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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

長栄

Choei Inc.2993 · Standard · 不動産業

京都を中心に11都府県でマンション管理・賃貸仲介を展開し、自社物件も所有する、賃貸住宅管理の総合企業。

概要

長栄は、京都市伏見区に登記上の本店を置く不動産管理・賃貸会社である。2026年3月期の売上高は110億円、従業員数は261人。管理戸数は29,279戸(うち自社物件7,148戸)に達し、近畿・関東・中部・九州の11都府県に事業を展開する。東京証券取引所スタンダード市場に上場(コード2993)。「Bellevie(ベルヴィ)」ブランドのもと、不動産管理事業と不動産賃貸事業を両輪とする経営が特徴である。

不動産管理と不動産賃貸の二軸体制

当社の事業は不動産管理事業と不動産賃貸事業から構成される。管理事業では、オーナーに代わって入居者管理、ビルメンテナンス、リフォーム工事、賃貸仲介(リーシング)をワンストップで提供する。管理センター(ベルヴィ)を25ヶ所配置し、24時間365日の緊急対応体制をとる。賃貸事業では、主に築年数の経過した優良物件を取得し、管理で培ったノウハウでリニューアルすることで高い入居率を維持する。自社物件の増加は管理戸数の増加にもつながり、両事業は相互に補完し合う。2026年3月期のセグメント別売上高は、管理事業44.5億円、賃貸事業65.6億円であった。

11都府県に拡がる拠点ネットワーク

当社の事業エリアは京都府・滋賀県・大阪府・兵庫県の近畿4府県、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の関東4都県、愛知県(中部)、福岡県・熊本県(九州)の合計11都府県に及ぶ。管理センターは京都府に19ヶ所(うち京都市18ヶ所)、滋賀・大阪・愛知・東京・千葉・福岡に各1ヶ所の計25ヶ所。賃貸仲介センター3ヶ所、マンスリーマンション受付センター2ヶ所を併設する。関東・中部・九州への進出は、まず自社物件を取得して管理戸数のボリュームを確保し、その後に管理受託を拡大する手法をとる。2024年8月には福岡県北九州市にベルヴィ北九州を開設し、九州エリアに初めて進出した。

子会社3社とグループの役割分担

当社グループは株式会社長栄と3社の子会社で構成される。100%子会社のグリーン保証株式会社は保証業務を、アリーズ一般社団法人は信託受益権を保有する不動産の管理処分を担う。もう1社は名称未記載だが、グループ全体で不動産管理・賃貸のバリューチェーンをカバーする。過去には株式会社eガレージシステム、株式会社ヴィークル、BellevieClub株式会社、長栄グローバルリース株式会社などを子会社化・合併してきたが、2017年から2020年にかけてこれらを順次吸収合併し、現在の体制に集約した。これにより経営資源の集中と効率化を図っている。

変動金利依存の財務構造と収益特性

当社の自社物件取得資金は原則として金融機関からの長期借入金に依存し、そのほとんどが変動金利である。2026年3月期末の負債合計は607億円、自己資本は123億円で、自己資本比率は約16.8%と低く、金利上昇の影響を受けやすい構造にある。そのため経営課題として金利変動への対応を掲げ、物件選定ではより厳しい収益基準を設定する。売上高は成長傾向にあり、2026年3月期は前期比9.9%増の110億円、営業利益19.7億円(同9.3%増)であった。しかし経常利益は支払利息の増加で14.2億円と2.8%減、当期純利益は固定資産売却益の反動で10.0億円と51.8%減となった。

業界の中での役割は不動産オーナー向けに管理代行・リフォーム・仲介を提供し、自らも物件を保有・運用する。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
110億円
営業利益
20億円
営業利益率
18.2%
純利益
10億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01不動産管理主力

不動産オーナーから賃貸マンションの管理を受託し、入居者管理、ビルメンテナンス、リフォーム、賃貸仲介、マンスリーマンション運営など、賃貸経営に必要なサービスを一括提供する。入居者の長期定着を促し、オーナーの収益最大化を支援。

主な製品・サービス2
ベルヴィ
管理センターの名称。専門スタッフを配置し、入居者からの問い合わせやトラブルに24時間対応。
リフォームサービス
外壁塗装、設備入替、原状回復工事など、賃貸物件のリフォーム全般。

02不動産賃貸準主力

自社物件やサブリース物件の賃貸を行い、安定的な賃料収入を確保する。取得した物件はリニューアルして入居率を高め、管理事業と相乗効果を図る。

製品と技術

入居者満足度を高める管理サービスとイベント

当社の不動産管理事業では、管理専門スタッフ「レジデンシャルクリエイター」をマンションごとに担当制で配置し、入居者をサポートする。休日夜間も緊急受付窓口を設置し、24時間365日対応が可能である。入居者向けのイベントとして、数千名規模で花火大会や水族館に招待する「ベルヴィ祭り」、抽選会「長栄チャポン宝くじ」、お食事券プレゼントキャンペーン「アゲちゃうベルヴィ」などを実施し、長期入居を促進する。また、入居者会員組織「Bellevie Club」を運営し、留学生向け入居サービスも提供する。これらの施策により、管理物件の入居率向上とオーナー収益の最大化を目指す。

自社物件取得・リニューアルの手法と特徴

不動産賃貸事業では、資産効率が高い比較的築年数の経過した優良物件を中心に取得する。取得時には不動産取得税や改修費が発生し一時的に収益が悪化するが、当社は管理事業で培ったノウハウを活用したリニューアルを実施。これにより物件の入居率を長期にわたり高水準に維持し、収益性を向上させる。サブリース契約は3契約のみで、原則として自社所有による賃貸を行う。2026年3月期には11棟(京都府4棟、福岡県2棟、千葉・神奈川・愛知・滋賀・大阪各1棟)を取得した。自社物件は新規エリア進出時の拠点としても機能し、管理事業との相乗効果を生む。

マンスリーマンションとレンタル事業の展開

当社は京都市と大阪市にマンスリーマンションを運営し、短期滞在者向けの賃貸と家具・家電レンタルサービスを提供する。受付センターは2ヶ所設置され、管理センターとは別に運営されている。マンスリーマンションは通常の賃貸管理とは異なる短期契約のノウハウを要するが、当社は管理事業で培った清掃・メンテナンス体制を活用することで、コスト効率よく運営している。2026年3月期の事業報告では、レンタル事業は管理事業の一部として計上されている。この事業は、ビジネス客や観光客など多様な入居者ニーズに対応する役割を担う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

