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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ランディックス

2981 · Growth · 不動産業

東京城南エリアに特化した不動産会社。住宅地の仕入れ・分譲から注文住宅の建築マッチング、収益物件の開発・販売まで一気通貫で手がける。

概要

ランディックスは、東京都世田谷区に本社を置く不動産会社で、2019年12月に東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)に上場した。連結従業員数は104名。主力事業は「sumuzu(スムーズ)」事業であり、住宅用地の仕入れ・分譲、不動産仲介、注文住宅の建築マッチング、収益用不動産の開発・販売を一気通貫で提供する。2026年3月期の連結売上高は235億円、営業利益30億円、純利益19億円。東京城南6区を中心に、富裕層顧客からのリピート・紹介が約3割を占める特徴を持つ。

sumuzu事業と賃貸事業の二軸構造

ランディックスグループの報告セグメントは「sumuzu事業」と「賃貸事業」の二つである。sumuzu事業は、住宅用地の仕入れ・分譲による売買収入、不動産仲介手数料、注文住宅建築に伴う施工業者からの紹介手数料、収益用不動産の開発・販売収入を主な収益源とする。2026年3月期のsumuzu事業売上高は234億13百万円(前期比16.2%増)、セグメント利益は34億27百万円(同31.2%増)とグループ売上のほぼ全てを占める。一方、賃貸事業はグループ保有の収益物件からの賃料収入で構成され、同期の売上高は1億14百万円(前期比2.0%減)、セグメント利益は47百万円(同29.3%増)と規模は小さいが安定収益の基盤となっている。両セグメントの連携により、同一顧客へのクロスセルが可能となっている。

富裕層からのリピート・紹介で安定成長

ランディックスは東京城南6区(世田谷・目黒・大田・品川・渋谷・港)を主力エリアとし、アッパーマス層以上の富裕層を主なターゲットとする。富裕層顧客は自宅購入・売却後も収益物件の追加購入や買い替え、家族の不動産取引を複数回行う傾向があり、創業以来蓄積した顧客からのリピート利用や紹介による取引が同社の強みである。2026年3月期の紹介・リピート率は約3割を維持し、住宅用地の在庫保有期間は4.93ヶ月と良好な水準にある。1級建築士をはじめとする自社コーディネーターが土地探しから設計・竣工までをトータルサポートする体制により、顧客との長期的なリレーションを構築し、高い成約率につなげている。

自社メディアとITによる差別化戦略

ランディックスは2017年からITメディア「sumuzu(スムーズ)」の運営を開始し、インターネットと紹介・リピートの二つの集客ルートを強化してきた。2018年には本格リリースし、土地相場を簡単に調べられる「相場ウォッチャー」や、土地に合わせた建築プランを提供する「建築プラン提供サービス」、オーダーメイド住宅の相見積もりを無料で行える「sumuzu Matching」などを順次開始。2025年には自社開発のデータマッチングシステム「目利きAI」の運用を開始し、営業の業務効率化と再現性向上を図っている。これらのIT施策により、新規顧客獲得コストを抑えつつ、顧客満足度を高め、紹介・リピート率の維持に貢献している。

業界の中での役割は不動産流通・開発事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
235億円
営業利益
30億円
営業利益率
12.8%
純利益
19億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01不動産売買・仲介(住宅地、収益物件)主力

世田谷・目黒・大田・品川・渋谷・港の城南6区を主力エリアに、住宅用地の仕入れ・分譲、不動産仲介、収益用不動産の開発・販売を行う。富裕層顧客からのリピート・紹介を強みとしており、注文住宅希望顧客には社内の1級建築士が土地探しから設計・竣工までをサポートし、施工業者とのマッチングも提供している。

主な製品・サービス4
住宅用地の仕入れ・分譲
主力エリアで住宅用地を仕入れ、分譲することで売買収入を得る。
不動産仲介
売買物件の仲介を行い、仲介手数料収入を得る。
収益用不動産の開発・販売
個人富裕層向けに収益用レジデンスをシリーズ開発し、完成後に販売する。
注文住宅マッチングサービス「sumuzu」
注文住宅希望者と施工事業者をマッチングし、設計コンペや相見積もりを一括取得するなど、コンサルティングサービスを提供。建築請負の紹介手数料を得る。

02不動産賃貸準主力

グループで保有する収益物件を運営し、賃料収入を得ることで安定収益の基盤を形成している。

製品と技術

不動産メディア「sumuzu」の多機能サービス

2017年にプレオープンした「sumuzu(スムーズ)」は、不動産の売買情報提供に加え、土地相場の簡易検索サービス「相場ウォッチャー」、土地に合わせた建築プランをオンラインで提供する「建築プラン提供サービス」、オーダーメイド住宅の無料・匿名相見積もりサービス「sumuzu Matching」などを順次追加してきた。これらは顧客と事業者の情報格差を解消し、ミスコミュニケーション防止に寄与している。2025年時点で、同プラットフォームはグループの集客とマーケティングの中核を担っている。

1級建築士による注文住宅マッチング

ランディックスの注文住宅マッチングサービスは、土地探しから設計、建築プラン、竣工までをトータルサポートする点に特徴がある。社内の1級建築士が顧客の要望をヒアリングし、複数の設計事務所や施工業者との設計コンペを組成、相見積もりを一括取得する。これにより、従来は実現できなかったデザイン性とコストパフォーマンスの両立を目指す。2024年には子会社LDXデザインクラウドが建設業免許を取得し、直接請負・施工体制を構築したことで、マッチングから施工までの一貫サービスが可能となった。

個人富裕層向け収益用レジデンスシリーズ

2023年3月にシリーズ化された収益用レジデンスは、ランディックスが開発・販売する個人富裕層向けの収益用不動産である。既存事業の住宅用地仕入れ・販売で蓄積したノウハウを応用し、物件の仕入れから販売までをグループ内で完結させることで、完成後即時売却という高い事業効率を実現している。売上構成比は30%を上限としつつ、コア事業である住宅用不動産で成約した既存顧客へのクロスセルを強化。物件の資産価値や希少性を重視し、安定したキャッシュフローを生む商品設計となっている。

自社開発「目利きAI」による営業効率化

2025年から運用を開始した「目利きAI」は、ランディックスが自社開発したデータマッチングシステムである。創業以来蓄積した富裕層顧客データや物件データを活用し、顧客ニーズに最適な物件を自動でマッチングする。これにより、営業担当者が属人的に行っていた物件選定の一部をシステム化し、再現性と効率を向上させている。また、マーケティングオートメーションやチャットボットと連携することで、インサイドセールスの生産性向上にも寄与しており、紹介・リピート率の維持に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

