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日経平均64,167.87-158NYダウ53,061.95+295ドル円158.81+0NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

サンネクスタグループ

SUNNEXTA GROUP Inc.8945 · Standard · 不動産業

企業の社宅管理とマンション管理を柱に、住まい関連のアウトソーシングサービスを幅広く提供するグループ。

概要

サンネクスタグループは、1998年に企業の社宅業務代行を目的として設立された。現在は社宅管理アウトソーシング、マンション管理、新規サービス育成の3事業を柱とし、東京都新宿区に本社を置く。連結従業員645名、2025年6月期の売上高86億95百万円、営業利益7億42百万円。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

社宅・マンション・インキュベーションの三事業

当社グループは3つのセグメントで構成される。社宅マネジメント事業は、企業向けに社宅・寮の管理事務を代行し、2025年6月期の売上高43億71百万円で全体の50.3%を占める。受託件数は313,126件に達し、大手企業を中心に新規受注が堅調である。マンションマネジメント事業は分譲マンションの施設管理と修繕工事を手掛け、同41億32百万円で47.5%を占める。管理棟数706棟、管理戸数24,767戸に拡大し、修繕工事の増加が売上を押し上げた。インキュベーション事業はセキュリティ、保険、DX支援などの新サービスを提供するが、売上高1億91百万円と規模は小さく、21百万円の営業損失を計上している。3事業合わせて連結売上高86億95百万円、営業利益7億42百万円を達成した。

ストック収入を基盤とする収益モデル

両基盤事業は、長期契約に基づくストック収入が収益の核である。社宅マネジメントでは、受託件数が毎年積み上がり、過去5年間で287,369件(2021年6月期)から313,126件(2025年6月期)へ増加した。マンションマネジメントでは管理戸数が24,207戸(2021年6月期)から24,767戸(2025年6月期)へ緩やかに拡大し、安定した管理収入を生む。これにより、景気変動の影響を受けにくい収益構造を構築している。一方、インキュベーション事業はスポット収入に依存する部分が大きく、主要顧客の解約によりコールセンターサービスが減少した。2025年6月期の連結営業利益率は8.5%であり、中期経営計画では2028年6月期に売上高100億円以上、営業利益率10%以上を目標とする。

持株会社体制と市場移行の歴史

2016年、持株会社体制へ移行し商号をサンネクスタグループに変更。同時に事業会社として日本社宅サービスを新設分割で設立し、グループ再編を実行した。上場は2005年9月に東京証券取引所マザーズに始まり、2016年11月に市場第二部、同月中に市場第一部へ指定替え。2021年12月の市場区分見直しによりプライム市場に移行したが、2023年12月にスタンダード市場への選択申請を行い、現在はスタンダード市場に上場している。この間、ダイワード(現クラシテ)の子会社化、スリーSの関連会社化、全日総管理の完全子会社化と譲渡など、M&Aを通じて事業ポートフォリオを拡大・整理してきた。グループは4社の連結子会社で構成される。

業界の中での役割は企業向け社宅管理代行、マンション管理組合向け施設管理・修繕サービスを提供するアウトソーシングサービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
89億円
営業利益
8億円
営業利益率
9.0%
純利益
6億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01企業向け社宅・寮管理主力

顧客企業の社宅・寮・駐車場の管理事務を代行する。物件紹介から契約、入居手続、家賃支払い、退去時の原状回復チェックまで一貫して担い、企業の管理部門のコスト削減と業務効率化を支援する。

主な製品・サービス3
社宅管理事務代行サービス
借上社宅の紹介、契約・入居手続、家賃支払い、退去時原状回復費用チェックなどを代行するサービス。
コスト削減・業務効率化サービス
顧客企業の管理部門向けに、社宅関連のコスト削減や業務プロセス効率化を支援するサービス。
住宅制度コンサルテーションサービス
企業の住宅制度設計や運用に関するコンサルティングを提供する。

02分譲マンション管理組合主力

分譲マンションを中心に、建物・設備の日常管理から修繕工事に至るトータルマネジメントを提供する。管理受託契約に基づく安定収益に加え、修繕工事など付帯サービスで売上を拡大するモデル。

主な製品・サービス2
マンション管理業務
分譲マンションの日常管理(清掃、設備点検、管理員業務など)を担うサービス。
修繕工事
マンションの長期修繕計画に基づく大規模修繕や各種補修工事を請け負う。

03住まい管理事業者向けプラットフォーム準主力

マンション管理会社など住まいを管理する事業者に向けて、セキュリティサービス、保険代理店サービス、DX支援など付加価値の高いサービスを提供する。新サービスの研究開発も推進し、グループ全体の成長を担う。

主な製品・サービス3
セキュアサポートサービス
防犯・防災・警備・安全に関するシステム、設備、機器の提供・保守を行う。
保険代理店サービス
マンション管理組合や住民向けに各種保険商品を代理販売する。
マンション管理DX支援サービス
マンション管理業務のデジタル化を支援するクラウドサービスやシステム導入支援。

製品と技術

社宅アウトソーシングのフルサービス

社宅マネジメント事業では、顧客企業向けに社宅・寮及び駐車場の管理事務をアウトソーシングで提供する。具体的には、借上社宅物件の紹介、契約・入居手続、家賃支払い、退去時の原状回復費用チェックを一括代行。加えて、管理部門向けのコスト削減・業務効率化サービスや住宅制度コンサルテーションを展開する。中堅・中小企業向けには専用サービス「しゃたくさんLite」を提供し、受託件数の拡大に貢献している。2025年6月期の受託件数は313,126件に達し、大手企業からの新規受注が堅調に推移している。