賃貸管理で高収益、売上100億円超の堅調

不動産業に属し、賃貸管理や仲介を主力とする。売上高は94億円から110億円へと増加し、営業利益率は18%前後で安定している。同業の大東建託やロボットホームと比較し、規模は中規模だが、収益性は非常に高い。地域密着型のサービスで強固な顧客基盤を築いており、内需依存ながら安定した成長を続けている。特に管理物件数の拡大が収益を牽引し、今後の市場拡大も見込まれる。ただし、地域集中のリスクがあり、新規エリアへの展開が課題。

強み

  • 営業利益率18%を維持し、業界でも屈指。
  • 売上高が毎年増加し、堅調な拡大。
  • 特定地域で高いシェアを確保。
  • ストック型ビジネスで収益が安定。

課題

  • 特定エリアへの依存でリスク分散不足。
  • 大手企業との競争が激しさを増す。
  • 不動産規制や税制の変化が影響。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字が長栄

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

長田修による個人創業から法人化へ(1980-1988)

長栄の起源は1980年8月、長田修が京都市伏見区内で個人事業として不動産管理業を始めたことにさかのぼる。1988年4月に株式会社長栄を設立し法人化した。設立当初は個人事業の規模を引き継ぐ小規模な経営であったが、翌1989年12月には本社を第5長栄アストロビル(京都市伏見区)へ移転。このビルは後に自社物件として取得され、不動産賃貸事業の第1号となる物件である。創業から法人化までの8年間で、地域に根差した管理ノウハウを蓄積した。

管理センター一号店の開設と初の自社物件取得(1990-1995)

1990年4月、京都市右京区に管理センターの第1号店となる西京極センター(現ベルヴィかどの)を開設し、賃貸管理業務の拠点を拡大した。1991年3月には本社が入居する第5長栄アストロビルを取得し、不動産賃貸事業に本格参入。1993年5月には滋賀県大津市に瀬田センターを開設し、府県を越えた事業拡大を開始した。1995年9月には仲介営業店舗1号店を西京極センター内に開設し、管理と仲介の複合モデルを構築した。この時期に管理と賃貸の両輪体制の基礎が固まった。

Bellevieブランドの確立とグループ会社の整備(2003-2007)

2003年4月、全管理センターの名称を「Bellevie(ベルヴィ)」に統一し、ブランド力を強化した。同時期に株式会社eガレージシステム(2003年1月設立)や株式会社マンション・リフォーム(同年2月株式交換で子会社化)をグループに加え、事業領域を拡大。2004年には長栄ネットワークをファイバーフロント株式会社に商号変更、2006年にはマンション・リフォームを株式会社ヴィークルに改称した。2007年11月にはグリーン保証株式会社を設立し、入居者保証サービスをグループ内に取り込んだ。これらの子会社は後に統合されていくことになる。

関東・中部・九州へのエリア拡大(2006-2024)

2006年6月、大阪市北区にベルヴィ大阪を開設し、大阪府に初進出。2018年8月には名古屋市天白区にベルヴィ名古屋を開設し、中部エリアへ。2019年10月には東京都港区にベルヴィ六本木(現ベルヴィ東京)を開設し、首都圏に進出。2022年8月には千葉県松戸市にベルヴィ千葉を開設し、千葉県で管理拠点を増やした。2024年8月には福岡県北九州市にベルヴィ北九州を開設し、九州エリアに初めて進出した。各進出に際しては、まず自社物件を購入して管理戸数を確保し、その後管理受託を拡大する手法がとられた。

子会社の統合によるグループ再編(2012-2020)

2012年4月、BellevieClub株式会社を設立し入居者会員組織を法人化したが、2017年4月には同社を株式会社長栄に吸収合併。2018年4月には株式会社ヴィークルを、2019年4月には長栄グローバルリース株式会社を、2020年10月には株式会社eガレージシステムをそれぞれ合併し、グループを単純な構造に再編した。これにより子会社はグリーン保証株式会社とアリーズ一般社団法人の2社(後に3社)に集約され、管理・賃貸のコア事業に経営資源を集中させた。

東京証券取引所への上場とスタンダード市場移行(2021-2022)

2021年12月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。これにより資金調達手段の多様化と企業認知度の向上を図った。上場から約4ヶ月後の2022年4月には、東証の市場区分見直しに伴いスタンダード市場へ移行した。上場後も積極的に物件取得を進め、管理戸数は2022年3月期から2026年3月期の間に約3,000戸増加した。上場はさらなる成長のための布石となった。

年表29件を開く

1980年代

  • 1980年8月創業長田修が京都市伏見区内にて個人で不動産管理業を営む長栄を創業
  • 1988年4月創業株式会社長栄 設立
  • 1989年12月第5長栄アストロビル(京都市伏見区)へ本社移転(現在の登記上の本店所在地)

1990年代

  • 1990年4月京都市右京区に賃貸管理センター(以下、管理センター)の1号店となる西京極センター(現ベルヴィかどの)を開設
  • 1991年3月第5長栄アストロビルを取得し、不動産賃貸業を開始
  • 1993年5月瀬田センター(滋賀県大津市)を開設(滋賀県初出店)
  • 1995年9月仲介営業店舗1号店 西京極センター(京都市右京区)を開設

2000年代

  • 2000年2月瀬田センターを移転し、仲介営業店に管理センターを複合した瀬田センターを開設(現ベルヴィ瀬田)
  • 2003年1月株式会社eガレージシステム 設立(100%子会社)
  • 2003年2月M&A株式交換により、株式会社マンション・リフォームを子会社化(100%子会社)
  • 2003年4月「Bellevie(ベルヴィ)」ブランド立上げ 全管理センターを名称変更
  • 2004年3月商号変更子会社の長栄ネットワーク株式会社の商号を、ファイバーフロント株式会社に変更
  • 2006年3月商号変更子会社の株式会社マンション・リフォームの商号を、株式会社ヴィークルに変更
  • 2006年6月大阪市北区に仲介営業店と管理センターの複合店、大阪営業所(現ベルヴィ大阪)を開設(大阪府初出店)
  • 2007年11月グリーン保証株式会社 設立(100%子会社)
  • 2008年10月入居者様向け会員組織「Bellevie Club(ベルヴィクラブ)」を開設

2010年代

  • 2012年4月BellevieClub株式会社 設立(100%子会社)
  • 2012年12月本社機能をNo.60京都烏丸万寿寺ビル(京都市下京区)に移転
  • 2017年4月M&A株式会社長栄が、BellevieClub株式会社を合併
  • 2018年4月M&A株式会社長栄が、株式会社ヴィークルを合併
  • 2018年7月創業アリーズ一般社団法人 設立
  • 2018年8月名古屋市天白区にベルヴィ名古屋を開設(愛知県初出店)
  • 2019年4月M&A株式会社長栄が、長栄グローバルリース株式会社を合併
  • 2019年10月東京都港区にベルヴィ六本木(現ベルヴィ東京)を開設(東京都初出店)

