できる人材を迎え入れることを目指しています。採用後は、早期に戦力化できる育成体制を整えることで、社員と会社双方が成長できる関係性を築きます。人材への中長期的な投資を継続することで、持続的な成長を支える組織体制の強化に取り組んでまいります。 ⑤ セキュリティ体制の強化 当社グループは、提供するサービスに関連してユーザーの個人情報や機密情報を取り扱っており、これらの保護を最重要課題として取り組んでおります。安心してサービスをご利用いただくために、セキュリティ監視体制の強化を図り、自社内の体制構築のみならず、外部業者による脆弱性診断を継続的に実施しております。これにより、最新の脅威やリスクへ迅速に対応し、必要な対策を講じることでサービスの安全性を確保しています。また、当社グループでは「情報セキュリティ基本方針」を定め、この方針に基づいて情報資産の管理と保護を徹底しております。具体的には、データの暗号化、アクセス権限の厳格な管理、不正アクセス防止を目的としたファイアウォールやセキュリティソフトの最新化など、技術的な対策を施しております。さらに、セキュリティ体制の向上には人的な取り組みも欠かせないものと認識し、全従業員を対象とした定期的な教育・研修を実施しております。これにより、セキュリティ意識の向上と実務知識の習得を促進し、内部からのリスク軽減を図っております。加えて、情報漏洩やサイバー攻撃のリスクを最小化するための内部監査や改善プロセスを整備し、継続的なチェックと改善を行っています。これらの取り組みを通じて、技術的・人的両面からの対策を高度化し、ユーザー企業からの信頼に応える体制を構築してまいります。今後も、セキュリティ対策の強化を事業運営の重要な柱と位置付け、安心・安全なサービス提供を目指してまいります。 ⑥ コーポレート・ガバナンスの強化 当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現するため、コーポレート・ガバナンスの適切な機能を重要な経営課題と認識しております。事業活動においては、顧客の個人情報や会員企業の機密情報など、重要な情報資産を取り扱う機会が多く、これらの保護と管理が事業運営の根幹を支えるものと考えております。不正アクセスやサイバー攻撃、従業員の過誤などにより情報が漏洩した場合、当社グループの社会的信用が著しく低下し、経営成績や財政状態に重大な影響を及ぼすリスクがあります。これらのリスクを回避するため、業務フローの厳格な運用、継続的かつ定期的な情報管理、インサイダー取引防止に関する社内教育の実施、保管データへのアクセス制限を徹底しております。さらに、コーポレート・ガバナンスの実効性を高めるため、内部監査体制を整備し、コンプライアンスに関する定期的なチェックと改善を進めております。これにより、適正かつ効率的な事業運営を実現するとともに、事業基盤の強化を図ってまいります。引き続き、ガバナンス体制のさらなる強化を通じて、社会的責任を果たし、企業価値の向上に努めてまいります。
事業等のリスク1,854字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)主要事業の対象マーケットについて アカウンティングサービス事業における生命保険会社営業職員のマーケットは、過去10年間で18万人から20万人の間を推移し、増減を繰り返してきました。しかし、各生命保険会社の施策や経営環境の変化により、将来的には減少する可能性が懸念されています。 コンサルティング事業では中小企業を主要なマーケットとしていますが、原油・原材料価格の高騰、部材調達の困難、人手不足といった供給面の制約により、依然として厳しい状況が続いています。このような環境下で、政府は中小企業に対する支援策を継続的かつ多方面から講じており、これらの支援を必要とする事業者が全国に多数存在しています。中小企業を取り巻く経営環境が急激に改善することは現実的ではないため、行政による支援が継続すると考えられます。ただし、支援規模が大幅に縮小する場合には、当社が提供する一部サービス内容を見直さざるを得ない可能性もあります。 ビジネスソリューション事業においては、行政のデジタル化という外部環境の変化に加え、労働力不足を背景とした「従業員がストレスなく、いきいきと働ける環境づくり」、バックオフィス業務の劇的な効率化を両立させるIT投資が加速しています。「オフィスステーション」シリーズは、定型業務を自動化し、人事がより本質的な組織開発やリスキリング支援に注力できる環境を実現するソリューションとして、市場での存在感を高めています。 これらの動向を背景に、当社グループは成長機会を捉え、製品の競争力をさらに高める取り組みを推進してまいります。 (2)海外での業務委託について 当社グループでは原価低減策のひとつとして、アカウンティングサービス事業の記帳処理作業をはじめとし、各セグメントで発生するデータ入力作業の一部を中華人民共和国のシンセンに位置する企業に業務委託しています。