マンション管理から修繕までのトータルサービス

マンションマネジメント事業では、分譲マンションを中心とした施設管理を基盤に、修繕工事までのトータルマネジメントサービスを提供する。管理員の配置、清掃、設備点検などの日常管理に加え、長期修繕計画に基づく計画修繕工事や、専有部のリフォーム工事も手掛ける。2025年6月期の管理戸数は24,767戸、管理棟数は706棟。修繕工事の増加が売上を押し上げ、同事業の売上高は前期比8.5%増の41億32百万円、営業利益は40.9%増の3億50百万円となった。管理組合との長期契約により安定した収益基盤を築いている。

住まい管理のDXとセキュリティサービス

インキュベーション事業では、住まいを管理する事業者向けのサービスプラットフォームを提供する。主なサービスとして、防犯・防災・警備に関するシステムや機器のセキュアサポートサービス、保険代理店サービス、マンション管理DX支援サービスがある。コールセンターサービスについては、自社運営から外部委託モデルへの転換を進めており、主要顧客の解約により売上は減少した。2025年6月期の売上高は1億91百万円、営業損失21百万円。新サービスの研究・開発を推進し、将来の成長領域として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

不動産仲介・管理、規模小さく競争激化

サンネクスタグループは不動産業界で、主に不動産仲介・管理・販売を行う。売上高は2024年6月期84億円、2025年6月期87億円と緩やかな増収だが、営業利益率は8.33%から8.05%と微減。同業の大東建託は戸建て賃貸で大手、ロボットホームはリノベーションで差別化する中、サンネクスタは規模が小さく、競争優位性が弱い。首都圏での事業展開を強みとするが、収益力向上には業務効率化や新規事業が必要。

強み

  • 東京都心を中心に複数の営業拠点を有し、エリア密着型のサービスを提供。
  • 管理物件の入居者やオーナーからの紹介で安定した受注を確保。
  • 管理戸数が安定し、ストック収入が収益を下支えしている。
  • 組織が小規模で意思決定が速く、市場変化に素早く対応可能。

課題

  • 売上高87億円と同業の大東建託(約1.7兆円)に比べ規模が小さく、競争力に劣る。
  • 営業利益率が8.33%から8.05%へ低下し、コスト管理が課題。
  • 大手不動産会社や新興企業との競争が激しく、差別化が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がサンネクスタグループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18931和田興産146億円5.5倍
23300アンビション DX ホールディングス128億円5.9倍
38898センチュリー21・ジャパン128億円13.6倍
42981ランディックス125億円6.8倍
58904AVANTIA123億円9.0倍
68945サンネクスタグループ118億円17.5倍
73236プロパスト102億円5.2倍
8463Aインテリックスホールディングス102億円5.1倍
92993長栄99億円9.9倍
102983アールプランナー94億円7.6倍
115527property technologies91億円8.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 12件

社宅アウトソーシングの専門会社として創業(1998-2004)

1998年10月、東京都渋谷区代々木において、企業の社宅業務全般の代行を目的に日本社宅サービス株式会社を設立。同年12月には日本社宅ネットフランチャイズ本部を開設し、全国展開の基盤を整えた。1999年1月に本社を新宿区大久保へ、2002年7月に現在地の箪笥町へ移転。創業時から社宅管理アウトソーシングに特化し、業務ノウハウを蓄積した。

マザーズ上場とマンション管理事業への参入(2005-2007)

2005年9月、東京証券取引所マザーズに上場。上場後、2007年5月にダイワード株式会社(現クラシテ株式会社)を完全子会社化し、マンション管理事業に参入。これにより社宅管理に加え、マンション管理という第二の事業柱を得た。同年12月には新宿事業所(第1オペレーションセンター)を設置し、業務処理能力を向上させた。

事業基盤の拡充と体制強化(2012-2013)

2012年6月、スマートセキュリティサービス株式会社(旧スリーS)を関連会社化し、セキュリティ関連事業を追加。同年9月には第2オペレーションセンターを北海道札幌市に開設し、業務の分散化とコスト削減を図った。2013年2月には立川市に文書保管センター(SUNNEXTAアーカイブズ)を開設し、文書保管サービスにも進出した。ただし同年中に資本提携を解消した企業もある。

持株会社体制への移行と一気に進んだ再編(2016)

2016年はグループ再編の年である。3月にサンネクスタリーシング株式会社を設立し、クラシテへの商号変更、クラシテ不動産およびクラシテリノベーションの設立を実施。11月には持株会社体制へ移行し、商号をサンネクスタグループ株式会社に変更。新設分割方式で日本社宅サービス株式会社を設立し、事業会社と分離した。同時に、旧スリーSから事業を譲受、全日総管理を完全子会社化(後に譲渡)、リース会社が保険代理店事業を譲受するなど、グループの整理と統合を一気に進めた。また、市場第一部に指定された。

プライム市場を経てスタンダード市場へ(2021-2023)

2021年12月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行。しかし2023年12月、自主的に市場区分を変更する選択申請を行い、スタンダード市場に移行した。この間、2022年には全日総管理の全株式を譲渡するなど、事業ポートフォリオの見直しも行われた。現在はスタンダード市場に上場し、中長期の成長に向けた投資を進めている。

年表12件を開く

1990年代

  • 1998年10月創業東京都渋谷区代々木において、企業の社宅業務全般の代行を目的として、日本社宅サービス株式会社(現 サンネクスタグループ株式会社)を設立
  • 1998年12月日本社宅ネットフランチャイズ本部を開設
  • 1999年1月本社を東京都新宿区大久保に移転