2020年代

  • 2020年10月M&A株式会社長栄が、株式会社eガレージシステムを合併
  • 2021年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場へ移行
  • 2022年8月千葉県松戸市にベルヴィ千葉を開設(千葉県初出店)
  • 2024年8月北九州市小倉北区にベルヴィ北九州を開設(福岡県初出店)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    管理物件戸数の増加

    管理物件戸数(自社物件含む)の増加により営業基盤の拡大を図る。入居者満足度向上とオーナーからの信頼獲得を通じて新規受託につなげる。

  2. 02

    金利上昇への対応

    変動金利借入が主体のため金利動向を注視し、価格転嫁や金利上昇への対応手段を検討。自社物件購入には厳しい収益基準を設ける。

  3. 03

    物価高への対応と機会獲得

    原価上昇を売上に転嫁し、オーナー物件の賃料改定を支援。新築価格高騰や金利上昇を賃貸需要増加の機会と捉え事業拡大に活かす。

  4. 04

    人的資本経営の強化

    優秀な人材の確保・育成に取り組み、自己研鑽支援や子育て支援などのサポートで多様な人材が活躍できる環境を強化。評価制度見直しも実施。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で261人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は505万円で、4期前と比べて+8.7%平均年齢は35.5歳、平均勤続年数は8.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年3月46534.98.0241
2023年3月46435.17.8242
2024年3月46235.37.9250
2025年3月47535.58.0254709
2026年3月50535.58.4261766

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率33.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
クレスト草津 — 滋賀県草津市2,914百万円
不動産賃貸事業
白井ロジュマン(千葉県白井市)(注)22,668百万円
不動産賃貸事業
アスール江坂3rd — 大阪府吹田市1,533百万円
不動産賃貸事業
アプリーレ垂水 — 神戸市垂水区1,430百万円
不動産賃貸事業
No.60京都烏丸万寿寺ビル(京都市下京区)(注)31,233百万円
不動産賃貸事業 本社
レジュールアッシュ福島 — 大阪市福島区1,220百万円
不動産賃貸事業
京都市伏見区毛利町店舗 — 京都市伏見区1,128百万円
不動産賃貸事業
グリーンヴィラ御領 — 大阪府門真市1,097百万円
不動産賃貸事業
ベルヴィ能見台 — 横浜市金沢区1,065百万円
不動産賃貸事業
Choei65 プレジオ中津 — 大阪市北区1,055百万円
不動産賃貸事業
ほか10件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は110億円営業利益20億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.0%、利益が+11.1%。

売上高
+10.0%
110億円
営業利益
+11.1%
20億円
純利益
-52.4%
10億円
営業利益率
18.2%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高115億円110億円
営業利益23億円20億円
純利益9億円10億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は30億円、営業利益は8億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+30.4%、営業利益は+33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q244
2024年1Q23626.13
2024年2Q23521.74
2024年3Q22522.74
2024年4Q262
2025年2Q491122.46
2025年4Q51713.715
2026年2Q53917.05
2026年4Q571119.35
2027年1Q30826.74

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2018年3月期からの9期で、売上は68億円から110億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は18.2%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
アリーズ一般社団法人 設立
2018年3月68912
株式会社長栄が、長栄グローバルリース株式会社を合併
2019年3月791511
株式会社長栄が、株式会社eガレージシステムを合併
2020年3月831610
東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2021年3月801410
千葉県松戸市にベルヴィ千葉を開設(千葉県初出店)
2022年3月851616
2023年3月922014
北九州市小倉北区にベルヴィ北九州を開設(福岡県初出店)
2024年3月941513
2025年3月100181518.021
2026年3月110201418.210

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高110億円のうち、営業利益として残るのは20億円18.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の9.1%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.3%74億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.5%16億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益18.2%20億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
32.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+8.6pt
18.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.9pt
9.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.7pt
8.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2026年3月期は営業CFが26億円、投資CFが−78億円で、差し引きのフリーCFは−52億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は117億円で、売上の12.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年3月23−3813−1565
2021年3月22−3111−967
2022年3月377−294481
2023年3月20−5727−3771
2024年3月32−20151298
2025年3月19−4241−23116
2026年3月26−7854−52117

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2026年3月期の総資産は730億円。このうち返さなくてよい自己資本が123億円で、自己資本比率は16.8%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年3月4036234115.5
2019年3月4775941812.3
2020年3月5015644511.2
2021年3月5226345912.0
2022年3月5368844816.4
2023年3月5699547416.7
2024年3月60710350416.9
2025年3月66711954817.9
2026年3月73012360716.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
120億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
110億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
607億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
71
/ 100
安定性自己資本比率11 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率131社中26位あたり、逆に低いのは自己資本比率131社中128位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.2%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
18.2%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
16.8%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
10.0%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.5%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,214で、1年前と比べて+10.0%過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。

¥2,214-1.6%1ヶ月+3.9%1年+10.0%時価総額99億円
過去52週の値幅
安値¥2,031高値¥2,749

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.9倍
PER (会社予想)10.5倍
PBR0.83倍
配当利回り4.52%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月13日に2264円へ上昇し、前日比5.06%高。25日移動平均線を約5.2%上回り、75日線と200日線の上に位置。7月27日以来の上昇で、上値抵抗線を突破した格好。出来高も7300株と活発化し、買いが集まっている。52週高値2749円にはまだ距離があるが、1カ月で5%上昇しており、上昇トレンドへの転換が期待される。RSIは67.6と強気圏にあり、短期的な上昇余地がある一方、過熱感も出始めている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが9.49倍と業界平均の14.11倍を下回り、PBRが0.76倍と1倍を大きく割り込んでいる。配当利回りは5.87%と平均の3.16%を大きく上回り、株主還元は手厚い。ROEは8.2%と業界平均に近い水準。2025年3月期は営業利益率が18%と高く、収益性は良好だが、2026年3月期は純利益が減益見通し。割安である一方、業績の先行きには不透明感があり、成長鈍化のリスクを考慮する必要がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.9倍14.9倍
PER (予想)10.5倍
PBR0.83倍1.84倍
ROE8.2%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は堅調で、2025年3月期は営業利益率18%と高水準。強気派は、太陽光発電など再生可能エネルギー事業の成長や、建設需要の安定を評価する。弱気派は、不動産市況の変動リスクや、太陽光発電の固定価格買取制度終了後の収益低下を懸念する。また、特定地域への依存度の高さも議論の的。