こうした海外への業務委託においては、予期せぬ法律または規制の変更、テロ、戦争、その他の要因による社会的混乱等のリスクが内在しています。このような事象が発生した場合、当社グループのサービスが円滑に提供できなくなり、経営成績に悪影響を与える可能性があります。 (3)個人情報の管理について 当社グループが一般個人及び法人向けに提供するサービスにおいて、その従業員等を含む個人情報等をサーバー等で管理する場合があり、採用しているさまざまなネットワークセキュリティにも拘らず、不正アクセス及びその他事由により個人情報の流出等の可能性は存在しています。このような事案が発生した場合、当社グループに対する損害賠償の請求、訴訟、行政官庁等による制裁、刑事罰、その他の責任追及がなされる可能性があります。また、これらの責任追及が社会的な問題に発展し、当社グループが社会的信用を失う可能性があります。 (4)減損会計について 当社グループでは、本社が所在する自社所有物件のほか、全国に営業拠点やパソコン教室直営店舗などが所有する事業用固定資産があり、また毎期積極的に開発費を投じている社内業務システムや販売用システムがあります。将来的に不動産の下落及び経営成績によってそれらの減損処理が必要となった場合は、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (5)許認可を要する事業について 当社グループの事業の一部においては、経営革新等支援機関などの関係省庁での許認可を必要とする事業を行っています。今後関連法規の改正などによっては、同事業の提供する一部のサービスを継続できなくなる可能性があります。 (6)業績の季節変動について 当社グループのサービスはバックオフィスの支援や改善を目的としたものですが、年末調整や確定申告などサービス導入のきっかけとなる主だった手続きが下半期に集中する傾向があります。このことにより、連結会計年度における各四半期の売上高、営業利益等の間に変動があり、今後も同様の傾向が続くため、上半期に比べて下半期の業績が通期業績に与える影響も大きいものと見込んでいます。
経営成績の分析 (MD&A)11,799字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、地政学リスクの慢性化や米国の新政権による通商圧力の再燃など、外部環境の不透明さが継続いたしました。国内においては、大阪・関西万博の閉幕後、そのレガシーを活用したスマートシティ構想や跡地再開発プロジェクトが本格始動し、インフラ投資を通じた景気の下支えが意識されました。産業界においては、労働力不足を背景とした人件費上昇が利益を圧迫するなか、生成AIは「導入」から「収益貢献」のフェーズへと移行しました。単なる業務効率化に留まらず、AIによる意思決定の自律化や高付加価値化を実現した企業による、業界再編や競争力の二極化が一段と鮮明となりました。個人消費においては、継続的な賃上げが実施された一方で、12月の追加利上げに伴う住宅ローン金利の上昇や、円安基調の定着による輸入物価の高止まりが生活を圧迫しました。これにより、消費者の購買行動は「価値の実感」をより重視する傾向が強まり、不要な支出を徹底して抑える一方、自己研鑽やウェルビーイングへの投資には支出を惜しまない「メリハリ消費」が完全に定着しました。金融環境につきましては、日銀の金融政策正常化に伴う「金利のある世界」が本格的な運用局面に入り、企業の資金調達戦略や財務体質の強靭化が、経営の持続可能性を評価する重要な指標となった一年でありました。 このような経済状況のもと、当社グループは主要事業の会員数の増加およびサービス内容の拡充と業務の効率化に取り組んでまいりました。 (財政状態) (ⅰ)資産 当連結会計年度末における流動資産は87億36百万円となり、前連結会計年度末に比べ14億66百万円増加しました。これは主に現金及び預金が9億5百万円、売掛金及び契約資産が5億20百万円増加したことなどによるものです。 固定資産は119億6百万円となり、前連結会計年度末に比べ18億69百万円増加しました。これは主にソフトウエアが14億61百万円、その他(無形固定資産)が1億44百万円、繰延税金資産が2億24百万円増加したことなどによるものです。 この結果、総資産は206億42百万円となり、前連結会計年度末に比べ33億36百万円増加しました。 (ⅱ)負債 当連結会計年度末における流動負債は50億37百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億5百万円増加しました。これは主に契約負債が2億24百万円、未払法人税等が2億30百万円、賞与引当金が3億51百万円、その他(流動負債)が2億98百万円増加したことなどによるものです。 固定負債は1億80百万円となり、前連結会計年度末に比べ21百万円増加しました。