2000年代

  • 2002年7月本社を東京都新宿区箪笥町に移転
  • 2005年9月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場
  • 2007年5月M&Aダイワード株式会社(現 クラシテ株式会社)を完全子会社化
  • 2007年12月新宿事業所(第1オペレーションセンター)を東京都新宿区原町に設置

2010年代

  • 2012年6月(旧)株式会社スリーS(スマートセキュリティサービス株式会社)を関連会社化
  • 2012年9月第2オペレーションセンターを北海道札幌市に開設
  • 2013年2月株式会社コム・アンド・コムを関連会社化 文書保管センター(SUNNEXTAアーカイブズ)を東京都立川市に開設 株式会社コム・アンド・コムとの資本提携を解消
  • 2016年3月創業サンネクスタリーシング株式会社を設立 ダイワード株式会社からクラシテ株式会社に商号変更 当社孫会社のクラシテ不動産株式会社を設立 当社孫会社のクラシテリノベーション株式会社を設立
  • 2016年11月上場東京証券取引所市場第二部に上場(旧)株式会社スリーS(スマートセキュリティサービス株式会社)から当社新設の100%子会社(現)株式会社スリーSが商号を含めた事業を全部譲受 株式会社全日総管理を完全子会社化 東京証券取引所市場第一部に指定 株式会社リスクマネジメント・アルファからサンネクスタリーシング株式会社が保険代理店事業を譲受 持株会社体制移行に伴い、商号を「サンネクスタグループ株式会社」に変更 新設分割方式により社宅マネジメント事業を主体として運営する事業会社として「日本社宅サービス株式会社」を設立 監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行 株式会社スリーSがサンネクスタリーシング株式会社を吸収合併し、日本社宅サービス株式会社からコールセンター事業を譲受 株式会社全日総管理の全株式を譲渡 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 東京証券取引所の市場区分を変更する選択申請を行い、東京証券取引所スタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年6月期まで10,000百万円以上
  • 営業利益2028年6月期まで1,000百万円以上
  • 営業利益率2028年6月期まで10.0%以上
  • ROE(自己資本利益率)2028年6月期まで10.0%以上
  • DOE(株主資本配当率)2028年6月期まで5.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    基盤事業のストックビジネス維持・拡大

    社宅マネジメントとマンションマネジメントのストック売上を年5%成長に回復させる。

  2. 02

    収益構造の変革

    クラウド型サービス等の非労働集約型ビジネスを拡大し、デジタル化で原価人件費率を低減、労働生産性向上と原価率低減を図る。

  3. 03

    将来に向けた投資

    デジタル化推進、人材確保・育成、新たな事業の研究開発に投資し、中長期成長の基礎を築く。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で645人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は596万円で、9期前と比べて+19.5%平均年齢は45.0歳、平均勤続年数は8.8年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年6月590
2017年6月586
2018年6月636
2019年6月49839.67.3635
2020年6月50039.77.4662
2021年6月56845.17.3675
2022年6月58644.97.5633
2023年6月59745.38.8612
2024年6月58245.48.0643109
2025年6月59645.08.8645109

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都新宿区182百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は89億円営業利益8億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.3%、利益が+14.3%。

売上高
+2.3%
89億円
営業利益
+14.3%
8億円
純利益
+200.0%
6億円
営業利益率
9.0%
前期比 +0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高98億円89億円
営業利益6億円8億円
純利益4億円6億円
1株あたり配当¥44¥44

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は48億円、営業利益は4億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+6.7%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q20210.01
2023年4Q232
2024年1Q19210.51
2024年2Q2114.81
2024年3Q2114.816
2024年4Q23313.00
2025年2Q4237.12
2025年4Q4548.90
2026年2Q4149.83
2026年4Q4848.33

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は61億円から89億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は9.0%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
第2オペレーションセンターを北海道札幌市に開設
2012年6月6153
株式会社コム・アンド・コムを関連会社化 文書保管センター(SUNNEXTAアーカイブズ)を東京都立川市に開設 株式会社コム・アンド・コムとの資本提携を解消
2013年6月6152
2014年6月6463
2015年6月6674
サンネクスタリーシング株式会社を設立 ダイワード株式会社からクラシテ株式会社に商号変更 当社孫会社のクラシテ不動産株式会社を設立 当社孫会社のクラシテリノベーション株式会社を設立
2016年6月7064
2017年6月7385
2018年6月7996
2019年6月84107
2020年6月8696
2021年6月8595
2022年6月87920
2023年6月8395
2024年6月84778.318
2025年6月87788.02
2026年6月89899.06

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高89億円のうち、営業利益として残るのは8億円9.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の6.7%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金91.0%81億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.0%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比0.6pt
9.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.6pt
6.7%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年6月期は営業CFが−1億円、投資CFが−23億円で、差し引きのフリーCFは−24億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は49億円で、売上の6.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年6月6−1−1518
2013年6月2−41−217
2014年6月6−2−1419
2015年6月7−2−8516
2016年6月42−2620
2017年6月70−1726
2018年6月71−8826
2019年6月70−1732
2020年6月9−2−2737
2021年6月7−1−2641
2022年6月722−142956
2023年6月−3−2−3−547
2024年6月1020−33073
2025年6月−1−230−2449

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年6月期の総資産は105億円。このうち返さなくてよい自己資本が77億円で、自己資本比率は72.3%(業種中央値32.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月43192443.9
2013年6月48202841.0
2014年6月51232844.7
2015年6月56312555.6
2016年6月60362459.1
2017年6月69452463.3
2018年6月85562964.8
2019年6月95662967.8
2020年6月104733168.7
2021年6月130894167.7
2022年6月106753169.2
2023年6月101742772.3
2024年6月109793070.9
2025年6月105772772.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
70億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
70億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
27億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り131社中45位あたり、逆に低いのは売上成長率131社中105位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.0%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
2.3%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.0%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,091で、1年前と比べて+11.2%過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。

