概要
長栄は、京都市伏見区に登記上の本店を置く不動産管理・賃貸会社である。2026年3月期の売上高は110億円、従業員数は261人。管理戸数は29,279戸(うち自社物件7,148戸)に達し、近畿・関東・中部・九州の11都府県に事業を展開する。東京証券取引所スタンダード市場に上場(コード2993)。「Bellevie(ベルヴィ)」ブランドのもと、不動産管理事業と不動産賃貸事業を両輪とする経営が特徴である。
不動産管理と不動産賃貸の二軸体制
当社の事業は不動産管理事業と不動産賃貸事業から構成される。管理事業では、オーナーに代わって入居者管理、ビルメンテナンス、リフォーム工事、賃貸仲介(リーシング)をワンストップで提供する。管理センター(ベルヴィ)を25ヶ所配置し、24時間365日の緊急対応体制をとる。賃貸事業では、主に築年数の経過した優良物件を取得し、管理で培ったノウハウでリニューアルすることで高い入居率を維持する。自社物件の増加は管理戸数の増加にもつながり、両事業は相互に補完し合う。2026年3月期のセグメント別売上高は、管理事業44.5億円、賃貸事業65.6億円であった。
11都府県に拡がる拠点ネットワーク
当社の事業エリアは京都府・滋賀県・大阪府・兵庫県の近畿4府県、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の関東4都県、愛知県(中部)、福岡県・熊本県(九州)の合計11都府県に及ぶ。管理センターは京都府に19ヶ所(うち京都市18ヶ所)、滋賀・大阪・愛知・東京・千葉・福岡に各1ヶ所の計25ヶ所。賃貸仲介センター3ヶ所、マンスリーマンション受付センター2ヶ所を併設する。関東・中部・九州への進出は、まず自社物件を取得して管理戸数のボリュームを確保し、その後に管理受託を拡大する手法をとる。2024年8月には福岡県北九州市にベルヴィ北九州を開設し、九州エリアに初めて進出した。
子会社3社とグループの役割分担
当社グループは株式会社長栄と3社の子会社で構成される。100%子会社のグリーン保証株式会社は保証業務を、アリーズ一般社団法人は信託受益権を保有する不動産の管理処分を担う。もう1社は名称未記載だが、グループ全体で不動産管理・賃貸のバリューチェーンをカバーする。過去には株式会社eガレージシステム、株式会社ヴィークル、BellevieClub株式会社、長栄グローバルリース株式会社などを子会社化・合併してきたが、2017年から2020年にかけてこれらを順次吸収合併し、現在の体制に集約した。これにより経営資源の集中と効率化を図っている。
変動金利依存の財務構造と収益特性
当社の自社物件取得資金は原則として金融機関からの長期借入金に依存し、そのほとんどが変動金利である。2026年3月期末の負債合計は607億円、自己資本は123億円で、自己資本比率は約16.8%と低く、金利上昇の影響を受けやすい構造にある。そのため経営課題として金利変動への対応を掲げ、物件選定ではより厳しい収益基準を設定する。売上高は成長傾向にあり、2026年3月期は前期比9.9%増の110億円、営業利益19.7億円(同9.3%増)であった。しかし経常利益は支払利息の増加で14.2億円と2.8%減、当期純利益は固定資産売却益の反動で10.0億円と51.8%減となった。
業界の中での役割は不動産オーナー向けに管理代行・リフォーム・仲介を提供し、自らも物件を保有・運用する。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01不動産管理主力
不動産オーナーから賃貸マンションの管理を受託し、入居者管理、ビルメンテナンス、リフォーム、賃貸仲介、マンスリーマンション運営など、賃貸経営に必要なサービスを一括提供する。入居者の長期定着を促し、オーナーの収益最大化を支援。
- ベルヴィ
- 管理センターの名称。専門スタッフを配置し、入居者からの問い合わせやトラブルに24時間対応。
- リフォームサービス
- 外壁塗装、設備入替、原状回復工事など、賃貸物件のリフォーム全般。
02不動産賃貸準主力
自社物件やサブリース物件の賃貸を行い、安定的な賃料収入を確保する。取得した物件はリニューアルして入居率を高め、管理事業と相乗効果を図る。
製品と技術
入居者満足度を高める管理サービスとイベント
当社の不動産管理事業では、管理専門スタッフ「レジデンシャルクリエイター」をマンションごとに担当制で配置し、入居者をサポートする。休日夜間も緊急受付窓口を設置し、24時間365日対応が可能である。入居者向けのイベントとして、数千名規模で花火大会や水族館に招待する「ベルヴィ祭り」、抽選会「長栄チャポン宝くじ」、お食事券プレゼントキャンペーン「アゲちゃうベルヴィ」などを実施し、長期入居を促進する。また、入居者会員組織「Bellevie Club」を運営し、留学生向け入居サービスも提供する。これらの施策により、管理物件の入居率向上とオーナー収益の最大化を目指す。
自社物件取得・リニューアルの手法と特徴
不動産賃貸事業では、資産効率が高い比較的築年数の経過した優良物件を中心に取得する。取得時には不動産取得税や改修費が発生し一時的に収益が悪化するが、当社は管理事業で培ったノウハウを活用したリニューアルを実施。これにより物件の入居率を長期にわたり高水準に維持し、収益性を向上させる。サブリース契約は3契約のみで、原則として自社所有による賃貸を行う。2026年3月期には11棟(京都府4棟、福岡県2棟、千葉・神奈川・愛知・滋賀・大阪各1棟)を取得した。自社物件は新規エリア進出時の拠点としても機能し、管理事業との相乗効果を生む。
マンスリーマンションとレンタル事業の展開