これは主に退職給付に係る負債が21百万円増加したことなどによるものです。 この結果、負債合計は52億18百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億26百万円増加しました。 (ⅲ)純資産 当連結会計年度末における純資産合計は154億23百万円となり、前連結会計年度末に比べ22億9百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益28億25百万円が計上された一方、剰余金の配当6億6百万円が計上されたことなどによるものです。 この結果、自己資本比率は74.7%(前連結会計年度末は76.4%)となりました。 なお、特筆すべき重要な資本的支出の予定及びそれに伴う資金の調達は当面ありません。 (経営成績) 当連結会計年度の経営成績は、売上高208億7百万円(前連結会計年度比21.9%増)、営業利益38億58百万円(同42.0%増)、経常利益39億円(同42.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益28億25百万円(同55.7%増)となりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 (ⅰ)アカウンティングサービス事業 アカウンティングサービス事業は、生命保険営業職員を中心とする個人事業主及び小規模企業に対する記帳代行等の会計サービスになります。同事業では、各生命保険会社が新入社員向けに随時行っている研修への参加を、これまで中心であった四大生命保険会社から中堅・外資系生命保険会社へ拡大することで営業機会を確保しました。また、オンボーディングに向けてのチュートリアル機能の追加、既存ユーザー向けに例月発生するにも関わらず未到着となっている資料の通知、ふるさと納税の案内など、アプリを活用したテックタッチを進めました。 その結果、当連結会計年度末(2026年3月31日)の会計サービス会員数は113,502件(前連結会計年度末比11,226件増)となりました。 この結果、アカウンティングサービス事業における当連結会計年度の売上高は55億4百万円(前連結会計年度比11.8%増)、営業利益は18億73百万円(同16.3%増)となりました。 (ⅱ)コンサルティング事業 コンサルティング事業は、中堅・中小企業向け管理部門支援サービスの「エフアンドエムクラブ」、ISO及びプライバシーマークの認証取得支援、「ものづくり補助金」「中堅・中小成長投資補助金」をはじめとした補助金受給申請支援、資金繰り改善のための経営改善計画の策定支援、講師派遣型研修サービス等になります。 2025年6月12日にエフアンドエムクラブ会員向け、7月に金融機関向けに、助成金や補助金を検索する補助金検索サイト「ホジョサーチ」の提供を開始しました。「ホジョサーチ」は、国の大型補助金から地域限定の小規模助成金まで、幅広い支援制度を網羅的にデータベース化しています。24時間体制で全国の公式サイトを確認し、補助金・助成金の募集開始、締切延長、要件改定などの最新情報も適宜反映しています。また、マイページの登録や保存した検索条件に合致する情報をメールやアプリのプッシュ通知でお知らせしています。 「エフアンドエムクラブ」については、2026年3月末時点で234行庫の金融機関と提携し、営業機会の増強に努めております。従来の好連携事例の共有や勉強会に加え、金利上昇等の環境変化に対応し、各金融機関の状況に合わせた、より深度ある情報連携と案件創出に注力しています。 また、採用競争力を高めるための求人票添削などの採用支援、労務管理体制の整備による就業環境の改善、採用後の定着率やパフォーマンス向上のための人事考課制度策定支援、設備投資や人的投資に関わるキャッシュ・フローの分析といったサービスが中小企業経営者のニーズを掴み、新規会員の増加に貢献しました。 その結果、当連結会計年度末(2026年3月31日)のエフアンドエムクラブ会員数は14,817社(前期末比1,112社増)となりました。 ISO及びプライバシーマークの認証取得支援については、食品製造業の海外輸出促進に伴うHACCP・FSSC22000の受注が増加しました。また、情報セキュリティの強化に伴うISO27001・プライバシーマークの対応も増加しており、これらの旺盛なニーズへの対応に注力しました。 「ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)」や「中堅・中小成長投資補助金(中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金)」をはじめとした補助金受給申請支援については、2025年4月から公募が始まった「新事業進出補助金(中小企業新事業進出促進補助金)」や同年5月から申請受付が始まった「中小企業成長加速化補助金」についての支援も開始しました。