¥1,091-0.7%1ヶ月-0.5%1年+11.2%時価総額118億円
過去52週の値幅
安値¥1,012高値¥1,390

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.5倍
PER (会社予想)27.9倍
PBR1.25倍
配当利回り4.03%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線(1107円)を下回り、直近1カ月で-0.9%と弱含み。52週高値1390円からは約22%下落し、低値1000円からは+9%の小幅戻り。出来高は6/26に9300株と増加したが、その後は低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PER30.7倍は同業平均14.0倍の2倍超、PBR1.26倍は平均1.73倍より低いが、ROE3%は低水準。配当利回り3.87%は平均2.45%を上回るが、配当性向86.4%で持続性に疑問。業績変動が大きく、26/6期は減益予想であり、PERの高さを正当化しにくい。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.5倍14.9倍
PER (予想)27.9倍
PBR1.25倍1.84倍
ROE3.0%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績の変動が大きく、2025/6期の純利益見通しが急減するなど収益の不安定性が課題。強気派は2024/6期の改善を評価し、将来の回復を期待。弱気派は売上高成長の鈍さと利益の振れ幅の大きさを懸念。

プラスに働く材料7
  • 2024/6期の利益改善

    純利益5億→18億円と大幅増益。

  • 配当利回り3.87%

    安定配当でインカムゲインが魅力。

  • 低PBRと割安感

    PBR1.26倍と純資産水準に近い。

  • 営業利益率改善による収益力向上通年影響

    2025/6期営業利益率8.05%が10%に改善で約1.7億円増益

  • 配当利回り4%超の安定配当継続継続影響

    配当性向約70%維持、株主還元策として機能

  • 時価総額小さくM&Aターゲット期待不定影響

    時価総額118億円と小規模、買収プレミアム発生余地

  • 再び特別利益計上の可能性不定影響

    2024/6期に純利益18億円(営業利益7億円)と特別利益実績

マイナスに働く材料7
  • 2025/6期の大幅減益

    純利益2億円と前期比89%減の見通し。

  • 低成長な売上高

    売上高は80億円台でほぼ横ばいが続く。

  • 小規模事業リスク

    事業規模が小さく、市況変動の影響を受けやすい。

  • 営業利益横ばいでの成長鈍化継続影響

    2024/6期、2025/6期とも営業利益7億円で伸び悩み

  • 純利益の大幅変動リスク四半期毎影響

    2023/6期5億→2024/6期18億→2025/6期2億と不安定

  • 不動産在庫評価損の発生リスク不定影響

    在庫評価損が発生すれば数億円の損失可能性

  • 外国人持ち株比率低く需給薄継続影響

    外国人保有0.47%と低く、出来高少ない

次の決算で確かめる点
経常利益
業績の実力を示す指標。
期末売上高伸び率
成長性の確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり44で、前期から+5.1%いまの株価に対する利回りは4.03%。増配か配当維持が8年続いている。

年間配当
¥44
1株あたり
配当利回り
4.03%
いまの株価に対して
配当性向
86.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
8年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年6月1627.7
2018年6月1816.133.0
2019年6月2222.234.8
2020年6月2827.345.9
2021年6月307.1
2022年6月3516.717.1
2023年6月375.760.5
2024年6月395.419.9
2025年6月415.186.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥44

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ9,380人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.5%を占め、残る56.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他59.059.757.059.160.955.8
事業法人22.324.928.229.130.737.7
自己株式10.510.315.315.215.212.2
金融機関11.411.812.29.05.75.8
外国法人6.12.11.91.81.90.5
証券会社1.21.50.71.00.80.3
外国人個人0.00.10.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ベネフィット・ワン7.19
02株式会社UH Partners 27.18
03光通信株式会社6.93
04株式会社UH Partners 36.48
05株式会社エスアイエル4.47
06笹 晃弘3.52
07日本マスタートラスト信託銀行株式会社(従業員持株ESOP信託口・80121口)3.34
08SUNNEXTAグループ従業員持株会3.01
09永井 詳二2.05
10SUNNEXTAグループ取引先持株会1.92

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−3%、1株純資産は14期で+94%。直近期のROEは3.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月6742716.74.630.5
2013年6月2724710.98.440.7
2014年6月3828114.59.731.8
2015年6月4736814.710.330.2
2016年6月5041412.77.740.3
2017年6月6049813.112.327.7
2018年6月6058711.512.633.0
2019年6月7267411.513.534.8
2020年6月587328.319.245.9
2021年6月548776.718.5
2022年6月20581224.55.117.1
2023年6月537996.618.560.5
2024年6月19484623.75.219.9
2025年6月258283.040.686.4
2026年6月64

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/6期の役員報酬は総額63百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
髙木章代表取締役社長53101,461
長山宏取締役708,861
亀川雅人取締役713,007
豊英二取締役(常勤監査等委員)685,178
笹本憲一取締役(監査等委員)75432
山口純子取締役(監査等委員)551,894
阿部嘉彦7210,600

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)119983535
社外取締役5163194
取締役(社内)18199

