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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

スター・マイカ・ホールディングス

2975 · Prime · 不動産業

中古マンションをリノベーションして販売・賃貸運用。不動産投資とアドバイザリーも手掛ける。

概要

スター・マイカ・ホールディングスは、東京都港区に本社を置く持株会社である。連結子会社5社を通じ、中古分譲マンションを購入・リノベーションして販売するリノベマンション事業を中核とし、あわせて不動産・事業会社への投融資(インベストメント事業)や仲介・管理・コンサルティング(アドバイザリー事業)を展開する。2024年11月期の連結売上高は558億円、営業利益55億円、従業員数230名。東京証券取引所プライム市場に上場する。

リノベマンション事業を中核とする3つのセグメント

当社グループは、有価証券報告書上、リノベマンション事業、インベストメント事業、アドバイザリー事業の3セグメントに区分される。リノベマンション事業は賃貸中の中古分譲マンションに投資し、ポートフォリオで賃貸運用しながらリノベーションにより価値向上後、個人向けに販売する。インベストメント事業は同事業の投資対象外の不動産・事業会社・ファンド等への投融資を行う。アドバイザリー事業は不動産売買・賃貸仲介、賃貸・建物管理、金融・不動産分野のコンサルティング等のフィービジネスである。2024年11月期のセグメント別売上高は、リノベマンション事業660億円、インベストメント事業21億円、アドバイザリー事業18億円であり、売上の約96%をリノベマンション事業が占める。

収益の8割を占める販売事業と賃貸運用の両輪

リノベマンション事業は、物件の販売収入と賃貸収入の2本柱である。2024年11月期の同事業売上高660億円のうち、販売売上は613億円(前年比25.1%増)、賃貸売上は46億円(同0.9%減)であった。販売戸数の増加に加え、高価格帯の空室物件販売が利益率を押し上げ、販売利益率(評価損除く)は14.5%と前年から1.5ポイント上昇した。賃貸売上は保有戸数減少により微減したが、ストック収入として安定したキャッシュフローを生む。販売用不動産評価損は89百万円と低水準にとどまった。

インベストメント事業で得たリターンとアドバイザリー事業のフィー収入

インベストメント事業は、リノベマンション事業以外の不動産や事業会社、ファンド等への投融資によりリターンを獲得する。2024年11月期は営業投資有価証券の一部売却や一棟収益物件の売却等により、売上高21億円(前年比142%増)、営業利益2.2億円(同37%増)と大幅に伸長した。アドバイザリー事業は仲介手数料が増加したものの、コンサルティングのスポット報酬減少により売上高18億円(同0.9%減)、営業利益10.2億円(同16.9%減)と減益となった。同事業の収益安定化が課題である。

首都圏を中心に全国6支店を展開

当社グループは、東京都港区の本社に加え、横浜、大阪、福岡、仙台、札幌、神戸に支店を設置し、全国6カ所で営業拠点を持つ。特に首都圏(東京、神奈川)に重点を置き、中古マンションの購入・販売を強化している。2024年11月期の有価証券報告書によれば、首都圏中古マンション市場は成約件数・価格とも前年を上回る活況であり、新築マンション価格高騰の受け皿としてリノベーションマンション需要は底堅い。中期経営計画では、都市部シェア拡大と地方中核都市への積極展開を掲げる。

業界の中での役割は中古マンション投資・再生事業者、不動産仲介・管理業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
692億円
営業利益
73億円
営業利益率
10.5%
純利益
42億円
2025/11 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/11
事業売上構成比利益利益率
リノベマン ション事業660億円95.4%68億円10.3%
インベスト メント事業22億円3.2%2億円9.1%
アドバイザ リー事業10億円1.4%10億円100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01不動産(中古マンション市場)主力

賃貸中の中古分譲マンション(ファンド等含む)に投資し、ポートフォリオで賃貸運用しながらリノベーションにより価値向上後、幅広い消費者に販売。

主な製品・サービス2
リノベーションマンション販売
購入した中古マンションを改装し、個人向けに販売する事業。
賃貸運用
リノベーション前後の物件を賃貸し、家賃収入を得る事業。

02不動産投資市場準主力

リノベマンション事業の投資対象外の不動産・事業会社・ファンド等への投融資を行い、投資リターンを獲得。

主な製品・サービス1
投融資
不動産、事業会社、ファンド等への投資及び融資。

03不動産サービス(仲介・管理・コンサル)準主力

不動産の売買・賃貸仲介、賃貸・建物管理、金融・不動産分野におけるコンサルティング等のフィービジネス。

主な製品・サービス3
仲介
不動産の売買・賃貸の仲介手数料収入。
管理
賃貸物件の管理・建物管理業務。
コンサルティング
金融・不動産分野におけるアドバイザリーサービス。

製品と技術

リノベーションによる中古マンションの価値向上

当社グループの核心は、中古分譲マンションを買い取り、リノベーションを施して再販売するビジネスモデルである。リノベーションでは内装・設備を現代の居住水準に引き上げ、間取り変更や省エネ改修も行う。2024年11月期のリノベマンション事業販売売上高613億円に対し、販売利益率は14.5%であり、物件の評価損は89百万円と抑制されている。物件の仕入れから販売までの期間短縮が課題であり、中期計画では販売事業期間1.5カ月短縮を目標とする。

賃貸運用によるストック収入の確保

購入した物件は、リノベーション前後で賃貸運用され、家賃収入を得る。これにより、販売までの期間中のキャッシュフローを安定させるとともに、物件の価値維持にも寄与する。具体的には、物件取得後すぐに賃貸に出し、入居者がいる状態(オーナーチェンジ)で販売する手法が主力である。2024年11月期の賃貸売上高は46億円と、リノベマンション事業売上の約7%を占める。賃貸総利益の維持は財務基盤強化の柱の一つである。

インベストメント事業における投融資の多様化

インベストメント事業では、リノベマンション事業の投資対象外の不動産(一棟収益物件等)や事業会社、ファンド等に投融資を行う。2024年11月期は営業投資有価証券の一部売却や一棟物件売却により売上高21億円を計上した。投資先のバリューアップや出口戦略の多様化が収益拡大の鍵となる。2026年11月期の目標として、ファンド化の推進や成長企業への投資機会の模索が掲げられており、リノベマンション事業との相乗効果も期待される。