プラスに働く材料7
  • 安定した収益基盤

    過去3期連続で売上増、純利益も増加傾向。

  • 再生可能エネルギー事業

    太陽光発電所の開発・運営が成長分野。

  • 高水準の収益性

    営業利益率18%と業界平均を上回る。

  • 売上高100億円から110億円へ10%増収通年影響

    2026年3月期売上高110億円、前期比10%増

  • 営業利益18億円から20億円へ増益通年影響

    2026年3月期営業利益20億円、前期比11.1%増

  • PBR0.76倍と割安感が強い通年影響

    PBR0.7587倍と1倍割れ

  • 配当利回り5.87%の高水準が下支え継続影響

    配当利回り5.87%と相対的に高く

マイナスに働く材料7
  • 不動産市況の変動リスク

    建設・分譲は景気の影響を受けやすい。

  • FIT終了の影響

    太陽光発電の売電収入が減少する可能性。

  • 地域依存度の高さ

    京都中心の事業展開で、地域経済の悪化に脆弱。

  • 純利益率が21%から9%へ急低下通年影響

    純利益率は9.09%と前期の21%から低下

  • PER9.49倍と安いが減益で逆張りリスク通年影響

    純利益半減でPER9.49倍の割安は幻想になり得る

  • 外国人保有比率0.3%と流動性が低い継続影響

    外国人持ち株比率0.3%と極めて低い

  • 純利益21億円から10億円へ半減通年影響

    2026年3月期純利益10億円、前期21億円から約52%減

次の決算で確かめる点
売上高
事業全体の規模と成長性を測る基本指標。
営業利益率
高収益性が維持できるか監視する。
太陽光発電の稼働率
再エネ事業の収益への貢献度を把握。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.52%。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
4.52%
いまの株価に対して
配当性向
55.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年3月10032.3
2024年3月1077.037.1
2025年3月12516.826.5
2026年3月1250.055.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,990人。区分でいちばん多いのは個人・その他86.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が12.7%を占め、残る87.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他87.788.587.486.786.5
事業法人9.610.010.812.712.7
自己株式2.32.31.31.9
証券会社1.90.60.90.30.5
外国法人0.50.30.20.20.2
外国人個人0.10.00.10.10.1
金融機関0.30.50.70.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01長田 修34.45
02長田 久美子14.53
03OSAフィールド株式会社8.16
04長田 栄臣2.06
05浅原 正和1.56
06株式会社グッドアット1.41
07長栄従業員持株会1.14
08舩井 渉1.12
09山本 光伸1.10
10田中 健司1.10

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-16
    OSAフィールド株式会社
    変更報告
    8.16%
  • 2026-06-29
    OSAフィールド株式会社
    新規の大量保有報告
    8.16%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で−100%、1株純資産は9期で−100%。直近期のROEは8.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2018年3月340,7441,754,45219.0117.4
2019年3月2971,65217.5134.6
2020年3月2761,52417.132.9
2021年3月2661,70016.534.2
2022年3月4011,96720.84.226.2
2023年3月3102,16915.06.732.3
2024年3月2892,34712.77.737.1
2025年3月4712,70318.64.526.5
2026年3月2272,8048.210.655.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額396百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約15倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
長田修代表取締役 会長執行役員771,541,400
舩井渉代表取締役 社長執行役員5150,000
中澤和宏取締役 上席執行役員5117,000
田中直樹取締役 上席執行役員5522,245
田中伸取締役73500
石畑成人取締役64
鈴木百世常勤監査役51500
田川芳和監査役76500
平野貢監査役71500

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)52828637675
社外取締役412123
監査役1788