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,032字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社4社により構成されております。 なお、当社は特定上場会社等であります。特定上場会社等に該当することにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 セグメントの名称   事業内容   会社名 社宅マネジメント事業   社宅管理事務代行、管理部門向けのコスト削減・業務効率化サービス、システム開発他   日本社宅サービス㈱ マンションマネジメント事業   マンション等施設管理、修繕工事他   クラシテ㈱ クラシテ不動産㈱ インキュベーション事業   見守りセキュリティサービス、保険代理店サービス、マンション管理DX支援サービス 他   ㈱スリーS 日本社宅サービス㈱ クラシテ㈱ <社宅マネジメント事業> 社宅マネジメント事業は、主に顧客企業に対して社宅・寮及び駐車場の社宅事務業務をアウトソーシング事業として行うものであります。具体的には顧客企業に対して借上社宅物件の紹介、契約・入居手続、家賃の支払い、退去時における原状回復費用のチェック等の社宅管理事務代行サービス、顧客企業の管理部門向けのコスト削減・業務効率化サービス、住宅制度コンサルテーションサービス等を提供しております。 当事業は顧客企業からの受託件数に対応して売上高が増加するビジネスモデルとなっております。 <マンションマネジメント事業> マンションマネジメント事業は、分譲マンションを中心とした施設管理を基盤に、そこから派生する修繕工事までのトータルマネジメントサービスを提供しております。 当事業は管理組合との管理受託契約に基づく管理棟数及び管理戸数をベースとした管理収入に加え、そこから派生する修繕工事等の付帯サービスを取り込むことによって売上高が増加いたします。 <インキュベーション事業> インキュベーション事業は、住まいを管理する事業者に向けたサービスプラットフォームを提供しております。 具体的には、防犯、防災、警備及び安全に関するシステム、設備、機器等のセキュアサポートサービス、保険代理店サービス、マンション管理DX支援サービス等を提供しております。また、その他の新サービスの研究・開発を推進しております。 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,974字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは「新たな価値を創造し、世の中の標準に進化させる取り組みを通じて社会に貢献する」ことをミッションとしております。 そのうえで中長期的な経営の基本方針として、企業価値向上のため、当社グループは事業規模の拡大を推進するとともに、それを支える人材の強化及び次世代人材の育成を推進することとしております。 また、加速する経営環境の変化に対処し、長期的な展望に立って、グループ全体の収益構造の変革に取り組んでいくこととしております。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、2028年6月期を最終年度とする3ヵ年中期経営計画(2026年6月期~2028年6月期)を策定し、2025年8月に公表いたしました。本計画の最終年度である2028年6月期における経営数値目標は以下のとおりであります。 2025年6月期 実績   2028年6月期 目標 売上高   8,695百万円   10,000百万円以上 営業利益   742百万円   1,000百万円以上 営業利益率   8.5%   10.0%以上 ROE(自己資本利益率)   3.0%   10.0%以上 DOE(株主資本配当率)   4.9%   5.0%以上 (3)中長期的な会社の経営戦略 ①中長期のビジョン NEXT STANDARD ~ アウトソーシングを通じて人の暮らしを豊かにする ~   積極的な事業投資と収益構造の変革による継続的な成長を果たすとともに、 利益還元とガバナンスの向上によりステークホルダーからの厚い信頼を獲得し、 アウトソーシング事業者としてさらなる進化発展を目指します。 ②中期経営計画の位置づけ 今般新たに中期経営計画として策定した今後の3ヵ年におきましては、 ・コロナ禍以前のストック売上高成長率と営業利益率に「回復」させること ・基盤システムの再構築、M&Aも含めた新たな事業創出に「投資」を行うこと に重点を置き、その先の中長期に向けた成長のステップとして取り組んでまいります。 そのうえで、改めて時価総額250億円を超える企業集団を目指してまいります。 ③中期経営計画の骨子 当社グループは、2026年6月期を初年度とする3ヵ年中期経営計画(2026年6月期~2028年6月期)を策定し、基本方針に沿った以下の経営戦略を実行していくことで、本中計の目的達成と中長期ビジョンの実現を目指してまいります。 <経営戦略> 1)基盤事業の成長ストックビジネスの維持・拡大 「社宅マネジメント事業」「マンションマネジメント事業」という2つの基盤事業において、ストックビジネスの維持・拡大を通じて、コロナ禍前のストック売上高「年5%成長」に「回復」させます。 2)収益構造の変革:アウトソーシング事業者としてのさらなる進化・発展 ■アウトソーシング領域の拡大 アウトソーシング領域の拡大にあたっては、クラウド型サービス等の非労働集約型ビジネスモデルの拡大を推進することで、「売上構成の変革」を実現し、売上の伸長と利益率の向上に取り組みます。 ■オペレーションの変革 オペレーションの変革にあたっては、デジタル化の推進等によって、原価人件費率を逓減(ていげん)させることで「原価構造の変革」を実現し、労働生産性向上と原価率低減を目指します。 3)将来に向けた投資 中期経営計画期間においては、デジタル化の推進、人材確保と育成、新たな事業の研究・開発等への「投資」を行うことで、中長期の成長シナリオ実現の基礎作りに取り組みます。 その結果を成長の源泉とするとともに、ステークホルダーに対して、十分な利益還元を行うことで、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指します。 (4)会社の対処すべき課題 当社グループは、アウトソーシングを通じて人の暮らしを豊かにする企業集団として、顧客の声に学び、発想力と創造力に加えてグループシナジーを結集することにより、次の時代の標準となるようなニーズを先取りした製品やサービスを提供し、唯一無二の企業集団への成長を目指してまいります。 当社グループでは以下の3点を企業集団共通の対処すべき課題と認識し、取り組んでおります。 ① 基盤事業の成長:ストックビジネスの維持・拡大 ② 収益構造の変革:アウトソーシング事業者としてのさらなる進化・発展 ③ 将来に向けた投資:デジタル化の推進、人材確保と育成、新たな事業の研究・開発等への投資