アドバイザリー事業のフィービジネス

アドバイザリー事業は、不動産の売買仲介・賃貸仲介、賃貸管理・建物管理、金融・不動産分野のコンサルティングを提供する。2024年11月期の売上高は18億円、営業利益は10.2億円であった。仲介手数料収入が増加した一方、コンサルティングのスポット報酬が減少し、セグメント利益は減益となった。グループ全体の物件情報を活用した仲介やリノベーション後の物件管理を自社で行うことで、顧客囲い込みとフィー収入の安定化を図る。今後の収益機会の多様化が課題である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

リノベ分譲で中堅、関東集中

首都圏の中古マンションリノベーション分譲に特化した中堅事業者。大東建託のような大手と異なり自社開発物件は持たず、仕入れた中古物件の再生販売に強みを持つ。同業のファンタジスタやタスキホールディングスと競合するが、事業規模では劣る。直近2期の売上高は拡大基調(489→692億円)で、営業利益率も9.86%→10.55%と改善。ただし、事業エリアが首都圏に偏っており、地域分散のリスクを内包する。

強み

  • 中古マンションのリノベーションを自社で一貫対応し、顧客ニーズに合った品質を提供
  • 新築開発と異なり、物件取得後に即販売が可能で、在庫回転が速い
  • 直近2期で売上高・利益率ともに上昇、事業効率が向上している
  • 関東エリアでの実績が豊富で、リノベ物件のブランド力が一定程度ある

課題

  • 首都圏依存度が高く、関東の市況悪化が業績に直結する
  • 同業・投資家との物件取得競争が激化し、仕入れ価格上昇の余地
  • 大東建託など大手に比べ規模・資金調達力で劣り、事業拡大に制約

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

住宅・不動産の時価総額近傍。太字がスター・マイカ・ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17989立川ブラインド工業549億円16.2倍
23284フージャースホールディングス546億円7.5倍
33482ロードスターキャピタル545億円5.4倍
48818京阪神ビルディング542億円22.9倍
53465ケイアイスター不動産535億円6.8倍
62975スター・マイカ・ホールディングス521億円8.4倍
73245ディア・ライフ504億円11.6倍
83475グッドコムアセット458億円22.2倍
99052山陽電気鉄道452億円11.1倍
103276JPMC398億円20.2倍
118219青山商事388億円16.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

1998年設立から中古マンション事業への特化

1998年7月、株式会社オフィス扇(現スター・マイカ・ホールディングス)として設立される。2001年5月には株式会社扇インベストメント(現スター・マイカ株式会社)を設立し、中古マンションへの投資・リノベーション・販売事業を本格化。2002年2月、商号をスター・マイカ株式会社に変更した。創業時から「作るから活かす」の理念のもと、新築ではなく既存ストックに価値を見出す独自のビジネスモデルを確立し、賃貸中の物件を買い取るオーナーチェンジ手法を採用した。

2006年の株式上場と事業基盤の拡大

2006年10月、スター・マイカ株式会社は大阪証券取引所ヘラクレス市場(現JASDAQスタンダード)に株式上場を果たす。上場を機に事業拡大を加速し、2007年5月にスター・マイカ・アセットマネジメント株式会社、2008年5月にスター・マイカ・レジデンス株式会社を相次いで設立。2011年9月には横浜支店を開設し、首都圏での営業拠点を拡大した。上場から5年間でグループ体制を整え、中古マンションの購入・管理・販売を自社で一貫して行う体制を構築した。

東証二部・一部指定と全国展開の開始

2015年11月、スター・マイカは東京証券取引所市場第二部に市場変更。2016年12月にはスター・マイカ・アセット・パートナーズ株式会社を設立し、投資事業を強化。2017年7月には東証第一部に指定された。2013年12月に開設した大阪支店に加え、2018年11月には福岡支店を開設し九州エリアに進出。同年11月、商号をスター・マイカ・ホールディングス株式会社に変更し、持株会社体制への移行準備を開始した。

持株会社体制への移行と2019年の上場

2019年3月、仙台支店を開設し東北地方に進出。同年6月、スター・マイカとの間で株式交換を実施するとともに会社分割(吸収分割)を行い、持株会社体制に移行した。同日、東京証券取引所市場第一部に上場(旧スター・マイカから承継)。これにより、純粋持株会社としてグループ全体の戦略策定とガバナンスを担う体制となった。2020年7月には札幌支店を開設し、北海道へも進出した。

プライム市場移行と過去最高業績の更新

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、プライム市場に移行。同年11月、神戸支店を開設し、関西エリアの拠点を拡充した。2024年11月期の連結売上高は558億円と過去最高を更新し、営業利益55億円、当期純利益31億円を計上。中期経営計画「Find the Value 2026」の目標を1年前倒しで達成し、2025年11月期には売上高692億円、営業利益73億円とさらなる過去最高を見込む。

2025年11月期の業績と今後の展望

2025年11月期においても、オーナーチェンジ物件への回帰と都市部集中戦略が奏功し、業績は過去最高を更新。売上高692億円、営業利益73億円、当期純利益42億円を見込む。2026年11月期には売上高847億円、営業利益92億円、当期純利益50億円を新たな中期目標として設定。ROE12%以上、営業利益率10%以上、PBR1倍以上を掲げ、資本コストを意識した経営を推進する。

年表20件を開く

1990年代

  • 1998年7月創業株式会社オフィス扇(現・スター・マイカ・ホールディングス株式会社)設立

2000年代

  • 2001年5月創業株式会社扇インベストメント(現・スター・マイカ株式会社)を設立
  • 2002年2月商号変更株式会社扇インベストメントが商号をスター・マイカ株式会社に変更
  • 2006年10月上場スター・マイカが大阪証券取引所ヘラクレス市場(旧・東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式上場
  • 2007年5月スター・マイカ・アセットマネジメント株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2008年5月スター・マイカ・レジデンス株式会社を設立(現・連結子会社)