また、注力している「中小企業省力化投資補助金(一般型)」においては、第4回公募までの累計採択率が92.6%に達するなど、高水準の実績を維持しています。なお、2026年4月以降に採択結果が発表された補助金にともなう売上は翌連結会計年度の第1四半期に計上されます。 補助金名   回次   採択発表   申請数   採択数 ものづくり補助金   19次   2025年7月28日   168件   77件 20次   2025年10月27日   65件   31件 21次   2026年1月23日   45件   25件 22次   2026年4月30日   22件   13件 事業再構築補助金   第13回   2025年6月30日   89件   36件 中堅・中小成長投資補助金   3次   2025年6月30日   6件   2件 4次   2025年10月10日   14件   12件 5次   2026年5月18日   17件   8件 中小企業成長加速化補助金   1次   2025年9月19日   48件   12件 2次   2026年7月下旬以降   72件   発表待ち 新事業進出補助金   第1回   2025年10月1日   74件   38件 第2回   2026年3月31日   69件   39件 第3回   2026年7月上旬頃   22社   発表待ち 中小企業省力化投資補助金(一般型)   第1回   2025年6月16日   15件   15件 第2回   2025年8月8日   7件   6件 第3回   2025年11月28日   45件   43件 第4回   2026年3月6日   96件   87件 第5回   2026年6月上旬   86件   発表待ち ※2026年5月31日現在の状況です。 資金繰り改善のための経営改善計画書の策定支援については、経営改善計画の策定費用が補助される405事業(経営改善計画策定支援事業)を活用した支援に加え、スピードを重視し405事業を活用しないリファイナンス支援にも注力しています。これにより、お客様の緊急性の高いニーズにも迅速に対応し、より効果的な中小企業の財務改善の実現をサポートできるよう取り組んでいます。 企業の従業員向け研修に専門的な知識や経験を持つ講師を派遣する講師派遣型研修サービスについては、第1四半期連結会計期間から取り組みを強化しています。当連結会計年度では、エフアンドエムクラブ会員企業を中心に3,079社の研修を実施しました。 この結果、コンサルティング事業における当連結会計年度の売上高は81億92百万円(前連結会計年度比23.8%増)、営業利益は25億92百万円(同55.9%増)となりました。 (ⅲ)ビジネスソリューション事業 ビジネスソリューション事業は、士業向けコンサルティング、及び企業・士業向けITソリューションの提供等になります。 士業向けコンサルティングは、認定支援機関である税理士・公認会計士事務所の対応力向上を支援する「経営革新等支援機関推進協議会」等となります。税理士・公認会計士の顧問先である中小企業への支援や、自事務所の生産性向上を必要とする継続的なニーズが、営業機会の確保につながりました。特に「生成AI勉強会」の開催や、税理士・公認会計士事務所向けの「生成AIプロンプト」の提供により、AI研究会への加入が堅調に推移しました。 その結果、当連結会計年度末(2026年3月31日)の「経営革新等支援機関推進協議会」等の会員数は2,095事務所(前連結会計年度末比381事務所増)となりました。 企業・士業向けITソリューションの提供は、人事労務クラウドソフト「オフィスステーション」シリーズの販売等となります。 社会保険労務士事務所マーケットは、2026年3月4日に「社労士DX HEROS 2025」を開催しました。「社会保険労務士業界で活躍する事務所の事例共有」や「生成AIの活用事例」をテーマにした講演を実施しました。企業向けには、展示会へ継続的に出展することで「オフィスステーション」シリーズが企業の人事労務の課題を解決できるプロダクトであるという認知拡大と、新規商談機会の創出を図りました。 売上増加に向けた施策としては、カスタマーサクセスを稼働させることで、1社あたりの利用従業員数を増大させることに加え、クロスセルの取り組みに注力しました。フィールドセールスとカスタマーサクセスが連携を密にすることで、リードタイムの短縮や成約率向上に努めました。 既存ユーザーに向けては、円滑なシステム導入のためオンボーディングを強化し、不明点を短時間で解決できるようにサポートデスクの充実を図りました。 その結果、当連結会計年度末(2026年3月31日)の「オフィスステーション」シリーズの利用は、無料で提供している「オフィスステーション 労務ライト」の利用を含み、企業が52,669社(前連結会計年度末比8,807社増)、士業が3,666事務所(同339事務所増)となりました。 