当社は京都市と大阪市にマンスリーマンションを運営し、短期滞在者向けの賃貸と家具・家電レンタルサービスを提供する。受付センターは2ヶ所設置され、管理センターとは別に運営されている。マンスリーマンションは通常の賃貸管理とは異なる短期契約のノウハウを要するが、当社は管理事業で培った清掃・メンテナンス体制を活用することで、コスト効率よく運営している。2026年3月期の事業報告では、レンタル事業は管理事業の一部として計上されている。この事業は、ビジネス客や観光客など多様な入居者ニーズに対応する役割を担う。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
不動産業のなかでの位置
賃貸管理で高収益、売上100億円超の堅調
不動産業に属し、賃貸管理や仲介を主力とする。売上高は94億円から110億円へと増加し、営業利益率は18%前後で安定している。同業の大東建託やロボットホームと比較し、規模は中規模だが、収益性は非常に高い。地域密着型のサービスで強固な顧客基盤を築いており、内需依存ながら安定した成長を続けている。特に管理物件数の拡大が収益を牽引し、今後の市場拡大も見込まれる。ただし、地域集中のリスクがあり、新規エリアへの展開が課題。
強み
- 営業利益率18%を維持し、業界でも屈指。
- 売上高が毎年増加し、堅調な拡大。
- 特定地域で高いシェアを確保。
- ストック型ビジネスで収益が安定。
課題
- 特定エリアへの依存でリスク分散不足。
- 大手企業との競争が激しさを増す。
- 不動産規制や税制の変化が影響。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
不動産業の時価総額近傍。太字が長栄
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2981ランディックス | 125億円 | 6.8倍 |
| 2 | 8904AVANTIA | 123億円 | 9.0倍 |
| 3 | 8945サンネクスタグループ | 118億円 | 17.5倍 |
| 4 | 3236プロパスト | 102億円 | 5.2倍 |
| 5 | 463Aインテリックスホールディングス | 102億円 | 5.1倍 |
| 6 | 2993長栄 | 99億円 | 9.9倍 |
| 7 | 2983アールプランナー | 94億円 | 7.6倍 |
| 8 | 5527property technologies | 91億円 | 8.3倍 |
| 9 | 1783fantasista | 83億円 | — |
| 10 | 3246コーセーアールイー | 72億円 | 10.2倍 |
| 11 | 5533エリッツホールディングス | 71億円 | 9.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 29件
長田修による個人創業から法人化へ(1980-1988)
長栄の起源は1980年8月、長田修が京都市伏見区内で個人事業として不動産管理業を始めたことにさかのぼる。1988年4月に株式会社長栄を設立し法人化した。設立当初は個人事業の規模を引き継ぐ小規模な経営であったが、翌1989年12月には本社を第5長栄アストロビル(京都市伏見区)へ移転。このビルは後に自社物件として取得され、不動産賃貸事業の第1号となる物件である。創業から法人化までの8年間で、地域に根差した管理ノウハウを蓄積した。
管理センター一号店の開設と初の自社物件取得(1990-1995)
1990年4月、京都市右京区に管理センターの第1号店となる西京極センター(現ベルヴィかどの)を開設し、賃貸管理業務の拠点を拡大した。1991年3月には本社が入居する第5長栄アストロビルを取得し、不動産賃貸事業に本格参入。1993年5月には滋賀県大津市に瀬田センターを開設し、府県を越えた事業拡大を開始した。1995年9月には仲介営業店舗1号店を西京極センター内に開設し、管理と仲介の複合モデルを構築した。この時期に管理と賃貸の両輪体制の基礎が固まった。
Bellevieブランドの確立とグループ会社の整備(2003-2007)
2003年4月、全管理センターの名称を「Bellevie(ベルヴィ)」に統一し、ブランド力を強化した。同時期に株式会社eガレージシステム(2003年1月設立)や株式会社マンション・リフォーム(同年2月株式交換で子会社化)をグループに加え、事業領域を拡大。2004年には長栄ネットワークをファイバーフロント株式会社に商号変更、2006年にはマンション・リフォームを株式会社ヴィークルに改称した。2007年11月にはグリーン保証株式会社を設立し、入居者保証サービスをグループ内に取り込んだ。これらの子会社は後に統合されていくことになる。
関東・中部・九州へのエリア拡大(2006-2024)
2006年6月、大阪市北区にベルヴィ大阪を開設し、大阪府に初進出。2018年8月には名古屋市天白区にベルヴィ名古屋を開設し、中部エリアへ。2019年10月には東京都港区にベルヴィ六本木(現ベルヴィ東京)を開設し、首都圏に進出。2022年8月には千葉県松戸市にベルヴィ千葉を開設し、千葉県で管理拠点を増やした。2024年8月には福岡県北九州市にベルヴィ北九州を開設し、九州エリアに初めて進出した。各進出に際しては、まず自社物件を購入して管理戸数を確保し、その後管理受託を拡大する手法がとられた。
子会社の統合によるグループ再編(2012-2020)
2012年4月、BellevieClub株式会社を設立し入居者会員組織を法人化したが、2017年4月には同社を株式会社長栄に吸収合併。2018年4月には株式会社ヴィークルを、2019年4月には長栄グローバルリース株式会社を、2020年10月には株式会社eガレージシステムをそれぞれ合併し、グループを単純な構造に再編した。これにより子会社はグリーン保証株式会社とアリーズ一般社団法人の2社(後に3社)に集約され、管理・賃貸のコア事業に経営資源を集中させた。
東京証券取引所への上場とスタンダード市場移行(2021-2022)