2010年代

  • 2011年9月スター・マイカ横浜支店を開設
  • 2012年9月スター・マイカ・プロパティ株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2013年12月スター・マイカ大阪支店を開設
  • 2015年11月スター・マイカが東京証券取引所市場第二部に市場変更
  • 2016年12月スター・マイカ・アセット・パートナーズ株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 2017年7月スター・マイカが東京証券取引所市場第一部指定
  • 2018年11月商号変更スター・マイカ・ホールディングス株式会社に商号変更
  • 2018年11月スター・マイカ福岡支店を開設
  • 2019年3月スター・マイカ仙台支店を開設
  • 2019年6月スター・マイカとの間で株式交換を実施するとともに、会社分割(吸収分割)を実施し、持株会社体制に移行
  • 2019年6月上場東京証券取引所市場第一部に上場

2020年代

  • 2020年7月スター・マイカ札幌支店を開設
  • 2022年4月市場区分の見直しにより、東京証券取引所プライム市場に移行
  • 2022年11月スター・マイカ神戸支店を開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/11期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年11月期まで847億円
  • 営業利益2026年11月期まで92億円
  • 当期純利益2026年11月期まで50億円
  • ROE2026年11月期まで12.0%以上
  • 営業利益率2026年11月期まで10.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    オーナーチェンジ物件回帰と都市部集中

    首都圏など都市部でのシェア拡大を図りつつ、オーナーチェンジ物件への回帰を進める。販売事業期間の短縮、在庫管理の規律強化、リフォーム構造改革、ファンド化推進も併せて行う。

  2. 02

    高価格帯など未開拓領域への挑戦

    既存事業の深化に加え、高価格帯物件などこれまで手掛けてこなかった領域へ進出し、市場期待を超える高成長を目指す。

  3. 03

    成長投資と株主還元の両立

    将来の利益成長に向けた投資を最優先しつつ、利益拡大に伴う継続的な増配を実施する。ROE向上と株主資本コストの適正水準維持により企業価値最大化を図る。

  4. 04

    財務基盤の強化

    ストック収入(賃貸利益)の維持、フロー収入(販売利益)の増加、内部留保の蓄積を進める。取引金融機関の拡大や多様な調達手法により安定した資金調達体制を構築する。

  5. 05

    サステナビリティ経営の推進

    中古マンションの取得・リノベーション・販売を通じ、環境・社会・ガバナンスに配慮した事業を展開し、持続可能な社会の実現に貢献する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で230人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は681万円で、6期前と比べて+7.8%平均年齢は35.5歳、平均勤続年数は5.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年11月63234.63.4144
2020年11月64135.03.8158
2021年11月64635.94.5152
2022年11月66736.35.0156
2023年11月65135.95.6179
2024年11月69936.65.52012,736
2025年11月68135.55.32303,174

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年11月期・提出会社(単体)
女性管理職比率16.7%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)65.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 東京都港区183百万円
リノベマンション事業 インベストメント事業 アドバイザリー事業 全社(共通)
大阪支店 — 大阪市北区32百万円
リノベマンション事業
仙台支店 — 仙台市青葉区5百万円
リノベマンション事業
福岡支店 — 福岡市中央区3百万円
リノベマンション事業
横浜支店 — 横浜市神奈川区2百万円
リノベマンション事業
札幌支店 — 札幌市中央区1百万円
リノベマンション事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    スター・マイカ・アセット マネジメント株式会社
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    スター・マイカ・レジデンス株式会社
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    スター・マイカ・プロパティ株式会社
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    スター・マイカ・アセット・パートナーズ株式会社
    東京都港区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年11月期の売上高は692億円営業利益73億円前期と比べると増収増益で、売上が+24.0%、利益が+32.7%。

売上高
+24.0%
692億円
営業利益
+32.7%
73億円
純利益
+35.5%
42億円
営業利益率
10.5%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2026年11月期

項目会社予想前期実績
売上高892億円692億円
営業利益104億円73億円
純利益60億円42億円
1株あたり配当¥51¥51

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は434億円、営業利益は68億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+28.8%、営業利益は+70.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1111412.68
2023年2Q1381410.18
2023年3Q1221310.77
2023年4Q1184
2024年1Q1111210.87
2024年2Q1621710.510
2024年4Q285269.114
2025年2Q3374011.924
2025年4Q355339.318
2026年2Q4346815.744

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

直近期の営業利益率は10.5%。売上は4期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
スター・マイカ・アセット・パートナーズ株式会社を設立(現・連結子会社)
2016年4月000
2017年4月100
スター・マイカ・ホールディングス株式会社に商号変更
2018年4月111
2018年11月111
東京証券取引所市場第一部に上場
2019年11月3222920
スター・マイカ札幌支店を開設
2020年11月3962517
2021年11月3693724
スター・マイカ神戸支店を開設
2022年11月4825437
2023年11月4893927
2024年11月55855469.931
2025年11月692736210.542

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年11月期

売上高692億円のうち、営業利益として残るのは73億円10.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は42億円、売上の6.1%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.2%569億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.2%50億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.5%73億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.0pt
10.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.1pt
6.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.3pt
15.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2025年11月期は営業CFが−51億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−55億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は34億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年4月00000
2017年4月00001
2018年4月00002
2018年11月10−310
2019年11月−103−1105−10443
2020年11月48−4−134474
2021年11月−49−39−5231
2022年11月−46−349−4931
2023年11月−18−129−1942
2024年11月−53−130−5419
2025年11月−51−470−5534

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年11月期の総資産は1,155億円。このうち返さなくてよい自己資本が297億円で、自己資本比率は25.6%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年4月52331962.3
2017年4月71452663.2
2018年4月75482763.8
2018年11月54351965.7
2019年11月76118657524.3
2020年11月76819757125.6
2021年11月80821359526.2
2022年11月90421369123.5
2023年11月95023271824.4
2024年11月1,02825577324.8
2025年11月1,15529785825.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年11月期の内訳
現金及び預金
34億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
249億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
858億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
38
/ 100
安定性自己資本比率17 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率131社中30位あたり、逆に低いのは自己資本比率131社中109位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.2%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.6%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
25.6%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
24.0%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,500で、1年前と比べて+34.5%過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。