中堅不動産開発、成長軌道に乗る

ランディックスは不動産開発・販売を手掛ける中堅企業で、売上高は170億円(2024/3)から203億円(2025/3)、235億円(2026/3見込)と急成長中。営業利益率も11.3%から12.8%へ改善し、収益性も向上。同業のロボットホームやコロンビア・ワークスと比較して売上規模は大きく、大東建託には及ばないものの着実な成長を見せる。首都圏を中心としたマンション開発が好調で、今後の業績拡大が期待される。

強み

  • 売上高が前期比19%増、2桁成長を維持し拡大基調
  • 営業利益率11%超、規模拡大と共に利益率も向上
  • 首都圏のマンション需要を的確に捉え、販売好調
  • 今後も複数プロジェクトを控え、売上の先行きが明確

課題

  • 不動産市況悪化や金利上昇で販売が停滞する可能性
  • 大手デベロッパーとの用地取得競争が激化
  • 成長に伴い借入金が増加、金利上昇で負担増のリスク

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がランディックス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19633東京テアトル152億円15.6倍
28927明豊エンタープライズ147億円6.3倍
38931和田興産146億円5.5倍
43300アンビション DX ホールディングス128億円5.9倍
58898センチュリー21・ジャパン128億円13.6倍
62981ランディックス125億円6.8倍
78904AVANTIA123億円9.0倍
88945サンネクスタグループ118億円17.5倍
93236プロパスト102億円5.2倍
10463Aインテリックスホールディングス102億円5.1倍
112993長栄99億円9.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

新規事業検討から不動産会社へ転換した2001年

2001年2月、東京都目黒区に新規事業の検討を目的として株式会社アーバン・ライフが設立された。翌2002年9月には株式会社コスモプランニングに商号変更し、不動産の売買・賃貸・コンサルティング業を開始。2003年8月、現在の社名である株式会社ランディックスに商号変更するとともに、不動産売買事業の効率化を目的として子会社株式会社グランデ(現連結子会社)を世田谷区桜新町に設立した。同年にグランデが宅地建物取引業者免許を取得し、グループとしての不動産事業基盤が整った。

営業拠点拡大とグランデ完全子会社化

2016年7月、不動産売買仲介の営業所として自由が丘センターを開設し、子会社グランデの本店を同センターへ移転。翌2017年3月には資本金を99,100千円に増資した上でグランデを完全子会社化した。さらに同年4月、ITメディア「sumuzu」の前身となる「LANDNET」をプレオープンし、デジタル領域への進出を開始。12月には資本金を128,776千円に増資するなど、事業拡大のための資金調達を進めた。営業拠点の拡大とIT戦略の萌芽が見られた時期である。

sumuzu本格リリースと証券取引所上場

2018年1月、オーダーメイド住宅の建築請負紹介及び不動産記事コンテンツ発信サイト「sumuzu」を正式リリース。同年4月には恵比寿センターを開設し、グランデの本店を移転。11月には不動産テック協会に加入し、マーケティングオートメーションを導入、続けてチャットボットを導入した。2019年には建築希望顧客と施工業者の簡易マッチング、相場ウォッチャー、建築プラン提供サービス、sumuzu Matchingとサービスを拡充。同年12月、東京証券取引所マザーズ市場に上場し、資本金は436,418千円に増加した。

収益用不動産販売の本格化と事業多角化

2021年2月、既存事業とのシナジーが見込める収益用不動産の販売に本格的に取り組み始めた。同年3月には自由が丘サテライトオフィスを開設し、注文住宅の相談窓口「sumuzuカウンター」を設置。2022年1月にはLandix目黒ビルを開設し、本社機能及びマーケティング・インサイドセールス部門を移転した。2023年3月には収益用不動産の販売を投資用レジデンスとしてシリーズ化し、個人富裕層向け商品として体系化。同年5月にはシェアリング別荘「サードプレイス事業」をスタートさせ、事業領域を拡大した。

M&Aと建設業進出によるグループ再編

2024年4月、リンネ株式会社の全株式を取得し100%子会社化。同年11月には、注文住宅を含む建築物の直接請負・施工を目的として、株式会社LDXデザインクラウドを東京都目黒区に設立し、グループで建設業免許を取得した。これにより、従来は施工業者に委託していた建築工程を自社で担うことが可能となり、バリューチェーンの川上へ進出した。2025年7月には当社普通株式1株につき2株の株式分割を実施し、株式流動性の向上を図っている。

年表26件を開く

2000年代

  • 2001年2月創業東京都目黒区に新規事業の検討を目的とした株式会社アーバン・ライフを設立
  • 2002年9月商号変更株式会社コスモプランニングに商号変更した上で、不動産の売買・賃貸・コンサルティング業を開始
  • 2003年8月商号変更株式会社ランディックスに商号変更 不動産売買事業の効率化を目的として株式会社グランデ(現 連結子会社)を世田谷区桜新町に設立 当社子会社の株式会社グランデが宅地建物取扱業許可取得(東京都知事免許)

2010年代

  • 2016年7月不動産の売買仲介の営業所として、自由が丘センターを開設 株式会社グランデの本店を自由が丘センターへ移転
  • 2017年3月M&A資本金99,100千円に増資 株式会社グランデを100%子会社化
  • 2017年4月当社ITメディア「sumuzu(スムーズ)」のプレオープン(前身LANDNET)
  • 2017年12月資本金128,776千円に増資
  • 2018年1月オーダーメイド住宅の建築請負紹介及び不動産記事コンテンツ発信サイト「sumuzu(スムーズ)」のリリース
  • 2018年4月不動産の売買仲介の営業所として、恵比寿センターを開設 株式会社グランデの本店を恵比寿センターへ移転
  • 2018年11月不動産テック協会に加入 マーケティングオートメーション導入によるITマーケティングスタート
  • 2018年12月チャットボット導入
  • 2018年12月資本金136,498千円に増資
  • 2019年3月建築希望顧客と建築家・施工業者との簡易マッチングスタート ※簡易マッチングでは施工業者の特徴を個別にとりまとめており、顧客が建築の趣向を選択する ことで最適な施工業者をピックアップするサービスをスタート
  • 2019年7月土地相場が簡単にわかるsumuzuサービス「相場ウォッチャー」サービススタート
  • 2019年8月建築希望顧客への情報提供の効率化を目的として、土地に合わせた建築プランをネットを通じて 提供する「建築プラン提供サービス」スタート
  • 2019年10月無料・匿名でオーダー住宅の相見積ができるサービス「sumuzu Matching」スタート
  • 2019年12月上場東京証券取引所マザーズ市場へ上場、資本金436,418千円に増資