2021年12月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。これにより資金調達手段の多様化と企業認知度の向上を図った。上場から約4ヶ月後の2022年4月には、東証の市場区分見直しに伴いスタンダード市場へ移行した。上場後も積極的に物件取得を進め、管理戸数は2022年3月期から2026年3月期の間に約3,000戸増加した。上場はさらなる成長のための布石となった。
年表29件を開く
1980年代
- 1980年8月創業長田修が京都市伏見区内にて個人で不動産管理業を営む長栄を創業
- 1988年4月創業株式会社長栄 設立
- 1989年12月第5長栄アストロビル(京都市伏見区)へ本社移転(現在の登記上の本店所在地)
1990年代
- 1990年4月京都市右京区に賃貸管理センター(以下、管理センター)の1号店となる西京極センター(現ベルヴィかどの)を開設
- 1991年3月第5長栄アストロビルを取得し、不動産賃貸業を開始
- 1993年5月瀬田センター(滋賀県大津市)を開設(滋賀県初出店)
- 1995年9月仲介営業店舗1号店 西京極センター(京都市右京区)を開設
2000年代
- 2000年2月瀬田センターを移転し、仲介営業店に管理センターを複合した瀬田センターを開設(現ベルヴィ瀬田)
- 2003年1月株式会社eガレージシステム 設立(100%子会社)
- 2003年2月M&A株式交換により、株式会社マンション・リフォームを子会社化(100%子会社)
- 2003年4月「Bellevie(ベルヴィ)」ブランド立上げ 全管理センターを名称変更
- 2004年3月商号変更子会社の長栄ネットワーク株式会社の商号を、ファイバーフロント株式会社に変更
- 2006年3月商号変更子会社の株式会社マンション・リフォームの商号を、株式会社ヴィークルに変更
- 2006年6月大阪市北区に仲介営業店と管理センターの複合店、大阪営業所(現ベルヴィ大阪)を開設(大阪府初出店)
- 2007年11月グリーン保証株式会社 設立(100%子会社)
- 2008年10月入居者様向け会員組織「Bellevie Club(ベルヴィクラブ)」を開設
2010年代
- 2012年4月BellevieClub株式会社 設立(100%子会社)
- 2012年12月本社機能をNo.60京都烏丸万寿寺ビル(京都市下京区)に移転
- 2017年4月M&A株式会社長栄が、BellevieClub株式会社を合併
- 2018年4月M&A株式会社長栄が、株式会社ヴィークルを合併
- 2018年7月創業アリーズ一般社団法人 設立
- 2018年8月名古屋市天白区にベルヴィ名古屋を開設(愛知県初出店)
- 2019年4月M&A株式会社長栄が、長栄グローバルリース株式会社を合併
- 2019年10月東京都港区にベルヴィ六本木(現ベルヴィ東京)を開設(東京都初出店)
2020年代
- 2020年10月M&A株式会社長栄が、株式会社eガレージシステムを合併
- 2021年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
- 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場へ移行
- 2022年8月千葉県松戸市にベルヴィ千葉を開設(千葉県初出店)
- 2024年8月北九州市小倉北区にベルヴィ北九州を開設(福岡県初出店)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
管理物件戸数の増加
管理物件戸数(自社物件含む)の増加により営業基盤の拡大を図る。入居者満足度向上とオーナーからの信頼獲得を通じて新規受託につなげる。
- 02
金利上昇への対応
変動金利借入が主体のため金利動向を注視し、価格転嫁や金利上昇への対応手段を検討。自社物件購入には厳しい収益基準を設ける。
- 03
物価高への対応と機会獲得
原価上昇を売上に転嫁し、オーナー物件の賃料改定を支援。新築価格高騰や金利上昇を賃貸需要増加の機会と捉え事業拡大に活かす。
- 04
人的資本経営の強化
優秀な人材の確保・育成に取り組み、自己研鑽支援や子育て支援などのサポートで多様な人材が活躍できる環境を強化。評価制度見直しも実施。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で261人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は505万円で、4期前と比べて+8.7%。平均年齢は35.5歳、平均勤続年数は8.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 465 | 34.9 | 8.0 | 241 | — |
| 2023年3月 | 464 | 35.1 | 7.8 | 242 | — |
| 2024年3月 | 462 | 35.3 | 7.9 | 250 | — |
| 2025年3月 | 475 | 35.5 | 8.0 | 254 | 709 |
| 2026年3月 | 505 | 35.5 | 8.4 | 261 | 766 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は110億円、営業利益は20億円。前期と比べると増収増益で、売上が+10.0%、利益が+11.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 115億円 | 110億円 |
| 営業利益 | 23億円 | 20億円 |
| 純利益 | 9億円 | 10億円 |