¥1,500-4.9%1ヶ月+0.2%1年+34.5%時価総額521億円
過去52週の値幅
安値¥1,098高値¥1,846

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.4倍
PER (会社予想)8.9倍
PBR1.52倍
配当利回り3.40%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価1500円。25日線(1537円)を-2.4%下回り、75日線(1577円)も下回る。週足は下落トレンド。52週高値1846円からは-18.7%の水準。直近1ヶ月で-3.8%下落。出来高は高水準で売り圧力強い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER8.38倍(予想8.9倍)は業界平均13.96倍を下回る。PBR1.51倍も平均1.70倍をやや下回る。配当利回り3.42%は平均3.11%を上回る。ROE15.2%と高収益だが、配当性向74.6%と高めで利益成長に対する配当の伸びは限定的。バリュエーションは割安ゾーンにある。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.4倍14.9倍
PER (予想)8.9倍
PBR1.52倍1.84倍
ROE15.2%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資用ワンルームマンション販売で急成長。強気派は首都圏の単身世帯増加や低金利環境下での投資需要を背景に、販売戸数・価格の伸びを評価。2025年11月期も増収増益予想で、PER8倍台の割安感も指摘。一方、弱気派は不動産市況の金利上昇リスクや、販売物件の仕入れ競争激化による利益率低下を懸念。加えて、総還元性向50%超の株主還元は持続可能性に疑問。

プラスに働く材料7
  • 投資用物件需要の追い風

    低金利で利回り物件への投資意欲旺盛、単身者向けニーズも堅調。

  • 業績拡大基調

    2025/11期売上高692億円(+24%)、営業利益10.55%に改善見込み。

  • 株主還元の厚さ

    配当利回り3.4%、自己株式取得も実施し総還元性向50%超。

  • 営業利益73億円への大幅増益2025/11期影響

    2024/11期55億円→2025/11期73億円、33%増。好調な不動産市況を反映。

  • ROE15.2%の高収益性継続影響

    ROE15%超は不動産業平均以上。自己資本成長が株主価値向上に寄与。

  • 低PER8.4倍の割安評価通年影響

    予想PER8.9倍は不動産セクターで割安。成長継続ならバリュエーション拡大余地。

  • 配当利回り3.4%の魅力継続影響

    安定した配当政策。増益に伴う増配期待が株価サポート。

マイナスに働く材料7
  • 金利上昇リスク

    投資家の借入コスト増で需要減退、物件価格調整の恐れ。

  • 利益率の頭打ち

    競争激化で仕入価格上昇、販売価格への転嫁が限定的。

  • バランスシート負債

    有利子負債多く、金利上昇時は財務負担増大。

  • 金利上昇による不動産市況悪化金融政策次第影響

    金利上昇で投資需要減退、物件価格下落。収益悪化リスク。

  • 借入金依存度の高さ継続影響

    不動産事業は高レバレッジ。金利上昇時は支払利息増加で利益圧迫。

  • 物件取得競争の激化2026年〜2028年影響

    好調市況で物件価格高騰。収益率低下で投資効率悪化。

  • 業績予想との乖離リスク決算発表後影響

    2025/11期予想達成率次第。未達時は株価反落。

次の決算で確かめる点
分譲売上高・戸数
主力事業の販売動向を示す最優先指標。
販売用不動産回転率
在庫消化スピード、資金効率の目安。
営業利益率
仕入れ・販売価格のバランスを反映。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり51で、前期から+60.9%いまの株価に対する利回りは3.40%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥51
1株あたり
配当利回り
3.40%
いまの株価に対して
配当性向
74.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年11月1632.6
2021年11月173.177.8
2022年11月2018.244.3
2023年11月202.640.8
2024年11月2315.076.0
2025年11月3760.974.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥51

株主

有価証券報告書より

2025年11月期末の株主数は延べ8,186人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.0%を占め、残る77.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年11月%2021年11月%2022年11月%2023年11月%2024年11月%2025年11月%
個人・その他52.852.748.750.252.152.5
金融機関26.424.023.621.720.022.1
外国法人19.220.725.024.121.320.5
証券会社1.42.32.43.45.23.9
自己株式3.01.61.72.62.4
事業法人0.20.30.30.61.40.9

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01水永 政志34.77
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.91
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.30
04GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人:シティバンク、エヌ・エイ東京支店)3.27
05野村證券株式会社2.25
06株式会社日本政策投資銀行2.17
07RE FUND 107-CLIENT AC (常任代理人:シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.02
08NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE UK PENSION FUNDS EXEMPT LENDING ACCOUNT (常任代理人:香港上海銀行東京支店)1.91
09野村信託銀行株式会社(投信口)1.40
10MORGAN STANLEY & CO. LLC (常任代理人:モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.11

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-06-05
    水永 政志
    新規の大量保有報告
    28.91%
    -7.08pt
  • 2026-06-02
    東京建物株式会社
    新規の大量保有報告
    13.74%
  • 2026-05-20
    水永 政志
    新規の大量保有報告
    35.99%
    -0.51pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+1302%、1株純資産は11期で−20%。直近期のROEは15.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年4月91,0930.9
2017年4月151,5061.2
2018年4月341,6112.2
2018年11月115911.5
2019年11月5650711.416.257.6
2020年11月475399.114.632.6
2021年11月6557411.89.577.8
2022年11月10763417.56.744.3
2023年11月8069412.07.640.8
2024年11月9376812.87.376.0
2025年11月12487315.210.274.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2025/11期の役員報酬は総額140百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約19倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
水永政志代表取締役社長6112,083,000
小滝一彦取締役(監査等委員)6048,000
矢野裕史取締役(監査等委員)593,000
和田哲夫取締役(監査等委員)6129,000
三枝和取締役(監査等委員)59