2020年代

  • 2021年2月収益用不動産の販売への取組を本格化
  • 2021年3月自由が丘サテライトオフィスを開設し、注文住宅の相談窓口「sumuzuカウンター」を設置
  • 2022年1月Landix目黒ビルを開設し本社機能及びマーケティング、インサイドセールス部門を移転
  • 2023年2月2023年3月末の株主様を対象に株主優待制度を導入
  • 2023年3月収益用不動産の販売を投資用レジデンスとしてシリーズ化
  • 2023年5月シェアリング別荘「サードプレイス事業」をスタート
  • 2024年4月M&Aリンネ株式会社の全株式を取得し100%子会社化
  • 2024年11月創業当社グループで建設業免許を取得し、注文住宅を含む建築物の直接の請負・施工を行う事を目的に、株式会社LDXデザインクラウドを東京都目黒区に設立
  • 2025年7月当社普通株式1株につき2株の株式分割を実施

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    優秀な人材獲得と教育による営業組織の構築

    人材獲得競争が激化する中、積極的な採用と教育、成果主義の評価制度、労務環境の整備により従業員満足度を高め、人員拡大を進める。企業価値向上を目指す。

  2. 02

    DX推進による営業オペレーションの効率化

    自社開発のデータマッチングシステム「目利きAI」などを活用し、営業活動のDX化を推進。生産性と顧客満足度を向上させ、紹介・リピート率を維持しストック型事業モデルを構築する。

  3. 03

    クロスセル戦略の強化

    個人向け1棟収益事業やサードプレイス事業で富裕層顧客の新ニーズに対応。既存顧客へのクロスセルアプローチを強化し、1棟収益事業は売上構成比30%を上限に拡大、サードプレイス事業では別荘開発を進める。

  4. 04

    事業エリア拡大の継続

    東京城南エリアを中心に、文京区、杉並区などにも注力し、富裕層顧客のシェア拡大を目指す。成功パターンの横展開により事業を加速する。

  5. 05

    既存事業とのシナジーを重視したM&A

    成長加速のためM&Aに積極的に取り組み、東京エリアの不動産ポテンシャルを活用。富裕層ニーズに応える事業領域への進出でシナジーを高め、クロスセル販売を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で104人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は684万円で、6期前と比べて+11.4%平均年齢は32.6歳、平均勤続年数は3.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年3月61534.13.246
2021年3月62332.73.456
2022年3月55332.53.173
2023年3月59632.22.989
2024年3月58331.82.9102
2025年3月62532.13.41122,054
2026年3月68432.63.81042,885

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
目黒本社 — 東京都目黒区1,222百万円
全社 sumuzu
東京近郊他1,134百万円
賃貸
桜新町本店 — 東京都世田谷区144百万円
sumuzu
自由が丘センター — 東京都世田谷区139百万円
sumuzu
東京都107百万円
賃貸
本社 — 東京都目黒区4百万円
sumuzu
主な関係会社
  • 国内
    株式会社グランデ(注)2,4
    東京都目黒区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    リンネ株式会社
    東京都目黒区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 LDXデザインクラウド
    東京都目黒区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は235億円営業利益30億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.8%、利益が+30.4%。

売上高
+15.8%
235億円
営業利益
+30.4%
30億円
純利益
+35.7%
19億円
営業利益率
12.8%
前期比 +1.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高285億円235億円
営業利益32億円30億円
純利益19億円19億円
1株あたり配当¥56¥56

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は81億円、営業利益は14億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+107.7%、営業利益は+250.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q453
2024年1Q39410.33
2024年2Q5036.02
2024年3Q2300.0−1
2024年4Q584
2025年2Q9599.55
2025年4Q1081413.09
2026年2Q1292015.512
2026年4Q106109.47
2027年1Q811417.39

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2016年3月期からの11期で、売上は8億円から235億円へ29.4倍に増えた。直近期の営業利益率は12.8%。売上は9期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
不動産の売買仲介の営業所として、自由が丘センターを開設 株式会社グランデの本店を自由が丘センターへ移転
2016年3月832
資本金99,100千円に増資 株式会社グランデを100%子会社化
2017年3月732
不動産の売買仲介の営業所として、恵比寿センターを開設 株式会社グランデの本店を恵比寿センターへ移転
2018年3月5674
東京証券取引所マザーズ市場へ上場、資本金436,418千円に増資
2019年3月6486
2020年3月81107
自由が丘サテライトオフィスを開設し、注文住宅の相談窓口「sumuzuカウンター」を設置
2021年3月8264
Landix目黒ビルを開設し本社機能及びマーケティング、インサイドセールス部門を移転
2022年3月111149
2023年3月1501611
当社グループで建設業免許を取得し、注文住宅を含む建築物の直接の請負・施工を行う事を目的に、株式会社LDXデザインクラウドを東京都目黒区に設立
2024年3月170128
2025年3月203232111.314
2026年3月235302812.819

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高235億円のうち、営業利益として残るのは30億円12.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は19億円、売上の8.1%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.0%181億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.2%24億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.8%30億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.2pt
12.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.9pt
8.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.4pt
20.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2026年3月期は営業CFが−4億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−7億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は57億円で、売上の2.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年3月102122
2019年3月211326
2020年3月13−86537
2021年3月−707−736
2022年3月−3−921−1245
2023年3月6−70−144
2024年3月−8−311−1144
2025年3月−34−545−3950
2026年3月−4−314−757

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2026年3月期の総資産は253億円。このうち返さなくてよい自己資本が99億円で、自己資本比率は39.1%(業種中央値32.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年3月1915478.7
2017年3月2819969.6
2018年3月61263543.5
2019年3月68323646.8
2020年3月82453754.9
2021年3月90484253.4
2022年3月128567244.2
2023年3月139657447.1
2024年3月153718246.8
2025年3月2188313438.3
2026年3月2539915439.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
70億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
87億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
147億円
在庫として抱えている分
負債合計
154億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
52
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率26 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE131社中29位あたり、逆に低いのは配当利回り131社中97位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.3%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
12.8%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
39.1%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
15.8%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,200で、1年前と比べて-2.4%過去52週の値幅のなかでは32%の位置にある。

¥2,200+0.0%1ヶ月+6.8%1年-2.4%時価総額125億円
過去52週の値幅
安値¥1,844高値¥2,970

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.8倍
PER (会社予想)6.6倍
PBR1.27倍
配当利回り2.55%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

AI分析は準備中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

急成長中の小型不動産ディベロッパー。強気派は高いROE(20%超)とPBR1倍台の低評価を指摘し、成長持続なら株価上昇余地ありとみる。一方弱気派は、競争激化で粗利が圧迫される可能性や、金利上昇時の需要減退、財務レバレッジのリスクを懸念。争点は成長の持続性とバリュエーションの妥当性。