この結果、ビジネスソリューション事業における当連結会計年度の売上高は65億24百万円(前連結会計年度比28.7%増)、営業利益は8億48百万円(同26.4%増)となりました。 (ⅳ)不動産賃貸事業 不動産賃貸事業は、当社が所有するオフィスビルの賃貸収入で、安定した収益を計上しております。当連結会計年度の売上高は1億8百万円(前連結会計年度比0.2%減)、営業利益は27百万円(同5.3%減)となりました。 (ⅴ)システム開発事業 システム開発事業は、連結子会社エフアンドエムネット株式会社のシステム開発事業等になります。エフアンドエムネットでは、「オフィスステーション」シリーズを中心としたエフアンドエムが販売する商品などのグループ内向け開発が大部分を占めました。 この結果、システム開発事業における当連結会計年度の売上高は4億18百万円(前連結会計年度比45.8%増)、営業損失は0百万円(前連結会計年度は39百万円の営業利益)となりました。 (ⅵ)その他事業 その他事業は、パソコン教室の本部運営及びFC指導事業等になります。パソコン教室の本部運営及びFC指導事業においては、受講生に対する積極的なカウンセリング、資格取得のためのサポートなどを強化することで継続率の向上に努めました。 この結果、その他事業における当連結会計年度の売上高は58百万円(前連結会計年度比0.3%増)、営業利益は6百万円(同27.6%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ9億5百万円増加(前年同期比15.5%増)し、67億40百万円となりました。 当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は51億97百万円(同38.8%増)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益39億1百万円、減価償却費20億44百万円、賞与引当金の増加3億51百万円、その他の流動負債の増加4億44百万円などがあった一方、売上債権の増加5億73百万円、法人税等の支払10億76百万円などがあったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は36億85百万円(同26.8%増)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出2億24百万円、無形固定資産の取得による支出34億17百万円、投資有価証券の取得による支出1億円などがあった一方、有価証券の償還による収入1億円などがあったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は6億6百万円(同169.3%増)となりました。これは主に配当金の支払6億6百万円などがあったことによるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注実績 該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) アカウンティングサービス事業(千円)   5,504,927   111.8 コンサルティング事業(千円)   8,192,101   123.8 ビジネスソリューション事業(千円)   6,524,523   128.7 不動産賃貸事業(千円)   108,694   99.8 システム開発事業(千円)   418,768   145.8 報告セグメント計(千円)   20,749,015   122.0 その他(千円)   58,657   100.3 合計(千円)   20,807,672   121.9 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 主要3セグメントにおいては、いずれも会員制ビジネスであるため、主たる売上は会費収入となります。売上高の伸長は会員数の増加と原則的に比例するため、会員数を安定的に増加させることが、事業の成長には不可欠な要素となります。また、収益力の向上を図ることが優先課題であると認識していることから、売上高営業利益率と売上高原価率を注視し、その変動要因の把握に努めています。これらについてのセグメントごとの具体的な取り組みと振り返りは次の通りとなります。 [アカウンティングサービス事業] 主なマーケットである生命保険営業職員のチャネルで会員数が増加しました。なお、同営業職員数は18.5万人(2022年度月平均実働数 出所:株式会社保険研究所『インシュアランス生命保険統計号(令和5年版)』)であり、今後も拡大の余地は十分に見込めるものと考えています。いずれの生命保険会社においても年間を通して積極的な採用活動を行うことは継続しています。