役員報酬の内訳2025/11

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)116112127127
社外取締役413133

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/11期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容723字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、持株会社である当社及び連結子会社5社並びに持分法非適用関連会社2社から構成されており、リノベマンション事業、インベストメント事業及びアドバイザリー事業の3つの事業を行っております。その主な事業内容は次のとおりであります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (1)リノベマンション事業 主として賃貸中の中古分譲マンション(左記を投資対象とするファンド等を含む)に対して投資を行い、ポートフォリオとして賃貸運用しながら、リノベーション等により不動産の価値を向上させて幅広い消費者層へ販売を行っております。 (2)インベストメント事業 主として投資リターン獲得を目的に、不動産・事業会社・ファンド等(リノベマンション事業の投資対象となる不動産及びファンド等を除く)への投融資を行っております。 (3)アドバイザリー事業 主として不動産の売買・賃貸仲介、賃貸・建物管理及び金融・不動産分野におけるコンサルティング等の 「フィー(手数料)ビジネス」を行っております。 なお、当社は、スター・マイカ、スター・マイカ・アセットマネジメント株式会社、スター・マイカ・レジデンス株式会社、スター・マイカ・プロパティ株式会社、スター・マイカ・アセット・パートナーズ株式会社を連結子会社としております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注)持分法非適用関連会社2社は、上記事業系統図には含めておりません。
経営方針・対処すべき課題2,943字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、これまで中古マンションを取り巻くお客様のニーズにいち早く着目し、前例のないビジネスモデルで堅実な成長を遂げてきた企業として、「Find the Value」をコーポレートスローガンとしております。これは、中古マンションという今あるものに目を向け、眠っていた価値に光を当てることによって、これからも日本の住宅のあり方に寄り添い、常識にとらわれない価値を創造していくということを意味しております。 また、「“作る”から“活かす”社会の実現へ」を企業理念(ミッション)に掲げ、地球の限られた環境資源を有効活用するべく、今ある住まいをもっと活かし、より便利でより快適な住宅の再生・流通を推進すべく挑戦しております。住宅の再生・流通を通じて、多くの人々が「より良い価格でより良い暮らし」を手に入れ、持続的で活力のある社会が実現することを目指しております。 (2)経営戦略等 当社グループは、2024年1月12日に公表した中期経営計画「Find the Value 2026」の下、“ヒト”も建物も高齢化しつつある社会において、リノベーションマンションの供給を通じて住宅循環システムの普及・定着に努めてまいります。同計画において当社グループは、「ROE(自己資本利益率)の向上」と「株主資本コストの適正水準維持」により企業価値及びエクイティスプレッドを最大化すべく、事業・財務・IRの3つの戦略を着実に遂行しております。 2025年11月期においては、重点施策である「オーナーチェンジ物件への回帰及び都市部集中戦略」が奏功し、業績は過去最高を更新いたしました。この結果、1株当たり当期純利益(EPS)は124.40円となり、当初の中計計数目標を営業利益及び当期純利益において1年前倒しで概ね達成いたしました。 これらの中期経営計画の進捗を踏まえ、2026年11月期は、計数目標として「売上高847億円」「営業利益92億円」「当期純利益50億円」を新たに設定いたしました。さらなる成長に向けて、既存戦略の深化と高価格帯等の未開拓領域への挑戦により、市場期待を超える高成長を志向いたします。また、将来の利益成長に向けた成長投資を最優先しつつ、利益拡大による継続的な増配を目指してまいります。 (中期経営計画の概要) イ.対象期間 2024年11月期から2026年11月期まで(3カ年) ロ.企業価値の最大化に向けた戦略 <事業戦略> ・オーナーチェンジ物件への回帰 ・都市部シェア拡大 ・リフォーム構造改革 ・販売事業期間短縮(規律のある在庫管理) ・ファンド化の推進 <財務戦略> ・活用キャッシュの最大化 ・規律ある成長投資と株主還元 <IR戦略> ・IR体制の構築 ・IR資料 / Websiteの刷新 ・株主との対話強化 ハ.企業価値の最大化に向けた目標 ・2026年11月期 売上高   847億円 ・2026年11月期 営業利益   92億円 ・2026年11月期 当期純利益   50億円 ・ROE   12.0%以上 ・営業利益率   10.0%以上 ・EPS (1株当たり純利益)成長率   14.0%以上 ・販売事業期間   1.5カ月短縮 ・OC(オーナーチェンジ物件)回転期間   18カ月短縮 ・販売用不動産残高   1,000億円以上 ・自己資本比率   25.0%以上 ・総還元性向   40.0% ・PBR(株価純資産倍率)   1倍以上 (3)経営環境 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の下支えもあり、緩やかに回復しております。一方で、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスク、物価高による個人消費への影響や、金融資本市場の変動等の影響に引き続き十分注意する必要があります。 当社グループの属するリノベーションマンション業界におきましては、公益財団法人東日本不動産流通機構によると、2025年11月度の首都圏中古マンションの成約件数は4,435件(前年同月比38.3%増)と13カ月連続、成約㎡単価は82.22万円(同3.5%増)と67カ月連続、成約価格は5,204万円(同3.6%増)と13カ月連続でそれぞれ前年同月を上回っております。なお、首都圏中古マンションの在庫件数は43,156件(同5.5%減)となりました。 翌連結会計年度以降は、物価上昇による家計負担の増加や、金融政策の見直しによる金利上昇が進行する中、当面の間、不透明な経営環境が続くと予想されるものの、新築マンションの価格高騰や供給減を受けて、リノベーションマンションに対する底堅い需要は継続するものと考えられます。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 上記の経営方針・経営戦略等を実現するために優先的に対処すべき事業及び財務上の課題は以下のとおりです。 ① 購入・販売戸数の拡大 当社グループは、主力事業であるリノベマンション事業の更なる発展へ向け、物件購入戸数・販売戸数を拡大する方針であります。購入戸数拡大においては、18,000戸を超える累積購入実績から培った独自の物件査定手法の一層強化及びエリア戦略の進化(首都圏エリア深堀及び地方中核都市への積極展開)が必要であると考えております。販売戸数拡大においては、お客様のニーズを捉えた商品ラインナップの拡充や、子会社仲介機能の一層の強化が必要であると考えております。 ② 財務基盤の強化 当社グループは、不透明な事業環境下においても経営の安定性を維持するため、財務基盤の強化に努める方針であります。具体的には、ストック収入である賃貸総利益の維持に加え、フロー収入である販売総利益の増加に努め、内部留保の一層の蓄積を行うことが必要であると考えております。また、より一層安定した資金調達体制の構築へ向け、取引金融機関の拡大や、多様な調達手法の模索を行う必要があると考えております。 ③ コンプライアンスの強化 当社グループは、常に法令等を遵守し、高い倫理観と社会的良識をもって行動することが、継続的に企業価値を高めるために最も重要であると考えております。関連する法令・制度が変革される中、常に企業としての社会的責任を果たすために、経営管理体制の強化に努めます。 ④ サステナビリティ経営の実現 企業の社会的責任としてサステナビリティ経営が求められ、社会課題解決の取り組みにおいて企業が果たす役割がますます重要となっております。当社グループは、様々な課題を抱えた中古マンションの取得・リノベーション・販売活動を通じ、これらの物件を次の世代へ健全に承継していくことで、人・地域社会・不動産業界・地球環境にとってよりよい価値を創出してまいります。今後も企業成長を通じた社会課題の解決や持続可能な社会の実現への貢献を志向し、環境・社会・ガバナンスの観点に留意しつつ、社会に役立つ事業の創造に挑戦いたします。