プラスに働く材料7
  • 高い収益性と成長

    ROE20.3%、売上高は直近年平均15%増と好調

  • 割安なバリュエーション

    PER6.3倍、PBR1.2倍と同業比割安

  • 堅実な配当政策

    配当利回り2.2%と安定した株主還元

  • 業績拡大基調:売上高・利益2桁増収増益継続FY2026/3影響

    FY2026/3予想営業利益30億円(前期比+30%)に加え、PER約6倍と割安感強い。

  • 自己株式取得・消却によるEPS押し上げ不定影響

    自己資本比率高く余剰資金で自社株買いの余地あり、EPS改善効果。

  • 不動産市況回復で販売戸数増加通年影響

    主力の分譲マンション事業で首都圏需要堅調、販売計画達成が収益増に貢献。

  • 株主還元強化期待(配当性向引き上げ)次回決算発表後影響

    現状配当性向約30%程度、増益に伴う増配余地に期待。

マイナスに働く材料7
  • 競争激化による収益悪化

    同業大手との価格競争で粗利率が低下リスク

  • 金利上昇の逆風

    住宅ローン金利上昇で需要が減退可能性

  • 財務レバレッジリスク

    有利子負債依存度が高く金利負担増の懸念

  • 建築資材高騰・労務費上昇で利益率圧迫継続影響

    営業利益率11%と低く、コスト増が業績に直撃しやすい。

  • 金利上昇による住宅ローン需要減退金融政策次第影響

    変動金利上昇で購入マインド悪化、販売遅延リスク。

  • 競争激化による販売価格下落不定影響

    都心部マンション供給過剰懸念、値引き販売で粗利低下の可能性。

  • 外国人株主比率低く需給薄(流動性リスク)継続影響

    外人持分1.4%と低く、大口売りで株価変動大。

次の決算で確かめる点
売上総利益率
競争激化が収益性に与える影響を測る指標
受注残高
今後の収益の先行指標として重要
自己資本比率
レバレッジリスクと財務健全性の確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり56で、前期から+20.5%いまの株価に対する利回りは2.55%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥56
1株あたり
配当利回り
2.55%
いまの株価に対して
配当性向
109.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年3月1535.1
2022年3月2883.3118.0
2023年3月3423.643.6
2024年3月377.4418.0
2025年3月396.878.0
2026年3月4720.5109.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥56

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,611人。区分でいちばん多いのは個人・その他77.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が19.0%を占め、残る81.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他74.374.976.879.779.277.7
事業法人18.218.918.618.318.218.7
証券会社4.42.42.51.12.01.9
外国法人1.33.71.90.80.51.4
金融機関1.80.20.10.10.00.3
外国人個人0.00.00.00.00.10.0
自己株式0.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01岡田 和也40.82
02エムジェイ・アール合同会社17.76
03岡田 英利子4.21
04岡田 光盛3.34
05蔭山 恭一2.98
06槇田 重夫2.17
07柴田 健一1.30
08渡邉 光章1.23
09宇野 康秀1.05
10エムエスアイピークライアントセキユリテイーズ(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券(株))0.97

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-08
    岡田 和也
    新規の大量保有報告
    24.65%
    -17.86pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で−100%、1株純資産は11期で−100%。直近期のROEは20.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年3月970,6227,507,46813.8
2017年3月1,180,2058,440,12913.8
2018年3月1911,13318.317.7
2019年3月2461,36719.611.6
2020年3月2751,61217.64.742.8
2021年3月1531,7079.211.835.1
2022年3月16699917.97.1118.0
2023年3月1861,15717.27.143.6
2024年3月1401,26111.58.8418.0
2025年3月2481,47218.15.878.0
2026年3月3261,73320.36.6109.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

4名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は4名。2026/3期の役員報酬は総額135百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
岡田和也代表取締役社長573,336,400
古室健専務取締役(注)16050,000
松村隆平取締役3821,800
西村弘之取締役(注)264