| 1株あたり配当 | ¥100 | ¥100 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は30億円、営業利益は8億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+30.4%、営業利益は+33.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 24 | — | — | 4 |
| 2024年1Q | 23 | 6 | 26.1 | 3 |
| 2024年2Q | 23 | 5 | 21.7 | 4 |
| 2024年3Q | 22 | 5 | 22.7 | 4 |
| 2024年4Q | 26 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 49 | 11 | 22.4 | 6 |
| 2025年4Q | 51 | 7 | 13.7 | 15 |
| 2026年2Q | 53 | 9 | 17.0 | 5 |
| 2026年4Q | 57 | 11 | 19.3 | 5 |
| 2027年1Q | 30 | 8 | 26.7 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2018年3月期からの9期で、売上は68億円から110億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は18.2%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| アリーズ一般社団法人 設立 | |||||
| 2018年3月 | 68 | — | 9 | — | 12 |
| 株式会社長栄が、長栄グローバルリース株式会社を合併 | |||||
| 2019年3月 | 79 | — | 15 | — | 11 |
| 株式会社長栄が、株式会社eガレージシステムを合併 | |||||
| 2020年3月 | 83 | — | 16 | — | 10 |
| 東京証券取引所市場第二部に株式を上場 | |||||
| 2021年3月 | 80 | — | 14 | — | 10 |
| 千葉県松戸市にベルヴィ千葉を開設(千葉県初出店) | |||||
| 2022年3月 | 85 | — | 16 | — | 16 |
| 2023年3月 | 92 | — | 20 | — | 14 |
| 北九州市小倉北区にベルヴィ北九州を開設(福岡県初出店) | |||||
| 2024年3月 | 94 | — | 15 | — | 13 |
| 2025年3月 | 100 | 18 | 15 | 18.0 | 21 |
| 2026年3月 | 110 | 20 | 14 | 18.2 | 10 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高110億円のうち、営業利益として残るのは20億円で18.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の9.1%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.3%74億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.5%16億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益18.2%20億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2026年3月期は営業CFが26億円、投資CFが−78億円で、差し引きのフリーCFは−52億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は117億円で、売上の12.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 23 | −38 | 13 | −15 | 65 |
| 2021年3月 | 22 | −31 | 11 | −9 | 67 |
| 2022年3月 | 37 | 7 | −29 | 44 | 81 |
| 2023年3月 | 20 | −57 | 27 | −37 | 71 |
| 2024年3月 | 32 | −20 | 15 | 12 | 98 |
| 2025年3月 | 19 | −42 | 41 | −23 | 116 |
| 2026年3月 | 26 | −78 | 54 | −52 | 117 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2026年3月期の総資産は730億円。このうち返さなくてよい自己資本が123億円で、自己資本比率は16.8%(業種中央値32.8%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 403 | 62 | 341 | 15.5 |
| 2019年3月 | 477 | 59 | 418 | 12.3 |
| 2020年3月 | 501 | 56 | 445 | 11.2 |
| 2021年3月 | 522 | 63 | 459 | 12.0 |
| 2022年3月 | 536 | 88 | 448 | 16.4 |
| 2023年3月 | 569 | 95 | 474 | 16.7 |
| 2024年3月 | 607 | 103 | 504 | 16.9 |
| 2025年3月 | 667 | 119 | 548 | 17.9 |
| 2026年3月 | 730 | 123 | 607 | 16.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
不動産業 131社との比較