事業等のリスク4,402字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性のあると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)不動産市場環境の動向について 当社グループの中核であるリノベマンション事業での投資対象であるファミリータイプの中古分譲マンションは、高騰する新築分譲マンション価格に対する割安感や購入層のリノベーションに対する認知度向上を受けて底堅い需要は継続するものと予想しておりますが、不動産市場は、景気動向、金利動向、地価動向及び住宅税制等の影響を受けて需給が変動する可能性があります。 当社は、取締役会等の会議体において不動産市場環境の動向について常にモニタリングを実施し、環境の変化に対応できる体制を構築しております。 (2)不動産に係る税制改正等の政策について 消費税の税制改正は、一時的に住宅需要を増減させる可能性や、当社グループにおける租税公課の負担額を増加させる可能性があります。また、景気動向の変化による政府の経済政策の一環として、住宅ローン減税や住宅取得における贈与税の非課税枠等、不動産関連の税制の改正等が行われることがあります。この政策の内容によっては、不動産の取得及び売却時におけるコストの増加や、消費者の住宅購入意欲低下によって、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)競合について 近年、リノベーションマンションへの旺盛な需要を受けて新規参入する企業が増加し、リノベーションマンション市場の競争環境は厳しさを増しております。そのような中、当社グループがメインで取得する賃貸中のファミリータイプ中古分譲マンションは、取得・保有の難しさから、当社規模で当該物件の取得を目指す競合会社は存在せず、差別化が図られております。また、仲介会社との長年の取引実績に基づく物件情報網、取得時の価格査定の迅速性、長期での物件保有を可能とする資金調達力、膨大な査定・取引をミスなく迅速に行う社内の業務遂行体制等の構築により競合会社との差別化を図っております。 (4)有利子負債への依存について 当社グループは、物件の取得に際して自己資金と金融機関からの借入金を活用しており、物件取得の状況によってその残高も変動します。当社グループは、資本効率を高めた経営を志向しており、財務レバレッジに配慮した適正な規模での借入金の調達に努めておりますが、金融環境が変化した場合には、支払利息の増加等の事態が発生する可能性があります。かかる影響の最小化へ向け、当社グループは、取引金融機関の拡大や資金調達手段の多様化へ努めるとともに、金利スワップを活用した変動金利の固定化を行い、将来の金利上昇に備えております。 なお、当社グループは、資金調達に伴い、金融機関との間で複数の金銭消費貸借契約等を締結しておりますが、これらの契約には一定の財務維持条項が付されているものもあり、条項に抵触した場合には、期限の利益の喪失等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)販売用不動産の評価損について 当社グループが保有する販売用不動産のうち、収益性の低下した物件については、正味売却価額をもって貸借対照表価額としており、正味売却価額と帳簿価額の差額を評価損として計上することとしております。また、正味売却価額の見積りの基礎となる販売見込額は、物件ごとの現況に応じて、物件の立地、規模、周辺の売買取引事例、販売実績、外部業者による価格査定結果等を踏まえ、算出しております。今後、経済情勢や不動産市況の動向により、正味売却価額が下落した場合、評価損計上額が増加し、当社グループの経営成績や財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (6)契約不適合責任について 当社グループは、中古分譲マンションの取得に際し権利、構造、環境等についての予期せぬ損害を被る可能性がないよう、選定・取得の判断を行うに当たって調査を行い、慎重な対応に注力しております。契約内容に適合しない事象が取得後に発覚し、その内容が売主の責めに帰すべき事由による場合、当社グループは原則として、売主に契約不適合責任を追及することが可能ですが、必ずしも追及できるとは限りません。かかる事象が将来の売却価値を著しく損ねるものである場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループがリノベーションマンションを販売する場合においても、買主に対し予期せぬ損害を与えることがないよう、リノベーションの設計・施工については慎重に管理を行い、契約の際には物件状況報告書の交付等による買主への情報提供を行うよう、社内体制が整っております。しかしながら販売後に契約に適合しない不具合が発覚した場合には、契約不適合責任に基づき追完請求や代金減額、損害賠償、契約解除を求められる可能性があり、修復や損害賠償等の追加費用発生や代金減額等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)リノベーション工事について 当社グループでは、取得した中古分譲マンションのリノベーションを行う外注業者について、設計・施工能力、工期、コスト及び品質等を総合的に勘案し、一定の水準を満たす会社を選定しておりますが、取扱物件数の増加及び営業地域の拡大により、当社グループの要求水準を満たす外注業者を確保できなかった場合、適切なコントロールが出来ずリノベーション工事についてトラブル等が生じた場合及び国内外の経済情勢の影響により資材の高騰や物流遅延が生じた場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 かかる影響の最小化へ向け、当社グループは、外注業者の新規開拓及び既存先との関係性深化に注力しております。 (8)不測の事故・自然災害による損害について 当社グループが保有する不動産は、首都圏を中心として、関西圏、その他の地域(北海道、宮城県、愛知県及び福岡県等)に所在しております。保有不動産の存在する地域で火災、暴動、テロ、地震、噴火、津波等の不測の事故・自然災害が発生した場合には、保有不動産が滅失、劣化又は毀損し、突発的な修繕費用の負担や、将来の売却価格の下落が発生する可能性があります。また、不測の事故・自然災害により、不動産投資市場における投資マインドが冷え込み、当社グループの事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 かかる影響の最小化へ向け、当社グループが物件取得を行うエリアの分散を一層進めるとともに、保有する不動産に関して、原則として火災保険・施設賠償責任保険を付保しております。 (9)法的規制について 当社グループは、現時点における法令を遵守して業務を行っておりますが、今後、関連する法令が新たに制定され、又は既存の法令が改廃された場合には、当社グループの事業の一部が制約を受け、あるいは対応のために追加的な費用がかかるなど、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。また、法令違反の事象が発生し、監督官庁より業務の停止や免許の取消等の処分を受けた場合、当社グループの財政状態、経営成績に影響を与える可能性があります。なお、当社グループの事業に関連する主な法律は以下のとおりであります。 ・宅地建物取引業法 当社グループは不動産業に属し、「宅地建物取引業法」の許認可を受けております。