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)311811839
社外取締役417174

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,328字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社(株式会社グランデ、リンネ株式会社、株式会社LDXデザインクラウド)の計4社で構成しており、不動産売買・仲介、注文住宅希望顧客と施工事業者のマッチングを行う「sumuzu(スムーズ)」事業と、ビル・マンション等の賃貸を行う「賃貸」事業の2つの報告セグメントを有しております。 セグメント名称   主たるサービス内容 「sumuzu」事業   ・不動産売買・仲介・注文住宅の建築請負マッチング・不動産の開発分譲・収益用不動産の開発・販売 「賃貸」事業   当社グループ保有収益物件の運営 (1) 「sumuzu」事業 「sumuzu」事業では、住宅用地を中心とした仕入れ・分譲による売買収入、不動産仲介収入、注文住宅建築に伴う建築業者からの請負紹介手数料収入を得ております。2021年2月に、既存事業との強いシナジーが見込める収益用不動産の販売を本格化しており、2023年3月には、個人富裕層向けの収益用レジデンスとしてシリーズ化を行いました。当連結会計年度においても、完成後即時に売却完了という高い事業効率を実現しています。 当社グループは主に、富裕層顧客からのリピート取引及び紹介案件の獲得を強みとした収益用不動産の販売を含む一気通貫かつ総合的な不動産売買サービスを行っており、企業理念である「唯一無二の豊かさを創造する」を基本姿勢として事業展開を行っております。 東京城南6区(世田谷・目黒・大田・品川・渋谷・港)を主力事業エリアとしており、渋谷・二子玉川・自由が丘というトライアングルエリアをカバーするように3つの事業拠点(目黒、桜新町、自由が丘)を設置しております。この主力エリアにおける取引シェアの拡大を主軸に置き、安定した収益を確保しつつ、今後は文京区・杉並区・豊島区・中野区等の富裕層エリアにおいてシェア拡大を目指し、長期的な事業成長の礎を構築しています。 (sumuzu事業の特徴) ① 1級建築士による建築会社マッチングを基軸としたコンサルティングサービス 当社グループでは、優れたデザイン性とコストパフォーマンスが長期的に両立する住宅の実現を目指しています。 当社グループでは、お客様の注文住宅建築にあたって、土地探しの段階から契約・銀行融資、及びその後の建築プラン設計、竣工までをトータルにサポートすることで、真に満足できる注文住宅環境を提供しています。 従来の不動産事業においては、土地探しから住宅の完成までの各段階において、対応する事業者が段階ごとに異なり、かつフロー全体をコーディネートできるノウハウを持ったキーパーソンとなる存在が不在であることから、本当は実現できたはずのデザイン性やコストパフォーマンスが実現できていないという問題点がありました。 当社は不動産流通の段階から自社が携わり、注文住宅希望者に対して設計段階まで社内の1級建築士をはじめとした自社コーディネーターがサポート・コンサルティングを行い、他では実現できないレベルのコストパフォーマンス、デザイン性を確保することで、住環境創造における唯一無二の価値を提供しています。顧客ごとの設計コンペ組成、相見積りの一括取得、消費者と事業者の情報格差の解消によるミスコミュニケーション防止・機会損失の防止をはじめ、通常の不動産業の域を超えたサービス提供を行っております。質の高いサービスによって顧客とのリレーションを強化し、優良な富裕層顧客を蓄積していけることが当事業の強みです。 ② 既存顧客をベースとしたリピート・紹介の獲得 当社グループは、東京23区の中でも富裕層の多い城南エリアを中心に事業を展開しております。 メインターゲットであるアッパーマス層以上の富裕層顧客は、自宅購入・売却取引後も収益物件の追加購入や買い替え、家族の不動産購入等を目的として複数回の不動産取引を行う傾向にあります。そのため、創業以来蓄積した富裕層顧客からのリピート利用や、紹介による取引が当社グループの強みであり、当社を通じた住宅購入時のサービス品質への信頼による顧客との良い関係性が、高い成約率につながっております。 また、事業エリアにおいて、当社グループ独自の物件情報の提供や、創業以来長期にわたるアライアンス関係に起因するハウスメーカー、設計事務所、施工業者等との継続的なパートナーシップを築いており、相互の顧客紹介、協業関係を強化・継続しています。 ③ 良質な自社物件ラインナップとインサイドセールスの活用 当社グループは、事業エリアにおける高い認知度と圧倒的な販売力により、大手不動産会社や地元不動産業者・各金融機関との強力な仕入れネットワークを作り上げてきました。また、グループ内に販売部門と仕入れ部門を有していることで、タイムリーな顧客ニーズを把握することができ、その時点で最適な価格の仕入れや効率的な販売活動を行えるため、当社グループの物件はコストパフォーマンスや資産価値、希少性等、様々な面で強い競争力を持っております。 当社グループでは、効率的な営業活動を行うため、インターネットと紹介・リピートという2つの集客ルートの強化に注力してきました。その結果、2026年3月期は、住宅用地の仕入れから販売までの在庫保有期間は、4.93ヶ月と良好な水準を維持するとともに、約3割という高い紹介・リピート率も維持継続し、売上・利益ともに大きく成長しております。 (2)  賃貸事業 当社グループの賃貸事業は、収益用不動産を購入し、賃料収入を継続的に得ることで、安定収益の基盤を形成しております。 【事業系統図】
経営方針・対処すべき課題2,940字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社では「唯一無二の豊かさを創造する」を企業理念とし、富裕層顧客を対象としたサービス展開を行っています。主力事業は戸建住宅の売買および仲介であり、富裕層顧客ニーズを確実に捉える周辺領域への事業展開を成長戦略の方針としております。 主力となる不動産の売買および仲介事業においては、仕入れから販売、売買に係る仲介、注文住宅のマッチング、建築後のアフターフォローに至るまでのプロセスをワンストップで提供し、顧客からの高い信頼を獲得しています。高いデザイン性とコストパフォーマンスを両立する注文住宅の実現をコンセプトに、一般的な不動産売買事業者の事業領域に留まらない高品質なサービス提供を行っており、2023年には自社開発の個人富裕層向けの収益用不動産をシリーズ化し、既存事業にクロスセルする成長事業として強化しています。 さらに、2024年には建設業免許を保有する株式会社LDXデザインクラウドを設立し、注文住宅を含む建築物の直接の請負・施工体制を構築したことで事業領域を拡大いたしました。また、2025年には自社開発データマッチングシステム「目利きAI」の運用を開始し、組織的な業務効率化と再現性向上を図るなど、中長期的な成長戦略の基盤強化に取り組んでいます。 (2) 経営環境及び経営戦略 近年、リモートワークの広がりに伴う働き方とライフスタイルの変化等の影響を受け、「住まい」に人々が求める役割は多様化しております。一方で、物価上昇による建築資材の高騰や消費マインドの低下、金利や為替変動など経済情勢は非常に不透明な状況であります。このような経営環境の中、当社グループは、日本における従来型の「大量型住宅生産」では得られない顧客体験の創造と、家が本来持つ本質的価値を追求することで、東京エリアにおける富裕層向け不動産のトッププレイヤーを目指していきます。 今後のさらなる成長に向け、以下の事項を主要な課題として認識し、事業展開を図っていきます。 ① 優秀な人材獲得と教育による強い営業組織の構築 人材獲得競争激化により、人材確保が困難な状況が今後も続くことが想定されますが、優秀な営業人員の確保とサービスレベルやスキルの向上は、事業の成長において非常に重要なファクターであると認識しています。そのため、積極的な人員採用と教育の実施に加え、成果主義に基づいた評価制度の運用や労務環境の整備により従業員満足度向上を図り、人員拡大を進めることで、企業価値向上へ繋げていきます。 ② DX推進による営業オペレーションの効率促進 会社の成長に伴い、創業以来獲得してきた富裕層顧客データや物件データが蓄積されております。引き続きDX化による営業活動の効率化を図り、営業の生産性と顧客満足度を向上させることで、当社の強みのひとつである紹介・リピート率を維持し、ストック型の不動産事業モデルを構築していきます。 ③ クロスセル戦略の強化 個人向け1棟収益事業やサードプレイス事業の成長により、当社がターゲットとする富裕層顧客の新ニーズに対応し、既存顧客へのクロスセルアプローチが可能となります。1棟収益用不動産事業においては、売上構成比30%を上限に事業拡大を継続しつつ、コア事業である住宅用不動産事業で成約した既存顧客を見込み顧客として自社販売、かつ早期販売を行なっていきます。サードプレイス事業においては富裕層顧客の3次ニーズである「QOL向上」が実現可能な別荘を開発し、既存顧客を中心に提案していくことで、当社のメイン事業である戸建住宅事業領域から差別化された事業展開を行い、事業領域の拡大を進めていきます。 ④ 事業エリア拡大の継続 利益水準の安定した東京城南エリア(世田谷・目黒・大田・品川・渋谷・港)を中心に事業を展開しており、営業支店は目黒、桜新町、自由が丘の3拠点体制となっています。「戸建+富裕層顧客」という当社の成功パターンを横展開できる文京区、杉並区、豊島区、中野区などのエリアにも注力し、東京都内の富裕層顧客のシェア拡大を目指すとともに、同エリアでの事業展開を加速させていきます。 ⑤ 既存事業とのシナジーを重視したM&A 当社グループの成長スピードをさらに加速させるべく、M&Aに積極的に取り組んでいきたいと考えております。東京エリアの不動産が持つポテンシャルを最大限に引き出し、富裕層顧客のニーズに応えることができる事業領域への進出により、当社グループの事業間シナジーをさらに高め、クロスセル販売強化を進めていきます。 ⑥ 内部管理体制の強化 継続的に当社グループが成長を遂げていくためには、経営上のリスクを適切に把握し、当該リスクをコントロールするための内部管理体制の強化が重要な課題と考えております。具体的には、監査役と内部監査担当者との積極的な連携、定期的な内部監査の実施、有効かつ効果的な監査役監査の実施、社内経営陣によるコンプライアンス委員会の開催を通じて内部管理体制を強化します。 (3) 目標とする経営指標 当社グループにおいては、下記の数字を重要な経営指標としています。 ① グループ社員1人あたりの売上高 当社グループの主力事業である「sumuzu」事業においては、仕入れから販売までグループ内で一貫して行うことができるという強みを有しており、連結グループにおける社員1人あたりの「sumuzu」事業売上高(不動産の開発分譲、不動産売買・仲介、オーダーメイド住宅のマッチング、収益用不動産の開発・販売)を重要な指標としており、当連結会計年度のグループ社員1人あたりの売上は226,231千円となっております。 ② グループ社員1人あたりの営業利益 当社グループにおいては、「sumuzu」事業における仕入れから販売、オーダーメイド住宅のマッチングまでを包括的に行うこと、及び紹介顧客・リピート顧客の成約を特に重視した営業戦略をとっており、高利益体質の構築に重点をおいております。そのため、連結グループにおける社員1人あたりの営業利益を重要な指標としており、当連結会計年度のグループ社員1人あたりの営業利益は28,861千円となっております。 ③ 土地成約案件に占める建物請負紹介成約比率 当社グループは、建築業者と注文住宅希望者との請負マッチングコンサルティングを当社の重要なサービスとして位置付けております。土地選定の段階から、建築請負先の決定までサポートする営業手法は、当社グループの高い顧客満足の源泉の一つと考えております。そのため、当社では土地成約案件に占める建物請負紹介成約比率を重要な指標としており、当連結会計年度の建物請負紹介成約比率は75.6%(注)となっております。 (注)建物請負紹介成約比率については、当社内の成約データをもとに、当連結会計年度における建築請負紹介件数を、同期間における一般顧客への土地売却件数で除して算出したものです。
事業等のリスク4,338字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業展開その他に関するリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を、以下のとおり記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から開示しております。なお、本項の記載内容は当社株式の投資に関するすべてのリスクを網羅しているものではありません。当社グループは、これらのリスクの発生可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の迅速な対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載内容もあわせて慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。本文における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業を取り巻く経営環境について 当社グループが属する不動産業界は、景気動向、金利水準、地価の水準等のマクロ経済要因の変動と企業業績が密接に関係しており、とりわけ当社グループにおいては、市場金利や消費税増税の動向、不動産に係る税制の改正や住宅取得希望者の心理動向等が、当社グループの業績及び事業の展開に影響を与える可能性があります。 また、このような経済情勢の変化は、土地の購入代金、建築費等の変動要因ともなり、価格の上昇・下落等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 棚卸資産について 当社グループは、不動産販売を行っており、2026年3月末時点で、棚卸資産として14,685,087千円計上しております。当社グループでは、見込んでいた販売価格での販売が困難な場合には、在庫リスクを軽減するため、販売価格の値引きにより販売を促進させる施策をとることがあります。その際、値引きによる利益の減少が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、販売不振のために滞留する販売用不動産が発生した場合には評価損が発生する可能性があり、その結果、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 瑕疵担保責任又は契約不適合責任について 当社グループでは、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により、当社グループが売主となる場合には新築住宅の構造上主要な部分及び雨水の浸水を防止する部分について10年間、中古住宅の場合には2年間の瑕疵担保責任又は契約不適合責任を負います。よって、万が一当社グループの販売した物件に重大な瑕疵があるとされた場合には、その直接的な原因が当社グループ以外の責任によるものであっても、当社グループは売主としてその責任を負うことがあります。その場合、補償工事費の増加や当社グループの信用力低下により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 法的規制について 当社グループは、事業運営上、宅地建物取引業法、建築基準法、都市計画法、建設業法、国土利用計画法等による法的規制を受けております。 当社グループは、以下の主要な許認可を含めこれらの許認可等を受けるための諸条件及び関係法令の遵守に努めており、現状において当該許認可等が取り消しとなる事由は発生しておりませんが、今後、これらの関連法規が改廃された場合や新たな法的規制が設けられる場合、又はこれらの法令等の規制について遵守できなかった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 会社名   免許・許可等   有効期限   関係法令   取消条項 株式会社ランディックス   宅地建物取引業者免許東京都知事(5)第81306号   自 2022年10月26日至 2027年10月25日   宅地建物取引業法   同法第5条及び第66条 株式会社グランデ   宅地建物取引業者免許東京都知事(5)第82738号   自 2024年1月17日至 2029年1月16日   宅地建物取引業法   同法第5条及び第66条 (5) 仕入れについて 当社グループは、不動産の仕入れに際して、立地条件、面積、地盤、周辺環境及び仕入れ価格等について事前に十分調査し、その結果を踏まえて仕入れを行っております。他社との競争激化や地価の上昇等により、不動産の仕入れが計画通りとならない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 不動産の販売進捗について 当社グループで行っている不動産の販売については、顧客への引渡時に売上計上されることから、市場動向、顧客の事情、天候の影響等によって想定通りに販売が進まず、引渡時期の変更等が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 個人情報の管理について 当社グループは、各事業において、見込顧客情報及び取引顧客情報等、当社グループ事業を通して取得した個人情報を保有しており、個人情報の保護に関する法律等による規制を受けております。 これらの個人情報については、個人情報を有する当社グループの各社にて細心の注意を払って管理しておりますが、万が一、外部漏洩等の事態が発生した場合、損害賠償や社会的信用の失墜等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)  有利子負債の依存及び資金調達について 当社グループは、物件取得及び建築等の事業資金を金融機関からの借入金により調達しております。市場金利が上昇する局面においては、支払利息等の増加により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループでは有利子負債の返済原資を主に取得した物件の売却代金としており、物件の売却時期が計画から遅延した場合、又は、売却金額が当社の想定を下回った場合には、当社グループの資金繰りに影響を及ぼし、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 減損会計の適用について 当社グループが所有する固定資産において、急激な経済情勢の変化や金融情勢の悪化等により事業の恒常的なキャッシュ・フローの将来にわたる収益性の著しい低下や保有資産の時価の著しい下落が認識された場合、減損会計を適用することで当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 偶然不測の事故・自然災害について 火災、破裂爆発、落雷、風、ひょう雪災、水災、地震火災、地震破裂、地震倒壊、噴火及び津波並びに電気的事故、機械的事故その他偶然不測の事故並びに戦争、暴動、騒乱、テロ等の災害により、当社グループが保有する物件について滅失、劣化又は毀損し、その価値が影響を受ける可能性があります。