新入社員に向けては随時研修が実施されていますが、当社は各生命保険会社で行われている同研修において、継続して一部のプログラムを担当しています。生命保険営業職員は個人事業主であり、個人で納税の手続きが必要であることについて、研修で詳細の説明を受けることになりますが、当社が確定申告やそのために必要な事柄についての研修を担当することで営業機会の確保に努めています。研修では当社で開発したアプリを活用し、確定申告についての理解を深めていただいた上で、自分で対応するのが難しいと判断された方が、当社サービスをスムーズにご利用いただけるよう提案に繋げています。契約に関する一連の手続きはオンラインで完結できるため、効率的な営業活動を展開しています。 また、売上高原価率の改善のため、AIの活用による処理工程の業務効率化を進めました。AI技術を活用した自動仕訳の精度向上に注力し、処理の自動化範囲を拡大することで、業務効率を向上させ、原価抑制に貢献しています。 近年は、インボイス制度がスタートしたことで、企業・個人事業主だけではなく、税理士・会計士業界においても、業務負担が増大しています。今後はAIによる処理精度の向上と共に、処理実績とノウハウを活用することにより、シェアードサービスやアウトソーシングを希望する企業・個人事業主・税理士・会計士の受け皿として機能し、新たな売上を創出してまいります。 [コンサルティング事業] ベースとなる収益は、エフアンドエムクラブ等の会費売上によるものです。売上拡大には、会員数の増大が必要であるため、新規会員企業獲得のための営業活動の強化ならびに営業人員の増強を行うとともに、サービスを長く利用いただくための取り組みが重要であるとして、契約継続率に注目しています。従来、中小企業の経営課題として上位に位置している、労務管理や人手不足などに対処したいとする経営者のニーズを掴んだ提案を行ったことも貢献しました。会員企業に向けては、マイページへの登録や、保存した検索条件に合致する情報をメールおよびアプリのプッシュ通知でお知らせする機能を備えた補助金検索サイト「ホジョサーチ」の提供を開始しました。加えて、ユーザーセグメントの明確化を通じて、継続的な価値提供とパーソナライズされた対応を行い、契約継続率の向上を図る体制の構築を進めました。 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 期末会員数   増減数   期末会員数   増減数   期末会員数   増減数 エフアンドエムクラブ会員数   11,192   2,145   13,705   2,513   14,817   1,112 2025年1月から公募が開始された「中小企業省力化投資補助金(一般型)」は、中小企業のデジタル技術を活用した省力化投資を後押しし、付加価値額の拡大と賃上げの実現を目指す補助金です。当社においては、第4回公募までの累計採択率が92.6%に達するなど、高水準の実績を維持しています。営業機会の増強にはパートナーとなる地域金融機関との連携が重要となりますが、活動実績を高く評価いただいていることから業務提携の締結は順調に進み、業務提携済みの地域金融機関は234行庫となりました。2024年7月22日に開始した三菱UFJ銀行との協働ビジネスは、中小企業の経営支援を両社で強力に推し進めるべく、当社から営業担当者を出向させています。また、信用金庫のセントラルバンクである信金中央金庫と連携することで、全国の信用金庫との提携および企業支援を促進しています。 企業の従業員向け研修に専門的な知識や経験を持つ講師を派遣する講師派遣型研修サービスについては、第1四半期連結会計期間から取り組みを強化しています。当連結会計年度では、エフアンドエムクラブ会員企業を中心に3,079社の研修を実施しました。 エフアンドエムクラブの拡販は地域金融機関との連携によるところが大きいため、それに伴う手数料の支払いが発生しますが、あくまでも変動費であり、営業基盤と販売力強化のためには必要な費用だと認識しています。地域金融機関とともにより多くの企業の支援体制を構築することが、営業機会の増強につながります。翌期はさらなる「エフアンドエムクラブ」の営業活動強化や講師派遣型研修サービスの提供拡大、「中小企業省力化投資補助金」や「中堅・中小成長投資補助金」「中小企業成長加速化補助金」等をはじめとした各補助金の申請支援を行うことが業績に貢献する見通しです。 [ビジネスソリューション事業] 「経営革新等支援機関推進協議会」では、今後も税理士・公認会計士を通じて中小企業の優遇税制支援や財務支援、人材の採用・育成・定着に関するノウハウ提供、さらに事務所向けのAIを活用した業務改善や職員向けの研修の提供を拡充してまいります。また、税理士・公認会計士業界では、生成AIを活用した「事務所運営」や「顧問先対応」の生産性向上を図っており、「プロンプトの提供」を受けたり、「事務所に応じた個別相談」ができるAI研究会への加入が堅調に推移しています。 