宅地建物取引業法をはじめとして、「不動産特定共同事業法」、「不当景品類及び不当表示防止法」、「不動産の表示に関する公正競争規約」、「建築基準法」等の法令により規制を受けております。これらの法律等の改廃又は新たな法的規制が今後生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの主要な事業活動の継続には下表に掲げる許認可等が前提となりますが、当該許認可等には原則として有効期間があり、その円滑な更新のため、当社グループでは法令遵守を徹底し、不祥事の未然防止に努めております。現時点においては、当該許認可等の取消し又は更新拒否の事由に該当する事実はありませんが、将来、何らかの理由により、当該許認可等が取消され又はそれらの更新が認められない場合には、当社グループの主要な事業活動に支障をきたすとともに、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (許認可等の状況) 会社名   許認可等の名称   許認可等の内容   有効期間 スター・マイカ㈱   宅地建物取引業免許   国土交通大臣(3)第8237号   2021年12月1日から 2026年11月30日まで スター・マイカ・レジデンス㈱   宅地建物取引業免許   国土交通大臣(2)第9665号   2025年1月7日から 2030年1月6日まで スター・マイカ・プロパティ㈱   宅地建物取引業免許   東京都知事(2)第105742号   2026年1月16日から 2031年1月15日まで スター・マイカ・アセット・ パートナーズ㈱   宅地建物取引業免許   東京都知事(2)第102192号   2023年6月23日から 2028年6月22日まで ・金融商品取引法 当社グループは、金融商品取引法に基づく「第二種金融商品取引業」、「投資助言・代理業」の登録を行っております。金融商品取引業者は、金融商品取引法をはじめとして、それに関連する各種法令により規制を受けております。 (許認可等の状況) 会社名   許認可等の名称   許認可等の内容   有効期間 スター・マイカ㈱   金融商品取引業登録 (第二種金融商品取引業)   関東財務局長 (金商)第2191号   - スター・マイカ・ アセットマネジメント㈱   金融商品取引業登録 (投資助言・代理業)   関東財務局長 (金商)第808号   - (10)個人情報の管理について 当社グループは、リノベーションマンションの販売及び管理に関して多量の個人情報を取り扱っており、万が一個人情報が漏洩した場合には、損害賠償の発生や社会的な信用力の低下に繋がり、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。かかる影響の最小化へ向け、当社グループは、個人情報の取扱に関する規程の整備や社員向け教育を徹底し、情報漏洩が発生する危険を可能な限り回避するよう努めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,127字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は110,862,815千円となり、前連結会計年度末に比べ11,329,857千円増加しました。これは主に、現金及び預金が1,496,041千円、販売用不動産が9,218,929千円増加したこと等によるものであります。固定資産は4,599,389千円となり、前連結会計年度末に比べ1,372,288千円増加しました。これは主に、投資有価証券が505,653千円及び投資その他の資産のその他が706,110千円増加したこと等によるものであります。 この結果、総資産は115,462,303千円となり、前連結会計年度末に比べ12,701,552千円増加しました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は12,212,393千円となり、前連結会計年度末に比べ3,853,541千円減少しました。これは主に、営業未払金が254,657千円及び未払法人税等が381,434千円増加したものの、短期借入金が1,758,700千円及び1年内返済予定の長期借入金が3,151,805千円減少したこと等によるものであります。固定負債は73,550,116千円となり、前連結会計年度末に比べ12,354,846千円増加しました。これは主に、長期借入金が12,374,846千円増加したこと等によるものであります。 この結果、負債合計は85,762,510千円となり、前連結会計年度末に比べ8,501,305千円増加しました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は29,699,793千円となり、前連結会計年度末に比べ4,200,247千円増加しました。これは主に、剰余金の配当926,336千円があるものの、親会社株主に帰属する当期純利益4,184,941千円及び株式会社日本政策投資銀行を割当先とする新株式の発行による第三者割当増資により、資本金及び資本準備金がそれぞれ349,981千円増加したこと等によるものであります。 この結果、自己資本比率は25.6%(前連結会計年度末は24.8%)となりました。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度の経営成績は、売上高が69,158,274千円となり、前連結会計年度に比べ13,308,314千円(前年同期比23.8%増)の増加となりました。 営業費用については、売上原価が56,883,015千円となり、前連結会計年度に比べ10,849,648千円(同23.6%増)の増加、販売費及び一般管理費が4,961,243千円となり、前連結会計年度に比べ669,206千円(同15.6%増)の増加となりました。その結果、営業利益は7,314,015千円となり、前連結会計年度に比べ1,789,459千円(同32.4%増)の増加となりました。 営業外損益については、営業外収益が343,261千円となり、前連結会計年度に比べ159,061千円(同86.4%増)の増加、営業外費用が1,500,314千円となり、前連結会計年度に比べ398,915千円(同36.2%増)の増加となりました。その結果、経常利益は6,156,962千円となり、前連結会計年度に比べ1,549,604千円(同33.6%増)の増加となりました。 その結果、税金等調整前当期純利益は6,156,962千円となり、前連結会計年度に比べ1,549,604千円(同33.6%増)の増加となりました。 税金費用については、法人税、住民税及び事業税が2,140,569千円、法人税等調整額が△168,549千円の合計1,972,020千円となり、前連結会計年度に比べ471,463千円(同31.4%増)の増加となりました。その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は4,184,941千円となり、前連結会計年度に比べ1,078,141千円(同34.7%増)の増加となりました。 セグメント別の概況は、次のとおりであります。 (リノベマンション事業) リノベマンション事業は、主として賃貸中の中古分譲マンション(左記を投資対象とするファンド等を含む)に対して投資を行い、ポートフォリオとして賃貸運用しながら、リノベーション等により不動産の価値を向上させて幅広い消費者層へ販売を行っております。 当連結会計年度は、販売活動が極めて好調に推移し、保有戸数が減少したことから、賃貸売上は4,623,650千円(同0.9%減)となりました。販売面では、オーナーチェンジ物件の出口戦略の多角化等が奏功し、販売戸数が増加したことに加え、高価格帯の空室物件の販売も利益率の押上げに貢献し、販売売上は61,389,042千円(同25.1%増)、販売利益率(評価損を含まずに算出)は14.5%(同1.5ポイント増)となりました。 この結果、売上高は66,012,693千円(同22.8%増)となり、営業利益は6,823,659千円(同40.9%増)となりました。なお、当連結会計年度の売上原価に含まれる販売用不動産評価損は、89,642千円となりました。 翌連結会計年度につきましては、オーナーチェンジ物件(賃借人が居住中である物件)を主軸とした購入戦略の深化や営業エリア深耕による安定した物件購入に加え、消費者の多様化するニーズに応えるべく、高品質な販売物件供給へ注力する計画であります。 (インベストメント事業) インベストメント事業は、主として投資リターン獲得を目的に、不動産・事業会社・ファンド等(リノベマンション事業の投資対象となる不動産及びファンド等を除く)への投融資を行っております。 当連結会計年度は、営業投資有価証券の一部売却や、保有する一棟収益物件等の売却を行いました。 この結果、売上高は2,168,683千円(同142.0%増)で、営業利益は225,134千円(同37.0%増)となりました。 翌連結会計年度につきましては、事業環境を注視しながら、収益不動産の購入及び販売件数を増加させるとともに、成長企業等への投資機会の模索及び投資先のバリューアップへ注力する計画であります。 (アドバイザリー事業) アドバイザリー事業は、主として不動産の売買・賃貸仲介、賃貸・建物管理及び金融・不動産分野におけるコンサルティング等の「フィー(手数料)ビジネス」を行っております。 当連結会計年度は、積極的な営業活動により仲介手数料収入は増加しましたが、コンサルティングにおけるスポット報酬は減少しました。 この結果、売上高は1,876,924千円(同0.9%減)、営業利益は1,021,739千円(同16.9%減)となりました。 翌連結会計年度につきましては、引き続き仲介業務の拡大、賃貸管理業務の収益性向上及び収益機会の多様化等に取組む計画であります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、販売用不動産の増加額9,218,929千円、長期借入金の返済による支出39,582,132千円及び法人税等の支払額1,788,424千円等の資金減少要因があるものの、長期借入れによる収入48,805,173千円、税金等調整前当期純利益6,156,962千円等の資金増加要因が生じたことから、前連結会計年度末に比べ1,496,041千円増加し、当連結会計年度末には3,400,884千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は5,121,785千円(前年同期比2.8%減)となりました。これは主に、販売用不動産の増加額9,218,929千円、法人税等の支払額1,788,424千円及び利息の支払額1,229,024千円などの資金減少要因が、税金等調整前当期純利益6,156,962千円などの資金増加要因を上回ったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は378,410千円(同568.5%増)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出75,839千円、無形固定資産の取得による支出33,571千円及び投資有価証券の取得による支出269,000千円などによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は6,996,237千円(同130.8%増)となりました。これは主に、長期借入れによる収入48,805,173千円及び株式の発行による収入699,963千円などの資金増加要因が、短期借入金の純減額1,758,700千円、長期借入金の返済による支出39,582,132千円及び配当金の支払額926,336千円などの資金減少要因を上回ったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループは、リノベマンション事業、インベストメント事業及びアドバイザリー事業を主体としており、生産実績を定義することが困難であるため、生産実績の記載はしておりません。 b. 受注実績 当社グループは、受注生産を行っていないため、受注実績の記載はしておりません。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメント   当連結会計年度 (自 2024年12月1日 至 2025年11月30日)   前年同期比(%) リノベマンション事業(千円)   66,012,693   22.8 インベストメント事業(千円)   2,168,683   142.0 アドバイザリー事業(千円)   976,897   △19.8 合計(千円)   69,158,274   23.8 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の財政状態の状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ② 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度は、オーナーチェンジ物件(賃貸人が居住中である物件)につきましては、都市部を中心とした物件購入や、賃貸中の状態での販売を含む出口戦略の多角化を強化いたしました。これらの戦略のさらなる推進により、計数目標達成を目指してまいりました。その結果、当社グループ全体で売上高69,158,274千円(前年同期比23.8%増)、売上総利益12,275,258千円(同25.0%増)、営業利益7,314,015千円(同32.4%増)、経常利益6,156,962千円(同33.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,184,941千円(同34.7%増)と増収増益となりました。 セグメント別の概況は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資金需要はリノベマンション事業を行うための事業用資産の仕入や運転資金等であり、効率的な資金の確保とともに適切な水準の流動性維持を目指しております。 資金需要に対しては、当社グループの内部資金及び金融機関からの借入れや社債発行により調達しております。資金の流動性確保に対しては、コミットメントライン契約及び当座貸越契約による銀行借入枠を設定しており、十分な流動性を確保しているものと考えております。 当連結会計年度末における有利子負債は80,760,166千円となりました。前連結会計年度に引き続き、適切なレバレッジ・コントロールにより自己資本比率の向上に努めてまいります。 ④ 経営上の目標の達成状況 当連結会計年度における自己資本当期純利益率(ROE)は15.2%と前年同期比2.4ポイント上昇しました。また、自己資本比率は25.6%と同0.8ポイント上昇しております。前連結会計年度と比較して自己資本当期純利益率(ROE)及び自己資本比率が上昇し、財務健全性が向上しました。 ⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、一部に将来の合理的な見積りが求められているものもあります。これらの見積りについては、過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。 重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 なお、連結財務諸表に与える影響が大きいと考えられる会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、以下のとおりであります。 (販売用不動産の評価) 販売用不動産の評価については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (繰延税金資産の回収可能性) 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性について、将来の事業計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異等について繰延税金資産を計上しております。 繰延税金資産の回収可能性は、将来の課税所得見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が取り崩され税金費用が計上される可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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