また、偶然不測の事故・自然災害により不動産に対する投資マインドが冷え込んだ結果、不動産需要が減り、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 訴訟等の可能性について 当社グループが売却した物件における瑕疵の発生、当社グループが行う開発工事にかかる近隣トラブル、当社グループが請け負った工事に対する顧客からのクレーム、入退去時のテナント等とのトラブル等を起因とする、又はこれらから派生する訴訟その他の請求が発生する可能性があります。これらの訴訟等の内容及び結果によっては当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 保有物件の賃借人との賃貸借契約について 収益物件の賃借人との賃貸借契約の期間満了時に契約が更改される保証はないこと、また賃借人が一定期間前の通知を行うことにより賃貸借期間中であっても賃貸借契約を解約できることとされている場合もあるため、賃貸借契約の解約が増加した場合、後継賃借人が見つかるまでの間、賃貸収入が減少する等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13) レピュテーションリスクについて 当社グループは、法令遵守、サービスの品質・安全性の確保、知的財産権管理、個人情報管理等に努めております。しかしながら、当社グループを取り巻く環境や競合他社及び競業他社を取り巻く環境において何らかの問題が発生した場合、取引先からの評価に悪影響を与え、それにより当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 情報セキュリティ関連リスクについて 当社グループでは、個人情報のほか業務上必要となる各種情報を情報システム上で管理しております。当社グループは、IT資産管理ツールの導入等により各種情報セキュリティ対策やシステムの安定性確保に取り組んでおりますが、不正アクセスやサイバー攻撃を受け、重要なシステムの誤作動や停止、保有する機密情報の流出が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社は役員及び従業員に対し、長期的な企業価値向上に対するインセンティブとして新株予約権を付与しております。 新株予約権の権利行使が行われた場合、当社株式が新たに発行され、既存株主が有する株式の価値が希薄化する可能性があります。なお、当連結会計年度末現在、新株予約権による潜在株式数は42,000株であり、発行済株式総数5,695,586株の0.7%に相当しております。 (16) 会計上の見積りについて 当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、資産及び負債の計上、収益及び費用の計上、偶発債務の開示等に関して、必要に応じて経営者による会計上の見積りや仮定を用いることが必要となります。当社は合理的な基準に基づいて会計上の見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性に起因して会計上の見積りや仮定が実際の結果と異なる場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼすことがあります。 重要な会計上の見積りの詳細につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ⑥ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
経営成績の分析 (MD&A)6,457字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、2026年3月の景気動向指数(DI)が前月比1.4ポイント減の42.9となり、2カ月ぶりに悪化となっております。会計年度を通じては、2025年4月が42.7から同年12月の44.4をピークに下落傾向にあります(注1)。これは、中東情勢による原油価格の高騰、原油から精製される各種化学製品の不足が要因となっており、幅広い業種の収益を圧迫し、景況感を下押ししたことによるもので、この傾向は暫く続くものとみられます。日本の不動産投資市場においては、2025年10月から12月の不動産投資額は前年同期比8%減の1兆5,080億円となったものの、通年(2025年1月から12月)では前年比13%増の6兆2,180億円となり、都市別にみても東京は同期間の都市別投資額ランキングで僅差の2位(1位はニューヨーク)と高い水準を維持しております(注2)。 一方、日銀による2025年12月の政策金利の引き上げ(0.5%→0.75%)の影響は限定的であったものの、今後の金利上昇懸念、物価上昇による建築資材の高騰、中東情勢など、不動産取引の予測が難しい局面ではありますが、東京の不動産に対する国内外の富裕層、投資家からの購買意欲は継続しており、当連結会計年度においても活発な取引が続いております。 このような経済状況の中、当社グループが属する東京の不動産住宅市場においては、住宅ローン金利が低位安定で推移いたしましたが、地価の上昇及び建設コストの高騰などにより、住宅の着工件数は減少傾向にあります。特に、2025年4月の改正建築物省エネ法や改正建築基準法の全面施行前に起こった「駆け込み着工」の影響で、第1四半期の戸建て住宅着工件数は大幅に減少(前年同期比△25.5%)し、その後も緩やかな減少が続いておりますが、当社がメインターゲットとしている富裕層の住宅購入ニーズは底堅く、安定した販売状況が継続しております。 当社では「唯一無二の豊かさを創造する」の経営理念のもと、積極的な若手人材採用と育成に加え、自社ホームページの強化による新規顧客アプローチ、及び既存顧客に対する長期的なサポートの量と質を向上させたことにより、住宅用地の仕入れから販売までの在庫保有期間は、4.93ヶ月と良好な水準を維持するとともに、約3割という高い紹介・リピート率も維持継続し、売上・利益ともに大きく成長しております。 (注1)株式会社帝国データバンク調べ(2026年4月「2026年3月の景気動向調査」) (注2)ジョーンズラングラサール株式会社調べ(2026年3月「日本インベストメントマーケットダイナミックス2025年第4四半期」) 以上の結果、連結売上高が23,528,097千円(前期比16.1%増)となり過去最高を更新いたしました。連結営業利益は3,001,628千円(前期比32.9%増)、連結経常利益は2,779,540千円(前期比31.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,850,262千円(前期比31.7%増)となるなど、利益についても過去最高を更新いたしました。 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 a.sumuzu事業 sumuzu事業においては、富裕層顧客からの口コミ紹介・リピート、自社メディアやSNSの活用により安定した集客、不動産販売件数が確保できていることに加え、大型住宅用地及び収益用不動産の販売により、前期比で売上、利益ともに大幅に増加しております。 その結果、売上高は23,413,171千円(前期比16.2%増)、セグメント利益は3,427,725千円(前期比31.2%増)となりました。 b. 賃貸事業 賃貸事業においては、前連結会計年度における保有目的の変更に伴う棚卸資産への振替等の影響により、前期比で減収となったものの、賃料の適正化が寄与し増益となりました。 その結果、売上高は114,031千円(前期比2.0%減)、セグメント利益は47,190千円(前期比29.3%増)となりました。 ② 財政状態の状況 当連結会計年度末の資産合計は25,252,648千円となり、前連結会計年度末に比べ3,458,388千円増加いたしました。また、当連結会計年度末の負債合計は15,381,978千円となり、前連結会計年度末に比べ1,933,696千円増加いたしました。その結果、当連結会計年度末における純資産合計は9,870,669千円(前連結会計年度末に比べ1,524,692千円の増加)となり、自己資本比率は39.1%(前連結会計年度末は38.3%)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の期末残高は、前連結会計年度末と比べ、755,619千円増加し、5,715,427千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果支出した資金は366,492千円(前連結会計年度は3,408,382千円の支出)となりました。主な資金の増加要因としましては、税金等調整前当期純利益2,785,358千円の計上であります。他方、主な資金の減少要因としましては、棚卸資産の増加額2,486,600千円及び法人税等の支払額914,777千円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は257,834千円(前連結会計年度は529,905千円の支出)となりました。主な資金の変動要因としましては、定期預金の預入による支出500,000千円、敷金及び保証金の差入による支出156,053千円及び定期預金の払戻による収入400,000千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は1,379,675千円(前連結会計年度は4,522,522千円の収入)となりました。主な資金の増加要因としましては、短期借入金の純増減額2,051,275千円及び長期借入れによる収入2,793,723千円であります。