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,071字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社長栄)及び子会社3社で構成されており、不動産管理事業及び不動産賃貸事業を営んでおります。 当社は、11都府県で事業を展開しており、当事業年度末日現在の管理戸数は次のとおりであります。 近畿 京都府   滋賀県   大阪府   兵庫県 管理物件   22,067戸   1,226棟   1,934戸   49棟   2,247戸   67棟   141戸   2棟 内自社物件   2,102戸   72棟   1,337戸   15棟   1,259戸   19棟   141戸   2棟 関東 東京都   神奈川県   千葉県   埼玉県 管理物件   116戸   13棟   387戸   8棟   465戸   7棟   25戸   1棟 内自社物件   -   -   387戸   8棟   465戸   7棟   25戸   1棟 中部   九州   合計 愛知県   福岡県   熊本県 管理物件   1,367戸   65棟   507戸   11棟   23戸   1棟   29,279戸   1,450棟 内自社物件   922戸   30棟   487戸   9棟   23戸   1棟   7,148戸   164棟 店舗数は管理センター25ヶ所、賃貸仲介センター3ヶ所、マンスリーマンションの受付センター2ヶ所となっております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 〔事業系統図〕 事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注)当社子会社のアリーズ一般社団法人は、当社が信託受益権を保有する不動産物件に関する信託を受託し、同物件の管理処分を行っております。 当社では、不動産管理事業と不動産賃貸事業を両輪とする事業展開を行っており、各事業の具体的内容は以下のとおりであります。なお、両事業は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)不動産管理事業 当社の不動産管理事業は、不動産オーナー様(以下、オーナー様とする)の安定した賃貸経営に資するべく、入居者管理に加えビルメンテナンス並びにリフォーム工事・賃貸仲介(リーシング)など、賃貸経営に必要なサービスを提供しております。入居者様に長期にわたり住み続けていただくことがオーナー様の収益の最大化につながるとの観点から、入居者満足度向上のための様々な施策を行っております。 具体的には、入居者様のお困りごとに迅速に対応するため、京都府に19ヶ所(京都市18ヶ所、宇治市1ヶ所)、滋賀県(大津市)・大阪府(大阪市)・愛知県(名古屋市)・東京都(渋谷区)、千葉県(松戸市)、福岡県(北九州市)に各1ヶ所の管理センターを設けており、休日夜間についても緊急受付の窓口を設けることで24時間365日お部屋のトラブルに対応しております。管理センター(ベルヴィ)については、管理専門のスタッフ(レジデンシャルクリエイター)をマンション毎の担当制で配置しており、入居者様をサポートする体制となっております。また、当社管理物件の入居者様を対象としたイベント・キャンペーンとして、数千名規模で花火大会、水族館等に招待する「ベルヴィ祭り」、懸賞金が当選する抽選会「長栄チャポン宝゛(だから)くじ」、お食事券等のプレゼントキャンペーン「アゲちゃうベルヴィ」などを実施しております。 一方、オーナー様に対しては、賃貸経営に必要なサービスをワンストップで提供できる企業を目指し、賃貸管理本部、アセットマネジメント本部、入居促進・留学生支援部、リフォーム事業本部、不動産部、ソリューション部、賃貸営業部を設けております。 ① 賃貸管理本部 賃料収納、入退去管理、契約更新などの入居者管理、エレベーター点検、消防設備保守点検、貯水槽清掃、共用部清掃などのビルメンテナンス、原状回復工事をはじめ、マンション管理全般を担当する当社の主要部署であります。マンション管理業務についてはレジデンシャルクリエイターが担当し、オーナー様の賃貸経営をサポートしております。 このほか、マンスリーマンション京都及びマンスリーマンション大阪において短期滞在者様向けのマンスリーマンションの賃貸及び家具・家電等の貸出を行うレンタル事業を行っております。 ② アセットマネジメント本部 自社物件について収益の最大化を図るため改修・修繕等の各種業務を担当しております。 ③ リフォーム事業本部 外壁塗装、設備入替、貯水槽清掃等、賃貸マンションのリフォーム全般を行っております。 ④ 入居促進・留学生支援部 「Bellevie Club」(入居者様向け会員組織)の運営や、留学生向け入居サービスなど入居率及び入居者満足度を向上させるための各種業務を担当しております。 ⑤ 不動産部 収益物件の売買仲介を行っております。 ⑥ ソリューション部 自社物件の取得に関する業務及び不動産管理業務を受託するための営業活動を行っております。 ⑦ 賃貸営業部 賃貸仲介(リーシング)を行っております。 (2)不動産賃貸事業 当社の不動産賃貸事業は主としてアセットマネジメント本部が担当しており、自社物件及びサブリース物件の賃貸を行っております。 自社物件の取得にあたっては、資産効率が高い比較的築年数が経過している優良な物件を中心に、立地その他の条件や、概ね高い入居率が維持できるか等を総合的に勘案したうえで取得しております。物件取得に際しては、不動産取得税、控除対象外消費税等の租税公課に加え、取得物件の改修などの修繕費等が発生し一時的に収益が悪化することとなりますが、当社は、効率的に費用を投下し、不動産管理事業で得たノウハウを活かしたリニューアルを行います。これにより取得物件は長期間にわたって高水準の入居率を維持することが可能となり、自社物件の高い収益性につながっております。なお、当社のサブリース契約は当事業年度末において3契約のみであり、積極的な契約締結は行っておりません。 当社の自社物件については、借入金の返済原資は入居者様からいただく家賃であるとの考え方に基づき、入居者ファーストを徹底する文化が形成されております。また、自社物件は、不動産管理事業におけるオーナー様向けサービスのテストの場としても活用しております。さらに、当社の不動産管理事業に関する評判が確立していない新しい地域に進出する場合は短期間でオーナー様から管理業務を受託することは難しいため、進出当初に自社物件を購入し管理戸数のボリュームを一定程度確保しながら管理拠点を出店する手法をとっております。 (3)不動産管理事業と不動産賃貸事業の関係 不動産管理事業では自社物件の管理も行っており、不動産賃貸事業での自社物件の増加が管理戸数の増加につながり原価率低減に貢献しております。また、自社物件の取得は不動産管理事業における新規進出エリアの管理戸数のボリュームを確保するための手段となっております。さらに、自社物件はオーナー様向けサービスのテストの場としても活用しており、管理ノウハウの蓄積が管理受託物件の入居率の向上につながっております。 以上のように、当社は、不動産管理事業と不動産賃貸事業の相乗効果を活かして事業展開しております。
経営方針・対処すべき課題1,419字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、「企業を通じて社会に役立つ「人」を育てる」という企業理念に基づき、人材育成を重視しております。 また、「人道を重んじ正義を持って経営を行う」ことを経営理念として、以下の経営方針を掲げ、お客様、株主、従業員の信頼と期待に応えることを基本方針としております。 一、管理業を通じて社会に貢献する 一、創意と工夫で業界の発展と社会的地位の向上に努める 一、仕事は厳しく、人に優しく人間性豊かな企業を目指す (2)目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略 堅実な経営基盤を将来的に維持しつつ、営業基盤の拡大を図るために管理物件戸数(自社物件戸数を含む)の増加を重視いたします。但し、管理物件戸数は一朝一夕に増加させることができるわけではありません。当社は、管理物件の入居者様の満足度の向上がオーナー様の経営の安定化に繋がると考え、入居者様向けのサービスを拡充してまいります。日々の管理業務を通じオーナー様からの信頼を得ることが新たな管理受託に繋がると考えております。 徐々にではありますが、管理物件戸数を増加させることで事業の発展、経営効率の改善及び財務体質の強化に努める所存であります。併せて新規優良物件に対する投資を継続的に推進いたします。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社の対処すべき課題は、主に利益率の低下と人的資本経営への取り組みであると認識しております。 当社は自社物件の購入原資を原則として金融機関からの長期借入金にて調達しており、かつそのほとんどを変動金利によっているため、金利変動の影響を強く受けます。そのため、金利の動向を注視し適正に価格転嫁を行うとともに、金利上昇への対応手段を検討してまいります。また自社物件の選定においては今後の金利上昇を想定しこれまで以上の厳しい基準を設け、収益性の高い物件のみを購入することで借入金利の上昇に対応してまいります。 世界的な情勢不安を端緒とした物価の高騰は賃貸マンション経営にも大きな影響を及ぼします。不動産管理事業において補修部材の価格上昇や不足、人件費の上昇等が利益率の低下につながるだけではなく、不動産オーナー様の賃貸マンション経営に影響を及ぼすことで大規模修繕等の受注が減少するなど、売上高の減少も想定されます。これに対しては当社の原価上昇を売上高に転嫁するだけではなく、あわせてオーナー様が所有される物件の賃料改定を行う等により健全な賃貸経営を維持し、当社とオーナー様が共に物価高に対応できる環境をつくってまいります。金利上昇や物価上昇をリスクとして対応するだけではなく、新築物件の価格高騰や住宅ローン金利の上昇を賃貸住宅需要増加の機会として捉え、事業拡大に生かしてまいります。 また継続して健全な事業活動を行うためには、優秀な人材の確保及び育成に積極的に取り組んでいくことが重要であると考えます。社員の自己研鑽に対する支援や子育て支援を始めとした様々なサポートを行うことで多様な人材が活躍できる環境を強化するとともに、評価制度の見直しを含めた取り組みを通じて限りある人材の価値を最大化してまいります。