事業等のリスク3,221字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主なリスクを記載しております。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)政策や法的規制等の変更に関するリスク 社宅マネジメント事業は、企業等の福利厚生制度や転勤制度に深く関連しており、企業の人事制度及び国内の不動産管理・取引に纏わる法令や税制の影響を受けております。今後、前述の制度に関する枠組みの見直し、及び関連する法令や税制が大きく変更されることにより、当社グループの提供するサービスの形態に変更が生じた場合、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、マンションマネジメント事業は、マンションの管理の適正化の推進に関する法律、区分所有法、下請法・建設業法等各種法令を厳守しつつ事業を行っております。今後、関連法令や制度の変更により、事業展開に新たな制限を受ける可能性があります。 さらに、インキュベーション事業は、新規事業創出に向けて複数のサービスを展開する中で業際型のビジネスも含まれており、現時点では保険業法などの影響下にあります。今後、関連法令や制度の変更により、事業展開に新たな制限を受ける可能性があります。 当社グループでは、これらすべての法的規制を遵守すべく、コンプライアンス重視の徹底を図っておりますが、その取り組みの範囲を越えた事象が発生した場合、また、予期せぬ法的規制の導入や強化・変更により法的規制遵守等に係るコスト負担が増加した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、ITを活用して事業や業務のデジタル化を進めるとともに、データを活用したビジネスを展開しており、個人番号(マイナンバー)を含む多数のお客様の個人情報や機密情報をお預かりしております。そのため、停電、自然災害、機器やソフトウエアの欠陥等によるシステム及びネットワーク障害、あるいはサイバー攻撃等の予測できない障害の発生、個人情報を含む機密情報についての紛失や漏洩、改ざん等、また当社グループが提供するシステムサービスの業務の不履行等が発生した場合には、当社グループの事業活動に支障が生じるとともに、社会的信用やブランドイメージの低下、発生した損害に対する賠償金の支払い等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、万が一の場合に備えて最大限の保守・保全の対策を講じるとともに、社内規程の整備や社員教育の徹底、ウイルス対策ソフト導入やソフトウエア更新による脆弱性解消などセキュリティシステムの強化による様々な対策と情報管理体制の強化に努めております。 (3)人材の確保に関するリスク 当社グループの競争力の源泉は人材であり、本格的な人口減少社会を迎え、一層の経済規模の縮小が懸念される中、将来の成長と成功のためには、有能な人材の確保と育成が欠かせないものと考えております。 そのため、適正な人材の採用・育成・維持・確保が計画どおりに進捗しない、または有能な人材が社外に流出するリスクが顕在化した場合、あるいは、人材不足の対策として技術革新を活用した省力化の取り組み等が遅れた場合には、事業の進化や継続性に影響を及ぼし、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、人材の獲得や定着の阻害事項となる要素の把握と改善を図る取り組みを継続的に行うことに加え、多様な人材が活躍できる環境や制度の整備により、雇用の維持・拡大をはかる取り組みを進めております。 (4)M&Aや資本業務提携等に関するリスク 当社グループは、新規事業やサービスの拡大のため、M&Aや資本業務提携等をその有効な手段のひとつとして位置付けております。対象となる企業については、取締役会等において事業の収益性や投資回収の実現性等を十分に検討した上で意思決定し、実行してまいりますが、事後的に発生した想定外の事象や環境の変化等によって、当初期待した効果が十分に得られなかった場合、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)保有有価証券の価格変動に関するリスク 当社グループは、今後の持続的な成長の実現のため、取引先との事業上の関係等を総合的に判断し、政策的に株式を保有することがあります。今後、株式相場の下落や、投資先企業の財政状態の急激な悪化等により、保有する株式の時価又は実質価額が帳簿価額を著しく下回ることとなった場合には、当該株式の評価損を計上することにより、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 保有する投資有価証券については継続保有に資するかを毎年検討しており、保有の合理性が認められない株式については縮減を進めることとしております。 (6)関係会社株式の評価に関するリスク 当社グループは、関係会社株式について、関係会社の財政状態等を勘案し評価を行っております。関係会社各社の株式の実質価額が取得原価よりも著しく下落し、かつ、実質価額が取得原価まで回復する見込みがない場合には、減損処理により評価損を計上する可能性があります。関係会社については、取締役会への定期的な報告を求め、共通の経営理念の下で事業遂行し、適切な運営を行える体制を構築しております。 (7)固定資産の減損処理に関するリスク 当社グループは、有形固定資産、ソフトウエアなどの固定資産を保有しております。有形固定資産及びソフトウエア等のうち、減損の兆候が認められる資産又は資産グループについては、回収可能価額が帳簿価額を下回った場合、帳簿価額を回収可能価額まで減損し、減損した当該金額を減損損失として計上することとしております。このため、当該資産又は資産グループが属する事業の経営環境の著しい変化や収益状況の悪化等により、固定資産の減損損失を計上する必要が生じた場合には、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)繰延税金資産に関するリスク 当社グループでは、将来の課税所得を合理的に見積もり、回収可能性を判断したうえで繰延税金資産を計上しております。しかしながら、今後将来の課税所得の見積り等に大きな変動が生じた場合、あるいは会計基準の改正等があり、繰延税金資産の計上に何らかの制限が課された場合には、取り崩しが発生し、多額の税金費用(法人税等調整額)が発生することになり、その結果、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9)自然災害に関するリスク 気候変動リスクのうち、特に大規模な地震、風水害等の自然災害に関するリスクは年々高まっており、これらの大規模災害が想定を超える規模で発生した場合には、事務所施設の損壊、システム障害、交通機関マヒによる従業員の通勤不能、社会インフラの寸断等により、当社グループも事業活動の停滞あるいは停止を余儀なくされ、その結果、事業活動の復旧に長期間を要した場合や多額の費用が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、事業継続に大きな影響を及ぼすあらゆるリスクを想定し、従業員の安否を確認する仕組みとして安否確認システムを導入するとともに、リスク管理規程や危機管理規程により、緊急対策が直ちに発動される体制を整えております。また、これらの災害・事故等の事象を網羅的に考慮した「事業継続計画」を策定し、発生した事象の復旧に対してはバックアップセンターを活用して、速やかに対処できるよう対策を講じております。