また、主な資金の減少要因としましては、長期借入金の返済による支出3,139,749千円及び配当金の支払額340,134千円であります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは生産を行っていないため、生産実績の記載はしておりません。 b.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) sumuzu   20,501,041   96.8 合計   20,501,041   96.8 (注)セグメント間の取引を相殺消去した後の金額を記載しております。 c.受注実績 当社グループは受注生産を行っていないため、受注実績の記載はしておりません。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) sumuzu   23,413,171   116.2 仲介手数料   1,076,271   104.9 不動産販売   22,295,551   116.8 その他   41,347   122.4 賃貸   114,031   98.0 その他   895   112.7 合計   23,528,097   116.1 (注)1.セグメント間の取引を相殺消去した後の金額を記載しております。 2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 個人   2,481,811   12.2   -   - 3. 主な相手先の氏名は、金融商品取引法第25条第4項の規定による承認を受けて非縦覧としております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 経営成績の分析 (売上高、売上原価及び売上総利益) 当連結会計年度の売上高は、sumuzu事業での安定した集客と不動産販売件数の確保に加え、販売大型住宅用地及び収益用不動産といった高額物件の販売により前連結会計年度比16.1%増の23,528,097千円となりました。また、売上原価につきましては、売上高の増加により前連結会計年度比13.8%増の18,086,158千円となりました。この結果、高額物件の取り扱いによる住宅用物件の一戸あたりの利益水準の向上もあり、売上総利益は前連結会計年度比24.3%増の5,441,939千円となりました。 (販売費及び一般管理費並びに営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度比15.2%増の2,440,311千円となりました。主な要因は事業成長の土台づくりに伴う採用・育成の継続強化による人件費の増加、及び棚卸資産増加に伴う物件取得関連費用の増加であります。この結果、営業利益は前連結会計年度比32.9%増の3,001,628千円となりました。 (営業外損益及び経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は前連結会計年度比375.3%増の28,545千円、営業外費用は前連結会計年度比64.6%増の250,633千円となりました。営業外収益の主な変動要因は金利上昇に伴う受取利息の増加と受取保険金によるものであり、営業外費用の主な変動要因は棚卸資産増加に伴う物件取得時に発生する借入金の支払利息の増加であります。この結果、経常利益は前連結会計年度比31.6%増の2,779,540千円となりました。 (特別損益及び税金等調整前当期純利益) 当連結会計年度の特別利益は、主に固定資産売却益の増加により、前連結会計年度比52.0%増の5,818千円となりました。一方、特別損失については、計上はありませんでした。この結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度比32.2%増の2,785,358千円となりました。 (法人税、住民税及び事業税並びに親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の税金費用(法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の合計)は、前連結会計年度比33.2%増の935,096千円となりました。これは、主に利益の増加に伴う課税所得の増加によるものであり、この結果、当期純利益は前連結会計年度比31.7%増の1,850,262千円となりました。 ② 経営成績に重要な影響を与える要因分析について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としましては、瑕疵担保責任、法的規制などが挙げられます。詳細につきましては、「第2 事業等の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ③ 財政状態の分析 (資産の部) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ、3,458,388千円増加の25,252,648千円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ、3,353,857千円増加の22,091,855千円となりました。これは主に現金及び預金が855,048千円増加したことに加え、sumuzu事業における不動産売買の拡大に伴い販売用自社物件の在庫を積み増すことができた結果、棚卸資産が14,685,087千円と前連結会計年度末と比べ2,486,600千円増加したことによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ、104,531千円増加の3,160,792千円となりました。これは主に投資その他の資産のその他に含まれる敷金が145,353千円増加したことによるものであります。 (負債の部) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ、1,933,696千円増加の15,381,978千円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ、1,112,562千円増加の11,599,813千円となりました。これは主に棚卸資産の積み増し等に伴い短期借入金が2,051,275千円増加した一方で、1年内返済予定の長期借入金が1,163,610千円減少したことによるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ、821,133千円増加の3,782,164千円となりました。これは主に長期借入金が817,584千円増加したことによるものであります。 (純資産の部) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ、1,524,692千円増加の9,870,669千円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が1,850,262千円増加した一方で、利益配当金の支出により利益剰余金が340,129千円減少したことによるものであります。 ④ キャッシュ・フローの分析 「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.資金需要の主な内容 当社グループの資金需要は、営業活動に関しては、仕入れのための費用と人件費等の一般管理費が主な内容となっており、投資活動に関しては、事業用設備の取得が主な内容となっております。 b.財政政策 当社グループは、運転資金、投資資金についてまず営業キャッシュ・フローで獲得した資金を投入し、不足分について銀行借入による資金の調達を実施しております。 ⑥ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成にあたっては、経営者による見積りや仮定を用いることが必要となります。当社は合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性の存在により、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 当社グループにおいては、「棚卸資産の評価」における会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定が特に重要であると考えております。これらの詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ⑦ 経営指標に照らした分析 a.グループ社員1人あたりの売上高 当連結会計年度のグループ社員1人あたりの売上高は、グループ全体の売上高は増加しましたが、積極的な新卒採用による人員増加もあり、前連結会計年度比25.0%増の226,231千円となりました。 b.グループ社員1人あたりの営業利益 当連結会計年度のグループ社員1人あたりの営業利益は、安定した集客の確保により不動産販売件数が着実に増加したことに加え、住宅用物件等の利益水準が改善したこと等により、前連結会計年度比43.1%増の28,861千円となりました。 c.土地成約案件に占める建物請負紹介成約比率 当連結会計年度の土地成約案件に占める建物請負紹介成約比率は、75.6%となりました。引続き、建築業者との請負マッチングを強化し、不動産販売件数の増加に伴う建物請負紹介成約比率の増加に取組んでいます。

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開示資料

出典

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