「オフィスステーション」シリーズについては、HR領域での生産性向上を目指したDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が市場で一層進むことを見据え、スモールスタートを希望する企業にも柔軟に対応した提案活動を強化し、企業の業務効率化やコスト削減を支援する姿勢をさらに徹底していきます。士業事務所向けには、大規模事務所への提案活動を引き続き強化し、社労士業界内での認知度を一層高めるとともに、会員数のさらなる増加を目指します。今後は、オフライン展示会へ積極的に出展し、有効リードの獲得を進め、営業機会を最大化する方針です。さらに、既存ユーザー向けには利用機会の拡大を提案し、顧客満足度の向上や継続率の改善に注力します。並行して、「オフィスステーション」シリーズで未導入のプロダクトの提案を積極的にしていくことで、ARR(年間経常収益)やLTV(顧客生涯価値)の向上を図り、持続可能な成長基盤を構築します。 また、「オフィスステーション」シリーズの利便性をさらに高めるため、機能追加や新製品の開発を計画的に進め、ユーザー体験の向上を目指します。新たな開発については、コストコントロールを徹底し、効率的な運営を維持しながら市場のニーズに迅速に対応していきます。今後も、顧客と市場の要望を的確に捉えた製品展開と支援策により、事業の成長を加速させることを目指して取り組んでまいります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、強固な財務体質を保持しつつ、企業価値向上に資する成長投資を行うべく、戦略的に経営資源を配分することを財務戦略の基本方針としています。強固な財務体質の維持については、自己資本比率を指標としています。当連結会計年度の自己資本比率は74.7%と、リスク耐性及び健全性において問題のないレベルだと認識していますが、円安や物価上昇、金融資本市場の変動等の影響により社会経済活動や事業環境の先行きは見通しづらい状況が続いているため、キャッシュ・フローの状況を注視しつつ財務規律を堅持してまいります。 経営資源の配分については、収益力の高い既存事業の強化・成長に貢献する投資と、事業経営の基盤である人材採用及び育成への投資を最優先しながら、生産性向上のためのIT活用及び新規事業育成のための投資も継続して行います。投資については、フリー・キャッシュ・フローを有用な指標と考えています。当社グループではフリー・キャッシュ・フローを、営業活動により獲得されたキャッシュ・フローと投資活動により支出されたキャッシュ・フローの合計として定義しています。この指標は戦略的投資や負債返済に充当可能な資金の純額となると考えており、以下の通りフリー・キャッシュ・フローを算出しています。 (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   増減 営業活動によるキャッシュ・フロー   3,743   5,197   1,454 投資活動によるキャッシュ・フロー   △2,906   △3,685   △779 フリー・キャッシュ・フロー   837   1,512   674 当連結会計年度においては、営業活動は順調で、各セグメントの会員数とともにキャッシュ・インは増加していますが、「オフィスステーション」シリーズの開発を継続したことがキャッシュ・アウトを増加させました。企業規模を問わずHR領域では急速なIT化が進んでおり、「オフィスステーション」シリーズの拡販にとっては引き続き追い風であり、成長力・収益力の両面から今後も成長エンジンであると考えています。翌期以降も着実な拡販や収益力の強化に万全を期すことで、投資回収をしていきます。その他のセグメントも含め、利益成長によるキャッシュの創出力を高めながら、資本コストと財務の柔軟性のバランスを考慮した資本構成を維持してまいります。 資金調達については、円滑な事業活動に必要なレベルの流動性の確保と財務の健全性・安定性維持を基本方針としています。当社グループのビジネスモデルでは大型の設備投資は発生しないため、そのための資金調達の必要性はありませんが、事業展開に伴う資金需要には機動的に対応するため、充分な現金及び現金同等物を保有しています。現金及び現金同等物の保有額については厳密な目標を設けておりませんが、金融情勢などを考慮しつつ、安全性ならびに流動性の高い短期金融商品を中心に運用しています。 株主還元については、安定的・継続的な利益還元に努めていくことを原則とし、事業活動を通じて創出した利益を成長分野へ投資することで、長期的なEPSの成長と配当水準の向上に努めてまいります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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