事業等のリスク7,030字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。当社はこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。また、有価証券報告書に記載した事項は事業等に関連するリスクを全て網羅するものではありませんので、この点ご留意ください。 (1)法令・税制の変更に係るリスク及び許認可等について [発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大] 当社の事業に関しては、主として不動産及び建築等に関連する各種の法令や条例による規制を受けております。提出日現在において当社が事業に関し取得している許認可等は以下のとおりであります。 許認可等の名称   有効期間   法令違反の要件及び主な許認可取消事由 許認可(登録)番号 賃貸住宅管理業者登録   2021年8月13日から   賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律第23条 国土交通大臣登録(02)第000400号   2026年8月12日まで 宅地建物取引業免許   2024年3月10日から   宅地建物取引業法第66条 国土交通大臣免許(8)第5066号   2029年3月9日まで 一般建設業許可(注)1   2024年5月9日から   建設業法第29条 京都府知事許可(般-6)第30640号   2029年5月8日まで 一般建設業許可(注)2   2025年5月12日から   建設業法第29条 京都府知事許可(般-7)第30640号   2030年5月11日まで 一級建築士事務所登録   2022年6月28日から   建築士法第9条 京都府知事登録(04A)第01479号   2027年6月27日まで 住宅宿泊管理業者登録   2023年6月15日から   住宅宿泊事業法第42条 国土交通大臣登録(02)第F00072号   2028年6月14日まで (注)1.許可を受けている建設業の種類は、建築工事業、大工工事業、屋根工事業、タイル・れんが・ブロック工事業、鋼構造物工事業、塗装工事業であります。 2.許可を受けている建設業の種類は、防水工事業であります。 当社は、法令遵守に留意した事業活動を行っており、提出日現在において、当該許認可等が取消となる事由は発生しておりませんが、今後、何らかの理由により許認可等の取消等があった場合、当社の事業活動に支障をきたすとともに、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 また、将来において当社事業に関連する各種法令等の改廃や新設があった場合や、各種税制の変更があった場合、当社の事業戦略及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> 担当部署や社内外専門家による法改正等情報の把握や、把握した情報を四半期ごとのリスク管理・コンプライアンス推進委員会で共有し、改正等によるリスクや機会について議論の場を設ける体制をとっております。 (2)不動産市況動向等に係るリスク [発生可能性:中 発生可能性のある時期:中期的 影響度:大] 賃貸住宅需要は景気の動向やそれに伴う雇用環境等に影響を受けやすく、景気の後退やマンションの供給過剰等により、不動産市況が停滞あるいは下落した場合、賃貸住宅用不動産の入居率又は賃料水準が低下することが考えられます。 この場合、不動産管理事業においては、管理物件にかかわる管理収入が、不動産賃貸事業においては、自社物件の家賃収入が減少する等、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> エリアごとの需要動向を踏まえ、競合優位性の高い改装の実施や、将来的な人口減少の影響が少ない地域への投資戦略を採用しております。 (3)自然災害、人災等に係るリスク [発生可能性:中 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大] 近年では、地球温暖化の影響と考えられる風水害等の気象災害や、震度5を超える大きな地震が全国各地で発生していることから、自然災害における被害が激甚化する傾向にあります。当社は、全国各地に管理物件及び自社物件を有していることから、風水害や地震等の自然災害による物件の毀損や滅失又は劣化が想定されます。また、事故、火災、戦争、暴動、テロその他の人災が発生した場合も、自然災害と同様に管理物件及び自社物件が毀損・滅失又は劣化することが想定されます。 管理物件及び自社物件が、毀損、滅失又は劣化することにより管理収入、家賃収入が減少し、自社物件については修復のための費用負担が発生する可能性があり、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> 損害保険への網羅的な加入や、エリア分散によって被害リスクを最小限に抑えております。 (4)情報セキュリティに関するリスク [発生可能性:中 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中] 当社は、事業を行うにあたりオーナー様、入居者様等の個人情報や当社と取引関係にある企業の営業上の情報及び当社の経営に関する情報等を保持・管理しております。コンピュータウイルスの感染や当社サーバーへの不正アクセス等により、これらの情報が漏洩又は消失等した場合は、信用の失墜、損害賠償請求、業務の中断、復旧費用等の発生により、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> 情報セキュリティの脅威に対して、基幹システムをクラウド化することでリスクを分散、EDRによる検知アラート、収集情報の全体調査及び能動対処等により不正アクセスやマルウェア感染に対する24時間監視体制を築き、発生時の被害を最小限に留める等の対策を講じております。 (5)金利上昇リスク [発生可能性:高 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中] 当社は、不動産賃貸事業において、自社物件を購入する際にその全額を金融機関からの借入金にて調達し購入していることから、当社の有利子負債比率は一般的に適正とされる比率よりはかなり高い水準となっております。そのため、金利の急激な上昇が発生した場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社の基準に見合う利回りが確保できる物件がない場合や、資金面で当社が求める基準での調達ができない場合は、計画どおりに新規に物件を取得することが難しくなり、当社の事業戦略及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> 稼働率の向上や賃料設定の見直しを通じてコストの吸収を図るとともに、金利上昇時に対応可能な契約内容を導入しております。また、金利動向を常時モニタリングし、リスク最小化に努めています。 (6)固定資産の減損リスク [発生可能性:中 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中] 当社の保有資産について、固定資産における賃貸用不動産が多く占めております。不動産市況の著しい悪化により、保有資産の時価の著しい下落が認識された場合、減損会計を適用することとなり、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> 物件取得段階では、デューデリジェンスを実施のうえ想定されるリスク分析を行い、収支計画を策定しております。また、取得後も収支計画と実績の差異分析を継続的に実施し、入居率向上等の施策によって資産価値の維持・向上に努めております。 (7)競合について [発生可能性:中 発生可能性のある時期:長期的 影響度:中] 不動産管理事業においては、既存競合他社が多数存在し、競争激化による影響を受けやすい業界構造となっております。当社は、管理物件はもとより自社物件についても管理を行っているため、スケールメリットによる原価低減及びノウハウの蓄積等により不動産管理について高い競争力を有していると自負しておりますが、競合他社の動向によっては当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> 物件ごとの運用一元化や、顧客体験を重視した競争力のある管理サービスの提供を目指しております。加えて、定期イベントによる入居者満足度向上にも取組んでおります。 (8)少子高齢化リスク [発生可能性:高 発生可能性のある時期:長期的 影響度:中] 当社が保有・管理している不動産は単身者向けの比率が高く、大多数は学生人口の多い京都府にあります。 日本国内では少子高齢化が進んでおり、今後18歳人口の減少を受けて、学生数が減少する可能性があります。そのため、単身者向け賃貸物件の供給過剰状態が加速することにより、家賃を値下げすることや空室率が上昇することで、家賃収入及び管理収入が減少する可能性があり、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> 外国人留学生の積極的な誘致と外国人対応部門の設置により、新たな市場セグメントを開拓しております。