同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で131社中26位あたり、逆に低いのは自己資本比率で131社中128位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,214で、1年前と比べて+10.0%。過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.9倍 |
| PER (会社予想) | 10.5倍 |
| PBR | 0.83倍 |
| 配当利回り | 4.52% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月13日に2264円へ上昇し、前日比5.06%高。25日移動平均線を約5.2%上回り、75日線と200日線の上に位置。7月27日以来の上昇で、上値抵抗線を突破した格好。出来高も7300株と活発化し、買いが集まっている。52週高値2749円にはまだ距離があるが、1カ月で5%上昇しており、上昇トレンドへの転換が期待される。RSIは67.6と強気圏にあり、短期的な上昇余地がある一方、過熱感も出始めている。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERが9.49倍と業界平均の14.11倍を下回り、PBRが0.76倍と1倍を大きく割り込んでいる。配当利回りは5.87%と平均の3.16%を大きく上回り、株主還元は手厚い。ROEは8.2%と業界平均に近い水準。2025年3月期は営業利益率が18%と高く、収益性は良好だが、2026年3月期は純利益が減益見通し。割安である一方、業績の先行きには不透明感があり、成長鈍化のリスクを考慮する必要がある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.9倍 | 14.9倍 |
| PER (予想) | 10.5倍 | — |
| PBR | 0.83倍 | 1.84倍 |
| ROE | 8.2% | 11.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績は堅調で、2025年3月期は営業利益率18%と高水準。強気派は、太陽光発電など再生可能エネルギー事業の成長や、建設需要の安定を評価する。弱気派は、不動産市況の変動リスクや、太陽光発電の固定価格買取制度終了後の収益低下を懸念する。また、特定地域への依存度の高さも議論の的。
- 安定した収益基盤
過去3期連続で売上増、純利益も増加傾向。
- 再生可能エネルギー事業
太陽光発電所の開発・運営が成長分野。
- 高水準の収益性
営業利益率18%と業界平均を上回る。
- 売上高100億円から110億円へ10%増収通年影響中
2026年3月期売上高110億円、前期比10%増
- 営業利益18億円から20億円へ増益通年影響中
2026年3月期営業利益20億円、前期比11.1%増
- PBR0.76倍と割安感が強い通年影響弱
PBR0.7587倍と1倍割れ
- 配当利回り5.87%の高水準が下支え継続影響弱
配当利回り5.87%と相対的に高く
- 不動産市況の変動リスク
建設・分譲は景気の影響を受けやすい。
- FIT終了の影響
太陽光発電の売電収入が減少する可能性。
- 地域依存度の高さ
京都中心の事業展開で、地域経済の悪化に脆弱。
- 純利益率が21%から9%へ急低下通年影響中
純利益率は9.09%と前期の21%から低下
- PER9.49倍と安いが減益で逆張りリスク通年影響中
純利益半減でPER9.49倍の割安は幻想になり得る
- 外国人保有比率0.3%と流動性が低い継続影響弱
外国人持ち株比率0.3%と極めて低い
- 純利益21億円から10億円へ半減通年影響強
2026年3月期純利益10億円、前期21億円から約52%減
- 売上高
- 事業全体の規模と成長性を測る基本指標。
- 営業利益率
- 高収益性が維持できるか監視する。
- 太陽光発電の稼働率
- 再エネ事業の収益への貢献度を把握。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり100円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは4.52%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 100 | — | 32.3 |
| 2024年3月 | 107 | 7.0 | 37.1 |
| 2025年3月 | 125 | 16.8 | 26.5 |
| 2026年3月 | 125 | 0.0 | 55.1 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥100
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,990人。区分でいちばん多いのは個人・その他で86.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が12.7%を占め、残る87.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 87.7 | 88.5 | 87.4 | 86.7 | 86.5 |
| 事業法人 | 9.6 | 10.0 | 10.8 | 12.7 | 12.7 |
| 自己株式 | — | 2.3 | 2.3 | 1.3 | 1.9 |
| 証券会社 | 1.9 | 0.6 | 0.9 | 0.3 | 0.5 |
| 外国法人 | 0.5 | 0.3 | 0.2 | 0.2 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 金融機関 | 0.3 | 0.5 | 0.7 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 長田 修 | 34.45 |