経営成績の分析 (MD&A)6,584字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や堅調なインバウンド需要に支えられ、緩やかな回復基調で推移しました。一方、物価上昇や金融資本市場の変動等の影響、海外景気の下振れ懸念等、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 当社グループを取り巻く事業環境においては、社宅管理事務を含む人事・総務関連業務において、恒常的な人材不足が顕在化していることや、テレワークの普及等による働き方の多様化により、アウトソーシングサービスの活用を検討する企業が増加しております。また、分譲マンション管理業では、新築分譲マンションの供給戸数の先細りが見込まれるものの、マンションストック数は年々増加しており、経年劣化に伴う共用部の修繕工事も増加傾向にあります。 このような状況のもと、当社グループは5ヵ年中期経営計画の最終年度を迎え、2つの基盤事業におけるストックの積み上げによる事業拡大に注力するとともに、「アウトソーシング事業者としてのさらなる進化・発展」を目指し、重点テーマである「アウトソーシング領域の拡大」と「オペレーションの変革」に取り組んでまいりました。 「アウトソーシング領域の拡大」に向けては、社宅のアウトソーシングにおける中堅・中小企業向け専用サービスや人事総務向けBPOサービス、分譲マンションのアウトソーシングにおける専有部サービス、システム提供を中心とした中小の管理会社向け支援サービス等、新たな領域のサービス拡大を進めており、また、「オペレーションの変革」に向けては、事業を取り巻く環境変化に対応し、継続的に安定的なサービスを提供するため、デジタル技術等を使い、サービスの提供体制の変革に取り組んでまいりました。 2024年6月期 (百万円)   2025年6月期 (百万円)   増減額 (百万円)   前期比 (%) 売上高   8,371   8,695   324   103.9% 売上総利益   1,989   2,048   58   102.9% 営業利益   653   742   89   113.6% 経常利益   653   758   105   116.1% 親会社株主に帰属する当期純利益   1,775   229   △1,545   12.9% その結果、当連結会計年度の当社グループの業績は、売上高86億95百万円(前年同期比3.9%増)、営業利益7億42百万円(同13.6%増)、経常利益7億58百万円(同16.1%増)となりました。他方、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に発生した投資有価証券売却益22億13百万円がなくなったことに加え、社宅アウトソーシングサービスの社内基幹システム開発において、昨今のITテクノロジーの進化を踏まえ、開発方針の再検証を行った結果、より有効な他の開発方法を選択し、現行の開発プランの継続中止を決定したことから、システム開発に係るソフトウエア仮勘定の除却損等3億77百万円を計上したため、2億29百万円(同87.1%減)となりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 <社宅マネジメント事業> 2024年6月期 (百万円)   2025年6月期 (百万円)   前期比 (%) 売上高   4,279   4,371   102.1% 営業利益   1,200   1,183   98.6% 社宅マネジメント事業においては、企業における住宅制度・運用の見直しや高い外部委託ニーズを背景に、大手企業を中心に制度改定コンサルテーションの引き合いが引き続き高い状態にあり、大手企業向けの新規受注獲得が堅調に推移しております。当連結会計年度は、前期に発生したインボイス制度導入支援のスポット収入が減少しましたが、受託収入やコスト削減サービス等のストック収入が堅調に推移したことから、売上高は43億71百万円(前年同期比2.1%増)となりました。一方、利益面では、スポット収入の減少に加え、業務工数の増加やサービスの安定化に向けた体制強化により人件費が増加したことから、営業利益は11億83百万円(同1.4%減)となりました。 過去5年間の決算日現在の社宅のアウトソーシング受託件数の推移は、次のとおりであります。 決算年月   2021年6月   2022年6月   2023年6月   2024年6月   2025年6月 受託件数(件)   287,369   270,915   284,162   292,990   313,126 (注)2024年6月期より「社宅関連業務のアウトソーシング受託件数」にしゃたくさんLiteの受託件数を加えております。 <マンションマネジメント事業> 2024年6月期 (百万円)   2025年6月期 (百万円)   前期比 (%) 売上高   3,808   4,132   108.5% 営業利益   249   350   140.9% マンションマネジメント事業においては、マンション管理の新規受託における引合いは引き続き堅調であり、管理戸数は増加しております。当連結会計年度は、専有部のリフォーム工事や元請による計画修繕工事、販売用不動産の売却が増加したことにより、売上高は41億32百万円(前年同期比8.5%増)となりました。利益面では、管理員等の人件費上昇等はあるものの、売上の増加により、営業利益は3億50百万円(同40.9%増)となりました。 過去5年間の決算日現在のマンション等管理棟数及び管理戸数は、次のとおりであります。 決算年月   2021年6月   2022年6月   2023年6月   2024年6月   2025年6月 管理棟数(棟)   マンション   673   673   686   698   706 その他   333   348   372   335   311 管理戸数(戸)   マンション   24,207   24,096   24,405   24,512   24,767 <インキュベーション事業> 2024年6月期 (百万円)   2025年6月期 (百万円)   前期比 (%) 売上高   283   191   67.7% 営業損失(△)   △5   △21   - インキュベーション事業においては、住まいを管理する事業者に向けたサービスプラットフォームを提供するマネジメントサポート事業の育成に注力しておりますが、前期に主要顧客の解約が発生したコールセンターサービスにおいて、自社運営のコールセンターを持たない成長シナリオの再構築に着手していることから取引が減少し、売上高は1億91百万円(前年同期比32.3%減)、営業損失は21百万円(前年同期は5百万円の営業損失)となりました。 過去5年間の決算日現在のコールセンターユーザー数は、次のとおりであります。 決算年月   2021年6月   2022年6月   2023年6月   2024年6月   2025年6月 ユーザー数(件)   93,333   99,016   101,276   41,228   - (注)コールセンターサービスは2025年6月期から運営体制を外部委託に切り替えております。 ②財政状態の状況 (資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べ2億36百万円減少し、94億94百万円となりました。これは主に、現金及び預金の減少3億70百万円、その他に含まれる未収還付法人税等の増加3億20百万円、販売用不動産の減少2億36百万円によるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ1億98百万円減少し、9億64百万円となりました。これは主に、基幹システム開発の計画見直しに伴うソフトウエア仮勘定の除却等による減少3億34百万円、政策保有株式取得による投資有価証券の増加1億60百万円によるものであります。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べ5億47百万円減少し、22億46百万円となりました。これは主に、未払法人税等の減少7億39百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加1億4百万円によるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ2億91百万円増加し、4億84百万円となりました。これは主に、長期借入金の増加2億61百万円によるものであります。 (純資産) 純資産は、前連結会計年度末に比べ1億78百万円減少し、77億29百万円となりました。これは主に、新株予約権の行使や従業員持株ESOP信託口に自己株式を譲渡したことによる資本剰余金の増加1億36百万円、配当金の支払い等による利益剰余金の減少1億44百万円、自己株式の取得等による減少1億60百万円によるものであります。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ23億70百万円減少し、49億46百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において、営業活動の結果減少した資金は68百万円(前連結会計年度は9億57百万円の資金の増加)となりました。これは主として、法人税等の支払額11億36百万円、税金等調整前当期純利益3億82百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において、投資活動の結果減少した資金は22億56百万円(前連結会計年度は19億69百万円の資金の増加)となりました。これは主として、定期預金の預入による支出20億円、投資有価証券の取得による支出1億79百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において、財務活動の結果支出した資金は45百万円(前連結会計年度は3億48百万円の資金の支出)となりました。これは主として、配当金の支払額3億73百万円、長期借入れによる収入4億18百万円によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注実績 該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 金額(千円)   前期比(%) 社宅管理事務代行   4,319,917   101.8 社宅マネジメント事業   システム導入   51,445   134.8 小計   4,371,362   102.1 マンション等施設管理   2,561,307   100.0 マンションマネジメント事業   修繕工事   1,034,379   111.9 その他   537,218   166.9 小計   4,132,905   108.5 インキュベーション事業   191,637   67.7 合計   8,695,906   103.9 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (経営成績の分析) 「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載しております。 (財政状態の分析) 「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載しております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、社宅マネジメント事業において、転勤手続きにともなう社宅の賃貸借契約の契約金を顧客企業に代わって当社が一時的に立替払いを行っており、転勤者が集中する異動期等には多額の営業立替金が発生することとなるため、金融機関と当座借越枠を設定し、必要に応じて金融機関からの借入を実施しております。また、その他の事業遂行上の必要な資金や中期経営計画上の事業拡大と生産性向上を目的とした戦略的投資に必要な資金は、営業活動によるキャッシュ・フローから安定的に確保し、内部留保の蓄積を基本とした自己資金を中心に賄うこととしております。 一方、今後の事業展開に伴う新たな資金需要が発生した場合には、自己資金に加え、金融機関からの借入も選択の範囲においております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、必要となる見積りに関しては、過去の実績や適切な仮定に基づいて合理的な判断を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ④経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況 当社グループは、2025年6月期を最終年度とする中期経営計画において、時価総額250億円を超える企業集団を目指し、「アウトソーシングを通じて人の暮らしを豊かにする」企業として、その貢献度を高めるべく事業領域の拡大に取り組み、そして、働き方の多様化や労働人口の減少等の変化にいち早く応えながら、サービスの価値をより一層高めるため、オペレーションの変革に挑んでまいりました。 しかしながら、社会情勢や市場環境変化が激しかった前中計期間においては事業全体がその変化にうまく対応しきれず、様々な取り組みにおいて遅れが生じた結果、経営目標には届かず、未達に終わっております。 2025年6月期   2025年6月期 目標数値   実績 売上高   10,000百万円   8,695百万円 営業利益   1,000百万円   742百万円 営業利益率   10%以上   8.5% 1株当たり当期純利益   70円以上   25.07円 ROE(自己資本利益率)   9%以上   3.0% DOE(株主資本配当率)   5%以上   4.9% TSR(株主総利回り)   120%以上   108.0% (注)目標数値は、2023年8月10日に公表した見直し後の数値目標です。 上記の結果を踏まえ、当社グループは、2025年8月に2028年6月期を最終年度とする中期経営計画(2026年6月期~2028年6月期)を発表し、今後3ヵ年におきましては「回復」と「投資」に重点を置き、その先の中長期に向けた成長のステップとして取り組んでまいります。

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開示資料

出典

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