このように、環境変化を機会と捉え、高齢化に対応したサービスの提供等の展開等を検討してまいります。 (9)不動産の欠陥・瑕疵について [発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中] 不動産賃貸事業において、当社が不動産の取得を行うにあたっては不動産の権利、構造、環境等に関する欠陥や瑕疵等により予期せぬ損害を被る可能性がないよう、当該不動産の綿密な調査を行い、慎重な対応に注力しておりますが、取得した不動産に欠陥や瑕疵等があった場合には、瑕疵の修復などの追加費用等が生じる場合があります。 一方で、当社の保有する不動産を売却する場合において、当該不動産の欠陥や瑕疵等について当社の責任が問われた場合には、買主より契約解除や損害賠償請求を受け、また、瑕疵の修復などの追加費用等が生じることにより当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> 取得時に加えて定期的に社内外の専門家による調査を実施し、物件の安全性と品質を確保しております。 (10)地域偏在に係るリスク [発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中] 当社が保有、管理している不動産は、近畿、中部、関東、九州に所在しておりますが、その大多数が京都府にあります。そのため、当該地域の条例の規制(例えば京都市の景観条例による建築物、屋外広告物等の規制)がより厳しくなった場合、対応するための費用が発生する可能性があり、当社の業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当該地域における地震その他の災害、地域経済の悪化等により、管理収入、家賃収入が減少する等、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> 地域偏在を避けるため、エリア分散によりリスク平準化を図り、地域による影響を分散させるように努めております。 (11)代表取締役への依存について [発生可能性:高 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中] 当社の代表取締役である長田修は、当社の創業者であり、創業以来、経営者として経営方針や経営戦略を決定するとともに、新規事業の事業化に至るまでの重要な役割を担っております。 当社では、役員及び幹部社員の情報共有や経営組織の強化を図り、長田修に過度に依存しない経営体制の整備を進めておりますが、何らかの理由により長田修の業務執行が困難になった場合には、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> 2025年6月開催の株主総会及び株主総会後の取締役会において、代表取締役が複数体制となりました。これにより、創業者へ依存しない体制づくりを進めてまいります。あわせて、社内の意思決定手順を明文化し、役割と責任を明確化することで、継続的かつ安定した経営を実現しております。 (12)人材の確保及び育成について [発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中] 当社の将来の成長は人的資源に大きく依存するため、専門性の高い不動産管理の知識と豊富な経験を有する人材の確保と育成が不可欠であります。したがいまして、今後も中途採用並びに新卒採用、人事制度の充実等により、優秀な人材の確保と育成に積極的に取り組んでいく方針でありますが、当社の求める人材の確保・育成が充分にできない場合や当社の役職員が大量に社外に流出した場合には、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> 採用競争力の強化と人材定着率の向上、退職抑止施策として処遇改善の検討、業務内容の訴求、コミュニケーションを促進する取組等の社内環境整備の構築、確定拠出年金制度の導入や従業員向け譲渡制限付株式報酬の導入等を実施しております。 (13)外国人留学生について [発生可能性:高 発生可能性のある時期:短期的 影響度:小] 当社の事業は、留学生などの外国人顧客の動向により少なからず影響を受けております。 外国人顧客は、日本の留学生受入政策、経済状況、為替相場、外交政策による対日感情、自然災害、事故、疫病等の影響を受ける可能性があり、これらの状況の変化により外国人顧客が減少した場合、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> 外国人顧客の需要変動に対応するため、国籍を限定せず幅広い市場を対象としたマーケティング及びサポート体制を構築しております。 (14)レピュテーションリスク [発生可能性:中 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小] 当社は、法令遵守及び当社事業におけるサービスの品質・安全性の確保に努めております。しかしながら、報道やSNSを含むインターネット等により当社の風評が拡散された場合、又は、当社が属する業界において重大な問題が発生した場合、当社のイメージや社会的信用が低下し、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> 総務部での定期的なモニタリングを通じてリスクの早期発見と対応を図るとともに、従業員への意識啓発活動を継続的に実施しております。 (15)外注業務について [発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小] 当社は管理物件及び自社物件の大修繕工事や原状回復工事等について、外注比率が高いため、当社の選定基準に合致する外注先を十分に確保できない場合や、外注先の経営不振や繁忙期等により工期が遅延する場合、あるいは、労働者の不足に伴い外注価格が上昇する場合等には、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> 外注先をカテゴリごとに複数確保することで依存リスクを低減するとともに、コスト上昇リスクには価格転嫁策も併用しながら安定的なサービス提供体制を維持しております。 (16)業務運営に係るリスク [発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小] 当社の事業の事務処理は煩雑で件数も膨大であり、業務運営上の事務処理リスク、また管理業務上の事務リスクや不正リスクなどのオペレーショナルリスクが存在します。 当社では、これらのリスクの軽減を図るため、システム管理等の業務基盤の整備を進めるとともに、業務管理体制の強化を図っておりますが、事務処理における事故・不正等が発生することにより、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> 業務分掌の明確化により、社内業務における不正・事故の防止を図るとともに、透明性の高い運営体制の構築に努めております。 (17)訴訟の可能性について [発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小] 当社は提出日現在において、重大な訴訟を提起されている事実はありませんが、事業活動の遂行過程において、取引先及び従業員等により提起される訴訟その他の法的手続の当事者となるリスクを有しております。これらの手続は結果の予測が困難であり、多額の費用が必要となることや、当社の責任を問うような判断がなされた場合には、当社の経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> 法務部に専門人材を配置し適時助言を受けられる体制を構築するとともに、社内教育等を通じて法的リスクへの理解を深めております。 (18)労務管理について [発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小] 当社は、法令に基づく適正な労務管理などにより、労務関連リスクの低減に取り組んでおりますが、労務関連のコンプライアンス違反(雇用問題、ハラスメント、人権侵害等)が発生した場合、争訟の発生、会社イメージの低下等により、当社の経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 <対応策> 内部通報制度の整備、早期是正措置の実施、及び継続的なコンプライアンス研修を実施しております。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における流動資産は12,618,403千円となり、前事業年度末に比べ243,737千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が107,482千円増加したことによるものです。 固定資産は60,397,923千円となり、前事業年度末に比べ6,086,737千円増加いたしました。これは自社物件を11棟取得したことにより有形固定資産が6,103,992千円増加したことなどによるものです。 以上の結果、当事業年度末における資産合計は73,016,327千円となり、前事業年度末に比べ6,330,474千円増加いたしました。 (負債) 当事業年度末における流動負債は4,688,226千円となり、前事業年度末に比べ560,667千円増加いたしました。これは主に短期借入金360,000千円、1年内返済予定の長期借入金198,304千円がそれぞれ増加したことによるものであります。 固定負債は56,025,121千円となり、前事業年度末に比べ5,399,602千円増加いたしました。これは主に長期借入金が5,566,297千円増加したことによるものであります。 