| 02 | 長田 久美子 | 14.53 |
| 03 | OSAフィールド株式会社 | 8.16 |
| 04 | 長田 栄臣 | 2.06 |
| 05 | 浅原 正和 | 1.56 |
| 06 | 株式会社グッドアット | 1.41 |
| 07 | 長栄従業員持株会 | 1.14 |
| 08 | 舩井 渉 | 1.12 |
| 09 | 山本 光伸 | 1.10 |
| 10 | 田中 健司 | 1.10 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-16OSAフィールド株式会社変更報告8.16%
- 2026-06-29OSAフィールド株式会社新規の大量保有報告8.16%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で−100%、1株純資産は9期で−100%。直近期のROEは8.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 340,744 | 1,754,452 | 19.0 | — | 117.4 |
| 2019年3月 | 297 | 1,652 | 17.5 | — | 134.6 |
| 2020年3月 | 276 | 1,524 | 17.1 | — | 32.9 |
| 2021年3月 | 266 | 1,700 | 16.5 | — | 34.2 |
| 2022年3月 | 401 | 1,967 | 20.8 | 4.2 | 26.2 |
| 2023年3月 | 310 | 2,169 | 15.0 | 6.7 | 32.3 |
| 2024年3月 | 289 | 2,347 | 12.7 | 7.7 | 37.1 |
| 2025年3月 | 471 | 2,703 | 18.6 | 4.5 | 26.5 |
| 2026年3月 | 227 | 2,804 | 8.2 | 10.6 | 55.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額396百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約15倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 長田修 | 代表取締役 会長執行役員 | 77 | 1,541,400 |
| 舩井渉 | 代表取締役 社長執行役員 | 51 | 50,000 |
| 中澤和宏 | 取締役 上席執行役員 | 51 | 17,000 |
| 田中直樹 | 取締役 上席執行役員 | 55 | 22,245 |
| 田中伸 | 取締役 | 73 | 500 |
| 石畑成人 | 取締役 | 64 | — |
| 鈴木百世 | 常勤監査役 | 51 | 500 |
| 田川芳和 | 監査役 | 76 | 500 |
| 平野貢 | 監査役 | 71 | 500 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 282 | 86 | 376 | 75 |
| 社外取締役 | 4 | 12 | — | 12 | 3 |
| 監査役 | 1 | 7 | — | 8 | 8 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,071字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,419字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,030字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,932字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第38期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
- 半期報告書半期報告書-第38期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第37期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-20
- 半期報告書半期報告書-第37期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第36期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第36期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第36期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第36期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第35期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第35期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第35期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第35期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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