以上の結果、当事業年度末における負債合計は60,713,348千円となり、前事業年度末に比べ5,960,269千円増加いたしました。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は12,302,979千円となり、前事業年度末に比べ370,204千円増加いたしました。これは主に配当金の支払551,750千円により純資産が減少した一方、当期純利益996,330千円を計上したことによるものであります。 ② 経営成績の状況 当事業年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境が改善する中、緩やかな回復が継続しております。一方で、中東情勢の影響や物価上昇の継続による消費マインドの低下による景気の下振れ圧力については、引き続き注視が必要な状況です。 当社の属する不動産業界では、都市部を中心とした高い需要が継続しており、賃貸用不動産においても広いエリアで賃料の上昇が続いております。一方で、建築費や人件費の高騰に加え、政策金利の引き上げを背景とする借入金利の上昇も継続しており、コスト負担が増加傾向にあります。 当社はこのような環境の中、管理獲得のための営業活動に注力し、管理戸数(自社物件除く)は前事業年度末より744戸増加いたしました。また、物件の取得を進め、自社物件戸数は前事業年度末より748戸増加いたしました。他方で、役員の退任に伴い退職金を計上したほか、借入金利の上昇の影響から支払利息が増加いたしました。 以上の結果、当事業年度の経営成績は、売上高11,008,008千円(前期比9.9%増)、営業利益1,968,554千円(同9.3%増)、経常利益1,417,450千円(同2.8%減)となりました。当期純利益については、前事業年度に固定資産売却益を計上した影響により、996,330千円(同51.8%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (不動産管理事業) 当社の不動産管理事業は、不動産オーナー様の安定した賃貸経営に資するべく、入居者管理に加えビルメンテナンス並びにリフォーム工事・賃貸仲介など、賃貸経営に必要なサービスを提供しております。また、入居者様に長期にわたり住み続けていただくことが、不動産オーナー様の収益の最大化に繋がるとの観点から、入居者満足度向上のための様々な施策を行っております。 当事業年度の不動産管理事業においては、管理戸数の増加に伴い管理収入が堅調に推移するとともに、工事売上をはじめ各売上が増加し増収増益となりました。これらの結果、売上高は4,452,138千円(前期比9.4%増)、営業利益は791,108千円(同15.5%増)となりました。 (不動産賃貸事業) 当社の不動産賃貸事業は、資産効率が高い比較的築年数が経過している優良な物件を中心に、立地その他の条件や、概ね高い入居率が維持できるか等を総合的に勘案したうえで物件を取得しております。物件取得時には、不動産取得税や控除対象外消費税等などの租税公課に加え、改修に伴う修繕費が発生し、一時的に収益が悪化することがあります。しかし、当社は不動産管理事業で培ったノウハウを活かしたリニューアルを行うことで、取得した物件の入居率を長期にわたり高水準で維持し、自社物件の収益性向上につなげております。 当事業年度は、自社物件を計11棟(京都府4棟、福岡県2棟、千葉県・神奈川県・愛知県・滋賀県・大阪府各1棟)取得し、売上の増加に寄与しました。物件取得に伴う費用増加の影響は、前事業年度に取得した物件が通年稼働したことで吸収され、不動産賃貸事業は増収増益となりました。以上により、売上高は6,555,870千円(前期比10.2%増)、営業利益は1,177,446千円(同5.5%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ101,447千円増加し、11,653,547千円(前期比0.9%増)となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果増加した資金は2,561,169千円(前事業年度は1,883,978千円の増加)となりました。これは、法人税等の支払額686,640千円などの減少要因があった一方、減価償却費1,781,431千円、税引前当期純利益1,420,587千円などを計上したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果減少した資金は7,823,097千円(前事業年度は4,240,188千円の減少)となりました。これは有形固定資産の取得による支出7,824,557千円などにより資金が減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果増加した資金は5,363,376千円(前事業年度は4,105,655千円の増加)となりました。これは長期借入金の返済による支出1,819,397千円及び配当金の支払額551,750千円などにより資金が減少した一方、長期借入れによる収入7,584,000千円などにより資金が増加したことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社が行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当社が行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 不動産管理事業   4,452,138   109.4 不動産賃貸事業   6,555,870   110.2 合計   11,008,008   109.9 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成にあたって、損益又は資産の状況に影響を与える見積り、判断は、過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社の財務諸表は固定資産の比率が高いことから、当社の財務諸表で採用する重要な会計上の見積りのうち特に影響が大きいものは、固定資産の減損会計であります。詳細については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照ください。 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当事業年度の経営成績等の状況については、前述の「(1)経営成績等の状況の概要」をご参照ください。 当社は、家賃収入の範囲内で余裕をもって返済が可能な収益性の高い物件を原則として全額借入金により取得することを不動産賃貸事業の成長戦略の柱としておりますので、物件取得が進むに従い自己資本比率は低下しますが、以下の理由から、当事業年度末における財務健全性は高いと考えております。 ・流動負債(4,688百万円)を大きく上回る現金及び預金(11,966百万円)を保有している。 ・長期借入金の返済が完了した土地及び建物を多数保有している(土地の帳簿価額3,751百万円、建物の帳簿価額1,284百万円)。 ・賃貸等不動産の時価(64,916百万円)は、簿価(59,204百万円)を大きく上回っている。 また金利変動の影響及び対応については、前述の「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載のとおりでございます。 ③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度のキャッシュ・フローの状況については、前述の「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社の報告セグメントは、不動産管理事業セグメント及び不動産賃貸事業セグメントから構成されます。 不動産管理事業セグメントの主な収益は、管理受託契約に基づく管理収入、管理業務に附随する業務(リフォーム工事、不動産の売買仲介・賃貸仲介)などから得られる収益であり、経営成績に影響を与える要因は管理物件戸数及び管理物件の入居率であります。 また、不動産賃貸事業セグメントの主な収益は、家賃収入から得られる収益であり、経営成績に影響を与える要因は自社物件戸数及び自社物件の入居率であります。なお、自社物件の採算が悪化した場合、固定資産の減損会計が当社の経営成績に重要な影響を与える要因となる可能性があります。その他、経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであると認識しておりますが、各種対応策を実施することでリスク要因の低減を図ってまいります。 ⑤ 経営者の問題意識と今後の方針について 当社は、収益拡大及び原価低減を図るため管理物件戸数及び自社物件戸数の増加を重視する方針です。また、当社は入居者様の満足度を向上させ長期に渡って住み続けていただくことでオーナー様の収益の最大化を図ることを目標としており、具体的な指標として入居率の上昇を目指しております。 ⑥ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標について 当社の不動産管理事業における管理物件戸数と入居率及び不動産賃貸事業における自社物件戸数と入居率の推移は、次のとおりであります。 セグメント       2025年3月末   2026年3月末   増減 不動産管理事業   管理物件戸数(戸)   21,387   22,131   744 入居率(%)   98.8   98.7   △0.1 不動産賃貸事業   自社物件戸数(戸)   6,400   7,148   748 入居率(%)   97.2   99.1   1.9

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